JP2022085395A - 記録ヘッド位置調整機構、記録ヘッドモジュール、及び、画像形成装置 - Google Patents

記録ヘッド位置調整機構、記録ヘッドモジュール、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2022085395000001
【課題】装置が複雑化することなく、記録ヘッドから吐出される液滴の方向を簡単に調整することができるようにする。
【解決手段】液滴を吐出する記録ヘッド10の位置を調整する記録ヘッド位置調整機構であって、記録ヘッド10の上方を支持する第1、第2上溝付コロ21Aa、21Ba(上方支持部)と、記録ヘッド10の下方を支持する第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bb(下方支持部)と、を具備した支持部材19、20が設けられている。また、第1、第2上溝付コロ21Aa、21Baによって支持された部分Wを支点にして記録ヘッド10の下方を回転させることで、記録ヘッド10から液滴が吐出される方向(吐出角β)を調整する吐出角調整機構56、57が設けられている。
【選択図】図10

Description

この発明は、液滴を吐出する記録ヘッドの位置を調整する記録ヘッド位置調整機構と、それを備えた記録ヘッドモジュールと画像形成装置と、に関するものである。
従来から、インクジェットプリンタなどの画像形成装置において、良好な画像を形成することを目的として、記録ヘッドの位置を調整する技術が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、画像形成装置では、搬送手段によって搬送されるシートに対向するように複数色の記録ヘッド(印字モジュール)が配列されている。そして、搬送されるシートに向けて、複数色の記録ヘッドからそれぞれ液滴が吐出されて、シート上に所望のカラー画像が形成される。
一方、特許文献1には、記録ヘッドをドラム上に高精度に配置することを目的として、記録ヘッドの角度を調整する角度調整機構を設ける技術が開示されている。
従来の記録ヘッド位置調整機構は、記録ヘッドから吐出される液滴の吐出方向がばらついてしまい、良好な画像を安定的に形成することができなかった。
これに対して、特許文献1の技術を応用して、記録ヘッドの角度を調整する角度調整機構を設ける方策が考えられる。しかし、特許文献1に開示された角度調整機構は構成が複雑であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が複雑化することなく、記録ヘッドから吐出される液滴の方向を簡単に調整することができる、記録ヘッド位置調整機構、記録ヘッドモジュール、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における記録ヘッド位置調整機構は、液滴を吐出する記録ヘッドの位置を調整する記録ヘッド位置調整機構であって、前記記録ヘッドの上方を支持する上方支持部と、前記記録ヘッドの下方を支持する下方支持部と、を具備した支持部材と、前記上方支持部によって支持された部分を支点にして前記記録ヘッドの下方を回転させることで、前記記録ヘッドから液滴が吐出される方向を調整する吐出角調整機構と、を備えたものである。
本発明によれば、装置が複雑化することなく、記録ヘッドから吐出される液滴の方向を簡単に調整することができる、記録ヘッド位置調整機構、記録ヘッドモジュール、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 記録ヘッドが支持部材に懸架された状態を示す概略図である。 記録ヘッドが第1、第2支持部材に支持された状態を示す上面図である。 記録ヘッド位置調整機構の要部を示す、(A)側面図と、(B)正面図と、(C)上面図と、である。 溝付コロと溝付レールとを示す図である。 変形例としての、4つのアレイ式の記録ヘッドが配列された状態を示す上面図である。 吐出角調整機構を示す概略図である。 別の吐出角調整機構を示す概略図である。 図8の吐出角調整機構の上面を示す図である。 記録ヘッドの吐出角が調整される動作を示す図である。 (A)第1支持部材を示す図と、(B)第2支持部材を示す図と、である。 搬送ドラムに対する複数の記録ヘッドの配列を示す概略図である。 変形例としての、記録ヘッドの吐出角が調整される動作を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置1の全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのインクジェットプリンタ、2はシートPを搬送する搬送ドラム、3は印刷前のシートPが積載された給紙カセット、5は搬送ドラム2上でシートPを把持するクリッパ、を示す。
また、6は搬送ドラム2からシートPを分離する分離部材、7は搬送ドラム2から分離されたシートPを搬送する搬送ベルト、8は印刷後のシートPが排紙・積載される排紙トレイ、を示す。
10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2はインクジェット方式により印字・印画するための画像形成部がユニット化された記録ヘッド(印字モジュール)、19、20は記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2を支持(懸架)する支持部材、30は支持部材19、20を保持するためのベースフレーム、を示す。
ここで、本実施の形態における画像形成装置1は、カラー画像を形成するためのものであって、図1に示すように、黒色用の記録ヘッド10Kと、カラー用の3色(イエロー、マゼンタ、シアン)の記録ヘッド10Y、10M、10Cと、コーティング用(特殊色用)の2色の記録ヘッド10S1、10S2と、が設置されている。これらの6つの記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2は、搬送ドラム2に対向して、搬送ドラム2の回転方向に沿うように並設されている。換言すると、複数の前記記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2と、後述する複数の記録ヘッド位置調整機構と、が長手方向(図1の紙面垂直方向である。)に交差する方向(又は、シートPの搬送方向)に沿って放射状に並設されている。
なお、6つの記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2は、印刷に用いられるインクの色(種類)が異なる以外はほぼ同一構造であるため、図2、図3では、記録ヘッド10に付した符号のアルファベット(Y、M、C、K、S1、S2)を除して図示する。
また、図2では、記録ヘッド10の理解を容易とするために、実線で示す記録ヘッド10を傾斜していない状態で図示しているが、実際には図1(又は図12)に示すように、6つの記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2は、いずれも傾斜した状態で設置されている。
図2に示すように、記録ヘッド10は、その主部が圧電アクチュエータやサーマルアクチュエータなどで構成されていて、液滴としてのインクを吐出するノズル10aや、インクが充填されたインクタンク10bや、制御基板(制御部)などが設けられている。
図1を参照して、画像形成装置1の動作について簡単に説明する。
まず、パソコンなどから画像形成装置1の制御部に画像情報とともにプリント指令が入力されると、給紙ローラによって給紙カセット3からシートPが給送される。給紙カセット3から給送されたシートPは、搬送ローラ4によって、搬送ドラム2に向けて搬送される。他方、各色の記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2では、入力された画像情報に基づいて各色の書込み情報に変換される。
そして、搬送ドラム2に搬送されたシートPは、クリッパ5に把持された状態で搬送ドラム2上に位置決めされて、搬送ドラム2の反時計方向に回転に沿うように搬送される。
そして、搬送ドラム2の回転によって図1の矢印方向に搬送されるシートP上に、各色の記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2から書込み情報に基づいて液滴としてのインクが順次吹き付けられて、シートP上に所望の画像が形成される。
その後、所望の画像が形成されたシートPは、分離部材6によって搬送ドラム2から分離される。そして、搬送ドラム2から分離されたシートPは、搬送ベルト7によって搬送されて、排紙トレイ8上に排出されることになる。
以下、このように構成された画像形成装置1において、インク(液滴)を吐出する記録ヘッド10の位置を調整する記録ヘッド位置調整機構について詳述する。
本実施の形態における記録ヘッド調整機構は、記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2の長手方向の傾きα(図3参照)を調整する傾き調整部材50(傾き調整機構)と、記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2(ノズル10a)から液滴が吐出される方向(吐出角βであって、図10参照)を調整する吐出角調整機構56、57と、で構成されている。
図2~図4等に示すように、画像形成装置1には、記録ヘッド10を所定方向(+Y方向である。)に引出し可能に支持する支持部材19、20が設けられている。
すなわち、記録ヘッド10は、画像形成装置1に対して、+Y方向に引出したり-Y方向に装着したり、着脱可能(交換可能)に設置されている。そして、記録ヘッド10は、インクタンク10bに貯留されたインクが空になると、既設のものが引出されて、新品のものが装着されて交換されることになる。
ここで、記録ヘッド位置調整機構には、記録ヘッド10の長手方向一端側(第1所定位置)を支持する第1支持部材19と、記録ヘッド10の長手方向他端側(第1所定位置とは異なる第2所定位置)を支持する第2支持部材20と、が設置されている。
なお、記録ヘッド10は、長手方向(図3において白矢印で示すシートPの搬送方向に略直交する方向であって、±Y方向である。)を着脱方向として着脱可能に設置されている。
詳しくは、支持部材19、20は、記録ヘッド10を略水平方向に挟むように記録ヘッド10の両側に対となって配置されている。そして、本実施の形態において、支持部材は、図3等に示すように、記録ヘッド10の長手方向一端側(装着方向奥側)を支持する第1支持部材19と、記録ヘッド10の長手方向他端側(装着方向手前側)を支持する第2支持部材20と、に分割されている。すなわち、記録ヘッド10は、長手方向一端側の両側が挟まれるように一対の第1支持部材19(一端側第1支持部21Aa、21Abと一端側第2支持部22Aとである。)によって支持され、長手方向他端側の両側が挟まれるように一対の第2支持部材20(他端側第1支持部21Ba、21Bbと他端側第2支持部22Bとである。)によって支持されている。
また、図3等を参照して、第1支持部材19には、記録ヘッド10の長手方向一端側であって短手方向一端側を支持する(嵌合して支持する)一端側第1支持部としての2つの第1溝付コロ21Aa、21Abと、記録ヘッド10の長手方向一端側であって短手方向他端側を移動可能に支持する一端側第2支持部としての2つの第1円柱状コロ22Aと、が設けられている。第1支持部材19は、画像形成装置1(側方フレーム31)に固定して設けられていて、後述する吐出角調整機構57が設置されている。
同様に、第2支持部材20には、記録ヘッド10の長手方向他端側であって短手方向一端側を支持する(嵌合して支持する)他端側第1支持部としての2つの第2溝付コロ21Ba、21Bbと、記録ヘッド10の長手方向他端側であって短手方向他端側を移動可能に支持する他端側第2支持部としての2つの第2円柱状コロ22Bと、が設けられている。第2支持部材20には、後述する傾き調整部材50や吐出角調整機構56が設置されている。
詳しくは、記録ヘッド10には、短手方向(長手方向に直交する方向であって、シートPの搬送方向に略一致する方向である。)の一端側に第1滑動部としての2つの溝付レール11a、11bが上下に離れた位置に形成され、短手方向の他端側に第2滑動部としての1つの平面状レール12が形成されている。図2等に示すように、溝付レール11a、11bは、案内面にV字状の突起が形成されたものであり、平面状レール12は、案内面が平面状に形成されたものである。これらのレール11a、11b、12は、着脱方向(±Y方向)に延在するように形成されている。
また、第1、第2溝付コロ21Aa、21Ab、21Ba、21Bbは、その外周面にV字状の溝が形成されたものであって、第1、第2支持部材19、20に回転可能に軸支されている。また、第1、第2円柱状コロ22A、22Bは、その外周面が円状に形成されたものであって、第1、第2支持部材19、20に回転可能に軸支されている。
そして、上下に配置された2つの第1溝付コロ21Aa、21Ab(一端側第1支持部)は、記録ヘッド10において上下に配置された2つの溝付レール11a、11b(第1滑動部)にそれぞれ嵌合して、2つの第1円柱状コロ22A(一端側第2支持部)は、記録ヘッド10の平面状レール12(第2滑動部)を上下から挟むように当接することになる。詳しくは、第1回転体としての第1溝付コロ21Aa、21Ab(一端側第1支持部)は、記録ヘッド10の溝付レール11a、11b(第1滑動部)に対して短手方向(長手方向に交差する方向)への移動を規制された状態で、溝付レール11a、11bを記録ヘッド10の長手方向へと滑動可能に支持する。また、第2回転体としての第1円柱状コロ22A(一端側第2支持部)は、記録ヘッド10の平面状レール12(第2滑動部)を記録ヘッド10の長手方向へと滑動可能に支持する。また、第2回転体としての第1円柱状コロ22A(一端側第2支持部)は、第2滑動部としての平面状レール12を記録ヘッド10の短手方向へとスライド可能に支持する。
同様に、上下に配置された2つの第2溝付コロ21Ba、21Bb(他端側第1支持部)は、記録ヘッド10において上下に配置された2つの溝付レール11a、11bにそれぞれ嵌合して、第2円柱状コロ22B(他端側第2支持部)は、記録ヘッド10の平面状レール12(第2滑動部)を上下から挟むように当接することになる。詳しくは、第3回転体としての第2溝付コロ21Ba、21Bb(他端側第1支持部)は、記録ヘッド10の溝付レール11a、11b(第1滑動部)に対して短手方向(長手方向に交差する方向)への移動を規制された状態で、溝付レール11を記録ヘッド10の長手方向へと滑動可能に支持する。また、第4回転体としての第2円柱状コロ22B(他端側第2支持部)は、記録ヘッド10の平面状レール12(第2滑動部)を記録ヘッド10の長手方向へと滑動可能に支持する。また、第4回転体としての第2円柱状コロ22B(他端側第2支持部)は、第2滑動部としての平面状レール12を記録ヘッド10の短手方向へとスライド可能に支持する。
そして、レール11a、11b、12上をコロ21Aa、21Ab、21Ba、21Bb、22A、21B、22Bが回転しながら相対的に移動することで記録ヘッド10が±Y方向に着脱されることになる。
なお、上述した4つの溝付コロ21Aa、21Ab、21Ba、21Bbは、記録ヘッド10の上方を支持する上方支持部(第1上溝付コロ21Aaと第2上溝付コロ21Baとである。)と、記録ヘッド10の下方を支持する下方支持部(第1下溝付コロ21Abと第2下溝付コロ21Bbとである。)と、に分類されるが、これについては後で詳しく説明する。
このように構成することにより、記録ヘッド10は、V字溝を有する溝付コロ21Aa、21Ab、21Ba、21Bbによって±X方向の位置が規制されながら、画像形成装置1に対して着脱されることになる。そのため、記録ヘッド10が着脱時に他の部材に干渉して損傷するような不具合が生じることなく、記録ヘッド10の着脱操作をスムーズにおこなうことができる。すなわち、溝付コロ21Aa、21Ab、21Ba、21Bbは、記録ヘッド10の位置決め部材として機能するとともに、記録ヘッド10の着脱操作を促す部材としても機能することになる。
なお、本実施の形態では、溝付コロ21Aa、21Ab、21Ba、21BbにV字溝を設けて、溝付レール11a、11bにV字突起を設けて、これらを係合させることで、±X方向の位置を規制するように構成した。しかし、溝付コロ21Aa、21Ab、21Ba、21Bbに設ける溝の形状や、溝付レール11a、11bに設ける突起の形状は、そのような機能を満足するものであればよくて、V字に限定されることなく、例えば、W字であっても良いし、V字をさらに複数並べたものであっても良い。
ここで、図2、図3等を参照して、本実施の形態において、第1支持部材19は、記録ヘッド10に隣接する他の記録ヘッド10を支持するために、一端側第1支持部としての第1溝付コロ21Aa、21Abが設けられた部分の反対側に第1円柱状コロ22Aが設けられている。
同様に、第2支持部材20は、記録ヘッド10に隣接する他の記録ヘッド10を支持するために、他端側第1支持部としての第2溝付コロ21Ba、21Bbが設けられた部分の反対側に第2円柱状コロ22B設けられている。
このように構成することにより、画像形成装置1において、複数の記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2を、シートPの搬送方向に沿ってコンパクトに着脱可能に設置することができる。
なお、図4(A)に示すように、本実施の形態において、第1支持部材19は、画像形成装置1の天井部に設置されたベースフレーム30に接続された側方フレーム31に固設されている。すなわち、第1支持部材19は、画像形成装置1において固定して設けられている(固定された位置に設置されている)。
これに対して、第2支持部材20は、ベースフレーム30に接続された側方フレーム32に対して、短手方向(図4(A)の紙面垂直方向であって、図4(C)の両矢印方向である。)にスライド移動可能に設置されている。すなわち、第2支持部材20は、画像形成装置1においてスライド移動可能に保持されている。
特に、本実施の形態において、第2支持部材20は、記録ヘッド10に隣接する他の記録ヘッド10を支持するために、第2溝付コロ21Ba、21Bb(他端側第1支持部)が設けられた部分の反対側に、第2円柱状コロ22B(他端側第2支持部)が、第2溝付コロ21Ba、21Bbの移動(スライド移動)に連動しないように固定されている。
具体的に、図3、図4(C)、図11に示すように、第2溝付コロ21Ba、21Bbは、側方フレーム32に対してスライド移動可能に設置された第2支持部材20の主部に、直接的に設置されている。これに対して、第2円柱状コロ22Bは、第2支持部材20の主部には直接的に設置されておらず、側方フレーム32に固定して設置されている。すなわち、第2支持部材20は、第2溝付コロ21Ba、21Bbが設けられた部分と、第2円柱状コロ22Bが設けられた部分と、に分割された2体構造体となっている。このような構成により、後述する記録ヘッド10の傾き調整時に、第2溝付コロ21Ba、21Bbが設置された第2支持部材20の主部がスライド移動しても、そのスライド移動に連動して第2円柱状コロ22Bが移動しないことになる。
このように構成した理由は、図12を参照して、記録ヘッド10(10Y)の長手方向の傾きα(図3参照)を後述する傾き調整部材50によって図12の白矢印方向にスライド移動させたときに、隣接する記録ヘッド10(10S1)が図12の矢印方向に回転して、液滴の吐出方向(吐出角βであって、図10参照)が変化してしまうことがあるためである。傾き調整部材50によって第2溝付コロ21Ba、21Bbを記録ヘッド10とともにスライド移動させたときに、そのスライド移動に連動して第2円柱状コロ22Bもスライド移動してしまうと、それにより隣接する記録ヘッド10が第2円柱状コロ22Bから力を受けて図12の矢印方向に回転してしまう。これに対して、本実施の形態では、第2円柱状コロ22Bが第2溝付コロ21Ba、21Bbのスライド移動に連動しないように構成しているため、そのような不具合の発生が軽減されることになる。
ここで、図3、図4等を参照して、本実施の形態における画像形成装置1(記録ヘッド位置調整機構)には、第1支持部材19に対して第2支持部材20を長手方向に交差する方向(シートPが搬送される方向であって、短手方向である。)に移動させることで、記録ヘッド10の長手方向の傾きを調整する傾き調整部材50(傾き調整機構)が設けられている。
詳しくは、傾き調整部材50は、第2溝付コロ21Ba、21Bb(他端側第1支持部)を短手方向(交差する方向)に移動することで、記録ヘッド10の長手方向他端側であって短手方向一端側を第2溝付コロ21Ba、21Bbの移動に追従して移動させ、かつ、記録ヘッド10を長手方向一端側(第1溝付コロ21Aa、21Abの位置である。)を中心に回動させて、記録ヘッド10の長手方向の傾きを調整するものである。
具体的に、傾き調整部材50は、偏心軸50aを有するツマミ部材(回転部材)であって、その外周面が側方フレーム32(図4(A)、(B)参照)に両矢印方向に回転可能に保持されている。傾き調整部材50は、その外周面(軸方向の一部である。)が側方フレーム32に形成された円形穴部に嵌合して、その偏心軸50aが第2支持部材20に固定されるように接合されている。また、傾き調整部材50は、その偏心軸50aの外周部が、第2支持部材20に形成された長穴20a(上下方向を長手方向とする長穴である。)に摺接可能に設置されている。
このような構成により、傾き調整部材50が図4(A)の両矢印方向に手動回転されることで、第2支持部材20が図4(A)の紙面垂直方向(短手方向)にスライド移動することになる。これにより、記録ヘッド10は、第2支持部材20の溝付コロ21Ba、21Bbに引っ張られるように、長手方向一端側を中心に図3の破線両矢印方向に回転することになる。そして、記録ヘッド10の長手方向の傾きα(シートPの搬送方向に対する直角度)が調整されることになる。このとき、記録ヘッド10の短手方向他端側は、平面状レール12が円柱状コロ22A、22B上を滑るように移動することになるため、上述した記録ヘッド10の回転が妨げられることはない。また、同様の理由で、1つの記録ヘッド10の回転(傾き補正)をおこなっても、隣接する記録ヘッド10が回転されることはなく、隣接する記録ヘッド10の位置(傾き)に影響することはない。
そして、そのように記録ヘッド10の位置(傾き)が精度良く調整されることで、位置ズレのない良好な画像をシートP上に形成することができる。
なお、上述したような記録ヘッド10の傾きを調整するときには、図4(A)、(B)に示す固定部材55の螺合が一時的に解除される。固定部材55は、側方フレーム32を介して第2支持部材20に形成された雌ネジ部に螺合することで、側方フレーム32(画像形成装置1)に対して第2支持部材20を固定するためのネジ部材である。
したがって、傾き調整部材50による第2支持部材20のスライド移動(記録ヘッド10の傾き)が調整された後に固定部材55が螺合されて、第2支持部材20が調整後の位置に固定されることになる。
このように、本実施の形態における記録ヘッド位置調整機構は、記録ヘッド10の長手方向サイズに合わせた大型の支持部材を回転させることで記録ヘッド10の位置(傾き)を調整するのではなくて、長手方向に分割された一方の支持部材(第1支持部材19)を固定したまま、他方の支持部材(第2支持部材20)のみを傾き調整部材50によってスライド移動させることで、記録ヘッド10の位置(傾き)を調整している。したがって、装置が大型化することなく、記録ヘッド10の位置(傾き)を簡単に調整することができる。
なお、本実施の形態における第1支持部材19と第2支持部材20とは、別体の部品として製造され、いずれも本体部分がアルミダイカストによって製造されたものである。特に、第2支持部材20の主要部(コロ21Ba、21Bb、22Bなどを除く筐体部分である。)をアルミニウムで形成することで、第2支持部材20が軽量化されて、傾き調整部材50の手動操作による第2支持部材20の移動が容易になる。
また、本実施の形態では、先に図3等を用いて説明したように、記録ヘッド10は、溝付レール11a、11bが第1、第2溝付コロ21Aa、21Ab、21Ba、21Bbに嵌合して、平面状レール12が第1、第2円柱状コロ22A、22Bを滑動可能に形成されていているため、上述した傾き調整部材50の操作による回転移動が妨げられることなく、記録ヘッド10が複数の21Aa、21Ab、21Ba、21Bb、22A、22Bによってバランス良く支持されることになる。
また、複数のコロ21Aa、21Ab、21Ba、21Bbは、長手方向一端側の短手方向一端側、長手方向一端側の短手方向他端側、長手方向他端側の短手方向一端側、長手方向他端側の短手方向他端側の4箇所にバランス良く配置されているため、装置が小型化されることになる。
ここで、図5を参照して、溝付コロ21a(21Aa、21Ab、21Ba、21Bb)と溝付レール11a(11a、11b)との嵌合状態について説明する。
V字状の溝が形成された溝付コロ21aは、2つの円錐を小径側の先端を合わせたような形状であって、図5(C)に示すように、V字状の突起が形成された溝付レール11aに対して線接触している。そのため、図5(A)に示すように、記録ヘッド10が長手方向に対して傾斜して、溝付コロ21aに対して溝付レール11aが相対的に傾斜しても、その線接触した状態はほとんど変化しない。そのため、溝付コロ21aに対して溝付レール11aが浮くようなことはない。すなわち、記録ヘッド10の傾斜方向の姿勢に関わらず、記録ヘッド10は4つのコロ21aによって浮きなく支持されることになる。
ここで、本実施の形態において、第2支持部材20と傾き調整部材50とは、記録ヘッド10の装着方向の手前側に対応する位置に設置されている。
具体的に、記録ヘッド10は、画像形成装置1の装着方向手前側に設置された開閉ドアを開けた状態で、操作者によって、装着方向手前側から取り出されたり、装着方向奥側に向けて装着されたりする。そして、傾き調整部材50は、その開閉ドアを開けた状態で、操作者の側に露呈するように配置されている。また、第2支持部材20は画像形成装置1の装着方向手前側に設置されて、第1支持部材19は画像形成装置1の装着方向奥側に設置されている。
このような構成により、操作者は、本体ドアを開放した状態で、傾き調整部材50を操作して、記録ヘッド10の傾き調整をスムーズにおこなうことができる。
なお、図6は、変形例として、4つのアレイ式の記録ヘッド10Y、10M、10C、10Kが白矢印で示すシート搬送方向に配列された状態を上方から示している。
図6に示すアレイ式の記録ヘッド10Y、10M、10C、10Kは、1つの記録ヘッドに複数のヘッド110(図6の例では11個のヘッド110である。)が並設されている点が、シート幅以上の幅の1つのヘッドからなる単一式の6つの記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2を用いた本実施の形態のものと異なる。
このようにアレイ式の記録ヘッド10Y、10M、10C、10Kに対しても、本実施の形態のものと同様の記録ヘッド位置調整機構を用いることで、装置が大型化することなく、記録ヘッド10Y、10M、10C、10Kの位置を簡単に調整することができる。
具体的に、図6は、4つの記録ヘッド10Y、10M、10C、10Kのうち、マゼンタ用の記録ヘッド10Mを傾き調整部材50によって反時計方向に回転調整して、黒色用の記録ヘッド10Kを傾き調整部材50によって時計方向に回転調整している状態を示している。
ここで、本実施の形態における記録ヘッド位置調整機構には、先に説明したように、記録ヘッド10の上方を支持する上方支持部(第1上溝付コロ21Aaと第2上溝付コロ21Baとである。)と、記録ヘッド10の下方を支持する下方支持部(第1下溝付コロ21Abと第2下溝付コロ21Bbとである。)と、を具備した支持部材(第1支持部材19と、第2支持部材20と、である。)が設けられている。
そして、本実施の形態における記録ヘッド位置調整機構には、先に説明した傾き調整部材50(傾き調整機構)とは別に、記録ヘッド10(ノズル10a)から液滴が吐出される方向(吐出角βであって、図10参照)を調整する吐出角調整機構56、57が設けられている。この吐出角調整機構56、57は、記録ヘッド10を長手方向に交差する方向(シートPの搬送方向に略一致する方向であって、短手方向である。)に移動させて、第1、第2上溝付コロ21Aa、21Ba(上方支持部)によって支持された部分W(図10参照)を支点にして記録ヘッド10の下方を回転させることで、記録ヘッド10から液滴が吐出される方向(吐出角β)を調整するものである。換言すると、記録ヘッド10は、吐出角βの調整時に、吐出角調整機構56、57によって、第1、第2上溝付コロ21Aa、21Ba(上方支持部)のV溝を支点として、長手方向の軸を中心に回転されることになる。
なお、吐出角調整機構56、57による吐出角βの調整は、搬送ドラム2の表面(又は、シートPの搬送面)に対する、記録ヘッド10から液滴が吐出される方向の調整とも言える。
このような吐出角調整機構56、57を設けた理由は、先に図12を用いて説明したように、記録ヘッド10(10Y)の長手方向の傾きα(図3参照)を傾き調整部材50によって図12の色矢印方向にスライド移動させたときに、隣接する記録ヘッド10(10S1)の吐出角βが変化してしまうことがあるためである。
ここで、図10を参照して、記録ヘッド10の吐出角βは、搬送ドラム2の表面(又は、シートPの搬送面)に対して直交した狙いの角度を0度として、その狙いの角度に対する傾斜角度である。吐出角βが0度であるときにはシートP上に真直ぐ(垂直)に液滴が吐出されることになるため、良好な画像が形成される。これに対して、吐出角βが大きくなるほど、シートP上に斜めに液滴が吐出されることになるため、良好な画像が形成されにくくなる。
そのため、傾き調整部材50による複数の記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2のすべての傾きαの調整が終了した後に(固定部材55による固定が終了した後に)、すべての記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2に対して吐出角調整機構56、57による吐出角βの調整がおこなわれることになる。
詳しくは、図10等を参照して、本実施の形態において、吐出角調整機構56、57(特に、後述する調整コロ56a、57aである。)は、第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bb(下方支持部)の近傍に設置されている。具体的に、吐出角調整機構56、57は、調整コロ56a、57aによって、記録ヘッド10の下方の溝付レール11bを押動可能に構成されている。
これにより、記録ヘッド10を第1、第2上溝付コロ21Aa、21Ba(上方支持部)によって支持された部分W(図10参照)を支点にして効率的に回転させて、吐出角βを効率的に調整することができる。
なお、本実施の形態では、上述した支持部分Wを中心にした記録ヘッド10の回転がスムーズにおこなわれるように、第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bb(下方支持部)を図10の左右方向に移動可能に支持部材19、20に設置したり、第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bb(下方支持部)と溝付レール11bとの間に図10の左右方向のあそび(1~3mm程度のガタである。)を設けたりすることが好ましい。
また、図10、図11等を参照して、本実施の形態において、吐出角調整機構56、57は、第1支持部材19と第2支持部材20とにそれぞれ設置されている。
そして、第1支持部材19に設置された吐出角調整機構57と、第2支持部材20に設置された吐出角調整機構56と、はそれぞれ独立して調整可能に構成されている。
このように構成することで、長手方向の長さが長い記録ヘッド10であっても、長手方向の位置差や捻れなどを生じさせることなく、記録ヘッド10の吐出角βを長手方向にわたって均一に狙いの値に調整することが可能になる。
なお、本実施の形態では、第1支持部材19に設置された吐出角調整機構57(図8、図9参照)と、第2支持部材20に設置された吐出角調整機構56(図7参照)と、が異なる構成のものとなっている。
そして、第1支持部材19に設置された吐出角調整機構57の操作部としての偏心軸57bが、前記第1支持部材19の天井部(又は、底部)に突出するように配置されている。これに対して、第2支持部材20に設置された吐出角調整機構56の操作部としての戻しネジ56b、押付けネジ56cは、第2支持部材20の装着方向手前側に突出するように配置されている。
このような構成により、操作者は、本体ドアを開放した状態で、装着方向手前側から戻しネジ56bや押付けネジ56cを操作して第2支持部材20の吐出角調整機構56による調整をおこなうことになる。また、操作者は、第1支持部材19の天井部(又は、底部)に向けて装着方向奥側に手を差し入れて、偏心軸57bを操作して第1支持部材19の吐出角調整機構57による調整をおこなうことになる。このように構成することで、記録ヘッド10の吐出角βの調整をスムーズにおこなうことができる。
さらに具体的に、図7を用いて、第2支持部材20に設置された吐出角調整機構56について詳述する。
図7に示すように、吐出角調整機構56は、押動部材としての調整コロ56a、操作部としての戻しネジ56b、操作部としての押付けネジ56c、クサビ状部材56d(付勢部材)、押え部材56f、などで構成されている。
押動部材としての調整コロ56aは、記録ヘッド10の下方の溝付レール11bに当接するように配置されている。調整コロ56aは、その両端の軸部56a1が第2支持部材20の溝部20xにそれぞれルーズに保持されている。この溝部20xは、第2支持部材20における調整コロ56aの位置(図7(A)の上下方向や左右方向の位置である。)を定めるためのものである。また、調整コロ56aの両端の軸部56a1は、付勢部材としてのクサビ状部材56dの傾斜面に当接している。
操作部としての戻しネジ56bは、クサビ状部材56dに形成された雌ネジ部に螺合して、そのネジ効果によってクサビ状部材56dを図7(B)の両矢印方向に移動させるためのものである。
操作部としての押付けネジ56cは、第2支持部材20の雌ネジ部に螺合するとともに、クサビ状部材56dに当接してクサビ状部材56dの図7の左右方向の位置を定めるためのものである。
クサビ状部材56dは、第2支持部材20の空洞部において図7の左右方向に移動可能に設置されて、調整コロ56aを図7(B)の上方(溝付レール11bを押動する方向である。)に押動可能に構成されている。
押え部材56fは、調整コロ56aが図7(B)の上方に無制限に移動して第2支持部材20から脱落しないように、調整コロ56aの軸部56a1に接触可能な規制部材である。
このように構成された吐出角調整機構56は、溝付レール11bを図7(B)の上方へ押動するときに、次のように操作されて動作する。
まず、戻しネジ56bが回転操作されて、戻しネジ56bとクサビ状部材56d(雌ネジ部)との螺合が緩められる。その後、押付けネジ56cが回転操作されて、クサビ状部材56dが図7の右方に押動されて、クサビ状部材56dによって調整コロ56aが図7(B)の上方に移動する。これにより、記録ヘッド10が第2上溝付コロ21Ba(上方支持部)によって支持された部分W(図10参照)を支点にして正方向に回転する。そして、吐出角βが狙いのものに調整されたところで、戻しネジ56bが回転操作されて締め込まれて、クサビ状部材56dに押付けネジ56cと逆方向の力が作用して、クサビ状部材56d(調整コロ56a)の位置が定まる(固定される)。
これに対して、吐出角調整機構56は、溝付レール11bを図7(B)の下方に移動するときに、次のように操作されて動作する。
まず、押付けネジ56cが回転操作されて、押付けネジ56cとクサビ状部材56dとの接触が解除される。その後、戻しネジ56bを回転操作して締め込むと、クサビ状部材56dが図7の左方に移動して、調整コロ56aに作用する記録ヘッド10の重力(後で詳しく説明する。)によって、クサビ状部材56dの傾斜面に沿うように調整コロ56aが図7(B)の下方に移動する。これにより、記録ヘッド10が第2上溝付コロ21Ba(上方支持部)によって支持された部分W(図10参照)を支点にして逆方向に回転する。そして、吐出角βが狙いのものに調整されたところで、押付けネジ56cが回転操作されて締め込まれて、クサビ状部材56dに戻しネジ56bと逆方向の力が作用して、クサビ状部材56d(調整コロ56a)の位置が定まる(固定される)。
次に、図8、図9を用いて、第1支持部材19に設置された吐出角調整機構57について詳述する。
図8、図9に示すように、吐出角調整機構57は、押動部材としての調整コロ57a、操作部としての偏心軸57b、偏心軸57bの回転方向の姿勢を固定するための固定板57c、固定ネジ90、などで構成されている。
押動部材としての調整コロ57aは、記録ヘッド10の下方の溝付レール11bに当接するように配置されている。調整コロ57aは、その両端の偏心軸57bが第1支持部材19に回転可能に支持されている。
操作部としての偏心軸57bは、第1支持部材19の空洞部において図8(B)の上下方向に延びるように内設されている。偏心軸57bは、その一部に大径部が形成されていて、この大径部が第1支持部材19の空洞部の内壁面に当接することで、第1支持部材19における調整コロ57aの上下方向の位置が定められている。
そして、操作部としての偏心軸57bが図8(A)の両矢印方向に回転操作されることで、調整コロ57aが図8の左右方向に移動することになる。
そして、図9を参照して、偏心軸57b(調整コロ57a)の回転方向の姿勢が定められると、偏心軸57bの先端(第1支持部材19の天井部から突出する部分である。)に形成された多角形状のフライス部57b1に嵌合するように、固定板57cが第1支持部材19にネジ90(固定板57cの長穴57c1を介して第1支持部材19の雌ネジ部に螺合される。)によって固定されることになる。
このように構成された吐出角調整機構57は、溝付レール11bを図8(B)の左方へ押動するときに、次のように操作されて動作する。
まず、偏心軸57bが回転操作されて、調整コロ57aの長径側が図8(B)の左方に回転移動する。これにより、調整コロ57aによって溝付レール11bが押動されて、記録ヘッド10が第1上溝付コロ21Aa(上方支持部)によって支持された部分W(図10参照)を支点にして正方向に回転する。そして、吐出角βが狙いのものに調整されたところで、偏心軸57bのフライス部57b1に固定板57cが嵌合されて、固定板57cが第1支持部材19にネジ90によって固定される。
これに対して、吐出角調整機構56は、溝付レール11bを図8(B)の右方に移動するときに、次のように操作されて動作する。
まず、偏心軸57bが回転操作されて、調整コロ57aの長径側が図8(B)の右方に回転移動する。これにより、記録ヘッド10の重力(後で詳しく説明する。)によって、調整コロ57aに追従するように溝付レール11bが図8(B)の右方に移動して、記録ヘッド10が第1上溝付コロ21Aa(上方支持部)によって支持された部分W(図10参照)を支点にして逆方向に回転する。そして、吐出角βが狙いのものに調整されたところで、偏心軸57bのフライス部57b1に固定板57cが嵌合されて、固定板57cが第1支持部材19にネジ90によって固定される。
ここで、本実施の形態では、先に図7、図8等を用いて説明した記録ヘッド10の「重力」を調整コロ57aに作用させるために、記録ヘッド10を真直ぐ(水平面に対して垂直)に設置するのではなくて、図12に示すように記録ヘッド10を傾斜して設置している。なお、図12では、簡単のため、4つの記録ヘッド10Y、10M、10C、10S1のみを図示しているが、実際には図1に示すように、6つの記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2が放射状に傾斜して設置されている。
詳しくは、第1支持部材19は、図11(A)等を参照して、第1溝付コロ21Aa、21Ab(一端側第1支持部)が設けられた側が上方を向いて、一端側第2支持部22Aが設けられた側が下方を向くように傾斜して配置されている。
同様に、第2支持部材20は、図11(B)等を参照して、第2溝付コロ21Ba、21Bb(他端側第1支持部)が設けられた側が上方を向いて、他端側第2支持部22Bが設けられた側が下方を向くように傾斜して配置されている。
具体的に、図12を参照して、複数の支持部材19、20のうち、中央の支持部材19、20は、図12の左方側にも右方側にもそれぞれ円柱状コロ22が設置されている。そして、この中央の支持部材に対して、図12の左側(搬送方向下流側)に位置する支持部材19、20は、図12の左方側に円柱状コロ22が設置されて、右方側に溝付コロ21a、21bが設置されている。これに対して、中央の支持部材に対して、図12の右側(搬送方向上流側)に位置する支持部材19、20は、図12の右方側に円柱状コロ22が設置されて、左方側に溝付コロ21a、21bが設置されている。
そして、複数の記録ヘッド10は、これらの支持部材19、20における溝付コロ21a、21bと円柱状コロ22との配置にならって、溝付レール11a、11bと平面状レール12とが配置されている。
このように構成することにより、第1支持部材19の調整コロ57aや、第2支持部材20の調整コロ56aには、常に、記録ヘッド10から押動方向に抗する方向の力(図7(B)の下方、図8(B)の右方に作用する力である。)を受けることになる。換言すると、吐出角調整機構56、57には、記録ヘッド10を重力に逆らう方向に押動可能な押動部材としての調整コロ56a、57aが設置されていることになる。
このように構成された吐出角調整機構56、57は、構成が比較的簡易なものとなる。
そして、本実施の形態における画像形成装置1は、複数の記録ヘッド位置調整機構と、複数の記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2と、が搬送ドラム2の曲面(外周面)に沿って放射状に並設されているため、このような構成を採りやすくなっている。
以上説明したように、本実施の形態における記録ヘッド位置調整機構(画像形成装置1)は、液滴を吐出する記録ヘッド10の位置を調整する記録ヘッド位置調整機構であって、記録ヘッド10の上方を支持する第1、第2上溝付コロ21Aa、21Ba(上方支持部)と、記録ヘッド10の下方を支持する第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bb(下方支持部)と、を具備した支持部材19、20が設けられている。また、第1、第2上溝付コロ21Aa、21Baによって支持された部分Wを支点にして記録ヘッド10の下方を回転させることで、記録ヘッド10から液滴が吐出される方向(吐出角β)を調整する吐出角調整機構56、57が設けられている。
これにより、装置が複雑化することなく、記録ヘッド10から吐出される液滴の方向を簡単に調整することができる。
なお、本実施の形態では、6つの記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2が設置された画像形成装置1に対して本発明を適用したが、記録ヘッドの数はこれに限定されることはない。
また、本実施の形態では、複数の記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2を搬送ドラム2の外周面に沿うように放射状(曲面状)に並設したが、シートPが平面状に搬送される場合などには、複数の記録ヘッドをその搬送面に沿うように平面状に並設することもできる。
また、本実施の形態では、第1支持部材19に設置される吐出角調整機構57と、第2支持部材20に設置される吐出角調整機構56と、を異なる構造のものとした。これに対して、第1支持部材19に設置される吐出角調整機構と、第2支持部材20に設置される吐出角調整機構と、を同じ構造ものとすることもできる。さらに、吐出調整機構56、57は、本実施の形態のものに限定されることなく、種々の形態のものを用いることができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態において、第1、第2支持部材19、20、ベースフレーム30.側方フレーム31、32などからなる記録ヘッド位置調整機構と、記録ヘッド10と、をユニット化して記録ヘッドモジュールを形成することもできる。その場合、その記録ヘッドモジュールの単位で、画像形成装置1に対して着脱されることになる。
さらに、その場合に、複数の記録ヘッド位置調整機構と複数の記録ヘッド10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2とがユニット化された記録ヘッドモジュールとすることもできる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、先に図10等を用いて説明したように、支持部材19、20に下方支持部として下溝付コロ21Ab、21Bbを設けて、記録ヘッド10に溝付レール11b(吐出角調整機構56、57によって押動可能な部材である。)を設けた。そして、支持部分W(図10参照)を中心にした記録ヘッド10の回転がスムーズにおこなわれるように、第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bb(下方支持部)を図10の左右方向に移動可能に支持部材19、20に設置したり、第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bb(下方支持部)と溝付レール11bとの間に図10の左右方向のあそびを設けたりするようにした。
これに対して、支持部分Wを中心にした記録ヘッド10の回転がスムーズにおこなわれるように、図13に示すように、支持部材19、20に下方支持部として円柱状コロ21Ab´、21Bb´を設けて、記録ヘッド10に平面状レール11b´を設けることもできる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願明細書等において、「記録ヘッドの下方」や「記録ヘッドの上方」なる表現は、記録ヘッドの上下方向における相対的な位置を特定するものであって、記録ヘッドの上下方向における絶対的な位置を限定するものではないものと定義する。したがって、例えば、実施の形態において第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bb(下方支持部)が記録ヘッド10の上下方向における中央付近や中央よりもやや上方の位置を支持するような構成であったとしても、第1、第2下溝付コロ21Ab、21Bbは「記録ヘッドの下方」を支持することになり、本発明の技術思想の範囲に含まれるものとなる。
1 画像形成装置(インクジェットプリンタ)、
2 搬送ドラム、
10、10Y、10M、10C、10K、10S1、10S2 記録ヘッド、
11a、11b 溝付レール(第1滑動部、第1レール)、
12 平面状レール(第2滑動部、第2レール)、
19 第1支持部材、
20 第2支持部材、
20x 溝部、
21Aa 第1上溝付コロ(上方支持部、第1回転体、一端側第1支持部)、
21Ab 第1下溝付コロ(下方支持部、第1回転体、一端側第1支持部)、
21Ba 第2上溝付コロ(上方支持部、第3回転体、他端側第1支持部)、
21Bb 第2下溝付コロ(下方支持部、第3回転体、他端側第1支持部)、
22A 第1円柱状コロ(第2回転体、一端側第2支持部)、
22B 第2円柱状コロ(第4回転体、他端側第2支持部)、
50 傾き調整部材(傾き調整機構)、
55 固定部材、
56 吐出角調整機構、
56a 調整コロ(押動部材)、
56b 戻しネジ(操作部)、
56c 押付けネジ(操作部)、
56d クサビ状部材、
56f 押え部材、
57 吐出角調整機構、
57a 調整コロ(押動部材)、
57b 偏心軸(操作部)、
57b1 フライス部、
57c 固定板、
90 固定ネジ、
P シート。
特開2019-142030号公報

Claims (15)

  1. 液滴を吐出する記録ヘッドの位置を調整する記録ヘッド位置調整機構であって、
    前記記録ヘッドの上方を支持する上方支持部と、前記記録ヘッドの下方を支持する下方支持部と、を具備した支持部材と、
    前記上方支持部によって支持された部分を支点にして前記記録ヘッドの下方を回転させることで、前記記録ヘッドから液滴が吐出される方向を調整する吐出角調整機構と、
    を備えたことを特徴とする記録ヘッド位置調整機構。
  2. 前記吐出角調整機構は、前記下方支持部の近傍に設置されたことを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド位置調整機構。
  3. 前記支持部材は、前記記録ヘッドの長手方向一端側を支持する第1支持部材と、前記記録ヘッドの長手方向他端側を支持する第2支持部材と、であって、
    前記吐出角調整機構は、前記第1支持部材と前記第2支持部材とにそれぞれ設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録ヘッド位置調整機構。
  4. 前記第1支持部材に設置された前記吐出角調整機構と、前記第2支持部材に設置された前記吐出角調整機構と、はそれぞれ独立して調整可能に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の記録ヘッド位置調整機構。
  5. 前記記録ヘッドは、長手方向他端側を装着方向手前側として着脱可能に設置され、
    前記長手方向に交差する方向は、シートが搬送される方向であって、
    前記第1支持部材に設置された前記吐出角調整機構の操作部は、前記第1支持部材の天井部又は底部に配置され、
    前記第2支持部材に設置された前記吐出角調整機構の操作部は、前記第2支持部材の装着方向手前側に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の記録ヘッド位置調整機構。
  6. 前記第1支持部材に対して前記第2支持部材を前記記録ヘッドの長手方向に交差する方向に移動させることで、前記記録ヘッドの長手方向の傾きを調整する傾き調整部材を備えたことを特徴とする請求項3~請求項5のいずれかに記載の記録ヘッド位置調整機構。
  7. 前記第1支持部材は、固定して設けられて、前記記録ヘッドの長手方向一端側であって短手方向一端側を支持する一端側第1支持部と、前記記録ヘッドの長手方向一端側であって短手方向他端側を支持する一端側第2支持部と、を具備し、
    前記第2支持部材は、前記傾き調整部材が設置されて、前記記録ヘッドの長手方向他端側であって短手方向一端側を支持する他端側第1支持部と、前記記録ヘッドの長手方向他端側であって短手方向他端側を支持する他端側第2支持部と、を具備し、
    前記傾き調整部材は、前記他端側第1支持部を前記記録ヘッドの長手方向に交差する方向に移動することで、前記記録ヘッドの長手方向他端側であって短手方向一端側を前記他端側第1支持部の移動に追従して移動させ、かつ、前記記録ヘッドを長手方向一端側を中心に回動させて、前記記録ヘッドの長手方向の傾きを調整することを特徴とする請求項6に記載の記録ヘッド位置調整機構。
  8. 前記一端側第1支持部は、前記記録ヘッドの第1滑動部に対して前記記録ヘッドの長手方向に交差する方向への移動を規制された状態で、前記第1滑動部を前記記録ヘッドの長手方向へと滑動可能に支持する第1回転体であって、
    前記一端側第2支持部は、前記記録ヘッドの第2滑動部を前記記録ヘッドの長手方向へと滑動可能に支持する第2回転体であって、
    前記他端側第1支持部は、前記第1滑動部に対して前記交差する方向への移動を規制された状態で、前記第1滑動部を前記記録ヘッドの長手方向へと滑動可能に支持する第3回転体であって、
    前記他端側第2支持部は、前記第2滑動部を前記記録ヘッドの長手方向へと滑動可能に支持する第4回転体であって、
    前記第2回転体は、前記第2滑動部を前記記録ヘッドの短手方向へとスライド可能に支持し、
    前記第4回転体は、前記第2滑動部を前記記録ヘッドの短手方向へとスライド可能に支持することを特徴とする請求項7に記載の記録ヘッド位置調整機構。
  9. 前記第1支持部材は、前記記録ヘッドに隣接する他の記録ヘッドを支持するために、前記一端側第1支持部が設けられた部分の反対側に、前記一端側第2支持部が設けられ、
    前記第2支持部材は、前記記録ヘッドに隣接する他の記録ヘッドを支持するために、前記他端側第1支持部が設けられた部分の反対側に、前記他端側第2支持部が、前記他端側第1支持部の移動に連動しないように固定されたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の記録ヘッド位置調整機構。
  10. 前記第1支持部材は、前記一端側第1支持部が設けられた側が上方を向いて、前記一端側第2支持部が設けられた側が下方を向くように傾斜して配置され、
    前記第2支持部材は、前記他端側第1支持部が設けられた側が上方を向いて、前記他端側第2支持部が設けられた側が下方を向くように傾斜して配置され、
    前記吐出角調整機構は、前記記録ヘッドを重力に逆らう方向に押動可能な押動部材を具備したことを特徴とする請求項9に記載の記録ヘッド位置調整機構。
  11. 請求項1~請求項10のいずれかに記載の記録ヘッド位置調整機構と前記記録ヘッドとがユニット化されたことを特徴とする記録ヘッドモジュール。
  12. 複数の前記記録ヘッド位置調整機構と複数の前記記録ヘッドとがユニット化されたことを特徴とする請求項11に記載の記録ヘッドモジュール。
  13. 複数の前記記録ヘッド位置調整機構と複数の前記記録ヘッドとが前記記録ヘッドの長手方向に交差する方向に沿って放射状に並設されたことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の記録ヘッドモジュール。
  14. 請求項1~請求項10のいずれかに記載の記録ヘッド位置調整機構を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 複数の前記記録ヘッド位置調整機構と複数の前記記録ヘッドとが前記記録ヘッドの長手方向に交差する方向に沿って放射状に並設されたことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
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