JP2022076237A - エアハンドリングユニット - Google Patents

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あいか 速水
Aika Hayami
暢仁 富山
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
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Abstract

Figure 2022076237000001
【課題】 エアハンドリングユニットの保守及び点検作業の負担を軽減する。
【解決手段】 エアハンドリングユニット1であって、空気の流入口21と流出口22とが設けられるケーシング2と、前記ケーシング2内に設けられ、前記流入口21から前記流出口22への気流を形成するファン7と、前記ケーシング2内に設けられ、空気の温度及び湿度の少なくとも一方を調整する調整部4と、前記ケーシング2内に設けられ、前記ファン7及び前記調整部4と接続され、前記ファン7及び前記調整部4に電力を供給する第1電源回路81と、前記ケーシング2内に設けられ、エアハンドリングユニット1の設置後に前記ケーシング2内に追加されるセンサ90と接続可能に設けられ、前記センサ90に電力を供給可能である第2電源回路82と、を備える、エアハンドリングユニット1。
【選択図】図4

Description

本開示は、エアハンドリングユニットに関する。
従来からエアハンドリングユニット(AHU)と称される空気調和装置が用いられている。エアハンドリングユニットは、ケーシング内に空気冷却器、空気加熱器、空気加湿器、エアフィルタ及び送風機を納めた中央式空気調和ユニットである。
特開2015-137826号公報
従来、エアハンドリングユニットの保守及び点検のため、作業者がエアハンドリングユニットの設置現場に赴く必要があった。近年、労働人口の減少に伴い、設備の保守及び点検作業の負担を軽減するニーズが高まっている。また、近年の感染症対策等の影響により、人の移動を伴う業務を削減又は効率化するニーズが高まっている。
例えば、エアハンドリングユニットにセンサを設けることで、当該センサにより保守及び点検のための情報を収集することが考えられる。しかしながら、保守及び点検のために必要となる情報は多岐にわたり、どのようなセンサが好適であるかは、センサを用いた保守及び点検を行うことではじめて判明する場合が多い。このため、最適なセンサを設けたエアハンドリングユニットを導入当初から準備することは容易ではない。
本開示は、保守及び点検作業の負担を軽減できるエアハンドリングユニットを提供することを目的とする。
(1)本開示のエアハンドリングユニットは、空気の流入口と流出口とが設けられるケーシングと、前記ケーシング内に設けられ、前記流入口から前記流出口への気流を形成するファンと、前記ケーシング内に設けられ、空気の温度及び湿度の少なくとも一方を調整する調整部と、前記ケーシング内に設けられ、前記ファン及び前記調整部と接続され、前記ファン及び前記調整部に電力を供給する第1電源回路と、前記ケーシング内に設けられ、エアハンドリングユニットの設置後に前記ケーシング内に追加されるセンサと接続可能に設けられ、前記センサに電力を供給可能である第2電源回路と、を備える、エアハンドリングユニットである。
本開示のエアハンドリングユニットは、エアハンドリングユニットの設置後に追加されるセンサと接続可能な第2電源回路を有する。このため、既に施設に設置されたエアハンドリングユニットに、保守及び点検のために好適なセンサを後付けする際に、ケーシング内に設けられている第2電源回路から当該センサに電力を供給することができる。エアハンドリングユニットには好適なセンサが装着されうるため、当該センサにより好適な情報を収集することで保守及び点検作業の負担を軽減することができる。
(2)好ましくは、前記第2電源回路は、前記センサの配線とそれぞれ接続可能な複数の空き端子が設けられた端子台を有する。端子台の空き端子にセンサの配線を接続することで、センサを追加するための現地工事を簡易にすることができる。
(3)好ましくは、前記第1電源回路から電力を供給される第1基板と、前記第2電源回路から電力を供給される第2基板と、をさらに備え、前記第1基板は、前記ファン及び前記調整部の少なくとも一方を制御する制御部を有し、前記第2基板は、前記センサの検知信号を記憶する記憶部を有する。後に追加されるセンサの検知信号を記憶する記憶部を、予め備えておくことで、センサを追加した後、さらに記憶部を後付けする必要がなくなる。このため、センサを追加するための現地工事を簡易にすることができる。
(4)前記第2基板は、前記記憶部に記憶された前記検知信号を外部に送信する送信部を有する。このように構成することで、送信部を後付けする必要がなくなる。このため、センサを追加するための現地工事を簡易にすることができる。
本開示の実施形態に係るエアハンドリングユニットの斜視図である。 図1のエアハンドリングユニットの内部構造を示す斜視図である。 図1のエアハンドリングユニットの内部構造を右面パネル側から見た斜視図である。 図1のエアハンドリングユニットの内部構造を示す正面図である。 センサが追加されたエアハンドリングユニットの内部構造を示す正面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本開示の実施形態を説明する。
[実施形態]
[エアハンドリングユニットの構成]
図1から図4を参照して、本開示の実施形態に係るエアハンドリングユニット1の構成を説明する。エアハンドリングユニット1は、ケーシング2と、フィルタ3と、調整部4と、ファン7と、電装ボックス8と、を備える。
図1は、エアハンドリングユニット1の外観を概略的に示す斜視である。
ケーシング2は、箱状に組み立てられた複数の外壁パネル2a~2fを有する。ケーシング2の前面(図1の手前側の鉛直面)は、3つの前面パネル2aによって構成されている。ケーシング2の背面(図2の奥側の鉛直面)は、3つの背面パネル2bによって構成されている。ケーシング2の左側面(図1の左側の鉛直面)は、1つの左面パネル2cによって構成されている。ケーシング2の右側面(図2の右側の鉛直面)は、1つの右面パネル2dによって構成されている。ケーシング2の上面は、1つの上面パネル2eによって構成されている。ケーシング2の下面は、1つの土台2fによって構成されている。これらのパネル構成は一例であり、本開示の実施に関してはこれに限られない。
上面パネル2eには、空気の流入口21と流出口22とが形成されている。流入口21は、上面パネル2eのうち右面パネル2d側に設けられ、流入口21には、図示しない室外又は室内に連通するダクトが接続されている。流出口22は、上面パネル2eのうち左面パネル2c側に設けられ、流出口22には図示しない室内に連通するダクトが接続されている。これにより、外気又は室内の空気がダクト及び流入口21を介してケーシング2の内部に流入し、温度や湿度が調整された後、流出口22及びダクトを介して室内に供給される。
右面パネル2dには、後述の電線61及び通信線62をケーシング2から外部に取り出すための貫通孔2da(図4)が形成されている。電線61及び通信線62は、貫通孔2daを介して、ケーシング2の外部に延びる。電線61及び通信線62と貫通孔2daとの間の隙間は、例えば粘土状の充填剤により埋められる。これにより、ケーシング2の内部の気密性が維持される。
図2は、エアハンドリングユニット1の内部構造を示す斜視図である。図2は、図1と同じ角度の斜視図であり、前面パネル2aの記載を省略している。
図3は、エアハンドリングユニット1の内部構造を右面パネル2d側から見た斜視図である。図3では、土台2f以外のケーシング2の記載を省略している。
図4は、エアハンドリングユニット1の内部構造を前面パネル2a側から見た正面図である。図4では、前面パネル2aの記載を省略している。
図2を参照する。ケーシング2の内部には、フィルタ3、第1仕切板23、調整部4、第2仕切板24、ファン7、電装ボックス8が設けられている。フィルタ3、第1仕切板23、調整部4、第2仕切板24及びファン7は、流入口21側の右面パネル2dから流出口22側の左面パネル2cに向かって、この順に設置されている。
ファン7は、例えばプラグファンである。ファン7は、流出口22の真下に位置し、架台12に固定されている。架台12は、積層ゴムやスプリング等の振動を吸収する振動吸収機構14を介して土台2fに固定されている。ファン7は、後述の通過口24aから空気を取り込み上方へ吹き出すことで、流入口21から流出口22に向かう気流を形成する。
調整部4は、ケーシング2内のうちファン7よりも気流方向上流側に設けられている。調整部4は、冷水コイル41と、温水コイル42と、加湿器43と、を有する。冷水コイル41、温水コイル42及び加湿器43は、右面パネル2dから左面パネル2cに向かって、この順に設置されている。
冷水コイル41及び温水コイル42は、それぞれ水冷式の熱交換器である。冷房運転の際、冷水コイル41には機外の熱源機から冷水が供給され、当該冷水によって空気が冷却される。暖房運転の際、温水コイル42には機外の熱源機から温水が供給され、当該温水によって空気が加熱される。加湿器43は、空気に水蒸気又は水滴(ミスト)を混合させることで湿度を調整する。これにより、調整部4は、空気の温度及び湿度を調整する。なお、調整部4は、冷水コイル41、温水コイル42及び加湿器43の少なくとも1つを有していればよく、空気の温度及び湿度の少なくとも一方を調整する構成であればよい。
フィルタ3は、ケーシング2内のうち調整部4よりも気流方向上流側に設けられている。フィルタ3は、プレフィルタとメインフィルタとを有する。フィルタ3は、空気中の塵埃を二段階に除去して空気を浄化する。
第1仕切板23は、フィルタ3と調整部4との間に設けられている。第1仕切板23は、土台2fから上面パネル2eまで鉛直又は斜めに延びる板状部材であり、鉄鋼等の金属板で形成されている。第1仕切板23は、ケーシング2の内部空間を流入口21が設けられる流入側空間S1と調整部4が設けられる調整室S2とに仕切る。第1仕切板23には、空気が通過する通過口23a(図4)が形成されている。通過口23aは、フィルタ3と調整部4とに挟まれている。
第2仕切板24は、調整部4とファン7との間に設けられている。第2仕切板24は、土台2fから上面パネル2eまで鉛直又は斜めに延びる板状部材であり、鉄鋼等の金属板で形成されている。第2仕切板24は、ケーシング2の内部空間を調整室S2とファン7が設けられるファン室S3とに仕切る。第2仕切板24のうち、ファン7に対応する位置には、調整室S2の空気がファン室S3へと通過する通過口24a(図3)が形成されている。通過口24aは、ネット状のファンガード24b(図3)で覆われている。
電装ボックス8は、ケーシング2内の流入側空間S1に設けられている。電装ボックス8は、箱状に組み立てられた複数のパネル8b~8fを備える。内部空間S4は、パネル8b~8fと、前面パネル2aとにより囲まれる空間である。
背面パネル8bは、背面パネル2bと前面パネル2aの間に位置し、背面パネル2bと平行に設けられている。左面パネル8cは、第1仕切板23と右面パネル2dの間に位置し、右面パネル2dと平行に設けられている。右面パネル8dは左面パネル8cと右面パネル2dの間に位置し、右面パネル2dと平行に設けられている。右面パネル8dは、ケーシング2の右面パネル2dと接していてもよい。上面パネル8eは、背面パネル8b、左面パネル8c及び右面パネル8dの上端に設けられるパネルである。上面パネル8eは、ケーシング2の上面パネル2eと接していてもよい。土台8fは、背面パネル8b、左面パネル8c及び右面パネル8dの下端に設けられるパネルである。土台8fは、ケーシング2の土台2fと接していてもよい。
右面パネル8dには、貫通孔8da(図4)が設けられている。貫通孔8daは、ケーシング2の貫通孔2daと連通している。電線61及び通信線62は、貫通孔8daを介して電装ボックス8内に導入される。
図4を参照する。電装ボックス8は、第1電源回路81と、第2電源回路82と、第1基板83と、第2基板86と、をさらに備える。第1電源回路81、第2電源回路82、第1基板83、第2基板86は、背面パネル8bに装着され、内部空間S4に収められている。内部空間S4は、パネル8b~8fにより、流入側空間S1から区画されているため、内部空間S4内の各部材は、流入口21から流出口22へ流れる気流の影響を受けにくい。
第1電源回路81は、電線61、ファン7、調整部4及び第1基板83と電気的に接続され、電線61から供給される商用電力を変換することで、ファン7、調整部4及び第1基板83に適した電力を供給する回路である。第1電源回路81は、例えば交流電力から直流電力への変換や、変圧(昇圧又は降圧)を行う。
第1基板83は、通信部84と、制御部85と、を有する。通信部84は、通信線62と接続し、貫通孔2daを介して、ケーシング2の外部の装置(例えば、管理装置)と通信を行う通信インターフェースである。制御部85は、CPU等の演算部と、RAM等の記憶部を有する演算装置(例えば、マイクロコンピュータ)である。制御部85は、通信部84がケーシング2の外部の装置から受信した制御信号に基づいて、ファン7及び調整部4の少なくとも一方を制御する。例えば、制御部85は、ファン7をインバータ制御する。
第2電源回路82は、電線61及び第2基板86と電気的に接続されている。第2電源回路82は、エアハンドリングユニット1の設置後にケーシング2内に追加される後述のセンサ90と接続可能に設けられ、電線61から供給される商用電力を変換することで、センサ90及び第2基板86に適した電力を供給する回路である。第2電源回路82は、例えば交流電力から直流電力への変換や、変圧(昇圧又は降圧)を行う。
第2電源回路82は、端子台89を有する。端子台89には、複数の(例えば、4個の)空き端子89aが設けられている。空き端子89aは、センサ90の配線90a(図5)と接続することができる。
第2基板86は、記憶部87と、送信部88と、を有する。記憶部87は、例えば半導体メモリであり、センサ90の検知信号を記憶する。送信部88は、通信線62と接続し、ケーシング2の外部の装置(例えば、管理装置)と通信を行う通信インターフェースである。送信部88は、通信線62を介して、ケーシング2の外部の装置に、記憶部87に記憶された検知信号を送信する。
[エアハンドリングユニットの運転動作]
機外の熱源機において冷却された冷水を冷水コイル41に、機外の熱源機において加熱された温水を温水コイル42に流通させるとともに、ファン7を回転させる。これにより、調整室S2の空気がファン室S3に吸い込まれ、調整室S2及び流入側空間S1がケーシング2の外部よりも圧力が低い陰圧状態となる。このため、外部の空気が流入口21から流入側空間S1に流入する。
流入側空間S1に流入した空気は、フィルタ3にて塵埃を除去された後、第1仕切板23の通過口23aから冷水コイル41及び温水コイル42に流入する。流入した空気は、各コイル41,42を流れる冷水/温水と熱交換することで温度を調整される。その後、加湿器43にて空気の湿度が調整される。
湿度調整された空気は、通過口24aからファン室S3に流入すると、流出口22から図示しないダクトを介して室内へ供給される。そのため、ファン室S3は、調整室S2、流入側空間S1及びケーシング2の外部よりも圧力が高い陽圧状態となる。
[センサの追加について]
図5は、センサ90が追加されたエアハンドリングユニット1の内部構造を前面パネル2a側から見た正面図である。図5では、前面パネル2aの記載を省略している。エアハンドリングユニット1には、複数のセンサ90及び複数の配線90aが追加される。複数のセンサ90及び複数の配線90aは、ケーシング2内に設けられる。センサ90は、配線90aを介して空き端子89aと接続される。センサ90には、配線90aを介して、電力が供給される。また、センサ90は、配線90aを介して、第2基板86へ検知信号を送る。
センサ90の例としては、第1温度センサ91と、第2温度センサ92と、撮像部93とが挙げられる。第1温度センサ91は、流入側空間S1に設けられ、流入口21付近の温度を測定する。第1温度センサ91は、第1配線91aを介して、空き端子89aと接続される。第2温度センサ92は、ファン室S3に設けられ、流出口22付近の温度を測定する。第2温度センサ92は、第2配線92aを介して、空き端子89aと接続される。
撮像部93は、調整室S2に設けられ、調整室S2内を撮像する。撮像部93は、CCDイメージセンサ等の撮像素子と、LED等の光源とを含む。撮像部93により取得される画像には、例えば調整部4が写る。撮像部93は、第3配線93aを介して、空き端子89aと接続される。
センサ90としては、上記の例の他、例えばマイクセンサや振動センサ、圧力センサが設けられてもよい。例えば、マイクセンサ及び振動センサは、ファン7の近傍に設置され、ファン7の異常音や異常振動を検知する。また、第1の圧力センサが流入側空間S1に設置され、第2の圧力センサが調整室S2に設置され、第1及び第2の圧力センサの測定結果の差により、各室S1,S2の差圧を算出してもよい。
センサ90は、エアハンドリングユニット1が製造工場から出荷される時点では、エアハンドリングユニット1に設けられていない。センサ90は、エアハンドリングユニット1の設置施設(例えば、商業施設、オフィスビル)にエアハンドリングユニット1が設置された後、現地工事によりエアハンドリングユニット1に設けられる。
なお、複数のセンサ90のうち、一部のセンサ90(例えば、第1温度センサ91)は、エアハンドリングユニット1が製造工場から出荷される時点で、エアハンドリングユニット1に設けられていてもよい。
[実施形態の作用効果]
(1)上記の実施形態に係るエアハンドリングユニット1は、空気の流入口21と流出口22とが設けられるケーシング2と、ケーシング2内に設けられ、流入口21から流出口22への気流を形成するファン7と、ケーシング2内に設けられ、空気の温度及び湿度の少なくとも一方を調整する調整部4と、ケーシング2内に設けられ、ファン7及び調整部4と接続され、ファン7及び調整部4に電力を供給する第1電源回路81と、ケーシング2内に設けられ、エアハンドリングユニット1の設置後にケーシング2内に追加されるセンサ90と接続可能に設けられ、センサ90に電力を供給可能である第2電源回路82と、を備える、エアハンドリングユニット1である。
エアハンドリングユニット1にセンサ90を設けることで、エアハンドリングユニット1の保守及び点検のための情報を収集することができる。しかしながら、保守及び点検のために必要な情報は多岐にわたるため、どのようなセンサ90がエアハンドリングユニット1に好適であるかは、エアハンドリングユニット1が施設に設置され、ある程度の期間エアハンドリングユニット1を運用した後に判明する場合が多い。
上記の実施形態のエアハンドリングユニット1は、エアハンドリングユニット1の設置後に追加されるセンサ90と接続可能な第2電源回路82を有する。このため、既に施設に設置されたエアハンドリングユニット1に、保守及び点検のために好適なセンサ90を後付けする際に、ケーシング2内に設けられている第2電源回路82から当該センサ90に電力を供給することができる。エアハンドリングユニット1には好適なセンサ90が装着されうるため、当該センサ90により好適な情報を収集することで保守及び点検作業の負担を軽減することができる。
また、センサ90自体の性能は後年になるほど向上し、センサ90の価格は後年になるほど低下する傾向がある。このため、従来は作業員の目視によってのみ点検可能であった項目や、コストメリット的にセンサ90ではなく作業員により点検していた項目が、エアハンドリングユニット1の設置後に、センサ90により点検した方が好適となる場合がある。このような場合においても、上記の実施形態のエアハンドリングユニット1によれば、センサ90を容易に追加することができるため、保守及び点検作業の負担を軽減することができる。
ここで、従来のエアハンドリングユニットには、後から追加されるセンサ90に電力を供給可能な電源回路が予め設けられていない。このため、センサ90を従来のエアハンドリングユニットに追加する場合、電源回路を追加する工事を併せて行う必要がある。エアハンドリングユニット1の設置後に電源回路を追加する場合、ケーシング2の外部からケーシング2の内部へ追加の電線を導入する必要がある。この場合、現地工事においてケーシング2に追加の電線を導入するための貫通孔を穿孔する。このようにケーシング2に貫通孔を穿孔すると、ケーシング2の気密性が低下することで、エアハンドリングユニット1の運転効率が設計値よりも低下したり、ファン7等の運転音がエアハンドリングユニット1外に設計値以上に漏れるおそれがある。
これに対し、本実施形態に係るエアハンドリングユニット1であれば、後から追加するセンサ90に電力を供給可能な第2電源回路82が予めエアハンドリングユニット1に設けられているため、センサ90を追加する際にエアハンドリングユニット1に電源回路を追加する必要がなく、センサ90を追加する際の現地工事を簡略化することができる。
また、本実施形態に係るエアハンドリングユニット1であれば、第2電源回路82は既に設けられている貫通孔2da、8daを介してケーシング2外部に延びる電線61と接続しているため、ケーシング2に新たな貫通孔を設ける必要がない。このため、センサ90を後から追加する場合であってもケーシング2の気密性を維持することができる。また、新たな貫通孔を設ける工数を削減することができるため、センサ90を追加する際の現地工事を簡略化することができる。
(2)上記の実施形態の第2電源回路82は、配線90aとそれぞれ接続可能な複数の空き端子89aが設けられた端子台89を有する。配線90aは、予め設けられている空き端子89aに接続することで、第2電源回路82からの電源供給を受けることができるため、現地工事において第2電源回路82中の導線を分線する必要がない。このため、センサ90を追加するための現地工事を簡易にすることができる。
(3)上記の実施形態のエアハンドリングユニット1は、第1電源回路81から電力を供給される第1基板83と、第2電源回路82から電力を供給される第2基板86と、をさらに備え、第1基板83は、ファン7及び調整部4の少なくとも一方を制御する制御部85を有し、第2基板86は、センサ90の検知信号を記憶する記憶部87を有する。
後に追加されるセンサ90の検知信号を記憶する記憶部87を、予めエアハンドリングユニット1に備えておくことで、センサ90を追加する際に、さらに記憶部87を後付けする必要がなくなる。このため、センサ90を追加するための現地工事を簡易にすることができる。
(4)上記の実施形態の第2基板86は、記憶部87に記憶された前記検知信号を外部に送信する送信部88を有する。このように構成することで、センサ90を追加するための現地工事の際に、送信部88を追加する必要がなくなるため、現地工事を簡易にすることができる。
さらに、予め設けられる送信線88は、既に設けられている貫通孔2da、8daを介してケーシング2外部に延びる通信線62と接続しているため、センサ90を追加する際、センサ90の通信接続の確保のためにケーシング2に新たな貫通孔を設ける必要がない。このため、後から追加されるセンサ90とケーシング2の外部との通信接続を確保しつつ、ケーシング2の密封性を維持することができる。
以上、実施形態について説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1:エアハンドリングユニット、12:架台、14:振動吸収機構、2:ケーシング、2a:前面パネル、2b:背面パネル、2c:左面パネル、2d:右面パネル、2e:上面パネル、2f:土台、21:流入口、22:流出口、23:第1仕切板、23a:通過口、24:第2仕切板、24a:通過口、24b:ファンガード、3:フィルタ、4:調整部、41:冷水コイル、42:温水コイル、43:加湿器、61:電線、62:通信線、7:ファン、8:電装ボックス、8b:背面パネル、8c:左面パネル、8d:右面パネル、8e:上面パネル、8f:土台、81:第1電源回路、82:第2電源回路、83:第1基板、84:通信部、85:制御部、86:第2基板、87:記憶部、88:送信部、89:端子台、89a:端子、90:センサ、90a:配線、91:第1温度センサ、92:第2温度センサ、93:撮像部、91a:第1配線、92a:第2配線、93a:第3配線、S1:流入側空間、S2:調整室、S3:ファン室、S4:内部空間

Claims (4)

  1. エアハンドリングユニット(1)であって、
    空気の流入口(21)と流出口(22)とが設けられるケーシング(2)と、
    前記ケーシング(2)内に設けられ、前記流入口(21)から前記流出口(22)への気流を形成するファン(7)と、
    前記ケーシング(2)内に設けられ、空気の温度及び湿度の少なくとも一方を調整する調整部(4)と、
    前記ケーシング(2)内に設けられ、前記ファン(7)及び前記調整部(4)と接続され、前記ファン(7)及び前記調整部(4)に電力を供給する第1電源回路(81)と、
    前記ケーシング(2)内に設けられ、エアハンドリングユニット(1)の設置後に前記ケーシング(2)内に追加されるセンサ(90)と接続可能に設けられ、前記センサ(90)に電力を供給可能である第2電源回路(82)と、
    を備える、エアハンドリングユニット(1)。
  2. 前記第2電源回路(82)は、前記センサ(90)の配線(90a)とそれぞれ接続可能な複数の空き端子(89a)が設けられた端子台(89)を有する、
    請求項1に記載のエアハンドリングユニット(1)。
  3. 前記第1電源回路(81)から電力を供給される第1基板(83)と、
    前記第2電源回路(82)から電力を供給される第2基板(86)と、
    をさらに備え、
    前記第1基板(83)は、前記ファン(7)及び前記調整部(4)の少なくとも一方を制御する制御部(85)を有し、
    前記第2基板(86)は、前記センサ(90)の検知信号を記憶する記憶部(87)を有する、
    請求項1又は請求項2に記載のエアハンドリングユニット(1)。
  4. 前記第2基板(86)は、前記記憶部(87)に記憶された前記検知信号を外部に送信する送信部(88)を有する、
    請求項3に記載のエアハンドリングユニット(1)。
JP2020186560A 2020-11-09 2020-11-09 エアハンドリングユニット Pending JP2022076237A (ja)

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