JP2022096580A - 二次電子プローブ、二次電子検出装置及び走査型電子顕微鏡検出装置 - Google Patents

二次電子プローブ、二次電子検出装置及び走査型電子顕微鏡検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子の吸収率がほぼ100%である二次電子プローブを用いた二次電子検出器を提供する。【解決手段】二次電子プローブ10は、ナノメートルまたはマイクロメートルスケールの微小な間隔を有する多孔炭素材料層102からなり、多孔炭素材料層102をは、カーボンファイバー、カーボンマイクロワイヤー、カーボンナノチューブ、カーボンナノボール、カーボンミクロボールのいずれか一種または多種の複数の粒子でからなるカーボンナノチューブアレイ或いはカーボンナノチューブネットワーク構造体を形成する電子黒体である。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電子プローブ、二次電子検出装置及び走査型電子顕微鏡検出装置に関する。
二次電子とは、電子電流またはイオン流が物体の表面に衝突することによって、物体の表面5nm~10nmの深さ範囲から放出される電子を指す。二次電子は試料の表面形態に非常に敏感であるため、物体の表面から放出される二次電子を検出することにより、物体の表面形態を非常に効果的に表示することができる。二次電子の原理は、電子増倍管、光電子増倍管、マイクロチャネルプレート、ファラデーカップ、デイリー検出器などの検出要素、および走査型電子顕微鏡などの電子イメージング要素に適用される。電子技術の急速な発展に伴い、二次電子の放出現象と二次電子の検出要素がますます注目を集めている。従来の二次電子プローブの材料は一般に金属材料である。二次電子が金属材料の表面に当たると、その一部が吸収されるだけでなく、多数の二次電子が金属材料に反射されまたは金属材料を透過するため、二次電子の吸収率が低くなる。二次電子に対する金属材料の吸収率は比較的低く、一般に約40%である。物体の表面から逃げる二次電子の一部を二次電子プローブで収集できないため、物体の表面から逃げる二次電子の収集効率が低下し、従来の二次電子検出器の精度も低下する。走査型電子顕微鏡によって検出された表面形態の解像度(Clarity)と正確度も影響を受ける。
現在、ほぼ100%の電子を吸収できる材料は見つかっておらず、この材料は電子黒体材料と呼ぶことができる。従来技術では、電子に対する100%の吸収率を達成するために、複雑な構造を設計する必要があり、コストが比較的に高く、効果は理想的ではない。したがって、構造が簡単で電子の吸収率がほぼ100%である二次電子プローブと二次電子検出器を設計することは非常に重要である。
中国特許出願公開第101239712号明細書 中国特許出願公開第101284662号明細書 中国特許出願公開第101314464号明細書 中国特許出願公開第103172044号明細書
これによって、電子の吸収率がほぼ100%である二次電子プローブを提供し、この二次電子プローブを使用する二次電子検出器及び走査型電子顕微鏡検出装置を提供する必要がある。
二次電子プローブは、多孔炭素材料層を含み、前記多孔炭素材料層は複数の炭素材料粒子を含み、複数の前記炭素材料粒子の間に微小な間隙があり、複数の前記炭素材料粒子間の間隙はナノメートルスケールまたはマイクロメートルスケールであり、前記多孔炭素材料層は電子黒体である。
前記炭素材料粒子はカーボンファイバー、カーボンマイクロワイヤー、カーボンナノチューブ、カーボンナノボール、カーボンミクロボールのいずれか一種または多種である。
前記多孔炭素材料層はカーボンナノチューブアレイ或いはカーボンナノチューブネットワーク構造体である。
前記二次電子プローブと、試験ユニットと、を含む二次電子検出装置であって、前記二次電子プローブは、導線を介して前記試験ユニットと電気的に接続される。
前記二次電子プローブと、電流計と、走査型電子顕微鏡の画像表示装置と、を含む走査型電子顕微鏡検出装置であって、前記電流計は第一端子および第二端子を含み、前記第一端子は前記二次電子プローブと電気的に接続され、前記第二端子は接地され、前記走査型電子顕微鏡の画像表示装置は前記二次電子プローブおよび前記電流計と電気的に接続され、前記電流計の電流値によって画像を形成する。
従来技術と比べて、本発明により提供される二次電子プローブは多孔炭素材料層のみを使用し、その構造は簡単である。多孔炭素材料層の電子吸収率はほぼ100%に達することができ、これは二次電子の絶対的な黒体とみなすことができる。二次電子プローブを使用してサンプル表面から逃げる二次電子を検出すると、基本的に二次電子が失われることはなく、二次電子の収集効率は比較的高くなる。したがって、二次電子プローブを使用する二次電子検出装置は、高い電子収集効率および検出精度を有し、走査型電子顕微鏡検出装置によって得られたサンプルの表面形態は鮮明であり、正確度は比較的高い。
本発明の第一実施例の二次電子プローブの構造を示す図である。 本発明のカーボンナノチューブ構造体が絶縁基板に設置される構造を示す図である。 本発明の超配列カーボンナノチューブアレイが絶縁基板に設置される構造を示す図である。 本発明の第二実施例の二次電子検出装置の構造を示す図である。 本発明の二次電子検出器および従来の二次電子検出器がサンプルを試験するときの構造を示す図であり、および得られた電流強度比較チャートである。 本発明の第三実施例の走査型電子顕微鏡検出装置の構造を示す図である。 本発明の走査型電子顕微鏡検出装置における走査型電子顕微鏡およびTi金属を二次電子プローブとする走査型電子顕微鏡がサンプルを走査して獲得する画像である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1を参照すると、本発明の第一実施例は二次電子プローブ10を提供する。二次電子プローブ10は多孔炭素材料層102を含む。多孔炭素材料層102は、複数の炭素材料粒子を含む。複数の炭素材料粒子の間に微小な間隙がある。複数の炭素材料粒子間の間隙は、ナノメートルスケールまたはマイクロメートルスケールである。多孔炭素材料層102は、自立構造体である。いわゆる「自立構造体」とは、多孔炭素材料層102が、基板の表面に設置されることなく、それ自身の特定の形状を維持できることを意味する。
複数の炭素材料粒子間の間隙は、ナノメートルスケールまたはマイクロメートルスケールである。マイクロメートルスケールとは、間隙のサイズが1000ミクロン以下であることを意味する。一つの例において、間隙のサイズが100ミクロン以下である。ナノメートルスケールとは、間隙のサイズが1000ナノメートル以下であることを意味する。一つの例において、間隙のサイズが100ナノメートル以下である。
好ましくは、多孔炭素材料層102は純粋な炭素構造からなる。これは、多孔炭素材料層102が、他の不純物を含まない複数の炭素材料粒子のみから構成され、炭素材料粒子も純粋な炭素材料粒子であることを意味する。
多孔炭素材料層102における複数の炭素材料粒子間にナノメートルまたはマイクロメートルの間隙がある。二次電子が多孔炭素材料層102に入った後、多孔炭素材料層102における複数の炭素材料粒子間にあるナノメートルまたはマイクロメートルの間隙で、複数回屈折および反射され、多孔炭素材料層102から放出されることができない。多孔炭素材料層102の電子吸収率はほぼ100%に達することができる。言い換えると、多孔炭素材料層102は、電子の絶対的な黒体と見なすことができる。したがって、多孔炭素材料層102は、二次電子の収集効果が優れている。多孔炭素材料層102を使用する二次電子プローブ10はサンプル表面から逃げる二次電子を検出すると、基本的に二次電子が失われることはなく、二次電子の収集効率及び検出精度が高い。
図2を参照すると、多孔炭素材料層102は絶縁基板104の表面にさらに設置されることができる。絶縁基板104は、好ましくは平坦な構造である。絶縁基板104は、可撓性または剛性の基板である。絶縁基板104の材料は、例えば、ガラス、プラスチック、シリコンウエハー、二酸化ケイ素ウエハー、石英ウエハー、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコン、酸化物層を有するシリコン、石英などのいずれか一種である。絶縁基板104のサイズは、実際のニーズに応じて設定できる。本実施例において、多孔炭素材料層102は、シリコン基板104の表面に配置される。
炭素材料粒子は、線状粒子と球状粒子の一方または両方を含む。線状粒子の断面の最大直径は1000ミクロン以下である。線状粒子は、カーボンファイバー、カーボンマイクロワイヤー、カーボンナノチューブなどであってもよい。球状粒子の最大直径は1000ミクロン以下である。球状粒子は、カーボンナノボールまたはカーボンミクロボールであり得る。好ましくは、炭素材料粒子はカーボンナノチューブであり、多孔炭素材料層102はカーボンナノチューブ構造体である。カーボンナノチューブ構造体は、好ましくは純粋なカーボンナノチューブ構造体である。これは、カーボンナノチューブ構造体がカーボンナノチューブからなり、他の不純物を含まないことを意味し、カーボンナノチューブも純粋なカーボンナノチューブである。カーボンナノチューブ構造体はカーボンナノチューブアレイまたはカーボンナノチューブネットワーク構造体である。
カーボンナノチューブ構造体がカーボンナノチューブアレイである場合、カーボンナノチューブアレイは絶縁基板104の表面に設置される。カーボンナノチューブアレイにおけるカーボンナノチューブの延伸方向が絶縁基板104と交差して角を形成する。角は0度より大きく90度以下である。カーボンナノチューブアレイにおける複数のカーボンナノチューブ間の小さな間隙によって、二次電子がカーボンナノチューブアレイから放出されることを防ぎ、カーボンナノチューブアレイの二次電子に対する収集率を改善し、二次電子の検出精度をさらに向上させる。
図3を参照すると、本実施例において、カーボンナノチューブ構造は超配列カーボンナノチューブアレイであり、超配列カーボンナノチューブアレイは絶縁基板104の表面に設置される。超配列カーボンナノチューブアレイは、絶縁基板104で直接成長させることができ、またはその成長基板から絶縁基板104に移すことができる。超配列カーボンナノチューブアレイは、互いに平行して配列する複数のカーボンナノチューブを含む。複数のカーボンナノチューブの延伸方向は絶縁基板104と垂直をなす。超配列カーボンナノチューブアレイにおけるカーボンナノチューブの延伸方向は基本的に同じである。もちろん、超配列カーボンナノチューブアレイにはランダムに配置されたカーボンナノチューブがいくつかあり、これらのカーボンナノチューブは、超配列カーボンナノチューブアレイにおけるほとんどのカーボンナノチューブの全体的な配向に大きな影響を与えない。超配列カーボンナノチューブアレイには、基本的にアモルファスカーボンや残留触媒金属粒子などの不純物が含まれない。超配列カーボンナノチューブアレイにおけるカーボンナノチューブは、分子間力によって互いに密接に接触してアレイを形成する。超配列カーボンナノチューブアレイのサイズ、厚さ、および表面積は制限されておらず、実際のニーズに応じて選択できる。超配列カーボンナノチューブアレイの製造方法は、特許文献1に掲載されている。スペースを節約するために、ここでのみ引用されているが、特許文献1のすべての技術的開示も、本発明の技術的開示の一部と見なされるべきである。カーボンナノチューブアレイは、超配列カーボンナノチューブアレイに限定されず、他のカーボンナノチューブアレイであってもよい。
カーボンナノチューブネットワーク構造体におけるカーボンナノチューブ間に形成される微孔は非常に小さい。微孔のサイズはマイクロメートルスケールまたはナノメートルスケールである。カーボンナノチューブネットワーク構造体は、カーボンナノチューブスポンジ状構造体、カーボンナノチューブフィルム構造体、カーボンナノチューブペーパー、または複数のカーボンナノチューブを織りまたは絡み合わせることによって形成されたネットワーク構造体であってもよく、または他のカーボンナノチューブネットワーク構造体であってもよい。
カーボンナノチューブスポンジ状構造体は、複数のカーボンナノチューブが絡み合って形成されたスポンジ状のカーボンナノチューブ構造体である。カーボンナノチューブスポンジ状構造体は自立構造を有する多孔構造体である。
カーボンナノチューブワイヤーは複数のカーボンナノチューブを含む。複数のカーボンナノチューブは分子間力で端と端が接続されている巨視的な線状構造体である。カーボンナノチューブワイヤーは、非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤまたはねじれ状カーボンナノチューブワイヤである。非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤは複数のカーボンナノチューブを含む。複数のカーボンナノチューブは、カーボンナノチューブワイヤの中心軸に平行に配列されている。一つの例において、非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤは複数のカーボンナノチューブのみからなる。非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤの長手方向に沿って、対向する両端に相反する力を印加することにより、ねじれ状カーボンナノチューブワイヤを形成することができる。ねじれ状カーボンナノチューブワイヤは複数のカーボンナノチューブを含む。複数のカーボンナノチューブは、基本的に平行に配列され、ねじれ状カーボンナノチューブワイヤの中心軸を軸に螺旋状に配列されている。複数のカーボンナノチューブは延伸方向に沿って、分子間力で端と端が接続されている。一つの例において、ねじれ状カーボンナノチューブワイヤは複数のカーボンナノチューブのみからなる。
カーボンナノチューブフィルムの構造体は、複数のカーボンナノチューブフィルムを積層して形成される。隣接するカーボンナノチューブフィルムは分子間力によって結合される。カーボンナノチューブフィルム構造体におけるカーボンナノチューブの間に、小さな間隙が形成される。カーボンナノチューブフィルムは、ドローン構造カーボンナノチューブフィルム、綿毛構造カーボンナノチューブフィルム、またはプレシッド構造カーボンナノチューブフィルムであってもよい。
ドローン構造カーボンナノチューブフィルムは、複数のカーボンナノチューブを含む。好ましくは、ドローン構造カーボンナノチューブフィルムは、複数のカーボンナノチューブからなる。複数のカーボンナノチューブはドローン構造カーボンナノチューブフィルムの表面に基本的に平行に配列される。具体的には、複数のカーボンナノチューブは、分子間力で端から端まで接続され、同じ方向に沿って配列されている。ドローン構造カーボンナノチューブフィルムは、カーボンナノチューブアレイから直接引っ張ることによって得ることができる。ドローン構造カーボンナノチューブフィルムは自立構造体である。ドローン構造カーボンナノチューブフィルムにおける多数のカーボンナノチューブは、分子間力でお互いに結合しているので、ドローン構造カーボンナノチューブフィルムは特定の形状を有し、自立構造体を形成する。ドローン構造カーボンナノチューブフィルムの厚さは0.5ナノメートルから100ミクロンまでである。ドローン構造カーボンナノチューブフィルムの幅はカーボンナノチューブアレイのサイズに関連し、ドローン構造カーボンナノチューブフィルムの長さは制限されない。ドローン構造カーボンナノチューブフィルムの製造方法は、特許文献1に掲載されている。スペースを節約するために、ここでのみ引用されているが、特許文献1のすべての技術的開示も、本発明の技術的開示の一部と見なされるべきである。ドローン構造カーボンナノチューブフィルムにおける多数のカーボンナノチューブは、分子間力によって端から端まで接続されている。一つの例において、カーボンナノチューブフィルム構造体は、複数のドローン構造カーボンナノチューブフィルムが積層されて形成される。隣接する前記カーボンナノチューブフィルムにおけるカーボンナノチューブは、それぞれ0°~90°(0°を含まず)の角度で交差している。複数のドローン構造カーボンナノチューブフィルムにおけるカーボンナノチューブが交差してネットワークフィルム構造体を形成している。
綿毛構造カーボンナノチューブフィルムは、絡み合って均一に分布している複数のカーボンナノチューブを含む。好ましくは、綿毛構造カーボンナノチューブフィルムは、絡み合って均一に分布している複数のカーボンナノチューブからなる。カーボンナノチューブは、分子間力によって互いに接近して、相互に絡み合い、カーボンナノチューブネット状構造体が形成され、自立構造体を有する綿毛構造カーボンナノチューブフィルムが形成される。綿毛構造カーボンナノチューブフィルムにおける複数のカーボンナノチューブは、絡み合い、等方的に配列されている。綿毛構造カーボンナノチューブフィルムは、カーボンナノチューブアレイを処理することによって得ることができる。綿毛構造カーボンナノチューブフィルムの製造方法は、特許文献2に掲載されている。スペースを節約するために、ここでのみ引用されているが、特許文献2のすべての技術的開示も、本発明の技術的開示の一部と見なされるべきである。
プレシッド構造カーボンナノチューブフィルムは複数のカーボンナノチューブを含む。好ましくは、プレシッド構造カーボンナノチューブフィルムは複数のカーボンナノチューブからなる。複数のカーボンナノチューブは、等方的に配列されているか、所定の方向に沿って配列されているか、または、異なる複数の方向に沿って配列されている。隣接するカーボンナノチューブ同士が分子間力で相互に結合され接続される。カーボンナノチューブフィルムは、押し器具を利用して、所定の圧力をかけて前記カーボンナノチューブアレイを押し、該カーボンナノチューブアレイを圧力で倒すことにより形成された、シート状の自立構造を有するものである。カーボンナノチューブフィルムにおけるカーボンナノチューブの配列方向は、押し器具の形状及びカーボンナノチューブアレイを押す方向により決められる。
プレシッド構造カーボンナノチューブフィルムにおけるカーボンナノチューブが配向せずに配置される場合には、該カーボンナノチューブフィルムは、等方的に配列されている複数のカーボンナノチューブを含み、隣接するカーボンナノチューブ同士が分子間力で相互に引き合わさって接続される。また、該カーボンナノチューブフィルムは、平面等方性を有し、該カーボンナノチューブフィルムは、平面を有する押し器具を利用して、カーボンナノチューブアレイが成長している基板に垂直な方向に沿って、カーボンナノチューブアレイを押すことにより形成される。プレシッド構造カーボンナノチューブフィルムにおけるカーボンナノチューブが配向して配列される場合には、該カーボンナノチューブフィルムは、同じ方向に沿って配列した複数のカーボンナノチューブを含む。ローラー形状を有する押し器具を利用して、同じ方向に沿ってカーボンナノチューブアレイを同時に押すと、基本的に同じ方向に配列したカーボンナノチューブを含むカーボンナノチューブフィルムが形成される。また、ローラー形状を有する押し器具を利用して、異なる方向に沿って、カーボンナノチューブアレイを同時に押すと、異なる方向に沿って、選択的な方向に配列したカーボンナノチューブを含むカーボンナノチューブフィルムが形成される。プレシッド構造カーボンナノチューブフィルムの製造方法は、特許文献3に掲載されている。スペースを節約するために、ここでのみ引用されているが、特許文献3のすべての技術的開示も、本発明の技術的開示の一部と見なされるべきである。
カーボンナノチューブペーパーは、基本的に同じ方向に沿って配列された複数のカーボンナノチューブを含む。複数のカーボンナノチューブは、延伸方向に分子間力で端と端が接続されている。複数のカーボンナノチューブは、カーボンナノチューブペーパーの表面に基本的に平行である。カーボンナノチューブペーパーの製造方法は、特許文献4に掲載されている。スペースを節約するために、ここでのみ引用されているが、特許文献4のすべての技術的開示も、本発明の技術的開示の一部と見なされるべきである。
カーボンナノチューブ構造体は純粋であり、カーボンナノチューブ構造体におけるカーボンナノチューブの比表面積は大きく、カーボンナノチューブ構造自体は大きな粘度を持っている。したがって、カーボンナノチューブ構造体は自身の接着力によって、絶縁基板104に固定されることができる。カーボンナノチューブ構造体を絶縁基板104によりよく固定するために、カーボンナノチューブ構造体も接着剤によって絶縁基板104に固定される。本実施例において、カーボンナノチューブ構造体は純粋であり、カーボンナノチューブ構造体におけるカーボンナノチューブの比表面積は大きく、カーボンナノチューブ構造体はそれ自体の接着力によって絶縁基板104に固定されている。
電子ビームのエネルギーが高くなるにつれて、多孔炭素材料層102におけるその通過深さはより深くなり、逆に電子ビームのエネルギーが低くなるにつれて、通過深さはより浅くなる。好ましくは、電子ビームのエネルギーが20keV以下である場合、多孔炭素材料層102の厚さは200μm~600μmである。この厚さ範囲では、電子ビームは多孔炭素材料層102を容易に通過せず、多孔炭素材料層102から外部に反射されにくい。また、この厚さ範囲において、多孔炭素材料層102は高い電子吸収率を有する。一つの例において、多孔炭素材料層102の厚さは300μm~500μmである。もう一つの例において、多孔炭素材料層102の厚さは250μm~400μmである。
多孔炭素材料層102が超配列カーボンナノチューブアレイである場合、超配列カーボンナノチューブアレイの高さは350μm~600μmであることが好ましい。この高さ範囲では、電子ビームは多孔炭素材料層102を容易に通過せず、多孔炭素材料層102から外部に反射されにくい。この高さ範囲では、超配列カーボンナノチューブアレイは高い電子吸収率を有する。より好ましくは、超配列カーボンナノチューブアレイの高さは400μm~550μmである。本実施例において、多孔炭素材料層102は、超配列カーボンナノチューブアレイであり、超配列カーボンナノチューブアレイの厚さは550ミクロンである。
二次電子プローブ10が使用されるとき、電子ビームがサンプルの表面に当たると、サンプルは二次電子を放出し、二次電子は多孔炭素材料層102によって収集されて二次電子を検出する。
本発明の二次電子プローブ10は多孔炭素材料層102を採用して、その構造は簡単である。多孔炭素材料層102は二次電子の絶対的な黒体と見なすことができる。したがって、多孔炭素材料層102は、二次電子の収集に特に優れた効果を有する。二次電子プローブ10を使用してサンプル表面から逃げる二次電子を検出すると、基本的に二次電子が失われることはなく、二次電子プローブ10は、二次電子の吸収率が99.99以上であり、二次電子の収集効果および検出精度が高い。多孔炭素材料層102はカーボンナノチューブ構造体でもよい。カーボンナノチューブ構造体は優れている導電性、柔軟性、強度を有するため、高温や低温などの非常に過酷な環境でも使用でき、二次電子プローブ10の応用範囲が広い。カーボンナノチューブ構造体の重量が比較的軽いため、実際の操作に役立つ。二次電子プローブ10は、品質と体積が厳しいマイクロデバイスに適している。
図4を参照すると、本発明の第二実施例は二次電子検出装置20を提供する。二次電子検出装置20は、二次電子プローブ202および試験ユニット204を含む。試験ユニット204は、第一端子と第二端子とを含む。第一端子は、導線206を介して二次電子プローブ202と電気的に接続される。第二端子は接地される。
二次電子プローブ202の構造は、第一実施例の二次電子プローブ10の構造と同じである。
試験ユニット204は、二次電子プローブ202によって収集された二次電子をテストし、数値変換を実行するために使用される。試験ユニット204は、電流計、電圧計、または温度表示装置である。本実施例において、試験ユニット204は電流計である。二次電子プローブ202によって収集された二次電子が導線を介して電流計に伝達されるとき、二次電子によって生成された電流値を電流計によって読み取って、サンプルの表面から逃げる二次電子の数量を得ることができる。
試験ユニット204によって測定された信号は、出力ユニット(図示せず)を介してさらに出力することができる。出力ユニットは、画像表示装置、アラームなどである。本実施例において、出力ユニットはLCDディスプレイであり、試験ユニット204によって測定された電流信号は、LCDディスプレイに画像を出力する。
二次電子検出装置20が使用されているとき、電子ビームがサンプルの表面に当たると、二次電子はサンプル表面から逃げ、二次電子は二次電子プローブ202によって収集される。二次電子プローブ202が収集された二次電子電子は導線を介して試験ユニット204に伝達され、試験ユニット204は二次電子を試験する。例えば、試験ユニット204は、二次電子プローブ202によって収集された二次電子の生成される電流、電圧或いは温度を試験することができる。サンプルの表面から逃げる二次電子の数量は、試験ユニット204によって試験された値によって得ることができる。試験ユニット204によって測定された信号は、画像を形成するなどの出力ユニットを通してさらに出力することができる。
図5を参照すると、本発明の超配列カーボンナノチューブアレイを二次電子プローブとする二次電子検出装置20およびTi金属を二次電子プローブする従来の二次電子検出装置を使用して、Al、Si/SiO、Ti、Cu、Ag及びAuを試験する。二つの二次電子検出装置の違いは、二次電子プローブの材料が異なり、他の素子が同じである。図5aには示すように、同じ条件下で、Auサンプルを試験する場合、本発明の二次電子検出装置20は、二次電子に対する収集効率を46.21%増加させる。Si/SiO(SiOの厚みは300nmである)を試験する場合、本発明の二次電子検出装置20は、二次電子に対する収集効率を67.5%向上させる。図5bの傾きは、本発明の二次電子検出装置20と、Ti金属を二次電子プローブする従来の二次電子検出装置とが、同じサンプルを検出するときに収集される電流強度の比を表す。図5bからわかるように、Al、Si/SiO、Ti、Cu、Ag及びAuを試験する場合、Ti金属を二次電子プローブする従来の二次電子検出装置と比較して、本発明の二次電子検出装置20の二次電子に対する収集効率をすべて約50%増加させる。これにより、Ti金属を二次電子プローブする従来の二次電子検出装置と比較して、本発明の二次電子検出装置20は、サンプル表面からより多くの二次電子を収集し、二次電子に対する収集効率が優れる。電子検出装置20は二次電子を検出する際により高い精度を有する。
本発明により提供される二次電子検出器20は多孔炭素材料層を二次電子プローブとして使用する。多孔炭素材料層は、二次電子の絶対黒体と見なすことができる。したがって、多孔炭素材料層は、二次電子の収集に特に良い効果をもたらす。二次電子検出器20を使用してサンプル表面から逃げる二次電子を検出する場合、基本的に二次電子が失われることはなく、検出精度が高い。二次電子検出器20の二次電子プローブは、多孔炭素材料層のみを使用することにより、二次電子のほぼ100%の吸収を達成することができる。したがって、二次電子検出器20の構造は簡単である。多孔炭素材料層がカーボンナノチューブ構造体である場合、カーボンナノチューブ構造体は優れた導電性、柔軟性、および強度を有するため、高温および低温などの非常に過酷な環境にも適用できる。したがって、二次電子検出器20の適用範囲は比較的広い。カーボンナノチューブ構造体の重量は比較的軽量であり、実際の操作に役立つ。二次電子検出器20は、品質と体積が厳しい要件を持つマイクロデバイスに適する。
図6を参照すると、本発明の第三実施例は、走査型電子顕微鏡検出装置30を提供する。走査型電子顕微鏡検出装置30は、二次電子プローブ302と、電流計304と、走査型電子顕微鏡の画像表示装置と、を含む。電流計304は第一端子および第二端子を含む。第一端子は導線306を介して二次電子プローブ302と電気的に接続され、第二端子は接地される。走査型電子顕微鏡の画像表示装置は二次電子プローブ302および電流計304と電気的に接続され、電流計304の電流値によって画像を形成する。
二次電子プローブ302の構造は、第一実施例における二次電子プローブ10の構造と同じである。すなわち、二次電子プローブ302は二次電子プローブ10のすべての技術的特徴を含む。
二次電子プローブ302がサンプルと間隔をあける限り、二次電子プローブ302は走査型電子顕微鏡の空洞中の任意の位置に配置することができる。好ましくは、二次電子プローブ302は、走査型電子顕微鏡の空洞の側壁に設置される。サンプルは一般に走査型電子顕微鏡の空洞の底部に設置され、二次電子プローブ302が走査型電子顕微鏡の空洞の側壁に設置されるとき、二次電子プローブ302はサンプルの斜め上に位置する。これはサンプルの表面から逃げる二次電子の収集をより助長する。従来の走査型電子顕微鏡検出装置と比較して、本発明の二次電子プローブ302はサンプルに比較的近い。これにより、二次電子の収集速度がより高くなる。二次電子プローブ302は、走査型顕微鏡の空洞の側壁に固定されなくてもよく、固定ブラケットを介して走査型顕微鏡の空洞に設置されることができる。
二次電子プローブ302における多孔炭素材料層102がカーボンナノチューブアレイである場合、カーボンナノチューブアレイにおけるカーボンナノチューブの延伸方向は空洞の側壁と交差して角度を形成する。角度は0度より大きく90度以下である。これは、カーボンナノチューブアレイにおけるカーボンナノチューブ間の小さな間隙はカーボンナノチューブアレイから二次電子が放出されるのを防ぎ、カーボンナノチューブアレイは二次電子に対する収集率を改善する。本実施例において、多孔炭素材料層102は、超配列カーボンナノチューブのアレイであり、超配列カーボンナノチューブアレイにおけるカーボンナノチューブの延伸方向は、走査型顕微鏡の空洞の側壁に垂直である。
走査型電子顕微鏡検出装置30を使用するとき、走査型電子顕微鏡の電子放出端から放出された高エネルギー電子ビームがサンプルに当たると、二次電子がサンプル表面から逃げ、二次電子が二次電子プローブ302によって収集される。二次電子プローブ302によって収集された二次電子によって生成された電流は、電流計304によって読み取られる。走査型電子顕微鏡の画像表示装置は、電流値によって画像化され、サンプルの表面形態を獲得する。
図7において、aおよびbは、それぞれ、本発明の超配列カーボンナノチューブアレイを二次電子プローブとする走査型電子顕微鏡、およびTi金属を二次電子プローブとする走査型電子顕微鏡が同じサンプルを試験して獲得する画像である。サンプルはSi/SiO基板に金電極を設置して形成する。図7のaとbで使用される走査型電子顕微鏡では、二次電子プローブのみが異なり、他の素子は同じであり、試験されたサンプルも同じである。図7のaとbを比較すると、Ti金属を二次電子プローブとする従来の走査型電子顕微鏡によって収集された画像と比較して、本発明の走査型電子顕微鏡検出装置30を使用する走査型電子顕微鏡が収集する画像の色が暗いことが分かる。本発明の走査型電子顕微鏡検出装置30によって収集される電流がより強く、より多くの二次電子が収集されることを示している。
本発明の走査型電子顕微鏡検出装置30において、二次電子プローブは多孔炭素材料層を含む。多孔炭素材料層における複数の炭素材料粒子間に小さな間隙がある。二次電子が多孔炭素材料層に入った後、多孔炭素材料層における複数の炭素材料粒子間にある小さな間隙で、複数回屈折および反射され、多孔炭素材料層から放出されることができない。多孔炭素材料層は二次電子の絶対的な黒体と見なすことができる。したがって、走査型電子顕微鏡検出装置30は、二次電子の収集に特に優れた効果を有する。走査型電子顕微鏡検出装置30を使用してサンプル表面から逃げる二次電子を検出すると、基本的に二次電子が失われることはなく、走査型電子顕微鏡検出器30を使用して走査型電子顕微鏡によって得られたサンプルの表面形態は、より鮮明でより正確である。多孔炭素材料層の二次電子吸収率は99.99%以上に達し、ほぼ100%に達することができる。これにより、電流計によって得られる電気信号は比較的強いため、従来の走査型電子顕微鏡のように電気-光学-電気変換を実行する必要はない。走査型電子顕微鏡検出器30の二次電子プローブは、二次電子を収集し、電流計を介して電流値を直接測定し、電流信号によって走査型電子顕微鏡の画像表示装置が画像を形成し、サンプルの表面形態の写真を取得する。テストプロセスは簡単であり、テスト時間は短い。本発明の走査型電子顕微鏡検出装置は、走査型電子顕微鏡の構造を簡単化し、コストを削減することができる。
10、202、302 二次電子プローブ
102 多孔炭素材料層
104 絶縁基板
20 二次電子検出素子
204 試験ユニット
206、306 導線
20 走査型電子顕微鏡検出装置
304 電流計

Claims (5)

  1. 多孔炭素材料層を含む二次電子プローブであって、
    前記多孔炭素材料層は複数の炭素材料粒子を含み、
    複数の前記炭素材料粒子の間に微小な間隙があり、複数の前記炭素材料粒子間の間隙はナノメートルスケールまたはマイクロメートルスケールであり、
    前記多孔炭素材料層は電子黒体であることを特徴とする二次電子プローブ。
  2. 前記炭素材料粒子はカーボンファイバー、カーボンマイクロワイヤー、カーボンナノチューブ、カーボンナノボール、カーボンミクロボールのいずれか一種または多種であることを特徴とする、請求項1に記載の二次電子プローブ。
  3. 前記多孔炭素材料層はカーボンナノチューブアレイ或いはカーボンナノチューブネットワーク構造体であることを特徴とする、請求項1に記載の二次電子プローブ。
  4. 請求項1~3の任意の前記二次電子プローブと、試験ユニットと、を含む二次電子検出装置であって、前記二次電子プローブは、導線を介して前記試験ユニットと電気的に接続されることを特徴とする二次電子検出装置。
  5. 請求項1~3の任意の前記二次電子プローブと、電流計と、走査型電子顕微鏡の画像表示装置と、を含む走査型電子顕微鏡検出装置であって、
    前記電流計は第一端子および第二端子を含み、
    前記第一端子は前記二次電子プローブと電気的に接続され、
    前記第二端子は接地され、
    前記走査型電子顕微鏡の画像表示装置は前記二次電子プローブおよび前記電流計と電気的に接続され、前記電流計の電流値によって画像を形成することを特徴とする走査型電子顕微鏡検出装置。
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