JP2005309813A - 車載器 - Google Patents

車載器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005309813A
JP2005309813A JP2004126528A JP2004126528A JP2005309813A JP 2005309813 A JP2005309813 A JP 2005309813A JP 2004126528 A JP2004126528 A JP 2004126528A JP 2004126528 A JP2004126528 A JP 2004126528A JP 2005309813 A JP2005309813 A JP 2005309813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
signal
mounted device
roadside
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004126528A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4412044B2 (ja
Inventor
Manabu Matsumoto
学 松元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004126528A priority Critical patent/JP4412044B2/ja
Publication of JP2005309813A publication Critical patent/JP2005309813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4412044B2 publication Critical patent/JP4412044B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

【課題】 走行中における路側機からの信号の取り逃がしを防止するとともに、停車中であっても低消費電流で路側機からの信号を受信する。
【解決手段】 電源制御回路17は、車両が走行中であるか停車中であるかを判定し(S102)、車両が走行中であると判定した場合(S102でYESと判定)、第1の間欠周期毎に受信回路11を間欠動作させ(S104)、車両が停車中であると判定した場合(S102でNOと判定)、第1の間欠周期よりも長い第2の間欠周期毎に受信回路11を間欠動作させる(S106)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、車両に備えられ、路側に設置された路側機とDSRC通信を行う車載器に関する。
従来、このDSRC通信を行うシステムとして、例えば、ETCシステムや電子ナンバープレートシステムがある。
このようなシステムの車載器は、消費電流の比較的大きなアクティブ方式が採用されている。このため、間欠的に受信を行う間欠受信動作によって消費電流を低減するようにしたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平10−336760号公報 特開平10−210563号公報 特開平9−27782号公報
ところで、このDSRC通信を利用したシステムは、上記したETCシステムや電子ナンバープレートシステムの他にも数多く検討されており、サービスによっては、例えば、エンジンが停止した停車中の車両においても車載器と路側機との間の通信が要求されるものがある。
しかし、DSRC通信を行う車載器の多くは、車両に搭載されたバッテリからアクセサリスイッチを介して給電されるように構成されているため、アクセサリスイッチがオフされると、バッテリからの給電が停止されてしまい、路側機から送信される信号を受信することができなくなってしまう。
そこで、車両のバッテリから直接給電する構成とすれば、アクセサリスイッチの状態と関係なく給電されるようにできるが、エンジンが停止した状態で車載器が動作することになるため、車載器の消費電流が大きいとバッテリが上がってしまうといった状況が考えられる。
また、車載器に電池を内蔵し、この電池から給電するように構成すれば、バッテリが上がってしまうといった問題はなくなるが、例えば、停車中であっても車載器が動作することになるため、車載器の消費電流が大きいと電池の寿命が短くなってしまう。
いずれにしても、このような車載器には、エンジンが停止したような状態でも低消費電流で動作することが要求される。
ところで、DSRC通信では、車載器が路側機からのポーリング信号をすることによって通信を開始するようになっている。したがって、このような車載器は、停車中でも低消費電流で路側機からのポーリング信号を受信できる状態にする必要がある。
そこで、間欠受信動作を行うことによって定期的に路側機からのポーリング信号を受信すれば、消費電流の低減を図ることが可能である。しかし、単純に一定の間欠周期で間欠受信動作を行うようにした場合、以下の問題が生じる。
間欠周期が長い場合、消費電流は低減されるが、走行時に路側機からの信号を受信しないまま車両が通信エリアを通過してしまい、路側機からの信号を取り逃してしまう状況が考えられる。
反対に、間欠周期が短い場合、路側機からの信号を取り逃がさないようにできるが、停車中でも短い間欠周期でポーリング信号を受信するため、消費電流が増加してしまう。
本発明は上記問題に鑑みたもので、走行中における路側機からの信号の取り逃がしを防止するとともに、停車中であっても低消費電流で路側機からの信号を受信することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両に備えられ、路側に設置された路側機とDSRC通信を行う車載器であって、路側機からの信号を受信する受信手段と、所定のタイミングで間欠的に受信手段に路側機からの信号を受信させる制御手段と、車両が走行中であるか停車中であるかを判定する車両状態判定手段と、を備え、制御手段は、車両状態判定手段によって車両が走行中であると判定された場合、第1の間欠周期毎に受信手段を間欠動作させ、車両状態判定手段によって車両が停車中であると判定された場合、第1の間欠周期よりも長い第2の間欠周期毎に受信手段を間欠動作させることを特徴としている。
このように、制御手段は、車両状態判定手段によって車両が走行中であると判定された場合、第1の間欠周期毎に受信手段を間欠動作させ、車両状態判定手段によって車両が停車中であると判定された場合、第1の間欠周期よりも長い第2の間欠周期毎に受信手段を間欠動作させるので、走行中における路側機からの信号の取り逃がしを防止するとともに、停車中であっても低消費電流で路側機からの信号を受信することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、車両状態判定手段は、車両の走行時の振動を検出する振動センサを有し、この振動センサによって検出された振動に基づいて、車両が走行中であるか停車中であるかを判定するので、車両が走行中であるか停車中であるかを判定するための信号を入力するケーブルを不要とすることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、車両状態判定手段は、車両の走行に伴って変化する傾斜角を検出する傾斜センサを有し、振動センサによって検出された振動および傾斜センサによって検出された傾斜角に基づいて、車両が走行中か停車中であるかを判定することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、制御手段は、受信手段が路側機から間欠周期を含む信号を受信した場合、受信した信号に含まれる間欠周期に従って受信手段を間欠動作させることができる。
また、請求項5に記載の発明では、受信手段が受信した信号の信号処理を行う処理手段と、処理手段からの信号を路側機へ送信する送信手段と、を備え、制御手段は、受信手段、処理手段および送信手段を別々に起動、停止させることを特徴としている。
このように、制御手段は、受信手段、処理手段および送信手段を別々に起動、停止させるので、車載器の消費電流を低減することが可能である。
また、請求項6に記載の発明では、電源の供給を行う電池を備え、受信手段および制御部は、電池から電源が供給されるので、アクセサリスイッチの状態と関係なく受信手段および制御部に電源の供給を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る車載器のブロック構成を図1に示す。車載器1は、受信回路11、送信回路12、DSRC処理部13、メモリ14、振動センサ15、電源制御部17、タイマ18および電源19を備えている。
なお、車両のバッテリからアクセサリスイッチを介して給電する構成では、アクセサリスイッチがオフされた場合に給電が停止されてしまうため、本実施形態における車載器1は、車両のバッテリからの給電ではなく、車載器1に内蔵した電源19からの給電により動作するようになっている。
受信回路11は、DSRC路上機から送信される電波を受信し、受信した信号に増幅、復調等の処理を施し、その処理結果の信号をDCRC処理部13へ出力する。
送信回路12は、DSRC処理部13から出力される信号に、変調、増幅等の処理を施し、その結果の信号を電波としてDSRC路上機へ送信する。
DSRC処理部13は、通常のコンピュータとして構成され、メモリ14に記憶されたプログラムに従って各種演算処理を実行し、受信回路11、送信回路12、メモリ14および電源制御部17等と信号の授受を行う。DSRC処理部13の処理としては、受信回路11によって受信される信号の解析や送信回路12を介してDSRC路上機へ送信する信号の生成等がある。
メモリ14は、DSRC処理部13のコンピュータの作動のためのプログラムが記憶されたROM、一時的にデータを記憶するRAM、不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ等により構成されている。
振動センサ15は、車載器に内蔵され、車両の走行時に発生する振動やエンジンの作動時に発生する振動を検出し、検出した振動を電源制御部17へ出力する。
傾斜センサ16は、車載器に内蔵され、車両の走行に伴って変化する傾斜角を検出し、検出した傾斜角を電源制御部17へ出力する。
電源制御部17は、通常のコンピュータとして構成されており、内部にはCPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを備えている。電源制御部17のCPUは、ROMに記憶されたプログラムを読み出して各種処理を実行し、オンオフ制御信号により、受信回路11、送信回路12、DSRC処理部、メモリ14の各ブロックの起動、停止を制御する。
タイマ18は、時間を計測し、計測した時間と予め設定された比較値とを比較して、計測時間が比較値に到達すると所定の信号を出力する。
電源19は、具体的には電池により構成され、上記した車載器1の各ブロックへの電源供給を行う。
上記した構成において、電源制御部17は、振動センサ15によって検出された振動および傾斜センサ16によって検出される傾斜角に基づいて、以下のように車両が走行中か停車中であるかを判定する。
エンジンの回転によって発生する振動周波数fは、図2に示すようにエンジン回転数の上昇に伴って増加する。また、図2に示す振動周波数f0は、アイドリングによって発生する振動周波数よりも若干高い周波数に設定されている。
車両が走行する場合のエンジン回転数は、アイドリング時のエンジン回転数よりも大きくなるため、電源制御部17は、振動周波数fがアイドリングによって発生する振動周波数よりも若干高い周波数f0以上であるか否かに基づいて、車両が走行中であるか停車中であるかを判定することができる。
具体的には、電源制御部17は、振動センサ15によって検出される振動からエンジンの回転によって発生する振動周波数fを抽出し、この振動周波数fが所定の振動周波数f0以上の場合、走行中であると判定し、振動周波数fが所定の振動周波数f0未満の場合、停車中であると判定することができる。
また、車両が加速する際には、図3(a)に示すように車両後部が下がり、車両が減速する際には、図3(b)に示すように車両前部が下がる。傾斜センサ16は、このような車両の走行に伴って変化する傾斜角を検出し、検出した傾斜角を出力する。
本実施形態では、振動周波数fと傾斜センサ16によって検出される傾斜角に基づいて、車両が走行中か停車中であるかを判定する。
例えば、傾斜角によって車両後部が下がったことが検出され、かつ、振動周波数fが所定の振動周波数f0以上の場合、走行中であると判定する。
また、傾斜角によって車両前部が下がったことが検出され、かつ、振動周波数fが所定の振動周波数f0未満の場合、停車中であると判定する。
また、振動周波数fが所定の振動周波数f0以上で、かつ、傾斜角が所定時間以上変化しない場合、走行中であると判定する。このような場合は、例えば、車両が高速道路を一定の速度で長時間走行するような場合に相当する。
また、振動周波数fが所定の振動周波数f0未満で、かつ、傾斜角が所定時間以上変化しない場合、停車中であると判定する。なお、図4に示すように、車両は必ずしも平らな場所に停車するとは限らないため、傾斜角の大きさではなく傾斜角の変化に基づいて判定する。
このように、電源制御部17は、振動センサ15および傾斜センサ16から出力される信号に基づいて、停車中であるか走行中であるかを判定する。
次に、図5を参照して、車載器1の基本動作について説明する。
まず、車両が停車中で、振動センサ15によって車両の走行時に発生する振動やエンジンの作動時に発生する振動が検出されない場合、受信回路11は、電源制御部17の制御によって比較的長い周期の間欠周期T1毎に間欠受信動作を行う。受信回路11は、図に示すオンの期間のみ、受信動作を行う。
次に、車両が走行を始め、振動センサ15によって車両の走行時に発生する振動やエンジンの作動時に発生する振動が検出されると、受信回路11は、電源制御部17の制御によって間欠周期T1よりも短い周期の間欠周期T2毎に間欠受信動作を行う。
そして、受信回路11が路側機から受信信号を受信すると、電源制御部17の制御によってDSRC処理部13が起動する。
次に、電源制御部17の制御によって送信回路12が起動し、送信回路12から送信信号を送信されると、送信回路12は停止する。
このように、電源制御部17は、受信回路11、DSRC処理部13および送信回路12を必要に応じて別々に起動、停止させることにより、消費電流の低減を図るようになっている。
次に、図6、図7を参照して、車載器1を搭載した車両が路側機の通信エリア内に停車している場合と車載器1を搭載した車両が路側機の通信エリアを高速で通過する場合における受信回路11の間欠受信動作について説明する。
図6は、車載器を搭載した車両2が路側機4の通信エリア内に停車し、同じく車載器を搭載した車両3が路側機4の通信エリア内を時速100kmで走行している状況を示した図である。
停車中の車両2は、図7に示すように、車載器の電源制御部17が振動センサ15および傾斜センサ16から出力される信号に基づいて停車中であると判定すると、受信回路11を間欠周期T1で間欠受信動作させる。このように、間欠周期T1毎に受信回路11を間欠動作させ、受信回路11のオン期間中に路側機から送信される送信信号(ポーリング信号が含まれる)を受信すると路側機と通信を行う。
そして、車両2が走行を始めると、振動センサ15および傾斜センサ16から出力される信号に基づいて走行中であると判定し、間欠周期T1よりも短い間欠周期T2で受信回路11を間欠受信動作させる。このように、車載器1は、受信回路11を間欠動作させ、路側機からの送信信号a、b、c、d、e、fを受信する。
一方、時速100kmで走行中の車両3の車載器の電源制御部は、振動センサおよび傾斜センサから出力される信号に基づいて走行中であると判定すると、受信回路11を間欠周期T2で間欠受信動作させる。このように、間欠周期T2毎に受信回路11を間欠動作させ、受信回路11のオン期間中に路側機から送信される送信信号(ポーリング信号が含まれる)を受信すると路側機と通信を行う。
なお、走行中における電受信回路11の間欠周期T2は、路側機からの信号を受信しないまま車両が通信エリアを通過することがない程度に十分短く設定されている。
図7に示したように、停車中における電受信回路11の間欠周期T1は、走行中における電受信回路11の間欠周期T2よりも短くなっているので、間欠周期T2で一律に電受信回路11を間欠動作させる場合と比較して、消費電流の低減を図ることができる。
次に、図8を参照して、車載器1の電源制御部17のCPUの処理について説明する。以下、電源制御部17のCPUの処理を電源制御部17の処理として説明する。
電源制御部17は、車両が走行中であるか停車中であるかによって、タイマ18の比較値を変更して受信回路11の間欠周期を変更する処理を行うようになっているが、路側機から通信によるタイマ18の比較値の設定を行うことも可能となっている。本実施形態では、通信による設定の方が優先される。また、路側機からタイマ18の比較値を設定する場合、タイマ18の比較値は電源制御部17の不揮発性メモリに記憶される。
まず、電源制御部17は、不揮発性メモリに路側機からタイマ18の比較値が記憶されているかに基づき、通信でのタイマ18の比較値の設定を優先するか否かを判定する(S100)。
ここで、通信でのタイマ設定を優先しないと判定した場合(S100でNOと判定)、振動センサ15および傾斜センサ16からの信号に基づき、停車中であるか否かを判定する(S102)。
ここで、停車中であると判定した場合、タイマ18の比較値を間欠周期T1に設定し(S104)、S108へ進む。
また、S102において走行中であると判定した場合、タイマ18の比較値を間欠周期T1よりも短い周期の間欠周期T2に設定し(S104)、S108へ進む。
S108では、タイマ18から出力信号に基づいて、タイマ18によって計測された計測時間が予め設定された比較値(間欠周期T1またはT2)に到達したか否かを判定する(S108)。
ここで、計測時間が予め設定された比較値に到達しないと判定した場合(S108でNOと判定)、S102へ戻り、S102〜S108の処理を繰り返す。
また、S108において、計測時間が予め設定された比較値に到達したと判定した場合(S108でYESと判定)、受信回路11を起動させ(S110)、受信回路11が路側機から送信された送信信号を正常に受信したか否かに基づき、正常信号を受信したか否かを判定する(S112)。
ここで、正常な信号を受信しないと判定した場合(S112でNOと判定)、電受信回路11を停止させ(S114)、S102の判定へ戻る。
また、S112において正常な信号を受信したと判定した場合(S112でYESと判定)、DSRC処理部13を起動させる(S116)。
そして、DSRC処理部13は、受信回路11によって受信された信号の解析や送信回路12を介してDSRC路上機へ送信する信号の生成等を行う。
そして、DSRC処理部13からDSRC路上機へ送信する信号が生成されたか否かを判定する(S118)。
ここで、送信する信号が生成されないと判定した場合(S118でNOと判定)、S102の判定へ戻る。
また、S118において送信する信号が生成されたと判定した場合(S118でYESと判定)、送信回路12を起動させ(S120)、送受信動作を行う(S122)。
次に、受信回路11が路側機からタイマ18の比較値を受信したか否かに基づき、路側機からタイマ18の設定があるか否かを判定する(S124でYESと判定)。
ここで、路側機からタイマ18の設定があると判定した場合(S124でYESと判定)、路側機から受信した比較値をタイマ18に設定する(S126)。
また、S124において、路側機からタイマ18の設定がないと判定した場合(S124でNOと判定)、通信でのタイマ18の優先設定を解除する。具体的には、電源制御部17の不揮発性メモリに記憶された路側機からのタイマ18の比較値の設定をクリアする(S128)。
次に、通信が終了したか否かを判定し(S130)、通信が終了しない場合、S122〜S126の処理を繰り返す。
また、S110において、不揮発性メモリに路側機からタイマ18の比較値が記憶されている場合、通信でのタイマ18の比較値の設定を優先すると判定し(S100でYESと判定)、不揮発性メモリに記憶された比較値をタイマ18の比較値に設定してS108へ進む。
また、S130において通信が終了したと判定した場合、受信回路11、送信回路12およびDSRC処理部13の全ての回路を停止させ(S132)、S102の判定へ戻る。
次に、図9を参照して、路側機から車載器1のタイマ設定を行う場合の路側機と車載器1との間のシーケンス図を示す。DSRC通信では、車載器1が路側機からのポーリング信号を受信してから通信を開始するようになっている。車載器1は、路側機からのポーリング信号を受信すると路側機との間で通信を開始し、DSRCシステム標準規格(ARIB STD−T75)に従い、図9に示すようなシーケンスでデータの送受信を行う。路側機は、車載器1の走行状態に応じて、以下に示すように、車載器1のタイマ設定を行うことができる。
まず、車載器1から路側機へ車載器を識別するためのIDコードを送信すると、路側機から車載器1へBST(Beacon Service Table)が送信される。
車載器1は、このBSTを受信すると、路側機へVST(Vehile Service Table)を送信する。
次に、路側機は、車載器1へデータ読み出し要求および車両状態の要求コマンドを送信して、車載器1から車両状態を読み出す。なお、車両状態には、車両の走行状態を示す情報が含まれる。この車両の走行状態を示す情報は、走行中の場合には“1”、停車中の場合には“0”が設定される。
次に、路側機は、車載器1から読み出した車両状態に応じたタイマ18の設定値を送信する。
そして、車載器1は、路側機から送信されたタイマ18の設定値に基づいてタイマ18を設定する。
このように、路側機は、車載器1の走行状態に応じて車載器1のタイマ設定を行うことができる。
図10は、消費電流の計算についての説明図である。図10に示すように、受信回路動作時間(オン時間)における消費電流を10mA、オフ時間における電受信回路11の消費電流を5μAとする。以下、オン時間を20mSEC、電池の容量を2000mAhとして、この電池により電受信回路11が動作可能な日数について計算する。
まず、連続で動作させた場合、この電池により電受信回路11が動作可能な日数は、数式1で表される。
(数1)
2000mAh÷10mA÷24h=8.3日
次に、電受信回路11の間欠周期を50mSECとして動作させた場合、この電池により電受信回路11が動作可能な日数は、数式2で表される。
(数2)
2000mAh÷((10mA×20mSEC/50mSEC)+(5μA×30mSEC/50mSEC))÷24h=20.8日
次に、電受信回路11の間欠周期を1SECとして動作させた場合、この電池により電受信回路11が動作可能な日数は、数式3で表される。
(数3)
2000mAh÷((10mA×20mSEC/1SEC)+(5μA×980mSEC/1SEC))÷24h=41.6日
このように、受信回路11の間欠周期を長くするほど、電受信回路11の消費電流を低減させ、電池の寿命を長くすることができる。
上記したように、車載器1は、路側機からの信号を受信する受信回路11と、所定のタイミングで間欠的に受信回路11に路側機からの信号を受信させる電源制御回路17を備え、電源制御回路17は、車両が走行中であると判定した場合、第1の間欠周期毎に受信回路11を間欠動作させ、車両が停車中であると判定した場合、第1の間欠周期よりも長い第2の間欠周期毎に受信回路11を間欠動作させるので、走行中における路側機からの信号の取り逃がしを防止するとともに、停車中であっても低消費電流で路側機からの信号を受信することができる。
また、このように消費電流の低減を図ることにより、電池の寿命を延長させることができる。
また、電源制御回路17は、振動センサ15によって検出された振動に基づいて、車両が走行中であるか停車中であるかを判定するので、例えば、車速信号やイグニッションスイッチの状態を示す信号等、車両が走行中であるか停車中であるかを判定するための信号を入力するケーブルを不要とすることができる。
なお、上記実施形態において、受信手段は受信回路11に相当し、制御手段は電源制御回路17に相当し、車両状態判定手段は図8のS102の判定処理に相当し、送信手段は送信回路12に相当し、処理手段はDSRC処理部13に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態において、電源制御部17は、振動センサ15によって検出された振動に基づいて求めたエンジン回転数と傾斜センサ16によって検出される傾斜角に基づいて、車両が走行中か停車中であるかを判定する例を示したが、振動センサ15によって検出された振動に基づいて求めたエンジン回転数に基づいて、車両が走行中か停車中であるかを判定してもよい。この場合、求めたエンジン回転数が所定の回転数以上の場合には走行中であると判定し、所定の回転数未満の場合には停車中であると判定すればよい。
なお、上記実施形態において、電源制御部17は、振動センサ15によって検出された振動に基づいて求めたエンジン回転数と傾斜センサ16によって検出される傾斜角に基づいて、車両が走行中か停車中であるかを判定する例を示したが、例えば、エンジン作動時にイグニッションコイルの火花放電によって発生する電磁波ノイズを検出する検出回路を備え、この検出回路によって検出された電磁波ノイズに基づいてエンジン回転数を求め、エンジンが動作中であるか停止中であるかを判定してもよい。更に、エンジン回転数が所定の回転数以上の場合には走行中であると判定し、所定の回転数未満の場合には停車中であると判定してもよい。
また、上記実施形態では、振動センサおよび傾斜センサからの信号に基づいて車両が走行中であるか停車中であるかを判定する例について示したが、例えば、車速センサから出力される車速パルス信号に基づいて、車両が走行中であるか停車中であるかを判定してもよい。
また、図11に示すように車両が連続した通信エリアを通過する場合、複数の路側機4a〜4bのうち、手前の路側機4aから車載器1の電受信回路11の間欠周期を短く(例えば、10mSECから1mSEC)なるように設定し、最後の路側機4dから車載器1の電受信回路11の間欠周期の設定を長く(例えば、1mSECから10mSEC)するように、車載器1の受信回路11の間欠周期を設定すれば、車両が高速で走行しても路側機4a〜4dから送信される信号を取り逃がすことを防止することができる。
このような場合、路側機4a〜4dは、サービスの内容によって、車載器1の受信回路11の間欠周期の設定を変更してもよい。
また、車載器1から路側機へ車速信号を送信させ、車両の速度に応じて車載器の受信回路11の間欠周期を変更してもよい。この場合、車速の速い車両には間欠周期を短く設定し、車速の遅い車両には受信回路11の間欠周期を長く設定すればよい。
また、上記実施形態では、車両が走行中であるか停車中であるかによって、受信回路11の間欠操作時間(オン時間)を一定として間欠周期を変更する例について示したが、例えば、間欠時間を変更するようにして、オン時間とオフ時間の比(デューティ)を変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、電源制御部17は、受信回路11、DSRC処理部13および送信回路12を別々に起動、停止させる例を示したが、必ずしも別々に起動、停止させる必要はなく、受信回路11、DSRC処理部13および送信回路12を同時に間欠的に起動、停止させてもよい。
本発明の一実施形態に係る車載器のブロック構成を示す図である。 エンジンの回転数とエンジンの回転によって発生する振動周波数fの関係を示す図である。 車両が加速する際、減速する際の車両の傾きを説明するための図である。 車両が上り坂、下り坂に停車した場合の説明図である。 車載器の基本動作について説明図である。 車両が路側機の通信エリア内に停車している場合と通信エリアを高速で通過する場合の概略説明図である。 車両が路側機の通信エリア内に停車している場合と通信エリアを高速で通過する場合の受信回路の間欠受信動作について説明図である。 車載器の電源制御部のCPUの処理を示すフローチャートである。 路側機と車載器との間のDSRC通信の信号の流れを示すシーケンス図である。 受信回路の消費電流の計算についての説明図である。 他の実施形態についての説明図である。
符号の説明
1…車載器、2、3…車両、4、4a〜4d…路側機、11…受信回路、
12…送信回路、13…DSRC処理部、14…メモリ、15…振動センサ、
16…傾斜センサ、17…電源制御部、18…タイマ、19…電源。

Claims (6)

  1. 車両に備えられ、路側に設置された路側機とDSRC通信を行う車載器であって、
    前記路側機からの信号を受信する受信手段と、
    所定のタイミングで間欠的に前記受信手段に前記路側機からの信号を受信させる制御手段と、
    前記車両が走行中であるか停車中であるかを判定する車両状態判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記車両状態判定手段によって前記車両が走行中であると判定された場合、第1の間欠周期毎に前記受信手段を間欠動作させ、前記車両状態判定手段によって前記車両が停車中であると判定された場合、第1の間欠周期よりも長い第2の間欠周期毎に前記受信手段を間欠動作させることを特徴とする車載器。
  2. 前記車両状態判定手段は、前記車両の走行時の振動を検出する振動センサを有し、この振動センサによって検出された振動の振動周波数に基づいて、前記車両が走行中であるか停車中であるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の車載器。
  3. 前記車両状態判定手段は、前記車両の走行に伴って変化する傾斜角を検出する傾斜センサを有し、前記振動センサによって検出された振動の振動周波数および前記傾斜センサによって検出された傾斜角に基づいて、前記車両が走行中か停車中であるかを判定することを特徴とする請求項2に記載の車載器。
  4. 前記制御手段は、前記受信手段が前記路側機から間欠周期を含む信号を受信した場合、受信した信号に含まれる前記間欠周期に従って前記受信手段を間欠動作させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車載器。
  5. 前記受信手段が受信した信号の信号処理を行う処理手段と、
    前記処理手段からの信号を前記路側機へ送信する送信手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記受信手段、前記処理手段および前記送信手段を別々に起動、停止させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車載器。
  6. 電源の供給を行う電池を備え、
    前記受信手段および前記制御部は、前記電池から電源が供給されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載器。
JP2004126528A 2004-04-22 2004-04-22 車載器 Expired - Fee Related JP4412044B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004126528A JP4412044B2 (ja) 2004-04-22 2004-04-22 車載器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004126528A JP4412044B2 (ja) 2004-04-22 2004-04-22 車載器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005309813A true JP2005309813A (ja) 2005-11-04
JP4412044B2 JP4412044B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=35438520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004126528A Expired - Fee Related JP4412044B2 (ja) 2004-04-22 2004-04-22 車載器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4412044B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149420A1 (ja) * 2007-06-05 2008-12-11 Fujitsu Limited 送信制御方法並びに移動局間通信の制御方法、無線基地局及び移動局
WO2009057462A1 (ja) * 2007-10-29 2009-05-07 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 車両用距離検出装置
JP2010233219A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Denso Corp 車両用通信システムの消費電力低減装置およびその方法
JP2011527846A (ja) * 2008-07-09 2011-11-04 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 移動距離に応じたrf送信機/受信機の電力デューティサイクル調整
JP2022080262A (ja) * 2020-11-17 2022-05-27 株式会社デンソー 車載機および車載機の制御方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149420A1 (ja) * 2007-06-05 2008-12-11 Fujitsu Limited 送信制御方法並びに移動局間通信の制御方法、無線基地局及び移動局
JPWO2008149420A1 (ja) * 2007-06-05 2010-08-19 富士通株式会社 送信制御方法並びに移動局間通信の制御方法、無線基地局及び移動局
US8843143B2 (en) 2007-06-05 2014-09-23 Fujitsu Limited Wireless base station and mobile station
WO2009057462A1 (ja) * 2007-10-29 2009-05-07 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 車両用距離検出装置
JP2009109264A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用距離検出装置
JP2011527846A (ja) * 2008-07-09 2011-11-04 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 移動距離に応じたrf送信機/受信機の電力デューティサイクル調整
JP2010233219A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Denso Corp 車両用通信システムの消費電力低減装置およびその方法
JP2022080262A (ja) * 2020-11-17 2022-05-27 株式会社デンソー 車載機および車載機の制御方法
JP7268706B2 (ja) 2020-11-17 2023-05-08 株式会社デンソー 車載機および車載機の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4412044B2 (ja) 2010-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10442432B2 (en) Lead vehicle monitoring for adaptive cruise control
JP4973181B2 (ja) 車載器、路車間通信システム
JP6451512B2 (ja) 運転支援装置、運転支援システム及び運転支援方法
US8788190B2 (en) On-vehicle wireless communication apparatus and communication system thereof
JP4876628B2 (ja) 接近報知システム、並びにそれに用いる車載機及び携帯端末
JP4692206B2 (ja) 接近報知装置
JP4412044B2 (ja) 車載器
CN108819942B (zh) 车辆的车距控制方法及系统
JP2009154646A (ja) タイヤ空気圧装置、その制御方法、およびプログラム
JP2006242707A (ja) タイヤ空気圧検出装置
EP4221158A1 (en) Method and system for controlling a non-interfering mode in a telematics device
JP6413983B2 (ja) 運転支援システム、運転支援装置
CN106772399B (zh) 无线探测雷达装置及其探测方法
JP4929691B2 (ja) 接近報知装置及び接近報知システム
CN114596727A (zh) 用于车辆的辅助方法、系统、相应的车辆和存储介质
CN111757298A (zh) 通信系统
JP2009122908A (ja) 交通情報報知システム、路側機、及び車載機
JP3931824B2 (ja) 電子ナンバープレート通信システムと電子ナンバープレート通信方法およびそれに用いる電子ナンバープレート
JP3896971B2 (ja) 車載無線機
KR101428380B1 (ko) 차량용 블랙박스의 동작 제어 시스템
JP2005286745A (ja) 車載器及びその動作方法
JP2005202874A (ja) 車両用人検出装置
JP2013076326A (ja) 車両のエンジン停止制御装置
JP2010237740A (ja) 自動料金収受システムの車載装置
JP2011238184A (ja) 狭域無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees