JP2022094208A - 壁部材の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が、型枠に取り付ける取付部材の種類や取付位置を誤ることを防止可能な製造ラインを提供する。【解決手段】制御装置は、コンベア装置によって搬送される型枠30の種類を、タグリーダを通じてICタグから取得する。制御装置は、取得した型枠30の種類に応じた登録データを対応テーブルから特定して取得する。制御装置は、特定した登録データをレーザプロジェクタに入力する。レーザプロジェクタは、登録データが示す指示画像を型枠30に投影する。指示画像は、取付部材の種類を示す文字及び適切な取付位置を示す線131、132を含む。作業者は、指示画像に含まれる文字が示す種類の取付部材を、指示画像に含まれる線131、132が示す取付位置に取り付ける。【選択図】図9

Description

本発明は、コンクリート製の壁部材の製造装置に関する。
特許文献1は、コンクリート製の壁パネルの製造に用いられる型枠を開示する。型枠は、矩形板状の型板と、型板の主面(上面)から突出する一対の縦枠板及び横枠板と、一対の縦枠板にスライド可能に支持された枠板片と、を有する。枠板片がスライドされることにより、型枠のサイズが変わる。すなわち、型枠は、打設される壁パネルのサイズを変更可能である。
特開平10-44119号公報
本願の発明者は、上部が開口する箱状の型枠に、型枠の内側の空間を仕切る種々の仕切部材や、打設される壁部材にスリットや凹部や切欠を形成する種々の部材を取り付けることにより、型枠によって打設される壁部材のサイズだけでなく形状まで変更可能とすることを考えた。しかしながら、作業者が、型枠に取り付ける部材の種類や取付位置を誤ると、意図しない形状の壁部材が打設されてしまうという問題が生じる。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者が、型枠に取り付ける取付部材の種類や取付位置を誤ることを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るコンクリート製の壁部材の製造装置は、上部が開口する箱状の型枠が設置されるテーブル及び当該テーブルを移動させる搬送装置を有するコンベア装置と、上記テーブルに設置されて移動する上記型枠が所定位置に到達したことを検知可能なセンサと、入力されたデータが示す画像を投影するプロジェクタであって、上記所定位置に位置する上記型枠に画像を投影する位置に設置されたプロジェクタと、上記センサが検出した検出情報が入力され、上記プロジェクタにデータを入力し、かつ上記搬送装置の駆動を制御する制御装置と、を備える。上記制御装置は、コントローラ及びメモリを有する。上記コントローラは、上記テーブルを移動させる移動処理と、上記検出情報に基づいて上記型枠が上記所定位置に到達したことに基づいて上記テーブルの移動を停止させる停止処理と、上記テーブルに設置された上記型枠の種類である型枠情報を取得する種類取得処理と、
製造予定情報を取得する予定取得処理と、取得した上記型枠情報及び上記製造予定情報に基づいて、上記メモリに記憶された複数の登録データから一の登録データを特定登録データとして特定する特定処理と、上記特定登録データを上記プロジェクタに入力して、上記型枠に取り付ける取付部材の取付位置を示す指示画像を上記プロジェクタに投影させる投影処理と、を実行する。
型枠は、コンベア装置によって搬送される。搬送される型枠は、所定位置において、指示画像を投影される。作業者は、型枠に投影された指示画像に基づいて、型枠に取り付ける取付部材の取付位置を確認し、複数種類の取付部材から選択した取付部材を、確認した取付位置に取り付ける。
(2) 上記プロジェクタは、入力されたデータが示す経路に沿ってレーザ光を照射するレーザプロジェクタであり、上記指示画像は、上記取付部材の取付位置を示す線画像と、当該取付部材の種類を示す文字と、を含んでいてもよい。
この構成によれば、選択すべき取付部材の種類及び取付位置を作業者に容易に認識させることができる。
(3) 本発明に係る壁部材の製造装置は、上記型枠に設置されており、上記型枠情報を記憶するICメモリと、上記ICメモリと近接無線通信を行って当該ICメモリから上記型枠情報を読み出し、読み出した当該型枠情報を上記制御装置に入力するリーダ装置と、をさらに備えていてもよい。
リーダ装置は、ICメモリから型枠情報を読み出し、読み出した型枠情報を制御装置に入力する。
(4) 上記製造予定情報は、製造する壁部材の種類である種類情報を含んでおり、上記メモリは、上記種類情報と、上記型枠情報と、上記登録データとを対応付けた対応テーブルを記憶しており、上記特定処理は、上記種類取得処理で取得した上記型枠情報及び上記予定取得処理で取得した上記製造予定情報が示す上記種類情報と対応付けられた上記登録データを上記特定データに特定する処理であってもよい。
(5) 本発明に係る壁部材の製造装置は、生コンクリートを保持する容器及び生コンクリートの排出装置を有するホッパ装置をさらに備えていてもよい。上記コントローラは、上記予定取得処理で取得した上記製造予定情報に応じた量だけ上記ホッパ装置に生コンクリートを排出させる打設処理をさらに実行する。
この構成によれば、製造予定情報が示す壁部材の種類に応じた量だけ型枠に生コンクリートが流し込まれる。その結果、製造する壁部材の種類、すなわち取り付けた取付部材の種類に応じた適切な量の生コンクリートが型枠に流し込まれる。
本発明によれば、作業者が型枠に取り付ける取付部材の取付位置を誤ることを抑制可能な壁部材の製造装置が提供される。
図1は、外壁パネル80の製造ライン10を示す図である。 図2は、外壁パネル80の斜視図である。 図3は、パレット90に設置された型枠30の斜視図である。 図4は、取付部材100を設置された型枠30の斜視図である。 図5は、ホッパ装置52の排出装置121の断面図である。 図6は、製造ライン10の機能ブロック図である。 図7は、製造処理の一部のフローチャートである。 図8は、製造処理の残りのフローチャートである。 図9は、画像が投影された状態の型枠を示す模式的な平面図である。 図10は、外壁パネル80の製造を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、制御プログラム78が実行する各処理(図7及び図8)の実行順は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更されてもよいし、制御プログラム78が実行する処理(図7及び図8)の一部は、本発明の要旨を変更しない範囲で省略されてもよい。
本実施形態では、図1に示される製造ライン10が説明される。製造ライン10は、コンクリート製の外壁パネル80(図2)を製造するラインである。図2に示されるように、外壁パネル80は、コンクリートからなる矩形板状のパネル本体81と、パネル本体81に埋設された鉄筋部材82(図10(B))及び2つのレール部材83と、を備える。外壁パネル80は、壁部材の一例である。製造ライン10は、壁部材の製造装置の一例である。
図1に示されるように、製造ライン10は、立体倉庫20、型枠30、取付部材100、コンベア装置40、タグリーダ51、ホッパ装置52、センサ53、54、55、56、ディスプレイ装置57、埋設装置25、脱型装置26、プロジェクタ27、及び制御装置70を備える。
立体倉庫20に保管された型枠30が、コンベア装置40に設置されて搬送される。搬送される型枠30に、型枠30内を仕切る取付部材100が作業者によって取り付けられる。取付部材100が取り付けられた型枠30は、ホッパ装置52から生コンクリートを流し込まれる。型枠30内に流し込まれた生コンクリートは、外壁パネル80のパネル本体81を形成する。生コンクリートが硬化(養生)する前に、鉄筋部材82及びレール部材83(図10(B))がパネル本体81に埋設される。外壁パネル80は、養生後、型枠30から脱型される。以下、製造ライン10について詳しく説明する。
立体倉庫20は、種々の型枠30を保管する。立体倉庫20は、保管する型枠30をコンベア装置40まで搬送する搬送装置21(図6)と、搬送装置21の駆動を制御するコントローラ22(図6)とを備える。搬送装置21は、例えばクレーン装置である。立体倉庫20の構成は周知であるので詳しい説明は省略するが、立体倉庫20のコントローラ22は、信号線11によって制御装置70と接続されている。コントローラ22は、制御装置70から入力された制御信号に基づいて搬送装置21を駆動し、当該制御信号が示す種類の型枠30をコンベア装置40まで搬送する。すなわち、制御装置70は、立体倉庫20に入力する制御信号により、型枠30の種類を指定してコンベア装置40に設置することができる。なお、信号線11は、例えばLANケーブルである。
なお、立体倉庫20は、制御装置70と接続されていなくてもよい。例えば、作業者は、立体倉庫20に付設された操作パネルを操作して、搬送装置21に型枠30をコンベア装置40まで搬送させる。
また、立体倉庫20の搬送装置21は、コンベア装置40まで型枠30を搬送し、かつ型枠30をコンベア装置40に設置するまでを行う装置であってもよいし、コンベア装置40まで型枠30を搬送するまでを行う装置であってもよい。その場合、コンベア装置40まで搬送された型枠30は、作業者によってコンベア装置40に設置される。
型枠30は、図3に示されるように、パレット90に設置される。パレット90は、矩形板状であって、一方の主面を下にし、他方の主面を上にしてコンベア装置40に載置される。なお、型枠30は、パレット90に設置された状態で立体倉庫20に保管されていてもよい。
型枠30は、パレット90の上面に載置されてパレット90に固定されている。以下では、型枠30がパレット90に固定されている状態について説明する。
型枠30は、上部が開口する矩形箱状であって、矩形板状の底板31と、4つの側壁32、33、34、35とを備える。底板31の上面は、凹凸によって形成された模様37を有している。模様37により、パネル本体81の表面(屋外側の面)に模様が形成される。底板31は、例えばゴム成型品である。
側壁32と側壁33とは、水平方向において互いに対向している。型枠30は、コンベア装置40によって、側壁32と側壁33とが対向する向きに沿って搬送される。以下では、型枠30が搬送される向きを搬送向き9と記載し、側壁32を前側壁32とも記載し、側壁33を後側壁33とも記載して説明する。
側壁34と側壁35とは、上下方向及び搬送向き9に直交する幅方向8において互いに対向している。以下では、側壁34を左側壁34とも記載し、側壁35を右側壁35とも記載して説明する。
型枠30は、取付部材を取り付けられる。図4に示される例では、2つの取付部材101、102が型枠30に取り付けられている。以下では、取付部材101、102などの複数種類の取付部材を総称して取付部材100と記載して説明する。
図4に示される取付部材101、102は、複数種類の取付部材100の一例である。作業者は、製造する外壁パネル80の種類に応じた種類の取付部材100を型枠30に取り付ける。
取付部材101は、型枠30内に挿入されて型枠30内を仕切る仕切本体111と、型枠30の側壁34、35に固定される一対の固定部112とを備える。
仕切本体111は、棒状である。固定部112は、棒状の仕切本体111の両端部にそれぞれ設けられている。図4に示す例では、固定部112は、側壁34、35が嵌入される一対の凹部である。ただし、固定部112は、クリップなどであってもよい。
取付部材101が型枠30に取り付けられることにより、取付部材101が型枠30に取り付けられない場合に比べ、パネル本体81(図2)の長さが短くなる。すなわち、取付部材101が型枠30に取り付けられることにより、外壁パネル80のサイズが変更される。
取付部材102は、仕切本体111と、一対の固定部112と、仕切本体111から突出する突出体113と、を備える。取付部材102は、仕切本体111が側壁32、33に対して傾斜する姿勢で型枠30に取り付けられる。側壁32、33に対して傾斜する仕切本体111は、パネル本体81に傾斜面84(図2)を形成する。
突出体113は、仕切本体111の側面から突出している。突出体113と型枠30の底板とは、上下方向において互いに離間している。突出体113によって生コンクリートが排除されることにより、パネル本体81に凹部85(図2)が形成される。すなわち、取付部材102は、パネル本体81に凹部を形成するための部材である。取付部材100には、凹部の他、スリットや切欠等を形成する種類の取付部材が含まれる。
ICタグ92(図6)が、型枠30或いはパレット90に貼り付けられている。図6に示されるように、ICタグ92は、ICメモリを有している。ICメモリは、型枠30の種類及び型枠番号を含む型枠情報を記憶している。型枠種類は、型枠30のサイズや模様の種類を制御装置70が識別するための情報である。型枠番号は、型枠30を個々に識別する識別情報である。型枠情報は、タグリーダ51によって読み取られ、信号線11を通じて制御装置70に入力される。すなわち、制御装置70は、コンベア装置40によって搬送される型枠30の種類を特定することができる。タグリーダは、リーダ装置の一例である。
図1に示されるように、コンベア装置40は、台座41、テーブル42、及び搬送装置43を備える。台座41は、工場の床に載置されており、テーブル42を支持する。テーブル42は、パレット90を支持する。搬送装置43は、例えば駆動モータと、駆動モータによって駆動されるチェーンとを有する。駆動されたチェーンは、テーブル42を搬送向き9に移動させる。搬送装置43は、信号線11によって制御装置70と接続されている。搬送装置43の駆動モータは、制御装置70から入力された制御信号によって駆動し、テーブル42を搬送向き9に移動させる。すなわち、制御装置70は、搬送装置43に制御信号を入力することにより、コンベア装置40における型枠30の搬送を制御することができる。
タグリーダ51は、コンベア装置40に対して所定の位置に設置されている。具体的には、タグリーダ51は、コンベア装置40によって搬送される型枠30のICタグ92と近接無線通信可能な位置に設置されている。
ホッパ装置52は、生コンクリートを保持する容器120(図10(A))と、容器120から生コンクリートを排出する排出装置121(図5)と、を備える。
図5に示されるように、排出装置121は、流入口122と、排出口123と、流路124と、スクリュ125と、スクリュ125を回転させる駆動モータと、駆動モータの制御回路と、を有する。流入口122は、容器120の流出口と連結されている。流路124は、流入口と排出口123とを連通する。スクリュ125は、流路124に配置されている。制御回路は、信号線11によって制御装置70と接続されている。制御回路は、制御装置70から入力する制御信号に基づいて駆動モータを回転させる。駆動モータは、例えば、ステッピングモータなどの回転数を制御可能なサーボモータである。
流入口122から流路124内に流入した生コンクリートは、回転するスクリュ125によって排出口123から排出される。排出口123から排出される生コンクリートの量は、スクリュ125の回転数に依存する。制御装置70は、制御回路に入力する制御信号によってスクリュ125の回転数を制御することにより、特定量の生コンクリートをホッパ装置52に排出させて型枠30に流し込むことができる。
図1に示される第1センサ53は、コンベア装置40によって搬送される型枠30が所定位置に到達したことを制御装置70が検知するためのセンサである。所定位置は、作業者が取付部材100を型枠30に取り付ける位置である。
第1センサ53は、コンベア装置40によって搬送される型枠30の搬送向き9におけるタグリーダ51の設置位置の下流であって、かつホッパ位置の上流に設置されている。
第1センサ53は、例えば所定位置に到達した型枠30或いはパレット90によって押圧される押圧部を有するマイクロスイッチやリミットスイッチなどの機械スイッチである。或いは、第1センサ53は、所定位置に到達した型枠30或いはパレット90によって反射される光や電波や音波を放出するレーザセンサや電波センサや音波センサである。第1センサ53は、信号線11によって制御装置70と接続されており、検出情報を制御装置70に入力する。制御装置70は、第1センサ53から入力した検出情報によって型枠30が所定位置に到達したと判断すると、コンベア装置40の駆動を制御して、型枠30の搬送を停止させる。すなわち、制御装置70は、型枠30を所定位置に停止させることができる。第1センサ53は、センサの一例である。
図1に示される第2センサ54は、コンベア装置40によって搬送される型枠30がホッパ装置52の下方であるホッパ位置に到達したことを制御装置70が検知するためのセンサである。第2センサ54は、コンベア装置40によって搬送される型枠30の搬送向き9における所定位置の下流となる位置に設置されている。第2センサ54には、例えば第1センサ53と同一の構成のセンサが用いられる。第2センサ54は、信号線11によって制御装置70と接続されており、検出情報を制御装置70に入力する。制御装置70は、第2センサ54から入力した検出情報によって型枠30がホッパ位置に到達したと判断すると、コンベア装置40の駆動を制御して、型枠30の搬送を停止させる。すなわち、制御装置70は、型枠30をホッパ位置に停止させることができる。
第3センサ55は、コンベア装置40によって搬送される型枠30が鉄筋部材82及びレール部材83の埋設位置に到達したことを制御装置70が検知するためのセンサである。第3センサ55は、コンベア装置40によって搬送される型枠30の搬送向き9における第2センサ54の下流となる位置に設置されている。
第3センサ55には、例えば第1センサ53と同一の構成のセンサが用いられる。第3センサ55は、信号線11によって制御装置70と接続されており、検出情報を制御装置70に入力する。制御装置70は、第3センサ55から入力した検出情報によって、型枠30が埋設位置に到達したと判断すると、コンベア装置40の駆動を制御して、型枠30の搬送を停止させる。すなわち、制御装置70は、型枠30を埋設位置に停止させることができる。
第4センサ56は、コンベア装置40によって搬送される型枠30が脱型位置に到達したことを制御装置70が検知するためのセンサである。第4センサ56は、コンベア装置40によって搬送される型枠30の搬送向き9における第3センサ55の下流となる位置に設置されている。第4センサ56には、例えば第1センサ53と同一の構成のセンサが用いられる。第4センサ56は、信号線11によって制御装置70と接続されており、検出情報を制御装置70に入力する。制御装置70は、第4センサ56から入力した検出情報によって、型枠30が脱型位置に到達したと判断すると、コンベア装置40の駆動を制御して、型枠30の搬送を停止させる。すなわち、制御装置70は、型枠30を脱型位置に停止させることができる。
埋設装置25は、鉄筋部材82及びレール部材83をパネル本体81に埋設する装置である。埋設装置25は、埋設位置に設置されている。埋設装置25は、例えば、装置本体、スライド装置、及び電磁石を備える。スライド装置は、装置本体に対して電磁石を上下方向に移動可能に支持している。スライド装置は、例えば油圧シリンダ或いは電動シリンダである。電磁石は、鉄筋部材82を保持するレール部材83を吸着して保持する。電磁石によって保持されたレール部材83及び鉄筋部材82がスライド装置によって下方に移動されることにより、図10(B)に示されるように、レール部材83の一部及び鉄筋部材82がパネル本体81に埋設される。
図1に示される脱型装置26は、外壁パネル80を型枠30から抜き取る装置である。脱型装置26は、脱型位置に設置されている。脱型装置26は、埋設装置25と同一の構成であって、装置本体、スライド装置、及び電磁石を備える。作業者は、脱型装置26を操作して、電磁石をレール部材83に吸着させた後、電磁石を上方に移動させ、図10(C)に示されるように型枠30から外壁パネル80を抜き取る。
図1に示されるプロジェクタ27は、入力されたデータが示す画像を投影する装置である。プロジェクタ27は、所定位置に設置されている。プロジェクタ27は、取付部材100の取付位置を示す画像を型枠30に投影する。以下、詳しく説明する。なお、以下では、プロジェクタ27が、レーザ光を照射することによって画像を投影する、いわゆるレーザプロジェクタである例を説明する。ただし、プロジェクタ27は、レーザプロジェクタ以外のプロジェクタであってもよい。
図6に示されるように、プロジェクタ27は、信号線11によって制御装置70と接続されている。すなわち、プロジェクタ27は、制御装置70によって画像データを入力される。
プロジェクタ27は、レーザ光を照射する照射装置28と、照射装置28の駆動を制御する制御回路29と、を備える。
照射装置28は、例えば、レーザ素子と、発振回路と、レンズと、走査機構と、を有する。走査機構は、レーザ光の照射向きを変更する機構である。
制御回路29は、入力された制御信号に基づいて発振回路を駆動させるとともに、走査機構を駆動し、入力された制御信号が示す画像の図形や文字に沿ってレーザ光を走査する。制御装置70は、製造する外壁パネル80の種類に応じた画像をプロジェクタ27に投影させる。当該画像は、製造予定の外壁パネル80の種類(品番)に適する種類の取付部材100の取付位置を示す。
図1に示されるディスプレイ装置57は、計測装置60による検査結果を表示する装置である。ディスプレイ装置57は、信号線11によって制御装置70と接続されている。ディスプレイ装置57は、例えば、取付部材100の種類や取付位置や注意事項を表示する。
図6に示される制御装置70は、パーソナルコンピュータやタブレットなどである。制御装置70は、中央演算処理装置であるCPU71と、メモリ72と、通信バス73と、通信インタフェース74と、入力インタフェース75と、ディスプレイ76とを備える。CPU71は、コントローラの一例である。なお、図3では、「インタフェース」を「I/F」と省略している。
通信インタフェース74は、信号線11により、立体倉庫20、コンベア装置40、タグリーダ51、センサ53、54、55、56、ディスプレイ装置57、及びプロジェクタ27と接続されている。なお、通信インタフェース74は、立体倉庫20、コンベア装置40、タグリーダ51、センサ53、54、55、56、ディスプレイ装置57、及びプロジェクタ27と無線通信接続されていてもよい。無線通信接続は、例えばWi-Fi(登録商標)やブルートゥース(登録商標)などである。
入力インタフェース75は、キーボードやマウスやマイクロフォンやタッチセンサなどの入力端末が接続されるインターフェースである。例えば、制御装置70がパーソナルコンピュータである場合、入力端末は、キーボードやマウスである。制御装置70がタブレットである場合、入力端末は、ディスプレイ76に重畳されたタッチセンサである。
CPU71、メモリ72、通信インタフェース74、入力インタフェース75、及びディスプレイ76が通信バス73と接続されている。すなわち、CPU71は、メモリ72から情報を読み出し、メモリ72に情報を記憶させ、通信インタフェース74を通じて情報を送受信し、入力インタフェース75を通じて情報を取得し、ディスプレイ装置57に画像データを入力してディスプレイ装置57に画像を表示させることができる。
メモリ72は、オペレーティングシステムであるOS77と、制御プログラム78と、対応テーブルと、を予め記憶する。また、メモリ72は、制御装置70に入力された製造予定情報を記憶する。製造予定情報は、例えば、製造日と、当該製造日に製造する外壁パネル80の種類と、製造する外壁パネル80の個数と、を含む。
制御プログラム78は、図7及び図8に示す製造処理を実行するプログラムである。製造処理は、製造ライン10に外壁パネル80を製造させる処理である。
図6(B)に示される対応テーブルは、製造処理に用いられるデータテーブルである。対応テーブルは、複数のレコード(行)と、複数のカラム(列)とを有する。図示例では、対応テーブルは、5個のカラムを有している。各カラムは、項目「外壁パネル品番」、「型枠種類」、「取付部材種類」、「登録データ」、「コンクリ量」を付されている。すなわち、対応テーブルは、「外壁パネル品番」と、「型枠種類」と、「取付部材種類」と、「登録データ」と、「コンクリ量」とを対応付けるデータテーブルである。
項目「外壁パネル品番」のカラムの各フィールドは、外壁パネル80の品番を格納する。外壁パネル80は、例えば、サイズや形状や模様等が異なることによって異なる品番とされる。
項目「型枠種類」のカラムの各フィールドは、型枠種類をそれぞれ格納する。図示例では、型枠種類「AK01」は、外壁パネル品番「A-001」の製造に使用される型枠である。
項目「取付部材種類」のカラムの各フィールドは、取付部材100の種類を格納する。図示例では、取付部材種類「ABC-20」及び「KEJ-03」の取付部材100は、型枠種類「A01」に取り付けられる取付部材である。例えば、取付部材種類「ABC-20」の取付部材は、取付部材101(図4)であり、取付部材種類「KEJ-03」の取付部材は、取付部材102(図4)である。
項目「登録データ」のカラムの各フィールドは、取付部材100の取付位置等を示す指示画像の画像データである登録データを格納する。図示例では、登録データ「FIG00234.jpg」の登録データは、取付部材種類「ABC-20」及び「KEJ-03」の取付部材100の取付位置等を示す画像の画像データである。
図9は、型枠30に投影された指示画像を示す。指示画像は、線131と、線132と、注意事項表示領域133に投影される文字と、を含む。線131は、取付部材101(図4)の取付位置を示す。線131は、取付部材102(図4)の取付位置を示す。注意事項表示領域133に投影される文字は、取付部材100の種類や取付向きや取付方法などを示す。線131、132は、線画像の一例である。
項目「コンクリ量」のカラムの各フィールドは、パネル本体81の打設に必要な生コンクリートの量を示すコンクリ量を格納する。コンクリ量「P」は、外壁パネル品番「A-001」のパネル本体81の打設に必要な生コンクリートの量を示す。コンクリ量は、生コンクリートの体積や重量であってもよいし、ホッパ装置52のスクリュ125の回転数であってもよい。
以下、制御プログラム78が実行する製造処理について、図7及び図8を参照して説明する。なお、制御プログラム78が実行する処理は、コントローラであるCPU71が実行する処理である。
オペレータは、キーボードやマウスなどの入力端末を用いて、制御装置70に製造予定情報を入力する。図7に示されるように、制御プログラム78は、製造予定情報の入力を受け付け(S11)、受け付けた製造予定情報をメモリ72に記憶させる(S12)。ステップS12は、予定取得処理の一例である。
制御プログラム78は、製造ライン10の始動を指示する「開始指示」が入力インタフェース75や通信インタフェース74を通じて入力されるまで待機する(S13:No)。制御プログラム78は、「開始指示」が入力されたと判断すると(S13:Yes)、製造予定情報をメモリ72から読み出して型枠種類を特定する(S14)。詳しく説明すると、制御プログラム78は、読み出した製造予定情報と、今日の日付とから、今日に製造する外壁パネル80の品番(外壁パネル品番)を特定する。制御プログラム78は、特定した外壁パネル品番と対応する型枠種類を対応テーブル(図6(B))において特定する。
制御プログラム78は、特定した種類の型枠30をコンベア装置40まで搬送して設置することを示す制御信号を通信インタフェース74を通じて立体倉庫20に入力する(S15)。また、制御プログラム78は、通信インタフェース74を通じてコンベア装置40の搬送装置43、タグリーダ51、センサ53、54、55、56に制御信号を入力して駆動させる(S16)。駆動された搬送装置43は、型枠30を搬送する。搬送装置43を駆動させるステップS16は、移動処理の一例である。
また、駆動されたタグリーダ51は、搬送される型枠30或いはパレット90に貼り付けられたICタグ92から型枠情報を読み出し、読み出した型枠情報を制御装置70に入力する。制御プログラム78は、タグリーダ51から入力された型枠情報を取得する(S17)。ステップS17は、種類取得処理の一例である。
次に、制御プログラム78は、第1センサ53が出力した検出情報を取得する(S18)。制御プログラム78は、取得した検出情報に基づいて、搬送される型枠30が所定位置(図1)に到達したか否かを判断する(S19)。制御プログラム78は、型枠30がホッパ位置に到達するまで、ステップS18、S19の処理を繰り返し実行する。制御プログラム78は、例えば、数mm秒から数十mm秒の時間間隔で第1センサ53が出力する検出情報を繰り返し取得する。
制御プログラム78は、型枠30がホッパ位置に到達したと判断すると(S19:Yes)、通信インタフェース74を通じて制御信号をコンベア装置40に入力し、型枠30の搬送を停止させる(S20)。すなわち、搬送される型枠30は、所定位置で停止される。ステップS20は、停止処理の一例である。
制御プログラム78は、ステップS17で取得した型枠情報と、ステップS12で取得した製造予定情報とに基づいて、対応テーブル(図6(B))に登録された複数の取付部材種類及び登録データから特定の取付部材種類及び登録データを特定する(S21)。具体的には、制御プログラム78は、ステップS12で取得した製造予定情報に含まれる外壁パネル品番と、ステップS17で取得した型枠情報とに対応付けられた取付部材種類及び登録データを特定取付部材種類及び特定登録データとして特定する。ステップS21は、特定処理の一例である。
制御プログラム78は、特定登録データを、通信インタフェース74を通じてプロジェクタ27に入力する(S22)。ステップS22は、投影処理の一例である。
特定登録データを入力されたプロジェクタ27は、特定登録データが示す指示画像を、所定位置で停止する型枠30に投影する。図9は、指示画像が投影された型枠30を示す。
作業者は、注意事項表示領域133に表示された文字が示す種類の取付部材101、102を、線131、132が示す取付位置に、上記文字が示す取付向きや取付方法にしたがって、型枠30に取り付ける。
また、制御プログラム78は、ステップS21で特定した特定取付部材種類及び特定登録データを、通信インタフェース74を通じてディスプレイ装置57に入力する。ディスプレイ装置57は、入力された特定登録データにしたがって、図9に示される状態の型枠30を示す画像を表示する。また、ディスプレイ装置57は、入力された特定取付部材種類を表示する。作業者は、例えば、型枠30の模様37等によって注意事項表示領域133に表示された文字を読みにくい場合は、ディスプレイ装置57で当該文字を確認する。
作業者は、取付部材100を型枠30に取り付けた後、取付作業が終了したことを示す終了指示を制御装置70に入力する。例えば、作業者は、コンベア装置40に付設された操作ボタンを押すことにより、終了指示を制御装置70に入力する。
制御プログラム78は、終了指示が入力されるまで待機する(S24:No)。制御プログラム78は、終了指示が入力されたことに基づいて(S24:Yes)、制御信号をコンベア装置40の搬送装置43に入力し、型枠30の搬送をコンベア装置40に指示する(S25)。
次に、制御プログラム78は、第2センサ54が出力した検出情報を取得する(S26)。制御プログラム78は、取得した検出情報に基づいて、搬送される型枠30がホッパ位置(図1)に到達したか否かを判断する(S27)。制御プログラム78は、型枠30がホッパ位置に到達するまで、ステップS26、S27の処理を繰り返し実行する。制御プログラム78は、例えば、数mm秒から数十mm秒の時間間隔で第2センサ54が出力する検出情報を繰り返し取得する。
制御プログラム78は、型枠30がホッパ位置に到達したと判断すると(S27:Yes)、通信インタフェース74を通じて制御信号をコンベア装置40に入力し、型枠30の搬送を停止させる(S28)。すなわち、搬送される型枠30は、ホッパ位置で停止される。
制御プログラム78は、ステップS17で取得した型枠情報と、ステップS12で取得した製造予定情報とに基づいて、対応テーブル(図6(B))に登録された複数のコンクリ量から一のコンクリ量を特定コンクリ量として特定する(S29)。制御プログラム78は、特定コンクリ量に応じた制御信号を、通信インタフェース74を通じてホッパ装置52の排出装置121に入力する(S30)。制御信号を入力された排出装置121は、図10(A)に示されるように、特定コンクリ量の生コンクリートを型枠30に流し込む。型枠30に流し込まれた生コンクリートは、パネル本体81を形成する。
制御プログラム78は、制御信号を排出装置121に入力した後、制御信号をコンベア装置40の搬送装置43に入力し、型枠30の搬送をコンベア装置40に指示する(S31)。
次に、制御プログラム78は、第3センサ55から入力される検出情報を取得する(S32)。制御プログラム78は、取得した検出情報に基づいて、搬送される型枠30が埋設位置に到達したか否かを判断する(S33)。制御プログラム78は、型枠30が埋設位置に到達するまで、ステップS32、S33の処理を繰り返し実行する。制御プログラム78は、例えば、数mm秒から数十mm秒の時間間隔で第3センサ55から入力された検出情報を繰り返し取得する。
制御プログラム78は、型枠30が埋設位置に到達したと判断すると(S33:Yes)、制御信号を通信インタフェース74を通じてコンベア装置40の搬送装置43に入力し、型枠30の搬送を停止させる(S34)。すなわち、型枠30は、埋設位置で停止される。なお、型枠30は、パネル本体81を形成する生コンクリートが硬化する前に埋設位置まで搬送される。
図10(B)に示されるように、作業者は、埋設装置25を操作して、鉄筋部材82及びレール部材83をパネル本体81に埋設する。作業者は、鉄筋部材82及びレール部材83をパネル本体81に埋設した後、コンベア装置40に付設された操作ボタンを押して、移動指示を制御装置70に入力する。
制御プログラム78は、型枠30の搬送を停止させた後(S34)、移動指示が入力されるまで待機する(S35:No)。制御プログラム78は、移動指示が入力されたと判断すると(S35:Yes)、コンベア装置40の搬送装置43に制御信号を入力して、型枠30及び外壁パネル80の搬送を行う(S36)。
外壁パネル80は、養生(硬化)された後、コンベア装置40によって搬送される。制御プログラム78は、第4センサ56が出力する検出情報を取得し(S37)、取得した検出情報に基づいて、型枠30が脱型位置に到達したか否かを判断する(S38)。制御プログラム78は、型枠30が脱型位置に到達するまで(S38:No)、ステップS37、S38の処理を繰り返し実行する。制御プログラム78は、例えば、数mm秒から数十mm秒の時間間隔で第4センサ56から入力された検出情報を繰り返し取得する。
制御プログラム78は、型枠30が脱型位置に到達したと判断すると(S38:Yes)、制御信号を通信インタフェース74を通じてコンベア装置40の搬送装置43に入力し、型枠30の搬送を停止させ(S39)、製造処理を終了する。
図10(C)に示されるように、作業者は、脱型装置26を操作して、型枠30から外壁パネル80を上方に引き抜いて、外壁パネル80の脱型を行う。
[実施形態の作用効果]
本実施形態では、製造予定の外壁パネル80の品番、すなわち使用される型枠30の種類に応じた指示画像が型枠30に投影されるから、適切な種類の取付部材100を適切な位置に作業者に取り付けさせることができる。すなわち、本実施形態の製造ライン10は、作業者が、型枠30に取り付ける取付部材100の種類や取付位置を誤ることを防止することができる。
また、本実施形態では、プロジェクタ27にレーザプロジェクタを用い、レーザ光によって線131、132や、注意事項表示領域に文字を投影するから、取付部材100の適切な種類及び取付位置を作業者に容易に認識させることができる。
また、本実施形態では、ICタグ92から読み出した型枠種類に対応する種類の取付部材100が特定取付部材種類として特定されるから(S21)、適切でない種類の取付部材100が型枠30に誤って取り付けられることがさらに適切に防止される。
また、本実施形態では、型枠種類及び取付部材種類に応じた特定コンクリ量だけ生コンクリートが型枠30に流し込まれるから、作業者が生コンクリートを型枠30に流し込む場合に比べ、作業者の負担が低減する。また、適切な量の生コンクリートを型枠30に流し込むことができる。
[変形例]
上述の実施形態では、型枠30或いはパレット90にICタグ92が貼り付けられ、製造ライン10がタグリーダ51を備える例を説明した。しかしながら、ICタグ92に代えてQRコード(登録商標)が型枠30或いはパレット90に貼り付けられ、製造ライン10が、タグリーダ51に代えて撮像素子を有するカメラを備えていてもよい。当該カメラは、QRコード(登録商標)を撮像することによって生成したQRコード画像データを制御装置70に入力する。制御装置70は、QRコード画像データから、URLやファイルパスなどの情報を取得し、当該情報から型枠情報を取得する。カメラは、リーダ装置の一例である。
上述の実施形態では、ホッパ装置52の排出装置121がスクリュ125を備える例を説明した。しかしながら、ホッパ装置52は、スクリュ125に代えて、電磁式の開閉弁を備えていてもよい。開閉弁は、制御装置70から制御信号が入力されたことに基づいて開く常閉の電磁弁である。開閉弁が開くことにより、重力によって生コンクリートが容器120から流出する。開閉弁が開く時間に応じた量だけ、生コンクリートが容器120から流出する。制御プログラム78は、特定コンクリ量に応じた時間だけ開閉弁を開く。
上述の実施形態では、ホッパ装置52が排出装置121を備える例を説明した。しかしながら、ホッパ装置52は、排出装置121を備えていなくてもよい。その場合、作用者がホッパ装置52を操作して生コンクリートを型枠30に流し込む。
8・・・幅方向
9・・・搬送向き
10・・・製造ライン
11・・・信号線
20・・・立体倉庫
25・・・埋設装置
26・・・脱型装置
27・・・プロジェクタ
30・・・型枠
31・・・底板
32、33、34、35・・・側壁
40・・・コンベア装置
41・・・台座
42・・・テーブル
43・・・搬送装置
51・・・タグリーダ
52・・・ホッパ装置
53、54、55、56・・・センサ
57・・・ディスプレイ装置
70・・・制御装置
71・・・CPU(コントローラ)
72・・・メモリ
74・・・通信インタフェース
75・・・入力インタフェース
78・・・制御プログラム
80・・・外壁パネル
81・・・パネル本体
82・・・鉄筋部材
83・・・レール部材
90・・・パレット
92・・・ICタグ
100、101、102・・・取付部材
111・・・仕切本体
112・・・固定部
113・・・突出体
120・・・容器
121・・・排出装置
122・・・流入口
123・・・排出口
124・・・流路
125・・・スクリュ

Claims (5)

  1. 上部が開口する箱状の型枠が設置されるテーブル及び当該テーブルを移動させる搬送装置を有するコンベア装置と、
    上記テーブルに設置されて移動する上記型枠が所定位置に到達したことを検知可能なセンサと、
    入力されたデータが示す画像を投影するプロジェクタであって、上記所定位置に位置する上記型枠に画像を投影する位置に設置されたプロジェクタと、
    上記センサが検出した検出情報が入力され、上記プロジェクタにデータを入力し、かつ上記搬送装置の駆動を制御する制御装置と、を備えており、
    上記制御装置は、コントローラ及びメモリを有しており、
    上記コントローラは、
    上記テーブルを移動させる移動処理と、
    上記検出情報に基づいて上記型枠が上記所定位置に到達したことに基づいて上記テーブルの移動を停止させる停止処理と、
    上記テーブルに設置された上記型枠の種類である型枠情報を取得する種類取得処理と、
    製造予定情報を取得する予定取得処理と、
    取得した上記型枠情報及び上記製造予定情報に基づいて、上記メモリに記憶された複数の登録データから一の登録データを特定登録データとして特定する特定処理と、
    上記特定登録データを上記プロジェクタに入力して、上記型枠に取り付ける取付部材の取付位置を示す指示画像を上記プロジェクタに投影させる投影処理と、を実行する、コンクリート製の壁部材の製造装置。
  2. 上記プロジェクタは、入力されたデータが示す経路に沿ってレーザ光を照射するレーザプロジェクタであり、
    上記指示画像は、上記取付部材の取付位置を示す線画像と、当該取付部材の種類を示す文字と、を含む、請求項1に記載の壁部材の製造装置。
  3. 上記型枠に設置されており、上記型枠情報を記憶するICメモリと、
    上記ICメモリと近接無線通信を行って当該ICメモリから上記型枠情報を読み出し、読み出した当該型枠情報を上記制御装置に入力するリーダ装置と、をさらに備える請求項1または2に記載の壁部材の製造装置。
  4. 上記製造予定情報は、製造する壁部材の種類である種類情報を含んでおり、
    上記メモリは、上記種類情報と、上記型枠情報と、上記登録データとを対応付けた対応テーブルを記憶しており、
    上記特定処理は、上記種類取得処理で取得した上記型枠情報及び上記予定取得処理で取得した上記製造予定情報が示す上記種類情報と対応付けられた上記登録データを上記特定登録データに特定する処理である、請求項1から3のいずれかに記載の壁部材の製造装置。
  5. 生コンクリートを保持する容器及び生コンクリートの排出装置を有するホッパ装置をさらに備えており、
    上記コントローラは、
    上記予定取得処理で取得した上記製造予定情報に応じた量だけ上記ホッパ装置に生コンクリートを排出させる打設処理をさらに実行する、請求項1から4のいずれかに記載の製造装置。
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