JP2022100719A - 認知機能における作業記憶向上用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、新規の認知機能における作業記憶向上用組成物を提供することである。【解決手段】本願発明者が鋭意検討して見出したのは、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種を寄与成分として含有する、認知機能における作業記憶向上用組成物である。すなわち、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種を寄与成分とする組成物を投与又は摂取することにより、作業記憶の向上を図ることが可能となる。【選択図】なし

Description

本発明が関係するのは、認知機能における作業記憶向上用組成物である。
我が国では、高齢化社会の進展に伴い、2025年には65歳以上の5人に1人が、2036年には4人に1人が認知症になると予測されている。その予防は喫緊の社会課題であり、認知機能の維持・改善に有効な方法の探索は盛んに行われてきた。
認知症の半数以上を占めると言われているアルツハイマー型認知症に対するスルフォラファンの効果について、複数の報告がされている。非特許文献1が開示するのは、アルツハイマー型認知症モデルにおいて、スルフォラファンを摂取することでアミロイドβの障害から脳を守ることができ、認知機能障害を抑えることである。非特許文献2が開示するのは、アルツハイマー型認知症モデルにおいて、スルフォラファンを摂取することで学習行動が改善するとともに、脳で記憶を司ると考えられるコリン作動性神経の細胞数が増加することである。特許文献1が開示するのは、スルフォラファンがタウタンパク質の凝集抑制作用を有すること、及びアルツハイマー型認知症等の神経変性疾患の治療又は予防等に資することの示唆である。
特開2018-104414
Kim HPLCV et al., Amyloid, 20, 7-12 (2013). Zhang R et al., Int J Mol Sci., 8,14396-410 (2014).
本発明が解決しようとする課題は、認知機能における作業記憶向上用の新規な組成物を提供することである。
以上を踏まえて、本願発明者が鋭意検討して見出したのは、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種を寄与成分として含有する、認知機能における作業記憶向上用組成物である。すなわち、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種を寄与成分とする組成物を投与又は摂取することにより、作業記憶の向上を図ることが可能となる。この観点から、本発明を定義すると、以下のとおりである。
本発明に係る認知機能における作業記憶向上用組成物は、寄与成分として、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種を含有する。
本発明に係る認知機能改善用組成物は、作業記憶向上成分を含有し、前記作業記憶向上成分は、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種である。前記作業記憶向上成分は、好ましくは加齢に伴う作業記憶の低下を改善する。
本発明に係る認知症予防用組成物は、作業記憶向上成分を含有し、前記作業記憶向上成分は、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種である。
本発明に係る認知機能における作業記憶向上用組成物は、寄与成分として、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物のうち少なくとも一種を含有する。
本発明に係る認知機能改善用組成物は、作業記憶向上成分を含有し、前記作業記憶向上成分は、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物のうち少なくとも一種である。前記作業記憶向上成分は、好ましくは加齢に伴う作業記憶の低下を改善する。
本発明に係る認知症予防用組成物は、作業記憶向上成分を含有し、前記作業記憶向上成分は、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物のうち少なくとも一種である。
これらの態様において、前記アブラナ科植物は、好ましくはブロッコリースプラウト及び/又はブロッコリーの種子である。
本発明が可能にするのは、認知機能における作業記憶向上用の新規な組成物を提供することである。すなわち、作業記憶を向上することにより、認知機能の改善を図ることができる。また、前記組成物の寄与成分であるスルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニン、並びにこれらを含有するアブラナ科植物はいずれも食品成分として使用可能な素材であることから、本発明の認知機能における作業記憶向上用組成物の副作用は、従来の非天然化合物を含有する医薬品に対して低く、安全性が高い。
<本発明に係る組成物>
本発明に係る組成物は、認知機能における認知機能における作業記憶向上用組成物、認知機能改善用組成物、並びに、認知症予防用組成物であり、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種を寄与成分として含有する。
<スルフォラファン及びグルコラファニン>
グルコラファニンは、グルコシノレートの一種であり、スルフォラファンの前駆体である。酵素ミロシナーゼにより加水分解され、スルフォラファンとなる。また、ヒト等の哺乳動物がグルコラファニンを摂取した場合においても、腸内細菌の酵素によりスルフォラファンに変換されて腸管から吸収される。グルコラファニンはアブラナ科植物に多く含有されていることが知られており、本発明において、グルコラファニンは、精製された状態で剤や食品組成物に含有されていてもよく、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物から選択される一以上の状態で含有されてもよい。グルコラファニンの構造式及びスルフォラファンの構造式をそれぞれ以下に示す。
Figure 2022100719000001
Figure 2022100719000002
本発明に係る組成物は、体内での代謝の効率化の観点から、さらに、ミロシナーゼを好適に含有することができる。グルコラファニンの量に対するミロシナーゼの酵素活性(ミロシナーゼ活性(UNIT)/グルコラファニン(mg))は、下限値が0.0001(UNIT/mg)以上であればよく、好ましくは0.001(UNIT/mg)以上であり、上限値は0.022(UNIT/mg)以下であればよく、好ましくは0.01(UNIT/mg)以下である。
また、ミロシナーゼは、化学合成されたものでも天然のものでもよく、特に限定されるものではないが、天然のものが好ましく、植物由来のものがより好ましい。当該植物を例示すると、アブラナ科植物等であり、より具体的には、カラシナ、ダイコン、ワサビ等である。ミロシナーゼは精製された状態で剤や食品組成物に含有されていてもよく、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物から選択される一以上の状態で含有されてもよい。
<スルフォラフェン及びグルコラフェニン>
グルコラフェニンは、グルコシノレートの一種であり、スルフォラフェンの前駆体である。酵素ミロシナーゼにより加水分解され、スルフォラフェンとなる。また、ヒト等の哺乳動物がグルコラフェニンを摂取した場合においても、腸内細菌の酵素によりスルフォラフェンに変換されて腸管から吸収される。グルコラフェニンはアブラナ科植物、中でも大根や大根の葉及び種子に多く含有されていることが知られている。本発明において、グルコラフェニンは、精製された状態で剤や食品組成物に含有されていてもよく、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物から選択される一以上の状態で含有されてもよい。グルコラフェニンの構造式及びスルフォラフェンの構造式をそれぞれ以下に示す。
Figure 2022100719000003
Figure 2022100719000004
グルコラフェニンは構造的にグルコラファニンと類似しているため、グルコラファニンと同様の作用・効果が期待される。例えば、グルコラフェニンは転写因子であるNrf2(NF-E2-related-factor2)の活性化の指標である第二相酵素の活性に寄与することが報告されている(Barillari et al., J Agric Food Chem. 55(14), 5505-11, 2007.)。また、Nrf2は酸化ストレス等の発生にともない、ストレスに応答して活性化されることが知られており(Itoh et al., Genes Dev. 1999 Jan 1;13(1), :76-86, 1999.)、抗酸化酵素の遺伝子発現を増加させること(Ishii et al., J Biol Chem. 2000 May 26;275(21), :16023-9, 2000.)や解毒代謝酵素の遺伝子発現を増加させること(Itoh et al., Biochem Biophys Res Commun. 1997 Jul 18;236(2), :313-22, 1997.)、及び炎症を引き起こすサイトカイン遺伝子発現を低下させる働きがあること(Kobayashi et al., Nat Commun. 2016 May 23;7, :11624, 2016.及びItoh et al., Mol Cell Biol. 2004 Jan;24(1), :36-45, 2004.)が報告されており、これらの作用はグルコラファニンと共通している。さらに、認知機能の領域におけるNrf2が活性化されると、アルツハイマー病モデルマウスの脳内の酸化ストレスと炎症を抑制して、認知機能障害が改善されたという報告もある(Uruno et al., Mol Cell Biol. 2020 Feb 27;40(6). pii , :
e00467-19, 2020.)。以上のことから、グルコラフェニンは、グルコラファニン及びスルフォラファンと同様の認知機能に対する作用を有することが推察される。
本発明に係る組成物は、体内での代謝の効率化の観点から、さらに、ミロシナーゼを好適に含有することができる。グルコラフェニンの量に対するミロシナーゼの酵素活性(ミロシナーゼ活性(UNIT)/グルコラフェニン(mg))は、下限値が0.0001(UNIT/mg)以上であればよく、好ましくは0.001(UNIT/mg)以上であり、上限値は0.022(UNIT/mg)以下であればよく、好ましくは0.01(UNIT/mg)以下である。
また、ミロシナーゼは、化学合成されたものでも天然のものでもよく、特に限定されるものではないが、天然のものが好ましく、植物由来のものがより好ましい。当該植物を例示すると、アブラナ科植物等であり、より具体的には、カラシナ、大根、ワサビ等である。ミロシナーゼは精製された状態で剤や食品組成物に含有されていてもよく、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物から選択される一以上の状態で含有されてもよい。
<アブラナ科植物>
アブラナ科植物は、特に限定されないが、例示すると、ブロッコリー、ケール、キャベツ、カリフラワー、高菜、アブラナ、カラシナ、大根、大根葉、野沢菜、小松菜、白菜、芽キャベツ、プチヴェール、サヤダイコン及び、これらを適宜交配して作製した植物が挙げられる。植物体の部分としては、植物の成長体(芽、葉、茎、根、又は花等)でも、スプラウト(発芽体)でも、種子でもよく、特に制限されない。これらのうちより好ましいのは、アブラナ科アブラナ属に属するブロッコリーである。さらに、スルフォラファン及びグルコラファニンの含量の高さから、ブロッコリーのスプラウト又は種子が特に好ましい。
<ブロッコリースプラウト抽出物>
ブロッコリースプラウトからスルフォラファン及びグルコラファニンの少なくとも一種を抽出する場合は、その単位重量あたりの含有量が大きく減少する成長体になる前であれば発芽後何日後であってもよいが、好ましくは、発芽と1~10日後、より好ましくは1~3日後のスプラウトを用いることである。また、スルフォラファン及びグルコラファニンの少なくとも一種の含有量が、好ましくは、50~350mg/100g(湿重量)、より好ましくは150~330mg/100g(湿重量)、さらに好ましくは、250~300mg/100g(湿重量)のブロッコリースプラウトを用いることである。
<寄与成分の取得>
ブロッコリースプラウト等を含むアブラナ科植物からのスルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンの少なくとも一種の取得は、周知の方法により行うことができる。また、単離精製されたスルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンは市販されており、当該市販品を使用することもできる。市販品を例示すると、スルフォラファン(フナコシ社)、L-Sulforaphene(ケイマンケミカルカンパニー社)等であるが、これに限定されない。
<グルコラファニン及びグルコラフェニンの抽出>
例えば、グルコラファニン及びグルコラフェニンは、植物の一部または全体をそのまま又は乾燥粉砕したものを溶媒等で抽出して取得することができ、溶媒としては、水、低級1価アルコール(メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等)、低級エステル(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、それらの一種又は二種以上を用いることができる。
本発明の組成物は経口で投与又は摂取されることを考慮すると、抽出溶媒としては、水、エタノール、又は含水エタノールが特に好ましい。好ましい抽出方法の例としては、例えば熱水(90~100℃)で、10~50分間抽出する方法や、0~100体積%の含水エタノールで室温又は加温して1~10日間抽出する方法が挙げられ、その抽出液をさらに分画・精製してもよい。その他に、超臨界抽出によってグルコラファニン及びグルコ
ラフェニンを抽出してもよい。
<グルコラファニンからスルフォラファンを得る方法>
グルコラファニンからスルフォラファンを得る方法としては、グルコラファニンとミロシナーゼを反応させればよく、その方法は限定されない。例えば、グルコラファニンを含むアブラナ科植物を、加熱せずに破砕、摩砕、粉砕、せん断、搾汁等することでグルコラファニンと内在のミロシナーゼを反応させ、スルフォラファンに代謝させる方法や、グルコラファニンにミロシナーゼを添加してスルフォラファンに代謝させる方法等が挙げられる。スルフォラファンは、これらの方法にてグルコラファニンから代謝されたスルフォラファンを含む原料から、グルコラファニンと同様の方法(例えば、前述の抽出等の方法)にて取得することができる。
<グルコラフェニンからスルフォラフェンを得る方法>
グルコラフェニンからスルフォラフェンを得る方法は、前述のグルコラファニンからスルフォラファンを得る方法と同様である。
<グルコラファニン及びグルコラフェニンの濃度測定>
本発明の組成物中のグルコラファニンの濃度測定は、当業者周知の方法により行うことができる。例えば、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法を用いることができ、具体的な方法としては、Faheyらの方法(Fahey et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 94,
10367-10372, 1997)等に従って行うことができる。グルコラフェニンの濃度測定は、グルコラファニンと同様の方法で行うことができる。
<スルフォラファン及びスルフォラフェンの濃度測定>
組成物中のスルフォラファン及びスルフォラフェンの濃度測定は、当業者周知の方法により行うことができる。例えば、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法及び液体クロマトグラフィー-質量分析法(LC-MS)を用いることができ、具体的な方法としては、Hanらの方法(Han et al., Int. J. Mol. Sci., 12, 1854-1861, 2011.)、Baenas らの方法(Baenas et al., food Res. Int., 100(Pt1), 497-503,2017.)等に従って行うことができる。
<認知機能>
本発明において、認知機能とは、知覚、注意、記憶、推論、意思決定、判断等の知的機能のことをいう。また、認知機能の向上とは、認知機能の維持又は向上、認知機能の改善とは、認知機能の低下に伴う各種症状を緩和又は治癒することをいう。なお、本発明の認知機能には、少なくとも、作業記憶が含まれる。
本発明に係る組成物は、認知機能の障害を呈する疾患又は状態の予防、若しくは、改善又は向上のための治療用としても有用である。認知機能障害を呈する疾患又は状態を例示すると、認知症、非認知症性の認知障害、記憶又は学習障害等が挙げられる。認知症については、後述する。非認知症性の認知障害を例示すると、軽度認知障害(MCI)等である。記憶又は学習障害を例示すると、脳発達障害に伴う記憶及び学習障害等である。また、本発明に係る組成物は、加齢に伴う認知機能の低下に対して使用することが好ましい。
<作業記憶>
本発明において、認知機能における作業記憶とは、物事を考えるときに使う記憶のことである。言い換えると、短い時間に心の中で情報を保持し、同時に処理する能力のことをいう。
本発明の組成物は、認知機能における作業記憶を向上させることができ、好ましくは聴覚による作業記憶を、より好ましくは数唱力を、さらに好ましくは逆唱力を向上させることができる。
認知機能における作業記憶向上とは、作業記憶の機能を維持又は向上させることであり、作業記憶改善とは、低下した作業記憶の改善又は作業記憶の低下を防止することをいう。
本発明の組成物は、より高い作業記憶向上効果又は作業記憶改善効果を得るために、他の寄与成分と組み合わせて用いることができる。さらに、作業記憶トレーニング等と組み合わせて用いることができる。作業記憶トレーニングとは、ある情報を覚えながら、別の作業を行えるように訓練することである。例示すると、脳トレゲーム、N-Back課題、二重N-Back課題、タスクスイッチング、リーディンス・スパン課題、オペレーション・スパン課題、数唱等を用いた訓練が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
<認知症予防>
本発明における認知症とは、脳細胞の死滅や活動の低下によって認知機能に障害が起き、日常生活・社会生活が困難になる状態のことをいう。本発明に係る組成物は認知症予防効果、特に、軽度認知症の予防効果が期待される。認知症予防とは、認知症の症状を予防することをいう。認知症を例示すると、老人性認知症、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、外傷後認知症、脳腫瘍により生じる認知症、慢性硬膜下血腫により生じる認知症、正常圧脳水腫により生じる認知症、髄膜炎後認知症及びパーキンソン型認知症等の種々の疾患により生じる認知症等である。
<組成物の形態>
本発明の組成物は、剤として投与、或いは、食品組成物として摂取することができる。具体的には、ヒト若しくは動物用の剤又は食品組成物となり、また当該剤又は食品組成物に配合して使用される素材又は製剤となり得る。なお、当該食品組成物には、作業記憶又は認知機能の低下の予防、改善、又は向上効果をコンセプトとし、必要に応じてその旨を表示した食品、機能性表示食品、特定保健用食品、病者用食品、サプリメントが包含される。表示方法を例示すると、「認知機能の維持」、「認知機能の改善」、「認知機能の向上」、「認知機能における作業記憶の維持」「認知機能における作業記憶の改善」、「認知機能における作業記憶の向上」、「記憶力の維持」、「記憶力の向上」、「思い出す力の維持」、「言葉を思い出す力の維持」、「作業効率の維持」、「作業効率の向上」、「計算作業効率の維持」、「計算作業効率の向上」、「事務作業効率の維持」、「事務作業効率の向上」等が挙げられるが、これに限定されない。これらの表示は、公知の方法で容器包装手段に付すこと、製品に関する広告・価格表もしくは取引書類に上記説明を表示して展示もしくは頒布すること、またはこれらを内容とする情報を電磁気的(インターネットなど)方法により提供すること等ができる。
<剤>
本発明の組成物の剤としての投与形態としては、例えば、錠剤、被覆錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、溶液、シロップ剤、乳液等による経口投与を好ましく挙げることができる。なお、非経口投与形態が排除されるわけではなく、局所組織投与や、注射による皮下、皮内、筋肉内、静脈内投与、或いは、有効成分を揮発させることによる鼻腔内投与等によってもよい。賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーティング剤等の医薬等の製剤技術分野において通常使用し得る既知の補助剤を用いて製剤化することができる。また、医薬品または医薬部外品の態様であってもよい。
<食品組成物>
本発明の組成物の食品組成物としての摂取形態としては、例えば、生鮮食品(生野菜)、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料、青汁等)、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨー
グルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(サプリメント、栄養ドリンク等)が挙げられる。
その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、コーンスターチ、デキストリン、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L-アスコルビン酸、dl-α-トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、セルロース、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等の食品添加物を任意に使用することができる。
<寄与成分>
寄与成分とは、物質であって、その影響する先が身体の生理学的機能であるものをいう。特定保健用食品及び機能性表示食品における寄与成分に相当するのは、いわゆる「関与成分」及び「機能性関与成分」である。医薬品及び医薬部外品の場合、いわゆる「有効成分」である。
<寄与成分の含有量>
本発明の組成物は、剤として用いる場合は、特に限定されないが、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種を合計で0.03質量%以上含有していることが好ましく、0.5質量%以上含有していることがより好ましく、5質量%以上含有していることが特に好ましい。
また、本発明の組成物は、食品組成物として用いる場合は、特に限定されないが、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンのうち少なくとも一種を合計で0.01質量%以上含有していることが好ましく、0.04質量%以上含有していることがより好ましく、0.25質量%以上含有していることが特に好ましい。
<投与量/摂取量>
本発明の組成物の投与量又は摂取量は、投与/摂取する対象がヒトである場合、その性別、症状、年齢、投与方法によって異なるが、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン又はグルコラフェニンのうち少なくとも一種が通常、成人(体重60kg程度)1日当たり24mg以上であればよく、30mg以上であることが、作用が十分に発揮される観点から好ましい。この1日当たりの量を一度に又は数回に分けて投与/摂取することができ、そのタイミングとしては、食前、食後、食間のいずれでもよい。また、投与/摂取期間は特に限定されないが、12週間以上継続的に摂取することが好ましい。
なお、前述の1日当たりの投与量/摂取量は、組成物の形態によって異なるが、表示される1日の摂取目安量や、通常1度で消費する飲みきりタイプの飲料であれば1本当たりに含まれる量を指すものである。
<実施例1>
試験デザインは、無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験である。
本試験は、健康な男女を対象に、生活介入前後に認知機能検査と質問調査紙を用いた調査を実施した。
<研究対象者>
日本語を母国語とする健康な右利きの144名の男女(年齢:60-80歳)のうち、ビデオゲームを普段せず、下記の除外項目に該当しない者を研究対象者とした。なお、ビ
デオゲームには、パソコン及びスマートフォンの使用も含む。
<除外項目>
(1)精神疾患、糖尿病、脳神経疾患、心臓病(心疾患)の既往歴がある者
(2)認知機能に影響する薬物(例:ベンゾジアゼピン、抗うつ薬、中枢神経薬)を服用している者
(3)認知症のスクリーニング検査であるMMSE(Mini Mental State Examination)の得点が26点以下の者
(4)抗うつの程度を調べる検査であるGDS(Geriatric Depression Scale)が5点以上の者
(5)前頭葉機能検査であるFAB(Frontal assessment battery at bedside)の得点が12点以下の者
(6)食品摂取によるアレルギーの発生の恐れがある者(特に、ブロッコリー、乳、卵、小麦、そば、落花生、エビ、かに)
(7)1週間単位で見たときに、1日の平均飲酒量が純アルコール量として60g(ビール中瓶3本又は日本酒3合相当)を超える飲酒習慣を持つ者
(8)他の試験に参加している者、及び、試験開始前2か月以内に他の試験に参加したことがある者
(9)依頼するゲーム実施と栄養摂取と生活介入日誌の記入ができない者
<群分け>
本試験では、表1に示す4つの異なる生活介入のいずれかに、性別を考慮した層別化ランダム法により研究対象者を割り振った(各群36名、うち男性12名、女性24名ずつ)。なお、研究対象者には、自身がどの群に割り当てられているのかは判らないようにした。研究対象者はそれぞれに割り当てられたスルフォラファンサプリメント(「スルフォラファン」、カゴメ社。グルコラファニンを10mg/粒含む。)又はプラセボカプセルの1日3粒の摂取と、1回15分程度のゲームを12週間にわたり毎日実施した。なお、プラセボカプセルは、スルフォラファンサプリメントに含まれるグルコラファニンをコーンスターチ及び結晶セルロースに置き換えたものである。
Figure 2022100719000005
<ゲーム内容>
以下の脳トレゲーム(脳トレ、任天堂社)及びテトリスゲーム(「テトリスDS」任天堂社)と専用のゲーム機(3DS、任天堂社)を研究対象者に貸与し、試験に使用した。<脳トレ:音読・計算をするゲーム>
認知介入ありの群の研究対象者には、「脳トレ」を使用した。「脳トレ」では、以下の
(1)~(4)のゲームを、毎日15分程度実施した。1回のゲームは約30秒から1分程度で終了する。実施できるゲームの数は、ゲームを続けていくと増えていくが、(1)及び(2)のゲームは毎日行うようにし、その他のゲームは万遍なく実施するよう研究対象者に依頼した。
(1)単純な四則演算をできるだけ速く実施する計算ゲーム
(2)和歌や小説の一部等の短い文章をできるだけ速く音読するゲーム
(3)漢字と仮名を組み合わせた文章を仮名に訳して文字数を数えるゲーム
(4)画面に表示される数字を小さい順に選択するゲーム
(5)画面に提示される人物の数を数えるゲーム
(6)表示される3つの数字と2つの演算指示に従って計算するゲーム
(7)2つの時計の時間を比較して時間差を計算するゲーム
<テトリス:パズルゲーム>
認知介入なし群の研究対象者には、新しい機器を使用してゲームを実施するという介入スケジュールの維持のために「テトリス」を使用した。「テトリス」を毎日15分程度、実施するよう研究対象者に依頼した。「テトリス」は、画面の上から徐々に落ちてくるさまざまな形のブロックを回転させたり、左右に移動させたりして、ブロックを積み重ねるゲームであり、隙間なく列が埋まると列が消えて、得点となるものである。さらに、同時にたくさんの列を消すと、一度に多くの得点を得ることができる。ゲーム画面の最上段まで列が積み重なるとゲームが終了するが、ゲーム終了にならないように、ブロックを操作してたくさんの列を消すと高得点となる。
<認知機能検査>
トレーニングを受けた心理検査員により、標準化された認知機能検査(WAIS-III、日本文化科学社)の一部を用いて、作業記憶についての認知機能検査を実施した。作業記憶の測定には「逆唱(数唱)」を用いた。
<作業記憶(逆唱(数唱))の測定>
このテストはWAIS-IIIに含まれ、検査員が読み上げた数字を、参加者が逆の順番で復唱するものである。正解した場合、検査員はより長い数字を読み上げ、参加者がまた同じ要領で復唱する。また、同一桁のまた間違えた場合は中止とする。逆の順番で言える桁数が長いほど、高得点となる。最大桁数は7であった。
介入後の得点から介入前の得点を引いて変化量を算出し、変化量の平均値±標準偏差を表2に示した。
<その他の評価項目の測定>
その他の評価項目として、WAIS-IIIに含まれている処理速度(符号、記号)、論理的記憶(即時再生、遅延再生)、注意力(新ストループ検査)、及び視覚空間能力(メンタルローテーションテスト(MR))を実施した。処理速度(符号、記号)、論理的記憶(即時再生、遅延再生)及び新ストループ検査は、Nouchiらの方法(Nouchi et al. Trials 13, 32, 2012.)、また、MRはPetersらの方法(Peters et al., Brain and Cognition 28, 39-58, 1995.)に従って実施した。
<解析方法>
栄養介入による効果、認知介入による効果及びそれらの相乗効果を解析するために、2名の脱落した研究対象者のデータについては、142名のデータを用い代入法により補完し、144名のデータに対して、栄養介入あり(実施例1及び実施例2)、栄養介入なし(比較例1及び対照)、認知介入あり(実施例1及び比較例1)、認知介入なし(実施例2及び対照)の群について、栄養介入による効果、もしくは認知介入による効果を判定するためにPermutation ANCOVA解析を行った。ANCOVA解析では、
年齢と性別の介入前のMMSE(全般的な認知機能)の得点を補正し、p<0.05を有意差ありとした。ANCOVA解析は、lmPermパッケージ(http://cran.r-project.org/web/packages/lmPerm/index.html)の「aovp」関数を用いて実施した。最後に、偽発見率(FDR)補正法を用いて、p値を調整した(Benjamini, Y. et al., J. Educational and Behavioral Statistics 25, 60-83. (2000))。すべての解析は、ソフトウェア(R ver. 3.53)を用いて行った。
表2に解析結果を示した。なお、区分1から3の解析対象は以下のとおりである。
区分1:栄養介入(スルフォラファン摂取の有無)による効果
区分2:認知介入(脳トレの実施有無)による効果
区分3:栄養介入及び認知介入の相乗効果
<結果>
作業記憶の評価項目である逆唱(数唱)について、スルフォラファン摂取群の方がプラセボ摂取群よりも有意に高かった(表2の区分1)。このことから、スルフォラファンには、認知機能における作業記憶を向上させる効果、及び、加齢に伴う作業記憶の低下を改善又は予防させる効果を有することが考えられた。
なお、同試験内で行った処理速度(記号)においても、スルフォラファン摂取群の方がプラセボ摂取群よりも有意に高かった。また、有意差は認められなかったが、テトリスを実施した群の中で、スルフォラファン摂取群(比較例1)はプラセボ群(対照)よりも、処理速度(符号)、論理的記録(即時再生、遅延再生)、視覚空間能力(MR)における平均値が高かった。
Figure 2022100719000006
本発明が有用な分野は、健康食品事業である。

Claims (9)

  1. 認知機能における作業記憶向上用組成物であって、
    スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンから選択される少なくとも一種を寄与成分として含有する、組成物。
  2. 作業記憶向上成分を含有する認知機能改善用組成物であって、
    前記作業記憶向上成分は、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンから選択される少なくとも一種である、組成物。
  3. 前記作業記憶向上成分は、加齢に伴う作業記憶の低下を改善するものである、請求項2に記載の組成物。
  4. 作業記憶向上成分を含有する認知症予防用組成物であって、
    前記作業記憶向上成分は、スルフォラファン、グルコラファニン、スルフォラフェン及びグルコラフェニンから選択される少なくとも一種である、組成物。
  5. 認知機能における作業記憶向上用組成物であって、
    アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物から選択される少なくとも一種を寄与成分として含有する、組成物。
  6. 作業記憶向上成分を含有する認知機能改善用組成物であって、
    前記作業記憶向上成分は、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物から選択される少なくとも一種である、組成物。
  7. 前記作業記憶向上成分は、加齢に伴う作業記憶の低下を改善するものである、請求項6に記載の組成物。
  8. 作業記憶向上成分を含有する認知症予防用組成物であって、
    前記作業記憶向上成分は、アブラナ科植物、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物から選択される少なくとも一種である、組成物。
  9. 前記アブラナ科植物が、ブロッコリースプラウト及び/又はブロッコリーの種子である、請求項5~8の何れか一項に記載の組成物。
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