JP2022094796A - 撮像装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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    • H04N25/533Control of the integration time by using differing integration times for different sensor regions

Abstract

【課題】 画素グループ毎に露光時間を制御する撮像装置において、被写体ブレを抑制した赤外カットフィルタの挿抜制御を行うこと。【解決手段】 可視光の透過率が赤外光の透過率よりも大きいフィルタが撮像光学系101の光路上に挿入された第1のモードと、フィルタが撮像光学系101の光路上から抜去された第2のモードとに撮像モードを切り替えて撮像する撮像装置100が、1以上の画素を画素グループとして、画素グループ毎に決定された露光時間で撮像光学系101による像を撮像する撮像部201と、画素グループ毎の露光時間を決定することにより露出を制御する露出制御部202と、露出部202が決定した露光時間に基づいて、第1のモードと第2のモードとのいずれか一方に撮像モードを決定する決定部203と、決定部203の決定に応じて、フィルタの挿抜を制御するフィルタ制御部204とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、 撮像装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
監視カメラなどでは、屋内および屋外における、明暗差の大きな環境や照明が異なる環境などに対してダイナミックレンジを拡大して撮像することが望まれている。
特許文献1では、画像を複数の領域に分割し、分割された領域毎あるいは画素毎に露光時間を制御することでダイナミックレンジを拡大する技術が開示されている。
一方、特許文献2では、画像を複数の領域に分割し、分割された領域毎に輝度の平均値を算出し、輝度の平均値が所定の基準値を下回った場合に赤外カットフィルタを抜去することで、時間帯や被写体に応じて最適な画像を撮像する技術が開示されている。(一般に、赤外カットフィルタを挿入して撮像するモードをデイモード、赤外カットフィルタを抜去して撮像するモードをナイトモードと呼ぶ)
WO2017/018188 特許第6525723号
特許文献1の撮像装置は、輝度の平均値が低い領域に対して、露光時間を長くすることで被写体像を明るくして撮像する。仮に、特許文献2の方法を特許文献1に適用した場合、領域毎の輝度の平均値が所定の基準値を下回らないため、赤外カットフィルタが挿抜されない。
そのため、被写体が、露光時間が短い領域と露光時間が長い領域とを跨ぐように移動した場合、露光時間の長い領域で被写体ぶれが発生する可能性がある。この場合、被写体像の視認性が低下するおそれがある。
そこで本発明が解決しようとする課題は、領域毎に露光時間を制御する撮像装置において、被写体ぶれを抑制した赤外カットフィルタの挿抜制御を行うことである。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、可視光の透過率が赤外光の透過率よりも大きいフィルタが撮像光学系の光路上に挿入された第1のモードと、前記フィルタが前記撮像光学系の光路上から抜去された第2のモードとに撮像モードを切り替えて前記撮像光学系による像を撮像する撮像装置であって、1以上の画素を1つの画素グループとして、該画素グループ毎に決定された露光時間で前記撮像光学系による像を撮像する撮像部と、前記画素グループ毎の露光時間を決定することにより露出を制御する露出制御部と、前記露出制御部が決定した露光時間に基づいて、前記第1のモードと前記第2のモードとのいずれか一方に撮像モードを決定する決定部と、該決定部により決定した撮像モードに応じて、前記フィルタの挿抜を制御するフィルタ制御部とを有することを特徴とする。
領域毎に露光時間を制御する撮像装置において、被写体ぶれを抑制した赤外カットフィルタの挿抜制御を行うことができる。
第1の実施形態に係る撮像装置の装置構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係る撮像装置の機能構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係る撮像装置によって、デイモードで撮像された画像および画素グループ毎の露光時間、輝度の平均値および基準値を示す図である。 第1の実施形態に係る撮像装置のデイモードにおける動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る撮像装置によって、ナイトモードで撮像された画像および画素グループ毎の露光時間、輝度の平均値を示す図である。 第1の実施形態に係る撮像装置によって、ナイトモードに切り替えた後に時間が経過してから撮像された画像および画素グループの露光時間、輝度の平均値を示す図である。 第1の実施形態に係る撮像装置のナイトモードにおける動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る撮像装置の機能構成を示す模式図である。 第2の実施形態に係る撮像装置のデイモードにおける動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る撮像装置によって、ナイトモードに切り替わった直後に撮像された画像および画素グループ毎の露光時間、輝度の平均値および基準値を示す図である。 第2の実施形態に係る撮像装置によって、ナイトモードに切り替わった後に時間が経過してから撮像された画像および画素グループ毎の露光時間、輝度の平均値を示す図である。 第2の実施形態に係る撮像装置のナイトモードにおける動作を示すフローチャートである。
<実施形態1>
以下に、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
(装置構成)
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置100の構成を例示的に説明するブロック図である。図1に示す撮像装置100は、撮像光学系101、赤外カットフィルタ102、撮像素子103、A/D変換部104、画像処理部105、エンコーダ部106、ネットワークI/F107から構成されている。また、撮像装置100は、CPU108、ROM109、RAM110、フィルタ駆動部111、撮像系駆動部112、通信制御部113を具備する。
撮像光学系101はズームレンズ、フォーカスレンズ、ブレ補正レンズ、絞りやシャッターなどから構成され、被写体像を結像させる光学部材群である。
赤外カットフィルタ102は、撮像光学系101と撮像素子103との間の光路上に設けられており、後述するフィルタ駆動部111が駆動することで、赤外カットフィルタ102は光路上に対して挿抜可能になっている。赤外カットフィルタ102は、撮像素子103に入射する光のうち、可視光(例えば、380~780ナノメートルの波長)の透過率が赤外光(例えば、780ナノメートル以長の波長)の透過率よりも大きくフィルタである。すなわち、赤外カットフィルタ102は撮像素子103に入射する光のうち赤外光の光量を減衰させる。なお、赤外カットフィルタ102は撮像光学系101に含まれていてもよいし、撮像光学系101よりも光の入射側に設けられてもよい。
撮像素子103は、撮像光学系101により結像した被写体像を電気信号へと光電変換する。撮像素子103はCCDやCMOSなどの光電変換素子からなる画素がマトリクス状に配列されたICチップである。撮像素子103は、主に可視光(波長380~780ナノメートル)に高い感度を有しており、画素毎に赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかに高い感度を有するが、赤外光にもある程度の感度を有している。そのため、太陽光が存在する時間帯、および赤外光照明によって照らされている場所などの赤外光で明るい被写体を鮮明に撮像することができる。なお、撮像素子103は、後述する露出制御部202によって画素毎あるいは画素グループ毎に任意の露光時間を設定可能である。
A/D変換部104は、撮像素子103にて検知した被写体の光量をデジタル信号値に変換する。
画像処理部105は、撮像素子103から出力されたデジタル信号の画像データに対して、画像処理を行う画像処理手段である。
エンコーダ部106は、画像処理部105にて処理された画像データをMоtiоn JpegやH264、H265などのファイルフォーマットに変換処理を行う変換手段である。
ネットワークI/F107は、不図示の外部装置とのネットワーク114を介した通信に利用されるインターフェースであって、通信制御部113によって制御される。
CPU108は、撮像装置100の動作を統括的に制御する制御部である。CPU108は、ROM(Read Only Memory)109や、RAM(Random Access Memory)110に格納された命令を読み込み、その結果に従って処理を実行する。
フィルタ駆動部111は、ガルバノメータやステッピングモーターなどであり、CPU108の指示に従って、赤外カットフィルタ102が挿入された状態と抜去された状態とを切り替えるように駆動する。なお、赤外カットフィルタ102が挿入された状態で撮像する撮像モードをデイモード(第1のモード)と呼び、赤外カットフィルタ102が抜去された状態で撮像する撮像モードをナイトモード(第2のモード)と呼ぶ。
撮像系駆動部112は、CPU108の指示によるフォーカス制御、シャッター制御、絞り調整などを、撮像光学系101に対し駆動して実行する。
通信制御部113は、コンピュータなどの不図示の外部装置とのネットワーク114を介した通信によって、撮像装置100の各部に係る制御をCPU108に伝達するため制御を行う。従って、外部装置からの命令がCPU108へと伝達されることによって撮像装置100の各部に係る制御が行われてもよいし、ROM109やRAM110に格納された命令を読み込むことによって撮像装置100の各部に係る制御が行われてもよい。
(機能構成)
図2は第1の実施形態に係る撮像装置100の機能・構成を例示的に説明するブロック図である。図2に図示する各部のうち、露出制御部202、決定部203およびフィルタ制御部204はCPU108がROM109やRAM110に格納された命令を読み込み、実行することで成し得る機能・構成である。従って、これらの各部はCPU108と同義であり、撮像装置100のCPU108は、露出制御部202、決定部203、フィルタ制御部204を有する。
撮像部201は、撮像素子103の撮像面における1以上の画素を1つの画素グループとして、画素グループ毎に決定された露光時間で、撮像光学系101によって集光される光束を光電変換して撮像する。また、撮像部201は画素グループ毎に決定されたアナログゲインで、光電変換された画素グループ毎のアナログ信号値を増幅する。
A/D変換部104はアナログ信号値をデジタル信号値に変換することで画像データ生成する。
A/D変換部104から出力された画像データの各画素値は、各画素が受光した光量情報を輝度情報として示している。露出制御部202はその輝度情報に基づき、撮像素子103の露光時間とアナログゲインとを画素グループ毎に決定する。より具体的には、各画素グループの輝度情報(例えば輝度の平均値)に基づき決定する。
決定部203は、露出制御部202によって決定された各画素グループの露光時間に基づき、デイモードとナイトモードとのいずれか一方に撮像モードを決定する(詳細は後述する)。
決定部203の決定した撮像モードに応じて、フィルタ制御部204はフィルタ駆動部111を駆動させ、赤外カットフィルタ102の挿抜を制御する。より具体的には、決定部203がデイモードに決定した場合には、赤外カットフィルタ102を光路上に挿入するように制御し、ナイトモードに決定した場合には、赤外カットフィルタ102を光路上から抜去するように制御する。
(動作説明)
次に、図3、図4および図5を参照して、本実施形態に係る赤外カットフィルタ102の抜去制御について説明する(挿入制御については後述する)。
図3(a)は、撮像部201がデイモードで撮像した画像を示している。本実施形態では、撮像素子103の撮像における1以上の画素を1つの画素グループとして、12個の画素グループにグループ化している。ここでは、撮像素子103の撮像面は1920×1080の画素で構成されているものとし、480×360の画素を1つの画素グループとしてグループ化している。破線は各画素グループで撮像された画像領域の境界を示している。以降、各画素グループに対応する画像領域をA1~A3、B1~B3、C1~C3、D1~D3、として記載する。
図3(b)は、各画素グループにおける露光時間と輝度の平均値とを表している(輝度の諧調が8bitの例)。前述の通り、各画素グループの露光時間は露出制御部202によって各画素グループの輝度情報(例えば輝度の平均値)に基づき、制御されている。従って、図3(b)における各画素グループの輝度差は、露光時間が制御される前の各画素グループの輝度差(不図示)と比べて小さくなる。
一方で、露出制御部202によってA3の露光時間が他の領域(例えばB3)の領域と比較して長くなっている。ここで、B3からA3へと高速で移動する被写体が存在する場合を考える。この場合、B3からA3で露光時間が長くなるため、B3で生じていなかった被写体ブレがA3で生じてしまう可能性がある。これは、移動する被写体を撮像する場合に、視認性が要求されるような機能(例えば、被写体の追尾機能)が阻害される要因となりうる。
図3(c)は、露光時間の基準値を示している。この基準値はあらかじめ設定されていてもよいし、ユーザーが任意に設定できるようにしてもよい。これにより、想定され得る様々な移動体の速度に適した基準値を設定することが可能になる。また、図3(c)に示した露光時間の基準値は、撮像素子103が設定可能な露光時間の最大値としてもよい。この手法によれば、可能な限り被写体をカラー撮像したい場合に有効である。
図4は本実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。
ステップS401において、決定部203は露出制御部202が決定した各画素グループの露光時間と基準値とを比較する。比較の結果、1以上の画素グループが基準値より上回っている場合は撮像モードをナイトモードに決定し、ステップS402へと進む。基準値より上回っていない場合はS401に戻る。図3(b)および図3(c)においては、A3の露光時間(1/30)が閾値(1/40)を上回っているため、ステップS402へと進む。
ステップS402では、決定部203が撮像モードをナイトモードに決定したに応じて、フィルタ制御部204がフィルタ駆動部111に赤外カットフィルタ102を光路上から抜去させ、ナイトモードへと切り替える。
図5(a)は、赤外カットフィルタ102が抜去された後、撮像部201が撮像した画像を示している(輝度の諧調が8bitの例)。図5(b)は、図5(a)の画像における各画素グループの露光時間と各画素グループによって撮像された画像の輝度の平均値とを表している。赤外カットフィルタ102は光路上から抜去されているため、デイモードの場合と比べて、撮像素子103へ入射する光量が増加している。従って、露出制御部202は各画素グループの露光時間は図3(b)の露光時間と比べて短くなるように制御される。これにより、B3からA3に高速で移動する被写体が存在する場合でも、A3の露光時間が短くなったことで、被写体ブレが生じにくくなる。即ち、本実施形態によれば、被写体ブレが生じるような長秒の露光時間になる前にデイモードからナイトモードへと切り替わるので、被写体の視認性の悪化を低減できる。
次に、図6および図7を参照して赤外カットフィルタ102の挿入制御について説明する。図6(a)は赤外カットフィルタ102を抜去した後に時間が経過してから撮像された画像である。また図6(b)および図6(c)はその画像における各画素グループの露光時間、輝度の平均値および露光時間の基準値を示している。
図7は本実施形態における赤外カットフィルタ102の挿入制御を示すフローチャートである。
ステップS701において、決定部203は画素グループ毎の露光時間と基準値とを比較する。比較の結果、1以上の画素グループが基準値より下回っている場合は撮像モードをデイモードに決定し、ステップS702へと進む。基準値より下回っていない場合はS701に戻る。図6(b)および図6(c)においては、A3の露光時間(1/600)が基準値(1/550)を上回っているため、ステップS702へと進む。
ステップS702では、決定部203が撮像モードをデイモードに決定したに応じて、フィルタ制御部204がフィルタ駆動部111に赤外カットフィルタ102を光路上に挿入させ、デイモードへと切り替える。
<実施形態2>
本実施形態では、赤外カットフィルタ102の挿入制御について説明する。本実施形態に係る撮像装置100は、まず、赤外カットフィルタ102を抜去することを決定部203が決定した場合に、決定部203が比較した画素グループの位置情報を記憶する。次に、記憶した位置情報と各画素グループの露光時間とに基づいて、赤外カットフィルタ102を挿入するか否かを決定部203が決定することを特徴とする。なお、本実施形態に係る撮像装置100の装置構成については、前述した実施形態1と同一なので説明を省略する。
(機能構成)
図8は本実施形態に係る撮像装置の機能・構成を例示的に説明するブロック図である。実施形態1の構成に加え、本実施形態に係る撮像装置には記憶部205を備えている。記憶部205以外の各部は前述した実施形態1と同じであるため説明を省略する。
記憶部205は、決定部203が赤外カットフィルタ102を抜去することを決定した場合に、前記画素グループの位置情報をRAM110などの記憶媒体に記憶する。
(動作説明)
図9は本実施形態における赤外カットフィルタ102の抜去制御を示すフローチャートである。なお、ステップS901の動作はステップS401との動作と同じであるため、説明を省略する。
決定部203が撮像モードをナイトモードに決定した場合、S903において、記憶部205は決定部203が撮像モードをナイトモードに決定した際に参照した画素グループの位置情報を記憶する。ここでは、実施形態1と同様にA3の露光時間を参照してナイトモードに決定したとし、記憶部203によって画素グループの位置情報(ここではA3)がRAM110などの記憶媒体に一時的に記憶される。
次にステップS904において実施形態1と同様に赤外カットフィルタ102を抜去し、ナイトモードへと切り替える。なお、S903とS904の順序を逆にしてもよい。
以下、図10、図11および図12を参照して本実施形態における赤外カットフィルタ102の挿入制御について説明する。
図10(a)はナイトモードに切り替わった直後に撮像された画像であり、図10(b)は該画像における各画素グループの露光時間と輝度の平均値とである(輝度の諧調は8bit)。図10(c)は露光時間の基準値である。
ここでは、撮像装置内あるいは撮像装置とは別に設けられた不図示の赤外光照明によってC2が照射されている。
また、図11(a)はナイトモードに切り替わってから時間が経過し、画像全体が図10(a)と比べて明るくなってから撮像された画像あり、図11(b)は該画像における各画素グループの露光時間と輝度の平均値とである(輝度の諧調は8bit)。図11(c)は露光時間の基準値である。
露光時間の基準値は、赤外カットフィルタ102の抜去制御における露光時間の基準値と比べて短く設定される。しかし、基準値を短く設定しすぎるとナイトモードの撮像時間が長くなり、被写体の色情報が失われるため、ハンチングしない程度に長い基準値が設定される。また、単一の値ではなくナイトモードに切り替わった直後の露光時間からの差分などを用いてもよい。図10(c)および図11(c)では単一の値として、露光時間の基準値は1/600に設定されている。
図12はナイトモードにおける、赤外カットフィルタ102の挿入制御を示すフローチャートである。まずステップS1201では、記憶部205に記憶された画素グループの位置情報を読み出す。すなわちA3がここでは読み出される。
ステップS1202では、決定部203が読み出された位置情報に対応する画素グループの露光時間を参照し、基準値と比較する。比較した結果、基準値を下回った場合は撮像モードをデイモードに決定し、ステップS1203へ進む。基準値を下回っていない場合はS1202へ戻る。ここでは、A3における露光時間と基準値とを比較する。ナイトモードに切り替わった直後である図10(b)および図10(c)の場合、A3における露光時間は1/60であり、基準値である1/550を下回っていないため(基準値よりも露光時間が長いため)、ステップS1203へ戻る。図11(b)および図11(c)の場合、A3における露光時間は1/600であり、基準値である1/550下回っているため(基準値よりも露光時間が短いため)、撮像モードをデイモードに決定し、S1204へ進む。
ここで、画素グループの位置情報を記憶せずに、ナイトモードからデイモードへと切り替える場合、前述したようにナイトモードでは、デイモードからナイトモードに切り替える際に参照した領域とは異なる領域に不図示の赤外光照明が照射されている場合がある。この場合、以下のような問題が生じる。
図10(b)において、A3における画素グループの露光時間は基準値を下回っていない(基準値よりも露光時間が長い)。一方で、C2における画素グループの露光時間は基準値を下回っている(基準値よりも露光時間が短い)。この場合、実施形態1では、図7のステップS701でYesとなるため、ナイトモードに切り替わった直後であるにも関わらず、撮像モードがデイモードに切り替わってしまう。これにより、デイモードからナイトモードに撮影モードが切り替わった直後に再度デイモードに撮影モードが切り替わるというハンチングが起こる可能性が高くなる。
一方、本実施形態では、ナイトモード切り替え時に参照した画素グループの位置情報を記憶するようにしたので、ハンチング発生の可能性を抑えることが可能となる。
S1204は実施形態1のS402と同じであるため、説明は省略する。
S1205では、RAM110などの記憶媒体に記憶された画素グループの位置情報を消去する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態1および実施形態2の1以上の機能を実現するプログラムを読み出し実行する処理によって実現可能である。このプログラムは、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステム又は装置に供給され、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサによって読み出され、実行される。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像装置
101 撮像光学系
102 赤外カットフィルタ
103 撮像素子
104 A/D変換部
105 画像処理部
106 エンコーダ部
107 ネットワークI/F
108 CPU
109 ROM
110 RAM
111 フィルタ駆動部
112 撮像系駆動部
113 通信制御部
201 撮像部
202 露出制御部
203 決定部
204 フィルタ制御部

Claims (16)

  1. 赤外光を減衰させるフィルタが撮像光学系の光路上に挿入された第1のモードと、前記フィルタが前記撮像光学系の光路上から抜去された第2のモードとに撮像モードを切り替えて前記撮像光学系による像を撮像する撮像装置であって、
    1以上の画素を1つの画素グループとして、該画素グループ毎に決定された露光時間で前記撮像光学系による像を撮像する撮像部と、
    前記画素グループ毎の露光時間を決定することにより露出を制御する露出制御部と、
    前記露出制御部が決定した露光時間に基づいて、前記第1のモードと前記第2のモードとのいずれか一方に撮像モードを決定する決定部と、
    前記決定部により決定した撮像モードに応じて、前記フィルタの挿抜を制御するフィルタ制御部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フィルタ制御部は、前記決定部が前記第1のモードに決定した場合には、前記フィルタを光路上に挿入するように制御し、前記決定部が第2のモードに決定した場合には、前記フィルタを光路上に抜去するように制御する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記決定部は、前記露光時間が第1の基準値を下回った場合には、前記撮像モードを前記第1のモードに決定し、前記露光時間が第2の基準値を上回った場合には、前記撮像モードを前記第2のモードに決定する請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の基準値は前記第2の基準値より小さいことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の基準値と前記第2の基準値とはユーザーが設定可能に構成した請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記決定部が前記撮像モードを第2のモードに決定した場合には、前記決定部の決定に関する前記画素グループの位置情報を記憶する記憶部をさらに有する請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記決定部は、前記記憶部が記憶した画素グループの位置情報と前記露光時間とに基づき、前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替えるように決定する請求項6に記載の撮像装置。
  8. 可視光の透過率が赤外光の透過率よりも大きいフィルタが撮像光学系の光路上に挿入された第1のモードと、前記フィルタが前記撮像光学系の光路上から抜去された第2のモードとに撮像モードを切り替えて前記撮像光学系による像を撮像する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の撮像部の1以上の画素を1つの画素グループとして、該画素グループ毎の露光時間を決定する露出制御ステップと、
    前記画素グループ毎に決定された露光時間で前記撮像光学系による像を撮像する撮像ステップと、
    前記露出制御ステップで決定した露光時間に基づいて、前記第1のモードと前記第2のモードとのいずれか一方に撮像モードを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定した撮像モードに応じて、前記フィルタの挿抜を制御するフィルタ制御ステップと、
    を有する撮像装置の制御方法。
  9. 前記フィルタ制御ステップでは、前記決定ステップで第1のモードに決定した場合には、前記フィルタを光路上に挿入するように制御し、前記決定部が第2のモードに決定した場合には、前記赤外フィルタを光路上に抜去するように制御する請求項8に記載の撮像装置の制御方法。
  10. 前記決定ステップでは、前記露光時間が第1の基準値を下回った場合には、前記第1のモードに決定し、前記露光時間が第2の基準値を上回った場合には、前記第2のモードに決定する請求項8に記載の撮像装置の制御方法。
  11. 前記第1の基準値は前記第2の基準値より小さいことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置の制御方法。
  12. 前記第1の基準値と前記第2の基準値とはユーザーが設定可能に構成した請求項10に記載の撮像装置の制御方法。
  13. 前記決定ステップで前記フィルタを抜去することを決定した場合、前記決定ステップにおける決定に関する前記画素グループの位置情報を記憶する記憶ステップをさらに有する請求項8に記載の撮像装置の制御方法。
  14. 前記決定ステップでは、前記記憶ステップで記憶した前記画素グループの位置情報と前記露光時間とに基づき、前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替えるように決定する請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  15. 請求項8乃至14のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項8乃至14のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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