JP2022070063A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルセパレータ通路を動弁室の全長に亙って延びる長さに設定してオイルセパレータ通路の容積を最大化した利点を活かして、オイルミストの捕集機能を向上させる。【解決手段】ヘッドカバー1の内部にヘッドカバー1を配置することにより、ヘッドカバー1の内部にオイルセパレータ通路15を形成している。オイルセパレータ通路15の後端にリア導入口36が形成されて、前端にフロント導入口37が形成されており、前端寄りの部位にPCV排出口38が形成されている。リア導入口36とPCV排出口38との間の第1通路39と、フロント導入口37とPCV排出口38との間の第2通路40とにそれぞれPCV用遮蔽板47~55を配置している。フロント導入口37から流入したブローバイガスが広い面積の第8PCV用遮蔽板54に当たって方向変換するため、ブローバイガスにオイルミストが多く含まれていても的確に捕集される。【選択図】図1

Description

本発明は、ブローバイガス(PCVガス)からオイルミストを捕集するオイルセパレータ通路がヘッドカバーに形成されている内燃機関に関するものである。
ガソリン機関やディーゼル機関のような内燃機関では、燃焼ガスが僅かながら燃焼室からクランク室に吹き抜ける現象があり、そこで、クランク室に吹き抜けたブローバイガスを吸気系に戻しているが、ブローバイガスにはオイルミストが混入していることから、ブローバイガスからオイルミストを分離する気液分離手段を講じている。
気液分離手段としては様々な構成が提案・実施されているが、一般には、ヘッドカバーの内部にバッフルプレートを配置することによってオイルセパレータ通路を形成し、オイルセパレータ通路に、オイルミストが衝突する遮蔽板を配置した構成が多いと云える。
その例として特許文献1には、オイルセパレータ通路の両端にガス入口を設けて、2つのガス入口の間にガス出口を設けることが開示されている。従って、特許文献1では、オイルセパレータ通路は、ブローバイガスが一方のガス入口からガス出口に向かう通路と、ブローバイガスが他方のガス入口からガス出口に向かう通路とから成っており、2つの通路にそれぞれ遮蔽板の群を配置している。
そして、特許文献1において、2つのガス入口はオイルセパレータ通路の長手方向と直交した方向に開口しており、従って、2つのガス入口はそれぞれ動弁室に開口していると推測される。
特開2003-1030号公報
さて、自動車等の内燃機関は低温環境下で使用されることも多いが、ブローバイガスを吸気系に戻す通路が外気に晒されていると、ブローバイガスに含まれている水分が凍結しやすくなって、内燃機関の運転に支障をきたすおそれがある。
この点、シリンダブロック及びシリンダヘッドにブローバイガスが戻る内部通路を形成すると、ブローバイガスがシリンダブロック及びシリンダヘッドによって保温されるため、低温環境下での運転でも水分の凍結を防止できる利点がある。
そこで、シリンダブロック及びシリンダヘッドにブローバイガス還流用の内部通路を形成しつつ、特許文献1のようにオイルセパレータ通路の両端からブローバイガスを導入する方式を採用することが考えられるが、この場合、ブローバイガスは、シリンダヘッドの内部通路から動弁室に噴出し、それからオイルセパレータ通路のガス入口に向かうことになる。
しかるに、動弁室には、カム軸の回転やロッカーアームの駆動等のためにオイルミストが充満しているため、特許文献1の構成では、シリンダヘッドの内部通路から排出されたブローバイガスに大量のオイルミストが混入してしまい、却って、オイルミストの分離機能を損なうおそれがある。
また、ブローバイガスは、PCVバルブを介して吸気系が負圧状態のときに当該吸気系に吸引されてオイルミスト捕集効果も発揮されるが、特許文献1のように2つのガス入口が動弁室に開口していると、オイルセパレータ通路と動弁室との圧力差を大きくできないことにより、オイルセパレータ通路に強い負圧を作用させることができずに、ブローバイガスの戻し効果が十分でなくなることも懸念される。
本願発明はこのような現状を改善すべく成されたものであり、ヘッドカバーを利用したブローバイガス処理装置に関し、構造を複雑化させることなく、水分の凍結防止を図りつつオイルミストの捕集効果を向上させんとするものである。
本願発明の内燃機関は、
「シリンダヘッドを覆って動弁室を構成するヘッドカバーの内部にバッフルプレートを配置し、前記ヘッドカバーの天面部とバッフルプレートとの間に、ブローバイガスからオイルミストを分離するオイルセパレータ通路が、前記動弁室の略全長に亙って延びるように形成されて、
前記オイルセパレータ通路に、タイミングチェーンと反対側に位置したリア導入口と、タイミングチェーンの近くに位置したフロント導入口と、前記リア導入口とフロント導入口との間に位置した排出口とを設けており、
前記オイルセパレータ通路においてブローバイガスが前記リア導入口から排出口に向けて流れる第1通路と、ブローバイガスが前記フロント導入口から排出口に向けて流れる第2通路とに、それぞれオイルミストを捕集する遮蔽板が配置されている」
という基本構成である。
そして、上記基本構成において、
「前記リア導入口とフロント導入口とのうちいずれか一方の導入口は、前記ヘッドカバーの周壁部に内蔵した一体化通路に開口し、前記一体化通路は、前記シリンダヘッドに設けた内部通路に連通している一方、
前記前記リア導入口とフロント導入口とのうち他方の導入口は前記動弁室に開口している」
という構成が付加されている。
本願発明は、様々な構成を含んでいる。その例として請求項2では、
「前記第1通路と第2通路とに、それぞれ複数枚の遮蔽板が配置されており、第1通路における遮蔽板の間隔よりも第2通路における遮蔽板の間隔を短くしている」
という構成になっている。
更に、請求項3では、請求項1又は2の展開例として、
「前記第1通路と第2通路とは、第1通路が長くて第2通路が短い関係であり、
前記第1通路には、ブローバイガスが主として上下方向に蛇行するように前記遮蔽板を配置し、前記第2通路には、ブローバイガスが略上下方向と略水平方向との両方向に蛇行するように前記遮蔽板を配置している」
という構成になっている。
本願発明では、シリンダヘッドに形成され内部通路から立ちのぼったブローバイガスは、動弁室に噴出することなくヘッドカバーの一体化通路を通ってオイルセパレータ通路の第1通路に噴出する。従って、シリンダヘッドの内部通路から還流するブローバイガスにオイルミストが混入することを防止できる。
他方、クランクケースに吹き抜けたブローバイガスの一部は、タイミングチェーンの周回による流れに乗って、タイミングチェーン配置空間(フロントカバーで覆われている空間)から動弁室に流入するが、本願発明では、第2通路はタイミングチェーンの近くにおいて動弁室に開口しているため、動弁室に流入したブローバイガスを、動弁室に拡散させることなく効率良く第2通路に誘い込むことができる。
このように、本願発明は、シリンダヘッドに内部通路を形成することによって低温環境下での水分凍結防止効果を保持しつつ、シリンダヘッドの内部通路から戻るブローバイガスにオイルミストが混入することを防止できることと、タイミングチェーン配置空間から動弁室に立ちのぼったブローバイガスを素早く取り込んでオイルミストの混入を抑制できることとが相まって、ブローバイガスからオイルミストを分離する機能を向上できる効果を有する。
また、動弁室に開口しているのは第2通路のみであるため、吸気系が負圧状態のときに吸気系に吸引するにおいて、オイルセパレータ通路と動弁室との圧力差を大きくしてブローバイガスの吸引力を高くできる。これにより、ブローバイガスに強い流れを付与して、オイルミストの捕集と処理済みブローバイガスの還流とを確実化できる。
さて、排出口から排出されたブローバイガスは吸気マニホールド等に送られるが、オイルミストを分離した処理済ブローバイガスが流れる還流通路をシリンダヘッドに内蔵し、還流通路の出口をシリンダヘッドの吸気側面に開口させることが可能であり、この場合、還流通路の入口をヘッドカバーに向けて開口させて、ヘッドカバーに、排出口とホースで接続されると共に還流通路に連通した中継口を設けると、ホースは排出口と中継口とを繋ぐ長さでよいため、ホースの長さをできるだけ短くして、断熱材の使用量を抑制できる利点がある。
そして、この場合、シリンダヘッドに還流通路を設けるに当たっては、吸気ポートやオイル落とし通路などとの干渉を回避せねばならず、すると、還流通路は隣り合った気筒の間の箇所に配置せねばならず、配置位置が制約される。
しかるに、本願発明では、排出口はリア導入口とフロント導入口との間に位置しているため、還流通路を隣り合った気筒の間に配置することに対応することは容易であり、従って、還流通路をシリンダヘッドに設けることによってホースの長さをできるだけ短くすることを、容易に実現できる。更に、オイルセパレータ通路は動弁室の略全長に亙って延びてその両端にブローバイガスの導入口を設けているため、上記のとおり、オイルミスト捕集性能に優れている。
タイミングチェーン配置空間にはオイルミストが充満しているため、第2通路には、オイルミストの混入量が多いブローバイガスが入り込むが、請求項2の構成を採用すると、遮蔽板に対するブローバイガスの接触機会を増大させて、短い長さであってもオイルミストの捕集性能を向上できる利点がある。
更に、請求項3の構成を採用すると、シリンダヘッドの内部通路に連通した第1通路が長いため、ブローバイガスの流れを単純化して流れ抵抗を抑制しつつオイルミストを的確に捕集できると共に、長さが短い第2通路においては、ブローバイガスに複雑な流れを付与することによって単位長さ当たりのオイルミストの捕集性能を高めることができる。従って、請求項3の発明では、第1通路と第2通路との両方において、流れ抵抗を増大させることなくオイルミストの捕集性能を高めることができる。
ヘッドカバーとバッフルプレートとの概略分離斜視図である。 ヘッドカバーの概略斜視図である。 バッフルプレートの概略斜視図である。 バッフルプレート付きヘッドカバーの底面図である。 (A)は図4のA-A視断面図、(B)は図4の(B)視断面図、(C)は図4のC-C視断面図である。 (D)は図4のD-D視断面図、(E)は図4のE-E視断面図、(F)は図4のF-F視断面図である。 (A)は図4の VII-VII視断面図、(B)は(A)のB-B視側面図、(G)は図4のG-G視断面図、(H)はH-H視断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願発明では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、前後方向はクランク軸線方向(カム軸線方向)で、左右方向はクランク軸線及びシリンダボア軸線と直交した方向として定義している。前と後ろについては、カム軸を駆動するタイミングチェーン(或いはフロントカバー)が配置されている側を前、トランスミッションが配置される側を後ろとしている。念のため、図1~4に方向を明示している。
(1).概要
図1,3に明示するように、ヘッドカバー1は、前後方向に長い側壁2と左右長手のフロント壁3及びリア壁4とを有し、各壁2~4は天板に一体に繋がっている。従って、ヘッドカバー1は、図7に一部だけを示すシリンダヘッド5に向けて下向きに開口したトレー状の形態を成している。この点は、従来と同様である。本実施形態の内燃機関は、排気側が少し前傾するようにスラントしている。従って、図5~7(A)では、水平面は右下がりの線になる。
本願実施形態の内燃機関は3気筒であり、このため、図1,2に示すように、ヘッドカバー1には、3つのイグニッションホール6が前後方向に直列に並んで形成されている。イグニッションホール6は、前後長手の左右のセンターリブ7aを有するセンターエリア7に配置されている。図1,2では、センターエリア7にシール材8が配置された状態を示している。
図5,6に示すように、各壁2~4の下面(ヘッドカバー1の下面)には、シール材(図示せず)が嵌まるシール溝9が形成されており、このシール溝9にループ形態のシール材が嵌合している。シール溝9に嵌まっているループ形態のシール材は、図1,2に示すシール材8と一体に繋がっている。
各壁2,3には、ヘッドカバー1をシリンダヘッド5等に固定するためのビス挿通穴10が多数形成されている。ビス挿通穴10はフランジ11に形成している。図1,2に示すように、ヘッドカバー1は、イグニッションホール6が配置されたセンターエリア7よりも前方にはみ出したフロント部12を有しており、フロント部12によってVVT装置(可変バルブタイミング装置:図示せず)が覆われている。従って、フロント部12は、タイミングチェーン(図示せず)を覆うフロントカバーの上面に重なる。
ヘッドカバー1のうちフロント部12よりも後ろの部分で囲われた部位が動弁室になるが、図1,3に示すバッフルプレート13をヘッドカバー1の内部に配置することにより、ヘッドカバー1のうちセンターエリア7を挟んで排気側に位置した部位に新気通路14を形成し、センターエリア7を挟んで吸気側の部位に、ブローバイガスが流れるオイルセパレータ通路15を形成している。
従って、図1や図3に明示するように、バッフルプレート13は、左右に分離した新気通路形成部16とオイルセパレータ通路形成部17とを備えており、両者はリア連結部18及びフロント連結部19によって一体に連結されている。図5~7(A)に示すように、ヘッドカバー1のうち新気通路14及びオイルセパレータ通路15を設けた部位は、センターエリア7よりも上に突出した樋状(外から見ると前後長手の隆起部状)になっている。従って、図5,6に明示するように、ヘッドカバー1は、樋状の新気通路形成部14a及びオイルセパレータ通路形成部15aを備えている。
図2,5,6に示すように、ヘッドカバー1における左右側壁2の内面には、バッフルプレート13の外側縁及び後端縁が溶着される段部20を形成しており、また、ヘッドカバー1のうちフロント部12との境界部には、フロント下向きリブ21を設けている。
なお、ヘッドカバー1の前端部にはオイル注入口22が開口しており、バッフルプレート13におけるオイルセパレータ通路形成部17の前端には、オイル注入口22の下方に位置するガイド部23を一体に設けている。ガイド部23は、オイルの注入をガイドする役割と、スプロケットの回転やタイミングチェーンの周回によって飛散したオイルミストがオイル注入口22に入り込むことを防止する役割とを有している。
(2).新気通路
図5~7(A)に明示するように、ヘッドカバー1の段部20及びセンターエリア7の外縁部には、溶着性を高めるための下向きの補助リブ25を形成しており、バッフルプレート13の新気通路形成部16とオイルセパレータ通路形成部17とには、補助リブ25と嵌合する凹部を形成している。図5,6から理解できるように、新気通路14はオイルセパレータ通路15よりも幅狭になっている。
そして、図1,2,4に示すように、ヘッドカバー1における新気通路形成部14aの後部に新気導入口26が形成されている一方、図1,3,4に示すように、バッフルプレート13における新気通路形成部16の後端部に新気排出口27が形成されており、新気導入口26と新気排出口27との間に、後ろから順に第1~第6の6枚の新気用遮蔽板28~33を配置している。
この場合、図1,2及び図5,6から理解できるように、第1新気用遮蔽板28と第3新気用遮蔽板30とはヘッドカバー1の新気通路形成部14aに下向き突設し、第2、4~6新気用遮蔽板29,31~33は、バッフルプレート13の新気通路形成部16に上向き突設している。
更に、図5(A)(C)のとおり、第1新気用遮蔽板28と第3新気用遮蔽板30とは新気通路14の左右全幅に亙って広がっており、従って、新気は第1新気用遮蔽板28と第3新気用遮蔽板30との下方のみを通っているが、図5(B)及び図6のとおり、第2,4~6新気用遮蔽板29,31~33は新気通路14の左右幅よりも小さい幅寸法になっていて、新気はこれら遮蔽板29,31~33の左右両側も通過する。
そして、図5(C)~図7に示すように、バッフルプレート13の新気通路形成部16の外側部に、前に向かって深さが深くなる凹溝34を形成している。従って、新気通路14にオイルミストが混入しても、オイルミストは遮蔽板28~33に捕集されてから流下して凹溝34に流れ込み、凹溝34から新気排出口27に至って動弁室に流下する。既述のとおり、内燃機関は排気側が低くなるように若干スラントしているので、新気通路14の底面に付着したオイルミストは、凹溝34に向かって流れていく。図1,3,4に示すように、バッフルプレート13における新気通路形成部16の凹溝34に、オイル落とし穴34aを設けている。
(3).オイルセパレータ通路
オイルセパレータ通路15の後端はヘッドカバー1のリア壁4によって規制されているが、ヘッドカバー1のうち吸気側の側壁2とリア壁4とが交叉したコーナー部に、ブローバイガスが上向きに流れる一体化通路35が形成されており、一体化通路35の上端はオイルセパレータ通路15に向けて開口している。従って、一体化通路35の上方に、オイルセパレータ通路15のリア導入口36が形成されている。
図示は省略しているが、シリンダヘッド5のうち吸気側部とリア部とが交叉するコーナー部には、ヘッドカバー1の一体化通路35に連通する内部通路が形成されており、更に、シリンダブロックにも、シリンダヘッド5の内部通路と連続した内部通路が形成されており、シリンダブロックの内部通路はクランク室に開口している。
更に、図1,3,4に示すように、バッフルプレート13のうちオイルセパレータ通路形成部17の前端部に、下向きに突出したフロント導入口37が形成されている。そして、ヘッドカバー1におけるオイルセパレータ通路形成部15aにおける天板のうち前寄り部位にPCV排出口38が開口している。従って、例えば図4に示すように、オイルセパレータ通路15は、リア導入口36とPCV排出口38との間の第1通路39と、フロント導入口37とPCV排出口38との間の第2通路40とで構成されている。
図7に示すように、PCV排出口38には、吸気系が負圧になると開くPCVバルブ41がインナーホルダー42aとアウターホルダー42bとエルボ型継手43とを介して取り付けられている。すなわち、PCVバルブ41がインナーホルダー42aとアウターホルダー42bとエルボ型継手43とにより、排出口ユニットが構成されている。
そして、図4及び図7から理解できるように、ヘッドカバー1のうちPCV排出口38の箇所の側壁2を内側にずらすことにより、PCV排出口38の外側に内向きフランジ部2aを形成し、内向きフランジ部2aに、上向きの接続筒44aを有する上下開口の中継口44を形成し、中継口44の接続筒44aとPCV排出口38のエルボ型継手43とをホース45で接続している。
図7(A)に示すように、シリンダヘッド5には、中継口44と連通した還流通路46が形成されている。還流通路46は、図7(A)に現れている上下長手部と、上下長手部の下端に連続してシリンダヘッド5の吸気側面に開口した横向き部とから成っており、横向き部が吸気マニホールドに形成した分配通路に連通している。
そして、図4から理解できるように、イグニッションホール6及び気筒を前から順に1番、2番、3番と呼ぶと、継手口44と還流通路46とは1番のイグニッションホール5と2番のイグニッションホール5との中間部の真横に位置しているが、イグニッションホール5の軸心はシリンダボアの軸心と一致して、シリンダボアの軸心の真横に吸気ポートが配置されているので、継手口44と還流通路46とは、1番気筒の吸気ポートと2番気筒の吸気ポートとの間に位置している。
従って、吸気ポート等との干渉を回避した状態で還流通路46が形成されている。逆に云うと、還流通路46は、吸気ポート等との干渉を回避するために隣り合った気筒における吸気ポートの間に位置しており、その結果、中継口44及びPCV排出口38は、隣り合った気筒の間の横に配置されている。従って、ホース45を最小の長さに設定して、水分の凍結を防止できる(ホース45は図示しない断熱材で覆われているが、長さが短いため、断熱材の使用量も抑制できる。)。
PCV排出口38が第1気筒と第2気筒との間の前後位置に配置されているため、第1通路39と第2通路40とは、第1通路39が長くて第2通路40が短い関係になっている。そして、図4に示すように、オイルセパレータ通路15には、後ろから順に、第1~第9の9枚のPCV用遮蔽板47~55が配置されている。第1~5のPCV用遮蔽板47~51は第1通路39に配置され、第6~9のPCV用遮蔽板51~55は第2通路40に配置されている。
図1~3から理解できるように、第1PCV用遮蔽板47と第3PCV用遮蔽板49と第5PCV用遮蔽板51はヘッドカバー1に下向き突設しており、第2PCV用遮蔽板48と第4PCV用遮蔽板50はバッフルプレート13に上向き突設している。従って、ブローバイガスは、第1通路39を主として上下方向に蛇行しながらPCV排出口38に向かって流れていく。
図1,図5に示すように、ヘッドカバー1に設けた第1,第3,第5のPCV用遮蔽板47,49,51は第1通路39の全幅に広がっているが、図5(A)(C)のとおり、第2及び第4のPCV用遮蔽板48,50は第1通路39よりも幅狭になっている。従って、第1通路39において、ブローバイガスは、第2及び第4のPCV用遮蔽板48,50の左右両側を通過する。
また、図5(B)~図6(F)に示すように、バッフルプレート13におけるオイルセパレータ通路形成部17のうちセンターエリア7に寄った内側部には、流下したオイルが伝い流れる縁面56を形成している。図では、縁面56はセンターエリア7の向けて高くなった傾斜面に描いているが、既述のとおり内燃機関はスラントしているため、実際には、縁面56の上面が水平面になって、オイルセパレータ通路15は縁面56に向かって緩く傾斜している。従って、縁面56は、オイル流下路になっている。バッフルプレート13のPCV用遮蔽板48,50が第1通路39よりも幅狭になっているのは、このようにオイル流路を形成する意味も持っている。
図6(E)(F)及び図1,2に示すように、第2通路40では、第6~8PCV用遮蔽板52~54はヘッドカバー1に下向きに突設しており、図7(H)に示すように、第9PCV用遮蔽板54はバッフルプレート13に上向き突設している。第8PCV用遮蔽板54と第9PCV用遮蔽板55とは互いに近接しているので、両者は一体に捉えてもよいし、第8PCV用遮蔽板54を無くして第9PCV用遮蔽板55を残してもよい。
図7(G)に示すように、第8PCV用遮蔽板54(及び第9PCV用遮蔽板55)は第2通路40よりも幅狭で外側にブローバイガス通路が形成されており、図6(F)に示すように、第7PCV用遮蔽板53も第2通路40よりも幅狭で外側にブローバイガス通路が形成されている。従って、フロント導入口37から第2通路40に入り込んだブローバイガスは、水平方向に蛇行して第6PCV用遮蔽板53に向かうが、図6(E)のとおり、第5PCV用遮蔽板53は第2通路40の全幅に広がって、ブローバイガスの流路が通路の下方に形成されている。
従って、第2通路40に流入したブローバイガスは、水平方向に蛇行してから第6PCV用遮蔽板53を潜って排出口38に向かう。すなわち、水平方向に蛇行してから上下方向(鉛直方向)に蛇行する。このような複雑な流れを呈することにより、短い長さの第2通路40において、ブローバイガスがPCV用遮蔽板53~55に接触する機会を増大させて、単位長さ当たりのオイルミスト捕集効果を向上できる。
さて、フロント導入口37はヘッドカバー1の前部に位置しているため、タイミングチェーン配置空間から立ちのぼったブローバイガスが流入しやすくなっているが、ヘッドカバーの前部には、タイミングチェーンの周回やVVT装置の回転などによってオイルミストが充満しているため、フロント導入口37に流入するブローバイガスにもオイルミストが多く混入している。
そこで、本実施形態では、フロント導入口37を通過したブローバイガスが最初に当たる第8PCV用遮蔽板54について、まず、フロント通第37の側(ヘッドカバー1の側壁2に近い側)に寄せて配置すると共に2通路40の下端近くまで延ばして、第7PCV用遮蔽板54の箇所で第2通路40を内側(センターエリア7に近い側)にずらすことにより、フロント導入口37から流入したローバイガスが必ず第8PCV用遮蔽板54に当たるように設定しており、これにより、第8PCV用遮蔽板54によるオイルミストの捕集機能を向上させている。つまり、ブローバイガスが第8PCV用遮蔽板54に当たってから略水平方向に方向変換するように設定することにより、第8PCV用遮蔽板54の単位面積当たりのオイルミスト捕集量を増大させている。
更に、図7(G)と図5(A)~図6(F)との対比から理解できるように、第8PCV用遮蔽板54は、他のPCV用遮蔽板47~53に比べて、通路39,40を塞ぐ割合が大きくなっている(実寸においても他のPCV用遮蔽板47~53より大きい面積に設定するのが好ましい。)。これにより、第8PCV用遮蔽板54の全体としてのオイルミスト捕集量を増大できる。
つまり、第8PCV用遮蔽板54を、単位面積当たりのオイルミスト捕集量を増大させつつ全体の面積を大きくしているのであり、これにより、ブローバイガスにオイルミストが大量に混入していても、オイルミストを的確に捕集してオイルの消費を抑制できる。従って、オイルミストの持ち去り増大を防止しつつフロント導入口37を設けて、ブローバイガス処理機能を確実化できる。
図7(H)に示すように、バッフルプレート13には、ヘッドカバー1に設けた下向きのフロント下向きリブ21の外側に位置したフロント上向きリブ59を設けており、これらのリブ21,59によってオイルセパレータ通路15の前端を規定している。
図2や図3に示すように、バッフルプレート13の底部は、概ね第6PCV用遮蔽板52の当たりが最も低い谷底部57になるように側面視山形になっており、オイルセパレータ通路15において捕集されたオイルミストは、谷底部57に設けたオイル落とし穴58から動弁室に流下する。
(4).まとめ
本実施形態では、クランクケースに吹き抜けたブローバイガスの大半は、シリンダブロック及びシリンダヘッド5に設けた内部通路からヘッドカバー1の一体化通路35を通ってオイルセパレータ通路15の第1通路39に流入するが、第1通路39は長さが長いため、主として上下に蛇行する単純な流れとして流れ抵抗を抑制しつつ、オイルミストを的確に捕集できる。この場合、ブローバイガスは動弁室には拡散しないため、動弁室のオイルミストが混入することはなくて、オイルの持ち去りをしっかりと防止できる。
他方、クランクケースからタイミングチェーン配置空間に立ちのぼったブローバイガスは、タイミングチェーン配置空間の上端近くに配置されたフロント導入口37に速やかに吸い込まれて、オイルセパレータ通路15の第2通路40においてオイルミストが捕集される。
そして、PCV排出口38は第1気筒と第2気筒との間の前後位置に配置されているため、オイルミストが分離した処理済みブローバイガスを、中継口44を介してフロント導入口の還流通路に戻すことができるが、オイルセパレータ通路15は動弁室の略全長に亙って長く延びているため、オイルセパレータ通路15の容積を最大化して、ブローバイガスからオイルミストを捕集する機能を確実化できる。第2通路40の長さが短くてもオイルミストを的確に除去できることは既述のとおりである。
実施形態のようにフロント導入口37を下向きに突出した筒状に形成すると、タイミングチェーンの周回やスプロケットの回転によって飛散したオイルミストがフロント導入口37に入り込むことを抑制できる利点がある。
また、吸気系が負圧状態になるとPCVバルブ41が開いて処理済ブローバイガスがエルボ型継手43に吸引されるが、実施形態のようにフロント導入口37を筒状に形成すると、フロント導入口37からの吸引抵抗が大きくなるため、オイルミストを多く含んだブローバイガスが第2通路40に大量に入り込むことを防止して、オイルの持ち去りを極力抑制できる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、実施形態は3気筒内燃機関に適用したが、他の気筒数の多気筒内燃機関にも適用できる。また、遮蔽板の数や配置態様も任意に設定できる。
本願発明は、ヘッドカバーにオイルセパレータ通路を設けた内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 ヘッドカバー
2~4 ヘッドカバーを構成する壁
5 シリンダヘッド
7 センターエリア
12 フロント部
13 バッフルプレート
14 新気通路
15 オイルセパレータ通路
35 一体化通路
36 リア導入口
37 フロント導入口
38 PCV排出口
39 第1通路
40 第2通路
41 PCVバルブ
44 中継口
45 ホース
46 還流通路
47~55 PCV用遮蔽板
そして、上記基本構成において、
「前記リア導入口とフロント導入口とのうちいずれか一方の導入口は、前記ヘッドカバー
の周壁部に内蔵した一体化通路に開口し、前記一体化通路は、前記シリンダヘッドに設け
た内部通路に連通している一方、
記リア導入口とフロント導入口とのうち他方の導入口は前記動弁室に開口している」
という構成が付加されている。
そして、図4から理解できるように、イグニッションホール6及び気筒を前から順に1
番、2番、3番と呼ぶと、継手口44と還流通路46とは1番のイグニッションホール
と2番のイグニッションホールとの中間部の真横に位置しているが、イグニッションホ
ールの軸心はシリンダボアの軸心と一致して、シリンダボアの軸心の真横に吸気ポート
が配置されているので、継手口44と還流通路46とは、1番気筒の吸気ポートと2番気
筒の吸気ポートとの間に位置している。
PCV排出口38が第1気筒と第2気筒との間の前後位置に配置されているため、第1
通路39と第2通路40とは、第1通路39が長くて第2通路40が短い関係になってい
る。そして、図4に示すように、オイルセパレータ通路15には、後ろから順に、第1~
第9の9枚のPCV用遮蔽板47~55が配置されている。第1~5のPCV用遮蔽板4
7~51は第1通路39に配置され、第6~9のPCV用遮蔽板5~55は第2通路4
0に配置されている。
図6(E)(F)及び図1,2に示すように、第2通路40では、第6,7,9PCV用遮蔽板52~55はヘッドカバー1に下向きに突設しており、図7(H)に示すように、第PCV用遮蔽板54はバッフルプレート13に上向き突設している。第8PCV用遮蔽板54と第9PCV用遮蔽板55とは互いに近接しているので、両者は一体に捉えてもよいし、第8PCV用遮蔽板54を無くして第9PCV用遮蔽板55を残してもよい。
図7(G)に示すように、第8PCV用遮蔽板54(及び第9PCV用遮蔽板55)は
第2通路40よりも幅狭で外側にブローバイガス通路が形成されており、図6(F)に示
すように、第7PCV用遮蔽板53も第2通路40よりも幅狭で外側にブローバイガス通
路が形成されている。従って、フロント導入口37から第2通路40に入り込んだブロー
バイガスは、水平方向に蛇行して第6PCV用遮蔽板5に向かうが、図6(E)のとお
り、第PCV用遮蔽板5は第2通路40の全幅に広がって、ブローバイガスの流路が
通路の下方に形成されている。
従って、第2通路40に流入したブローバイガスは、水平方向に蛇行してから第6PC
V用遮蔽板5を潜って排出口38に向かう。すなわち、水平方向に蛇行してから上下方
向(鉛直方向)に蛇行する。このような複雑な流れを呈することにより、短い長さの第2
通路40において、ブローバイガスがPCV用遮蔽板5~55に接触する機会を増大さ
せて、単位長さ当たりのオイルミスト捕集効果を向上できる。
そこで、本実施形態では、フロント導入口37を通過したブローバイガスが最初に当た
る第8PCV用遮蔽板54について、まず、フロント導入口37の側(ヘッドカバー1の側壁2に近い側)に寄せて配置すると共に2通路40の下端近くまで延ばして、第PCV用遮蔽板54の箇所で第2通路40を内側(センターエリア7に近い側)にずらすことにより、フロント導入口37から流入したローバイガスが必ず第8PCV用遮蔽板54に当たるように設定しており、これにより、第8PCV用遮蔽板54によるオイルミストの捕集機能を向上させている。つまり、ブローバイガスが第8PCV用遮蔽板54に当たってから略水平方向に方向変換するように設定することにより、第8PCV用遮蔽板54の単位面積当たりのオイルミスト捕集量を増大させている。
更に、図7(G)と図5(A)~図6(F)との対比から理解できるように、第8PC
V用遮蔽板54は、第9PCV用遮蔽板55を除く他のPCV用遮蔽板47~53に比べて、通路39,40を塞ぐ割合が大きくなっている(実寸においても第9PCV用遮蔽板55を除く他のPCV用遮蔽板47~53より大きい面積に設定するのが好ましい。)。これにより、第8PCV用遮蔽板54の全体としてのオイルミスト捕集量を増大できる。

Claims (3)

  1. シリンダヘッドを覆って動弁室を構成するヘッドカバーの内部にバッフルプレートを配置し、前記ヘッドカバーの天面部とバッフルプレートとの間に、ブローバイガスからオイルミストを分離するオイルセパレータ通路が、前記動弁室の略全長に亙って延びるように形成されて、
    前記オイルセパレータ通路に、タイミングチェーンと反対側に位置したリア導入口と、タイミングチェーンの近くに位置したフロント導入口と、前記リア導入口とフロント導入口との間に位置した排出口とを設けており、
    前記オイルセパレータ通路においてブローバイガスが前記リア導入口から排出口に向けて流れる第1通路と、ブローバイガスが前記フロント導入口から排出口に向けて流れる第2通路とに、それぞれオイルミストを捕集する遮蔽板が配置されている構成であって、
    前記リア導入口とフロント導入口とのうちいずれか一方の導入口は、前記ヘッドカバーの周壁部に内蔵した一体化通路に開口し、前記一体化通路は、前記シリンダヘッドに設けた内部通路に連通している一方、
    前記前記リア導入口とフロント導入口とのうち他方の導入口は前記動弁室に開口している、
    内燃機関。
  2. 前記第1通路と第2通路とに、それぞれ複数枚の遮蔽板が配置されており、第1通路における遮蔽板の間隔よりも第2通路における遮蔽板の間隔を短くしている、
    請求項1に記載した内燃機関。
  3. 前記第1通路と第2通路とは、第1通路が長くて第2通路が短い関係であり、
    前記第1通路には、ブローバイガスが主として上下方向に蛇行するように前記遮蔽板を配置し、前記第2通路には、ブローバイガスが略上下方向と略水平方向との両方向に蛇行するように前記遮蔽板を配置している、
    請求項1又は2に記載した内燃機関。
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