JP2022102610A - 作物調製機 - Google Patents
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
Description
特許文献1に開示された作物調製機は、作物を載置して搬送する搬送部と、搬送部で搬送される作物を切断する切断部とを有している。
ところで、前記他側部分の支持は片持ち状態であるため、長さの長い作物を切断する場合、前記他側部分が搬送部から大きく突出すると、該他側部分の支持が不安定となって、作物を一度で所定長さに良好に切断するのが難しい場合がある。
また、前記搬送部が取り付けられる機体を備え、前記搬送部は、前記機体の内側から外側に突出し且つ前記作物を前記機体の外側から内側に向かう方向である搬送方向に搬送し、前記切断部は、前記機体の内側で前記搬送部上の前記作物を切断し、前記予備切断部は、前記機体の外側で前記搬送部上の前記作物を切断する。
また、前記予備切断部の側方に配置されていて、前記搬送部上を転動して前記作物を押さえる押さえローラを備えている。
また、前記搬送部は、前記予備切断部で切断する前記作物の株元側を、前記作物を搬送する方向である搬送方向の上流側から前記予備切断部まで受持する支え部材を有している。
図1は、本実施形態に係る作物調製機1の全体構成を示す斜視図である。図2は、作物調製機1の右側面図である。図3は、作物調製機1の概略平面図である。
作物調製機1は、図3に示すように、モロヘイヤ等の作物S1の株元S2側の調製処理を行う機械である。作物S1の株元S2側とは、作物S1の株元S2及び根S3を含む。また、作物S1の株元S2側とは反対側の部位を先端側S4という。
本発明の実施形態においては、搬送方向A1の上流側を作物調製機1の前方(図1、図2の矢印A2方向)とし、搬送方向A1の下流側、即ち矢印A1方向を作物調製機1の後方として説明する。また、前方に向かって作物調製機1の左側(図2の奥側)を左、右側(図2の手前側)を右として説明する。また、搬送方向A1に交差する(直交する)水平方向を機幅方向(図1、図3の矢印B1方向)として説明する。作物調製機1の機幅方向B1の中央部から左、或いは、右へ向かう方向を機幅方向外方として説明する。言い換えれば、機幅方向外方とは、機幅方向B1であって作物調製機1の機幅方向B1の中心から離れる方向のことである。機幅方向外方とは反対の方向を、機幅方向内方として説明する。言い換えれば、機幅方向内方とは、機幅方向B1であって作物調製機1の機幅方向B1の中心に近づく方向である。
図4に示すように、機体2は、架台5と、架台5に搭載された機体フレーム22と、機体フレーム22の上方を覆う機体カバー13(図1参照)とを有する。
図3に示すように、作物S1は、作物調製機1の一端側E1から搬送部7によって搬送方向A1に搬送され、予備切断部21で予備切断長さL2に切断された後、調製部4に送られる。作物S1は、調製部4を通過する際に、所定長さL1に切断されると共に「泥落とし」、「不要葉の除去」等の調製処理が行われる。また、作物S1は、調製部4を通過する際に、本葉S5側が搬送部7によって下から支えられると共に押さえ機構8によって上から押さえられる。調製部4で調製処理された作物S1は、中継ローラ10を経て搬出部9に搬送される。
図2に示すように、機体2の右側には、調製部4によって作物S1から除去された茎、泥土類、不要葉を排出する排出部23が設けられ、排出部23から排出される茎、泥土類、不要葉は床等に載置される容器に排出される。
図3に示すように、第1搬送体11は、作物調製機1の機幅方向B1の他側(右側)に前後方向に対して若干傾斜して配置されている。詳しくは、後方に行くに従って機幅方向内方に移行する傾斜状に配置されている。第1搬送体11は、例えば、前後方向に対して1°傾けて配置されている。図5に示すように、第1搬送体11は、前部(始端側)のプーリ11Aと、後部(終端側)のプーリ11Bと、プーリ11Aとプーリ11Bとにわたって巻掛けられたコンベヤベルト11Cとを有する。本実施形態では、プーリ11Aは、回転自在な従動プーリであり、プーリ11Bは回転駆動される駆動プーリである。コンベヤベルト11Cは、エンドレスベルトで構成されている。コンベヤベルト11Cは、上部側が搬送方向A1に移動するように循環回走される。図3に示すように、第1搬送体11は、後部が機体2の内部に配置され、前部が機体2から前方に突出している。
図3に示すように、第2搬送体12は、作物調製機1の機幅方向B1の一側(左側)に前後方向に延伸して配置されていると共に、第1搬送体11の機幅方向B1の側方(左方)に並べて配置されている。第1搬送体11の搬送方向A1の上流側の端部と、第2搬送体12の搬送方向A1の上流側の端部とは、前後方向において略同位置に位置してる。また、第2搬送体12は、後部が機体2内に位置し、前部が機体2から前方に突出している。つまり、搬送部7(第1搬送体11及び第2搬送体12)は、機体2の内側から外側に突出し且つ作物S1を機体2の外側から内側に向かう方向である搬送方向A1に搬送する。
図1、図3、図5に示すように、搬送部7(第1搬送体11)の側方(右側方)に予備切断部21が配置されている。搬送部7は、予備切断部21の配置側とは反対側の側方(左側方)に、作物S1の先端側S4の位置を規制する規制板25を有している。具体的には、規制板25は、第2搬送体12の左側方に配置されている。予備切断部21へ搬送される作物S1の先端側S4の位置を規制することで、作物S1を、予備切断長さL2及び所定長さL1に正確に切断することができる。
第1部位26aは、第1搬送体11の前方側に機幅方向B1に延伸して配置され、左部が第1搬送体11の前部にボルト固定された取付部材27に固定されている。第1部位26aの右部は、第1搬送体11から右側方に且つ予備切断部21よりも機幅方向外方に突出している。
図6に示すように、押さえ機構8は、機体2の内部で第2移送部12Gの上方に配置されている。押さえ機構8は、作物S1の本葉S5側を傷つけない程度に第2移送部12G上に押し付ける。作物S1は、本葉S5側が第2移送部12Gと押さえ機構8によってしっかりと挟持されて搬送される。図3に示すように、押さえ機構8の前部は、平面視において第1搬送体11の終端側の機幅方向Bの側方に位置している。また、押さえ機構8は、第2搬送体12の機幅方向B1の中央部より調製部4寄りに位置している。詳しくは、押さえ機構8の機幅方向B1の幅は、第2搬送体12の幅よりも幅狭であると共に押さえ機構8の右端部の位置が第2搬送体12の右端部の位置に機幅方向B1において略一致している。押さえ機構8の速度は、第2搬送体12の搬送速度と同速である。
図8、図13に示すように、切断部6は、第1搬送体11の終端側に配置されている。切断部6は、作物S1を所定長さL1に切断する切断部材(第1切断部材)14と、第1切断部材14で切断される作物S1の株元S2側を支える切断支持体28とを有している。なお、切断部6は、少なくとも第1切断部材14を備えていればよい。
図13に示すように、切断支持体28は、第1搬送体11のプーリ11Bの機幅方向外方側(右側)にボルト等によって取り付けられていて、該プーリ11Bと矢印Y2方向に一体回転する。即ち、切断支持体28は、コンベヤベルト11C及び位置決め体36の移動速度と同期して回転する。図9に示すように、切断支持体28は、第1切断部材14の機幅方向内方で且つ位置決め体36の機幅方向外方に配置されている。即ち、切断支持体28は、第1切断部材14と、位置決め体36との間の位置に配置されている。切断支持体28は、円板状回転部材で構成されており、プーリ11Bの回転中心と同心状に設けられている。円板状回転部材の外周部には、径外方向に突出する突部28aを周方向の全周にわたって設けることで形成された波状の凹凸部28bが設けられている。切断支持体28は、例えば、ギヤロータで構成される。
ところで、従来の作物調製機1によって、モロヘイヤのような長さの長い作物S1を調製する場合、搬送部7(第1搬送体11及び第2搬送体12)で支持した状態で、作物S1が機体2内(機体フレーム22内)に入らない場合がある。このような場合、本実施形態の作物調製機1のように、予備切断部21で作物S1を予備切断長さL2に切断することにより、作物S1を機体2内に入れることができる。つまり、長さの長い作物S1であっても、機体2内において作物S1を切断部6で所定長さL1に切断することができる。また、従来にあっては、切断部6で切断される株元S2側の支持は片持ち状態であるため、長い作物S1を切断する場合、株元S2側が搬送部7から大きく突出すると、株元S2側の支持が不安定となって、作物S1を一度で所定長さL1に切断するのが難しい。本実施形態では、作物S1を、切断部6で切断する前に所定長さL1よりも長い予備切断長さL2に切断することで、作物S1を所定長さL1に良好に切断することができる。
第2切断部材30は、回転刃(回転鋸刃)によって構成されている。第2切断部材30(予備切断部21)は、第1搬送体11(搬送部7)から第1切断部材14(切断部6)よりも機幅方向外方(右方)に離れて配置されている。第2切断部材30は、機幅方向B1に延伸する軸心を有する駆動軸32によって矢印Y3方向に回転駆動されて、作物S1を予備切断長さL2に切断する。ガイド板31は、第2切断部材30と搬送部7(第1搬送体11)との間に配置されていて、搬送部7で搬送される作物S1を第2切断部材30に案内すると共に切断される作物S1を下から支える。
第1部位31aの上端側は、作物S1の株元S2側を案内すると共に支持するガイド部33とされている。ガイド部33の前部は、図8、図12に示すように、後方に向かうにつれて上方に移行する傾斜状に形成された傾斜部33aとされている。ガイド部33の後部は、前部の後端から後方に直線状に延伸する直線部33bとされている。ガイド部33の前端側は、位置決め体36及びコンベヤベルト11Cの上部側よりも下方に位置している。
図10に示すように、第2部位31bは、第1部位31aの後部から下方に向かうにつれて機幅方向内方(左方)に移行する傾斜状に形成されている。
位置決め体36に係合して後方に移動する作物S1の株元S2側は、ガイド部33の傾斜部33aに当接して傾斜部33aに沿って後上方に案内された後、直線部33bに沿って第2切断部材30の下端側に案内されて、該第2切断部材30によって切断される。
図4に示すように、第1フレーム39及び第2フレーム40は、機体フレーム22の本体部22Aの前部右側に着脱可能に取り付けられる。図11に示すように、第3フレーム41は、第1フレーム39に着脱可能に取り付けられる。
図11、図12に示すように、動力伝達機構37は、動力を取り入れる入力部材(入力ギヤ)47と、入力ギヤ47に取り入れられた動力を伝動する伝動軸48と、伝動軸48から駆動軸32に動力を伝達する伝動機構49とを有して構成されている。入力ギヤ47は、第2フレーム40の第1側壁40Aの右側方に配置されている。伝動軸48は、支持筒42を挿通し且つ支持筒42に軸受け等を介して機幅方向B1に延伸する軸心回りに回転可能に支持されている。伝動軸48は、支持筒42から右方及び左方に突出している。伝動軸48の右端側に入力ギヤ47が一体回転可能に取り付けられている。
図9、図10に示すように、作物調製機1は、予備切断部21の側方(左側方)に配置された押さえローラ52を有している。押さえローラ52は、搬送部7上を転動して作物S1を押さえる。本実施形態では、図9、図13に示すように、押さえローラ52は、第1搬送体11上であって、第1搬送体11のコンベヤベルト11Cの上部右側を転動する。図10、図13に示すように、押さえローラ52は、ローラ本体54と、ローラ本体54の中心側に設けられた芯体55とを有している。ローラ本体54は、スポンジ等の柔軟な弾性部材によって構成されている。芯体55は、駆動軸32の一部分であるローラ支持部32bに相対回転可能に嵌められている。つまり、押さえローラ52は、駆動軸32に相対回転可能に支持されている。ローラ支持部32bは、軸受け45から左方に突出し且つ第1搬送体11の上方に位置する駆動軸32の一部分である。押さえローラ52は、第1搬送体11のコンベヤベルト11Cに適度に押しつけられ、該コンベヤベルトが搬送方向A1に移動することで、該コンベヤベルト11Cとの摩擦によって回転する。
第2カバー58は、上壁58aと、第1側壁58bと、第2側壁58cと、前壁58dと、下壁58eとを有している。上壁58aは、第1カバー57の上壁57a上に重ね合わされて第3フレーム41の第4壁部44dにボルト固定されている。また、上壁58aは、第1カバー57の上壁57aから前方に突出している。詳しくは、上壁58aは、ガイド板31よりも前方に突出している。第1側壁58bは、上壁58aの左端側から下方に延出されていて第2切断部材30と押さえローラ52との間に配置される。第2側壁58cは、上壁58aの右端側から下方に延出されていて第1カバー57の右側方に配置される。前壁58dは、上壁58aの前端側から下方に延出されている。下壁58eは、前壁58dの下端側から後方(第2切断部材30)に向かうにつれて下方に移行する傾斜方向に延出されている。また、下壁58eは、前壁58dの下端から第2切断部材30の近傍にまで延びている。
本実施形態の作物調製機1は、作物S1を載置して搬送する搬送部7と、搬送部7で搬送される作物S1を所定長さL1に切断する切断部6と、切断部6で作物S1を切断する前に、該作物S1を所定長さL1よりも長い予備切断長さL2に切断する予備切断部21と、を備えている。
また、搬送部7が取り付けられる機体2を備え、搬送部7は、機体2の内側から外側に突出し且つ作物S1を機体2の外側から内側に向かう方向である搬送方向A1に搬送し、切断部6は、機体2の内側で搬送部7上の作物S1を切断し、予備切断部21は、機体2の外側で搬送部7上の作物S1を切断する。
また、予備切断部21は、作物S1を切断する切断部材(第2切断部材)30と、切断部材30と搬送部7との間に配置されていて、搬送部7で搬送される作物S1を切断部材30に案内すると共に切断される作物S1を下から支えるガイド板31とを有している。
また、予備切断部21の側方に配置されていて、搬送部7上を転動して作物S1を押さえる押さえローラ52を備えている。
また、予備切断部21は、切断部材30を回転させる駆動軸32を有し、押さえローラ52は、駆動軸32に相対回転可能に支持されている。
この構成によれば、押さえローラ52の支持構造を簡素化することができる。
この構成によれば、予備切断部21で作物S1を切断する際に、長い作物S1であっても良好に切断することができる。
この構成によれば、作物S1を予備切断長さL2及び所定長さL1に正確に切断することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
6 切断部
7 搬送部
21 予備切断部
25 規制板
26 支え部材
30 切断部材(第2切断部材)
31 ガイド板
32 駆動軸
52 押さえローラ
A1 搬送方向
L1 所定長さ
L2 予備切断長さ
S1 作物
S2 株元
Claims (7)
- 作物を載置して搬送する搬送部と、
前記搬送部で搬送される前記作物を所定長さに切断する切断部と、
前記切断部で前記作物を切断する前に、該作物を前記所定長さよりも長い予備切断長さに切断する予備切断部と、
を備えている作物調製機。 - 前記搬送部が取り付けられる機体を備え、
前記搬送部は、前記機体の内側から外側に突出し且つ前記作物を前記機体の外側から内側に向かう方向である搬送方向に搬送し、
前記切断部は、前記機体の内側で前記搬送部上の前記作物を切断し、
前記予備切断部は、前記機体の外側で前記搬送部上の前記作物を切断する請求項1に記載の作物調製機。 - 前記予備切断部は、前記作物を切断する切断部材と、前記切断部材と前記搬送部との間に配置されていて、前記搬送部で搬送される前記作物を前記切断部材に案内すると共に切断される前記作物を下から支えるガイド板とを有している請求項1または2に記載の作物調製機。
- 前記予備切断部の側方に配置されていて、前記搬送部上を転動して前記作物を押さえる押さえローラを備えている請求項1~3のいずれか1項に記載の作物調製機。
- 前記予備切断部は、前記切断部材を回転させる駆動軸を有し、
前記押さえローラは、前記駆動軸に相対回転可能に支持されている請求項4に記載の作物調製機。 - 前記搬送部は、前記予備切断部で切断する前記作物の株元側を、前記作物を搬送する方向である搬送方向の上流側から前記予備切断部まで受持する支え部材を有している請求項1~5のいずれか1項に記載の作物調製機。
- 前記搬送部は、前記予備切断部の配置側とは反対側の側方に、前記作物の前記株元側とは反対側の部位である先端側の位置を規制する規制板を有している請求項6に記載の作物調製機。
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