JP2022066037A - マスクおよびマスクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ層を交換可能でありながら、初回使用時には既定の防護効果を得られるマスクを提供する。【解決手段】外層シートと、フィルタ層としての機能を備えるフィルタシートと、肌面シートとが積層されて少なくとも短辺側の末端を相互に接着された略矩形のマスクであって、外層シートまたは肌面シートのいずれかに前記フィルタ層を交換するためのフィルタ交換孔を備え、前記フィルタシートには前記フィルタ層を取り外すためのミシン目を備えるマスクを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、マスクおよびマスクの製造方法に関する。
近年、不織布等を積層したマスク本体に耳紐等を取り付けた使い捨てマスクが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
事情により使い捨てマスクを再利用することがあるが、表層と違い、静電気で微粒子を捕捉するフィルタ層は、再利用すると性能が大幅に劣化する。このため、フィルタ層を交換可能なマスクが知られている。
特開2020-2483号公報
現在知られているフィルタ層を交換可能なマスクはフィルタ層が固定されておらず、輸送中にフィルタが移動してしまうことがある。フィルタが正しい位置にない場合、マスクの防護効果は得にくくなる。
上記課題を解決するため、本願では、フィルタ層がミシン目により固定されたマスクを提供する。
具体的には、外層シートと、フィルタ層としての機能を備えるフィルタシートと、肌面シートとが積層されて少なくとも短辺側の末端を相互に接着された略矩形のマスクであって、外層または肌面層のいずれかに前記フィルタ層を交換するためのフィルタ交換孔を備え、前記フィルタシートには前記フィルタ層を取り外すためのミシン目を備えるマスクを提供する。
前記ミシン目を接着部分の近傍に設けてよく、前記フィルタシートには、互いに平行な一組のミシン目が設けられており、ミシン目がない部分では、フィルタ層と他の層とが接着されていないこととしてよく、前記交換孔はフィルタを取り外すためのミシン目の一部と重なっていてよく、前記交換孔はフィルタ層と他の層とが接着されていない辺に設けられていてよく、前記交換孔はミシン目で形成されていてよい。
マスクは、熱可塑性を有し、そのいずれかまたは両方にフィルタ交換用孔を設けた外層シートと、肌面シートとで、ミシン目を穿孔したフィルタシートを挟み込むように積層して積層体を形成し、上記積層体の少なくとも2辺を接合することで製造されてよく、熱可塑性を有する外層シートと、フィルタシートと、熱可塑性を有する肌面シートとを積層して積層体を形成し、前記積層体にシートを貫通するミシン目を穿孔し、上記積層体の少なくとも2辺を接合することで製造されてもよい。
また、前記フィルタシートの横目方向幅は、前記外層シート、前記肌面シートより短く、前記フィルタシートが積層されていない位置で鼻当接部を接合してよく、前記フィルタシートの横目方向幅は、前記外層シート、前記肌面シートより短く、前記フィルタシート
が積層されていない位置で顎当接部を接合してもよい。
本発明によれば、初回使用時にはフィルタが正しい位置に固定されるので規定の防護効果を得ることができ、マスクを再利用する場合にもフィルタを交換することで一定程度の防護効果を引き続き得ることができる。
図1は、実施形態に係るマスクの外観斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るマスクのシート構造と、フィルタシート交換方法を示す図である。 図3は、第2実施形態に係るマスクのシート構造と、フィルタシート交換方法を示す図である。 図4は、ロールを繰り出し積層する工程を示した図である。 図5は、積層体にプリーツとノーズフィッターを組み込む工程を示した図である。 図6は、積層体下部を溶着し、切断する工程を示した図である。 図7は、耳紐を設置し、カバーシートで固定する工程を示した図である。 図8は、予め各シートにフィルタ交換穴やミシン目を穿孔しておく場合の例を示した図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係るマスクについて説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るマスクの外観斜視図である。図1に示されるように、マスク1は、マスク本体2、耳紐3,4、側部5,6、ノーズフィッター7を有する。マスク本体2は、シート状の通気性素材で形成されており、着用者の口と鼻を覆うことが可能な大きさを有する。耳紐3,4は、紐状の伸縮性素材で形成されており、マスク本体2の両側部に位置する側部5,6において端部が接合されることにより、マスク本体2の左右両側に環状の輪をそれぞれ形成する。
マスク本体2は、通気性を有する不織布等の各種シートから構成されるものであり、複数枚のシートの積層体である。そして、複数のシートは、上下左右の縁等において互いに適宜接合されている。マスク本体2は、プリーツ状の立体形状を形成し得る折り目を有する。このような折り目は、マスク本体2が襞状に折り込まれた状態で左右両側の端部に側部5,6が接合されることに、その形状が側部5,6によって保持される。すなわち、左右両側の端部の側部5,6で折り目の展開が阻止され、マスク本体2の中心部付近の領域において、マスク1の装着時に折り目が展開されることで、マスク本体2のプリーツが広げられて立体形状となる。なお、非装着時にはプリーツが閉じられることで、マスク本体2をかさばらない平面状とすることができる。
耳紐3,4を構成する紐状の伸縮性素材は、例えば、ゴム糸と綿の交織帯や、樹脂フィラメントの交編ネット、伸縮性の不織布等で形成される。このような紐状の素材の両端部が、それぞれマスク本体2の左右両側の側部の側部5,6に接合されることで、当該素材の一端が始点となり、当該素材の他端が終点となるループ状の形態の耳紐3,4がマスク本体2の左右両側に形成される。
ノーズフィッター7は、マスク本体2の上部において、長手方向がマスク本体2の左右
方向に延在する状態でマスク本体2に固定される部材である。ノーズフィッター7は、マスク本体2を構成するシート状の通気性素材同士の間に挟み込まれる状態で積層体の内部に固定されていてもよいし、或いは、マスク本体2の表面に固定されていてもよい。ノーズフィッター7は、着用者が指で押圧することにより適宜の形状へ変形可能な程度の強度を有すると共に、当該押圧から解放されても形状を維持する塑性変形可能な素材である。このようなノーズフィッター7がマスク本体2の上部に設けられていることにより、着用者は、鼻とマスク本体2との間にできる隙間を塞ぐことができる。
マスク1を構成する上述の各素材は、超音波溶着による接合が好適であるが、例えば、ミシン糸等による縫合、ホットメルト接着剤等による接着、ヒートシール、その他の各種接合技術を適用し得る。
<第1実施形態>
図2は、実施形態に係るマスクのシート構造と、フィルタシート交換方法を示す図である。実施形態に係るマスク本体2は、外層シート10、フィルタシート11、肌面シート12の各シートを積層して構成されている。各シートには、熱可塑性ポリマーからなる不織布が用いられ、長手方向と短手方向の両端の辺が溶着されている。フィルタシート11は、本実施形態では1枚であるが、シートを更に増やしてもよい。
肌面層12は直接肌に触れるため、特に肌触りの良い不織布が用いられる。外層シート10は肌面層12と同一の素材であってもよいし、外部環境への耐性や通気性に優れた別規格のシートであってもよい。誤装着防止のため、外層シート10と肌面層12で素材の色を変えることもできる。フィルタシート11はフィルタ効果を持つシートで構成される。
外層シート10の鼻当接部以下にはフィルタ交換孔13が開けられており、使用者はフィルタ交換孔13を通して内部のフィルタシート11を手掴みできる。フィルタシート11には、各溶着部分付近の溶着部より中心側にはミシン目111が付されており、使用者は、ミシン目111を手で破ることができる。ミシン目111は、フィルタシート11のうちフィルタ機能を発揮する部分を新しいフィルタシートへ交換可能にするべく、フィルタシート11のうち他のシートと溶着される部分と、フィルタ機能を発揮する部分とを切り離し可能にするために設けられる。よって、フィルタシート11のうちフィルタ機能を発揮する部分については可及的に最大限の面積を交換可能にするべく、ミシン目111は、フィルタシート11の端部にある溶着部分に沿って当該溶着部分に隣接する位置に設けられることが好ましい。しかし、ミシン目111は、シート同士が溶着される部位の製造上の誤差や、フィルタ機能が実質的に発揮される有効領域の大きさ等を考慮し、溶着部分から1~10mm程度の所定距離を空けた位置に設けられていてもよい。ミシン目111は、フィルタシートを交換可能な部分を実質的に画定するものであるため、フィルタシートの交換によって期待されるフィルタ効果の回復力が著しく低下するような極めて狭小の面積を画定するものでない限りにおいて、溶着部分から適宜の距離を空けた位置に配置可能である。
フィルタシート11は、マスク1使用開始当初はミシン目111によって固定されており、所定の位置から移動することはない。使用者は、マスク1を最初に使用する際には、正しい位置にあるフィルタシート11の防護効果を受けることができる。使用者がマスクを再利用する必要がある場合、フィルタ交換孔13から指を入れてフィルタシート11に付されたミシン目111を破り、フィルタ交換孔13からフィルタシート11の溶着されていない部分を取り外す。次に、使用者は、新しいフィルタシート11aを入手し、フィルタ交換孔13からフィルタシート11を抜き去った部分に挿入する。新しいフィルタシート11aはシート間で多少の位置ずれを起こす可能性はあるものの、古いフィルタシー
トの交換により微粒子捕捉性能を維持できるため、マスクを再利用する際にも、一定の防護性能を維持し続けることができる。
なお、フィルタ交換孔13の位置は、必ずしも外層シート10の鼻当接部以下である必要はなく、顎当接部であってもよいし、内層シート側に設けられていてもよい。またマスクの長辺方向端部であってもよい。また、フィルタ交換孔13は、ミシン目であってもよい。フィルタ交換孔13がミシン目であれば、最初のフィルタ交換時までは、フィルタ交換孔13からの異物侵入を防ぐことができる。
フィルタ交換孔13がミシン目である場合、フィルタシート11に付されたミシン目111のうちの一辺は、フィルタ交換孔13と重畳するようにしてもよい。このようにすれば、使用者は、フィルタ交換孔13とフィルタシート11に付されたミシン目111のうちの一片を同時に破ることができるため、容易にフィルタシート11を交換することができる。
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態に係るマスクのシート構造と、フィルタシート交換方法を示す図である。第2実施形態でも各シートの構成とフィルタ交換孔の取りうる位置は同一であるが、フィルタシート11の短辺方向の長さは他のシートより短く、中央に配置されている。このため、フィルタシート11は、短辺方向の端部である鼻当接部分と顎当接部分では外層シート10と肌面シート12の間に積層されておらず、溶着もされていない。一方、長辺方向の端部では、フィルタシート11は他のシートと溶着されており、溶着部分付近の溶着部より中心側にはミシン目112が付されている。
使用者がマスクを再利用する必要がある場合、フィルタ交換孔13から指を入れてフィルタシート11を掴み、ミシン目112を破りながらフィルタシート11の溶着されていない部分を取り外す。次に使用者は、フィルタシート11と同じ短辺方向長のフィルタシート11bを入手し、フィルタ交換孔13からフィルタシート11を抜き去った部分に挿入する。
第1実施形態では、使用者はフィルタの四辺に付されたミシン目111を破る必要があるが、第2実施形態では、破るミシン目は長辺方向端部の2箇所のみなので、より少ない力でフィルタシート11を引き出すことができる。また、フィルタ交換孔13の位置が、フィルタシート11が溶着されていない辺であれば、使用者はフィルタ交換孔13に指を入れてすぐにフィルタシート11をしっかりと把持することができるため、好適である。
逆に、フィルタ交換孔13をフィルタシート11のミシン目112と重畳する位置に置けば、使用者はフィルタ交換孔13に手をいれてすぐにフィルタシート11のミシン目112を破ることができる。フィルタ交換孔13がミシン目である場合には、これらのミシン目を同時に破ってシートを交換することができる。
<製造方法>
以下に、上記のような構成のマスク製造方法を述べる。まず、マスクの製造工程全般を述べた後、本発明に独特な部分の製造工程について説明する。
図4は、ロールを繰り出し積層する工程を示した図である。マスクを構成する部材は、ロールシートの形態で製造ラインに設置される。一番上のロールには、外層シート10の素材が、中間のロールにはフィルタシート11の素材が、一番下のロールには、肌面シート12の素材がそれぞれセットされ、ローラ20の圧力によって繰り出されて積層体となり、コンベア21の上を流れていく。以下の図面では省略するが、積層体はラインの複数
個所に設けられたローラ20とコンベア21の力でライン上の工程を進む。
図5は、積層体にプリーツとノーズフィッターを組み込む工程を示した図である。積層体は黒矢印方向に流れていく間に、複数の金属片22の間を通過する。金属片22はライン上に固定されており、通過中の積層体を屈曲させて折りたたむ。金属片22の間を通過することにより、積層体はジグザクに折り畳まれ、この部分がプリーツになる。
続いて、積層体の表面にはノーズフィッター7が配置される。本実施形態ではノーズフィッター7はローラ状になって提供され、切断配置装置23で適宜切断されて積層体の上に配置される。勿論、ノーズフィッター7の部材は予め切断されていてもよい。
続いて、積層体のノーズフィッター側がライン上に固定された金属片24により折り返される。折り返されるシートは、積層体のうちの一部のシートであってもよいし、全部であってもよい。これにより、ノーズフィッター7は、シートの中に包み込まれる。
続いて、溶着装置25により、ノーズフィッター7を包み込んだシートと積層体とが溶着される。溶着方法は、熱溶着、振動溶着、超音波溶着であってよい。なお、ここでノーズフィッター7を挟み込むように溶着が行われてもよいし、ノーズフィッター7の延在方向左右に溶着が行われてもよい。このように溶着をすることで、ノーズフィッター7は完全に固定され、輸送中や装着中に移動することがなくなる。
図6は、積層体下部を溶着し、切断する工程を示した図である。溶着装置25により、積層体のノーズフィッター7と反対側についても溶着が行われる。これまで連続体として加工されてきた積層体は、カッター26で横目方向に切断される。これ以降は、切断された積層体は、それぞれに耳紐とカバーをつけられてマスク本体となる。
図7は、耳紐を設置し、カバーシートで固定する工程を示した図である。図7(a)では、左右の耳紐3、4を積層体の上に配置する。図4(b)では、耳紐3、4と積層体を包み込むようにカバーシート27を配置する。カバーシートは、熱可塑性を有するポリマーシートで構成されており、積層体と溶着することができる。図4(c)では、このように形成したカバーシート27を溶着したものである。この状態で包装をすることでマスクの製造工程は完結する。
図8は、予め各シートにフィルタ交換孔やミシン目を穿孔しておく場合の例を示した図である。本図では、説明の便宜上製造ラインに設置された各ロールシートを横に展開しているが、実際には各ロールシート図4のように縦に配置されており、本図のように積層する前にシートを捻る工程は実際には存在しない。
外層シート10となるロールシートには、予め交換用フィルタ11aの大きさに応じたフィルタ交換孔13が、マスク本体2の長手方向寸法に応じた間隔で開口加工されている。フィルタ交換孔13はミシン目であってもよい。フィルタシート11になるロールシートには、予めマスク本体2の長手方向寸法に応じた間隔で、略矩形のミシン目111が加工されている。肌面シート12になるロールシートには加工が施されていないが、外層シート10に存在するフィルタ交換孔13を肌面シート12側に設置する場合には、フィルタ交換孔13は肌面シート12側に配置される。
各シートは、ローラ20で積層されて後の工程でマスク本体2の大きさに切断され、表面にフィルタ交換孔13を備え、フィルタシートにはミシン目111を備える、第1実施形態記載のマスクとなる。第2実施形態のマスクを製造する場合、フィルタシート11となるロールシートの幅を短くし、ミシン目112を横目方向のみに入れたものを使用する
。鼻当接部側を溶着しない場合には、鼻当接部になる側の幅を、溶着装置25に当たらないよう短縮し、顎当接部側を溶着しない場合には、顎当接部になる側の幅を、溶着装置25に当たらないよう短縮する。横目方向をいずれも溶着しない場合には、鼻当接部になる側と顎当接部になる側を両方とも溶着装置25に当たらないよう短縮し、積層体中央に配置すればよい。
本図では、フィルタ交換孔13とミシン目111は、ロールシートの段階で予め加工されているが、ローラ20によって積層される前に、加工装置を介して穿孔されてもよい。また、フィルタ交換孔13をミシン目とする場合、積層後の外層シート10とフィルタシート11に対してミシン目を入れてもよい。また、この作業は積層体が金属片22により折り目を付けられた後に行ってもよい。プリーツ作成前にミシン目が入っていても、横目方向のミシン目は折り込まれてしまい切り離しが難しくなるが、折り目が付いた後であればそのような問題は発生しないからである。
<応用実施形態>
以上、本発明におけるマスクの実施の形態および製法について説明したが、本発明の内容は上記実施の形態に限られるものではない。例えば、フィルタ交換孔13を明示的に設けない代わりにマスク本体2の顎当接部分において各層を溶着せず、フィルタシート11の顎当接部にはミシン目を設けない構成とすることができる。使用者は、顎当接部の溶着されていない部分に指を入れて、他の辺に設けられたミシン目を破ってフィルタシート11を取り出し、交換用フィルタシートを挿入してマスクを再利用する。このような形態を取った場合、溶着されていない顎当接部がフィルタ交換孔13として機能することになる。
積層された各シートを溶着しない部分は、任意の辺に作ることができる。しかし、顎当接部以外の位置に溶着しない部分を作ると、マスクが呼吸器の保護という本来の機能を発揮できなくなる虞がある。マスクを着用する際、顎当接部は顎の下に配置されるため、このような形態を取っても呼吸器に与える影響は少なく、好適である。
製造工程においてカバーシート28を用いる例を示したが、本発明においては、積層体と耳紐3、4側部5、6とを直接溶着することとしてもよい。但し、カバーシート28を用いない場合、他の部分と同程度の溶着では再使用中に耳紐3、4がマスク本体2から離れてしまう虞があるため、強力に溶着する必要がある。
以上で開示した実施形態や応用例は、それぞれ組み合わせることができる。
1・・マスク
2・・マスク本体
3,4・・耳紐
5,6・・側部
7・・ノーズフィッター
8・・梁
10・・外層シート
11・・フィルタシート
11a・・交換用フィルタ
11b・・交換用フィルタ
12・・肌面シート
13・・フィルタ交換孔
20・・ローラ
21・・コンベア
22・・金属片
23・・切断配置装置
24・・金属片

Claims (10)

  1. 外層シートと、フィルタ層としての機能を備えるフィルタシートと、肌面シートとが積層されて少なくとも短辺側の末端を相互に接着された略矩形のマスクであって、
    外層シートまたは肌面シートのいずれかに前記フィルタ層を交換するためのフィルタ交換孔を備え、
    前記フィルタシートには前記フィルタ層を取り外すためのミシン目を備える、
    マスク。
  2. 前記ミシン目を接着部分の近傍に設けた、
    請求項1記載のマスク。
  3. 前記フィルタシートには、互いに平行な一組のミシン目が設けられており、
    ミシン目がない部分では、フィルタ層と他層とが接着されていない、
    請求項1または2に記載のマスク。
  4. 前記交換孔はフィルタを取り外すためのミシン目の一部と重なっている、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載のマスク。
  5. 前記交換孔はフィルタ層と他の層とが接着されていない辺に設けられた、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載のマスク。
  6. 前記交換孔はミシン目で形成された、
    請求項4または5に記載のマスク。
  7. 熱可塑性を有し、そのいずれかまたは両方にフィルタ交換用孔を設けた外層シートと、肌面シートとで、
    ミシン目を穿孔したフィルタシートを挟み込むように積層して積層体を形成し、
    上記積層体の少なくとも2辺を接合する、
    マスクの製造方法。
  8. 熱可塑性を有する外層シートと、フィルタシートと、熱可塑性を有する肌面シートとを積層して積層体を形成し、
    前記積層体にシートを貫通するミシン目を穿孔し、
    上記積層体の少なくとも2辺を接合する、
    マスクの製造方法。
  9. 前記フィルタシートの横目方向幅は、前記外層シート、前記肌面シートより短く、
    前記フィルタシートが積層されていない位置で鼻当接部を接合する、
    請求項7または8記載のマスクの製造方法。
  10. 前記フィルタシートの横目方向幅は、前記外層シート、前記肌面シートより短く、
    前記フィルタシートが積層されていない位置で顎当接部を接合する、
    請求項7から9のうちいずれか1項記載のマスクの製造方法。
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