JP2022089857A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が傾斜しても自律走行を継続できる作業車両において、斜面を走行するときも安全に走行することができる作業車両を提供する。【解決手段】自律走行中に、前方障害物センサ10が障害物を検出すると走行を停止するとともに、傾斜センサ14により前傾姿勢となったと判断すると、前方障害物センサ10の検出範囲を縮小するが、前記傾斜センサ14から取得した車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量が所定の閾値を下回っていると判断すると、車両が前傾または後傾の姿勢となっても前記障害物センサ10の検出範囲を縮小しないように構成されていることを特徴とする作業車両により、車両が走行中に地面を障害物と誤検出することを抑制でき、地面に凹凸があっても車両に自律走行を継続させることができるとともに、斜面を走行するときは障害物センサ10の検出範囲を縮小しないため安全に走行できる。【選択図】 図10

Description

本発明は、障害物を検出するセンサを備えた作業車両に関するものである。
従来、この種の作業車両として、走行経路を検出して操舵制御をしながら自律走行可能に構成され、自律走行中に障害物との接触を回避するために、障害物を検出するセンサが設けられたものが公知である。
例えば、特許文献1には、走行経路の検出と操舵制御をしながら自律走行する作業車両であって、車両の前部に左右方向に回動可能に設けられた左右一対の障害物センサを備え、操舵角度の大小および回行方向に応じて障害物センサの向きを略旋回方向に向かうように回動させ、障害物センサが障害物を検出すると制御部が車両を緊急停止するように構成された作業車両が記載されている。
特開平6-189610号公報
しかし、圃場などの凹凸のある地面を走行する作業車両においては、走行中に車両の前輪又は後輪が地面の凹部に沈みこんだり、凸部に乗り上げたりして、車体が傾斜姿勢となることも多い。このような場合、障害物センサも車体とともに傾くため、例えば、障害物センサが前傾することで、検出範囲に地面が入り、地面を障害物として誤検出して作業車両が衝突回避制御により緊急停止し、自律走行が妨げられるおそれがあった。これを回避するために車体が傾斜姿勢を検知して検出範囲を調整することで地面を障害物として誤検出することを防止できるが、斜面を走行するときに検出範囲が不適切な状態になることが予想された。
したがって、本発明は、車体が傾斜しても自律走行を継続できる作業車両において、斜面を走行するときも安全に走行することができる作業車両を提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、車両の現在位置の情報を取得する測位装置と、車両の前方の障害物を検出する前方障害物センサと、車両の傾斜を検出する傾斜センサと、車両の自律走行を制御する制御部とを備え、前記制御部が、車両があらかじめ設定された走行経路を通るように、前記測位装置から取得した車両の現在位置の情報に応じて車両の走行方向及び走行速度を制御することにより自律走行しながら、前記前方障害物センサが障害物を検出すると障害物との接触を防止するように構成された作業車両であって、前記制御部は、前記傾斜センサの検出情報を取得して車両が前傾姿勢となったと判断すると、前記前方障害物センサの検出範囲を縮小し、前記傾斜センサから車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量を取得可能に構成され、前記傾斜センサから取得した車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量が所定の閾値を下回っていると判断すると、車両が前傾の姿勢となっても前記前方障害物センサの検出範囲を縮小しないように構成されていることを特徴とする作業車両によって達成される。
本発明によれば、自律走行する作業車両が前方の障害物を検出可能な障害物センサを備えていることで、障害物に衝突することがなく、安全に走行することができる。また、作業車両が走行中に前傾姿勢になると、傾斜センサが車両の前傾を検出し、制御部が障害物センサの検出範囲を縮小することにより、障害物センサの検出範囲に地面が入り障害物として誤検出されることによる車両の衝突回避制御により、自律走行が妨げられる事態を防止できるので、地面に凹凸があっても車両に自律走行を継続させることができる。また、傾斜センサから車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量を取得することにより、傾きの変化が緩やかであれば、地面の凹凸による車両の傾斜と区別して、坂道などの斜面を走行していると判定できるため、車両の傾斜を検出しても障害物センサの障害物検出範囲を縮小しないことにより、安全に走行することができる。
本発明の好ましい実施態様においては、車両の後方の障害物を検出する後方障害物センサを備え、自律走行しながら、前記後方障害物センサが障害物を検出すると障害物との接触を防止するように構成され、前記制御部は、前記傾斜センサの検出情報を取得して車両が後傾姿勢となったと判断すると、前記後方障害物センサの検出範囲を縮小し、前記傾斜センサから取得した車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量が所定の閾値を下回っていると判断すると、車両が後傾の姿勢となっても前記後方障害物センサの検出範囲を縮小しないように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、作業車両が後方の障害物を検出可能な障害物センサを備えていることで、後方の障害物に衝突することがなく、安全に走行することができる。また、作業車両が走行中に後傾姿勢になると、傾斜センサが車両の後傾を検出し、制御部が障害物センサの検出範囲を縮小することにより、障害物センサの検出範囲に地面が入り障害物として誤検出され車両が停止することを抑制できる。また、傾斜センサから車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量を取得することにより、傾きの変化が緩やかであれば、地面の凹凸による車両の傾斜と区別して、坂道などの斜面を走行していると判定できるため、車両の傾斜を検出しても障害物センサの障害物検出範囲を縮小しないことにより、安全に走行することができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、画面とスピーカーとを有し、前記制御部と通信可能な情報端末を備え、前記情報端末は、前記制御部に対し前記作業車両の発進または走行停止をするように指令を出すことができるように構成されるとともに、前記作業車両には、カメラが設けられており、前記制御部は、前記障害物センサの検出範囲を縮小する際に、前記情報端末に対し、前記画面に障害物の検出範囲を縮小している旨と、前記カメラが撮影している映像とを表示するよう指令を出すとともに、前記スピーカーから警告音を発するよう指令を出すように構成されている。
本発明のこのさらに好ましい実施態様によれば、障害物センサの障害物を検出する範囲が縮小しているときには、情報端末から警告音を発することで使用者の注意を惹くとともに、情報端末に障害物を検出する範囲が縮小している旨と、カメラが撮影した映像とを表示することで、使用者が作業車両の状況を監視しつつ作業車両の発進や走行停止を行えるので、作業車両の遠隔的な監視と操作とを容易にすることができる。
本発明によれば、車体が傾斜しても自律走行を継続できる作業車両において、斜面を走行するときも安全に走行することができる作業車両を提供することが可能になる。
図1は、本発明の実施態様に係る作業車両の略側面図である。 図2は、図1の作業車両の略平面図である。 図3は、図1の作業車両における電気系統を示すブロック図である。 図4は、図1の作業車両に取り付けられた前方障害物センサの検出範囲を示す説明図である。 図5は、図4の前方障害物センサによる障害物の検出を示す説明図である。 図6は、図1の作業車両に取り付けられた後方障害物センサの検出範囲を示す説明図である。 図7は、図1の作業車両に取り付けられた前方障害物センサの障害物検出範囲の変化を示す説明図である。 図8は、後方障害物センサの検出範囲の変化を示す説明図である。 図9は、図1の作業車両を操作可能な携帯端末の画面を示す模式図である。 図10は、図1の作業車両が傾斜した場合の、前方障害物センサ及び後方障害物センサのそれぞれの検出範囲の制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照しつつ、詳細に説明を加える。
図1は、本発明の好ましい実施態様に係る本発明の好ましい実施態様に係る作業車両1の略側面図であり、図2は、図1の作業車両1の略平面図である。本明細書においては、図2に示されるように、作業車両1の車両の進行方向となる側を前方(F)といい、その反対側を後方(B)という。進行方向の左手側を左方(L)といい、進行方向の右手側を右方(R)という。
図1及び図2に示されるように、作業車両1は、車体前部のボンネット7に覆われた中にエンジン5が設けられており、このエンジン5の回転動力を複数の変速装置を介して前輪3及び後輪4に伝達することで走行できるように構成されている。また、エンジン5の後方には、操縦部6が設けられており、操縦部6後方の車体後部には圃場60を耕耘可能な作業機40が取り付けられている。ボンネット7の前端部には、車両前方の所定範囲で障害物を検出する前方障害物センサ2と、車両前方を照らし、ロービームとハイビームとを切り替え可能なヘッドライト9とが設けられている。
ボンネット7の前端部には、車両前方の所定範囲にある障害物を検出する前方障害物センサ2と、車両前方を照らすことができるヘッドライト9とが設けられている。作業車両1に前方障害物センサ10が設けられているので、作業車両1は走行中に前方にある障害物を検出可能になる。
操縦部6には、人が乗り込んで操作できるように、ステアリングハンドルと操縦席とを備えているキャビンが設けられている。また、キャビンの天井であるキャビンルーフ8にはGPS受信機2が設けられており、GPS衛星70からの所定の時間間隔で電波を受信して作業車両1の位置情報を取得することができるように構成されている。
キャビンルーフ8の前部には作業車両1の前方を撮影することができる前方カメラ11が設けられており、キャビンルーフ8の後部には、車両後方の所定範囲で障害物を検出する後方障害物センサ11と、作業車両1の後方を撮影することができる後方カメラ13とが設けられている。
作業車両1の車体後部には、上側にあるトップリンク45aと下側にある左右のロアリンク45bとからなる3点リンク機構45が設けられており、これに作業機40が連結されている。作業機40には、圃場の土を耕す耕耘爪46と、耕耘爪46の上方を覆うロータリカバー47と、ロータリカバー47の後部に上下動自在に支持されるリヤカバー48が設けられるとともに、ロータリカバー47上にポテンショメータ式の耕深センサ49が設けられ、同センサ49によりロータリカバー47に対するリヤカバー48の回動角度を耕深度として検出するように構成されている。
3点リンク機構45のロアリンク45bには、リフトアーム42を介して作業機昇降シリンダ41が接続されており、作業機昇降シリンダ41を伸縮させることによりロアリンク45bを上下させることができるように構成されている。したがって、3点リンク機構45は、作業機昇降シリンダ41を伸縮させることにより、連結した作業機40を上下方向に移動させることができるので、圃場60の土を耕すときは作業機40を下ろして接地させる一方、単に移動するだけのときは、作業機40を持ち上げて接地しないようにしておくことで、作業機40が不必要に地面と接触し、作業車両1の走行の妨げになることを防ぐことができる。
図3は、図1の作業車両1における電気系統を示すブロック図である。
図3に示されるように、作業車両1には車両の制御を行なう制御部30が設けられている。制御部30は、複数の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)によって構成されており、電子制御ユニットには、車両の走行を制御する車両ECU31と、車両の自律走行に関わる情報を処理する自動運転ECU32と、作業機40の動作を制御する作業機ECU33とが設けられている。これらの電子制御ユニットは、互いに電気的に接続されており、所定のネットワーク通信、例えばCAN(Controller Area Network)通信によって、相互に情報のやり取りが可能に構成されている。作業車両1は、制御部30に自動運転ECU32を備えていることで、自律走行をすることができる。
車両ECU31の出力側には、エンジン5と、車両の変速及び前進後進の切り替えが可能な走行変速装置17と、ステアリングの回転を操作するステアリングモータ18と、ブレーキを調節するブレーキ機構19と、作業機昇降シリンダ41と、ヘッドライト9とが接続されており、入力側には、車両の左右方向を軸とする車体の傾きを検出する傾斜センサ14と、車両の速度を検出する車速センサ15と、車両の変速及び前進か後進かを検出する走行変速センサ15aと、ステアリングにかかる操舵力を検出するステアリングセンサ16と、が接続されている。また、ヘッドライト9はヘッドライト調節機構9aを備えており、ヘッドライト調節機構9aにより点灯・消灯の切り替え、ロービームとハイビームとの切り替えができるように構成されている。
したがって、車両ECU31は、傾斜センサ14が検出した車体の傾斜角度と、車速センサ15及び走行変速センサ15aが検出した作業車両1の進行方向(前進か後進か)及び走行速度と、ステアリングセンサ16が検出した作業車両1の走行方向の変化とを取得することができ、作業車両1のエンジン5を始動させたり、走行変速装置17に車両の変速や前進後進の切り替えをさせたり、ステアリングモータ18を駆動させて作業車両1の走行方向を変更させたり、ブレーキ機構19を伸縮させてブレーキを掛けたり、ヘッドライト9を点灯または消灯させたり、ロービームとハイビームとを切り替えたりすることができる。
また、傾斜センサ14は、所定の時間間隔で車体の傾斜角度を計測しており、したがって、車両ECU31は、単位時間当たりの傾斜変化量を算出して取得することができる。
自動運転ECU32は、演算処理をするCPUと、情報を一時的に保持する記憶装置と、情報を格納する記録装置と、無線通信可能な通信手段を備えており、記録装置には、圃場の地形データである地図情報23と、作業車両1が圃場をどのようなルートで走行するかが設定された予定走行経路24とが記録された圃場データベース22が格納されている。また、自動運転ECU32は、通信手段を介して携帯情報端末50と情報をやり取りすることができる。
自動運転ECU32の入力側には、GPS受信機2と、前方障害物センサ10と、後方障害物センサ11と、前方カメラ12及び後方カメラ13が撮影した映像をデータ化する映像処理部34とが接続されている。したがって、自動運転ECU32は、GPS受信機2から作業車両の位置情報を取得することができ、前方障害物センサ10により作業車両1の前方に障害物があるか否かを、後方障害物センサ11により作業車両1の後方に障害物があるか否かを、それぞれ認識することができ、前方カメラ12と後方カメラ13とが撮影して映像処理部34がデータ化した映像を取得して、記録装置に記録することができる。
また、自動運転ECU32は、前方障害物センサ10と、後方障害物センサ11とのそれぞれについて、障害物を検出する範囲を変更したり、センサの有効無効を切り替えたりすることができるように構成されている。
さらに、自動運転ECU32は、前方障害物センサ10又は後方障害物センサ11から障害物を検出した旨の信号を受け取ると、通信手段を介して携帯情報端末50にもその旨の信号を送るとともに、衝突回避制御として、車両ECU31に作業車両1を止めるように指令を出し、この指令を受け取った車両ECU31は、ブレーキ機構19を動かして作業車両1ブレーキをかけ作業車両1を停止させるように構成されている。したがって、自動運転ECU32は、作業車両1の進行方向に障害物があるとそれを検出して車両を停止させることができる。
また、車両ECU31は、走行変速センサ15aから作業車両1が前進しているのか後進しているのかを判断し、その旨の情報を自動運転ECU32に送り、自動運転ECU32は、車両ECU31から、作業車両1が前進している旨の情報を受け取ると、前方障害物センサ10を有効にするとともに後方障害物センサ11を無効にし、作業車両1が後進している旨の情報を受け取ると、前方障害物センサ10を無効にするとともに後方障害物センサ11を有効にするように構成されている。
したがって、作業車両1の前進中は、車両前方の障害物が検出可能であるとともに、車両後方で何らかの物体が後方障害物センサ11の検出範囲に入っても障害物として検出されることがなく、作業車両1の後進中は、車両後方の障害物が検出可能であるとともに、車両前方で何らかの物体が前方障害物センサ10の検出範囲に入っても障害物として検出されることがないので、進行方向に無い物体が障害物として検出され、作業車両1が停止することを防ぐことができる。
また、自動運転ECU32は、前方障害物センサ10障害物を検出した旨の信号を受け取ると、車両ECU31にヘッドライト9をハイビームで点灯させるように指令を出し、この指令を受け取った車両ECU31は、ヘッドライト9をヘッドライト調節機構9aによりハイビームに切り替え、前方障害物センサ10から障害物が検出されなくなった旨の信号を受け取ると、車両ECU31にハイビームになったヘッドライト9を元に戻すように指令を出し、この指令を受け取った車両ECU31は、ヘッドライト9の点灯をヘッドライト調節機構9aにより元に戻すように構成されている。
このように、作業車両1の前方で障害物を検出したときには、ヘッドライト9を点灯させてハイビームで照らすことにより、暗くなる時間帯や悪天候のときでも障害物を鮮明に前方カメラ12に捉えることができるので、使用者の作業車両1への監視をしやすくすることができる。
また、自動運転ECU32は、記録装置に格納されている圃場データベース22を参照して、そのデータベースに記録されている地図情報23とGPS受信機2から取得した位置情報とを比較することにより、圃場における自己位置を把握することができ、自己位置と予定走行経路24を比較することにより、作業車両1が予定走行経路24上を通るように作業車両1の走行速度及び走行方向を調節することができる。
図4は、図1の作業車両に取り付けられた前方障害物センサ10の障害物検出範囲20を示す説明図であり、図5(a)は、障害物検出範囲20の前面で障害物が検出された場合を示す説明図、図5(b)は、障害物検出範囲20の端で障害物が検出された場合を示す説明図である。
図4に示されるように、作業車両1は、作業車両1のボンネット7の前端部に設けられた前方障害物検出センサ10によって、作業車両1の前方に、放射状に広がる前方障害物検出範囲20に亘って障害物が検出できるように構成されている。この前方障害物検出範囲20は、車体左右方向の中央部から左右斜め方向に亘るものであり、一例として左右方向の45~60度に及ぶものとする。
前方障害物センサ10により障害物が検出されると、その時点で作業車両1にブレーキがかかるので、作業車両1は完全に停止するまで障害物を検出した位置から制動距離の分だけ前進することになる。図5(a)に示されるように、前方障害物検出範囲20の前端部まで距離を示す検出距離D1は、作業車両1が通常の作業時の速度で走行中に緊急停止しても、障害物との間で十分な制動距離が確保できるだけの距離が確保されており、障害物を検出した作業車両1は、障害物に衝突する前に安全に停止することが可能になっている。
また、図4に示されるように、前方障害物検出範囲20の左右幅Wは、作業車両1の左右幅よりわずかに広くなっている。したがって、例えば、図5(b)に示されるように、作業車両1が圃場60を畦61に沿って走行する際に、その前方の畦61の縁が、電柱62が設置されている部分だけ突き出て障害物になっているような場合でも、前方障害物検出センサ10の障害物検出範囲20に入り、障害物として検出されるので、作業車両1正面の左端又は右端が障害物と衝突する、いわゆるオフセット衝突を避けることもできる。
図6は、図1の作業車両に取り付けられた後方障害物センサ11の障害物検出範囲21を示す説明図である。
図6に示されるように、作業車両1は、作業車両1のキャビンルーフ8の後端部に設けられた後方障害物検出センサ12によって、作業車両1の後方に、放射状に広がる後方障害物検出範囲21に亘って障害物が検出可能となっている。この後方障害物検出範囲21は、車体左右方向の中央部から左右斜め方向に亘るものであり、一例として左右方向の45~60度に及ぶものとする。
また、後方障害物センサ11から作業機40の後端部までの距離D0の範囲は、後方障害物センサ11が障害物を検出しない非検出範囲になっており、後方障害物センサ11が作業機40を障害物として検出しないように構成されているので、作業機40を上方に動かしてその一部が後方障害物検出範囲21に入ったとしても、作業車両1が停止することがない。
後方障害物検出範囲21の後端部まで距離を示す検出距離D2は、作業車両1の後進速度に対して十分な制動距離が確保できるだけの長さになっており、障害物の検出に応じてブレーキがかかることで、障害物に衝突する前に作業車両1を停止することができるので、作業車両1は、障害物に衝突する前に走行を停止することができる。また、後方障害物検出範囲21の左右幅Wは、作業車両1の左右幅よりわずかに広くなっているので、作業車両1背面の左端又は右端が障害物と衝突する、いわゆるオフセット衝突を避けることもできる。
図7は、図4の前方障害物センサ10の前方障害物検出範囲20の変化を示す説明図であり、図8は、図6の後方障害物センサ11の後方障害物検出範囲21の変化を示す説明図である。
図7に示されるように、作業車両1が前進中に後輪4が凸部63に乗り上げて車体がα度前傾すると、それに伴い作業車両1のボンネット7の前端部に取り付けられた前方障害物センサ10の向きもα度傾くので、前方障害物検出範囲20が下方に振られる。このとき、傾斜センサ14が作業車両1の車体の傾斜を検出すると図3に示した制御部30が前方障害物検出センサ10に対し、前方障害物検出範囲20に圃場60の地面が入ることがないように前方障害物検出範囲20の検出距離をD1’に縮小させるので、作業車両1が前進中に前傾しても、地面を障害物と誤検知して走行を停止することが防止できる。
図8に示されるように、作業車両1が後進中に前輪3が凸部63に乗り上げて車体がβ度後傾すると、それに伴い作業車両1のキャビンルーフ8の後端部に取り付けられた後方障害物センサ11の向きもβ度傾くので、後方障害物検出範囲21が下方に振られる。このとき、傾斜センサ14が作業車両1の車体の傾斜を検出すると図3に示した制御部30が後方障害物センサ11に対し、後方障害物検出範囲21に圃場60の地面が入ることがないように障害物検出範囲21の検出距離をD2’に縮小させるので、作業車両1が後進中に後傾しても、地面を障害物と誤検出して走行の停止をすることが防止できる。
また、上述したように、作業車両1が前進中であるときは後方障害物センサ11が無効にされているので、作業車両1の前進中に前輪3が凸部63に乗り上げることで車体が後傾しても後方障害物センサ11が圃場60の地面を検出して作業車両1が走行を停止することがなく、作業車両1が後進中であるときは前方障害物センサ10が無効にされているので、作業車両1の前進中に後輪4が凸部63に乗り上げることで車体が前傾しても前方障害物センサ10が圃場60の地面を検出して作業車両1が走行を停止することがない。
したがって、作業車両1は、圃場60の凹凸を通過することにより車体が一時的に前傾や後傾をしても地面を障害物と誤検出することがなく、自律走行を継続させることができる。
さらに、図3に示した制御部30は、傾斜センサ14が車体の傾斜を検出しても、検出した傾斜角度の単位時間当たりの変化量が所定の閾値よりも小さい場合には、作業車両1が坂道のような斜面を有する道を走行していると判断して、前進中は前方障害物センサ10の前方障害物検出範囲20を縮小しないように、後進中は後方障害物センサ11の後方障害物検出範囲21を縮小しないように構成されている。
したがって、制御部30は圃場60の地面にある凹凸と斜面とを区別することができ、作業車両1が斜面を走行する場合には、平坦な道を走行する場合と同様の障害物の検出範囲を維持することができるので、作業車両1は斜面を障害物に衝突することなく安全に走行することができる。
図9は、図1の作業車両1を操作可能な携帯情報端末50の画面を示す模式図である。
図9に示されるように、携帯情報端末50は、タッチ操作可能な液晶画面51とスピーカー52とを備え、所定の無線通信手段(図示せず)により図1の作業車両と通信可能に構成されている。また、液晶画面51には、カメラ映像表示部53と、図4に示される前方障害物検出範囲20の検出距離及びその変化の様子をアイコンで表したインジケータ54と、圃場60の平面図を表示した圃場マップ55と、タッチ操作により作業車両1に指示を出すことができる操作ボタン56とが表示されている。
カメラ映像表示部53には、図1の前方カメラ12が撮影する映像、または図1の後方カメラ13が撮影する映像が表示されており、これらの映像はタップ操作によって切り替えられるように構成されている。したがって、使用者は、作業車両1に乗り込むことなく、携帯情報端末50の画面を通じて、走行している作業車両1の前後の様子を把握することができる。
インジケータ54は、図4に示される前方障害物検出範囲20の検出距離及び後方障害物検出範囲21の検出距離を、作業車両1を模したアイコンで表したものであり、各障害物センサの検出範囲がリアルタイムで反映されるように構成されている。液晶画面51にインジケータ54が表示されていることで、使用者は、各障害物センサの検出範囲とその変化を視覚的に把握することができる。
圃場マップ55には、圃場60における作業車両1の現在位置と、圃場60に関して設定された予定走行経路22とが表示されており、これにより使用者は、作業車両1が圃場60をどのような経路で進み、どの地点に来ているのかを携帯情報端末50を目視することにより把握することができる。
携帯情報端末50は、液晶画面51の画像が非表示であっても、作業車両1から障害物を検出した旨の信号、又は前方障害物検出範囲20若しくは後方障害物検出範囲21が縮小された旨の信号を受け取ると、液晶画面51の表示をオンにするとともに、前方障害物センサ10が障害物を検出した場合は前方カメラ12の撮影する映像が、後方障害物センサ11が障害物を検出した場合は後方カメラ13の撮影する映像が、いずれも一定時間、カメラ映像表示部53に表示されるように構成されている。また、このとき、スピーカー52から警告音を流して、液晶画面51に映像が表示されていることを使用者に報知するように構成されている。
したがって、使用者は、携帯情報端末50を持つことで、作業車両1が走行方向に障害物を検出して停止した場合、または作業車両1が凹凸に乗り上げるなどして傾斜し、一時的に障害物センサの検出範囲が縮小した場合に、作業車両1から離れた位置でもその車両の状況を確実に把握することができる。
また、携帯情報端末50に操作ボタン56があることで、使用者は、作業車両1に対して走行の停止、前進、後進、ホーン鳴らし、作業機40の昇降、ヘッドライト9のオンオフといった指示を遠隔的に送ることができるので、作業車両1を手動操作する必要がある場合でも、作業車両1に乗り込む必要がなく、使用者の手間を少なくすることができる。
図10は、図1の作業車両1が傾斜した場合の、前方障害物センサ10の前方障害物検出範囲20及び後方障害物センサ11の後方障害物検出範囲21の制御を示すフローチャートである。
図10に示されるように、制御部30により、走行変速センサ15aが取得した作業車両1の速度から、作業車両1が前進中であるか後進中であるかが判断される(ステップS1)。
作業車両1が前進中であって、車両が傾いた場合、傾斜センサ14が、車両が前傾したこと(ステップS2a)、及び、単位時間当たりの傾斜変化量が所定値を超えたこと(ステップS3a)を検出すると、制御部30が、前方障害物センサ10に対して障害物の検出範囲を縮小するように指令を出し、その指令を受け取った前方障害物センサ10は、前方障害物検出範囲20を縮小する(ステップS4a)。また、携帯情報端末50に対しては、前方障害物センサ10の障害物の検出範囲が縮小した旨を報知するよう指令を出し、この指令を受け取った携帯情報端末50は、スピーカー52から警告音(ブザー)を流すとともに、液晶画面51のインジケータ54(作業車両1のアイコン)に前方障害物検出範囲20の変化の様子を表示し(ステップS5a)、さらに、液晶画面51に、前方カメラ12が撮影する映像を一定時間表示する(ステップS6a)。
その後、傾斜センサ14が、単位時間当たりの傾斜変化量が所定値以下になったことを検出すると(ステップS7a)、制御部30が、前方障害物センサ10に対して障害物の検出範囲を元に戻すように指令を出し、その指令を受け取った前方障害物センサ10は、縮小させた前方障害物検出範囲20を元に戻す(ステップS8a)。
作業車両1が後進中であって、車両が傾いた場合、傾斜センサ14が、車両が後傾したこと(ステップS2b)、及び、単位時間当たりの傾斜変化量が所定値を超えたこと(ステップS3b)を検出すると、制御部30が、後方障害物センサ11に対して障害物の検出範囲を縮小するように指令を出し、その指令を受け取った後方障害物センサ11は、後方障害物検出範囲21を縮小する(ステップS4b)。また、携帯情報端末50に対しては、後方障害物センサ11の障害物の検出範囲が縮小した旨を報知するよう指令を出し、この指令を受け取った携帯情報端末50は、スピーカー52から警告音(ブザー)を流すとともに、液晶画面51のインジケータ54(作業車両1のアイコン)に後方障害物検出範囲21の変化の様子を表示し(ステップS5b)、さらに、液晶画面51に、後方カメラ13が撮影する映像を一定時間表示する(ステップS6b)。
その後、傾斜センサ14が、単位時間当たりの傾斜変化量が所定値以下になったことを検出すると(ステップS7b)、制御部30が、後方障害物センサ11に対して障害物の検出範囲を元に戻すように指令を出し、その指令を受け取った後方障害物センサ11は、縮小させた前方障害物検出範囲20を元に戻す(ステップS8b)。
このように、本発明の好ましい実施形態によれば、圃場60を自律走行する作業車両1は、前方障害物センサ10と後方障害物センサ11とを備えていることで、前進中及び後進中に障害物に衝突することがなく、安全に走行することができる。また、作業車両1が走行中に前傾姿勢になると、傾斜センサ14が車体の前傾を検出し、制御部30が前方障害物センサ10の前方障害物検出範囲20を縮小することにより、前方障害物検出範囲20に地面が入り障害物と誤検出され車両が停止することを抑制でき、作業車両が走行中に後傾姿勢になると、傾斜センサ14が車体の後傾を検出し、後方障害物センサ11の後方障害物検出範囲21を縮小することにより、後方障害物検出範囲21に地面が入り障害物と誤検出され車両が停止することを抑制できるので、作業車両1は圃場60の地面に凹凸があっても車両に自律走行を継続させることができる。
また、制御部30は、傾斜センサ14から車体の傾斜角度の単位時間あたりの変化量を取得できることにより、作業車両1が坂道などの傾きの変化が緩やかな斜面を走行する場合に、車両の傾斜を検出しても地面の凹凸による車両の一時的な傾斜と区別して、前方障害物センサ10の前方障害物検出範囲20と、後方障害物センサ11の後方障害物検出範囲21とを、いずれも縮小しないので、作業車両1は斜面を安全に走行することができる。
さらに、前方障害物センサ10の前方障害物検出範囲20、又は後方障害物センサ11の後方障害物検出範囲21が縮小しているときには、携帯情報端末50から警告音を発することで使用者の注意を惹くとともに、携帯情報端末50に障害物を検出する範囲が縮小している旨と、カメラが撮影した映像とを表示することで、使用者が作業車両の状況を監視しつつ作業車両の発進や走行停止を行えるので、作業車両1の遠隔的な監視と操作とを容易にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施態様につき説明を加えたが、本発明は以上の実施態様に限定されることなく特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、作業車両1の後部に取り付けられている作業機40は圃場60の土を耕す耕耘用ロータリであるが、必ずしも耕耘用ロータリである必要はなく、圃場60に肥料を散布する施肥機や、圃場60の雑草を刈り取る除草機でもよい。
また、制御部30は、作業車両1が斜面を走行しているとき、傾斜センサ14が車体の傾斜を検出しても、検出した傾斜の単位時間当たりの傾斜変化量が所定の閾値よりも小さい場合には、障害物センサの障害物検出範囲を縮小しないように構成されているが、障害物センサの障害物検出範囲を縮小しないようにするには、必ずしも検出した傾斜の単位時間当たりの傾斜変化量を測定する必要はなく、傾斜センサ14が検出した傾斜から作業車両1の現在位置での傾斜を差し引くようにして、斜面の傾斜が検出されないように構成してもよい。現在位置の傾斜は、記録装置に格納されている圃場データベース22の地図情報23から予定走行経路24の傾斜が取得されていれば、GPS受信機2から取得した作業車両1の現在位置と予定走行経路24上の位置を照らし合わせることで取得することができる。
1 作業車両
2 GPS受信機
3 前輪
4 後輪
5 エンジン
6 操縦部
7 フレーム
8 キャビンルーフ
9 ヘッドライト
9a ヘッドライト調節機構
10 前方障害物センサ
11 後方障害物センサ
12 前方カメラ
13 後方カメラ
14 傾斜センサ
15 車速センサ
15a 走行変速センサ
16 ステアリングセンサ
17 変速装置
18 ステアリングモータ
19 ブレーキ機構
20 前方障害物検出範囲
21 後方障害物検出範囲
22 圃場データベース
23 地図情報
24 予定走行経路
30 制御部
31 車両ECU
32 自動運転ECU
33 作業機ECU
34 映像処理部
40 作業機
41 作業機昇降シリンダ
42 リフトアーム
45 3点リンク機構
45a トップリンク
45b ロアリンク
46 耕耘爪
47 ロータリカバー
48 リヤカバー
49 耕深センサ
50 携帯情報端末
51 液晶画面
52 スピーカー
53 カメラ映像表示部
54 インジケータ
55 圃場マップ
56 操作ボタン
60 圃場
61 畦
62 電柱
63 凸部
70 GPS衛星

Claims (3)

  1. 車両の現在位置の情報を取得する測位装置と、車両の前方の障害物を検出する前方障害物センサと、車両の傾斜を検出する傾斜センサと、車両の自律走行を制御する制御部とを備え、前記制御部が、車両があらかじめ設定された走行経路を通るように、前記測位装置から取得した車両の現在位置の情報に応じて車両の走行方向及び走行速度を制御することにより自律走行しながら、前記前方障害物センサが障害物を検出すると障害物との接触を防止するように構成された作業車両であって、
    前記制御部は、前記傾斜センサの検出情報を取得して車両が前傾姿勢となったと判断すると、前記前方障害物センサの検出範囲を縮小し、
    前記傾斜センサから車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量を取得可能に構成され、
    前記傾斜センサから取得した車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量が所定の閾値を下回っていると判断すると、車両が前傾の姿勢となっても前記前方障害物センサの検出範囲を縮小しないように構成されていることを特徴とする作業車両。
  2. 車両の後方の障害物を検出する後方障害物センサを備え、自律走行しながら、前記後方障害物センサが障害物を検出すると障害物との接触を防止するように構成され、
    前記制御部は、前記傾斜センサの検出情報を取得して車両が後傾姿勢となったと判断すると、前記後方障害物センサの検出範囲を縮小し、
    前記傾斜センサから取得した車両の傾斜角度の単位時間あたりの変化量が所定の閾値を下回っていると判断すると、車両が後傾の姿勢となっても前記後方障害物センサの検出範囲を縮小しないように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 画面とスピーカーとを有し、前記制御部と通信可能な情報端末を備え、
    前記情報端末は、前記制御部に対し前記作業車両の発進または走行停止をするように指令を出すことができるように構成されるとともに、
    前記作業車両には、カメラが設けられており、
    前記制御部は、前記障害物センサの検出範囲を縮小する際に、前記情報端末に対し、前記画面に障害物の検出範囲を縮小している旨と、前記カメラが撮影している映像とを表示するよう指令を出すとともに、前記スピーカーから警告音を発するよう指令を出すことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
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