JP2022094615A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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武志 元古
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Abstract

【課題】ユーザの違和感を抑制する。【解決手段】少なくとも第1モードと第2モードとを切り替えるモードスイッチを備え、制御装置は、第1モードでのモータ走行時には、車速に基づく第1条件が成立しているか否かを判定することなく、第1モードでハイブリッド走行を開始する第2条件が成立したときにエンジンを始動し、モードスイッチにより第1モードから第2モードへの切り替えがなされることにより、または、蓄電割合が所定値以下であることにより第1モードから第2モードに切り替わった後において、第1条件および第2条件が成立したときに、エンジンを始動する。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関し、詳しくは、エンジンと、モータと、蓄電装置と、充電器と、を備えるハイブリッド車両に関する。
従来、この種のハイブリッド車両としては、エンジンと、モータと、蓄電装置(バッテリ)と、充電器と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。蓄電装置は、モータと電力をやりとりする。充電器は、外部電源からの電力を用いて蓄電装置を充電する。このハイブリッド車両では、蓄電装置の蓄電割合(SOC)が減少するようにエンジンからの動力とモータからの動力とを用いて走行するハイブリッド走行とエンジンを停止した状態でモータからの動力で走行するモータ走行とのうちモータ走行を優先させる第1モード(CDモード)と、蓄電割合を所定範囲で維持するようにハイブリッド走行とモータ走行とを切り替えて走行する第2モード(CSモード)と、を切り替えて走行する。そして、蓄電割合が第2モードにおける制御中心値の上限値より高いときに運転者が走行モードを第1モードから第2モードへと切り替えた場合、蓄電割合が上限値以下のときに運転者が走行モードを第1モードから第2モードへと切り替えた場合に比して、エンジンの始動を制限する。これにより、運転者が走行モードを第1モードから第2モードへと切り替えた際のハイブリッド車両の制御を適正化している。
特開2018-100049号公報
上述のハイブリッド車両では、車速に基づく第1条件と、この第1条件と異なる第2条件とが共に成立したときにエンジンを始動するものがある。この場合、第1モードで走行中に第1条件が成立している場合、第1モードから第2モードへ切り替わったときに第2条件が成立していると、直ちにエンジンが始動してしまう。こうしたエンジンの始動をユーザは期待していないことが多く、ユーザは違和感を覚えてしまう。
本発明のハイブリッド車両は、ユーザの違和感を抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車両は、
エンジンと、
モータと、
前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
外部電源からの電力を用いて前記蓄電装置を充電する充電器と、
前記蓄電装置の蓄電割合が減少するように前記エンジンからの動力と前記モータからの動力とを用いて走行するハイブリッド走行と前記エンジンを停止した状態で前記モータからの動力で走行するモータ走行とのうち前記モータ走行を優先させる第1モードと、前記蓄電割合を所定範囲で維持するように前記ハイブリッド走行と前記モータ走行とを切り替えて走行する第2モードと、を含む複数のモードを切り替えて走行するように前記エンジンと前記モータとを制御する制御装置と、
を備えるハイブリッド車両であって、
少なくとも前記第1モードと前記第2モードとを切り替えるモードスイッチを備え、
前記制御装置は、
前記第1モードでの前記モータ走行時には、車速に基づく第1条件が成立しているか否かを判定することなく、前記第1モードで前記ハイブリッド走行を開始する第2条件が成立したときに前記エンジンを始動し、
前記モードスイッチにより前記第1モードから前記第2モードへの切り替えがなされることにより、または、前記蓄電割合が所定値以下であることにより前記第1モードから前記第2モードに切り替わった後において、前記第1条件および前記第2条件が成立したときに、前記エンジンを始動する
ことを要旨とする。
こうした本発明のハイブリッド車両において、少なくとも第1モードと第2モードとを切り替えるモードスイッチを備える。そして、第1モードでのモータ走行時には、車速に基づく第1条件が成立しているか否かを判定することなく、第1モードでハイブリッド走行を開始する第2条件が成立したときにエンジンを始動する。そして、モードスイッチにより第1モードから第2モードへの切り替えがなされることにより、または、蓄電割合が所定値以下であることにより第1モードから第2モードに切り替わった後は、第1条件および第2条件が成立したときに、エンジンを始動する。第1モードにおいてモータ走行をしている場合において、第1条件が成立しているか否かを判定しないから、第1条件が成立している状態で第1モードから第2モードに切り替わることが回避できる。したがって、第1モードから第2モードに切り替わったときに、第1条件と第2条件とが共に成立して、エンジンが始動されることが抑制される。この結果、ユーザの違和感を抑制できる。
こうした本発明のハイブリッド車両において、前記第1条件は、車速が所定車速以上であること、としてもよい。ここで、「所定車速」としては、エンジンとこのエンジンからの動力を変速する自動変速機とを備える車両においてクリープ現象が発生しているときの車速と同一または当該車速を含む所定範囲内の車速を挙げることができる。この場合において、前記第2条件は、前記エンジンに要求されるパワーが所定パワー以上であるおよび前記モータ走行中に前記車速が前記所定車速より高い所定高車速以上であることの少なくとも一方が成立すること、としてもよい。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 HVECU70により実行されるエンジン始動ルーチンの一例を示すフローチャートである。 車速V、フラグF、走行モード(CDモード、CSモード)、HV移行条件の成立状態、エンジン22の運転状態の時間変化の一例を示すタイミングチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、充電器60と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrやスロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットル開度TH,排気系に取り付けられ一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)を有する浄化装置の浄化触媒の温度を検出する温度センサ23bからの触媒温度Tcなどを挙げることができる。
エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24から出力される制御信号としては、スロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの制御信号や燃料噴射弁への制御信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの制御信号などを挙げることができる。
エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。モータECU40に入力される信号としては、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流などを挙げることができる。
モータECU40からは、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。このバッテリ50は、上述したように、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vbや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどを挙げることができる。
バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、演算した蓄電割合SOCと、温度センサ51cからの電池温度Tbと、に基づいて入出力制限Win,Woutを演算している。入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である。
充電器60は、電力ライン54に接続されており、電源プラグ61が家庭用電源などの外部電源69に接続されているときに、外部電源69からの電力を用いてバッテリ50を充電することができるように構成されている。この充電器60は、AC/DCコンバータと、DC/DCコンバータと、を備える。AC/DCコンバータは、電源プラグ61を介して供給される外部電源69からの交流電力を直流電力に変換する。DC/DCコンバータは、AC/DCコンバータからの直流電力の電圧を変換してバッテリ50側に供給する。この充電器60は、電源プラグ61が外部電源69に接続されているときに、HVECU70によって、AC/DCコンバータとDC/DCコンバータとが制御されることにより、外部電源69からの電力をバッテリ50に供給する。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPなどを挙げることができる。また、車速センサ88からの車速Vや、CS(Charge Sustaining)モード、または、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行(HV走行)とエンジン22の運転を伴わずに走行する電動走行(EV走行)とのうちEV走行をCSモードよりも優先するCD(Charge Depleting)モード、を指示するモードスイッチ89からのモード指示信号Smdなども挙げることができる。また、電源プラグ61に取り付けられて電源プラグ61が外部電源69に接続されているか否かを判定する接続スイッチ62からの接続信号SWCなども挙げることができる。
HVECU70からは、充電器60への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、CDモードまたはCSモードの走行モードでHV走行またはEV走行を行なう。
実施例では、HVECU70は、自宅や充電ステーションなどの充電ポイントでシステムオフ(システム停止)して停車しているときに、電源プラグ61が外部電源69に接続されると、外部電源69からの電力を用いてバッテリ50が充電されるように充電器60を制御する。そして、システムオン(システム起動)したときにバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv1(例えば45%,50%,55%など)よりも大きいときには、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv2(例えば25%,30%,35%など)以下に至るまでは、CDモードで走行し、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv2以下に至った以降は、システムオフするまでCSモードで走行する。また、システムオンしたときにバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv1以下のときには、システムオフするまでCSモードで走行する。さらに、CDモードで走行している最中にモードスイッチ89が操作されると、CSモードで走行する。モードスイッチ89の操作によりCSモードとされて走行している最中に再びモードスイッチ89が操作されると、CDモードで走行する。
HV走行での走行時には、基本的には以下のように走行制御を行なう。HVECU70は、まず、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸36に出力すべき)要求トルクTd*に設定する。続いて、設定した要求トルクTd*に駆動軸36の回転数Ndを乗じて、運転者が走行に要求する走行要求パワーPd*を計算する。ここで、駆動軸36の回転数Ndとしては、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数を用いることができる。そして、計算した走行要求パワーPd*からバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて、車両に要求されるエンジン要求パワーPe*を設定する。次に、エンジン要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるように、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とについては、エンジンECU24に送信する。モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*については、モータECU40に送信する。エンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいてエンジン22が運転されるように、エンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるように、インバータ41,42の各トランジスタのスイッチング制御を行なう。このHV走行での走行時には、エンジン要求パワーPe*が閾値Pref未満に至ったときに、エンジン22の停止条件が成立したと判断し、エンジン22の運転を停止してEV走行での走行に移行する。
EV走行での走行時には、基本的には以下のように走行制御を行なう。HVECU70は、まず、上述したHV走行での走行時と同一の処理で要求トルクTd*を設定する。続いて、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する。そして、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*については、モータECU40に送信する。モータECU40は、上述したように、インバータ41,42を制御する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、エンジン22を始動する際の動作について説明する。図2は、HVECU70により実行されるエンジン始動ルーチンの一例を示すフローチャートである。本ルーチンは、EV走行時に、所定時間(例えば、数msecなど)毎に繰り返して実行される。
本ルーチンが実行されると、HVECU70の図示しないCPUは、車速Vとエンジン要求パワーPe*など必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。車速Vは、車速センサ88により検出されたものを入力している。エンジン要求パワーPe*は、HV走行での走行時と同様に計算したものを入力している。
こうしてデータを入力すると、CSモードであるか否かを判定する(ステップS100)。CSモードでないとき、即ち、CDモードであるときには、HV移行条件が成立しているか否かを判定する(ステップS120)。HV移行条件は、EV走行からHV走行へ移行する条件である。HV移行条件としては、エンジン要求パワーPe*が所定パワーPhv以上であること、および、車速Vが所定車速Vh以上であること、のうち少なくとも一方が成立していることを挙げることができる。所定パワーPhvは、バッテリ50から出力可能なパワーの上限であり、蓄電割合SOCやバッテリ50の温度などに基づいて設定される。所定車速Vthは、EV走行での最高車速として予め定められた車速であり、例えば、125km/h、130km/h、135km/hなどを挙げることができる。
ステップS120でHV移行条件が成立していないときには、エンジン22を始動せずに、本ルーチンを終了し、HV移行条件が成立しているときには、エンジン22を始動して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。エンジン22の始動は、モータMG1でエンジン22の回転数Neを上昇させ、回転数Neが始動開始時回転数Nst以上に至ったときに、エンジン22における燃料噴射制御等の運転制御を開始することにより行なわれる。こうしてエンジン22を始動した後は、HV走行へ移行する。なお、エンジン22を始動しないときには、EV走行を継続することになる。
ステップS110でCSモードのときには、車速Vが所定車速Vcl以上であるか否かを判定する(ステップS130)。所定車速Vclは、エンジンとトルクコンバータ付きの自動変速機とを備える従来の車両、即ち、エンジンとこのエンジンからの動力を変速する自動変速機とを備える車両において、クリープ現象が発生しているときの車速と同一または当該車速を含む所定範囲内の車速である。
ステップS130で車速Vが所定車速Vcl以上のときには、フラグFに値1を設定して(ステップS140)、ステップS150へ進み、車速Vが所定車速Vcl未満のときには、フラグFの値を維持して、ステップS150へ進む。フラグFは、イグニッションスイッチ80がオンされてからエンジン22の初回の始動を許可するか否かを判定するフラグであり、初期値として値0に設定され、イグニッションスイッチ80がオフされたときに値0に設定される。
続いて、HV移行条件が成立しており且つフラグFが値1であるか否かを判定する(ステップS150)。HV移行条件が成立していないときや、フラグFが値1でないときには、エンジン22を始動せずに、本ルーチンを終了する。この場合、EV走行を継続することになる。
ステップS150でHV移行条件が成立しており且つフラグFが値1であるときには、エンジン22を始動して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。
図3は、車速V、フラグF、走行モード(CDモード、CSモード)、HV移行条件の成立状態、エンジン22の運転状態の時間変化の一例を示すタイミングチャートである。図中、破線は、車速Vが所定車速Vcl以上になったときには、CDモードであるかCSモードであるかに拘わらず、フラグFに値1を設定する比較例のハイブリッド車両でのフラグF、エンジン22の運転状態の時間変化の一例を示している。
比較例では、CDモードでのEV走行を開始して車速Vが所定車速Vcl以上になると、フラグFが値1となる(時刻t0)。そして、CDモードでのEV走行である程度走行した後に、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv2以下に至ったり、モードスイッチ89が操作されるたりすると、CSモードでの走行に移行する(時刻t1)。このとき、HV移行条件が成立していると、フラグFが値1であることから、エンジン22の初回の始動が許可されていると判断して、エンジン22を始動してHV走行へ移行する。ユーザは、エンジン22をなるべく始動しない走行と車両全体のエネルギ効率の向上を期待していることが多い。比較例では、CSモードでの走行に移行した途端にエンジン22が始動されることから、ユーザに違和感を与えると共にエネルギ効率が低下してしまう。
実施例では、CDモードのときには、車速Vが所定車速Vcl以上になるか否かを判定しないことから、フラグFは初期値である値0に維持される。そのため、CSモードでの走行に移行したときに直ちにエンジン22が始動されない。そして、車速Vが所定車速Vcl以上となったときに、フラグFが値1に設定され、ステップS150でHV移行条件が成立しており且つフラグFが値1であると判定され、エンジン22が始動される(時刻t2)。このように、CSモードに移行したときに直ちにエンジン22が始動されることが回避されるから、ユーザの違和感を抑制すると共に、エネルギ効率の向上を図ることができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、CDモードとCSモードとを切り替えるモードスイッチ89を備え、CDモードでのEV走行時には、車速Vが所定車速Vcl以上であるか否かを判定することなく、HV移行条件が成立したときにエンジン22を始動し、モードスイッチ89でCDモードからCSモードへの切り替え(移行)がなされることにより、または、蓄電割合SOCが閾値Shv2未満であることによりCDモードからCSモードに切り替わった後において、車速Vが所定車速Vcl以上である条件とHV移行条件とが共に成立したときに、エンジン22を始動することにより、ユーザの違和感を抑制できる。
実施例のハイブリッド自動車20では、図2に例示したエンジン始動ルーチンのステップS130で車速Vが所定車速Vcl以上であるか否かを判定している。しかしながら、車速Vに基づく他の条件が成立しているか否かを判定してもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、図2に例示したエンジン始動ルーチンのステップS120,S150でHV移行条件としては、エンジン要求パワーPe*が所定パワーPhv以上であること、および、車速Vが所定車速Vh以上であること、のうち少なくとも一方が成立していることを挙げている。しかしながら、HV移行条件を、車速Vを考慮せずにエンジン要求パワーPe*が所定パワーPhv以上であることとしたり、エンジン要求パワーPe*を考慮せずに車速Vが所定車速Vh以上であることとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モードスイッチ89でCDモードとCSモードとを切り替えている。しかしながら、ハイブリッド自動車20をCDモードとCSモードとを他のモードを含む複数のモードを切り替えて走行するものとし、モードスイッチ89でCDモードとCSモードと他のモードとを切り替え走行するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、蓄電装置として、バッテリ50を用いるものとしたが、例えば、キャパシタなど、蓄電可能なものであれば如何なる蓄電装置を用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36にプラネタリギヤ30を介してエンジン22およびモータMG1を接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続する構成とした。しかしながら、駆動輪38a,38bとは異なる駆動輪に連結された駆動軸に第3のモータを接続する構成としてもよい。また、駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36に発電可能なモータを接続すると共にモータの回転軸にクラッチを介してエンジン22を接続する構成としてもよい。
実施例では、本発明をハイブリッド自動車20に適用する場合について例示している。しかしながら、本発明を列車や移動可能な建設設備などのハイブリッド車両に適用しても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、バッテリ50が「蓄電装置」に相当し、エンジンECU24とモータECU40とHVECU70とが「制御装置」に相当し、モードスイッチ89が「モードスイッチ」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、23b,51c 温度センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU52)、54 電力ライン、60 充電器、61 電源プラグ、62 接続スイッチ、69 外部電源、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 モードスイッチ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. エンジンと、
    モータと、
    前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
    外部電源からの電力を用いて前記蓄電装置を充電する充電器と、
    前記蓄電装置の蓄電割合が減少するように前記エンジンからの動力と前記モータからの動力とを用いて走行するハイブリッド走行と前記エンジンを停止した状態で前記モータからの動力で走行するモータ走行とのうち前記モータ走行を優先させる第1モードと、前記蓄電割合を所定範囲で維持するように前記ハイブリッド走行と前記モータ走行とを切り替えて走行する第2モードと、を含む複数のモードを切り替えて走行するように前記エンジンと前記モータとを制御する制御装置と、
    を備えるハイブリッド車両であって、
    少なくとも前記第1モードと前記第2モードとを切り替えるモードスイッチを備え、
    前記制御装置は、
    前記第1モードでの前記モータ走行時には、車速に基づく第1条件が成立しているか否かを判定することなく、前記第1モードで前記ハイブリッド走行を開始する第2条件が成立したときに前記エンジンを始動し、
    前記モードスイッチにより前記第1モードから前記第2モードへの切り替えがなされることにより、または、前記蓄電割合が所定値以下であることにより前記第1モードから前記第2モードに切り替わった後において、前記第1条件および前記第2条件が成立したときに、前記エンジンを始動する
    ハイブリッド車両。
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