JP2022097394A - 宅配ナビゲーション方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

【課題】宅配ナビゲーション方法及びその装置を提供する。【解決手段】宅配ナビゲーション方法及びその装置に係り、該ナビゲーション装置は、宅配物の住所情報を含む配送リストを入力されれば、宅配物の住所情報を基に、複数の停車地点を含む車両移動経路を設定し、また宅配物の住所情報を基に、複数の停車地点から始まる徒歩移動経路を設定した後、車両移動経路及び徒歩移動経路に沿う道案内を行う。【選択図】図２

Description

本発明は、経路を案内するナビゲーション方法及びその装置に係り、さらに詳細には、宅配のための車両及び徒歩の移動経路を案内するナビゲーション方法及びその装置に関する。

住所を基に経路を案内する従来のナビゲーション装置が存在する。従来のナビゲーション装置は、ＧＰＳ（global positioning system）などを利用して現位置を把握した後、目的地に達する最短経路や最小時間経路などを提供する。宅配運転手は、従来のナビゲーション装置を利用して宅配物の配送位置を把握し、配送業務を遂行することができる。しかし、当日配送する数十個または数百個の宅配物の住所情報を一つ一つナビゲーション装置に入力するのは、時間が多く所要し、現実的に不可能であるので、ほとんどの宅配運転手は、自身が受け持つ配送地域に係わる地理的知識と経験とを基に、当日配送する全ての宅配物に書かれた住所を見て、大体の全体配送最適経路を予想した後、宅配業務を行う。宅配運転手各自の経験と知識とにより、配送経路が異なるだけではなく、宅配物を配送順序で整理するのに多くの時間が所要され、効率的な宅配業務を遂行し難い。

本発明が解決しようとする課題は、車両移動経路だけではなく、車両から宅配物配送位置までの徒歩移動経路を含む最適の移動経路を提供し、効率的な宅配業務を可能にする宅配ナビゲーション方法及びその装置を提供するところにある。

前述の技術的課題を達成するための、本発明の実施形態による宅配ナビゲーション方法の一例は、宅配物の住所情報を含む配送リストを入力される段階と、前記宅配物の住所情報を基に、複数の停車地点を含む車両移動経路を設定する段階と、前記宅配物の住所情報を基に、前記複数の停車地点から始まる徒歩移動経路を設定する段階と、前記車両移動経路及び前記徒歩移動経路に沿う道案内を遂行する段階と、を含む。

前述の技術的課題を達成するための、本発明の実施形態による宅配ナビゲーション装置の一例は、宅配物の住所情報を含む配送リストを入力されるリスト入力部と、前記宅配物の住所情報を基に、複数の停車地点を含む車両移動経路を設定する第１経路設定部と、前記宅配物の住所情報を基に、前記複数の停車地点から始まる徒歩移動経路を設定する第２経路設定部と、前記車両移動経路及び前記徒歩移動経路に沿う道案内を遂行する経路案内部と、を含む。

本発明の実施形態によれば、車両移動経路及び徒歩移動経路を共に提供し、効率的な宅配業務を可能にする。住宅街などに宅配物を配送する場合、裏通りや狭い路地などに、車両が進入し難い場合が多く、また都心内においては、配送する多量の宅配物の位置が密集しており、車両を停車させた後、手押し台車（手押しカート）または電動カートに宅配物をいくつも載せ、徒歩で移動する場合が多いので、徒歩移動経路を宅配ナビゲーションで共に提供し、宅配業務に一助となることができる。電動カードを直接運転する場合でも、本発明の徒歩移動に該当すると見なす。他の実施形態として、宅配物の配送順序に合うように、宅配物の荷積み及び荷下ろしが可能になるように、宅配配送リストを整列して提供することができる。さらに他の実施形態として、車両の各停車地点で配送する宅配数量、宅配識別情報などを提示し、宅配配送の抜け落ちを防止することができる。

また、本発明の実施形態は、配送運転手だけではなく、分類作業する人力にも、有用に使用されうる。例えば、宅配物の荷積み作業前、何人もの配送運転手らに割り当てられた宅配物が混じり、１ヵ所に合わさっている場合、本実施形態の整列された配送リストを参照し、各自配送運転手の配送地域別に分類作業を行うと共に、配送順序に合うように、宅配物を車両荷物入れの前に整列させておくことができる。韓国においては、宅配運転手の過労死を防止するために、韓国の政府と国会において、分類作業と配送とを分離／二元化する法制化を推進しているが、困難が伴う理由のうち一つは、分類作業を行うとき、配送順序に合うように再整列も行わなければならないが、このとき、配送地域の地理情報を最も熟知しているのが配送運転手であるために、配送運転手を分類作業から完全排除し難いという実情である。従って、本実施形態を利用すれば、分類作業時、配送運転手を排除することが可能である。

本発明の実施形態によるナビゲーション装置の一例を図示した図である。 本発明の実施形態による宅配ナビゲーション方法の一例を図示したフローチャートである。 本発明の実施形態による車両移動経路の一例を図示した図である。 本発明の実施形態による車両移動経路の拡大画面の一例を図示した図である。 本発明の実施形態による、車両移動経路設定のための複数の停車地点を把握する方法の一例を図示した図である。 本発明の実施形態による、徒歩移動経路を案内する方法の一例を図示した図である。 本発明の実施形態による、宅配配送順序によって配送リストを整列する方法の一例を図示した図である。 本発明の実施形態による、宅配ナビゲーションのための画面インターフェースの一例を図示した図である。 本発明の実施形態によるナビゲーション装置の一例の構成を図示した図面である。

以下において、添付図面を参照し、本発明の実施形態による宅配ナビゲーション方法及びその装置について詳細に説明する。

図１は、本発明の実施形態によるナビゲーション装置の一例を図示した図面である。

図１を参照すれば、ナビゲーション装置１００は、宅配物配送リストを入力されれば、該宅配物配送リストに含まれた住所情報を基に、配送経路を設定して案内する。ナビゲーション装置１００は、スマートフォンによって具現されるか、あるいは別途の専用装置によっても具現される。ナビゲーション装置１００は、現位置を把握することができるＧＰＳ（global positioning system）のような位置把握装置を含む。

配送リストは、宅配識別情報（例えば、宅配受付番号など）や住所情報などを含む。一例として、ナビゲーション装置１００は、エクセルのような電子文書形態でもって該配送リストを提供されうる。例えば、ナビゲーション装置１００は、ＵＳＢ（universal serial bus）ポートのような有線インターフェース、またはブルートゥースやＷｉ－Ｆｉ（wireless fidelity）のような無線インターフェースを介し、外部装置から該配送リストを提供されうる。または、ナビゲーション装置１００は、既定義のインターネットサイトに接続した後、自身に割り当てられた配送リストを提供されうる。他の例として、ナビゲーション装置１００は、宅配物などに付着された宅配送状のバーコードやＱＲコードを、カメラやバーコードリーダなどを介して読み取り、配送リストを生成することができる。それ以外にも、ナビゲーション装置１００が配送リストを入力される従来の多様な方法が、本実施形態にも適用される。

ナビゲーション装置１００は、車両移動経路及び徒歩移動経路を提供する。該車両移動経路は、車両が移動する経路を意味し、該徒歩移動経路は、車両停車後、宅配物を積み下ろし、配送位置まで徒歩で移動する経路を意味する。徒歩移動時、手押し台車（手押しカート）または電動カートに、宅配物をいくつも載せて移動することもできる。他の実施形態として、該徒歩移動経路は、車両停車位置から、ロボットやドローンが宅配物を目的地まで無人で配送する移動経路でもある。ナビゲーション装置１００が、該車両移動経路及び該徒歩移動経路を含む宅配経路を把握する方法については、図２以下で具体的に説明する。

図２は、本発明の実施形態による宅配ナビゲーション方法の一例を図示したフローチャートである。

図２を参照すれば、ナビゲーション装置１００は、宅配物の住所情報を含む配送リストを入力される（Ｓ２００）。ナビゲーション装置１００は、該配送リストの住所情報を基に、複数の停車地点を含む車両移動経路を設定する（Ｓ２１０）。ここで、該車両移動経路の停車地点は、宅配物配送のために車両が停車する位置を意味する。配送運転手は、該停車地点に車両を停車させた後、宅配物を配送位置に配送することができる。該車両移動経路の一例が、図３に図示されている。

ナビゲーション装置１００は、車両移動経路が設定されれば、該車両移動経路の各停車地点から始まる徒歩移動経路を設定する（Ｓ２２０）。例えば、同一アパート団地に配達する複数の宅配物が存在すれば、該車両移動経路の停車地点は、当該アパート団地の一定位置（例えば、地上駐車場など）であり、該徒歩移動経路は、その停車地点から、各宅配物の住所情報に該当するアパート棟／号までの移動経路でもある。他の例として、一戸建てや多世帯住宅が存在する一般住宅地域である場合、該車両移動経路の停車地点は、一般住宅地域のある一位置（例えば、一般住宅地域の進入道路または住居地域駐車場など）でもあり、該徒歩移動経路は、その停車地点から、宅配物の住所情報に該当する各住宅までの移動経路でもある。該徒歩移動経路の一例が、図４ないし図６に図示されている。

ナビゲーション装置１００は、車両移動経路及び徒歩移動経路が設定されれば、それらを基に、経路案内を始める（Ｓ２３０）。例えば、ナビゲーション装置１００は、車両に移動する場合には、地図に、図３のような車両移動経路を主として表示し、車両が停車地点に近接するか、あるいは停車すれば、当該停車地点から始まる徒歩移動経路を図６のように表示することができる。

他の実施形態として、ナビゲーション装置１００は、車両が車両移動経路の停車地点に停車すれば、当該停車地点で荷下ろしする宅配物の個数、または荷下ろしする宅配物リスト（宅配識別情報などを含み）などを表示し、宅配物配送の抜け落ちを防止することができる。

さらに他の実施形態として、ナビゲーション装置１００は、停車地点から配送する複数個の宅配物が存在する場合、各宅配物に係わる徒歩移動経路を案内することができる。例えば、図６のように、宅配物を配送する所が三ヵ所である場合、ナビゲーション装置１００は、各宅配物の徒歩移動経路を、最適距離または最短距離などとして把握し、案内することができる。

図３は、本発明の実施形態による車両移動経路の一例を図示した図面である。

図３を参照すれば、ナビゲーション装置１００は、出発地Ｓから目的地Ｅまで、複数の停車地点を含む車両移動経路３００を設定する。出発地Ｓは、宅配物の荷積み位置、またはナビゲーション装置１００の現位置でもあり、目的地Ｅは、車両の車庫のような既定義の位置でもある。ナビゲーション装置１００は、出発地Ｓから目的地Ｅに達する経路において、配送リストの宅配物を配送することができるように、複数の停車地点３１０，３２０，３３０を経由する最適距離、最小距離または最短時間距離などを設定することができる。言い換えれば、ナビゲーション装置１００は、複数の停車地点３１０，３２０，３３０を経由するように、出発地Ｓから目的地Ｅまでの車両移動経路３００を設定することができる。出発地Ｓ及び目的地Ｅ、そして複数の経由地点である停車位置３１０，３２０，３３０を経由する経路設定には、従来の多様な経路設定方法が適用されうる。他の実施形態として、目的地Ｅは、別途に指定されない。その場合、目的地Ｅは、最後の停車地点３３０にもなる。

停車位置３１０，３２０，３３０は、説明の便宜のために、車両移動経路及び徒歩移動経路が出合う分岐点として図示されているが、必ずしもその分岐点に停車しなければならないという意味ではなく、実際の現場においては、その分岐点周辺に停車しやすく、安全であり、他車両の通行をできる限り妨害しない場所に停車するという意味である。

本実施形態は、説明の便宜のために、車両移動経路３００を単純に図式化して図示しているが、車両移動経路３００は、地図上に重畳して表示される。すなわち、従来のように、ナビゲーション装置１００は、現位置を基に、地図に車両移動経路を表示することができる。

車両移動経路３００は、配送運転手が、各停車地点３１０，３２０，３３０で配送しなければならない宅配物個数を共に表示することができる。例えば、本実施形態の場合、車両移動経路３００の第１停車地点３１０で配送する宅配物の個数「６」個（３１２）、第２停車地点３２０で配送する宅配物の個数「４」個（３２２）、第３停車地点３３０で配送する宅配物個数「３」個（３３２）が、車両移動経路３００と共に表示される。一実施形態として、ナビゲーション装置１００は、車両が停車地点３１０，３２０，３３０に到着すれば、配送する宅配物の個数を音声で案内することができる。

他の実施形態として、ナビゲーション装置１００は、車両移動経路３００を拡大させる場合、各停車地点３１０，３２０，３３０で配送する宅配物の詳細配送情報を表示することができる。例えば、配送運転手が、車両移動経路３００の第２停車地点３２０及び第３停車地点３３０の領域３５０を拡大させれば、ナビゲーション装置１００は、図４のように、当該地域の宅配物配送位置などを詳細に表示することができる。

さらに他の実施形態として、ナビゲーション装置１００は、車両移動中には、車両移動経路３００を、図３のように地図上に表示し、車両が停車地点３１０，３２０，３３０に、既定義の距離（例えば、１００ｍなど）内に進入するか、あるいは停車地点３１０，３２０，３３０に停車すれば、当該停車地点３１０，３２０，３３０の詳細配送位置などを、図４のように、自動拡大させて表示することができる。

図４は、本発明の実施形態による車両移動経路の拡大画面の一例を図示した図面である。

図４を参照すれば、ナビゲーション装置１００は、車両移動経路３００が拡大されれば、停車地点３２０，３３０で配送する宅配物の配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０及び配送数量３２２，３３２のような詳細情報が表示される。本実施形態は、説明の便宜のために、地図なしで、配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０だけを図示しているが、配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０は、地図に重畳しても表示される。

例えば、停車地点３２０，３３０において、各配送物の配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０を連結する線４５０，４６０は、徒歩で移動可能な道（例えば、裏通り、路地、アパート団地内移動経路など）を示す。従って、実際の停車地点３２０，３３０と、各配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０とを連結する線は、直線ではなく、曲線のような実際の道路形態により、地図上に多様に示されるが、ここで、本実施形態は、理解の一助とするために、地図なしに、それらを単純に表示している。

他の実施形態として、宅配物の配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０を示す表示Ａ，Ｂ，Ｅ，Ｆ，Ｇは、地図上の建物などに重畳しても表示される。本実施形態は、矩形にＡ、Ｂ、Ｅ、Ｆ、Ｇにより、宅配物の配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０を図示しているが、それに、一例であるのみ、配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０は、多様な形態で表示することができる。また、宅配物の配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０には、宅配物を区分することができる各種情報（例えば、宅配物の識別情報、受付番号または住所情報など）が表示されうる。さらに他の実施形態として、ナビゲーション装置１００は、地図上に、各宅配物の配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０を表示し、配送運転手が各配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０をクリックすれば、当該配送位置に該当する宅配物の詳細情報（受付番号、住所、受領者など）を、配送位置に重畳して表示することができる。

さらに他の実施形態として、ナビゲーション装置１００は、アパートのような共同住宅または多世帯住宅のように、配送位置の空間座標が重複される場合、複数の配送位置４１０を重畳して表示することができ、あるいは配送位置矩形の一側４１１に、配送個数だけ表示することもできる。それ以外にも、配送位置４００，４１０，４２０，４３０，４４０及び宅配物情報を表示する多様な方法が本実施形態に適用され、また表示された宅配物情報（個数、識別情報など）を移動している間、音声出力で案内されもする。

図５は、本発明の実施形態による、車両移動経路設定のための複数の停車地点を把握する方法の一例を図示した図面である。

図５を参照すれば、ナビゲーション装置１００は、宅配物の住所情報を、複数個のグループ５５０，５６０にグルーピングする。住所情報のグルーピングは、住所情報が示す実際空間上の位置を基になされる。

一実施形態として、ナビゲーション装置１００は、各住所情報が示す空間座標５７０の距離が、既定義の範囲内に存在する複数の住所情報を、グループ５５０，５６０にグルーピングすることができる。例えば、同一アパート団地の住所情報を、１つのグループにグルーピングすることができる。すなわち、アパート団地のような共同住宅の場合、住所の地番やアパート名、または空間座標などを基準に、それらを１つのグループにまとめることができる。

一般住宅団地の場合には、空間座標が隣接した住所情報を、１つのグループにまとめる場合には、注意が必要である。空間座標上においては、すぐ隣接した２つの住所であるとしても、道路、河川、建物出入口通路、塀などにより、２つの住所に至る経路が互いに異なりうる。例えば、本実施形態において、第２グループ５６０の空間と隣接するが、第２グループ５６０の停車地点５１２から直接達することができない配送位置５８０が存在しうる。その場合、その配送位置５８０の住所情報は、第２グループ５６０ではなく、他の第３グループ５９０にグルーピングされならなければならない。

グルーピングするさらに他の例として、ナビゲーション装置１００は、空間座標を基準に、住所情報を各グループ５５０，５６０にグルーピングした後、当該グループ５５０，５６０内の各配送位置間を連結する経路において、距離が既定義の距離以上である配送位置（例えば、第２グループ５６０と隣接した配送位置５８０）を当該グループから除き、他のグループに割り当てることができる。それ以外にも、従来の多様なノード連結アルゴリズムなどを利用し、住所情報をグルーピングすることができる。

ナビゲーション装置１００は、住所グルーピングが完了すれば、各グループ５５０，５６０，５９０の代表住所を経由する車両移動経路を設定することができる。該代表住所は、各グループ５５０，５６０，５９０に含まれた住所情報のうちから任意に選択された住所であるか、各グループの中心位置、または中心位置と最も近い住所でもある。

各グループ内道路の形態により、車両の停車地点が決定されうる。例えば、代表住所が、各グループの中心位置、または中心位置と近い住所とあるとする。その場合、ナビゲーション装置は、第１グループ５５０は、中心近くまで道路が存在するので、車両が中心に最も近く近接することができる地点を停車地点５１０と決定し、第２グループ５６０には、第２グループ中に進入することができる車道がないか、あるいは車両が進入し難い狭い裏面通りであるので、第２グループ５６０に隣接したところを停車地点５１２として決定する。すなわち、該停車地点は、各グループ内において、徒歩移動経路の長さが最短になる地点になるようにも決定される。その後、ナビゲーション装置１００は、各グループ５５０，５６０，５９０の停車地点５１０，５１２，５１４を経由する車両移動経路５００を設定することができる。

図６は、本発明の実施形態による、徒歩移動経路を案内する方法の一例を図示した図面である。

図６を参照すれば、ナビゲーション装置１００は、車両移動経路６００の停車地点６１０からの、各配送位置６５０，６５２，６５４に係わる徒歩移動経路６２０，６３０，６４０を案内する。ナビゲーション装置１００は、停車地点を、出発地及び目的地とし、少なくとも１以上の配送位置を経由地にする徒歩移動経路を、従来の多様な経路設定方法を利用して生成することができる。

例えば、停車地点６１０から配送する３個の宅配物が存在する場合、徒歩移動経路は、停車地点から第１配送位置までの第１経路と、第１配送位置から第２配送位置までの第２経路と、第２配送位置から第３配送位置までの第３経路とによっても構成され、ナビゲーション装置１００は、各経路の順序に合うように案内することができる。

他の実施形態として、ナビゲーション装置１００は、配送運転手が、それぞれの配送位置６５０，６５２，６５４を訪問したか否かということを確認し、宅配物の配送抜け落ちが生じるか否かということを把握することができる。例えば、ナビゲーション装置１００のリアルタイム位置把握を介し、第１配送位置６５０及び第２配送位置６５２の訪問履歴が存在し、第３配送位置６５４の訪問履歴がなければ、ナビゲーション装置１００は、音声や文字などを介し、第３配送位置６５４に係わる宅配物配送が抜け落ちていると配送運転手に知らせることができる。

さらに他の実施形態として、徒歩移動経路は、車両停車位置から、ロボットやドローンが配送位置まで無人で配送する移動経路でもある。該ロボットと該ドローンは、少なくとも１以上の宅配物を搭載した後、自律移動アルゴリズムによって移動することができる装置である。障害物を回避して目的地に達する従来の多様な種類のロボットとドローンが、本実施形態にも適用される。例えば、車両が、配送のための停車地点に停車すれば、ナビゲーション装置１００は、当該停車地点からの、宅配物配送のための徒歩移動経路を、ロボットまたはドローンに有無線通信網を介して伝送する。他の実施形態として、該ロボットや該ドローンは、当該停車地点から配送する宅配物の住所や座標などの配送位置情報を、少なくとも１以上入力されれば、直接少なくとも１以上の配送位置を経由する徒歩移動経路を把握することもできる。さらに他の実施形態として、配送運転手が、ロボットやドローンに直接徒歩移動経路を設定することもできる。

さらに他の例として、ロボットは、配送運転手が宅配物を搭載した後、事前に指定された配送運転手に従っていく補助の役割を行うことができる。その場合、該ロボットには、徒歩移動経路が入力されない。配送運転手が、ナビゲーション装置１００が提供する徒歩移動経路に沿って移動するとき、該ロボットは、配送運転手に従っていくようにプログラミングされた装置でもある。

ドローンの徒歩移動経路は、配送運転手の徒歩移動経路と異なりもする。該ドローンは、飛んで配送位置に達することができるので、ナビゲーション装置１００は、配送運転手やロボットのための第１徒歩移動経路、またはドローンのための第２徒歩移動経路を把握するか、あるいは該第１徒歩移動経路、該第２徒歩移動経路をいずれも把握して提供することができる。

図７は、本発明の実施形態による、宅配配送順序によって配送リストを整列する方法の一例を図示した図面である。

図７を参照すれば、ナビゲーション装置１００は、前述の方法で配送リスト７００の宅配物住所情報を基に、宅配物配送のための車両移動経路及び徒歩移動経路を設定する（７２０）。該車両移動経路及び該徒歩移動経路が設定されれば、各宅配物の配送順序が決定される。

ナビゲーション装置１００は、宅配物配送経路に沿う宅配物配送順序が決定されれば、その配送順序に配送リスト７１０を整列させる。配送運転手は、整列された配送リスト７１０を利用し、宅配物を配送順序に合うように、車両に荷積みすることができる。一般的に、配送順序上、最も最後に配送する宅配物を一番初めに荷積みし、配送順序上、一番最初の宅配物を最後に荷積みする。

図８は、本発明の実施形態による、宅配ナビゲーションのための画面インターフェースの一例を図示した図面である。

図８を参照すれば、宅配ナビゲーション方法が、スマートフォン８００のアプリケーションとして具現された場合、配送運転手が、スマートフォン８００にインストールされた宅配ナビゲーションアプリケーションを駆動すれば、宅配ナビゲーションのための画面インターフェースが画面に表示される。配送運転手は、ログイン８１０を行った後、配送リスト受け８２０をクリックし、配送リストを入力され、宅配経路ビュー８３０を選択し、宅配経路を案内されうる。

図９は、本発明の実施形態によるナビゲーション装置の一例の構成を図示した図面である。

図９を参照すれば、ナビゲーション装置１００は、リスト入力部９００、第１経路設定部９１０、第２経路設定部９２０、荷積み情報提供部９３０及び経路案内部９４０を含む。一実施形態により、荷積み情報提供部９３０は、省略されうる。

リスト入力部９００は、宅配物の住所情報を含む配送リストを入力される。

第１経路設定部９１０は、宅配物配送のための少なくとも１以上の停車地点を含む車両移動経路を設定する。該車両移動経路の設定方法の一例が、図３ないし図５に図示されている。

第２経路設定部９２０は、車両移動経路の停車地点から始める徒歩移動経路を設定する。該徒歩移動経路の一例が、図６に図示されている。

荷積み情報提供部９３０は、宅配物を配送順序に合うように、荷積みすることができるように、配送リストを整列して提供する。該配送リストを、配送順序に合うように、整列する例が、図７に図示されている。

経路案内部９４０は、車両移動経路及び徒歩移動経路によって経路を案内する。経路案内部９４０は、車両が移動する間には、地図上に車両移動経路を表示して案内し、車両が停車地点に停車すれば、地図上に徒歩移動経路を表示して案内することができる。また、移動中に画面に表示された宅配物情報（個数、識別情報など）を音声出力で案内するサービスを提供することができる。例えば、「左側に宅配２個があります。宅配番号は、１番、３番です」というように音声に出力することができる。

本発明は、またコンピュータで読み取り可能な記録媒体に、コンピュータで読み取り可能なコードでもって具現することが可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが保存される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ＲＯＭ（read only memory）、ＲＡＭ（random access memory）、ＣＤ－ＲＯＭ（compact disc read only memory）、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ保存装置などがある。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存されて実行されうる。

以上、本発明につき、その望ましい実施形態を中心に説明した。本発明が属する技術分野で当業者であるならば、本発明が、本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態に具現されうるということを理解することができるであろう。従って、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点から考慮されなければならない。本発明の範囲は、前述の説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それらと同等な範囲内にある全ての差異は、本発明に含まれたものであると解釈されなければならないのである。

１００ ナビゲーション装置
３００，５００，６００ 車両移動経路
３１０，３２０，３３０ 停車地点
７００ 配送リスト
８００ スマートフォン
９００ リスト入力部
９１０ 第１経路設定部
９２０ 第２経路設定部
９３０ 荷積み情報提供部
９４０ 経路案内部

Claims (10)

1. ナビゲーション装置が遂行する宅配ナビゲーション方法において、
   宅配物の住所情報を含む配送リストを入力される段階と、
   前記宅配物の住所情報を基に、複数の停車地点を含む車両移動経路を設定する段階と、
   前記宅配物の住所情報を基に、前記複数の停車地点から始まる徒歩移動経路を設定する段階と、
   前記車両移動経路及び前記徒歩移動経路が設定されれば、前記車両移動経路及び前記徒歩移動経路に沿う道案内を遂行する段階と、
   を含み、
   前記徒歩移動経路を設定する段階は、各停車地点を出発地及び目的地にし、複数の配送位置を経由地にする徒歩移動経路を設定する段階を含み、
   前記徒歩移動経路のそれぞれの配送位置を訪問した否かということを、前記ナビゲーション装置のリアルタイム位置を介して把握し、宅配物配送が抜け落ちした場合、音声や文字で宅配物配送抜け落ちを知らせる段階をさらに含む
   ことを特徴とする宅配ナビゲーション方法。
2. 前記車両移動経路を設定する段階は、
   前記宅配物の住所情報を、複数のグループにグルーピングする段階と、
   各グループの代表住所を経由する車両移動経路を設定する段階と、
   を含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の宅配ナビゲーション方法。
3. 前記代表住所は、グループに含まれた住所情報のうちから任意に選択されるか、あるいはグループの中心位置、または中心位置に最も近い住所情報である
   ことを特徴とする請求項２に記載の宅配ナビゲーション方法。
4. 前記道案内を遂行する段階は、
   前記車両移動経路と前記徒歩移動経路とを現位置と共に地図に表示する段階を含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の宅配ナビゲーション方法。
5. 前記道案内を遂行する段階は、
   宅配車両が前記停車地点近くに達すれば、前記停車地点で荷下ろししなければならない宅配個数及び宅配識別情報と、各宅配の配送位置とを、前記徒歩移動経路と共に図形として表示する段階を含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の宅配ナビゲーション方法。
6. 前記道案内を遂行する段階は、
   宅配車両が前記停車地点近くに達すれば、前記停車地点で荷下ろししなければならない宅配個数及び宅配識別情報を音声として出力する段階を含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の宅配ナビゲーション方法。
7. 荷積みのために、前記配送リストを、前記車両移動経路及び前記徒歩移動経路に沿って訪問順序によって整列し、テキストリストビュー形態で表示する段階をさらに含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の宅配ナビゲーション方法。
8. 宅配物の住所情報を含む配送リストを入力されるリスト入力部と、
   前記宅配物の住所情報を基に、複数の停車地点を含む車両移動経路を設定する第１経路設定部と、
   前記宅配物の住所情報を基に、前記複数の停車地点から始まる徒歩移動経路を設定する第２経路設定部と、
   前記車両移動経路及び前記徒歩移動経路が設定されれば、前記車両移動経路及び前記徒歩移動経路に沿う道案内を遂行する経路案内部と、
   を含み、
   前記第２経路設定部は、各停車地点を出発地及び目的地にし、複数の配送位置を経由地にする徒歩移動経路を設定し、
   前記徒歩移動経路のそれぞれの配送位置に訪問したか否かということをナビゲーション装置のリアルタイム位置を介して把握し、宅配物配送が抜け落ちされた場合、音声や文字で宅配物配送抜け落ちを知らせる
   ことを特徴とする宅配ナビゲーション装置。
9. 前記配送リストを、前記車両移動経路及び前記徒歩移動経路に沿って訪問順序によって整列して表示する荷積み情報提供部をさらに含む
   ことを特徴とする請求項８に記載の宅配ナビゲーション装置。
10. 請求項１ないし７のうちいずれか１項に記載の方法を遂行するためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。

Images