JP2022079139A - パーティション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲との間を適切に仕切ることのできるパーティション装置を提供する。【解決手段】シート1に設けられて隣り合うシートとの間を仕切るパーティション10を有するパーティション装置4である。パーティション10が、シートバック2に取り付けられてヘッドレスト3を後方から覆う後方パネル11と、後方パネル11からヘッドレスト3の一側方(左方)を通って前方へと張り出して着座者の頭部を一側方から覆う側方パネル12と、を有し、かつ、着座者を前方と上方と下方と他側方(右方)とからは覆わない構成とされる。後方パネル11は、その上部と両側部とが前方に湾曲する、前方に凹となる三次元曲面の内周面である第1凹湾曲面11Aを有する。側方パネル12は、その上部と前後部とが第1凹湾曲面11Aと滑らかに連続するように他側方に湾曲する、他側方に凹となる三次元曲面の内周面である第2凹湾曲面12Aを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、パーティション装置に関する。詳しくは、シートに設けられて一側方に隣り合うシートとの間を仕切るパーティションを有するパーティション装置に関する。
乗物用シートの側部に隣り合うシートとの間を仕切るパーティションが設けられた構成が知られている(特許文献1)。上記パーティションは、フロア上に立設された平板状のパネル材により構成される。
特開2018-114183号公報
上記従来技術では、パーティションによって仕切られるスペースが広すぎるため、快適なパーソナルスペースが形成されにくい。また、パーティションがシートバックのリクライニング動作やシートのスライド動作に追従できないため、利便性が悪い。そこで、本発明は、周囲との間を適切に仕切ることのできるパーティション装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のパーティション装置は次の手段をとる。
すなわち、本発明のパーティション装置は、シートに設けられて一側方に隣り合うシートとの間を仕切るパーティションを有するパーティション装置である。パーティションが、シートのシートバック及び/又はヘッドレストに取り付けられてヘッドレストを後方から覆う後方パネルと、後方パネルからヘッドレストの一側方を通って前方へと張り出して着座者の頭部を一側方から覆う側方パネルと、を有し、かつ、着座者を前方と上方と下方と他側方とからは覆わない構成とされる。後方パネルは、その上部と両側部とが前方に湾曲する、前方に凹となる三次元曲面の内周面である第1凹湾曲面を有する。側方パネルは、その上部と前後部とが第1凹湾曲面と滑らかに連続するように他側方に湾曲する、他側方に凹となる三次元曲面の内周面である第2凹湾曲面を有する。
上記構成によれば、互いに滑らかに連続する三次元曲面の凹湾曲面をもつ後方パネルと側方パネルとから成るパーティションによって、着座者の頭部の周囲に頭部を後方及び一側方から広く丸みのある形で包み込むような快適なパーソナルスペースを確保できる仕切りを形成することができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。パーティション装置が、更に、第2凹湾曲面に沿って後方から前方に向けた風を吹き出す送風機を備えた吹出部を有する。
上記構成によれば、吹出部より吹き出される風により、側方パネルの第2凹湾曲面に沿って前方へと吹き出されるエアカーテンを形成することができる。また、上記エアカーテンを第2凹湾曲面の湾曲に沿って着座者の頭部の正面側へ近づけるように曲げることができ、より効果的なエアカーテンを形成することができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。パーティション装置が、更に、第1凹湾曲面に沿って吹出部から第2凹湾曲面に向かってシート幅方向に延びる形に固定されて送風機から吹き出された風を送るダクトを有する。ダクトが、それ自体或いは第1凹湾曲面との間で閉じた断面形状を成す。
上記構成によれば、ダクトによりパーティションを合理的に補強することができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。パーティション装置が、更に、第2凹湾曲面上に取り付けられて、送風機から吹き出された風の向きを他側方に曲げるルーバを有する。
上記構成によれば、吹出部より吹き出される風を着座者の顔に横から当てたり顔の正面に吹き付けるなどの風向きの調整を行うことができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。パーティション装置が、更に、送風機から吹き出された風を後方パネルに設けられる開口部から後方に吹き出すように送る後方向けのダクトを有する。
上記構成によれば、パーティション装置に設けられる吹出部を利用して、パーティションの後方へも合理的に風を吹き出すことができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。パーティションが、更に、後方パネルに固定されて後方パネルの上縁及び/又は他側方の側縁から後方パネルと面一状に張り出す拡張パネルを有する。拡張パネルが、後方パネルより軟質とされる。
上記構成によれば、後方パネルの周囲に固定される軟質な拡張パネルにより、乗物天井や乗物側壁等の周辺構造との干渉を許容できるようにパーティションの形状を拡張することができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。パーティション装置が、更に、第1凹湾曲面上に取り付けられるスピーカユニットを有する。後方パネルが、スピーカユニットの後方にエンクロージャを形成するよう第1凹湾曲面の一部を後方に凹ませるスピーカ用凹部を有する。
上記構成によれば、パーティションの構成を利用して、パーティション上に取り付けられるスピーカユニットのエンクロージャを合理的に形成することができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。パーティション装置が、更に、後方パネルの後面上に取り付けられる後方向けのスピーカユニットを有する。
上記構成によれば、シートとその後方スペースとの間がパーティションにより仕切られても、後方パネルに取り付けられる後方向けのスピーカユニットにより、後方に向けた音を出力することができる。
なお、上記後方向けのスピーカユニットより出力される音としては、車内に装備されるオーディオ装置から出力される音の他、シートの側方パネル等の所定箇所に設けられるマイクロフォンを通じて出力されるシートの着座者から発せられる音声などが挙げられる。後方向けのスピーカユニットによりマイクロフォンを通じた音声出力がされることにより、パーティションにより仕切られた着座者と外部との間のコミュニケーションを円滑にすることができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。後方パネルの後面に、装備品の取付座面となる平坦面が形成される。上記装備品としては、例えば、ディスプレイやタブレット端末、照明器具等の各種電装部品や、後側のシートの着座者が利用可能なアシストグリップや、シートバックの後方に展開されるシートバックテーブルや、カップホルダ等が挙げられる。
上記構成によれば、シートとその後方スペースとの間を仕切る後方パネルの構成を利用して、装備品の取付座面となる平坦面を合理的に形成することができる。
また、本発明のパーティション装置は、更に次のように構成されていても良い。パーティションが、後方パネル及び側方パネルの内周面に沿った三次元曲面の外周面を有し、かつ、この外周面上に外周面に沿ってシート幅方向に筋状に延びるビードを有する。
上記構成によれば、パーティションの一側方を前方から後方へと流される風が、パーティションの外周面に沿うコアンダ効果により、パーティションの後方パネルの背後へと流されるように導かれるようになる。その際、上記後方へと流される風は、パーティションの外周面に形成された筋状のビードにより、高さ方向に拡散されにくいように整流される。したがって、上記後方へと流される風をパーティションの後方パネルの背後へと適切に導くことができる。
第1の実施形態に係るパーティション装置の概略構成を表す斜視図である。 パーティション装置を後方から見た斜視図である。 パーティション装置の背面図である。 パーティション装置の右側面図である。 パーティション装置の左側面図である。 パーティション装置の平面図である。 パーティション装置の正面図である。 図3のVIII-VIII線断面図である。 図3のIX-IX線断面図である。 パーティション装置がシートリフタのリフトアップにより車両天井と当たる状態を表す側面図である。 パーティション装置がシートバックのリクライニングにより車両側壁と当たる状態を表す背面図である。 他の実施形態に係るパーティション装置の概略構成を表す斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(パーティション装置4の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るパーティション装置4の構成について、図1~図11を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、後述するシート1の左右方向を指すものとする。また、以下の説明において、具体的な参照図を示さない場合、或いは参照図に符号がない場合には、図1~図11のいずれかの図を適宜参照するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るパーティション装置4は、2列シートを備える自動車の右前側のシート1に適用されている。上記パーティション装置4は、上記シート1と図示しない左側のシートとの間を仕切るパネル状のパーティション10を備える構成とされる。
上記パーティション10は、上記シート1の背凭れ部を成すシートバック2の後面に取り付けられている。上記シート1は、着座者の背凭れ部を成すシートバック2と、着座部を成す図示しないシートクッションと、頭凭れ部を成すヘッドレスト3と、を備える。
シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、図示しないリクライナを介してシートクッションの左右両サイドの後端部に連結されている。それにより、シートバック2は、その背凭れ角度を前後に変化させるリクライニング調節が可能な構成とされている。ヘッドレスト3は、シートバック2の上部に装着されている。
また、不図示のシートクッションは、車両のフロア上に不図示のシートリフタを介して連結されている。それにより、シート1は、そのフロアに対する高さを調節することができる構成とされている。
パーティション10は、シートバック2の上部後面に取り付けられている。上記パーティション10は、後方パネル11と、側方パネル12と、拡張パネル13と、を備えた構成とされる。後方パネル11は、シートバック2の上部後面から立ち上がって、ヘッドレスト3及びその周囲を後方から広く面状に覆う構成とされる。
側方パネル12は、後方パネル11からヘッドレスト3及びシートバック2の左方(一側方)を通って前方へと張り出して、着座者の頭部及びその周囲を左方から広く面状に覆う構成とされる。上記後方パネル11と側方パネル12とは、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の合成樹脂から成る1枚のパネル材により構成される。
具体的には、後方パネル11は、図1~図11に示すように、その上部と左右両側部とが前方に湾曲する、前方に凹となる三次元曲面の内周面である第1凹湾曲面11Aを有する曲面状のパネル形状に形成されている。また、側方パネル12は、その上部と前後部とが第1凹湾曲面11Aと滑らかに連続するように右方に湾曲する、右方に凹となる三次元曲面の内周面である第2凹湾曲面12Aを有する曲面状のパネル形状に形成されている。
上記構成により、パーティション10は、後方パネル11と側方パネル12とが互いに滑らかに連続する三次元の凹湾曲面を成す曲面状のパネル形状に形成されている。詳しくは、パーティション10は、図3に示すように、後方パネル11の横幅が、上方に向けて山状に先細りとなるパネル形状に形成されている。
また、パーティション10は、図4及び図5に示すように、側方パネル12の前縁が、前方に丸みを帯びた形に膨らむパネル形状に形成されている。以上により、パーティション10は、着座者の頭部の周囲に頭部を後方及び左方から広く丸みのある形で包み込むような快適なパーソナルスペースを確保できる仕切りを形成する構成とされる。
上記パーティション10により、シート1と図示しない左側のシートとの間が仕切られる他、シート1と図示しない後側のシートとの間も連続的に仕切られる。上記パーティション10は、着座者を前方、上方、下方、及び右方からは覆わない構成とされる。
図1~図3に示すように、拡張パネル13は、上記後方パネル11の上縁全域と右側縁全域とに跨って一体的に載置されるように設けられている。上記拡張パネル13は、シリコン樹脂やエラストマ樹脂等の後方パネル11や側方パネル12よりも軟質な合成樹脂から成る1枚のパネル材から成る。
上記拡張パネル13は、上記後方パネル11の上縁及び右側縁に不図示のビスにより締結されて固定されている。この固定により、拡張パネル13は、後方パネル11の上縁及び右側縁から後方パネル11と面一状に張り出して、後方パネル11のパネル形状を上方及び右方にひとまわり大きな形に拡張させる。
上記拡張パネル13は、上記不図示のビスにより、後方パネル11に対して着脱可能なように取り付けられる構成とされる。それにより、拡張パネル13は、車室空間の広さ等の使用目的に合わせた大きさを備えるものと適宜自由に交換したり使用をやめたりすることができる構成とされる。
上記拡張パネル13が後方パネル11や側方パネル12よりも軟質とされる理由は次の通りである。すなわち、図10に示すように、パーティション10がシート1のリフトアップにより車両天井Cに干渉することがあった場合に、軟質である拡張パネル13が車両天井Cに当たって撓むことで、車両天井Cとの強干渉を逃がすことができるためである。ここで、車両天井Cが、本発明の「乗物天井」に相当する。
また、図11に示すように、パーティション10がシートバック2のリクライニングにより車両側壁W(Bピラー等の側壁)に干渉することがあった場合に、軟質である拡張パネル13が車両側壁Wに当たって撓むことで、車両側壁Wとの強干渉を逃がすことができるためである。したがって、パーティション10を拡張パネル13により拡張したパネル形状としつつも、車両天井Cや車両側壁Wとの干渉を適切に許容できる構成とすることができる。ここで、車両側壁Wが、本発明の「乗物側壁」に相当する。
図1~図2に示すように、パーティション装置4は、更に、パーティション10の第2凹湾曲面12Aに沿って後方から前方に向けた風を吹き出す送風機21を備えた吹出部20を有する。上記吹出部20は、パーティション10の第1凹湾曲面11Aに沿って固定されて送風機21から吹き出された風を第2凹湾曲面12Aに向かって送るダクト22を有する。
また、吹出部20は、パーティション10の第1凹湾曲面11Aに固定されて、送風機21から吹き出された風を後方パネル11に設けられる開口部11Eから後方に吹き出すように送る後方向けのダクト23を有する。また、吹出部20は、パーティション10の第2凹湾曲面12A上に取り付けられて、送風機21から第2凹湾曲面12A上に吹き出された風の向きを右方に曲げるルーバ24を有する。
また、パーティション装置4は、パーティション10の第1凹湾曲面11A上に取り付けられて着座者に向けて音を出力することのできる左右一対のスピーカユニット30を有する。また、パーティション装置4は、更に、後方パネル11の後面上に取り付けられて図示しない後側のシートの着座者に向けて音を出力することのできる左右一対の後方向けのスピーカユニット40を有する。
また、パーティション装置4は、後方パネル11の後面上に取り付けられて図示しない後側のシートの着座者に向けて映像を出力することのできるディスプレイ50を有する。ここで、ディスプレイ50が、本発明の「装備品」に相当する。
(パーティション装置4の各部の構成について)
以下、パーティション装置4の各部の具体的な構成について詳しく説明する。すなわち、図2~図3及び図9に示すように、吹出部20は、後方パネル11の第1凹湾曲面11A上におけるシート幅方向の中央の下端部に固定されている。
上記吹出部20は、その送風機21の吸込口が、下方に向けられて後方パネル11とシートバック2との間の隙間から車室内の空気を取り込む構成とされている。そして、吹出部20は、上記取り込んだ空気を送風機21の左方に開口する吹出口から吹き出す構成とされている。上記送風機21の吸込口には、不図示のHEPAフィルタ等のフィルタが内蔵されている。上記フィルタにより、吸込口から取り込まれる空気に含まれる細菌やウィルスが吸着され、濾過されて清浄化された空気が吹出口から吹き出されるようになっている。
また、吹出部20には、図示は省略されているが、吸込口から取り込んだ空気の温度や湿度を調節したり取り込んだ空気にアロマオイル等の香り付け成分を付加したりすることのできる空気調節部が設けられている。上記空気調節部は、着座者による不図示の電動スイッチの操作により設定される温度や湿度、それに付加したい香り付け成分の設定に合わせて取り込んだ空気の状態を調節できるようになっている。
ダクト22は、その一端が送風機21の吹出口に接続され、後方パネル11の第1凹湾曲面11Aに沿って左方に延びる形に設けられている。詳しくは、ダクト22は、全体が縦長かつ後側に開いたコ字状の横断面を持つ管形状に形成されている。
上記ダクト22は、後方パネル11に形成された後方に凹むダクト用凹部11B内に上下の管壁部分が嵌る形にセットされて、不図示のビスによる締結により後方パネル11に一体的に固定されている。上記固定により、ダクト22は、第1凹湾曲面11Aとの間で風を流すことができる閉じた断面形状を成す構成とされる。それにより、パーティション10が合理的に補強されている。上記ダクト22は、その送風機21と接続される一端から左方へ延びるにつれて、管形状の高さ寸法が漸次上方に長くなる形状とされる。
上記ダクト22は、上記送風機21と接続される一端から第1凹湾曲面11Aに沿って左方から前方へと延びる向きに変えられて、他端の開口を第2凹湾曲面12Aに沿った方向に向けた状態とされる。それにより、上記ダクト22は、送風機21から吹き出された風を、第2凹湾曲面12Aに沿って高さ方向の広い範囲に亘って後方から前方へと吹き出せるようになっている。
後方向けのダクト23は、その一端が送風機21の吹出口に接続され、後方パネル11の第1凹湾曲面11Aに沿って上方に延びる形に形成されている。そして、後方向けのダクト23は、その上方へと延びた先の他端が、後方パネル11の中央上部に形成された開口部11Eから後方へと通されて、後方パネル11から後方に開口した状態にセットされている。
上記後方向けのダクト23は、不図示のビスによる締結により後方パネル11に一体的に固定されている。上記後方向けのダクト23の固定により、パーティション10が合理的に補強されている。
上記後方向けのダクト23は、全体が横長かつ後側に開いたコ字状の横断面を持つ管形状に形成されている。上記後方向けのダクト23は、後方パネル11の第1凹湾曲面11Aに前方から当てられた状態にセットされることで、第1凹湾曲面11Aとの間で風を流すことができる断面矩形状の閉じた管形状を成す構成とされる。
また、上記後方向けのダクト23は、その送風機21と接続される一端から上方へ延びるにつれて、管形状の横幅が漸次左右に長くなる形状とされる。それにより、後方向けのダクト23は、送風機21から吹き出された風を、後方パネル11の上部からシート幅方向の広い範囲に亘って後方に吹き出せるようになっている。
ルーバ24は、図1、図4及び図7、図9に示すように、パーティション10の第2凹湾曲面12A上の前後方向の中間部に取り付けられている。上記ルーバ24は、高さ方向に長尺な平板状の部材から成る。上記ルーバ24は、その基端部が高さ方向に真っ直ぐ延びる回転軸24Aにより第2凹湾曲面12A上に回転可能なようにヒンジ連結されている。
それにより、ルーバ24は、着座者(使用者)による手動操作によって、第2凹湾曲面12Aに対する面の角度を右方に起こしたり第2凹湾曲面12Aに沿うように左方に寝かしたりする任意の角度調節を行える構成とされる。上記ルーバ24を右方に起こすことにより、送風機21から第2凹湾曲面12Aに沿って後方から吹き出された風の一部をルーバ24に当てて右方へと曲げることができる。
それにより、吹き出された風の一部を着座者の顔に横から当てたり顔の正面に吹き付けるなどの風向きの調整を行うことができる。なお、上記ルーバ24は、平板状であることから、三次元の凹湾曲面を成す第2凹湾曲面12Aとの間に隙間が形成される構成とされる。そのため、ルーバ24がどのような角度に調節されていても、送風機21から吹き出された風は、その一部が隙間を通って第2凹湾曲面12A上を前方へと流されるようになっている。
送風機21から第2凹湾曲面12Aに沿って前方へと吹き出された風は、第2凹湾曲面12Aの高さ方向の広い範囲に拡散される。そして、上記風は、図6に示すように、第2凹湾曲面12Aの前部の右方へと曲げられた湾曲形状に沿って着座者の頭部の正面側へと近づけるように曲げられて前方(右斜め前方)へと吹き出される。それにより、側方パネル12の前方に、高さ方向の広い範囲に亘って前方へと吹き出されるエアカーテンを形成することができる。
左右一対のスピーカユニット30は、図2~図3、図7~図8に示すように、後方パネル11のヘッドレスト3から左右両側に外れた2箇所の位置に左右対称状の向きに取り付けられている。具体的には、各スピーカユニット30は、図8に示すように、後方パネル11の対応する各位置に形成された後方に凹む各スピーカ用凹部11Cに前方から蓋をする形にセットされて、不図示のビスによる締結により後方パネル11に一体的に固定されている。
上記組み付けにより、各スピーカユニット30の後方に位置する各スピーカ用凹部11Cは、各スピーカユニット30の後面を囲い込んで後方への音漏れを封じ込めるエンクロージャとして機能するようになっている。各スピーカユニット30は、車内に装備されるオーディオ装置から出力される音を出力するものとなっている。
左右一対の後方向けのスピーカユニット40は、図2~図3に示すように、後方パネル11の左右2箇所の位置に不図示のビスによる締結により一体的に取り付けられている。具体的には、各後方向けのスピーカユニット40は、前述した各スピーカユニット30が設けられる各スピーカ用凹部11Cの後面から僅かにシート幅方向の内側にずれた位置に取り付けられている。
各後方向けのスピーカユニット40は、車内に装備されるオーディオ装置から出力される音を出力するものとなっている。また、各後方向けのスピーカユニット40は、側方パネル12に設けられる不図示のマイクロフォンを通じて出力されるシート1の着座者から発せられる音声を出力するようにもなっている。
このような音声出力を可能とすることで、シート1と図示しない後側のシートとの間がパーティション10により仕切られていても、前向きに座るシート1の着座者から発せられる音声を図示しない後側のシートの着座者に円滑に伝えることが可能となる。
ディスプレイ50は、車内に装備される映像機器から出力される映像を表示するものとなっている。上記ディスプレイ50は、後方パネル11の後面中央部に形成された取付座面となる平坦面11Dに後方からセットされて不図示のビスによる締結により一体的に取り付けられている。
このような映像出力を可能とすることで、パーティション10により図示しない後側のシートの着座者の前方視界が遮られやすくなっていても、車両に搭載される不図示のフロントカメラにより撮影される車両前方の映像を図示しない後側のシートの着座者に向けて映し出すことができる。
また、上記パーティション10は、その後方パネル11及び側方パネル12の外周面が、各々の三次元曲面の内周面に沿った三次元曲面に形成されている。そして、上記外周面上の左上側の上下2箇所の部位には、同外周面に沿ってシート幅方向に筋状に延びるビード14がそれぞれ形成されている。
これらビード14は、それぞれ、側方パネル12から後方パネル11に掛けて互いに略平行状に延びる形状とされる。詳しくは、各ビード14は、互いに略同一の長さを備え、下側のビード14が上側のビード14よりも右側に偏った位置に配置された構成とされる。
上記構成により、パーティション10の左方(一側方)を前方から後方へと流される風の一部が、パーティション10の外周面に沿うコアンダ効果により、パーティション10の後方パネル11の背後へと流されるように導かれるようになる。その際、上記後方へと流される風は、パーティション10の外周面に形成された筋状の各ビード14により、高さ方向に拡散されにくいように整流される。
特に、2本のビード14の間を流れる風は、2本のビード14による高さ方向の両側からのガイドにより、高さ方向に大きく拡散されることなくパーティション10の外周面に沿って後方へと流されるようになる。したがって、上記後方へと流される風を、パーティション10の後方パネル11の背後へと適切に導くことができる。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るパーティション装置4は、次のような構成となっている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、パーティション装置(4)は、シート(1)に設けられて一側方(左方)に隣り合うシートとの間を仕切るパーティション(10)を有する。パーティション(10)が、シート(1)のシートバック(2)及び/又はヘッドレスト(3)に取り付けられてヘッドレスト(3)を後方から覆う後方パネル(11)と、後方パネル(11)からヘッドレスト(3)の一側方(左方)を通って前方へと張り出して着座者の頭部を一側方(左方)から覆う側方パネル(12)と、を有し、かつ、着座者を前方と上方と下方と他側方(右方)とからは覆わない構成とされる。
後方パネル(11)は、その上部と両側部とが前方に湾曲する、前方に凹となる三次元曲面の内周面である第1凹湾曲面(11A)を有する。側方パネル(12)は、その上部と前後部とが第1凹湾曲面(11A)と滑らかに連続するように他側方(右方)に湾曲する、他側方(右方)に凹となる三次元曲面の内周面である第2凹湾曲面(12A)を有する。
上記構成によれば、互いに滑らかに連続する三次元曲面の凹湾曲面をもつ後方パネル(11)と側方パネル(12)とから成るパーティション(10)によって、着座者の頭部の周囲に頭部を後方及び一側方(左方)から広く丸みのある形で包み込むような快適なパーソナルスペースを確保できる仕切りを形成することができる。
また、パーティション装置(4)が、更に、第2凹湾曲面(12A)に沿って後方から前方に向けた風を吹き出す送風機(21)を備えた吹出部(20)を有する。上記構成によれば、吹出部(20)より吹き出される風により、側方パネル(12)の第2凹湾曲面(12A)に沿って前方へと吹き出されるエアカーテンを形成することができる。また、上記エアカーテンを第2凹湾曲面(12A)の湾曲に沿って着座者の頭部の正面側へ近づけるように曲げることができ、より効果的なエアカーテンを形成することができる。
また、パーティション装置(4)が、更に、第1凹湾曲面(11A)に沿って吹出部(20)から第2凹湾曲面(12A)に向かってシート幅方向に延びる形に固定されて送風機(21)から吹き出された風を送るダクト(22)を有する。ダクト(22)は、それ自体或いは第1凹湾曲面(11A)との間で閉じた断面形状を成す。上記構成によれば、ダクト(22)によりパーティション(10)を合理的に補強することができる。
また、パーティション装置(4)が、更に、第2凹湾曲面(12A)上に取り付けられて、送風機(21)から吹き出された風の向きを他側方(右方)に曲げるルーバ(24)を有する。上記構成によれば、吹出部(20)より吹き出される風を着座者の顔に横から当てたり顔の正面に吹き付けるなどの風向きの調整を行うことができる。
また、パーティション装置(4)が、更に、送風機(21)から吹き出された風を後方パネル(11)に設けられる開口部(11E)から後方に吹き出すように送る後方向けのダクト(23)を有する。上記構成によれば、パーティション装置(4)に設けられる吹出部(20)を利用して、パーティション(10)の後方へも合理的に風を吹き出すことができる。
また、パーティション(10)が、更に、後方パネル(11)に固定されて後方パネル(11)の上縁及び/又は他側方(右方)の側縁から後方パネル(11)と面一状に張り出す拡張パネル(13)を有する。拡張パネル(13)が、後方パネル(11)より軟質とされる。上記構成によれば、後方パネル(11)の周囲に固定される軟質な拡張パネル(13)により、乗物天井(C)や乗物側壁(W)等の周辺構造との干渉を許容できるようにパーティション(10)の形状を拡張することができる。
また、パーティション装置(4)が、更に、第1凹湾曲面(11A)上に取り付けられるスピーカユニット(30)を有する。後方パネル(11)が、スピーカユニット(30)の後方にエンクロージャを形成するよう第1凹湾曲面(11A)の一部を後方に凹ませるスピーカ用凹部(11C)を有する。上記構成によれば、パーティション(10)の構成を利用して、パーティション(10)上に取り付けられるスピーカユニット(30)のエンクロージャを合理的に形成することができる。
また、パーティション装置(4)が、更に、後方パネル(11)の後面上に取り付けられる後方向けのスピーカユニット(40)を有する。上記構成によれば、シート(1)とその後方スペースとの間がパーティション(10)により仕切られても、後方パネル(11)に取り付けられる後方向けのスピーカユニット(40)により、後方に向けた音を出力することができる。
また、後方パネル(11)の後面に、装備品(50)の取付座面となる平坦面(11D)が形成される。上記構成によれば、シート(1)とその後方スペースとの間を仕切る後方パネル(11)の構成を利用して、装備品(50)の取付座面となる平坦面(11D)を合理的に形成することができる。
また、パーティション(10)が、後方パネル(11)及び側方パネル(12)の内周面に沿った三次元曲面の外周面を有し、かつ、この外周面上に外周面に沿ってシート幅方向に筋状に延びるビード(14)を有する。
上記構成によれば、パーティション(10)の一側方を前方から後方へと流される風が、パーティション(10)の外周面に沿うコアンダ効果により、パーティション(10)の後方パネル(11)の背後へと流されるように導かれるようになる。その際、上記後方へと流される風は、パーティション(10)の外周面に形成された筋状のビード(14)により、高さ方向に拡散されにくいように整流される。したがって、上記後方へと流される風をパーティション(10)の後方パネル(11)の背後へと適切に導くことができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明のパーティション装置は、自動車の右前側のシートの他、左前側のシートにも適用することができる。その場合には、側方パネルは、着座者の頭部を右方(一側方)から覆う構成となる。また、パーティション装置は、最後列目のシート等、後側にシートが配置されないシートにも適用することができる。
また、パーティション装置は、自動車用のシートの他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の車両以外の乗物用のシートにも適用することができる。また、パーティション装置は、乗物の他、スポーツ施設や劇場、映画館、パチンコ店やゲームセンタ等のアミューズメント施設、コンサート会場、イベント会場等の各種施設に設けられるシートや、マッサージシート等の乗物以外に設けられるシートにも適用することができる。
パーティション装置は、吹出部やスピーカユニット、後方向けのスピーカユニット、及び/又は装備品の取付座面となる平坦面を備えない構成であっても良い。図12には、本発明の他の実施形態に係るパーティション装置5の構成が示されている。同図に示すように、パーティション装置5は、送風機21を備えた吹出部20や、送風機21から吹き出された風を前方に送る閉じ断面形状のダクト22や、スピーカユニット30は有するものの、後方向けのダクトや後方向けのスピーカユニットは備えない構成とされている。
図12に示す送風機21は、その吸込口が後方パネル11に空けられた連通孔11Fに接続されており、連通孔11Fを通して後方から車室内の空気を取り込む構成とされている。なお、上記以外については、第1の実施形態で示したパーティション装置4と同一の構成となっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
2.パーティションは、シートバックの他、ヘッドレストに取り付けられても良い。また、パーティションは、シートバックとヘッドレストとの両方に跨って取り付けられても良い。側方パネルは、着座者の頭部の他、胴体部も一側方から覆う縦長な形状から成るものであっても良い。
3.吹出部に設けられる送風機は、吸込口が前方や上方から空気を取り込む構成であっても良い。すなわち、送風機は、必ずしもパーティションによって仕切られた外部側の領域から空気を取り込むものでなくても良く、着座者側の領域から空気を取り込むものであっても良い。送風機は、パーティションの側方パネルに取り付けられて前方に向けた風を吹き出す構成であっても良い。
4.ダクトは、パーティションの内周面との間で閉じた断面形状を成す開断面形状から成るものの他、それ自体が閉じた断面形状を成すものであっても良い。また、ダクトは、パーティションの内周面との間で開いた断面形状を成すものであっても良い。また、パーティション装置は、後方向けのダクトを備えず、ダクトのみを備える構成であっても良い。
5.ルーバは、手動の他、電動で風の曲げる向きを変えるものであっても良い。ルーバは、平板状の他、風の曲げる方向に緩やかに湾曲する曲板状の形から成るものであっても良い。
6.上記実施形態では、装備品としてディスプレイを例示したが、その他の装備品であっても良い。具体的には、タブレット端末、照明器具等の各種電装部品や、後側のシートの着座者が利用可能なアシストグリップや、シートバックの後方に展開されるシートバックテーブルやカップホルダ等の装備品が挙げられる。
7.パーティションの外周面に形成されるビードは、3本以上、或いは1本だけ形成されるものであっても良い。また、上記ビードは、背面視で見てシート幅方向に筋状に延びるものの他、高さ方向に傾斜したり湾曲したりする形状から成るものであっても良い。
1 シート
2 シートバック
3 ヘッドレスト
4 パーティション装置
5 パーティション装置
10 パーティション
11 後方パネル
11A 第1凹湾曲面
11B ダクト用凹部
11C スピーカ用凹部
11D 平坦面
11E 開口部
11F 連通孔
12 側方パネル
12A 第2凹湾曲面
13 拡張パネル
14 ビード
20 吹出部
21 送風機
22 ダクト
23 後方向けのダクト
24 ルーバ
24A 回転軸
30 スピーカユニット
40 後方向けのスピーカユニット
50 ディスプレイ(装備品)
C 車両天井(乗物天井)
W 車両側壁(乗物側壁)

Claims (10)

  1. シートに設けられて一側方に隣り合うシートとの間を仕切るパーティションを有するパーティション装置であって、
    前記パーティションが、前記シートのシートバック及び/又はヘッドレストに取り付けられて前記ヘッドレストを後方から覆う後方パネルと、該後方パネルから前記ヘッドレストの前記一側方を通って前方へと張り出して着座者の頭部を前記一側方から覆う側方パネルと、を有し、かつ、着座者を前方と上方と下方と他側方とからは覆わない構成とされ、
    前記後方パネルは、その上部と両側部とが前方に湾曲する、前方に凹となる三次元曲面の内周面である第1凹湾曲面を有し、前記側方パネルは、その上部と前後部とが前記第1凹湾曲面と滑らかに連続するように前記他側方に湾曲する、前記他側方に凹となる三次元曲面の内周面である第2凹湾曲面を有するパーティション装置。
  2. 請求項1に記載のパーティション装置であって、
    当該パーティション装置が、更に、前記第2凹湾曲面に沿って後方から前方に向けた風を吹き出す送風機を備えた吹出部を有するパーティション装置。
  3. 請求項2に記載のパーティション装置であって、
    当該パーティション装置が、更に、前記第1凹湾曲面に沿って前記吹出部から前記第2凹湾曲面に向かってシート幅方向に延びる形に固定されて前記送風機から吹き出された風を送るダクトを有し、該ダクトがそれ自体或いは前記第1凹湾曲面との間で閉じた断面形状を成すパーティション装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のパーティション装置であって、
    当該パーティション装置が、更に、前記第2凹湾曲面上に取り付けられて、前記送風機から吹き出された風の向きを前記他側方に曲げるルーバを有するパーティション装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載のパーティション装置であって、
    当該パーティション装置が、更に、前記送風機から吹き出された風を前記後方パネルに設けられる開口部から後方に吹き出すように送る後方向けのダクトを有するパーティション装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のパーティション装置であって、
    前記パーティションが、更に、前記後方パネルに固定されて該後方パネルの上縁及び/又は前記他側方の側縁から前記後方パネルと面一状に張り出す拡張パネルを有し、該拡張パネルが、前記後方パネルより軟質とされるパーティション装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のパーティション装置であって、
    当該パーティション装置が、更に、前記第1凹湾曲面上に取り付けられるスピーカユニットを有し、前記後方パネルが、前記スピーカユニットの後方にエンクロージャを形成するよう前記第1凹湾曲面の一部を後方に凹ませるスピーカ用凹部を有するパーティション装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のパーティション装置であって、
    当該パーティション装置が、更に、前記後方パネルの後面上に取り付けられる後方向けのスピーカユニットを有するパーティション装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のパーティション装置であって、
    前記後方パネルの後面に、装備品の取付座面となる平坦面が形成されるパーティション装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のパーティション装置であって、
    前記パーティションが、前記後方パネル及び前記側方パネルの内周面に沿った三次元曲面の外周面を有し、かつ、該外周面上に該外周面に沿ってシート幅方向に筋状に延びるビードを有するパーティション装置。
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