JP2022061284A - 収納容器、組合容器、内容物入り組合容器、設置方法、内容物入り組合容器の製造方法、内容物入り組合容器の使用方法、収納容器の製造方法および環状部材付き収納容器 - Google Patents

収納容器、組合容器、内容物入り組合容器、設置方法、内容物入り組合容器の製造方法、内容物入り組合容器の使用方法、収納容器の製造方法および環状部材付き収納容器 Download PDF

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Abstract

【課題】外装容器への設置を容易にすることができる収納容器を提供する。【解決手段】収納容器50は、排出用の配管部を有する外装容器20に用いられる。収納容器は、一対の樹脂フィルム製の本体基材部を含む袋本体部と、本体基材部と一体成形され袋本体部から延び出したチューブ状部70と、を有する。チューブ状部は、配管部40に配置されて袋本体部に収容された内容物の排出に用いられる。【選択図】図1

Description

本開示は、収納容器、組合容器、内容物入り組合容器、設置方法、内容物入り組合容器の製造方法、内容物入り組合容器の使用方法、収納容器の製造方法および環状部材付き収納容器に関する。
種々の分野において、金属製やプラスチック製の容器が使用されてきた。容器に収容する内容物によっては、容器を繰り返し使用するにあたり当該容器を都度洗浄する必要が生じる。一方、外装容器と、外装容器内に収容される収納容器と、を有する組合容器も提案されている(例えば、特許文献1)。この組合容器では、比較的な安価な収納容器を使い捨てとすることができる。これにより、外装容器の洗浄作業、洗浄液の手配及び管理、使用済み洗浄液の処理等の手間を省略できる。また、収納容器内の内容物の外装容器との接触を抑制できる。これにより、異物や添加剤溶出等の外装容器に由来した内容物の汚染を抑制できる。
加えて、特許文献1に開示された組合容器において、外装容器は、コンテナと、コンテナの下方から延び出た排出管と、を有する。収納容器は、コンテナ内に配置される袋体と、袋体から延び出たソケットと、を有している。ソケットは排出管に装着可能となっている。重力により、更には袋体の圧縮により、袋体内の内容物を短時間で排出できる。例えば1000L程度の大容積の組合容器に好適である。
特開2000-43982号公報
ただし、特許文献1に組合容器では、収納容器を外装容器に設置する際、ソケットを排出管に装着する必要がある。ソケットの排出管への装着は煩雑であり、使い勝手を悪化させる。本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、外装容器への収納容器の設置を容易にすることを目的とする。
本開示による収納容器は、
排出用の配管部を有する外装容器に用いられる収納容器であって、
各々が樹脂フィルムを含む一対の本体基材部を有した袋本体部と、
前記本体基材部と一体成形され前記袋本体部から延び出し、前記配管部に配置されて前記袋本体部に収容された内容物の排出に用いられるチューブ状部と、を備える。
本開示による収納容器において、前記チューブ状部の長さは前記配管部の長さよりも長くてもよい。
本開示による収納容器において、
前記袋本体部は、一対の前記本体基材部の間に位置し一対の前記本体基材部の対向する側縁部に接合した一対のガゼット部を更に含み、
一方の前記ガゼット部は、前記本体基材部の下縁部と第1下縁接合部において接合し、
他方の前記ガゼット部は、前記本体基材部の前記下縁部と第2下縁接合部において接合し、
前記チューブ状部は、前記本体基材部の前記下縁部のうちの前記第1下縁接合部および前記第2下縁接合部の間となる部分に接続してもよい。
本開示による収納容器において、
前記チューブ状部は、前記本体基材部と一体成形された一対のチューブ基材部を含み、
一対の前記チューブ基材部は、重ねて配置されて両側縁部に位置する第1側縁接合部及び第2側縁接合部において互い接合していてもよい。
本開示による収納容器において、前記第1側縁接合部は前記第1下縁接合部に接続し、前記第2側縁接合部は前記第2下縁接合部に接続してもよい。
本開示による収納容器において、
前記チューブ状部は、前記本体基材部と一体成形された一対のチューブ基材部を含み、
一対の前記チューブ基材部は、重ねて配置され、その両側縁部間に位置する横断接合部において互いに接合してもよい。
本開示による収納容器において、前記チューブ状部の前記袋本体部に接続する基端部から前記横断接合部までの長さは、前記配管部の長さよりも長くてもよい。
本開示による収納容器において、前記横断接合部は、前記チューブ状部の前記袋本体部に接続する側の基端部および前記袋本体部から離間する側の先端部の両方から離間していてもよい。
本開示による収納容器において、一対の前記チューブ基材部は、前記チューブ状部の前記袋本体部から離間する側の先端部に位置する第2の横断接合部であって、前記横断接合部から離間した第2の横断接合部において、互いに接合していてもよい。
本開示による収納容器において、前記横断接合部は、一対の前記チューブ基材部の両側縁部間に亘っており、内容物の前記チューブ状部内の移動を規制してもよい。
本開示による収納容器において、前記横断接合部は、前記チューブ基材部の前記袋本体部から離間する側の先端部に位置してもよい。
本開示による組合容器は、
収容本体部と、前記収容本体部から延び出した排出用の配管部と、を有する外装容器と、
前記外装容器内に配置される上述したいずれかの収納容器と、を備える。
本開示による組合容器は、前記チューブ状部が貫通して前記外装容器内に配置される環状部材を更に備えてもよい。
本開示による組合容器において、
前記環状部材の一端における外寸法は前記配管部の内寸法よりも小さく、
前記環状部材の他端における外寸法は前記配管部の内寸法よりも大きくてもよい。
本開示による組合容器において、前記環状部材の一部分が前記配管部内に配置されてもよい。
本開示による組合容器において、前記環状部材の内幅は、前記チューブ状部の幅よりも小さくてもよい。
本開示による組合容器は、
前記配管部を貫通して前記外装容器から延び出した前記チューブ状部を開閉する開閉装置を更に備え、
前記開閉装置は、前記チューブ状部の外面の対向する部分を互いに向けて押すことによって、前記チューブ状部を閉鎖してもよい。
本開示による組合容器において、前記開閉装置は前記配管部から離間して配置されてもよい。
本開示による組合容器において、前記開閉装置は前記外装容器に着脱可能でもよい。
本開示による組合容器において、
前記開閉装置は、前記チューブ状部を支持する支持台と、前記支持台に対して相対移動し前記支持台との間で前記チューブ状部を押圧して閉鎖可能な押圧体と、を有し、
前記支持台には、前記チューブ状部が延びる方向と非平行な方向に延びる線状凹部が設けられてもよい。
本開示による内容物入り組合容器は、
上述した本開示による組合容器のいずれかと、
前記収納容器内の内容物と、を備える。
本開示による設置方法は、
上述した本開示によるいずれかの収納容器を、収容本体部と前記収容本体部から延び出した排出用の配管部とを有する外装容器に設置する設置方法であって、
前記チューブ状部を前記収容本体部内に垂らし、前記チューブ状部を前記配管部内に導く工程と、
前記チューブ状部を前記配管部内に配置する工程と、を含む。
本開示による設置方法の前記チューブ状部を前記配管部内に挿入する工程において、環状部材を通過した前記チューブ状部を前記収容本体部内に垂らして前記配管部に挿入し、
前記チューブ状部を前記配管部内に配置する工程において、前記環状部材の一部分を前記配管部内に配置してもよい。
本開示による設置方法の前記チューブ状部を前記配管部内に配置する工程において、前記配管部の先端開口から前記チューブ状部の先端部を引き出してもよい。
本開示による設置方法において、
前記配管部を通過して延び出した前記チューブ状部を、開閉装置を用いて、閉鎖する工程を更に含み、
前記開閉装置は、前記チューブ状部の外面の対向する部分を互いに向けて押圧することによって、前記チューブ状部を閉鎖してもよい。
本開示による設置方法は、前記配管部を貫通して延び出した前記チューブ状部の一部分を除去する工程を更に含んでもよい。
本開示による設置方法は、前記収容本体部内に配置された前記袋本体部を前記収容本体部内で膨らませる工程を更に含んでもよい。
本開示による内容物入り組合容器の製造方法は、上述した本開示によるいずれかの収納容器の前記袋本体部が収容本体部内に配置され且つ前記収納容器の前記チューブ状部が配管部内に配置されるようにして、前記収容本体部及び前記配管部を有する外装容器内に前記収納容器が設置されている状態で、前記袋本体部内に内容物を供給する工程を備える。
本開示による内容物入り組合容器の使用方法は、上述した本開示によるいずれかの収納容器の前記袋本体部が収容本体部内に配置され且つ前記収納容器の前記チューブ状部が配管部内に配置されるようにして、前記収容本体部及び前記配管部を有する外装容器内に前記収納容器が設置されている組合容器において、前記袋本体部内の内容物を前記チューブ状部から排出する工程を備える。
本開示による内容物入り組合容器の使用方法は、
前記内容物を排出する工程の後に実施される工程であって、前記配管部を通過して前記配管部から延び出した前記チューブ状部の少なくとも一部分を除去する工程と、
前記チューブ状部の一部分を除去する工程の後に実施される工程であって、前記配管部内の前記チューブ状部を前記収容本体部へ移動させ、更に前記収納容器を前記外装容器から除去する工程と、を更に備えてもよい。
本開示による内容物入り組合容器の使用方法は、
前記内容物を排出する工程の後に実施される工程であって、前記配管部を通過して前記配管部から延び出した前記チューブ状部の先端が覆われるように前記チューブ状部を丸める又は折り畳む工程と、
前記チューブ状部を丸める又は折り畳む工程の後に実施される工程であって、前記チューブ状部を前記配管部から前記収容本体部へ移動させ、更に前記収納容器を前記外装容器から除去する工程と、を更に備えてもよい。
本開示による収納容器の製造方法は、
排出用の配管部を有する外装容器に用いられる収納容器の製造方法であって、
重ねて配置された第1基材及び第2基材を、第1方向に離間した両側縁部のそれぞれにおいて、接合する工程と、
重ねて配置された前記第1基材及び前記第2基材のうちの、前記第1向に直交する第2方向における一方の側に位置して前記第1方向に離間する一対の領域であって、各領域が前記側縁部の一部分を含んでいる前記一対の領域を、除去する工程と、
重ねて配置された第1基材及び第2基材を、前記一対の領域の除去によって新たに形成された縁部において、接合する工程と、を含む。
本開示による収納容器の製造方法において、
二つ折りされた第3基材及び第4基材が、前記第1基材及び前記第2基材の間に、前記第1方向に互いから離間して配置されており、
前記第1基材及び前記第2基材を前記両側縁部において接合する工程において、前記二つ折りされた前記第3基材及び前記第4基材を介して、第1基材及び前記第2基材を互いに接合し、
前記一対の領域を除去する工程において、前記二つ折りされた第3基材及び第4基材の前記第2方向における一方の側となる部分を除去してもよい。
本開示による環状部材付き収納容器は、
上述した本開示によるいずれかの収納容器と、
前記収納容器の前記チューブ状部が貫通する環状部材と、を備える。
本開示によれば、外装容器への収納容器の設置を容易にすることができる。
図1は、本開示の一実施の形態を説明する図であって、内容物入り組合容器の具体例を示す斜視図である。 図2は、図1の内容物入り組合容器を下方から示す斜視図である。 図3は、図1の内容物入り組合容器を示す縦断面図である。 図4は、図3の部分拡大図である。 図5は、図1の内容物入り組合容器に含まれ得る環状部材の一具体例を示す断面図である。 図6は、図1の組合容器に含まれ得る収納容器の一具体例を展開して示す平面図である。 図7は、図6の収納容器の袋本体部を膨らませて示す斜視図である。 図8は、図6の収納容器に含まれ得る口部材の一具体例を示す斜視図である。 図9は、図8の口部材を図8とは異なる方向から示す斜視図である。 図10は、図6の収納容器の製造方法の一具体例を説明する図である。 図11は、図6の収納容器の製造方法の一具体例を説明する図である。 図12は、図6の収納容器の製造方法の一具体例を説明する図である。 図13は、図1の収納容器に含まれ得る開閉装置の一具体例を示す側面図である。 図14は、図13の開閉装置を示す正面図である。 図15は、図14のXV-XV線に沿った断面において開閉装置の一部分を示す断面図である。 図16は、図13の開閉装置の操作部材を示す上面図である。 図17は、図1の外装容器へ図6の収納容器を設置する設置方法を説明する斜視図である。 図18は、排出テストの結果示すグラフである。 図19は、図4に対応する図であって、環状部材を用いていない例を示す図である。
以下、図面を参照して本開示の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
方向の関係を図面間での明確化するため、いくつかの図面には、X方向DX、Y方向_DY、Z方向DZ、第1方向D1及び第2方向D2を図面間で共通する方向として矢印で示している。矢印の先端側が、各方向DX,DY,DZ,D1,D2の一側となる。また、図面の紙面に垂直な方向に沿って紙面から手前に向かう矢印を、例えば図3に示すように、円の中に点を設けた記号により示した。なお、図示された例において、X方向DXおよびY方向DYは、互いに直交し、水平方向に延びている。Z方向DZは鉛直方向に沿っている。
本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1~図19は、本開示による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1~図3は、内容物入り組合容器10Cおよび組合容器10を示す斜視図または縦断面図である。組合容器10は、外装容器20と、外装容器20内に収容された収納容器50と、を有している。内容物入り組合容器10Cは、組合容器10と、組合容器10の収納容器50内に保持された内容物Xと、を有している。内容物Xは、一例として、工業薬品、医薬品や化粧品原料等の液体である。他の例として、収納容器50内に保持される内容物Xは、液体に限られることなく、粒や粉等の固体である。
なお、本明細書で用いる「液体」とは、流動性を有した流動性物を意味している。「液体」には、何らかの物質が溶媒中に分散した懸濁液も含む。すなわち、「液体」は、固体や気体との状態の相違を表す意味に限られることなく、収納容器50内に注入可能および収納容器50から注出可能な程度の流動性を有した物体を意味している。
この組合容器10では、使用済みの収納容器50を外装容器20から取り出し、新たな収納容器50を外装容器20内に設置することによって、外装容器20を再使用して用いることができる。収納容器50は、保管及び運搬等される際、折り畳まれて小型化した状態で取り扱われ得る。以下に説明する一実施の形態では、外装容器20への収納容器50の設置を容易にするための工夫がなされている。以下、このような一実施の形態について説明する。
まず、組合容器10の構成について説明する。上述のように、組合容器10は、外装容器20及び収納容器50を有している。また、図4及び図5に示すように、図示された組合容器10は環状部材85を更に有している。収納容器50及び環状部材85によって環状部材付き収納容器50Rが構成されている。
まず外装容器20から説明する。図1~図3に示すように、外装容器20は、主たる構成として、収容本体部30及び配管部40を有している。図示された外装容器20は、さらに、収容本体部30を支える支持枠部45を有している。支持枠部45は、収容本体部30を下方から支持する複数の脚部46と、隣り合う脚部46を連結するフレーム部47と、を有している。外装容器20は、収納容器50を使用しなくても、配管部40の先端開口41Bを閉鎖した場合に内容物Xを直接保持可能である。配管部40は、収容本体部30に下方から接続している。外装容器20の収容物Xは、重力により配管部40から排出され得る。
収容本体部30は、収納容器50の後述する袋本体部60を収容する。収容本体部30は、或る程度の剛性を有している。収容本体部30は、例えば、アルミニウム、鋼鉄、ステンレス等の金属、超高分子量高密度ポリエチレン等の樹脂、ファイバーボード等の複合素材を用いて作製される。収容本体部30として、例えば、ペール缶やドラム缶と呼ばれる容器を用いることもできる。収容本体部30としては、本体と本体に対して取り外し可能な天板部とを有する容器を用いてもよいし、天板部が固定され天板部の開口を塞ぐ蓋が設けられた容器を用いてもよい。
図示された例において、収容本体部30は、直方体状または立方体状の形状を有している。図1及び図2に示すように、収容本体部30は、底板32、四つの側板部33及び天板部34を有している。図3に示すように、天板部34には第1本体部開口31Aが設けられている。第1本体部開口31Aは、上方に開口している。第1本体部開口31Aを介して、上方から、外装容器20の内部にアクセス可能となっている。天板部34は、上方に突出した円筒状の周縁フランジ部34aを有している。周縁フランジ部34aによって第1本体部開口31Aが区画されている。
一方、図2及び図4に示すように、底板32に第2本体部開口31Bが設けられている。第2本体部開口31Bを介して、収容本体部30内の内容物Xを重力により排出することができる。配管部40は、第2本体部開口31Bにおいて、収容本体部30に接続している。底板32は、重力による内容物Xの排出を促進するため、誘導傾斜壁部32aを有している。誘導傾斜壁部32aは、第2本体部開口31B向けて下方に傾斜している。すなわち、第2本体部開口31Bは、誘導傾斜壁部32aによって底板32の最も下方となる位置に設けられている。第2本体部開口31Bは、水平方向から幾らか下方に傾斜した方向に向けて開口している。
一例として、収容本体部30の容積は450L以上1200L以下でもよい。大型の外装容器20において、収容本体部30の容積は1200L以上3000L以下でもよい。また、図示された直方体状の形状を有する収容本体部30の底板32及び天板部34の一辺の長さは500mm以上1100mm以下でもよい。大型の外装容器20において、底板32及び天板部34の一辺の長さは1100mm以上1600mm以下でもよい。さらに、図示された収容本体部30の高さ、すなわち側板部33の上下方向への長さは500mm以上1100mm以下でもよい。大型の外装容器20において、収容本体部30の高さは1100mm以上1800mm以下でもよい。
また、第1本体部開口31Aの内幅は、後述する収納容器50の出し入れを容易にする観点から、200mm以上400mm以下でもよい。大型の外装容器20において、第1本体部開口31Aの内幅は200mm以上500mm以下でもよい。なお、第1本体部開口31Aの内幅は、第1本体部開口31Aの平面視形状における重心を通過する幅の最小値を意味する。図示された例において、第1本体部開口31Aは平面視円形状であり、第1本体部開口31Aの内幅は内直径に相当する。
なお、本明細書中において、組合容器10、外装容器20、収納容器50、およびこれらの構成要素等に対して、「上」や「下」等の位置を表す用語を用いることがある。特に指示がない場合、「上」や「下」等の位置を表す用語は、天板部34が水平な面上に位置するようにして組合容器10や外装容器20を配置した状態を基準として用いている。すなわち、組合容器10や外装容器20等から重力による内容物Xの排出を可能とする配置状態を基準として、「上」や「下」等の位置を表す用語を用いている。底板32は鉛直方向における下方に位置し、天板部34は鉛直方向における上方に位置する。
次に、外装容器20の配管部40について説明する。配管部40は、筒状の部材である。したがって、配管部40は、その中心を通過しながら両端の開口を結ぶ中心軸線を有している。この中心軸線に沿って、収容本体部30に接続する側を基端側とし、収容本体部30から離間する側を先端側とする。配管部40は、基端側の開口となる基端開口41Aと、先端側の開口となる先端開口41Bと、を有している。基端開口41Aが収容本体部30の第2本体部開口31Bに通じるようにして、配管部40は収容本体部30に接続している。後述する配管部40の長さとは、配管部40の中心軸線に沿った基端開口41Aから先端開口41Bまでの長さとする。
図示された配管部40は、円筒状に形成されている。図示された配管部40は、直線状に延びている。ただし、配管部40は、曲線状に延びてもよい。図示された配管部40は、先端開口41Bが下方に位置するように、水平平行に対して若干傾斜している。ただしこの例に限られず、配管部40は、水平方向に延びてもよい。
配管部40は、例えば、真鍮やステンレス、更には超高分子量高密度ポリエチレン等の樹脂を用いて作製され得る。配管部40の内直径は、例えば、20mm以上60mm以下でもよい。大型の外装容器20において、配管部40の内直径は60mm以上100mm以下でもよい。
図5に示すように、環状部材85は筒状または環状の部材である。環状部材85は、両端に第1開口85A及び第2開口85Bを有している。図3及び図4に示すように、環状部材85は、収納容器50の一部分が貫通した状態で、外装容器20内に配置され得る。図3及び図4に示された例において、環状部材85の一部分が配管部40内に位置し、環状部材85の他の部分が収容本体部30内に位置している。すなわち、環状部材85は、第2本体部開口31Bを通過した状態で外装容器20内に配置されている。言い換えると、環状部材85は、基端開口41Aを通過した状態で外装容器20内に配置されている。環状部材85は、収容本体部30及び配管部40の両方にまたがって配置されている。
図5に示された環状部材85は、テーパー状の形状を有している。環状部材85の外寸法は、第1開口85Aから第2開口85Bに向けて次第に小さくなっている。環状部材85の第2開口85B側となる端部での外寸法、外幅、外直径は、配管部40の基端開口41A側での内寸法、内幅、内直径より小さくなっている。このため、図示するように、環状部材85の第2開口85B側となる端部を、基端開口41Aから配管部40内に挿入可能となっている。一方、環状部材85の第1開口85A側となる端部での外寸法、外幅、外直径は、配管部40の基端開口41A側での内寸法、内幅、内直径より大きくなっている。このため、環状部材85の全体が配管部40内に入り込むことが防止される。環状部材85の一部分が収容本体部30内に残留する。
図示された例において、環状部材85は、円錐台の側面をなす筒状形状を有している。環状部材85の大径となる第1開口85A側での幅、すなわち外直径は、例えば、25mm以上65mm以下でもよい。大型の外装容器20において、環状部材85の大径となる第1開口85A側での幅、すなわち外直径は、例えば、70mm以上110mm以下でもよい。環状部材85の小径となる第2開口85B側での幅、すなわち外直径は、例えば、15mm以上55mm以下でもよい。大型の外装容器20において、環状部材85の小径となる第2開口85B側での外直径は、例えば、50mm以上90mm以下でもよい。
後述するように、環状部材85は、チューブ状部70がつぶれることを抑制する。したがって、環状部材85は、筒状形状を維持し得る剛性を有している。環状部材85の厚みは、1.5mm以上~2mm以下でもよい。また、環状部材85の最大外寸法DX(mm)の環状部材85の軸線方向への長さLX(mm)に対する比の値(DX/LX)は、0.8以上~1.4以下である。環状部材85は、真鍮やステンレス、更には超高分子量高密度ポリエチレン等の樹脂を用いて作製され得る。
次に、収納容器50について説明する。図6に示すように、収納容器50は、袋本体部60及びチューブ状部70を有している。チューブ状部70は、袋本体部60と一体成形されている。チューブ状部70は、袋本体部60から延び出している。図示された収納容器50は、さらに、袋本体部60に取り付けられた口部材80を有している。ここで、「一体成形」とは、継ぎ目無しで繋がっていることを意味する。図示された例において、同一の素材の一部分が袋本体部60を構成し、当該素材の他の一部分がチューブ状部70を構成している。
まず、袋本体部60及びチューブ状部70から説明する。袋本体部60及びチューブ状部70は折り曲げ可能である。袋本体部60及びチューブ状部70は、外装容器20の第1本体部開口31Aを通過可能な大きさまで折り畳んで小型化することができる。図3に示すように収納容器50が外装容器20に設置された状態において、袋本体部60は収容本体部30内に配置される。収納容器50が外装容器20に設置された状態において、チューブ状部70は配管部40内に位置する。図示された例において、チューブ状部70の長さは配管部40の長さよりも長くなっている。チューブ状部70は、配管部40を貫通して配管部40の先端開口41Bから延び出ている。すなわち、チューブ状部70の一部分が配管部40内に位置し、チューブ状部70の他の部分は配管部40から延び出している。
典型的には、袋本体部60及びチューブ状部70は、樹脂製フィルムを用いて作製され、優れた柔軟性を有している。このような袋本体部60及びチューブ状部70は、内容物Xの充填量に応じて変形することができる。このような袋本体部60及びチューブ状部70は、安価で取り扱い性に優れる。また、袋本体部60及びチューブ状部70を構成する樹脂製フィルムに含まれる層に応じて、遮光性、耐候性、バリア性等の種々の特性を袋本体部60に付与できる。
袋本体部60は、樹脂フィルム製の第1本体基材部61及び受精フィルム製の第2本体基材部62を有している。第1本体基材部61及び第2本体基材部62は対向して配置される。第1本体基材部61及び第2本体基材部62の間に収容物Xの収容空間が形成される。図6に示すように、袋本体部60は、展開状態において、矩形形状となる。なお、袋本体部60やチューブ状部70に対して用いる展開状態とは、図6に示すように、平たく広げた状態を意味している。袋本体部60は、上縁部60a、下縁部60b、第1側縁部60c及び第2側縁部60dを含んでいる。展開状態にある袋本体部60は、横方向である第1方向TD及び縦方向である第2方向LDに広がる。上縁部60a及び下縁部60bは、第2方向LDに互いから離間し、それぞれ第1方向TDに延びている。第1側縁部60c及び第2側縁部60dは、第1方向TDに互いから離間し、それぞれ第2方向TDに延びている。チューブ状部70は、下縁部60bから延び出している。図示された例において、チューブ状部70は、袋本体部60の下縁部60bの中央から第2方向LDに延び出している。
図示された袋本体部60は、展開された状態において、第1本体基材部61及び第2本体基材部62の間に位置する第1ガゼット部63及び第2ガゼット部64を更に含んでいる。図6に示すように、第1ガゼット部63及び第2ガゼット部64は、第1方向TDに離間して配置されている。第1ガゼット部63は、一対の本体基材部61,62の対向する第1側縁部60cの間に位置している。第2ガゼット部64は、一対の本体基材部61,62の対向する第2側縁部60dの間に位置している。第1ガゼット部63及び第2ガゼット部64は、樹脂フィルム製である。収納容器50の製造方法を説明する図10から理解され得るように、第1ガゼット部63及び第2ガゼット部64は、折り返された樹脂フィルムからなる。
一対の本体基材部61,62は、第1側縁部60cに位置する第1側縁接合部68において、互いに接合されている。図示された例において、一対の本体基材部61,62は、第1側縁接合部68において、第1ガゼット部63を介して互いに接合している。一対の本体基材部61,62は、第2側縁部60dに位置する第2側縁接合部69において、互いに接合されている。図示された例において、一対の本体基材部61,62は、第2側縁接合部69において、第2ガゼット部64を介して互いに接合している。また、一対の本体基材部61,62は、上縁部60aに位置する上縁接合部66において、直接またはガゼット部63,64の上縁部を介して互いに接合している。一対の本体基材部61,62は、下縁部60bに位置する下縁接合部67において、直接またはガゼット部63,64の下縁部を介して互いに接合している。
すなわち、図示された袋本体部60は、ガゼット袋として構成されている。図7に示すように、ガゼット袋として構成された袋本体部60は、膨張した際に、直方体状または立方体状の外形状を有することができる。したがって、図1~図3に示された直方体状または立方体状の外形状を有した収容本体部30の内面に沿うようにして大きく膨張することができる。ガゼット袋として構成された袋本体部60は、収容本体部30内に安定して配置され得る。
図6及び図7に示すように、チューブ状部70は、袋本体部60の下縁部60bに接続している。チューブ状部70の第1方向TDにおける幅は、袋本体部60の第1方向TDにおける幅よりも小さい。チューブ状部70は、袋本体部60から収容物Xを排出する際の排出経路を形成する。図6に示すように、チューブ状部70は、袋本体部60とともに平面状に広げた展開状態において、第2方向LDに細長く延びる。チューブ状部70は、第2方向LDに離間した基端部70a及び先端部70bを有している。基端部70aは、袋本体部60に接続する側の端部である。先端部70bは、袋本体部60から離間する側の端部である。チューブ状部70は、第1方向TDに互いから離間した第1側縁部70c及び第2側縁部70dを有している。
チューブ状部70は、本体基材部61,62と一体成形された一対の樹脂フィルム製のチューブ基材部71,72を含んでいる。第1チューブ基材部71は、第1本体基材部61と一体成形されている。第1チューブ基材部71は、第1本体基材部61と同一の樹脂フィルムによって継ぎ目無しで構成されている。すなわち、樹脂フィルムの一部分が第1本体基材部61を構成し、当該樹脂フィルムの他の一部分が第1チューブ基材部71を構成している。第2チューブ基材部72は、第2本体基材部62と一体成形されている。第2チューブ基材部72は、第2本体基材部62と同一の樹脂フィルムによって継ぎ目無しで構成されている。すなわち、樹脂フィルムの一部分が第2本体基材部62を構成し、当該樹脂フィルムの他の一部分が第2チューブ基材部72を構成している。
図示された例において、一対のチューブ基材部71,72は、重ねて配置されている。一対のチューブ基材部71,72は、第1側縁部70cに位置する第1側縁接合部78において互いに接合されている。一対のチューブ基材部71,72は、第2側縁部70dに位置する第2側縁接合部79において互いに接合されている。一対のチューブ基材部71,72は、基端部70aにおいて接合されていない。また、袋本体部60をなす本体基材部61,62も、下縁部60bのうちのチューブ状部70と接続領域において、互いに接合されていない。したがって、チューブ状部70の内部は、収納容器50の内部と通じている。これにより、袋本体部60からチューブ状部70への収容物Xの移動が可能となる。チューブ状部70を収容物Xの排出経路として用いることができる。
なお、袋本体部60の下縁接合部67は、第1方向TDに離間した第1下縁接合部67a及び第2下縁接合部67bを含んでいる。第1下縁接合部67aは第1側縁接合部78と繋がっている。第2下縁接合部67bは第2側縁接合部79と繋がっている。図6に示すように、ガゼット部63,64は、チューブ状部70まで延びおらず、袋本体部60のみに位置している。チューブ状部70は、第1方向TDにおいて、一対のガゼット部63,64の間となる領域に位置している。
さらに、チューブ状部70をなす一対のチューブ基材部71,72は、その両側縁部70c,70dの間に位置する横断接合部76,77において、互いに接合している。図示された横断接合部76,77は、その両側縁部70c,70dが対向する方向、すなわち展開状態における第1方向TDに延びている。図示された例において、一対のチューブ基材部71,72は、第1横断接合部76及び第2横断接合部77において、互いに接合している。
図6に示すように、第1横断接合部76は、第2方向LDにおいて、チューブ状部70の中間部に位置している。第1横断接合部76は、第2方向LDにおいて基端部70a及び先端部70bの両方から離間している。第1横断接合部76は、一対のチューブ基材部71,72の両側縁部70c,70d間に亘っている。すなわち、第1横断接合部76は、第1側縁接合部78及び第2側縁接合部79の両方に繋がっている。この第1横断接合部76は、収容物Xのチューブ状部70内の移動を規制できる。後述するように、組合容器10から内容物を排出する前、第1横断接合部76を用いて排出経路としてのチューブ状部70を閉鎖できる。
チューブ状部70の基端部70aから第1横断接合部76までの第2方向LDにおける長さは、配管部40の長さよりも長い。したがって、収納容器50を外装容器20に装着した状態で、第1横断接合部76は配管部40から延び出た位置にある(図14参照)。したがって、第1横断接合部76によるチューブ状部70の閉鎖を解除する際、チューブ状部70に対する作業が容易となる。
第2横断接合部77は、第2方向LDに第1横断接合部76から離間している。第2横断接合部77は、チューブ状部70の先端部70bに位置している。第2横断接合部77は、チューブ状部70の先端部70bにおける剛性を向上させる。後述するように、収納容器50を外装容器20に設置する際、チューブ状部70を用いて収納容器50を位置決めする。チューブ状部70の先端部70bが剛性を改善することによって、収納容器50の設置作業を容易化できる。
図示された例において、第2横断接合部77は、第1横断接合部76と同様に、チューブ状部70の両側縁部70c,70d間に亘っている。第2横断接合部77がチューブ状部70の閉鎖を期待されていない場合、第2横断接合部77は、図示された例と異なり、一対のチューブ基材部71,72の両側縁部70c,70d間に亘っていなくてもよい。
本体基材部61,62、ガゼット部63,64、チューブ基材部71,72は、樹脂フィルムにより構成され得る。本体基材部61,62、ガゼット部63,64、チューブ基材部71,72は、複数の樹脂層を含む一枚のフィルムによって構成され得る。また、本体基材部61,62、ガゼット部63,64、チューブ基材部71,72は、複数枚の樹脂フィルムによって構成され得る。
一具体例として、本体基材部61,62、ガゼット部63,64、チューブ基材部71,72を構成する樹脂フィルムが、外フィルム材及び内フィルム材を有してよい。いずれかの基材部61~64,71,72を構成する樹脂フィルムは、その内フィルム材が他の基材部を構成する樹脂フィルムに接触するようにして、配置される。外フィルム材は、多層フィルムとして構成され、互いに接合された外側層及び内側層を有してもよい。一例として、外側層として未延伸ナイロン(厚さ20μm)を用い、内側層として直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ40μm)を用いてもよい。また、内フィルム材として直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ70μm)を用いてもよい。この具体例では、外フィルム材が未延伸ナイロンを含むため、外フィルム材としてはその伸長度を増加でき、例えば外フィルム材は300%~500%の伸長度を付与できる。外フィルム材が高い伸長度をもつと、袋本体部60及びチューブ状部70を全体として軟質化できる。したがって、後述のように外装容器20内に袋本体部60及びチューブ状部70を挿入し、この袋本体部60及びチューブ状部70内に窒素ガスを供給して袋本体部60及びチューブ状部70を外装容器20内で膨らませる際、円滑に袋本体部60及びチューブ状部70を膨らませることができる。
また、本体基材部61,62、ガゼット部63,64、チューブ基材部71,72の接合は、ヒートシールによる熱溶着でもよいし、粘着材や接着材等を用いた接合材による接合でもよい。
図示された例として、図6に示された展開状態での袋本体部60の第2方向LDに沿った長さは1800mm以上2500mm以下でもよい。大型の外装容器20に適用される大型の収納容器50において、展開状態での袋本体部60の第2方向LDに沿った長さは2500mm以上3500mm以下でもよい。同様に、展開状態での袋本体部60の第1方向TDに沿った幅は600mm以上1300mm以下でもよい。大型の外装容器20に適用される大型の収納容器50において、展開状態での袋本体部60の第1方向TDに沿った幅は1300mm以上1600mm以下でもよい。
同様に、図6に示された展開状態でのチューブ状部70の第2方向LDに沿った長さは550mm以上1000mm以下でもよい。大型の外装容器20に適用される大型の収納容器50において、展開状態でのチューブ状部70の第2方向LDに沿った長さは550mm以上1000mm以下でもよい。同様に、展開状態でのチューブ状部70の第1方向TDに沿った幅はシール内幅で75mm以上85mm以下でもよい。大型の外装容器20に適用される大型の収納容器50において、展開状態でのチューブ状部70の横方向TDに沿った幅はシール内幅で75mm以上85mm以下でもよい。
次に、口部材80について説明する。図6に示すように、環状部材85は、袋本体部60の上縁部60aに取り付けられている。図8に示すように、口部材80は、その一部分において、袋本体部60と接合している。口部材80は、袋本体部60から延び出した口部81と、袋本体部60に接合した取付部82と、を有している。口部材80は、例えば射出成形によって樹脂成形物として構成され得る。
図9に示すように、口部81は、その中央に、筒状口部81aを有している。筒状口部81aは、袋本体部60の内部に通じている。筒状口部81aは、袋本体部60に気体や液体を給排する装置類が装着可能となるように接続手段を有している。この接続手段として、図示された筒状口部81aは、その内面に雌螺子を有している。図8に示すように、口部81は、取付部82よりも広がっている。口部81は、この広がっている部分を構成する拡径フランジ部81bを有している。
図8に示すように、取付部82は、袋本体部60の上縁部60aに位置する上縁接合部66において、一対の本体基材部61,62の間に配置され、各本体基材部61,62と接合されている。これにより、口部材80が袋本体部60に固定されている。取付部82は、第1本体基材部61と接合した第1接合板部82aと、第2本体基材部62と接合した第2接合板部82bと、を含んでいる。第1接合板部82a及び第2接合板部82bは対向して配置されている。第1接合板部82a及び第2接合板部82bは、両端において互いに接合されている。口部81の筒状口部81aは、第1接合板部82a及び第2接合板部82bの間に開口している。第1接合板部82a及び第2接合板部82bの離間距離は、両端の間となる中央において最も長くなる。第1接合板部82a及び第2接合板部82bの離間距離は、中央から各端に向けて次第に短くなっていく。これにより、取付部82の両端部において本体基材部61,62を安定して接合することが可能となる。
ここで、図10~図12を主として参照しながら、収納容器50の製造方法の一例について説明する。
まず、図10に示すように、第1基材55A及び第2基材55Bを重ねて配置する。第1基材55Aは、最終的に、第1本体基材部61及び第1チューブ基材部71を構成するようになる。第2基材55Bは、最終的に、第2本体基材部62及び第2チューブ基材部72を構成するようになる。第1基材55A及び第2基材55Bは、それぞれ、一枚または複数枚の樹脂製のフィルムとすることができる。第1基材55A及び第2基材55Bは、互いに同一の平面形状を有している。第1基材55A及び第2基材55Bは、平面視において矩形形状であり、第1方向TD及び第2方向LDに沿った端縁を有している。
図10に示すように、第1基材55A及び第2基材55Bの間に、第3基材55C及び第4基材55Dを介在させる。第3基材55Cは、最終的に、第1ガゼット部63を構成するようになる。第4基材55Dは、最終的に、第2ガゼット部64を構成するようになる。第3基材55C及び第4基材55Dは、それぞれ、一枚または複数枚の樹脂製のフィルムとすることができる。第3基材55Cは、二つ折りされた状態で、第1基材55A及び第2基材55Bの間に配置されている。第3基材55Cは、第1基材55A及び第2基材55Bがなす矩形形状の一方の側縁に沿って配置される。第4基材55Dは、二つ折りされた状態で、第1基材55A及び第2基材55Bの間に配置されている。第4基材55Dは、第1基材55A及び第2基材55Bがなす矩形形状の他方の側縁に沿って配置される。第3基材55C及び第4基材55Dは、二つ折りの折り目FDが互いに向かい合うようにして、配置される。
図11に示すように、以上の手順で得られた積層物LAにおいて、第3基材55C及び第4基材55Dは、第1方向TDに互いから離間している。また、第3基材55Cは、第1基材55A及び第2基材55Bと第1方向TDにおける一方の側縁にて揃っている。第4基材55Dは、第1基材55A及び第2基材55Bと第1方向TDにおける他方の側縁にて揃っている。次に、第1方向TDのおける一方の側縁部SD1において、第1基材55A及び第2基材55Bを互いに接合する。図示された例では、第1基材55A及び第2基材55Bを、第3基材55Cを介して、互いに接合する。より詳しくは、第1基材55A及び第3基材55Cの対面する面同士を側縁部SD1で接合し、第3基材55C及び第2基材55Bの対面する面同士を側縁部SD1で接合する。同様に、第1方向TDにおける他方の側縁部SD2において、第1基材55A及び第2基材55Bを互いに接合する。図示された例では、第1基材55A及び第2基材55Bを、第4基材55Dを介して、互いに接合する。より詳しくは、第1基材55A及び第4基材55Dの対面する面同士を側縁部SD2で接合し、第4基材55D及び第2基材55Bの対面する面同士を側縁部SD2で接合する。接合された側縁部SD1の一部分が、第1側縁接合部68を形成するようになる。接合された側縁部SD2の一部分が、第2側縁接合部69を形成するようになる。
次に、図11に破線で示された切断線CLに沿って積層物LAを切断する。そして、図12に示すように、積層物LAの一部の領域CAを除去する。除去される領域CAは、第1方向TDに離間する一対の領域である。この一対の領域CAは、第2方向LDにおける一方の側に位置している。図示された例において、一方の切断線CLは、第1方向TDに延びて第3基材55Cを横断し、更に第2方向LDに延びている。他方の切断線CLは、第1方向TDに延びて第4基材55Dを横断し、更に第2方向LDに延びている。一対の領域を除去することによって、積層物LAの第3基材55Cから第1ガゼット部63が形成される。積層物LAの第4基材55Dから第2ガゼット部64が形成される。また、積層物LAの第1基材55Aから第1本体基材部61及び第1チューブ基材部71が形成される。第1本体基材部61及び第1チューブ基材部71は、共通の樹脂フィルムを用いて、一体成形される。積層物LAの第2基材55Bから第2本体基材部62及び第2チューブ基材部72が形成される。第2本体基材部62及び第2チューブ基材部72は、共通の樹脂フィルムを用いて、一体成形される。
その後、一対の領域CAの除去によって新たに形成された積層物LAの縁部において、基材55A~55Dを互いに接合する。より具体的には、図6に示すように、一方の切断線CLに沿った第1下縁接合部67a及び第1側縁接合部78において、重なり合う第1基材55A、第2基材55B及び第3基材55Cを互いに接合する。第1下縁接合部67aは、袋本体部60の第1側縁接合部68と、チューブ状部70の第1側縁接合部78と繋がる。また、他方の切断線CLに沿った第2下縁接合部67b及び第2側縁接合部79において、重なり合う第1基材55A、第2基材55B及び第4基材55Dを互いに接合する。第2下縁接合部67bは、袋本体部60の第2側縁接合部69と、チューブ状部70の第2側縁接合部79と繋がる。
また、第1側縁接合部68及び第2側縁接合部69の間に位置する第1横断接合部76及び第2横断接合部77において、第1チューブ基材部71及び第2チューブ基材部72を互いに接合する。
さらに、袋本体部60の上縁部60aにおいて、基材55A~55Dを互いに接合する。このとき、口部材80が取り付けられる位置以外の領域にて、第1基材55A及び第2基材55Bは、上縁部60aに位置する上縁接合部66において接合される。次に、口部材80の取付部82を第1基材55A及び第2基材55Bの間に配置し、取付部82と第1基材55A及び第2基材55Bとを接合する。
以上のようにして、図5に示された収納容器50が得られる。以上の収納容器50の製造方法において、基材55A~55D及び口部材80の接合は、例えば、ヒートシールによる熱溶着でもよいし、粘着材や接着材等の接合材を用いた接合でもよい。また、上述の収納容器50の製造方法において、基材55A~55Dとして別体としての樹脂フィルムを用いている。しかしながらこの例に限られず、基材55A~55Dの二以上が共通する樹脂フィルムにより一体成形されてもよい。例えば、インフレーション成形で形成された筒状のフィルム材の対向する一対の側面部を内側に折り込むことによって、連続する樹脂フィルムにより基材55A~55Dを形成することもできる。
次に、開閉装置90について説明する。開閉装置90は、チューブ状部70を開閉する装置である。開閉装置90は、チューブ状部70を開放することで、収納容器50からの収容物Xの排出を可能にする。開閉装置90は、チューブ状部70を閉鎖することで、収納容器50からの収容物Xの排出を規制する。
図1及び図3に示すように、チューブ状部70の先端部70bは配管部40から延び出して外装容器20の外部に露出している。開閉装置90は、配管部40から延び出したチューブ状部70を開閉する。開閉装置90は、チューブ状部70の外面の対向する部分を互いに向けて押すことによって、チューブ状部70を閉鎖する。この開閉装置90によれば、開閉装置90への収容物Xへの接触を抑制できる。したがって、配管経路に設けられた開閉弁を用いる従来例、例えば特許文献1(JP2000-43982A)に開示された例と比較して、収容物Xの汚染を抑制できる。また、開閉装置90の洗浄にともなう負担を軽減できる。さらに、開閉装置90の洗浄や洗浄液の処理に伴う負担を大幅に軽減できる。
図3に示された開閉装置90は、配管部40から離間して配置される。したがって、開閉装置90の作業性を向上させることができる。また、結果として、配管部40から延び出したチューブ状部70の長さを十分長く確保できる。したがって、収納容器50の外装容器20への設置時に、十分な長さを有するチューブ状部70を利用できる。この例によれば、後述するようにチューブ状部70を先導部として有効に用いることができ、収納容器50の外装容器20への設置を容易化できる。
また、開閉装置90は外装容器20に着脱可能であることが好ましい。外装容器20に用いられる収納容器によっては、開閉装置90が不要となることもある。このような場合、開閉装置90を取り外すことができれば、作業性を向上できる。また、後述するように、外装容器20への収納容器50の設置作業時に、開閉装置90を取り外すことができれば、設置作業の作業性が向上する。
ここで、図13~図16に示された一具体例に基づいて開閉装置90について更に詳述する。図示された開閉装置90は、主要な構成要素として、支持台92及び押圧体94を有している。支持台92は、チューブ状部70を下方から支持する。図15に示すように、支持台92のチューブ状部70を支持する面には線状凹部92aが形成されている。線状凹部92aは、Y方向DYに延びている。Y方向DYは、チューブ状部70が延びる方向と非平行な方向、好ましくは直交する方向となっている。押圧体94は、支持台92に対して相対移動可能である。押圧体94は、支持台92との間でチューブ状部70をZ方向DZに押圧してチューブ状部70を閉鎖する。このような開閉装置90によれば、チューブ状部70を安定して閉鎖することができる。
図示された開閉装置90は、更に、取り付けベース91、操作部材93及び保持部材95を有している。図13に示すように、取り付けベース91は、支持台92を保持している。支持台92は、ボルト等の適切な固定具を用いて取り付けベース91に固定されている。取り付けベース91は、支持枠部45のフレーム部47に取り付け可能となっている。取り付けベース91は凹部91aを有している。凹部91aは、線状凹部92aと平行に延びている。図示された例において、凹部91aはY方向DYに延びている。凹部91aはZ方向DZにおける下方に開口している。この凹部91a内にフレーム部47がZ方向DZにおける下方から挿入されることで、開閉装置90を支持枠部45に取り付けることができる。取り付けベース91をフレーム部47から上方に持ち上げることによって、開閉装置90を支持枠部45から取り外すことができる。
図14に示すように、操作部材93は、押圧体94を支持している。図示された例において、押圧体94は円柱状に形成されている。押圧体94は操作部材93によって回転可能に保持されている。押圧体94の回転軸線は、線状凹部92aの長手方向、つまりY方向DYと平行となっている。操作部材93は、支持台92を支持した取り付けベース91に対して相対移動可能となっている。これにより、操作部材93に保持された押圧体94は、支持台92に対して相対移動する。操作部材93は、揺動可能なレバーとして形成されている。操作部材93の揺動軸線は、チューブ状部70の延びる方向と略平行となっている。図示された例において、操作部材93の揺動軸線はX方向DXと平行である。図16に示すように、操作部材93の前面にはZ方向DZに横断する受け溝93aが形成されている。
保持部材95は、支持台92に向けて押圧体94を押圧した状態に維持する部材である。図13に示すように、保持部材95は、取り付けベース91又は支持台92に揺動可能に保持されている。取り付けベース91の揺動軸線は、線状凹部92aの長手方向と平行となっている。図示された例において、取り付けベース91の揺動軸線はY方向DYと平行である。図14に示すように、支持台92から立ち上がった状態に維持された保持部材95は、操作部材93の受け溝93a内に挿入される。保持部材95は、その軸線方向に移動可能なロック移動体95aと、ロック移動体95aを軸線方向に押圧可能なロック操作部95bと、を有している。ロック移動体95aは、Z方向DZに移動可能である。ロック操作部95bは、ロック移動体95aを操作部材93に向けて押圧する。図示されたロック操作部95bは、カムとして構成されている。ロック操作部95bはX方向DXと平行な軸線を中心として回転可能である。ロック操作部95bを操作することで、ロック移動体95aはロック移動体95a上を操作部材93に向けて押圧される。これにより、図14に示すように、保持部材95が操作部材93に対して固定される。この図14に示された状態において、チューブ状部70は、支持台92及び押圧体94の間で両側から押圧されて閉鎖される。図14に示された状態から、ロック操作部95bを操作してロック移動体95aを移動させることで、保持部材95が操作部材93に対して相対移動可能となる。図14に示された状態から保持部材95が揺動すると、操作部材93の揺動が可能となる。次に、操作部材93を揺動させて、押圧体94による支持台92への押圧を解除することで、チューブ状部70が開放される。このとき、チューブ状部70から収容物Xが放出され得る。
さらに、図1に示すように、組合容器10は、外装容器20の第1本体部開口31Aを部分的に覆う一対の取付補助具18を更に有している。図1に示すように、第1本体部開口31Aは、収納容器50の口部材80と比較して大きく形成されている。一対の取付補助具18は、収容本体部30の天板部34に設けられ、口部材80を支持する。一対の取付補助具18は、同一または対称な構成を有している。図3に示すように、各取付補助具18は、天板部34の周縁フランジ部34aに引っ掛けられ、天板部34上に保持される。一対の取付補助具18は、天板部34上で環状板状となる。環状板状となった一対の取付補助具18の内直径は、口部材80の口部81の外直径よりも小さい。したがって、一対の取付補助具18は、口部81の拡径ランジ部81bを下方から支持し、口部材80が外装容器20の内部に落下することを防止する。
以上の構成からなる組合容器10及び内容物入り組合容器10Cの使用時における作用について説明する。
収納容器50を外装容器20に設置する設置方法について説明する。
まず、収納容器50の袋本体部60を折り畳む。上述したように、袋本体部60の本体基材部61,62やガゼット部63,64は、折り曲げ可能な樹脂フィルム製である。袋本体部60を折り曲げることによって、外装容器20の第1本体部開口31Aを通過可能な程度まで袋本体部60を折り畳む。袋本体部60の折り畳み方法は特に限定されず、種々の方法を採用することができる。図17に示された折り畳みの例では、展開した状態にある袋本体部60の第2方向LDに沿った複数の縦方向折曲線LXを中心として山折り及び谷折りを交互に袋本体部60を繰り返している。次に、展開した状態にある袋本体部60の第1方向TDに沿った複数の横方向折曲線LYを中心として袋本体部60を山折り及び谷折りしている。
袋本体部60が折り畳まれた状態において、チューブ状部70は袋本体部60から延び出す。図17に示された例では、チューブ状部70は袋本体部60から垂れ下がっている。そして、チューブ状部70の先端部70bを環状部材85の第1開口85Aに挿入する。次に、チューブ状部70上で環状部材85を移動させる。図17に示された例において、環状部材85は、チューブ状部70の基端部70a上に位置している。
なお、以上の説明において、袋本体部60の折り畳みが、環状部材85の取り付けに先立って行われる例を示したが、この例に限られない。チューブ状部70を環状部材85に挿入した後、袋本体部60を折り畳んでもよい。袋本体部60の折り畳みと、チューブ状部70の環状部材85への挿入とを並行して行ってもよい。
その後、収納容器50を外装容器20内に配置する。図17に示すように、第1本体部開口31Aを介してまずチューブ状部70を収容本体部30内に入れる。収容本体部30内において底板32の誘導傾斜壁部32aを利用して、チューブ状部70の先端部70bを、底板32に開口した第1本体部開口31Aを通過させて配管部40内へと誘導する。チューブ状部70の先端部70bは、基端開口41Aを介して配管部40内へ進む。
図6に示すように、チューブ状部70の先端部70bにおいて、一対のチューブ基材部71,72は互いに接合されて第2横断接合部77を形成している。すなわち、第2横断接合部77によって、チューブ状部70の先端部70bは補強されている。チューブ状部70の先端部70bを補強することによって、収納容器50の外装容器20への設置時に、チューブ状部70の配管部40内に向けた移動を促進できる。したがって、チューブ状部70の配管部40への設置を容易化できる。
チューブ状部70を収容本体部30内に垂らす際、展開状態における第2方向LDに沿った軸線を略中心としてチューブ状部70の先端側を折る又は曲げておくことが好ましい。これにより、チューブ状部70の先端側となる部分が束ねられて補強される。したがって、チューブ状部70の剛性を高めてチューブ状部70の配管部40への移動を促進できる。なお、後述するように、チューブ状部70の先端側となる部分は、配管部40を通過して配管部40から延び出るようになる。したがって、チューブ状部70を束ねるための仮止め具を用い、設置作業後に仮止め具を取り外してもよい。仮止め具として、輪ゴムやテープ等を用いることができる。
その後、配管部40内においてチューブ状部70を更に進める。最終的に、チューブ状部70の基端部70aが配管部40の基端開口41Aまで移動するように、チューブ状部70を配管部40内で移動せる。このとき、袋本体部60は収容本体部30内に位置するようになる。この作業中、チューブ状部70の先端部70bが配管部40の先端開口41Bから延び出すまで、チューブ状部70を収容本体部30内から操作するようにしてもよい。或いは、配管部40内に先端開口41Bから手を入れて先端部70bを掴み、チューブ状部70を引っ張って配管部40から引き出すようにしてもよい。
図示された例において、展開状態にあるチューブ状部70の第2方向LDへの長さは、配管部40の長さよりも長くなっている。したがって、図4に示すように、チューブ状部70の先端部70bは、配管部40から外部へ延び出すようになる。したがって、チューブ状部70を配管部40の先端開口41Bから引き出すことにより、チューブ状部70の基端部70aを配管部40の基端開口41Aまでより確実に移動させることができる。
図17に示すように、チューブ状部70の基端部70aには環状部材85が配置されている。図示された例において、環状部材85の第2開口85Bがチューブ状部70の先端側に位置している。そして、第2開口85B側における環状部材85の外寸法は、配管部40の基端開口41Aの内寸法よりも小さくなっている。したがって、図4に示すように、環状部材85の先端側となる一部分が配管部40内に挿入される。環状部材85の他の部分は、収容本体部30内に位置する。
なお、収納容器50の設置を円滑に行う観点から、図6に示された平面状に展開された状態におけるチューブ状部70の第1方向TDへの幅Wは、環状部材85の幅狭の第2開口85Bの内幅よりも大きいことが好ましい。さらに、チューブ状部70の第1方向TDへの幅Wは、環状部材85の幅広の第1開口85Aの内幅よりも大きいことがより好ましい。このような例によれば、先端部70bが下方に位置するようにしてチューブ状部70を垂らした際に、環状部材85がチューブ状部70上で移動することを抑制できる。したがって、収納容器50の外装容器20への設置を容易化できる。また、環状部材85の一部分を安定して配管部40内へ誘導することができる。
図17に示すように、以上の工程は、開閉装置90を外装容器20から取り外した状態で実施され得る。開閉装置90を取り外した状態において、収納容器50の設置作業を円滑に実施できる。特に、配管部40から延び出したチューブ状部70に対する処理を容易に実施できる。
次に、図13等に示すように、開閉装置90を外装容器20に設置する。図13に示された例では、取り付けベース91の凹部91a内にフレーム部47が位置するよう、開閉装置90を上方からフレーム部47上に配置する。その後、図15に示すように、開閉装置90の支持台92及び押圧体94によって、チューブ状部70を両側から押圧して閉鎖する。図13及び図14に示された例では、押圧体94を保持する操作部材93を操作することで、支持台92から離間した押圧体94を支持台92に接近させる。また、保持部材95を揺動させて、保持部材95を操作部材93の受け溝93aに挿入する。この状態で、ロック操作部95bを操作してロック移動体95aを操作部材93に向けて移動させる。これにより、操作部材93の動作が規制され、押圧体94がチューブ状部70を介して支持台92に向けて押圧された状態に維持される。この結果、チューブ状部70を閉鎖した状態に安定して維持できる。
上述した例では、外装容器20内への収納容器50の設置後に、開閉装置90を支持枠部45に取り付けた。この例に限られず、外装容器20内への収納容器50の設置前に、開閉装置90を支持枠部45に取り付けてもよい。外装容器20内への収納容器50の設置中に、開閉装置90を支持枠部45に取り付けてもよい。
ところで、図5及び図14に示すように、チューブ状部70は、袋本体部60の本体基材部61,62と一体成形された一対の樹脂フィルム製のチューブ基材部71,72を含んでいる。一対のチューブ基材部71,72は、重ねて配置され、その両側縁部70c,70dが対向する方向に延びる横断接合部76,77において互いに接合している。この具体例によれば、横断接合部76,77が、一対のチューブ基材部71,72の両側縁部70c,70d間に亘って延び、チューブ状部70を封鎖することができる。これにより、収納容器50の取り扱い中における袋本体部60内への異物等の侵入を抑制できる。例えば、収納容器50を外装容器20へ設置する際における、収納容器50内への異物等の侵入を抑制できる。
図示された例において、チューブ状部70の袋本体部60に接続する基端部70aから第1横断接合部76までの長さは、配管部40の長さよりも長い。したがって、収納容器50を外装容器20に設置した状態において、第1横断接合部76及び第2横断接合部77は配管部40の外部に位置している。さらに図14に示された例において、第1横断接合部76及び第2横断接合部77は、開閉装置90よりも下流側に位置している。すなわち、第1横断接合部76及び第2横断接合部77は、開閉装置90の配管部40側とは反対側に位置している。そこで、チューブ状部70が開閉装置90によって閉鎖された状態において、チューブ状部70を開閉装置90と第1横断接合部76との間で切断してもよい。チューブ状部70の切断は、例えばカッターによって実施される。
このように、配管部40を貫通して延び出したチューブ状部70の一部分を除去する工程を含むことで、収納容器50の外装容器20への設置が終了した後にチューブ状部70を適切な長さとすることができる。したがって、収納容器50の外装容器20への設置時に、チューブ状部70の長さを十分に長くできる。これにより、収納容器50の外装容器20への設置時に、十分な長さを有するチューブ状部70を利用できる。したがって、収納容器50を外装容器20により容易に設置できる。
また、外装容器20の天板部34に形成された周縁フランジ部34aに取付補助具18を引っ掛けて、取付補助具18を収容本体部30の第1本体部開口31A上に支持する。そして、この取付補助具18上に収納容器50の口部材80を引っ掛ける。このように取付補助具18を利用して、口部材80の外装容器20に対する位置決めを行う。このような口部材80の外装容器20に対する位置決めは、袋本体部60を第1本体部開口31Aから収容本体部30内に挿入した後、いつ実施してもよい。
その後、収納容器50を外装容器20内で膨らませる。具体的には、チューブ状部70が開閉装置90によって閉鎖された状態において、口部材80から袋本体部60内に気体または液体を供給することによって、袋本体部60を膨らませる。袋本体部60の膨らませに使用される気体は、特に限定されないが、例えば窒素や不活性ガスとすることができる。また、袋本体部60の膨らませに使用される液体として、水を用いることができ、更に内容物Xを用いることもできる。袋本体部60の膨らませに使用される液体として内容物Xを用いた場合、この工程により、内容物入り組合容器10Cが製造され得る。
なお、口部材80は、口部81の筒状口部81aに形成された螺子部を有している。この螺子部を用いて、気体または液体を供給する装置を口部材80に固定することによって、袋本体部60を安定して且つ容易に膨らませることができる。
以上に説明してきたようにして、収納容器50を外装容器20に設置することができる。
次に、収納容器50に内容物Xを供給して内容物入り組合容器10Cを製造する方法について説明する。
内容物入り組合容器10Cの製造方法は、まず、収納容器50が外装容器20に装着されてなる組合容器10を用意する。この組合容器10では、袋本体部60が収容本体部30内に配置され且つチューブ状部70が配管部40内に配置されている。用意された組合容器10において、チューブ状部70が開閉装置90により閉鎖されていない場合、ここで、チューブ状部70を開閉装置90により閉鎖してもよい。この際、開閉装置90が支持枠部45に取り付けられていなければ、まず開閉装置90を支持枠部45に取り付け、次にチューブ状部70を開閉装置90により閉鎖してもよい。
次に、外装容器20内に収納容器50が設置されている状態で、袋本体部60内に内容物Xを供給する。このようにして、内容物Xを組合容器10の収納容器50に充填してなる内容物入り組合容器10Cが得られる。なお、口部材80は、口部81の筒状口部81aに形成された螺子部を有している。この螺子部を用いて、内容物Xを供給する装置を口部材80に固定することによって、収納容器50に内容物Xを安定して且つ容易に充填することができる。また、内容物Xの充填に先立ち、外装容器20内に配置された収納容器50に気体等を供給して、収納容器50の袋本体部60を膨らませる工程が実施されていることが好ましい。この場合、より安定して、より多くの内容物Xを組合容器10によって保持することが可能となる。
なお、収納容器50を外装容器20に設置する設置方法の一工程として、開閉装置90と第1横断接合部76との間でチューブ状部70を切断した。しかしながら、内容物入り組合容器10Cを製造する製造方法の一工程として、開閉装置90によってチューブ状部70を閉鎖した状態で、開閉装置90と第1横断接合部76との間でチューブ状部70を切断して開放してもよい。
次に、収納容器50に内容物Xを供給して内容物入り組合容器10Cを使用する方法について説明する。
内容物入り組合容器10Cの使用方法は、まず、収納容器50が外装容器20に装着され且つ収納容器50内に内容物Xが充填されてなる内容物入り組合容器10Cを用意する。次に、チューブ状部70を開放する。チューブ状部70が開閉装置90によって閉鎖されている場合、開閉装置90を操作してチューブ状部70を開放する。図13及び図14に示された例では、支持台92から押圧体94を離間させることによって、チューブ状部70を開放できる。これにより、収納容器50内の内容物Xが、チューブ状部70を経由して、内容物入り組合容器10Cから排出される。収納容器50からの排出は、重力を用いて実現され得る。また、折り畳み可能な袋本体部60を外部から圧縮することによって、収納容器50からの収容物Xの排出速度を高速化できる。
チューブ状部70は、配管部40の先端開口41Bから延び出している。したがって、収納容器50から排出される収容物Xが配管部40を含む外装容器20に触れにくくなっている。したがって、外装容器20の洗浄にともなう負担を軽減できる。また、外装容器20の洗浄や洗浄液の処理に伴う負担を大幅に軽減できる。
必要量の内容物Xが得られたところで、チューブ状部70を閉鎖することができる。チューブ状部70の閉鎖は、開閉装置90によってチューブ状部70を両側から押圧することによって実現される。
なお、用意された内容物入り組合容器10Cにおいて、第1横断接合部76によってチューブ状部70が閉鎖されている場合、チューブ状部70を第1横断接合部76よりも基端側となる位置で切断することによって、チューブ状部70を開放する。チューブ状部70の切断は、例えばカッターによって実施される。内容物入り組合容器10Cを使用する直前まで、チューブ状部70の第1横断接合部76を残すことで、収納容器50からの意図しない収容物Xの漏出を抑制できる。
ところで、本件開示者らが確認したところ、樹脂フィルムを共用した袋本体部60及びチューブ状部70を有する収納容器50を用いた場合、外装容器20に設置された収納容器50からの収容物Xの排出速度が低下することがあった。排出速度の低下は、大型の収納容器50を用いた場合により顕著となる傾向があった。このような現象は、図19に示すように、収容物Xが充填された袋本体部60の重みによってチューブ状部70が潰れてしまうことを一原因としていることが予想された。
これに対して、図示された例において、チューブ状部70は、樹脂製の環状部材85を通過している。図4に示すように、環状部材85は、チューブ状部70の基端部70a上に位置している。この例によれば、環状部材85をチューブ状部70の基端部70aに配置することで、収容物Xが収容された袋本体部60によってチューブ状部70が押し潰されることを抑制できる。したがって、チューブ状部70を介した収容物Xの排出経路を安定して確保できる。これにより、袋本体部60内の収容物Xを安定して迅速に排出することができる。
図示された環状部材85の一端における外寸法は配管部40の内寸法よりも小さく、環状部材85の他端における外寸法は配管部40の内寸法よりも大きい。したがって、環状部材85の一部分が配管部40内に配置され、環状部材85の他の部分が配管部40に配置されている。この環状部材85によれば、袋本体部60によってチューブ状部70が押しつぶされることをより安定して抑制できる。
ここで、1000L収容可能な組合容器10を用いて行った実験結果について説明する。組合容器10は、図1~図16に示された構成とした。収容本体部30の外形状および図6のように膨らんだ袋本体部60の外形状を、一辺が略1000mmの立方体形状とした。実験1~実験5を実施して、収納容器50内の収容物Xの残量と排出開始からの時間との関係を調査した。排出は、口部材80から袋本体部60内に空気の流入を可能とした状態で、外力を加えること無く重力のみで収容物Xを排出させた。収容物Xは水とした。
実験1~実験4では環状部材85を用いなかった。実験5では、図4に示すように、チューブ状部70の基端部70a上に環状部材85を配置した。環状部材85の一部分が配管部40内に挿入されるようにした。実験3及び実験4では、膨らんだ状態で略立方体形状となった収納容器50のチューブ状部70が延び出す下面にプラスチック段ボールを設置した。プラスチック段ボールの厚みは5mmとした。実験1~3では、排出開始前の収容物Xの量を約300Lとした。実験4及び実験5では、排出開始前の収容物Xの量を約1000Lとした。
調査結果を図18に示す。図18に示すように、環状部材85を用いることで、大容量の収納容器50から収容物Xを高速で排出できた。
再び、内容物入り組合容器10Cを使用する方法に続きを説明する。収容物Xが排出された収納容器50は、外装容器20から取り外される。具体的には、開閉装置90による閉鎖から開放されたチューブ状部70を、配管部40に入れ、さらに配管部40から収容本体部30へと移動させる。そして、チューブ状部70及び袋本体部60を、第1本体部開口31Aを介して、収容本体部30から取り出す。収納容器50を取り出すにあたり、取付補助具18が収容本体部30から取り外される。
なお、外装容器20へ設置された収納容器50のチューブ状部70が、配管部40から長く延び出している場合、チューブ状部70を配管部40へ入れる前に、配管部40から延び出したチューブ状部70を切断してもよい。チューブ状部70の切断は、例えばカッターを用いて、容易に実施できる。チューブ状部70を切断することによって、チューブ状部70を配管部40へ入れる作業や、チューブ状部70を配管部40から収容本体部30へ移動させる作業の円滑化を図れる。
また、チューブ状部70を配管部40へ入れる前に、配管部40を通過して配管部40から延び出したチューブ状部70の先端が覆われるように、チューブ状部70を丸める又は折り畳んでもよい。そして、先端が覆われたチューブ状部70を、配管部40に入れ、更に配管部40から収容本体部30へと移動させて、外装容器20から排出してもよい。収容物Xが付着している可能性のあるチューブ状部70の先端を予め覆うことで、外装容器20に収容物Xが付着することを抑制できる。これにより、外装容器20の洗浄にともなう負担を軽減できる。また、外装容器20の洗浄や洗浄液の処理に伴う負担を大幅に軽減できる。
内容物入り組合容器10C及び組合容器10の好ましい一使用態様として、使用済みの収納容器50を外装容器20から取り外した後に、新しい収納容器50を外装容器20に取り付ける。すなわち、収納容器50を使い捨てとして使用する。一方、外装容器20は、異なる収納容器50との組合せにおいて繰り返し使用する。すなわち、比較的に安価な収納容器50を使い捨てにする一方で、比較的高価でしかも廃棄するにもコストと手間が必要となる外装容器20を繰り返し使用できる。このような使用態様は、費用および取り扱い作業性の面で優れる。また、収納容器50は、袋本体部60を折り畳むことによって小型化することができる。したがって、使い捨てとすることによって頻繁に取り扱うことになる収納容器50は、搬送や保管等の取り扱い性に優れる。
以上に説明してきた一実施の形態において、組合容器10は、収容本体部30と収容本体部30の下方から延び出した排出用の配管部40とを有する外装容器20と、外装容器20内に配置される収納容器50と、を有する。収納容器50は、一対の樹脂フィルム製の本体基材部61,62を含む袋本体部60と、本体基材部61,62と一体成形され袋本体部60から延び出すチューブ状部70とを有する。チューブ状部70は、外装容器20の配管部40に配置され、袋本体部60に収容された収容物Xの排出に用いられる。
この組合容器10によれば、比較的な安価な収納容器50を使い捨てにできる。これにより、外装容器20の洗浄作業、洗浄液の手配及び管理、使用済み洗浄液の処理等の手間を省略できる。また、収納容器50内の収容物Xの外装容器20との接触を抑制できる。これにより、異物や添加剤溶出等の外装容器20に由来した収容物Xの汚染を抑制できる。
そして、本実施の形態による組合容器10によれば、次のようにして収納容器50を外装容器20に設置できる。まず、チューブ状部70を収容本体部30内に垂らし、チューブ状部70を配管部40内に導く。次に、チューブ状部70を配管部40内に配置する。例えば、配管部40の先端開口41B側からチューブ状部70を引き出すことによって、チューブ状部70を配管部40内に引き込む。このように極めて容易な作業によって、チューブ状部70を配管部40内に配置且つ袋本体部60を収容本体部30内に配置することができる。
ところで、特許文献1(JP2000-43982A)に記載された容器では、収納容器が樹脂製ソケットを含んでいる。この従来の収納容器をコンパクトな大きさに折り畳むことは難しい。これに対し、上述した一実施の形態の具体例において、チューブ状部は樹脂フィルム製である。したがって、本実施の形態の一具体例によれば、使い捨てとして扱うことにより頻繁に輸送され保管等も必要となる収納容器50をコンパクトな大きさに折り畳むことができる。
また、特許文献1(JP2000-43982A)に記載された容器では、樹脂製のソケットを外装容器内で排出管に装着する必要がある。この装着作業中、ソケットによって外装容器を損傷する可能性もある、一方、上述した一実施の形態の一具体例では、チューブ状部70は袋本体部60と同様に樹脂フィルム製である。したがって、上述した一具体例によれば、収納容器50の設置作業中に外装容器20を損傷することを効果的に抑制することができる。
上述した一実施の形態の具体例において、展開した状態におけるチューブ状部70の長さは配管部40の長さよりも長くなっている。チューブ状部70が十分な長さを有しているので、チューブ状部70を引き出すことによって、チューブ状部70を容易且つ安定して配管部40に配置することができる。また、チューブ状部70が配管部40よりも延び出すようにして組合容器10を使用できる。これにより、特許文献1(JP2000-43982A)と異なり、配管部40への収容物Xの接触を抑制できる。したがって、外装容器20に起因した収容物Xの汚染をより安定して抑制できる。また、配管部40の洗浄負担を低減できる。
上述した一実施の形態の具体例において、袋本体部60は一対のガゼット部63,64を有する。すなわち、袋本体部60はガゼット袋を形成する。したがって、袋本体部60は、収容本体部30内において略直方体状又は略立方体状の形状を有することができる。これにより、収容本体部30内における袋本体部60の配置を安定させることできる。また、チューブ状部70は、第1下縁接合部67a及び第2下縁接合部67bの間において袋本体部60に接続している。したがって、チューブ状部70によって袋本体部60の折り畳みや変形が規制されにくくできる。これらにより、チューブ状部70を介して内容物Xを迅速に排出できる。
上述した一実施の形態の具体例において、チューブ状部70は、本体基材部61,62と一体成形された一対の樹脂フィルム製の71,72を含む。一対のチューブ基材部71,72は、重ねて配置されて両側縁部70c,70dに位置する第1側縁接合部78及び第2側縁接合部79において互い接合している。この具体例によれば、収納容器50をコンパクトな大きさに折り畳むことができる。
上述した一実施の形態の具体例において、第1側縁接合部78は第1下縁接合部67aに接続し、第2側縁接合部79は第2下縁接合部67bに接続してもよい。この具体例によれば、密閉性の高い収納容器50を容易に作製できる。
上述した一実施の形態の具体例において、チューブ状部70は、本体基材部61,62と一体成形された一対の樹脂フィルム製のチューブ基材部71,72を含む。一対のチューブ基材部71,72は、重ねて配置され、その両側縁部70c,70d間に位置する横断接合部76,77において互いに接合している。この具体例によれば、横断接合部76,77が、一対のチューブ基材部71,72の両側縁部70c,70d間に亘って延びることで、チューブ状部70を閉鎖できる。これにより、収納容器50の取り扱い中における袋本体部60内への異物等の侵入を抑制できる。また、使用前における収容物Xの漏出の抑制に、横断接合部76,77を利用できる。
上述した一実施の形態の具体例において、チューブ状部70の袋本体部60に接続する基端部70aから横断接合部76,77までの長さは、配管部40の長さよりも長い。この具体例によれば、収納容器50を外装容器20に設置した状態において、横断接合部76,77は配管部40の外部に位置する。したがって、配管部40の設置後であって使用開始前に、横断接合部76,77を含むチューブ状部70の先端側部分を切断等によって容易に除去し、チューブ状部70を開放することができる。
上述した一実施の形態の具体例において、第1横断接合部76は、チューブ状部70の袋本体部60に接続する側の基端部70a及び袋本体部60から離間する側の先端部70bの両方から離間している。この具体例によれば、収納容器50の外装容器20への設置時に、十分な長さを有するチューブ状部70を利用できる。これにより、収納容器50を外装容器20により容易に設置できる。
上述した一実施の形態の具体例において、一対のチューブ基材部71,72は、チューブ状部70の袋本体部60から離間する側の先端部70bに位置する第2横断接合部77であって、第1横断接合部76から離間した第2横断接合部77において、互いに接合している。この具体例によれば、第2横断接合部77によって、チューブ状部70の先端部70bが補強される。チューブ状部70の先端部70bを補強することによって、収納容器50の外装容器20への設置時に、チューブ状部70の配管部40内での移動を促進できる。したがって、チューブ状部70の配管部40への設置をより容易化できる。
上述した一実施の形態の具体例において、横断接合部76,77は、一対のチューブ基材部71,72の両側縁部70c,70d間に亘っており、収容物Xのチューブ状部70内の移動を規制する。この具体例によれば、使用開始前までチューブ状部70を封鎖する接合部として横断接合部76,77を用いることができる。この横断接合部76,77により、収容物Xの漏洩や袋本体部60への異物の侵入を抑制できる。
上述した一実施の形態の具体例において、第2横断接合部77は、チューブ状部70のチューブ基材部71,72から離間する側の先端部70bに位置している。この具体例によれば、第2横断接合部77によって、チューブ状部70の先端部70bが補強される。チューブ状部70の先端部70bを補強することによって、収納容器50の外装容器20への設置時に、チューブ状部70の配管部40内での移動を促進できる。したがって、チューブ状部70の配管部40への設置をより容易化できる。
一実施の形態を複数の具体例を参照しながら説明してきたが、これらの具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した具体例と同様に構成され得る部分について、上述の具体例における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
例えば、上述した一具体例において、口部材80は、袋本体部60の上縁部60aの中央に取り付けられている。この例と異なり、口部材80は、上縁部60aのうちの中央以外の位置に設けられてもよい。口部材80は、例えば上縁部60aからずれた上縁部60a近傍の位置において袋本体部60に取り付けられてもよい。また、チューブ状部70は、袋本体部60に下縁部60bの中心に取り付けられている必要はない。チューブ状部70は、下縁部60bのうちの中央以外の位置に設けられてもよい。チューブ状部70は、例えば下縁部60bからずれた下縁部60b近傍の位置において袋本体部60に取り付けられてもよい。
袋本体部60の構成も変形可能である。袋本体部60の基材部61~64のうちの隣り合う二以上を、一以上の樹脂フィルムを折って一体成形してもよい。この例において、袋本体部60及びチューブ状部70に含まれる全ての基材部61~64,71,72を一体成形してもよい。また、袋本体部60は、二枚の対向する樹脂製フィルムの周縁部を接合することによって構成されてもよい。すなわち、袋本体部60はガゼット袋でなくてもよい。
また、上述した一実施の形態の具体例において、取付補助具18を介して収納容器50の口部材80を外装容器20の収容本体部30によって保持する例を示したが、この例に限られない。取付補助具18を省略することも可能である。
10 組合容器
10C 内容物入り組合容器
18 取付補助具
20 外装容器
30 収容本体部
31A 第1本体部開口
31B 第2本体部開口
32 底板
32a 誘導傾斜壁部
33 側板部
34 天板部
34a 周縁フランジ部
40 配管部
41A 基端開口
41B 先端開口
45 支持枠部
46 脚部
47 フレーム部
50 収納容器
50R 環状部材付き収納容器
55A 第1基材
55B 第2基材
55C 第3基材
55D 第4基材
60 袋本体部
60a 上縁部
60b 下縁部
60c 第1側縁部
60d 第2側縁部
61 第1本体基材部
62 第2本体基材部
63 第1ガゼット部
64 第2ガゼット部
66 上縁接合部
67 下縁接合部
67a 第1下縁接合部
67b 第2下縁接合部
68 第1側縁接合部
69 第2側縁接合部
70 チューブ状部
70a 基端部
70b 先端部
70c 第1側縁部
70d 第2側縁部
71 第1チューブ基材部
72 第2チューブ基材部
76 第1横断接合部
77 第2横断接合部
78 第1側縁接合部
79 第2側縁接合部
80 口部材
81 口部
81a 筒状口部
81b 拡径フランジ部
82 取付部
82a 第1接合板部
82b 第2接合板部
85 環状部材
85A 第1開口
85B 第2開口
90 開閉装置
91 取り付けベース
91a 凹部
92 支持台
92a 線状凹部
93 操作部材
93a 受け溝
94 押圧体
95 保持部材
95a ロック移動体
95b ロック操作部
X 収容物X
TD 第1方向
LD 第2方向
FD 折り目
SD1 側縁部
SD2 側縁部
LA 積層物
CL 切断線
CA 領域
DX X方向
DY Y方向
DZ Z方向

Claims (33)

  1. 排出用の配管部を有する外装容器に用いられる収納容器であって、
    各々が樹脂フィルムを含む一対の本体基材部を有した袋本体部と、
    前記本体基材部と一体成形され前記袋本体部から延び出し、前記配管部に配置されて前記袋本体部に収容された内容物の排出に用いられるチューブ状部と、を備える、収納容器。
  2. 前記チューブ状部の長さは前記配管部の長さよりも長い、請求項1に記載の収納容器。
  3. 前記袋本体部は、一対の前記本体基材部の間に位置し一対の前記本体基材部の対向する側縁部に接合した一対のガゼット部を更に含み、
    一方の前記ガゼット部は、前記本体基材部の下縁部と第1下縁接合部において接合し、
    他方の前記ガゼット部は、前記本体基材部の前記下縁部と第2下縁接合部において接合し、
    前記チューブ状部は、前記本体基材部の前記下縁部のうちの前記第1下縁接合部および前記第2下縁接合部の間となる部分に接続している、請求項1又は2に記載の収納容器。
  4. 前記チューブ状部は、前記本体基材部と一体成形された一対のチューブ基材部を含み、
    一対の前記チューブ基材部は、重ねて配置されて両側縁部に位置する第1側縁接合部及び第2側縁接合部において互い接合している、請求項1~3のいずれか一項に記載の収納容器。
  5. 前記チューブ状部は、前記本体基材部と一体成形された一対のチューブ基材部を含み、
    一対の前記チューブ基材部は、重ねて配置され、その両側縁部間に位置する横断接合部において互いに接合している、請求項1~4のいずれか一項に記載の収納容器。
  6. 前記チューブ状部の前記袋本体部に接続する基端部から前記横断接合部までの長さは、前記配管部の長さよりも長い、請求項5に記載の収納容器。
  7. 前記横断接合部は、前記チューブ状部の前記袋本体部に接続する側の基端部および前記袋本体部から離間する側の先端部の両方から離間している、請求項5又は6に記載の収納容器。
  8. 一対の前記チューブ基材部は、前記チューブ状部の前記袋本体部から離間する側の先端部に位置する第2の横断接合部であって、前記横断接合部から離間した第2の横断接合部において、互いに接合している、請求項5~7のいずれか一項に記載の収納容器。
  9. 前記横断接合部は、一対の前記チューブ基材部の両側縁部間に亘っており、内容物の前記チューブ状部内の移動を規制する、請求項5~8のいずれか一項に記載の収納容器。
  10. 前記横断接合部は、前記チューブ基材部の前記袋本体部から離間する側の先端部に位置している、請求項5又は6に記載の収納容器。
  11. 収容本体部と、前記収容本体部から延び出した排出用の配管部と、を有する外装容器と、
    前記外装容器内に配置される請求項1~10のいずれか一項に記載された収納容器と、を備える、組合容器。
  12. 前記チューブ状部が貫通して前記外装容器内に配置される環状部材を更に備える、請求項11に記載の組合容器。
  13. 前記環状部材の一端における外寸法は前記配管部の内寸法よりも小さく、
    前記環状部材の他端における外寸法は前記配管部の内寸法よりも大きい、請求項12に記載の組合容器。
  14. 前記環状部材の一部分が前記配管部内に配置される、請求項12又は13に記載の組合容器。
  15. 前記環状部材の内幅は、前記チューブ状部の幅よりも小さい、請求項12~14のいずれか一項に記載の組合容器。
  16. 前記配管部を貫通して前記外装容器から延び出した前記チューブ状部を開閉する開閉装置を更に備え、
    前記開閉装置は、前記チューブ状部の外面の対向する部分を互いに向けて押すことによって、前記チューブ状部を閉鎖する、請求項11~15のいずれか一項に記載の組合容器。
  17. 前記開閉装置は前記配管部から離間して配置される、請求項16に記載の組合容器。
  18. 前記開閉装置は前記外装容器に着脱可能である、請求項16又は17に記載の組合容器。
  19. 前記開閉装置は、前記チューブ状部を支持する支持台と、前記支持台に対して相対移動し前記支持台との間で前記チューブ状部を押圧して閉鎖可能な押圧体と、を有し、
    前記支持台には、前記チューブ状部が延びる方向と非平行な方向に延びる線状凹部が設けられている、請求項16~18のいずれか一項に記載の組合容器。
  20. 請求項16~19のいずれか一項に記載の組合容器と、
    前記収納容器内の内容物と、を備える、内容物入り組合容器。
  21. 請求項1~10のいずれか一項に記載の収納容器を、収容本体部と前記収容本体部から延び出した排出用の配管部とを有する外装容器に設置する設置方法であって、
    前記チューブ状部を前記収容本体部内に垂らし、前記チューブ状部を前記配管部内に導く工程と、
    前記チューブ状部を前記配管部内に配置する工程と、を含む、設置方法。
  22. 前記チューブ状部を前記配管部内に挿入する工程において、環状部材を通過した前記チューブ状部を前記収容本体部内に垂らして前記配管部に挿入し、
    前記チューブ状部を前記配管部内に配置する工程において、前記環状部材の一部分を前記配管部内に配置する、請求項21に記載の設置方法。
  23. 前記チューブ状部を前記配管部内に配置する工程において、前記配管部の先端開口から前記チューブ状部の先端部を引き出す、請求項21又は22に記載の設置方法。
  24. 前記配管部を通過して延び出した前記チューブ状部を、開閉装置を用いて、閉鎖する工程を更に含み、
    前記開閉装置は、前記チューブ状部の外面の対向する部分を互いに向けて押圧することによって、前記チューブ状部を閉鎖する、請求項21~23のいずれか一項に記載の設置方法。
  25. 前記配管部を貫通して延び出した前記チューブ状部の一部分を除去する工程を更に含む、請求項21~24のいずれか一項に記載の設置方法。
  26. 前記収容本体部内に配置された前記袋本体部を前記収容本体部内で膨らませる工程を更に含む、請求項21~25のいずれか一項に記載の設置方法。
  27. 請求項1~10のいずれか一項に記載の収納容器の前記袋本体部が収容本体部内に配置され且つ前記収納容器の前記チューブ状部が配管部内に配置されるようにして、前記収容本体部及び前記配管部を有する外装容器内に前記収納容器が設置されている状態で、前記袋本体部内に内容物を供給する工程を備える、内容物入り組合容器の製造方法。
  28. 請求項1~10のいずれか一項に記載の収納容器の前記袋本体部が収容本体部内に配置され且つ前記収納容器の前記チューブ状部が配管部内に配置されるようにして、前記収容本体部及び前記配管部を有する外装容器内に前記収納容器が設置されている組合容器において、前記袋本体部内の内容物を前記チューブ状部から排出する工程を備える、内容物入り組合容器の使用方法。
  29. 前記内容物を排出する工程の後に実施される工程であって、前記配管部を通過して前記配管部から延び出した前記チューブ状部の少なくとも一部分を除去する工程と、
    前記チューブ状部の一部分を除去する工程の後に実施される工程であって、前記配管部内の前記チューブ状部を前記収容本体部へ移動させ、更に前記収納容器を前記外装容器から除去する工程と、を更に備える、請求項28に記載の内容物入り組合容器の使用方法。
  30. 前記内容物を排出する工程の後に実施される工程であって、前記配管部を通過して前記配管部から延び出した前記チューブ状部の先端が覆われるように前記チューブ状部を丸める又は折り畳む工程と、
    前記チューブ状部を丸める又は折り畳む工程の後に実施される工程であって、前記チューブ状部を前記配管部から前記収容本体部へ移動させ、更に前記収納容器を前記外装容器から除去する工程と、を更に備える、請求項28又は29に記載の内容物入り組合容器の使用方法。
  31. 排出用の配管部を有する外装容器に用いられる収納容器の製造方法であって、
    重ねて配置された第1基材及び第2基材を、第1方向に離間した両側縁部のそれぞれにおいて、接合する工程と、
    重ねて配置された前記第1基材及び前記第2基材のうちの、前記第1方向に直交する第2方向における一方の側に位置して前記第1方向に離間する一対の領域であって、各領域が前記側縁部の一部分を含んでいる前記一対の領域を、除去する工程と、
    重ねて配置された第1基材及び第2基材を、前記一対の領域の除去によって新たに形成された縁部において、接合する工程と、を含む、収納容器の製造方法。
  32. 二つ折りされた第3基材及び第4基材が、前記第1基材及び前記第2基材の間に、前記第1方向に互いから離間して配置されており、
    前記第1基材及び前記第2基材を前記両側縁部において接合する工程において、前記二つ折りされた前記第3基材及び前記第4基材を介して、第1基材及び前記第2基材を互いに接合し、
    前記一対の領域を除去する工程において、前記二つ折りされた第3基材及び第4基材の前記第2方向における一方の側となる部分を除去する、請求項31に記載の収納容器の製造方法。
  33. 請求項1~10のいずれか一項に記載された収納容器と、
    前記収納容器の前記チューブ状部が貫通する環状部材と、を備える、環状部材付き収納容器。
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