JP2022060789A - 電子機器、電子機器の制御方法および電子機器の制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法および電子機器の制御プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022060789000001
【課題】処理装置のいずれかの異常の発生時に、再起動の準備の完了が遅れる処理装置がある場合にも、処理装置を安全に再起動する。
【解決手段】複数の処理装置ととともに電子機器に搭載され、各処理装置への電源の供給を制御する電源制御装置は、処理装置のいずれかに異常が発生した場合、各処理装置に再起動の準備を実施させ、処理装置からタイムアウト時間の延長要求を受信しない場合、タイムアウト時間の経過前に全ての処理装置から準備完了通知を受信したとき、または、タイムアウト時間が経過したとき、各処理装置の電源を遮断後に再起動し、処理装置のいずれかからタイムアウト時間の延長要求を受信した場合、タイムアウト時間後にさらに延長時間の経過を待ち、延長時間の経過前に全ての処理装置から準備完了通知を受信したとき、または、延長時間が経過したときに、各処理装置の電源を遮断後に再起動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器、電子機器の制御方法および電子機器の制御プログラムに関する。
電子機器の1つであるMFP(Multi-Function Peripheral)は、スキャナ、プリント、ファクスの送受信等の機能をそれぞれ実現する複数の処理装置と、複数の処理装置の電源を制御する電源制御部とを有する。
この種の電子機器では、処理装置のいずれかで異常が発生した場合、電源制御部を含むコントローラは、異常が発生していない処理装置に対して異常の発生を通知することで、再起動の準備を実施させる。そして、コントローラは、全ての処理装置からの再起動の準備の完了の通知に基づいて、電源制御部に全ての処理装置の電源を遮断させた後に再投入させることで、電子機器を正常に復旧させる(例えば、特許文献1)。
しかしながら、処理装置のいずれかで異常が発生した場合、異常が発生していない処理装置において、異常の影響を受けて再起動の準備を完了できない場合がある。この場合、コントローラは、全ての処理装置からの再起動の準備の完了通知を待ち続けるため、電子機器がハングアップ状態になるおそれがあり、電源制御部は、各処理装置に対して正常な再起動処理を実施できないおそれがある。さらに、ハングアップ状態になることを防止するために、再起動の準備の完了通知の受付可能時間(タイムアウト時間)を設定する場合、再起動の準備が遅れたときに、強制的に再起動が実施される。この場合、保存が必要なログデータ等が消失するおそれがある。
開示の技術は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、処理装置のいずれかの異常の発生時に、再起動の準備の完了が遅れる処理装置がある場合にも、処理装置を安全に再起動することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の電子機器は、複数の処理装置と、前記複数の処理装置の各々への電源の供給を制御する電源制御装置とを含む電子機器であって、前記複数の処理装置の各々は、異常の発生を検知する検知手段と、前記検知手段により異常の発生が検知されたときに異常発生通知を前記電源制御装置に送信し、再起動の準備が完了したときに準備完了通知を前記電源制御装置に送信し、前記準備完了通知をタイムアウト時間内に前記電源制御装置に送信できない場合、前記タイムアウト時間の延長要求を前記電源制御装置に送信する通知手段とを含み、前記電源制御装置は、前記タイムアウト時間を前記複数の処理装置毎に保持する記憶手段を有し、前記異常発生通知の受信に基づいて、前記異常発生通知の送信元を除く処理装置に再起動の準備指示を送信し、前記準備指示の送信後、前記複数の処理装置の各々からの前記準備完了通知を前記タイムアウト時間が経過するまで待ち、前記延長要求を受信しない場合、前記タイムアウト時間の経過前に前記複数の処理装置の全てから前記準備完了通知を受信したとき、または、前記タイムアウト時間が経過したとき、前記複数の処理装置の各々の電源を遮断後に再起動し、前記延長要求を受信した場合、前記タイムアウト時間後にさらに延長時間の経過を待ち、前記延長時間の経過前に前記複数の処理装置の全てから前記準備完了通知を受信したとき、または、前記延長時間が経過したときに、前記複数の処理装置の各々の電源を遮断後に再起動することを特徴とする。
処理装置のいずれかの異常の発生時に、再起動の準備の完了が遅れる処理装置がある場合にも、処理装置を安全に再起動することができる。
第1の実施形態における電子機器の一例を示すブロック図である。 図1の電子機器の再起動処理の一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態における電子機器の一例を示すブロック図である。 図3の不揮発メモリに保持される情報の一例を示す説明図である。 図3の電源制御部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3の電子機器の再起動処理の一例を示すシーケンス図である。 図3の電子機器の再起動処理の別の例を示すシーケンス図である。 図3の電子機器の再起動処理の別の例を示すシーケンス図である。 図3の電子機器の再起動処理の別の例を示すシーケンス図である。 他の電子機器の再起動処理の一例を示すシーケンス図(比較例)である。 第3の実施形態における電子機器の要部の一例を示すブロック図である。 図1、図3および図11に示した電子機器のハードウェア構成図である。
以下、図面を参照して実施の形態の説明を行う。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。以下では、信号を示す符号は、信号線を示す符号としても使用される。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における電子機器の一例を示すブロック図である。例えば、図1に示す電子機器1は、MFP等の複合機であり、コントローラ、操作部、エンジンおよびファクス等の複数種の処理をそれぞれ実施する複数の処理装置2(2a、2b、2c、2d)と、電源制御装置5とを有する。電源制御装置5は、複数の処理装置2の各々への電源の供給を制御する。なお、電源制御装置5は、処理装置2のいずれかに搭載されてもよい。
各処理装置2は、異常の発生を検知する検知手段3(3a、3b、3c、3d)と、通知手段4(4a、4b、4c、4d)とを有する。各通知手段4は、対応する検知手段3により異常の発生が検知されたときに異常発生通知を電源制御装置5に送信する。各通知手段4は、再起動の準備が完了したときに準備完了通知を電源制御装置5に送信する。各通知手段4は、処理装置2毎に設定されたタイムアウト時間TO(TOa、TOb、TOc、TOd)内に準備完了通知を電源制御装置5に送信できない場合、タイムアウト時間TOの延長要求を電源制御装置5に送信する。
電源制御装置5は、タイムアウト時間TO(TOa、TOb、TOc、TOd)を処理装置2毎に保持する記憶手段6を有する。特に限定されないが、例えば、記憶手段6は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発メモリであることが好ましい。電源制御装置5は、処理装置2のいずれかからの異常発生通知の受信に基づいて、異常発生通知の送信元を除く処理装置2に再起動の準備指示を送信する。電源制御装置5は、準備指示の送信後、各処理装置2からの準備完了通知を、それぞれのタイムアウト時間TOが経過するまで待つ。
電源制御装置5は、処理装置2のいずれからも延長要求を受信しない場合、次のように動作する。電源制御装置5は、タイムアウト時間TOの経過前に複数の処理装置2の全てから準備完了通知を受信したとき、または、タイムアウト時間TOが経過したとき、各処理装置2の電源を遮断した後に電源を再投入することで、各処理装置2を再起動する。
一方、電源制御装置5は、延長要求を受信した場合、次のように動作する。電源制御装置5は、延長要求の送信元の処理装置2に対応するタイムアウト時間TO後にさらに延長時間ETの経過を待つ。電源制御装置5は、延長時間ETの経過前に全ての処理装置2から準備完了通知を受信したとき、または、延長時間ETが経過したときに、各処理装置2の電源を遮断した後に電源を再投入することで、各処理装置2を再起動する。
図2は、図1の電子機器1の再起動処理の一例を示すシーケンス図である。図2に示す例では、処理装置2bの検知手段3bは、処理装置2bの動作中に処理装置2bの異常を検知し、電源制御装置5に異常発生通知を送信する。処理装置2bは、検知手段3bによる異常の検知に基づいて、再起動の準備指示を受信することなく再起動の準備を開始する。
電源制御装置5は、処理装置2bからの異常発生通知に基づいて、処理装置2a、2c、2dに再起動の準備指示を送信する。再起動の準備指示を受信した処理装置2a、2cは、再起動の準備を開始する。例えば、各処理装置2は、再起動の準備として、ログの不揮発メモリへの保存と、電源の遮断により失われるワークデータおよび各種パラメータ等の不揮発メモリへの保存とを行う。ログおよびワークデータ等を保存する不揮発メモリは、各処理装置2に搭載されてもよく、各処理装置2に通信線を介して接続されてもよい。
処理装置2dとしての処理を実施中に再起動の準備指示を受信した処理装置2dは、処理装置2dに設定されたタイムアウト時間TOd内に再起動の準備を完了できないと判断する。この場合、処理装置2dは、電源制御装置5にタイムアウト時間TOdの延長要求を送信する。
電源制御装置5は、各処理装置2a、2c、2dへの再起動の準備指示の送信後、タイムアウト時間TOの計測を開始する。その後、電源制御装置5は、処理装置2dから延長要求を受信し、処理装置2dに対応するタイムアウト時間TOdに延長時間ETを加えた時間を新たなタイムアウト時間に設定する。その後、電源制御装置5は、処理装置2a、2b、2cから準備完了通知を受信する。
処理装置2dは、実施中の処理の完了後、再起動の準備を開始する。例えば、延長前のタイムアウト時間TOdは、処理装置2dによる再起動の準備中に経過する。延長要求の受信により、タイムアウト時間TOdに延長時間ETを加えた時間を新たなタイムアウト時間に設定することで、処理装置2dによる処理の実施中または再起動の準備中に電源が遮断される可能性を低減することができる。この結果、処理後に保存が必要なデータ等の消失および処理中に記録されたログの消失の可能性を低くすることができ、電子機器1の信頼性が低下することを防止できる。
これに対して、延長時間ETが設定されない場合、電源制御装置5は、タイムアウト時間TOdの経過に基づいて、各処理装置2の電源を遮断する。この場合、処理装置2dによる処理の実施中または再起動の準備中に電源が遮断される可能性が高くなり、処理後に保存が必要なデータおよび処理中に記録されたログが消失する可能性が高くなる。
例えば、延長時間ETは、処理装置2毎に設定される。このため、各処理装置2の処理時間および再起動の準備時間に応じて、最適な延長時間ETを設定することができる。なお、延長時間ETは、全ての処理装置2に共通に設定されてもよい。
処理装置2dは、再起動の準備の完了に基づいて、延長時間ETが経過する前に準備完了通知を電源制御装置5に送信する。電源制御装置5は、延長時間ETの経過前に全ての処理装置2から準備完了通知を受信したことに基づいて、各処理装置2の電源を遮断した後に電源を再投入し、各処理装置2を再起動させる。
図2では、説明を分かりやすくするために、各処理装置2の電源の再投入をずらして示しているが、実際には、電源の再投入はほぼ同時に実施される。各処理装置2に搭載されたCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサは、電源の再起動によりパワーオンシーケンスを実施した後、処理装置2間で初期化処理を実施する。各処理装置2の電源の再投入をほぼ同時に実施することで、処理装置2間での初期化処理を互いに同期させることができ、初期化処理を正常に実施することができる。
なお、処理装置2dは、タイムアウト時間TOd内に再起動の準備を完了できる場合、電源制御装置5に延長要求を送信しない。この場合、電源制御装置5は、全ての処理装置2から準備完了通知を受信したことに基づいて、各処理装置2の電源を遮断した後、電源を再投入することで、各処理装置2を再起動させる。
以上、この実施形態では、各処理装置2は、タイムアウト時間TO内に再起動の準備が完了できない場合、タイムアウト時間TOの延長要求を電源制御装置5に送信する。電源制御装置5は、延長要求を受信した場合、延長要求の送信元の処理装置2のタイムアウト時間TOに延長時間ETを加えた時間を新たなタイムアウト時間に設定する。これにより、処理装置2による処理の実施中または再起動の準備中に電源が遮断される可能性を低減することができ、電子機器1の再起動を正常に実施することができる。
また、電源制御装置5は、延長要求を受信せずにタイムアウト時間TOが経過した場合、または、延長時間ETが経過した場合、全ての処理装置2から準備完了通知を受信していない場合にも、各処理装置2を再起動させる。例えば、処理装置2は、再起動の準備において、ログおよびワークデータ等の不揮発メモリへの格納中に、他の処理装置2の異常の発生の影響により不揮発メモリのアクセスができなくなる不具合が発生する場合がある。特に、データを格納する不揮発メモリが、異常の発生した処理装置2に搭載されている場合、不具合が発生する可能性が高くなる。
この場合、処理装置2は、再起動の準備を完了できず、準備完了通知を電源制御装置5に送信できない。しかしながら、タイムアウト時間TOを設定することで、電源制御装置5は、準備完了通知を送信できない処理装置2がある場合にも、各処理装置2の電源を再投入して電子機器1を再起動することができる。この結果、準備完了通知を待ち続けることで、電子機器1がハングアップ状態になることを抑止することができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態における電子機器の一例を示すブロック図である。図1と同様の要素については、詳細な説明は省略する。例えば、図1に示す電子機器100は、MFP等の複合機(画像形成装置)であり、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40を有する。コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の各々は、処理装置の一例である。操作部20は、操作装置の一例でもあり、ファクス40は、ファクス装置の一例でもある。
コントローラ10は、SoC(System on a Chip)12と、電源制御部50と、不揮発メモリ60とを有する。SoC12は、検知部14および通知部16を有する。例えば、不揮発メモリ60は、電気的に書き換え可能なフラッシュメモリである。操作部20は、検知部24および通知部26を含むSoC22を有する。エンジン30は、検知部34および通知部36を含むSoC32を有する。ファクス40は、検知部44および通知部46を含むSoC42を有する。
電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の各々への電源の供給を制御する電源制御装置の一例である。なお、電源制御部50は、電子機器100内であれば、コントローラ10の外部に設けられてもよい。
コントローラ10のSoC12は、操作部20、エンジン30およびファクス40を制御するとともに、電子機器100の全体を制御する機能を有してもよい。SoC12とファクス40のSoC42とは、PCIe(Peripheral Component Interconnect express)等の入出力インターフェースI/F40と、GPIO(General Purpose Input/Output)等の制御線CNT40とを介して接続される。
SoC12とエンジンのSoC32とは、PCIe等の入出力インターフェースI/F30と、GPIO等の制御線CNT30とを介して接続される。SoC12と操作部20のSoC22とは、USB(Universal Serial Bus)等の入出力インターフェースI/F20と、制御線CNT20を介して接続される。
コントローラ10の検知部14は、コントローラ10内(電源制御部50を除く)で発生した異常を検知する。通知部16は、検知部14により異常の発生が検知されたときに、エラー信号線ERR10を介して異常発生通知を電源制御部50に送信する。通知部16は、エラー信号線ERR10を介して電源制御部50から再起動の準備指示を受信する。通知部16は、コントローラ10(電源制御部50を除く)の再起動の準備が完了したときに、エラー信号線ERR10を介して準備完了通知を電源制御部50に送信する。通知部16は、準備完了通知をタイムアウト時間内に電源制御部50に通知できない場合、エラー信号線ERR10を介してタイムアウト時間の延長要求を電源制御部50に送信する。
操作部20の検知部24は、操作部20内で発生した異常を検知する。通知部26は、検知部24により異常の発生が検知されたときに、エラー信号線ERR20を介して異常発生通知を電源制御部50に送信する。通知部26は、エラー信号線ERR20を介して電源制御部50から再起動の準備指示を受信する。通知部26は、操作部20の再起動の準備が完了したときに、エラー信号線ERR20を介して準備完了通知を電源制御部50に送信する。通知部26は、準備完了通知をタイムアウト時間内に電源制御部50に通知できない場合、エラー信号線ERR20を介してタイムアウト時間の延長要求を電源制御部50に送信する。
エンジン30の検知部34は、エンジン30内で発生した異常を検知する。通知部36は、検知部34により異常の発生が検知されたときに、エラー信号線ERR30を介して異常発生通知を電源制御部50に送信する。通知部36は、エラー信号線ERR30を介して電源制御部50から再起動の準備指示を受信する。通知部36は、エンジン30の再起動の準備が完了したときに、エラー信号線ERR30を介して準備完了通知を電源制御部50に送信する。通知部36は、準備完了通知をタイムアウト時間内に電源制御部50に通知できない場合、エラー信号線ERR30を介してタイムアウト時間の延長要求を電源制御部50に送信する。
ファクス40の検知部44は、ファクス40内で発生した異常を検知する。通知部46は、検知部44により異常の発生が検知されたときに、エラー信号線ERR40を介して異常発生通知を電源制御部50に送信する。通知部46は、エラー信号線ERR40を介して電源制御部50から再起動の準備指示を受信する。通知部46は、ファクス40の再起動の準備が完了したときに、エラー信号線ERR40を介して準備完了通知を電源制御部50に送信する。通知部46は、準備完了通知をタイムアウト時間内に電源制御部50に通知できない場合、エラー信号線ERR40を介してタイムアウト時間の延長要求を電源制御部50に送信する。
検知部24、34、44は、検知手段の一例である。通知部26、36、46は、通知手段の一例である。なお、例えば、SoC12、22、32、42および電源制御部50は、それぞれ制御プログラムを実行するマイコンまたはCPU等のプロセッサを有する。
電源制御部50は、エラー信号線ERR10を介して、SoC12から異常発生通知、準備完了通知または延長要求を受信し、SoC12に再起動の準備指示を送信する。電源制御部50は、SoC12に電源制御信号PCNT10を送信する。電源制御信号PCNT10は、SoC12の電源の投入および遮断を制御する信号である。
SoC12は、電源の遮断中にも電源制御信号PCNT10を受信可能であり、SoC12を再起動可能である。SoC12は、電源の投入を示す電源制御信号PCNT10に基づいて電源が投入され、初期化シーケンスを実施し、コントローラ10(電源制御部50を除く)を起動する。SoC12は、電源の遮断を示す電源制御信号PCNT10に基づいて電源が遮断される。なお、電源制御部50は、外部電源を受けて常時動作している。
電源制御部50は、エラー信号線ERR20を介してSoC22から異常発生通知、準備完了通知または延長要求を受信し、SoC22に再起動の準備指示を送信する。電源制御部50は、SoC22に電源制御信号PCNT20を送信する。電源制御信号PCNT20は、SoC22の電源の投入および遮断を制御する信号である。
SoC22は、電源の遮断中にも電源制御信号PCNT20を受信可能であり、SoC22を再起動可能である。SoC22は、電源の投入を示す電源制御信号PCNT20に基づいて電源が投入され、初期化シーケンスを実施し、操作部20を起動する。SoC22は、電源の遮断を示す電源制御信号PCNT20に基づいて電源が遮断される。
電源制御部50は、エラー信号線ERR30を介してSoC32から異常発生通知、準備完了通知または延長要求を受信し、SoC32に再起動の準備指示を送信する。電源制御部50は、SoC32に電源制御信号PCNT30を送信する。電源制御信号PCNT30は、SoC32の電源の投入および遮断を制御する信号である。
SoC32は、電源の遮断中にも電源制御信号PCNT30を受信可能であり、SoC32を再起動可能である。SoC32は、電源の投入を示す電源制御信号PCNT30に基づいて電源が投入され、初期化シーケンスを実施し、エンジン30を起動する。SoC32は、電源の遮断を示す電源制御信号PCNT30に基づいて電源が遮断される。
電源制御部50は、エラー信号線ERR40を介してSoC42から異常発生通知、準備完了通知または延長要求を受信し、SoC42に再起動の準備指示を送信する。電源制御部50は、SoC42に電源制御信号PCNT40を送信する。電源制御信号PCNT40は、SoC42の電源の投入および遮断を制御する信号である。
SoC42は、電源の遮断中にも電源制御信号PCNT40を受信可能であり、SoC42を再起動可能である。SoC42は、電源の投入を示す電源制御信号PCNT40に基づいて電源が投入され、初期化シーケンスを実施し、ファクス40を起動する。SoC42は、電源の遮断を示す電源制御信号PCNT40に基づいて電源が遮断される。
なお、電源制御信号PCNT10、PCNT20、PCNT30、PCNT40の代わりに電源線が配線され、電源制御部50により、SoC12、SoC22、SoC32、SoC42に電源が直接投入され、電源が直接遮断されてもよい。
図4は、図3の不揮発メモリ60に保持される情報の一例を示す説明図である。不揮発メモリ60には、タイムアウト時間、延長時間1および延長時間2を示す時間情報が、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40毎に保持されている。
電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40から受信する延長要求に含まれる時間情報に基づいて、延長時間1または延長時間2のいずれかを選択する。例えば、エンジン30は、用紙への画像のプリント準備中またはプリント中に再起動の準備通知を受信した場合、延長時間1(60秒)を示す時間情報を含む延長要求を電源制御部50に送信する。エンジン30は、スキャナによる画像の読み取り中に再起動の準備通知を受信した場合、延長時間2(120秒)を示す時間情報を含む延長要求を電源制御部50に送信する。
コントローラ10、操作部20およびファクス40も同様に、処理の実施中に再起動の準備通知を受信した場合、実施している処理に掛かる時間に応じて、延長時間1または延長時間2のいずれかを示す時間情報を含む延長要求を電源制御部50に送信する。これにより、電源制御部50は、実施中の処理に応じて最適な延長時間を設定することができる。したがって、電子機器100に異常が発生してから再起動するまでの時間を、実施中の処理に応じて最小限にすることができる。また、最適な延長時間を設定できるため、処理の実施中または再起動の準備中に電源が遮断される不具合を防止することができる。
図5は、図3の電源制御部50のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。例えば、電源制御部50は、マイコンである。電源制御部50は、バスBUSを介して相互に接続されたCPU51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)、入力インターフェース部54、出力インターフェース部55およびメモリインターフェース部56を有する。
CPU51は、ROM52に格納された制御プログラムを実行することで、図6以降に示す電源の再起動の制御を実施する。入力インターフェース部54は、異常発生通知、準備完了通知および延長要求を受信する。出力インターフェース部55は、再起動の準備指示、電源の遮断指示および電源の再投入指示を送信する。メモリインターフェース部56は、例えば、SPI(Serial Peripheral Interface:登録商標)インターフェースであり、シリアルフラッシュメモリ等の不揮発メモリ60に接続される。
図6は、図3の電子機器100の再起動処理の一例を示すシーケンス図である。図2と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図6に示す動作は、電源制御部50が実施する電子機器100の制御プログラムにより電子機器100の制御方法が実施されることにより実現される。
図6に示す例では、操作部20の検知部24は、操作部20で発生したエラーを検知する。操作部20の通知部26は、検知部24によるエラーの検知に基づいて電源制御部50にエラーの発生を通知する。電源制御部50へのエラーの発生の通知は、異常発生通知の一例である。
電源制御部50は、操作部20からのエラーの発生通知に基づいて、エラーの発生通知の送信元以外のコントローラ10、エンジン30およびファクス40にエラーの発生を通知する。電源制御部50からのエラーの発生の通知は、再起動の準備指示の一例である。なお、電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の複数からエラーの発生通知を受信した場合にも、エラーの発生通知の送信元以外に、エラーの発生を通知する。
コントローラ10、エンジン30およびファクス40のそれぞれは、エラーの発生の通知に基づいて、取得済みのログと再起動後に必要なデータ等を不揮発メモリに保存し、不揮発メモリを保護する。エラーの発生の通知を受信しない操作部20は、検知部24によるエラーの発生の検知に基づいて、取得済みのログ等を不揮発メモリに保存し、不揮発メモリを保護する。なお、データ等は、ログの発生元の処理装置(コントローラ10、操作部20、エンジン30またはファクス40)に搭載される不揮発メモリに保存されてもよく、外部の不揮発メモリに保存されてもよい。
ログの保存を完了し、不揮発メモリの保護を完了したコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40は、再起動の準備完了を電源制御部50にそれぞれ通知する。電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の全てから再起動の準備完了通知を受信するまで待つ。ここで、電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40のそれぞれのタイムアウト時間が経過するより前に、再起動の準備完了通知を受信する。
電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の全てからの再起動の準備完了通知の受信に基づいて、電源を遮断させる遮断指示をコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40にそれぞれ送信する。電源の遮断指示を受けたコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40は、電源の遮断処理を実施した後、電源の遮断完了通知を電源制御部50にそれぞれ送信する。コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40は、電源の遮断後にも遮断完了通知を電源制御部50に送信可能である。
電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の全てから電源の遮断完了通知を受信したことに基づいて、電源の投入指示をコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40にほぼ同時に送信する。そして、電源の投入指示に基づいて電源が投入されたコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40は、互いに同じタイミングで再起動される。
図7は、図3の電子機器100の再起動処理の別の例を示すシーケンス図である。図2および図6と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図7に示す動作は、電源制御部50が実施する電子機器100の制御プログラムにより電子機器100の制御方法が実施されることにより実現される。
コントローラ10、操作部20およびエンジン30の動作は、図6と同じである。このため、図6と同様に、操作部20から電源制御部50にエラーの発生が通知され、電源制御部50は、コントローラ10、エンジン30およびファクス40にエラーの発生を通知する。
図7では、ファクス40は、電源制御部50からのエラーの発生通知を受信する前に、電話回線等を介して通信情報を受信する(ファクス受信)。エラーの発生通知を受信したファクス40は、通信情報の受信後にログの保存等を実施した場合、タイムアウト時間の経過前に再起動の準備完了を電源制御部50に通知できないと判断する。このため、ファクス40は、図4の延長時間1(30秒)を示す時間情報を含む延長要求を電源制御部50に送信する。
電源制御部50は、ファクス40からの延長要求の受信に基づいて、ファクス40のタイムアウト時間を、基準のタイムアウト時間(30秒)に延長時間(30秒)を加えた時間(60秒)に設定する。ファクス40は、通信情報を受信後、受信データを不揮発メモリに退避する。そして、ファクス40は、取得済みのログ等を不揮発メモリに保存し、不揮発メモリを保護した後、再起動の準備完了を電源制御部50に通知する。
電源制御部50は、延長後のタイムアウト時間内にファクス40から準備完了通知を受信する。そして、図6と同様に、電源制御部50からコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40に電源の遮断指示が送信されて電源が遮断される。この後、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の電源が再投入され、電子機器が再起動される。
図7では、延長要求に基づいてタイムアウト時間が延長されるため、例えば、通信情報の受信中、通信情報の受信データの退避中または通信情報の受信後のログ等の保存中に、電源の遮断指示を受信する可能性を低くすることができる。この結果、通信情報の受信データおよびログ等が消失する可能性を低くすることができ、電子機器100の信頼性を向上することができる。
また、タイムアウト時間および延長時間がコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40毎に設定される。このため、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の動作の特性毎に最適なタイムアウト時間および延長時間を設定することができる。さらに、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40は、動作状態に応じて、複数通りの延長時間を電源制御部50に通知することができる。したがって、電子機器100に異常が発生してから再起動するまでの時間を、実施中の処理に応じて最小限にすることができる。
図8は、図3の電子機器100の再起動処理の別の例を示すシーケンス図である。図2および図6と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図8に示す動作は、電源制御部50が実施する電子機器100の制御プログラムにより電子機器100の制御方法が実施されることにより実現される。
コントローラ10、操作部20およびエンジン30の動作は、図6と同じである。このため、図6と同様に、操作部20から電源制御部50にエラーの発生が通知され、電源制御部50は、コントローラ10、エンジン30およびファクス40にエラーの発生を通知する。
図8では、ファクス40は、電源制御部50からのエラーの発生通知の受信に基づいてログの不揮発メモリへの保存を開始するが、例えば、保存の途中で不揮発メモリへのアクセスができなくなり、ログの保存を完了できない。このため、ファクス40は、再起動の準備完了通知を電源制御部50に送信できない。予期せぬ不具合であるため、ファクス40は、延長要求を電源制御部50に送信していない。
電源制御部50は、延長要求を受信していないため、ファクス40のタイムアウト時間の経過に基づいて、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40に電源の遮断指示を送信する。そして、図6と同様に、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40に電源が遮断された後、電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の電源を再投入し、電子機器100を再起動する。
このように、タイムアウト時間を設定することで、コントローラ10、操作部20、エンジン30またはファクス40のいずれかが再起動の準備を完了できない場合にも、電子機器100をハングアップさせることなく、再起動することができる。この結果、電子機器100の信頼性の低下を防止することができる。
図9は、図3の電子機器100の再起動処理の別の例を示すシーケンス図である。図2、図6および図8と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図9に示す動作は、電源制御部50が実施する電子機器100の制御プログラムにより電子機器100の制御方法が実施されることにより実現される。
コントローラ10、操作部20およびファクス40の動作は、図7と同じである。図9では、エンジン30は、電源制御部50からのエラーの発生通知を受信する前にプリントジョブを受け付ける。エンジン30は、プリントジョブの実施後にログの保存等を実施した場合、タイムアウト時間の経過前に再起動の準備完了を電源制御部50に通知できないと判断する。このため、エンジン30は、図4の延長時間1(60秒)を示す時間情報を含む延長要求を電源制御部50に送信する。なお、ファクス40は、図7と同様に、ファクス40の延長時間1(30秒)を示す時間情報を含む延長要求を電源制御部50に送信する。
電源制御部50は、エンジン30とファクス40からの延長要求の受信に基づいて、エンジン30とファクス40のそれぞれについて、タイムアウト時間と延長時間とを加算する。タイムアウト時間と延長時間の合計は、エンジン30が120秒であり、ファクス40が60秒である。電源制御部50は、タイムアウト時間と延長時間の合計が大きいエンジン30のタイムアウト時間と延長時間とを採用することを決定する。
エンジン30は、プリントジョブのプリントを実施後、ジョブデータを不揮発メモリに退避する。そして、エンジン30は、取得済みのログ等を不揮発メモリに保存し、不揮発メモリを保護した後、再起動の準備完了を電源制御部50に通知する。
電源制御部50は、延長後のタイムアウト時間内にエンジン30およびファクス40から準備完了通知を順次受信する。そして、図6および図7と同様に、電源制御部50からコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40に電源の遮断指示が送信されて電源が遮断される。この後、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の電源が再投入され、電子機器が再起動される。
図9では、電源制御部50は、複数の延長要求を受信した場合、タイムアウト時間と延長時間の合計が最も大きいタイムアウト時間と延長時間との採用を決定する。これにより、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40の動作中またはログ等の保存中に、電源の遮断指示を受信する可能性を低くすることができる。この結果、通信情報の受信データおよびログ等が消失する可能性を低くすることができ、電子機器100の信頼性を向上することができる。
図10は、他の電子機器の再起動処理の一例を示すシーケンス図である。図6と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図10に示す動作を実施する電子機器は、タイムアウト時間が設定されないことを除き、図3に示す電子機器100と同様の機能を有する。
図10では、ファクス40は、電源制御部50からのエラーの発生通知の受信に基づいてログの不揮発メモリへの保存を開始するが、例えば、保存の途中で不揮発メモリへのアクセスができなくなり、ログの保存を完了できない。このため、ファクス40は、再起動の準備完了通知を電源制御部50に送信できない。
電源制御部50は、タイムアウト時間を管理していないため、ファクス40からの再起動の準備完了通知を待ち続ける。この結果、電源制御部50は、電子機器を再起動することができず、電子機器はハングアップ状態に陥ってしまう。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、延長要求に基づいてタイムアウト時間が延長されるため、通信情報の受信後のログの保存中などに、電源の遮断指示を受信する可能性を低くすることができる。この結果、通信情報の受信データおよびログ等が消失する可能性を低くすることができ、電子機器100の信頼性を向上することができる。
また、タイムアウト時間および延長時間が個別に設定されるため、各機能の動作の特性毎に最適なタイムアウト時間および延長時間を設定することができる。したがって、電子機器100に異常が発生してから再起動するまでの時間を、実施中の処理に応じて最小限にすることができる。タイムアウト時間を設定することで、電源制御部50が再起動の準備完了通知を待ち続けることを防止することができる。この結果、電子機器100がハングアップすることを防止することができる。
さらに、この実施形態では、電源制御部50は、複数の延長要求を受信した場合、タイムアウト時間と延長時間の合計が最も大きいタイムアウト時間と延長時間との採用を決定する。これにより、例えば、ログ等の保存中に、電源の遮断指示を受信する可能性を低くすることができる。この結果、通信情報の受信データおよびログ等が消失する可能性を低くすることができ、電子機器100の信頼性を向上することができる。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態における電子機器の要部の一例を示すブロック図である。図11に示す電子機器100Aは、図3の電源制御部50および不揮発メモリ60の代わりに電源制御部50Aおよび不揮発メモリ60Aを有する。電子機器100Aは、図3の不揮発メモリ60の代わりに不揮発メモリ60Aを有することと、電源制御部50が実施する制御が異なることを除き、第2の実施形態の電子機器100と同様である。
電源制御部50Aは、通知部501、遮断/投入制御部502、再起動判断部503およびエラー表示通知部504を有する。なお、図3に示した電源制御部50は、通知部501および遮断/投入制御部502を有している。
通知部501は、エラー信号線ERR10~ERR40を介してコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40から各種通知を受信する。また、通知部501は、エラー信号線ERR10~ERR40を介してコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40に各種通知を送信する。
遮断/投入制御部502は、電源制御信号線PCNT10~PCNT40を介して、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40に電源制御信号PCNT10~PCNT40を送信する。
再起動判断部503は、不揮発メモリ60Aに保持されたコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40毎のエラーの発生通知(異常発生通知)の履歴に基づいて、電源を再起動するか、エラーを表示してエラーを外部に通知するかを判断する。再起動判断部503は、電源の再起動を判断した場合、遮断/投入制御部502による電源の遮断と再投入とを許可する。再起動判断部503は、エラーの表示を判断した場合、遮断/投入制御部502による電源の遮断と再投入とを禁止し、エラー表示通知部504にエラーの表示を指示する。
エラー表示通知部504は、再起動判断部503からの指示に基づいて、操作部20の表示パネルに、"修復できないエラーの発生"を表示させる。例えば、表示パネルに表示された"修復できないエラーの発生"を見た電子機器100Aのユーザは、電子機器100Aを修理するサービスマンを呼ぶ。
不揮発メモリ60Aは、図4に示したコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40毎のタイムアウト時間、延長時間1、延長時間2を保持する領域に加えて、電源制御部50によるエラーの発生通知の受信時刻を保持する領域を有する。すなわち、不揮発メモリ60Aは、エラーの発生通知(異常発生通知)の履歴をコントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40毎に保持する領域を有する。
例えば、電源制御部50は、エラーの発生通知を受信した場合、不揮発メモリ60Aの受信時刻を格納する領域のうち空いている領域に受信時刻を順次格納する。これにより、電源制御部50は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40毎に、エラーの発生時刻とエラーの発生回数を管理することができ、エラーの発生頻度を管理することができる。
コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40毎のエラーの発生時刻とエラーの発生回数とは、保守モードにおいて、操作部20の表示パネルに表示可能である。例えば、電子機器100Aのサービスマンは、電子機器100Aをユーザモードから保守モードに移行し、不揮発メモリ60Aに格納された情報を表示パネルに表示する。これにより、サービスマンは、表示パネルに表示された情報に基づいて、エラーの発生箇所およびエラーの発生頻度等を一度に確認することができ、不具合の解析を容易に行うことができる。この結果、修理の作業性を向上することができる。
再起動判断部503は、不揮発メモリ60Aに格納されたエラーの発生通知の履歴に基づいて、エラー表示通知部504にエラーを表示するか否かを判断する。例えば、再起動判断部503は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40のいずれかでエラーが2回発生した場合、エラー表示通知部504にエラーの表示を指示する。
あるいは、再起動判断部503は、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40のいずれかでのエラーの発生頻度が所定の頻度以上の場合、エラー表示通知部504にエラーの表示を指示する。再起動判断部503により、エラーの発生回数またはエラーの発生頻度に応じて、電源の再投入を禁止することで、同じエラーが繰り返し発生し、電子機器100Aが何度も再起動されることを防止することができる。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、コントローラ10、操作部20、エンジン30およびファクス40毎にエラーの発生の履歴を不揮発メモリ60Aに保持する。これにより、エラーの発生時刻とエラーの発生回数を管理することができ、エラーの発生頻度を管理することができる。例えば、エラーの発生通知の履歴に基づいて、エラー表示通知部504にエラーを表示することができる。
電子機器100Aのサービスマンは、不揮発メモリ60Aに格納された情報に基づいて、エラーの発生箇所およびエラーの発生頻度等を一度に確認することができ、不具合の解析を容易に行うことができる。この結果、修理の作業性を向上することができる。
(電子機器のハードウェア構成)
図12は、図1、図3および図11に示した電子機器1、100、100Aのハードウェア構成図である。電子機器1、100、100Aは、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクス機能等を有するMFPであり、いわゆる複合機である。なお、電子機器1、100、100Aは、「情報処理装置」の一例である。以下では、電子機器1、100、100AをMFP1000と称する。
図12に示されているように、MFP1000は、コントローラ110、近距離通信回路120、エンジン制御部130、操作パネル140、およびネットワークI/F150を備えている。
これらのうち、コントローラ110は、コンピュータの主要部であるCPU101、システムメモリ(MEM-P)102、ノースブリッジ(NB)103、サウスブリッジ(SB)104、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)106、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)107、HDDコントローラ108、及び、記憶部であるHD109を有し、NB103とASIC106との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス121で接続した構成となっている。ただし、コントローラ110の構成はこれに限定されない。例えば、CPU101、NB103、SB104などの2以上の構成要素をSoC(System on Chip)によって実現してもよい。この場合、SoCとASIC106との間をPCI-express(登録商標)バスで接続してもよい。
これらのうち、CPU101は、MFP1000の全体制御を行う制御部である。NB103は、CPU101と、MEM-P102、SB104、及びAGPバス121とを接続するためのブリッジであり、MEM-P102に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P102は、コントローラ110の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM102a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM102bとからなる。なお、RAM102bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB104は、NB103とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC106は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス121、PCIバス122、HDDコントローラ108およびMEM-C107をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC106は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC106の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C107を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部131及びプリンタ部132との間でPCIバス122を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC106には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C107は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD109は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD109は、CPU101の制御にしたがってHD109に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス121は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインターフェースであり、MEM-P102に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路120には、近距離通信回路120aが備わっている。近距離通信回路120は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部130は、スキャナ部131及びプリンタ部132によって構成されている。コントローラ110は、MFP1000全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル140からの入力等を制御する。スキャナ部131又はプリンタ部132には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、MFP1000は、操作パネル140のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。操作パネル140は、各種情報を表示するLCDや動作状態を点灯/消灯により表示するLEDといった表示部及びタッチパネルやハードキースイッチを有する入力部等を備えている。なお、操作パネル140はタッチパネルを備える場合にはハードキースイッチはなくてもよい。なお、操作パネル140はASIC106に接続される構成であってもよいが、SB104に接続される構成であってもよい。
また、ネットワークI/F150は、通信ネットワーク12を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路120及びネットワークI/F150は、PCIバス122を介して、ASIC106に電気的に接続されている。
なお、上述した電子機器100、100Aは、画像形成装置に限られない。電子機器100、100Aは、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 電子機器
2(2a、2b、2c、2d) 処理装置
3(3a、3b、3c、3d) 検知手段
4(4a、4b、4c、4d) 通知手段
5 電源制御装置
6 記憶手段
10 コントローラ
12 通信ネットワーク
14 検知部
16 通知部
20 操作部
24 検知部
26 通知部
30 エンジン
34 検知部
36 通知部
40 ファクス
44 検知部
46 通知部
50、50A 電源制御部
54 入力インターフェース部
55 出力インターフェース部
56 メモリインターフェース部
60、60A 不揮発メモリ
100、100A 電子機器
101 CPU
102 システムメモリ
103 ノースブリッジ
104 サウスブリッジ
106 ASIC
107 ローカルメモリ
108 HDDコントローラ
109 HD
110 コントローラ
120 近距離通信回路
120a 近距離通信回路
121 AGPバス
122 PCIバス
130 エンジン制御部
131 スキャナ部
132 プリンタ部
140 操作パネル
501 通知部
502 投入制御部
503 再起動判断部
504 エラー表示通知部
1000 MFP
ARB アービタ
BUS バス
CNT20、CNT30、CNT40 制御線
ERR10、ERR20、ERR30、ERR40 エラー信号線
ET 延長時間
PCNT10、PCNT20、PCNT30、PCNT40 電源制御信号
特許第6597417号公報

Claims (10)

  1. 複数の処理装置と、前記複数の処理装置の各々への電源の供給を制御する電源制御装置とを含む電子機器であって、
    前記複数の処理装置の各々は、異常の発生を検知する検知手段と、前記検知手段により異常の発生が検知されたときに異常発生通知を前記電源制御装置に送信し、再起動の準備が完了したときに準備完了通知を前記電源制御装置に送信し、前記準備完了通知をタイムアウト時間内に前記電源制御装置に送信できない場合、前記タイムアウト時間の延長要求を前記電源制御装置に送信する通知手段とを含み、
    前記電源制御装置は、
    前記タイムアウト時間を前記複数の処理装置毎に保持する記憶手段を有し、
    前記異常発生通知の受信に基づいて、前記異常発生通知の送信元を除く処理装置に再起動の準備指示を送信し、前記準備指示の送信後、前記複数の処理装置の各々からの前記準備完了通知を前記タイムアウト時間が経過するまで待ち、
    前記延長要求を受信しない場合、前記タイムアウト時間の経過前に前記複数の処理装置の全てから前記準備完了通知を受信したとき、または、前記タイムアウト時間が経過したとき、前記複数の処理装置の各々の電源を遮断後に再起動し、
    前記延長要求を受信した場合、前記タイムアウト時間後にさらに延長時間の経過を待ち、前記延長時間の経過前に前記複数の処理装置の全てから前記準備完了通知を受信したとき、または、前記延長時間が経過したときに、前記複数の処理装置の各々の電源を遮断後に再起動すること
    を特徴とする電子機器。
  2. 前記複数の処理装置の各々が前記電源制御装置に送信する前記延長要求は、実施中の処理を完了するために必要な延長時間を示す時間情報を含み、
    前記記憶手段は、前記時間情報に対応する延長時間を前記タイムアウト時間とともに前記複数の処理装置毎に保持し、
    前記電源制御装置は、前記タイムアウト時間の経過に加えて、受信した前記延長要求に含まれる前記時間情報に対応する延長時間の経過を待つこと
    を特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記延長要求は、前記複数の処理装置の各々が実施する複数種の処理にそれぞれ対応する複数の時間情報のいずれかを含み、
    前記記憶手段は、前記複数の時間情報にそれぞれ対応する複数の延長時間を前記複数の処理装置毎に保持すること
    を特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記電源制御装置は、複数の前記処理装置から延長要求を受信した場合、受信した延長要求に対応する延長時間と、延長時間に対応する前記タイムアウト時間との合計が最も大きいタイムアウト時間と延長時間との採用を決定すること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記電源制御装置は、
    前記異常発生通知の履歴を前記複数の処理装置毎に前記記憶手段に格納すること
    を特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記電源制御装置は、
    前記記憶手段に格納された前記複数の処理装置毎の前記異常発生通知の履歴に応じて、電源を遮断後に再起動するか、外部にエラーを通知するかを判断すること
    を特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記電源制御装置は、前記記憶手段に格納した前記異常発生通知の履歴に基づいて、前記複数の処理装置の少なくともいずれかの前記異常発生通知の頻度が所定の頻度以上の場合、外部にエラーを通知すること
    を特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記複数の処理装置は、ファクス装置と、画像の読み取りと印刷とを実施するエンジンと、情報の入力と表示を行う操作装置と、前記ファクス装置、前記エンジン、前記操作装置を制御するコントローラを含み、画像形成装置としての機能を有すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 複数の処理装置と、前記複数の処理装置の各々への電源の供給を制御する電源制御装置とを含む電子機器の制御方法であって、
    前記複数の処理装置の各々が、異常の発生を検知した場合に異常発生通知を前記電源制御装置に送信し、
    前記電源制御装置が、前記異常発生通知の受信に基づいて、前記異常発生通知の送信元を除く処理装置に再起動の準備指示を送信し、
    前記複数の処理装置の各々が、再起動の準備が完了した場合に準備完了通知を前記電源制御装置に送信し、
    前記電源制御装置が、前記準備指示の送信後、前記複数の処理装置の各々からの準備完了通知をタイムアウト時間が経過するまで待ち、
    前記複数の処理装置の各々が、前記準備完了通知を前記タイムアウト時間内に前記電源制御装置に送信できない場合、前記タイムアウト時間の延長要求を前記電源制御装置に送信し、
    前記電源制御装置が、前記延長要求を受信しない場合、前記タイムアウト時間の経過前に前記複数の処理装置の全てから前記準備完了通知を受信したとき、または、前記タイムアウト時間が経過したとき、前記複数の処理装置の各々の電源を遮断後に再起動し、前記延長要求を受信した場合、前記タイムアウト時間後にさらに延長時間の経過を待ち、前記延長時間の経過前に前記複数の処理装置の全てから前記準備完了通知を受信したとき、または、前記延長時間が経過したときに、前記複数の処理装置の各々の電源を遮断後に再起動すること
    を特徴とする電子機器の制御方法。
  10. 複数の処理装置とともに電子機器に搭載され、前記複数の処理装置の各々への電源の供給を制御する電源制御装置が実行する電子機器の制御プログラムであって、
    異常の発生を検知した前記処理装置からの異常発生通知に基づいて、前記異常発生通知の送信元を除く処理装置に再起動の準備指示を送信し、
    前記準備指示の送信後、再起動の準備が完了した前記処理装置からの準備完了通知と、前記準備完了通知をタイムアウト時間内に前記電源制御装置に送信できない前記処理装置からの前記タイムアウト時間の延長要求とを待ち、
    前記延長要求を受信しない場合、前記タイムアウト時間の経過前に前記複数の処理装置の全てから前記準備完了通知を受信したとき、または、前記タイムアウト時間が経過したとき、前記複数の処理装置の各々の電源を遮断後に再起動し、
    前記延長要求を受信した場合、前記タイムアウト時間後にさらに延長時間の経過を待ち、前記延長時間の経過前に前記複数の処理装置の全てから前記準備完了通知を受信したとき、または、前記延長時間が経過したときに、前記複数の処理装置の各々の電源を遮断後に再起動すること
    を特徴とする電子機器の制御プログラム。
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