JP2022062800A - 便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】便器全体として調和のとれた外観とすることができる便座装置を提供する。【解決手段】便座装置20は、便器本体11の上部に配置され、外面20Aの光沢度が便器本体11の光沢度と同等以下である。【選択図】図1

Description

本開示は、便座装置に関する。
特許文献1には、便器上に設けた本体と、本体に回転自在に軸支される便座および便蓋とを備えた便座装置が開示されている。便蓋の表面は、略全面に樹脂シートが一体成型されている。樹脂シートに予め文字表示および図柄の少なくとも何れかなどを印刷することにより、外観性を一段と向上することができると記載されている。
特開2005-137412号公報
近年、便座装置は意匠性の更なる向上が求められている。特に、便座装置が便器本体の上部に配置された状態において、便器全体として調和のとれた外観とすることが求められている。しかし、特許文献1においては、便器全体として調和のとれた外観とすることについては何ら検討されていない。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、便器全体として調和のとれた外観とすることができる便座装置を提供することを目的とする。
本開示の便座装置は、便器本体の上部に配置され、外面における光沢度が前記便器本体の外面における光沢度と同等以下である。
実施形態1に係る便器を示す斜視図である。 便蓋が開いた状態における便器を示す斜視図である。 下カバーの斜視図である。 上カバーを外して、下カバーの塗装面及び非塗装面を示す側面図である。 上カバーを外して、下カバーの塗装面及び非塗装面を示す上面図である。 図5のA-A線に対応した断面図である。 図5のB-B線に対応した断面図である。
実施形態1の便器10は、図1に示すように、便器本体11、及び便座装置20を備えている。以下、各構成部材において、前後方向、左右方向、上下方向は、便器10に着座した状態の着座者から見て前後方向、左右方向、上下方向を夫々示すものとする。各図において、上下方向を矢印UP及びDWで示し、前後方向を矢印FR及びBWで示し、左右方向を矢印L及びRで示す。
便器本体11は、図2に示すように、便鉢部12、リム部13、及び周壁部14を備えている。便鉢部12、リム部13、及び周壁部14は、陶器製であり、一体に形成されている。リム部13は、便鉢部12の上端に連続して設けられている。
周壁部14は、便鉢部12を前側から左右両側にわたって覆っている。周壁部14は、便鉢部12の下方に配された排水管等を内部に収容している。周壁部14は、リム部13の外周縁部から垂下して、便器本体11の外観を構成する。便器本体11は、周壁部14の後端に連続して、サイドカバー15が取り付けられている。サイドカバー15は、合成樹脂製であり、便器本体11とは別体に形成されている。サイドカバー15は、便器本体11の後方において、図示しない排水管、便器洗浄装置等を覆っている。
便座装置20は、図1及び図2に示すように、便器本体11の上部に配置されている。便座装置20は、便座ボックス30、便座40、及び便蓋50を備えている。便座ボックス30は、図示しないベース部材と、ベース部材の上部を覆うカバー部材32とを備えている。便座ボックス30は、局部洗浄装置、便器洗浄装置等の機能部品を収容する筐体として構成されている。
カバー部材32は、図3及び図4に示すように、下カバー33及び上カバー34を備えている。下カバー33は、下方に向けて開口した箱型をなしている。下カバー33の上面は、図示しないリモコンを収容する凹部35が形成されている。上カバー34は、下カバー33に着脱自在に組み付けられ、下カバー33の上部を上方から覆っている。
図2に示す便座40は、便座ボックス30に対して回転自在に設けられている。便座40の回転軸をX1で表す。便座40は、閉じた状態において、便器本体11の上面に沿った倒伏姿勢で配置される。便座40は、開いた状態において、便器本体11の上方に向けてわずかに後方に傾斜した起立姿勢で配置される。
図2及び図7に示すように、便座40は、便座本体部41、図示しない前側脚部、後側脚部42、及び一対の便座ヒンジ部43,44を備えている。後側脚部42は、脚部に対応する。便座本体部41は、中心部が開口した環状をなし、便座40が閉じた状態において、リム部13に沿って配置されている。後側脚部42は、便座本体部41の裏面から突出し、便座本体部41を下方から支持している。後側脚部42は、便器本体11と接触する接触面42Aを有している。一対の便座ヒンジ部43,44は、便座本体部41の後端部における左右両側から後方に突出している。便座本体部41、後側脚部42、及び一対の便座ヒンジ部43,44は、合成樹脂製であり、一体に設けられている。前側脚部は、便座本体部41とは別体である。前側脚部は、後述する塗膜29を形成した後に便座本体部41に取り付けられている。便座40は、座表部材及び座裏部材を溶着して中空状に形成され、溶着部を切削した切削面45を有している。切削面45は、塗膜29が形成されていない非塗装面である。
一対の便座ヒンジ部43,44のうち左側の便座ヒンジ部44は、図6に示すように、便座40の回転軸X1を構成する便座軸部46が設けられている。便座軸部46は、便座ヒンジ部44とは別体に設けられ、便座ヒンジ部44に組み付けられている。便座軸部46は、便座ヒンジ部44の右面から右方に突出している。便座軸部46は、鍔状に張り出して便座ヒンジ部44の右面に接触する鍔部47を有している。便座軸部46は、便座40の開閉に伴って、便座40とともに便座ボックス30に対して回転する。便座軸部46は、移動自在に設けられた可動部に対応する。
便蓋50は、図1及び図2に示すように、便座40の上方において、便座ボックス30に対して回転自在に設けられている。便蓋50の回転軸をX2で表す。便蓋50は、閉じた状態において、便器本体11の上面に沿った倒伏姿勢で配置される。便蓋50は、開いた状態において、便器本体11の上方に向けてわずかに後方に傾斜した起立姿勢で配置される。
便蓋50は、便蓋本体部51、一対の便蓋ヒンジ部53,54を有している。便蓋本体部51は、便蓋50が閉じた状態において、便座本体部41の上面及び開口全域を覆うと共に外側面を覆っている。一対の便蓋ヒンジ部53,54は、便蓋本体部51の後端部における左右両側から後方に突出している。便蓋本体部51及び一対の便蓋ヒンジ部53,54は、合成樹脂製であり、一体に設けられている。
一対の便蓋ヒンジ部53,54のうち左側の便蓋ヒンジ部54は、図2に示すように、便蓋50の回転軸X2を構成する便蓋軸部55が設けられている。便蓋軸部55は、右方に向けて開口する嵌合部を有している。便蓋軸部55は、便蓋50の開閉に伴って、便座ボックス30に対して回転する。便蓋軸部55は、移動自在に設けられた可動部に対応する。
便座ボックス30は、図2及び図5に示すように、便座駆動部23、便座支持部24、便蓋駆動部26、及び便蓋支持部27が設けられている。便座駆動部23は、右側の便座ヒンジ部43を支持するとともに、便座ヒンジ部43に回転力を付与する。便座支持部24は、左側の便座ヒンジ部44を回転自在に支持している。便蓋駆動部26は、右側の便蓋ヒンジ部53を支持するとともに、便蓋ヒンジ部53に回転力を付与する。便蓋支持部27は、左側の便蓋ヒンジ部54を回転自在に支持している。
便座支持部24は、図6に示すように、下カバー33の左面に開口した円筒状をなしている。便座支持部24は、下カバー33と一体に設けられている。便座軸部46における鍔部47よりも先端側の部位が、便座支持部24に挿入されている。便座支持部24の内周面は、便座軸部46の外周面が摺動する摺動面31Aである。便座支持部24の開口縁は、便座軸部46の鍔部47が摺動する摺動面31Bである。
便蓋支持部27は、図5に示すように、下カバー33の左面から突出した円柱状をなしている。便蓋支持部27は、下カバー33と一体に設けられている。便蓋支持部27は、便蓋軸部55の嵌合部に挿入されている。便蓋支持部27の外周面は、嵌合部の内周面が摺動する摺動面31Cである。
便座ボックス30は、図3に示すように、右面に開口した第1挿通孔36と、第2挿通孔37が形成されている。便座駆動部23は、第1挿通孔36に挿通されている。第1挿通孔36の内周面36Aは便座駆動部23に接触している。便蓋駆動部26は、第2挿通孔37に挿通されている。第2挿通孔37の内周面37Aは、便蓋駆動部26に接触している。
便座装置20は、光沢度が低いマット調の外観である。便座装置20の外面20Aにおける光沢度は、便器本体11の外面11Aにおける光沢度と同等以下である。本開示において、便座装置20の外面20Aにおける光沢度は、便蓋50が閉じた状態において、上方、前方、右方、及び左方から見えやすい面における光沢度を意味する。便器本体11の外面11Aにおける光沢度は、閉じた便蓋50で覆われておらず、前方、右方、及び左方から見えやすい面における光沢度を意味する。便座装置20の外面20Aは、便座ボックス30の外面と、便蓋50の外面を含む。便座ボックス30の外面は、上カバー34における天井面、前面、後面、左面、及び右面と、下カバー33における前面、後面、左面、及び右面のうち、上カバー34に覆われない面である。便蓋50の外面は、便蓋50が閉じた状態における上面及び外周面である。以下、便蓋50の外面に対して反対側に位置する面を、便蓋50の裏面50Aと称する。便器本体11の外面11Aは、周壁部14の外周面である。
便座装置20において、便座40の外面における光沢度も、便器本体11の外面11Aにおける光沢度と同等以下である。便座40の外面は、便座40が閉じた状態における上面、外周面、内周面、及び下面である。便器10において、サイドカバー15の外面も、便座装置20の外面20Aと同様に、便器本体11の外面11Aにおける光沢度と同等以下である。
本開示において、光沢度が同等以下であるとは、外面20Aの光沢度と外面11Aの光沢度が同等である場合と、外面20Aの光沢度が外面11Aの光沢度よりも低い場合を含む。光沢度が同等であるとは、後述する光沢度の測定方法で測定した場合に、外面20Aの光沢度と外面11Aの光沢度の差が±10以内であり、好ましくは±5以内である。すなわち、本開示において、便座装置20の外面20Aにおける光沢度は、後述する光沢度の測定方法で測定した場合に、便器本体11の外面11Aにおける光沢度に10を加えた値以下であり、好ましくは便器本体11の外面11Aにおける光沢度に5を加えた値以下である。
光沢度は、JIS-Z8741に準じて、光沢測定器により60°鏡面光沢度として測定する。光沢測定器としては、例えば、光沢計(GM-268A、コニカミノルタ社製)を使用できる。便座装置20の外面20Aにおける光沢度は、便座ボックス30の外面の平面部と、便蓋50の外面の平面部において、それぞれ1箇所測定する。便器本体11の外面11Aにおける光沢度は、周壁部14の外周面の平面部において、1箇所測定する。便座ボックス30の外面の光沢度と、便蓋50の外面の光沢度の双方が、周壁部14の外周面の光沢度と同等以下である場合に、「便座装置20の外面20Aにおける光沢度が便器本体11の外面11Aにおける光沢度と同等以下である」と判断する。
便座装置20の外面20Aにおける光沢度、及び便器本体11の外面11Aにおける光沢度は、50以下である。便器本体11の外面11Aにおける光沢度は、好ましくは10以上50以下であり、より好ましくは15以上45以下であり、さらに好ましくは20以上40以下である。便器本体11の外面11Aにおける光沢度が上記範囲内であれば、低光沢で便器本体11を製造しやすい。便座装置20の外面20Aにおける光沢度は、好ましくは5以上40以下であり、より好ましくは8以上35以下であり、さらに好ましくは10以上30以下である。便座装置20の外面20Aにおける光沢度が上記範囲内であれば、便器本体11の光沢度に応じて光沢度を調整しやすい。
便座装置20の外面20Aにおける光沢度は、便器本体11の外面11Aにおける光沢度よりも低いことが好ましい。この構成によれば、便器10の設置状態において上方から照明光や自然光が当たった場合であっても、便器本体11に対する便座装置20の艶感が抑えられ、便器10全体として調和のとれた外観とすることができる。
便座装置20は、図4から図7までに示すように、塗装面と非塗装面を有している。図4及び図5において、塗装面に網掛けを付し、非塗装面を白抜き状に描いている。図7及び図8において、塗膜29を太い実線で模式的に描いている。
便座装置20の外面20Aは塗装面である。すなわち、便座装置20の外面20Aは、基材28に塗料を塗布して塗膜29が形成された面である。本開示において、外面20Aが塗装面であるとは、外面20Aにおいて上方、前方、右方、及び左方から見えやすい面が塗装面であることを意味する。すなわち、外面20Aにおいて少なくとも見えやすい面が塗装面であれば、見え難い面は塗装していなくてもよい。基材28は、合成樹脂製であり、塗膜29と同色系に着色されている。塗膜29は、白色等のカラー層に、透明なコート層が積層されている。非塗装面は基材28が露出している。塗膜29の光沢度は、基材28の光沢度よりも低い。すなわち、便座装置20の外面20Aは、基材28に塗膜29を形成することによって、陶器製の便器本体11の外面11Aにおける光沢度と同等以下の光沢度に調整されている。便座40の外面も、基材28に塗料を塗布して塗膜29が形成された塗装面である。サイドカバー15の外面も、便座装置20の外面20Aと同様の塗装面である。
図4及び図6に示すように、便座軸部46が摺動する摺動面31A,31B、及び便蓋軸部55が摺動する摺動面31Cは、非塗装面である。すなわち、便座ボックス30の左面において、便座支持部24の開口縁及び内周面と、便蓋支持部27の外面には塗膜29が形成されていない。摺動面31Bの周囲において、非塗装面は、便座軸部46の鍔部47が摺動する範囲よりも広く設けられている。摺動面31A,31B及びその周囲に設けられた非塗装面は、便座40によって隠され、側方から見た場合にユーザから視認されにくい範囲に設けられている。摺動面31Cに設けられた非塗装面は、便蓋50によって隠され、側方から見た場合にユーザから視認されにくい範囲に設けられている。図3に示す便座ボックス30において、便座駆動部23及び便蓋駆動部26が接触する内周面36A,37Aは、非塗装面である。図7に示すように、便座40において、後側脚部42における便器本体11と接触する接触面42Aは、非塗装面である。図6及び図7に示すように、便蓋50の裏面50Aは、非塗装面である。便座ボックス30において、上カバー34の裏面、下カバー33の裏面は非塗装面である。
上記のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態の便座装置20は、便器本体11の上部に配置されている。便座装置20の外面20Aにおける光沢度は、便器本体11の外面11Aにおける光沢度と同等以下である。便座装置は、便器本体11の上部に配置される構成上、便器本体11よりも照明光や自然光を受けやすく、ユーザに光沢が感じられやすい装置である。仮に、便座装置の外面における光沢度が便器本体11の外面11Aにおける光沢度よりも際立って高い場合には、便座装置の艶感が強いことに起因して、便器の統一感が損なわれる懸念がある。便座装置20は、便座装置20の外面20Aにおける光沢度が便器本体11の外面11Aにおける光沢度と同等以下であるから、便座装置20の艶感が抑えられ、便器10が統一感のある外観を呈する。したがって、便座装置20によれば、便器10全体として調和のとれた外観とすることができる。
本実施形態において、外面20Aにおける光沢度、及び便器本体11の外面における光沢度は、50以下である。この構成によれば、便器10全体の艶感を抑えた外観とすることができる。
本実施形態において、外面20Aは塗装面である。この構成によれば、塗装によって外面20Aの光沢度を調整しやすい。このため、例えば、便座装置20とは材質の異なる陶器製の便器本体11に合わせて、外面20Aの光沢度を適宜設定できる。
本実施形態の便座装置20は、移動自在に設けられた便座軸部46及び便蓋軸部55を備えている。便座軸部46及び便蓋軸部55が摺動する摺動面31A,31B,31Cは、非塗装面である。この構成によれば、便座軸部46及び便蓋軸部55が摺動することによって、摺動面31A,31B,31Cの塗膜が剥がれる懸念がない。このため、塗膜の剥がれ及び剥がれカスに起因して、便器10の意匠性が損なわれにくい。さらに、塗膜の膜厚によって、摺動面31A,31B,31Cの寸法精度が悪化し、便座軸部46及び便蓋軸部55の摺動性が損なわれることを抑制できる。
本実施形態の便座装置20は、後側脚部42を有する便座を備えている。後側脚部42における便器本体11と接触する接触面42Aは、非塗装面である。この構成によれば、接触面42Aが便器本体11に接触したり、着座者が便座40に着座して接触面42Aに着座者の体重が掛かったりして、接触面42Aの塗膜が剥がれる懸念がない。このため、塗膜の剥がれ及び剥がれカスに起因して、便器10の意匠性が損なわれにくい。
本実施形態の便座装置20は、便座ボックス30に対して回転自在に設けられた便蓋50を備えている。便蓋50の裏面50Aは、非塗装面である。この構成によれば、便蓋50の裏面50Aを塗装する構成に比して、塗装面の面積を小さくして、コスト低減に寄与できる。便蓋50の表面を塗装面とし、裏面50Aを非塗装面とした構成では、塗装面と非塗装面との境界を便蓋50の端面付近に配置できる。このため、塗装面と非塗装面との境界がユーザに視認されにくく、塗膜29を形成したことに起因して便蓋50の意匠性が損なわれにくい。便蓋50の表面を塗装面とし、裏面50Aを非塗装面とした構成では、塗装面と非塗装面を塗り分けやすい。
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
便座装置の外面は、便蓋が閉じた状態において、上方、前方、右方、及び左方から見えやすい面を含んでいればよい。便座ボックスの下カバーにおける天井面、及び便座の外面の光沢度は特に限定されない。しかし、便座ボックスの下カバーにおける天井面、及び便座の外面の光沢度の少なくとも一方は、便座ボックスの外面及び便蓋の外面と同等の光沢度であることが好ましい。
便座装置の外面における光沢度、及び便器本体の外面における光沢度の値は限定されない。例えば、便器本体における外面の光沢度が50より大きい場合には、外面の光沢度が50よりも大きい構成も本開示の技術範囲に含まれうる。
便座装置の外面は塗装面に限定されない。例えば、微細なシボ加工等によって外面の光沢度を調整してもよい。しかし、防汚性等の観点から便座装置の外面は滑らかな面であることが好ましい。
便座装置における基材の材質は特に限定されない。塗膜は、基材の材質によっては、表面状態を改善して、他の層との密着性を高めるプライマー層を有していてもよい。
摺動面は、便座軸部及び便蓋軸部が摺動する摺動面に限られない。摺動面は、これらの摺動面のいずれかであってもよく、その他の可動部が摺動する面であってもよい。
便座装置は、非塗装面を有しなくてもよい。非塗装面を有する場合であっても、非塗装面が形成される部位、位置、及び範囲は、適宜変更可能である。例えば、便蓋の裏面は塗装面であってもよい。下カバーの上面は非塗装面であってもよい。便座の裏面全体は非塗装面であってもよい。
便座装置は、便蓋を備えず、便座ボックスと便座を備えて構成されてもよい。便蓋を備えない便座装置において、便座装置の外面に便座の外面が含まれてもよい。便座装置は、下カバーの凹部に収容されるリモコンも光沢度が50以下で、マット調であってもよい。便座の上面に図示しないクッション体を配置する場合に、クッション体も光沢度が50以下で、マット調であってもよい。
便器は、サイドカバーが取り付けられておらず、便器本体の略全周が陶器製であってもよい。また、便器本体は、便器本体と同等の光沢度である陶器製のサイドカバーが取り付けられていてもよい。
11…便器本体、11A…外面、20…便座装置、20A…外面、30…便座ボックス、31A…摺動面、31B…摺動面、31C…摺動面、42…後側脚部、42A…接触面、46…便座軸部、可動部、50…便蓋、50A…裏面、55…便蓋軸部、可動部

Claims (6)

  1. 便器本体の上部に配置され、外面における光沢度が前記便器本体の外面における光沢度と同等以下である便座装置。
  2. 前記外面における光沢度、及び前記便器本体の外面における光沢度は、50以下である請求項1に記載の便座装置。
  3. 前記外面は塗装面である請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載の便座装置。
  4. 移動自在に設けられた可動部を備えており、
    前記可動部が摺動する摺動面は、非塗装面である請求項3に記載の便座装置。
  5. 脚部を有する便座を備えており、
    前記脚部における前記便器本体と接触する接触面は、非塗装面である請求項3から請求項4までのいずれか一項に記載の便座装置。
  6. 便座ボックスに対して回転自在に設けられた便蓋を備えており、
    前記便蓋の裏面は、非塗装面である請求項3から請求項5までのいずれか一項に記載の便座装置。
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