JP2022087726A - 外面検査装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022087726000001
【課題】検査対象物を確実に一対のローラ間に供給できる外面検査装置を提供する。
【解決手段】外面検査装置は、一対のローラ2間に検査対象物1を供給する対象物供給部23と、ローラ2により回転する検査対象物1を観察する観察部3とを備える。対象物供給部23は、検査対象物1を受け取って一対のローラ2間に渡す受渡し部26を備える。受渡し部26は、側面27の一部を順次供給口24に対向させながら回転し得るように支持された回転体29と、側面27に設けられ、回転体29の回転によって上方を向いたときに供給口24から検査対象物1を受け取り、下方を向いたときに該検査対象物1を一対のローラ2間に渡す受渡し溝30とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、円筒状の検査対象物の外面を検査するのに適した外面検査装置に関する。
従来、円筒状の検査対象物を同一方向に回転される一対のローラの間に配置して回転させながらその外面を撮像し、検査対象物の表面における傷等の有無を検査する外面検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の装置では、検査対象物は、先端ほど下方に向かって傾斜した筒状体の内部を転動させることにより、一対のローラ間に供給される。筒状体の先端側の上部は、自重により下方に回動する回動板で構成される。これにより、筒状体の内部を先端に向かって転動する検査対象物は、回動板から受ける押圧力によって、転動速度が抑制されつつ、一対のローラ間に供給される。
また、特許文献1の装置では、一対のローラの一方を、他方に対して離隔させることにより、検査が終了した検査対象物を落下させ、落下してくる検査対象物を、良品導入部又は不良品導入部で受け取ることにより、良品と不良品とを振り分けるようにしている。
特開2018-17639号公報
しかしながら、上記特許文献1の装置によれば、筒状体の内部を先端に向かって転動する検査対象物の転動速度を、回動板から受ける押圧力によって抑制しつつ、検査対象物を一対のローラ間に供給している。このため、検査対象物が回動板に引っ掛かる等により、検査対象物を一対のローラ間へ確実に供給し得ないおそれがある。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、検査対象物を確実に一対のローラ間に供給できる外面検査装置を提供することにある。
本発明の外面検査装置は、
円筒状の検査対象物の外面を検査する外面検査装置であって、
前記検査対象物の最大直径よりも小さい距離を置いて平行に配置され、同一方向に回転される一対のローラと、
前記一対のローラ間に前記検査対象物を供給する対象物供給部と、
前記一対のローラ間に供給され、該一対のローラの回転により回転する前記検査対象物の表面を観察する観察部とを備え、
前記対象物供給部は、
複数の前記検査対象物を収納し、該検査対象物を供給口から供給する収納供給部と、
前記供給口から供給される前記検査対象物を受け取って前記一対のローラ間に渡す受渡し部とを備え、
前記受渡し部は、
円筒状の側面を有し、該側面の一部を順次前記供給口を塞ぐように該供給口に対向させながら回転軸線の周りで回転し得るように支持された回転体と、
前記側面において前記回転軸線に沿って設けられ、前記回転体の回転によって上方を向いたときに、前記供給口を経て供給される1本の前記検査対象物を受け取り、該回転によって下方を向いたときに、該受け取った検査対象物を前記一対のローラ間に渡す受渡し溝と、
前記回転体の回転中に該検査対象物が該受渡し溝から逸脱するのを防止する逸脱防止部材とを備えることを特徴とする。
本発明において、検査対象物の外面の検査は、検査対象物を、対象物供給部により一対のローラ間に供給し、検査対象物を一対のローラによって回転させ、この回転中に検査対象物の周面を観察部によって観察することにより行われる。
このとき、検査対象物は、対象物供給部の回転体の回転により受渡し溝が上方を向いたときに収納供給容器から1本が該受渡し溝に渡され、その後、回転体の回転により受渡し溝が下方を向いたときに該検査対象物が一対のローラ間に渡される。このとき、受渡し溝に対する検査対象物の授受は、検査対象物に働く重力を利用して容易に行うことができる。
したがって、本発明によれば、検査対象物を簡便な構成により確実に一対のローラ間に供給しながら、検査対象物の外面を検査することができる。
本発明において、前記収納供給部は、前記検査対象物を収納して流出させる収納容器を備え、
前記収納容器は、直方体状の形状を有し、長さ方向に傾斜して幅方向に水平となるように配置され、幅が前記検査対象物の長さに相当し、低い方の端部の開口から前記検査対象物を流出させるものであり、
前記収納供給部の前記供給口は、
前記収納容器から流出する前記検査対象物を順次一時的に貯留する貯留部と、
前記貯留部の下端に設けられ、長さが前記検査対象物の長さに相当し、幅が少なくとも1本以上の該検査対象物を前記回転体の前記側面に沿って周方向に並べた幅に相当し、該側面に対向する開口部とを備え、
前記開口部は、その長さ方向が前記回転体の受渡し溝と平行となるように、前記逸脱防止部材により構成されるのが好ましい。
これによれば、収納容器から貯留部及び受渡し溝を経て一対のローラ間に供給されるまでの間、検査対象物は、一定の姿勢を維持することができる。したがって、検査対象物の供給を、スムーズに行うことができる。また、逸脱防止部材により開口部が構成されるので、簡便に対象物供給部を構成することができる。
本発明において、
前記回転体を回転させるモータと、
前記モータを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記検査対象物が前記一対のローラ間に渡された後、前記回転体を、前記受渡し溝が前記供給口を一方向に横切って第1角度位置に位置するまで回転させる第1制御と、その後、該回転体を、該受渡し溝が該供給口を他方向に横切り、かつ該受渡し溝から別の前記検査対象物が該一対のローラ間に渡される第2角度位置に位置するまで回転させる第2制御とを繰り返すものであってもよい。
これによれば、受渡し溝は、検査対象物を供給口の開口部から受け取る機会を、第1制御において収納供給部の供給口を一方向に横切るとき、及び第2制御において該供給口を他方向に横切るときの2回与えられることになる。
すなわち、受渡し溝は、第1制御において検査対象物を受け取ることができなかった場合には、第2制御において検査対象物を受け取ることができれば、検査対象物の受取りという目的を達成し、その後の一対のローラ間への検査対象物の供給を支障なく行うことができる。したがって、第1制御及び第2制御を繰り返す毎に、検査対象物を1本ずつ確実に一対のローラ間に供給することができる。
本発明において、
前記一対のローラ上の前記検査対象物についての前記観察部による観察結果に基づいて該検査対象物の良否について複数段階の判定を行う良否判定部と、
一端が前記一対のローラの端部に位置し得るように配列され、前記良否判定部による判定が完了した前記検査対象物を、前記複数段階の判定結果に分類しつつ該一対のローラから受け取る分類毎の受取り部と、
前記良否判定部による判定結果に基づき、該判定結果に対応する前記受取り部の前記一端が前記一対のローラの前記端部に位置するように前記受取り部の前記配列を移動する受取部移動部と、
前記一対のローラ上の前記検査対象物を、該一対のローラの端部に前記一端が位置付けられた前記受取り部に移送するシリンダ部とを備えてもよい。
これによれば、良否判定部によって判定が行われる毎に、判定結果に対応する受取り部を一対のローラに対して受取部移動部により位置決めし、一対のローラ上の検査対象物をシリンダ部により該受取り部に移送することにより、複数段階の判定の結果に応じて、検査対象物を段階毎に分類することができる。
この場合、前記シリンダ部は、前記受渡し溝から前記一対のローラ間に渡された前記検査対象物を、該ローラに沿って移動させることにより前記観察部による観察位置に位置付けるものであってもよい。
これによれば、シリンダ部を、検査対象物の観察位置への移動と受取り部への移送とで共用し、外面検査装置を簡便に構成することができる。
本発明において、前記受渡し溝から前記一対のローラ間に前記検査対象物が渡されたことを検出するセンサを備えるのが好ましい。
これによれば、センサにより検査対象物が一対のローラ間に渡されたことが検出されたことに基づいて、直ちに検査対象物の観察を開始することができる。
本発明の一実施形態に係る外面検査装置の主要部を示す斜視図である。 図1の主要部における一対のローラ間に検査対象物を供給する対象物供給部の構成を示す簡易断面図である。 図1の外面検査装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図1の外面検査装置の制御部における回転体の駆動処理を示すフローチャートである。 図1の外面検査装置の制御部における検査対象物の検査処理を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る外面検査装置の主要部を示す。同図に示すように、この外面検査装置は、円筒状の検査対象物1の外面を検査するものである。検査対象物1としては、例えば、タップ用のブランクが該当する。
この外面検査装置は、検査対象物1の最大直径よりも小さい距離を置いて平行に配置され、同一方向に回転される一対のローラ2と、一対のローラ2間に供給され、一対のローラ2の回転により回転する検査対象物1の表面を観察する観察部3とを備える。観察部3は、ラインセンサカメラ4及び検査対象物1を照明する照明手段5を備える。
一対のローラ2は、モータ6により、モータ6の回転軸に設けられた第1ギア7、これと噛み合う第2ギア8、及び各ローラ2に設けられて第2ギア8と噛み合う第3ギア9を介して回転される。
この外面検査装置には、一対のローラ2上の検査対象物1の良否について複数段階の判定を行う良否判定部10(図3参照)と、良否判定部10による判定が完了した検査対象物1をその判定結果に応じて一対のローラ2から複数段階の判定結果に分類しつつ受け取る分類毎の受取り部11と、受取り部11の配列を移動する受取部移動部12と、一対のローラ2上の検査対象物1をローラ2に沿って押すシリンダ部13とを備える。
良否判定部10は、CPU、メモリ、プログラム、信号入出力部等を備え、外面検査装置の各部を制御する制御部14(図3参照)により構成される。良否判定部10が行う複数段階の判定としては、ここでは、「良」、「不良」、「中間」、及び「不能」の4段階の判定が採用される。「中間」は、「良」又は「不良」であると判定できず、検査員の目視による検査に委ねられる場合を意味する。「不能」とは、何らかの理由で観察部3による観察ができなかった場合を意味する。
受取り部11としては、上記「良」、「不良」、「中間」、及び「不能」に対応する4つの受取り部11に加え、予備として1つの受取り部11が用意される。予備の受取り部11は、例えば、現時点では想定できない判定の分類が生じた場合のために用いられる。
良否判定部10は、観察部3のラインセンサカメラ4により取得される撮像データを利用し、検査対象物1の周面に傷が存在するか否か等に基づき、検査対象物1の良否判定を行う。ラインセンサカメラ4による撮像は、一対のローラ2により、検査対象物1を少なくとも1回転させながら、全周にわたって行われる。
撮像データを利用した良否判定は、市販のソフトウェアを用いて行うことができる。その際に、「良」、「不良」、「中間」、及び「不能」と判定する際の判定閾値は、当該ソフトウェアにより任意に設定することができる。
各受取り部11は、ローラ2側の部分円筒状の半筒部15と、その後ろに続く完全円筒状の全筒部16とで構成される。各受取り部11は、半筒部15側から全筒部16側に向かって下方に傾斜するようにして、並列して配列される。一対のローラ2からの各受取り部11への検査対象物1の受渡しは、各受取り部11の半筒部15に対して行われる。
各全筒部16の下方側の端部には可撓性のパイプ17が接続される。パイプ17の反対側の端部は、対応する「良」、「不良」、「中間」、又は「不能」と判定された検査対象物1をそれぞれ収容するための容器に接続される。
各受取り部11は、一端が一対のローラ2の端部に位置し得るように配列される。この配列は、受取部移動部12により、各受取り部11に垂直かつ水平な移動方向に移動し得るように支持される。受取部移動部12は、受取り部11の配列を支持して上記移動方向に移動するスライダ18と、スライダ18を上記移動方向に案内して駆動するスライダ駆動部19とを備える。
シリンダ部13は、一対のローラ2上に供給された検査対象物1を押してローラ2に沿って移動させるロッド部20と、ロッド部20を支持して走行するスライダ21と、スライダ21をローラ2の長さ方向に案内して走行させるスライダ駆動部22とを備える。なお、図1では、一対のローラ2上に供給された状態の検査対象物1が示されている。
シリンダ部13は、一対のローラ2間に渡された検査対象物1を、ローラ2に沿って移動させ、観察部3による観察位置に位置付けるとともに、良否判定部10による判定が完了した検査対象物1を、一対のローラ2の端部に一端が位置付けられた受取り部11に受け取られるまで押して移動する機能を有する。
受取部移動部12は、良否判定部10による判定結果に基づき、該判定結果に対応する受取り部11の一端が一対のローラ2の端部に位置するように受取り部11の配列を移動する機能を有する。
図2は、図1における一対のローラ2間に検査対象物1を供給する対象物供給部23を示す。同図に示すように、対象物供給部23は、複数の検査対象物1を収納して下方に開口した供給口24から検査対象物1を検査対象物1に働く重力に基づいて供給する収納供給部25と、供給口24から供給される検査対象物1を1本ずつ受け取って一対のローラ2間に渡す受渡し部26とを備える。
受渡し部26は、円筒状の側面27の一部を順次供給口24を塞ぐように供給口24に対向させながら回転軸線28の周りで回転し得るように支持された回転体29と、側面27において回転軸線28に沿って設けられ、検査対象物1を一対のローラ2間に渡す受渡し溝30とを備える。
受渡し溝30は、回転体29の回転によって上方を向いたときに、供給口24を経て供給される1本の検査対象物1を受け取り、該回転によって下方を向いたときに、該受け取った検査対象物1を一対のローラ2間に渡す。
また、受渡し部26には、回転体29の回転中に検査対象物1が受渡し溝30から逸脱するのを防止する逸脱防止部材31が設けられる。逸脱防止部材31は、その円筒状の内面により回転体29の側面27を覆うように、外面検査装置のフレーム32に固定される。
逸脱防止部材31の最下部には、回転体29が後述する第2角度位置θ2に位置するときに、受渡し溝30内の検査対象物1がその姿勢を保持したまま支障なく一対のローラ2間に落下するように、スリット状開口部33が設けられる。
さらに、スリット状開口部33の下方には、スリット状開口部33を通過した検査対象物1がその姿勢を保持したまま一対のローラ2間に支障なく落下するように案内する案内部材34が設けられる。案内部材34には、検査対象物1が通過したことを検出するセンサ35が設けられる。
収納供給部25は、検査対象物1を収納して流出させる収納容器36を備える。収納容器36は、直方体状の形状を有し、幅が検査対象物1の長さに相当し、長さ方向に傾斜して幅方向に水平となるように配置される。そして、低い方の端部の開口から検査対象物1を流出させる。
収納供給部25の供給口24は、収納容器36から流出する検査対象物1を順次一時的に貯留する貯留部37と、貯留部37の下端に設けられ、長さが検査対象物1の長さに相当し、幅が少なくとも1本以上の検査対象物1を回転体29の側面27に沿って周方向に並べた幅に相当し、側面27に対向する開口部38とを備える。開口部38は、その長さ方向が回転体29の受渡し溝30と平行となるように構成される。
回転体29の回転は、制御部14により制御されるモータ39によって行われる。すなわち、制御部14は、検査対象物1が一対のローラ2間に渡された後、回転体29を、受渡し溝30が供給口24を一方向(図2の場合、反時計回り)に横切って第1角度位置θ1に位置するまで回転させる第1制御を行う。
この後、制御部14は、回転体29を、受渡し溝30が供給口24を他方向に横切り、かつ受渡し溝30から別の検査対象物1が一対のローラ2間に渡される第2角度位置に位置するまで回転させる第2制御を行う。制御部14は、この第1制御及び第2制御を繰り返すことにより、検査対象物1を1本ずつ一対のローラ2間に供給する。
図3は、制御部14の構成を示す。同図に示すように、制御部14は、ラインセンサカメラ4から撮像データを取得する画像取得部40を備える。良否判定部10は、画像取得部40が取得する検査対象物1の撮像データに基づいて上述の良否判定を行う。制御部14は、この良否判定に同期して、モータ6、39、スライダ駆動部19、22等の制御を行う。
図4は、制御部14における回転体29の駆動処理を示す。この処理を開始する前には、収納容器36には、検査対象物1が収納され、収納容器36の低い方の端部の開口から、検査対象物1が供給口24に流出している状態となっている。流出した検査対象物1のうちの一部が供給口24の開口部38に侵入し、5、6本の検査対象物1が回転体29の側面27に接触している状態となっている。
図4の処理を開始すると、制御部14は、ステップS1において、回転体29を、受渡し溝30が供給口24を一方向に横切って第1角度位置θ1に位置するまで回転させる第1制御を行う。このとき、受渡し溝30が供給口24を横切る際に、開口部38に侵入している検査対象物1のうちの1本が受渡し溝30に落下し、受渡し溝30に渡される。
次に、ステップS2において、初回の検査対象物1についての検査か否かを判定する。初回の検査対象物1についての検査ではないと判定した場合には、ステップS3において、前回の検査対象物1について、制御部14の良否判定部10による良否判定(後述する図5の処理)が終了するのを待機する。この良否判定が終了したと判定した場合、又はステップS2において初回の検査対象物1についての検査であると判定した場合には、ステップS4において、回転体29を第2角度位置θ2に位置付ける。
これにより、受渡し溝30内の検査対象物1が落下し、スリット状開口部33及び案内部材34を経て一対のローラ2間に渡される。
このとき、制御部14は、案内部材34に設けられたセンサ35により、案内部材34を検査対象物1が通過したことを認識することができる。以上のステップS1~S4の処理が、ステップS5において終了であると判定されるまで繰り返される。
図5は、制御部14における検査対象物1の検査処理を示す。この処理を開始すると、制御部14は、まず、ステップS11において、検査対象物1が一対のローラ2間に供給されるのを待機する。ここで、検査対象物1が供給されたことは、図4の処理のステップS4で検査対象物1が案内部材34を通過したことをセンサ35が検出したことに基づいて判定される。
検査対象物1が一対のローラ2間に供給されると、ステップS12において、シリンダ部13のスライダ駆動部22により、待機位置に位置するスライダ21を駆動し、ロッド部20によりその検査対象物1を押して、観察部3による観察位置に位置付ける。なお、この位置付け後、スライダ21を、ロッド部20の先端部が観察の妨げにならない程度だけ後退させる。
次に、ステップS13において、モータ6を駆動して一対のローラ2を同一方向に回転させながら、かつ照明手段5により検査対象物1を照明しながら、ラインセンサカメラ4により、検査対象物1を撮像する。
次に、ステップS14において、ステップ13での撮像結果に基づき、検査対象物1の良否を判定する。この判定は、上述のように、通常は「良」、「不良」、「中間」、及び「不能」の4段階で行われる。
次に、ステップS15において、ステップ14での判定結果に基づき、受取部移動部12により受取り部11の配列を移動し、該判定結果に対応する受取り部11の端部を一対のローラ2の端部に位置付ける。
次に、ステップS16において、シリンダ部13のスライダ駆動部22によりスライダ21を駆動し、ロッド部20により、良否が判定された検査対象物1を押して、対応する受取り部11に受け渡す。渡された検査対象物1は、該受取り部11に接続された可撓性のパイプ17を通り、対応する「良」、「不良」、「中間」、又は「不能」用の容器に送られる。
次に、ステップS17において、シリンダ部13のスライダ駆動部22によりスライダ21を駆動し、待機位置に戻す。以上のステップS11~S17の処理が、ステップS18において終了であると判定されるまで繰り返される。
以上のように、本実施形態によれば、検査対象物1は、1本ずつ対象物供給部23の回転体29の受渡し溝30を介して一対のローラ2間に渡される。その際に、受渡し溝30に対する検査対象物1の授受は、検査対象物1に働く重力を利用して容易に行われる。このため、簡便な構成により、検査対象物1を確実に一対のローラ2間に供給することができる。
また、対象物供給部23では、収納容器36から貯留部37及び受渡し溝30を経て一対のローラ2間に供給されるまでの間、検査対象物1は、一定の姿勢に維持される。このため、検査対象物1の供給を、スムーズに行うことができる。また、逸脱防止部材31により開口部38が構成されるので、簡便に対象物供給部23を構成することができる。
また、受渡し溝30は、検査対象物1を供給口24の開口部38から受け取る機会を、収納供給部25の供給口24を一方向及び他方向に横切るときの2回与えられる。したがって、検査対象物1をより確実に一対のローラ2間に供給することができる。
また、良否判定部10によって判定が行われる毎に、判定結果に対応する受取り部11が一対のローラ2に対して位置決めされ、一対のローラ2上の検査対象物1がその受取り部11に移送される。したがって、良否判定部10による複数段階の判定結果に応じ、検査対象物1を段階毎に分類することができる。
また、シリンダ部13は、検査対象物1の観察位置への移動と、受取り部11への移送とで共用されるので、外面検査装置を簡便に構成することができる。
また、受渡し溝30から一対のローラ2間に検査対象物1が渡されたことを検出するセンサ35を備えるので、検査対象物1が一対のローラ2間に渡された時点で直ちに検査対象物1の観察を開始することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、受渡し部26の回転体29は、完全な円筒状のものでなく、部分円筒状のものであってもよい。すなわち、側面に受渡し溝30を有し、目的とする受渡し溝30の機能を発揮できるように回転し得るものであればよい。
また、制御部14は、回転体29を一方向及び他方向に回転させる代わりに、一方向にのみ回転させるものであってもよい。例えば、回転体29の側面27に受渡し溝30を所定角度毎に設け、所定角度づつ回転させながら各受渡し溝30により検査対象物1を供給口24の開口部38から順次受け取り、一対のローラ2間に順次渡すようにしてもよい。
また、観察部3は、検査対象物1の外面を、ラインセンサカメラ4によらず、他の電磁波による観察手段を用いて観察するものであってもよい。
1…検査対象物、2…ローラ、3…観察部、4…ラインセンサカメラ、5…照明手段、6…モータ、7…第1ギア、8…第2ギア、9…第3ギア、10…良否判定部、11…受取り部、12…受取部移動部、13…シリンダ部、14…制御部、15…半筒部、16…全筒部、17…パイプ、18…スライダ、19…スライダ駆動部、20…ロッド部、21…スライダ、22…スライダ駆動部、23…対象物供給部、24…供給口、25…収納供給部、26…受渡し部、27…側面、28…回転軸線、29…回転体、30…受渡し溝、31…逸脱防止部材、32…フレーム、33…スリット状開口部、34…案内部材、35…センサ、36…収納容器、37…貯留部、38…開口部、39…モータ、40…画像取得部。

Claims (6)

  1. 円筒状の検査対象物の外面を検査する外面検査装置であって、
    前記検査対象物の最大直径よりも小さい距離を置いて平行に配置され、同一方向に回転される一対のローラと、
    前記一対のローラ間に前記検査対象物を供給する対象物供給部と、
    前記一対のローラ間に供給され、該一対のローラの回転により回転する前記検査対象物の表面を観察する観察部とを備え、
    前記対象物供給部は、
    複数の前記検査対象物を収納し、供給口から該検査対象物を供給する収納供給部と、
    前記供給口から供給される前記検査対象物を受け取って前記一対のローラ間に渡す受渡し部とを備え、
    前記受渡し部は、
    円筒状の側面を有し、該側面の一部を順次前記供給口を塞ぐように該供給口に対向させながら回転軸線の周りで回転し得るように支持された回転体と、
    前記側面において前記回転軸線に沿って設けられ、前記回転体の回転によって上方を向いたときに、前記供給口を経て供給される1本の前記検査対象物を受け取り、該回転によって下方を向いたときに、該受け取った検査対象物を前記一対のローラ間に渡す受渡し溝と、
    前記回転体の回転中に該検査対象物が該受渡し溝から逸脱するのを防止する逸脱防止部材とを備えることを特徴とする外面検査装置。
  2. 前記収納供給部は、前記検査対象物を収納して流出させる収納容器を備え、
    前記収納容器は、直方体状の形状を有し、幅が前記検査対象物の長さに相当し、長さ方向に傾斜して幅方向に水平となるように配置され、低い方の端部の開口から前記検査対象物を流出させるものであり、
    前記収納供給部の前記供給口は、
    前記収納容器から流出する前記検査対象物を順次一時的に貯留する貯留部と、
    前記貯留部の下端に設けられ、長さが前記検査対象物の長さに相当し、幅が少なくとも1本以上の該検査対象物を前記回転体の前記側面に沿って周方向に並べた幅に相当し、該側面に対向する開口部とを備え、
    前記開口部は、その長さ方向が前記回転体の受渡し溝と平行となるように、前記逸脱防止部材により構成されることを特徴とする請求項1に記載の外面検査装置。
  3. 前記回転体を回転させるモータと、
    前記モータを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記検査対象物が前記一対のローラ間に渡された後、前記回転体を、前記受渡し溝が前記供給口を一方向に横切って第1角度位置に位置するまで回転させる第1制御と、その後、該回転体を、該受渡し溝が該供給口を他方向に横切り、かつ該受渡し溝から別の前記検査対象物が該一対のローラ間に渡される第2角度位置に位置するまで回転させる第2制御とを繰り返すものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の外面検査装置。
  4. 前記一対のローラ上の前記検査対象物についての前記観察部による観察結果に基づいて該検査対象物の良否について複数段階の判定を行う良否判定部と、
    一端が前記一対のローラの端部に位置し得るように配列され、前記良否判定部による判定が完了した前記検査対象物を、前記複数段階の判定結果に分類しつつ該一対のローラから受け取る分類毎の受取り部と、
    前記良否判定部による判定結果に基づき、該判定結果に対応する前記受取り部の前記一端が前記一対のローラの前記端部に位置するように前記受取り部の前記配列を移動する受取部移動部と、
    前記一対のローラ上の前記検査対象物を該一対のローラの端部に前記一端が位置付けられた前記受取り部に移送するシリンダ部とを備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の外面検査装置。
  5. 前記シリンダ部は、前記受渡し溝から前記一対のローラ間に渡された前記検査対象物を、該ローラに沿って移動させることにより前記観察部による観察位置に位置付けるものであることを特徴とする請求項4に記載の外面検査装置。
  6. 前記受渡し溝から前記一対のローラ間に前記検査対象物が渡されたことを検出するセンサを備えることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の外面検査装置。
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