JP2022098239A - 乗用型苗移植機 - Google Patents

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和彦 石井
Kazuhiko Ishii
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【課題】畦等を機体が上る際に、走行車体前部に設けたフロントアームにて車体前部を押下して車体前部が浮き上がるのを防止し、フロントアームに設けた操作レバーにて苗植付装置を上昇させる乗用型田植機がある。フロントアームに設けた操作レバーにて苗植付装置を上昇させることができるが、前進速度が速すぎる場合には、フロントアームを片方の手で握ったまま他方の手を操縦部にある変速レバーまで伸ばして変速レバーを操作して低速にしなければならず、作業性が悪く且つ安全性においても問題があった。そこで、フロントアームを把持したまま作業性良く且つ安全に前進速度を低速にできる乗用型苗移植機を提供する。【解決手段】走行車体1の後部に苗植付装置を装着し、走行車体1前部にフロントアーム26を設けた乗用型苗移植機において、フロントアーム26に車速を低速に変速する操作レバー30を設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、走行車体の後部に苗植付装置を装着した乗用型苗移植機に関する。
従来、走行車体の後部に苗植付装置を装着した乗用型田植機において、畦等を機体が上る際に、走行車体前部に設けたフロントアームにて車体前部を押下して車体前部が浮き上がるのを防止し、フロントアームに設けた操作レバーにて苗植付装置を上昇させる乗用型田植機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-213384号公報
フロントアームに設けた操作レバーにて苗植付装置を上昇させることができるが、前進速度が速すぎる場合には、フロントアームを片方の手で握ったまま他方の手を操縦部にある変速レバーまで伸ばして変速レバーを操作して低速にしなければならず、作業性が悪く且つ安全性においても問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、フロントアームを把持したまま作業性良く且つ安全に前進速度を低速にできる乗用型苗移植機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、走行車体1の後部に苗植付装置3を装着し、走行車体1前部にフロントアーム26を設けた乗用型苗移植機において、フロントアーム26に車速を低速に変速する操作レバー30を設けた乗用型苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、フロントアーム26に車速を低速に変速する操作レバー30を設けたので、フロントアーム26を押し下げて走行車体1が畦等を上る際の走行車体1前部の浮き上がりを防止し、フロントアーム26を把持したまま操作レバー30を操作して車速を低速に変速し、作業性良く且つ安全に畦等を上ることができる。
請求項2記載の発明は、操作レバー30にて苗植付装置3を上昇操作する請求項1に記載の乗用型苗移植機である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、操作レバー30にて苗植付装置3を上昇操作するので、走行車体1が畦を上ることによる走行車体1の後傾で苗植付装置3後端が圃場に潜り込もうとするが、操作レバー30にて苗植付装置3を上昇操作して苗植付装置3を上昇させて苗植付装置3後端が圃場に潜り込むのを防止することができる。
請求項3記載の発明は、操作レバー30が側面視でフロントアーム26の後方に突出した非操作姿勢(イ)とフロントアーム26側に前方回動した操作位置(ロ)に回動し、操作しない時は付勢手段で非操作姿勢(イ)に保持される請求項1または請求項2に記載の乗用型苗移植機である。
請求項4記載の発明は、フロントアーム26を後方に回動した、ボンネット16前部に接近した収納状態と、前方に回動した使用状態に姿勢変更自在とし、フロントアーム26を後方に回動した収納状態にした時、操作レバー30が入り込む凹部16aをボンネット16前部に設けた請求項1~3のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機である。
本発明によれば、フロントアームに車速を低速に変速する操作レバーを設けたので、フロントアームを押し下げて走行車体が畦等を上る際の走行車体前部の浮き上がりを防止し、フロントアームを把持したまま操作レバーを操作して車速を低速に変速し、作業性良く且つ安全に畦等を上ることができる。
本発明の実施の形態にかかる乗用型田植機の側面図である。 同乗用型田植機の走行車体の正面図である。 同走行車体の要部の側面図である。 同要部の正面図である。 同乗用型田植機の予備苗載台の側面図である。 同予備苗載台の正面図である。
この発明の乗用型苗移植機の一実施形態である4条植え乗用型田植機について図面に基づき説明する。
<全体構成>
図1の側面図と図2の平面図に示すように、乗用型苗移植機の一例としての乗用型田植機は、走行車体1に昇降用リンク装置2で苗植付装置3を装着すると共に施肥装置4を設け、全体で施肥装置付き乗用型田植機として機能するように構成されている。
なお、本明細書では乗用型田植機の前進方向に向かって左右をそれぞれ左側と右側といい、前進方向を前側、後進方向を後側という。
<走行車体1>
走行車体1は、駆動輪である左右各一対の前輪5,5及び後輪6,6を有する四輪駆動車両である。
メインフレーム7にミッションケース8とエンジン9が配設されており、該ミッションケース8の後部側面に油圧ポンプが一体に組み付けられ、ミッションケース8の前部上方にステアリングハンドル10のステアリングシャフト10aを覆うステアリングポスト11が立設されている。
機体の上部には乗用フロアとなるステップフロア12が取り付けられ、エンジン9の上方部に操縦席13が設置され、操縦席13の左右及び後方にステップフロア12よりも高いリアステップ12aが設けられている。ステアリングハンドル10の左側には変速操作レバーとしてのHSTレバー14が設けられ、右側には、苗植付装置3及び施肥装置4の駆動を入り及び切りし、苗植付装置3を植付作業状態に下降及び最上昇位置まで上昇させる植付レバー15が設けられている。
操縦席13前方のステアリングポスト11周囲即ち車体前方上部は、ボンネット16にて覆われており、該ボンネット16前部のヘッドライト17下方位置に凹部16aが形成されている。
左右前輪5,5はミッションケース8の側方に向きを変更可能に設けた前輪支持ケース18,18に軸支されている。また、左右後輪6,6は、メインフレーム7後部に設けた後輪伝動ケース19,19に軸支されている。
エンジン9の回転動力は、ベルト伝動装置20を介して静油圧式無段変速装置(以下、HSTという)21の入力軸に伝えられ、HST21の出力軸からミッションケース8内に伝えられる。該ミッションケース8から走行系伝動機構を介して左右前輪5,5及び左右後輪6,6へ動力が伝達されると共に、作業系伝動機構を介して苗植付装置3及び施肥装置4に動力が伝達される。
HSTレバー14は、その基部が車体左右方向に設けた枢支軸14aに回動自在に設けた回動アーム14bに固定され、車体前後方向のレバー案内長孔を有する操作ガイド22に案内されて前後方向に操作され、回動アーム14bに連携した操作機構23を介してHST21のトラニオンアームを操作して変速する。即ち、操作ガイド22の前後中央位置に中立位置があり、HSTレバー14を中立位置から前方に操作すると前進で前方に操作するほど増速され、HSTレバー14を中立位置から後方に操作すると後進で後方に操作するほど増速される。
HSTレバー14の基部が固定された回動アーム14bの上部は、平面に形成しており、該平面にネジ孔24を設けている。そして、一端に把持部25aを設け、他端をボルト部25bにした規制ピン25をその把持部25aを把持して操作ガイド22のレバー案内長孔を挿通してボルト部25bを回動アーム14bのネジ孔24にねじ込んで固定する。
すると、規制ピン25はHSTレバー14のアーム部の前側に位置するので、HSTレバー14を最前方に操作しても規制ピン25が操作ガイド22のレバー案内長孔前端縁に接当して、HSTレバー14による前進最高速が制限される。
圃場の水が多い場合や泥濘がひどい場合には、高速で田植作業を行なうと、機体の前進により水や泥水を側方に押して既植苗を押し倒してしまうような不具合が発生する。そこで、規制ピン25を回動アーム14bのネジ孔24にねじ込んで固定すると、HSTレバー14を最大に前側に操作しても、規制ピン25により最大前進速度が制限されるので、適切な速度で田植作業が行なえるようになる。
なお、通常の圃場では、規制ピン25を外しておき最高前進速で田植作業が行なえるようにし、規制ピン25はHSTレバー14の外側方にある予備苗載台40に設けた保持孔に挿して保管しておく。
走行車体1の操縦席13に作業者が着座したままで畦等の段差を越えることは、車体前部が浮き上がり気味となって、非常に危険である。
そこで、走行車体1の前部には、フロントアーム(畦越ハンドル)26が設けられている。
フロントアーム26は、基部を車体前部に左右方向に設けた前バンパフレーム27の支持アーム28に枢支軸29により前後方向に回動自在に設け、門型状のパイプフレームにて構成され、上端部はボンネット16の高さの半分程度の位置となっている。
そして、フロントアーム26は、後方に回動して収納状態にすると、ボンネット16前部に接近した垂直状に起立した位置で位置決めされて保持され、前方に回動して使用状態にすると、フロントアーム26の基部が前バンパフレーム27に接当し、フロントアーム26の上部を作業者が把持して押し下げると、前バンパフレーム27を下方に押し下げて車体前部を下方に押し下げることができる。
従って、フロントアーム26は、前方に回動して使用状態にして作業者がフロントアーム26を掴んで押し下げることで、走行車体1が畦等の段差を越える際や畦を上りながら苗植付け作業をして圃場での植終いをする(圃場内の往復工程での苗植付け及び枕地の苗植付けを終えて、最後に圃場から脱出する際に畦を上りながら最後の苗植付けをする)際に、走行車体1の前部の浮き上がりを防止することができる。
フロントアーム26の右パイプフレームの内側には、操作レバーとしての植終いレバー30が設けられている。
右パイプフレームの内側に枢支軸31の基部を溶接固定し、該枢支軸31に植終いレバー30基部に固定した回動板30aを回動自在に設けると共に、右パイプフレームの内側に枢支軸31下側に位置して規制ピン32の基部を溶接固定し、該規制ピン32を植終いレバー30基部に固定した回動板30aのガイド円弧孔30bに挿通している。なお、回動板30aの前端部はフロントアーム26の右パイプフレームの方に折り曲げられており、正面視で枢支軸31や規制ピン32基部の溶接部が見えないように形成されていて、外観向上を図り商品価値を上げている。
植終いレバー30基部に固定した回動板30a先端には、苗植付装置3を昇降制御する昇降バルブを苗植付装置3上昇側に操作する油圧バルブ操作ワイヤ33とHSTレバー14を低速側に操作する変速操作ワイヤ34が連結されている。なお、35は、油圧バルブ操作ワイヤ33と変速操作ワイヤ34のアウターワイヤ受けであり、板材で形成され、基部が右パイプフレームの内側に板材の下側が溶接固定されており、板材の前端部は下方に折り曲げられており、正面視で溶接部が見えないように形成されていて、外観向上を図り商品価値を上げている。
植終いレバー30は、側面視でフロントアーム26の後方に突出した非操作姿勢(イ)とフロントアーム26内に前方回動した操作位置(ロ)に回動し、操作しない時は、スプリング等の付勢手段で非操作姿勢(イ)に保持される。
フロントアーム26を後方に回動して収納状態にした時、植終いレバー30がフロントアーム26の後方に突出した非操作姿勢(イ)であるが、ボンネット16前部のヘッドライト17下方位置に凹部16aが形成されているので、該凹部16aに植終いレバー30が入り、フロントアーム26をボンネット16前部に接近したコンパクトな収納ができる。
植終いレバー30を非操作姿勢(イ)から操作位置(ロ)に操作すると、油圧バルブ操作ワイヤ33が引かれて苗植付装置3を昇降制御する昇降バルブを苗植付装置3上昇側に操作して、操作している間だけ苗植付装置3が上昇すると共に、変速操作ワイヤ34が引かれてHSTレバー14を低速側に操作して、操作している間だけHST21が低速側に変速される。
従って、圃場内の往復工程での苗植付け及び枕地の苗植付けを終えて、最後に畦を上りながら(圃場から脱出しながら)最後の苗植付けをする圃場での植終いをする際に、作業者は操縦席13を立って走行車体1から圃場に降りて走行車体1の前側に移動し、走行車体1前側からHSTレバー14を低速前進位置に操作して低速前進させると共に、植付レバー15を植付位置にして苗植付装置3が圃場に接地した苗植付状態で各部を駆動して、苗の植付けをする。
その際、作業者は、フロントアーム26を前方に回動して使用状態にして作業者がフロントアーム26を掴んで押し下げることで、走行車体1が畦を上りながらの苗植付け作業における走行車体1前部の浮き上がりを防止する。
そして、走行車体1が畦を上ることによる走行車体1の後傾で苗植付装置3後端が圃場に潜り込もうとするが、植終いレバー30を非操作姿勢(イ)から操作位置(ロ)に操作し、油圧バルブ操作ワイヤ33を引いて苗植付装置3を少し上昇させて苗植付装置3後端が圃場に潜り込むのを防止し、同時に、変速操作ワイヤ34を引いて車速を更に低速に変速し、適切に且つ安全に植終いでの苗植付け作業が行なえる。
なお、36は、走行車体1前部に設けたセンターマスコットで、後方に収納した状態と前方に位置した使用状態に基部が前バンパフレーム27左右中央部に枢支されて回動自在に設けられている。
走行車体1の前部左右両側には、左右予備苗載台40,40が設けられている。左右予備苗載台40,40は、左右対称の同様の構成なので、以下に左予備苗載台40について説明する。
予備苗載台40は、走行車体1に基部が固定された支持フレーム41と、該支持フレーム41上部に設けた固定支持台42に固定された第1予備苗台43と、固定支持台42に基部が支軸44にて枢支された回動アーム45と、該回動アーム45先端に枢軸46にて枢支された移動支持台47に固定された第2予備苗台48と、移動支持台47に基部が固定された空箱収納ラック50で構成される。
第1予備苗台43と第2予備苗台48は、図5に示すように、上下2段の積層状態と、第2予備苗台48の後部に設けた把持部49を作業者が把持して回動アーム45により第2予備苗台48を前方下方に回動させて第2予備苗台48が第1予備苗台43の前方に位置する第1予備苗台43及び第2予備苗台48が連続平面となるスライダー状態に変更できる。
空箱収納ラック50は、基部が移動支持台47の内側に固定され正面視でL状のパイプ材よりなるラック支持フレーム51と、該ラック支持フレーム51上辺に設けた貫通孔51aに基部を挿通して基部ボルト部をスピードナット52で固定した丸棒よりなる前保持枠53F及び後保持枠53Rと、前保持枠53Fの前端辺中央と後保持枠53Rの後端辺中央を連結する連結枠54と、ラック支持フレーム51外側先端にフラットボタン55にて固着された収納される空箱Bを固定するゴム製の固定バンド56と、ラック支持フレーム51上辺に基部が溶接固定された固定バンド56先端のフック56aを係止する係止片57と、前保持枠53F及び後保持枠53Rの機体内側中央部に基部が溶接固定され丸棒にて形成された側面視で山型状の線引きマーカ係止部58にて構成される。
予備苗載台40は、田植作業時に第1予備苗台43及び第2予備苗台48に苗が育苗された苗箱Bを載置しておき、田植作業中に後述の苗植付装置3の苗載台92の苗が残り少なくなった際に、作業者が第1予備苗台43及び第2予備苗台48に載置した苗が育苗された苗箱Bを取り出して、苗箱B内の苗を苗載台92に供給する。そして、空になった苗箱Bを立てて空箱収納ラック50の前保持枠53F及び後保持枠53R内に挿し入れて収納し、落下しないように固定バンド56にて固定する。
前保持枠53Fの前端辺は、後保持枠53Rの後端辺よりも低く構成しているので、機体前部を畦に着けて、畦に居る作業者が空箱収納ラック50から空の苗箱Bを取り出す時、容易に且つ効率良く取り出すことができる。
第2予備苗台48に苗が育苗された苗箱Bを載置しり取り出したりする際、空箱収納ラック50のラック支持フレーム51は、基部が移動支持台47の内側に固定され正面視L状で、第2予備苗台48とラック支持フレーム51間には外側が開放された空間が形成されており、作業者は空箱収納ラック50が邪魔にならず容易に且つ作業性良く第2予備苗台48に苗箱Bを載置しり取り出したりすることができる。
圃場での田植作業が終了して路上走行やトラックに機体を積み込む時や納屋等に機体を格納する際には、機体左右に突出する左右線引きマーカの先端に装着されている回転式マーカ60を取り外して機体幅を狭くするが、該取り外した回転式マーカ60を線引きマーカ係止部58に収納する。
線引きマーカ係止部58は、前保持枠53F及び後保持枠53Rとの間に回転式マーカ60が嵌まる空間部58aがあると共に、山型状の側面には回転式マーカ60の支持杆60aを係止する係止部58bが設けられている。従って、回転式マーカ60内側のリム状部の空間60bを線引きマーカ係止部58に通して引っ掛けて保持し、回転式マーカ60の支持杆60aを係止部58bに係止する。
リアステップ12aの左右両端部には、側面視でU字状のパイプ材よりなる作業手摺61が設けられている。
そして、該作業手摺61に基部が固着された日除け(ピーチパラソル)70を支持する日除け支持フレーム80が設けられている。
日除け支持フレーム80は、正面視でU字状のパイプ材よりなる基部フレーム80aと基部フレーム80aに溶接固定されたパイプ材よりなる縦フレーム80bから構成される。
基部フレーム80aの基部は、作業手摺61のU字状の前後両パイプ部に固着されており、縦フレーム80bの下端は、リアステップ12aに接当させて上下方向の支持を安定化し、簡略な片持ち支持構成でありながら、左右及び上下方向の捻じれが防止された強固な支持が可能となっている。
縦フレーム80bの上部には、上下方向に同ピッチで貫通孔81が設けられており、縦フレーム80bの上部パイプ部に挿し込まれた日除け70の柄70aをボルト82で固定して、高さ調節自在に日除け70を支持固定できる。
なお、基部フレーム80aの正面視でU字状の空間部に後方に位置する施肥装置4の各条シャッタを操作する操作部をもうけて、該空間から各条シャッタの操作ができる構成としている。基部フレーム80aの下方には、施肥装置4の電動ブロアから送られるエアを貯留するエアチャンバーが左右方向に沿って設けられている。
苗植付装置3は、走行車体1に昇降用リンク装置2で昇降自在に装着されている。
走行車体1に基部が回動自在に設けられたリフトシリンダ90のピストン上端部を昇降用リンク装置2に連結し、走行車体1に設けた油圧ポンプにて昇降バルブを介してリフトシリンダ90に圧油を供給・排出して、リフトシリンダ90のピストンを伸進・縮退させて昇降用リンク装置2に連結した苗植付装置3が昇降されるように構成されている。
<苗植付装置3>
苗植付装置3は、昇降用リンク装置2の後部にローリング自在に装着されたフレームを兼ねる植付伝動ケース91と、該植付伝動ケース91に設けられた支持部材に支持されて機体の左右方向に往復動する苗載台92と、植付伝動ケース91の後端部に装着され、苗載台92の下端より1株ずつ苗を圃場に植え付ける苗植付具93と、植付伝動ケース91の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体であるセンターフロート(センサーフロート)94とセンターフロート94の左右両側に設けられたサイドフロート等にて構成されている。センターフロート94とサイドフロートは、圃場を整地すると共に苗植付具93にて苗が植え付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。
PTO伝動軸95は両端にユニバーサルジョイントを有し、ミッションケース8からの動力を苗植付装置3の植付伝動ケース91に伝達すべく設けている。
センターフロート94とサイドフロートの前方には、整地ロータ96が配置され、左後輪6の左後輪伝動ケース19内のギアから伝動軸97を介して動力が伝達され駆動回転する。
<施肥装置4>
施肥装置4は、貯留部の一例としての肥料タンク98内の肥料を肥料繰出部によって一定量ずつ下方に繰り出し、その繰り出された肥料を電動ブロアによりエアチャンバーに蓄積された圧風が施肥ホースを通してセンターフロート94とサイドフロートに設けた施肥ガイドまで移送し、該施肥ガイドの前側に設けた作溝体によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。
1 走行車体
3 苗植付装置
16 ボンネット
16a 凹部
26 フロントアーム
30 操作レバー(植終いレバー)
(イ) 非操作姿勢
(ロ) 操作位置

Claims (4)

  1. 走行車体(1)の後部に苗植付装置(3)を装着し、走行車体(1)前部にフロントアーム(26)を設けた乗用型苗移植機において、フロントアーム(26)に車速を低速に変速する操作レバー(30)を設けたことを特徴とする乗用型苗移植機。
  2. 操作レバー(30)にて苗植付装置(3)を上昇操作することを特徴とする請求項1に記載の乗用型苗移植機。
  3. 操作レバー(30)が、側面視でフロントアーム(26)の後方に突出した非操作姿勢(イ)と、フロントアーム(26)側に前方回動した操作位置(ロ)に回動し、操作しない時は付勢手段で非操作姿勢(イ)に保持されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗用型苗移植機。
  4. フロントアーム(26)を後方に回動した、ボンネット(16)前部に接近した収納状態と、前方に回動した使用状態に姿勢変更自在とし、フロントアーム(26)を後方に回動した収納状態にした時、操作レバー(30)が入り込む凹部(16a)をボンネット(16)前部に設けたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機。
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