JP2022081936A - 包装材 - Google Patents

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厚 深堀
Atsushi Fukabori
崇 三浦
Takashi Miura
礼奈 熱海
Reina ATSUMI
恵喜 村上
Eki Murakami
理行 前田
Masayuki Maeda
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Abstract

【課題】電子レンジによって内容物を安全かつ十分に加熱することが可能であり、かつ、高レベルの金属光沢による優れた意匠性を有する包装材、並びに、前記包装材を用いた包装容器及び蓋体を提供すること。【解決手段】光輝性印刷層を含む複数の層が積層された包装材であって、光輝性印刷層が金属フレークを含有し、光輝性印刷層を表面から見た際の金属の面積が、全体面積の20%~65%であること。【選択図】図1

Description

本発明は、金属フレークを含有した光輝性印刷層を含む複数の層が積層された包装材、包装容器及び蓋体に関する。
包装材は、被包装物の高級感や豪華さを演出して美観を生じさせるようにする観点から、高輝度の金属光沢による装飾を施す場合がある。
このような装飾手段としては、例えば、金属蒸着膜や金属箔等の金属層を形成することが一般的に行われている。
しかし、金属層を用いた包装材はコストが増加するという問題がある。
また、金属層の中で金属蒸着膜は、包装材を構成する他の層とインラインで作製することができないため製造効率が悪いという問題があり、金属層の中で金属箔は取り扱い性が難しいという問題がある。
さらに、金属層を用いた包装材を電子レンジで加熱した場合、電子レンジ内のマイクロ波により金属層表面で電流が発生して過熱や火花が生じ、容器が損傷したり電子レンジの故障や事故を招く危険性がる。
また、金属層によりマイクロ波が吸収され、包装容器内の内容物を十分に加熱できないことがあるという問題がある。
このため、例えば、特許文献1に、金属層に代えて、所定濃度の高輝度アルミペーストを含むインキ剤で光沢層を形成した包装材が提案されている。
特開2017-81589号公報
しかし、特許文献1のようにアルミペーストで光沢層を形成した包装材は、一定の金属光沢感はあるものの、高レベルの金属光沢感を有するとはいえないケースが頻発した。
本発明は、前述のような課題を解決するものであり、電子レンジによって内容物を安全かつ十分に加熱することが可能であり、かつ、高レベルの金属光沢による優れた意匠性を有する包装材、並びに、前記包装材を用いた包装容器及び蓋体を提供することを目的とする。
本発明に係る包装材は、光輝性印刷層を含む複数の層が積層された包装材であって、前記光輝性印刷層が金属フレークを含有し、前記光輝性印刷層を表面から見た際の金属の面積が、全体面積の20%~65%であることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る包装材によれば、光輝性印刷層が金属フレークを含有し、光輝性印刷層を表面から見た際の金属の面積が、全体面積の20%~65%であることにより、高レベルの金属光沢を有しつつ、電子レンジによって内容物を安全かつ十分に加熱することが可能となる。
光輝性印刷層を表面から見た際の金属の面積が、全体面積の20%より小さいと十分な金属光沢が得られず、65%を超えるとマイクロ波によって金属フレークの層で電流が発生して過熱や火花が生じたり、マイクロ波が吸収されて包装容器内の内容物を十分に加熱することができなくなる可能性が大きくなる。
また、金属フレークの濃度が高くなると印刷工程でインキをドクターで掻いた際に金属フレークがドクター上に堆積し、堆積した金属フレークが異物として印刷物に付着するおそれがあることから面積率は20~50%が好ましく、20~40%がより好ましい。
本請求項2に記載の構成によれば、金属フレークは、平均粒径/厚さで表されるアスペクト比が100以上であることにより、乱反射が抑制され、さらに高レベルの金属光沢を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る包装材の断面図。
本発明に係る包装材は、光輝性印刷層を含む複数の層が積層されており、例えば、プラスチックフィルム、印刷層、接着剤層及びシーラント層が、この順に外層側から積層されている構成を備えてなり、前記印刷層と前記接着剤層とが隣接しており、前記印刷層として金属フレーク及びバインダー樹脂を含む光輝性印刷層を有するものである。
本発明の一実施形態に係る包装材100の厚み方向の積層構成は、図1に示すように、プラスチックフィルム110、印刷層(光輝性印刷層121を有する印刷層)、接着剤層131及びシーラント層150が、この順に外層側から積層されている(図の上が外層側であり、下が内層側である。)。
また、包装材100は、印刷層とシーラント層150との間に、中間基材層140及びその他の接着剤層132を有している。
なお、印刷層として、光輝性印刷層121を包装材100の全面に有しても100の一部のみに有していてもよく、光輝性印刷層121の外層側に絵柄印刷層を有してもよく、光輝性印刷層121と並列して絵柄印刷層を有してもよく、光輝性印刷層121の内層側にベタ印刷層を有してもよい。
また、光輝性印刷層121によって、文字、図形、記号、模様、パターン等の絵柄を形成してもよい。
さらに、プラスチックフィルム110と印刷層との間や、印刷層とシーラント層150との間に、ガスバリア層が形成されていてもよい。
プラスチックフィルム110は、包装材100の外層側の基材として役割を担うものであり、光輝性印刷層121を外観から視認できるように、光透過性を有する材料で構成される。
例えば、ポリエチレン(PE)系やポリプロピレン(PP)系等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS)樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、各種ナイロン(Ny)等のポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)等が挙げられる。
プラスチックフィルムは、一軸延伸又は二軸延伸されたものであってもよい。また、上記のうちの2種以上の樹脂フィルムが積層された複合フィルムであってもよい。
これらプラスチックフィルムは、インフレーション法、あるいは、溶融押し出しコーティング法で形成したものであってもよい。
プラスチックフィルム120は、電子レンジでの加熱やレトルト処理の観点から、耐熱性に優れるものが好まく、耐熱性に優れるポリエステル系樹脂及びポリアミド系樹脂等が好適である。
また、他に耐熱性に優れるプラスチックフィルムの具体例としては、ポリエステルフィルムの単体、ナイロン等のポリアミドフィルムの単体、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの一種以上を含む複合フィルムが挙げられる。前記複合フィルムの例としては、PET/Ny/PET、外層側からPET/Nyの構成からなる共押出し延伸フィルムが挙げられる。また、前記複合フィルムとしては、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの一種以上と、エチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム及びポリ塩化ビニリデンフィルムの一種以上とを組み合わせてもよい。
光輝性印刷層120に使用される光輝性顔料は、金属フレークを含有している。
光輝性印刷層120を表面から見た際の金属の面積は、全体面積の20%~65%である。
金属フレークは扁平な鱗片状であり、平均粒径/厚さで表されるアスペクト比が100以上である。
金属フレークの材質としては、アルミニウム、金、銀、真鍮、チタン、クロム、ニッケル、ニッケルクロム、ステンレス等の金属や合金が挙げられる。
金属フレークは、例えば、前記金属又は合金をプラスチックフィルム上に真空蒸着してなる金属薄膜をプラスチックフィルムから剥離し、剥離した金属薄膜を粉砕、撹拌した得られたものや、前記金属又は合金の粉末と溶剤とを混合し、媒体撹拌ミル、ボールミル、アトライター等で、該粉末を展延及び/又は粉砕して得られたもの、さらに、これらの表面が樹脂コートされたもの等を用いることができる。
光輝性印刷層120を表面から見た際の、全体面積に対する金属の面積率と光輝感、電子レンジ耐性の関連は以下の表1のとおりである。
Figure 2022081936000002
金属フレークは、平均粒径9μm、厚さ0.08μm、アスペクト比113のアルミフレークである。
面積率は、1000倍の光学顕微鏡で250μm×250μmの範囲を測定して得られた画像を二値化処理して算出した。
光輝感は、20人のパネラーによって外観を確認する官能試験を行った。
官能試験の評価は、各サンプルについて、(1点)全く金属光沢を感じない、(2点)わずかに金属光沢を感じる、(3点)金属光沢を感じる、(4点)強く金属光沢を感じる、の4段階で評価し、20人の平均点で、3.5点以上を◎、2.5点以上3.5点未満を○、1.5点以上2.5点未満を△、1.5点未満を×とした。
電子レンジ耐性は、包装材をパウチ状とし、1900Wで1分加熱した後、パウチ表面を確認し、異常のないものを○、過熱や火花による溶融痕が発生したものを×とした。
表1からわかるように、光輝感については、面積率20%以上であれば、十分な金属光沢を得ることができる。
また、電子レンジ耐性については、面積率75%で溶融痕が確認されており、面積率65%以下では確認されていないことから、金属フレークの偏りやマイクロ波の偏在等が生じる可能性を考慮しても、面積率65%以下であれば、電子レンジの使用に問題が生じることはない。
金属フレークのアスペクト比と光輝感、電子レンジ耐性の関連は以下の表2のとおりである。
Figure 2022081936000003
それぞれのアスペクト比のアルミフレークを含有した面積率20%の包装材を作成し、前述と同様の光輝感、電子レンジ耐性の評価を行った。
表2からわかるように、光輝感については、アスペクト比90以下では金属光沢が得られず、アスペクト比112.5以上では十分な金属光沢を得ることができることから、アスペクト比が100以上であれば、実用的な金属光沢を得ることができると考えられる。
また、電子レンジ耐性については、面積率20%の場合はすべてのアスペクト比で問題が生じることはない。
100 包装材
110 プラスチックフィルム
121 光輝性印刷層
131 接着剤層
132 接着剤層
140 中間基材層
150 シーラント層

Claims (4)

  1. 光輝性印刷層を含む複数の層が積層された包装材であって、
    前記光輝性印刷層が金属フレークを含有し、
    前記光輝性印刷層を表面から見た際の金属の面積が、全体面積の20%~65%であることを特徴とする包装材。
  2. 前記金属フレークは、平均粒径/厚さで表されるアスペクト比が100以上であることを特徴とする請求項1に記載の包装材。
  3. 少なくとも一部が請求項1又は2に記載された包装材で形成されている包装容器。
  4. 少なくとも一部が請求項1又は2に記載された包装材で形成されている蓋体。
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