JP2022066013A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取時に生ずるセンサと読み取り対象の画像との距離のバラツキの影響を抑制し、画像読取精度を向上させる画像読取装置を提供する。【解決手段】画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段との対向位置に配置される基準面を有し、当該画像読取手段に対して基準面を回転させる回転対向手段と、回転対向手段の回転角度を検知する角度検知手段と、回転角度に応じて予め決定される係数であって、回転中の基準面を画像読取手段により読み取った基準面読取結果を回転角度に関連付けて生成される補正係数を用いて、画像が形成された媒体が対向位置に搬送されてきたときに画像読取手段により当該画像を読み取った画像読取結果の補正をする補正手段と、を備える画像読取装置による。【選択図】図7

Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
搬送されてくる媒体に形成された画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段と所定の間隔をもって対向する基準面を有する対向部材と、を備えた画像読取装置が知られている。また、媒体両面に画像を形成するとき、双方の面に形成される画像の位置合わせのために、媒体に位置検出用画像を形成し、この位置検出用画像を画像読取手段装置で検出し、両面に形成される画像相互の位置を補正する技術を備える画像形成装置も知られている。
画像読取装置は、画像読取手段としてセンサを備えおり、画像に読み取り時に基準として用いる「白基準」と「黒基準」と一緒にセンサが媒体の画像を読み取るように構成される。この「白基準」の基準面を提供する曲面対向部と「黒基準」の基準面を提供する曲面対向部を有する対向部材を備え、媒体の種別に応じて対向部材を回動させて曲面対向部を選択的に切り替える技術が知られている(特許文献1を参照)。
特許文献1に開示されている技術では、曲面対向部を構成する各ローラの外周面の歪みや、回転軸の偏心、及び、対向部材の偏心などにより発生するセンサと媒体との距離の変動への対応が考慮されていない。すなわち、従来技術において、センサと基準面との距離の変動における画像の読み取りの精度の低下は課題の一つとなる。
本発明は、画像読取時に生ずるセンサと読み取り対象の画像との距離のバラツキの影響を抑制し、画像読取精度を向上させる画像読取装置を提供すること目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、画像読取装置に関し、画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段との対向位置に配置される基準面を有し、当該画像読取手段に対して前記基準面を回転させる回転対向手段と、前記回転対向手段の回転角度を検知する角度検知手段と、前記回転角度に応じて予め決定される係数であって、回転中の前記基準面を前記画像読取手段により読み取った基準面読取結果を前記回転角度に関連付けて生成される補正係数を用いて、前記画像が形成された媒体が前記対向位置に搬送されてきたときに前記画像読取手段により当該画像を読み取った画像読取結果の補正をする補正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像読取時に生ずるセンサと読み取り対象の画像との距離のバラツキの影響を抑制し、画像読取精度を向上させる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 本発明の第一実施形態に係る画像読取装置の側面説明図。 第一実施形態に係る画像読取装置が備える背景部材部分の拡大図。 第一実施形態に係る画像読取装置が備える背景部材部分の拡大図。 上記背景部材に起因する従来例を示す説明図。 上記背景部材に起因する従来例を示す説明図。 第一実施形態に係る画像読取装置の概略構成図。 第一実施形態に係る画像読取装置の機能ブロック図。 第一実施形態に係る画像読取装置の動作の流れを示すフローチャート。 第一実施形態に係る画像読取装置の動作の流れを示すフローチャート。 本発明の第二実施形態に係る画像読取装置の側面説明図。 CISと縮小光学系の特性を対比して説明する図。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施形態について説明をする。まず、本発明に係る画像形成装置の実施形態について、図1を用いて説明する。図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ100は画像形成手段としての画像形成部10と、画像読取手段として画像読取部20と、を有している。なお、プリンタ100は、いわゆる電子写真方式の画像形成処理を行う装置を例にしているが、いわゆるインクジェット方式の画像形成処理を行う装置でもよい。
画像形成部10は、無端状移動手段である搬送ベルト11に沿って各色の感光体ドラム12が並べられた構成を備えるものであり、いわゆる、タンデムタイプといわれるものである。すなわち、プリンタ100が画像を形成する媒体として、シート状の物で画像を形成することができる物であれば含むことができる。以下の説明では、その一例として「用紙P」を用いる。
給紙トレイ13から給紙される用紙Pに転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト11に沿って、感光体ドラム12が配置されている。感光体ドラム12は、搬送ベルト11の搬送方向の上流側から順に、黄色の顕色材に対応する潜像が形成される感光体ドラム12Y、マゼンタの顕色材に対応する潜像が形成される感光体ドラム12M、シアンの顕色材に対応する潜像が形成される感光体ドラム12C、黒色の顕色材に対応する潜像が形成される感光体ドラム12Kが順に配列されている。
各色の感光体ドラム12の表面において顕色材としてのトナーにより現像された各色の画像が、搬送ベルト11に重ね合わせられて転写されることによりフルカラーの画像が形成される。このようにして搬送ベルト11上に形成されたフルカラー画像は、図5において破線で示す用紙の搬送経路Rと最も接近する位置において、転写手段としての転写ローラ14の機能により、経路上を搬送されてきた用紙Pの紙面上に転写される。
画像が形成された用紙Pはさらに搬送され、定着手段としての定着ローラ15にて画像を定着された後、プリンタ100の外に搬送される前に画像読取部20に搬送される。また、両面印刷の場合、第一面上(表面上)に画像が形成されて定着された用紙Pが、反転パス16を経由して搬送される。したがって、定着ローラ15は、用紙Pに形成された画像を定着させる処理を実行する定着処理部として機能する。
このようにして、用紙Pは、第二面上(裏面上)に画像形成が可能になるような状態、すなわち、搬送ベルト11上に形成された画像が用紙Pの第二面に転写されるような状態で、転写ローラ14の転写位置に再度搬送される。
画像読取装置としての画像読取部20は、プリンタ100の内部における用紙Pの搬送経路Rにおいて、画像形成部10から搬送された用紙Pのそれぞれの面を読み取り、読取画像を生成する。そして画像読取部20が備える情報処理装置によって所定の画像読取処理を実行する。また、画像読取部20によって読み取られた用紙Pはプリンタ100の内部をさらに搬送され、排紙トレイ18に排出される。
なお、本体制御部30には、CPU(中央演算装置)、RAM(ラム)、ROM(ロム)、及び不揮発性メモリや各部のドライバー等を有している。そして、ROMや不揮発性メモリに記憶したプログラム等を、RAMにロードして、外部機器からの情報、各センサ等の検出結果、及び表示部や操作部としてのディスプレイからの入力データに基づいて演算を行い、各部の制御部と通信して、画像形成制御を行う。
[画像読取装置の第一実施形態]
次に、本発明に係る画像読取装置の実施形態としての画像読取部20のハードウェア構成について説明する。画像読取部20は、図1に示したように定着ローラ15よりも、用紙Pの搬送方向の下流側であって、かつ、分岐部である分岐17よりも、用紙Pの搬送方向の上流側に配置されている。なお、分岐17は、画像が形成された用紙Pを外部に排出するか、もしくは、反転パス16に搬送するかのいずれかに、用紙Pの搬送経路Rを切り替えるための動作を実行する構成である。
画像読取部20は、用紙P上に形成された位置検知用画像を光学的に読み取る画像読取手段としての画像センサ211を備える。画像センサ211において読み取られた画像は、後述する読取制御部200において実行される画像読取処理において画像読取結果としての読取画像として生成される。
画像読取部20は、図2に示すように、画像センサ211と、照明光源212と、コンタクトガラス213と、対向部材22と、を備えている。
発光部としての照明光源212は、搬送されてきた用紙Pにおいて、画像が形成された画像形成面側に配置されている。そして、用紙Pの搬送経路Rのうち、用紙Pが画像読取部20を通過する部分の搬送経路Rにおいて、用紙Pに形成された画像を読み取る対向位置に対して光を当てる。
図2において画像読取部20は、密着型画像センサとして例示している。したがって、媒体としての用紙P側に配置されるコンタクトガラス213と、対向位置から反射された反射光を受光する画像センサ211との間には、複数の受光機構が配置されている。当該受光機構は、例えば、複数のロッドレンズである。当該受光機構は、用紙Pの搬送方向に対する直交方向であって用紙Pに対する副走査方向に配列されている。したがって、画像センサ211が用紙Pに形成されている画像を読み取るときは、受光機構を介して受光した反射光に基づいて画像読取結果としての読取画像が形成される。
対向部材22は、搬送されてきた用紙Pにおいて、画像が形成された画像形成面の裏側に配置されている。対向部材22は、画像センサ211が用紙Pに形成された画像を読み取るときの基準面としての背景部材でもある。また、対向部材22には、図3及び図4に示すように、複数の回転対向部であって背景部材としてのローラ部材が備えられている。各ローラ部材が基準面として機能する。
[回転対向手段の実施形態]
次に、回転対向手段としての対向部材22について、詳細に説明する。なお、以下において例示する対向部材22は、複数のローラ部材を備えているが、本発明の実施形態として、対向部材22が備えるローラ部材の一つのみを画像センサ211の対向位置に配置する構成でもよい。
図2乃至図4に示すように、対向部材22は、例えば、四本のローラ部材を備え、回転して各ローラ部材の位置を選択的に入れ替えて、対向位置における基準面となるローラ部材を用紙Pの種別や、読み取り対象の画像の態様に応じて適宜切り替える。
複数のローラ部材としての、第一対向ローラ221、第二対向ローラ222、第三対向ローラ223、第四対向ローラ224が、ローラブラケット225によって回転可能に保持されて構成される。第一対向ローラ221、第二対向ローラ222、第三対向ローラ223、第四対向ローラ224はそれぞれ、凸状に湾曲した基準面としての第一外周面221a、第二外周面222a、第三外周面223a、第四外周面224aを有する回転可能な回転体である。
なお、第一対向ローラ221、第二対向ローラ222、第三対向ローラ223、第四対向ローラ224は、ローラブラケット225とは独立して回転し、各々が個別に回転可能に保持されている。
また、ローラブラケット225は、ローラブラケット軸226に締結されている。ローラブラケット軸226が回転することで、第一対向ローラ221、第二対向ローラ222、第三対向ローラ223、第四対向ローラ224はローラブラケット225に保持された状態で対向位置に対応する部分が変更される。すなわち、ローラブラケット軸226の回転によって、対向位置にある基準面としての外周面が、第一外周面221a、第二外周面222a、第三外周面223a、第四外周面224aのいずれかに、選択的に切り替えられる。
なお、読取位置(対向位置)は、例えば、第一外周面221a、第二外周面222a、第三外周面223a、第四外周面224aのうち、コンタクトガラス213に対向して配置されるローラの外周面のコンタクトガラス213に最も近い位置に設定される。また、読取位置は、例えば、コンタクトガラス213に対向して配置されるローラの外周面のコンタクトガラス213に最も近い位置から、用紙Pの厚さに相当する位置に、コンタクトガラス213側に近接して設定されてもよい。
コンタクトガラス213は、光透過部材からなり、読取位置に搬送されて用紙Pの画像形成面に対面する位置に配置される。
用紙Pが画像読取部20を通過する部分の経路以外の搬送経路Rの上流の部分および下流の部分には、搬送手段としての搬送ローラ26および搬送ローラ27が配置されている。
そして、用紙Pを搬送すると、画像読取部20はコンタクトガラス213を通して、画像形成面を読み取る。第一対向ローラ221、第二対向ローラ222、第三対向ローラ223又は第四対向ローラ224のいずれかが、コンタクトガラス213に対向する位置に配置されており、用紙Pの搬送と連動して回転する。このように、第一対向ローラ221、第二対向ローラ222、第三対向ローラ223及び第四対向ローラ224のいずれも、用紙Pの搬送機能を有しており、用紙Pが移動しない程度の狭いギャップであっても、紙詰まり等が発生しにくい構成になっている。
ローラ部材としての第一対向ローラ221、第二対向ローラ222、第三対向ローラ223、第四対向ローラ224はそれぞれ、色および直径の少なくとも一方が相互に異なる。例えば、第一対向ローラ221は黒色で通常径、第二対向ローラ222は白色で小径、第三対向ローラ223は白色で通常径、第四対向ローラ224は黒色で小径である。
すなわち、用紙Pの色に応じて、ローラ部材を切り替えることで、読取画像において用紙Pと各ローラ部材との境界を認識しやすくなる。また、各ローラ部材の直径は用紙Pの紙厚やシェーディング動作時に使用するかどうかによって、適するローラ部材を切り替えることによって変更可能になる。さらに、ローラ部材を切り替えることで、用紙Pと対向部材22とのギャップの大きさを変更することもできる。
[本実施形態に対する比較例]
図5に例示するように、対向部材22や、ローラ部材の各々は、加工精度や組付精度の関係で、外周面に歪みがある場合や、回転軸が偏心している場合において、画像センサ211と外周面との距離が変動する。例えば、対向部材22が図5(a)の状態のときの基準面としての第一対向ローラ221と画像センサ211との距離と、図5(b)の状態ときの基準面としての第四対向ローラ224と、画像センサ211との距離は、ギャップG1だけ異なる。その結果、それぞれの状態において基準面で反射されて画像センサ211で受光される反射光Lの光量は、異なるものとなる。その結果、ギャップG1によって生ずる光量の違いによって、画像センサ211において画像を読み取る精度が低下する要因となる。
また、対向部材22が備えるローラ部材を個別に見た場合にも、同様に、外周面の歪みや回転軸の偏心がある場合も想定される。すなわち、第一対向ローラ221に着目した場合、図5(c)の状態のときの基準面としての第一外周面221aと画像センサ211との距離と、図5(d)の状態ときの基準面としての第一外周面221aと画像センサ211との距離は、ギャップG2だけ異なる。すなわち、それぞれの状態において第一外周面221aで反射されて画像センサ211で受光される反射光Lの光量は異なることになるので、ギャップG2による光量の差異が画像センサ211における画像を読み取る精度を低下させることとなる。
図5(c)に例示するように、画像センサ211には検出精度が最も良くなる好適な理想ギャップGLは決まっている。したがって、画像センサ211は、理想ギャップGLから外れる度合いに応じて検出精度が低下する特性を有する。
なお、ローラ部材を回転させながら、画像センサ211の反射光の光量(CIS光反射量)を検出したときの画像センサ211の出力と、ローラ部材の回転角度の関係を示すと図6のようになる。すなわち、対向部材22を回転させて特定のローラ部材を対向位置に配置した状態で、ローラ部材を回転させて画像を読み取るとき、画像センサ211が検出する読取画像も、回転角度に応じて読取精度が変化するものとなる。
また、画像センサ211における画像読取結果の精度の変化は、図6に例示するように、外周面が一回転する間で変化をし、かつ回転にともなって周期的に変化する。すなわち、検出開始時点のローラ部材の回転角度を「0度」とし、ローラ部材を回転させながら、基準面としての外周面を移動させつつ画像センサ211の出力を検知すると、回転角度が「360度」で同じ大きさに戻る。この「0度」(360度)のときの画像センサ211の画像読取結果を基準とし、基準に対して、回転に応じて変化する画像読取結果の差分や変動割合を算出し、その算出結果を用いることで、画像センサ211の出力(画像読取結果)の精度を向上できる。
[ハードウェア構成]
次に、上記の効果を奏する本実施形態に係る画像読取部20のハードウェア構成について、図7を用いて説明する。なお、以下の説明では、第一対向ローラ221における構成を中心に説明する。なお、すでに説明したとおり、本実施形態に係る画像読取部20において、対向部材22を備える構成は必須ではなく、少なくとも一つのローラ部材を備えていればよい。
図7に示すように、第一対向ローラ221の軸の一方の端部には、第一外周面221aを回転させるためのモータ231が配置されている。第一対向ローラ221の軸はモータ231の回転軸に連結されている。
また、第一対向ローラ221の軸の他方の端部には、第一外周面221aの回転角度を検出ための角度検出手段としてのエンコーダ232及びエンコーダセンサ233が取り付けられている。エンコーダ232は、第一対向ローラ221の軸に固定されている。したがって、モータ231が第一対向ローラ221を回転させたとき、その回転角度は、エンコーダセンサ233の出力によって検出できる。
また、第一対向ローラ221のエンコーダ232が固定されている方の端部の外側には、フィラー234が固定されていて、フィラー234を検出するホームポジションセンサ235が配置されている。ホームポジションセンサ235がフィラー234を検出しているときの、第一対向ローラ221の回転角度を基準角度(0度)と規定し、第一対向ローラ221を回転させながら、第一外周面221aを画像センサ211が読み取るように構成されている。
なお、モータ231の回転駆動や、エンコーダセンサ233による回転角度の検出などは、マーカ画像が形成された用紙Pが画像センサ211と第一対向ローラ221の間に搬送されてきたときに実行される。また、後述する補正係数を生成するときにも実行さされる。
[読取制御部200の機能ブロック]
次に、画像読取部20の動作を制御する読取制御部200の機能ブロックについて、図8を参照しながら説明する。読取制御部200は、CPUやROM及びRAMなどの情報処理装置と同様の構成を備えていて、ROMに記憶されている読取制御プログラムをCPUの演算処理機能によって実行し、ワークエリアとしてのRAMを利用することで実現される。また、読取制御部200は、読取制御プログラムの実行によって生成される補正係数(後述する)を記憶する不揮発性の記憶素子も備える。
読取制御部200は、読取部201、回転角度取得部202、補正係数生成部203、補正係数記憶部204、ギャップ量補正部205、動作タイミング判定部206、ローラ駆動部207、基準面切替部208、媒体種別取得部209、を有する。
読取制御部200が備える機能ブロックのうち、読取部201、回転角度取得部202、補正係数生成部203、補正係数記憶部204、ギャップ量補正部205、動作タイミング判定部206、ローラ駆動部207、は必須の構成である。一方、基準面切替部208と媒体種別取得部209は、画像読取部20が基準面を構成するローラ部材を複数備える対向部材22を備えるときに必要となる。
読取部201は、画像センサ211が受光した反射光量に応じた出力信号(電気信号)を受け付けて、読取画像を生成する。画像センサ211は、例えば第一対向ローラ221の長手方向に沿って配置され、第一外周面221aにおける第一対向ローラ221の軸方向の複数箇所で反射された反射光に基づいて出力信号を出力する。そこで、読取部201は、画像センサ211における第一外周面221aに対する分解能に応じた出力信号を受け付ける。そして、読取部201は、第一外周面221aの長手方向の所定の長さ範囲で複数の領域に分割した領域ごとに画像読取結果を生成して、補正係数生成部203やギャップ量補正部205に渡す。
なお、読取部201が分割する領域の大きさは、第一外周面221aの変位が、長手方向において一様とは限らないので、長手方向の位置に応じた補正係数を生成するために、任意の数で予め設定される。もちろん、第一外周面221aの長手方向を一つの領域と捉えて分割をせずに補正係数を生成するようにしてもよい。
角度検知手段としての回転角度取得部202は、エンコーダセンサ233の出力信号に基づいて、ローラ部材としての第一対向ローラ221の回転角度を検出し、補正係数生成部203やギャップ量補正部205に渡す。また、回転角度取得部202は、初期位置検知手段としてのホームポジションセンサ235の出力信号を検知し、ローラ部材の回転角度を特定するための初期位置を判定する。なお、回転角度取得部202は、ホームポジションセンサ235を用いない構成においては、初期位置の判定を、エンコーダセンサ233の出力信号のみで行うこともできる。この場合、あるタイミングにおける回転角度を初期位置として、モータ231の軸を一回転するまでの間を360度として扱えばよい。
補正係数生成手段としての補正係数生成部203は、ローラ角度取得部302から渡される初期位置からの回転角度に、読取部201からの画像読取結果(基準面読取結果)を関連付けて補正係数を生成する。補正係数は、初期位置における第一外周面221aからの反射光の光量に基づく画像読取結果を基準値として、回転角度の変化に応じた画像読取結果の値と基準値との差分と回転角度を関連付けたものである。また、補正係数は、初期位置における第一外周面221aからの反射光の光量に基づく画像読取結果を基準値として、回転角度の変化に応じた画像読取結果の値が基準値に対して変動している度合い(変動割合)と回転角度を関連付けたものである。補正係数生成部203は、生成した補正係数を補正係数記憶部204に渡す。
補正係数記憶手段としての補正係数記憶部204は、補正係数生成部203から渡された補正係数を、不揮発性の記憶素子が備える記憶領域に格納する。また、補正係数記憶部204は、ギャップ量補正部205の補正係数取得動作に応じて、該当する補正係数を読み出して、ギャップ量補正部205に渡す。
補正手段としてのギャップ量補正部205は、読取部201からの画像読取結果と、回転角度取得部202からの回転角度に基づいて、該当する補正係数を補正係数記憶部204から取得する。ギャップ量補正部205は、画像読取結果に対して、補正係数を用いた処世処理を実行する。そして補正結果を本体制御部30に出力する。
ギャップ量補正部205における補正処理は、例えば、補正係数が初期位置における画像センサ211の出力に対する差分によって生成されている場合、当該補正係数を減算する処理になる。また、補正処理は、補正係数が初期位置における画像センサ211の出力に対する変動割合によって生成されている場合、当該補正係数を乗算する処理となる。
動作タイミング判定部206は、画像形成部10による画像形成動作が実行されていないときは、読取部201に対して補正係数を生成するための補正係数生成処理タイミングであることを通知する。また、動作タイミング判定部206は、画像形成部10による画像形成動作が実行されているときには、読取部201に対して補正係数を用いた補正処理を実行する補正処理タイミングであることを通知する。補正係数生成処理タイミングのときは、読取部201は、画像読取結果を補正係数生成部203に渡す。補正処理タイミングのときは、読取部201は、画像読取結果をギャップ量補正部205に渡す。
ローラ駆動部207は、モータ231の動作を制御し、ローラ部材(例えば、第一対向ローラ221)を回転させる。また、モータ231の動作によって対向部材22も回転可能な構成を備えるときは、モータ231の動作を制御して対向部材22を回転させて、画像センサ211に対する対向位置にあるローラ部材を切り替える。
基準面切替手段としての基準面切替部208は、媒体種別取得部209から通知される対向部材22の回転有無及び回転量に基づいて、好適なローラ部材が対向位置にあるように、モータ231を動作させて対向部材22を回転させる。
媒体種別取得部209は、本体制御部30から用紙Pの特性情報を受け取り、これに基づいて、対向部材22を回転させるか否か、どのように回転させるかを示す情報を通知する。媒体種別取得部209は、用紙Pの特性情報や、用紙Pに形成される検知マークの特性を取得する。例えば、用紙Pの特性情報には、印刷用紙の厚さが含まれる。用紙Pの厚さによって、確保すべき対向位置の高さ寸法が異なるので、その高さ寸法に応じてローラ部材を選択する。
[本実施形態に係る画像読取処理]
次に、画像読取部20における画像読取処理の流れについて、図9と図10のフローチャートを用いて説明する。なお、画像読取動作は、プリンタ100の動作時に実行される処理である。
まず、初期処理のタイミングであるか否かを判定する(S901)。初期処理のタイミングは、例えば、プリンタ100を起動させたときである。また、画像形成動作を実行した累積時間が所定の閾値を超えたときや、画像形成動作を開始する都度、事前に「初期処理タイミング」と判定してもよい。初期処理タイミングの判定基準は、予め読取制御部200又は本体制御部30において設定しておけばよい。
初期処理のタイミングであると判定されれば(S901/YES)、読取制御部200は初期処理を実行する(S902)。初期処理のタイミングではなけば(S901/NO)、初期処理(S902)を実行せずに処理をS903に移行する。初期処理(S902)の詳細は後述する。
S903以降について説明する。続いて、背景部材としての対向部材22を回転させて基準面を切り替えるか否かを判定する(S903)。例えば、本体制御部30から取得する用紙Pの特性情報に基づくと、ローラ部材を切り替える必要があると判定されるとき(S903/YES)、基準面切替部208を介してモータ231を動作させて対向部材22を回転させる(S904)。
基準面の切り替えが不要であれば(S903/NO)、対向部材の回転(S904)を行わずに処理をS905に移行する。
続いて、ローラ駆動部207がモータ231を駆動し、ローラ部材を回転させる(S905)。このとき、画像形成部10において画像が形成された用紙Pが対向位置に搬送されてくる。用紙Pが対向位置に至ったタイミングで画像センサ211が備える発光部としての照明光源212を駆動する(S906)。続いて、対向位置からの反射光量を取得する(S907)。
続いて、ギャップ量補正部205が、回転角度取得部202から通知される回転角度に基づいて補正係数を補正係数記憶部204から取得し、読取部201から通知される画像読取結果に対し、補正演算処理を実行する。そして、補正された画像読取結果を本体制御部30に渡す(S908)。
読取対象の用紙Pが搬送されてくる間はS905からS908の処理を繰り返し実行する(S909/NO)。読取対象の用紙Pの搬送が終了すれば、画像読取動作を終了する(S909/YES)。
[初期処理]
次に、初期処理(S902)の詳細な流れについて図10を用いて説明する。まず、背景部材としての対向部材22を回転させて基準面を切り替えるか否かを判定する(S1001)。例えば、本体制御部30から取得する用紙Pの特性情報に基づくと、ローラ部材を切り替える必要があると判定されるとき(S1001/YES)、基準面切替部208を介してモータ231を動作させて対向部材22を回転させる(S1002)。基準面の切り替えが不要であれば(S1001/NO)、対向部材の回転(S1002)を行わずに処理をS1003に移行する。
続いて、ローラ駆動部207がモータ231を駆動し、対向位置にあるローラ部材を回転させる(S1009)。このとき、ホームポジションセンサ235の出力に基づいて、初期位置を設定してもよいし、エンコーダセンサ233の出力に基づいて基準となる初期位置を設定してもよい。
続いて、画像センサ211が備える照明光源212を駆動し(S1004)、対向位置に配置されている回転中のローラ部材からの反射光量を取得する(S1005)。
続いて、補正係数生成部203が、回転角度取得部202から通知される回転角度と、読取部から通知される画像読取結果に基づいて補正係数を生成して、不揮発性の記憶領域に格納する(S1006)。
ローラ部材が一回転し、基準面の全周にわたる補正係数の生成が終了するまではS1003からS1006の処理を繰り返し実行する(S1007/NO)。また、対向部材22を備える構成において、全てのローラ部材に対する補正係数の生成が終了していなければ、S1001からS1007の処理を繰り返す(S1008/NO)。全てのローラ部材に対する全周の補正係数が生成されれば(S1008/YES)、初期処理を終了する(S1008/YES)。
以上のとおり、本実施形態に係る画像読取動作によれば、対向位置において基準面となるローラ部材の全周分の変位を、回転角度ごとに種痘して生成した補正係数を記憶手段に記憶しておき、用紙Pに形成された画像を読み取るときの画像読取結果を補正する。これによって、画像の読み取り精度を向上できる。
また、複数のローラ部材を選択的に切り替える構成を採用するときは、各ローラ部材に応じた補正係数の生成処理及び当該補正係数を用いた補正処理を実行できる。これによって、多様な媒体に形成された画像を読み取り対象としても、読み取り精度を向上できる。
[画像読取装置の第二実施形態]
次に、画像読取装置としての画像読取部20aについて説明する。図11は、画像読取部20aの側面説明図である。画像読取部20aは、定着ローラ15(図1参照)よりも用紙Pの搬送方向の下流に配置されている。画像読取部20aは、照明光源91と、読取部92と、対向部材93と、コンタクトガラス94と、支持部材95と、を備えている。
照明光源91は、用紙Pが搬送されてきたとき、その用紙Pに画像が形成されている面(画像形成面)が対向する側に配置されている。照明光源91は、用紙Pの搬送経路Rにおいて用紙Pから画像を読み取るための所定の読取位置を照明する。
読取部92は、3つの反射鏡921と、レンズ部としての結像レンズ922と、画像読取手段としてのイメージセンサ923と、を備えている。3つの反射鏡921は、読取位置を通過する用紙Pの画像形成面からの反射光を、読取位置から結像レンズ922に導く。結像レンズ922は、3つの反射鏡921により導かれた用紙Pの画像形成面からの反射光をイメージセンサ923の位置に結像する。イメージセンサ923は撮像素子を有し、用紙Pの画像形成面に形成された画像を読み取る。また、イメージセンサ923は、用紙Pが搬送経路Rにおいて不存在の状態でも、対向部材93の曲面対向部として機能するローラ931のローラ外周面(931a、931b、931c、931d)を読み取る。そしてイメージセンサ923は、結像レンズ922により結像された光を受光し、その受光量に応じた画像データ(画像読取結果)を生成する。
対向部材93は、用紙Pが搬送されてきたときのその用紙Pの、画像形成面に対する裏面側に配置されている。対向部材93は、複数の対向部としての回転体でもある4本のローラ931が、回転保持部材としてのローラブラケット935によって回転可能に保持された構成となっている。4本のローラ931はそれぞれ、凸状に湾曲した基準面を有する複数の曲面対向部として機能する。4本のローラ931がそれぞれ有する第一ローラ外周面931a、第二ローラ外周面931b、第三ローラ外周面931c、第四ローラ外周面931dが曲面対向部に相当する。4本のローラ931はそれぞれ回転可能な回転体である、ローラ931は、ローラブラケット935とは独立して回転する。また、ローラブラケット935は、ローラブラケット軸936に締結されており、このローラブラケット軸936が回転することで、4本のローラ931を保持した状態で回転する。これにより4本のローラ931それぞれのローラ931の外周面(第一ローラ外周面931a、第二ローラ外周面931b、第三ローラ外周面931c、第四ローラ外周面931d)を選択的に切り替えられる。これによって、部分搬送路R1は、用紙Pが通過可能な間隙(ギャップ)でコンタクトガラス94に対向する所定の読取位置を形成するようになっている。
なお、読取位置は、例えば、複数のローラ931の外周面(第一ローラ外周面931a、第二ローラ外周面931b、第三ローラ外周面931c、第四ローラ外周面931d)のうち、コンタクトガラス94に対向して配置される外周面である。図2の例では、第一ローラ外周面931aのコンタクトガラス94に最も近い位置が読取位置になる。また、読取位置は、例えば、コンタクトガラス94に対向して配置されるローラ931の外周面のコンタクトガラス94に最も近い位置から、用紙Pの厚さ分だけ、コンタクトガラス94側に寄った位置に設定されてもよい。
第一透光部材としてのコンタクトガラス94は、所定の読取位置に用紙Pが搬送されてきたときに用紙Pの画像形成面と対面することになる位置に配置された光透過部材である。すなわち、コンタクトガラス94は、読取部92と対向部材93との間に配置されている。そして、コンタクトガラス94は、用紙Pの一方の面に対向する位置に配置されている。
対向部材93に配置されている4本のローラ931はそれぞれ、色及び直径の少なくとも一方が異なるローラである。したがって、上記にて列挙している外周面を備えるそれぞれのローラにおいて、例えば、第一ローラ外周面931aに相当するローラ931は黒色で通常径、第二ローラ外周面931bに相当するローラ931は白色で小径である。また、第三ローラ外周面931cに相当するローラ931は白色で通常径、第四ローラ外周面931dに相当するローラ931は黒色で小径である。ローラ931の色は用紙Pの通紙モードによって変更される。通知モードは、本体制御部が備える表示・操作部300によって設定・変更される。なお、各ローラ931の直径は用紙Pの紙厚やシェーディング動作時に使用するかどうかによって決定されるものでもよい。ローラ931は、用紙Pの厚みによって、外周面が変更されるように回動するので、用紙Pの厚みに応じて部分搬送路R1におけるギャップの大きさを設定することができる。
[CISと縮小光学系の特性比較]
第一実施形態に係る画像読取部20は、画像センサ211にCIS(Contast Image Sensor)を備える。第二実施形態に係る画像読取部20aは、読取部92を備える。これらの特性の比較について、図12に例示する。
画像の読み取り結果の明るさ(色)の点において、被写体としての用紙Pの搬送時のバタつきなどによって、画像読み取りデバイスと用紙Pとの距離(深度)に変動が発生すると、画像についての色の偏差特性の検知精度が低下する。CISは、読み取りデバイスが被写体としての用紙Pに密着しているが、読み取りデバイスと用紙Pとが離れている縮小光学系の方が、距離(深度)の変動の影響を受けにくい。
また、画像の読み取り結果における倍率(画像位置)の点において、CISは発光素子と受光素子が、被写体に対してほぼ同じ位置に配置されているため、まっすぐ反射してきた反射光を読み取る。これによって、読み取りデバイスと用紙Pまでの距離によって、倍率の影響を受けない。一方、縮小光学系は、発光素子と受光素子が別の位置に配置されており、反射光をレンズで縮小させる。そのため、用紙Pの位置のバラツキによって読み取られた画像の大きさにバラツキが生ずる。
したがって、用途などによって画像読取部20(CIS)か画像読取部20a(縮小光学系)を選定して用いれば、画像の読み取り精度の向上に寄与する。
なお、本発明に係る実施形態は上記に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の実施形態に含まれる。なお、上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
10 :画像形成部
20 :画像読取部
20a :画像読取部
22 :対向部材
30 :本体制御部
91 :照明光源
92 :読取部
93 :対向部材
94 :コンタクトガラス
95 :支持部材
100 :プリンタ
200 :読取制御部
201 :読取部
202 :回転角度取得部
203 :補正係数生成部
204 :補正係数記憶部
205 :ギャップ量補正部
206 :動作タイミング判定部
207 :ローラ駆動部
208 :基準面切替部
209 :媒体種別取得部
211 :画像センサ
212 :照明光源
213 :コンタクトガラス
221 :第一対向ローラ
221a :第一外周面
222 :第二対向ローラ
222a :第二外周面
223 :第三対向ローラ
223a :第三外周面
224 :第四対向ローラ
224a :第四外周面
225 :ローラブラケット
226 :ローラブラケット軸
231 :モータ
232 :エンコーダ
233 :エンコーダセンサ
234 :フィラー
235 :ホームポジションセンサ
300 :操作部
302 :ローラ角度取得部
921 :反射鏡
922 :結像レンズ
923 :イメージセンサ
931 :ローラ
931a :第一ローラ外周面
931b :第二ローラ外周面
931c :第三ローラ外周面
931d :第四ローラ外周面
935 :ローラブラケット
936 :ローラブラケット軸
特開2018-011154号公報

Claims (10)

  1. 画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段との対向位置に配置される基準面を有し、当該画像読取手段に対して前記基準面を回転させる回転対向手段と、
    前記回転対向手段の回転角度を検知する角度検知手段と、
    前記回転角度に応じて予め決定される係数であって、回転中の前記基準面を前記画像読取手段により読み取った基準面読取結果を前記回転角度に関連付けて生成される補正係数を用いて、前記画像が形成された媒体が前記対向位置に搬送されてきたときに前記画像読取手段により当該画像を読み取った画像読取結果の補正をする補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記媒体が前記対向位置にないときに、回転中の前記基準面を前記画像読取手段により読み取り、読み取り時の前記回転角度に応じて前記基準面の変位を示すデータを前記補正係数として生成する補正係数生成手段と、
    前記補正係数を前記回転角度に関連付けて記憶する補正係数記憶手段と、
    前記補正手段は、前記回転角度に対応する前記補正係数を前記補正係数記憶手段から取得し、前記画像読取結果に対し前記補正係数を用いた演算処理によって前記補正をする、
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記回転対向手段は前記基準面の初期位置を検知する初期位置検知手段を備え、
    前記回転角度は前記初期位置からの角度である、
    請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記基準面の変位は、前記初期位置における前記基準面に係る前記基準面読取結果に対する差分である、
    請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記画像読取手段は、前記軸の方向において前記基準面を複数の領域に分割して読み取りをし、
    前記補正手段は、前記複数の領域の各々に係る前記画像読取結果に対し前記補正をする、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記回転対向手段は、前記媒体の搬送方向との直交方向の軸を中心に回転し、かつ、前記基準面を備える複数の回転対向部を備え、
    前記補正手段は、前記回転対向部に関連付けられて決定される前記補正係数を用いて前記補正をする、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記回転対向手段は、前記媒体の種類に応じて前記回転対向部を選択して切り替える基準面切替手段を備える、
    請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記画像読取手段は、
    前記対向位置に対して光を発する発光部と、
    前記対向位置において反射した反射光を電気信号に変換する画像センサと、
    を備える、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  9. 前記画像読取手段は、
    前記対向位置に対して光を発する発光部と、
    前記対向位置において反射した反射光を集光するレンズ部と、
    前記レンズ部により集光された前記反射光を電気信号に変換する画像センサと、
    を備える、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  10. 画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段で形成された画像を媒体に転写する転写手段と、
    前記媒体に転写された画像を定着する定着手段と、
    前記定着手段で前記媒体に転写された画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段に対する対向位置に前記画像を搬送する搬送手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記画像読取手段として、請求項1乃至7のいずれか一項の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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