JP2022102790A - オンライン接客システム、サーバ、オンライン接客方法、及びプログラム - Google Patents

オンライン接客システム、サーバ、オンライン接客方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ウェブサイトを訪問した顧客へのオンラインでの接客をシームレスに進めることができるオンライン接客システム等を提供する。【解決手段】サーバは、事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報を含むURLを生成するURL生成部と、顧客端末が該URLにアクセスしてきた際に、URLを解析し、接客担当を判別するための情報を抽出するURL解析部と、URLにアクセスしてきた顧客端末にアカウントを発行するアカウント管理部と、上記アカウントと接客担当を判別するための情報に基づいて判別されるスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、顧客端末を接客ルームに接続する接客ルーム管理部と、上記スタッフが使用する事業者端末を呼び出す呼出制御部と、を備え、接客ルーム管理部は、呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、接客ルームに接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信ネットワークを介して接客をするためのオンライン接客システム、サーバ、オンライン接客方法、及びプログラムに関する。
近年、不動産物件の賃貸や売買、中古自動車の購入、旅行の申込みなど、様々な取引をするための情報提供が、通信ネットワークを介して行われている。
例えば、特許文献1には、インターネットを介して不動産業者のコンピュータシステムから不動産物件情報を自動的に収集すると共に、これをインターネット経由で一般ユーザのコンピュータシステムに配信したり、不動産業者とユーザ間における成約情報を関連業者のコンピュータに配信したりする不動産関連情報配信システムが開示されている。
特許文献1において、特定の物件に興味を覚えたユーザは、ウェブサイトに設けられた所定のボタンをクリックし、画面に表示された問合せ用の入力フォームに、氏名、住所、電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレス等の情報を入力して送信する。これを受けたサーバは、当該ユーザを特定の空き物件情報と関連付けた上で、予約ユーザデータベース内に登録すると共に、ユーザの情報が記述された電子メールを、空き物件情報を提供した不動産業者のメールアドレスに宛てて送信する(特許文献1の段落0024及び図8参照)。このようにして不動産業者はユーザ(顧客)の情報を取得し、電子メール、電話、FAX等で直接連絡し、内覧日を決定したりする。
また、近年では、ウェブ会議を設定してオンラインで接客したり、パノラマ画像やVR(Virtual Reality)画像を用いてオンラインで内覧をさせたりすることもある。
例えば、特許文献2には、顧客端末からコミュニケーションIDの発行要求を受信すると、サーバがコミュニケーションIDを発行すると共に、顧客端末から顧客アドレスを取得し、コミュニケーションIDと顧客アドレスとを関連付けて記憶し、ユーザ端末から、所定のコミュニケーションIDと関連付けられた顧客アドレスによって識別される顧客端末とのコミュニケーションの開始要求を受信すると、ユーザ端末と顧客端末との関連付けを設定した上、互いに関連付けられたユーザ端末及び顧客端末上に展開される画面を同期させるコミュニケーション支援装置が開示されている。
特開2003-067468号公報 特開2017-168106号公報
ウェブサイトにおいて物件に興味を持ったとしても、問い合わせ用のフォームへの入力を面倒と感じ、入力を止めてしまう顧客は多い。また、物件に少し興味を持っただけにもかかわらず、事業者に個人情報を提供することに躊躇する顧客もいる。さらに、顧客がフォームを送信した場合であっても、事業者からレスポンスが来るまでに時間がかかったり、時間を予測できなかったりするため、顧客にとっては不便である。このような実情から、顧客がウェブサイトを訪問したにもかかわらず、フォームへの入力及び送信がネックとなり、事業者が接客の機会を得られないケースが多い。
また、特許文献2においては、ユーザ(事業者)がウェブページ上に説明資料等を展開し、これを顧客と共有しながら商談や商品説明等を行うにあたって、ユーザは顧客に対し、所定のウェブページからコミュニケーションIDを取得するよう事前に要求し、顧客は取得したコミュニケーションIDを事前に電話によってユーザに通知しなければならない。
つまり、現状では、ウェブサイトを訪問した顧客に対して、オンラインによる個別の接客をしようとしても、フォームへの入力や、メールや電話による連絡といった手順を介在させざるを得ず、オンライン上でシームレスに接客に移行することができない。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ウェブサイトを訪問した顧客へのオンラインでの接客をシームレスに進めることができるオンライン接客システム、サーバ、オンライン接客方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様であるオンライン接客システムは、事業者のスタッフが使用する事業者端末と、顧客が使用する顧客端末と、通信ネットワークを介して前記事業者端末及び前記顧客端末と接続されるサーバと、を備えるオンライン接客システムであって、前記サーバは、事業者端末から受信した情報に基づいて、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報と、特定の商品等を識別する情報と、を含むURLを生成するURL生成部と、前記顧客端末が前記URLにアクセスしてきた際に、前記URLを解析して前記接客担当を判別するための情報を抽出すると共に、前記特定の商品等を識別する情報を抽出するURL解析部と、前記URLにアクセスしてきた前記顧客端末を識別するためのアカウントを発行するアカウント管理部と、当該サーバに接続された端末の間において映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームであって、前記アカウントと、前記接客担当を判別するための情報に基づいて判別される少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、前記顧客端末を該接客ルームに接続した状態で待機させる接客ルーム管理部と、前記少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントに基づいて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出す呼出制御部と、前記事業者が扱う商品等に関するコンテンツデータを格納するコンテンツデータ記憶部と、前記URLから抽出された前記特定の商品等を識別する情報に基づいて、前記コンテンツデータ記憶部から当該特定の商品等に関するコンテンツデータを読み出し、前記顧客端末に送信する通信制御部と、を備え、前記接客ルーム管理部は、呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、当該事業者端末を前記接客ルームに接続し、前記通信制御部は、前記コンテンツデータ記憶部から読み出した前記特定の商品等に関するコンテンツデータを、さらに、前記接客ルームに接続した前記事業者端末に送信するものである。
上記オンライン接客システムにおいて、前記コンテンツデータは、前記特定の商品等を紹介するためのパノラマ画像データ又はVR画像データを含んでも良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記特定の商品等を識別する情報が、前記接客担当を判別するための情報としても用いられても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記サーバは、前記顧客端末が前記接客ルームに接続している間、所定のトリガーに応じて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出しても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記サイトに、前記顧客端末が接客開始を要求するためのボタンが設けられ、前記所定のトリガーは、前記顧客端末による前記ボタンへの操作であっても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記呼出制御部が複数の事業者端末を呼び出した場合、前記接客ルーム管理部は、最初に応答を受け付けた事業者端末を前記接客ルームに接続しても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記接客担当を判別するための情報は、前記事業者の組織において特定の商品等を扱うグループを識別する情報であっても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記接客担当を判別するための情報は、前記グループに所属する少なくとも1人のスタッフを識別する情報に関連付けられていても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記サーバは、前記顧客端末が前記URLに予め設定された時間帯以外の時間にアクセスしてきた場合、顧客が希望する予約日時とメールアドレス又は携帯電話番号とを前記顧客端末に要求し、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするための予約用URLであって、前記接客担当を判別するための情報と特定の商品等を識別する情報とを含み、前記予約日時を含む期間に有効な予約用URLを生成し、前記メールアドレス又は前記携帯電話番号宛てにメール又はショートメッセージサービスにより送信しても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記サーバは、前記URLを、前記特定の商品等に関するウェブサイトに埋め込むウェブ管理部をさらに備えても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記サーバは、前記URLを表す2次元コードを、前記特定の商品等に関するウェブサイトに表示しても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記事業者端末は、前記URLを取得し、該URLを表す2次元コードを印刷媒体に出力しても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記サーバは、前記URLをメール又はショートメッセージサービスを利用して前記顧客端末に送信しても良い。
上記オンライン接客システムにおいて、前記接客担当を判別するための情報は、特定の商品等に関する情報を含んでも良い。
本発明の別の態様であるサーバは、事業者のスタッフが使用する事業者端末及び顧客が使用する顧客端末と、通信ネットワークを介して接続されるサーバであって、事業者端末から受信した情報に基づいて、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報と、特定の商品等を識別する情報と、を含むURLを生成するURL生成部と、前記顧客端末が前記URLにアクセスしてきた際に、前記URLを解析して前記接客担当を判別するための情報を抽出すると共に、前記特定の商品等を識別する情報を抽出するURL解析部と、前記URLにアクセスしてきた前記顧客端末を識別するためのアカウントを発行するアカウント管理部と、当該サーバに接続された端末の間において映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームであって、前記アカウントと、前記接客担当を判別するための情報に基づいて判別される少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、前記顧客端末を該接客ルームに接続した状態で待機させる接客ルーム管理部と、前記少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントに基づいて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出す呼出制御部と、前記事業者が扱う商品等に関するコンテンツデータを格納するコンテンツデータ記憶部と、前記URLから抽出された前記特定の商品等を識別する情報に基づいて、前記コンテンツデータ記憶部から当該特定の商品等に関するコンテンツデータを読み出し、前記顧客端末に送信する通信制御部と、を備え、前記接客ルーム管理部は、呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、当該事業者端末を前記接客ルームに接続し、前記通信制御部は、前記コンテンツデータ記憶部から読み出した前記特定の商品等に関するコンテンツデータを、さらに、前記接客ルームに接続した前記事業者端末に送信するものである。
本発明のさらに別の態様であるオンライン接客方法は、事業者のスタッフが使用する事業者端末と、顧客が使用する顧客端末と、通信ネットワークを介して前記事業者端末及び前記顧客端末と接続されるサーバと、を備えるオンライン接客システムにおいて実行されるオンライン接客方法であって、事業者端末から受信した情報に基づいて、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報と、特定の商品等を識別する情報と、を含むURLを生成するステップと、前記顧客端末が前記URLにアクセスしてきた際に、前記URLを解析して前記接客担当を判別するための情報を抽出すると共に、前記特定の商品等を識別する情報を抽出するステップと、前記URLにアクセスしてきた前記顧客端末を識別するためのアカウントを発行するステップと、当該サーバに接続された端末の間において映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームであって、前記アカウントと、前記接客担当を判別するための情報に基づいて判別される少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、前記顧客端末を該接客ルームに接続した状態で待機させるステップと、前記少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントに基づいて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出すステップと、前記URLから抽出された前記特定の商品等を識別する情報に基づいて、前記事業者が扱う商品等に関するコンテンツデータを格納する記憶部から当該特定の商品等に関するコンテンツデータを読み出し、前記顧客端末に送信するステップと、前記呼び出すステップにおいて呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、当該事業者端末を前記接客ルームに接続するステップと、前記記憶部から読み出された前記特定の商品等に関するコンテンツデータを、さらに、前記接客ルームに接続した前記事業者端末に送信するステップと、を含むものである。
本発明のさらに別の態様であるプログラムは、事業者のスタッフが使用する事業者端末及び顧客が使用する顧客端末と、通信ネットワークを介して接続されるコンピュータに実行させるプログラムであって、事業者端末から受信した情報に基づいて、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報と、特定の商品等を識別する情報と、を含むURLを生成するステップと、前記顧客端末が前記URLにアクセスしてきた際に、前記URLを解析して前記接客担当を判別するための情報を抽出すると共に、前記特定の商品等を識別する情報を抽出するステップと、前記URLにアクセスしてきた前記顧客端末を識別するためのアカウントを発行するステップと、当該サーバに接続された端末の間において映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームであって、前記アカウントと、前記接客担当を判別するための情報に基づいて判別される少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、前記顧客端末を該接客ルームに接続した状態で待機させるステップと、前記少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントに基づいて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出すステップと、前記URLから抽出された前記特定の商品等を識別する情報に基づいて、前記事業者が扱う商品等に関するコンテンツデータを格納する記憶部から当該特定の商品等に関するコンテンツデータを読み出し、前記顧客端末に送信するステップと、前記呼び出すステップにおいて呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、当該事業者端末を前記接客ルームに接続するステップと、前記記憶部から読み出された前記特定の商品等に関するコンテンツデータを、さらに、前記接客ルームに接続した前記事業者端末に送信するステップと、を実行させるものである。
本発明によれば、接客担当を判別するための情報及び特定の商品等を識別する情報を含むURLにアクセスしてきた顧客端末に対してアカウントを発行すると共に、URLを解析することにより判別されるスタッフに関連するアカウントと上記アカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、さらに、特定の商品等に関するコンテンツデータを顧客端末及び接客ルームに接続した事業者端末に送信するので、顧客端末に上記URLにアクセスさせることにより、ウェブサイトを訪問した顧客へのオンラインでの接客をシームレスに進めることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るオンライン接客システムの概略構成を示す図である。 図1に示すサーバの概略構成を示すブロック図である。 図2に示すコンテンツデータベースに格納される情報を例示する表である。 図1に示す事業者端末の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す顧客端末の概略構成を示すブロック図である。 URLを発行する処理を示すシーケンス図である。 URL発行画面を例示する模式図である。 物件を紹介するウェブサイトを例示する模式図である。 オンライン接客を提供する処理を示すシーケンス図である。 URLに接続後に顧客端末に表示される画面を例示する模式図である。 接客開始後に顧客端末に表示される接客画面を例示する模式図である。 接客開始後に事業者端末に表示される接客画面を例示する模式図である。 営業時間外に実行される予約受付処理を示すシーケンス図である。 顧客端末に表示される予約画面を例示する模式図である。 本発明の変形例において表示されるURL発行画面を例示する模式図である。
以下、本発明の実施形態に係るオンライン接客システム、サーバ、オンライン接客方法、及びプログラムについて、図面を参照しながら説明する。なお、これらの実施形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
以下においては、本実施形態に係るオンライン接客システムを、不動産賃貸の仲介業に適用する場合を例として説明するが、適用可能な業種はこれに限定されない。例えば、中古車販売業、旅行代理業、結婚式場の紹介サービス業、保険契約の媒介業など様々な業種に対して、本実施形態に係るオンライン接客システムを適用することができる。
本出願において、商品等とは、顧客が対価を支払って購入する商品、又は、顧客が対価を支払って受けるサービスを含むものとする。具体例として、不動産賃貸の仲介業においては不動産物件、中古車販売業においては自動車、旅行代理業においてはパック旅行や旅館の各部屋、結婚式場の紹介サービス業においては結婚式場やレストラン、保険契約の媒介業においては保険商品が、それぞれの業種における商品等に該当する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るオンライン接客システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、オンライン接客システム1は、商品等を提供する事業者が、顧客に対してオンラインで接客をするためのシステムであり、サーバ10と、事業者が使用する事業者端末20と、顧客が使用する顧客端末30とを備える。
ここで、図1においては、サーバ10を1つのみ図示しているが、後述するサーバ10の各機能を、通信ネットワークNに接続された複数のハードウェアによって実行することとしても良い。また、図1においては、複数の事業者端末20及び複数の顧客端末30を図示しているが、事業者端末20及び顧客端末30はそれぞれ少なくとも1つあれば良い。各顧客は、自身が使用する顧客端末30を所望のタイミングでサーバ10にアクセスさせることにより、所望のタイミングで個別に接客を受けることができる。
サーバ10、事業者端末20、及び顧客端末30は、通信ネットワークNを介して接続されている。通信ネットワークNは、例えば、インターネット回線、電話回線、LAN、専用線、移動体通信網、WiFi(Wireless Fidelity)、ブルートゥース(登録商標)等の通信回線、又はこれらの組み合わせによって構成され、有線、無線、又はこれらの組み合わせのいずれであっても良い。
図2は、サーバ10の概略構成を示すブロック図である。サーバ10は、例えば、演算処理能力の高いホストコンピュータによって構成され、図2に示すように、通信部11と、記憶部12と、プロセッサ13とを有する。
通信部11は、サーバ10を通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークNに接続された他の機器との間で通信を行う通信インタフェースである。通信部11は、例えばソフトモデム、ケーブルモデム、無線モデム、ADSLモデム等を用いて構成される。
記憶部12は、例えばROMやRAMといった半導体メモリやハードディスク等のコンピュータ読取可能な記憶媒体を用いて構成される。記憶部12は、オペレーティングシステムプログラム及びドライバプログラムに加えて、各種機能を実行するアプリケーションプログラムや、これらのプログラムの実行中に使用される各種パラメータ等を記憶する。詳細には、記憶部12は、各種プログラム及びパラメータを記憶するプログラム記憶部121と、ウェブデータ記憶部122と、コンテンツデータ記憶部123と、ユーザ情報データベース(DB)124と、接客情報データベース(DB)125と、コンテンツデータベース(DB)126とを含む。
詳細には、プログラム記憶部121は、事業者端末20と顧客端末30とを接続し、事業者のスタッフにオンラインによる接客をさせるための各種処理をプロセッサ13に実行させるプログラムを記憶する。
ウェブデータ記憶部122は、当該事業者のウェブサイトを構成するための各種データを格納する。例えば、ウェブデータ記憶部122は、個々の商品等を紹介するサイトや、商品等を検索するサイトを構成するためのデータを格納する。また、ウェブデータ記憶部122は、接客を開始する際に顧客端末30に表示させる接客サイトの画面を構成するデータや、接客中に事業者端末20及び顧客端末30に表示させる接客画面を構成するデータ等を格納する。
コンテンツデータ記憶部123は、オンライン接客中に顧客に提示される画像や音声といったコンテンツのデータを記憶する。コンテンツには、不動産物件(以下、物件)に関する詳細な情報の他、物件の外観や内装等が写ったパノラマ画像やVR(Virtual Reality)画像等が含まれる。これらの画像は、動画であっても良いし、静止画であっても良い。
ユーザ情報データベース124は、事業者のスタッフに関する情報を格納する。スタッフに関する情報は、好ましくは、事業者の組織を構成するグループごとに作成されている。スタッフに関する情報は、例えば、グループを識別するためのID、グループ名、グループアカウント、グループが担当する物件のエリアやカテゴリ(後述)、グループに所属するスタッフのID、氏名、ログインアカウントといった情報を含む。
接客情報データベース125は、事業者のスタッフと顧客との間で行われる接客に関する情報を格納する。接客に関する情報は、顧客に対して発行されたアカウント、接客を担当するスタッフのスタッフID又はスタッフが所属するグループのグループID、接客の開始時刻及び終了時刻、関連する物件ID、接客中に収集されたトラッキング情報といった情報を含む。
コンテンツデータベース126は、商品等に関する情報を格納するデータベースであり、本実施形態においては物件に関する情報を格納する。図3は、コンテンツデータベース126に格納される情報を例示する表である。不動産賃貸の仲介業の場合、商品等に関する情報は、特定の物件を識別する情報としての物件ID、物件の名称、物件の住所、物件の住所が含まれるエリア、物件のカテゴリ(単身向け、ファミリー向け、法人向け等)、担当スタッフ又は担当グループのID又は名称、当該物件が掲載される媒体(ウェブサイト、チラシ等)、当該物件のコンテンツデータ及びウェブデータが記憶されている記憶領域のアドレスといった情報を含む。
なお、コンテンツデータベース126に格納される情報は、オンライン接客システム1が適用される業種(商品等)に応じて適宜設定することができる。例えば、商品等が中古車である場合、販売エリア、車種、メーカー、価格帯等の情報を格納しても良い。また、商品等が旅行パックである場合、旅行先のエリア、国、日数(長期、中期、短期等)、交通手段(航空機、船舶、寝台車等)の情報を格納しても良い。これらの情報は、商品等を分類し、接客担当を判別するために利用することができる。
プロセッサ13は、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いて構成され、プログラム記憶部121に記憶されたプログラムを読み込むことにより、サーバ10の各部を統括的に制御すると共に、事業者端末20及び顧客端末30との間で情報を送受信することにより、オンライン接客をするための各種機能を実現する。プロセッサ13がプログラム記憶部121に記憶されたプログラムを読み込むことにより実現される機能部には、各種情報を管理する情報管理部14と、オンライン接客時における通信制御を管理する通信制御管理部15とが含まれる。
詳細には、情報管理部14は、URL生成部141と、ウェブ管理部142と、アカウント管理部143と、コンテンツデータ管理部144とを含む。
URL生成部141は、事業者端末20から受信した情報に基づいて、事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、少なくとも接客担当を判別するための情報を含むURLを発行する。このURLは、特定の物件を識別する情報(例えば物件IDや物件の名称)を含んでも良い。ここで、接客担当を判別するための情報は、スタッフIDのように、個々のスタッフを特定する情報であっても良いし、グループIDのように、複数のスタッフIDと紐付けられた情報であっても良い。
或いは、物件IDや物件のエリア又はカテゴリなどの物件に関する情報を、接客担当を判別するための情報として用いても良い。物件に関する情報に基づいてコンテンツデータベース126やユーザ情報データベース124を検索することにより、当該物件と関連付けられたグループIDやスタッフIDを取得することができるからである。或いは、物件IDに基づいてコンテンツデータベース126を検索することにより、当該物件のエリアやカテゴリを抽出し、エリアやカテゴリと紐づけられたグループやスタッフを接客担当として判別することもできる。
また、URL生成部141は、URLの有効期間、接客対応が可能な時間帯(営業時間)、URLが表示される媒体など様々な情報をURLに含めても良い。
ウェブ管理部142は、ウェブデータ記憶部122に格納された情報を用いて、当該事業者のウェブサイトを管理する。また、ウェブ管理部142は、URL生成部141により生成されたURLを、当該URLを特定の物件に関するウェブサイトに埋め込む処理を実行する。
アカウント管理部143は、オンライン接客を受けるために顧客端末30がサーバ10にアクセスしてきた際に、顧客端末30を識別するためのアカウントを発行する。
コンテンツデータ管理部144は、コンテンツデータベース126に格納された情報に基づいて、コンテンツデータ記憶部123に記憶されているコンテンツデータを管理する。具体的には、コンテンツデータ管理部144は、物件IDに基づいて当該物件に関連するコンテンツを検索するといった処理を実行する。
通信制御管理部15は、URL解析部151と、ユーザ判別部152と、接客ルーム管理部153と、呼出制御部154と、通信制御部155とを含む。
URL解析部151は、顧客端末30が、URL生成部141により生成されたURLにアクセスしてきた際に、このURLを解析し、URLに含まれる情報(例えば、接客担当を判別するための情報や特定の物件を識別する情報)を抽出する。
ユーザ判別部152は、URL解析部151により抽出された接客担当を判別するための情報に基づいて、接客を担当させるスタッフを判別する。例えば、URLにスタッフIDが含まれている場合には、当該スタッフIDより識別されるスタッフが接客担当として判別される。また、例えば、URLにグループIDが含まれている場合には、当該グループIDにより識別されるグループに所属するスタッフ全員が接客担当として判別される。或いは、URLに含まれる物件IDが含まれる場合、当該物件IDと直接又は間接的に関連付けられたグループやスタッフを接客担当として判別しても良い。
接客ルーム管理部153は、通信ネットワークNを介してサーバ10と接続された端末同士の間で映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームを生成し、これらの端末間の接続管理を行う。詳細には、接客ルーム管理部153は、アカウント管理部143により発行されたアカウントと、ユーザ判別部152により判別されたスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、顧客端末30と当該スタッフが使用する事業者端末20とをこの接客ルームを介して接続する。スタッフに関連するアカウントは、判別されたスタッフの各々に付与されているユーザアカウントであっても良いし、スタッフが所属するグループのグループアカウントであっても良い。
呼出制御部154は、接客担当を判別するための情報に基づいて判別されたスタッフが使用している事業者端末20を呼び出す。なお、判別されたスタッフが複数存在する場合、呼出制御部154は、これらのスタッフがそれぞれ使用している複数の事業者端末20に対して呼出しを行う。
通信制御部155は、サーバ10にアクセスしてきた端末に対し、所定の画面を表示させるためのデータを送信したり、端末から送信されたデータを受信するといった通信制御を行う。また、通信制御部155は、URL解析部151により抽出された特定の物件を識別する情報に基づいて、コンテンツデータ記憶部123から当該特定の物件に関するコンテンツデータを読み出し、接客ルームに接続している顧客端末30に送信すると共に、同じ接客ルームに接続した事業者端末20に送信する。
図4は、事業者端末20の概略構成を示すブロック図である。事業者端末20は、例えば、汎用のデスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピュータや、タブレット端末等を用いて構成することができる。
図4に示すように、事業者端末20は、通信部21と、操作入力部22と、表示部23と、撮像部24と、音声出入力部25と、記憶部26と、プロセッサ27とを備える。
通信部21は、当該事業者端末20を通信インターネットNに接続し、通信ネットワークNに接続された他の機器との間で通信を行う通信インタフェースである。詳細には、通信部21は、サーバ10からの呼出しを受け付ける呼出受信部211と、接客ルームを介して接続された顧客端末30との間で映像及び音声による通信を行うビデオ送受信部212とを含む。
操作入力部22は、例えば、操作ボタン、キーボード、マウス、表示部23上に設けられたタッチパネル等の入力デバイスであり、外部からなされる操作を受け付け、操作に応じた信号をプロセッサ27に入力する。
表示部23は、例えば液晶又は有機EL(エレクトロルミネッセンス)によって形成された表示パネル及び駆動部を含むディスプレイである。
撮像部24は、例えばコンピュータに外付けされたウェブカメラ又はコンピュータに内蔵されたカメラであり、事業者端末20を操作するスタッフを動画撮影し、映像データを生成する。
音声出入力部25は、例えば一般的なマイクロフォン及びサウンドプレイヤである。
記憶部26は、例えばROMやRAMといった半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な記憶媒体を用いて構成される。記憶部26は、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種機能を実行するアプリケーションプログラム、及び、これらのプログラムの実行中に使用される各種パラメータ等を記憶する。詳細には、記憶部26は、サーバ10を介して事業者端末20を顧客端末30に接続して通信させ、事業者のスタッフにオンラインによる接客をさせるための各種処理をプロセッサ27に実行させるプログラムを記憶する。
プロセッサ27は、例えばCPUを用いて構成され、記憶部26に記憶された各種プログラムを読み込むことにより、事業者端末20の各部を統括的に制御すると共に、サーバ10を介して事業者端末20を顧客端末30に接続して通信させ、事業者のスタッフにオンラインによる接客をさせるための各種処理を実行する。プロセッサ27が記憶部26に記憶されたプログラムを実行することにより実現される機能部には、通信管理部271と、表示制御部272と、演算部273とが含まれる。
通信管理部271は、通信部21におけるデータ送受信の動作を管理する。例えば、通信管理部271は、サーバ10から呼出しを受けた場合に、操作入力部22から入力される信号に応じて応答し、接客ルームに接続要求を送信するよう通信部21を制御する。また、通信管理部271は、ビデオ送受信部212における映像データ及び音声データの送受信の開始及び終了を管理する。
表示制御部272は、表示部23における画像や各種情報の表示を制御する。例えば、表示制御部272は、サーバ10から受信したデータに基づいて所定の画面を表示部23に表示させる。また、表示制御部272は、サーバ10から受信したコンテンツデータに基づいてパノラマ画像やVR画像を表示部23に表示させ、顧客端末30から受信した視点情報(後述)に基づいてこれらの画像の表示領域を変化させるといった制御を行う。
演算部273は、画像処理や音声データの処理、その他の演算処理を実行する。
図5は、顧客端末30の概略構成を示すブロック図である。顧客端末30は、例えば、汎用のデスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等を用いて構成することができる。
図5に示すように、顧客端末30は、通信部31と、操作入力部32と、表示部33と、撮像部34と、音声出入力部35と、記憶部36と、プロセッサ37とを備える。顧客端末30のハードウェアの構成は、基本的に事業者端末20と同様である。
通信部31は、サーバ10に対して事業者端末20の呼出しを送信する呼出送信部311と、接客ルームを介して接続された事業者端末20との間で映像及び音声による通信を行うビデオ送受信部212とを含む。
記憶部36は、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種機能を実行するアプリケーションプログラム、及び、これらのプログラムの実行中に使用される各種パラメータ等を記憶する。
プロセッサ37は、記憶部36に記憶された各種プログラムを読み込むことにより、顧客端末30の各部を統括的に制御する。プロセッサ37が記憶部36に記憶されたプログラムを実行することにより実現される機能部には、通信管理部371と、表示制御部372と、演算部373とが含まれる。
通信管理部371は、通信部31におけるデータ送受信の動作を管理する。例えば、通信管理部371は、操作入力部32から入力される信号に応じて、事業部端末20との接続要求をサーバ10に送信するよう通信部21を制御する。また、通信管理部371は、ビデオ送受信部312における映像データ及び音声データの送受信の開始及び終了を管理する。
表示制御部372は、表示部33における画像や各種情報の表示を制御する。例えば、表示制御部372は、サーバ10から受信したデータに基づいて所定の画面を表示部33に表示させる。また、表示制御部372は、サーバ10から受信したコンテンツデータに基づいてパノラマ画像やVR画像を表示部33に表示させ、操作入力部32から入力される信号に基づいてこれらの画像の表示領域を変化させるといった制御を行う。
演算部373は、画像処理や音声データの処理、その他の演算処理を実行する。
次に、オンライン接客システム1の動作について説明する。図6は、URLを発行する処理を示すシーケンス図である。
まず、事業者端末20は、サーバ10にURL発行画面を要求する(ステップS101)。これに応じて、サーバ10は、URL発行画面を事業者端末20に送信する(ステップS102)。事業者端末20は、受信したURL発行画面を表示部23に表示する(ステップS103)。
図7は、事業者端末20の表示部23に表示されるURL発行画面を例示する模式図である。図7に示すURL発行画面は、物件情報の入力欄M11と、接客担当を判別するための情報としての所属グループ情報の入力欄M12と、発行ボタンM13とを含む。これらの入力欄M11,M12に入力される情報は、URLに含められるURL情報である。URL発行画面には、これ以外にも、URLに含める様々な情報の入力欄を設けても良い。例えば、URLの作成日、URLの有効期限、接客対応が可能な時間帯(即ち営業時間)、物件のエリアやカテゴリ等の情報を入力させても良い。また、所属グループの代わりに、個々のスタッフのIDを入力させても良い。
事業者端末20は、URL発行画面の各入力欄M11,M12へのURL情報の入力を受け付け(ステップS104)、さらに発行ボタンM13に対する操作(例えばクリック操作又はタップ操作)を検知すると、サーバ10にURL情報を送信することにより、URL発行を要求する(ステップS105)。
サーバ10は、URL情報を受信すると(ステップS106)、受信したURL情報に基づいてURLを生成する(ステップS107)。当該URLには、オンライン接客用のサイトのアドレスに加え、物件を識別する情報としての物件IDと、接客担当を判別するための情報としてのグループIDとが含まれる。
続いて、サーバ10は、生成したURLを、当該物件に関するウェブサイトの所定の位置に埋め込む(ステップS108)。これにより、URLの発行処理は終了する。
図8は、物件を検索するウェブサイトを例示する模式図である。図8に示すウェブサイトには、複数の物件情報表示欄M21が設けられている。各物件情報表示欄M21には、物件の概要情報が掲載されると共に、発行されたURLが埋め込まれた問合せボタンM22が設けられている。なお、発行されたURLは必ずしもボタン等のアイコンに埋め込む必要はなく、URLのテキストをそのまま表示しても良いし、URLを表す2次元コード(例えばQRコード(登録商標))を表示しても良い。
図9は、オンライン接客を提供する処理を示すシーケンス図である。なお、営業時間中、事業者端末20はスタッフIDで当該オンライン接客システム1にログインしているものとする。
顧客端末30は、物件を検索するウェブサイト(図8参照)にアクセスし、所望の物件情報表示欄M21に埋め込まれたURLにアクセスする操作(例えば問合せボタンM22へのタップ操作)を検知すると(ステップS121)、当該URLへの接続をサーバ10に要求する(ステップS122)。
サーバ10は、接続を要求されたURLを解析してURL情報を抽出する(ステップS123)。
また、サーバ10は、顧客端末30に対してアカウントを発行し(ステップS124)、発行したアカウント情報を接客情報データベース125に格納する(ステップS125)。
続いて、サーバ10は、抽出したURL情報に基づいて、接客ルームに接続させるアカウント間のペアリングを行う(ステップS126)。詳細には、サーバ10は、接客担当を判別するための情報(本実施形態においてはグループID)に基づいてユーザ情報データベース124を検索し、当該グループIDに紐付けられたスタッフのアカウント(スタッフID)と、ステップS124において発行されたアカウントとを関連付け、接客情報データベース125に登録する。
続いてサーバ10は、ステップS124において発行した顧客のアカウントをログインさせる(ステップS127)。さらに、当該アカウントでログインした顧客端末30と、当該アカウントと関連付けられたアカウント(スタッフID)でログインした事業者端末20とが接続可能な接客ルームを生成し(ステップS128)、顧客端末30を接客ルームに接続する(ステップS129)。これにより、顧客は、接客ルームで待機している状態となる。
サーバ10は、抽出したURL情報に含まれる物件IDに基づいて、物件に関するコンテンツデータを、コンテンツデータ記憶部123から顧客端末30にダウンロードさせる(ステップS130)。
図10は、URLに接続後の顧客端末30に表示される画面を例示する模式図である。図10に示す画面には、接客開始を要求するための開始ボタンM24が設けられている。なお、この画面に、物件に関するさらに詳しい情報を表示しても良いし、ダウンロードされた物件のコンテンツを表示しても良い。
顧客端末30は、開始ボタンM24に対する操作を検知すると(ステップS131)、接客開始をサーバ10に要求する(ステップS132)。つまり、顧客は、開始ボタンM24を操作することにより、所望のタイミングで接客を開始させることができる。
サーバ10は、顧客端末30から受信した接続開始の要求をトリガーとして、顧客のアカウントと関連付けられたスタッフIDでログインしている事業者端末20に対し、呼出しを送信する(ステップS133)。この呼出しに対して事業者端末20が応答すると(ステップS134)、サーバ10は、応答した事業者端末20の接客ルームへの入室(即ち、接続)を許可する(ステップS135)。
ここで、顧客のアカウントと関連付けられたスタッフIDによりログインしている事業者端末20が複数存在する場合、サーバ10は、ステップS133において複数の事業者端末20に呼出しを送信し、ステップS135において最初に応答した事業者端末20のみを接客ルームに入室させる。
続いて、サーバ10は、抽出したURL情報に含まれる物件IDに基づいて、物件に関するコンテンツデータを、コンテンツデータ記憶部123から事業者端末20にダウンロードさせる(ステップS136)。
事業者端末20にコンテンツデータがダウンロードされると、顧客端末30でログインした顧客に対し、事業者端末20でログインしたスタッフによるオンラインの接客が開始される。即ち、事業者端末20と顧客端末30との間で、映像データ及び音声データが双方向で送受信される(ステップS137)。また、事業者端末20と顧客端末30との間で画面共有できることとしても良い。
図11は、接客開始後に事業者端末20に表示される接客画面を例示する模式図である。図12は、接客開始後に顧客端末30に表示される接客画面を例示する模式図である。
図11に示すように、顧客端末30に表示される接客画面には、応対中のスタッフの画像が表示される顔表示欄M25と、ダウンロードされたコンテンツデータに基づくパノラマ画像が表示される画像表示欄M26と、接客ルームから退室して接客を終了させるための退室ボタンM27とが設けられている。
図12に示すように、事業者端末20に表示される接客画面には、接客相手である顧客の画像が表示される顔表示欄M15と、ダウンロードされたコンテンツデータに基づくパノラマ画像が表示される画像表示欄M16とが設けられている。この他、物件に関する詳細情報や間取り図等を接客画面に表示しても良い。
顧客端末30は、画像表示欄M26に表示された画像に対する所定の操作(例えば、タップ操作やスワイプ操作)を検知すると(ステップS138)、当該操作に応じて画像表示を変更する(ステップS139)。詳細には、顧客端末30は、操作に応じて、画像の表示領域や向きを変化させたり、画像を拡大・縮小させたりする。つまり、顧客は、画像表示を変化させることにより、相対的に、画像に対する自身の視点を変化させることができる。
また、顧客端末30は、画像表示欄M26に表示された画像に対する操作の情報を、視点情報として事業者端末20に送信する(ステップS140)。事業者端末20は、受信した視点情報に基づいて、画像表示欄M16における画像表示を変更する(ステップS141)。つまり、事業者端末20の画像表示欄M16には、顧客端末30の画像表示欄M26と同じ画像が表示される。これにより、スタッフは、顧客と視点を共有し、顧客が物件のどこに興味を示しているか等を把握することができる。
また、顧客端末30は、操作入力部32による操作情報を、トラッキング情報としてサーバ10に送信する(ステップS142)。サーバ10は、受信したトラッキング情報を接客情報データベース125に格納する(ステップS143)。このようにトラッキング情報を格納しておくことにより、顧客がパノラマ画像のどこに注目していたかといった情報を蓄積することができる。
このようなステップS137~S143の処理は、接客ルームが開設されている間(即ち、事業者端末20と顧客端末30が接続されている間)、繰り返される。
顧客端末30は、退室ボタンM27に対する操作を検知すると(ステップS144)、退室通知をサーバ10に送信する(ステップS145)。これに応じて、サーバ10は接客ルームを閉鎖し、事業者端末20と顧客端末との間の接続を解除する(ステップS146)。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態においては、物件を識別する情報(例えば物件ID)と、接客担当を判別するための情報(例えばグループID)とを含むURLを発行すると共に、当該物件に関するウェブサイトにこのURLを埋め込み、URLにアクセスしてきた顧客端末に対してアカウントを発行することにより、当該顧客端末と接客担当の事業者端末とが接続可能な接客ルームを生成する。そのため、顧客は、物件の検索サイト等において所望の物件を見つけたときに、そのサイトに埋め込まれたURLにアクセスすることにより、シームレスにオンラインによる接客を受けることができる。
また、本実施形態においては、URLにアクセスした顧客端末に対して新たなアカウントを発行するので、同じURLに複数の顧客端末がアクセスしてきた場合であっても、それぞれの顧客端末に対して個別の接客ルームが生成される。また、それぞれの接客ルームに対して別の事業者端末が接続される。従って、スタッフは、顧客に対して個別に対応することができる。
また、本実施形態においては、接客担当を判別するための情報としてグループIDを用いるので、顧客端末が接客ルームに接続されると、複数の事業者端末に呼出しが送信される。従って、接客ルームに対してすぐに事業者端末を接続できる確率が高くなり、顧客をあまり待たせることなく接客を開始することができる。
また、本実施形態においては、物件のエリアやカテゴリと関連付けられたグループやスタッフを接客担当として設定することができるので、顧客は、当該物件に詳しいスタッフから実のある接客を受けることができる。
また、本実施形態においては、物件を識別する情報をURLに含めるので、接客ルームを生成した際に、当該物件に関するコンテンツを顧客端末及び事業者端末に自動でダウンロードさせることができる。従って、顧客と事業者とは同じコンテンツを参照しながら、スムーズに商談を進めることができる。
また、本実施形態においては、URLが表示される媒体に関する情報をURLに含めることができるので、顧客端末30がアクセスしたURLを解析することにより、媒体による広告効果を把握するなど、マーケティングに役立てることもできる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態において、顧客端末30が接客用のURLにアクセスしたタイミング(図9のステップS121参照)が、事業者の営業時間外ということもあり得る。そのような場合、サーバ10は接客の予約を受け付けるようにしても良い。図13は、営業時間外に実行される予約受付処理を示すシーケンス図である。図14は、URLへの接続後に顧客端末30に表示される予約画面を例示する模式図である。
顧客端末30は、所望の物件情報表示欄M21(図8参照)に埋め込まれたURLにアクセスする操作(例えば問合せボタンM22へのタップ操作)を検知すると(ステップS151)、当該URLへの接続をサーバ10に要求する(ステップS152)。
サーバ10は、接続を要求されたURLを解析する(ステップS153)。
また、サーバ10は、図14に例示する予約画面を顧客端末30に送信する(ステップS154)。これに応じて、顧客端末30は予約画面を表示する(ステップS155)。
図14に示す予約画面には、顧客が希望する予約日時の入力欄M31と、顧客のメールアドレスの入力欄M32と、予約ボタンM33とが設けられている。或いは、予約画面に携帯電話番号の入力欄を設けても良い。
顧客端末30は、入力欄M31,M32への入力を受け付け(ステップS156)、さらに予約ボタンM33に対する操作を検知すると、予約日時及びメールアドレスを含む予約情報をサーバ10に送信する(ステップS157)。
これに応じて、サーバ10は、予約用URLを生成する(ステップS158)。予約用URLは、事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、少なくとも接客担当を判別するための情報に加えて、顧客端末30から受信した予約日時を含む有効期間を表す情報を含んでいる。なお、予約用URLは、特定の物件を識別する情報を含んでも良い。
サーバ10は、生成した予約用URLを顧客端末30に送信し(ステップS159)、顧客端末30は予約用URLを受信する(ステップS160)。また、サーバ10は、予約用URLを、顧客端末30から受信したメールアドレス宛に送信する。或いは、ショートメッセージサービス(SMS)を利用して、携帯電話番号宛に予約用URLを送信しても良い。
さらに、サーバ10は、予約日時及びメールアドレスを物件IDに紐付けた予約情報を生成し、記憶部12に格納する(ステップS161)。
その後、顧客端末30が、予約日時(即ち、URLの有効期間内)に予約用URLにアクセスすると、図9に示す処理が実行される。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、事業者の営業時間外に顧客端末30がURLにアクセスした場合であっても、顧客はその場で簡単に接客の予約をすることができる。従って、事業者は、接客の機会損失を抑制することができる。
(変形例1)
上記第1の実施形態においては、サーバ10において生成したURLを、特定の物件に関するウェブサイトに埋め込むこととした。しかしながら、URLを表す情報を、ウェブサイト以外の媒体に付加しても良い。
例えば、サーバ10が、図6のステップS107において生成したURL又はURLを表す2次元コード(例えばQRコード(登録商標))を事業者端末20に送信し、事業者端末20において、URL又は2次元コードを、特定の物件に関するポスター、雑誌、チラシ、新聞広告等の印刷媒体に出力することとしても良い。
この場合、顧客は、印刷媒体に表示された2次元コードをスマートフォン等で読み取ることにより、その場でオンラインによる接客を受けることが可能になり、利便性を高めることができる。また、媒体に関する情報をURLに含めることにより、顧客端末30がアクセスしてきたURLを解析して、マーケティングに役立てることもできる。
(変形例2)
図15は、本発明の変形例2において表示されるURL発行画面を例示する模式図である。本変形例2においては、図6のステップS103において、図15に例示するURL発行画面を表示しても良い。このURL発行画面は、物件情報の入力欄M11、所属グループ情報の入力欄M12、及び発行ボタンM13に加え、顧客の氏名及びメールアドレスの入力欄M14と、有効期限の入力欄M15とが設けられている。或いは、このURL発行画面に、携帯電話番号の入力欄を設けても良い。
事業者が顧客から事前に問い合わせを受けるなどして、顧客のメールアドレス等を把握している場合には、これらの情報をURL発行画面の入力欄M14に入力する。この場合、サーバ10は、図6のステップS108の代わりに、生成したURLを、顧客のメールアドレス宛に送信する。或いは、ショートメッセージサービスを利用して、顧客の携帯電話番号宛にURLを送信しても良い。顧客は、受信したメールやショートメッセージに記載されたURLに、有効期限内にアクセスすることにより(図9のステップS121参照)、オンラインによる接客を受けることができる。
本発明は、上記第1及び第2の実施形態並びに変形例に限定されるものではなく、上記第1及び第2の実施形態並びに変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、上記第1及び第2の実施形態並びに変形例に示した全構成要素からいくつかの構成要素を除外して形成しても良いし、上記第1及び第2の実施形態並びに変形例に示した構成要素を適宜組み合わせて形成しても良い。
1…オンライン接客システム、10…サーバ、11,21,31…通信部、12,26,36…記憶部、13,27,37…プロセッサ、14…情報管理部、15…通信制御管理部、20…事業者端末、22,32…操作入力部、23,33…表示部、24,34…撮像部、25,35…音声出入力部、30…顧客端末、121…プログラム記憶部、122…ウェブデータ記憶部、123…コンテンツデータ記憶部、124…ユーザ情報データベース(DB)、125…接客情報データベース(DB)、126…コンテンツデータベース(DB)、141…URL生成部、142…ウェブ管理部、143…アカウント管理部、144…コンテンツデータ管理部、151…URL解析部、152…ユーザ判別部、153…接客ルーム管理部、154…呼出制御部、155…通信制御部、211…呼出受信部、212,312…ビデオ送受信部、271,371…通信管理部、272,372…表示制御部、273,373…演算部、311…呼出送信部


Claims (17)

  1. 事業者のスタッフが使用する事業者端末と、顧客が使用する顧客端末と、通信ネットワークを介して前記事業者端末及び前記顧客端末と接続されるサーバと、を備えるオンライン接客システムであって、
    前記サーバは、
    事業者端末から受信した情報に基づいて、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報と、特定の商品等を識別する情報と、を含むURLを生成するURL生成部と、
    前記顧客端末が前記URLにアクセスしてきた際に、前記URLを解析して前記接客担当を判別するための情報を抽出すると共に、前記特定の商品等を識別する情報を抽出するURL解析部と、
    前記URLにアクセスしてきた前記顧客端末を識別するためのアカウントを発行するアカウント管理部と、
    当該サーバに接続された端末の間において映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームであって、前記アカウントと、前記接客担当を判別するための情報に基づいて判別される少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、前記顧客端末を該接客ルームに接続した状態で待機させる接客ルーム管理部と、
    前記少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントに基づいて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出す呼出制御部と、
    前記事業者が扱う商品等に関するコンテンツデータを格納するコンテンツデータ記憶部と、
    前記URLから抽出された前記特定の商品等を識別する情報に基づいて、前記コンテンツデータ記憶部から当該特定の商品等に関するコンテンツデータを読み出し、前記顧客端末に送信する通信制御部と、
    を備え、
    前記接客ルーム管理部は、呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、当該事業者端末を前記接客ルームに接続し、
    前記通信制御部は、前記コンテンツデータ記憶部から読み出した前記特定の商品等に関するコンテンツデータを、さらに、前記接客ルームに接続した前記事業者端末に送信する、オンライン接客システム。
  2. 前記コンテンツデータは、前記特定の商品等を紹介するためのパノラマ画像データ又はVR画像データを含む、請求項1に記載のオンライン接客システム。
  3. 前記特定の商品等を識別する情報が、前記接客担当を判別するための情報としても用いられる、請求項1又は2に記載のオンライン接客システム。
  4. 前記サーバは、前記顧客端末が前記接客ルームに接続している間、所定のトリガーに応じて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出す、請求項1~3のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  5. 前記サイトに、前記顧客端末が接客開始を要求するためのボタンが設けられ、
    前記所定のトリガーは、前記顧客端末による前記ボタンへの操作である、請求項4に記載のオンライン接客システム。
  6. 前記呼出制御部が複数の事業者端末を呼び出した場合、前記接客ルーム管理部は、最初に応答を受け付けた事業者端末を前記接客ルームに接続する、請求項1~5のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  7. 前記接客担当を判別するための情報は、前記事業者の組織において特定の商品等を扱うグループを識別する情報である、請求項1~6のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  8. 前記接客担当を判別するための情報は、前記グループに所属する少なくとも1人のスタッフを識別する情報に関連付けられている、請求項7に記載のオンライン接客システム。
  9. 前記サーバは、前記顧客端末が前記URLに予め設定された時間帯以外の時間にアクセスしてきた場合、顧客が希望する予約日時とメールアドレス又は携帯電話番号とを前記顧客端末に要求し、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするための予約用URLであって、前記接客担当を判別するための情報と特定の商品等を識別する情報とを含み、前記予約日時を含む期間に有効な予約用URLを生成し、前記メールアドレス又は前記携帯電話番号宛てにメール又はショートメッセージサービスにより送信する、請求項1~8のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  10. 前記サーバは、前記URLを、前記特定の商品等に関するウェブサイトに埋め込むウェブ管理部をさらに備える、請求項1~9のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  11. 前記サーバは、前記URLを表す2次元コードを、前記特定の商品等に関するウェブサイトに表示する、請求項1~9のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  12. 前記事業者端末は、前記URLを取得し、該URLを表す2次元コードを印刷媒体に出力する、請求項1~9のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  13. 前記サーバは、前記URLをメール又はショートメッセージサービスを利用して前記顧客端末に送信する、請求項1~9のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  14. 前記接客担当を判別するための情報は、特定の商品等に関する情報を含む、請求項1~13のいずれか1項に記載のオンライン接客システム。
  15. 事業者のスタッフが使用する事業者端末及び顧客が使用する顧客端末と、通信ネットワークを介して接続されるサーバであって、
    事業者端末から受信した情報に基づいて、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報と、特定の商品等を識別する情報と、を含むURLを生成するURL生成部と、
    前記顧客端末が前記URLにアクセスしてきた際に、前記URLを解析して前記接客担当を判別するための情報を抽出すると共に、前記特定の商品等を識別する情報を抽出するURL解析部と、
    前記URLにアクセスしてきた前記顧客端末を識別するためのアカウントを発行するアカウント管理部と、
    当該サーバに接続された端末の間において映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームであって、前記アカウントと、前記接客担当を判別するための情報に基づいて判別される少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、前記顧客端末を該接客ルームに接続した状態で待機させる接客ルーム管理部と、
    前記少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントに基づいて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出す呼出制御部と、
    前記事業者が扱う商品等に関するコンテンツデータを格納するコンテンツデータ記憶部と、
    前記URLから抽出された前記特定の商品等を識別する情報に基づいて、前記コンテンツデータ記憶部から当該特定の商品等に関するコンテンツデータを読み出し、前記顧客端末に送信する通信制御部と、
    を備え、
    前記接客ルーム管理部は、呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、当該事業者端末を前記接客ルームに接続し、
    前記通信制御部は、前記コンテンツデータ記憶部から読み出した前記特定の商品等に関するコンテンツデータを、さらに、前記接客ルームに接続した前記事業者端末に送信する、サーバ。
  16. 事業者のスタッフが使用する事業者端末と、顧客が使用する顧客端末と、通信ネットワークを介して前記事業者端末及び前記顧客端末と接続されるサーバと、を備えるオンライン接客システムにおいて実行されるオンライン接客方法であって、
    事業者端末から受信した情報に基づいて、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報と、特定の商品等を識別する情報と、を含むURLを生成するステップと、
    前記顧客端末が前記URLにアクセスしてきた際に、前記URLを解析して前記接客担当を判別するための情報を抽出すると共に、前記特定の商品等を識別する情報を抽出するステップと、
    前記URLにアクセスしてきた前記顧客端末を識別するためのアカウントを発行するステップと、
    当該サーバに接続された端末の間において映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームであって、前記アカウントと、前記接客担当を判別するための情報に基づいて判別される少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、前記顧客端末を該接客ルームに接続した状態で待機させるステップと、
    前記少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントに基づいて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出すステップと、
    前記URLから抽出された前記特定の商品等を識別する情報に基づいて、前記事業者が扱う商品等に関するコンテンツデータを格納する記憶部から当該特定の商品等に関するコンテンツデータを読み出し、前記顧客端末に送信するステップと、
    前記呼び出すステップにおいて呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、当該事業者端末を前記接客ルームに接続するステップと、
    前記記憶部から読み出された前記特定の商品等に関するコンテンツデータを、さらに、前記接客ルームに接続した前記事業者端末に送信するステップと、
    を含むオンライン接客方法。
  17. 事業者のスタッフが使用する事業者端末及び顧客が使用する顧客端末と、通信ネットワークを介して接続されるコンピュータに実行させるプログラムであって、
    事業者端末から受信した情報に基づいて、前記事業者の接客用のサイトにアクセスするためのURLであって、接客担当を判別するための情報と、特定の商品等を識別する情報と、を含むURLを生成するステップと、
    前記顧客端末が前記URLにアクセスしてきた際に、前記URLを解析して前記接客担当を判別するための情報を抽出すると共に、前記特定の商品等を識別する情報を抽出するステップと、
    前記URLにアクセスしてきた前記顧客端末を識別するためのアカウントを発行するステップと、
    当該サーバに接続された端末の間において映像及び音声による通信をさせる場である接客ルームであって、前記アカウントと、前記接客担当を判別するための情報に基づいて判別される少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントとに関連付けられた接客ルームを生成し、前記顧客端末を該接客ルームに接続した状態で待機させるステップと、
    前記少なくとも1人のスタッフに関連するアカウントに基づいて、前記少なくとも1人のスタッフが使用する事業者端末を呼び出すステップと、
    前記URLから抽出された前記特定の商品等を識別する情報に基づいて、前記事業者が扱う商品等に関するコンテンツデータを格納する記憶部から当該特定の商品等に関するコンテンツデータを読み出し、前記顧客端末に送信するステップと、
    前記呼び出すステップにおいて呼び出された事業者端末からの応答を受け付け、当該事業者端末を前記接客ルームに接続するステップと、
    前記記憶部から読み出された前記特定の商品等に関するコンテンツデータを、さらに、前記接客ルームに接続した前記事業者端末に送信するステップと、
    を実行させるプログラム。
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