JP2022079623A - 農業支援システム、農業支援装置及び農業支援方法 - Google Patents

農業支援システム、農業支援装置及び農業支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】散布物の散布量をエリア毎に簡単に設定することができるようにする。【解決手段】農業支援システムは、表示部を有する管理コンピュータと、管理コンピュータと通信可能な農業支援装置と、を備える。農業支援装置は、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を有し、各作付けデータに対する所定の基準値に基づいて、各エリアを複数のグループに分類し、各グループに属するエリアの数と所定面積との積のグループ合計面積を計算し、圃場全体に対する散布物の全体散布量を入力可能な圃場単位入力部を表示部に表示させ、管理コンピュータのオペレータが圃場全体に対する散布物の全体散布量を圃場単位入力部に入力したとき、各グループ合計面積に対して散布される散布物の合計が全体散布量と一致するように各グループ散布量を計算して、表示部に表示させる。【選択図】図7

Description

本発明は、農業支援システム、農業支援装置及び農業支援方法に関する。
従来、圃場への施肥量を設定する技術として、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1の施肥量設定方法は、穀物の目標収量と穀物の収量の実績値との差である収量差を算出する収量差算出ステップと、穀物の目標の目標食味値と食味値の実績値の差である食味差を算出する食味差算出ステップとを有し、収量差算出ステップで算出された収量差と食味差算出ステップで算出された食味差とに対して、重みづけの値を携帯端末等に入力することによって、施肥量を設定している。
特開2013-234935号公報
特許文献1の施肥量設定方法では、収量と食味とがトレードオフの関係があることに着目して重みづけの値を携帯端末に入力することによって施肥量を算出している。特許文献1の施肥量設定方法は、施肥量を適切に設定することができるため非常に有用な技術であるものの、圃場全体の収量等のバラつきなどを把握しながら施肥量の設定を行うことができないのが実情である。また、特許文献1では、圃場を所定の区画に区切って、区切られたエリアに対して施肥量の設定を行うことは困難である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、散布物の散布量をエリア毎に簡単に設定することができる農業支援システム、農業支援装置及び農業支援方法を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
農業支援システムは、表示部を有する管理コンピュータと、前記管理コンピュータと通信可能な農業支援装置と、を備え、前記農業支援装置は、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を有する。
前記農業支援装置は、前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類し、前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させ、前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算し、前記圃場全体に対する散布物の全体散布量を入力可能な圃場単位入力部を前記表示部に表示させ、前記管理コンピュータのオペレータが前記圃場全体に対する前記散布物の全体散布量を前記圃場単位入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量の合計が前記全体散布量と一致するように前記複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるように構成されている。
農業支援システムは、表示部を有する管理コンピュータと、前記管理コンピュータと通
信可能な農業支援装置と、を備え、前記農業支援装置は、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を有する。
前記農業支援装置は、前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類し、前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させ、前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算し、前記複数のグループに属する前記エリアに対する前記散布物の散布量の最大値及び最小値を入力可能な単位面積入力部を前記表示部に表示させ、前記管理コンピュータのオペレータが前記散布物の散布量の最大値及び最小値を前記入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるように構成されされている。
農業支援装置は、表示部を有する管理コンピュータと通信可能であり、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を有する。
前記農業支援装置は、前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類し、前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させ、前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算し、前記圃場全体に対する散布物の全体散布量を入力可能な圃場単位入力部を前記表示部に表示させ、前記管理コンピュータのオペレータが前記圃場全体に対する前記散布物の全体散布量を前記圃場単位入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量の合計が前記全体散布量と一致するように前記複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるように構成されている。
農業支援装置は、表示部を有する管理コンピュータと通信可能であり、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を有する。
前記農業支援装置は、前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類し、前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させ、前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算し、前記複数のグループに属する前記エリアに対する前記散布物の散布量の最大値及び最小値を入力可能な単位面積入力部を前記表示部に表示させ、前記管理コンピュータのオペレータが前記散布物の散布量の最大値及び最小値を前記入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるように構成されている。
農業支援方法は、表示部を有する管理コンピュータと通信可能な農業支援装置のためのものであり、前記農業支援装置を用いて、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶するステップと、前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類するステップと、前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させるステップと、前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積
の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算するステップと、前記圃場全体に対する散布物の全体散布量を入力可能な圃場単位入力部を前記表示部に表示させるステップと、前記管理コンピュータのオペレータが前記圃場全体に対する前記散布物の全体散布量を前記圃場単位入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量の合計が前記全体散布量と一致するように前記複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるステップと、有する。
農業支援方法は、表示部を有する管理コンピュータと通信可能な農業支援装置のためのものであり、前記農業支援装置を用いて、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶するステップと、前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類するステップと、前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させるステップと、前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算するステップと、前記複数のグループに属する前記エリアに対する前記散布物の散布量の最大値及び最小値を入力可能な単位面積入力部を前記表示部に表示させるステップと、前記管理コンピュータのオペレータが前記散布物の散布量の最大値及び最小値を前記入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれ前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるステップと、を有する。
前記農業支援システム、前記農業支援装置及び前記農業支援方法において、前記複数種類の作付けデータは、作物の収量を示す収量データ、作物の水分含有量を示す作物成分データ、作物の生育状況を示す生育データ、前記複数のエリアのそれぞれにおける土壌の化学成分を示す土壌成分データからなる群から選択されたいずれか2つ以上のものを含む。
前記農業支援システム、前記農業支援装置及び前記農業支援方法において、前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する前記所定の基準値は、前記管理コンピュータのオペレータにより設定可能である。
農業支援システムは、散布物を散布する散布機であって、前記散布機の位置を検出する位置検出装置と、前記農業支援装置と通信可能な通信装置とを有する散布機をさらに備える。
前記散布機は、前記位置検出装置で測定された前記散布機の位置が前記複数のグループのうちのいずれのグループに属するかに応じて、前記複数のエリアのそれぞれに前記グループ散布量の前記散布物を選択的に散布する。
本発明によれば、散布物の散布量をエリア毎に簡単に設定することができる。
第1実施形態における農業支援システムを示す図である。 設定画面T1を示す図である。 分割データD1n、D2nと、グループとの関係を示す図である。 一覧表T2を示す図である。 グループ設定画面T3を示す図である。 設定画面T1に変更画面T4を表示した状態を示す図である。 設定画面T5を示す図である。 一覧表T6を示す図である。 データの穴埋めを示す図である。 圃場単位入力部を含む設定画面T1を示す図である。 面積単位入力部を含む設定画面T1を示す図である。 圃場単位散布量から設定散布量の設定を示す図である。 所定面積当たりの最大散布量及び最小散布量から設定散布量の設定を示す図である。 第2実施形態における農業支援システムを示す図である。 作業計画画面T10を示す図である。 散布物登録画面T11を示す図である。 基準散布量を設定散布量の中間値にした場合の設定を示す図である。 基準散布量を設定散布量の最大値にした場合の設定を示す図である。 基準散布量、最大散布量及び最小散布量から設定散布量の設定を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、農業支援システムを示している。農業支援システムは、例えば、散布物の散布に関する支援を行うシステムである。散布物(散布剤)は、例えば、薬剤(農薬)、肥料等である。農業支援システムは、コンピュータを備えている。
コンピュータは、例えば、農家、営農会社等に設置された管理コンピュータ1aと、管理コンピュータ1a等が接続可能なサーバ1bとを含んでいる。管理コンピュータ1aは、例えば、管理者や作業者等に割り当てられたパーソナルコンピュータ(PC)である。なお、管理コンピュータ1aは、スマートフォン、タブレット、PDA等の携帯端末であってもよい。
図1に示すように、サーバ1bは、農業を支援する農業支援装置であって、農業に関する様々なデータ(情報)を取得可能である。サーバ1bは、作付に関するデータ、例えば、作物データ、土壌データ等のデータを取得する。作物データ、土壌データは、例えば、リモートセンシングによって得られたデータである。
作物データとは、圃場に作付けした作物に関するデータであって、例えば、圃場における作物の収量を示すデータ(収量データ)、作物の化学成分を示すデータ(作物成分データ)、作物の生育状況を示すデータ(生育データ)等である。作物成分データとは、例えば、作物の水分量(水分含有量)、作物の食味(タンパク含有量)等である。土壌データとは、圃場の土壌に関するデータであって、例えば、土壌の化学成分を示すデータ(土壌成分データ)等である。
収量データ及び作物成分データは、例えば、作物の収穫時に収穫機20で検出する。収穫機20は、作物を収穫可能なコンバインである。収穫機20は、測定装置20aと、通信装置20bと、位置検出装置20cとを有している。測定装置20aは、収穫した作物の重量(収量)を検出するロードセル、収穫した作物の水分量、タンパク量を測定する分光分析装置である。位置検出装置20cは、収穫機20の位置を検出する装置であって、GPS等の測位衛星のデータに基づいて位置(緯度、経度)を検出する。収穫機20は、作物を収穫した際に、測定装置20aで検出した作物の重量(収量)に、位置検出装置20cで検出された位置を対応付けて収量データとする。また、収穫機20は、作物を収穫した際に、測定装置20aで検出した作物の水分量(水分含有率)及びタンパク量(タンパク含有率)に、位置検出装置20cで検出された位置を対応付けて作物成分データとする。
通信装置20bは、少なくとも収穫機20で検出した検出情報、即ち、収量データ、作物成分データ(水分含有率、タンパク含有率)を外部に送信する装置である。通信装置20bは、収量データ、作物成分データ(水分含有率、タンパク含有率)をサーバ1bに送信する。サーバ1bは、収量データ、作物成分データ(水分含有率、タンパク含有率)を受信すると、受信した収量データ、作物成分データ(水分含有率、タンパク含有率)を記憶部(データベース)10に記憶する。
また、生育データの元データは、例えば、マルチコプター等の無人飛行体30で検出する。マルチコプター30は、本体30aと、本体30aに設けられたアーム30bと、アーム30bに設けられた回転翼30cと、本体30aに設けられたスキッド30dとを有している。回転翼30cは、飛行するための揚力を発生させる装置で、回転力を付与するロータとロータの駆動によって回転するブレード(プロペラ)とを含んでいる。
また、マルチコプター30は、撮像装置30eを有している。撮像装置30eは、赤外線カメラ等で構成され、圃場の作物を撮像可能な装置である。また、マルチコプター30は、位置検出装置30fを有している。位置検出装置30fは、マルチコプター30の位置を検出する装置であって、GPS等の測位衛星のデータに基づいて位置(緯度、経度)を検出する。マルチコプター30は、圃場上を飛行して、圃場上の作物を空撮し、撮像装置30eで撮像した画像(撮像画像)に、位置検出装置30fで検出された位置を対応付けて撮像データとする。
撮像データは、マルチコプター30に設けられた記憶部30gに記憶される。マルチコプター30の記憶部30gに記憶された撮像データは、USBメモリ、SDカード等の電子記憶媒体31に転送され、当該電子記憶媒体31に記憶される。電子記憶媒体31に記憶された撮像データは、管理コンピュータ1a、又は、管理コンピュータ1aとは別に空撮サービス会社等に設置された固定型の管理コンピュータ1cに転送される。転送された撮像データは管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cに記憶される。また、管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cがサーバ1bにログイン後、当該管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cに記憶された撮像データは、当該サーバ1bに送信される。サーバ1bは、撮像データを受信すると、受信した撮像データを記憶部(データベース)10に記憶する。サーバ1bは、撮像データ(撮像画像)を解析することで、DVI、RVI、NDVI、GNDVI、SAVI、TSAVI、CAI、MTCI、REP、PRI、RSI等の植生指標などにより生育データを生成する。サーバ1bによって生成した生育データは記憶部10に記憶する。上述した植生指数は一例であり、限定されない。
なお、管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cによって、撮像データから生育データを生成して、生成した生育データを管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cからサーバ1bに送信してもよい。また、上述した実施形態では、マルチコプター30で圃場の作物を撮像していたが、図1に示すように、圃場に設置された圃場監視装置32で、圃場の作物を撮像して、撮像した撮像画像に、当該圃場監視装置32に対応付けられた圃場の位置を付加することにより撮像データを得るようにしてもよい。
また、土壌データは、上述した生育データと同様に、圃場をカメラ等の撮像装置で撮像して、撮像した撮像画像を解析することにより得ることができる。即ち、上述した「生育データ」を「土壌データ」に置き換えればよい。
このように、サーバ1bは、作物データとして、収量データ、作物成分データ(水分含有率、タンパク含有率)、生育データを取得してデータベースとして記憶部10に保存することができる。また、サーバ1bは、土壌データを取得してデータベースとして記憶部
10に保存することができる。
以下、作物データ[収量データ、作物成分データ(水分含有率、タンパク含有率)、生育データ]、土壌データには、位置(緯度、経度)等の位置情報が含まれているとして説明を進める。
さて、サーバ1bは、上述した作物データ、土壌データ等を参照しながら、圃場に散布する散布計画を作成することができる。散布計画とは、少なくとも所定の圃場において、圃場内のどの部分にどれだけの散布量の散布物(肥料、薬剤等)を散布するかを設定する計画である。
サーバ1bは、第1散布計画部11を備えている。第1散布計画部11は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
第1散布計画部11は、作物データ(収量データ、作物成分データ、生育データ、土壌データ)のうち、少なくとも1つのデータ(1種類のデータ)等を用いて、圃場に散布する散布計画を作成する。
例えば、管理コンピュータ1aがサーバ1bにログインすると、当該管理コンピュータ1aの表示部40にメニュー等を選択するメニュー画面が表示される。表示部40は、液晶モニタ等により構成されている。
メニュー画面において、散布計画のアイコン、ボタン等が選択されて所定の操作が行われると、管理コンピュータ1aは、サーバ1bに対して、散布計画の作成の要求を行う。サーバ1bの第1散布計画部11は、図2に示すような散布計画を立てるための設定画面T1を管理コンピュータ1aに表示する。
設定画面T1は、第1マップ表示部51と、第2マップ表示部52と、基本表示部53と、散布設計部54とを含んでいる。
第1マップ表示部51は、散布計画を作成するに際して、参照するデータから得られるマップを表示する。例えば、第1マップ表示部51は、収量データ、作物成分データ(水分含有率、タンパク含有率)、生育データ、土壌データのそれぞれに基づいて、個別に作成された第1圃場マップ[収量マップ、作物成分マップ(水分マップ、食味マップ等)、生育マップ、土壌マップ]M1をそれぞれ表示する。
第1マップ表示部51に複数の第1圃場マップM1を表示した場合、当該第1マップ表示部51上で、複数の第1圃場マップM1のうち、任意の第1圃場マップM1を選択可能である。説明の便宜上、第1マップ表示部51で選択された第1圃場マップM1のことを「選択圃場マップ」という。
第1圃場マップM1は、1つの圃場内を複数のエリアQn(n=1,2,3・・・n)に区分したメッシュ型のマップである。また、第1圃場マップM1は、複数のエリアQnにそれぞれ対応する分割データD1n(n=1,2,3・・・n)に対して、当該分割データD1nの大きさ(値)に応じて、複数のグループ(複数のランク)が割り当てられたマップである。即ち、第1圃場マップM1においては、複数のエリアQn毎に、予め割り当てられたグループ(ランク)が識別できるように、グループ(ランク)が色、数値、文字等で示されている。図2の例の場合、第1圃場マップM1の複数のエリアQn内に示した数値がグループを示している。
例えば、図3に示すように、分割データD1nは、数値に応じて5段階のグループに分けられ、最も数値が小さなグループが「第1グループG1」、最も数値が大きいグループが「第5グループ」に割り当てられている。「第1グループG1」から「第5グループG5」の間に、数値の大きさの低いグループから順に、「第2グループG2」、「第3グル
ープG3」、「第4グループG4」が割り当てられている。なお、分割データD1nを、どれだけのグループに分けるかは任意であって、上述した例に限定されない。図3に示した数値は、グループ分けを説明するための数値であり、限定されない。
第2マップ表示部52は、第1マップ表示部51に表示された第1圃場マップM1に基づいて設定された散布量を含む第2圃場マップ(散布量マップ)M2を表示する。第2圃場マップM2は、第1マップ表示部51と同様に、1つの圃場内を複数のエリアQnに区分したメッシュ型のマップであって、メッシュ幅(エリアの幅)の長さ、メッシュ数(エリアの数)は、第1圃場マップM1に対応して当該第1圃場マップM1と同様に設定されている。第2圃場マップM2は、複数のエリアQnに対応する分割データD2nの大きさ(値)に応じて、複数のグループが割り当てられたマップである。即ち、第2圃場マップM2においては、複数のエリアQn毎に、予め割り当てられたグループ(ランク)が識別できるように、グループ(ランク)が色、数値、文字等で示されている。図2の例の場合、第1圃場マップM1の複数のエリアQn内に示した数値がグループを示している。
例えば、図3に示すように、分割データD2nは、数値に応じて5段階のグループに分けられ、最も数値が小さなグループが「第1グループG1」、最も数値が大きいグループが「第5グループG5」に割り当てられている。「第1グループG1」から「第5グループG5」の間に、数値の大きさの低いグループから順に、「第2グループG2」、「第3グループG3」、「第4グループG4」が割り当てられている。即ち、分割データD2nに対応して割り当てられたグルーブ数と、分割データD1nに対応して割り当てられたグルーブ数とは一致している。なお、分割データD2nを、どれだけのグループに分けるかは任意であって、上述した例に限定されない。図3に示した数値は、グループ分けを説明するための数値であり、限定されない。
基本表示部53は、施肥計画を設定する圃場に関する情報(圃場情報)を表示する。基本表示部53は、予め管理コンピュータ1a又はサーバ1bに登録された圃場名、圃場面積が表示される。また、基本表示部53には、第1マップ表示部51に表示された第1圃場マップM1において、選択圃場マップM1の基本情報を表示してもよい。例えば、選択圃場マップM1が収量マップである場合、基本情報として、作物を収穫した日時、作物を収穫した収穫機の名称、型番等が表示される。
散布設計部54は、散布量を設定するのに必要な情報を入力可能な部分であって、名称表示部54a、グループ表示部54b、散布入力部(入力部)54c、費用表示部54dを有している。
名称表示部54aは、第1マップ表示部51で選択された第1圃場マップ(選択圃場マップ)M1の名称、第2圃場マップM2の名称を表示する。グループ表示部54bは、第1圃場マップ(選択圃場マップ)M1で設定された複数のグループを表示する。また、グループ表示部54bは、各グループに対応する分割データD1nの範囲、即ち、分割データD1nのグループに分けるための基準値を表示する。
散布入力部54cは、グループ毎に設定する設定散布量を入力する部分である。散布入力部54cは、第1グループG1に対応する設定散布量P1を入力する第1入力部と、第2グループG2に対応する設定散布量P2を入力する第2入力部と、第3グループG3に対応する設定散布量P3を入力する第3入力部と、第4グループG4に対応する設定散布量P4を入力する第4入力部と、第5グループG5に対応する設定散布量P5を入力する第5入力部とを含んでいる。なお、散布入力部54cに入力される値(設定散布量)は、単位面積当たりの散布量であってもよいし、その他に任意に決められる値を入力してもよい。
費用表示部54dは、散布入力部54に入力された設定散布量から散布物の購入費用を、グループ毎に表示する。例えば、1kg当たりの散布物の金額から、グループ毎の散布物の購入肥料を計算して表示する。
したがって、管理者、作業者等は、管理コンピュータ1aの表示部40に表示された設定画面T1によって、圃場における散布量を所定のエリア毎に設定することができる。
次に、設定画面T1の操作時等におけるサーバ1b(第1散布計画部11)の動作、散布計画(散布量の設定)の作成方法について詳しく説明する。
図1に示すように、第1散布計画部11は、データ取得部11Aと、メッシュ設定部11Bと、散布設定部11Cと、グループ設定部12とを有している。データ取得部11A、メッシュ設定部11B、散布設定部11C及びグループ設定部12は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
データ取得部11Aは、複数のデータ(収量データ、作物成分データ、生育データ、土壌データ)のうち、少なくとも1つのデータを取得する処理を実行する(取得ステップ)。例えば、設定画面T1において、マップ呼び出しボタン59を、マウス、キーボード等の入力インタフェースによって選択すると、データ取得部11Aが起動することで取得ステップが開始され、当該データ取得部11Aは、サーバ1bのデータベース(記憶部)10を参照して、図4に示すように、データ(収量データ、作物成分データ、生育データ、土壌データ)の一覧表T2を管理コンピュータ1aに表示する。一覧表T2の中から1つのデータが選択されると、データ取得部11Aは、一覧表T2から選択されたデータを記憶部10から呼び出すことで、記憶部10から1つの圃場に対応するデータ(以降、圃場データということがある)を取得し、取得ステップは終了する。
メッシュ設定部11Bは、データ取得部11Aが取得したデータに含まれる作物データ及び土壌データのいずれかのデータ(圃場データ)を、圃場内のエリアQn毎に割り当てる処理を行う(メッシュ設定ステップ)。例えば、メッシュサイズが5mである場合、メッシュ設定部11Bは、エリアQnの1辺の幅(縦幅、横幅)を5mに設定して、5mごとに圃場を複数のエリアQnに区切り、圃場データを、当該メッシュサイズで区切ることで形成したエリアQnに入るデータとして分割する。ここで、メッシュ設定部11Bは、エリアQnに入るデータが複数ある場合には、例えば、データの値を平均し、平均値をエリアQnに対応する分割データD1nとして割り当てる。また、メッシュ設定部11Bは、エリアQnに入るデータが1つである場合には、当該データをエリアQnに対応する分割データD1nとして割り当てる。
なお、メッシュサイズは、基本表示部53に示された「メッシュサイズ」の数値を入力することで設定することができる。また、圃場データを、エリアQnに対応する分割データD1nに割り当てる方法は、上述した例に限定されない。
グループ設定部12は、メッシュ設定部11Bで割り当てられたエリアQn毎の分割データD1nに対して、グループを設定する。図3に示すように、管理コンピュータ1aやサーバ1bに、予めグループ数とグループ毎の基準値(上限値、下限値)との関係を示すグループ設定情報が記憶されている場合、グループ設定部12は、グループ設定情報を参照し、分割データD1nとグループ毎の基準値とを比較して、分割データD1n毎にグループを割り当てることで、グループを設定する。
第1マップ表示部51は、メッシュ設定部11Bで割り当てられたエリアQn毎の分割データD1nを、第1圃場マップM1として表示する(第1表示ステップ)。第1マップ表示部51は、グループ設定部12により設定された分割データD1n毎のグループを示す情報(数字、文字、色等)を設定画面T1に表示する。
なお、この実施形態では、分割データD1nの表示に関して、当該分割データD1nを基準値に基づいて、複数のグループに分けて、グループを示す情報を設定画面T1に表示することによって、エリアQn毎に分割データD1nを表示しているが、分割データD1nのそのものの値を設定画面T1に表示してもよい。
また、第1マップ表示部51は、第1圃場マップM1がどの圃場であるかを、分割データD1nの元である圃場データに含まれる位置(緯度、経度)から圃場名を割り出し、割り出した圃場名を、基本表示部53に表示する。これにより、第1マップ表示部51によって表示した第1圃場マップM1を基本表示部53を見ることにより把握することができる。
なお、圃場データのファイル名と圃場名とが対応付けられている場合は、第1マップ表示部51は、圃場データのファイル名から圃場名を特定して、特定した圃場名を基本表示部53に表示してもよい。
散布設定部11Cは、エリアQn毎の分割データD1nに基づいて、散布物の散布量をエリアQ1n毎に設定する(散布設定ステップ)。例えば、散布設定部11Cは、グループ毎に定められた設定散布量に応じて、エリアQn毎の散布量を設定する。散布設定部11Cは、散布入力部54cに入力されたグループ毎の設定散布量を「Pi(i=グループの番号を示す)」とした場合、設定散布量PiをエリアQn毎の散布量Riとする。
詳しくは、散布設定部11Cは、グループが5つの場合、第1グループG1の設定散布量P1をエリアQn毎の散布量R1、第2グループG2の設定散布量P2をエリアQn毎の散布量R2、第3グループG3の設定散布量P3をエリアQn毎の散布量R3、第4グループG4の設定散布量P4をエリアQn毎の散布量R4、第5グループG5の設定散布量P5をエリアQn毎の散布量R5に設定する。
即ち、散布設定部11Cは、エリアQn毎の散布量Piと、第2圃場マップM2のエリアQnに対応する分割データD2nとを対応付ける(エリアQn毎の散布量Pi=分割データD2n)。
第2マップ表示部52は、散布設定部11Cで設定されたエリアQn毎の散布量Piを、圃場の位置に対応させて第2圃場マップM2として表示する。即ち、散布設定部11Cで設定されたエリアQnに対応する分割データD2nを予め設定されたグループに分けて、エリアQn毎に、分割データD2nのグループを示す情報(数字、文字、色等)を、設定画面T1に表示する。
なお、この実施形態では、分割データD2nの表示に関して、当該分割データD2nを、複数のグループに分けて、グループを示す情報を設定画面T1に表示することによって、エリアQn毎に分割データD2nを表示しているが、分割データD2n(エリアQn毎の散布量Pi)のそのものの値を設定画面T1に表示してもよい。
上述した実施形態では、散布計画を作成するに際して、グループ毎の基準値(上限値、下限値)は、予め管理コンピュータ1aに記憶されているとしていたが、基準値を自由に変更できるようにしてもよい。
グループ設定部12は、基準変更部13を有している。基準変更部13は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。基準変更部13は、エリアQn毎の分割データD1nに対して、グループに分ける基準値を変更する。例えば、設定画面T1に表示された再設定ボタン55を入力インタフェース等によって選択すると、基準変更部13の処理が開始され、当該基準変更部13は、図5に示すように、管理コンピュータ1aにグループ設定画面T3を表示する。グループ設定画面T3は、基準設定部58を表示する。基準設定部58は、第1圃場
マップ(選択圃場マップ)M1に適用する複数のグループを識別する情報(数字、文字、色等)58aと、それぞれのグループの基準値(上限値、下限値)を入力する基準入力部58bとを表示する。基準入力部58bには、管理者等が入力インタフェースを用いて任意の値(数字)を入力することができる。グループ設定部12(基準変更部13)は、基準入力部55bに入力された値を、グループ毎に設定して、設定されたグループ毎の基準値(上限値、下限値)とグループとの関係をグループ設定情報としてサーバ1bに記憶する。
なお、基準変更部13は、データ毎に基準値の設定が可能であり、例えば、収量データ、作物成分データ、生育データ、土壌データのそれぞれに対して個別に、グループに対応する基準値の設定が可能である。また、基準変更部13は、グループ数も変更可能である。例えば、グループ数を「5」から「20」に20グループ(段階)に変更することができる。
上述した実施形態では、散布設定部11CによってエリアQn毎の散布量Piを設定していたが、散布設定部11Cによって設定されたエリアQn毎の散布量Piを変更できるようにしてもよい。
サーバ1bは、散布量変更部14を有している。散布量変更部14は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。散布量変更部14は、エリアQn毎の散布量Piを変更する。
例えば、設定画面T1に表示された編集ボタン56を入力インタフェース等によって選択すると、散布量変更部14の処理が開始される。散布量変更部14の処理開始後、設定画面T1に表示された第2圃場マップM2において、複数のエリアQnのうち、所定のエリアQnを選択すると、散布量変更部14は、選択されたエリアQnに対応する施肥量Piを変更する。例えば、入力インタフェースを用いて選択エリアQnを選択すると、図6に示すように、散布量変更部14は、設定画面T1上に変更画面T4を表示させる。変更画面T4では、選択エリアQnの施肥量Piを設定するのに用いた分割データD1nの値が表示される。例えば、分割データD1nが収量データである場合、当該分割データD1nで示される収量が変更画面T4に表示される。また、変更画面T4には、エリアQnに対応する施肥量Piを入力するための入力部(変更入力部)57が表示される。変更入力部57では、任意の数字等を入力したり、予め変更入力部57に用意された数値が選択できるようになっている。変更入力部57に数値を入力したり、予め用意された数値を選択すると、散布量変更部14は、入力された数値又は選択された数値を、エリアQnに対応する施肥量、即ち、エリアQnに対応する分割データD2nに設定する。
このように、設定画面T1に表示された第2圃場マップM2に表示されたエリアQnを選択することによって、選択されたエリアQnに対応する施肥量を変更することができる。
以上によれば、農業支援システムは、データ取得部11Aと、メッシュ設定部11Bと、散布設定部11Cと、第1マップ表示部51と、第2マップ表示部52とを備えている。
農業支援システムは、グループ設定部12を備えている。これによれば、作物の作付けに関する複数のデータのち、少なくとも1つのデータに基づいて、圃場内のメッシュ等のエリア毎に割り当てた少なくとも1つの第1圃場マップM1を表示した後、作業者、管理者等が第1圃場マップM1で示された状況を見ながら、第1圃場マップM1に対応するエリア毎の散布量を設定することができる。例えば、上述したように、作業者、管理者等が収量マップを見ながら、散布量を設定し、散布量マップM2を見ながら散布量が適正化されていることを確認することができる。つまり、作業者、管理者等が収量マップM1によ
り収量のバラつきを見ながら、収量マップM1の収量をベースに散布量を簡単に設定することができ、設定後も散布量マップによって最終的な確認をすることができる。
散布設定部11Cは、グループ毎に定められた設定散布量に応じて、エリアQn毎の散布量Piを設定する。これによれば、グループ毎によって定められた設定散布量を用いているので、グループ毎に簡単にエリアQn毎の散布量Piの設定を行うことができる。例えば、上述したように、第1グループG1~第5グループG5の5グループに分けた場合は、5つグループに対応する5つの設定散布量だけで、エリアQn毎の散布量Piを設定することができる。
農業支援システムは、設定散布量をグループ毎に入力する入力部54cを備えている。入力部54cに設定散布量を入力するだけで簡単に、エリアQn毎の散布量Piを設定することができる。
農業支援システムは、エリアQn毎の分割データD1n、D2nに対して、グループに分ける基準値を変更する基準変更部13を備えている。これによれば、グループを設定するための基準値を変更することができるため、散布量の設定のベースとなる第1圃場マップM1におけるエリアQn毎の分割データD1nに対する分布を変更することができる。言い換えれば、第1圃場マップM1におけるエリアQn毎の分割データD1nと、第2圃場マップM2のエリアQnの分割データD2nとの対応関係を、グループの基準値によって変更することができ、基準値を変更することでより精密に散布量の設定を行うことができる。
農業支援システムは、散布設定部11Cによって設定されたエリアQn毎の散布量Piを変更する散布量変更部14を備えている。これによれば、エリアQn毎の散布量Piを設定した後に、ある任意のエリアQnの散布量Piを変更することができる。
さて、図1に示すように、第1散布計画部11は、自動決定部11Dを備えていてもよい。自動決定部11Dは、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
自動決定部11Dは、設定画面T1の散布入力部(入力部)54cに入力する設定散布量を自動的に決定する。
以下、説明の便宜上、第1入力部54c1の設定散布量を「第1設定散布量P1」、第2入力部54c2の設定散布量を「第2設定散布量P2」、第3入力部54c3の設定散布量を「第3設定散布量P3」、第4入力部54c4の設定散布量を「第4設定散布量P4」、第5入力部54c5の設定散布量を「第5設定散布量P5」という。
図10Aに示すように、自動決定部11Dは、設定画面T1には、圃場1枚当たりに散布する散布量(圃場単位散布量)を入力する圃場単位入力部300を設定画面T1に表示する。圃場単位入力部300に圃場単位散布量を入力すると、図11Aに示すように、自動決定部11Dは、第1設定散布量P1、第2設定散布量P2、第3設定散布量P3、第4設定散布量P4、第5設定散布量P5の合計が、圃場単位散布量と一致するように、それぞれの第1入力部54c1、第2入力部54c2、第3入力部54c3、第4入力部54c4及び第5入力部54c5に、圃場単位散布量を振り分ける。より詳しくは、自動決定部11Dは、第1設定散布量P1を最大、第5設定散布量P5を最小とし、残りの第2設定散布量P2、第3設定散布量P3、第4設定散布量P4のそれぞれに、設定散布量を割り当てる。
自動決定部11Dによれば、作業者が圃場1枚当たりに散布する散布物の圃場単位散布量を入力するだけで、グループ毎に設定される設定散布量を設定することができる。
上述した自動決定部11Dは、圃場単位散布量を入力することで、グループ毎に設定さ
れる設定散布量を設定していたが、これに代えて、所定面積当たりの散布量の最大値及び最小値を入力することによって、グループ毎の設定散布量を設定できるようにしてもよい。
図10Bに示すように、自動決定部11Dは、設定画面T1には、例えば、10アール(10a)当たりに散布する散布量(単位面積散布量)を入力する面積単位入力部301を設定画面T1に表示する。面積単位入力部301には、所定面積当たりの散布物の最大値(最大散布量)と、所定面積当たりの散布物の最小値(最小散布量)とを入力可能である。面積単位入力部301に最大散布量及び最小散布量を入力すると、図11Bに示すように、自動決定部11Dは、第1設定散布量P1を最大散布量に設定し、第5設定散布量P5を最小散布量に設定する。また、自動決定部11Dは、第2設定散布量P2を、最大散布量から所定量を減算した値に決定し、第4設定散布量P4を、最小散布量から所定量を加算した値に決定し、第3設定散布量P3を、第4設定散布量P4超且つ、第2設定散布量P2未満に設定する。
自動決定部11Dによれば、作業者が所定面積当たりに散布する散布物の単位面積散布量の最大値と最小値を入力するだけで、グループ毎に設定される設定散布量を設定することができる。
さて、上述した実施形態では、作物データ(収量データ、作物成分データ、生育データ、土壌データのうち、少なくとも1つのデータ(1種類のデータ)等を用いて、散布計画を作成していたが、作物データ(収量データ、作物成分データ、生育データ、土壌データ)のうち、少なくとも2つのデータ(2種類のデータ)等を用いて、散布計画を作成してもよい。
サーバ1bは、第2散布計画部15を備えている。第2散布計画部15は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
第2散布計画部15は、作物データ(収量データ、作物成分データ、生育データ、土壌データ)のうち、少なくとも2つのデータ(2種類のデータ)等を用いて、圃場に散布する散布計画を作成する。
例えば、管理コンピュータ1aがサーバ1bにログインすると、当該管理コンピュータ1aの表示部40にメニュー等を選択するメニュー画面が表示される。メニュー画面において、散布計画のアイコン、ボタン等が選択されて所定の操作が行われると、管理コンピュータ1aは、サーバ1bに対して、散布計画の作成の要求を行う。図7に示すように、サーバ1bの第2散布計画部15は、設定画面T5を管理コンピュータ1aに表示する。
設定画面T5は、第1マップ表示部51と、第2マップ表示部52とを含んでいる。第1マップ表示部51は、散布計画を作成するに際して、参照するデータから得られるマップを表示する。例えば、第1マップ表示部51は、収量データ、作物成分データ(水分含有率、タンパク含有率)、生育データ、土壌データのそれぞれに基づいて、個別に作成された第1圃場マップ[収量マップ、作物成分マップ(水分マップ、食味マップ等)、生育マップ、土壌マップ]M1を表示する。
具体的には、第1マップ表示部51は、第1圃場マップM1を表示するマップ表示部51Aと、マップ表示部51Aとは異なる第1圃場マップM1を表示するマップ表示部51Bとを含んでいる。即ち、第1マップ表示部51は、データが異なる少なくとも2つの第1圃場マップM1を表示する。
第2マップ表示部52は、第1マップ表示部51に表示された第1圃場マップM1に基づいて設定された散布量を含む第2圃場マップ(施肥量マップ)M2を表示する。
設定画面T5は、データ表示部60と、散布設計部61とを含んでいる。データ表示部60は、第1圃場マップM1のエリアQnに対応する分割データD1nj(n:エリア数=1,2,3・・・n、j:第1圃場マップの数=1,2,3・・・j)を表示する。データ表示部60は、少なくとも2つの分割データD1nj(j≧2以上)を、複数の指標を有する分布図R1に表示する。例えば、第1圃場マップM1が2つである場合、まず、データ表示部60は、第1圃場マップM1の数に応じて、分布図R1の指標を縦軸(Y軸)に対応する第1指標と横軸(X軸)に対応する第2指標との2つに設定する。
また、データ表示部60は、1つ目の第1圃場マップM1のエリアQnにおける分割データD1n1を、分布図R1のY軸に対応させ、2つ目の第1圃場マップM1のエリアQnにおける分割データD1n2を分布図R1のX軸に対応させ、分布図R1上に同一のエリアQnにおける分割データD1n1、D1n2をプロットする。即ち、データ表示部60は、第1圃場マップM1が2つの場合は、2次元のグラフによって分割データD1n1、D1n2を表示する。例えば、1つ目の第1圃場マップM1が「収量マップ」であり、2つ目の第1圃場マップM1が「食味マップ」である場合、データ表示部60は、収量マップと食味マップの同一のエリアQnにおける収量とタンパク含有量との関係を分布図R1に示す。
散布設計部61は、散布量を設定するのに必要な情報を入力可能な部分であって、名称表示部61a、グラフ設定部61b、グループ表示部61cと、散布入力部(入力部)61d、費用表示部61eを有している。
名称表示部61aは、第1マップ表示部51で選択された第1圃場マップM1の名称を表示する。グラフ設定部61bは、分布図R1のプロットエリアPAにおいて、当該プロットエリアPAの分割数を設定する部分である。言い換えれば、グラフ設定部61bは、分布図R1のプロットエリアPAを所定範囲に分割する部分である。
例えば、分布図R1が第1指標(Y軸)と第2指標(X軸)とを有する2次元のグラフである場合、グラフ設定部61bは、プロットエリアPAにおいて、Y軸方向の分割数とX軸方向の分割数とを設定することができる。ここで、Y軸方向の分割数を「2」に設定し、X軸方向の分割数を「3」に設定した場合、グラフ設定部61bは、プロットエリアPAを、縦に2分割、横に3分割、合計6分割する。なお、グラフ設定部61bは、分布図R1において、第1指標(Y軸)の最大値及び最小値、第2指標(X軸)の最大値及び最小値を設定可能である。
グループ表示部61cは、分布図R1で設定された複数のグループを表示する。上述したように、分布図R1のプロットエリアPAが複数に分割された場合、当該プロットエリアPAの分割数と同数のグループを表示する。分布図R1において、プロットエリアPAが6つの所定範囲(E1~E6)に分割された場合は、グループ表示部61cは、所定範囲E1~E6に対応するグループ、即ち、所定範囲E1に対応する「第1グループG1」、所定範囲E2に対応する「第2グループG2」、所定範囲E3に対応する「第3グループG3」、所定範囲E4に対応する「第4グループG4」、所定範囲E5に対応する「第5グループG5」、所定範囲E6に対応する「第6グループG6」を表示する。
なお、分布図R1のプロットエリアPAにおいて、所定範囲E1~E6の境界線L1が表示される。境界線L1は、所定範囲E1~E6の上限値又は下限値を示している。境界線L1は、入力インタフェース等を用いて、分布図R1上で、縦方向、横方向に移動させることができ、これにより、グループの上限値又は下限値を設定することができる。
散布入力部61dは、グループ毎に設定する設定散布量を入力する部分である。散布入力部61cは、第1グループG1に対応する設定散布量を入力する第1入力部F1と、第
2グループG2に対応する設定散布量を入力する第2入力部F2と、第3グループG3に対応する設定散布量を入力する第3入力部F3と、第4グループG4に対応する設定散布量を入力する第4入力部F4と、第5グループG5に対応する設定散布量を入力する第5入力部F5と、第6グループG6に対応する設定散布量を入力する第6入力部F6とを含んでいる。
なお、散布入力部61dに入力される値(設定散布量)は、単位面積当たりの散布量であってもよいし、その他に任意に決められる値であってもよい。
費用表示部61eは、散布入力部61dに入力された設定散布量から散布物の購入費用を、グループ毎に表示する。例えば、1kg当たりの散布物の金額から、グループ毎の散布物の購入費用を計算して表示する。
したがって、管理者、作業者等は、管理コンピュータ1aの表示部40に表示された設定画面T5によって、圃場における散布量を所定のエリア毎に設定することができる。
次に、設定画面T5の操作時等におけるサーバ1a(第2散布計画部15)の動作、散布計画(散布量の設定)の作成方法について詳しく説明する。
第2散布計画部15は、データ取得部15Aと、メッシュ設定部15Bと、散布設定部15Cと、グループ設定部16とを有している。データ取得部15A、メッシュ設定部15B、散布設定部15C、グループ設定部16は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
データ取得部15Aは、作物の作付けに関する複数のデータのち、少なくとも2つを含むデータを取得する処理を実行する(取得ステップ)。例えば、設定画面T5において、マップ呼び出しボタン59が入力インタフェースによって選択されると、データ取得部15Aが起動することで取得ステップが開始され、当該データ取得部15Aは、サーバ1bのデータベース(記憶部)10を参照して、図8に示すように、データ(収量データ、作物成分データ、生育データ、土壌データ)の一覧表T6を管理コンピュータ1aに表示する。
一覧表T6では、少なくとも2以上のデータを選択可能である。この実施形態では、一覧表T6は、2つのデータを選択することができ、1つ目のデータは分布図R1におけるY軸に対応するデータであり、2つ目のデータは分布図R1におけるX軸に対応するデータである。データ取得部15Aは、一覧表T6から選択されたデータを記憶部10から呼び出すことで、記憶部10から2つの圃場に対応する圃場データを取得し、取得ステップは終了する。
メッシュ設定部15Bは、データ取得部15Aが取得した少なくとも2つの圃場データを、圃場内のエリアQn毎にそれぞれ割り当てる処理を行う(メッシュ設定ステップ)。メッシュ設定部15Bは、例えば、1つ目の圃場データ(第1圃場データ)の分割データD1n1を圃場内のエリアQn毎に割り当て、2つ目の圃場データ(第2圃場データ)の分割データD1n2を圃場内のエリアQn毎に割り当てる。
メッシュ設定部15Bにおいて、第1圃場データ及び第2圃場データに対してエリアQnの割り当て方法は、メッシュ設定部11Bと同様である。
第1マップ表示部51は、メッシュ設定部15Bで割り当てられたエリアQn毎の分割データD1nj(j≧2)を、第1圃場マップM1として表示する。例えば、第1マップ表示部51のマップ表示部51Aは、エリアQnに対応する分割データD1n1によって示される第1圃場マップM1を表示し、第1マップ表示部51のマップ表示部51Bは、エリアQnに対応する分割データD1n2によって示される第1圃場マップM1を表示する。例えば、マップ表示部51Aは、第1圃場データが収量データである場合は収量マッ
プを表示する。マップ表示部51Bは、第2圃場データがタンパク含有率を示す作物成分データである場合は食味マップ(タンパク含有率を示すマップ)を表示する。
データ表示部60は、第1圃場マップM1のエリアQnに対応する分割データD1n1と、第1圃場マップM1のエリアQnに対応する分割データD1n2とを、分布図R1に表示する。データ表示部60は、分布図R1において、[X座標の値、Y座標の値]=[D1n2、D1n1(n=1,2,3・・・n)]に設定して、分割データD1n1と、分割データD1n2とを分布図R1に表示する。データ表示部60は、例えば、収量マップのエリアQnの収量(分割データD1n1)と、食味マップのエリアQnのタンパク含有率(分割データD1n2)との関係を二次元の分布図R1として表示する。
グループ設定部16は、少なくとも2つの分割データDnjのうち、同一のエリアQnに対応する分割データDnjに対して、グループを設定する。グループ設定部16は、分布図R1で示された1つの所定範囲に入る分割データDnj[D1nj(j=2)、D1nj(j=1)]を1つのグループに設定する。
例えば、グループ設定部16は、例えば、所定範囲E1に入る分割データ[D1n2、D1n1]を第1グループG1、所定範囲E2に入る分割データを第2グループG2、所定範囲E3に入る分割データを第3グループG3、所定範囲E4に入る分割データを第4グループG4、所定範囲E5に入る分割データを第5グループG5、所定範囲E6に入る分割データを第6グループG6に設定する。
グループ設定部16は、閾値設定部18を備えている。閾値設定部18は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
設定画面T5において、分布図R1の境界線L1を入力インタフェースを用いて、移動させることにより所定範囲E1~E6の基準値(上限値又は下限値)を変更することができる。図7に示すように、例えば、境界線L1(L1a)が上又は下に移動すると、閾値設定部18は、移動後の境界線L1aにおけるY軸の値(Y軸設定値)を読み取り、所定範囲E1、E3、E5の第1指標における下限値と、所定範囲E2、E4、E6の第1指標における上限値をY軸設定値に設定する。即ち、閾値設定部18は、グループG1、G3、G5の第1指標における基準値の下限値と、グループG2、G4、G6の第2指標における基準値の上限値とを設定する。
また、境界線L1(L1b)のうち右側の境界線L1bを左又は右に移動すると、閾値設定部18は、移動後の境界線L1bにおけるX軸の値(X軸設定値)を読み取り、所定範囲E3、E4の第2指標における上限値と、所定範囲E5、E6の第2指標における下限値をX軸設定値に設定する。即ち、閾値設定部18は、グループG3、G4の第2指標における基準値の下限値と、グループG2、G4、G6の第2指標における基準値の上限値とを設定する。
このように、設定画面T5によって、分布図R1を見ながら、境界線L1等を用いてグループG1~G6の設定を行うことができる。
散布設定部15Cは、エリアQn毎に割り当てられた少なくとも2つの分割データD1njに基づいて、散布物の散布量をエリアQn毎に設定する(散布設定ステップ)。例えば、散布設定部15Cは、グループ毎に定められた設定散布量に応じて、エリアQn毎の散布量を設定する。散布設定部15Cは、散布入力部61dに入力されたグループ毎の設定散布量を「Pi(i=グループの番号を示す)」とした場合、設定散布量PiをエリアQn毎の散布量Riとする。
散布設定部15Cは、例えば、グループが6つの場合、第1グループG1の設定散布量
P1をエリアQn毎の散布量R1、第2グループG2の設定散布量P2をエリアQn毎の散布量R2、第3グループG3の設定散布量P3をエリアQn毎の散布量R3、第4グループG4の設定散布量P4をエリアQn毎の散布量R4、第5グループG5の設定散布量P5をエリアQn毎の散布量R5、第6グループG6の設定散布量P6をエリアQn毎の散布量R5に設定する。即ち、散布設定部15Cは、エリアQn毎の散布量Piと、第2圃場マップM2におけるエリアQnに対応する分割データD2nとを対応付ける(エリアQn毎の散布量Pi=分割データD2n)。
第2マップ表示部52は、散布設定部15Cで設定されたエリアQn毎の散布量Piを、圃場の位置に対応させて第2圃場マップM2として表示する。即ち、散布設定部15Cで設定されたエリアQnに対応する分割データD2n(エリアQn毎の散布量Pi)のそのものの値を設定画面T5に表示する。
なお、この実施形態では、分割データD2nの表示に関して、当該分割データD2nを、グループ設定部12で設定した複数のグループに分けて、グループを示す情報を設定画面T5に表示することによって、エリアQn毎に分割データD2nを表示してもよい。
農業支援システムは、データ取得部15Aと、メッシュ設定部15Bと、散布設定部15Cと、を備えている。これによれば、作物の作付けに関する複数のデータのち、少なくとも2つを含むデータに基づいて、圃場内のメッシュ等のエリア毎に割り当てた少なくとも2つの第1圃場マップM1を表示した後、作業者、管理者等が第1圃場マップM1で示された状況を見ながら、第1圃場マップM1に対応するエリア毎の散布量を設定することができる。例えば、上述したように、作業者、管理者等が収量マップを見ながら、散布量を設定し、散布量マップM2を見ながら散布量が適正か否かを確認することができる。つまり、作業者、管理者等が収量マップM1により収量のバラつきを見ながら、収量マップM1の収量をベースに散布量を簡単に設定することができ、設定後も散布量マップによって最終的な確認をすることができる。
農業支援システムは、グループ設定部16を備え、散布設定部は、グループ設定部16によって設定されたグループに基づいて、エリア毎の散布量を設定する。これによれば、まず、2つのデータが選択された場合に、同一のデータに含まれる同一のエリアQnに対応する分割データに対応して、複数のグループに設定することができる。そのうえで、グループ毎に簡単にエリアQnの散布量Piの設定を行うことができる。例えば、上述したように、収量マップ及び食味マップの同一エリアに対応するグループを設定することができる。そのうえで、第1グループG1~第5グループG5の5グループに分けた場合は、5つグループに対応する5つの設定散布量だけで、エリアQn頃の散布量Piを設定することができる。
農業支援システムは、データ表示部60を備えている。データ表示部60によって、例えば、収量マップ及び食味マップにおける2つの分割データを分布図として表示することができる。これにより、作業者、管理者等は、分布図を見ることで収量と食味との関係を簡単に把握することができる。
データ表示部60は、複数の指標のうち縦軸を第1指標とし横軸を第2指標とする分布図を表示し、グループ設定部16は、分布図で示された所定範囲毎にグループを設定する。これによれば、作業者、管理者等が収量及び食味の関係を把握しながら、分布図に示されたバラツキ等を考慮して簡単に、分布図を見ながらグループの設定を行うことができる。
農業支援システムは、所定範囲の上限値又は下限値を設定する閾値設定部18を備えている。これによれば、閾値設定部18によって、分布図上でグループに対応する上限値、下限値の設定を簡単に行うことができる。
農業支援システムは、散布量変更部14を備えている。これによれば、エリアQn毎の散布量Piを設定した後に、ある任意のエリアQnの散布量Piを変更することができる。
農業支援システムは、マップ表示部52を備えている。これによれば、エリアQn毎の散布量Piを、圃場の位置に対応させて圃場マップとして表示することができ、圃場に対する散布量の傾向を把握することができる。
なお、設定画面T5においても、散布設定部15Cによって設定された散布量を変更できるようにすることが好ましい。例えば、設定画面T5に表示された編集ボタン56を入力インタフェース等によって選択すると、散布量変更部14の処理が開始される。散布量変更部14の処理開始後、設定画面T5に表示された第2圃場マップM2において、複数のエリアQnのうち、所定のエリアQnを選択すると、散布量変更部14は、選択されたエリアQnに対応する施肥量Piを変更する。散布量変更部14の動作は上述した実施形態と同様である。
メッシュ設定部11BがエリアQnに対して分割データD1nを割り当てていたが、エリアQnに分割データD1nが存在しない場合、分割データD1nが欠損している場合、分割データD1nが存在しない部分(欠損データ)の値を補間することが好ましい。
例えば、図9に示すように、エリアQ1~Q9において、エリアQ5の分割データD15が存在しない場合、メッシュ設定部11Bは、例えば、エリアQ5に囲まれるエリア(Q1~Q4、Q6~Q9)における分割データD11~D14及びD16~D19の平均値を、分割データD15の値に設定する。つまり、メッシュ設定部11Bは、欠損データがある場合、欠損データのエリアQnの周りのエリアQnの分割データD1nを用いて、欠損データの補間を行う。メッシュ設定部11Bと同様に、メッシュ設定部15Bにおいても欠損データの補間を行うことが好ましい。
また、サーバ1bは、散布送信部19を備えている。散布送信部19は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。散布送信部19は、第1散布計画部11又は第2散布計画部15によって、エリアQn毎の散布量Piが設定された場合、当該エリアQn毎の散布量Pi、即ち、エリアQnの位置を示す位置情報と散布量Piを散布機70に送信する。散布機70は、測位衛星等の信号に基づいて位置(緯度、経度)を検出する位置検出装置70aと、散布送信部19等から送信されたエリアQn毎の散布量Piを受信する通信装置70bとを備えている。したがって、散布機70は、散布計画に基づいて、エリアQnの散布量Piに対応して散布物の散布を行うことができる。
[第2実施形態]
図12は、第2実施形態における農業支援システムを示す図である。第2実施形態の農業支援システムは、少なくとも2つのサーバ等を連携させて散布計画を行うシステムである。第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成は説明を省略する。
図12に示すように、農業支援システムは、サーバ1bと、サーバ1dとを備えている。サーバ1dは、作業計画作成部310を有している。作業計画作成部310は、サーバ1dに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
作業計画作成部310は、散布計画に対応する作業計画を作成する。管理コンピュータ1aがサーバ1dに接続し、当該管理コンピュータ1aからサーバ1dに対して作業計画の作成の要求があると、図13に示すように、作業計画作成部310は、管理コンピュータ1aの表示部40に、作業計画画面T10を表示する。
作業計画画面T10は、農作業を行う日付を設定するための日付設定部320と、圃場
を選択するための圃場選択部321と、農作業を選択するための作業選択部322と、作業者を選択するための作業者選択部323と、作業時間を設定するための時間設定部324と、機械を選択するための機械選択部325と、散布物を設定するための散布選択部326とを含んでいる。
圃場選択部321では、第1圃場マップM1及び第2圃場マップM2とは異なる圃場マップ、例えば、空撮した圃場の画像が表示され、マウス、キーボード等の入力インタフェースによって農作業を行う圃場を選択することができる。作業選択部322は、散布作業(肥料の散布、作材の散布)を含む様々な農作業が設定可能である。作業者選択部323は、予め登録された作業者の一覧が表示され、農作業を行う作業者名を選択可能である。時間設定部324は、農作業を行う作業時間、例えば、作業開始時刻及び作業終了時刻を入力可能である。機械選択部325は、農作業で用いる機械を選択可能である。散布選択部326は、散布物の名称等を選択可能である。
したがって、作業計画作成部310によって、日付、圃場、農作業、作業者、作業時間、機械、散布物を含む作業計画を作成することができる。作業計画作成部310によって作成された作業計画は、データベース(記憶部)311に記憶することができ、管理コンピュータ1a等で管理者、作業者が確認することができる。
さて、サーバ1d(作業計画作成部310)では、作業計画を作成することに加えて、散布物の登録を行うことができる。サーバ1dは、散布物登録部312を備えている。散布物登録部312は、サーバ1dに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
管理コンピュータ1aがサーバ1dに接続し、当該管理コンピュータ1aからサーバ1dに対して散布物の登録の要求があると、図14に示すように、散布物登録部312は、管理コンピュータ1aの表示部40に、散布物登録画面T11を表示する。
散布物登録画面T11は、散布物の名称を入力する名称入力部330と、散布物の製造元を入力する製造入力部331と、散布物の用途を入力する用途入力部332と、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)等の三大要素を入力する要素入力部333と、1袋当たりの重量を入力する重量入力部334と、所定面積当たりの散布量(基準散布量)を入力する基準散布入力部335とを含んでいる。
散布物登録画面T11において、名称入力部330、製造入力部331、用途入力部332、要素入力部333、重量入力部334、基準散布入力部335のそれぞれに情報を入力することにより、散布物の登録を行うことができる。つまり、散布物登録部312によって、散布物の名称、製造元、用途、3大要素、重量、基準散布量の散布物登録情報をサーバ1dに登録することができる。散布物登録部312によって登録された散布物登録情報は、データベース(記憶部)313に記憶することができ、管理コンピュータ1a等で管理者、作業者が確認することができる。また、サーバ1bは、散布計画の作成時等に、データベース(記憶部)313に記憶された散布物登録情報を参照したり、取得することができる。
サーバ1bの自動決定部11Dは、サーバ1dのデータベース313に記憶された散布物登録情報を用いて、設定画面T1の散布入力部(入力部)54cに入力する設定散布量を自動的に決定する。
設定画面T1において、散布入力部54cの選択及び当該設定画面T1に表示された呼び出しボタン(図示省略)のいずれかを選択すると、自動決定部11Dは、サーバ1dのデータベース313に記憶された散布物登録情報を参照し、設定画面T1の散布設計部54の名称(散布物の名称)に示された同一の散布物の基準散布量を取得する。
自動決定部11Dは、サーバ1dから基準散布量を取得すると、図15Aに示すように、自動決定部11Dは、散布入力部54cにおいて、中間に位置する第3入力部54c3の第3設定散布量P3を、サーバ1dから取得した基準散布量に決定する。
自動決定部11Dは、第2設定散布量P2を、第3設定散布量(基準散布量)P3から所定量を加算した値に決定する。自動決定部11Dは、第1設定散布量P1を、基準散布量P3から所定量を加算した値で且つ第2設定散布量P2よりも大きな値に決定する。
また、自動決定部11Dは、第4設定散布量P4を、基準散布量P3から所定量を減算した値に決定し、第5設定散布量P5を、基準散布量P3から所定量を減算した値で且つ第4設定散布量P4よりも小さな値に決定する。
以上の自動決定部11Dによれば、サーバ1dに登録された基準散布量を、設定散布量の中間値(第3設定散布量P3)に設定し、中間値を増加減することで他の設定散布量を設定することができる。
上述した自動決定部11Dは、基準散布量を設定散布量の中間値に設定していたが、これに代えて、当該基準散布量を最大値にしてもよい。この場合、自動決定部11Dは、サーバ1dから基準散布量を取得すると、図15Bに示すように、自動決定部11Dは、散布入力部54cにおいて、上位に位置する第1入力部54c1の第1設定散布量P1を、サーバ1dから取得した基準散布量に決定する。
自動決定部11Dは、第2設定散布量P2を、第1設定散布量(基準散布量)P1から所定量を減算した値に決定し、第3設定散布量P3を、基準散布量P1から所定量を減算した値で且つ第2設定散布量P2よりも小さな値にする。また、自動決定部11Dは、第4設定散布量P4を、基準散布量P1から所定量を減算した値で且つ第3設定散布量P3よりも小さな値に決定し、第5設定散布量P5を、基準散布量P1から所定量を減算した値で且つ第4設定散布量P4よりも小さな値に決定する。
以上の自動決定部11Dによれば、サーバ1dに登録された基準散布量を、設定散布量の最大値(第1設定散布量P1)に設定し、最大値を順に減算することで他の設定散布量を設定することができる。
上述した自動決定部11Dは、基準散布量に対して所定量を増減することのみで設定散布量を設定していたが、面積単位入力部301に入力した最大散布量及び最小散布量と、基準散布量との組み合わせによって、設定散布量を設定してもよい。この場合、自動決定部11Dは、サーバ1dから基準散布量を取得すると、図15Cに示すように、第3設定散布量P3を基準散布量に決定する。また、自動決定部11Dは、第1設定散布量P1を、面積単位入力部301に入力した最大散布量に設定し、第5設定散布量P5を面積単位入力部301に入力した最小散布量に設定する。自動決定部11Dは、第2設定散布量P2を、最大散布量から所定量を減算した値に決定し、第4設定散布量P4を、最小散布量から所定量を加算した値に決定する。
以上の自動決定部11Dによれば、サーバ1dに登録された基準散布量を、設定散布量の中間値にする一方で、作業者等が面積単位入力部301に入力した値を設定散布量の最大値、最小値にすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 コンピュータ
1a 管理コンピュータ
1b サーバ
1c 管理コンピュータ
1d サーバ
10 データベース(記憶部)
11 第1散布計画部
11A データ取得部
11B メッシュ設定部
11C 散布設定部
11D 自動決定部
12 グループ設定部
13 基準変更部
14 散布量変更部
15A データ取得部
15B メッシュ設定部
15C 散布設定部
16 グループ設定部
18 閾値設定部
19 散布送信部
20 収穫機
20a 測定装置
20b 通信装置
20c 位置検出装置
30 無人飛行体(マルチコプター)
30a 本体
30b アーム
30c 回転翼
30d スキッド
30e 撮像装置
30g 記憶部
31 電子記憶媒体
40 表示部
51 第1マップ表示部
52 第2マップ表示部
53 基本表示部
54 散布設計部
54a 名称表示部
54b グループ表示部
54c 散布入力部(入力部)
54d 費用表示部
55 再設定ボタン
56 編集ボタン
57 変更入力部
59 マップ呼び出しボタン
60 データ表示部
61 散布設計部
61a 名称表示部
61b グラフ設定部
61c グループ表示部
61d 散布入力部(入力部)
61e 費用表示部
300 圃場単位入力部
301 面積単位入力部
310 作業計画作成部
311 データベース(記憶部)
312 散布物登録部
320 日付設定部
321 圃場選択部
322 作業選択部
323 作業者選択部
324 時間設定部
325 機械選択部
326 散布選択部
330 名称入力部
331 製造入力部
332 用途入力部
333 要素入力部
334 重量入力部
335 基準散布入力部
D1n、D1j 分割データ
D2n 分割データ
E1~E6 所定範囲
F1 第1入力部
F2 第2入力部
F3 第3入力部
F4 第4入力部
F5 第5入力部
F6 第6入力部
G1 第1グループ
G2 第2グループ
G3 第3グループ
G4 第4グループ
G5 第5グループ
G6 第6グループ
L1、L1a、L1b 境界線
M1 第1圃場マップ
M2 第2圃場マップ
P1 第1設定散布量
P2 第2設定散布量
P3 第3設定散布量
P4 第4設定散布量
P5 第5設定散布量
Qn エリア
R1 分布図
T1 設定画面
T2 一覧表
T3 グループ設定画面
T4 変更画面
T5 設定画面
T6 一覧表

Claims (13)

  1. 表示部を有する管理コンピュータと、
    前記管理コンピュータと通信可能な農業支援装置と、を備え、
    前記農業支援装置は、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を有し、
    前記農業支援装置は、
    前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類し、
    前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させ、
    前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算し、
    前記圃場全体に対する散布物の全体散布量を入力可能な圃場単位入力部を前記表示部に表示させ、
    前記管理コンピュータのオペレータが前記圃場全体に対する前記散布物の全体散布量を前記圃場単位入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量の合計が前記全体散布量と一致するように前記複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるように構成された農業支援システム。
  2. 表示部を有する管理コンピュータと、
    前記管理コンピュータと通信可能な農業支援装置と、を備え、
    前記農業支援装置は、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を有し、
    前記農業支援装置は、
    前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類し、
    前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させ、
    前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算し、
    前記複数のグループに属する前記エリアに対する前記散布物の散布量の最大値及び最小値を入力可能な単位面積入力部を前記表示部に表示させ、
    前記管理コンピュータのオペレータが前記散布物の散布量の最大値及び最小値を前記入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるように構成された農業支援システム。
  3. 表示部を有する管理コンピュータと通信可能な農業支援装置であって、
    前記農業支援装置は、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を有し、
    前記農業支援装置は、
    前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類し、
    前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させ、
    前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算し、
    前記圃場全体に対する散布物の全体散布量を入力可能な圃場単位入力部を前記表示部に
    表示させ、
    前記管理コンピュータのオペレータが前記圃場全体に対する前記散布物の全体散布量を前記圃場単位入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量の合計が前記全体散布量と一致するように前記複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるように構成された農業支援装置。
  4. 表示部を有する管理コンピュータと通信可能な農業支援装置であって、
    前記農業支援装置は、圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶する記憶部を備え、
    前記農業支援装置は、
    前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類し、
    前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させ、
    前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算し、
    前記複数のグループに属する前記エリアに対する前記散布物の散布量の最大値及び最小値を入力可能な単位面積入力部を前記表示部に表示させ、
    前記管理コンピュータのオペレータが前記散布物の散布量の最大値及び最小値を前記入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるように構成された農業支援装置。
  5. 表示部を有する管理コンピュータと通信可能な農業支援装置のための農業支援方法であって、
    前記農業支援装置を用いて、
    圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶するステップと、
    前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれを複数のグループに分類するステップと、
    前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させるステップと、
    前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算するステップと、
    前記圃場全体に対する散布物の全体散布量を入力可能な圃場単位入力部を前記表示部に表示させるステップと、
    前記管理コンピュータのオペレータが前記圃場全体に対する前記散布物の全体散布量を前記圃場単位入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれの前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量の合計が前記全体散布量と一致するように前記複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるステップと、
    を有する農業支援方法。
  6. 表示部を有する管理コンピュータと通信可能な農業支援装置のための農業支援方法であって、
    前記農業支援装置を用いて、
    圃場全体を構成する所定面積を有する複数のエリアにおける複数種類の作付けデータを、前記各エリアの位置情報に関連付けて記憶するステップと、
    前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する所定の基準値に基づいて、前記複数の
    エリアのそれぞれを複数のグループに分類するステップと、
    前記複数のエリアのそれぞれに対する前記複数種類の作付けデータの間の相関を前記表示部に表示させるステップと、
    前記複数のグループのそれぞれに属する前記エリアの数と前記所定面積との積の合計を、前記複数のグループのそれぞれのグループ合計面積として計算するステップと、
    前記複数のグループに属する前記エリアに対する前記散布物の散布量の最大値及び最小値を入力可能な単位面積入力部を前記表示部に表示させるステップと、
    前記管理コンピュータのオペレータが前記散布物の散布量の最大値及び最小値を前記入力部に入力したとき、前記複数のグループのそれぞれ前記グループ合計面積に対して散布される前記散布物の複数のグループ散布量のそれぞれを計算して、前記表示部に表示させるステップと、
    を有する農業支援方法。
  7. 前記複数種類の作付けデータは、作物の収量を示す収量データ、作物の水分含有量を示す作物成分データ、作物の生育状況を示す生育データ、前記複数のエリアのそれぞれにおける土壌の化学成分を示す土壌成分データからなる群から選択されたいずれか2つ以上のものを含む請求項1または2に記載の農業支援システム。
  8. 前記複数種類の作付けデータは、作物の収量を示す収量データ、作物の水分含有量を示す作物成分データ、作物の生育状況を示す生育データ、前記複数のエリアのそれぞれにおける土壌の化学成分を示す土壌成分データからなる群から選択されたいずれか2つ以上のものを含む請求項3または4に記載の農業支援装置。
  9. 前記複数種類の作付けデータは、作物の収量を示す収量データ、作物の水分含有量を示す作物成分データ、作物の生育状況を示す生育データ、前記複数のエリアのそれぞれにおける土壌の化学成分を示す土壌成分データからなる群から選択されたいずれか2つ以上のものを含む請求項5または6に記載の農業支援方法。
  10. 前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する前記所定の基準値は、前記管理コンピュータのオペレータにより設定可能である請求項1または2に記載の農業支援システム。
  11. 前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する前記所定の基準値は、前記管理コンピュータのオペレータにより設定可能である請求項3または4に記載の農業支援装置。
  12. 前記複数種類の作付けデータのそれぞれに対する前記所定の基準値は、前記管理コンピュータのオペレータにより設定可能である請求項5または6に記載の農業支援方法。
  13. 農業支援システムは、
    散布物を散布する散布機であって、前記散布機の位置を検出する位置検出装置と、前記農業支援装置と通信可能な通信装置とを有する散布機をさらに備え、
    前記散布機は、前記位置検出装置で測定された前記散布機の位置が前記複数のグループのうちのいずれのグループに属するかに応じて、前記複数のエリアのそれぞれに前記グループ散布量の前記散布物を選択的に散布する請求項1または2に記載の農業支援システム。
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