JP2021095193A - 収納容器、容器組合体、収容物充填済み容器組合体、設置方法、収容物充填済み容器組合体の製造方法、収容物充填済み容器組合体の使用方法、及び、排出装置 - Google Patents

収納容器、容器組合体、収容物充填済み容器組合体、設置方法、収容物充填済み容器組合体の製造方法、収容物充填済み容器組合体の使用方法、及び、排出装置 Download PDF

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拓 西川
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【課題】袋本体に取り付けられた排出部品と外装容器との間の密閉を可能とする。【解決手段】収納容器30は、袋本体40と、袋本体に取り付けられた排出部品50と、排出部品上に設けられる環状の弾性体79と、排出部品に着脱可能な固定体70と、を有する。固定体が排出部品に取り付けられることで、弾性体が圧縮されて弾性体の外周部における周長が長くなる。【選択図】図4

Description

本開示は、収納容器、容器組合体、収容物充填済み容器組合体、設置方法、収容物充填済み容器組合体の製造方法、収容物充填済み容器組合体の使用方法、及び、排出装置に関する。
種々の分野において、金属製やプラスチック製の容器が使用されてきた。容器に収容する収容物によっては、容器を繰り返し使用するにあたり当該容器を都度洗浄する必要が生じる。洗浄の負担を軽減する目的で、外装容器と、外装容器内に収容される収納容器と、を有する容器組合体も提案されている。例えば特許文献1では、剛性を有した外枠と、底部に口部材を有する袋体と、袋体の口部材に締結される排出管と、を有したコンテナ容器を提案している。このコンテナ容器では、比較的な安価な袋体を使い捨てとすることで、容器の洗浄作業、洗浄液の手配及び管理、使用済み洗浄液の処理等の手間を省略することができる。このため、このような容器は、産業廃棄物としての処理が必要となる液体、例えば工業薬品、医薬品や化粧品原料等の液体に対して、好適と言える。
特許文献1で提案された液体コンテナにおいて、袋体は、排出管が締結された状態で、外枠内に収容される。排出管は、外枠の底受部に形成された開口を通過して外枠外へと誘導される。その後に、底受部の開口と袋体の口部材との間に受け板が設置され、バルブ付き排出管及び口部材が外枠に対して固定される。特許文献1によれば、バルブ付き排出管の袋体への取り付けを枠体外部で実施し得るので、袋本体を枠体に容易かつ安全に組み込むことができるとされている。
特開2004−244104号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたコンテナでは、枠体と袋体との間が密閉されていない。したがって、袋体に破れ等の損傷が生じた場合、袋体の収容物が、枠体の外部に流出し得る。本開示は、このような点を考慮して成されたものであり、排出部品と外装容器との間の密閉を可能とすることを目的とする。
本開示による収納容器は、
袋本体と、
前記袋本体に取り付けられた筒状の排出部品と、
前記排出部品に設けられる環状の弾性体と、
前記排出部品に着脱可能な固定体と、を備え、
前記固定体が前記排出部品に取り付けられた場合、前記弾性体が圧縮されて前記弾性体の外周部における周長が長くなる。
本開示による収納容器は、前記排出部品から離間して前記袋本体に取り付けられた注出入口を更に備えるようにしてもよい。
本開示による収納容器において、前記袋本体の対向する一対の縁部の一方に前記排出部品が取り付けられ、前記袋本体の対向する一対の縁部の他方に前記注出入口が取り付けられていてもよい。
本開示による収納容器は、前記排出部品に着脱可能であり、細長くて曲がることが可能な誘導部材を更に備えるようにしてもよい。
本開示による収納容器において、
前記排出部品は、前記袋本体内に開口した基端開口及び前記袋本体外に開口した先端開口を有し、
前記排出部品は、前記袋本体内に開口した基端開口及び前記袋本体外に開口した先端開口を有し、
前記排出部品は、前記基端開口及び前記先端開口の間に形成された内部通路を区画する内面に前記移動経路を区画する内面にその両端において接続した軸部材を有し、
前記誘導部材は、前記軸部材に取り外し可能に取り付けられていてもよい。
本開示による収納容器において、
前記アタッチメントは円筒状に形成された筒状本体部を有し、
前記軸部材は、前記筒状本体部の軸線に直交する方向に延びるようにして前記筒状本体部内に保持されていてもよい。
本開示による収納容器において、前記排出部品は、前記袋本体に接続する側とは反対側に、前記排出部品が設置されるべき前記排出部品の向きを表示する表示部を有するようにしてもよい。
本開示による収納容器は、前記排出部品に取り外し可能に取り付けられて前記先端開口を塞ぐ蓋体を更に備えるようにしてもよい。
本開示による収納容器において、前記固定体によって加圧されていない前記弾性体は、前記排出部品に配置された状態で、その内周面が前記排出部品の外周面または前記排出部品の外周面上に配置された他の部材に全長に亘って接触するようにしてもよい。
本開示による収納容器において、前記排出部品は、袋本体に取り付けられた筒状の接続部材と、前記接続部材に着脱可能な筒状のアタッチメントと、を有するようにしてもよい。
本開示による収納容器において、前記アタッチメントは、前記接続部材に着脱可能な筒状の筒状接続部と、前記筒状接続部の軸線に対して非平行な軸線を有し前記筒状接続部に接続した筒状の筒状本体部と、を有するようにしてもよい。
本開示による収納容器において、
前記アタッチメントは、前記筒状本体部上に設けられ前記弾性体の前記固定体とは反対側に位置する支持フランジ部を更に有し、
前記支持フランジ部は、前記筒状本体部の前記軸線に対して前記筒状接続部が屈曲している側とは反対側に切欠部を設けられていてもよい。
本開示による収納容器は、前記排出部品に設けられ前記支持フランジ部と前記弾性体との間に位置するようになる環状の支持体を更に備えるようにしてもよい。
本開示による収納容器において、前記固定体は、前記排出部品の内周面に設けられた内螺子と噛み合う外螺子が形成された筒状突出部と、前記筒状突出部と接続し前記弾性体と対面して配置されるようにある環状本体部と、を有するようにしてもよい。
本開示による容器組合体は、
上述した本開示によるいずれかの収納容器と、
前記収納容器の前記袋本体を支持する外装容器本体と、前記収納容器の前記排出部品を配置される排出筒状部と、を有する外装容器と、を備える。
本開示による容器組合体において、前記外装容器は、前記排出筒状部に設けられた開閉弁を更に有するようにしてもよい。
本開示による容器組合体において、前記外装容器は、前記開閉弁を閉鎖した状態で、液体を保持可能であるようにしてもよい。
本開示による収容物充填済み容器組合体は、
上述した本開示によるいずれかの容器組合体と、
前記袋本体に収容された収容物と、を備える。
本開示による収容物充填済み容器組合体の設置方法は、
上述した本開示によるいずれかの収納容器を、外装容器本体と前記外装容器本体に接続した排出筒状部とを有する外装容器に、設置する設置方法であって、
前記収納容器の前記排出部品を外装容器本体内から前記排出筒状部内に挿入する工程と、
前記弾性体が外周面上に配置された前記排出部品に前記固定体を取り付けて、前記弾性体を前記排出筒状部の内面に接触させる工程と、を備える。
本開示による収容物充填済み容器組合体の設置方法において、
前記排出部品を前記排出筒状部内に挿入する工程は、
前記排出部品に取り付けられた細長い誘導部材を前記外装容器本体内に垂らし、前記誘導部材を前記外装容器本体内から前記排出筒状部内へと挿入する工程と、
前記排出筒状部の出口側から前記誘導部材を引き出すことによって、前記誘導部材と繋がれた前記排出部品を前記排出筒状部内に引き込む工程と、を含むようにしてもよい。
本開示による収容物充填済み容器組合体の設置方法は、前記排出筒状部に開閉弁を取り付ける工程を更に備えるようにしてもよい。
本開示による収容物充填済み容器組合体の設置方法は、前記外装容器本体内に配置された前記袋本体を前記外装容器本体内で膨らませる工程を更に備えるようにしてもよい。
本開示による収容物充填済み容器組合体の製造方法は、上述した本開示によるいずれかの収納容器の前記袋本体が外装容器本体内に配置され且つ前記収納容器の前記排出部品が前記外装容器本体に接続した排出筒状部内に配置されるようにして、前記外装容器本体及び前記排出筒状部を有する外装容器内に前記収納容器が設置されている状態で、前記袋本体内に収容物を供給する工程を備える。
本開示による収容物充填済み容器組合体の使用方法は、上述した本開示によるいずれかの収納容器の前記袋本体が外装容器本体内に配置され且つ前記収納容器の前記排出部品が前記外装容器本体に接続した排出筒状部内に配置されるようにして、前記外装容器本体及び前記排出筒状部を有する外装容器内に前記収納容器が設置されている収容物充填済み容器組合体において、前記排出筒状部に設けられたれ開閉弁を開放して、前記袋本体内の収容物を、前記排出部品を介して排出する工程を備える。
本開示による収容物充填済み容器組合体の使用方法は、
前記収容物を排出する工程の後に実施される工程であって、前記開閉弁を前記排出筒状部から取り外す工程と、
前記排出部品の前記袋本体に接続する側とは反対側から前記排出部品の開口を塞ぐ蓋体を前記排出部品に取り付ける工程と、
前記蓋体が取り付けられた前記排出部品を前記排出筒状部内から前記外装容器本体内へと移動させ、更に前記収納容器を外装容器本体から取り出す工程と、を更に備えるようにしてもよい。
本開示による排出装置は、
袋本体に取り付けられる排出部品と、
前記排出部品に設けられる環状の弾性体と、
前記排出部品に着脱可能な固定体と、を備え、
前記固定体が前記排出部品に取り付けられることで、前記弾性体が圧縮されて前記弾性体の外周部における周長が長くなる。
本開示によれば、収納容器の排出部品と外装容器との間を密閉することが可能となる。
図1は、本開示の一実施の形態を説明するための図であって、収容物充填済み容器組合体を示す斜視図である。 図2は、図1の収容物充填済み容器組合体を下方から示す斜視図である。 図3は、図1の収容物充填済み容器組合体を示す縦断面図である。 図4は、図3の部分拡大図である。 図5は、図1の容器組合体に含まれる収納容器を展開して示す図である。 図6は、図1の収納容器に含まれる注出入口を示す斜視図である。 図7は、図6の注出入口を図6とは異なる方向から示す斜視図である。 図8は、図1の収納容器に含まれる排出部品を示す斜視図である。 図9は、図1の収納容器に含まれる排出装置を示す斜視図である。 図10は、図9の排出装置の分解斜視図である。 図11は、図9の排出装置に含まれる固定体の斜視図である。 図12は、収納容器の外装容器への設置方法を説明するための斜視図である。 図13は、収納容器の外装容器への設置方法を説明するための縦断面図である。 図14は、収納容器の外装容器への設置方法を説明するための縦断面図である。 図15は、収納容器の外装容器への設置方法を説明するための縦断面図である。 図16は、収納容器を外装容器へ設置する際に使用される治具の使用方法を説明するための斜視図である。 図17は、図16の治具の使用方法を説明するための斜視図である。 図18は、蓋体を取り付けた状態で図8の排出部品を示す斜視図である。 図19は、図8の排出部品に着脱可能な蓋体を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本開示の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図19は、本開示による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1〜図3は、収容物充填済み容器組合体5および容器組合体10を示す斜視図または縦断面図である。容器組合体10は、外装容器20と、外装容器20内に収容された収納容器30と、を有している。収容物充填済み容器組合体5は、容器組合体10と、容器組合体10の収納容器30内に保持された収容物Xと、を有している。収容物Xは、上述したように、業薬品、医薬品や化粧品原料等の液体とすることができる。他の例として、収納容器30内に保持される収容物Xは、液体に限られることなく、粒や粉等の固体であってもよい。
なお、本明細書で用いる「液体」とは、流動性を有した流動性物を意味しており、何らかの物質が溶媒中に分散した懸濁液も含む。すなわち、「液体」は、固体や気体との状態の相違を表す意味に限られることなく、収納容器30内に注入可能および収納容器30から注出可能な程度の流動性を有した物体を意味している。
この容器組合体10では、使用済みの収納容器30を外装容器20から取り出し、新たな収納容器30を外装容器20内にセットすることによって、外装容器20を再使用して用いることができる。収納容器30は、保管及び運搬等される際、折り畳まれて小型化した状態で取り扱われ得る。また、以下に説明する一実施の形態では、収納容器30と外装容器20との間の密閉を確保するための工夫がなされている。収納容器30と外装容器20との間の密閉を確保することによって、収納容器30に破れ等の損傷が生じた際における外装容器20からの収容物Xの流出防止を可能とすることができる。以下、このような一実施の形態について説明する。
まず、容器組合体10の構成について説明する。上述のように、容器組合体10は、外装容器20及び収納容器30を有している。このうち外装容器20からまず説明する。図1〜図3に示すように、外装容器20は、主たる構成として、外装容器本体21、排出筒状部25及び開閉弁28を有している。とりわけ図示された外装容器20は、収納容器30を使用しなくても、収容物Xを保持可能に構成されている。外装容器20が収容物Xを直接保持する使用態様において、外装容器本体21は収容物Xを収容し、開閉弁28を開放することによって、外装容器本体21に接続した排出筒状部25から収容物Xを排出することができる。とりわけ、外装容器20は、重力により収容物Xを排出筒状部25から排出するようになっている。
外装容器本体21は、収納容器30の後述する袋本体40を収容する。外装容器本体21は、例えば、アルミニウム、鋼鉄、ステンレス等の金属、超高分子量高密度ポリエチレン等の樹脂、ファイバーボード等の複合素材を用いて作製され、或る程度の剛性を有している。外装容器本体21として、例えば、ペール缶やドラム缶と呼ばれる容器を用いることもできる。外装容器本体21としては、本体と本体に対して取り外し可能な天板部とを有する容器を用いてもよいし、天板部が固定され天板部の開口を塞ぐ蓋が設けられた容器を用いてもよい。
図示された例において、外装容器本体21は、直方体状の形状、とりわけ立方体状の形状を有している。図1及び図2に示すように、外装容器本体21は、底板22、四つの側板部23及び天板部24を有している。図3に示すように、天板部24には第1容器本体開口21Aが設けられている。第1容器本体開口21Aは、上方に開口している。第1容器本体開口21Aを介して、上方から、外装容器20の内部にアクセス可能となっている。天板部24は、上方に突出した円筒状の周縁フランジ部24aを有している。周縁フランジ部24aによって第1容器本体開口21Aが形成されている。
一方、図2及び図4に示すように、底板22に第2容器本体開口21Bが設けられている。第2容器本体開口21Bを介して、外装容器本体21内の収容物Xを重力により排出することができる。排出筒状部25は、第2容器本体開口21Bにおいて、外装容器本体21に接続している。底板22は、重力による収容物Xの排出を促進するため、誘導傾斜壁部22aを有している。誘導傾斜壁部22aは、第2容器本体開口21B向けて下方に傾斜している。すなわち、第2容器本体開口21Bは、誘導傾斜壁部22aによって底板22の最も下方となる位置に設けられている。第2容器本体開口21Bは、水平方向から幾らか下方に傾斜した方向に向けて開口している。
一例として、外装容器本体21の容積を450L以上1200L以下とすることができる。とりわけ大型の外装容器20として、外装容器本体21の容積を1200L以上3000L以下とすることができる。また、図示された直方体状の形状を有する外装容器本体21の底板22及び天板部24の一辺の長さを500mm以上1100mm以下とすることができる。とりわけ大型の外装容器20として、底板22及び天板部24の一辺の長さを1100mm以上1500mm以下とすることができる。さらに、図示された直方体状の形状を有する外装容器本体21の高さ、すなわち側板部23の上下方向への長さを500mm以上1100mm以下とすることができる。とりわけ大型の外装容器20として、外装容器本体21の高さを1100mm以上1500mm以下とすることができる。
また、第1容器本体開口21Aの内幅は、後述する収納容器30の出し入れを容易にする観点から、200mm以上400mm以下とすることができる。とりわけ大型の外装容器20として、第1容器本体開口21Aの内幅を200mm以上500mm以下とすることができる。なお、第1容器本体開口21Aの内幅は、典型的には、第1容器本体開口21Aの平面視形状における中心を通過する幅の最小値を意味し、平面視円形状に形成された図示された第1容器本体開口21Aの内直径に相当する。
なお、本明細書中において容器組合体10、外装容器20、収納容器30、およびこれらの構成要素等に用いる「上」や「下」等の位置を表す用語は、特に指示がない場合、天板部24が水平な面上に位置するようにして容器組合体10や外装容器20を配置した状態を基準として用いている。すなわち、容器組合体10や外装容器20等から重力による収容物Xの排出を可能とする配置状態を基準としている。したがって、底板22は鉛直方向における下方に位置し、天板部24は鉛直方向における上方に位置している。
排出筒状部25は、筒状の部材である。したがって、排出筒状部25は、その中心を通過しながら両端の開口を結ぶ中心軸線を有している。この中心軸線に沿って、外装容器本体21に接続する側を入口側とし、外装容器本体21から離間する側を出口側とする。排出筒状部25は、入口側の開口となる入口開口25Aが、外装容器本体21の第2容器本体開口21Bに通じるようにして、外装容器本体21に接続している。
図示された排出筒状部25は、円筒状に形成されている。排出筒状部25は、水平方向に直線状に延びている。排出筒状部25の出口側となる出口開口25Bは、鉛直方向に沿って広がり、水平方向に向けて開口している。上述したように、外装容器本体21の第1容器本体開口21Aは、水平方向から幾らか下方へ傾斜した向きに開口している。したがって、入口開口25Aは、水平方向から幾らか上方へ傾斜した向きに開口している。このため、対向する入口開口25A及び出口開口25Bは、非平行であり、互いに対していくらか傾斜している。
排出筒状部25は、例えば、真鍮やステンレス、更には超高分子量高密度ポリエチレン等の樹脂を用いて作製され得る。排出筒状部25の内直径を、例えば、20mm以上60mm以下とすることができる。とりわけ大型の外装容器20として、排出筒状部25の内直径を60mm以上100mm以下とすることができる。
開閉弁28は、排出管としての排出筒状部25に設けられている。開閉弁28は、排出筒状部25によって形成される流路を開閉する。排出筒状部25として、ボール弁、ゲート弁、グローブ弁、バタフライ弁等の種々の公知な弁を適宜採用することができる。開閉弁28は、排出筒状部25に着脱可能となっている。図示された例において、開閉弁28は、螺子の噛み合わせを利用して排出筒状部25に着脱可能となっている。図4に模式的に示すように、排出筒状部25の出口側端部となる外周面上に、雄螺子が形成されている。開閉弁28は、排出筒状部25の雄螺子と噛み合う雌螺子を有している。
次に、収納容器30について説明する。図5に示すように、収納容器30は、袋本体40と、排出部品50を含んだ排出装置100と、を有している。排出部品50は、袋本体40に取り付けられ袋本体40から延び出している。図示された収納容器30は、さらに、袋本体40に取り付けられた注出入口35を有している。注出入口35は、排出部品50から離間して袋本体40に取り付けられている。
まず、袋本体40から説明する。袋本体40は折り曲げ可能である。袋本体40は、外装容器20の第1容器本体開口21Aを通過可能な大きさまで折り畳んで小型化することができる。袋本体40は、図3に示すように収納容器30が外装容器20に装着された状態において、外装容器20の外装容器本体21内に配置される。典型的には、袋本体40は、樹脂製フィルムを用いて作製され、優れた柔軟性を有している。このような袋本体40は、収容物Xの充填量に応じて変形することができる。このような袋本体40は、安価で取り扱い性に優れるといった利点を有している。また、袋本体40を構成する樹脂製フィルムに含まれる層に応じて、遮光性、耐候性、バリア性等の種々の特性を袋本体40に付与することもできる。
具体的な構成として、図示された袋本体40は、互いに対向して配置された第1フィルム部41及び第2フィルム部42と、第1フィルム部41及び第2フィルム部42の間に配置された第1ガゼット部43及び第2ガゼット部44と、を有している。図5から理解され得るように、第1フィルム部41及び第2フィルム部42は、平面視において、長方形形状または正方形形状となっている。すなわち、図示された袋本体40は、ガゼット袋として構成されている。ガゼット袋として構成された袋本体40は、膨張した際に、直方体状の外形状を有することができる。したがって、図1〜図3に示された直方体状の外形状を有した外装容器本体21の内面に沿うようにして大きく膨張することができる。
図5に示すように、第1フィルム部41及び第2フィルム部42がなす四角形形状の上辺に、注出入口35が取り付けられている。第1フィルム部41及び第2フィルム部42がなす四角形形状の下辺に、排出部品50が取り付けられている。そして、第1ガゼット部43は、二つ折りされた状態で、第1フィルム部41及び第2フィルム部42の間に配置されている。第1ガゼット部43は、第1フィルム部41及び第2フィルム部42がなす四角形形状の一方の側辺に沿って配置されている。第2ガゼット部44は、二つ折りされた状態で、第1フィルム部41及び第2フィルム部42の間に配置されている。第2ガゼット部44は、第1フィルム部41及び第2フィルム部42がなす四角形形状の他方の側辺に沿って配置されている。
図示された例において、各フィルム部41〜44は、互いに異なる樹脂製フィルムによって構成されている。そして、第1フィルム部41は、その平面視四角形形状がなす四辺に沿った接合部45において、第2フィルム部42、第1ガゼット部43及び第2ガゼット部44と接合されている。同様に、第2フィルム部42は、その平面視四角形形状がなす四辺に沿った接合部45において、第1フィルム部41、第1ガゼット部43及び第2ガゼット部44と接合されている。フィルム部41〜44の間の接合部45は、例えば、ヒートシールによる熱溶着によって形成された溶着部として構成され得る。また、フィルム部41〜44を粘着材や接着材等の接合材を用いることによって接合部45において接合するようにしてもよい。接合部45で互いに接合されたフィルム部41〜44の間に、収容物Xを収容する空間が形成される。
図示された例では、袋本体40の上縁部40aにおいて、対面する第1フィルム部41及び第2フィルム部42が互いに接合されていない部分が存在する。その接合されていない部分に、注出入口35が挿入されている。そして、第1フィルム部41及び第2フィルム部42は、上縁部40aにおいて、注出入口35に接合されている。同様に、袋本体40の下縁部40bにおいて、対面する第1フィルム部41及び第2フィルム部42が互いに接合されていない部分が存在する。その接合されていない部分に、排出部品50が挿入されている。そして、第1フィルム部41及び第2フィルム部42は、下縁部40bにおいて、排出部品50に接合されている。袋本体40の注出入口35及び排出部品50への接合は、ヒートシールによる熱溶着であってもよいし、粘着材や接着材等を用いた接合材による接合であってもよい。
ただし、この例によらず、インフレーション成形で形成された筒状のフィルム材の対向する一対の側面部を内側に折り込むことによって、ガゼット袋としての袋本体40が構成されるようにしてもよい。また、注出入口35は、袋本体40に上縁部40aにおいて取り付けられている必要はなく、例えば上縁部40aからずれた上縁部40a近傍の位置において袋本体40に取り付けられるようにしてもよい。同様に、排出部品50は、袋本体40に下縁部40bに取り付けられている必要はなく、例えば下縁部40bからずれた下縁部40b近傍の位置において袋本体40に取り付けられるようにしてもよい。また、そもそも、袋本体40はガゼット袋以外として構成されてもよい。例えば、袋本体40は、二枚の対向する樹脂製フィルムの周縁部を接合することによって構成されてもよいし、一枚の樹脂フィルムを折り返して重ねられた樹脂フィルムの折り返し部以外の縁部を接合することによって構成されてもよい。
樹脂製フィルムを用いて袋本体40を作製する場合、フィルム部41〜44は、外フィルム材及び内フィルム材を有するようにしてもよい。対向する二つのフィルム部は、内フィルム材が互いに対面し接触するようにして、配置される。また、外フィルム材は、多層フィルムとして構成され、互いに接合された外側層及び内側層を有するようにしてもよい。一具体例として、外側層として未延伸ナイロン(厚さ20μm)を用い、内側層として直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ40μm)を用いることができる。また、内フィルム材として直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ70μm)を用いることができる。この具体例では、外フィルム材が未延伸ナイロンを含むため、外フィルム材としてはその伸長度を増加させることができ、例えば外フィルム材は300%〜500%の伸長度を付与することができる。外フィルム材が高い伸長度をもつと、袋本体40を全体として軟質とすることができる。したがって、後述のように外装容器20内に袋本体40を挿入し、この袋本体40内に窒素ガスを供給して袋本体40を外装容器内で膨らませる際、円滑に袋本体40を膨らませることができる。
図示された例として、図5に示されたシート状に展開した状態での袋本体40の高さを、1800mm以上2500mm以下とすることができる。とりわけ大型の外装容器20に適用される大型の収納容器30として、展開した袋本体40の高さを2500mm以上3500mm以下とすることができる。同様に、シート状に展開した状態ての袋本体40の幅を、600mm以上1300mm以下とすることができる。とりわけ大型の外装容器20に適用される大型の収納容器30として、展開した袋本体40の幅を1300mm以上1600mm以下とすることができる。すなわち、シート状に展開した袋本体40は、外装容器20の平面視の大きさよりも格段に大きくなっている。
次に、注出入口35について説明する。上述したように、また図6に示されているように、注出入口35は、その一部分において、袋本体40と接合している。注出入口35は、袋本体40から延び出した口部36と、袋本体40に接合した取付部37と、を有している。注出入口35は、例えば射出成形によって樹脂成形物として構成され得る。
図7に示すように、口部36は、その中央に、筒状口部36aを有している。筒状口部36aは、袋本体40の内部に通じている。筒状口部36aは、袋本体40に気体や液体を給排する装置類が装着可能となるように接続手段を有している。この接続手段として、図示された筒状口部36aは、その内面に雌螺子を有している。また、図6に示すように、口部36は、取付部37よりも広がっている。口部36は、この広がっている部分を構成する拡径フランジ部36bを有している。
注出入口35の口部36は、図3に示すように収納容器30が外装容器20に装着された状態で、外装容器20の外部に露出する。したがって、口部36に、袋本体40の向きや袋本体40から排出部品50が延び出す向きを示す表示部を設けてもよい。表示部は、印刷であってもよいし、口部36に形成された凸部や凹部としてもよい。
図6に示すように、取付部37は、袋本体40の上縁部40aに位置する接合部45において、一対のフィルム部41,42の間に配置され、各フィルム部41,42と接合されている。これにより、注出入口35が袋本体40に固定されている。取付部37は、第1フィルム部41と接合した第1接合板部37aと、第2フィルム部42と接合した第2接合板部37bと、を含んでいる。第1接合板部37a及び第2接合板部37bは対向して配置されている。第1接合板部37a及び第2接合板部37bは、両端において互いに接合されている。口部36の筒状口部36aは、第1接合板部37a及び第2接合板部37bの間に開口している。第1接合板部37a及び第2接合板部37bの離間距離は、両端の間となる中央において最も長くなる。第1接合板部37a及び第2接合板部37bの離間距離は、中央から各端に向けて次第に短くなっていく。これにより、取付部37の両端部において第1フィルム部41及び第2フィルム部42を安定して接合することが可能となる。
次に、排出部品50を含む排出装置100について説明する。排出部品50は、図3に示すように収納容器30が外装容器20に装着された状態において、主として、外装容器20の排出筒状部25内に配置される。排出部品50は、袋本体40に接続している。排出部品50は、袋本体40内に収容された収容物Xの袋本体40からの排出経路を形成する。
排出部品50は、筒状の部材である。したがって、排出部品50は、その中心を通過して両端の開口を結ぶ中心軸線を有している。この中心軸線に沿って、袋本体40に接続する側を基端側とし、袋本体40から離間する側を先端側とする。排出部品50は、基端側の開口となる基端開口50Aと、先端側の開口となる先端開口50Bと、を有している。基端開口50Aは袋本体40の内部において開口し、先端開口50Bは袋本体40の外部において開口している。排出部品50は、基端開口50Aを介して袋本体40の内部に通じている。排出部品50は、先端開口50Bを介して排出筒状部25の内部に通じている。なお、図示された例において、排出部品50は屈曲した筒状の部材である。したがって、排出部品50の中心軸線も、中間部において屈曲する。
図4に示すように、排出部品50は、排出部品50上に設けられた他の構成要素とともに排出装置100を構成する。排出装置100は、排出部品50に加え、排出部品50と排出筒状部25との間を密閉するための構成要素を更に有している。図8は、袋本体40に取り付けられた排出部品50を示している。図9は、袋本体40に取り付けられた排出装置SDを示している。図10は、排出装置100の分解斜視図である。図10によく示されているように、排出装置100は、排出部品50、固定体70、第1支持体77、第2支持体78及び弾性体79を含んでいる。また、図11は、固定体70を示す斜視図である。
このうち、排出部品50についてまず説明する。図4及び図8によく示されているように、排出部品50は、その基端側において、袋本体40に接続している。排出部品50は、筒状の部品である。筒状部品である排出部品50は、袋本体40内の収容物Xの移動経路、とりわけ排出経路を形成する。つまり、排出部品50は、排出筒状部品または排出経路形成部品として機能する。排出部品50は、袋本体40に接続した部分に対して屈曲するようにして、袋本体40に接続した部分から延び出している。これは、外装容器20の排出筒状部25が外装容器本体21の底板22に対して傾斜した方向に延び出していることに対応している。
具体的な構成として、排出部品50は、袋本体40との接続部分を形成する筒状の接続部材55と、接続部材55に接続した筒状のアタッチメント60と、を有している。とりわけ図示された例において、アタッチメント60は接続部材55に着脱可能となっている。接続部材55は、収納容器30との接合を考慮すると、例えば射出成形によって樹脂成形物として構成され得る。アタッチメント60は、射出成形によって樹脂成形物として構成され得るが、強度や耐薬品性等を考慮して金属、例えば真鍮やステンレスによって構成され得る。
図8に示すように、接続部材55は、袋本体40に接合した第1接続部56と、第2接続部57から延び出した第2接続部57と、を有している。第1接続部56及び第2接続部57は、それぞれ、筒状に形成されている。接続部材55は、全体としても、筒状に形成されている。第1接続部56及び第2接続部57は、内部空間が互いに通じるようにして、接続している。好ましくは、第1接続部56及び第2接続部57は、互いにの中心軸線を揃えられるようにして、接続している。これにより、接続部材55は、袋本体40の内部に収容された収容物Xをアタッチメント60に送り出すことができる。
図8に示すように、第1接続部56は、袋本体40の下縁部40bに位置する接合部45において、一対のフィルム部41,42の間に配置され、各フィルム部41,42と接合されている。これにより、接続部材55が袋本体40に固定されている。第1接続部56は、円筒状部56aと、円筒状部56aの外周面から延出した一対の延長部56b、とを有している。一対の延長部56bは、円筒状部56aのうちの展開した状態での袋本体40の幅方向における両端となる部分に設けられている。各延長部56bは、円筒状部56aから袋本体40の幅方向に突出している。各延長部56bは、展開した状態での袋本体40の高さ方向に延びている。延長部56bを設けることによって、第1接続部56の両端部において第1フィルム部41及び第2フィルム部42を安定して接合することが可能となる。
図10に示すように、第2接続部57は、円筒状に形成されている。第2接続部57は、アタッチメント60の基端側部分との接続手段を有している。図示された例において、第2接続部57は、円筒状部分の内周面に雌螺子を形成されている。第2接続部57の雌螺子が、アタッチメント60の基端側部分に形成された雄螺子66と噛み合う。これにより、第2接続部57の円筒状の内部にアタッチメント60が挿入された状態で、接続部材55とアタッチメント60とが互いに接続する。
なお、図4、図8、図10に示すように、排出部品50は、接続部材55とアタッチメント60との間に位置するOリング59を更に有している。このOリング59によって、接続部材55とアタッチメント60との間を密閉することができる。
次に、アタッチメント60について説明する。図示されたアタッチメント60は、図10に示すように、接続部材55に着脱可能な筒状接続部65と、筒状接続部65から延び出した筒状本体部61と、を有している。筒状本体部61及び筒状接続部65は、それぞれ、筒状に形成されている。筒状本体部61及び筒状接続部65は、内部空間が互いに通じるようにして、接続している。好ましくは、筒状本体部61及び筒状接続部65は、互いにの中心軸線を揃えられるようにして、接続している。これにより、アタッチメント60は、接続部材55から供給されてきた収容物Xを、排出筒状部25を介して排出することができる。
アタッチメント60は、筒状本体部61と筒状接続部65との間に位置する接続フランジ部67を更に有している。接続フランジ部67は、中心軸線に対して直交する径方向に拡径した拡径部を形成している。このようなアタッチメント60は、一例として、継ぎ目無しで一体的に金属から形成された筒状接続部65及び接続フランジ部67に対して、筒状本体部61を溶接で接合することにより、作製され得る。
なお、上述したOリング59は、筒状の筒状接続部65上に配置され且つ接続部材55と接続フランジ部67との間で圧縮される。結果として、Oリング59によって、接続部材55とアタッチメント60との間を安定して密閉することができる。
筒状接続部65は、円筒状に形成されている。筒状接続部65は、円筒状がなす外周面に設けられた第2螺子部66を有している。この第2螺子部66は、接続部材55の第2接続部57の内面に形成された雌螺子と噛み合う雄螺子となっている。この噛み合いを利用して、アタッチメント60及び接続部材55は着脱可能となっている。図示された例において、アタッチメント60の筒状接続部65が接続部材55の第2接続部57と接続した状態において、筒状接続部65の中心軸線A2は、接続部材55の中心軸線と一直線上に位置している。
筒状本体部61は、筒状接続部65に先端側から接続している。筒状本体部61は、円筒状に形成されている。ただし、筒状本体部61の中心軸線A1は、筒状接続部65の中心軸線A2と非平行となっている。すなわち、アタッチメント60は屈曲している。図示された例において、筒状本体部61の中心軸線A1は、筒状接続部65の中心軸線A2に対して傾斜している。図8に示すように、図示された例において、排出部品50の屈曲軸線BAは、排出部品50と接続した袋本体40の展開時における幅方向と平行になっている。すなわち、排出部品50の屈曲軸線BAは、展開された袋本体40の下縁部40bが延びる方向と平行になる。
排出部品50は、後述する固定体70と着脱可能となる。筒状本体部61は、排出部品50及び固定体70を着脱可能とする接続手段を有している。図8に示すように、図示された筒状本体部61は、最先端となる内面に雌螺子としての第1螺子部63を形成されている。この第1螺子部63が後述する固定体70の固定体螺子部74(図11参照)と噛み合うことによって、固定体70が排出部品50に取り外し可能に取り付けられる。
図8に示すように、アタッチメント60は、筒状本体部61上に設けられた支持フランジ部64を更に有している。支持フランジ部64は、円筒状の筒状本体部61の外周面上に設けられている。支持フランジ部64は、筒状本体部61の外周面上における先端側となる領域内に位置している。支持フランジ部64は、筒状本体部61の拡径部を形成し、中心軸線A1に直交する径方向における外方に向けて筒状本体部61の外周面から突出している。支持フランジ部64は、中心軸線A1を中心とする周方向に延びている。
なお、何らかの中心軸線に直交する径方向における外方とは、径方向における中心軸線から離間する側のことを指す。また、何らかの中心軸線に直交する径方向における内方とは、径方向における中心軸線に近接する側のことを指す。
図8に示すように、また後に参照する図18によく示されているように、支持フランジ部64には切欠部64aが形成されている。切欠部64aは、支持フランジ部64を部分的に除去する、或いは、図示された例のように筒状本体部61の外周面からの支持フランジ部64の突出高さを低くする。切欠部64aは、筒状本体部61の中心軸線A1に対して接続部材55が屈曲している側とは反対側に設けられている。より具体的に説明すると、図示された例において、接続部材55は、略水平方向に延びる筒状本体部61の中心軸線A1に対して上側に屈曲している。そして、切欠部64aは、筒状本体部61のうちの筒状本体部61の中心軸線A1を基準として、接続部材55が屈曲している側とは逆側となる側、つまり、上側とは逆側となる下側に形成されている。すなわち、図示された排出部品50において、切欠部64aは、外装容器20の底板22に対面する下側に形成されている。
図10に示すように、支持フランジ部64は、筒状本体部61の外周面上における最先端には位置していない。筒状本体部61の外周面上における最先端には、筒状本体部61の外周面が残っている。筒状本体部61の外周面のうちの最先端となる領域は、受け面部62を形成している。この筒状本体部61の受け面部62には、後述する第1支持体77、第2支持体78及び弾性体79が配置される。
また、図8に示すように、図示された排出部品50は、アタッチメント60の内面に接続した軸部材69を更に有している。図示された軸部材69は、筒状本体部61に保持されている。筒状本体部61は、その中心軸線A1に沿って先端側となる領域内に一対の保持穴61aを形成されている。軸部材69は、その両端を保持穴61a内に収容されるようにして、筒状本体部61によって保持されている。とりわけ、保持穴61aは、筒状本体部61のうちの支持フランジ部64が設けられている領域に形成されている。そして、各保持穴61aは、筒状本体部61及び支持フランジ部64の両方を貫通している。したがって、軸部材69は、アタッチメント60に形成された十分な長さの保持穴61aによって、安定して保持され得る。
一対の保持穴61aは、筒状本体部61の中心軸線A1を中心として対称的な位置に配置されている。軸部材69は、中心軸線A1と直交する方向に延びている。また、軸部材69は、中心軸線A1と交差している。さらに図示された軸部材69は、アタッチメント60の屈曲軸線BA(図8参照)と平行な方向に延びている。したがって図示された例において、軸部材69は、排出部品50と接続した袋本体40の展開した状態での幅方向に延びている。
なお、以上に説明した排出部品50は、屈曲している。そして、図4に示すように、収納容器30が外装容器20に装着された状態において、排出部品50の屈曲した部分は、外装容器20の外装容器本体21と排出筒状部25との屈曲した接続部に適合するようになる。そして、接続フランジ部67は、排出筒状部25と底板22とが接続することによって形成された不連続な段部に接触するようになる。したがって、排出部品50を排出筒状部25内に導入する際、排出筒状部25の中心軸線を中心とした排出筒状部25と排出部品50との相対回転位置を揃える必要がある。このような位置決めを容易とするため、図8に示すように、排出部品50は表示部51を有している。表示部51は、排出筒状部25と排出部品50との適切な相対位置を表示することができる。図8に示された例において、表示部51は、筒状本体部61の先端側端面に設けられている。この表示部51は、筒状本体部61の円環状に延びる先端側端面の一箇所に設けられている。そして、表示部51は、この表示部51が設けられている位置が上側となるように排出部品50を外装容器20に対して位置決めすべきことを表示している。
また、上述したように、排出部品50の内側に軸部材69が設けられている。軸部材69は、筒状本体部61の先端側となる領域に設けられている。したがって、軸部材69は、排出部品50の先端開口50Bから視認可能となっている。図8に示すように、この軸部材69は、排出部品50の屈曲軸線BAと平行に延びている。したがって、この例では、軸部材69は、水平方向に延びるべきである。このように、軸部材69は、排出筒状部25に対して排出部品50の向きを示す補助的な指標としても機能し得る。
次に、第1支持体77、第2支持体78及び弾性体79について順に説明する。図10に示すように、第1支持体77、第2支持体78及び弾性体79は、すべて、環状に形成されている。図9や後に参照する図14及び図15に示すように、第1支持体77、第2支持体78及び弾性体79は、排出部品50の受け面部62上に設けられる。円筒の外周面状に形成された受け面部62が、第1支持体77、第2支持体78及び弾性体79に挿入される。ただし、図4及び図9に示すように、筒状本体部61の中心軸線A1に沿った基端側から受け面部62に隣接する支持フランジ部64によって、第1支持体77、第2支持体78及び弾性体79の基端側への移動が規制される。
第1支持体77及び第2支持体78は、後述する固定体70と支持フランジ部64との間に形成される隙間の中心軸線A1に沿った長さを調節するスペーサとして機能する。そして、第1支持体77及び第2支持体78は、固定体70との間で弾性体79を押圧するようになる。第1支持体77及び第2支持体78は、このような機能を果たす上で十分な剛性を付与される。第1支持体77及び第2支持体78は、金属や樹脂等から構成され得る。一方、弾性体79は、第1支持体77及び第2支持体78と固定体70との間で圧縮されて弾性変形することを期待されている。したがって、弾性体79は、弾性変形しやすいゴムや樹脂から構成される。
図10に示された例において、第1支持体77は、筒状本体部61の中心軸線A1に沿って延びる円筒状部分77aと、円筒状部分77aの先端側端部から中心軸線A1に直交する径方向に延び出した環状板部77bと、を有している。一方、第2支持体78は、環状板部として形成されている。排出部品50の受け面部62上に配置された状態において、第1支持体77の円筒状部分77aは、第2支持体78内に挿入され、第2支持体78を径方向内側から支持する。
一方、弾性体79も、環状部材として構成されている。変形していない弾性体79は、その周方向に直交する断面において、円形形状を有している。排出部品50の受け面部62上に配置された状態において、第1支持体77の円筒状部分77aは、弾性体79内にも挿入される。このとき、円筒状部分77aは、弾性体79の内周部に接触する。更に、円筒状部分77aは、弾性体79に径方向の内側から接触するだけでなく、弾性体79を径方向外方へ膨張させる。すなわち、この例では、固定体70から加圧されていない弾性体79は、排出部品50上に配置された状態で、その内周面が排出部品50の受け面部62上に配置された第1支持体77の円筒状部分77aに全長に亘って接触するようになっている。
この例において、第1支持体77の環状板部77b及び第2支持体78は、固定体70と支持フランジ部64との間に形成される隙間の中心軸線A1に沿った長さを調節するスペーサとして機能する。一方、第1支持体77の円筒状部分77aは、受け面部62と弾性体79の内周部との径方向に沿った隙間を調節している。したがって、隙間の大きさを調節する必要性が無ければ、円筒状部分77a、環状板部77b及び第2支持体78を省略することも可能である。ただし、好ましくは、固定体70から加圧されていない弾性体79は、排出部品50上に配置された状態で、その内周面が排出部品50の受け面部62または排出部品50の受け面部62上に配置された他の部材、例えば第1支持体77の円筒状部分77aに全長に亘って接触する。このとき、弾性体79にはその周方向に沿って引っ張り力が働き、弾性体79は排出部品50上に安定して支持されるようになる。
次に、固定体70について説明する。まず、固定体70は、排出部品50に着脱可能となっている。とりわけ、固定体70は、排出部品50の先端側から排出部品50に取り外し可能に取り付けることができる。また、固定体70が排出部品50に取り付けられた場合、弾性体79が圧縮されて弾性体79の外周部における周長が固定される前よりも長くなる。
図11に示すように、図示された固定体70は、環状本体部71と、環状本体部71から突出した筒状突出部73と、を有している。固定体70が排出部品50に取り付けられた状態において、筒状突出部73は、環状本体部71から中心軸線A1に沿って基端側に突出している。筒状突出部73は、円筒状に形成されている。筒状突出部73の外周面に雄螺子としての固定体螺子部74が形成されている。この固定体螺子部74は、排出部品50の第1螺子部63と噛み合う。この噛み合いにより、固定体70を排出部品50に取り外し可能に取り付けることができる。
環状本体部71は、環状板状に形成され、筒状突出部73の先端側端部から径方向外方に延び出している。そして、固定体70が排出部品50に取り付けられた状態において、排出部品50の中心軸線A1に沿った先端側から弾性体79に接触する。さらに、固定体70は、支持フランジ部64、第1支持体77及び第2支持体78によって排出部品50の中心軸線A1に沿った基端側への移動を規制された弾性体79を圧縮する。すなわち、固定体70が排出部品50に取り付けられることによって、弾性体79が圧縮されて弾性体79の外周部における周長が長くなるように弾性変形する。また、弾性体79は、この変形によって、中心軸線A1に直交する径方向外方に膨張する。
なお、図9及び図10に示すように、環状本体部71には、受け穴72が形成されている。図示された例において、排出部品50の中心軸線A1を中心として対称的な位置に配置された一対の受け穴72が、環状本体部71に形成されている。
後に参照する図12や図13に示されているように、排出装置100は、その他の構成要素として、誘導部材88を有している。誘導部材88は、湾曲や屈曲により曲がることが可能な細長い部材である。誘導部材88は、排出部品50に着脱可能となっている。誘導部材88として、例えば、樹脂や金属からなる紐状または線状の部材やチェーンを用いることができる。図示された例においては、誘導部材88は、取付具88aを介して、軸部材69に取り外し可能に取り付けることができる。
また、後に参照する図18に示されているように、排出装置100は、排出部品50に着脱可能な蓋体80を更に有している。蓋体80は、排出部品50に取り外し可能に取り付けられて排出部品50の袋本体40に接続する側とは反対側から排出部品50の開口50Bを塞ぐ。すなわち、蓋体80は、排出部品50に先端側から取り付けられて先端開口50Bを塞ぐことができる。
図19に示すように、図示された蓋体80は、蓋天部81と、蓋天部81から突出した筒状突出部84と、蓋天部81から径方向外方に延び出した環状フランジ部82と、を有している。蓋体80が排出部品50に取り付けられた状態において、筒状突出部84は、円筒状に形成されている。筒状突出部84は、蓋天部81から中心軸線A1に沿って基端側に突出している。筒状突出部84の外周面に雄螺子としての蓋体螺子部85が形成されている。この蓋体螺子部85は、排出部品50の第1螺子部63と噛み合う。この噛み合いにより、蓋体80を排出部品50に取り外し可能に取り付けることができる。図示された例において、蓋体80の筒状突出部84及び蓋体螺子部85は、それぞれ、固定体70の筒状突出部73及び固定体螺子部74と同一に構成されている。そして、固定体70及び蓋体80の一方を選択して、排出部品50に先端側から取り付けることができる。
蓋天部81は、板状に形成されている。蓋天部81は、筒状突出部84の先端側の開口を塞いでいる。蓋体80が排出部品50に取り付けられた状態において、蓋天部81は、排出部品50の先端開口50Bに先端側から対面する。
環状フランジ部82は、環状板状に形成されている。環状フランジ部82は、筒状突出部84の先端側端部から径方向外方に延び出している。そして、蓋体80が排出部品50に取り付けられた状態において、排出部品50の中心軸線A1に沿った先端側から排出部品50の筒状本体部61の先端側端面に接触する。ただし、環状フランジ部82の直径は、筒状本体部61の直径以下となっている。したがって、環状フランジ部82は、筒状本体部61の外周面から径方向外方に突出していない。図18に示すように、環状フランジ部82には、受け穴83が形成されている。図示された例において、排出部品50の中心軸線A1を中心として対称的な位置に配置された一対の受け穴83が、環状フランジ部82に形成されている。蓋体80の受け穴83は、固定体70の受け穴72と同一の構成を有している。
さらに、図1に示すように、容器組合体10は、外装容器20の第1容器本体開口21Aを部分的に覆う一対の取付補助具18を更に有している。図1に示すように、第1容器本体開口21Aは、収納容器30の注出入口35と比較して大きく形成されている。一対の取付補助具18は、外装容器本体21の天板部24に設けられ、注出入口35を支持する。一対の取付補助具18は、同一または対称な構成を有している。図3に示すように、各取付補助具18は、天板部24の周縁フランジ部24aに引っ掛けられ、天板部24上に保持される。一対の取付補助具18は、天板部24上で環状板状となる。環状板状となった一対の取付補助具18の内直径は、注出入口35の口部36の外直径よりも小さい。したがって、一対の取付補助具18は、口部36の拡径フランジ部36bを下方から支持し、注出入口35が外装容器20の内部に落下することを防止する。
以上の構成からなる容器組合体10及び収容物充填済み容器組合体5の使用時における作用について説明する。
まず、収納容器30を外装容器20に設置する設置方法について、主として図12〜図17を参照して、説明する。
まず、収納容器30の袋本体40を折り畳み、且つ、誘導部材88を収納容器30の排出部品50に取り付ける。
上述したように、袋本体40は、折り曲げ可能な材料、典型的には樹脂製フィルムを用いて形成されている。袋本体40を折り曲げることによって、外装容器20の第1容器本体開口21Aを通過可能な程度まで袋本体40を折り畳む。袋本体40の折り畳み方法は特に限定されず、種々の方法を採用することができる。一例として図12に示すように、展開した状態にある袋本体40の高さ方向に沿った複数の縦方向折曲線LAを中心として山折り及び谷折りを交互に繰り返し、さらに展開した状態にある袋本体40の幅方向に沿った複数の横方向折曲線LBを中心として山折り及び谷折りすることによって、袋本体40を折り畳んでもよい。
また、図18に示すように、誘導部材88は、例えば、フック式の取付具88aと、取付具88aに接続したチェーン88bと、を有する。フック式の取付具88aを用いて、チェーン88bを排出部品50に接続することができる。図18に示された例において、誘導部材88は、排出部品50の先端近傍における内部に位置する軸部材69に取り付けられている。
袋本体40の折り畳み及び誘導部材88の取り付けは、いずれを先に実施してもよいし、並行して実施してもよい。また、図示された例において、排出部品50は、袋本体40に固定された接続部材55と、接続部材55に着脱可能なアタッチメント60と、を有している。袋本体40の折り畳み及び誘導部材88の取り付けの一方又は両方を、アタッチメント60を接続部材55に取り付けた状態で実施してもよいし、アタッチメント60を接続部材55から取り外した状態で実施してもよい。
次に、図12に示すように、外装容器20の排出筒状部25から開閉弁28を取り外す。開閉弁28の取り外しは、袋本体40の折り畳み及び誘導部材88の取り付け前に実施してもよいし、袋本体40の折り畳み及び誘導部材88の取り付け後に実施してもよいし、或いは、袋本体40の折り畳み及び誘導部材88の取り付けと並行して実施してもよい。
その後、収納容器30を外装容器20の外装容器本体21内に配置する。このとき、図12に示すように、第1容器本体開口21Aから外装容器本体21内に誘導部材88をまず入れる。外装容器本体21内において底板22の誘導傾斜壁部22aを利用して、誘導部材88の端部を、底板22に開口した第1容器本体開口21Aを通過させて排出筒状部25へと誘導する。最終的に、誘導部材88の端部を排出筒状部25の出口開口25Bから引き出す。
その後、図13に示すようにして、誘導部材88を引くことによって、収納容器30の排出部品50を、外装容器20の外装容器本体21から排出筒状部25内へと引き入れる。最終的には、図14に示すように、排出部品50の接続フランジ部67が外装容器20の外装容器本体21と排出筒状部25との接続箇所に突き当たるようになり、以降の排出部品50の移動が規制されるようになる。そして、排出部品50から誘導部材88を取り外し、排出筒状部25の出口開口25Bから取り出す。
なお、排出部品50を排出筒状部25内に誘導する際、排出筒状部25内をのぞき込んで表示部51を確認し、排出筒状部25の軸線を中心とした、排出部品50の排出筒状部25に対する相対回転位置を調節する。とりわけ図示された例においては、軸部材69の長手方向によっても、排出部品50の排出筒状部25に対する適切な相対回転位置を把握することができる。したがって、作業者は、排出部品50を排出筒状部25に対して容易かつ精度良く位置決めすることができる。この結果、屈曲部を有する排出部品50を、外装容器20の外装容器本体21と排出筒状部25との間に跨がるようにして位置決めすることができる。
次に、図14に示すように、排出筒状部25の出口開口25Bを介して第1支持体77及び第2支持体78を排出筒状部25内に入れる。そして、第1支持体77及び第2支持体78を、それぞれ、排出部品50の先端側部分上に配置する。より具体的には、筒状本体部61の外周面のうちの最も先端側に位置する受け面部62上に、第1支持体77及び第2支持体78を配置する。図14に示すように、第1支持体77及び第2支持体78は筒状本体部61によって貫通された状態となる。また、第1支持体77及び第2支持体78は、筒状本体部61の外周面から径方向外方に突出した支持フランジ部64によって、中心軸線A1に沿った基端側への移動を規制される。
その後、図15に示すように、排出筒状部25の出口開口25Bを介して弾性体79を排出筒状部25内に入れる。そして、弾性体79を排出部品50の先端側部分上に配置する。より具体的には、筒状本体部61の外周面のうちの最も先端側に位置する受け面部62上に、弾性体79を配置する。図15に示すように、弾性体79は筒状本体部61を挿入された状態となる。
とりわけ図示され例において、第1支持体77は円筒状部分77aを有している。図14に示すように、円筒状部分77aは受け面部62を覆っている。したがって、図15に示された状態において、弾性体79は、この円筒状部分77aを挿入されている。このとき、円筒状部分77aは、受け面部62の中心軸線A1に直交する径方向における中心軸線A1に近接する内側から、弾性体79の内周部に当接している。円筒状部分77aは、中心軸線A1に直交する径方向における中心軸線A1から離間する側となる外方に向けて、弾性体79を押圧する。結果として、図15に示された状態において、弾性体79は、円周が長くなるように膨張する。このとき、弾性体79には周方向への引っ張り力が作用し、結果として、排出部品50上に安定して保持されるようになる。
また、第1支持体77の環状板部77bの厚み及び第2支持体78の厚みによって、アタッチメント60の中心軸線A1に沿った方向における弾性体79の位置が調節されている。図14及び図15の比較から理解され得るように、中心軸線A1に沿った方向において、弾性体79は、アタッチメント60の先端側端面よりも、排出筒状部25の出口開口25B側に突出している。
次に、図4に示すように、固定体70を排出部品50に取り付ける。図示された例においては、固定体70の筒状突出部73に設けられた固定体螺子部74を、アタッチメント60の筒状本体部61の内面に形成された第1螺子部63と噛み合わせることによって、固定体70を排出部品50に固定する。このとき、固定体70の環状本体部71は、受け面部62よりも径方向外方まで突出して、中心軸線A1に沿った方向において弾性体79と対面している。そして、弾性体79は、支持フランジ部64によって支持された第1支持体77及び第2支持体78と固定体70の環状本体部71との間で圧縮される。この圧縮によって、弾性体79は径方向外方に膨張するとともに、弾性体79の外周部における周長が長くなるように変形する。図4に示すよう、弾性体79は、アタッチメント60の筒状本体部61の中心軸線A1に直交する径方向における中心軸線A1から離間する側となる外方へ突出する。結果として、弾性体79は、その全周長に亘って、排出筒状部25の内面に接触する。弾性体79は、第2支持体78及び固定体70にも密着している。したがって、弾性体79を介して、排出部品50と排出筒状部25との間が密閉、典型的には液密に密閉される。また、弾性体79を介して排出部品50が排出筒状部25に対して固定される。
とりわけ、図示された例において、固定体70から加圧されていない状態で、排出部品50の受け面部62上に配置された弾性体79の内周面は、その全長に亘って、同じく排出部品50の受け面部62上に配置された第1支持体77の円筒状部分77aに接触している。したがって、固定体70を排出部品50へ取り付ける前に、弾性体79を排出部品50上に安定して保持することができる。このため、固定体70の排出部品50への取り付けを容易に安定して行うことができる。また、固定体70を排出部品50へ取り付けることによって、中心軸線A1に直交する径方向外方に向けて弾性体79を安定して膨張させることができる。これにより、弾性体79と排出筒状部25の内面との間の密閉を安定して確保することができる。加えて、弾性体79と排出部品50の外周面との間の密閉も安定して確保することができるので、結果として、弾性体79を介して、外装容器20の排出筒状部25と収納容器30の排出部品50との間の密閉を安定して確保することができる。
なお、図示された例において、固定体70の排出部品50への取り付けは、排出筒状部25内に配置された排出部品50に対して固定体70を相対回転させることによって実施される。この作業は、排出筒状部25の出口開口25Bから固定体70を操作することによって実施される。この作業中、排出部品50に接続した袋本体40の捩れ等を防止する観点から、排出部品50を排出筒状部25内で固定した状態で実施することが好ましい。袋本体40に捩れ等が発生すると、外装容器20内で袋本体40を十分大きく膨らませることができない、収納容器30内での収容物Xの流動が悪くなる、といった不具合も生じ得る。
このような固定体70の取り付け作業は、図16及び図17に示すように、治具を用いることによって容易且つ安定して実施することができる。図示された例では、固定体70の排出部品50への取り付けに、回り止め治具90及び回転治具95を用いている。
回り止め治具90は、排出部品50の排出筒状部25内のおける回転を防止するための治具である。図16に示すように、回り止め治具90は、細長いロッド91と、ロッド91から突出した回り止めフック92と、を有している。回り止めフック92は、軸部材69を収容する鍵穴部92aを形成されている。鍵穴部92aは幅広に形成されている。軸部材69が回り止めフック92の鍵穴部92a内に入ると、回り止め治具90に対する排出部品50の相対回転が規制されるようになる。
回転治具95は、固定体70を回転させるための治具である。図16に示すように、回転治具95は、筒状治具本体部96と、筒状治具本体部96の一方の端面から突出した突起97を有している。図示された例において、筒状治具本体部96には、その中心軸線を中心として対称的に一対の突起97が設けられている。一対の突起97は、筒状治具本体部96の中心軸線に沿って筒状治具本体部96から突出している。そして、一対の突起97は、固定体70の環状本体部71に形成された一対の受け穴72に挿入されるようになっている。また、図17に示すように、回り止め治具90のロッド91は、筒状治具本体部96内に挿入可能となっている。そして、筒状治具本体部96は、ロッド91上において、回転可能となっている。さらには、筒状治具本体部96は、その中心軸線を中心とした回転を、ロッド91によって案内される。
回り止め治具90及び回転治具95は、次のようにして、用いることができる。まず、第1螺子部63と固定体螺子部74をいくらか噛み合わせることによって、固定体70を排出部品50に仮に留めておく。次に、排出筒状部25の出口開口25Bを介して排出部品50の固定体70内に回り止め治具90を挿入する。さらに、回り止めフック92を排出部品50内まで進め、鍵穴部92aに軸部材69を挿入する。回り止め治具90をいくらか引き戻すことによって、回り止めフック92の鍵穴部92aの端部まで軸部材69を入れ込む。これにより、回り止め治具90に対する排出部品50の相対回転を規制することができる。
次に、回り止め治具90のロッド91が筒状治具本体部96内を通過するようにして、回転治具95を排出部品50及び固定体70に向けて進める。そして、図17に示すように、回転治具95の突起97を固定体70の受け穴72内に挿入する。次に、一方の手でロッド91掴みながら他方の手で筒状治具本体部96を掴み、回転治具95の軸線方向を中心として回転治具95を回り止め治具90上で回転させる。筒状治具本体部96の内周面とロッド91の外周面との接触により、回り止め治具90上での回転治具95の回転が案内される。回り止め治具90を停止した状態での回転治具95の回転にともなって、固定体70を排出部品50に対して相対回転させることができる。これにより、第1螺子部63及び固定体螺子部74の噛み合いにより、固定体70を排出部品50に固定することができる。固定体70を固定した後、まず回転治具95を引き抜き、次に軸部材69と回り止めフック92との噛み合いを解除して回り止め治具90を排出部品50から取り外す。
排出部品50と弾性体79との密閉が確保された後、排出筒状部25に開閉弁28を取り付ける。
また、外装容器20の天板部24に形成された周縁フランジ部24aに取付補助具18を引っ掛けて、取付補助具18を外装容器本体21の第1容器本体開口21A上に支持する。そして、この取付補助具18上に収納容器30の注出入口35を引っ掛ける。このように取付補助具18を利用して、注出入口35の外装容器20に対する位置決めを行う。このような注出入口35の外装容器20に対する位置決めは、袋本体40を第1容器本体開口21Aから外装容器本体21内に挿入した後、いつ実施してもよい。
以上のようにして、収納容器30の排出部品50を排出筒状部25に配置し且つ収納容器30の袋本体40を外装容器本体21内に配置することができる。この状態において、排出部品50の先端近傍に設けられた弾性体79を介して、排出部品50と排出筒状部25との間が密閉されている。
次に、収納容器30の袋本体40を外装容器20の外装容器本体21内で膨らませる。まず、開閉弁28を閉鎖する。上述したように、排出部品50の先端開口50Bは、排出筒状部25内で開口している。また、排出部品50の先端近傍に設けられた弾性体79を介して、排出部品50と排出筒状部25との間が密閉されている。そして、更に開閉弁28が閉鎖された場合、収納容器30は、注出入口35のみにおいて外部に通じるようになる。この状態で、注出入口35から袋本体40内に気体または液体を供給することによって、袋本体40を膨らませる。袋本体40の膨らませに使用される気体は、特に限定されないが、例えば窒素や不活性ガスとすることができる。また、袋本体40の膨らませに使用される液体として、水を用いることができ、更に収容物Xを用いることもできる。袋本体40の膨らませに使用される液体として収容物Xを用いた場合、この工程により、収容物充填済み容器組合体5が製造され得る。
なお、注出入口35は、口部36の筒状口部36aに形成された螺子部を有している。この螺子部を用いて、気体または液体を供給する装置を注出入口35に固定することによって、袋本体40を安定して且つ容易に膨らませることができる。
以上に説明してきたようにして、収納容器30を袋本体40に設置することができる。
次に、収納容器30に収容物Xを供給して収容物充填済み容器組合体5を製造する方法について説明する。
収容物充填済み容器組合体5の製造方法は、まず、収納容器30が外装容器20に装着されてなる容器組合体10を用意する。次に、外装容器20内に収納容器30が設置されている状態で、袋本体40内に収容物Xを供給する。このようにして、収容物Xを容器組合体10の収納容器30に充填してなる収容物充填済み容器組合体5が得られる。なお、注出入口35は、口部36の筒状口部36aに形成された螺子部を有している。この螺子部を用いて、収容物Xを供給する装置を注出入口35に固定することによって、収納容器30に収容物Xを安定して且つ容易に充填することができる。また、収容物Xの充填に先立ち、外装容器20内に配置された収納容器30に気体等を供給して、収納容器30の袋本体40を膨らませる工程が実施されていることが好ましい。この場合、より安定して、より多くの収容物Xを容器組合体10によって保持することが可能となる。
次に、収納容器30に収容物Xを供給して収容物充填済み容器組合体5を使用する方法について説明する。
収容物充填済み容器組合体5の使用方法は、まず、収納容器30が外装容器20に装着され且つ収納容器30内に収容物Xが充填されてなる容器組合体10を用意する。次に、排出筒状部25に設けられたれ開閉弁28を開放する。これにより、収納容器30内の収容物Xが、排出筒状部25及び開閉弁28を経由して、収容物充填済み容器組合体5から排出される。必要量の収容物Xが得られたところで、開閉弁28を閉鎖する。なお、排出部品50は弾性体79を介して排出筒状部25に固定されている。したがって、収容物Xの排出にあたり、排出部品50が外装容器20内で動いてしまうことや不安定となってしまうことを効果的に回避することができる。これにより、排出部品50の近傍において袋本体40に捩れ等が発生して、収容物Xの流動性が低下してしまうといった不具合を効果的に回避することができる。
ところで、容器組合体10の使用中に、収納容器30の柔軟性を有した袋本体40に破れ等の損傷が生じることも想定され得る。袋本体40に破れ等の損傷が生じた場合、袋本体40内の収容物Xが袋本体40から漏れ出してしまう。一方、ここで説明した容器組合体10によれば、弾性体79を介して、弾性体79を保持した排出部品50と排出筒状部25との間を密閉することが可能となっている。したがって、収納容器30の袋本体40が破れる等の損傷を受けて収納容器30の収容物Xが収納容器30から外装容器20に流れ出したとしても、外装容器20によって収容物Xを保持することができ、収容物Xの流出や飛散等を効果的に防止することができる。
容器組合体10内の収容物Xがすべて排出された後、収納容器30を外装容器20から取り出す。このとき、まず、排出筒状部25から開閉弁28を取り外す。次に、排出筒状部25の出口開口25Bから作業を行って、固定体70を排出部品50から取り外す。そして、取り外された固定体70は、排出筒状部25の出口開口25Bから取り出される。これにより、弾性体79の圧縮が解除され、排出部品50と排出筒状部25との間の密閉が解除される。また、排出部品50の排出筒状部25への固定も解除される。固定体70の排出部品50からの取り外しは、上述した回り止め治具90及び回転治具95を用いて容易かつ安定して実施することができる。
次に、弾性体79、第2支持体78及び第1支持体77が排出部品50上から取り外される。弾性体79、第2支持体78及び第1支持体77も、排出筒状部25の出口開口25Bから取り出される。
その後、排出部品50を排出筒状部25内から外装容器本体21内へと移動させ、更に収納容器30を外装容器本体21から取り出す。収納容器30を取り出すにあたり、取付補助具18が外装容器本体21から取り外される。
なお、図示された例において、排出装置100は蓋体80を有している。そして、収納容器30を袋本体40から取り出す前、図18に示すように、蓋体80が排出部品50に固定される。上述したように、蓋体80には、固定体70の受け穴72と同様に構成された受け穴83が設けられている。したがって、固定体70と同様に、回転治具95を用いて、蓋体80の排出部品50への取り付けを行うことができる。排出部品50を排出筒状部25から抜き出す前に蓋体80を排出部品50へ取り付けておくことによって、収納容器30を外装容器20から取り出す際に、排出部品50の先端開口50Bから収容物Xが流出して、外装容器20内を汚してしまうことを防止することができる。
収容物充填済み容器組合体5及び容器組合体10の好ましい一使用態様として、収納容器30を使い捨てとして使用し、その一方で、外装容器20は、使用済みの収納容器30を取り外した後に、新しい収納容器30を取り付けられることによって、繰り返し使用することができる。このような使用態様は、比較的に安価な収納容器30を使い捨てにする一方で、比較的高価でしかも廃棄するにもコストと手間が必要となる外装容器20を繰り返し使用することができ、費用および取り扱い作業性の面で優れる。また、収納容器30は、袋本体40を折り畳むことによって小型化することができる。したがって、使い捨てとすることによって頻繁に取り扱うことになる収納容器30は、搬送や保管等の取り扱い性に優れる。また、使用前の収納容器30を外装容器20とは別途に取り扱う際、収納容器30内への異物混入を防止する観点から、蓋体80を排出部品50に取り付けておいてもよい。
さらに、排出部品50は、袋本体40に接合した接続部材55と、接続部材55と着脱可能な筒状のアタッチメント60と、を有している。したがって、収納容器30のうちのアタッチメント60以外の部分を使い捨てとしてもよい。例えば、アタッチメント60を金属製として繰り返し使用できるようにしてもよい。この例によれば、収納容器30のうちの袋本体40から大きく突出したアタッチメント60を除く部分が、使い捨ての対象となる。この使い捨ての対象となる部分は、折り畳んで小型化することができ且つ軽量であり、搬送や保管等の取り扱い性に極めて優れる。なお、アタッチメント60を繰り返し利用する際、アタッチメント60を都度洗浄するようにしてもよい。
さらに、収納容器30を用いることによって、外装容器20の洗浄作業の負担を著しく低減することができる。上述した例において、外装容器20のうちの収容物Xが付着し得るのは、排出筒状部25の弾性体79よりも出口開口25B側となる内面および開閉弁28だけである。とりわけ容器組合体10で保持する液体が特殊な液体である場合、洗浄液も特殊な洗浄液を用いる必要が生じ、さらに使用後の洗浄液の廃棄にも適切な処理が必要となる。すなわち、使い捨ての収納容器30を用いることによって、外装容器20で収容物Xを直接保持することと比較して、外装容器20の洗浄作業、洗浄液の手配及び管理、使用済み洗浄液の処理等の手間を大幅に低減することができる。また、非常に狭い第1容器本体開口21Aしか持たない外装容器20においては、実質的に、外装容器本体21の内部を十分に洗浄することは不可能ともなる。その一方で、非常に狭い第1容器本体開口21Aしか持たない外装容器20と収納容器30との組合せによれば、種々の収容物Xをより安定して保持することができる。このような点から、外装容器20の洗浄にともなった負担を大幅に低減し得る本実施の形態は、産業廃棄物としての処理が必要となる、工業薬品、医薬品や化粧品原料等の液体に対して、好適である。
以上に説明してきた一実施の形態において、収納容器30は、折り曲げ可能な袋本体40と、袋本体40に取り付けられ袋本体40から延び出した排出部品50と、排出部品50に貫通されて当該排出部品の外周面上に設けられる環状の弾性体79と、排出部品50の袋本体40側とは反対側となる先端側端部に着脱可能な固定体70と、を有している。排出装置100は、折り曲げ可能な袋本体40に取り付けられ袋本体40から延び出す排出部品50と、排出部品50に貫通されて当該排出部品の外周面上に設けられる環状の弾性体79と、排出部品50の袋本体40側とは反対側となる先端側端部に着脱可能な固定体70と、を有している。そして、収納容器30及び排出装置100において、固定体70が排出部品50に取り付けられることによって、弾性体79が圧縮されて弾性体79の外周部における周長が長くなる。
この一実施の形態によれば、外装容器20の排出筒状部25内に挿入された収納容器30の排出部品50に固定体70を取り付けることによって、弾性体79の外周部における周長を長くして、排出筒状部25内で弾性体79を膨張させることができる。このとき、膨張した弾性体79が排出筒状部25の内面に押し付けられることによって、弾性体79と排出筒状部25の内面との間を密閉することができる。これにより、弾性体79を介して、弾性体79を保持した排出部品50と排出筒状部25との間を密閉することが可能となる。とりわけ、排出部品50と排出筒状部25との間の密閉が、排出部品50への固定体70の固定によって実現することができる。すなわち、極めて容易な作業によって排出部品50と排出筒状部25との間の密閉を実現することが可能となる。そして、排出部品50と排出筒状部25との間が密閉されることによって、収納容器30の袋本体40が破れる等の損傷を受けて収納容器30の収容物Xが収納容器30から外装容器20に流入したとしても、外装容器20によって収容物Xを保持することができ、収容物Xの流出や飛散等を効果的に防止することができる。
また、収納容器30を外装容器20内設置して用いる場合、収容物Xが付着するのは排出筒状部25の先端側となる限られた領域である。したがって、外装容器20の洗浄の手間を効果的に低減することができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、収納容器30は、排出部品50から離間して袋本体40に取り付けられ袋本体40の内部を外部に通じさせる注出入口35を更に有している。とりわけ、袋本体40の対向する一対の縁部の一方40bに排出部品50が取り付けられ、袋本体40の対向する一対の縁部の他方40aに注出入口35が取り付けられている。この具体例によれば、注出入口35から袋本体40内に気体や液体等を注入することによって、外装容器20内に挿入された収納容器30を外装容器20内で膨らませることや、外装容器20内の収納容器30に収容物Xを充填することができる。したがって、例えば天板部24に第1容器本体開口21Aが設けられ下方に排出筒状部25が設けられ、収容物Xを直接保持することが可能に構成された外装容器20に対し、この収納容器30を適用すること有用である。この適用において、収納容器30の袋本体40が破れる等の損傷を受けて収納容器30の収容物Xが収納容器30から外装容器20に流入したとしても、外装容器20によって収容物Xを安定して保持することができ、収容物Xの流出や飛散等をより安定して効果的に防止することができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、収納容器30及び排出装置100は、排出部品50に着脱可能な誘導部材88を更に有している。誘導部材88は、細長くて曲がることが可能である。この具体例によれば、誘導部材88を用いることによって、排出部品50を容易且つ迅速に外装容器20の排出筒状部25へ誘導することができる。とりわけ、例えば天板部24に第1容器本体開口21Aが設けられ下方に排出筒状部25が設けられ、収容物Xを直接保持することが可能に構成された外装容器20内に収納容器30を設置する際、まず取り扱い易い誘導部材88を外装容器20内に垂らし、次に外装容器20の排出筒状部25の出口開口25Bから誘導部材88をたぐり寄せることによって、極めて容易に排出部品50を排出筒状部25内に配置することができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、排出部品50は、筒状のアタッチメント60と、両端においてアタッチメント60の内面に接続した軸部材69と、を有している。そして、誘導部材88は、軸部材69に取り外し可能に取り付けられる。この具体例によれば、誘導部材88の着脱を容易に行うことができる。また、軸部材69の向きを確認することによって、外装容器20の排出筒状部25内において排出部品50の向き、例えば排出筒状部25の軸線を中心とした排出部品50の回転位置を、容易且つ高精度に位置決めすることができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、アタッチメント60は円筒状の形成された筒状本体部61を有している。軸部材69は、筒状本体部61の中心軸線A1に直交する方向に延びるようにして筒状本体部61内に保持されている。この具体例によれば、誘導部材88の着脱を容易に行うことができる。また、軸部材69の向きを確認することによって、外装容器20の排出筒状部25内において排出部品50の向き、例えば排出筒状部25の軸線を中心とした排出部品50の回転位置を、容易且つ高精度に位置決めすることができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、排出部品50は、袋本体40に接続する側とは反対側に、排出部品50が設置されるべき向きを表示する表示部51を有している。この具体例によれば、排出部品50の向き、例えば外装容器20の排出筒状部25内における排出筒状部25の軸線を中心とした排出部品50の回転位置を、容易かつ高精度に位置決めすることができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、収納容器30及び排出装置SDは、排出部品50に取り外し可能に取り付けられて排出部品50の袋本体40に接続する側とは反対側から排出部品50の先端開口50Bを塞ぐ蓋体80を更に有している。この具体例によれば、収納容器30を外装容器20から取り出す際に、排出部品50の袋本体40に接続している側とは反対側から収容物Xが漏出することを効果的に防止することができる。これにより、外装容器20の洗浄の手間を大幅に省ける。
上述した一実施の形態の一具体例において、固定体70によって加圧されていない弾性体79は、排出部品50上に配置された状態で、その内周面が排出部品50の外周面上に配置された他の部材に全長に亘って接触する。この具体例によれば、固定体70の排出部品50への取り付け前に、弾性体79を排出部品50上に安定して保持することができる。したがって、固定体70の排出部品50への取り付けを容易に安定して行うことができる。また、固定体70を排出部品50へ取り付ける際に、排出筒状部25の軸線方向に直交する径方向に向けて弾性体79を安定して膨張させることができる。これにより、弾性体79と排出筒状部25の内面との間の密閉を安定して確保することができる。加えて、弾性体79と排出部品50の外周面との間の密閉も安定して確保することができるので、結果として、弾性体79を介して、外装容器20の排出筒状部25と収納容器30の排出部品50との間の密閉をより安定して確保することができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、排出部品50は、袋本体40に取り付けられた接続部材55と、接続部材55と着脱可能な筒状のアタッチメント60と、を有している。この具体例によれば、袋本体40を折り畳む際や収納容器30を保管する際等に、収納容器30から突出した排出部品50を袋本体から取り外すことができる。これにより、収納容器を使い勝手を改善することができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、アタッチメント60は、接続部材55に着脱可能な筒状の筒状接続部65と、筒状接続部65の中心軸線A2に対して非平行な中心軸線A1を有し筒状接続部65に接続した筒状の筒状本体部61と、を有している。この具体例によれば、アタッチメント60は筒状接続部65と筒状本体部61との間で曲がっている。したがって、排出部品50を介して、収容物Xを袋本体40の下方以外の方向に円滑に排出することが可能となる。これにより、収納容器30及び外装容器20の設置位置の自由度を向上させることができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、アタッチメント60は、筒状本体部61上に設けられ弾性体79の固定体70とは反対側に位置する支持フランジ部64を更に有している。支持フランジ部64は、筒状本体部61の中心軸線A1に対して筒状接続部65が屈曲している側とは反対側に切欠部64aを設けられている。この具体例によれば、外装容器20の排出筒状部25内に排出部品50を挿入する際に、アタッチメント60のうちの外装容器本体21の内面や排出筒状部25の内面と擦れ易くなる部分において、支持フランジ部64に切欠部64aが形成されている。すなわち、アタッチメント60のうちの外装容器20の内面と擦れ易くなる部分において、支持フランジ部64の筒状本体部61からの突出高さが低くなる、又は、支持フランジ部64が筒状本体部61上に設けられていない。したがって、外装容器20の排出筒状部25内に排出部品50を容易且つ円滑に挿入することができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、収納容器30及び排出装置100は、排出部品50に貫通されて当該排出部品50の外周面上に設けられ支持フランジ部64と弾性体79との間に位置するようになる環状の支持体77,78を更に有している。この具体例によれば、支持フランジ部64によって支持された支持体77,78によって、固定体70によって押圧される弾性体79を支持することができる。とりわけ、支持体77,78は、弾性体79や固定体70と同様に、排出部品50を外装容器20の排出筒状部25内に挿入した後に、排出筒状部25の出口側から排出筒状部25内に配置することができる。したがって、支持体77,78の形状は、排出部品50の外周面の形状や固定体70の形状に合わせて、例えば円環状の板状部材として、適切に構成することができる。これにより、支持体77,78と固定体70との間で安定して弾性体79を圧縮して膨張させることができる。すなわち、収納容器30の外装容器20内への設置を容易に行うことができるとともに、排出部品50と排出筒状部25との間の密閉を安定して確保することができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、固定体70は、排出部品50の内周面に設けられた第1螺子部63と噛み合う固定体螺子部74が形成された筒状突出部73と、筒状突出部73と接続して弾性体79と対面して配置されるようにある環状本体部71と、を有している。この具体例によれば、固定体70の筒状突出部73を排出部品50の内部に挿入して螺合することによって、固定体70を排出部品50に取り付けることができる。したがって、排出部品50に取り付けられた固定体70の排出部品50からの突出長さを短くすることができる。これにより、排出部品50は袋本体40に接続する側とは反対側となる先端側端部近傍に弾性体79を支持することができる。つまり、外装容器20の排出筒状部25と排出部品50との間を排出筒状部25の出口側の端部近傍において密閉することができ、これにより、排出筒状部25内における袋本体40の収容物Xが付着し得る領域を小さくすることができる。外装容器20の洗浄の手間を効果的に低減することができる。
以上に説明してきた一実施の形態において、外装容器本体21と外装容器本体21に接続した排出筒状部25とを有する外装容器20に収納容器30を設置する設置方法は、収納容器30の排出部品50を外装容器本体21内から排出筒状部25内に挿入する工程と、弾性体79が外周面上に配置された排出部品50に固定体70を取り付けて、弾性体79を排出筒状部25の内面に接触させる工程と、を有している。この一実施の形態によれば、排出部品50に固定体70を固定するといった極めて容易な作業によって排出部品50と排出筒状部25との間の密閉を実現することが可能となる。このようにして得られた収納容器30および外装容器20を含む容器組合体10によれば、弾性体79を介して、弾性体79を保持した排出部品50と排出筒状部25との間を密閉することが可能となる。したがって、収納容器30の袋本体40が破れる等の損傷を受けて収納容器30の収容物Xが収納容器30から外装容器20に流入したとしても、外装容器20によって収容物Xを保持することができ、収容物Xの流出や飛散等を効果的に防止することができる。また、収納容器30を外装容器20内に設置して用いる場合、収容物Xが付着するのは排出筒状部25の先端側となる限られた領域だけである。したがって、外装容器20の洗浄の手間を効果的に低減することができる。
上述した一実施の形態の一具体例において、排出部品50を排出筒状部25内に挿入する工程は、排出部品50に取り付けられた細長い誘導部材88を外装容器本体21内に垂らし、誘導部材88を外装容器本体21内から排出筒状部25内へと挿入する工程と、排出筒状部25の出口側から誘導部材88を引き出すことによって、誘導部材88と繋がれた排出部品50を排出筒状部25内に引き込む工程と、を含んでいる。この具体例によれば、誘導部材88を用いることによって、排出部品50を容易且つ迅速に外装容器20の排出筒状部25へ誘導することができる。とりわけ、例えば天板部24に第1容器本体開口21Aが設けられ下方に排出筒状部25が設けられ、収容物Xを直接保持することが可能に構成された外装容器20内に収納容器30を設置する際、排出部品50の排出筒状部25への配置を大幅に容易化することができる。
一実施の形態を複数の具体例により説明してきたが、これらの具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。
例えば、上述した一実施の形態の具体例において、排出部品50の受け面部62上に、弾性体79に加えて第1支持体77及び第2支持体78を配置する例を示した。ただし、受け面部62の長さや径に依存して弾性体79を十分に膨張させることができれば、第1支持体77及び第2支持体78の少なくとも一方を省略することもできる。第1支持体77を省略する際には、固定体70によって加圧されていない弾性体79が、排出部品50上に配置された状態で、その内周面が排出部品50の受け面部62の外周面に全長に亘って接触するようにしてもよい。この例によれば、弾性体79を排出部品50の受け面部62上に安定して保持することができる。また、固定体70を排出部品50へ取り付ける際に、排出筒状部25の軸線方向に直交する径方向に向けて弾性体を安定して膨張させることができる。これにより、弾性体79と排出筒状部25の内面との間の密閉を安定して確保することができる。
また、上述した一実施の形態の具体例において、取付補助具18を介して収納容器30の注出入口35を外装容器20の外装容器本体21によって保持する例を示したが、この例に限られない。取付補助具18を省略することも可能である。
X 収容物
5 収容物充填済み容器組合体
10 容器組合体
18 取付補助具
20 外装容器
21 外装容器本体
21A 第1容器本体開口
21B 第2容器本体開口
22 底板
22a 誘導傾斜壁部
23 側板部
24 天板部
24a 周縁フランジ部
25 排出筒状部
25A 入口開口
25B 出口開口
28 開閉弁
30 収納容器
35 注出入口
36 口部
36a 筒状口部
36b 拡径フランジ部
37 取付部
37a 第1接合板部
37b 第2接合板部
40 袋本体
40a 上縁部
40b 下縁部
41 第1フィルム部
42 第2フィルム部
43 第1ガゼット部
44 第2ガゼット部
45 接合部
50 排出部品
50A 基端開口
50B 先端開口
51 表示部
55 接続部材
56 第1接続部
56a 円筒状部
56b 延長部
57 第2接続部
59 Oリング
60 アタッチメント
61 筒状本体部
A1 中心軸線
61a 保持穴
62 受け面部
63 第1螺子部
64 支持フランジ部
64a 切欠部
65 筒状接続部
A2 中心軸線
66 第2螺子部
67 接続フランジ部
69 軸部材
70 固定体
71 環状本体部
72 受け穴
73 筒状突出部
74 固定体螺子部
77 第1支持体
77a 円筒状部分
77b 環状板部
78 第2支持体
79 弾性体
80 蓋体
81 蓋天部
82 環状フランジ部
83 受け穴
84 筒状突出部
85 蓋体螺子部
88 誘導部材
95 回転治具
96 筒状治具本体部
97 突起
90 回り止め治具
91 ロッド
92 回り止めフック
92a 鍵穴部
100 排出装置

Claims (23)

  1. 袋本体と、
    前記袋本体に取り付けられた筒状の排出部品と、
    前記排出部品に設けられる環状の弾性体と、
    前記排出部品に着脱可能な固定体と、を備え、
    前記固定体が前記排出部品に取り付けられた場合、前記弾性体が圧縮されて前記弾性体の外周部における周長が長くなる、収納容器。
  2. 前記排出部品から離間して前記袋本体に取り付けられた注出入口を更に備える、請求項1に記載の収納容器。
  3. 前記排出部品に着脱可能であり、細長くて曲がることが可能な誘導部材を更に備える、請求項1又は2に記載の収納容器。
  4. 前記排出部品は、前記袋本体内に開口した基端開口及び前記袋本体外に開口した先端開口を有し、
    前記排出部品は、前記基端開口及び前記先端開口の間に形成された内部通路を区画する内面にその両端において接続した軸部材を有し、
    前記誘導部材は、前記軸部材に取り外し可能に取り付けられる、請求項3に記載の収納容器。
  5. 前記排出部品は、前記袋本体に接続する側とは反対側に、前記排出部品が設置されるべき前記排出部品の向きを表示する表示部を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の収納容器。
  6. 前記排出部品は、前記袋本体内に開口した基端開口及び前記袋本体外に開口した先端開口を有し、
    前記排出部品に取り外し可能に取り付けられて前記先端開口を塞ぐ蓋体を更に備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の収納容器。
  7. 前記固定体によって加圧されていない前記弾性体は、前記排出部品に配置された状態で、その内周面が前記排出部品の外周面または前記排出部品の外周面上に配置された他の部材に全長に亘って接触する、請求項1〜6のいずれか一項に記載に収納容器。
  8. 前記排出部品は、袋本体に取り付けられた筒状の接続部材と、前記接続部材に着脱可能な筒状のアタッチメントと、を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の収納容器。
  9. 前記アタッチメントは、前記接続部材に着脱可能な筒状の筒状接続部と、前記筒状接続部の軸線に対して非平行な軸線を有し前記筒状接続部に接続した筒状の筒状本体部と、を有する、請求項8に記載の収納容器。
  10. 前記アタッチメントは、前記筒状本体部に設けられ前記弾性体の前記固定体とは反対側に位置する支持フランジ部を更に有し、
    前記支持フランジ部は、前記筒状本体部の前記軸線に対して前記筒状接続部が屈曲している側とは反対側に切欠部を設けられている、請求項9に記載の収納容器。
  11. 前記排出部品に設けられ前記支持フランジ部と前記弾性体との間に位置するようになる環状の支持体を更に備える、請求項10に記載の収納容器。
  12. 前記固定体は、前記排出部品の内周面に設けられた内螺子と噛み合う外螺子が形成された筒状突出部と、前記筒状突出部と接続し前記弾性体と対面して配置されるようにある環状本体部と、を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の収納容器。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の収納容器と、
    前記収納容器の前記袋本体を支持する外装容器本体と、前記収納容器の前記排出部品を配置される排出筒状部と、を有する外装容器と、を備える、容器組合体。
  14. 前記外装容器は、前記排出筒状部に設けられた開閉弁を更に有する、請求項13に記載の容器組合体。
  15. 請求項13又は14に記載された容器組合体と、
    前記袋本体に収容された収容物と、を備える、収容物充填済み容器組合体。
  16. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の収納容器を、外装容器本体と前記外装容器本体に接続した排出筒状部とを有する外装容器に、設置する設置方法であって、
    前記収納容器の前記排出部品を外装容器本体内から前記排出筒状部内に挿入する工程と、
    前記弾性体が外周面上に配置された前記排出部品に前記固定体を取り付けて、前記弾性体を前記排出筒状部の内面に接触させる工程と、を備える、設置方法。
  17. 前記排出部品を前記排出筒状部内に挿入する工程は、
    前記排出部品に取り付けられた細長い誘導部材を前記外装容器本体内に垂らし、前記誘導部材を前記外装容器本体内から前記排出筒状部内へと挿入する工程と、
    前記排出筒状部の出口側から前記誘導部材を引き出すことによって、前記誘導部材と繋がれた前記排出部品を前記排出筒状部内に引き込む工程と、を含む、請求項16に記載の設置方法。
  18. 前記排出筒状部に開閉弁を取り付ける工程を更に備える、請求項16又は17に記載の設置方法。
  19. 前記外装容器本体内に配置された前記袋本体を前記外装容器本体内で膨らませる工程を更に備える、請求項16〜18のいずれか一項に記載の設置方法。
  20. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の収納容器の前記袋本体が外装容器本体内に配置され且つ前記収納容器の前記排出部品が前記外装容器本体に接続した排出筒状部内に配置されるようにして、前記外装容器本体及び前記排出筒状部を有する外装容器内に前記収納容器が設置されている状態で、前記袋本体内に収容物を供給する工程を備える、収容物充填済み容器組合体の製造方法。
  21. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の収納容器の前記袋本体が外装容器本体内に配置され且つ前記収納容器の前記排出部品が前記外装容器本体に接続した排出筒状部内に配置されるようにして、前記外装容器本体及び前記排出筒状部を有する外装容器内に前記収納容器が設置されている収容物充填済み容器組合体において、前記排出筒状部に設けられたれ開閉弁を開放して、前記袋本体内の収容物を、前記排出部品を介して排出する工程を備える、収容物充填済み容器組合体の使用方法。
  22. 前記収容物を排出する工程の後に実施される工程であって、前記開閉弁を前記排出筒状部から取り外す工程と、
    前記排出部品の前記袋本体に接続する側とは反対側から前記排出部品の開口を塞ぐ蓋体を前記排出部品に取り付ける工程と、
    前記蓋体が取り付けられた前記排出部品を前記排出筒状部内から前記外装容器本体内へと移動させ、更に前記収納容器を外装容器本体から取り出す工程と、を更に備える、請求項21に記載の収容物充填済み容器組合体の使用方法。
  23. 袋本体に取り付けられる排出部品と、
    前記排出部品に設けられる環状の弾性体と、
    前記排出部品に着脱可能な固定体と、を備え、
    前記固定体が前記排出部品に取り付けられた場合、前記弾性体が圧縮されて前記弾性体の外周部における周長が長くなる、排出装置。
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