JP2022102530A - シート搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】単一の駆動手段で原稿の搬送とリフタの移動とを実現できるシート搬送装置を提供する。
【解決手段】シートを積載する給紙台と、給紙台に積載されたシートを装置内に給紙して搬送するとともに装置内での処理が終了したシートを装置外に排紙する搬送部と、給紙台を搬送手段に近づく方向と搬送手段から遠ざかる方向とに移動させる移動部と、排紙されたシートを積載する排紙台と、排紙台におけるシートの積載状態を検知する検知部と、搬送部と移動部とを駆動する駆動部であって、正回転することにより搬送部にシートを搬送方向に搬送させ、逆回転することにより移動部に給紙台を搬送部から遠ざかる方向に移動させる駆動部と、検知部の出力に基づいて、駆動部を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】シートを積載する給紙台と、給紙台に積載されたシートを装置内に給紙して搬送するとともに装置内での処理が終了したシートを装置外に排紙する搬送部と、給紙台を搬送手段に近づく方向と搬送手段から遠ざかる方向とに移動させる移動部と、排紙されたシートを積載する排紙台と、排紙台におけるシートの積載状態を検知する検知部と、搬送部と移動部とを駆動する駆動部であって、正回転することにより搬送部にシートを搬送方向に搬送させ、逆回転することにより移動部に給紙台を搬送部から遠ざかる方向に移動させる駆動部と、検知部の出力に基づいて、駆動部を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像読取装置などに用いられるシート搬送装置に関する。
従来のシート搬送装置には、複数枚の原稿を給送することを想定して、給紙する原稿を積載する給紙トレイと、給紙トレイに対向して配置された搬送ローラとを備え、給紙トレイ上に積載された原稿を装置内に給紙する構成をとっているものがある。シートを装置内に給紙するには、給紙トレイに積載された原稿に対して、装置の給紙口に配置された搬送ローラを当接させる必要がある。
ところで、給紙トレイに積載できる原稿の量が多いシート搬送装置には、給紙トレイの一部である中板(リフタ)を移動できるようにしたものがある。そして、原稿をシート搬送装置に積載させる際には、リフタを搬送ローラから離れる方向(退避位置)に移動させて原稿の載置動作を容易にし、原稿を給紙する際にはリフタを搬送ローラに近づける方向(給紙位置)に移動させて搬送ローラが原稿に接触するようにする。このような構成のシート搬送装置の場合、通常は、搬送ローラを駆動するための搬送モータと、リフタの位置を移動させるためのリフタモータとの2つの駆動手段が必要となる。
これに対し、特許文献1には、搬送ローラの駆動及びリフタの位置の移動を、単一の駆動手段の正回転と逆回転で担う方法が開示されている。
特許文献1に記載された方法であれば、単一の駆動手段で原稿の搬送およびリフタの移動を実現することができ、安価にシート搬送装置を構成することができる。
しかしながら、単一の駆動手段を正回転させてシート搬送装置の給紙部、搬送路内部、排紙部の全てのローラを搬送方向に回転させる構成のシート搬送装置においては、リフタを退避位置に移動させるために駆動手段を逆回転させる必要がある。この場合、リフタを移動させるために駆動手段を逆回転させると、シート搬送装置の全てのローラが搬送方向とは逆方向に回転してしまい、結果として排紙部のローラも逆回転してしまうことになる。排紙部のローラが逆回転すると、排紙トレイに排出済みの原稿が排紙口から搬送路に再度引き込まれてしまう可能性があり、排紙口における原稿の破損や紙詰まりを引き起こす原因となる。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、単一の駆動手段で原稿の搬送とリフタの移動とを実現できるシート搬送装置を提供することである。
本発明に係わるシート搬送装置は、シートを積載する給紙台と、前記給紙台に積載されたシートを装置内に給紙して搬送するとともに装置内での処理が終了したシートを装置外に排紙する搬送手段と、前記給紙台を前記搬送手段に近づく方向と前記搬送手段から遠ざかる方向とに移動させる移動手段と、排紙されたシートを積載する排紙台と、前記排紙台におけるシートの積載状態を検知する検知手段と、前記搬送手段と前記移動手段とを駆動する駆動手段であって、正回転することにより前記搬送手段にシートを搬送方向に搬送させ、逆回転することにより前記移動手段に前記給紙台を前記搬送手段から遠ざかる方向に移動させる駆動手段と、前記検知手段の出力に基づいて、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わるシート搬送装置は、シートを積載する給紙台と、前記給紙台に積載されたシートを装置内に給紙して搬送するとともに装置内での処理が終了したシートを装置外に排紙する搬送手段と、前記給紙台を前記搬送手段に近づく方向と前記搬送手段から遠ざかる方向とに移動させる移動手段と、前記搬送手段と前記移動手段とを駆動する駆動手段であって、正回転することにより前記搬送手段にシートを搬送方向に搬送させ、逆回転することにより前記移動手段に前記給紙台を前記搬送手段から遠ざかる方向に移動させる駆動手段と、を備え、前記搬送手段は、前記搬送手段におけるシートを排出する位置に配置された排紙ローラの逆回転を防止するための一方向クラッチを有することを特徴とする。
また、本発明に係わるシート搬送装置は、シートを積載する給紙台と、前記給紙台に積載されたシートを装置内に給紙して搬送するとともに装置内での処理が終了したシートを装置外に排紙する搬送手段と、前記給紙台を前記搬送手段に近づく方向と前記搬送手段から遠ざかる方向とに移動させる移動手段と、前記搬送手段と前記移動手段とを駆動する駆動手段であって、正回転することにより前記搬送手段にシートを搬送方向に搬送させ、逆回転することにより前記移動手段に前記給紙台を前記搬送手段から遠ざかる方向に移動させる駆動手段と、を備え、前記搬送手段は、前記駆動手段からの動力を、前記搬送手段におけるシートを排出する位置に配置された排紙ローラへ伝達するか否かを切り替える電磁クラッチを有することを特徴とする。
本発明によれば、単一の駆動手段で原稿の搬送とリフタの移動とを実現できるシート搬送装置を提供することが可能となる。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係わるシート搬送装置を備える画像読取装置について説明する。
以下、本発明の第1の実施形態に係わるシート搬送装置を備える画像読取装置について説明する。
[画像読取装置]
まず、第1の実施形態における画像読取装置の構成について簡単に説明する。図1は、画像読取装置(以下、スキャナ)の構成を機略的に示す部分断面図である。
まず、第1の実施形態における画像読取装置の構成について簡単に説明する。図1は、画像読取装置(以下、スキャナ)の構成を機略的に示す部分断面図である。
図1に示すように、スキャナ1は、給紙部2と、シート上の画像を読み取る画像読取部3と、シートを排出する排出部4とを備えて構成されている。そして、給紙部2から搬送路13内に給紙されたシート上の画像情報を、画像読取部3で読み取り、画像が読み取られたシートは、排出部4から排出される。本実施形態では、給紙部2及び排出部4、更には搬送路13内でシートを搬送する構造が、シート搬送装置を構成している。
[給紙部]
給紙部2は、スキャナ1の装置本体11の上部に配置され、搬送手段である搬送ローラ22と、搬送ローラ22と対向して配置され、シートを載置するトレイ(給紙台)21と、分離部材である分離ローラ23と、を有する。なお、図1においては、トレイ21に載置されたシートをシートSとして示しており、トレイ21に複数枚積載された様子を示している。
給紙部2は、スキャナ1の装置本体11の上部に配置され、搬送手段である搬送ローラ22と、搬送ローラ22と対向して配置され、シートを載置するトレイ(給紙台)21と、分離部材である分離ローラ23と、を有する。なお、図1においては、トレイ21に載置されたシートをシートSとして示しており、トレイ21に複数枚積載された様子を示している。
トレイ21は、図2及び図3に示すように、装置本体11の本体部11a(図1参照)に固定された固定板21aと、装置本体11に対して回動自在に支持されたシート載置台である中板21bとを備えて構成される。固定板21aは、装置本体11の上部に設けられた給紙口12(図1参照)から斜め上方に延出するように設けられている。このような固定板21aと中板21bとを備えて構成されるトレイ21は、後述する中板21bの昇降状態に拘らず、載置されたシートの搬送方向下流側(図1から図3における斜め左下方向)ほど重力方向に向かうように傾斜して設置されている。言い換えると、トレイ21は、シートの搬送方向下流側ほど地面に垂直な状態に近づく。図2においては、中板21bの下流側が地面に垂直に近付くように中板21bのシート載置面に屈曲点が設けられている。
中板21bは、鋼板や合成樹脂により構成された板状の部材で、固定板21aに対し、搬送ローラ22によるシート搬送方向下流側に配置されている。そして、幅方向両端部に設けられた突起部21c(図2及び図3参照)が、装置本体11に設けられた支持孔に挿入されることにより、装置本体11に回転自在に支持されている。これら突起部21cと支持孔とで回転支持部が構成される。
このような中板21bは、後述する移動手段である中板移動装置50(図4参照)によりこの回転支持部を中心として装置本体11に対して回動(移動)する。具体的には、中板21bは、搬送ローラ22に近づいて搬送ローラ22によるシートの搬送が可能な第1の位置(上昇位置:図2)と、搬送ローラ22から離れてシートを載置可能な第2の位置(下降位置:図3)との間を移動可能である。換言すると、中板21bを搬送ローラ22から退避した下降位置に移動させることによって給紙口12の間口を広げ、トレイ21へのシートの載置を容易にすることができる。
図2に示す第1の位置では、トレイ21に載置されたシートが搬送ローラ22に押し付けられる。これにより、シートが中板21bと搬送ローラ22とにより挟持されて、搬送ローラ22によるシート搬送が可能となる。一方、図3に示す第2の位置では、中板21bと搬送ローラ22との間に隙間が形成され、トレイ21上にシート(或いはシート束)Sを載置可能となる。
このように、中板21bを第2の位置に移動させて、搬送ローラ22との間の隙間を設ける理由は、次の通りである。即ち、中板21bが搬送ローラ22に向けて付勢されたままの状態であると、シート(或いはシート束)Sをトレイ21に載置する際に、シートの先端を中板21bと搬送ローラ22との間に挿入することが困難である。したがって、本実施形態のように、中板21bを下降(待機)させて、中板21bと搬送ローラ22との間に隙間を設けるようにしている。これにより、シート(或いはシート束)Sをトレイ21に載置する際に、シートSの先端を中板21bと搬送ローラ22との間に挿入し易くして、シートSを載置する際の操作性を向上させる。
また、本実施形態の場合、装置本体11には、図3に示すように中板21bの載置面との段差21dが形成されている。段差21dは、中板21bが第2の位置に移動した場合に、中板21bに載置されたシートSの搬送方向下流端が当接して、中板21bに載置されたシートが搬送ローラ22側(搬送手段側)に移動することを防止する。この段差21dは、図2及び図3に示すように、装置本体11と一体に形成されるか、又は装置本体11に固定されたクランク状の固定部材21eの一部として形成され、分離ローラ23の近傍に位置している。より具体的には、段差21dは、搬送ローラ22と分離ローラ23とのニップ部のシート搬送方向上流に、中板21bが第2の位置に存在するときの上面とほぼ直交するように設置されている。また、段差21dは、中板21bの上方からこのニップ部を見た場合に、中板21bが第1の位置に存在する場合には中板21bに隠れ、中板21bが第2の位置に移動することにより露出するように構成されている。
これにより、中板21bが第1の位置に存在する場合には、中板21bに載置されたシートは、段差21dに接触することなく、搬送ローラ22側に移動する。一方、中板21bが第2の位置に存在する場合には、中板21bのシート搬送方向下流に段差21dが露出して、中板21bに載置されたシートの搬送方向下流端が段差21dに当接する。そして、シート束の整列を行うと共に、前述したように傾斜して設置されるトレイ21に載置されたシートの先端の位置決めが行われる。
搬送ローラ22は、装置本体11のカバー部11b(図1参照)に設けられ、駆動手段であるモータM1により回転駆動される。そして、中板21b上(シート載置台上)のシートと当接してこのシートを搬送路13に搬送する。本実施形態の場合、搬送ローラ22は、トレイ21の幅方向中央部に対向する位置に配置されている。
また、トレイ21の搬送ローラ22によるシート搬送方向下流で、搬送ローラ22と対向する位置には、分離ローラ23が設けられている。分離ローラ23は、搬送ローラ22との間でシートを挟持するように配置されている。これら搬送ローラ22と分離ローラ23とで分離給送手段が構成され、中板21b上からシートを1枚ずつ分離して搬送路13に送り込む。
本実施形態の場合、分離ローラ23は、中板21bの先端部近傍に非接触で配置されると共に搬送ローラ22に対向して配置される。また、分離ローラ23は、搬送ローラ22に接近および離間する方向に移動自在に支持され、不図示のばねにより搬送ローラ22に向かう方向に付勢されている。また、駆動手段であるモータM1により、搬送ローラ22の回転方向と逆方向に回転するように構成されている。即ち、モータM1と搬送ローラ22との間、及び、モータM1と分離ローラ23との間に、それぞれ別の動力伝達機構が設けられている。そして、モータM1が正転方向に駆動された場合に、搬送ローラ22が、シートを搬送路13内に搬送する方向に駆動され、分離ローラ23は逆方向に駆動される。
このように、分離ローラ23を、搬送ローラ22によるシート搬送時に搬送ローラ22の回転方向と逆方向に回転させることにより、シート搬送方向と逆方向に作用するシート抵抗を生じさせて、搬送するシートを他のシートから分離し易くしている。なお、分離ローラ23にはトルクリミッタが設けられており、所定以上のトルクがかかった場合に、モータからの動力伝達を遮断できるようにされている。
また、搬送ローラ22と分離ローラ23とのシート搬送方向に関する位置関係に関しては、搬送ローラ22が、分離ローラ23よりも、搬送ローラ22によるシート搬送方向上流にずれた位置に配置されている。これにより、トレイ21上のシートをピックアップし易くしている。
また、本実施形態の場合、装置本体11は、装置本体11内でシートが搬送される搬送路13を境に、本体部11aとカバー部11bとに分離可能とされている。このうちの本体部11aには、上述のトレイ21及び分離ローラ23が設けられ、カバー部11bには搬送ローラ22が設けられている。カバー部11bは、本体部11aに対し本体部11aの下端寄り部分を中心として回動可能に配置されている。そして、カバー部11bを回動させることにより、搬送路13が露出(開放)し、この搬送路13内でジャムしたシートを取り除くことができる。
また、カバー部11bを閉じた状態では、搬送ローラ22が分離ローラ23に当接し、分離ローラ23がばねの付勢方向と反対方向に沈む(図1の下方向に移動する)。この結果、搬送ローラ22と分離ローラ23とが弾性的に当接し、ニップを形成する。
[情報読取部]
情報読取部3は、図1に示すように、装置本体11のシート搬送方向中間部に配置され、ローラ対31と、レジストセンサ32と、イメージセンサ33a,33bとを備える。ローラ対31は、駆動ローラ31aと従動ローラ31bとから構成され、このうちの駆動ローラ31aは本体部11aに、従動ローラ31bはカバー部11bにそれぞれ設けられている。駆動ローラ31aは駆動手段であるモータM1により回転駆動され、従動ローラ31bは、駆動ローラ31aに従動して回転する。このようなローラ対31は、給紙部2から搬送されたシートを搬送ローラ22による搬送方向と同方向に搬送する。
情報読取部3は、図1に示すように、装置本体11のシート搬送方向中間部に配置され、ローラ対31と、レジストセンサ32と、イメージセンサ33a,33bとを備える。ローラ対31は、駆動ローラ31aと従動ローラ31bとから構成され、このうちの駆動ローラ31aは本体部11aに、従動ローラ31bはカバー部11bにそれぞれ設けられている。駆動ローラ31aは駆動手段であるモータM1により回転駆動され、従動ローラ31bは、駆動ローラ31aに従動して回転する。このようなローラ対31は、給紙部2から搬送されたシートを搬送ローラ22による搬送方向と同方向に搬送する。
レジストセンサ32は、ローラ対31により搬送されるシートの先端と後端とを検知する。このようなレジストセンサ32としては、例えば、発光部と受光部とを備えたフォトセンサ、レバーの動作を検知するものなどが挙げられる。フォトセンサはシートが光を遮ることにより、レバーによる検知はシートがレバーを倒すことにより、シートの通過を検知する。本実施形態の場合には、フォトセンサとしている。
イメージセンサ33a,33bは、それぞれCIS(密着型イメージセンサ)であり、シートの表面と裏面の情報を読み取る。即ち、片方のイメージセンサ33aは本体部11a側に設けられ、他方のイメージセンサ33bはカバー部11b側に設けられている。そして、それぞれのイメージセンサ33a,33bの情報を読み取る面が搬送路13に面するように配置され、搬送路13を通るシートの両面の情報をイメージセンサ33a,33bが読み取るようにしている。本実施形態で読み取る情報は、シートの表面又は裏面に形成された画像の情報である。
[排出部]
排出部4は、装置本体11のシート搬送方向下流に配置され、搬送路13と連続するU字搬送路41と、搬送ローラ対42と、排紙ローラ対43と、排紙トレイ44と、シート押え部材45と、排紙センサ47とを備えて構成されている。このうちのU字搬送路41は、シートが搬送されるU字状に形成された搬送路である。このようなU字搬送路41は、カバー部11bの下面に形成されたU字状の曲面部41aと、ヒンジ46により装置本体11に接続されたU字状の湾曲部材41bとから構成される。この湾曲部材41bは、ヒンジ46を中心として回動可能である。このため、U字搬送路41内にシートがジャムした場合には、湾曲部材41bを回動させてU字搬送路41を露出させることにより、ジャムしたシートの取り出し処理が可能である。
排出部4は、装置本体11のシート搬送方向下流に配置され、搬送路13と連続するU字搬送路41と、搬送ローラ対42と、排紙ローラ対43と、排紙トレイ44と、シート押え部材45と、排紙センサ47とを備えて構成されている。このうちのU字搬送路41は、シートが搬送されるU字状に形成された搬送路である。このようなU字搬送路41は、カバー部11bの下面に形成されたU字状の曲面部41aと、ヒンジ46により装置本体11に接続されたU字状の湾曲部材41bとから構成される。この湾曲部材41bは、ヒンジ46を中心として回動可能である。このため、U字搬送路41内にシートがジャムした場合には、湾曲部材41bを回動させてU字搬送路41を露出させることにより、ジャムしたシートの取り出し処理が可能である。
搬送ローラ対42は、装置本体11の搬送路13からU字搬送路41に入る入口で、ヒンジ46よりもシート搬送方向上流側に配置されている。このような搬送ローラ対42も、上述のローラ対31と同様に、駆動ローラと従動ローラとから構成され、一方のローラが本体部11aに、他方のローラがカバー部11bにそれぞれ設けられている。また、搬送ローラ対42の駆動ローラは、モータM1により駆動される。そして、情報読取部3から搬送されたシートをU字搬送路41に搬送する。
排出手段である排紙ローラ対43は、U字搬送路41の出口に設けられ、シートをU字搬送路41から装置外へ排出する。このような排紙ローラ対43も、駆動ローラと従動ローラとから構成され、一方のローラがカバー部11bに、他方のローラが湾曲部材41bにそれぞれ設けられている。また、排紙ローラ対43の駆動ローラは、モータM1により駆動される。
排紙トレイ(排紙台)44は、カバー部11bの本体部11aに面する側とは反対側の面に形成され、排紙ローラ対43から排出されたシートを積載する。この排紙トレイ44は、傾斜面44aと、この傾斜面44aの下端縁から斜め上方に折り曲げるように形成された支え面44bとから構成される。この支え面44bの先端は排紙ローラ対43の出口近傍に存在する。排紙ローラ対43から排出されるシートは、傾斜面44aに向かって排出され、下端縁が支え面44bに支えられつつ、傾斜面44aに重なるように載置される。
シート押え部材45は、排紙トレイ44に積載されたシートを押さえ付けて、シートが、外乱などの影響により排紙トレイ44から落下しないようにするものである。このようなシート押え部材45は、湾曲部材41bの先端からほぼ接線方向に延長するように設けられ、湾曲部材41bが図1のように閉じられた状態で、排紙トレイ44の傾斜面44aと対向する。この結果、排紙トレイ44に排出されたシートは、傾斜面44aとシート押え部材45との間に挟まれ、不用意に落下することが防止される。
なお、本実施形態の場合、前述したように、湾曲部材41bを回動させ、U字搬送路41を露出させた状態でも、シートの排出が可能である。この場合、搬送ローラ対42が排紙ローラ対(排出手段)の役目を果たし、シート押え部材45が排紙トレイの役目を果たす。
本実施形態の排紙トレイ44には、傾斜面44aに排紙センサ47が設けられている。排紙センサ47は、排紙ローラ対43から排紙トレイ44に排出されたシートの積載の有無を検知する。このような排紙センサ47としては、例えば、発光部と受光部とを備えたフォトセンサ、レバーの動作を検知する装置などが挙げられる。フォトセンサはシートが光を遮ることにより、レバーによる検知はシートがレバーを倒すことにより、シートの有無を検知する。本実施形態の場合には、フォトセンサとしている。
[中板移動装置]
次に、シート載置台である中板21bを第1の位置と第2の位置との間で移動させる移動手段である中板移動装置50について、図2~図4を用いて説明する。中板移動装置50は、付勢手段であるばね51と、駆動側部材である駆動ギヤ52と、移動側部材である回動軸53と、中板21bに固定された係合部材54と、動力切替手段であるワンウェイクラッチ55とを有する。
次に、シート載置台である中板21bを第1の位置と第2の位置との間で移動させる移動手段である中板移動装置50について、図2~図4を用いて説明する。中板移動装置50は、付勢手段であるばね51と、駆動側部材である駆動ギヤ52と、移動側部材である回動軸53と、中板21bに固定された係合部材54と、動力切替手段であるワンウェイクラッチ55とを有する。
ばね51は、図2及び図3に示すように、中板21bと固定部材21eの支持板部21fとの間に配置され、中板21bを第1の位置(上昇位置)に移動する方向に付勢する。駆動ギヤ52は、第1の駆動手段であるモータM1に、ギヤ列52aを介して接続されている。回動軸53は、中板21bの下方(支持板部21f側)に、シート搬送方向にほぼ直交する幅方向に延在して配置され、係合部材54を介して中板21bを移動させる。
このために回動軸53の先端部には、外周面から突出するように係合突部53aが形成されている。係合突部53aは、中板21bに固定された係合部材54から幅方向に突出した被係合突部54aと係合する。そして、回動軸53が図4(B)の矢印B方向に回動した際に、係合突部53aと被係合突部54aとの係合により、中板21bが第2の位置に移動するように構成されている。
ワンウェイクラッチ55は、駆動ギヤ52と回動軸53との間に配置され、動力の伝達及び遮断の切り替えを行う。即ち、駆動ギヤ52が図4(A)の矢印A方向に回動する場合は、ワンウェイクラッチ55は駆動ギヤ52と回動軸53との間での動力伝達を遮断する。一方、駆動ギヤ52が図4(B)の矢印B方向に回動する場合は、ワンウェイクラッチ55が駆動ギヤ52から回動軸53に動力を伝達させる。
このように構成される中板移動装置50は、モータM1が正転方向(搬送ローラ22によってシートSを搬送方向に搬送する方向)に駆動されると、図4(A)に示すように、駆動ギヤ52がギヤ列52aを介して矢印A方向に回動する。この場合には、上述したようにワンウェイクラッチ55が駆動ギヤ52と回動軸53との間での動力伝達を遮断する。この結果、中板21bがばね51の付勢力により第1の位置に向けて移動する。具体的には、中板21bは、回転支持部(突起部21c)を中心として搬送ローラ22に近づく方向に回動する。
これに対して、モータM1が逆転方向に駆動されると、図4(B)に示すように、駆動ギヤ52がギヤ列52aを介して矢印B方向に回動する。この場合には、上述したようにワンウェイクラッチ55が駆動ギヤ52と回動軸53との間で動力を伝達する。すると、回動軸53も駆動ギヤ52と同方向に回動し、回動軸53の係合突部53aも同方向に回動する。係合突部53aには係合部材54の被係合突部54aが係合しており、係合部材54は中板21bに固定されている。したがって、回動軸53が矢印B方向に回動することにより、中板21bがばね51の付勢力に抗して第2の位置に向けて移動される。中板21bが第2の位置に下降する程度の駆動量だけモータM1が駆動されると、モータM1の逆転方向への駆動が停止され、シート搬送装置は待機状態となる。
[スキャナの動作]
このように構成されるスキャナ1の動作について、図1から図4を用いて説明する。まず、スキャナ1のスイッチを入れる(装置の電源をオン(Power ON)にする)と、モータM1が正転方向に所定量回転して中板21bを第1の位置側に移動させた後、モータM1が逆転方向に所定量回転する。これにより、中板21bが第2の位置に移動される。
このように構成されるスキャナ1の動作について、図1から図4を用いて説明する。まず、スキャナ1のスイッチを入れる(装置の電源をオン(Power ON)にする)と、モータM1が正転方向に所定量回転して中板21bを第1の位置側に移動させた後、モータM1が逆転方向に所定量回転する。これにより、中板21bが第2の位置に移動される。
次に、情報を読み取るシート(或いはシート束)を操作者がトレイ21に載置する。シートをトレイ21に載置する際には、上述のように、中板21bが第2の位置に移動しており、中板21bと搬送ローラ22との間にシートの先端(搬送方向下流端)が進入しやすい状態となっている。また、シートの先端が段差21dに当接する。この状態で、例えば、操作者がスキャナ1に設けられた読取開始ボタンを押すなどして、動作を開始させる(Scan Startする(搬送動作開始の指示がある))と、モータM1が正転方向に回転し始める。この際、モータM1の正転方向の駆動により係合突部53aによる被係合突部54aの押圧が解除され、中板21bがばね51に付勢されて第1の位置に移動し、中板21b上のシートの先端が中板21bと搬送ローラ22とにより挟持される状態となる。
この状態で更にモータM1の正転方向の駆動を継続することにより、搬送ローラ22が正転方向に回転駆動されると共に、分離ローラ23が逆方向に回転する。これにより、シート束の場合には、シートが1枚ずつ分離されて搬送路13へ搬送される。一方、シートが1枚の場合には、分離ローラ23に設けられたトルクリミッタが作動し、分離ローラ23への動力伝達が遮断され、この分離ローラ23は搬送ローラ22の回転に従動して回転する。この結果、1枚のシートが搬送路13へ搬送される。
搬送路13へ搬送されたシートは、モータM1により駆動されるローラ対31により挟持されて、更に搬送される。そして、シートの先端がレジストセンサ32により検知され、シートの両面(或いはどちらかの片面)の情報がイメージセンサ33a,33bにより読み取られる。即ち、レジストセンサ32がシートの先端を検知してから所定時間後にイメージセンサ33a,33bによる読み取りが開始される。そして、レジストセンサ32がシートの後端(搬送方向上流端)を検知してから所定時間経過後に、イメージセンサ33a,33bによる読み取りが終了する。
トレイ21に載置されたシート束がなくなりスキャンが終了するまで、モータM1を継続して正転方向に駆動し続けて、搬送ローラ22により次々とシートを搬送路13に搬送し、同様に読取を行う。トレイ21にシートがなくなったことの検出は、給紙口12付近に設けた不図示の原稿検知センサか、レジストセンサ32に原稿が所定時間に亘って到達しないことによって行えばよい。
イメージセンサ33a,33bにより読み取られた情報は、スキャナ1に設けられた記憶手段(メモリ)に記憶されたり、不図示の外部端末(パーソナルコンピュータなど)に送られたりする。イメージセンサ33a,33bを通過したシートは、モータM1により駆動される搬送ローラ対42により挟持され、U字搬送路41に搬送される。あるいは、湾曲部材41bが回動され、U字搬送路41が露出されている場合には、排紙トレイとして機能するシート押え部材45上に排出される。U字搬送路41に搬送されたシートは、モータM1により駆動される排紙ローラ対43により挟持され、排紙トレイ44に排出される。
以上の動作が繰り返され、トレイ21上の最後のシートが排紙トレイ44に排出される(スキャンが終了し、Scan Endする)と、モータM1の正転方向への駆動が停止される。
スキャンが終了した後には、排紙トレイ44にシート束が積載されており、排紙センサ47がシートを検知した状態になっている。本実施形態では、スキャナ1の操作者が排紙トレイ44に積載されたシート束を回収して排紙センサ47がシート検知状態から非検知状態に遷移してから、所定時間モータM1を逆方向に駆動して、中板21bを第2の位置に移動させる。そして、中板21bと搬送ローラ22との間に隙間を開けて、次のシート或いはシート束を中板21b上に載置可能としている。この時、モータM1を逆方向に駆動することで搬送ローラ対42及び排紙ローラ対43が逆方向に回転するが、排紙トレイ44にシートがないので、排出したシートが逆転する排紙ローラ対43によってU字搬送路41或いは搬送路13内に再度引き込まれることはない。
本実施形態によれば、排紙トレイ44にシートが積載されたまま次のシート束の搬送を開始することがないため、排紙トレイ44におけるシートの過剰な積載による排紙したシートの乱れや排紙トレイ44からの落下を未然に防ぐことができる。
また、排紙センサ47を設けたことで、スキャンが終了してから排紙トレイ44にシートが積載された状態が継続した時間が計測できるため、シートの排紙が終わってから所定時間経過しても回収されていない場合に操作表示部にメッセージを表示したり、警告音を発したりすることが可能となる。これにより、シートの回収や次のシート束の載置を促すことができる。
本実施形態の排紙センサ47は、排紙トレイ44におけるシートの有無を検知するものとして記載したが、上記実施形態に限定されず、排紙トレイ44におけるシートの積載量あるいは積載状態を検知できるものとしてもよい。積載量を検知できる場合、排紙トレイ44に積載されたシートが所定の積載量よりも少なければ排出したシートが搬送路13内に再度引き込まれることがないと判断できる。そのため、シートの積載量が所定量よりも少なければ、モータM1を逆方向に回転させて中板21bを第2の位置に移動させ、トレイ21に次のシート束を載置可能な状態にしてもよい。例えば、排紙トレイ44上の積載枚数によってレバーの位置が変化し、その位置によって出力が変化する排紙センサ47を用いれば良い。
[第1の実施形態の制御フロー]
第1の実施形態における、単一のモータM1を用いてシートの搬送および排紙を制御するスキャナ1の制御フローについて、図5を用いて説明する。
第1の実施形態における、単一のモータM1を用いてシートの搬送および排紙を制御するスキャナ1の制御フローについて、図5を用いて説明する。
本実施形態のスキャナ1において、電源が投入されて動作がスタート(S101)した後(電源投入時)、排紙センサ47を確認(S102)する。そして、排紙センサ47がシートを検知しない状態(という出力)であれば(S102でNo)、モータM1を正転方向に回転させてから逆転方向に回転させ、中板21bを第2の位置に移動させる(S103)。これによりスキャナ1の操作者が給紙トレイ21にシート束を載置できる状態となる。なお、S102の時点で所定時間に亘って排紙センサ47がシートを検知し続けている場合には、操作者に対して報知することが好ましい。
スキャナ1の操作者が給紙トレイ21にシートを積載し(S104)、スキャン命令が発行されると(S105でYes)、モータM1が正転方向に駆動されて中板21bが第1の位置に移動される(S106)。中板21bが第1の位置に移動することで、シートがモータM1の駆動により回転している搬送ローラ22に当接し、シートが搬送されてシートの情報が読み取られる(S107)。
給紙トレイ21のシートがなくなると(S108でYes)、モータM1の正転方向への駆動が停止される(S109)。給紙トレイ21のシートがなくなった後(給送終了後)は排紙センサ47を確認して(S108)、排紙トレイ44からシートがなくなれば(S108でNo)、モータM1が逆転方向に駆動されて中板21bが第2の位置に移動される(S111)。
まだスキャンを継続するのであれば(S112でNo)、スキャナ1の操作者が給紙トレイ21にシートを載置する動作に戻る(S104)。スキャンを継続しないのであれば(S112でYes)、スキャン終了となる(S113)。例えば、S112において、スキャン終了の判定としては、電源ボタンが押下されることなどであって良い。なお、電源ボタンの押下などによるスキャン終了の判定は、S104からS105においてスキャン命令がなされるかどうかの待機中にも行われても良い。
以上説明したように、本実施形態においては、給紙トレイ上のシートがなくなった後に、排紙センサを確認して、排紙トレイに排出されたシートが残っているか否かを判断する。排紙トレイにシートが残っている場合は、操作者に対し排紙トレイからシートを取り除くべきであることを報知する。そして、シートが排紙トレイから取り除かれた後に、モータを逆転させて、中板を第1の位置から第2の位置に移動させる。この動作により、モータが逆回転しても、排紙トレイ上にはシートが無いので、排紙トレイ上のシートがU字搬送路41或いは搬送路13内に再度引き込まれることが防止される。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態に係わる画像読取装置(スキャナ)について説明する。
次に、本発明の第2の実施形態に係わる画像読取装置(スキャナ)について説明する。
第2の実施形態のスキャナは、図1における排紙ローラ対43の回転支持部にワンウェイクラッチを備えている。
モータM1が正転方向に回転してシートを搬送している際は、モータM1の駆動力が排紙ローラ対43に伝達され、排紙ローラ対43まで搬送されたシートを排紙トレイ44に排出させる。
一方、モータM1が逆転方向に回転して中板21bを第2の位置に移動させる際は、モータM1の駆動力がワンウェイクラッチ(一方向クラッチ)で遮断されることで排紙ローラ対43が回転しない。そのため、排紙トレイ44に排出されたシートがU字搬送路41或いは搬送路13内に再度引き込まれることはない。なお、排紙ローラ対43における駆動ローラがシートの幅方向に対し複数設けられる場合には、駆動ローラのそれぞれとローラ軸との間にワンウェイクラッチが設けられても良いし、駆動ローラのローラ軸とローラ軸に駆動伝達するギアとの間に設けても良い。また、ワンウェイクラッチは、排紙ローラ対43における駆動ローラ側のみに設けられれば良いが、駆動ローラと従動ローラの両方に設けられても良い。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態に係わる画像読取装置(スキャナ)について説明する。
次に、本発明の第3の実施形態に係わる画像読取装置(スキャナ)について説明する。
第3の実施形態のスキャナは、図1における排紙ローラ対43の回転支持部に電磁クラッチを備えている。
モータM1が正転方向に回転してシートを搬送している際は、モータM1の駆動力を電磁クラッチで排紙ローラ対43に伝達させ、排紙ローラ対43まで搬送されたシートを排紙トレイ44に排出させる。
モータM1が逆転方向に回転して中板21bを第2の位置に移動する際は、モータM1の駆動力を電磁クラッチで遮断することで排紙ローラ対43の回転を停止させる。そのため、排紙トレイ44に排出されたシートがU字搬送路41或いは搬送路13内に再度引き込まれることはない。
以上、本発明の画像読取装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をすることができる。
1:画像読取装置(スキャナ)
11:装置本体、
12:給紙口
13:搬送路
21:トレイ
22:搬送ローラ
23:分離ローラ
31:ローラ対
33a,33b:イメージセンサ
41:U字搬送路
42:搬送ローラ対
43:排紙ローラ対
44:排紙トレイ
47:排紙センサ
M1:モータ
S:シート
11:装置本体、
12:給紙口
13:搬送路
21:トレイ
22:搬送ローラ
23:分離ローラ
31:ローラ対
33a,33b:イメージセンサ
41:U字搬送路
42:搬送ローラ対
43:排紙ローラ対
44:排紙トレイ
47:排紙センサ
M1:モータ
S:シート
Claims (8)
- シートを積載する給紙台と、
前記給紙台に積載されたシートを装置内に給紙して搬送するとともに装置内での処理が終了したシートを装置外に排紙する搬送手段と、
前記給紙台を前記搬送手段に近づく方向と前記搬送手段から遠ざかる方向とに移動させる移動手段と、
排紙されたシートを積載する排紙台と、
前記排紙台におけるシートの積載状態を検知する検知手段と、
前記搬送手段と前記移動手段とを駆動する駆動手段であって、正回転することにより前記搬送手段にシートを搬送方向に搬送させ、逆回転することにより前記移動手段に前記給紙台を前記搬送手段から遠ざかる方向に移動させる駆動手段と、
前記検知手段の出力に基づいて、前記駆動手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とするシート搬送装置。 - 前記制御手段は、前記シート搬送装置の電源投入時およびシートの給送終了後において、前記検知手段の出力に基づいて、前記駆動手段を逆転させることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
- 前記制御手段は、前記検知手段が前記排紙台にシートが載置されていないことを検知した場合に、前記駆動手段を逆転させることを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装置。
- 前記制御手段は、前記検知手段が前記排紙台に載置さているシートの量が所定量より少ないことを検知した場合に、前記駆動手段を逆転させることを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装置。
- シートを積載する給紙台と、
前記給紙台に積載されたシートを装置内に給紙して搬送するとともに装置内での処理が終了したシートを装置外に排紙する搬送手段と、
前記給紙台を前記搬送手段に近づく方向と前記搬送手段から遠ざかる方向とに移動させる移動手段と、
前記搬送手段と前記移動手段とを駆動する駆動手段であって、正回転することにより前記搬送手段にシートを搬送方向に搬送させ、逆回転することにより前記移動手段に前記給紙台を前記搬送手段から遠ざかる方向に移動させる駆動手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記搬送手段におけるシートを排出する位置に配置された排紙ローラの逆回転を防止するための一方向クラッチを有することを特徴とするシート搬送装置。 - 前記一方向クラッチは、前記駆動手段が逆回転したときに、前記排紙ローラの逆回転を防止することを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
- シートを積載する給紙台と、
前記給紙台に積載されたシートを装置内に給紙して搬送するとともに装置内での処理が終了したシートを装置外に排紙する搬送手段と、
前記給紙台を前記搬送手段に近づく方向と前記搬送手段から遠ざかる方向とに移動させる移動手段と、
前記搬送手段と前記移動手段とを駆動する駆動手段であって、正回転することにより前記搬送手段にシートを搬送方向に搬送させ、逆回転することにより前記移動手段に前記給紙台を前記搬送手段から遠ざかる方向に移動させる駆動手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記駆動手段からの動力を、前記搬送手段におけるシートを排出する位置に配置された排紙ローラへ伝達するか否かを切り替える電磁クラッチを有することを特徴とするシート搬送装置。 - 前記電磁クラッチは、前記駆動手段が正回転する場合に、前記駆動手段からの動力を、前記排紙ローラへ伝達し、前記駆動手段が逆回転する場合に、前記駆動手段から前記排紙ローラへの動力の伝達を遮断することを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020217321A JP2022102530A (ja) | 2020-12-25 | 2020-12-25 | シート搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020217321A JP2022102530A (ja) | 2020-12-25 | 2020-12-25 | シート搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022102530A true JP2022102530A (ja) | 2022-07-07 |
Family
ID=82273256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020217321A Pending JP2022102530A (ja) | 2020-12-25 | 2020-12-25 | シート搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022102530A (ja) |
-
2020
- 2020-12-25 JP JP2020217321A patent/JP2022102530A/ja active Pending
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