JP2022084411A - 車両 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1では、三輪EVの駆動用バッテリケースの外壁がインナーフェンダとして機能し、これに別部品である左右のリヤフェンダを取り付けている。
特許文献2では、単独部品のナンバープレートフェンダをインナーフェンダに取り付けている。
この構成によれば、車両構成部品用の部品取り付け部を有するリヤカバーと、左右一対のフェンダ内側壁とを、一体構造のインナーフェンダとし、このインナーフェンダがライセンスプレート取り付け部等の部品取り付け部を兼ねているので、車両構成部品専用の取り付け部材を別途設けることによる部品点数の増加を抑え、前記取り付け部材の製造および組み立てに要する製造コストの増加を抑えることができる。
この構成によれば、テールランプ、ブレーキランプ、リヤウインカ、ライセンスランプおよびライセンスプレートの少なくとも一つを取り付ける部品取り付け部をリヤカバーに設けるので、車両構成部品専用の取り付け部材を別途設けることによる部品点数の増加を抑え、前記取り付け部材の製造および組み立てに要する製造コストの増加を抑えることができる。
この構成によれば、左右後輪の間に配置されたパワーユニットを後方および側方からインナーフェンダで覆うので、パワーユニットに対する後方および側方からの外乱の影響を抑えるとともに、後方および側方からの外観性の向上を図ることができる。
この構成によれば、フェンダ内側壁におけるリヤカバーの結合部と結合部よりも後方の後側内側壁とを同一面に沿うように構成するので、インナーフェンダを容易に一体成型部品として成型することができる。また、上下方向に延びるフェンダ内側壁周辺を型抜きしやすくし、成型性の向上を図ることができる。さらに、リヤフェンダとしてのタイヤの泥はね防止効果を得るとともに、タイヤとリヤフェンダとの間のクリアランスを適切に確保することができる。
この構成によれば、バッテリ搭載用の部材を別途設けることによる部品点数の増加を抑え、製造コストの増加を抑えることができる。バッテリ収容部を後輪の前方に設けるので、左右一対の後輪の前方に形成されるスペースをバッテリ配置スペースとして有効活用し、車体の小型化に寄与することができる。重量物であるバッテリを後輪よりも前方に配置するので、マスの集中に寄与することができる。
この構成によれば、インナーフェンダの上方を覆うリヤフェンダのさらに上方に荷台が配置され、荷台の後端よりも後方にランプユニットの後端が位置し、このランプユニットの全体をリヤフェンダの庇部で上方から覆うので、荷台の後端から積み荷等が落ちたとしても、リヤフェンダの庇部によってランプユニットの損傷を抑えることができる。
この構成によれば、ランプユニットに対する後方からの外乱の影響を抑えることができる。
この構成によれば、リバース機能を有する車両において、後退時に障害物に衝突した場合にも、庇部によってランプユニットを保護することができる。
後車体5は、左右の後輪4間に配置されるパワーユニット20を備えている。パワーユニット20は、左右両側に後輪車軸21を延出し、左右の後輪4を支持している。後車体5は、後車体カバー22に上方から覆われている。
以下、後車体カバー22について説明する。以下の説明において、後輪車軸21に沿う方向(車軸方向)を左右方向もしくは車幅方向とする。
図3~図5に示すように、後車体カバー22は、左右の後輪4を個別に上方から覆う左右一対のリヤフェンダ組体51を備えている。左右のリヤフェンダ組体51は、それぞれ車幅方向でリヤフェンダ本体52とフェンダ内側壁55とを備えている。後車体カバー22は、リヤフェンダ46とインナーフェンダ48とを一体に組み合わせて構成されている。
ライセンスプレートRは、部品取り付け部66における後面部66aの下方で後下方に斜めに延びる後下方延出部66cに取り付けられる。後下方延出部66cは、左右の後輪4間の泥除けとしても機能する。
この構成によれば、車両構成部品(ランプユニット26、左右リヤウインカ27、ライセンスプレートR)用の部品取り付け部66を有するリヤカバー65と、左右一対のフェンダ内側壁55とを、一体構造のインナーフェンダ48とし、このインナーフェンダ48がライセンスプレート取り付け部等の部品取り付け部を兼ねているので、車両構成部品専用の取り付け部材を別途設けることによる部品点数の増加を抑え、前記取り付け部材の製造および組み立てに要する製造コストの増加を抑えることができる。
この構成によれば、上記した複数種の灯火器およびライセンスプレートRに専用の取り付け部材を別途設けることによる部品点数の増加を抑え、前記取り付け部材の製造および組み立てに要する製造コストの増加を抑えることができる。
この構成によれば、フェンダ内側壁55におけるリヤカバー65の結合部55cと結合部55cよりも後方の後側内側壁57とを同一面に沿うように構成するので、インナーフェンダ48を容易に一体成型部品として成型することができる。また、上下方向に延びるフェンダ内側壁55周辺を型抜きしやすくし、成型性の向上を図ることができる。
この構成によれば、サブバッテリB2搭載用の部材を別途設けることによる部品点数の増加を抑え、製造コストの増加を抑えることができる。バッテリ収容部58bを後輪4の前方に設けるので、左右一対の後輪4の前方に形成されるスペースをバッテリ配置スペースとして有効活用し、車体の小型化に寄与することができる。重量物であるバッテリを後輪4よりも前方に配置するので、マスの集中に寄与することができる。
この構成によれば、インナーフェンダ48の上方を覆うリヤフェンダのさらに上方に荷台31が配置され、荷台31の後端よりも後方にランプユニット26の後端が位置し、このランプユニット26の全体をリヤフェンダ46の庇部62で上方から覆うので、荷台31の後端から積み荷等が落ちたとしても、リヤフェンダ46の庇部62によってランプユニット26の損傷を抑えることができる。
特に、当該電動車両1は、後進機能(リバース機能)を有しているので、車両後退時に車体後端が障害物に衝突した場合にも、庇部62によってランプユニット26を保護することができる。
実施形態では、揺動式の電動三輪車への適用例を示したが、これに限らず、二輪、三輪および四輪の各種の車両に適用してもよい。また、電動車両に限らず、内燃機関を有するエンジン車両やハイブリッド車両に適用してもよい。
実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
4 後輪
20 パワーユニット
26 ランプユニット(車両構成部品)
27 リヤウインカ(車両構成部品)
31 荷台
46 リヤフェンダ
48 インナーフェンダ
51 リヤフェンダ組体
52 リヤフェンダ本体
55 フェンダ内側壁
55c 結合部
56 前側内側壁
57 後側内側壁
58 前方延出部
58b バッテリ収容部
61 アッパーカバー
62 庇部
65 リヤカバー
65a 端部
66 部品取り付け部
B2 バッテリ
R ライセンスプレート(車両構成部品)
Claims (8)
- 左右一対の後輪(4)の各々を車幅方向内側から覆う左右一対のフェンダ内側壁(55)と、前記左右一対のフェンダ内側壁(55)の後部間に配置され、車両構成部品(26,27,R)用の部品取り付け部(66)を有するリヤカバー(65)と、を備え、
前記左右一対のフェンダ内側壁(55)と前記リヤカバー(65)とが、互いに一体形成されてインナーフェンダ(48)を構成することを特徴とする車両。 - 前記リヤカバー(65)の部品取り付け部(66)は、テールランプ、ブレーキランプ、リヤウインカ、ライセンスランプおよびライセンスプレートの少なくとも一つを取り付け可能とすることを特徴とする請求項1に記載の車両。
- 前記左右一対の後輪(4)の間に配置されるパワーユニット(20)を備え、
前記インナーフェンダ(48)は、前記パワーユニット(20)を後方および側方から覆うことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両。 - 前記リヤカバー(65)の車幅方向外側の端部(65a)は、前記左右一対のフェンダ内側壁(55)における後端よりも前方の結合部(55c)に結合され、
前記結合部(55c)と、前記結合部(55c)よりも後方の後側内側壁(57)とは、互いに同一面に沿うように構成されることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の車両。 - 前記左右一対のフェンダ内側壁(55)の少なくとも一方は、前記後輪(4)の前端部よりも前方まで延びる前方延出部(58)を有し、
前記前方延出部(58)には、バッテリ(B2)を収容するバッテリ収容部(58b)が構成されることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の車両。 - 少なくとも前記インナーフェンダ(48)の上方の一部を覆うようにリヤフェンダ(46)が設けられ、前記リヤフェンダ(46)の上方に荷台(31)が配置され、
前記部品取り付け部(66)には、ランプユニット(26)が取り付けられ、
前記荷台(31)の後端は、前記ランプユニット(26)の後端よりも前方側に位置し、
前記リヤフェンダ(46)は、前記ランプユニット(26)の全体を上方から覆う庇部(62)を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の車両。 - 前記庇部(62)は、前記ランプユニット(26)よりも後方まで延びることを特徴とする請求項6に記載の車両。
- 当該車両は、後進機能を有することを特徴とする請求項7に記載の車両。
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2021
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