JP2022063844A - カーテンウォールの梁・柱の接合構造、施工用ツール及び施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
中国特許出願201410136367.6には、「送りねじによるピン移動式のカーテンウォールの梁・柱に用いられる接合システム」に関するものが開示されており、ピンをスライダに固定し、ボルトをスライダに形成されるネジ穴と螺合することで、ボルトを梁に固定でき、そしてボルトを回すことでスライダとピンが同時に移動し、ピンが柱に形成されるピンホールを通り抜けて梁と柱を接合する。上記の発明は既存のスプリングピンによる取付不便と取り外し不可能の問題を解消できるが、以下四つの問題を解消できない。
第一、ピンはピンホールを通り抜けるしかできなく、ピンホールに固定できないため、梁を柱に固定することはできない。梁を柱に固定するには、通常、他の構造を利用して固定作業を行う必要があり、即ち安定性が悪い。
第二、上記構造は、凸状の突出スペースのある梁にのみ使用でき、他の構造を有する梁には使用できないため、汎用性が低い。
第三、上記構造は梁と柱の隙間の間で作業する必要があるほか、ボルトを梁の方向と平行に回転させる必要があるため、施工が不便である。
第四、一般の工具でボルトを回転させることができるため、安全性が低くなる。
前記取り付け方法は以下のステップを含み、
ステップ一:梁の両端にそれぞれ一つの施工用ツールを配置し、施工用ツールを梁にクランプして、つの施工面をそれぞれ梁の上下壁に当接させ、外位置決めブロックが内位置決めブロックに位置合わせされ且つ内位置決めブロックに磁気吸着し、外位置合わせブロックが内位置合わせブロックに位置合わせされ且つ内位置合わせブロックに磁気吸着し、
ステップ二:梁を隣接するつの柱の間に配置し、梁の端部を柱の側壁に押し付け、梁から施工用ツールを取り外し、梁を微調整することで、ピンの外端をピンホールに合わせるように挿入し、引っかかりブロックを柱の内壁に当接させる。
前記取り外し方法は以下のステップを含み、
ステップ一:梁の両端にそれぞれ一つの施工用ツールを配置し、施工用ツールを梁にクランプして、つの施工面をそれぞれ梁の上下壁に当接させ、外位置決めブロックが内位置決めブロックに位置合わせされ且つ内位置決めブロックに磁気吸着し、外位置合わせブロックが内位置合わせブロックに位置合わせされ且つ内位置合わせブロックと反発し合い、
ステップ二:隣接するつの柱の間から梁を外し、さらに梁から施工用ツールを外す。
前記取り付け方法は以下のステップを含み、
ステップ一:梁2の両端にそれぞれ一つの施工用ツール6を配置し、施工用ツール6を梁2にクランプして、2つの施工面をそれぞれ梁2の上下壁に当接させ、外位置決めブロック61が内位置決めブロック31に位置合わせされ且つ内位置決めブロック31に磁気吸着し、外位置合わせブロック62が内位置合わせブロック56に位置合わせされ且つ内位置合わせブロック56に磁気吸着し、
ステップ二:梁2を隣接する2つの柱1の間に配置し、梁2の端部を柱1の側壁に押し付け、梁2から施工用ツール6を取り外し、梁2を微調整することで、ピン42の外端をピンホール11に合わせるように挿入し、引っかかりブロック45を柱1の内壁に当接させる。
前記取り外し方法は以下のステップを含み、
ステップ一:梁2の両端にそれぞれ一つの施工用ツール6を配置し、施工用ツール6を梁2にクランプして、2つの施工面をそれぞれ梁2の上下壁に当接させ、外位置決めブロック61が内位置決めブロック31に位置合わせされ且つ内位置決めブロック31に磁気吸着し、外位置合わせブロック62が内位置合わせブロック56に位置合わせされ且つ内位置合わせブロック56と反発し合い、
ステップ二:隣接する2つの柱1の間から梁2を外し、さらに梁2から施工用ツール6を外す。
施工用ツール6を接合部3上の内位置決めブロック31と内位置合わせブロック56と磁気協動することで、ピン42の伸縮が制御でき、梁2の構造による影響がなくなり、即ち本発明に含まれた接合部3はさまざまな構造を有する梁2に対応できて汎用性が高く、
施工用ツール6にある磁性装置を接合部3にある内位置決めブロック31と位置合わせして吸着させることで、施工用ツール6に対する位置決めを素早く実現でき、また施工用ツール6にある磁性装置が内位置合わせブロック56に合わせて反発し合うと、調節棒51が連動して奥へ移動すれば、ピン42を収縮させ、これで梁2と柱1の脱着が簡単になり、即ち施工が便利であり、
反発により内位置決めブロック31を移動させてこそ、ピン42が収縮してピンホール11と離れることができ、また全ての内位置決めブロック31と同時に反発するときだけ、柱1から梁2を外すことができるため、本発明の安全性が高い。
11 ピンホール
12 引っかかり穴
2 梁
3 接合部
31 内位置決めブロック
4 ピンスリーブ
41 復位溝
42 ピン
43 復位ブロック
44 第二復位ばね
45 引っかかりブロック
46 摺動棒
5 調節スリーブ
51 調節棒
52 摺動溝
53 伸縮部
54 回転部
55 第一復位ばね
56 内位置合わせブロック
6 施工用ツール
61 外位置決めブロック
62 外位置合わせブロック
Claims (9)
- カーテンウォールの梁・柱の接合構造であって、密閉式の柱と梁とを含み、
前記柱の側壁には若干のピンホールが形成され、
前記ピンホールの開口方向が前記柱の側壁に垂直し、
前記梁の端部には接合部が固定して嵌められ、
前記接合部には若干のピンが設けられ、
若干の前記ピンは若干の前記ピンホールと一々対応し、
前記ピンの長手方向と前記梁の長手方向とは平行であり、
前記接合部には若干の調節機構が設けられ、
前記調節機構は前記接合部に固定されたスリーブ状のピンスリーブと調節スリーブとを含み、
前記ピンスリーブの長手方向と前記梁の長手方向とは平行であり、
前記調節スリーブの長手方向は前記梁の上下壁に垂直であり、
前記ピンスリーブは内端が前記調節スリーブの外壁に垂直に接続され且つ前記調節スリーブと連通しており、
前記調節機構はさらに前記調節スリーブ内に可動に嵌められている調節棒を含み、
前記調節棒は非丸棒状構造であり且つ前記調節スリーブの内壁にフィットし、
前記調節棒の外端は前記梁の外壁に近接し、
前記調節棒において前記ピンスリーブに向いている側壁には溝付型の摺動溝が形成され、
前記摺動溝は互いに接続した棒状の伸縮部と棒状の回転部とを含み、
前記伸縮部の長手方向と前記調節棒の長手方向とは平行であり、
前記伸縮部の深さは外端から内端へ徐々に減少し、
前記回転部の長手方向は前記調節棒の長手方向に対してある角度に設けられ、
前記回転部におけるあらゆる所の溝深さは前記伸縮部の内端の溝深さと同じであり、
前記調節スリーブの両端は密閉されており、
前記調節棒と前記調節スリーブの内端との間には第一復位ばねが設けられ、
前記調節機構はさらに前記ピンスリーブ内に可動に嵌められているピンを含み、
前記ピンは丸棒状構造であり且つ前記ピンスリーブの内壁にフィットし、
前記ピンの外端は前記梁の端部に近接し、
前記ピンの内端には摺動棒が前記ピンと平行になるように固定され、
前記摺動棒は前記ピンと非同軸に設けられ、
前記ピンスリーブの内壁には復位溝が形成され、
前記ピンの外壁には前記復位溝に摺動可能に位置する復位ブロックが設けられ、
前記ピンには第二復位ばねが外装され、
前記第二復位ばねの両端はそれぞれ前記復位溝の外端と前記復位ブロックと当接し、
前記第二復位ばねは前記ピンを押し動かして前記摺動棒の端部を常に前記摺動溝に当接させ、
前記ピンホールは丸穴構造であり、
前記ピンホールの穴壁には切り欠き状の引っかかり穴が形成され、
前記ピンの外壁には前記引っかかり穴にフィットする引っかかりブロックが固定され、
前記接合部において前記梁に近接する上下壁には磁性を帯びる若干の内位置決めブロックが設けられ、
前記調節棒の外端には磁性を帯びる内位置合わせブロックが固定され、
前記梁の端部が前記柱の側壁に押し付けられ、前記第一復位ばねが前記調節棒を押し動かすことで、前記摺動棒を前記回転部の内端に位置させ、前記ピンの外端が前記ピンホール内に挿入され、前記引っかかりブロックが前記柱の内壁に当接し、前記施工用ツールを利用して前記調節棒を奥へ移動させることで、前記摺動棒が前記回転部の内端から前記伸縮部の外端にまで移動し、前記摺動棒が前記回転部の内端から前記回転部の外端にまで移動したとき、前記ピンが自体の軸線をめぐって回転し、前記引っかかりブロックを前記引っかかり穴と軸方向に揃え、前記摺動棒が前記伸縮部の内端から前記伸縮部の外端にまで移動したとき、前記第二復位ばねが前記ピンを奥へ移動させることで、前記引っかかりブロックと前記ピンはそれぞれ前記引っかかり穴と前記ピンホールから出て、且つ前記ピンの外端が前記梁内に位置する、
ことを特徴とするカーテンウォールの梁・柱の接合構造。 - 前記内位置決めブロックにおいて前記梁に向かう側と、前記内位置合わせブロックにおいて前記梁に向かう側とは磁極が同じである、
ことを特徴とする請求項1に記載のカーテンウォールの梁・柱の接合構造。 - 若干の前記調節スリーブは二つずつ同軸に設けられ、
同軸に設けられた二つの前記調節スリーブは一体化構造であり、
また同軸に設けられた二つの前記調節スリーブの間には一つの第一復位ばねが設けられ、
前記第一復位ばねの両端はそれぞれ二本の前記調節棒の内端と当接し、
前記調節スリーブの外端には栓が固定される、
ことを特徴とする請求項2に記載のカーテンウォールの梁・柱の接合構造。 - 前記復位溝の外端にはナットが取り外し可能に固定され、
前記ナットは前記ピンにカバーされる、
ことを特徴とする請求項3に記載のカーテンウォールの梁・柱の接合構造。 - 前記引っかかりブロックは前記ピンの外壁に取り外し可能に固定される、
ことを特徴とする請求項4に記載のカーテンウォールの梁・柱の接合構造。 - 前記接合部が前記梁の端部にきつく挟まるまたは固定具を介して前記接合部を前記梁の端部にしっかりと固定する、
ことを特徴とする請求項5に記載のカーテンウォールの梁・柱の接合構造。 - 前記梁、前記柱、前記接合部、前記調節スリーブ、前記調節棒、前記ピンスリーブ及び前記ピンはいずれも非磁性吸着材料でできている、
ことを特徴とする請求項6に記載のカーテンウォールの梁・柱の接合構造。 - 前記カーテンウォールの梁・柱の接合構造に用いられる施工用ツールであって、
前記施工用ツールは溝形鋼構造であり、
前記施工用ツールは、互いに平行で対向に設けられたつの施工面を有し、
前記施工面は磁気を帯びる外位置決めブロックおよび外位置合わせブロックを備え且つ前記施工用ツールを梁にクランプすることができるため、二つの前記施工面はそれぞれ前記梁の上下壁に当接し、
前記外位置決めブロックは前記内位置決めブロックに位置合わせされ且つ前記内位置決めブロックに磁気吸着し、
前記外位置合わせブロックは前記内位置合わせブロックに位置合わせされ且つ前記内位置合わせブロックと反発し合う、
ことを特徴とする施工用ツール。 - 前記カーテンウォールの梁・柱の接合構造に用いられる施工方法であって、
取り付け方法と取り外し方法とを含み、
前記取り付け方法は以下のステップを含み、
ステップ一:梁の両端にそれぞれ一つの施工用ツールを配置し、施工用ツールを梁にクランプして、つの施工面をそれぞれ梁の上下壁に当接させ、外位置決めブロックが内位置決めブロックに位置合わせされ且つ内位置決めブロックに磁気吸着し、外位置合わせブロックが内位置合わせブロックに位置合わせされ且つ内位置合わせブロックに磁気吸着し、
ステップ二:梁を隣接するつの柱の間に配置し、梁の端部を柱の側壁に押し付け、梁から施工用ツールを取り外し、梁を微調整することで、ピンの外端をピンホールに合わせるように挿入し、引っかかりブロックを柱の内壁に当接させ、
前記取り外し方法は以下のステップを含み、
ステップ一:梁の両端にそれぞれ一つの施工用ツールを配置し、施工用ツールを梁にクランプして、つの施工面をそれぞれ梁の上下壁に当接させ、外位置決めブロックが内位置決めブロックに位置合わせされ且つ内位置決めブロックに磁気吸着し、外位置合わせブロックが内位置合わせブロックに位置合わせされ且つ内位置合わせブロックと反発し合い、
ステップ二:隣接するつの柱の間から梁を外し、さらに梁から施工用ツールを外す、
ことを特徴とする施工方法。
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