JP2022079917A - 反射防止フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】耐擦傷性に優れ、反射防止性能が低下し難い反射防止フィルムを提供する。【解決手段】基材11と、基材11の一方の面側に設けられたハードコート層12と、ハードコート層12における基材11とは反対側に設けられた反射防止層13とを備える反射防止フィルム1であって、反射防止層13の厚さが0.15μm以上、1μm以下である反射防止フィルム1。【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイ等に使用されたときに反射防止性を発揮する反射防止フィルムに関するものである。
液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどのディスプレイにおいては、画面に外部から光が入射し、この光が反射して表示画像を見難くすることがあり、特に近年ディスプレイの大型化に伴い、上記問題を解決することが、ますます重要な課題となってきている。このような問題を解決するために、これまで種々のディスプレイに対して、様々な反射防止処置や防眩処置がとられている。その一つとして反射防止フィルムを各種のディスプレイに使用することが行われている。
例えば、特許文献1には、基材と、所定の物性を有する反射防止層と、これらの間に位置するハードコート層とを含む積層構造を有する反射防止フィルムが開示されている。
特開2020-008877号公報
しかし、特許文献1のような従来の反射防止フィルムでは、反射防止フィルムの表面が擦れると、反射防止層が摩耗して、反射防止性能が低下するという問題があった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、耐擦傷性に優れ、反射防止性能が低下し難い反射防止フィルムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、基材と、前記基材の一方の面側に設けられたハードコート層と、前記ハードコート層における基材とは反対側に設けられた反射防止層とを備える反射防止フィルムであって、前記反射防止層の厚さが0.15μm以上、1.00μm以下であることを特徴とする反射防止フィルムを提供する(発明1)。
上記発明(発明1)においては、反射防止層の厚さが上記範囲にあることにより、反射防止性能が良好に発揮される。そして、上記厚さの反射防止層は、表面が擦れても摩耗し難く、耐擦傷性に優れ、摩耗によって反射防止性能が低下し難い。すなわち、上記発明(発明1)に係る反射防止フィルムは、耐擦傷性と反射防止性能とのバランスが良好に図られ、もって、耐擦傷性に優れ、良好な反射防止性能が低下し難いものとなっている。
上記発明(発明1)においては、前記反射防止フィルムにおける前記反射防止層側の面の鉛筆硬度が、F以上であることが好ましい(発明2)。
上記発明(発明1,2)においては、前記反射防止フィルムにおける前記反射防止層側の面の動摩擦係数が、0.4以下であることが好ましい(発明3)。
上記発明(発明1~3)においては、前記反射防止フィルムにおける前記反射防止層側の面の反射率が、4%以下であることが好ましい(発明4)。
上記発明(発明1~4)においては、前記ハードコート層及び前記反射防止層が、活性エネルギー線硬化性成分を含有する組成物を硬化させた材料からなることが好ましい(発明5)。
上記発明(発明1~5)においては、前記反射防止層が単層からなり、前記反射防止層の屈折率が、前記ハードコート層の屈折率よりも低いことが好ましい(発明6)。
本発明に係る反射防止フィルムは、耐擦傷性に優れ、反射防止性能が低下し難い。
本発明の一実施形態に係る反射防止フィルムの断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る反射防止フィルム1の断面図である。図1に示されるように、本実施形態に係る反射防止フィルム1は、基材11と、基材11の一方の面側に設けられたハードコート層12と、ハードコート層12における基材11とは反対側に設けられた反射防止層13とを備える。
本実施形態に係る反射防止フィルム1における反射防止層13の厚さは、0.15μm以上である。これにより、反射防止層13は表面が擦れても摩耗し難く、耐擦傷性に優れ、摩耗によって反射防止性能が低下し難い。また、反射防止層13の厚さは、1.00μm以下である。これにより、反射防止性能が良好に維持される。すなわち、本実施形態に係る反射防止フィルム1は、反射防止層13の厚さが上記の範囲内にあることにより、耐擦傷性と反射防止性能とのバランスが良好に図られ、もって、耐擦傷性に優れ、良好な反射防止性能が低下し難いものとなっている。
反射防止層13の厚さは、耐擦傷性の観点から、0.18μm以上であることが好ましく、特に0.24μm以上であることが好ましく、さらには0.30μm以上であることが好ましい。
また、反射防止層13の厚さは、反射防止性能の観点から、0.90μm以下であることが好ましく、特に0.70μm以下であることが好ましく、さらには0.40μm以下であることが好ましい。
1.各要素
1-1.反射防止層
反射防止層13は、単層からなり、ハードコート層12の屈折率よりも低い屈折率を有することが好ましい。これにより、ハードコート層12との屈折率差によって反射光の干渉が生じて、反射防止フィルム1は反射防止性能に優れたものとなる。その結果、反射防止フィルム1が使用されたディスプレイにおいて、外光の反射を低減し、表示画像の視認性を向上させることができる。ただし、反射防止層13は、それ単独で反射防止性を有するものであってもよい。この場合、例えば、反射防止層13は多層構造であってもよい。
本実施形態の反射防止層13は、通常はバインダー樹脂を含有し、さらに所望により低屈折率粒子、添加剤等を含有する反射防止層用組成物から形成されることが好ましいが、これに限定されるものではない。例えば、低屈折率粒子を含有せず、低屈折率なバインダー樹脂を含有する反射防止層用組成物から形成されてもよい。
(1)各成分
(1-1)バインダー樹脂
バインダー樹脂としては、従来公知の光透過性を有する樹脂等を使用することができる。当該樹脂としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチロール系樹脂、ABS系樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、ウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等が挙げられる。これらは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
バインダー樹脂としては、硬化性成分を使用することが好ましい。硬化性成分は、活性エネルギー線や熱等のトリガーによって硬化する成分であり、例えば、活性エネルギー線硬化性成分、熱硬化性成分等が挙げられる。本実施形態では、形成される反射防止層13の硬度、そして耐擦傷性の観点から、活性エネルギー線硬化性成分を使用することが好ましい。
具体的な活性エネルギー線硬化性成分としては、多官能(メタ)アクリレート系モノマー、(メタ)アクリレート系プレポリマーの他、活性エネルギー線硬化性のポリマー等が挙げられるが、中でも多官能(メタ)アクリレート系モノマーまたは(メタ)アクリレート系プレポリマーであることが好ましい。多官能(メタ)アクリレート系モノマーおよび(メタ)アクリレート系プレポリマーは、それぞれ単独で使用してもよいし、両者を併用してもよい。なお、本明細書において、(メタ)アクリレートとは、アクリレートおよびメタクリレートの両方を意味する。他の類似用語も同様である。
多官能(メタ)アクリレート系モノマーとしては、例えば、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペートジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、ジ(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート、9,9-ビス[4-(2-アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン等の2官能型;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ε-カプロラクトン変性トリス-(2-(メタ)アクリロキシエチル)イソシアヌレート等の3官能型;ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の4官能型;プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等の5官能型;ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の6官能型などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、形成される反射防止層13の硬度等の観点から、3官能以上であることが好ましく、特に4官能以上であることが好ましい。
一方、(メタ)アクリレート系プレポリマーとしては、例えば、ポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリオールアクリレート系等のプレポリマーが挙げられる。
ポリエステルアクリレート系プレポリマーとしては、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、あるいは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
エポキシアクリレート系プレポリマーは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。
ウレタンアクリレート系プレポリマーは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
ポリオールアクリレート系プレポリマーは、例えば、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
以上のプレポリマーは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ここで、バインダー樹脂として、屈折率の低いものを使用すれば、後述する低屈折率粒子を使用する必要がない。低屈折率なバインダー樹脂としては、例えば、活性エネルギー線硬化型フッ素系樹脂が好ましく挙げられる。活性エネルギー線硬化型フッ素系樹脂としては、例えば、含フッ素モノマー由来の構成単位と架橋性モノマー由来の構成単位とを有する含フッ素系樹脂が挙げられる。含フッ素モノマー単位の具体例としては、例えば、フルオロエチレン、ビニリデンフルオライド、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロ-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソール等のフルオロオレフィン類;(メタ)アクリル酸のフッ素化アルキルエステル誘導体類;フッ素化ビニルエーテル類などが挙げられる。架橋性モノマーとしては、(メタ)アクリレートモノマーの他、カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ基、スルホン酸基等を有する(メタ)アクリレートモノマーなどが挙げられる。
(1-2)低屈折率粒子
本実施形態の反射防止層用組成物は、低屈折率粒子を含有することが好ましい。低屈折率粒子を含有することにより、反射防止層13の屈折率を効果的に低下させることができ、反射防止性能がより優れたものとなる。
上記低屈折率粒子としては、例えば、中空シリカ微粒子、多孔質シリカ微粒子などを使用することが好ましく、中でも中空シリカ微粒子が好ましい。中空シリカ微粒子は、分散性向上等を目的として、有機物によって修飾されてもよい。また、中空シリカ微粒子は、オルガノゾル(コロイド状)の形態(中空シリカゾル)であることも好ましい。
中空シリカ微粒子は、微粒子内に微細な空隙を、開口した状態または閉口した状態で有するものである。中空シリカ微粒子は、上記空隙内に、気体(空気)が充填されたものとなるため、屈折率が比較的低いものとなっている。そのため、この微粒子を使用することで、反射防止層13の透明性を損なうことなく、反射防止層13の屈折率を効果的に低下させることができる。中空シリカ微粒子は、独立気泡を有するものであってもよく、連続気泡を有するものであってもよく、または、独立気泡および連続気泡の両方を有するものであってもよい。
低屈折率粒子の屈折率は、1.45以下であることが好ましく、1.40以下であることがより好ましく、特に1.35以下であることが好ましく、さらには1.30以下であることが好ましい。これにより、反射防止層13とハードコート層12との屈折率差が大きくなって、反射防止性能により優れたものとなる。低屈折率粒子の屈折率の下限値は、特に限定されないが、通常は1.00以上であることが好ましく、特に1.10以上であることが好ましく、さらには1.15以上であることが好ましい。なお、本明細書における低屈折率粒子の屈折率は、最小偏角法によって測定したものとする。
低屈折率粒子の平均粒径は、低屈折率発揮の観点から、5nm以上であることが好ましく、特に10nm以上であることが好ましく、さらには30nm以上であることが好ましく、50nm以上であることが最も好ましい。また、低屈折率粒子の平均粒径は、光の散乱が発生しにくくなり、透明性に優れる観点から、300nm以下であることが好ましく、特に200nm以下であることが好ましく、さらには100nm以下であることが好ましい。なお、本明細書における低屈折率粒子の平均粒径は、遠心沈降光透過法によって測定したものとする。
本実施形態の反射防止層用組成物が低屈折率粒子を含有する場合、当該低屈折率粒子の含有量は、低屈折率発揮の観点から、バインダー樹脂100質量部に対して1質量部以上が好ましく、10質量部以上がより好ましく、特に30質量部以上が好ましい。また、上記低屈折率粒子の含有量は、得られる反射防止層13の塗工性および光透過性の観点から、バインダー樹脂100質量部に対して300質量部以下が好ましく、100質量部以下がより好ましく、特に70質量部以下が好ましい。
(1-3)その他の成分
本実施形態における反射防止層用組成物は、上記の成分以外に、各種添加剤を含有してもよい。各種添加剤としては、例えば、光重合開始剤、表面調整剤、レベリング剤、防汚剤、分散剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、シランカップリング剤、老化防止剤、熱重合禁止剤、着色剤、屈折率調整剤、界面活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、消泡剤、有機系充填材、濡れ性改良剤、塗面改良剤等が挙げられる。
反射防止層用組成物が活性エネルギー線硬化性成分を含有し、活性エネルギー線として紫外線を使用する場合には、反射防止層用組成物は、光重合開始剤を含有することが好ましい。光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン-n-ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン、2,2-ジエトキシ-2-フェニルアセトフェノン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニルプロパン-1-オン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノ-プロパン-1-オン、4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル-2(ヒドロキシ-2-プロピル)ケトン、ベンゾフェノン、p-フェニルベンゾフェノン、4,4’-ジエチルアミノベンゾフェノン、ジクロロベンゾフェノン、2-メチルアントラキノン、2-エチルアントラキノン、2-ターシャリ-ブチルアントラキノン、2-アミノアントラキノン、2-メチルチオキサントン、2-エチルチオキサントン、2-クロロチオキサントン、2,4-ジメチルチオキサントン、2,4-ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタール、p-ジメチルアミノ安息香酸エステル等が挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
反射防止層用組成物中における光重合開始剤の含有量は、活性エネルギー線硬化性成分100質量部に対して、下限値として0.01質量部以上であることが好ましく、特に0.1質量部以上であることが好ましく、さらには1量部以上であることが好ましい。また、上限値として20質量部以下であることが好ましく、特に15質量部以下であることが好ましく、さらには10質量部以下であることが好ましい。
本実施形態における反射防止層用組成物は、反射防止層13の表面(反射防止フィルム1の表面)の動摩擦係数を低くし、耐擦傷性をより優れたものとする観点から、表面調整剤を含有することが好ましい。表面調整剤としては、例えば、シリコーン系表面調整剤、フッ素系表面調整剤、アクリル系表面調整剤等が挙げられる。本実施形態では、反射防止フィルム1の表面の動摩擦係数を後述する好ましい範囲にし易い観点から、シリコーン系表面調整剤またはフッ素系表面調整剤を使用することが好ましい。より具体的には、シリコーン系オリゴマー(反応性のものを含む)、シリコーンオイル(変性されたものを含む)、フッ素系オリゴマー(反応性のものを含む)等が挙げられる。中でも、反応性フッ素系オリゴマーまたは反応性シリコーン系オリゴマーを用いることが好ましく、特に活性エネルギー線反応性基である(メタ)アクリロイル基を有するフッ素系オリゴマーまたはシリコーン系オリゴマーを用いることが好ましい。
反射防止層用組成物における表面調整剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して、1質量部以上であることが好ましく、特に3質量部以上であることが好ましく、さらには5質量部以上であることが好ましい。また、上記表面調整剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して、30質量部以下であることが好ましく、特に20質量部以下であることが好ましく、さらには10質量部以下であることが好ましい。
(2)反射防止層の物性
反射防止層13の屈折率は、1.48以下であることが好ましく、1.46以下であることがより好ましく、特に1.45以下であることが好ましく、さらには1.44以下であることが好ましい。これにより、反射防止層13の屈折率が、ハードコート層12の屈折率よりも低くなり易く、反射防止フィルム1の反射防止性能がより優れたものとなる。上記屈折率の下限値は、特に限定されないが、通常は1.30以上であることが好ましく、特に1.35以上であることが好ましい。なお、本明細書における反射防止層の屈折率は、エリプソメトリーによって測定したものとする。
1-2.ハードコート層
反射防止フィルム1におけるハードコート層12は、通常はバインダー樹脂を含有し、さらに所望により微粒子、添加剤等を含有するハードコート層用組成物から形成されることが好ましい。
(1)各成分
(1-1)バインダー樹脂
バインダー樹脂としては、反射防止層13を形成するための反射防止層用組成物に含有される成分として前述したものを使用することができる。中でも、反射防止層13との屈折率差を大きくするとともに、耐擦傷性に優れたハードコート層12を得る観点から、バインダー樹脂は、屈折率が1.46~1.75であるものが好ましく、1.48~1.65であるものがより好ましく、1.49~1.54であるものが特に好ましい。
(1-2)微粒子
本実施形態におけるハードコート層用組成物は、微粒子を含有しなくてもよいし、所望の物性を得るために微粒子を含有してもよい。例えば、ハードコート層12にぎらつき抑制性や防眩性を付与する観点から、光拡散性を有する微粒子(光拡散微粒子)を含有してもよい。
光拡散微粒子としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、クレー、タルク、二酸化チタン等の無機系微粒子;ポリメタクリル酸メチル樹脂等のアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメタクリル酸メチル-ポリスチレン共重合体、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂等の有機系の透光性微粒子;シリコーン樹脂のような、無機と有機の中間的な構造を有するケイ素含有化合物からなる微粒子(例えばモメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のトスパールシリーズ)などが挙げられる。以上の光拡散微粒子は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
光拡散微粒子の形状としては、光拡散が均一な球状、特に真球状であってもよいし、光拡散がランダムな不定形であってもよい。光拡散微粒子のレーザー回折法による平均粒径は、0.1μm以上であることが好ましく、特に1μm以上であることが好ましく、さらには2μm以上であることが好ましい。また、上記平均粒径は、20μm以下であることが好ましく、10μm以下であることがより好ましく、特に5μm以下であることが好ましく、さらには3μm以下であることが好ましい。平均粒径が上記の範囲内にあることで、所望のヘイズ値発現と反射防止性能とを両立し易い。
光拡散微粒子の屈折率は、1.40~1.80であることが好ましく、1.42~1.60であることがより好ましく、1.43~1.48であることが好ましい。これにより反射防止性と防眩性との両立がより容易になる。なお、本明細書における光拡散微粒子の屈折率は、次のように測定して得られた値である。スライドガラス上に測定対象の微粒子を載せ、屈折率標準液を微粒子上に滴下したのち、カバーガラスを被せ、試料を作製する。当該試料をJIS K7142:2014のB法に基づいて顕微鏡で観察し、微粒子の輪郭が最も見づらくなった屈折率標準液の屈折率を、当該微粒子の屈折率とする。
球状の光拡散微粒子の粒度分布については、均一な光拡散の観点から、下記式(1)で示される粒径の変動係数(CV値)が、3%以上であることが好ましく、特に5%以上であることが好ましく、さらには10%以上であることが好ましい。また、上記CV値は、50%以下であることが好ましく、40%以下であることがより好ましく、特に30%以下であることが好ましい。
粒径の変動係数(CV値)=(標準偏差粒径/平均粒径)×100 …(1)
一方、不定形の光拡散微粒子の粒度分布については、ランダムな光拡散の観点から、粒径の変動係数(CV値)が、50%以上であることが好ましく、特に60%以上であることが好ましく、さらには70%以上であることが好ましい。また、上記CV値は、200%以下であることが好ましく、175%以下であることがより好ましく、特に150%以下であることが好ましく、さらには125%以下であることが好ましい。
なお、本明細書における光拡散微粒子の平均粒径は、遠心沈降光透過法によって測定したものとする。本明細書における遠心沈降光透過法による平均粒径の測定は、微粒子1.2gとイソプロピルアルコール98.8gとを十分に撹拌したものを測定用試料とし、遠心式自動粒度分布測定装置(堀場製作所社製,CAPA-700)を使用して行ったものである。また、本明細書における光拡散微粒子の粒径の変動係数(CV値)は、動的光散乱法により求めたものである。
ハードコート層用組成物中における光拡散微粒子の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上であることが好ましく、1質量部以上であることがより好ましく、特に5質量部以上であることが好ましい。これにより、所望の光拡散性が得られ易い。また、光拡散微粒子の含有量は、塗工性や膜強度の観点から、バインダー樹脂100質量部に対して、100質量部以下であることが好ましく、50質量部以下であることがより好ましく、特に20質量部以下であることが好ましい。
ハードコート層12に防眩性を付与する場合、ハードコート層用組成物は、さらにナノ微粒子を含有することが好ましい。これにより、上記の光拡散微粒子をハードコート層12における反射防止層13側の表面(以下「ハードコート層12の表面」という場合がある。)に偏析させ易くすることができる。その結果、ハードコート層12の表面に凹凸を形成させ易くすることができ、もって防眩性の効果を向上させることができる。
ナノ微粒子としては、一例として、シリカナノ微粒子が好ましい。シリカナノ微粒子は、コロイド状のものであってもよいし、表面に反応性基を有するものであってもよい。反応性基としては、例えば、(メタ)アクリロイル基等が好ましく挙げられる。
ナノ微粒子の屈折率は、1.40~1.80であることが好ましく、1.42~1.60であることがより好ましく、1.44~1.48であることが特に好ましい。
ナノ微粒子の平均粒径は、1nm以上であることが好ましく、10nm以上であることがより好ましく、特に20nm以上であることが好ましい。また、上記平均粒径は、1000nm以下であることが好ましく、500nm以下であることがより好ましく、特に90nm以下であることが好ましい。平均粒径が上記の範囲内にあることで、光拡散微粒子をハードコート層12の表面により偏析させ易くすることができる。なお、ナノ微粒子の平均粒径は、ゼータ電位測定法によって測定したものとする。
ハードコート層用組成物中におけるナノ微粒子の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して、1質量部以上であることが好ましく、10質量部以上であることがより好ましく、特に100質量部以上であることが好ましい。これにより、光拡散微粒子をハードコート層12の表面により偏析させ易くすることができる。また、ナノ微粒子の含有量は、塗工性や膜強度の観点から、バインダー樹脂100質量部に対して、1000質量部以下であることが好ましく、500質量部以下であることがより好ましく、特に200質量部以下であることが好ましい。
(1-3)その他の成分
本実施形態におけるハードコート層用組成物は、上記の成分以外に、各種添加剤を含有してもよい。各種添加剤としては、反射防止層13を形成するための反射防止層用組成物に含有される成分として前述したものを使用することができる。
例えば、ハードコート層用組成物が活性エネルギー線硬化性成分を含有し、活性エネルギー線として紫外線を使用する場合には、ハードコート層用組成物は、光重合開始剤を含有することが好ましい。光重合開始剤の種類や含有量は、反射防止層用組成物と同様である。
(2)ハードコート層の物性
ハードコート層12の屈折率は、反射防止層13の屈折率より高いことが好ましい。具体的に、ハードコート層12の屈折率は、1.46以上であることが好ましく、特に1.48以上であることが好ましく、さらには1.50以上であることが好ましい。これにより、ハードコート層12と反射防止層13との屈折率差を大きくすることができ、反射防止フィルム1の反射防止性能がより優れたものとなる。ハードコート層12の屈折率の上限値は特に限定されないが、通常は1.75以下であることが好ましく、特に1.65以下であることが好ましく、さらには1.58以下であることが好ましい。なお、本明細書におけるハードコート層12の屈折率の測定方法は、後述する試験例に示す通りである。
ハードコート層12の厚さは、0.5μm以上であることが好ましく、1μm以上であることがより好ましく、特に2μm以上であることが好ましく、さらには3μm以上であることが好ましい。これにより、耐擦傷性および反射防止性能により優れたものとなる。また、ハードコート層12の厚さは、30μm以下であることが好ましく、15μm以下であることがより好ましく、特に10μm以下であることが好ましく、さらには7μm以下であることが好ましい。これにより、硬化収縮によるカールの発生を抑制することができる。
1-3.基材
基材11としては、特に限定されないものの、所定の透明性を有する樹脂フィルムを使用することが好ましい。このような樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のポリオレフィンフィルム、セロファン、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン-酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルフォンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルフォンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ポリアミドフィルム、アクリル樹脂フィルム、ポリウレタン樹脂フィルム、ノルボルネン系重合体フィルム、環状オレフィン系重合体フィルム、環状共役ジエン系重合体フィルム、ビニル脂環式炭化水素重合体フィルム等の樹脂フィルムまたはそれらの積層フィルムが挙げられる。中でも、機械的強度等の面から、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ノルボルネン系重合体フィルム等が好ましい。
また、上記基材11においては、その表面に設けられる層との密着性を向上させる目的で、所望により片面または両面に、プライマー処理、酸化法、凹凸化法等により表面処理を施すことができる。酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理等が挙げられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法等が挙げられる。これらの表面処理法は基材11の種類に応じて適宜選ばれるが、一般には密着性向上の効果および操作性などの面から、コロナ放電処理法が好ましく用いられる。
基材11の厚さは、10μm以上であることが好ましく、特に25μm以上であることが好ましく、さらには50μm以上であることが好ましい。また、基材11の厚さは、1000μm以下であることが好ましく、特に500μm以下であることが好ましく、さらには300μm以下であることが好ましい。
1-4.その他の構成
本実施形態に係る反射防止フィルム1は、基材11におけるハードコート層12とは反対の面側に粘着剤層を備えてもよい。当該粘着剤層を構成する粘着剤としては特に限定されず、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤など公知の粘着剤を使用することができ、所定の透明性を有する粘着剤を使用することが好ましい。
また、本実施形態に係る反射防止フィルム1が上述した粘着剤層を備える場合には、本実施形態に係る反射防止フィルム1は、当該粘着剤層における基材11とは反対側の面に剥離フィルムが積層されてもよい。当該剥離フィルムは、その剥離面(粘着剤層と接する面)において所望の剥離性を有するものであれば特に限定されず、樹脂フィルムの片面が剥離剤によって剥離処理されたものなどの公知の剥離フィルムを使用することができる。
2.反射防止フィルムの物性等
(1)ヘイズ値
本実施形態に係る反射防止フィルム1のヘイズ値の上限値は、特に限定されないが、高精細化の観点からは、80%以下であることが好ましく、40%以下であることがより好ましく、特に20%以下であることが好ましく、さらに10%以下であることが好ましい。一方、反射防止フィルム1のヘイズ値の下限値は、反射防止フィルム1にぎらつき抑制性や防眩性を付与する場合には、0.1%以上であることが好ましく、0.5%以上であることがより好ましく、特に6%以上であることが好ましい。なお、ヘイズ値の測定方法は、後述する試験例に示す通りである。
(2)全光線透過率
本実施形態に係る反射防止フィルム1の全光線透過率は、80%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましく、特に88%以上であることが好ましく、さらには90%以上であることが好ましい。全光線透過率が80%以上であると、透明性が非常に高く、光学用途(表示体用)として特に好適である。なお、全光線透過率の測定方法は、後述する試験例に示す通りである。
(3)鉛筆硬度
本実施形態に係る反射防止フィルム1における反射防止層13のハードコート層12とは反対側の面(以下「反射防止フィルム1の表面」ということがある。)の鉛筆硬度は、F以上であることが好ましく、特にH以上であることが好ましく、さらには2H以上であることが好ましい。反射防止層13がこのような鉛筆硬度を有することにより、反射防止フィルム1の表面は十分な硬度を有するものとなり、優れた耐擦傷性を発揮することができる。上記鉛筆硬度の上限値は、特に限定されないが、9H以下であることが好ましい。なお、鉛筆硬度の測定方法は、後述する試験例に示す通りである。
(4)動摩擦係数
本実施形態に係る反射防止フィルム1の表面における動摩擦係数は、0.4以下であることが好ましく、0.3以下であることがより好ましく、特に0.25以下であることが好ましく、さらには0.2以下であることが好ましい。これにより、耐擦傷性がより優れたものとなる。上記動摩擦係数の下限値は、ハンドリング性やブロッキング防止の観点から、0.001以上であることが好ましく、0.01以上であることがより好ましく、特に0.05以上であることが好ましく、さらには0.10以上であることが好ましい。なお、動摩擦係数の測定方法は、後述する試験例に示す通りである。
(5)反射率
本実施形態に係る反射防止フィルム1の表面における反射率は4%以下であることが好ましく、3.5%以下であることがより好ましく、特に3%以下であることが好ましく、さらには2.5%以下であることが好ましい。これにより、当該反射防止フィルム1が使用されたディスプレイパネルにおいて、外光の反射を低減させ、画像や映像の視認性を向上させることができる。また、上記反射率の下限値は、特に限定されないが、1.4%程度以上であることが好ましい。なお、本明細書における反射率の測定方法は、後述する試験例に示す通りである。
(6)耐擦傷性試験前後の反射率差
反射防止フィルム1の表面について、#0000のスチールウールを用いて、荷重250g/cmの荷重で10往復擦った後に測定した反射率(%;耐擦傷性試験後の反射率)から、耐擦傷性試験前の反射率(%)を差し引いた反射率差は、1.3ポイント以下であることが好ましく、1.0ポイント以下であることがより好ましく、特に0.5ポイント以下であることが好ましく、さらには0.3ポイント以下であることが好ましい。これにより、反射防止フィルム1は、表面が擦れた場合でも反射防止性能が低下し難いものということができる。
(7)耐擦傷性
反射防止フィルム1の表面(2cm×2cm)について、#0000のスチールウールを用いて、荷重250g/cmの荷重で10往復擦ったときに、当該表面に付く傷の本数は、5本以下が好ましく、3本以下がより好ましく、1本以下が特に好ましく、0本であることが最も好ましい。
3.反射防止フィルムの製造方法
反射防止フィルム1の製造方法は特に制限されないものの、例えば、基材11の片面側にハードコート層12を形成した後、ハードコート層12における基材11とは反対側に反射防止層13を形成することが好ましい。例えば、前述したハードコート層用組成物の塗布液を基材11に対して塗布し、硬化させてハードコート層12を形成することができる。基材11上にハードコート層12を形成した後、ハードコート層12における基材11とは反対側の面に対して、例えば、反射防止層用組成物の塗布液を塗布し、硬化させることで、反射防止層13を形成する。上記ハードコート層用組成物及び上記反射防止層用組成物の塗布液は、所望により溶剤を含有してもよい。
ハードコート層用組成物を調製するための溶剤は、塗工性の改良、粘度調整、固形分濃度の調整等のために使用することができ、バインダー樹脂等が溶解するものであれば、特に限定なく使用できる。
溶剤の具体例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、γ-ブチロラクトン等のエステル類;エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソロブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソロブ)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソロブ)、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン等のアミド類などが挙げられる。
ハードコート層用組成物の塗布は、常法によって行えばよく、例えば、バーコート法、ナイフコート法、マイヤーバー法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法によって行えばよい。ハードコート層用組成物を塗布したら、塗膜を40℃以上、120℃以下で30秒以上、5分以下程度乾燥させることが好ましい。
塗膜の硬化は、使用するバインダー樹脂の種類に応じて行うことができ、例えば加熱処理または活性エネルギー線の照射により行うことができる。特に、バインダー樹脂として前述した多官能(メタ)アクリレートモノマーまたは(メタ)アクリレート系プレポリマーを使用する場合、ハードコート層用組成物の硬化は、空気雰囲気下において、ハードコート層用組成物の塗膜に対して紫外線、電子線等の活性エネルギー線を照射することによって行うことが好ましい。空気雰囲気下で硬化させることにより、反射防止層13との密着性を向上させることができる。紫外線照射は、高圧水銀ランプ、フュージョンHランプ、キセノンランプ等によって行うことができ、紫外線の照射量は、照度50mW/cm以上、1000mW/cm以下、光量50mJ/cm以上、1000mJ/cm以下が好ましい。一方、電子線照射は、電子線加速器等によって行うことができ、電子線の照射量は、10krad以上、1000krad以下が好ましい。
反射防止層用組成物を調製するための溶剤は、ハードコート層用組成物を調製するための溶剤として前述したものを使用することができる。また、反射防止層用組成物の塗布方法、および形成した塗膜の硬化方法は、それぞれ、ハードコート層用組成物に係る塗布方法および硬化方法と同様の方法とすることができる。ただし、反射防止層用組成物の硬化は、窒素雰囲気下で行うことが好ましい。これにより、反射防止層13の耐擦傷性をより優れたものとすることができる。
4.反射防止フィルムの使用
本実施形態に係る反射防止フィルム1は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、さらにはタッチパネル等の各種ディスプレイの表層や内部の中間層として使用することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、反射防止フィルム1における基材11とハードコート層12との間、あるいはハードコート層12と反射防止層13との間には、他の層が介在してもよく、また、反射防止層13におけるハードコート層12とは反対側の面には、他の層が形成されてもよい。
以下、実施例等により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例等に限定されるものではない。
〔調製例1〕ハードコート層用組成物(HC-1)
バインダー樹脂としてのペンタエリストリールテトラアクリレート(A)100質量部(固形分換算,以下同じ)、および光重合開始剤としての1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(F)3質量部を、溶剤としてのプロピレングリコールモノエチルエーテル(PGM)を使用して混合、希釈し、ハードコート層用組成物(HC-1)の塗布液を得た。
〔調製例2〕ハードコート層用組成物(HC-2)
バインダー樹脂としてのペンタエリストリールテトラアクリレート(A)100質量部、光拡散微粒子としてのシリカ微粒子(B;材質:シリカ,形状:不定形,屈折率:1.46,平均粒径:1.5μm,粒径の変動係数:83%)10質量部、および光重合開始剤としての1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(F)3質量部を、溶剤としてのプロピレングリコールモノエチルエーテル(PGM)を使用して混合、希釈し、ハードコート層用組成物(HC-2)の塗布液を得た。
〔調製例3〕ハードコート層用組成物(HC-3)
バインダー樹脂としてのペンタエリストリールテトラアクリレート(A)100質量部、ナノ微粒子としてのシリカナノ微粒子(C;平均粒径:40nm,屈折率:1.46)150質量部、光拡散微粒子としてのシリコーン微粒子(D;形状:球状,屈折率:1.43,平均粒径:3μm,粒径の変動係数:19%)10質量部、および光重合開始剤としての1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(F)3質量部を、溶剤としてのプロピレングリコールモノエチルエーテル(PGM)を使用して混合、希釈し、ハードコート層用組成物(HC-3)の塗布液を得た。
〔調製例4〕反射防止層用組成物(LR-1)
バインダー樹脂としてのペンタエリスリトールテトラアクリレート(A)100質量部、低屈折率粒子としての中空シリカ微粒子(E;平均粒径:60nm,屈折率1.25)50質量部、光重合開始剤としての2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルホリノプロパン-1-オン(G)5質量部、および表面調整剤としての反応性シリコーン系オリゴマー(H;日本合成化学工業社製,製品名「紫光 UV-AF100」)7.5質量部を、メチルイソブチルケトン(MIBK)およびプロピレングリコールモノエチルエーテル(PGM)の1:2(容積比)混合溶剤を使用して混合、希釈し、反射防止層用組成物(LR-1)の塗布液を得た。
〔調製例5〕反射防止層用組成物(LR-2)
活性エネルギー線硬化型フッ素系樹脂組成物(I;ネオス社製,製品名「サンプルC」)を、メチルイソブチルケトン(MIBK)およびプロピレングリコールモノエチルエーテル(PGM)の1:2(容積比)混合溶剤によって希釈し、反射防止層用組成物(LR-2)の塗布液を得た。
調製例1~5の組成を表1に示す。なお、表1に記載の略号等の詳細は以下の通りである。
A:ペンタエリスリトールテトラアクリレート
B:シリカ微粒子(材質:シリカ,形状:不定形,平均粒径:1.5μm,粒径の変動係数:83%,屈折率:1.46)
C:シリカナノ微粒子(平均粒径40nm,屈折率:1.46)
D:シリコーン微粒子(材質:シリコーン,形状:球状,平均粒径:3μm,粒径の変動係数:19%,屈折率:1.43)
E:中空シリカ微粒子(平均粒径60nm,屈折率:1.25)
F:1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
G:2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルホリノプロパン-1-オン
H:反応性シリコーン系オリゴマー(日本合成化学工業社製,製品名「紫光 UV-AF100」)
I:活性エネルギー線硬化型フッ素系樹脂組成物(ネオス社製,製品名「サンプルC」,光重合開始剤・表面調整剤含有)
〔実施例1〕
基材としてのPETフィルム(東レ社製,製品名「ルミラーU48」,厚さ125μm)の片面に、調製例1で得られたハードコート層用組成物(HC-1)の塗布液をマイヤーバーで塗布し、乾燥させた。その後、空気雰囲気下、当該塗膜に対し紫外線を照射し、厚さ5μmのハードコート層を形成した。
次いで、上記ハードコート層の表面に、調製例4で得られた反射防止層用組成物(LR-1)の塗布液をマイヤーバーで塗布し、乾燥させた。その後、窒素雰囲気下、当該塗膜に対し、紫外線を照射し、厚さ0.30μmの反射防止層を形成した。これにより、基材とハードコート層と反射防止層とがこの順に積層されてなる反射防止フィルムを得た。
〔実施例2~5,比較例1~2,参考例〕
ハードコート層用組成物の種類及び厚さ、ならびに反射防止層用組成物の種類及び厚さを表2に示すように変更する以外、実施例1と同様にして反射防止フィルムを作製した。
〔試験例1〕(屈折率の測定)
各調製例において調製したハードコート層用組成物(HC-2,HC-3)において、HC-2からシリカ微粒子(B)を除いたもの(HC-2’)、HC-3からシリコーン微粒子(D)を除いたもの(HC-3’)を調製した。ハードコート層用組成物(HC-1,HC-2’,HC-3’)および反射防止層用組成物(LR-1,LR-2)のそれぞれの塗布液を、片面に易接着層を有するポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製,製品名「コスモシャインA4100」,厚さ:50μm)の易接着層とは反対側の面に、実施例1と同様にして塗布し硬化させて、厚さ100nmの層を形成した。易接着層の表面を紙やすりで擦り、その後ペン(ゼブラ社製,製品名「マッキー黒」)で黒色にした。
得られた各層の屈折率を、測定波長589nm、測定温度23℃の条件で、分光エリプソメーター(J.A.WOOLLAM社製,製品名「M-2000」)を用いて測定した。結果を表1に示す。なお、シリカ微粒子(B)およびシリコーン微粒子(D)の屈折率とそれぞれの配合割合とを加味し、得られるハードコート層の屈折率を計算したところ、小数点以下2桁までの値では、表1の屈折率と同一の値となった。
〔試験例2〕(ヘイズ値の測定)
実施例、比較例および参考例で作製した反射防止フィルムについて、ヘイズメーター(日本電色工業社製,製品名「NDH5000」)を用いて、JIS K7136:2000に準じてヘイズ値(%)を測定した。結果を表2に示す。
〔試験例3〕(全光線透過率の測定)
実施例、比較例および参考例で作製した反射防止フィルムについて、ヘイズメーター(日本電色工業製,製品名「NDH5000」)を使用し、JIS K7361-1:1997に準じて全光線透過率(%)を測定した。結果を表2に示す。
〔試験例4〕(鉛筆硬度の測定)
実施例、比較例および参考例で作製した反射防止フィルムについて、電動鉛筆引っかき硬度試験機(安田精機製作所社製,製品名「No.553-M1」)を使用し、JIS K5600に準じて、反射防止フィルムの反射防止層の表面の鉛筆硬度を測定した。結果を表2に示す。
〔試験例5〕(動摩擦係数の測定)
実施例、比較例および参考例で作製した反射防止フィルムの反射防止層の表面について、#0000のスチールウールを用いて荷重250g/cm、速度50mm/sでの動摩擦係数を測定した。測定には静動摩擦測定機(トリニティーラボ社製,製品名「トライボマスターTL201Ts」)を用いた。結果を表2に示す。
〔試験例6〕(反射率の測定/耐擦傷性試験前の反射防止性能の評価)
実施例、比較例および参考例で作製した反射防止フィルムの基材側の面をアクリル系透明粘着剤(リンテック社製,製品名「OPTERIA MO-3006C」,屈折率1.49,ヘイズ値:<1.0%)を介して黒色のアクリル板(三菱レイヨン社製,製品名「アクリライトL502」)の片面に貼付した。そして、当該反射防止フィルムにおける反射防止層の表面について、紫外可視近赤外分光光度計(島津製作所社製,製品名「UV-3600」)を用いて、可視光領域360~830nmにおける最低反射率を反射率(%)とした。結果を表2に示す。
また、耐擦傷性試験前の反射防止性能を以下の基準で評価した。結果を表2に示す。
3:反射率2.5%以下で反射防止性能が優れる
2:反射率2.5%超、3.5%以下で反射防止性能が比較的優れる
1:反射率3.5%超で反射防止性能が不良
〔試験例7〕(耐擦傷性試験前後における反射防止性能変化の評価)
実施例、比較例および参考例で製造した反射防止フィルムの反射防止層の表面(2cm×2cm)について、#0000のスチールウールを用いて、荷重250g/cmで10往復擦った。その後、試験例6と同様の方法で反射率(%;耐擦傷性試験後の反射率)を測定した。耐擦傷性試験後の反射率から耐擦傷性試験前の反射率を差し引いた反射率差(ポイント)から、耐擦傷性試験前後における反射防止性能変化を以下の基準で評価した。結果を表2に示す。
3:反射率差が0.5ポイント以下で、反射防止性能変化が小さい
2:反射率差が0.5ポイント超、1.3ポイント以下で、反射防止性能変化が比較的小さい
1:反射率差が1.3ポイント超で、反射防止性能変化が大きい
なお、いずれの反射防止フィルムにおいても、上記耐擦傷性試験によって表面に付いた傷の本数は0本であった。
Figure 2022079917000002
Figure 2022079917000003
表2から分かるように、実施例で製造した反射防止フィルムは、耐擦傷性に優れ、反射防止性能が低下し難いものであった。
本発明の反射防止フィルムは、例えば、各種ディスプレイにおけるカバー材の視認される側の面への貼付に好適に使用することができる。
1…反射防止フィルム
11…基材
12…ハードコート層
13…反射防止層

Claims (6)

  1. 基材と、前記基材の一方の面側に設けられたハードコート層と、前記ハードコート層における基材とは反対側に設けられた反射防止層とを備える反射防止フィルムであって、
    前記反射防止層の厚さが0.15μm以上、1.00μm以下である
    ことを特徴とする反射防止フィルム。
  2. 前記反射防止フィルムにおける前記反射防止層側の面の鉛筆硬度が、F以上であることを特徴とする請求項1に記載の反射防止フィルム。
  3. 前記反射防止フィルムにおける前記反射防止層側の面の動摩擦係数が、0.4以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の反射防止フィルム。
  4. 前記反射防止フィルムにおける前記反射防止層側の面の反射率が、4%以下であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の反射防止フィルム。
  5. 前記ハードコート層及び前記反射防止層が、活性エネルギー線硬化性成分を含有する組成物を硬化させた材料からなることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の反射防止フィルム。
  6. 前記反射防止層が単層からなり、前記反射防止層の屈折率が、前記ハードコート層の屈折率よりも低いことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の反射防止フィルム。
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