JP2001180788A - 粘体用フレキシブルコンテナー及び圧搾方法 - Google Patents

粘体用フレキシブルコンテナー及び圧搾方法

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JP2001180788A
JP2001180788A JP37688099A JP37688099A JP2001180788A JP 2001180788 A JP2001180788 A JP 2001180788A JP 37688099 A JP37688099 A JP 37688099A JP 37688099 A JP37688099 A JP 37688099A JP 2001180788 A JP2001180788 A JP 2001180788A
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pressure
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Masaki Yamamoto
真揮 山本
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Raisen KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食品、及び、産業用製品、或いは、原料等の各
種粘体輸送用容器をワンウェイ、或いは、定型回収型コ
ンテナーからフレキシブルコンテナーを用いた回収型と
し、且つ、同圧搾と排出方法を提供することによって解
梱や荷出しの手間を省き、且つ、異物や雑菌の混入を排
除し、且つ、容器回収費、及び、繰返し利用による単位
当たりの容器コストの削減を課題としている。 【解決手段】耐圧容器内で直立型フレキシブルコンテナ
ーの胴部の原則周囲3ケ所を拘束可能な構造としてエア
ー圧等を用いて腹部を中心方向に圧縮し、又は、該コン
テナーの胴部外部、若しくは、胴部内部にインフレート
機構を設けて腹部を中心方向に圧縮する手段、或いは、
胴部に可撓性シートを用いた上下折り畳み可能な容器内
に密封式ライナーを装着して圧力蓋によって吸い上げて
充填物を圧搾して排出可能に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】特に、味噌等の食品用、或い
は、産業用製品、又は、原料等の各種粘体を横持ち、又
は、輸送するためのフレキシブルコンテナー及びその圧
搾と排出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、味噌等の食品、又は、産業中間原
料用粘体物を搬送するための手段として、ポリ等の内袋
を用いたダンボール箱、或いは、各種規格缶等によって
搬送されるケースが多く、輸送後の開梱、荷出し、及
び、包装材の廃棄処理等に多大の手間とコストが掛かっ
ていた。或いは、500リットル、乃至、1000リッ
トルクラスの各種定型コンテナーによる輸送方法も行わ
れているが、排出方法、或いは、衛生管理上に、又は、
容器自身のコスト、更には同回収コスト等の問題を抱え
たままとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するため、特に食品粘体等の輸送用容器に於いて、
食品衛生管理上、容器への充填時及び荷出し時、配管か
ら容器に、容器から受け槽にクローズされた状態で荷役
が行われて外部から異物、或いは、ゴミ又は雑菌等が混
入される心配を排除し、且つ、コンプレッサーからのエ
アーに直接触れることなく充填された粘体を袋体を介し
て加圧圧縮して圧搾可能に形成されたフレキシブルコン
テナーを提供し、従来、最も問題となっていた輸送後の
開梱と荷出し作業の手間、及び、これに関わる人件費、
且つ、遠隔地に於ける容器の回収、更に、毎時の包装材
の廃棄処理を不要としてかかる問題を一気に解決し、且
つ、単位当たりの容器コストを大幅に逓減させることを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、横持ち、又は、輸送用容器構造を、上下に
注入、及び、排出用のノズル、又は、口部を設けた、補
強布入りの耐圧強度を有する、且つ、吊り手付きの直立
型フレキシブルコンテナーとして設けて輸送用粘体物を
充填し、この充填されたフレキシブルコンテナーを、別
途受け入れ側に用意して設けられたエアーバルブ付きの
所定容量の耐圧容器内に収納して、この耐圧容器内の一
定エアー加圧によって内部粘体を圧搾して排出をしよう
とするもので、このフレキシブルコンテナーは丸型の場
合、本体胴部外部に原則として3ケ所の差し込みポケッ
トを設け、且つ、この本体底部排出口のノズル周囲に環
状の耐圧シートを用いてリング状のシール部材を接合し
てこのシール部材がコンテナー本体底部と遊離して形成
され、且つ、耐圧容器は上部に気密性を有する開閉蓋、
及び、周状のシール機構を備えた下部開口部を設けてフ
レキシブルコンテナーの下部ノズルの出し入れとシール
を可能とし、且つ、この耐圧容器内部周囲に前記差し込
みポケット挿入用の、下部が固定されて上部を後固定と
する垂直ポールを設けて挿入し、この耐圧容器内に注入
されたエアー圧によってフレキシブルコンテナーの外面
部を圧縮した時垂直ポールによってポケット部が拘束さ
れて中間腹部が中心方向に絞り込まれて内部粘体が下部
口部から排出されるように構成されている。従って、こ
のように形成された加圧容器式フレキシブルコンテナー
は輸送用粘体物を、上部口部を供給側ホースの口部と連
結して充填作業を行い、輸送後の排出作業は、受け入れ
側に用意された耐圧容器内に、垂直ポールに外袋のポケ
ット部を挿入して上蓋をして密封し、エアーを加圧する
ことにより下部ノズルから受け槽に直接、又は、相手ホ
ースの口部と連結して内部粘体物がクローズされたまま
で、且つ、内部の粘体物残留率も極めて少なく排出可能
に構成されている。尚、このフレキシブルコンテナーは
輸送時、下部ノズル部にクランプを用いて、又は、ノズ
ルを折り畳んで、或いは、バルブ等を用いて内部粘体物
の漏洩を防止することが出来る。又、底部に防汚エプロ
ンが設けられている。
【0005】又、本発明は前記上下にノズル、又は、口
部を設けて成型された耐圧フレキシブルコンテナーに輸
送用粘体物を充填し、この胴部外面部を、別途設けられ
た、インフレート式ケーシングによって加圧して排出す
ることも可能で、このインフレート式ケーシングは、上
下に開口部を設けてフレキシブルコンテナーの外部のほ
ぼ全面を覆うほぼ球体を、縦方向に、原則として3分割
して断面を湾曲形状の周囲にフランジを設けた耐圧性の
割りケーシングを設け、且つ、該各割りケーシングの内
面部に、可撓性の耐圧シートを周囲フランジ部を接着、
又は、当て板等により接合し、面部を非接合の界面とし
て設けて装着し、且つ、前記割りケーシングの少なくと
も1つにエアーバルブを設けて、かつ、それぞれを連結
配管してエアーによって加圧可能なインフレート式ケー
シングとして形成して、これら各インフレート式ケーシ
ングのそれぞれをヒンジ、及び、締結用ボルト等を用い
て少なくともその1ケ所を水平方向に開閉可能に形成し
てコンテナーの収納と引き出しが可能なキャスター付き
の脚を設けた装置とし、これを荷受け入れ側に配置して
おき、着荷後この装置内に吊り下げられたまま収納され
たフレキブルコンテナーが前記インフレート式ケーシン
グに注入されたエアー圧によって中心方向に加圧圧縮さ
れて内部に充填された粘体を圧搾して下部ノズルから排
出可能に構成されている。又、このインフレート機能
は、前記各割りケーシングの内面部に、インフレート用
の耐圧シート裏面に同素材のシートを合わせて周囲を接
合して密封した、且つ、エアーバルブ付きの可撓性エア
ーバッグを同形状に設けて周囲を固定してインフレート
式ケーシングを形成することも出来る。
【0006】又、本発明は前記吊り手、及び、上下にノ
ズル、又は、口部を設けて成型された耐圧フレキシブル
コンテナーにエアーバルブが取り付けられた外袋として
設け、且つ、内部に同形状の内袋を装着して2層構造と
し、この外袋と内袋の上下口部、及び、胴部分を、丸型
の場合、原則として周囲3ケ所の縦方向の密着接合箇所
を設けて他部分を非接合として設け、前記エアーバルブ
から内外各袋の界面にエアーを注入して内袋の接合部を
外袋に固定させ、非接合の中間腹部を中心方向に圧縮
し、内袋内部に充填された粘体物を圧搾して排出可能に
構成されている。又、この場合、外袋内部に上下口部を
密着接合した、伸び率大の縦長のチューブ状の内袋を装
着して同様に目的を達することが出来る。
【0007】又、本発明は前記粘体輸送用容器を角、又
は丸型とし、上部、及び、底部を鋼製、又は、強化樹脂
製のフランジ付きの開閉蓋、及び、底部容器として設
け、胴部を、耐圧可撓性シートを中間部に用いて上下を
鋼製、又は、強化樹脂製のフランジ式に設けて形成し、
且つ、この胴部周囲の上下フランジ間に屈曲可能な複数
本の支柱をこの胴部耐圧シートと密接して設けて組み立
てた折り畳み可能なコンテナーとして形成し、このコン
テナー内部に、底部全面、若しくは、所定大の硬質板を
一体成型した、主として使い捨て用の軟質ポリエチレン
シート製等の上部口部付きの密封式ライナーを装着して
このライナー内に充填された粘体物を輸送し、荷受け入
れ側で別途用意された圧力蓋を、口部をジョイントして
コンテナー内に圧下させて密封形成されたライナーの周
囲胴部が皺状になりながら内部の粘体物に圧を掛けて上
部口部より吸い上げて排出することが出来るように形成
されている。尚、この場合、前記屈曲支柱によって前記
圧力蓋に圧縮されるライナーがすき間から逃げないよう
に周囲で胴部シートの膨らみを拘束している。且つ、こ
の内部ライナー底部に硬質板を用いて吸い込み防止が図
られている。尚、丸型コンテナーの場合には断面が半円
径の板を用いている。又は、下部に給排口とバルブを設
けたコンテナーの場合、この上部口部付きのポリシート
製の密封式ライナーを内部で天地して装着し、下入れ下
出し式に用いることも出来る。或いは、前記ライナーを
耐久性のある素材を用いて繰返し利用することも可能で
ある。
【0008】従って、以上の如く構成されたフレキシブ
ルコンテナーは輸送用粘体物の充填作業、及び、その圧
搾及び排出方法に於いて、ノズル、又は、カップリング
等の継ぎ手構造に設けた上下の口部を相手方と連結して
行い、しかも、この圧搾作業をエアー配管を接続して、
又は、機械的加圧、或いは、吸い出し方式により内部充
填物をクローズされたままで行う事が出来るため、特
に、荷役作業時、異物やゴミ、或いは、雑菌の混入を嫌
うコンプレッサーの圧縮空気を直接触れさせたくない食
品類に効果的で食品衛生管理、或いは、品質管理の徹底
を図ることが出来、且つ、従来多くの人手を掛けて行っ
ていた開梱と荷出し作業が大幅な省力可能となり、且
つ、このフレキシブルコンテナーが繰返し使用可能な
為、単位当たりの容器代のコストを大幅逓減することが
可能となるのみならず従来の包装資材の常時の廃棄処理
も不要となる。或いは、使い捨てポリライナー装着によ
り洗浄作業を不要とすることも出来る。或いは、これを
繰返し利用することも出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図1はこの発明の第1の実施
形態の、横持ち、又は、輸送用のフレキシブルコンテナ
ー1が耐圧容器5内に収容されている様子の全体斜視図
を一部切欠して示すもので、吊り手6、及び、上部口部
用ニツプル7を設けた上部ノズル8がバンド9で固定さ
れてキャップ10が取り付けられ、且つ、下部口部用ノ
ズル11が設けられたゴム、又は、樹脂等からなる補強
布入りの耐圧可撓性シート12を用いて形成したフレキ
シブルコンテナー1は本体胴部A外周部に丸型容器に於
いて原則3ケの差し込みポケット1aを設け、下部ノズ
ル11周囲の本体底部Bに環状にくり抜かれた耐圧シー
ト13の外周部を接合して内周囲部を折り返してリング
状のシール部材14が接合されてこのシール部材14が
本体底部Bと遊離してフレキシブルコンテナー1を形成
して粘体物15が充填され、この充填されたフレキシブ
ルコンテナー1を、別途受け入れ側に設けられた耐圧容
器5内の内周壁部に設けられた下部固定の垂直ポール1
6に前記ポケット1aを差し込みながら固定用キャップ
16aによって後固定して耐圧容器5内に収納して蓋5
Aをし、所定圧に設定されたエアーバルブ17から注入
されたエアー圧によってフレキシブルコンテナー1の外
部面を加圧圧縮して粘体物15を圧搾して排出をしよう
とするもので、この耐圧容器5下部をフレキシブルコン
テナー1の下部ノズル11の出し入れ用の開口部Cと周
状の嵌合部Dを設け、この下部開口部C及び嵌合部Dに
下部排ノズル11及びシール部材14を挿入及び嵌合し
て密封可能とし、この耐圧容器5内で所定内圧に加圧さ
れたフレキシブルコンテナー1はポケット5a部が内壁
部垂直ポール16に拘束されながら中間腹部を中心方向
に圧縮して内面が蜜に圧着されて充填された粘体物15
が受け槽18に差し込まれた下部ノズル11から排出さ
れて残留率も極めて少なく排出可能に構成されている。
且つ、前記環状の耐圧シート13を用いることによって
シール部材14が本体底部Bを拘束することなくフレキ
シブルコンテナー1を中心迄圧縮することが出来る。
尚、このフレキシブルコンテナー1は輸送時、下部ノズ
ル11を折り畳み、又は、丸めることによって、又は、
クランプを用いて積載粘体物の漏洩を防止することが出
来、本体底部Bには防汚エプロン19が設けられ、輸送
時に下部ノズル11を覆う様に形成されていてる。又
は、バルブを用いることも出来る。又、排出作業終了後
は、上部蓋5Aを開けて吊り手6によってフレキシブル
コンテナー1を取り出せば良い。尚、耐圧容器5下部に
は支持架台20が設けられている。又、場合によって
は、コンテナー1内部へのエアー供給を併用して行って
より排出効果を高めることも出来る。且つ、前記エアー
に代わって水圧を用いることも出来る。尚、内部洗浄は
上部ノズル8より洗浄用ノズルによって内部の圧力洗浄
を行うことが出来る。或いは、このフレキシブルコンテ
ナーの口部拡大により内部に使い捨てのポリライナー等
を用いて洗浄を不要とすることも出来る。トラック等に
よる輸送時荷倒れ防止と下部口部保護の為折り畳み式の
簡易パレットを併用することも出来る。
【0010】図4はこの発明の第2の実施形態を示す図
で、内部に粘体物15が充填された耐圧フレキシブルコ
ンテナー2が吊り手6によって吊られたまま、上部注入
口ノズル8と下部排出口ノズル11部を除く胴部A外面
部のほぼ全面を覆う鋼板、又は、強化樹脂板の球体を複
数の縦方向に分割して、その全周囲部にフランジ21a
を設けた外部ケーシング21として設け、このフランジ
部21aをヒンジ22等を設けて相互に連結し、その1
ケ所を連結用ボルト23、或いは、締結具等によって締
結と取り外し可能とし、且つ、この外部ケーシング21
に付属する脚24にキャスター25を設けて床面で移動
して、又は、吊り下げて開閉可能として形成し、且つ、
この外部ケーシング21の内面部形状に合致するインフ
レート用可撓性耐圧シート26の周囲をフランジ部21
aに密着接合して面部を非接合の界面Eを設けて当て板
27によって装着され、外部ケーシング21の外部にエ
アーバルブ17を取り付け、且つ、他の各外部ケーシン
グ21をエアー配管28によって連結して同時にインフ
レート可能なインフレート式ケーシング29として形成
し、このインフレート式ケーシング29内部に収容され
たフレキシブルコンテナー2を注入されたエアーによっ
て該内面部装着の耐圧シート26がインフレートして複
数方向から中心方向に圧搾して内部に充填された粘体物
15を受け槽18に向かって下部ノズル11から排出可
能に形成している。尚、前記各インフレート式ケーシン
グ29は図示していないが耐圧インフレートシート26
自身の裏面にシートを重ねて周囲を接着又は融着し、且
つ、エアーバルブ17を取り付けてたエアーバッグとし
て設けてこれを周囲固定して装着して形成することも出
来る。或いは、これをインナーバツグとして設けて更に
プロテクター用シートを用いて形成することも出来る。
【0011】図6はこの発明の第3の実施形態を示す図
で、外袋3Aと内袋3Bによる2層構造のフレキシブル
コンテナー3の丸型によるもので、外袋3Aは耐圧可撓
性シート12を用いて吊り手6、及び、上部ノズル8と
下部ノズル11を設けた形成され、この外袋3A内部に
可撓性シート30を用いて形成した上部ノズル8と下部
ノズル11を設けた内袋3Bを内部装着して、各、上部
ノズル8と下部ノズル11部を接着又は熱融着等により
接合して、且つ、外袋3Aと内袋3Bの接触する胴部A
界面Eの原則として周囲3ケ所の縦方向に熱融着、或い
は、構造的に接合部Fを設けて形成し、外袋3Aに設け
られたエアーバルブ17から非接合界面E部に注入され
たエアーが内袋3Bの腹部をインフレートするように構
成されている。従って、上部ノズル8から充填された粘
体物15が荷受け入れ側で吊り手6で吊った状態で下部
ノズル11を受け槽18に挿入しておき、エアーバルブ
17から界面Eにエアーを注入して加圧し、内袋3B非
接合部が中心方向に圧縮されて粘体物15を下部ノズル
11から排出することが出来る。この下部ノズル11は
折り畳んで、又は、クランプ等を用いて粘体物15の漏
洩の防止を図ることが出来る。尚、本発明は図12の如
く外袋3A内部に、伸び率の多いゴム、又は、樹脂等の
チユーブ状内袋3Cを装着することも出来る。
【0012】図8はこの発明の第4の実施形態を示す図
で、前記直立型の粘体輸送用容器を角型として示し、上
部の開閉蓋4A、及び、底部容器4Bを鋼製、若しく
は、強化樹脂製として設け、胴部4Cを中間胴部の耐圧
可撓性シート12と上下の鋼製、若しくは、強化樹脂製
のフランジ4a、4bを用いて組み立てて形成し、且
つ、この上下フランジ4a、4b間にヒンジ22を用い
て屈曲可能な複数本の支柱31を平板用いて折り畳み可
能なコンテナー4として形成し、且つ、該コンテナー4
内部に、底部に硬質板32Aを底部全面、又は、所定
大、或いは、所定形状に設けて接合した軟質ポリエチレ
ンシート製等の上部成型口部32B付きの密封式ライナ
ー32を装着して粘体物15を充填し、別途用意された
受け入れ側設備の圧下蓋33に口部32Bをジョイント
してコンテナー4内に圧下させると同時に、バキューム
等の補助手段を用いてライナー32内に充填された粘体
物15を上部口部32Bより吸い上げて排出可能として
いる。従って、このように形成されたコンテナー4は、
図11に示すように圧下蓋33によって内部のライナー
32の胴部シート32Cを支柱31によって外部拘束さ
れた胴部4Cシート12の内面に沿いながら皺状に押し
て内部粘体物15を密封しながら吸い上げ、且つ、底部
に硬質板32Aが用いられているため、圧力蓋33と共
に垂下する口部32Bによって吸い込まれることなく、
且つ、内部粘体物15をライナー32底面迄排出するこ
とが出来る。尚、ライナー32は使用後使い捨てとして
スペアーと交換することも、或いは、非洗浄式の場合に
は数度の繰返し使用をすることも出来る。又は、図示し
ていないがこのコンテナー4を下部に給排口とバルブを
設けて、ライナー32を天地して装着して下入れ下出し
方式とすることも出来る。尚、その場合、下部となるラ
イナー32の口部32B周囲に、更に、硬質板を十字等
の所定型、又は、所定大に設けて接合してライナー32
の吸い込み防止を図ることが出来る。或いは、耐久性の
ある他の素材シートを用いて内部に常設することも出来
る。尚、この場合には、ライナー底部を底部容器4Bに
接合しておけば良い。又、本コンテナー4の場合、空時
の積み重ね用の架台34とフォークリフト用差し込み口
36が設けてある。尚、前記屈曲支柱31には固定用楔
31Aが設けてある。更に、ライナー32の上下に口部
を設けて上入れ、下出しとすることも出来る。尚、丸型
コンテナーの場合には、前記支柱31を水平断面湾曲に
設けると良い。
【発明の効果】この発明は上記のように、従来の粘体物
の横持ち、或いは、輸送用容器としてワンウェイ、又
は、定型、或いは、組み立て式コンテナーに代わって主
に500リットル、乃至、1000リットルクラスのフ
レキシブルコンテナーを用いることによって以下のよう
な優れた効果を奏するものである。 荷受け入れ側に於いて、従来の如きダンボール箱の開
梱作業や袋だし作業が皆無となり人件費の節約が可能と
同時に使用済容器の廃棄処分が不要となる。 回収費用を定型コンテナーの10分の1程度に削減出
来る。 また、従来型組み立て式コンテナーの枠及び内ライナ
ーの組み立て、或いは、解体の手間が省ける。 内部充填、及び、排出作業を、殆ど、或いは、全く内
容物がクローズされた状態で行うことが出来るため異
物、又は、雑菌等が混入される不安が無い為、食品衛生
法上、或いは、品質管理上の確立が出来る。 繰返の使用に耐える為、商品、或いは、原料単位当た
りの容器コストが大巾に逓減可能となる。 内部粘体の圧搾手段を主としてエアー圧、又は、水
圧、或いは、機械的に行うことが可能なため排出時の特
別な装置を任意の、且つ、コストの極小化を図ることが
出来る。 本発明のフレキシブルコンテナーの内部に直に輸送物
を充填することも、或いは、内部に使い捨て用のライナ
ーを用いて使用後の洗浄を不要とすることも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐圧容器型フレキシブルコンテナーが耐圧容器
内に収容されて、且つ、片側が圧縮された様子を示す一
部切欠した斜視全体組み立て図。
【図2】上記フレキシブルコンテナーの下部を断面状態
を示す正面斜視図。
【図3】上記フレキシブルコンテナーが耐圧容器内に収
容された平面図で片側は内圧によって圧縮された様子を
示す断面図。
【図4】前部出し入れ型のインフレートケーシング内に
フレキシブルコンテナーが収容された様子を示す一部切
欠した斜視全体組み立て図。
【図5】上記インフレートケーシングの平面断面図で片
側がインフレートした様子を示す図。
【図6】二層式フレキシブルコンテナーの正面斜視全体
図で片側が一部切欠して、且つ、内圧によって内袋が圧
縮された様子を示す図。
【図7】上記二層式フレキシブルコンテナーの平面断面
図で片側が内圧によって内袋が圧縮された様子を示す
図。
【図8】耐圧可撓性シートを胴部に用いた折り畳み式コ
ンテナーと密封式ポリシートライナーを組合わせて収容
したコンテナーの斜視全体組み立て図。
【図9】上記折り畳み式コンテナーの胴部平面図で片側
が断面図。
【図10】上記折り畳み式コンテナーの折り畳まれた様
子を示す正面図で片側がその断面図。
【図11】上記折り畳み式コンテナーの丸型コンテナー
の正面図で片側が内部粘体物を圧力蓋で吸い上げる様子
を示す断面図。
【図12】内袋をチューブ状に設けて装置着した二層式
フレキシブルコンテナーの正面断面図。
【符号の説明】 1;耐圧容器型フレキシブルコンテナー 1a;差し込
みポケット 2;インフレートケーシング用フレキシブルコンテナー 3;二層式耐圧フレキシブルコンテナー 3A;同外袋 3B;同同形の内袋 3C;チュー
ブ状の内袋 4;組み立て式フレキシブルコンテナー 4A;同上蓋 4B;同底部容器 4C;同胴部
容器 4D;中折り用ガイドスプリング 4a;同上部
フランジ 4b;同下部フランジ 5;耐圧容器 5A;蓋 6;吊り手 7;ニップル 8;上部注入
用ノズル 9;バンド 10;キャッ
プ 11;下部排出用ノズル 12;耐圧可
撓性シート 13;環状の耐圧シート 14;リング
状のシール部材 15;粘体物 16;垂直ポ
ール 16a;上部固定用キャップ 17;エアー
バルブ 18;受け槽 19;防汚エ
プロン 20;架台 21;外部ケ
ーシング 21a;同フランジ 22;ヒンジ 23;連結ボルト又は締結具 24;脚 25;キャスター 26;インフ
レート用耐圧シート 27;当て板 28;エアー
配管 29;インフレート式ケーシング 30;可撓製
シート 31;屈曲支柱 31A;同固
定用楔 32;ライナー 32A;硬質
板 32B;上部成型口部 32C;同胴
部シート 33;圧力蓋 34;積み重
ね用架台 35;パッキング 36;フォー
クリフト差し込み口 A;本体胴部 B;本体底部
C;開口部 D;嵌合部 E;界面
F;接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として500リットル乃至1000リ
    ットルクラスの粘体輸送用フレキブルコンテナー及びそ
    の圧搾方法に関するもので、該コンテナーを、上部注入
    口と下部排出口を設けた補強布入りのゴム、或いは、樹
    脂等の耐圧可撓性シートを用いて成型された吊り手付き
    の直立型フレキブルコンテナーとして設け、該コンテナ
    ーは本体胴部外部に、丸形の場合、原則として3ケ所の
    縦方向の差し込みポケットを設け、且つ、下部排出口周
    囲の本体底部に、環状にくり抜かれた耐圧シートを用い
    て樹脂等のリング状のシール部材を本体と遊離して接合
    形成し、且つ、別途、該コンテナーを収納可能な耐圧容
    器を、圧力設定されたエアーバルブ付きの鋼製又は強化
    樹脂製の、上部を開閉蓋式とし、且つ、下部に開口部を
    設け、且つ、該容器内周囲に下部固定の複数の垂直ポー
    ルを前記胴部のポケットに挿入可能に設けて上部を後固
    定し、且つ、前記下部開口部に周状のシール機構を設
    け、該下部開口部及びシール機構部に前記コンテナーの
    下部排出口及び下部シール部材を着脱可能に挿入、及
    び、嵌合して密閉し、該耐圧容器内にエアーを注入して
    前記コンテナーの胴部外面部が加圧圧縮された時、該コ
    ンテナーのポケット部が前記ポールによって拘束されて
    中間腹部が中心方向に圧縮されながら内部の粘体を圧搾
    して下部排出口から排出可能に構成された粘体用フレキ
    シブルコンテナー及び圧搾方法。
  2. 【請求項2】 前記粘体輸送用容器としてのフレキブル
    コンテナーを、別途設けられたインフレート式ケーシン
    グ内部に収容して加圧圧縮するものとし、該インフレー
    ト式ケーシングは前記フレキブルコンテナーの胴部外面
    部のほぼ全面を覆って上下に開口部を設けたほぼ球形の
    鋼板、又は、強化樹脂板を、原則として3分割の縦割り
    状の湾曲板として設け、且つ、該湾曲板の切断された周
    囲端部全周にフランジを設けて外部ケーシングとし、該
    外部ケーシングの内面部に、可撓性耐圧シートの周囲を
    該フランジ部に密着接合して面部を非接合の界面を設け
    て装着し、且つ、該外部ケーシングの少なくとも1つに
    エアーバルブを設けてそれぞれをエアー配管して連結し
    たインフレート式ケーシングを形成し、且つ、該各イン
    フレート式ケーシングの隣り合うフランジ部にヒンジ、
    及び、締結用ボルト等を設けてその1ケ所が水平方向に
    開閉して前記フレキブルコンテナーを収納、及び、引き
    出し可能に形成し、且つ、該フレキブルコンテナー外面
    部を前記インフレートケーシングの内面部装着の耐圧シ
    ートが注入されたエアーによってインフレートして内部
    充填された粘体を中心方向に圧搾して下部排出口から排
    出可能に構成された請求項1記載の粘体用フレキシブル
    コンテナー及び圧搾方法。
  3. 【請求項3】 前記粘体輸送用容器としての耐圧可撓性
    シートを用いて成型された、吊り手、及び、上部注入口
    と下部排出口を設けたフレキブルコンテナーを周径拡大
    が拘束された外部用耐圧フレキブルコンテナー(以下外
    袋と言う)として設け、該外袋内部に可撓素材シート製
    の同形の内袋を装着した二層構造とし、該二層構造の各
    袋は上下口部、及び、胴部接触面の周方向定間隔に原則
    として3ケ所の縦方向の密着接合部を設けて他部を非接
    合として形成し、且つ、前記外袋にエアーバルブを設け
    て内外各袋の界面にエアー注入可能に形成し、該注入さ
    れたエアー圧により、前記胴部の接合部が固定されて内
    袋の非接合中間腹部を中心方向に圧縮し、内部充填され
    た粘体を圧搾して下部排出口から排出可能に構成された
    請求項1、及び、2記載の粘体用フレキシブルコンテナ
    ー及び圧搾方法。
  4. 【請求項4】 前記粘体輸送用直立型容器を、角、又
    は、丸型の上部の開閉蓋、及び、底部容器をフランジ付
    きの鋼製、若しくは、強化樹脂製として設け、且つ、胴
    部を前記耐圧可撓性シートを用いた筒状の、上下端部に
    鋼製、若しくは、強化樹脂製のフランジを設けて接合し
    てそれぞれを組み立てた胴部がフレキシブルな容器構造
    とし、且つ、該胴部の上下フランジ間に屈曲可能な複数
    本の支柱を前記胴部シート外部に密接して設けて折り畳
    み可能なコンテナーとして形成し、且つ、該コンテナー
    内部に、底部に底部全面、又は、所定大の硬質板を用い
    た軟質ポリエチレンシート製等の上部口部付きの密封式
    ライナーを設けて装着して粘体物を充填し、別途用意さ
    れた荷受け入れ側設備の上部吸い上げ用圧力蓋を、前記
    口部をジョイントして該コンテナー内に圧下させ、該ラ
    イナーの周囲部を皺状に押しながら充填された粘体物を
    上部口部より吸い上げて排出可能に形成された、胴部に
    可撓性耐圧シートを用いた折り畳み式コンテナーと密封
    式のライナーを組み合わせたことを特徴として構成され
    た請求項1記載の粘体用フレキシブルコンテナー及び圧
    搾方法。
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