JP2022088140A - 搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】製品の効率的な取得を実現すること。【解決手段】搬送システム1は、板状のワークWから切り出された製品Prが載置され、少なくとも水平方向の一方向に移動可能な第1載置部14と、板状のワークWから切り出された特定品Spが載置され、第1載置部14よりも下方に設けられる第2載置部22aと、製品Prを第1載置部14に載置し、第1載置部14が退避された状態で特定品Spを第2載置部22aに載置する移載装置17と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送システムに関する。
従来、板材等のワークから製品を切り出す技術が知られている。かかる技術では、切断加工を行うレーザ加工機等の各種加工機によってワークが切断加工された後に、製品と残材とが分離される。特許文献1では、ワークの枠部及び枠部に連結される部分を含むスケルトン(残材の一つ)を把持するグリッパを用いて、製品と残材とを分離する技術が開示されている。
特許第6648765号公報
切断加工されたワークには、スケルトンとは異なる残材が存在する場合がある。スケルトンとは異なる残材は、スケルトンには連結されていないため、グリッパを用いた製品と残材との分離で取り除くことが困難である。スケルトンとは異なる残材を取り除く一つの手法としては、加工機による加工中に切り刻んでスラグとして除去することである。しかしながら、加工機は、スケルトンとは異なる残材をスラグとして除去する際に、スラグが飛散したり加工ツール等の隙間に入り込んだりして、動作を停止してしまう可能性がある。スケルトンとは異なる残材を取り除く他の手法としては、スケルトンとは異なる残材と製品とをジョイントを付けて繋いでおき、スケルトンが取り外された後に、ジョイントを除外してばらすことである。しかしながら、ジョイントを使用する場合は、スケルトンとは異なる残材と製品とをばらす手間や、ばらした後にジョイントの細かな部分を除去する手間、加工機による加工中等にジョイントが外れることによる動作の停止が発生する可能性がある。
本発明は、製品の効率的な取得を実現することが可能な搬送システムを提供する。
本発明の態様に係る搬送システムは、板状のワークから切り出された製品が載置され、少なくとも水平方向の一方向に移動可能な第1載置部と、板状のワークから切り出された特定品が載置され、第1載置部よりも下方に設けられる第2載置部と、製品を第1載置部に載置し、第1載置部が退避された状態で特定品を第2載置部に載置する移載装置と、を備える。
本発明の態様に係る搬送システムによれば、板状のワークから切り出された製品を第1載置部に載置する移載装置が、第1載置部が退避された状態で、板状のワークから切り出された特定品を、第1載置部よりも下方に設けられる第2載置部に載置するので、製品の効率的な取得を実現することができる。
また、上記態様の搬送システムにおいて、第2載置部が、移載装置の可動範囲外に設置された集積場所に特定品を搬出する搬出装置を備えてもよい。この態様によれば、移載装置の可動範囲外に設置された集積場所に特定品が搬出されるので、特定品を回収するユーザの安全を確保することができる。また、上記態様の搬送システムにおいて、搬出装置が、コンベア装置であってもよい。この態様によれば、既存の搬送システムに対して、第1載置部の下方に、コンベア装置を備える第2載置部を追加することで特定品を搬出するので、システム構成を大幅に変更させることなく、また、設置スペースを増大させることなく、特定品の搬出を実現することができる。また、上記態様の搬送システムにおいて、移載装置が、製品及び特定品を吸着する吸着部を備え、移載装置が、吸着部による吸着により製品を把持し、吸着部による吸着の解除により製品を第1載置部に載置し、吸着部による吸着により特定品を把持し、吸着部による吸着の解除により特定品を第2載置部に載置してもよい。この態様によれば、移載装置による製品の載置と同様の動作で特定品を第2載置部に載置するので、既存の搬送システムに対して新たに複雑な動作を組み込むことなく特定品の載置を実現することができる。また、上記態様の搬送システムにおいて、板状のワークが、枠部及び枠部に連結される部分を含む枠部材と、製品と、特定品とに切り分けられ、特定品が、枠部材とは異なる残材、又は製品とは異なる特定の製品として取り扱われてもよい。この態様によれば、残材としての特定品、又は特定の製品としての特定品の第2載置部への載置を容易に実現することができ、特定の製品としての特定品であれば、特急品等の製品として第2載置部への迅速な載置を実現できる。また、上記態様の搬送システムにおいて、特定品が、板状のワークから枠部材が取り除かれた状態において、製品の外周に接する箇所、又は製品の内側の箇所に存在してもよい。この態様によれば、枠部材が取り除かれた後に残る特定品がどのような箇所に存在していても、製品の効率的な取得を実現することができる。また、上記態様の搬送システムにおいて、加工前の板状のワークが載置され、第2載置部よりも上方に設けられ、少なくとも水平方向の一方向に移動可能な第3載置部を備え、移載装置が、第1載置部及び第3載置部が退避された状態で特定品を第2載置部に載置してもよい。この態様によれば、加工前の板状のワークを載置が載置される第3載置部を備える搬送システムにおいても、特定品を第2載置部に載置する仕組みを容易に実現できる。
実施形態に係る搬送システムの例を示す図である。 実施形態に係る搬送システムの例を示す図である。 実施形態に係る搬送システムの例を示す図である。 実施形態に係る加工後のワークの例を示す図である。 実施形態に係る第2載置部及び搬出装置の例を説明する図である。 実施形態に係る加工前のワークの移送例を説明する図である。 実施形態に係る加工前のワークの移送例を説明する図である。 実施形態に係る加工前のワークの移送例を説明する図である。 実施形態に係る特定品の搬出例を説明する図である。 実施形態に係る特定品の搬出例を説明する図である。 実施形態に係る特定品の搬出例を説明する図である。 実施形態に係る製品の移送例を説明する図である。 実施形態に係る製品の移送例を説明する図である。 実施形態に係る製品の移送例を説明する図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。本発明は、以下に説明する形態に限定されない。図面では、実施形態を説明するために、一部分を拡大、縮小、及び強調して記載する等、縮尺を適宜変更して表現する場合がある。各図においては、XYZ直交座標系を用いて図中の方向を説明する場合がある。XYZ直交座標系においては、鉛直方向をZ方向とし、水平方向をX方向、Y方向とする。また、各方向においては、矢印の向きを+側(例、+X側)と称し、矢印の向きとは反対側を-側(例、-X側)と称する。
図1~図3は、実施形態に係る搬送システムの例を示す図である。具体的には、図1は、搬送システムの上面図である。図2は、搬送システムのY方向の側面図である。図3は、搬送システムのX方向の側面図である。搬送システム1は、レーザ加工機2と、ステーション装置3と、ローダ装置4と、保管装置5とを有する。実施形態に係る搬送システム1では、レーザ加工機2に対して+X方向に、ステーション装置3、保管装置5(及びローダ装置4)が配置される。
保管装置5は、複数の保管棚11と、エレベータ12とを有する。複数の保管棚11は、鉛直方向(Z方向)に配列される。複数の保管棚11のそれぞれは、パレットを保管する。具体的には、複数の保管棚11には、素材パレット13と、製品パレット14とを保管可能である。エレベータ12は、複数の保管棚11のそれぞれに保管される各パレットを入れ替える。具体的には、エレベータ12は、複数の保管棚11の何れかからパレットを取り出して昇降させ、複数の保管棚11のうち、取り出した位置とは別の位置(空いている棚)に保管させる。
第3載置部13は、少なくとも水平方向の一方向(本実施形態ではY方向)に移動可能である。第3載置部13には、レーザ加工機2に搬入される加工前の板状のワークWが載置される。第3載置部13は、後述する第2載置部22aよりも上方に設けられる。第3載置部13は、「素材パレット」と呼ばれる場合がある。以下、第3載置部13を「素材パレット13」と記載する場合がある。ここで、加工後の板状のワークWは、スケルトンSk等の残材、製品Pr、及び特定品Sp(図5参照)を含む。例えば、スケルトンSkは、加工後の板状のワークWの枠部及び枠部に連結される部分を含む枠部材であり、残材として取り扱われる。例えば、製品Prは、板状のワークWから切り出され、製品として取り扱われる。例えば、特定品Spは、板状のワークWから切り出され、加工後の板状のワークWのうちスケルトンSk(枠部材)とは異なる残材、又は製品Prとは異なる特定の製品として取り扱われる。第1載置部14は、少なくとも水平方向の一方向(本実施形態ではY方向)に移動可能である。第1載置部14には、レーザ加工機2から搬出された加工後の板状のワークWのうち、製品Prが載置される。第1載置部14は、後述する第2載置部22aよりも上方に設けられる。第1載置部14は、「製品パレット」と呼ばれる場合がある。以下、第1載置部14を「製品パレット14」と記載する場合がある。なお、素材パレット13及び製品パレット14は、ローダ装置4に対して保管棚11が+X側に配置される場合、X方向に移動可能であってもよい。
ローダ装置4は、レール15と、レール15上を走行可能な走行台車16と、走行台車16に設けられた移載装置17とを有する。レール15は、素材パレット13や製品パレット14等のパレットの移動方向(Y方向)に延びている。また、走行台車16は、X方向に延びているレール18を有する。移載装置17は、レール18に取り付けられる。また、移載装置17は、レール18に沿って移動可能なX移動体19と、X移動体19に設けられたZ移動体20と、-Zの方向(下端)に設けられた吸着部21とを有する。これらにより、移載装置17は、レール15によりY方向に、レール18によりX方向に、Z移動体20によりZ方向に移動可能である。例えば、移載装置17は、可動範囲Ma(図1参照)を移動可能に設けられる。
吸着部21は、真空又は減圧等によって、加工前の板状のワークWと、加工後の板状のワークWのうち製品Pr及び特定品Spとを吸着により把持する。例えば、移載装置17は、後述する加工パレット24上に載置された製品Prを吸着部21による吸着により把持し、移動した後に、吸着部21による吸着の解除により製品Prを製品パレット14に載置する。また、移載装置17は、後述する加工パレット24上に載置された特定品Spを吸着部21による吸着により把持し、移動した後に、吸着部21による吸着の解除により特定品Spを後述する第2載置部22aに載置する。また、移載装置17は、素材パレット13上に載置された加工前の板状のワークWを吸着部21による吸着により把持し、移動した後に、吸着部21による吸着の解除により加工前の板状のワークWを加工パレット24に載置する。吸着部21の下面側には、複数の吸着パッドが設けられる。例えば、吸着パッドには、マルチパッド及びシングルパッドの少なくとも一方が設けられる。なお、吸着部21は、磁気等により吸着する構成とされてもよい。移載装置17を用いた加工前の板状のワークW、製品Pr、及び特定品Spの移載の詳細については後述する。なお、本実施形態において、移載装置17によって実行される製品Prや特定品Spを載置部に「載置する」動作は、載置部から近い位置で吸着を解除して載せ置くことを表すほかにも、載置部から遠い位置で吸着を解除して落とした結果、載せ置くことも含む。
また、搬送システム1は、板状のワークWから切り出された特定品Spが載置され、製品パレット14よりも下方に設けられる第2載置部22aを有する。第2載置部22aは、移載装置17の可動範囲Ma外に設置された集積場所である搬出BOX23に特定品Spを搬出する搬出装置22bを備える。搬出装置22bは、例えば、ベルトコンベア、又はローラコンベア等のコンベア構造を有するコンベア装置である。搬出装置22bの一部は、移載装置17の可動範囲Ma外まで延びており、特定品Spの集積場所である搬出BOX23に連係する。すなわち、本実施形態に係る搬送システム1において、搬出装置22bは、第2載置部22aに載置された特定品Spをコンベア構造により+Y方向に移送可能であり、移載装置17の可動範囲Ma外に配置された搬出BOX23に搬出する。
ステーション装置3には、加工パレット24が配置される。加工パレット24は、Z方向から見た平面形状が概ね矩形である。加工パレット24において、X方向における長さは、X方向に直交するY方向における長さよりも長い。加工パレット24は、支持プレート26(図9参照)を備える。複数の支持プレート26は、それぞれ板状であり、板状のワークWの下面と平行な所定方向(Y方向)に延びており、X方向に所定の間隔で並んでいる。複数の支持プレート26は、それぞれ、鋸歯状に形成された上端部を有する。複数の支持プレート26は、板状のワークWの下面を複数の点(鋸歯の先端)で支持する。
ステーション装置3は、加工パレット24の上方において、加工後の板状のワークWからスケルトンSk等の残材を把持して搬出するグリッパ装置(スケルトン搬出装置)を備える。グリッパ装置は、スケルトンSk、製品Pr、及び特定品Spを含む板状のワークWからスケルトンSkを除去する。グリッパ装置は、ローダ装置4とは別に設けられ、移載装置17によって製品Prや特定品Spが吸着されるよりも前に、加工後の板状のワークWからスケルトンSkを除去する。
グリッパ装置は、レーザ加工機2と、レーザ加工機2から退避した加工パレット24とが並ぶ方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に移動可能である。グリッパ装置は、ステーション装置3の本体部に支持され、本体部と一体的にY方向に移動可能である。グリッパ装置は、複数の把持部を備え、把持部により加工後の板状のワークWの外周を把持することで、枠部及び枠部に連結される部分を含むスケルトンSkを把持する。そして、グリッパ装置は、スケルトンSkを把持した状態で-Y方向に移動し、スケルトン排出場所25上で把持を解除してスケルトンSkを排出する。スケルトンSkが排出された後、支持プレート26には、製品Prと特定品Spとが残る状態になる。
レーザ加工機2は、加工パレット24に載置された加工前の板状のワークWに対してレーザ光を照射して、該ワークWにレーザ加工(切断加工)を施す。レーザ加工機2は、レーザヘッドと、ヘッド駆動部とを備える。レーザヘッドは、光ファイバ等の光伝送体を介してレーザ光源に接続され、下方にレーザ光を射出する。レーザ光源は、例えば、ファイバーレーザ等の個体レーザの光源である。これにより、炭酸ガスレーザ等に比べて熱密度の高いレーザ光が得られる。そのため、ファイバーレーザを用いたレーザ加工機2は、高速で切断加工を行うことが可能である。レーザ加工により板状のワークWと加工パレット24の支持プレート26とが溶着することがあるが、支持プレート26が板状のワークWを複数の点で支持するので、支持プレート26と板状のワークWとの溶着部を減らすことができる。
図4は、実施形態に係る加工後のワークの例を示す図である。図4に示すように、レーザ加工機2によるレーザ加工後の板状のワークWは、スケルトンSkと、製品Prと、特定品Spとに分けられる。上述したように、スケルトンSkは、ステーション装置3の位置において、グリッパ装置によって把持された後、スケルトン排出場所25に排出される。製品Prは、ステーション装置3において、移載装置17が備える吸着部21による吸着により把持された後、ローダ装置4の位置まで移送され、吸着部21による吸着の解除により製品パレット14に載置される。製品パレット14は、保管装置5の位置まで移動し、製品Prを保管棚11に保管させる。特定品Spは、板状のワークWのうちスケルトンSkとは異なる残材、又は製品Prとは異なる特定の製品として取り扱われる。例えば、特定品Spは、板状のワークWからスケルトンSkが取り除かれた状態において、製品Prの外周に接する箇所、又は製品Prの内側の箇所に存在する。特定品Spは、ステーション装置3の位置において、移載装置17が備える吸着部21による吸着により把持された後、ローダ装置4の位置まで移送され、吸着部21による吸着の解除により第2載置部22aに載置される。なお、実施形態に係る特定品Spの少なくとも一つを、スラグカットにより除去される残材として扱ってもよい。
図5は、実施形態に係る第2載置部及び搬出装置の例を説明する図である。上述したように、第2載置部22aは、素材パレット13及び製品パレット14よりも下方に設けられる。第2載置部22aには、移載装置17によって特定品Spが載置される。搬出装置22bは、コンベア構造を有するコンベア装置であり、第2載置部22aに載置された特定品Spを+Y方向に移送して搬出BOX23に搬出する。なお、特定品Spの搬出は、コンベア装置等の搬出装置22bに搬出されること限られず、移載装置17によって載置された特定品Spを+Y方向に移送して搬出BOX23に搬出可能な程度の傾斜や材料で構成された台により実現されてもよい。また、第2載置部22aは、移載装置17によって特定品Spが載置された後に、移載装置17の+Y方向の可動範囲Ma外(搬出BOX23が存在する位置)まで引き出し可能な箱であってもよい。
図6~図8は、実施形態に係る加工前のワークの移送例を説明する図である。図6に示すように、加工前の板状のワークWは、保管装置5内の保管棚11からの素材パレット13の+Y方向への移動により、移載装置17の可動範囲Ma内に配置される。このとき、製品パレット14は、保管装置5内の保管棚11に配置される。図7に示すように、移載装置17は、吸着部21による吸着により、下方に配置された素材パレット13に載置された板状のワークWを把持する。そして、移載装置17は、-X方向への移動により、ステーション装置3の加工パレット24上まで移動する。図8に示すように、移載装置17は、加工パレット24の位置まで下降したうえで、吸着部21による吸着の解除により、加工前の板状のワークWを支持プレート26に載置する。支持プレート26に載置された加工前の板状のワークWは、加工パレット24の-X方向への移動によりレーザ加工機2に搬入された後、レーザ加工機2によってレーザ加工が施される。
図9~図11は、実施形態に係る特定品の搬出例を説明する図である。図9~図11では、支持プレート26上に載置された加工後のワークWからグリッパ装置による把持によりスケルトンSkが除外された後、移載装置17が備える吸着部21による吸着により特定品Spが把持されて、第2載置部22aの上方まで移動してきた状態から説明する。図9に示すように、移載装置17によって第2載置部22aに特定品Spが載置される前に、素材パレット13及び製品パレット14は、-Y方向(保管装置5の方向)に退避する。図10に示すように、移載装置17は、素材パレット13及び製品パレット14が退避された状態で下降し、吸着部21による吸着を解除して、特定品Spを第2載置部22aに載置する。なお、素材パレット13及び製品パレット14は、保管棚11内まで退避されてよい。図11に示すように、搬出装置22bは、移載装置17によって第2載置部22aに載置された特定品Spを+Y方向に移送し、移載装置17の可動範囲Ma外に配置された搬出BOX23に搬出する。
図12~図14は、実施形態に係る製品の移送例を説明する図である。図12に示すように、移載装置17は、支持プレート26上に載置された製品Prを、吸着部21による吸着により把持する。その後、移載装置17は、+X方向への移動により製品パレット14の上方まで製品Prを移送する。図13に示すように、移載装置17は、製品パレット14の上方から下降し、吸着部21による吸着を解除することで、製品パレット14上に製品Prを載置する。図14に示すように、製品パレット14は、製品Prが載置された状態で-Y方向に移動する。これにより、製品パレット14は、保管装置5内の保管棚11に配置される。
上述したように、搬送システム1は、板状のワークWから切り出された製品Prが載置され、-Y方向に移動可能な製品パレット14と、板状のワークWから切り出された特定品Spが載置され、製品パレット14よりも下方に設けられる第2載置部22aと、製品Prを製品パレット14に載置し、製品パレット14が退避された状態で特定品Spを第2載置部22aに渡す移載装置17とを備えるので、製品の効率的な取得を実現することができる。例えば、従来技術では、特定品Spを取り除く手法として、加工機による加工中に切り刻んでスラグとして除去することがある。しかしながら、加工機は、特定品Spの箇所をスラグとして除去する際に、スラグが飛散したり加工ツール等の隙間に入り込んだりして、動作を停止してしまう可能性がある。また、従来技術では、特定品Spを取り除く他の手法として、特定品Spと製品Prとをジョイントを付けて繋いでおき、後の工程でジョイントを除外してばらすことがある。しかしながら、ジョイントを使用する場合は、特定品Spと製品Prとをばらす手間や、ばらした後にジョイントの細かな部分を除去する手間、加工機による加工中等にジョイントが外れることによる動作の停止が発生する可能性がある。実施形態に係る搬送システム1は、製品Prと特定品Spとがジョイント等により繋がれる形態と比較して、特定品Spを取り外す手間を削減することができるとともに、ジョイントが外れることによるシステムの停止を抑制することができる。この結果、実施形態に係る搬送システム1は、製品の効率的な取得を実現することができる。
また、搬送システム1は、移載装置17の可動範囲Ma外に設置された搬出BOX23に特定品Spを搬出する搬出装置22bを備え、搬出装置22bをコンベア装置として、第2載置部22a及び搬出装置22bを素材パレット13や製品パレット14の下方のスペースに配置するので、既存の搬送システムに対して、システム構成を大幅に変更させることなく、また、搬送システム1における設置スペースを増大させることなく、特定品Spの搬出を実現することができる。また、搬送システム1は、移載装置17の可動範囲Ma外に搬出BOX23を備え、搬出装置22bにより特定品Spを搬出BOX23に搬出させるので、搬送システム1のユーザの安全を確保しつつ特定品Spの搬出を実現することができる。また、搬送システム1は、製品Prを製品パレット14に載置する際の動作と同様に、移載装置17が特定品Spを吸着により把持し、吸着の解除により特定品Spを第2載置部22aに載置するので、既存の搬送システムに対して新たに複雑な動作を組み込むことなく特定品Spの搬出を実現することができる。また、搬送システム1は、スケルトンSkとは異なる残材、又は製品Prとは異なる特定の製品として特定品Spを取り扱うので、残材としての特定品Spの搬出を容易に実現することができるとともに、特急品等の特定品Spの迅速な搬出を実現することができる。また、搬送システム1は、第2載置部22aよりも上方に、素材パレット13及び製品パレット14を備え、素材パレット13及び製品パレット14が退避された状態で、移載装置17により特定品Spを第2載置部22aに載置するので、素材パレット13や製品パレット14を備える搬送システム1において、特定品Spを搬出する仕組み、構造を容易に実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは当業者において明らかである。実施形態では、製品Prを製品パレット14に載置し、特定品Spを第2載置部22aに載置する場合を例に挙げたが、これに限られない。例えば、製品Prを第2載置部22aに載置し、第2載置部22aに載置された製品Prを搬出装置22bにより搬出BOX23に搬出させてもよい。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。上述した実施形態等で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。また、上述した実施形態等で説明した要件は、適宜組み合わせることができる。また、本実施形態において示した各処理の実行順序は、前の処理の出力を後の処理で用いるものでない限り、任意の順序で実現可能である。また、上述した実施形態における動作に関して、便宜上「まず」、「次に」、「続いて」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須ではない。また、法令で許容される限りにおいて、上述した実施形態等で引用した全ての文献の開示を援用して本文の記載の一部とする。
1・・・搬送システム
2・・・レーザ加工機
3・・・ステーション装置
4・・・ローダ装置
5・・・保管装置
11・・・保管棚
12・・・エレベータ
13・・・素材パレット(第3載置部)
14・・・製品パレット(第1載置部)
15・・・レール
16・・・走行台車
17・・・移載装置
18・・・レール
19・・・X移動体
20・・・Z移動体
21・・・吸着部
22a・・・第2載置部
22b・・・搬出装置
23・・・搬出BOX
24・・・加工パレット
25・・・スケルトン排出場所
26・・・支持プレート
W・・・ワーク
Pr・・・製品
Sk・・・スケルトン
Sp・・・特定品

Claims (7)

  1. 板状のワークから切り出された製品が載置され、少なくとも水平方向の一方向に移動可能な第1載置部と、
    前記板状のワークから切り出された特定品が載置され、前記第1載置部よりも下方に設けられる第2載置部と、
    前記製品を前記第1載置部に載置し、前記第1載置部が退避された状態で前記特定品を前記第2載置部に載置する移載装置と、
    を備える搬送システム。
  2. 前記第2載置部は、前記移載装置の可動範囲外に設置された集積場所に前記特定品を搬出する搬出装置を備える、請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記搬出装置は、コンベア装置である、請求項2に記載の搬送システム。
  4. 前記移載装置は、前記製品及び前記特定品を吸着する吸着部を備え、
    前記移載装置は、前記吸着部による吸着により前記製品を把持し、前記吸着部による吸着の解除により前記製品を前記第1載置部に載置し、前記吸着部による吸着により前記特定品を把持し、前記吸着部による吸着の解除により前記特定品を前記第2載置部に載置する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の搬送システム。
  5. 前記板状のワークは、枠部及び前記枠部に連結される部分を含む枠部材と、前記製品と、前記特定品とに切り分けられ、
    前記特定品は、前記枠部材とは異なる残材、又は前記製品とは異なる特定の製品として取り扱われる、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の搬送システム。
  6. 前記特定品は、前記板状のワークから前記枠部材が取り除かれた状態において、前記製品の外周に接する箇所、又は前記製品の内側の箇所に存在する、請求項5に記載の搬送システム。
  7. 加工前の前記板状のワークが載置され、前記第2載置部よりも上方に設けられ、少なくとも水平方向の一方向に移動可能な第3載置部を備え、
    前記移載装置は、前記第1載置部及び前記第3載置部が退避された状態で前記特定品を前記第2載置部に載置する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の搬送システム。
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