JP2022074867A - ラウンド型オープンショーケース - Google Patents
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Abstract
【課題】収納室を良好に冷却しながら結露の発生を防止すること。【解決手段】前面及び左右両側面に開口11を有して内部に収納室12を有するケース本体10と、収納室12に上下方向に沿って延在し内部の通風路13aが吹出口(17a等)と吸込口(15a等)とに連通する通風路構成部13と、通風路構成部13の前面及び左右両側面に上下方向に沿って複数段設けられた商品載置棚20と、収納室12と通風路13aとの間で空気を循環させる送風ファン(18L等)と、通風路13aに設置された蒸発器19と、通風路構成部13の前面に設けられた複数の商品載置棚20の左右両側域となる開口11の一部を閉塞する態様でケース本体10に設置されたアクリルガード30とを備え、アクリルガード30は、吸込口近傍の所定部位に形成され、吹出口から吹き出された一部の空気を外部に通過させる複数の通過孔(32)を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、ラウンド型オープンショーケースに関するものである。
従来、ラウンド型オープンショーケースは、前面及び左右両側面に互いに連続する態様で形成された開口を有するケース本体を備えている。このケース本体には、開口を臨む態様で収納室が画成されているとともに、該収納室の中央部に上下方向に沿って延在する通風路構成部が設けられている。通風路構成部の内部には、開口の上縁部に形成された吹出口と開口の下縁部に形成された吸込口とに連通する通風路が形成されている。この通風路構成部の前面及び左右両側面には、それぞれ高さレベルが一致する態様で商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられている。これら商品載置棚は、棚板の上面に収納対象である商品を載置するものである。また吸込口で吸い込まれた空気が通風路に至るまでの間の経路上に蒸発器が配設されている。
このようなラウンド型オープンショーケースにおいては、ケース本体の内部に設置された送風ファンの駆動により、吸込口を通じて吸い込こまれた収納室の空気が蒸発器で冷却され、その後に通風路を通過してから吹出口より吹き出される。吹出口から吹き出された空気が吸込口に吸い込まれて循環することにより、各商品載置棚に載置された商品が所望の温度に調整されて保持されることとなる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述した特許文献1には明示されていないが、ラウンド型オープンショーケースにおいては、その構造上、収納室の角部、すなわち通風路構成部の前面に設けられた複数の商品載置棚の左右両側域が、他の領域に比べて十分に冷却され難いことが知られている。
そこで、通風路構成部の前面の複数の商品載置棚の左右両側域となるケース本体の開口の一部を閉塞する態様で該ケース本体に平板状のガード部材が設置されたラウンド型オープンショーケースが提案されている。このガード部材により外気の侵入を抑制して、該左右両側域の冷却促進を図っている。
しかしながら、そのようなガード部材が設置されたラウンド型オープンショーケースにおいては、ガード部材における吸込口近傍の所定部位において結露が発生し、見栄えの低下を招来していた。
この結露の発生についてであるが、送風ファンの駆動により外気の一部を吸込口に吸い込んでしまうこととなり、吸込口に吸い込まれる外気の一部がガード部材の吸込口近傍の表面を通過する際に冷却されて結露が生じるものと考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みて、収納室を良好に冷却しながら結露の発生を防止することができるラウンド型オープンショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るラウンド型オープンショーケースは、前面及び左右両側面に互いに連続する態様で形成された開口を有し、かつ内部に前記開口を臨む態様で収納室が画成されたケース本体と、前記収納室の中央部に上下方向に沿って延在し、かつ内部に形成された通風路が前記開口の上縁部に形成された吹出口と、前記開口の下縁部に形成された吸込口とに連通する通風路構成部と、前記通風路構成部の前面及び左右両側面にそれぞれ高さレベルが一致する態様で上下方向に沿って複数段設けられ、収納対象である商品を載置する商品載置棚と、前記吸込口を通じて前記収納室の空気を吸い込み、前記通風路を通過させてから前記吹出口より前記収納室に空気を吹き出す態様で空気を循環させる送風ファンと、前記通風路に設置され、かつ自身に供給された冷媒と自身の周囲を通過する空気とを熱交換させて該空気を冷却する蒸発器と、前記通風路構成部の前面に設けられた複数の商品載置棚の左右両側域となる前記開口の一部を閉塞する態様で前記ケース本体に設置された平板状のガード部材とを備え、前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するラウンド型オープンショーケースであって、前記ガード部材は、前記吸込口近傍の所定部位に形成され、かつ前記吹出口から吹き出された一部の空気を外部に通過させる複数の通過孔を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ラウンド型オープンショーケースにおいて、前記複数の通過孔は、前記ガード部材における前記吸込口近傍の後方部位に形成されたことを特徴とする。
また本発明は、上記ラウンド型オープンショーケースにおいて、前記複数の通過孔は、前記後方部位の全域に分散した態様で形成されたことを特徴とする。
また本発明は、上記ラウンド型オープンショーケースにおいて、前記ガード部材は、透光性材料から構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、平板状のガード部材が、通風路構成部の前面に設けられた複数の商品載置棚の左右両側域となる開口の一部を閉塞する態様でケース本体に設置されているので、該左右両側域を冷却することができ、しかもガード部材における吸込口近傍の所定部位に形成された複数の通過孔が吹出口から吹き出された一部の空気を外部に通過させることにより該所定部位の表面を冷却することができ、これにより収納室を良好に冷却しながら結露の発生を防止することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るラウンド型オープンショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1~図5は、それぞれ本発明の実施の形態であるラウンド型オープンショーケースを示すものであり、図1及び図2は斜視図であり、図3はラウンド型オープンショーケースを左方から見た場合を模式的に示す断面側面図であり、図4はラウンド型オープンショーケースを右方から見た場合を模式的に示す断面側面図であり、図5はラウンド型オープンショーケースを前面から見た場合を示す断面図である。ここで例示するラウンド型オープンショーケース1は、ケース本体10を備えている。
ケース本体10は、前面及び左右両側面に、互いに連続する態様で形成された開口11を有する断熱筐体である。尚、この開口11については、説明の便宜上、ケース本体10の前面に形成された開口11を前面開口11aとも称し、ケース本体10の左側面に形成された開口11を左側面開口11bとも称し、ケース本体10の右側面に形成された開口11を右側面開口11cとも称する。そして、ケース本体10の内部には、開口11(前面開口11a、左側面開口11b及び右側面開口11c)を臨む態様で収納室12が画成されている。
このような収納室12の中央領域には、上下方向に沿って延在する柱状の通風路構成部13が設けられている。この通風路構成部13は、内部に上下方向に沿って延在する通風路13aが形成されている。
通風路13aは、収納室12外であって収納室12の下方側となる前方下側ダクト14aを通じて前方吸込口15aに連通するとともに、収納室12外であって収納室12の上方側の前方上側ダクト16aを通じて前方吹出口17aに連通している。ここで前方吸込口15aは、前面開口11aの下縁部に形成された開口である。前方吹出口17aは、前面開口11aの上縁部に形成された開口である。
また通風路13aは、収納室12外であって収納室12の下方側となる左方下側ダクト14bを通じて左方吸込口15bに連通するとともに、収納室12外であって収納室12の上方側となる左方上側ダクト16bを通じて左方吹出口17bに連通している。ここで左方吸込口15bは、左側面開口11bの下縁部に形成された開口である。左方吹出口17bは、左側面開口11bの上縁部に形成された開口である。
更に通風路13aは、収納室12外であって収納室12の下方側となる右方下側ダクト14cを通じて右方吸込口15cに連通するとともに、収納室12外であって収納室12の上方側となる右方上側ダクト16cを通じて右方吹出口17cに連通している。ここで右方吸込口15cは、右側面開口11cの下縁部に形成された開口である。右方吹出口17cは、右側面開口11cの上縁部に形成された開口である。
そして、左方下側ダクト14bには左方送風ファン18Lが配設されている。左方送風ファン18Lは、例えば4つ設けられており、図示せぬ制御部から与えられる駆動指令により駆動して空気を循環させるものである。
また右方下側ダクト14cには右方送風ファン18Rが配設されている。右方送風ファン18Rは、例えば4つ設けられており、制御部から与えられる駆動指令により駆動して空気を循環させるものである。
ところで、通風路13aの下部には複数の蒸発器19が設置されている。これら蒸発器19は、図には明示しないが、圧縮機、凝縮器及び電子膨張弁と冷媒管路を通じて順次接続されることで冷媒を循環させる冷媒回路を構成している。
圧縮機は、制御部から与えられる駆動指令により駆動するもので、駆動する場合に、冷媒を圧縮するものである。凝縮器は、圧縮機で圧縮された冷媒と周囲空気とを熱交換させて該冷媒を凝縮させるものである。電子膨張弁は、制御部から与えられる開度指令に応じて開度が調整され、通過する冷媒を断熱膨張させて蒸発器19に流通させるものである。上記蒸発器19は、電子膨張弁で断熱膨張した冷媒と、自身の周囲を通過する空気とを熱交換して該空気を冷却するものである。
また上記通風路構成部13の前面及び左右両側面には、それぞれ複数の商品載置棚20が上下方向に沿って並ぶよう設けられている。これら商品載置棚20は、それぞれ商品を載置するものである。
上記前方吸込口15aの前縁部分(前面開口11aの下縁部分)の全域には、上方に突出する態様で前方フェンス部材21aが設置されている。前方フェンス部材21aは、例えばアクリル樹脂等の透光性材料から構成されており、左右方向が長手方向となる長尺平板状部材である。
上記左方吸込口15bの左縁部分(左側面開口11bの下縁部分)の全域には、上方に突出する態様で左方フェンス部材21bが設置されている。左方フェンス部材21bは、例えばアクリル樹脂等の透光性材料から構成されており、前後方向が長手方向となる長尺平板状部材である。この左方フェンス部材21bは、前端部分が前方フェンス部材21aの左端部分と連結部材22を介して連結されている。
上記右方吸込口15cの右縁部分(右側面開口11cの下縁部分)の全域には、上方に突出する態様で右方フェンス部材21cが設置されている。右方フェンス部材21cは、例えばアクリル樹脂等の透光性材料から構成されており、前後方向が長手方向となる長尺平板状部材である。この右方フェンス部材21cは、前端部分が前方フェンス部材21aの右端部分と連結部材23を介して連結されている。
そして、上記ケース本体10には、左右一対となる態様でアクリルガード(ガード部材)30が取り付けられている。そのようなアクリルガード30は、例えばアクリル樹脂等の透光性材料から構成された平板状部材であり、通風路構成部13の前面の複数の商品載置棚20の左右両側域となる左側面開口11b及び右側面開口11cの一部を閉塞する態様で取り付けられている。
より詳細に説明すると、左側のアクリルガード30は、下端部分が左方フェンス部材21bの一部に取付部材24aを介して取り付けられるとともに、上端部分が左方吹出口17bの左縁部分の一部に取付部材24bを介して取り付けられている。
一方、右側のアクリルガード30は、下端部分が右方フェンス部材21cの一部に取付部材25aを介して取り付けられるとともに、上端部分が右方吹出口17cの右縁部分の一部に取付部材25bを介して取り付けられている。
そして、左側のアクリルガード30においては、図6に示すように、左方吸込口15bの近傍である下端部の後方部位31の全域に複数の通過孔32が分散した態様で形成されている。この左側のアクリルガード30の下端部の後方部位31であるが、図6中の二点鎖線矢印で示したように、左面(表面)が、左方送風ファン18Lの駆動により左方吸込口15bに吸い込まれる外気の通過域となっている。
上記左側のアクリルガード30の後方部位31に形成される通過孔32は、図7に示すように、直径Rが4.5mm以下の大きさの円形状とされ、通過孔32間の離間距離Dが20mm程度とされている。
一方、右側のアクリルガード30においては、図8に示すように、右方吸込口15cの近傍である下端部の後方部位31の全域に複数の通過孔32が分散した態様で形成されている。この右側のアクリルガード30の下端部の後方部位31であるが、図8中の二点鎖線矢印で示したように、右面(表面)が、右方送風ファン18Rの駆動により右方吸込口15cに吸い込まれる外気の通過域となっている。
上記右側のアクリルガード30の後方部位31に形成される通過孔32は、図には明示しないが、上述した左側のアクリルガード30に形成された通過孔32と同様に、直径が4.5mm以下の大きさの円形状とされ、通過孔32間の離間距離が20mm程度とされている。
以上のような構成を有するラウンド型オープンショーケース1においては、次のようにして収納室12の商品を所望の温度状態に冷却して保持することができる。
制御部から与えられる駆動指令により左方送風ファン18L及び右方送風ファン18Rが駆動することにより、前方吸込口15aより吸い込まれた空気は、前方下側ダクト14aを通過した後に蒸発器19で冷却されて通風路13aを通過し、左方吸込口15bより吸い込まれた空気は、左方下側ダクト14bを通過した後に蒸発器19で冷却されて通風路13aを通過し、右方吸込口15cより吸い込まれた空気は、右方下側ダクト14cを通過した後に蒸発器19で冷却されて通風路13aを通過する。
このようにして通風路13aを通過した空気のうち前方上側ダクト16aを通過する空気は、前方吹出口17aから吹き出され、再び前方吸込口15aに吸い込まれることでエアカーテンを形成することにより、前面開口11aからの熱の侵入を抑制しつつ収納室12の前方領域の商品を冷却する。
上記通風路13aを通過した空気のうち左方上側ダクト16bを通過する空気は、左方吹出口17bから吹き出され、再び左方吸込口15bに吸い込まれることでエアカーテンを形成することにより、左側面開口11bからの熱の侵入を抑制しつつ収納室12の左方領域の商品を冷却する。
また上記通風路13aを通過した空気のうち右方上側ダクト16cを通過する空気は、右方吹出口17cから吹き出され、再び右方吸込口15cに吸い込まれることでエアカーテンを形成することにより、右側面開口11cからの熱の侵入を抑制しつつ収納室12の右方領域の商品を冷却する。
ところで、左方吹出口17bから吹き出され、左側のアクリルガード30の右面(裏面)に沿って下方に向けて通過する空気の大部分が左方吸込口15bに吸い込まれることにより、通風路構成部13の前面における複数の商品載置棚20の左側域を冷却することができる。
また、左方吹出口17bから吹き出され、左側のアクリルガード30の右面に沿って下方に向けて通過する空気の一部は、図9に示すように、通過孔32を通過して該左側のアクリルガード30の表面(左面)を通過することとなり、左側のアクリルガード30の下端部の後方部位31の表面を冷却することができる。
右方吹出口17cから吹き出され、右側のアクリルガード30の左面(裏面)に沿って下方に向けて通過する空気の大部分が右方吸込口15cに吸い込まれることにより、通風路構成部13の前面における複数の商品載置棚20の右側域を冷却することができる。
また、右方吹出口17cから吹き出され、右側のアクリルガード30の左面に沿って下方に向けて通過する空気の一部は、図には明示しないが、上述した左側のアクリルガード30と同様に、通過孔32を通過して該右側のアクリルガード30の右面(表面)を通過することとなり、右側のアクリルガード30の下端部の後方部位31の表面を冷却することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態であるラウンド型オープンショーケース1によれば、左右一対のアクリルガード30が、通風路構成部13の前面に設けられた複数の商品載置棚20の左右両側域となる開口11(左側面開口11b及び右側面開口11c)の一部を閉塞する態様でケース本体10に設置されているので、該左右両側域を冷却することができ、しかも左右一対のアクリルガード30における下端部の後方部位31の全域に分散して形成された複数の通過孔32が左方吹出口17b及び右方吹出口17cから吹き出された一部の空気を外部に通過させるので、該後方部位31の表面を冷却することができ、これにより収納室12を良好に冷却しながら結露の発生を防止することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、アクリルガード30の下端部における後方部位31の全域に円形状の複数の通過孔32が形成されていたが、本発明においては次のように変更することもできる。
すなわち、図10に示すように、各通過孔34がアクリルガード33の表面(左側のアクリルガード33では左面、右側のアクリルガード33では右面)に向けて漸次下方に傾斜する態様で形成されていてもよい。これによれば、アクリルガード33の裏面(左側のアクリルガード33では右面、右側のアクリルガード33では左面)に沿って下方に通過する空気が各通過孔34をより通過し易くなり、アクリルガード33の表面をより冷却することができ、結露の発生を防止することができる。
また図11に示すように、各通過孔36の下縁部の裏面側にガイド部37が設けられ、これらガイド部37は、アクリルガード35の下方に形成されるほどその延在長さが大きくなるように形成されていてもよい。これによれば、ガイド部37が抵抗となってアクリルガード35の裏面に沿って下方に通過する空気を通過孔36に案内し、アクリルガード35の表面をより冷却することができ、結露の発生を防止することができる。
更に図12に示すように、アクリルガード38を複数の板状の構成要素38aで形成するようにし、それぞれの接合部分に段差を設けるようにして、かかる段差で通過孔39を形成するようにしてもよい。これによれば、アクリルガード38の裏面に沿って下方に通過する空気が各通過孔39をより通過し易くなり、アクリルガード38の表面をより冷却することができ、結露の発生を防止することができる。
上述した実施の形態では、アクリルガード30の下端部の後方部位31に複数の通過孔32が形成されていたが、本発明においては、ガード部材の吸込口近傍の所定部位であれば、必ずしも後方部位に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、アクリルガード30が透光性材料から形成されていたが、本発明においては、ガード部材が透光性材料により形成されていなくてもよい。
1…ラウンド型オープンショーケース、10…ケース本体、11…開口、12…収納室、13…通風路構成部、13a…通風路、15a…前方吸込口、15b…左方吸込口、15c…右方吸込口、17a…前方吹出口、17b…左方吹出口、17c…右方吹出口、18L…左方送風ファン、18R…右方送風ファン、19…蒸発器、20…商品載置棚、21a…前方フェンス部材、21b…左方フェンス部材、21c…右方フェンス部材、30…アクリルガード、31…後方部位、32…通過孔。
Claims (4)
- 前面及び左右両側面に互いに連続する態様で形成された開口を有し、かつ内部に前記開口を臨む態様で収納室が画成されたケース本体と、
前記収納室の中央部に上下方向に沿って延在し、かつ内部に形成された通風路が前記開口の上縁部に形成された吹出口と、前記開口の下縁部に形成された吸込口とに連通する通風路構成部と、
前記通風路構成部の前面及び左右両側面にそれぞれ高さレベルが一致する態様で上下方向に沿って複数段設けられ、収納対象である商品を載置する商品載置棚と、
前記吸込口を通じて前記収納室の空気を吸い込み、前記通風路を通過させてから前記吹出口より前記収納室に空気を吹き出す態様で空気を循環させる送風ファンと、
前記通風路に設置され、かつ自身に供給された冷媒と自身の周囲を通過する空気とを熱交換させて該空気を冷却する蒸発器と、
前記通風路構成部の前面に設けられた複数の商品載置棚の左右両側域となる前記開口の一部を閉塞する態様で前記ケース本体に設置された平板状のガード部材と
を備え、前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するラウンド型オープンショーケースであって、
前記ガード部材は、前記吸込口近傍の所定部位に形成され、かつ前記吹出口から吹き出された一部の空気を外部に通過させる複数の通過孔を備えたことを特徴とするラウンド型オープンショーケース。 - 前記複数の通過孔は、前記ガード部材における前記吸込口近傍の後方部位に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のラウンド型オープンショーケース。
- 前記複数の通過孔は、前記後方部位の全域に分散した態様で形成されたことを特徴とする請求項2に記載のラウンド型オープンショーケース。
- 前記ガード部材は、透光性材料から構成されたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載のラウンド型オープンショーケース。
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