JP2022102654A - 歯ブラシ - Google Patents

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侑 吉川
Yu Yoshikawa
悠湖 石川
Yuko Ishikawa
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Abstract

【課題】刷毛の太さが異なる刷毛束が平線を用いて別々の植毛穴に植毛されている構成を備えつつも、刷毛束の植毛効率の低下抑制、及び、刷毛の植毛穴からの抜け落ち抑制、を共に実現可能な構成を備える、歯ブラシを提供する。【解決手段】本発明に係る歯ブラシは、複数の刷毛からなる刷毛束が、植毛面に形成されている複数の植毛穴それぞれに、平線を用いて二つ折りにされた状態で植設されている、歯ブラシであって、一の植毛穴に植設されている、複数の第1刷毛からなる第1刷毛束と、別の植毛穴に植設されている、複数の第2刷毛からなる第2刷毛束と、を備え、前記複数の第2刷毛は、前記複数の第1刷毛の任意の刷毛より太い、複数の太刷毛を含み、前記複数の太刷毛それぞれの、延在方向と直交する断面視での断面形状は、五角形状から八角形状までのいずれかの凸多角形状である。【選択図】図5

Description

本発明は歯ブラシに関する。
従来から、刷毛束が平線を用いて植毛穴に植毛されている歯ブラシが知られている。特許文献1には、この種の歯ブラシが記載されている。また、特許文献2には、ブリッスル束を、平線を用いて植毛穴に植毛する植毛機が記載されている。
実用新案登録第3140194号公報 特許第4854467号公報
特許文献1には、平線を用いて刷毛束を植毛穴に植え込むことで、刷毛としてのフィラメントが稠密に束ねられることが記載されている。
しかしながら、刷毛の形状、刷毛の断面寸法、刷毛の消耗穴への植毛数、等が異なる複数種の刷毛束それぞれを、平線を用いて別の植毛穴に植毛する場合、植毛機の変更を要するという問題がある。特許文献2にも記載されているように、植毛機の変更は手間であり、刷毛束の植毛効率が低下する。その一方で、植毛機を変更せずに植毛を強行すると、例えば、一部の刷毛束において、植毛穴での刷毛の植毛密度が低下するおそれがある。かかる場合には、歯ブラシの使用時に、刷毛が植毛穴から抜け落ちる可能性がある。
本発明は、刷毛の太さが異なる刷毛束が平線を用いて別々の植毛穴に植毛されている構成を備えつつも、刷毛束の植毛効率の低下抑制、及び、刷毛の植毛穴からの抜け落ち抑制、を共に実現可能な構成を備える、歯ブラシを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての歯ブラシは、複数の刷毛からなる刷毛束が、植毛面に形成されている複数の植毛穴それぞれに、平線を用いて二つ折りにされた状態で植設されている、歯ブラシであって、一の植毛穴に植設されている、複数の第1刷毛からなる第1刷毛束と、別の植毛穴に植設されている、複数の第2刷毛からなる第2刷毛束と、を備え、
前記複数の第2刷毛は、前記複数の第1刷毛の任意の刷毛より太い、複数の太刷毛を含み、前記複数の太刷毛それぞれの、延在方向と直交する断面視での断面形状は、五角形状から八角形状までのいずれかの凸多角形状である。
本発明の1つの実施形態として、前記第2刷毛束の前記複数の第2刷毛は、前記太刷毛のみにより構成されている。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の太刷毛それぞれの、前記断面視での断面形状は、同一形状である。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の太刷毛それぞれの、前記断面視での断面形状は、凸六角形状である。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の太刷毛それぞれの、前記断面視での最大径は、略等しい。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の太刷毛は、側面の凸角部が螺旋状に延在するスパイラル毛を含む。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の太刷毛は、前記複数の第1刷毛の任意の刷毛より長い、長刷毛を含む。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の太刷毛は、前記長刷毛のみにより構成されている。
本発明によれば、刷毛の太さが異なる刷毛束が平線を用いて別々の植毛穴に植毛されている構成を備えつつも、刷毛束の植毛効率の低下抑制、及び、刷毛の植毛穴からの抜け落ち抑制、を共に実現可能な構成を備える、歯ブラシを提供することができる。
本発明の一実施形態としての歯ブラシを示す図である。 図1に示す歯ブラシのヘッド部を拡大して示す図である。 図1に示す歯ブラシのヘッド部の側面図である。 図2に示す第1刷毛束及び第2刷毛束の概要を説明するための説明図である。 図3及び図4のI-I線に沿う断面図のうち、第2刷毛束が植毛されている植毛穴内を示す断面図である。 図3及び図4のI-I線に沿う断面図のうち、第1刷毛束が植毛されている植毛穴内を示す断面図である。 第2刷毛束の太刷毛の断面形状の別の例を示す図である。 図2に示す第2刷毛束を構成する複数の第2刷毛に含まれる1本の太刷毛を拡大して示す図である。 図2に示すヘッド部の植毛領域及び植毛密度を説明するための図である。 図2に示すヘッド部の変形例を示す図である。 異なる断面形状を有する太刷毛についての植毛穴での植毛密度の差を示す図である。
以下、本発明に係る歯ブラシの実施形態について図面を参照して例示説明する。各図において共通する構成には同一の符号を付している。
図1は、本発明に係る歯ブラシの一実施形態としての歯ブラシ1を示す図である。図1に示すように、本実施形態の歯ブラシ1は、柄部2と、ヘッド部3と、を備える。
柄部2は、歯ブラシ1の使用時に、使用者が把持する部分である。柄部2は、長尺な棒状の外形を有している。ヘッド部3は、柄部2の延在方向の一端に連なっている。より具体的に、本実施形態のヘッド部3は、柄部2に連なる植毛台11と、この植毛台11に植毛されているブラシ部12と、を備える。植毛台11は、ブラシ部12が植毛される植毛面11aを備える。
柄部2及びヘッド部3の植毛台11は、例えば、ポリプロピレン樹脂を素材として一体成形されている。但し、柄部2及びヘッド部3の植毛台11は、別体で形成され、接合されたものであってもよい。また、柄部2及びヘッド部3の植毛台11の形成材料は、ポリプロピレン樹脂に限られず、他の樹脂であってもよい。
本実施形態の歯ブラシ1は、長尺な柄部2と、この長尺な柄部2に連なるヘッド部3と、により構成されているが、その構成は特に限定されない。歯ブラシ1は、ブラシ部12、及び、このブラシ部12が植毛される植毛面11aを備える構成であればよく、例えば柄部2の形状など、歯ブラシ1のその他の構成は特に限定されない。
上述したように、本実施形態の歯ブラシ1では、ブラシ部12、及び、このブラシ部12が植毛される植毛面11aが、ヘッド部3に設けられている。以下、図2~図9及び図11を参照して、本実施形態のヘッド部3の詳細について説明する。
図2は、図1に示す歯ブラシ1のヘッド部3を拡大して示す図である。より具体的に、図2は、ヘッド部3を植毛面11a側から見た、ヘッド部3の正面図である。以下、説明の便宜上、柄部2と連なるヘッド部3の基端(図2では下端)と、その反対側のヘッド部3の先端(図2では上端)と、を結ぶ直線方向(図2では上下方向)を、「ヘッド部3の長手方向A」、又は、単に「長手方向A」、と記載する。また、図2において、ヘッド部3の長手方向Aと直交する方向(図2では左右方向)を、「ヘッド部3の短手方向B」、又は、単に「短手方向B」、と記載する。更に、図2において、紙面と直交する植毛台11の厚み方向を、「ヘッド部3の厚み方向C」、又は、単に「厚み方向C」、と記載する。
図2に示すように、本実施形態のヘッド部3の植毛台11は、正面視で、長方形の四隅をなだらかに切り落とした平板状の外形を有する。換言すれば、本実施形態の植毛台11は、図2に示す正面視で、先端に向かって先細り状に湾曲している。植毛台11は、その表面に植毛面11aを有している。植毛面11aには、有底円筒状の複数の植毛穴11bが形成されている。各植毛穴11bには、複数の刷毛からなる刷毛束(本実施形態では後述する第1刷毛束30a及び第2刷毛束30b)が、後述する平線40(図4、図5参照)を用いて二つ折りにされた状態で植設されている。すなわち、本実施形態のヘッド部3のブラシ部12は、植毛台11の各植毛穴11bに植設されている刷毛束により構成されている。
図2に示すように、本実施形態のブラシ部12は、ヘッド部3の短手方向Bの略中央に配置されている内側刷毛束群12bと、この内側刷毛束群12bに対して短手方向Bの両側に配置されている外側刷毛束群12aと、からなる。
図2に示すように、外側刷毛束群12aは、複数の第1刷毛束30aから構成されている。また、内側刷毛束群12bは、複数の第2刷毛束30bから構成されている。
第1刷毛束30aは、図2に白丸で示すものである。第1刷毛束30aは、ヘッド部3の正面視(図2参照)で、短手方向Bで内側刷毛束群12bを挟むようにして、ヘッド部3の中心軸線に対して線対称に16個ずつ配置されている。ヘッド部3の中心軸線とは、図2に示すヘッド部3の正面視で、長手方向Aの任意の位置での短手方向Bの中点を通る直線を意味する。本実施形態のヘッド部3の中心軸線は、長手方向Aに平行な直線となる。図2に示す本実施形態のヘッド部3では、植毛台11の短手方向Bの両側に位置する側端それぞれに沿うように、9個の第1刷毛束30aが配置され、この列に沿うようにして、その内側に7個の第1刷毛束30aが配置されている。
第2刷毛束30bは、図2に黒丸で示すものである。第2刷毛束30bは、ヘッド部3の正面視(図2参照)で、ヘッド部3の短手方向Bの中央部において、ヘッド部3の長手方向Aに沿って、複数配置されている。図2に示すヘッド部3では、第2刷毛束30bが、長手方向Aに沿って一部は縦1列で、一部は縦2列で配置されている。
なお、外側刷毛束群12aにおける第1刷毛束30aの配置や個数は、図2に示す例に限定されず、適宜変更可能である。また、内側刷毛束群12bにおける第2刷毛束30bの配置や個数についても、図2に示す例に限定されず、適宜変更可能である。なお、外側刷毛束群12aにおける第1刷毛束30aの配置及び個数、並びに、内側刷毛束群12bにおける第2刷毛束30bの配置及び個数、を変更した例については後述する(図10参照)。
次に、第1刷毛束30a及び第2刷毛束30bの詳細について説明する。図3は、歯ブラシ1のヘッド部3を、短手方向Bの一方側から他方側に向かって見た、ヘッド部3の側面図である。図4は、第1刷毛束30a及び第2刷毛束30bの概要を説明するための説明図である。図5は、図3及び図4のI-I線に沿う断面図のうち、第2刷毛束30bが植毛されている植毛穴11b内を示す断面図である。図6は、図3及び図4のI-I線に沿う断面図のうち、第1刷毛束30aが植毛されている植毛穴11b内を示す断面図である。
図4に示すように、第1刷毛束30aは、複数の第1刷毛20aからなる。より具体的に、第1刷毛束30aは、複数の第1刷毛20aが束ねられて構成されている。また、第2刷毛束30bは、複数の第2刷毛20bからなる。より具体的に、第2刷毛束30bは、複数の第2刷毛20bが束ねられて構成されている。
ここで、図4に示すように、第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bは、複数の太刷毛を含む。「太刷毛」とは、第1刷毛束30aを構成する複数の第1刷毛20aの任意の刷毛より太い刷毛を意味する。つまり、第2刷毛束30bは、第1刷毛束30aを構成する最大太さの刷毛より更に太い刷毛を含む。
刷毛の太さは、刷毛の延在方向と直交する断面視での最大長さを意味する。図5に示すように、本実施形態の第2刷毛20bの、延在方向と直交する断面視での断面形状は、正六角形状である。したがって、本実施形態の第2刷毛20bの太さD2は、正六角形状の断面において対向する凸角部の頂点同士を結ぶ対角線の長さを意味する。また、図6に示すように、本実施形態の第1刷毛20aの、延在方向と直交する断面視での断面形状は、円形状である。したがって、本実施形態の第1刷毛20aの太さD1は、円形状の断面における直径を意味する。なお、刷毛の太さは、延在方向において一様でない場合がある。かかる場合の刷毛の太さは、太さの最大値を意味する。
本実施形態の第1刷毛束30aを構成する第1刷毛20aは全て、延在方向に沿って一様な太さD1を有する同一構成である。つまり、本実施形態の第1刷毛束30aは、同一形状・同一寸法の複数の第1刷毛20aが束ねられて構成されている。したがって、本実施形態では、上述した「第1刷毛束30aを構成する最大太さの刷毛」は、第1刷毛束30aの任意の刷毛を意味している。
更に、本実施形態の第2刷毛束30bを構成する第2刷毛20bは全て、先端に向かって先細りする同一構成である。つまり、本実施形態の第2刷毛束30bは、同一形状・同一寸法の複数の第2刷毛20bが束ねられて構成されている。そして、第2刷毛20bの太さD2は、上述した第1刷毛20aの太さD1よりも太い。したがって、本実施形態では、第2刷毛束30bを構成する全ての第2刷毛20bが、上述の太刷毛により構成されている。換言すれば、本実施形態の第2刷毛束30bは、複数の太刷毛のみにより構成されている。
第1刷毛20a及び第2刷毛20bの太さは、3mil~15mil(0.076mm~0.381mm)であることが好ましく、4mil~11mil(0.102mm~0.279mm)であることがより好ましい。特に、第1刷毛20aは、5mil~7mil(0.127mm~0.179mm)とすることが好ましく、第2刷毛20bは、8mil~10mil(0.203mm~0.254mm)とすることが好ましい。本実施形態では、一例として、第1刷毛20aの太さD1を6mil(0.152mm)とし、第2刷毛20bの太さD2を9mil(0.229mm)としている。
図5、図6に示すように、第1刷毛束30a及び第2刷毛束30bはいずれも、平線40を用いて二つ折りにされた状態で、植毛穴11bに植設されている。つまり、図5、図6において、第1刷毛束30a及び第2刷毛束30bそれぞれの二つ折りにされた一方側が、平線40を挟んで一方側に位置し、第1刷毛束30a及び第2刷毛束30bそれぞれの二つ折りにされた他方側が、平線40を挟んで他方側に位置している。なお、平線40とは、例えば、真鍮、ステンレス、硬質樹脂などで形成される抜け止め部材である。平線40は、植毛穴11b内に圧入されることで、植毛穴11bの内壁に挟み込まれて固定される。
ここで、図5、図6に示すように、第1刷毛束30aを構成する第1刷毛20a、及び、第2刷毛束30bを構成する第2刷毛20bはいずれも、植毛穴11b内で稠密に配置されている。歯ブラシ1が、上述の刷毛の太さ関係を有する第1刷毛束30a及び第2刷毛束30bを備える場合、従来は、それぞれの植毛密度を高める目的で、第1刷毛束30aの植毛と、第2刷毛束30bの植毛と、を別々の平線植毛機により実行していた(特許文献2参照)。しかしながら、本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、太刷毛の延在方向と直交する断面視での断面形状を、所定の凸多角形状とすることで、平線植毛機を変更することなく、図5、図6に示すような第1刷毛束30a及び第2刷毛束30bの高い植毛密度を実現できるという知見を得るに至った。
図11(a)、図11(b)は、上述の知見を確認するために行った実験の結果を示す図である。図11(a)、図11(b)はいずれも、複数の太刷毛からなる第2刷毛束30bの植毛穴11b内の状態を示す図である。具体的に、図11(a)、図11(b)は、平線植毛機により第2刷毛束30bを植毛穴11b内に植毛した後、第2刷毛束30bのうち植毛穴11bから突出する部分を切断した状態を示している。また、図11(a)、図11(b)はいずれも、第1刷毛束30aの植毛密度を高めるために調節された平線植毛機をそのまま利用して植毛された第2刷毛束30bの植毛穴11b内の状態を示している。なお、図11(a)、図11(b)で利用された平線植毛機はいずれも、同じ第1刷毛束30aを同じ植毛穴11bに植毛するために調節されたものである。
図11(a)は、上述した第2刷毛束30bの第2刷毛20bを、延在方向と直交する断面視での断面形状が正方形状の太刷毛のみで構成した比較例の結果である。また、図11(b)は、上述した第2刷毛束30bの第2刷毛20bを、延在方向と直交する断面視での断面形状が正六角形状の太刷毛のみで構成した実施例の結果である。なお、図11(a)、図11(b)の太刷毛の太さは共に等しく、0.23mmである。図11(a)に示すように、太刷毛の断面形状が正方形状の場合、太刷毛が少しでも捩れるように回動すると、隣接する太刷毛の側面との間に隙間が生じ易い。これは、太刷毛の断面形状における各辺の長さが長いため、周囲の太刷毛の側面に引っ掛かり易く、隣接する太刷毛の姿勢に追従するように回動し難いことが原因と考えられる。これに対して、図11(b)に示すように、太刷毛の断面形状が正六角形状の場合、太刷毛が捩れるように回動しても、隣接する太刷毛の側面との間に隙間が生じ難い。これは、太刷毛の断面形状における各辺の長さが短いため、周囲の太刷毛の側面に引っ掛かり難く、隣接する太刷毛の姿勢に追従するように回動し易いことが理由と考えられる。そのため、図11(b)では、図11(a)と比較して、植毛穴11b内に太刷毛が稠密に配置されていることが分かる。
なお、第2刷毛束30bの太刷毛の断面形状を円形状とすることで、隣接する太刷毛の姿勢に追従するように、より回動し易い構成となるが、その反面、隣接する太刷毛との間に細かい間隙が多数発生し易く、植毛密度が却って低下する恐れがある。
以上のことから、第2刷毛束30bの太刷毛の延在方向と直交する断面視での断面形状を、五角形状(図7(a)参照)、六角形状、七角形状(図7(b)参照)又は八角形状(図7(c)参照)の凸多角形状とする。これにより、第1刷毛束30aの植毛と同じ平線植毛機をそのまま利用しても、太刷毛の植毛密度の低下を抑制することができる。すなわち、刷毛の太さが異なる刷毛束(本実施形態では第1刷毛束30a及び第2刷毛束30b)が平線40を用いて別々の植毛穴11bに植毛されている構成を備えつつも、刷毛束の植毛効率の低下抑制、及び、刷毛の植毛穴11bからの抜け落ち抑制、を共に実現可能な構成を備える、歯ブラシ1を実現することができる。
なお、太刷毛の延在方向と直交する断面視での断面形状は、五角形状~八角形状のいずれかの凸多角形状であればよく、正五角形状、正六角形状、正七角形状、正八角形状のいずれかの正多角形状に限られない。
但し、第2刷毛束30bの太刷毛の延在方向と直交する断面視での断面形状は、凸六角形状とすることが好ましく、正六角形状とすることが特に好ましい。このようにすることで、太刷毛の側面の凸角部に、ある程度の先鋭さを維持することができる。そのため、刷毛束の植毛効率の低下抑制、刷毛の植毛穴11bからの抜け落ち抑制、及び、太刷毛の側面の凸角部により歯垢等を掻き落とす清掃力向上を、他の凸多角形状(凸五角形状、凸七角形状、及び、凸八角形状)とする場合と比較して、より高い水準でバランスよく実現することができる。
上述したように、本実施形態の第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bは、太刷毛のみにより構成されているが、この構成に限られない。第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bは、複数の太刷毛を含んでいればよく、第1刷毛束30aを構成する第1刷毛20aより太くない細刷毛を一部に含んでいてもよい。但し、複数の第2刷毛20bは、太刷毛のみにより構成されていることが好ましい。このようにすることで、第2刷毛束30bにおいて、複数の太刷毛それぞれは、別の太刷毛と隣接して配置される。そのため、2つの太刷毛の間に邪魔な刷毛が入り込まず、五角形状~八角形状の凸多角形状の断面形状を有する隣接する太刷毛同士が、相互の姿勢に追従し易い。その結果、所望の植毛密度を実現し易くなる。
また、本実施形態の第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bは、同一形状・同一寸法の太刷毛のみを含むが、異なる形状の太刷毛を含んでいてもよい。また、複数の第2刷毛20bは、例えば太さの異なる太刷毛など、同一形状で異なる寸法の太刷毛を含んでいてもよい。
但し、第2刷毛束30bの植毛穴11b内での植毛密度の向上の観点では、複数の第2刷毛20bに含まれる複数の太刷毛それぞれの、延在方向と直交する断面視での断面形状は、同一形状であることが好ましい。このようにすることで、太刷毛同士が、相互の姿勢に追従し易くなり、その結果、植毛密度が高まり易い。
また、第2刷毛束30bの植毛穴11b内での植毛密度の向上の観点では、複数の第2刷毛20bに含まれる複数の太刷毛それぞれの、延在方向と直交する断面視での最大径である太さは、略等しいことが好ましい。このようにすることで、太刷毛同士の太さが略一様になるため、局所的に大きな隙間が形成されることを抑制できる。ここで、「太さが略等しい」とは、太さが実質的に等しいことを意味し、完全に等しい太さであることを要しない。ここで「太さが実質的に等しい」とは、太さの差が0.01mm以下の関係を意味する。
以上のことから、第2刷毛束30bの植毛穴11b内での植毛密度の観点では、複数の第2刷毛20bに含まれる複数の太刷毛は、本実施形態のように、同一形状・同一寸法であることが特に好ましい。
図8は、第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bに含まれる1本の太刷毛を拡大して示す図である。図8に示すように、第2刷毛束30bを構成する複数の太刷毛は、側面の凸角部が螺旋状に延在するスパイラル毛を含んでよい。特に本実施形態では、第2刷毛束30bを構成するすべての太刷毛が、スパイラル毛により構成されている。太刷毛をスパイラル毛により構成することで、太刷毛のコシを高めることができる。そのため、太刷毛の座屈強度を高めることができる。これにより、太刷毛の歯間への挿入性を高めることができる。また、上述したように、太刷毛は、五角形状から八角形状までのいずれかの凸多角形状の断面を有するため、その側面の凸角部により高い清掃性を得ることができる。したがって、太刷毛を、五角形状から八角形状までのいずれかの凸多角形状の断面を有するスパイラル毛とすることで、歯間への挿入性、及び、挿入された歯間での清掃性、を共に高めることができる。
太刷毛をスパイラル毛とする場合、そのねじれ度合いは、歯間への挿入性の観点で、延在方向1cm当たり1.5回~4回のねじれを有することが好ましく、延在方向1cm当たり2回~3.5回のねじれを有することが特に好ましい。
また、図8に示すように、第2刷毛束30bを構成する複数の太刷毛は、基端から先端に向かって先細りしているテーパー毛を含んでよい。テーパー毛は、基端の位置が最も太く、先端の位置が最も細い構成であれば、その先細りする形状は特に限定されない。したがって、図8に示すように、太刷毛は、基端から先端に向かって漸次細くなる形状でもよく、先端側の一部のみに漸次細くなる縮径部が設けられていてもよい。このように、太刷毛をテーパー毛により構成することで、太刷毛の歯間への挿入性を高めることができる。特に、太刷毛は、スパイラル毛で、かつ、テーパー毛であることが好ましい。このようにすることで、太刷毛の歯間への挿入性を、一層高めることができる。なお、スパイラル毛、かつ、テーパー毛である刷毛は歯間への挿入性を向上させる一方で歯間に挟まり易くなり、その結果、抜け落ち易い。そのため、上述したように、第2刷毛束30bの植毛密度を高めることが、特に効果的である。
本実施係形態の第2刷毛束30bは、スパイラル毛で、かつ、テーパー毛である太刷毛のみにより構成されているが、この構成に限られない。つまり、第2刷毛束30bは、スパイラル毛でない第2刷毛20bを含んでもよく、テーパー毛でない第2刷毛20bを含んでもよい。更に、第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bが、太刷毛以外の細刷毛を含む場合に、その細刷毛は、太刷毛と同様、スパイラル毛及び/又はテーパー毛により構成されていてもよく、太刷毛と異なり、一様な太さのストレート毛であってもよい。
また、図3及び図4に示すように、本実施形態において、第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bに含まれる複数の太刷毛は、長刷毛を含む。「長刷毛」とは、第1刷毛束30aを構成する複数の第1刷毛20aの任意の刷毛より長い刷毛を意味する。つまり、第2刷毛束30bは、第1刷毛束30aを構成する最大長さの刷毛より更に長い刷毛を含む。第2刷毛束30bが長刷毛を含むことで、歯間への挿入性を高めることができる。なお、長刷毛は歯間への挿入性を向上させる一方で歯間に挟まり易くなり、その結果、抜け落ち易い。そのため、上述したように、第2刷毛束30bの植毛密度を高めることが、特に効果的である。
また、本実施形態の第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bは全て長刷毛により構成されている。このような構成とすることで、歯間に挿入される長刷毛を多く確保でき、歯間での清掃性を高めることができる。
更に、図4に示すように、本実施形態の第2刷毛束30bを構成する長刷毛は全て、略等しい高さに構成されている。長刷毛の高さは、例えば10mm~17mmとすることが好ましい。ここで、「略等しい高さ」とは、長刷毛の先端の位置が実質的に同じ高さにあることを意味し、完全に同じ高さにあることを要しない。ここで、「実質的に同じ高さにある」とは、例えば、高さの差が1mm以下の関係を意味する。
但し、第2刷毛束30bを構成する長刷毛の高さは、異なっていてもよい。したがって、第2刷毛束30bを構成する複数の第2刷毛20bは、例えば、刷掃面が山切りとなるように異なる高さに構成された複数の長刷毛であってもよい。
第2刷毛束30bに含まれる最大長さの長刷毛と、第1刷毛束30aにおける最大長さの第1刷毛20aとの高低差は、長刷毛の歯間への挿入性を観点で、2mm~7mmとすることが好ましく、3mm~6mmとすることが特に好ましい。
なお、図4、図6に示すように、本実施形態の第1刷毛束30aを構成する第1刷毛20aは全て、延在方向に直交する断面視での断面形状が円形状となる、円柱状の外形を有するが、その外形は特に限定されない。したがって、第1刷毛束30aを構成する第1刷毛20aの、延在方向に直交する断面視での断面形状は、例えば楕円形状、多角形状など、他の断面形状であってもよい。また、第1刷毛束30aを構成する第1刷毛20aは、本実施形態の第2刷毛束30bの太刷毛と同様、スパイラル毛であってよく、テーパー毛であってもよい。更に、第1刷毛束30aは、スパイラル毛、テーパー毛など、構造の異なる複数の刷毛が混毛された束であってもよい。第1刷毛20aの高さは、例えば7mm~12mmとすることが好ましい。
以上のように、本実施形態の歯ブラシ1では、上述の第1刷毛束30aにより、外側刷毛束群12aが構成されている。また、本実施形態の歯ブラシ1では、上述の第2刷毛束30bにより、内側刷毛束群12bが構成されている。以下、ヘッド部3における外側刷毛束群12a及び内側刷毛束群12bの配置の更なる詳細について説明する。
図2に示すように、本実施形態の内側刷毛束群12bでは、第2刷毛束30bがヘッド部3の長手方向Aに連続して配置されている。換言すれば、第2刷毛束30bは、ヘッド部3の長手方向Aに沿って形成されている植毛穴11bに連続的に植設されている。第2刷毛束30bが長手方向Aに連続して配置される例としては、例えば、長手方向Aに沿って一直線状又は千鳥状に配置される各植毛穴11bに第2刷毛束30bが植設される配置が挙げられる。
また、後に参照する図9に示すように、本実施形態の第2刷毛束30bは、ヘッド部3の先端領域3a、中間領域3b及び基端領域3cに亘って配置されている。先端領域3aとは、ヘッド部3の正面視(図2、図9参照)で植毛台11が先細り状となっている先端部分の領域を意味する。また、基端領域3cとは、ヘッド部3の平面視(図2、図9参照)で植毛台11が略逆台形状となっている基端部分の領域を意味する。中間領域3bとは、長手方向Aにおいて先端領域3aと基端領域3cとに挟まれる領域であり、ヘッド部3の正面視(図2、図9参照)で、短手方向Bの両側の側端が長手方向Aに直線状に延在する中間部分の領域を意味する。
より具体的に、本実施形態のヘッド部3の先端領域3aには、第2刷毛束30bが横3列(短手方向Bに沿う列が3列)で、先端側から基端側に向かって順に、2個、2個、1個、配置されている。なお、先端領域3aの中の先端の列には、第2刷毛束30bが2個配置されているのみで、第1刷毛束30aは配置されてない。先端領域3aの中の先端の列に、第2刷毛束30bに対して短手方向Bの両側に第1刷毛束30aがある場合、最初に第1刷毛束30aが歯に当接して、その第1刷毛束30aが倒れ、これにより隣接する第2刷毛束30bが倒れてしまうおそれがある。これに対し、本実施形態のように、先端領域3aの中の先端の列に第1刷毛束30aがない場合、最初に第1刷毛束30aが歯に当接することを抑制できる。そのため、上述した第2刷毛束30bの傾倒を抑制することができる。その結果、ヘッド部3の先端側に位置する第2刷毛束30bを構成する第2刷毛20bの、歯間への挿入性を高めることができる。
また、本実施形態のヘッド部3の中間領域3bには、第2刷毛束30bが横5列で、各列2個ずつ配置されている。更に、本実施形態のヘッド部3の基端領域3cには、第2刷毛束30bが横2列で、各列1個ずつ配置されている。
ここで、ヘッド部3の中間領域3bにおいて、第2刷毛束30bは、横5列で各列2個の配置となっており、第1刷毛束30aは、第2刷毛束30bの短手方向Bの両側に、それぞれ横5列で各列2個の配置となっている。このように本実施形態では、ヘッド部3の中間領域3bにおいて、第1刷毛束30aが、第2刷毛束30bを挟んでヘッド部3の短手方向Bの両側に縦2列(長手方向Aに沿う列が2列)ずつ配置されている。このため、第1刷毛束30aが縦1列の場合と比較して、本実施形態のように長刷毛により構成されている第2刷毛束30aを歯間に挿入するための角度がより一層安定する。その結果、第2刷毛束30bが長刷毛により構成されていても、その長刷毛が傾倒し難く、歯間への挿入性を高めることができる。
また、後に参照する図9に示すように、本実施形態のヘッド部3の基端領域3cでは、第2刷毛束30bの短手方向Bの両側に第1刷毛束30aが配置されているが、この構成に限られない。ヘッド部3は、上述した先端領域3aと同様の理由、すなわち、ヘッド部3の基端側に位置する第2刷毛束30bを構成する第2刷毛20bの、歯間への挿入性向上の観点で、基端領域3cに第1刷毛束30aを備えない構成としてもよい。
次に、図9を参照して、植毛領域及び植毛密度について説明する。図9は、内側植毛領域、外側植毛領域、内側植毛密度及び外側植毛密度を説明するための図である。
図9に示すように、内側刷毛束群12bの最外周に位置する第2刷毛束30bが植設された植毛穴11bの外縁を結んだ環状線によって囲まれた領域を内側植毛領域102と定義する。また、外側刷毛束群12aの最外周に位置する第1刷毛束30aが植設された植毛穴11bの外縁を結んだ環状線によって囲まれた領域を外側植毛領域104と定義する。この場合、外側植毛領域104の面積は、内側植毛領域102の面積の1.5倍~3倍であることが好ましい。
また、内側刷毛束群12bを構成する第2刷毛20bの総本数を内側植毛領域102の面積で除した値を内側植毛密度と定義する。同様に、外側刷毛束群12aを構成する第1刷毛20aの総本数を外側植毛領域104の面積で除した値を外側植毛密度と定義する。このように定義し、かつ、第2刷毛20b全てが長刷毛とした場合、長刷毛の歯間への挿入性向上の観点で、内側植毛密度は、5~15本/mmの範囲であることが好ましく、5~11本/mmの範囲であることがより好ましく、7~11本/mmの範囲であることがさらに好ましい。また、外側植毛密度についても、上述した長刷毛の歯間への挿入性向上の観点で、10~20本/mmの範囲であることが好ましく、14~19本/mmであることがより好ましい。また、外側植毛密度は内側植毛密度よりも大きいことが好ましい。これにより、長刷毛により構成される第2刷毛20bを歯間に挿入する角度を安定し易く、長刷毛により構成される第2刷毛20bの歯間への挿入性が向上する。
なお、ヘッド部3の正面視(図2等参照)で、ブラシ部12の植毛面積は、例えば、1.5cm~2.3cmとすることができる。
本発明に係る歯ブラシは、上述の実施形態において説明した具体的な構成に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更が可能である。例えば図10(a)、図10(b)に示すように、外側刷毛束群12aを構成する第1刷毛束30aの配置や個数、内側刷毛束群12bを構成する第2刷毛束30bの配置や個数、等は適宜変更することが可能である。特に、図10(a)、図10(b)では、第1刷毛束30aが植毛される植毛穴11bと、第2刷毛束30bが植毛される植毛穴11bと、で穴径が異なる変形例を示している。具体的に、図10(a)では、第1刷毛束30aが植毛される植毛穴11bの穴径が、第2刷毛束30bが植毛される植毛穴11bの穴径より大きい。すなわち、図10(a)では、第1刷毛束30aの束径が、第2刷毛束30bの束径より大きい。上述した実施形態では、第1刷毛束30aが植毛される植毛穴11bの穴径は、第2刷毛束30bが植毛される植毛穴11bの穴径と等しい構成(例えば1.5mm)であったが、図10(a)、図10(b)に示すように、異なる構成としてもよい。植毛穴11bの穴径は、例えば、1mm~2mmの範囲とされることが好ましい。
また、植毛穴11bの穴径に限らず、植毛穴11bの厚み方向Cの穴深さが異なっていてもよい。つまり、上述した実施形態では、第1刷毛束30aが植毛される植毛穴11bの厚み方向Cの穴深さは、第2刷毛束30bが植毛される植毛穴11bの厚み方向Cの穴深さと等しい構成(例えば2.5mm)であったが、第1刷毛束30aが植毛される植毛穴11bの厚み方向Cの穴深さを、第2刷毛束30bが植毛される植毛穴11bの厚み方向Cの穴深さと異ならせてもよい。植毛穴11bの厚み方向Cの穴深さは、例えば、1mm~3mmの範囲とされることが好ましい。
更に、上述した実施形態及び図10(a)、図10(b)に示す変形例において、植毛穴11bは、一様な穴径を有する円筒状の構成であるが、この構成に限られない。植毛穴11bは、例えば、多角筒状の構成であってもよい。また、植毛穴11bは、例えば、底部に向かって漸次縮径する構成であってもよく、段差面を介して縮径する構成であってもよい。
本発明は歯ブラシに関する。
1:歯ブラシ
2:柄部
3:ヘッド部
3a:先端領域
3b:中間領域
3c:基端領域
11:植毛台
11a:植毛面
11b:植毛穴
12:ブラシ部
12a:外側刷毛束群
12b:内側刷毛束群
20a:第1刷毛
20b:第2刷毛
30a:第1刷毛束(実施形態では外側刷毛束群を構成する刷毛束)
30b:第2刷毛束(実施形態では内側刷毛束群を構成する刷毛束)
40:平線
102:内側植毛領域
104:外側植毛領域
A:ヘッド部の長手方向
B:ヘッド部の短手方向
C:ヘッド部の厚み方向
D1:第1刷毛の太さ
D2:第2刷毛の太さ

Claims (8)

  1. 複数の刷毛からなる刷毛束が、植毛面に形成されている複数の植毛穴それぞれに、平線を用いて二つ折りにされた状態で植設されている、歯ブラシであって、
    一の植毛穴に植設されている、複数の第1刷毛からなる第1刷毛束と、
    別の植毛穴に植設されている、複数の第2刷毛からなる第2刷毛束と、を備え、
    前記複数の第2刷毛は、前記複数の第1刷毛の任意の刷毛より太い、複数の太刷毛を含み、
    前記複数の太刷毛それぞれの、延在方向と直交する断面視での断面形状は、五角形状から八角形状までのいずれかの凸多角形状である、歯ブラシ。
  2. 前記第2刷毛束の前記複数の第2刷毛は、前記太刷毛のみにより構成されている、請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記複数の太刷毛それぞれの、前記断面視での断面形状は、同一形状である、請求項1又は2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記複数の太刷毛それぞれの、前記断面視での断面形状は、凸六角形状である、請求項3に記載の歯ブラシ。
  5. 前記複数の太刷毛それぞれの、前記断面視での最大径は、略等しい、請求項1から4のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
  6. 前記複数の太刷毛は、側面の凸角部が螺旋状に延在するスパイラル毛を含む、請求項1から5のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
  7. 前記複数の太刷毛は、前記複数の第1刷毛の任意の刷毛より長い、長刷毛を含む、請求項1から6のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
  8. 前記複数の太刷毛は、前記長刷毛のみにより構成されている、請求項7に記載の歯ブラシ。
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