JP2022079077A - 保護継電装置 - Google Patents

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啓 長岡
Hiroshi Nagaoka
康弘 松尾
Yasuhiro Matsuo
大介 宮村
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Abstract

【課題】複雑な機構を用いることなく、挿抜の際のコネクタの損傷を抑制することが可能な保護継電装置を提供する。【解決手段】保護継電装置は、第1方向において間隔を空けて互いに対向している第1側壁及び第2側壁と、第1方向に直交している第2方向において間隔を空けて互いに対向している底壁及び上壁とを有する筐体と、筐体に収納されている複数の第1基板と、第1基板を互いに電気的に接続している第2基板と、第2基板が取り付けられている補強板とを備えている。筐体は、第1方向及び第2方向に直交している第3方向における一方端において、第1側壁、第2側壁、底壁及び上壁により画されている前面開口部を有する。第1基板の主面は、第1方向に直交している。第1基板は、第1方向に沿って間隔を空けて配置されている。第1基板は、前面開口部側に第1コネクタを有する。第2基板は、第1コネクタに挿入されている複数の第2コネクタを有する。【選択図】図2

Description

本開示は、保護継電装置に関する。
特開昭52-122868号公報(特許文献1)には、可動式マザーボードが記載されている。特許文献1に記載のマザーボードは、筐体と、複数のプリント板と、マザーボードとを有している。筐体の内部には、プリント板が収納されている。プリント板は、第1コネクタを有している。マザーボードは、複数の第2コネクタを有している。第2コネクタは、第1コネクタが挿入されている。
特開2010-50144号公報(特許文献2)には、回路基板収納装置が記載されている。特許文献2に記載の回路基板収納装置は、筐体と、複数の第1基板と、第2基板とを有している。筐体の内部には、第1基板が収納されている。第1基板は、第1コネクタを有している。第2基板は、複数の第2コネクタを有している。第2コネクタは、第1コネクタに挿入されている。
実開平1-92189号公報(特許文献3)には、マザー基板抜去補助装置が記載されている。特開2011-142228号公報(特許文献4)には、基板着脱機構が記載されている。
特開昭52-122868号公報 特開2010-50144号公報 実開平1-92189号公報 特開2011-142228号公報
特許文献1に記載の可動式マザーボードでは、第2コネクタが、回転しながら第1コネクタに挿入される。そのため、この挿入の際に、第1コネクタ及び第2コネクタが損傷してしまうおそれがある。
特許文献2に記載の回路基板収納装置では、第2コネクタは、第1コネクタに直線的に挿入され、第1コネクタから直線的に抜去される。コネクタ間の直線的な挿抜には大きな挿抜力が必要であるが、特許文献1に記載の回路基板収納装置では、この挿抜力を補助するために、複雑な機構が用いられている。
特許文献3に記載のマザー基板抜去装置及び特許文献4に記載の基板着脱機構も、特許文献2に記載の回路基板収納装置と同様の問題がある。
本開示は、複雑な機構を用いることなく、挿抜の際のコネクタの損傷を抑制することが可能な保護継電装置を提供するものである。
本開示の保護継電装置は、第1方向において間隔を空けて互いに対向している第1側壁及び第2側壁と、第1方向に直交している第2方向において間隔を空けて互いに対向している底壁及び上壁とを有する筐体と、筐体に収納されている複数の第1基板と、第1基板を互いに電気的に接続している第2基板と、第2基板が取り付けられている補強板とを備える。筐体は、第1方向及び第2方向に直交している第3方向における一方端において、第1側壁、第2側壁、底壁及び上壁により画されている前面開口部を有する。第1基板の主面は、第1方向に直交している。第1基板は、第1方向に沿って間隔を空けて配置されている。第1基板は、前面開口部側に第1コネクタを有する。第2基板は、第1コネクタに挿入されている複数の第2コネクタを有する。第2コネクタを第1コネクタに挿入する際及び第2コネクタを第1コネクタから抜去する際、第2コネクタの第1コネクタに対する傾斜角は、筐体及び補強板により規制されている。
本開示の保護継電装置によると、複雑な機構を用いることなく、挿抜の際のコネクタの損傷を抑制することができる。
保護継電装置100の斜視図である。 保護継電装置100の正面図である。 図2のIII-IIIにおける断面図である。 図2のIV-IVにおける断面図である。 図2のV-Vにおける断面図である。 保護継電装置100においてコネクタ31をコネクタ21に挿入する際の動作を説明する第1模式図である。 保護継電装置100においてコネクタ31をコネクタ21に挿入する際の動作を説明する第2模式図である。 保護継電装置200の正面図である。 図8のIX-IXにおける断面図である。 図8のX-Xにおける断面図である。 保護継電装置300の正面図である。 図11のXII-XIIにおける断面図である。 保護継電装置300においてコネクタ31をコネクタ21に挿入する際の動作を説明する模式図である。 変形例1に係る保護継電装置300の断面図である。 変形例2に係る保護継電装置300の断面図である。 変形例3に係る保護継電装置300における補強板40の斜視図である。 変形例4に係る保護継電装置300の断面図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る保護継電装置(以下「保護継電装置100」とする)を説明する。
<保護継電装置100の構成>
図1は、保護継電装置100の斜視図である。図2は、保護継電装置100の正面図である。図3は、図2のIII-IIIにおける断面図である。図4は、図2のIV-IVにおける断面図である。図5は、図2のV-Vにおける断面図である。図1~図5に示されるように、保護継電装置100は、筐体10と、複数の基板20と、基板30と、補強板40と、固定部材50とを有している。
筐体10は、側壁11と、側壁12と、底壁13と、上壁14とを有している。側壁11及び側壁12は、第1方向DR1において、互いに間隔を空けて対向している。底壁13及び上壁14は、第2方向DR2において、互いに間隔を空けて対向している。第2方向DR2は、第1方向DR1に直交している方向である。底壁13は、側壁11の下端及び側壁12の下端に連なっている。上壁14は、側壁11の上端及び側壁12の上端に連なっている。
筐体10は、前面開口部15を有している。前面開口部15は、筐体10の第3方向DR3における一方端にある。第3方向DR3は、第1方向DR1及び第2方向DR2に直交している方向である。前面開口部15は、側壁11、側壁12、底壁13及び上壁14により画されている。なお、図示されていないが、前面開口部15は、蓋部材により閉塞される。
筐体10は、接続部材16と、接続部材17とをさらに有していてもよい。接続部材16及び接続部材17は、第3方向DR3における筐体10の一方端側にある。接続部材16は、第2方向DR2に沿って延在している。接続部材16の一方端は底壁13に接続されており、接続部材16の他方端は上壁14に接続されている。接続部材17は、第1方向DR1に沿って延在している。接続部材17の一方端は側壁11に接続されており、接続部材17の他方端は側壁12に接続されている。
側壁11の内面には、レール11aと、レール11bとが設けられている。レール11a及びレール11bは、第3方向DR3に沿って延在している。レール11a及びレール11bは、第2方向DR2において、間隔を空けて対向している。レール11aとレール12bとの間の距離を、距離L1とする。
側壁12の内面には、レール12aと、レール12bとが設けられている。レール12a及びレール12bは、第3方向DR3に沿って延在している。レール12a及びレール12bは、第2方向DR2において、間隔を空けて対向している。レール12aとレール12bとの間の距離を、距離L2とする。
基板20は、筐体10の内部に収納されている。基板20の主面(基板20の面のうちで最も面積が大きい面)は、第1方向DR1に直交している。基板20は、第1方向DR1に沿って間隔を空けて配置されている。基板20の枚数は、好ましくは、10枚以上である。但し、基板20の枚数は、2枚以上であればよい。なお、図示されていないが、基板20の主面上には、トランス、電子部品等が搭載されている。
基板20は、コネクタ21を有している。コネクタ21は、基板20の前面開口部15側にある。より具体的には、コネクタ21は、前面開口部15側にある基板20の主面の辺に沿って設けられている。
基板30は、基板20を互いに電気的に接続する基板である。基板30は、いわゆるマザーボードである。基板30は、複数のコネクタ31を有している。コネクタ31は、コネクタ21に挿入されている。これにより、基板20は、基板30により相互に電気的に接続されている。なお、図示されていないが、基板20は、筐体10の背面側に設けられている端子台に電気的に接続されている。この端子台は、電力系統に接続される。
補強板40は、板状部材を両端において折り曲げた形状を有している。すなわち、補強板40は、第1部分41と、第2部分42と、第3部分43とを有している。補強板40は、前面開口部15側から筐体10の内部に差し込まれる。
第1部分41は、第1方向DR1に沿って延在している。第1部分41は、第1方向DR1における両端がそれぞれ側壁11及び側壁12の近傍に達するように延在している。筐体10の内部側を向く第1部分41の面には、基板30が取り付けられている。
第2部分42は、第1方向DR1における第1部分41の一方端から、第3方向DR3に沿って延在している。第2部分42は、レール11aとレール11bとの間を通っている。第3部分43は、第1方向DR1における第1部分41の他方端から、第3方向DR3に沿って延在している。第3部分43は、レール12aとレール12bとの間を通っている。
第2方向DR2における第2部分42の幅を、幅W1とする。第2方向DR2における第3部分43の幅を、幅W2とする。幅W1は、距離L1よりも小さい。幅W2は、距離L2よりも小さい。
図6は、保護継電装置100においてコネクタ31をコネクタ21に挿入する際の動作を説明する第1模式図である。図6に示されるように、コネクタ31をコネクタ21に挿入する際、補強板40は、第1方向DR1に直交している面内において揺動される。
補強板40の揺動に伴って、補強板40に取り付けられている基板30及び基板30に設けられているコネクタ31も、同様に揺動する。その結果、コネクタ31は、第1方向DR1に直交している面内において揺動されながらコネクタ21に挿入される。
図7は、保護継電装置100においてコネクタ31をコネクタ21に挿入する際の動作を説明する第2模式図である。図7に示されるように、補強板40が第1方向DR1に直交している面内において揺動される際、第2部分42(第3部分43)は、レール11a及びレール11b(レール12a及びレール12b)の少なくとも一方と接触する。この接触により、コネクタ21に対するコネクタ31の傾斜角が規制される。
コネクタ21に対するコネクタ31の傾斜角は、コネクタ21及びコネクタ31の許容角以下に規制される。コネクタ21に対するコネクタ31の傾斜角は、±5°以下に規制されることが好ましい。コネクタ21に対するコネクタ31の傾斜角の最大値は、距離L1、距離L2、幅W1及び幅W2を調整することにより決定される。距離L1に対する幅W1の比(距離L2に対する幅W2の比)が大きいほど、コネクタ21に対するコネクタ31の傾斜角の最大値が小さくなる。
なお、図示されていないが、コネクタ31のコネクタ21からの抜去も、コネクタ31は、第1方向DR1に直交する面内において揺動されながら行われる。
補強板40は、コネクタ31がコネクタ21に挿入された状態で、固定部材50により筐体10に取り付けられている。より具体的には、固定部材50は、補強板40に脱落不能に取り付けられた脱落防止ねじであり、当該脱落防止ねじが接続部材16に形成されているねじ穴(図示せず)に螺合されることにより、補強板40が筐体10に取り付けられている。
<保護継電装置100の効果>
コネクタ31を第1方向DR1に直交している面内において揺動させることなく第3方向DR3に沿ってコネクタ21に挿入する又はコネクタ21から抜去する場合、大きな挿抜力が必要となる。
保護継電装置100では、コネクタ31のコネクタ21への挿入又はコネクタ31のコネクタ21からの抜去が、第1方向DR1に直交している面内で揺動しながら行われるため、必要な挿抜力が低下する。このように、保護継電装置100によると、コネクタ31のコネクタ21への挿入又はコネクタ31のコネクタ21からの抜去に複雑な機構が不要となる。
第1方向DR1に直交している面内でのコネクタ31の揺動が過剰である場合には、コネクタ31のコネクタ21に対する傾斜角がコネクタ21及びコネクタ31の許容角を超えてしまい、コネクタ21及びコネクタ31を損傷させてしまうおそれがある。
保護継電装置100では、コネクタ31のコネクタ21への挿入又はコネクタ31のコネクタ21からの抜去が行われる際に、コネクタ31のコネクタ21に対する傾斜角がレール11a、レール11b、レール12a、レール12b、第2部分42及び第3部分43により規制されるため、コネクタ21及びコネクタ31の損傷が抑制される。
保護継電装置100では、基板20の交換を、補強板40(基板30)を基板20から取り外すことにより、前面開口部15側から行うことができる。そのため、基板20の交換に際して、外部機器との配線の全てを取り外す必要性がなく、基板20の交換後に再試験の必要がない。このように、保護継電装置100によると、メンテナンス性を改善することができる。
基板20の接続が筐体10の背面側において行われる場合、基板30のスペース分だけ端子台が小さくなり、端子台の接続ピン数が減少する。保護継電装置100では、基板20の接続が前面開口部15側で行われているため、基板30のために端子台の接続ピン数が減少することはない。保護継電装置100では、保護継電装置100では、基板20の接続が前面開口部15側において基板30を用いて行われているため、耐ノイズ性を改善することができる。
補強板40が筐体10に固定されている場合、保護継電装置100に振動が加わった際に補強板40によっても基板20を支持することができるため、保護継電装置100の耐振動性を改善することができる。固定部材50として脱落防止ねじが用いられる場合、基板20の交換の際に固定部材50が補強板40から脱落し、保護継電装置100の設置場所で固定部材50が紛失されることが抑制される。
筐体10が接続部材17を有している場合、コネクタ31をコネクタ21から抜去する際に、基板20が接続部材17と接触する。そのため、この場合には、コネクタ31をコネクタ21から抜去する際に基板20が基板30とともに筐体10から引き抜かれてしまうことを抑制できる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る保護継電装置(以下「保護継電装置200」とする)を説明する。ここでは、保護継電装置100と異なる点を主に説明し、重複する説明は繰り返さない。
<保護継電装置200の構成>
保護継電装置200は、筐体10と、複数の基板20と、基板30と、補強板40と、固定部材50とを有している。保護継電装置200では、コネクタ31のコネクタ21への挿入又はコネクタ31のコネクタ21からの抜去が行われる際に、コネクタ31のコネクタ21に対する傾斜角が、筐体10及び補強板40により規制されている。これらの点に関して、保護継電装置200の構成は、保護継電装置100の構成と共通している。
しかしながら、保護継電装置200の構成は、筐体10の詳細及び補強板40の詳細に関して、保護継電装置100の構成と異なっている。
図8は、保護継電装置200の正面図である。図9は、図8のIX-IXにおける断面図である。図10は、図8のX-Xにおける断面図である。図8~図10に示されるように、側壁11の内面には、凸部11cが設けられている。凸部11cは、第3方向DR3に沿って延在している。側壁12の内面には、凸部12cが設けられている。凸部12cは、第3方向DR3に沿って延在している。凸部11cの幅及び凸部12cの幅を、それぞれ、幅W3及び幅W4とする。
第2部分42は、レール42aとレール42bとを有している。レール42a及びレール42bは、第3方向DR3に沿って延在している。レール42a及びレール42bは、第2方向DR2において、間隔を空けて互いに対向している。第2方向DR2におけるレール42aとレール42bとの間の距離を、距離L3とする。距離L3は、幅W3よりも大きい。レール42aとレール42bとの間には、凸部11cが通っている。
第3部分43は、レール43aとレール43bとを有している。レール43a及びレール43bは、第3方向DR3に沿って延在している。レール43a及びレール43bは、第2方向DR2において、間隔を空けて互いに対向している。第2方向DR2におけるレール43aとレール43bとの間の距離を、距離L4とする。距離L3は、幅W4よりも大きい。レール43aとレール43bとの間には、凸部12cが通っている。
補強板40を第1方向DR1に直交している面内で揺動させる際に、凸部11cがレール42a及びレール42bのうちの少なくとも一方と接触するとともに、凸部12cがレール43a及びレール43bのうちの少なくとも一方と接触する。これにより、コネクタ31のコネクタ21に対する傾斜角が、規制される。コネクタ31のコネクタ21に対する傾斜角の最大値は、距離L3に対する幅W3の比(距離L4に対する幅W4の比)の比を調整することにより、決定される。
<保護継電装置200の効果>
保護継電装置200でも、コネクタ31のコネクタ21への挿入又はコネクタ31のコネクタ21からの抜去が、第1方向DR1に直交している面内で揺動しながら行われ、必要な挿抜力が低下するため、コネクタ31のコネクタ21への挿入又はコネクタ31のコネクタ21からの抜去に複雑な機構が不要となる。
また、コネクタ31のコネクタ21への挿入又はコネクタ31のコネクタ21からの抜去が行われる際、コネクタ31のコネクタ21に対する傾斜角がレール42a、レール42b、レール43a、レール43b、凸部11c及び凸部12cにより規制されるため、コネクタ21及びコネクタ31の損傷が抑制される。このように、保護継電装置200によると、保護継電装置100と同様の効果が達成される。
実施の形態3
実施の形態3に係る保護継電装置(以下「保護継電装置300」とする)を説明する。ここでは、保護継電装置100と異なる点を主に説明し、重複する説明は繰り返さない。
保護継電装置300は、筐体10と、複数の基板20と、基板30と、補強板40と、固定部材50とを有している。この点に関して、保護継電装置300の構成は、保護継電装置100の構成と共通している。
しかしながら、保護継電装置300の構成は、筐体10の詳細及び補強板40の詳細に関して、保護継電装置100の構成と異なっている。
図11は、保護継電装置300の正面図である。図12は、図11のXII-XIIにおける断面図である。図11及び図12に示されるように、筐体10は、突起18を有している。突起18は、底壁13の内面に設けられている。突起18は、基板20よりも前面開口部15に近い位置にある。突起18の基端は、底壁13の内面に接続されている。
突起18は、先端が基端よりも前面開口部15の近くにあるように、底壁13の内面に対して傾斜している。すなわち、突起18の基端から先端に向かう方向と底壁13の内面とがなす角度θは、90°未満である。角度θは、70°以上であることが好ましい。
図11及び図12に示される例では、突起18の数が2つである。但し、突起18の数は、複数である必要はない。
補強板40は、第2部分42及び第3部分43を有しておらず、第1部分41のみから構成されている。補強板40の下端(第1部分41の下端)は、突起18の基端に接触している。
図13は、保護継電装置300においてコネクタ31をコネクタ21に挿入する際の動作を説明する模式図である。図13に示されるように、コネクタ31をコネクタ21に挿入する際、補強板40の上端側を基板20側に向かって押すことにより、補強板40は、第1方向DR1に直交している面内において、突起18の基端を支点として回転される。その結果、基板30が第1方向DR1に直交している面内において突起18の基端回りに回転され、コネクタ31がコネクタ21に挿入される。
なお、図示されていないが、補強板40の上端側が基板20とは反対側に向かって引かれることにより、コネクタ31は、コネクタ21から抜去される。
<保護継電装置300の効果>
保護継電装置300では、コネクタ31をコネクタ21に挿入する際に、補強板40の下端を支点、補強板40の上端を力点、コネクタ31を作用点とするてこの原理が働くため、補強板40の上端側に作用する力が小さくても、コネクタ31に大きな挿入力を発生させることができる。そのため、保護継電装置300によると、複雑な機構を要することなく、コネクタ31のコネクタ21への挿入を行うことができる。
角度θが70°以上である場合、挿入が行われる際のコネクタ31のコネクタ21に対する傾斜角が過度に大きくなることが抑制される。そのため、この場合には、コネクタ21及びコネクタ31の破損を抑制することができる。
<変形例1>
図14は、変形例1に係る保護継電装置300の断面図である。図14には、図11のXII-XIIに相当する位置における断面が示されている。図14に示されるように、コネクタ21は、基板20の底壁13側の端よりも基板20の上壁14側の端の近くに位置していてもよい。
この場合、作用点と力点との間の距離が大きくなるため、より小さな力でコネクタ31に大きな挿入力を発生させることができる。また、この場合、挿入が行われる際のコネクタ31のコネクタ21に対する傾斜角が小さくなるため、コネクタ21及びコネクタ31の破損を抑制することができる。
<変形例2>
図15は、変形例2に係る保護継電装置300の断面図である。図15には、図11のXII-XIIに相当する位置における断面が示されている。図15に示されるように、筐体10は、突起18を有していなくてもよい。その代わりに、底壁13の内面には、傾斜面19が設けられていてもよい。
傾斜面19よりも基板20側にある底壁13の内面の部分(以下「第1部分」とする)は、傾斜面19よりも前面開口部15側にある底壁13の内面の部分(以下「第2部分」とする)よりも、上壁14に近い位置にある。補強板40の下端は、傾斜面19の第1部分側の端に接触している。
この場合も、コネクタ31をコネクタ21に挿入する際に、補強板40の下端を支点、補強板40の上端を力点、コネクタ31を作用点とするてこの原理が働くため、補強板40の上端側に作用する力が小さくても、コネクタ31に大きな挿入力を発生させることができる。
<変形例3>
基板30が取り付けられる補強板40の面を、第1面40aとする。第1面40aの反対面を、第2面40bとする。図16は、変形例3に係る保護継電装置300における補強板40の斜視図である。図16に示されるように、第2面40bには、溝40cが設けられていてもよい。
溝40cは、補強板40の下端から上端に向かって延在している。溝40cにおいて、第2面40bは、第1面40a側に窪んでいる。溝40cは、突起18に接触する位置に設けられている。そのため、この場合には、突起18の位置と溝40cの位置とを合わせることにより、補強板40の位置決めを行うことができる。
<変形例4>
図17は、変形例4に係る保護継電装置300の断面図である。図17には、図11のXII-XIIに相当する位置における断面が示されている。図17に示されるように、保護継電装置300は、補強板40を有していなくてもよい。その代わりに、基板30の下端が、突起18の基端に接触している。
この場合、コネクタ31をコネクタ21に挿入する際に、基板30の上端が、基板20側に向かって押される。その結果、基板30の下端を支点、基板30の上端を力点、コネクタ31を作用点とするてこの原理が働くため、基板30の上端側に作用する力が小さくても、コネクタ31に大きな挿入力を発生させることができる。但し、この場合、基板30が補強板40により補強されていないため、補強板40を用いる場合と比較して、基板30の剛性が高い必要がある。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であり、制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の基本的な範囲は、上記の実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100 保護継電装置、10 筐体、11 側壁、11a,11b レール、11c 凸部、12 側壁、12a,12b レール、12c 凸部、13 底壁、14 上壁、15 前面開口部、16,17 接続部材、18 突起、19 傾斜面、20 基板、21 コネクタ、30 基板、31 コネクタ、40 補強板、40a 第1面、40b 第2面、40c 溝、41 第1部分、42 第2部分、42a,42b,43a,43b レール、43 第3部分、42a,42b,43a,43b レール、50 固定部材、200,300 保護継電装置、DR1 第1方向、DR2 第2方向、DR3 第3方向、L1,L2,L3,L4 距離、W1,W2,W3,W4 幅。

Claims (12)

  1. 第1方向において間隔を空けて互いに対向している第1側壁及び第2側壁と、前記第1方向に直交している第2方向において間隔を空けて互いに対向している底壁及び上壁とを有する筐体と、
    前記筐体に収納されている複数の第1基板と、
    前記第1基板を互いに電気的に接続している第2基板と、
    前記第2基板が取り付けられている補強板とを備え、
    前記筐体は、前記第1方向及び前記第2方向に直交している第3方向における一方端において、前記第1側壁、前記第2側壁、前記底壁及び前記上壁により画されている前面開口部を有し、
    前記第1基板の主面は、前記第1方向に直交しており、
    前記第1基板は、前記第1方向に沿って間隔を空けて配置されており、
    前記第1基板は、前記前面開口部側に第1コネクタを有し、
    前記第2基板は、前記第1コネクタに挿入されている複数の第2コネクタを有し、
    前記第2コネクタを前記第1コネクタに挿入する際及び前記第2コネクタを前記第1コネクタから抜去する際、前記第2コネクタの前記第1コネクタに対する傾斜角は、前記筐体及び前記補強板により規制されている、保護継電装置。
  2. 前記第1側壁の内面には、前記第3方向に沿って延在しており、かつ前記第2方向において互いに間隔を空けて対向している第1レール及び第2レールが設けられており、
    前記第2側壁の内面には、前記第3方向に沿って延在しており、かつ前記第2方向において互いに間隔を空けて対向している第3レール及び第4レールが設けられており、
    前記補強板は、前記第1方向に沿って延在しており、かつ前記第2基板が取り付けられている第1部分と、前記第1部分の前記第1方向における一方端から前記第1レール及び前記第2レールの間を通るように延在している第2部分と、前記第1部分の前記第1方向における他方端から前記第3レール及び前記第4レールの間を通るように延在している第3部分とを有し、
    前記第2コネクタを前記第1コネクタに挿入する際及び前記第2コネクタを前記第1コネクタから抜去する際、前記第2コネクタの前記第1コネクタに対する傾斜角は、前記第1部分が前記第1レール及び前記第2レールの少なくともいずれかと接触すること及び前記第2部分が前記第3レール及び前記第4レールの少なくともいずれかと接触することにより規制されている、請求項1に記載の保護継電装置。
  3. 前記第1側壁の内面及び前記第2側壁の内面には、それぞれ、前記第3方向に沿って延在している第1凸部及び第2凸部が設けられており、
    前記補強板は、前記第1方向に沿って延在しており、かつ前記第2基板が取り付けられている第1部分と、前記第1部分の前記第1方向における一方端から前記第3方向に沿って延在しており、かつ前記第2方向において前記第1凸部を挟んで対向している第1レール及び第2レールを含む第2部分と、前記第1部分の前記第1方向における他方端から前記第3方向に沿って延在しており、かつ前記第2方向において前記第2凸部を挟んで対向している第3レール及び第4レールを含む第3部分とを有し、
    前記第2コネクタを前記第1コネクタに挿入する際及び前記第2コネクタを前記第1コネクタから抜去する際、前記第2コネクタの前記第1コネクタに対する傾斜角は、前記第1凸部が前記第1レール及び前記第2レールの少なくともいずれかと接触すること及び前記第2凸部が前記第3レール及び前記第4レールの少なくともいずれかと接触することにより規制されている、請求項1に記載の保護継電装置。
  4. 前記傾斜角は、±5°以下になるように規制されている、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の保護継電装置。
  5. 固定部材をさらに備え、
    前記補強板は、前記固定部材により前記筐体に取り外し可能に取り付けられている、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の保護継電装置。
  6. 前記固定部材は、前記補強板に取り付けられている脱落防止ねじである、請求項5に記載の保護継電装置。
  7. 前記筐体は、前記筐体の前記第3方向における一方端側に、前記第1方向に沿って延在して前記第1側壁及び前記第2側壁に接続されている接続部材をさらに有する、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の保護継電装置。
  8. 第1方向において間隔を空けて互いに対向している第1側壁及び第2側壁と、前記第1方向に直交している第2方向において間隔を空けて互いに対向している底壁及び上壁とを有する筐体と、
    前記筐体に収納されている複数の第1基板と、
    前記第1基板を互いに電気的に接続している第2基板とを備え、
    前記筐体は、前記第1方向及び前記第2方向に直交している第3方向における一方端において、前記第1側壁、前記第2側壁、前記底壁及び前記上壁により画されている前面開口部を有し、
    前記第1基板の主面は、前記第1方向に直交しており、
    前記第1基板は、前記第1方向に沿って間隔を空けて配置されており、
    前記第1基板は、前記前面開口部側に第1コネクタを有し、
    前記第2基板は、複数の第2コネクタを有し、
    前記底壁の内面には、前記第1基板よりも前記前面開口部に近い位置に、突起が設けられており、
    前記突起は、前記突起の先端が前記突起の基端よりも前記前面開口部の近くにあるように前記底壁の内面に対して傾斜しており、
    前記第2コネクタは、前記第1方向に直交している面内において前記第2基板を前記突起の基端回りに回転させることにより、前記第1コネクタに挿入されている、保護継電装置。
  9. 前記突起の基端から前記突起の先端に向かう方向は、前記底壁の内面との間で、70°以上の角度をなしている、請求項8に記載の保護継電装置。
  10. 前記第1コネクタは、前記第1基板の前記底壁側の端よりも前記第1基板の前記上壁側の端の近くにある、請求項8又は請求項9に記載の保護継電装置。
  11. 前記第2基板が取り付けられた補強板をさらに備え、
    前記補強板の前記底壁側の端は、前記突起の基端に接触している、請求項8~請求項10のいずれか1項に記載の保護継電装置。
  12. 前記第2基板は、前記第2基板が取り付けられている第1面と、前記第1面の反対面であり、かつ前記突起に接触する溝が設けられている第2面とを有する、請求項11に記載の保護継電装置。
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