JP2022078401A - 電力変換装置 - Google Patents

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朋也 武仲
Tomoya Takenaka
啓太 伊藤
Keita Ito
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Abstract

【課題】電力変換装置が大型化することを抑制しながら、端子の冷却が可能な電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置は、コンデンサ筐体19と、第1外部端子40と、第2外部端子50と、を有する平滑コンデンサと、と、正極端子20と、負極端子30と、を有するパワーモジュールと、冷却部14と、を備えている。第1外部端子40は第2延設部72を有し、第2外部端子50は第4延設部82を有している。電力変換装置は、第2延設部72と冷却部14とを接合し、第4延設部82と冷却部14とを接合する放熱部材100を有している。【選択図】 図3

Description

この発明は、電力変換装置に関する。
電力変換装置の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示されている電力変換装置を挙げることができる。特許文献1に開示されている電力変換装置は、パワーモジュールと、平滑コンデンサと、パワーモジュールのバスバーと、平滑コンデンサの端子と、バスバー積層体と、筐体と、を備えている。バスバー積層体は、パワーモジュールと平滑コンデンサとの間に位置している。パワーモジュールのバスバーの端部は、バスバー積層体のバスバーの一方の端子部に接合される。バスバー積層体のバスバーの他方の端子部は、平滑コンデンサの端子に接合されている。筐体の底板の上面には、パワーモジュール、平滑コンデンサおよびバスバー積層体が載置されている。筐体の底板の下面側には、冷却水路部が存在するため、筐体の底板に載置されたバスバー積層体を冷却することができ、パワーモジュールのバスバーおよび平滑コンデンサの端子は、バスバー積層体を介して冷却される。
特開2016-101071号公報
しかしながら、特許文献1では、パワーモジュールのバスバーと平滑コンデンサの端子を冷却するために、バスバー積層体がパワーモジュールのバスバーと平滑コンデンサの端子との間に配置されている。そのため、電力変換装置が大型化してしまう問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、電力変換装置が大型化することを抑制しながら、端子の冷却が可能な電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、コンデンサ本体部と、前記コンデンサ本体部から突出する平板状の第1外部端子と、前記コンデンサ本体部から突出する平板状の第2外部端子と、を有するコンデンサ部と、スイッチング本体部と、前記スイッチング本体部から突出する平板状の正極端子と、前記スイッチング本体部から突出する平板状の負極端子と、を有するスイッチング部と、前記コンデンサ部と、前記スイッチング部と、が載置される冷却部と、を備えた電力変換装置であって、前記第1外部端子と前記正極端子とは、互いに接合された第1接合部と、前記コンデンサ本体部、または前記スイッチング本体部から前記第1接合部に向かう方向に延設する第1延設部と、からなる第1端子本体部を各々有するとともに、前記第1外部端子と前記正極端子のうちの少なくとも一方は、前記第1端子本体部から前記第1延設部の延設方向と交差する方向に延設するとともに前記冷却部と対向するように延設する第2延設部を有し、前記第2外部端子と前記負極端子とは、互いに接合された第2接合部と、前記コンデンサ本体部、または前記スイッチング本体部から前記第2接合部に向かう方向に延設する第3延設部と、からなる第2端子本体部を有するとともに、前記第2外部端子と前記負極端子のうちの少なくとも一方は、前記第2端子本体部から前記第3延設部の延設方向と交差する方向に延設するとともに前記冷却部と対向するように延設する第4延設部を有し、前記第2延設部と前記冷却部との間および前記第4延設部と前記冷却部との間には、放熱部材が設けられることを特徴とする。
これにより、正極端子または第1外部端子を第2延設部および放熱部材を介して冷却でき、負極端子または第2外部端子を第4延設部および放熱部材を介して冷却できる。したがって、端子間に冷却のための手段を設ける必要がなく、装置の大型化を抑制しながら、端子の冷却が可能である。
また、上記の電力変換装置において、前記放熱部材は、弾力性を有する構成としてもよい。
これにより、例えば、電力変換装置が車両に搭載され、車両の走行時に電力変換装置が振動した場合であっても、放熱部材が振動を吸収し、端子が振動することを抑制できる。その結果、第1接合部および第2接合部における接合の状態が維持される。
本発明によれば、電力変換装置が大型化することを抑制しながら、端子の冷却が可能な電力変換装置を提供することにある。
本発明の実施形態に係る電力変換装置を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る電力変換装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る電力変換装置の要部を示す拡大平面図である。 本発明の実施形態に係る電力変換装置の要部を示す拡大側面図である。 変形例に係る電力変換装置を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る電力変換装置について図面を参照して説明する。なお本実施形態は、本発明を車載用インバータ装置に具体化した例である。
図1に示すように、電力変換装置11は、スイッチング部としてのパワーモジュール12と、コンデンサ部としての平滑コンデンサ13と、冷却部14と、放熱部材100と、を備えている。パワーモジュール12と平滑コンデンサ13は、冷却部14に載置される。平滑コンデンサ13は、端子(図示せず)を介して車載バッテリ(図示せず)に接続される。パワーモジュール12は、スイッチング素子を有するものであり、本実施形態のパワーモジュール12は、直流電力を交流電力に変換して三相モータに出力するインバータ回路を有している。なお、パワーモジュール12は、スイッチング素子を有するものであればよく、本実施形態のパワーモジュール12のようなインバータ回路を有するものに限られない。例えばコンバータ回路を有するものでもよい。
図2に示すように、冷却部14は、四角平板状の冷却平板14Aと、冷却平板14Aの一部分に形成された冷却水路(図示せず)と、を有する。冷却部14の冷却平板14Aの一面である冷却面14Bには、パワーモジュール12と、平滑コンデンサ13が載置されている。冷却部14は、後述する放熱部材100の熱を吸収できるものであればよく、冷却水路を持っていないものでもよい。
パワーモジュール12は、6個のスイッチング素子(図示せず)と、正極端子20と、負極端子30と、3つの出力端子(図示せず)と、複数の制御端子(図示せず)と、を備えている。スイッチング素子は、IGBT(絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ)やMOSトランジスタやバイポーラトランジスタである。本実施形態のパワーモジュール12は、2個のスイッチング素子が直列接続されて構成された直列接続体を3つ備えたインバータ回路である。出力端子は、平板状であり、出力端子の一端は、直列接続体を構成する2個のスイッチング素子の接続点に接続されている。制御端子は、平板状であり、制御端子の一端は、スイッチング素子の制御電極に接続されている。
正極端子20は、平板状である。正極端子20は、一端が直列接続体の一端と電気的に接続されているとともに、直列接続体から平滑コンデンサ13に向かって延設している。
負極端子30は、平板状である。負極端子30は、一端が直列接続体の他端に接続されているとともに、直列接続体から平滑コンデンサ13に向かって延設している。
直列接続体の全体と、正極端子20の一部、負極端子30の一部、出力端子の一部および制御端子の一部は、樹脂によってもモールドされている。詳述すると、正極端子20の一端側、負極端子30の一端側、出力端子の一端側および制御端子の一端側は、樹脂によってモールドされるとともに、正極端子20の他端側、負極端子30の他端側、出力端子の他端側および制御端子の他端側は、樹脂から露出している。パワーモジュール12における樹脂で覆われている部分が、本発明におけるスイッチング本体部に相当し、樹脂の外表面が、スイッチング本体部の外表面となる。すなわち、正極端子20の一部分および負極端子30の一部分は、スイッチング本体部から突出しているといえる。
正極端子20におけるスイッチング本体部から突出している部分は、平面視略矩形状であり、厚さ方向に互いが対向する第1面21と第2面22とを有する。第2面22は、冷却面14Bと対向している。また、正極端子20におけるスイッチング本体部から突出している部分は、図3に示すように、後述する第1外部端子40の第1接合部70と接合される第1接合部60と、スイッチング本体部から第1接合部60に向かう方向に延設する第1延設部61と、から構成されている。すなわち、正極端子20におけるスイッチング本体部から突出している部分は、第1接合部60と第1延設部61とからなる第1端子本体部62であるといえる。
負極端子30におけるスイッチング本体部から突出している部分は、平面視略矩形状であり、厚さ方向に互いが対向する第1面31と第2面32とを有する。第2面32は、冷却面14Bと対向している。また、負極端子30におけるスイッチング本体部から突出している部分は、図3に示すように、後述する第2外部端子50の第2接合部80と接合される第2接合部90と、スイッチング本体部から第2接合部90に向かう方向に延設する第3延設部91と、から構成されている。すなわち、負極端子30におけるスイッチング本体部から突出している部分は、第2接合部90と第3延設部91とからなる第2端子本体部92であるといえる。
なお、正極端子20の第1端子本体部62および負極端子30の第2端子本体部92は、双方の幅方向(短手方向)に一定間隔離れて並んで配置されている。すなわち、第1端子本体部62および第2端子本体部92は、スイッチング本体部から第1接合部60に向かう方向(スイッチング本体部から第2接合部90に向かう方向)および正極端子20の厚さ方向(負極端子30の厚さ方向)と交わる方向に並んで配置されている。
平滑コンデンサ13は、コンデンサ(図示せず)およびコンデンサ筐体19と、第1外部端子40と、第2外部端子50と、を備えている。
コンデンサ筐体19は、外形が略直方体である。コンデンサ筐体19は、矩形状の底部19Bと、底部19Bと対向して設けられる矩形状の蓋部19Aと、底部19Bと蓋部19Aとの間において底部19Bの長辺部と蓋部19Aの長辺部から立設する第1側部19Cおよび第2側部19Dと、底部19Bと蓋部19Aとの間において底部19Bの短辺部と蓋部19Aの短辺部から立設する第3側部19Eおよび第4側部19Fと、を有する。すなわち、第1側部19Cの表面積および第2側部19Dの表面積は、第3側部19Eの表面積および第4側部19Fの表面積よりも大きくなっている。コンデンサ筐体19は、内部にコンデンサ(図示せず)を収容する。詳述すると、コンデンサは、底部19Bに載置される。底部19Bは、冷却部14の冷却面14B上に設けられている。平滑コンデンサ13におけるコンデンサ筐体19が、本発明におけるコンデンサ本体部に相当する。
なお、コンデンサ本体部は、コンデンサの全周を覆うものであればよく、コンデンサを樹脂モールドしている場合は、コンデンサ部における樹脂で覆われている部分がコンデンサ本体部に相当し、樹脂の外表面が、コンデンサ本体部の外表面となる。また、本実施形態のコンデンサ筐体19は、外形が略直方体であるが、どのような形状であってもよい。
第1外部端子40は、平板状であり、一端が、コンデンサの内部端子と電気的に接続されるとともに、コンデンサ筐体19の第1側部19Cからパワーモジュール12に向かって延設している。すなわち、第1外部端子40の一端は、コンデンサ筐体19内に設けられるとともに、コンデンサの内部端子と電気的に接続され、第1外部端子40の他端は、コンデンサ筐体19外に設けられている。すなわち、第1外部端子40の一部分は、コンデンサ本体部から突出しているといえる。
第1外部端子40におけるコンデンサ筐体19外に設けられた部分(以降、第1露出部73とする)は、厚さ方向に互いに対向する第1面41と第2面42とを有する。第1露出部73の第2面42は、冷却面14Bと対向している。また、第1露出部73は、図3に示すように、第1接合部70と、第1延設部71と、第2延設部72と、から構成されている。すなわち、第1外部端子40は、第1接合部70と、第1延設部71と、第2延設部72と、を有する。
第1接合部70は、正極端子20の第1接合部60と重畳する部位であり、第1接合部60と接合されている。本実施形態では、第1外部端子40の第1接合部70と正極端子20の第1接合部60は、レーザー溶接により接合されている。なお、第1接合部70と第1接合部60は、TIG溶接やねじ締結によって接合されていてもよい。なお、本実施形態における第1接合部70と第1接合部60は、第1接合部70の第2面42と第1接合部60の第1面21とが接合されているが、これに限られず、第1接合部70の第1面41と第1接合部60の第2面22とが接合されていてもよい。
第1延設部71は、コンデンサ筐体19(詳しくは、コンデンサ筐体19の第1側部19C)から第1接合部70に向かう方向に延設する。言い換えると、第1延設部71は、第1外部端子40において第1接合部70とコンデンサ筐体19との間に位置する部位であるといえる。図3では、第1延設部71は、破線のハッチングにより示される。第1接合部70と第1延設部71は、一体となって平面視矩形状の第1端子本体部74を構成している。なお、本実施形態の第1端子本体部74は、平面視矩形状となっているが、これに限られない。また、第1端子本体部74は、平滑コンデンサ13とパワーモジュール12とを電気的に接続するにあたって、支障がでないような内部抵抗値であって、かつ、極力小型となるように設計されている。
第2延設部72は、第1端子本体部74から第1延設部71の延設方向(言い換えると、コンデンサ筐体19から第1接合部70に向かう方向)と交差する方向に延設するとともに、冷却部14と対向するように延設している。本実施形態の第2延設部72は、第1接合部70および第1延設部71から、第1延設部71の延設方向と交差する方向に延設するとともに、冷却部14と対向するように延設している。すなわち、第2延設部72は、第1接合部70および第1延設部71から、第1延設部71の延設方向および第1延設部71の厚さ方向と交差する方向である第1延設部71の幅方向(以降、第1延設部71の幅方向とする)に延設するといえる。
第2延設部72は、平面視三角形状となっている。詳述すると、第2延設部72は、第2延設部72における第1延設部71の幅方向の長さが、正極端子20の第1延設部61から離れるにしたがって長くなるように形成されている。図3では、第2延設部72は、点線のハッチングにより示される。なお、本実施形態の第2延設部72は、平面視三角形状となっているが、第2延設部72は、第2延設部72と冷却部14との間に放熱部材100を設けることができる面積を有していればどのような形状でもよい。また、本実施形態の第2延設部72は、第1接合部70および第1延設部71から延設しているが、これに限られず、第1接合部70のみから延設していても第1延設部71のみから延設していてもよい。
第2外部端子50は、平板状であり、一端が、コンデンサの内部端子と電気的に接続されるとともに、コンデンサ筐体19の第1側部19Cからパワーモジュール12に向かって延設している。すなわち、第2外部端子50の一端は、コンデンサ筐体19内に設けられるとともに、コンデンサの内部端子と電気的に接続され、第2外部端子50の他端は、コンデンサ筐体19外に設けられている。すなわち、第2外部端子50の一部分は、コンデンサ本体部から突出しているといえる。
第2外部端子50におけるコンデンサ筐体19外に設けられた部分(以降、第2露出部83とする)は、厚さ方向に各々対向する第1面51と第2面52とを有する。第2外部端子50の第2面52は、冷却面14Bと対向している。また、第2露出部83は、図3に示すように、第2接合部80と、第3延設部81と、第4延設部82と、から構成されている。すなわち、第2外部端子50は、第2接合部80と、第3延設部81と、第4延設部82と、を有する。
第2接合部80は、負極端子30の第2接合部90と重畳する部位であり、第2接合部90と接合されている。本実施形態では、第2外部端子50の第2接合部80と負極端子30の第2接合部90は、レーザー溶接により接合されている。なお、第2接合部80と第2接合部90は、TIG溶接やねじ締結によって接合されていてもよい。なお、本実施形態における第2接合部80と第2接合部90とは、第2接合部80の第2面52と第2接合部90の第1面31とが接合されているが、これに限られず、第2接合部80の第1面51と第2接合部90の第2面32とが接合されていてもよい。
第3延設部81は、コンデンサ筐体19(詳しくは、コンデンサ筐体19の第1側部19C)から第2接合部80に向かう方向に延設する。言い換えると、第3延設部81は、第2外部端子50において第2接合部80とコンデンサ筐体19との間に位置する部位であるといえる。図3では、第3延設部81は、破線のハッチングにより示される。
第2接合部80と第3延設部81は、一体となって第2端子本体部84を構成している。本実施形態の第2端子本体部84は、平面視矩形状となっている。なお、本実施形態の第2端子本体部84は、平面視矩形状となっているが、これに限られない。また、第2端子本体部84は、平滑コンデンサ13とパワーモジュール12とを電気的に接続するにあたって、支障がでないような内部抵抗値であって、かつ、極力小型となるように設計されている。
第4延設部82は、第2端子本体部84から第3延設部81の延設方向(言い換えると、コンデンサ筐体19から第2接合部80に向かう方向)と交差する方向に延設するとともに、冷却部14と対向するように延設している。本実施形態の第4延設部82は、第2接合部80および第3延設部81から、第3延設部81の延設方向と交差する方向に延設するとともに、冷却部14と対向するように延設している。すなわち、第4延設部82は、第2接合部80および第3延設部81から、第3延設部81の延設方向および第3延設部81の厚さ方向と交差する方向である第3延設部81の幅方向(以降、第3延設部81の幅方向とする)に延設するといえる。
第4延設部82は、平面視三角形状となっている。詳述すると、第4延設部82は、第4延設部82における第3延設部81の幅方向の長さが、負極端子30の第3延設部91から離れるにしたがって長くなるように形成されている。図3では、第4延設部82は、点線のハッチングにより示される。
なお、本実施形態の第4延設部82は、平面視三角形状となっているが、第4延設部82は、第4延設部82と冷却部14との間に放熱部材100を設けることができる面積を有していればどのような形状でもよい。また、本実施形態の第4延設部82は、第2接合部80および第3延設部81から延設しているが、これに限られず、第2接合部80のみから延設していても第3延設部81のみから延設していてもよい。
ここで、第1外部端子40の第1露出部73および第2外部端子50の第2露出部83は、第1延設部71、第3延設部81の幅方向に一定間隔離れて並んで配置されており、第2延設部72は、第2外部端子50から離れる方向に延設し、第4延設部82は、第1外部端子40から離れる方向に延設している。また、第1端子本体部74における第1延設部71の幅方向の長さL1と、第2端子本体部84における第3延設部81の幅方向の長さL2と、第1端子本体部74と第2端子本体部84の間の長さL3と、の合計の長さは、第1側部19Cの長辺の長さL4よりも短くなっている。
放熱部材100は、熱伝導に優れる放熱性と、電気絶縁性と、振動を吸収する弾性変形が可能な弾力性と、を有し、例えばシリコンゴム系材料のギャップフィラーなどが使用される。なお、放熱部材100は、第2延設部72と第4延設部82とから熱を吸収できるものであればよく、電気絶縁性や弾力性を有さなくてもよいし、形状はどのような形状でもよい。なお、放熱部材100が電気絶縁性を有さない場合は、例えば、放熱部材100と、第2延設部72および第4延設部82と、の間に絶縁物を設けてもよいし、冷却部を絶縁材料でコーテイングしてもよい。
本実施形態の放熱部材100は、略直方体であり、第1面101と、第2面102と、を有している。放熱部材100は、第1外部端子40の第2延設部72と冷却部14との間および第2外部端子50の第4延設部82と冷却部14との間に設けられる。本実施形態においては、放熱部材100の第1面101は、第2延設部72または第4延設部82と当接し、放熱部材100の第2面102は、冷却部14の冷却面14Bに当接する。なお、放熱部材100は、第2延設部72と第4延設部82とから熱を吸収し、冷却部14に熱を放熱できるように配置されていれば、第2延設部72、第4延設部82および冷却部14と当接していなくてもよく、例えば、熱伝導性のよいシート等を介して第2延設部72、第4延設部82および冷却部14と接続されていてもよい。
次に、第1の実施形態の作用について説明する。車載バッテリから平滑コンデンサ13を介してパワーモジュール12へ供給される直流電力は、スイッチング素子をオン/オフすることで交流電力に変換されて出力される。このスイッチング素子をオン/オフすることに伴いスイッチング素子が発熱する。この熱は、パワーモジュール12の正極端子20および負極端子30を介して平滑コンデンサ13の第1外部端子40および第2外部端子50に伝達される。第1外部端子40および第2外部端子50に伝達された熱は、第2延設部72および第4延設部82から放熱部材100を介して冷却部14に伝わり、冷却水路部に流れる冷却水と熱交換される。
第1の実施形態によれば以下の作用効果を奏する。
(1)第1外部端子40は、第2延設部72を有し、第2外部端子50は、第4延設部82を有する。また、放熱部材100は、第1外部端子40の第2延設部72と冷却部14との間および第2外部端子50の第4延設部82と冷却部14との間に設けられている。したがって、第1外部端子40および第2外部端子50の熱を、放熱部材100を介して冷却部14に放熱することができる。
(2)第1端子本体部74における第1延設部71の幅方向の長さL1と、第2端子本体部84における第3延設部81の幅方向の長さL2と、第1端子本体部74と第2端子本体部84の間の長さL3と、の合計の長さは、第1側部19Cの長辺の長さL4よりも短くなっている。上記のように構成された平滑コンデンサ13の端子と、パワーモジュール12の端子とを接続すると、パワーモジュール12と平滑コンデンサ13の間にデッドスペースが形成される。本実施形態では、当該デッドスペースに第2延設部72および第4延設部82を設けている。したがって、電力変換装置11が大型化することを抑制しながら、第1外部端子40および第2外部端子50を冷却することができる。
(3)放熱部材100は弾力性を有する。したがって、車両に搭載された電力変換装置11が車両の走行時に振動した場合、放熱部材100によって第1外部端子40および第2外部端子50の振動は吸収される。したがって、第1外部端子40および第2外部端子50の振動が抑制される。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
〇 上記の実施形態では、正極端子20の第1延設部61の延設方向、負極端子30の第3延設部91の延設方向、第1外部端子40の第1延設部71の延設方向および第2外部端子50の第3延設部81の延設方向は、全て同一方向となっているが、この限りではない。例えば、図5の変形例に示すように、正極端子20の第1延設部61の延設方向および負極端子30の第3延設部91の延設方向は、第1の方向であり、第1外部端子40の第1延設部71の延設方向および第2外部端子50の第3延設部81の延設方向は、第1の方向と交わる方向である第2の方向であってもよい。この場合においても、第1の実施形態の作用効果と同等の作用効果を奏する。
〇 上記の実施形態では、第2延設部72は、第2外部端子50から離れる方向に延設し、第4延設部82は、第1外部端子40から離れる方向に延設しているが、第1外部端子40の第1露出部73と第2外部端子50の第2露出部83との間が、十分に離れている場合は、第2延設部72は、第2外部端子50に近づく方向に延設し、第4延設部82は、第1外部端子40に近づく方向に延設させてもよい。また、上記実施形態では、第1外部端子40が第2延設部72を有し、第2外部端子50が第4延設部82を有しているが、これに限られず、正極端子20が第2延設部72を有し、負極端子30が第4延設部82を有していてもよいし、第1外部端子40および正極端子20が第2延設部72を有し、第2外部端子50および負極端子30が第4延設部82を有していてもよい。
12 パワーモジュール
13 平滑コンデンサ
14 冷却部
19 コンデンサ筐体
20 正極端子
30 負極端子
40 第1外部端子
50 第2外部端子
60 第1接合部
61 第1延設部
62 第1端子本体部
70 第1接合部
71 第1延設部
72 第2延設部
74 第1端子本体部
80 第2接合部
81 第3延設部
82 第4延設部
84 第2端子本体部
90 第2接合部
91 第3延設部
92 第2端子本体部
100 放熱部材

Claims (2)

  1. コンデンサ本体部と、前記コンデンサ本体部から突出する平板状の第1外部端子と、前記コンデンサ本体部から突出する平板状の第2外部端子と、を有するコンデンサ部と、
    スイッチング本体部と、前記スイッチング本体部から突出する平板状の正極端子と、前記スイッチング本体部から突出する平板状の負極端子と、を有するスイッチング部と、
    前記コンデンサ部と、前記スイッチング部と、が載置される冷却部と、を備えた電力変換装置であって、
    前記第1外部端子と前記正極端子とは、
    互いに接合された第1接合部と、
    前記コンデンサ本体部、または前記スイッチング本体部から前記第1接合部に向かう方向に延設する第1延設部と、からなる第1端子本体部を各々有するとともに、
    前記第1外部端子と前記正極端子のうちの少なくとも一方は、前記第1端子本体部から前記第1延設部の延設方向と交差する方向に延設するとともに前記冷却部と対向するように延設する第2延設部を有し、
    前記第2外部端子と前記負極端子とは、
    互いに接合された第2接合部と、
    前記コンデンサ本体部、または前記スイッチング本体部から前記第2接合部に向かう方向に延設する第3延設部と、からなる第2端子本体部を有するとともに、
    前記第2外部端子と前記負極端子のうちの少なくとも一方は、前記第2端子本体部から前記第3延設部の延設方向と交差する方向に延設するとともに前記冷却部と対向するように延設する第4延設部を有し、
    前記第2延設部と前記冷却部との間および前記第4延設部と前記冷却部との間には、放熱部材が設けられる
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記放熱部材は、弾力性を有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
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