JP2022102287A - 移載機、洗浄モジュール、および基板処理装置 - Google Patents

移載機、洗浄モジュール、および基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022102287A
JP2022102287A JP2020216935A JP2020216935A JP2022102287A JP 2022102287 A JP2022102287 A JP 2022102287A JP 2020216935 A JP2020216935 A JP 2020216935A JP 2020216935 A JP2020216935 A JP 2020216935A JP 2022102287 A JP2022102287 A JP 2022102287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
transfer
guide
transfer machine
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020216935A
Other languages
English (en)
Inventor
阿沙葵 眞継
Asao Matsugi
昭尋 谷澤
Akihiro Tanizawa
磨奈人 古澤
Manato Furusawa
賢一 小林
Kenichi Kobayashi
康之 宮澤
Yasuyuki Miyazawa
剛 相馬
Takeshi Soma
啓一 能條
Keiichi Nojo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2020216935A priority Critical patent/JP2022102287A/ja
Priority to US18/036,342 priority patent/US20240001407A1/en
Priority to CN202180076294.4A priority patent/CN116438632A/zh
Priority to EP21891633.6A priority patent/EP4246556A1/en
Priority to KR1020237016896A priority patent/KR20230100726A/ko
Priority to PCT/JP2021/039244 priority patent/WO2022102386A1/ja
Priority to TW110141854A priority patent/TW202233314A/zh
Publication of JP2022102287A publication Critical patent/JP2022102287A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】基板を収容空間に安定的に案内するとともに洗浄残りの発生を抑制することができる移載機を実現する。【解決手段】移載機は、基板WFの搬送路の受け渡し位置と搬送路から離間した位置に配置された洗浄槽との間で基板を移載するためのものであって、受け渡し位置に搬送される基板WFの上面に接触して基板WFを案内するように構成されたガイドローラ494と、基板WFが受け渡し位置まで搬送された後にガイドローラ494を基板WFから離すように構成されたガイド解除機構490と、を含む。【選択図】図11

Description

本願は、移載機、洗浄モジュール、および基板処理装置に関する。
半導体デバイスの製造に使用される基板の表面を平坦化するために基板処理装置が使用されている。基板は、多くの場合、円板形状である。また、半導体デバイスに限らず、CCL基板(Copper Clad Laminate基板)やPCB(Printed Circuit Board)基板、フォトマスク基板、ディスプレイパネルなどの四角形の基板の表面を平坦化する際の平坦度の要求も高まっている。
例えば特許文献1には、基板の被研磨面を下方に向けた状態で研磨処理を行う基板処理装置が開示されている。この基板処理装置は、研磨処理後に被研磨面を下方に向けた状態の基板をローラコンベアで搬送しながら基板両面に洗浄液を噴射して洗浄処理を行うように構成されている。特許文献1に開示されているように、基板をローラコンベアによって搬送する場合には、基板の上方にもガイドローラを設けることによって基板の搬送をガイドすることが知られている。
特開2020-9987号公報
特許文献1に記載されているようにローラコンベアで搬送される基板両面に洗浄液を噴射するだけでは、基板に付着した汚れを十分に落としきれない場合がある。
これに対して、基板を洗浄するための洗浄槽を別途設け、ローラコンベアから洗浄槽へ移載機を用いて基板を移載し、基板を洗浄槽へ浸漬させて洗浄することが考えられる。この場合、ローラコンベアで搬送される基板が移載機の収容空間に安定して収容されるように、基板の上面に接触して基板を案内するガイドローラを設けることが考えられる。しかしながら、基板の上面をガイドローラによって案内すると、洗浄槽に移載機および基板を浸漬させて洗浄したときに、ガイドローラが接触している部分に洗浄残りが発生するおそれがある。
そこで、本願は、基板を収容空間に安定的に案内するとともに洗浄残りの発生を抑制することができる移載機を実現することを1つの目的としている。
本願は、一実施形態として、基板の搬送路の受け渡し位置と前記搬送路から離間した位置に配置された洗浄槽との間で基板を移載するための移載機であって、前記受け渡し位置に搬送される基板の上面に接触して基板を案内するように構成されたガイドローラと、前記基板が前記受け渡し位置まで搬送された後に前記ガイドローラを前記基板から離すように構成されたガイド解除機構と、を含む、移載機を開示する。
一実施形態による基板処理装置の全体構成を示す平面図である。 一実施形態による搬送モジュールを模式的に示す側面図である。 一実施形態による搬送モジュールを示す斜視図である。 一実施形態による研磨モジュールを模式的に示す斜視図である。 一実施形態による洗浄モジュールを模式的に示す平面図である。 一実施形態による洗浄モジュールを模式的に示す斜視図である。 図6に示した移載機を詳細に示す斜視図である。 図7に示した移載機の一部を別の方向から見た斜視図である。 一実施形態による移載機を示す平面図である。 図9に示す移載機の領域ADを拡大した平面図である。 図9に示す移載機の領域ADを拡大した斜視図である。 移載機に基板を収容して上昇させるまでの流れを模式的に示す図である。 移載機のガイドローラが基板に接触した状態を示す側面図である。 移載機のガイドローラが基板に接触した状態を示す斜視図である。 移載機のガイドローラを基板から離した状態を示す側面図である。 移載機のガイドローラを基板から離した状態を示す斜視図である。 変形例の移載機に基板を収容して上昇させるまでの流れを模式的に示す図である。
以下に、本発明に係る移載機、洗浄モジュールおよび基板処理装置の実施形態を添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
図1は、一実施形態による基板処理装置1000の全体構成を示す平面図である。図1に示される基板処理装置1000は、ロードモジュール100、搬送モジュール200、研磨モジュール300、洗浄モジュール400、乾燥モジュール500、およびアンロードモジュール600を有する。図示の実施形態において、搬送モジュール200は、2つの搬送モジュール200A、200Bを有し、研磨モジュール300は、2つの研磨モジュール300A、300Bを有する。一実施形態において、これらの各モジュールは、独立に形成することができる。これらのモジュールを独立して形成することで、各モジュールの数を任意に組み合わせることで異なる構成の基板処理装置1000を簡易に形成することができる。また、基板処理装置1000は、制御装置900を備え、基板処理装置1000の各構成要素は制御装置900により制御される。一実施形態において、制御装置900は、入出力装置、演算装置、記憶装置などを備える一般的なコンピュータから構成することができる。
<ロードモジュール>
ロードモジュール100は、研磨および洗浄などの処理が行われる前の基板WFを基板処理装置1000内へ導入するためのモジュールである。一実施形態において、ロードモジュール100は、SMEMA(Surface Mount Equipment Manufacturers Association)の機械装置インタフェース規格(IPC-SMEMA-9851)に準拠するように構成される。
図示の実施形態において、ロードモジュール100の搬送機構は、複数の搬送ローラ202(第1の搬送ローラ)と、搬送ローラ202が取り付けられる複数のローラシャフト204とを有する。図1に示される実施形態においては、各ローラシャフト204には3つの搬送ローラ202が取り付けられている。基板WFは、搬送ローラ202上に配置され、搬送ローラ202が回転することで基板WFが搬送される。ローラシャフト204上の搬送ローラ202の取り付け位置は、基板WFを安定的に搬送することができる位置であれば任意とすることができる。ただし、搬送ローラ202は基板WFに接触するので、
処理対象である基板WFに接触しても問題の無い領域に搬送ローラ202が接触するように配置すべきである。一実施形態において、ロードモジュール100の搬送ローラ202は、導電性ポリマーから構成することができる。一実施形態において、搬送ローラ202は、ローラシャフト204などを介して電気的に接地される。これは、基板WFが帯電して基板WF上の電子デバイス等を損傷することを防止するためである。また、一実施形態において、ロードモジュール100に、基板WFの帯電を防止するためにイオナイザー(図示せず)を設けてもよい。
<搬送モジュール>
図1に示される基板処理装置1000は、2つの搬送モジュール200A、200Bを備えている。2つの搬送モジュール200A、200Bは同一の構成とすることができるので、以下において、一括して搬送モジュール200として説明する。
図2は、一実施形態による搬送モジュール200を模式的に示す側面図である。図3は、一実施形態による搬送モジュール200を模式的に示す斜視図である。なお、図3においては、図示の明瞭化のために、後述する上搬送ローラ(第2の搬送ローラ)290およびその駆動機構は省略している。図示の搬送モジュール200は、基板WFを搬送するための複数の搬送ローラ(第1の搬送ローラ)202を備えている。搬送ローラ202を回転させることで、搬送ローラ202上の基板WFを所定の方向に搬送することができる。搬送モジュール200の搬送ローラ202は、導電性ポリマーから形成されても、導電性のないポリマーから形成されてもよい。搬送ローラ202は、ローラシャフト(第1のローラシャフト)204に取り付けられており、ギア206を介して、モータ208により駆動される。一実施形態において、モータ208はサーボモータとすることができ、ギア206は、歯車式とすることができるが、マグネットギアとすることもできる。また、図示の搬送モジュール200は、搬送中の基板WFの側面を支持するガイドローラ212を備える。
図2、3に示されるように、搬送モジュール200はプッシャ230を有する。プッシャ230は、複数の搬送ローラ202の上にある基板WFを、複数の搬送ローラ202から離れるように持ち上げることができるように構成される。またプッシャ230は、保持している基板WFを搬送モジュール200の搬送ローラ202に受け渡すことができるように構成される。
図2に示されるように、搬送モジュール200は、ストッパ220を有する。ストッパ220は、ストッパ移動機構222に接続されており、ストッパ220は搬送ローラ202上を移動する基板WFの搬送路内に進入可能である。ストッパ220が基板WFの搬送路内に位置しているときは、搬送ローラ202上を移動する基板WFの側面がストッパ220に接触し、移動中の基板WFをストッパ220の位置で停止させることができる。また、ストッパ220が基板WFの搬送路から退避した位置にあるときは、基板WFは、搬送ローラ202上を移動することができる。ストッパ220による基板WFの停止位置は、プッシャ230が搬送ローラ202上の基板WFを受け取ることができる位置(受け渡し位置)である。
本実施形態の搬送モジュール200は、搬送ローラ202上の所定の位置における基板WFの存在の有無を検知するためのセンサ216を有する。センサ216は任意の形式のセンサとすることができ、たとえば光学式のセンサとすることができる。図2に示される実施形態においては、センサ216は搬送モジュール200に7個(216a~216g)設けられている。一実施形態において、これらのセンサ216a~216gによる基板WFの検知に応じて、搬送モジュール200の動作を制御することができる。図2に示されるように、搬送モジュール200は、搬送モジュール200内に基板WFを受け入れる
ために開閉可能な入口シャッタ218を有する。
センサ216aは、搬送モジュール200の入口側に設けられる。センサ216aによって基板WFの後ろが通過したことが確認されると、入口シャッタ218を閉じるようにすることができる。その後、センサ216aの下流側に配置されたセンサ216bにより基板WFの位置を監視しながら、搬送ローラ202で基板WFが搬送される。このときストッパ移動機構222によりストッパ220が基板WFの搬送路内に移動されている。搬送ローラ202上を搬送されてきた基板WFは、ストッパ220に接触して停止する。また、センサ216cはストッパ220の位置に配置されており、センサ216cにより基板WFを検知すると搬送ローラ202の動作を停止する。ストッパ220の位置(受け渡し位置)で停止した基板WFは、プッシャ230を介して、研磨モジュール300のトップリング302に受け渡される。
図2、3に示される搬送モジュール200は、洗浄機構を有する。図2、3に示されるように、洗浄機構は洗浄ノズル284を有する。洗浄ノズル284は、搬送ローラ202の上側に配置される上洗浄ノズル284aと、下側に配置される下洗浄ノズル284bとを有する。上洗浄ノズル284aおよび下洗浄ノズル284bは、図示しない洗浄液の供給源に接続される。上洗浄ノズル284aは、搬送ローラ202上を搬送される基板WFの上面に洗浄液を供給するように構成される。下洗浄ノズル284bは、搬送ローラ202上を搬送される基板WFの下面に洗浄液を供給するように構成される。上洗浄ノズル284aおよび下洗浄ノズル284bは、搬送ローラ202上を搬送される基板WFの幅と同程度、またはそれ以上の幅を備え、基板WFが搬送ローラ202上を搬送されることで、基板WFの全面が洗浄されるように構成される。図2、図3に示されるように、洗浄機構は、搬送モジュール200の基板受け渡し領域よりも下流側に位置している。
図2に示されるように、プッシャ230による基板WFの受け渡しが行われない領域において、搬送ローラ202の上には上搬送ローラ290が配置されている。上搬送ローラ290は、動力源に接続されており、回転可能に構成されている。一実施形態において、上搬送ローラ290は、搬送ローラ202と同様にギア206およびモータ208により駆動されるように構成される。
<研磨モジュール>
図4は一実施形態による研磨モジュール300を模式的に示す斜視図である。図1に示される基板処理装置1000は、2つの研磨モジュール300A、300Bを備えている。2つの研磨モジュール300A、300Bは同一の構成とすることができるので、以下において、一括して研磨モジュール300として説明する。
図4に示されるように、研磨モジュール300は、研磨テーブル350と、トップリング302と、を備える。研磨テーブル350は、テーブルシャフト351に支持される。研磨テーブル350は、図示していない駆動部によって、矢印ACで示すように、テーブルシャフト351の軸心周りに回転するようになっている。研磨テーブル350には、研磨パッド352が貼り付けられる。トップリング302は、基板WFを保持して研磨パッド352に押圧する。トップリング302は、図示していない駆動源によって回転駆動される。基板WFは、トップリング302に保持されて研磨パッド352に押圧されることによって研磨される。
図4に示されるように、研磨モジュール300は、研磨パッド352に研磨液又はドレッシング液を供給するための研磨液供給ノズル354を備える。研磨液は、例えば、スラリである。ドレッシング液は、例えば、純水である。また、図4に示されるように、研磨テーブル350およびテーブルシャフト351には、研磨液を供給するための通路353
が設けられている。通路353は、研磨テーブル350の表面の開口部355に連通している。研磨テーブル350の開口部355に対応する位置において研磨パッド352は貫通孔357が形成されており、通路353を通る研磨液は、研磨テーブル350の開口部355および研磨パッド352の貫通孔357から研磨パッド352の表面に供給される。また、研磨モジュール300は、研磨パッド352のコンディショニングを行うためのドレッサ356を備える。また、研磨モジュール300は、液体、又は、液体と気体との混合流体、を研磨パッド352に向けて噴射するためのアトマイザ358を備える。アトマイザ358から噴射される液体は、例えば、純水であり、気体は、例えば、窒素ガスである。
トップリング302は、トップリングシャフト304によって支持される。トップリング302は、図示していない駆動部によって、矢印ABで示すように、トップリングシャフト304の軸心周りに回転するようになっている。また、トップリングシャフト304は、図示しない駆動機構により、上下方向に移動可能である。
基板WFは、トップリング302の研磨パッド352と対向する面に真空吸着によって保持される。研磨時には、研磨液供給ノズル354から、および/または研磨パッド352の貫通孔357から研磨パッド352の研磨面に研磨液が供給される。また、研磨時には、研磨テーブル350及びトップリング302が回転駆動される。基板WFは、トップリング302によって研磨パッド352の研磨面に押圧されることによって研磨される。
図4に示されるように、トップリングシャフト304は、アーム360に連結されており、アーム360は、回転軸362を中心に揺動可能である。基板WFの研磨中に、基板WFが研磨パッド352の貫通孔357を覆うようにアーム360を揺動させてもよいしアーム360を固定してもよい。図1に示されるように、揺動可能なアーム360により、トップリング302は、搬送モジュール200の方へ移動可能である。トップリング302が搬送モジュール200の受け渡し位置に移動することで、トップリング302は、プッシャ230から基板WFを受け取ることができる。また、研磨モジュール300での基板WFの研磨後に、トップリング302からプッシャ230に基板WFを受け渡すことができる。
<洗浄モジュール> 本実施形態の基板処理装置1000は、搬送モジュール200の洗浄機構(上洗浄ノズル284aおよび下洗浄ノズル284b)によって洗浄しきれないスラリなどの残渣を基板WFから除去するために洗浄モジュール400を備える。図5は、一実施形態による洗浄モジュールを模式的に示す平面図である。図6は、一実施形態による洗浄モジュールを模式的に示す斜視図である。図7は、図6に示した移載機を詳細に示す斜視図である。図8は、図7に示した移載機の一部を別の方向から見た斜視図である。
図5に示すように洗浄モジュール400には、研磨モジュール300によって研磨された基板WFが被研磨面を下方に向けた状態で入口シャッタ410を介して搬入される。図6に示すように洗浄モジュール400は、被研磨面を下に向けた状態の基板WFを直線状の搬送路405に沿って下流側の基板受け渡し位置418まで搬送するための搬送機構210を備える。搬送機構210は、ロードモジュール100および搬送モジュール200の搬送機構と同様の構成を有するので、詳細な説明を省略する。洗浄モジュール400は、搬送路405と直交する方向に搬送路405から離間した位置に配置された超音波洗浄槽440を備える。超音波洗浄槽440は、被研磨面を下方に向けた状態の基板WFを洗浄するための洗浄槽である。洗浄モジュール400は、搬送路405の基板受け渡し位置418と超音波洗浄槽440との間で基板WFを移載するための移載機420を備える。搬送機構210は、移載機420によって超音波洗浄槽440から基板受け渡し位置41
8に移載された基板WFを搬送路405に沿ってさらに下流側へ搬送する機能を有する。なお、移載機420による基板WFの受け渡しが行われない領域において、搬送ローラ202の上には上搬送ローラ290が配置されるが、図示の明瞭化のために、図5、6では上搬送ローラ290およびその駆動機構は省略している。
図5に示すように、超音波洗浄槽440は、超音波洗浄槽440内に収容された洗浄液に浸漬された基板WFに対して超音波を印加するための超音波照射器442を含む。超音波洗浄槽440は、超音波照射器442から超音波を照射することによって基板WFの被研磨面および裏面に付着したスラリなどの残渣を洗浄することができる。本実施形態によれば、搬送モジュール200の洗浄機構(上洗浄ノズル284aおよび下洗浄ノズル284b)による洗浄に加えて、超音波洗浄槽440での洗浄も行うので、基板WFの洗浄力を向上させることができる。
図6から図8に示すように、移載機420は、搬送機構210により搬送路405に沿って受け渡し位置418に搬送された基板WFを収容するための収容空間435を形成する収容機構430を含む。収容機構430は、基板WFの被研磨面を支持するための支持部材431と、支持部材431の上方に支持部材431と距離をあけて対向する上部部材432と、支持部材431および上部部材432を接続する柱部材433と、を含む。支持部材431、上部部材432、および柱部材433によって収容空間435が形成される。
移載機420は、収容機構430を昇降させるように構成された昇降機構428を含む。昇降機構428は、例えばアクチュエータなどの公知の機構によって実現することができる。移載機420は、昇降機構428に固定されたブラケット427と、ブラケット427から下方へ伸びる吊り下げシャフト429と、を備える。収容機構430は、吊り下げシャフト429に取り付けられる。昇降機構428は、上下方向に伸びる昇降用シャフト425に沿って収容機構430を昇降させるように構成される。また、移載機420は、収容機構430を受け渡し位置418と超音波洗浄槽440との間で移動させるように、搬送路405と直交する方向に伸びる移載シャフト422に沿って収容機構430を移動させるように構成された移動機構424を含む。移動機構424は、例えばアクチュエータなどの公知の機構によって実現することができる。移動機構424は昇降用シャフト425と接続されており、昇降用シャフト425、昇降機構428、ブラケット427、吊り下げシャフト429、および収容機構430をまとめて搬送路405と直交する方向に移動させるように構成される。移載機420は、受け渡し位置418に搬送された基板WFを収容機構430によって保持し、昇降機構428によって上昇させ、移動機構424によって超音波洗浄槽440の真上まで運ぶように構成される。
図8に示すように、移載機420は、収容機構430を傾斜させるための傾斜機構426を含む。傾斜機構426は、本実施形態では、上部部材432の略中心の上部が搬送路405に平行な軸周りに回転可能に吊り下げシャフト429の下部に取り付けられている。そして、傾斜機構426は、上部部材432の上面に固定されたアーム426-1と、アーム426-1の頂部およびブラケット427の下部のそれぞれに(同じく搬送路405に平行な)回転軸を介して接続されたシリンダ426-2と、を含み、シリンダ426-2のピストンロッドを押し引きすることによって収容機構430の角度を調整することができる。ただし、傾斜機構426は、上記の構成に限定されず、チルト機構などの公知の機構によって実現することができる。移載機420は、超音波洗浄槽440の真上まで基板WFを運んだら、傾斜機構426によって基板WFを傾ける。なお、傾斜機構426は、基板WFを縦向きになるほど傾けるのではなく、例えば20度以下、好ましくは10度以下の範囲で基板WFを傾けることによって、基板WFの被研磨面を下方に向けた状態を維持する。移載機420は、基板WFを傾けた状態で、昇降機構428によって収容機
構430を下降させることにより基板WFを超音波洗浄槽440に浸漬させる。基板WFをわずかに傾けること、また、超音波洗浄槽440への投入速度を昇降機構428により比較的緩やかな速度に制御することにより、移載機420は、基板浸漬時の洗浄液による基板への抵抗を低減して基板WFを超音波洗浄槽440に浸漬させることができる。このため、1辺の長さが500mmを超える大きさの基板でも、基板へのダメージが少ない洗浄ができる。
移載機420は、超音波洗浄槽440で基板WFを洗浄している際に、傾斜機構426を用いて収容機構430を矢印Roで示すロール方向に運動させることができる。これにより、収容機構430の後述するパッド434に対して基板WFが接触する箇所をずらすことができるので、洗浄残りを防ぐことができる。また、洗浄残りを防ぐという同様の目的で、移動機構424を用いて収容機構430を移載シャフト422に沿って往復移動させることによって揺動させてもよい。
図7に示すように、収容機構430は、基板WFを収容空間435に搬入するための入口437と、入口437に設けられた入口シャッタ436と、入口シャッタ436を昇降させることによって入口437を開閉するための入口開閉機構480と、を含む。入口開閉機構480は、基板WFの搬送方向に棒状に伸びる開閉部材485と、開閉部材485の上面に固定されたブラケット483と、ブラケット483を介して開閉部材485を昇降させるための入口昇降機構481と、を含む。開閉部材485は入口シャッタ436を保持するように構成される。具体的には、入口シャッタ436は開閉部材485の基板搬送入口側の端部に取り付けられ、開閉部材485の下面から下方向に伸びている。入口昇降機構481は、例えばシリンダなどの公知の機構によって実現することができる。入口昇降機構481は、ブラケット483および開閉部材485を介して入口シャッタ436を昇降させることができる。入口昇降機構481は、入口シャッタ436を上昇させることによって入口437を開き、入口シャッタ436を下降させることによって入口437を閉じるように構成される。
収容機構430は、基板WFを収容空間435から搬出するための出口439と、出口439に設けられた出口シャッタ438と、出口シャッタ438を保持する開閉部材486と、を備える。また、収容機構430は、開閉部材486の上面に固定されたブラケット484と、ブラケット484を介して開閉部材486を昇降させるための出口昇降機構482と、を備える。出口シャッタ438は開閉部材486の基板搬出側の端部に取り付けられ、開閉部材486の下面から下方向に伸びている。出口昇降機構482は、例えばシリンダなどの公知の機構によって実現することができる。出口昇降機構482は、ブラケット484および開閉部材486を介して出口シャッタ438を昇降させることができる。出口昇降機構482は、出口シャッタ438を上昇させることによって出口439を開き、出口シャッタ438を下降させることによって出口439を閉じるように構成される。
収容機構430は、基板WFが収容空間435に搬入されてくる際には、出口シャッタ438を下方に移動させて出口439を閉じるとともに、入口シャッタ436を上方で待機させて入口437を開けるように構成される。また、収容機構430は、基板WFが収容空間435に搬入されたら、入口シャッタ436を下方へ移動させて入口437を閉じるように構成される。移載機420は、基板WFが収容空間435に搬入され入口437が閉じられたら、昇降機構428によって収容機構430を上方へ移動させて基板WFを保持し、移動機構424によって超音波洗浄槽440の真上まで運ぶように構成される。
図9は、一実施形態による移載機を示す平面図である。図10は、図9に示す移載機の領域ADを拡大した平面図である。図11は、図9に示す移載機の領域ADを拡大した斜
視図である。搬送機構210には、図9に示す収容機構430の出口付近の監視位置488aにおいて基板WFの存在の有無を監視するための図示していないセンサが設けられている。移載機420は、基板WFを収容空間435に搬入するときには、搬送機構210に設置されたセンサによって基板WFの存在が有ることが検知されたら、基板WF全体が受け渡し位置418まで搬入されたと判定することができる。一方、移載機420は、基板WFを収容空間435から搬出するときには、センサによって基板WFの存在が無いことが検知されたら、基板WF全体が受け渡し位置418から搬出されたと判定することができる。
図9に示すように、移載機420は、受け渡し位置418まで搬送される基板WFの上面に接触して基板WFを案内するように構成されたガイドローラ494を含む。本実施形態では、ガイドローラ494は、基板WFの上面の複数の箇所に接触するように複数設けられる。具体的には、基板WFの搬送方向に沿って3個のガイドローラ494が設けられるとともに基板WFの搬送方向に交差(直交)する方向に沿って3個のガイドローラ494が設けられる。本実施形態では、合計9個のガイドローラ494が設けられる例を示したが、ガイドローラ494の数および配置は任意である。
例えば基板WFが反っているような場合には、基板WFを収容空間435に搬送しているときに基板WFが移載機420の収容機構430などに引っ掛かり、基板WFが破損するおそれがある。これに対して、ガイドローラ494を設けることによって、基板WFをガイドローラ494で案内しながら搬送することができるので、基板WFを収容空間435に安定的に案内することができる。
また、移載機420は、基板WFが受け渡し位置418まで搬送されたらガイドローラ494を基板WFから離すように構成されたガイド解除機構490を備える。ガイド解除機構490は、入口開閉機構480によって入口シャッタ436を下降させて入口437を閉じる動作に連動してガイドローラ494を基板WFから離すように構成されている。
図10および図11に示すように、ガイド解除機構490は、ガイドローラ494が取り付けられたリンク492と、リンク492を回動可能に支持する回転軸493と、を含む。回転軸493は、収容機構430の上部部材432の上面に固定されたL字形のブラケット497に取り付けられる。回転軸493は、リンク492のガイドローラ494が取り付けられた第1の端部492aと、第1の端部492aの反対側の第2の端部492bと、の間を支持するように構成される。ガイド解除機構490は、入口開閉機構480が入口シャッタ436を下降させる動作に連動してリンク492の第2の端部492bを押し下げることによってガイドローラ494を基板WFから離すように構成される。つまり、リンク492の第2の端部492bが押し下げられると、リンク492が回転軸493を中心に反時計回りに回動し、リンク492の第1の端部492aが基板WFから離れる方向に移動することによって、ガイドローラ494が基板WFから引き離される。リンク492、ブラケット497、および回転軸493は、9個のガイドローラ494のそれぞれに対して同様に設けられる。
ガイド解除機構490は、複数のリンク492の第2の端部492bを連結するシャフト491をさらに備える。具体的には、シャフト491は、基板WFの搬送方向に交差(直交)する方向に沿って設けられた3個のガイドローラ494の3個のリンク492を連結する第1のシャフト491-1、第2のシャフト491-2、および第3のシャフト491-3を含む。第1のシャフト491-1は、基板WFの搬送方向の上流側の3個のリンク492の第2の端部492bを連結し、第2のシャフト491-2は、基板WFの搬送方向の下流側の3個のリンク492の第2の端部492bを連結し、第3のシャフト491-3は、基板WFの搬送方向の上流側と下流側の間の3個のリンク492の第2の端
部492bを連結する。開閉部材485は、3本のシャフト491にまたがって基板WFの搬送方向に沿って伸び、3本のシャフト491の上に配置される。開閉部材485は、入口昇降機構481によって下降されたときに3本のシャフト491に接触して3本のシャフト491を下方向に押圧可能に設けられる。
ガイド解除機構490は、リンク492の第2の端部492bが押し下げられていないときにガイドローラ494が基板WFの上面に接触する位置に下がるようにリンク492の第1の端部492aに取り付けられた錘495を備える。錘495を備えることによって、基板WFを搬送路405の受け渡し位置418に搬入しているとき(入口シャッタ436が上方で待機しているとき)には、ガイドローラ494が基板WFの上面に接触する位置に下がるので、基板WFを確実に案内することができる。一方、基板WFを移載機420に搬入した後、移載機420は基板WFを収容した状態で超音波洗浄槽440に浸漬されて基板WFが超音波洗浄される。このとき、ガイドローラ494が基板WFの上面に接触したままであると、基板WFのガイドローラ494が接触した箇所に超音波が照射されないので、洗浄残りが発生するおそれがある。この点、本実施形態の移載機420によれば、基板WFが受け渡し位置418まで搬送された後にガイド解除機構490によってガイドローラ494を基板WFから離すことができる。したがって、ガイドローラ494を基板WFから引き離した状態で超音波洗浄を行うことができるので、洗浄残りの発生を抑制することができる。
次に、ガイド解除機構490によるガイドローラ494の引き離し動作を説明する。図12は、移載機に基板を収容して上昇させるまでの流れを模式的に示す図である。図13は、移載機のガイドローラが基板に接触した状態を示す側面図である。図14は、移載機のガイドローラが基板に接触した状態を示す斜視図である。図15は、移載機のガイドローラを基板から離した状態を示す側面図である。図16は、移載機のガイドローラを基板から離した状態を示す斜視図である。
基板WFが移載機420の収容空間435に搬入されるときには、図12(A)に示すように、移載機420は、出口昇降機構482によって開閉部材486を下降させ、出口シャッタ438により収容機構430の出口439を閉じている。このとき、移載機420は、図12(A)、図13および図14に示すように、入口昇降機構481によって開閉部材485を上昇させており、これにより入口シャッタ436は上方で待機して入口437を開いている。この状態では3本のシャフト491は開閉部材485に押圧されていないので、基板が搬送ローラ202によって収容空間へ搬送されることで、ガイドローラ494は基板WFの上面に接触する。
図12(B)に示すように基板WFが出口シャッタ438に接触するまで搬送されて、センサ488によって収容機構430内に基板WFが有ることが検知されたら、搬送ローラ202の回転が停止される。続いて、移載機420は、図12(C)、図15および図16に示すように、入口昇降機構481によって開閉部材485を下降させる。これにより、入口シャッタ436は下降して入口437が閉じられる。収容機構430の入口437および出口439を閉じることによって、基板WFを超音波洗浄槽440へ搬送するとき、および超音波洗浄槽440で洗浄を行うときに、基板WFが収容機構430から脱落することを防止することができる。
また、移載機420は、入口437を閉じるために開閉部材485を下降させることによって、開閉部材485を3本のシャフト491に接触させ、3本のシャフト491を押し下げる。これにより、リンク492は回転軸493を中心に反時計回りに回転して、ガイドローラ494は基板WFの上面から引き離される。移載機420は、ガイドローラ494が基板WFの上面から引き離された状態で、図12(D)に示すように基板WFを上
昇させる。すると、収容空間435に案内された基板WFは、支持部材431上に設けられたパッド434に支持されて上昇する。続いて、移載機420は、基板WFを超音波洗浄槽440へ運び、収容機構430とともに基板WFを超音波洗浄槽440に浸漬させて超音波洗浄する。本実施形態によれば、基板WFの上面にはガイドローラ494が接触していないので、基板WFの上面全体に超音波を照射することができ、その結果、基板WFの洗浄残りの発生を抑制することができる。なお、上記の実施形態では、入口シャッタ436は1本設けられ、出口シャッタ438は2本設けられ、入口シャッタ436および出口シャッタ438は円柱形状である例を示したが、超音波洗浄作用を妨げないことと、基板の脱落とダメージを防止できれば、本数と形状に制限はない。また収容機構430には、搬送路405の方向と垂直方向にも基板WFの側辺が接触可能な柱部材433を設けているので、基板WFの全4辺にガイドを設けることにより、基板WFの安定した搬送と洗浄処理を両立させることができる。さらに柱部材433の近傍に基板WFの側辺を案内するための円柱状のガイド(サイドローラ)を設けることによって、基板WFをより安定的に搬送させることも可能である。
なお、上記の実施形態では、入口シャッタ436と出口シャッタ438を別々に昇降させる例を示したが、本発明はこの実施形態に限定されない。図17は、変形例の移載機に基板を収容して上昇させるまでの流れを模式的に示す図である。図17に示す変形例の移載機は、上記の移載機と比較すると、入口シャッタ436と出口シャッタ438を同時に昇降させること、および、ストッパ487を設けることが異なり、その他の構成は同様であるので、同様の構成については説明を省略する。
図17に示すように、変形例の移載機では、開閉部材485の基板搬送入口側の端部に入口シャッタ436が取り付けられ、開閉部材485の基板搬送出口側の端部に出口シャッタ438が取り付けられる。これにより、入口昇降機構481によって開閉部材485を昇降させることによって、入口シャッタ436および出口シャッタ438が同時に昇降するようになっている。また、図17に示すように、変形例の移載機は、ストッパ487を有する。ストッパ487は、ストッパ移動機構489に接続されている。ストッパ487は出口439における基板WFの搬送路内に進入可能である。ストッパ487が基板WFの搬送路内に位置しているときは、搬送ローラ202上を移動する基板WFの側面がストッパ487に接触し、移動中の基板WFをストッパ487の位置で停止させることができる。
図17(A)に示すように、基板WFを移載機に搬入するときには、移載機は、入口昇降機構481によって開閉部材485を上昇させて入口シャッタ436および出口シャッタ438を上方で待機させて入口437および出口439を開けるように構成される。一方、移載機は、ストッパ移動機構489によってストッパ487を出口439の搬送路に進入させることによって出口439を閉じる。これにより、図17(B)に示すように、基板WFはストッパ487に接触し、搬送ローラ202の回転を停止することによって受け渡し位置で停止する。
続いて、移載機は、図17(C)に示すように、ストッパ移動機構489によってストッパ487を搬送路から退避させるとともに、入口昇降機構481によって開閉部材485を下降させる。これにより、上記の実施形態と同様に、リンク492は回転軸493を中心に反時計回りに回転して、ガイドローラ494は基板WFの上面から引き離される。続いて、移載機は、ガイドローラ494が基板WFの上面から引き離された状態で、図17(D)に示すように基板WFを上昇させる。本変形例によれば、入口シャッタ436および出口シャッタ438を1つの昇降機構によって昇降させるので、入口シャッタ436と出口シャッタ438を個別に昇降させる場合に比べて移載機の構成を簡略化することができる。
<スクラブ洗浄機構>
図5に示すように、洗浄モジュール400は、搬送路405の受け渡し位置よりも基板搬送下流側に配置された2つのスクラブ洗浄機構450A、450Bを含む。スクラブ洗浄機構450A、450Bはそれぞれ、搬送機構210によって搬送される基板WFの両面に接触して回転する図示していないロールスポンジを含み、ロールスポンジによって基板WFの両面をロール洗浄するように構成される。
<リンス洗浄機構>
図5に示すように、洗浄モジュール400は、搬送路405のスクラブ洗浄機構450A、450Bよりも基板搬送下流側に配置されたリンス洗浄機構460を含む。リンス洗浄機構460は、スクラブ洗浄機構450によって洗浄された基板WFの両面にリンス液(例えば純水)を供給することによって基板WFの両面をリンス洗浄するように構成される。リンス洗浄機構460によって洗浄された基板WFは図5に示す出口シャッタ470を介して洗浄モジュール400から搬出される。なお、本実施形態では、超音波洗浄槽440による超音波洗浄、およびスクラブ洗浄機構450によるロール洗浄の両方を基板WFに対して行った後にリンス洗浄機構460によるリンス洗浄を行う例を示したが、これに限定されない。洗浄モジュール400は、基板WFの材質、基板WFに付着した汚れの種類、または基板WFの大きさなどに応じて、超音波洗浄のみを行った後にリンス洗浄を行ってもよいし、ロール洗浄のみを行った後にリンス洗浄を行うこともできる。また、超音波洗浄槽440およびスクラブ洗浄機構450は、薬液を供給するシステムを含んでいてもよい。これにより、物理的洗浄方法と化学的洗浄方法の両方を使用できる洗浄モジュール400を実現することができる。さらに、洗浄モジュール400は、複数の超音波洗浄槽440を含んでいてもよい。これにより、使用できる洗浄液の種類を増やすことができるので基板に付着した種々の残渣に対応でき、また、洗浄モジュール400のスループットを向上させることができる。
<乾燥モジュール>
図1に示す乾燥モジュール500は、基板WFを乾燥させるための装置である。図1に示される基板処理装置1000においては、乾燥モジュール500は、研磨モジュール300で研磨された後に、洗浄モジュール400で洗浄された基板WFを乾燥させる。図1に示されるように、乾燥モジュール500は、洗浄モジュール400の下流に配置される。
乾燥モジュール500は、搬送ローラ202上を搬送される基板WFに向けて気体を噴射するためのノズル530を有する。気体は、たとえば圧縮された空気または窒素とすることができる。搬送される基板WF上の水滴を乾燥モジュール500によって吹き飛ばすことで、基板WFを乾燥させることができる。
<アンロードモジュール>
図1に示すアンロードモジュール600は、研磨および洗浄などの処理が行われた後の基板WFを基板処理装置1000の外へ搬出するためのモジュールである。図1に示される基板処理装置1000においては、アンロードモジュール600は、乾燥モジュール500で乾燥された後の基板を受け入れる。図1に示されるように、アンロードモジュール600は、乾燥モジュール500の下流に配置される。一実施形態において、アンロードモジュール600は、SMEMA(Surface Mount Equipment Manufacturers Association)の機械装置インタフェース規格(IPC-SMEMA-9851)に準拠するように構成される。
以上、いくつかの本発明の実施形態について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発
明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
本願は、一実施形態として、基板の搬送路の受け渡し位置と前記搬送路から離間した位置に配置された洗浄槽との間で基板を移載するための移載機であって、前記受け渡し位置に搬送される基板の上面に接触して基板を案内するように構成されたガイドローラと、前記基板が前記受け渡し位置まで搬送された後に前記ガイドローラを前記基板から離すように構成されたガイド解除機構と、を含む、移載機を開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、前記受け渡し位置に搬送された基板を収容するための収容空間を形成する収容機構と、前記収容機構を昇降させるように構成された昇降機構と、前記収容機構を前記受け渡し位置と前記洗浄槽との間で移動させるように構成された移動機構と、をさらに含む、移載機を開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、前記収容機構は、前記基板を前記収容空間に搬入するための入口と、前記入口に設けられた入口シャッタと、前記入口シャッタを昇降させることによって前記入口を開閉するための入口開閉機構と、を含み、前記ガイド解除機構は、前記入口開閉機構が前記入口を閉じる動作に連動して前記ガイドローラを前記基板から離すように構成される、移載機を開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、前記ガイド解除機構は、前記ガイドローラを保持するリンクと、前記リンクの前記ガイドローラが取り付けられた第1の端部と反対側の第2の端部との間を支持する回転軸と、を含み、前記入口開閉機構が前記入口シャッタを下降させる動作に連動して前記リンクの前記第2の端部を押し下げることによって前記ガイドローラを前記基板から離すように構成される、移載機を開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、前記ガイドローラは、前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って複数配置され、前記リンクおよび前記回転軸は、前記複数のガイドローラのそれぞれに対して設けられ、前記ガイド解除機構は、前記複数のガイドローラに対して設けられた複数の前記リンクの前記第2の端部を連結するシャフトをさらに含み、前記入口開閉機構は、前記入口シャッタを保持するとともに前記シャフトを押圧可能に前記シャフトの上部に配置された開閉部材と、前記開閉部材を昇降させるための入口昇降機構と、を含む、移載機を開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、前記複数のガイドローラ、および前記複数のガイドローラに対して設けられた複数の前記ガイド解除機構は、前記基板の搬送方向に沿って複数配置され、前記開閉部材は、前記基板の搬送方向に沿って配置された前記複数のガイド解除機構の複数のシャフトにまたがって伸び、前記複数のシャフトを押圧可能に配置される、移載機を開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、前記ガイド解除機構は、前記リンクの前記第2の端部が押し下げられていないときに前記ガイドローラが前記基板の上面に接触する位置に下がるように前記リンクに取り付けられた錘をさらに含む、移載機を開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、前記収容機構は、前記基板を前記収容空間から搬出するための出口と、前記出口に設けられた出口シャッタと、前記出口シャッタを昇降させるための出口昇降機構と、をさらに含む、移載機を開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、被研磨面を下方に向けた状態の基板を搬送路に沿って搬送するための搬送機構と、前記搬送路から離間した位置に配置され、被研磨面を下方に向けた状態の基板を洗浄するための洗浄槽と、前記搬送路の受け渡し位置と前記洗浄槽との間で基板を移載するための上記のいずれかの移載機と、を含む、洗浄モジュールを開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、前記洗浄槽は、前記洗浄槽内に収容された洗浄液に浸漬された基板に対して超音波を印加するための超音波照射器を含む、洗浄モジュールを開示する。
さらに、本願は、一実施形態として、基板を研磨するように構成された研磨モジュールと、前記研磨モジュールによって研磨された基板を洗浄するように構成された上記に記載の洗浄モジュールと、前記洗浄モジュールによって洗浄された基板を乾燥させるように構成された乾燥モジュールと、を含む、基板処理装置を開示する。
210 搬送機構
300 研磨モジュール
400 洗浄モジュール
405 搬送路
418 受け渡し位置
420 移載機
424 移動機構
426 傾斜機構
428 昇降機構
430 収容機構
431 支持部材
432 上部部材
433 柱部材
435 収容空間
436 入口シャッタ
437 入口
438 出口シャッタ
439 出口
440 超音波洗浄槽
480 入口開閉機構
481 入口昇降機構
485 開閉部材
490 ガイド解除機構
491 シャフト
492 リンク
492a 第1の端部
492b 第2の端部
493 回転軸
494 ガイドローラ
495 錘
500 乾燥モジュール
1000 基板処理装置
WF 基板

Claims (11)

  1. 基板の搬送路の受け渡し位置と前記搬送路から離間した位置に配置された洗浄槽との間で基板を移載するための移載機であって、
    前記受け渡し位置に搬送される基板の上面に接触して基板を案内するように構成されたガイドローラと、
    前記基板が前記受け渡し位置まで搬送された後に前記ガイドローラを前記基板から離すように構成されたガイド解除機構と、
    を含む、移載機。
  2. 前記受け渡し位置に搬送された基板を収容するための収容空間を形成する収容機構と、
    前記収容機構を昇降させるように構成された昇降機構と、
    前記収容機構を前記受け渡し位置と前記洗浄槽との間で移動させるように構成された移動機構と、
    をさらに含む、
    請求項1に記載の移載機。
  3. 前記収容機構は、前記基板を前記収容空間に搬入するための入口と、前記入口に設けられた入口シャッタと、前記入口シャッタを昇降させることによって前記入口を開閉するための入口開閉機構と、を含み、
    前記ガイド解除機構は、前記入口開閉機構が前記入口を閉じる動作に連動して前記ガイドローラを前記基板から離すように構成される、
    請求項2に記載の移載機。
  4. 前記ガイド解除機構は、前記ガイドローラを保持するリンクと、前記リンクの前記ガイドローラが取り付けられた第1の端部と反対側の第2の端部との間を支持する回転軸と、を含み、前記入口開閉機構が前記入口シャッタを下降させる動作に連動して前記リンクの前記第2の端部を押し下げることによって前記ガイドローラを前記基板から離すように構成される、
    請求項3に記載の移載機。
  5. 前記ガイドローラは、前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って複数配置され、
    前記リンクおよび前記回転軸は、前記複数のガイドローラのそれぞれに対して設けられ、
    前記ガイド解除機構は、前記複数のガイドローラに対して設けられた複数の前記リンクの前記第2の端部を連結するシャフトをさらに含み、
    前記入口開閉機構は、前記入口シャッタを保持するとともに前記シャフトを押圧可能に前記シャフトの上部に配置された開閉部材と、前記開閉部材を昇降させるための入口昇降機構と、を含む、
    請求項4に記載の移載機。
  6. 前記複数のガイドローラ、および前記複数のガイドローラに対して設けられた複数の前記ガイド解除機構は、前記基板の搬送方向に沿って複数配置され、
    前記開閉部材は、前記基板の搬送方向に沿って配置された前記複数のガイド解除機構の複数のシャフトにまたがって伸び、前記複数のシャフトを押圧可能に配置される、
    請求項5に記載の移載機。
  7. 前記ガイド解除機構は、前記リンクの前記第2の端部が押し下げられていないときに前記ガイドローラが前記基板の上面に接触する位置に下がるように前記リンクに取り付けられた錘をさらに含む、
    請求項4から6のいずれか一項に記載の移載機。
  8. 前記収容機構は、前記基板を前記収容空間から搬出するための出口と、前記出口に設けられた出口シャッタと、前記出口シャッタを昇降させるための出口昇降機構と、をさらに含む、
    請求項2から7のいずれか一項に記載の移載機。
  9. 被研磨面を下方に向けた状態の基板を搬送路に沿って搬送するための搬送機構と、
    前記搬送路から離間した位置に配置され、被研磨面を下方に向けた状態の基板を洗浄するための洗浄槽と、
    前記搬送路の受け渡し位置と前記洗浄槽との間で基板を移載するための請求項1から8のいずれか一項に記載の移載機と、
    を含む、洗浄モジュール。
  10. 前記洗浄槽は、前記洗浄槽内に収容された洗浄液に浸漬された基板に対して超音波を印加するための超音波照射器を含む、
    請求項9に記載の洗浄モジュール。
  11. 基板を研磨するように構成された研磨モジュールと、
    前記研磨モジュールによって研磨された基板を洗浄するように構成された請求項9または10に記載の洗浄モジュールと、
    前記洗浄モジュールによって洗浄された基板を乾燥させるように構成された乾燥モジュールと、
    を含む、基板処理装置。
JP2020216935A 2020-11-11 2020-12-25 移載機、洗浄モジュール、および基板処理装置 Pending JP2022102287A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020216935A JP2022102287A (ja) 2020-12-25 2020-12-25 移載機、洗浄モジュール、および基板処理装置
US18/036,342 US20240001407A1 (en) 2020-11-11 2021-10-25 Transfer apparatus, cleaning module, and substrate processing apparatus
CN202180076294.4A CN116438632A (zh) 2020-11-11 2021-10-25 移载机、清洗组件及基板处理装置
EP21891633.6A EP4246556A1 (en) 2020-11-11 2021-10-25 Transfer unit, cleaning module, and substrate processing apparatus
KR1020237016896A KR20230100726A (ko) 2020-11-11 2021-10-25 이동 탑재기, 세정 모듈 및 기판 처리 장치
PCT/JP2021/039244 WO2022102386A1 (ja) 2020-11-11 2021-10-25 移載機、洗浄モジュールおよび基板処理装置
TW110141854A TW202233314A (zh) 2020-11-11 2021-11-10 移載機、清洗模組及基板處理裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020216935A JP2022102287A (ja) 2020-12-25 2020-12-25 移載機、洗浄モジュール、および基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022102287A true JP2022102287A (ja) 2022-07-07

Family

ID=82273515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020216935A Pending JP2022102287A (ja) 2020-11-11 2020-12-25 移載機、洗浄モジュール、および基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022102287A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5323867B2 (ja) 基板反転装置、基板反転方法、剥離システム、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP4040025B2 (ja) 塗布膜形成装置
JP5552462B2 (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP6158721B2 (ja) 洗浄装置、剥離システム、洗浄方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5580806B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2013033925A (ja) 洗浄方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体、洗浄装置及び剥離システム
TW201808479A (zh) 清洗裝置、具備該清洗裝置之鍍覆裝置、以及清洗方法
JP5913053B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
KR101216747B1 (ko) 감압 건조 장치
CN101114578A (zh) 基板处理方法及基板处理装置
KR20140005913A (ko) 박리 시스템, 박리 방법 및 컴퓨터 기억 매체
JP7504774B2 (ja) 洗浄モジュールおよび基板処理装置
JP2011205004A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2022102287A (ja) 移載機、洗浄モジュール、および基板処理装置
JP2003197718A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2000174095A (ja) 基板処理装置
JP5777549B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5563530B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP3766177B2 (ja) 基板処理装置および基板洗浄装置
JP2013120904A (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2010052844A (ja) 基板搬送方法、姿勢変換装置および基板搬送装置
US20240001407A1 (en) Transfer apparatus, cleaning module, and substrate processing apparatus
JP7405884B2 (ja) 基板処理装置
WO2023195537A1 (ja) 基板洗浄装置、基板処理装置、基板洗浄方法およびプログラム
JP2013236094A (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231130