JP2022098729A5 - - Google Patents

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一般的には、高屈折率材料である軽元素またはその化合物の薄膜(高屈折率層)と、低屈折率材料である重元素またはその化合物の薄膜(低屈折率層)とが交互に40から60周期程度積層された多層膜が、多層反射膜2として用いられる。多層膜は、基板1側から高屈折率層と低屈折率層をこの順に積層した高屈折率層/低屈折率層の積層構造を1周期として複数周期積層してもよい。また、多層膜は、基板1側から低屈折率層と高屈折率層をこの順に積層した低屈折率層/高屈折率層の積層構造を1周期として複数周期積層してもよい。なお、多層反射膜2の最表面の層、すなわち多層反射膜2の基板1と反対側の表面層は、高屈折率層とすることが好ましい。上述の多層膜において、基板1から高屈折率層と低屈折率層をこの順に積層した高屈折率層/低屈折率層の積層構造を1周期として複数周期積層する場合は、最上層が低屈折率層となる。この場合、低屈折率層が多層反射膜2の最表面を構成すると容易に酸化されてしまい、反射型マスク200の反射率が減少する。そのため、最上層の低屈折率層上に、高屈折率層を更に形成して多層反射膜2とすることが好ましい。一方、上述の多層膜において、基板1側から低屈折率層と高屈折率層をこの順に積層した低屈折率層/高屈折率層の積層構造を1周期として複数周期積層する場合は、最上層が高屈折率層となるので、そのままでよい。
バッファ膜4のさdは、1nm以上であることが好ましく、3nm以上であるとより好ましい。吸収体パターン5aに対して欠陥修正を行う場合に、多層反射膜2または保護膜3へのダメージを抑制することができるためである。一方、バッファ膜4のさdは、30nm以下であることが好ましく、20nm以下であるとより好ましく、15nm以下であるとさらに好ましい。上記のコントラストを40%よりも大きくするために必要となる吸収体パターン5aの相対反射率の上限値が上がり、吸収体膜5の設計自由度が高くなる。また、吸収体パターン5aに対するダメージやサイドエッチング進行を抑制することができるためである。
また、バッファ膜4の屈折率nは、0.975以下であると好ましく、0.955以下であるとより好ましい。また、バッファ膜4の屈折率nは、0.890以上であると好ましく、0.910以上であるとより好ましい
バッファ膜4の消衰係数kは、0.05以下であると好ましく、0.04以下であるとより好ましく、0.03以下であるとさらに好ましい。光学シミュレーションの結果から見て、波長13.5nmの光に対するバッファ膜4からの反射光よりも、多層反射膜2からの反射光の光強度の方が強く、バッファ膜4の消衰係数kが大きくなるにつれてバッファ膜4の反射光が低下するものと推察される。消衰係数kを上記の範囲とすることで、バッファ膜4の反射光の低下を抑制することができると推察されるため、好ましい。
<<吸収体膜(第2の薄膜)5>>
本実施形態の反射型マスクブランク100では、バッファ膜4の上に、吸収体膜5が形成される。上述のように、吸収体膜5における、波長13.5nmの光(EUV露光光または検査用のEUV光)における多層反射膜2の反射率に対する相対反射率Rは3%以上である。この相対反射率Rは、吸収体膜5で反射された反射光(厳密には、吸収体膜5の表面で反射された光と、吸収体膜5とバッファ膜4の界面で反射された光の両方を含む。)だけでなく、バッファ膜4で反射された反射光(バッファ膜4と保護膜3の界面で反射された光)も含めて算出されるものである。すわなち、この相対反射率Rは、バッファ膜4と吸収体膜5の積層構造での表面反射率と規定することもできる。
また、この相対反射率Rは、32%以下であることが好ましい。波長13.5nmの光に対するマスク検査で十分なコントラストを確保するとともに、露光転写時のパターン像で十分なコントラストを確保するためである。
上述の所定の材料の吸収体膜5は、DCスパッタリング法およびRFスパッタリング法などのスパッタリング法、並びに酸素ガス等を用いた反応性スパッタリング法といった公知の方法で形成することができる。ターゲットは、1種の金属を含むものでもよく、吸収体膜5を2種以上の金属で構成する場合には、2種以上の金属(例えばRuとCr)を含む合金ターゲットを用いることができる。また、吸収体膜5を2種以上の金属で構成する場合には、吸収体膜5を構成する薄膜は、RuターゲットとCrターゲットとを用いるコースパッタリングで成膜することができる。
吸収体膜5は、2層以上を含む多層膜であってもよい。
<<エッチングマスク膜>>
吸収体膜5の上に、または吸収体膜5の表面に接して、エッチングマスク膜を形成することができる。エッチングマスク膜の材料としては、エッチングマスク膜に対する吸収体膜5のエッチング選択比が高くなるような材料を用いる。ここで、「Aに対するBのエッチング選択比」とは、エッチングを行う必要がない層(マスクとなる層)であるAとエッチングを行う必要がある層であるBとのエッチングレートの比をいう。具体的には「Aに対するBのエッチング選択比=Bのエッチング速度/Aのエッチング速度」の式によって特定される。また、「選択比が高い」とは、比較対象に対して、上記定義の選択比の値が大きいことをいう。エッチングマスク膜に対する吸収体膜5のエッチング選択比は、1.5以上が好ましく、3以上が更に好ましい。
<反射型マスク200およびその製造方法>
本実施形態の反射型マスク200は、反射型マスクブランク100のバッファ膜4および吸収体膜5に転写パターン(バッファパターン4a及び吸収体パターン5a)が形成されているものである。転写パターンが形成されたバッファ膜4および吸収体膜5(バッファパターン4a及び吸収体パターン5a)は、上述の本実施形態の反射型マスクブランク100のバッファ膜4および吸収体膜5と同様である。上述の本実施形態の反射型マスクブランク100のバッファ膜4および吸収体膜5をパターニングすることにより、転写パターン(バッファパターン4a及び吸収体パターン5a)を形成することができる。バッファ膜4および吸収体膜5のパターニングは、所定のドライエッチングガスによって、行うことができる。反射型マスク200のバッファパターン4a及び吸収体パターン5aは、EUV光を吸収し、また一部のEUV光を開口部(バッファパターン4a及び吸収体パターン5aが形成されていない部分)とは所定の位相差で反射することができる。前記所定のドライエッチングガスは、塩素系ガスおよび酸素ガスの混合ガス、酸素ガス、およびフッ素系ガスなどを使用することができる。バッファパターン4a及び吸収体パターン5aをパターニングするために、必要に応じてバッファパターン4a及び吸収体パターン5aの上にエッチングマスク膜を設けることができる。その場合、エッチングマスクパターンをマスクにして、バッファ膜4および吸収体膜5をドライエッチングしてバッファパターン4a及び吸収体パターン5aを形成することができる。


Claims (13)

  1. 基板の主表面上に、多層反射膜、第1の薄膜および第2の薄膜をこの順に備える反射型マスクブランクであって、
    波長13.5nmの光における前記多層反射膜の反射率に対する第2の薄膜の相対反射率Rは3%以上であり、
    波長13.5nmの光における前記第1の薄膜の消衰係数をk、前記第1の薄膜の厚さをd[nm]としたとき、(式1)の関係を満たすことを特徴とする反射型マスクブランク。
    (式1) 21.5×k ×d -52.5×k×d+32.1>R
  2. 前記相対反射率Rは、32%以下であることを特徴とする請求項1記載の反射型マスクブランク。
  3. 前記第1の薄膜の消衰係数kは、0.05以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の反射型マスクブランク。
  4. 前記第1の薄膜の厚さdは、1nm以上30nm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の反射型マスクブランク。
  5. 前記第1の薄膜は、金属元素と、酸素および窒素のうち少なくともいずれかの元素とを含有していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の反射型マスクブランク。
  6. 前記第1の薄膜の屈折率n は、0.890以上0.975以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の反射型マスクブランク。
  7. 前記第2の薄膜は、タンタル(Ta)とイリジウム(Ir)を含有していることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の反射型マスクブランク。
  8. 前記第2の薄膜は、ルテニウム(Ru)とクロム(Cr)を含有していることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の反射型マスクブランク。
  9. 前記第2の薄膜の屈折率n は、0.870以上0.955以下であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の反射型マスクブランク。
  10. 前記多層反射膜と前記第1の薄膜の間に保護膜を備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の反射型マスクブランク。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の反射型マスクブランクの前記第1の薄膜および前記第2の薄膜に転写パターンが形成されていることを特徴とする反射型マスク。
  12. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の反射型マスクブランクを用いる反射型マスクの製造方法であって、
    前記第2の薄膜に転写パターンを形成する工程と、
    前記転写パターンが形成された第2の薄膜に対し、波長13.5nmの光を含む検査光を用いて前記転写パターンの欠陥検査を行う工程と、
    前記欠陥検査で検出された第2の薄膜の転写パターンに存在する欠陥に対し、フッ素を含有する物質を供給しつつ荷電粒子を照射する欠陥修正を行う工程と、
    前記欠陥修正後、前記第1の薄膜に転写パターンを形成する工程と
    を有することを特徴とする反射型マスクの製造方法。
  13. 請求項11記載の反射型マスクを用い、半導体基板上のレジスト膜に転写パターンを露光転写する工程を備えることを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
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