JP2022080262A - 車載機および車載機の制御方法 - Google Patents

車載機および車載機の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022080262A
JP2022080262A JP2021144043A JP2021144043A JP2022080262A JP 2022080262 A JP2022080262 A JP 2022080262A JP 2021144043 A JP2021144043 A JP 2021144043A JP 2021144043 A JP2021144043 A JP 2021144043A JP 2022080262 A JP2022080262 A JP 2022080262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleep mode
vehicle
count value
mode
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021144043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7268706B2 (ja
Inventor
文夫 渡邉
Fumio Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Publication of JP2022080262A publication Critical patent/JP2022080262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7268706B2 publication Critical patent/JP7268706B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

【課題】効果的な省電力モードをもつ車載機および車載機の制御方法を提供する。【解決手段】この開示は、車載機および車載機の制御方法を提供している。車載機は、メモリと、メモリにカップリングされ、かつ車載機の信号待ちモード、第1スリープモード及び第2スリープモードの間の切換を判断し、実行するよう配置されているプロセッサとを含む。プロセッサはさらに、信号待ちモードから第1スリープモードへの切換、信号待ちモードから第2スリープモードへの切換、第1スリープモードから信号待ちモードへの切換、及び第2スリープモードから信号待ちモードへの切換を少なくとも判断し、実行するよう構成され、配置されている。【選択図】図3

Description

この開示は、スマートトランスポーテーション分野に用いる車載機および車載機の制御方法に関する。
近年では、ノンストップ自動料金支払いが幅広く利用されるようになっている。ノンストップ自動料金支払いは、Electronic Toll Collectionとも呼ばれている。ノンストップ自動料金支払いは、ETC(登録商標)として知られている。ノンストップ自動料金支払いシステムは、路側機(RSU:Road Side Unit)及び車載機(OBU:On Board Unit)を含む。RSUとOBUの間では無線通信が行われ、車両のID識別や電子料金支払いのプロセスが実行される。
RSUは、周期的にOBUにウェイクアップ(wakeup)信号を送信してOBUを呼び起こし、後続のトランザクション操作を行うことができる。しかし、OBUが長い間、RSUのウェイクアップ信号は受信できるがRSUのトランザクション命令は受信できない環境にあると、頻繁に呼び起こされてもトランザクションは行われないので、電源電力量を大量に消費することになり、バッテリが切れてしまうことになる。
上記の技術的課題を解決するために、この開示では車載機および車載機の制御方法を提供している。
この開示は車載機に対して、信号待ちモード、第1スリープモード及び第2スリープモードという3つのモードを設定している。情況ごとに異なるスリープモードに入ることで、車載機の省電力モードをさらに効果的にしている。
具体的に言うと、この開示は、車載機内に計数ユニットを設置しており、前回に第1スリープモードを退出してから受信したウェイクアップ信号の数を計数して第1計数値を生成するのである。車載機は、第1計数値に基づいて、第1スリープモードに入るべきか否かを確定する。計数ユニットはさらに、車載機が前回に第2スリープモードを退出してから第1スリープモードに入った回数、または受信したウェイクアップ信号の数を計数して第2計数値を生成することができる。車載機は、第2計数値に基づいて、第2スリープモードに入るべきか否かを確定することができる。
さらに、第1スリープモードでは、車載機は比較的短い所定のスリープ時間範囲内でスリープするので、電力量を節約できると同時に、スリープモードにある時間が長すぎてトランザクション命令を逃してしまうということがない。第2スリープモードでは、車載機は長い時間、トランザクション命令を受信しない可能性があり、ユーザの入力や車両エンジンの起動がない限り、信号待ちモードに戻ることはできず、それにより電力量をさらに節約することができる。
この開示は、ひとつの側面において、メモリ及びプロセッサを含む車載機に関する。プロセッサはメモリに連結され、かつ車載機の信号待ちモード、第1スリープモード及び第2スリープモードの間の切換を判断し、実行するよう配置されている。そのうち、プロセッサはさらに、信号待ちモードから第1スリープモードへの切換、信号待ちモードから第2スリープモードへの切換、第1スリープモードから信号待ちモードへの切換、及び2スリープモードから信号待ちモードへの切換を判断し、実行するよう構成されている。
上記の構造に基づく車載機は、2種類のスリープモードを設定しており、それにより様々な省電力モードを実現することができる。
好ましくは、プロセッサがさらに、信号待ちモードにおいてウェイクアップ信号を受信し、ウェイクアップ信号を受信した後、所定の時間範囲内にトランザクション命令を受信しなかった場合は、前回に第1スリープモードを退出してから受信したウェイクアップ信号の数を表す第1計数値に基づいて、第1スリープモードに入るべきか否かを確定し、第1スリープモードに入るべきであると確定したことに呼応して、前回に第2スリープモードを退出してから第1スリープモードに入った回数、またはウェイクアップ信号を受信した数を表す第2計数値に基づいて、第2スリープモードに入るべきか否かを確定するよう配置される。
上記の構造に基づく車載機は、ウェイクアップ信号を受信した後、所定の時間範囲内にトランザクション命令を受信しなかった場合、前回に第1スリープモードを退出してから受信したウェイクアップ信号、及び前回に第1スリープモードを退出してから第1スリープモードに入った回数、またはウェイクアップ信号を受信した数をそれぞれ計数し、2つの計数値に基づいて、第1スリープモードまたは第2スリープモードに入るべきか否かをそれぞれ確定することで、頻繁に呼び起こされるがトランザクションは行われないという事態を回避し、電力量を節約している。
好ましくは、プロセッサがさらに、ウェイクアップ信号を受信する度に、車両駆動装置の状態を取得し、車両駆動装置の状態がオンであれば、第1計数値をリセットし、車両駆動装置の状態がオフであれば、第1計数値を逓増させ、第1計数値に基づいて、第1スリープモードに入るべきか否かを確定するよう配置される。
上記の構造に基づく車載機は、計数値を設定する際に車両駆動装置の状態を考慮し、車両駆動装置がオンであれば、車載機は省電力について考慮する必要はなく、しかも車両がまもなくトランザクション命令を受信可能なエリアに入ることができることを意味しているので、第1計数値をリセットして、第1スリープモードに入ることを回避する。車両駆動装置がオフであれば、車両が引き続きもとの場所に停留し、トランザクション命令を受信できないことを意味するので、第1計数値を逓増させる。これにより、車載機は、電力量を節約すると同時に、トランザクション命令を逃す確率も低くする。
より好ましくは、第1スリープモードに入るべきか否かを確定することには、第1計数値を第1閾値と比較し、第1計数値が第1閾値以上であれば、第1スリープモードに入るべきであると確定することが含まれる。
好ましくは、第2スリープモードに入るか否かを確定することには、第1スリープモードに入るべきであると確定した場合、第2計数値を逓増させ、逓増後の第2計数値を第2閾値と比較し、逓増後の第2計数値が第2閾値以上であれば、第2スリープモードに入るべきであると確定することが含まれる。
より好ましくは、第2スリープモードに入るか否かを確定することには、ウェイクアップ信号を受信した後、車両駆動装置の状態がオンであれば、第2計数値をリセットし、車両駆動装置の状態がオフであれば、第2計数値逓増させ、設定した第2計数値を第3閾値と比較し、逓増後の第2計数値が第3閾値以上であれば、第2スリープモードに入るべきであると確定することが含まれる。
より好ましくは、プロセッサがさらに、第1スリープモードに入るべきであると確定した後、第1計数値をリセットし、第2スリープモードに入るべきであると確定した後、第2計数値をリセットするよう配置される。
より好ましくは、第1スリープモードに入ってから所定のスリープ時間を過ぎた後、自動的に第1スリープモードを退出して信号待ちモードに戻り、かつ、第2スリープモードに入った後、外部入力を受信することにより第2スリープモードを退出して信号待ちモードに戻る。
上記の構造に基づく車載機は、第1スリープモードで一定時間が経過すると、自動的に信号待ちモードに戻るので、電力量を節約するだけでなく、スリープモードにある時間が長すぎてトランザクション命令を逃してしまうことがない。第2スリープモードにある場合は、外部入力でしかスリープモードを退出できないので、長時間、電力量を節約することができる。
この開示は、他のひとつの側面において、車載機の制御方法に関する。車載機の信号待ちモード、第1スリープモード及び第2スリープモードの間の切換を判断し、かつ実行することを含み、そのうち、方法は、信号待ちモードから第1スリープモードへの切換、信号待ちモードから第2スリープモードへの切換、第1スリープモードから信号待ちモードへの切換、及び2スリープモードから信号待ちモードへの切換を少なくとも判断し、実行することを含む。
図1は、従来技術におけるETCによるトランザクション方法を例示した図である。 図2は、従来技術におけるもう1つETCによる車載機のウェイクアップ方法を例示した図である。 図3は、この開示のひとつの実施形態におけるETCによる車載機のウェイクアップ方法の略図である。 図4は、この開示の他のひとつの実施形態におけるETCによる車載機のウェイクアップ方法のもう1つの略図である。 図5は、この開示の実施形態におけるETCによる車載機のウェイクアップ方法のフローチャートである。 図6は、この開示の複数の実施形態におけるETCによる車載機のウェイクアップ装置の略図である。 図7は、この開示の複数の実施形態における処理システムを採用した車載装置を実現するハードウェアを説明した例示的な図である。
この開示の上記の目的、特徴及び長所をより明確に、わかりやすくするために、以下では、図面と結び付けてこの開示の具体実施形態について詳しく説明する。
以下の説明では、この開示を十分に理解できるよう、多くの具体的な詳細を記述しているが、この開示はここに記載されているものとは異なるその他の手段を用いて実施することもできるので、この開示は以下で公開されている具体的実施例の制限は受けない。
ETCシステムでは、路側機(RSU)と車両上の車載機(OBU)との間の通信によってトランザクション(例えば高速道路の料金徴収、駐車場の料金徴収など)を行う。図1は、従来技術におけるETCによるトランザクション方法の略図である。ETCシステムは、車載機に設けられた車載装置を有する。車載装置は、車載機の複数の動作モードを制御する。車載装置は、メモリと、プロセッサとを含む。車載機の複数の動作モードは、少なくとも、車載機の信号待ちモード、車載機の第1スリープモード、及び車載機の第2スリープモードを含む。車載装置は、車載機の主要部を構成している。車載装置は、車載機として把握されてもよい。車載機は、車載装置の他に、別置きアンテナなどの周辺機器を含む場合がある。車載装置は、上位機器である車載機の全体を制御する。車載装置は、車載機の制御方法を実行する。
OBUは、初めは信号待ちモードのスタンバイ状態にあり、RSUからウェイクアップ信号を受信するのを待っている。
RSUはOBUにウェイクアップ信号(106)を送信することができる。例えば、RSUは、無線アンテナを使用して、付近のエリア(例えばウェイクアップ信号の送信範囲)内にいる車両のOBUに向かって周期的にウェイクアップ信号(106)を送信することができる。
OBUは、ウェイクアップ信号(106)を受信した後に覚醒し(108)、信号待ちモードの覚醒状態(108)に入るとともに、RSUにウェイクアップ確認信号(110)を送信し、それによりトランザクション命令を受信する準備ができたことをRSUに通知する。
OBUは覚醒状態でRSUと通信することができ、例えば、RSUからのトランザクション命令を受信して、後続のトランザクション操作を行うことができる。
RSUは、OBUからのウェイクアップ確認信号(110)を受信した後、後続のトランザクション操作を行い、例えばOBUにトランザクション命令(112)を送信することができる。
例を挙げると、車両がさらにRSUに接近した時、例えばRSUの周辺のより小さいエリア(ウェイクアップ信号の受信範囲より狭いトランザクション命令受信範囲など)内にいる時、車両上のOBUはRSUからのトランザクション命令(112)を受信することができる。
OBUは、トランザクション命令(112)を受信した後、トランザクション処理(114)を行うことができ、その後、RSUに処理確認信号(116)を送信することができる。RSUは、処理確認信号(116)を受信した後、トランザクションの完了(118)を確定することができる。
図2は、従来技術におけるETCによる車載機のウェイクアップ方法を例示したもう1つの図である。
OBUは、初めは信号待ちモードのスタンバイ状態にあり、RSUからウェイクアップ信号を受信するのを待っている。
RSUはOBUにウェイクアップ信号(206)を送信することができる。例えば、RSUは、無線アンテナを使用して、付近のエリア(例えばウェイクアップ信号の送信範囲)内にいる車両のOBUに向かって周期的にウェイクアップ信号(206)を送信することができる。
OBUは、ウェイクアップ信号(206)を受信後に覚醒し(208)、信号待ちモードの覚醒状態(208)に入るとともに、RSUにウェイクアップ確認信号(210)を送信することができる。
図1に示す方法とは異なり、図2に示す例では、OBUがウェイクアップ確認信号(210)を送信した後、OBUはRSUからのトランザクション命令を受け取っていない。OBUは、その後、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻り、後続のウェイクアップ信号を待つ。
例えば、車両が駐車場内に駐車されており、ウェイクアップ信号は受信できるものの、トランザクション命令は受信できなかったり、例えば、車両がRSUのウェイクアップ信号の送信範囲内にはあるものの、RSUのトランザクション命令の受信範囲にはなかったりすることがある。そこで、車両上のOBUは、覚醒後、所定の時間が経つと、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻り、その後、再度(例えば周期的に)RSUからのウェイクアップ信号(212)を受信することで、信号待ちモードの覚醒状態(214)に入り、RSUにウェイクアップ確認信号(216)を返信する。
OBUはウェイクアップ信号を受信し続けるが、トランザクション命令を受信せず、その過程が繰り返される。OBUが覚醒状態において所定の時間範囲(Δwakeup)内にトランザクション命令を受信しなかった場合は、自動的に信号待ちモードのスタンバイ状態に入り、RSUからのウェイクアップ信号の受信を引き続き待つ。
このような情況では、OBUが電源電力量を大量に消費することになり、バッテリが切れてしまうことになる。
図3は、この開示のひとつの実施形態におけるETCによる車載機のウェイクアップ方法の略図である。
この開示では、OBU内には2つのカウンタ、第1カウンタ(ウェイクアップカウンタ、wakeupcountを計数する)及び第2カウンタ(スリープカウンタ、sleepcountを計数する)が設置されており、かつ第1カウンタ及び第2カウンタに対応して2つのスリープモード(第1スリープモード及び第2スリープモード)が設定され、それによりOBUのバッテリ電力量を有効に節約している。開始状態では、wakeupcount及びsleepcountはいずれもデフォルト値(例えば0)に設定することができる。第1カウンタ及び第2カウンタは、wakeupcountとsleepcountに対応する2つの計数値を生成する1つのカウンタユニットとして組み合わせることもできる。開始状態はスリープモードであってよい。
OBUは信号待ちモードのスタンバイ状態でウェイクアップ信号を受信することができ、続いて信号待ちモードの覚醒状態に入り、車両駆動装置の状態を取得する。続いて、車両駆動装置の状態に基づいて、第1計数値(wakeupcount)を設定することができる。具体的に言うと、車両駆動装置(例えば車両エンジン)がオン状態(例えばIG-ON)にある場合は、wakeupcountをリセットする(=0)ことができ、車両駆動装置がオフ状態(例えばIG-OFF)にある場合は、wakeupcountを逓増(+1)させることができる。
OBUは、覚醒状態においてRSUからのトランザクション命令を受信することができる。OBUが覚醒状態において所定の時間範囲(Δwakeup)内にトランザクション命令を受信しなかった場合は、第1計数値に基づいて第1スリープモードに入るべきか否かを確定し、かつ第2計数値に基づいて第2スリープモードに入るべきか否かを確定する。これについては以下で述べる。
以下では、図3と結び付けてETCによる車載機のウェイクアップ方法の具体的な操作を説明する。
図3に示すように、OBUは、初めは信号待ちモードのスタンバイ状態にある。具体的に言うと、OBUは最初のスタンバイ状態ではRSUからのウェイクアップ信号をまだ受信しておらず、RSUからの信号を待つことができ、かつ2つのカウンタの値wakeupcount及びsleepcountはいずれも0である。
車両がRSUの近くのエリアに入ると、OBUがRSUからのウェイクアップ信号(306)を受信し、信号待ちモードの覚醒状態(308)に入る。
310では、OBUは車両駆動装置の状態を取得することができる。車両駆動装置は自動車のエンジンでもよく、電気自動車やハイブリッド自動車の駆動装置でもよい。
車両駆動装置がオン状態(例えばIG-ON)にある場合は、wakeupcount=0に設定し、車両駆動装置がオフ状態(例えばIG-OFF)にある場合は、wakeupcount=1に設定する。
具体的に言うと、車両駆動装置がオン状態にある場合は、省電力操作を行わなくてよく、かつ車両がすぐにもトランザクション命令を受信可能なエリアに入るのでスリープモードに入ることを回避しなければならないということを意味しているので、wakeupcount=0に設定する。また、車両駆動装置がオフ状態にある場合は、省電力操作を行う必要があり、かつ車両が停止しており、まだトランザクション命令を受け取ることができない可能性が高いことを意味しているので、wakeupcount=1に設定する。
別の実施例では、車両駆動装置の状態を取得するという操作を省略することもできる。つまり、ウェイクアップ信号を受信する度に、第1計数値を逓増させるのである。
その後、OBUはRSUにウェイクアップ確認信号(312)を送信することができる。
図3のステップ308、310及び312の順序は入れ替え可能であることに注意しなければならない。例えば、OBUは、wakeupcountを設定してから覚醒状態に進んでもよく、RSUにウェイクアップ確認を伝送して覚醒状態に入ってから、wakeupcountを設定してもよい。
OBUは、RSUにウェイクアップ信号312を伝送した後、RSUからのトランザクション命令を待つ。但し、上で述べたように、OBUは所定の時間範囲(Δwakeup)内にRSUからのトランザクション命令を受け取ることができない可能性もある。OBUは、所定の時間範囲内にトランザクション命令(314)を受信していないことが確定した場合、覚醒状態をスタンバイ状態(316)に切り換えることができる。
OBUは、スタンバイ状態において、RSUからのウェイクアップ信号(318)を再度受信する可能性があり、これによって再び覚醒状態(320)に入る。
322では、車両駆動装置の状態を取得することができる。車両駆動装置がオン状態にある場合は、wakeupcount=0に設定し、車両駆動装置がオフ状態にある場合は、wakeupcountを逓増させる(+1)。
別の実施例では、車両駆動装置の状態を取得するというステップを省略することもできる。つまり、ウェイクアップ信号を受信する度に、第1計数値を逓増させるのである。
OBUはRSUにウェイクアップ確認信号(324)を送信することができる。
326では、所定の時間範囲(Δwakeup)内にRSUからのトランザクション命令を受信していないことを確定することができる。
328では、322で設定したwakeupcountを第1閾値と比較することができる。
wakeupcountが第1閾値より小さい場合は、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻り、ウェイクアップ信号の受信を待つことを確定する。
wakeupcountが第1閾値以上であれば、330に進み、OBUを第1スリープモードに入らせることで、電力量を節約する。第1スリープモードにおいて所定のスリープ時間範囲(Δsleep)が過ぎると、OBUが第1スリープモードを自動的に退出し、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻って、ウェイクアップ信号の受信を待つ。これにより、第1スリープモードにおいてバッテリの電力量を節約することができると同時に、スリープモードの時間が長すぎて後続のトランザクション命令を逃してしまうことがない。
さらに、第1スリープモードに入るべきであると確定した場合は、330で第1スリープモードに入るべきであると確定すると同時に、第1計数値をリセットし(=0)、かつ第2計数値(sleepcount)を逓増させる(+1)。
332では、sleepcountを第2閾値と比較することができる。sleepcountが第2閾値より小さければ、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻り、後続のウェイクアップ信号を待つことを確定する。sleepcountが第2閾値以上であれば、334において、第2スリープモードに入るべきであると確定するとともに、第2計数値をリセットする。第2スリープモードでは、OBUは自動的に信号待ちモードのスタンバイ状態に戻るわけではなく、外部入力(例えばユーザ入力や車両駆動装置の起動、例えばIG-ONなど)があって初めて、第2スリープモードから退出し、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻ることができる。
また、OBUが覚醒状態でトランザクション命令を受信した場合は、第1計数値及び第2計数値をリセットさせる。
第1スリープモード及び第2スリープモードでは、OBUはいかなるウェイクアップ信号も受信しないので、電力量を節約できる。
図3に示す実施例では、OBUが第1スリープモードに入る度に、第2計数値を逓増させるか否かを確定する。
この開示の他のひとつの実施形態では、ウェイクアップ信号を受信する度に、第1計数値とともに第2計数値を設定することができる。具体的に言うと、第1計数値とは、前回に、第1スリープモードから信号待ちモードのスタンバイ状態に戻った後にウェイクアップ信号を受信した数を表し、第2計数値とは、前回に、第2スリープモードから信号待ちモードのスタンバイ状態に戻った後にウェイクアップ信号を受信した数を表す。
図4は、この開示の他のひとつの実施形態におけるETCによる車載機のウェイクアップ方法のもう1つの略図である。
図4のステップ406~408、412~420、424~428及び434は、図3のステップ306~308、312~320、324~328及び334と同じなので、ここでは繰り返し述べない。
図3とは異なり、図4のステップ410、422では、第1計数値及び第2計数値を同時に設定している。
具体的に言うと、OBUは、最初のスタンバイ状態でウェイクアップ信号を受信した後、ステップ410において、車両駆動装置がオン状態(例えばIG-ON)にある場合は、第1計数値=0、かつ第2計数値=0に設定する。車両駆動装置がオフ状態(例えばIG-OFF)にある場合は、第1計数値=1、かつ第2計数値=1に設定する。
ステップ422において、車両駆動装置がオン状態にある場合は、第1計数値=0、かつ第2計数値=0に設定し、車両駆動装置がオフ状態にある場合は、第1計数値及び第2計数値ともに逓増させる(+1)。
430では、OBUが第1スリープモードに入るべきであると確定した後、第2計数値は変えないまま、第1計数値をリセットすることができる。432では、第2計数値を第3閾値と比較し、第2計数値が第3計数値より小さければ、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻り、ウェイクアップ信号の受信を待つことを確定する。第2計数値が第3閾値以上であれば、434において、第2スリープモードに入るべきであることを確定するとともに、第2計数値をリセットする。
図4の例では、ウェイクアップ信号を受信する度に、第2計数値を逓増させるか否かを確定する。これは、図3に示すような、第1スリープモードに入ることを確定する度に、第2計数値を逓増させるか否かを確定することとは異なっている。よって、図4の第2計数値は、実質的には、最初のスタンバイ状態、または前回に第2スリープモードから信号待ちモード(スタンバイ状態)に戻った後にウェイクアップ信号を受信した累積数を表している。第3閾値は図3の第1閾値(th1)と第2閾値(th2)の積(th1×th2)であってよい。
この開示では、OBUがウェイクアップ信号を受信してから一定時間範囲内にトランザクション命令を受信しなかったという情況において、OBUが受信したウェイクアップ信号の数の多さに基づいて、OBUをスリープモードに入らせて電力量を節約するか否かを確定している。さらに、OBUが受信したウェイクアップ信号の数の多さに基づいて、OBUを第1スリープモードに入らせるか、または第2スリープモードに入らせるかを確定することができる。具体的に言うと、受信したウェイクアップ信号の数が第1閾値th1以上であれば、それはOBUが短期間に絶え間なくウェイクアップ信号を受信するものの、トランザクション命令は受信できないという状態(例えば、車両が短時間の間、ウェイクアップ信号の受信範囲内にはあっても、トランザクション命令の受信範囲に入っていないなど)である可能性が高いことを意味しているので、OBUを第1スリープモード(浅いスリープモード)に入らせる。第1スリープモードにおいて所定のスリープ時間範囲が過ぎると、OBUは自動的に信号待ちモードのスタンバイ状態に戻り、ウェイクアップ信号及び起こり得る後続のトランザクション命令を受信するのを待つ。OBUが第1スリープモードに入った回数(sleepcount)が第2閾値th2以上である場合、つまり、受信したウェイクアップ信号の数がth1×th2以上である場合は、車両が長時間、絶え間なくウェイクアップ信号を受信するものの、トランザクション命令は受信できない状態にある可能性があることを意味しているので、ユーザが入力するか、または車両駆動装置がオンになり、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻るまで、OBUを第2スリープモード(深いスリープモード)に入らせる。
図5は、この開示の実施形態におけるETCによる車載機のウェイクアップ方法のフローチャートである。
ステップ502では、信号待ちモードにおいて、車載機に対するウェイクアップ信号を受信することができる。
車載機が信号待ちモードのスタンバイ状態にある場合は、路側機から(例えば周期的に)送信されるウェイクアップ信号を受信することができる。
ステップ504では、受信したウェイクアップ信号に呼応して車載機を呼び起こすことができる。
車載機は、ウェイクアップ信号を受信して呼び起こされると、信号待ちモードの覚醒状態に入る。車載機は、覚醒状態において、路側機からのトランザクションリクエストを受信して後続のトランザクション操作を行うことができる。所定の時間範囲(Δwakeup)内にトランザクションリクエストを受信していなければ、スタンバイ状態に戻ることができる。車載機がスタンバイ状態で消費する電力は、覚醒状態で消費する電力より小さい。
任意に選択可能なステップ506では、車両駆動装置の状態を取得することができる。
車載機は、ウェイクアップ信号を受信した後、オン状態またはオフ状態といった車両駆動装置の状態を取得することができる。
図5ではステップ504がステップ506の前にあるが、その順序は交換可能であり、ステップ506がステップ504の前にあってもよいことに、注意しなければならない。
ステップ508では、受信したウェイクアップ信号の数に基づいて、第1計数値を設定することができる。
具体的に言うと、ウェイクアップ信号を受信する度に、第1計数値を逓増させるのである。
好適には、さらに車両駆動装置の状態に基づいて第1計数値を設定することができる。車両駆動装置がオンモード(例えばIG-ON)にある場合は、第1計数値をリセットする(=0)。車両駆動装置がオフモード(例えばIG-OFF)にある場合は、第1計数値を逓増させる(+1)。
ステップ510では、設定した第1計数値に基づいて、車載機が第1スリープモードに入るべきか否かを確定する。
設定した第1計数値を第1閾値と比較することができる。設定した第1計数値が第1閾値以上であれば、車載機は第1スリープモードに入るべきであると確定することができる。
車載機は、第1スリープモードにおいてウェイクアップ信号を受信せず、かつ第1スリープモードに入った後、所定のスリープ時間範囲が経過すると、自動的に信号待ちモードのスタンバイ状態に戻る。
さらに、第1スリープモードに入るべきであると確定した場合は、第1計数値をリセットすることができる。
ステップ512では、第1スリープモードに入るべきであると確定する度に、第2計数値に基づいて、車載機が第2スリープモードに入るべきか否かを確定することができる。
ひとつの実施形態では、第1スリープモードに入るべきであると確定する度に、第2計数値を逓増させることができる。つまり、第2計数値は車載機が第1スリープモードに入る回数なのである。その後、逓増後の第2計数値を第2閾値と比較することができる。逓増後の第2計数値が第2閾値以上であれば、車載機は第2スリープモードに入るべきであると確定することができる。
また、他のひとつの実施形態では、第2計数値を第1計数値とともに設定することもできる。つまり、ウェイクアップ信号を受信する度に、第2計数値を逓増させるのである。第1スリープモードに入るべきであると確定する度に、第2計数値を第3閾値と比較する。第3閾値は前述の第1閾値と第2閾値の積であってよい。
好適には、さらに車両駆動装置の状態と組み合わせて第2計数値を設定することができる。ウェイクアップ信号を受信する度に、車両駆動装置がオンモードにある場合は、第2計数値をリセットする(=0)。車両駆動装置がオフモードにある場合は、第2計数値を逓増させる(+1)。
上記のふたつの実施形態のいずれにおいても、第2スリープモードに入るべきであると確定した場合は、第2計数値をリセットすることができる。
車載機が、第2スリープモードにおいてウェイクアップ信号を受信せず、しかも信号待ちモードのスタンバイ状態に自動的に戻れない場合は、外部入力があって初めてスタンバイ状態に戻ることができる。該外部入力は、ユーザ入力でもよいし、車両駆動装置の起動でもよい。
図6は、この開示の複数の実施形態におけるETCによる車載機のウェイクアップ装置600の略図である。
図6に示すように、車載機のウェイクアップ装置600は、受信ユニット602と、ウェイクアップユニット604と、駆動状態取得ユニット606(任意選択可)と、計数ユニット608と、制御ユニット610と、伝送ユニット612を含むことができる。
受信ユニット602は、信号待ちモードのスタンバイ状態において、車載機に対するウェイクアップ信号を受信するよう配置されている。受信ユニット602は、信号待ちモードの覚醒状態において、路側機からのトランザクション命令を受信することもできる。
ウェイクアップユニット604は、ウェイクアップ信号に呼応して車載機を呼び起こすことにより、車載機をスタンバイ状態から覚醒状態に切り換えるよう配置されている。
駆動状態取得ユニット606は、車両駆動装置の状態を取得するよう配置されている。例えば、駆動状態取得ユニット606は、受信ユニット602が受信したウェイクアップ信号に呼応して車両駆動装置の状態を取得することができる。
計数ユニット608は、受信したウェイクアップ信号の数に基づいて第1計数値を設定するよう配置されている。例えば、ウェイクアップ信号を受信する度に、第1計数値を逓増させるのである。
好適には、計数ユニット608は、車両駆動装置の状態に基づいて第1計数値を設定することができる。車両駆動装置の状態がオンであれば第1計数値をリセットし、車両駆動装置の状態がオフであれば第1計数値を逓増させるのである。
制御ユニット610は、車載機が第1スリープモードまたは第2スリープモードに入るべきか否かを確定するよう配置されている。
具体的に言うと、制御ユニット610は、計数ユニット608が設定した第1計数値に基づいて、車載機が第1スリープモードに入るべきか否かを確定するのである。
制御ユニット610は、設定した第1計数値を第1閾値と比較することができる。設定した第1計数値が第1閾値以上であれば、車載機が第1スリープモードに入るべきであると確定する。制御ユニット610はさらに、車載機を第1スリープモードに入らせることができる。
制御ユニット610はさらに、車載機が第1スリープモードに入るべきであると確定した場合、第2計数値に基づいて、車載機が第2スリープモードに入るべきか否かを確定するよう配置されている。
一方、計数ユニット608は、第1スリープモードに入るべきであるという制御ユニット610からの指示に呼応して、第2計数値を設定することができる。例えば、第1スリープモードに入るべきであると確定する度に、第2計数値を逓増させるのである。制御ユニット610は、その後、第2計数値を第2閾値と比較することができ、第2計数値が第2閾値より小さい場合は信号待ちモードのスタンバイ状態に戻り、第2計数値が第2閾値以上であれば第2スリープモードに入るべきであると確定することができる。
第1スリープモードに入るべきであると確定した場合は、制御ユニット610が車載機を制御して第1スリープモードに入らせることができ、かつ第2スリープモードに入るべきであると確定した場合は、制御ユニット610が車載機を制御して第2スリープモードに入らせることができる。
その一方で、計数ユニット608は、第1計数値を設定すると同時に第2計数値を設定することができる。例えば、ウェイクアップ信号を受信する度に、第1計数値及び第2計数値を同時に逓増させるのである。第1スリープモードに入るべきであると確定する度に、制御ユニット610は第2計数値を第3閾値と比較し、第2計数値が第3閾値より小さい場合は信号待ちモードのスタンバイ状態に戻り、第2計数値が第3閾値以上であれば第2スリープモードに入るべきであると確定することができる。
好適には、計数ユニット608は、車両駆動装置の状態に基づいて、第1計数値及び第2計数値を設定することができる。車両駆動装置の状態がオンであれば第1計数値及び第2計数値をリセットし、車両駆動装置の状態がオフであれば第1計数値(及び第2計数値)を逓増させるのである。
第1スリープモードに入るべきであると確定した場合、計数ユニット608は第1計数値をリセットし、第2スリープモードに入るべきであると確定した場合、計数ユニット608は第2計数値をリセットすることができる。
伝送ユニット612は、路側機に信号、例えばウェイクアップ確認信号や処理確認信号などを伝送することができる。
また、ひとつの実施形態において、車載機は、第1スリープモードに入った後、所定のスリープ時間範囲が経過すると、自動的に信号待ちモードのスタンバイ状態に戻ることができる。
他のひとつの実施形態において、車載機は、第2スリープモードに入った後、信号待ちモードのスタンバイ状態に戻るために、外部入力(ユーザ入力及び/または車両駆動装置の起動)を必要とする。
さらに他のひとつの実施形態において、受信ユニット602は、第1スリープモード及び第2スリープモードの間は、ウェイクアップ信号を受信しない。
図7は、処理システム702を採用した車載装置を実現するハードウェア700を説明した例示的な図である。処理システム702は、バス724によって形式的に表されたバス構造を用いて実現することができる。処理システム702の具体的な応用及び全体設計の制約如何によって、バス724は任意の数の相互接続バス及びブリッジを含むことができる。バス724は各種の回路を一つに連結しており、1つ以上のプロセッサ及び/またはハードウェアモジュール(プロセッサ704、モジュール708、710、712、714、716、718、及びコンピュータ読取可能媒体/メモリ706で表示する)を含む。バス724は各種のその他の回路、例えばタイミングソースや周辺機器、スタビライザ及び出力管理回路を連結することもできるが、これらの回路はこの分野では周知のものであるため、ここではさらなる説明は行わない。
処理システム702は、トランシーバ718とカップリングさせることもできる。トランシーバ718は、伝送媒体を介して各種のその他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ718は、受信した信号の中から情報を取り出し、取り出した情報を処理システム702(具体的には受信モジュール708)に提供する。また、トランシーバ718は、処理システム702(具体的には伝送モジュール718)から情報を受信し、受信した情報に基づいて、伝送される情報を生成する。処理システム702は、コンピュータ読取可能媒体/メモリ706にカップリングされたプロセッサ704を含む。メモリ706とプロセッサ704とのカップリングは、メモリ706に記録されたプログラムをプロセッサ704が実行する関係を指している。プロセッサ704は一般的な処理を担当しており、コンピュータ読取可能媒体/メモリ706上に記憶されたソフトウェアを実行することを含む。該ソフトウェアは、プロセッサ704によって実行される場合、上述の何らかの特定設備について記載されている各種の機能を処理システム702に実行させる。コンピュータ読取可能媒体/メモリ706は、プロセッサ704がソフトウェアを実行する際に操縦するデータを記憶するために用いることもできる。処理システム702はさらに、モジュール708、710、712、714、716、718のうちの少なくとも1つを含む。これらのモジュールは、プロセッサ704内で実行されるソフトウェアモジュール、コンピュータ読取可能媒体/メモリ706内に常駐/記憶されているソフトウェアモジュール、プロセッサ704にカップリングされている1つ以上のハードウェアモジュール、またはそれらの組合わせであってよい。
この開示では、車載機内にカウンタを設置することにより受信したウェイクアップ信号の数を計数し、第1計数値を生成している。車載機は、第1計数値に基づいて第1スリープモードに入ることができる。さらに、カウンタは、車載機が第1スリープモードに入った回数について計数し、第2計数値を生成する。車載機は、第2計数値に基づいて第2スリープモードに入ることができる。車載機は、第1及び第2スリープモードにおいてウェイクアップ信号を受信しないので、電力量を節約することができる。さらに、第1スリープモードでは、車載機は短時間、トランザクション命令を受信しない可能性があり、車載機が比較的短い時間内でスリープし、その後、自動的に信号待ちモードに戻ることで、電力量を節約することができると同時に、スリープモードにある時間が長すぎてトランザクション命令を逃してしまうことがない。第2スリープモードでは、車載機は長い時間、トランザクション命令を受信しない可能性があるので、ユーザの入力や車両エンジンの起動がない限り信号待ちモードに戻ることはできず、それにより電力量をさらに節約することができる。
実施例に基づいてこの開示について記述しているが、この開示は上記の実施例や構造に限定されるものではないことを理解しておかなければならない。この開示には様々な変形例や同等の範囲内の変形も含まれている。その他にも、様々な組合せや手段、さらに含まれる1つだけの要素、1つ以上または1つ以下のその他の組合せや手段も、この開示のカテゴリー、構想範囲に属している。
本文の記述は、当業者が本開示を作成または使用できるようにするために提供されているものである。本開示に対する様々な修正は、当業者にとっては自明なことであり、かつ本文中で定義されている一般的な原理は、その他の変形に応用されても、本開示の範囲を逸脱することはない。よって、本開示は本文に記述されている例や設計に限定されるものではなく、本文で公開されている原理及び新規の特徴と一致する最も広い範囲に付与されるべきである。
102、202、302、402 路側機(RSU)
104、204、304、404 車載機(OBU)
700 ハードウェア(車載装置)
702 処理システム
704 プロセッサ
706 メモリ。

Claims (16)

  1. 車載機であって、
    メモリと、
    前記メモリにカップリングされ、かつ信号待ちモード、第1スリープモード及び第2スリープモードの間の切換を判断し、実行するよう配置されているプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサがさらに、
    前記信号待ちモードから前記第1スリープモードへの切換、
    前記信号待ちモードから前記第2スリープモードへの切換、
    前記第1スリープモードから前記信号待ちモードへの切換、及び
    前記第2スリープモードから前記信号待ちモードへの切換を少なくとも判断し、実行するよう構成されている車載機。
  2. 前記プロセッサがさらに、
    前記信号待ちモードにおいてウェイクアップ信号を受信し、
    前記ウェイクアップ信号を受信した後、所定の時間範囲内にトランザクション命令を受信しなかった場合は、前回に前記第1スリープモードを退出してから受信したウェイクアップ信号の数を表す第1計数値に基づいて、第1スリープモードに入るべきか否かを確定し、
    前記第1スリープモードに入るべきであると確定したことに呼応して、前回に前記第2スリープモードを退出してから前記第1スリープモードに入った回数、または前記ウェイクアップ信号を受信した数を表す第2計数値に基づいて、第2スリープモードに入るべきか否かを確定するよう配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車載機。
  3. 前記プロセッサがさらに、
    前記ウェイクアップ信号を受信する度に、車両駆動装置の状態を取得し、
    前記車両駆動装置の状態がオンであれば、前記第1計数値をリセットし、
    前記車両駆動装置の状態がオフであれば、前記第1計数値を逓増させ、
    前記第1計数値に基づいて、第1スリープモードに入るべきか否かを確定するよう配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車載機。
  4. 前記第1スリープモードに入るべきか否かを確定することが、
    前記第1計数値を第1閾値と比較し、
    前記第1計数値が前記第1閾値以上であれば、前記第1スリープモードに入るべきであると確定することを含むことを特徴とする請求項2または3に記載の車載機。
  5. 前記第2スリープモードに入るべきか否かを確定することが、
    前記第1スリープモードに入るべきであると確定した場合は、前記第2計数値を逓増させ、
    逓増後の第2計数値を第2閾値と比較し、
    逓増後の第2計数値が前記第2閾値以上であれば、第2スリープモードに入るべきであると確定することを含むことを特徴とする請求項2または3に記載の車載機。
  6. 前記第2スリープモードに入るべきか否かを確定することが、
    前記ウェイクアップ信号を受信した後、前記車両駆動装置の状態がオンであれば、前記第2計数値をリセットし、前記車両駆動装置の状態がオフであれば、前記第2計数値を逓増させ、
    設定した第2計数値を第3閾値と比較し、
    逓増後の第2計数値が前記第3閾値以上であれば、第2スリープモードに入るべきであると確定することを含むことを特徴とする請求項3に記載の車載機。
  7. 前記プロセッサがさらに、
    前記第1スリープモードに入るべきであると確定した後、前記第1計数値をリセットし、
    前記第2スリープモードに入るべきであると確定した後、前記第2計数値をリセットするよう配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の車載機。
  8. 前記第1スリープモードに入ってから所定のスリープ時間を過ぎた後、自動的に前記第1スリープモードを退出して前記信号待ちモードに戻り、かつ、
    前記第2スリープモードに入った後、外部の入力を受信することにより前記第2スリープモードを退出して前記信号待ちモードに戻ることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の車載機。
  9. 車載機に用いる車載機の制御方法であって、
    前記車載機の信号待ちモード、第1スリープモード及び第2スリープモードの間の切換を判断し、かつ実行することを含み、
    前記信号待ちモードから前記第1スリープモードへの切換、
    前記信号待ちモードから前記第2スリープモードへの切換、
    前記第1スリープモードから前記信号待ちモードへの切換、及び
    前記第2スリープモードから前記信号待ちモードへの切換を少なくとも判断し、実行することを含む車載機の制御方法。
  10. 前記信号待ちモードにおいてウェイクアップ信号を受信し、
    前記ウェイクアップ信号を受信した後、所定の時間範囲内にトランザクション命令を受信しなかった場合は、前回に前記第1スリープモードを退出してから受信したウェイクアップ信号の数を表す第1計数値に基づいて、前記車載機が第1スリープモードに入るべきか否かを確定し、
    前記第1スリープモードに入るべきであると確定したことに呼応して、前回に前記第2スリープモードを退出してから前記第1スリープモードに入った回数、または前記ウェイクアップ信号を受信した数を表す第2計数値に基づいて、前記車載機が第2スリープモードに入るべきか否かを確定することをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の車載機の制御方法。
  11. さらに、
    前記ウェイクアップ信号を受信する度に、車両駆動装置の状態を取得し、
    前記車両駆動装置の状態がオンであれば、前記第1計数値をリセットし、
    前記車両駆動装置の状態がオフであれば、前記第1計数値を逓増させ、
    前記第1計数値に基づいて、前記車載機が第1スリープモードに入るべきか否かを確定することを含むことを特徴とする請求項10に記載の車載機の制御方法。
  12. 前記車載機が第1スリープモードに入るべきか否かを確定することが、
    前記第1計数値を第1閾値と比較し、
    前記第1計数値が前記第1閾値以上であれば、前記車載機が前記第1スリープモードに入るべきであると確定することを含むことを特徴とする請求項10または11に記載の車載機の制御方法。
  13. 前記車載機が第2スリープモードに入るべきか否かを確定することが、
    前記第1スリープモードに入るべきであると確定した場合は、前記第2計数値を逓増させ、
    逓増後の第2計数値を第2閾値と比較し、
    逓増後の第2計数値が前記第2閾値以上であれば、前記車載機が第2スリープモードに入るべきであると確定することを含むことを特徴とする請求項10または11に記載の車載機の制御方法。
  14. 前記ウェイクアップ信号を受信した後、前記車両駆動装置の状態がオンであれば、前記第2計数値をリセットし、前記車両駆動装置の状態がオフであれば、前記第2計数値を逓増させ、
    設定した第2計数値を第3閾値と比較し、
    逓増後の第2計数値が前記第3閾値以上であれば、前記車載機が第2スリープモードに入るべきであると確定することをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の車載機の制御方法。
  15. 前記第1スリープモードに入るべきであると確定した後、前記第1計数値をリセットし、
    前記第2スリープモードに入るべきであると確定した後、前記第2計数値をリセットすることをさらに含むことを特徴とする請求項10または11に記載の車載機の制御方法。
  16. 前記車載機は、前記第1スリープモードに入ってから所定のスリープ時間を過ぎた後、自動的に前記第1スリープモードを退出して前記信号待ちモードに戻り、かつ、
    前記車載機が、前記第2スリープモードに入った後、外部入力を受信することにより前記第2スリープモードを退出して前記信号待ちモードに戻ることを特徴とする請求項9~11のいずれかに記載の車載機の制御方法。
JP2021144043A 2020-11-17 2021-09-03 車載機および車載機の制御方法 Active JP7268706B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202011286561.4A CN113763579B (zh) 2020-11-17 2020-11-17 用于车载单元的方法和装置
CN202011286561.4 2020-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022080262A true JP2022080262A (ja) 2022-05-27
JP7268706B2 JP7268706B2 (ja) 2023-05-08

Family

ID=78786113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021144043A Active JP7268706B2 (ja) 2020-11-17 2021-09-03 車載機および車載機の制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7268706B2 (ja)
CN (1) CN113763579B (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358647A (ja) * 2000-04-24 2001-12-26 Denso Corp 無線移動局において待機時間を増す方法、システム、無線電話装置
JP2005309813A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Denso Corp 車載器
JP2007112326A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Mitsubishi Electric Corp 高度道路交通システムの狭域通信用車載器

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3156562B2 (ja) * 1995-10-19 2001-04-16 株式会社デンソー 車両用通信装置及び走行車両監視システム
JP3873457B2 (ja) * 1998-06-08 2007-01-24 株式会社デンソー 移動体通信装置
JP3353821B2 (ja) * 1999-03-08 2002-12-03 日本電気株式会社 路車間通信システムにおける車載器
JP2004194301A (ja) * 2002-11-29 2004-07-08 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 起動信号出力回路及び判定回路
JP4148164B2 (ja) * 2004-03-09 2008-09-10 株式会社デンソー 車載通信機
JP2007106205A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Denso Corp 間欠駆動制御装置およびそれを備えた車両盗難防止システム
JP2007259057A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Alps Electric Co Ltd 車載用信号受信装置及び信号受信方法
JP4747976B2 (ja) * 2006-07-18 2011-08-17 株式会社デンソー 車載通信機
JP2008191914A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Denso Corp 路車間セキュリティシステム
JP5511986B2 (ja) * 2010-12-24 2014-06-04 三菱電機株式会社 電子制御装置および車載情報機器
ES2658917T3 (es) * 2012-07-03 2018-03-12 Kapsch Trafficcom Ab Unidad de a bordo con gestión de energía
JP2016091257A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 株式会社デンソー 車両用機器
CN106218550B (zh) * 2016-07-29 2019-02-19 北京车和家信息技术有限公司 电子控制单元的控制方法、电子控制单元、系统和车辆

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358647A (ja) * 2000-04-24 2001-12-26 Denso Corp 無線移動局において待機時間を増す方法、システム、無線電話装置
JP2005309813A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Denso Corp 車載器
JP2007112326A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Mitsubishi Electric Corp 高度道路交通システムの狭域通信用車載器

Also Published As

Publication number Publication date
CN113763579B (zh) 2023-06-13
JP7268706B2 (ja) 2023-05-08
CN113763579A (zh) 2021-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2876093C (en) On board unit with power management
CN108933719B (zh) 车载can网络管理方法、车载can网络、车辆
EP3044043B1 (en) Startup control of devices
CN107003975B (zh) 用于控制链路电力状态的方法和装置
CN103164877B (zh) 一种车载终端和车载终端的电源管理方法
CN112537265A (zh) 一种车载终端的控制方法、装置及汽车
CN101165636A (zh) 微型计算机、程序和车载电子控制器
CN116133099A (zh) 车钥匙控制方法、钥匙终端及存储介质
CN111277285A (zh) 一种射频芯片信号接收方法、装置以及系统
JP2022080262A (ja) 車載機および車載機の制御方法
JPH11187050A (ja) 多重通信方法
CN105679083A (zh) 一种基于雷达的车位感应系统
CN111891053A (zh) 电池保护方法、装置、电路、车辆及存储介质
CN112907772B (zh) 一种前装式etc电子标签系统、方法及存储介质
CN116627516A (zh) 车载系统的快速启动方法、装置、电子设备和存储介质
CN105632237A (zh) 一种车位感应系统
CN111679730B (zh) 基于FreeRTOS的处理器状态控制方法和装置
CN112738768B (zh) 车载系统及其通信方法
CN211702021U (zh) 一种射频芯片信号接收装置及系统
US20230099399A1 (en) Method and apparatus for managing a controller in a power down state
KR100987891B1 (ko) Obu 상태 전환 정보의 통보 방법과 그 기능을 갖춘이동통신 단말기
US20230101640A1 (en) Device and method for efficient transitioning to and from reduced power state
CN117714504A (zh) 车辆控制方法及系统
CN115866523A (zh) 一种模式切换方法、装置、系统及存储介质
CN116366394A (zh) 车载电子控制单元的网络管理方法、装置及控制单元

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230404

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7268706

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151