JP2022058257A - 照明器具 - Google Patents

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JP2022058257A
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佳史 藤本
Yoshifumi Fujimoto
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Abstract

Figure 2022058257000001
【課題】操作レバーの誤操作を低減させることができる照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具200Aは、操作レバー7と、プラグ部6と、回転止め部8とを備える。操作レバー7は、第1回転方向RD1、及び第2回転方向RD2への回転が自在である。プラグ部6は、ダクトレール100に着脱自在である。プラグ部6は、操作レバー7が第1回転位置P1から第2回転位置P2まで回転することにより、第1姿勢から第2姿勢に姿勢が切り替わり、操作レバー7が第2回転位置P2から第1回転位置P1まで回転することにより、第2姿勢から第1姿勢に姿勢が切り替わる。回転止め部8は、操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1の回転を阻止する第1状態と、操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1の回転を許容する第2状態との間で状態の遷移が自在である。
【選択図】図6

Description

本発明は、照明器具に関する。
特許文献1には、配線ダクトに取り付ける電源ボックス装置が開示されている。特許文献1の電源ボックス装置は、プラグを回転させる操作レバーと、レバーカバーとを備える。レバーカバーは、ロック位置とロック解除位置との間で昇降可能である。レバーカバーは、ロック位置において操作レバーを被覆する。特許文献1の電源ボックス装置によれば、レバーカバーをロック位置に配置することにより、操作レバーの誤操作を低減させることができる。
国際公開第2018/128170号
しかしながら、特許文献1の電源ボックス装置では、操作レバーの誤操作を低減させるために、操作レバーを覆う部品を別途設ける必要がある。その結果、例えば、装置の小型化が阻害される可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作レバーを覆う部品を設けることなく、操作レバーの誤操作を低減させることができる照明器具を提供することにある。
本願に開示する照明器具は、操作レバーと、プラグ部と、回転止め部とを備える。前記操作レバーは、第1回転方向、及び前記第1回転方向とは反対の回転方向である第2回転方向への回転が自在である。前記プラグ部は、ダクトレールに着脱自在である。前記プラグ部は、前記操作レバーが第1回転位置から第2回転位置まで回転することにより、第1姿勢から第2姿勢に姿勢が切り替わり、前記操作レバーが前記第2回転位置から前記第1回転位置まで回転することにより、前記第2姿勢から前記第1姿勢に姿勢が切り替わる。前記回転止め部は、前記操作レバーの前記第1回転位置から前記第2回転位置への前記第1回転方向の回転を阻止する第1状態と、前記操作レバーの前記第1回転位置から前記第2回転位置への前記第1回転方向の回転を許容する第2状態との間で状態の遷移が自在である。
本願に開示する照明器具において、前記回転止め部は、前記操作レバーの前記第1回転位置から前記第2回転位置への前記第1回転方向の回転を阻止する突起を有してもよい。前記突起は、前記回転止め部が前記第1状態の際に、前記操作レバーの回転軌跡と重なる位置に位置し、前記回転止め部が前記第2状態の際に、前記操作レバーの回転軌跡と重ならない位置に位置してもよい。
本願に開示する照明器具において、前記突起は、傾斜面を有してもよい。前記操作レバーは、前記第2回転位置から前記第1回転位置へ前記第2回転方向に回転する際に前記傾斜面上をスライドしてもよい。
本願に開示する照明器具において、前記突起は、前記操作レバーが前記第1回転位置から前記第2回転位置へ前記第1回転方向に回転する際に当接する当接面を有してもよい。前記当接面は、前記傾斜面に対して前記第1回転位置側に配置されて、前記第1回転位置側に傾斜していてもよい。
本願に開示する照明器具は、前記第1状態と前記第2状態との間で遷移自在に前記回転止め部を支持するベース部材を更に備えてもよい。前記ベース部材は、前記回転止め部が前記第2状態の際に、前記回転止め部を前記第2状態から前記第1状態へ復帰させる弾性力を発生してもよい。
本願に開示する照明器具において、前記回転止め部と前記ベース部材とは単一の部材からなり得る。
本願に開示する照明器具は、灯具本体と、電力生成部と、筐体とを更に備え得る。前記灯具本体は、光を発生させる光源を有する。前記電力生成部は、前記光源へ供給する電力を生成する。前記筐体は、前記電力生成部を収容する。前記操作レバーは、作業者によって操作される第1操作部を有してもよい。前記回転止め部は、前記作業者によって操作される第2操作部を有してもよい。前記筐体は、前記ダクトレールの長手方向に平行な複数の面を有してもよい。前記第1操作部、及び前記第2操作部は、前記筐体の前記複数の面のうちの一の面に配置されてもよい。
本願に開示する照明器具によれば、操作レバーを覆う部品を設けることなく、操作レバーの誤操作を低減させることができる。
実施形態1に係る照明器具を示す図である。 ダクトレールを示す斜視図である。 実施形態1に係る照明器具を示す側面図である。 実施形態1に係る照明器具を示す斜視図である。 実施形態1に係る照明器具の一部を示す斜視図である。 実施形態1に係る照明器具の一部を示す別の斜視図である。 実施形態1に係る照明器具の一部を示す平面図である。 実施形態1に係る照明器具の一部を示す別の平面図である。 実施形態1に係る照明器具の一部を示す側面図である。 実施形態1に係る照明器具の一部を示す側面図である。 回転規制突起の変形例を示す図である。 実施形態2に係る照明器具を示す斜視図である。 実施形態2に係る照明器具の一部を示す斜視図である。 連結部材を示す斜視図である。 実施形態3に係る照明器具を示す正面図である。 図15のA-A線に沿った照明器具の断面図である。 実施形態4に係る照明器具を示す側面図である。 実施形態4に係る照明器具を示す正面図である。 実施形態4に係る照明器具を示す底面図である。 図19のB-B線に沿った照明器具の断面図である。 アクセサリを示す斜視図である。 アクセサリを示す別の斜視図である。 第2アクセサリを示す斜視図である。 第3アクセサリを示す斜視図である。 第4アクセサリを示す斜視図である。 実施形態5に係る照明器具を示す斜視図である。 実施形態5に係る照明器具の一部を示す斜視図である。 光源ユニットを示す斜視図である。 固定枠を示す斜視図である。 保持部材の分解斜視図である。 実施形態6に係る照明器具を示す正面図である。 ルーバー部を示す斜視図である。 図31のC-C線に沿った灯具本体の断面図である。 実施形態6に係る照明器具が備える灯具本体の構成を示す図である。 比較例1に係る灯具本体の構成を示す図である。 実施形態7に係る照明器具が備える灯具本体の構成を示す図である。 比較例2に係る灯具本体の構成を示す図である。 実施形態8に係る照明器具を示す斜視図である。 実施形態8に係る照明器具の一部を示す斜視図である。 固定枠を示す斜視図である。 固定枠を示す別の斜視図である。 第2反射部材を示す斜視図である。
以下、図面(図1~図42)を参照して本発明の照明器具及びアクセサリに係る実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
以下、図1~図11を参照して実施形態1について説明する。まず、図1を参照して本実施形態の照明器具200Aを説明する。図1は、本実施形態の照明器具200Aを示す図である。図1に示すように、本実施形態の照明器具200Aは、ダクトレール100に着脱自在に取り付けられる。
ダクトレール100は、例えば天井Cに固定される。本実施形態では、天井Cに固定されたダクトレール100に照明器具200Aを取り付ける場合を例に、照明器具200Aを説明する。なお、ダクトレール100は、天井Cに埋設されてもよいし、アーム又はワイヤ等によって天井Cから吊下げられてもよい。また、ダクトレール100は、壁又は床に固定されてもよい。したがって、照明器具200Aは、壁又は床に配置されてもよい。
以下では、説明の便宜のために、ダクトレール100に対して照明器具200Aが配置される側を「下側」と規定し、照明器具200Aに対してダクトレール100が配置される側を「上側」と規定して、上下方向を規定する。ここで、「上」及び「下」は、天井Cに固定されているダクトレール100に照明器具200Aが取り付けられた状態であるときの「上」及び「下」に対応する。
図1に示すように、照明器具200Aは、灯具本体2と、筐体3と、連結アーム部4とを備える。
灯具本体2は、光出射面2aを有する。灯具本体2は、光出射面2aから灯具本体2の外部に光を出射する。
筐体3は、ダクトレール100に着脱自在に取り付けられる。ダクトレール100は、第1方向D1に延びる。第1方向D1は、天井Cに平行な方向である。筐体3は、ダクトレール100に沿って延びる。本実施形態では、筐体3は、ダクトレール100との間に隙間が無い状態又は略隙間が無い状態でダクトレール100に取り付けられる。
連結アーム部4は、灯具本体2と筐体3とを連結する。本実施形態の照明器具200Aは、スポットライトであり、灯具本体2は、連結アーム部4によって、筐体3に対して傾動自在に支持されている。したがって、灯具本体2と筐体3との間の角度を変化させることができる。例えば、灯具本体2と筐体3との間の角度を、0°以上92°以下の範囲で変化させることができる。また、灯具本体2は、連結アーム部4を回転軸として回転自在である。
続いて、図2を参照してダクトレール100について説明する。図2は、ダクトレール100を示す斜視図である。図2に示すように、ダクトレール100は、レールベース101を有する。レールベース101は、直線状に延設される。
レールベース101は、下壁101aを有する。下壁101aは、ダクトレール100の下面を構成する。レールベース101の下壁101aには、挿通溝101bが形成される。挿通溝101bは、レールベース101が延びる方向(第1方向D1)に延びる。挿通溝101bは、レールベース101の内部と連通するスリットである。
レールベース101は、2つの導体部102、及び2つのプラグ支持部103を内部に有する。2つの導体部102、及び2つのプラグ支持部103は、レールベース101が延びる方向(第1方向D1)に延びる。
2つの導体部102は、挿通溝101bを挟んで対向する。各導体部102には、外部電源電圧が印加される。2つのプラグ支持部103は、2つの導体部102の下方に設けられる。2つのプラグ支持部103は、挿通溝101bを挟んで対向する。
続いて、図3~図10を参照して本実施形態の照明器具200Aについて更に説明する。まず、図3及び図4を参照して本実施形態の照明器具200Aを説明する。図3は、本実施形態の照明器具200Aを示す側面図である。図4は、本実施形態の照明器具200Aを示す斜視図である。
図3に示すように、灯具本体2は、光源21を有する。光源21は光を発生させる。光源21は、灯具本体2の内部に配置される。光源21から発生した光が、光出射面2aから灯具本体2の外部に出射される。光源21は、発光素子として、例えばLED(Light Emitting Diode)素子を有する。光源21は、例えばSMD(surface mount device)、又はCOB(chip on board)である。本実施形態において、光源21は面状光源である。
図3及び図4に示すように、筐体3は、対向面3aを有する。対向面3aは、図1及び図2を参照して説明したダクトレール100に照明器具200Aが取り付けられた状態においてダクトレール100に対向する面である。ここでは、対向面3aは、筐体3の上面である。
なお、本実施形態において、筐体3の幅W2(図4)は、ダクトレール100の幅W1(図2)と同じであるか、略同じである。この結果、照明器具200Aをダクトレール100に取り付けた場合に、筐体3とダクトレール100とが一体感のあるデザインとなる。また、筐体3の対向面3aの全面又は略全面がダクトレール100によって覆われるため、筐体3の対向面3aに埃等が付着し難くなる。
図3に示すように、照明器具200Aは、電源装置5を更に備える。また、図3及び図4に示すように、照明器具200Aは、プラグ部6と、操作レバー7と、回転止め部8とを更に備える。
プラグ部6は、対向面3aから上方に突出する。プラグ部6は、図1及び図2を参照して説明したダクトレール100に着脱自在に取り付けられる。プラグ部6には、図2を参照して説明した2つの導体部102から外部電源電圧が印加される。外部電源電圧は、プラグ部6を介して電源装置5に供給される。
電源装置5は、筐体3の内部に収容される。電源装置5は、外部電源電圧に基づいて、光源21に供給する電力を生成する。光源21が発光素子としてLED素子を有する場合、電源装置5は、LED素子を駆動させる直流電圧を生成する。電源装置5は、電力生成部の一例である。
操作レバー7は、作業者によって操作される。作業者は、操作レバー7を操作して、プラグ部6を回転させることができる。回転止め部8は、操作レバー7の回転を阻止する。詳しくは、回転止め部8は、操作レバー7の回転を阻止する第1状態と、操作レバー7の回転を許容する第2状態との間で状態の遷移が自在である。作業者は、回転止め部8を操作して、回転止め部8の状態を第1状態から第2状態へ遷移させることができる。
続いて、図5~図8を参照してプラグ部6を更に説明する。図5は、本実施形態の照明器具200Aの一部を示す斜視図である。図6は、本実施形態の照明器具200Aの一部を示す別の斜視図である。図7は、本実施形態の照明器具200Aの一部を示す平面図である。図8は、本実施形態の照明器具200Aの一部を示す別の平面図である。なお、図5~図8では、説明の便宜のために、連結アーム部4及び灯具本体2を省略している。
図5及び図6に示すように、プラグ部6は第1軸心X1を中心軸として回転自在である。本実施形態において、第1軸心X1は、上下方向に延びる。図7及び図8に示すように、プラグ部6は、回転することにより、第1姿勢と第2姿勢との間で姿勢が切り替わる。なお、図5、図6、及び図7は、第1姿勢のプラグ部6を示す。図8は、第2姿勢のプラグ部6を示す。
図5及び図6に示すように、プラグ部6は、支柱部61と、プラグ端子62と、レール係合部63とを有する。
支柱部61は、上下方向に延びる。詳しくは、支柱部61は、第1軸心X1に沿って延びる。支柱部61は、プラグ部6の回転軸として機能する。第1軸心X1は支柱部61の中心軸であり、支柱部61は、第1軸心X1を中心軸として回転自在である。
プラグ端子62は、支柱部61の周面から突出する。プラグ端子62は、支柱部61の回転に応じて、第1軸心X1を中心軸として回転する。レール係合部63は、支柱部61の周面に設けられる。レール係合部63は、プラグ端子62よりも下方に配置される。レール係合部63は、支柱部61の回転に応じて、第1軸心X1を中心軸として回転する。
第1姿勢(図7)は、ダクトレール100の導体部102(図2)とプラグ部6のプラグ端子62とが接続するとともに、ダクトレール100のプラグ支持部103(図2)とプラグ部6のレール係合部63とが係合する姿勢である。第2姿勢(図8)は、ダクトレール100の挿通溝101b(図2)と、プラグ部6のプラグ端子62及びレール係合部63とが平行になる姿勢である。換言すると、第2姿勢は、ダクトレール100の導体部102とプラグ部6のプラグ端子62とが接続せず、ダクトレール100のプラグ支持部103とプラグ部6のレール係合部63とが係合しない姿勢である。プラグ部6の姿勢を第2姿勢にすることにより、ダクトレール100の挿通溝101bに対してプラグ端子62及びレール係合部63を挿脱することが可能となる。
プラグ端子62がダクトレール100の導体部102と接続すると、導体部102からプラグ端子62に外部電源電圧が印加される。外部電源電圧は、図示しないケーブルを介して、プラグ端子62から電源装置5へ伝送される。
レール係合部63がダクトレール100のプラグ支持部103に係合すると、照明器具200Aがダクトレール100に固定(装着)される。具体的には、レール係合部63は、プラグ支持部103とレールベース101の下壁101aとによって挟持される。
続いて、図5~図8を参照して操作レバー7を更に説明する。図5及び図6に示すように、操作レバー7は、第1回転方向RD1及び第2回転方向RD2に回転自在である。第2回転方向RD2は、第1回転方向RD1とは反対の回転方向である。本実施形態において、第1回転方向RD1及び第2回転方向RD2は、第1軸心X1を中心軸とする回転方向である。より具体的には、操作レバー7は、図7に示す第1回転位置P1と、図8に示す第2回転位置P2との間で回転自在である。
作業者は、第1回転位置P1から第2回転位置P2まで操作レバー7を第1回転方向RD1へ回転させることができる。また、作業者は、第2回転位置P2から第1回転位置P1まで操作レバー7を第2回転方向RD2へ回転させることができる。プラグ部6は、操作レバー7が第1回転位置P1から第2回転位置P2まで回転することにより、第1姿勢から第2姿勢に姿勢が切り替わる。また、プラグ部6は、操作レバー7が第2回転位置P2から第1回転位置P1まで回転することにより、第2姿勢から第1姿勢に姿勢が切り替わる。
続いて、図5及び図6を参照して操作レバー7の構成を説明する。図5及び図6に示すように、操作レバー7は、操作部71と、連結部72とを有する。以下、操作部71を、「第1操作部71」と記載する場合がある。
第1操作部71は、作業者によって操作される部位である。作業者は、第1操作部71を操作することにより、プラグ部6を回転させる。つまり、作業者は、第1操作部71を操作することにより、プラグ部6の姿勢を第1姿勢と第2姿勢との間で切り替える。
第1操作部71は、操作つまみ71aを有する。以下、操作つまみ71aを、「第1操作つまみ71a」と記載する場合がある。第1操作つまみ71aは、突起状である。第1操作部71が第1操作つまみ71aを有することにより、作業者による第1操作部71の操作が容易となる。
連結部72は、第1操作部71とプラグ部6とを連結する。より具体的には、連結部72は、支柱部61に接続して、支柱部61の周面から突出する。したがって、連結部72は、第1軸心X1を中心軸として回転する。つまり、操作レバー7は、第1軸心X1を中心軸として回転する。なお、連結部72は、筐体3の対向面3aから突出しないことが好ましい。但し、連結部72は、筐体3の対向面3aから突出していてもよい。この場合、連結部72は、筐体3の対向面3aから僅かに突出していることが好ましい。
続いて、図5~図9を参照して、回転止め部8を更に説明する。図9は、本実施形態の照明器具200Aの一部を示す側面図である。なお、図9では、説明の便宜のために、連結アーム部4及び灯具本体2を省略している。
既に説明したように、回転止め部8は、第1状態と第2状態との間で状態の遷移が自在である。より詳しくは、第1状態は、操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1の回転を阻止する状態である。つまり、第1状態は、プラグ部6が第1姿勢であるとき、操作レバー7の第1回転方向RD1への回転を阻止する状態である。第2状態は、操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1の回転を許容する状態である。つまり、第2状態は、プラグ部6が第1姿勢であるとき、操作レバー7の第1回転方向RD1への回転を許容する状態である。
したがって、回転止め部8が第1状態であるとき、プラグ部6の第1姿勢から第2姿勢への切り替えが阻止される。また、回転止め部8が第2状態であるとき、プラグ部6の第1姿勢から第2姿勢への切り替え、及びプラグ部6の第2姿勢から第1姿勢への切り替えが許容される。
図5~図9に示すように、回転止め部8は、対向部81と、回転規制突起82と、操作部83とを有する。以下、操作部83を、「第2操作部83」と記載する場合がある。
対向部81は、操作レバー7の連結部72が通過する領域に対向する。以下、操作レバー7の連結部72が通過する領域を、「操作レバー通過領域」と記載する場合がある。本実施形態では、対向部81は、操作レバー通過領域の下方に配置される。
回転規制突起82は、対向部81から操作レバー通過領域に向けて突出する。本実施形態では、回転規制突起82は、対向部81から上方に突出する。より詳しくは、回転規制突起82は、回転止め部8が第1状態であるとき、操作レバー7の連結部72の回転軌跡と重なる位置に配置される。この結果、回転規制突起82によって、操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1への回転が阻止される。回転規制突起82は、突起の一例である。
第2操作部83は、作業者によって操作される部位である。第2操作部83は、対向部81に接続している。作業者は、第2操作部83を操作することにより、回転止め部8を第1状態から第2状態へ遷移させることができる。
詳しくは、第2操作部83は、第1状態から第2方向D2へ移動可能である。第2方向D2は、操作レバー通過領域から離れる方向である。本実施形態では、第2方向D2は下方向である。作業者が第2方向D2へ第2操作部83を移動させることにより、対向部81が操作レバー通過領域から離れる。この結果、図9に示すように、回転規制突起82が操作レバー通過領域から離れて、操作レバー7の連結部72の回転軌跡と重ならない位置まで移動する。操作レバー7の連結部72の回転軌跡と重ならない位置まで回転規制突起82が移動することにより、操作レバー7の回転が許容される。
第2操作部83は、操作つまみ83aを有する。以下、操作つまみ83aを、「第2操作つまみ83a」と記載する場合がある。第2操作つまみ83aは、突起状である。第2操作部83が第2操作つまみ83aを有することにより、作業者による第2操作部83の操作が容易となる。
続いて、図8を参照して本実施形態の照明器具200Aを更に説明する。図8に示すように、照明器具200Aは、ベース部材9を更に備える。
ベース部材9は、第1状態と第2状態との間で遷移自在に回転止め部8を支持する。より具体的には、ベース部材9は、回転止め部8の対向部81に接続している。本実施形態では、回転止め部8とベース部材9とは単一の部材からなる。換言すると、回転止め部8は、ベース部材9の一部である。
ベース部材9は、回転止め部8が第2状態の際に、回転止め部8を第2状態から第1状態へ復帰させる弾性力を発生する。ベース部材9及び回転止め部8は、例えば樹脂製である。
本実施形態によれば、作業者は、回転止め部8を第2状態にした後、回転止め部8の操作部83から指を離すことにより、回転止め部8の状態を第2状態から第1状態へ遷移させることができる。よって、回転止め部8の状態を第2状態から第1状態へ遷移させる操作が不要となる。つまり、操作レバー7の回転をロックするための操作が不要となる。
更に、本実施形態では、回転止め部8とベース部材9とは単一の部材からなる。したがって、本実施形態によれば、より少ない部品点数で操作レバー7の回転をロックすることができる。よって、照明器具200Aの組み立て工数及び材料コストを削減することができる。
続いて、図6、図7、図8及び図10を参照して回転止め部8の構成を更に説明する。図10は、本実施形態の照明器具200Aの一部を示す側面図である。なお、図10は、第1回転位置P1に位置する操作レバー7を示す。また、図10は、第1状態の回転止め部8を示す。図10に示すように、回転規制突起82は、当接面82aと、傾斜面82bとを有する。
当接面82aは、回転止め部8が第1状態であるとき、第1回転位置P1(図7)から第2回転位置P2(図8)へ第1回転方向RD1(図6)に回転する操作レバー7の連結部72が当接する面である。当接面82aは、傾斜面82bに対して第1回転位置P1(図7)側に配置される。当接面82aは、回転止め部8が第1状態であるとき、対向部81から上方に突出する。操作レバー7が第1回転方向RD1に回転する際に操作レバー7の連結部72が回転規制突起82の当接面82aに当接することにより、操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1の回転が阻止される。
なお、図10に示す例において、当接面82aの姿勢は対向部81に対して垂直である。したがって、当接面82aは、回転止め部8が第1状態であるとき、上下方向に平行である。よって、当接面82aは、回転止め部8が第1状態であるとき、操作レバー7の連結部72の回転軌跡に対して垂直な姿勢となる。換言すると、当接面82aは、回転止め部8が第1状態であるとき、第1回転方向RD1及び第2回転方向RD2に対して垂直な姿勢となる。
傾斜面82bは、当接面82aの先端に接続している。ここで、当接面82aの先端は、当接面82aのうち対向部81から最も離れた部位を示す。当接面82aの先端は、回転止め部8が第1状態であるとき、当接面82aの上端である。傾斜面82bは、当接面82aに対して第2回転位置P2(図8)側に配置されて、当接面82aの先端から対向部81に向けて斜めに延びる。換言すると、傾斜面82bは、第1回転位置P1に位置する操作レバー7に近づくほど対向部81から離れるように傾斜している。
操作レバー7は、第2回転位置P2から第1回転位置P1へ第2回転方向RD2に回転する際に傾斜面82b上をスライドする。この結果、プラグ部6の姿勢を第2姿勢から第1姿勢へ切り替える際に、操作レバー7の回転はロックされない。したがって、作業者は、プラグ部6の姿勢を第2姿勢から第1姿勢へ切り替える際に、ロックを解除するための操作を行う必要がない。具体的には、作業者は、回転止め部8の操作部83を操作することなく、操作レバー7を回転させることができる。なお、操作レバー7が傾斜面82b上をスライドする際に、回転止め部8の操作部83が第2方向D2へ移動してもよい。換言すると、操作レバー7が傾斜面82b上をスライドすることにより、回転止め部8が押し下げられてもよい。
続いて、図5及び図6を参照して本実施形態の照明器具200Aを更に説明する。図5及び図6に示すように、筐体3は側面3bを有する。側面3bは、第1方向D1(ダクトレール100の長手方向)に平行な面である。操作レバー7の操作部71、及び回転止め部8の操作部83は、筐体3の側面3bに配置される。
本実施形態によれば、操作レバー7の操作部71、及び回転止め部8の操作部83は、第1方向D1に直交する面に配置されない。したがって、ダクトレール100に複数の照明器具200Aを取り付ける際に、複数の照明器具200Aの筐体3の間に隙間が無い状態で、あるいは略隙間が無い状態で、複数の照明器具200Aを配置することができる。
なお、操作レバー7が第1回転位置P1に位置する際に、操作レバー7の操作部71は、筐体3の側面3bに設けられた凹部又は切欠きに配置される。操作レバー7の操作部71が筐体3の側面3bに設けられた凹部又は切欠きに配置されているとき、操作レバー7の操作部71と筐体3の側面3bとは面一となる。あるいは、操作レバー7の操作部71は、筐体3の側面3bから僅かに突出する。
また、操作レバー7が第1回転位置P1に位置する際に、操作レバー7の連結部72は、筐体3の側面3bに設けられた凹部又は切欠きに配置される。操作レバー7の連結部72が筐体3の側面3bに設けられた凹部又は切欠きに配置されているとき、操作レバー7の連結部72と筐体3の側面3bとは面一となる。あるいは、操作レバー7の連結部72は、筐体3の側面3bから僅かに突出する。
同様に、回転止め部8の操作部83は、筐体3の側面3bに設けられた凹部又は切欠きに配置される。より具体的には、回転止め部8の操作部83は、回転止め部8の操作部83と筐体3の側面3bとが面一となるように、筐体3の側面3bに設けられた凹部又は切欠きに配置される。あるいは、回転止め部8の操作部83は、筐体3の側面3bから僅かに突出してもよい。
以上、図1~図10を参照して実施形態1を説明した。実施形態1によれば、操作レバー7を覆う部品を設けることなく、操作レバー7の誤操作を低減させることができる。また、プラグ部6が第1姿勢である際に、回転止め部8によって、操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1への回転を阻止できるため、プラグ部6がダクトレール100から不意に外れることを防止できる。
続いて、図11を参照して、回転規制突起82の変形例を説明する。図11は、回転規制突起82の変形例を示す図である。図11に示す回転規制突起82は、当接面82aの姿勢が、図10に示す回転規制突起82と異なる。
図11に示す当接面82aは、対向部81に対して傾斜している。具体的には、図11に示す当接面82aは、第1回転位置P1(図7)側に傾斜している。詳しくは、図11に示す当接面82aは、第1回転位置P1に位置する操作レバー7に近づくように対向部81から斜めに突出している。換言すると、図11に示す当接面82aは、対向部81から離れるほど第1回転位置P1に位置する操作レバー7に近づくように傾斜している。したがって、当接面82aと対向部81との間の角度θ(第1回転位置P1側の角度)は、鋭角となる。
図11に示す変形例によれば、回転規制突起82によって操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1への回転が阻止される可能性をより高めることができる。
例えば、回転止め部8のガタツキや回転止め部8等の寸法誤差に起因して、回転止め部8が第2回転位置P2(図8)側に傾く可能性がある。当接面82aの姿勢が対向部81に対して垂直である場合、回転止め部8が第2回転位置P2側に傾くと、当接面82aは、対向部81から離れるほど第1回転位置P1に位置する操作レバー7から離れるように傾斜する姿勢となる。この場合、操作レバー7が、第1回転位置P1から第2回転位置P2へ第1回転方向RD1に回転する際に当接面82a上をスライドして、操作レバー7の回転を阻止できない可能性がある。
これに対し、図11に示す変形例によれば、回転止め部8が第2回転位置P2側に傾く場合であっても、当接面82aは、対向部81から離れるほど第1回転位置P1に位置する操作レバー7から離れるように傾斜する姿勢となり難い。換言すると、回転止め部8が第2回転位置P2側に傾く場合であっても、当接面82aは、対向部81から離れるほど第1回転位置P1に位置する操作レバー7に近づくように傾斜する。あるいは、当接面82aは、回転止め部8が第2回転位置P2側に傾く場合であっても、操作レバー7の連結部72の回転軌跡に対して垂直な姿勢となる。したがって、操作レバー7の第1回転位置P1から第2回転位置P2への第1回転方向RD1への回転が阻止される可能性をより高めることができる。
[実施形態2]
続いて図12~図14を参照して実施形態2について説明する。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態2は、照明器具200Bが取付部材11を更に備える点で、実施形態1と異なる。
図12は、本実施形態の照明器具200Bを示す斜視図である。図12に示すように、照明器具200Bは、実施形態1で説明した照明器具200Aと略同様の構成を有する。照明器具200Bは、照明器具200Aと異なり、取付部材11を更に備える。
本実施形態において、取付部材11は、筐体3の対向面3aに固定される。より具体的には、取付部材11は、プラグ部6から遠い位置に配置される。例えば、プラグ部6は、筐体3の長手方向の一方の端部に配置され、取付部材11は、筐体3の長手方向の他方の端部に配置される。取付部材11には、線状部材12の一端が固定される。したがって、筐体3に線状部材12の一端が固定される。線状部材12は、例えばワイヤである。
図13は、本実施形態の照明器具200Bの一部を示す斜視図である。詳しくは、図13は、ダクトレール100に取り付けられた照明器具200Bを示す。図13に示すように、線状部材12の他端には連結部材13が固定されている。連結部材13は、ダクトレール100に着脱自在に取り付けられる。
図14は、連結部材13を示す斜視図である。連結部材13は、支柱部131と、レール係合部132とを有する。レール係合部132は、支柱部131の周面に設けられる。レール係合部132は、ダクトレール100のプラグ支持部103(図2)と係合する。
以上、図12~図14を参照して実施形態2を説明した。本実施形態の照明器具200Bに対し、実開昭63-8517号公報(以下、「特許文献2」と記載する)には、スポットライト(灯具本体)の吊下げ用アームにワイヤの一端を固定する構造が開示されている。しかしながら、特許文献2の構造では、スポットライト(灯具本体)を回転又は傾動させる際に、スポットライト(灯具本体)とワイヤとが干渉するおそれがある。スポットライト(灯具本体)とワイヤとが干渉すると、スポットライト(灯具本体)をスムーズに回転及び傾動させることができない可能性がある。また、ワイヤによってスポットライト(灯具本体)に傷が付く可能性がある。これに対し、本実施形態によれば、筐体3に線状部材12の一端が固定されるため、灯具本体2を回転又は傾動させる際に、灯具本体2と線状部材12とが干渉し難い。よって、灯具本体2をスムーズに回転及び傾動させることができる。また、線状部材12による灯具本体2の損傷も生じ難い。
更に、本実施形態によれば、筐体3の対向面3aに線状部材12の一端が固定される。よって、照明器具200Bのうち、ダクトレール100に比較的近い部位に線状部材12の一端を固定することができる。その結果、比較的短い線状部材12を使用することができる。したがって、万が一ダクトレール100からプラグ部6が外れて照明器具200Bが落下するとき、線状部材12にかかる衝撃荷重を小さくすることができる。
なお、照明器具200Bは、線状部材12と、連結部材13とを更に備えてもよい。
[実施形態3]
続いて図15及び図16を参照して実施形態3について説明する。但し、実施形態1、2と異なる事項を説明し、実施形態1、2と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態3は、プラグ部6と連結アーム部4との位置関係が実施形態1、2と異なる。
図15は、本実施形態の照明器具200Cを示す正面図である。図16は、図15のA-A線に沿った照明器具200Cの断面図である。図15及び図16に示すように、照明器具200Cは、実施形態1で説明した照明器具200Aと略同様の構成を有する。
図16に示すように、プラグ部6及び連結アーム部4は、筐体3の長手方向一方側に配置される。また、プラグ部6は、電源装置5と連結アーム部4との間に配置される。したがって、照明器具200Cをダクトレール100(図2)側から視たとき、プラグ部6と連結アーム部4とは互いに重ならない位置に配置されている。
なお、灯具本体2は、第2軸心X2を中心軸として回転自在である。第2軸心X2は、連結アーム部4の中心軸である。本実施形態において、第2軸心X2は、上下方向に延びる。第2軸心X2は、照明器具200Cをダクトレール100(図2)側から視たとき、第1軸心X1と異なる位置に位置している。
以上、図15及び図16を参照して実施形態3を説明した。本実施形態の照明器具200Cに対し、特開2008-4455号公報(以下、「特許文献3」と記載する)には、基台の長手方向一方側にアームとプラグ部とが配置され、上方から視たときアームとプラグ部とが重なるスポットライトが開示されている。しかしながら、特許文献3のスポットライトでは、プラグ部を中心としたスポットライトの重量バランスが悪い。その結果、基台の長手方向他方側がダクトレールから垂れてくる可能性がある。ここで、基台の長手方向他方側は、アーム及びプラグ部が配置される側とは反対側である。これに対し、本実施形態によれば、ダクトレール100側から視たときプラグ部6と連結アーム部4とが重なる構成と比べて、プラグ部6を中心とした照明器具200Cの重量バランスが良いため、筐体3の長手方向他方側がダクトレール100から垂れてくる可能性を低減できる。ここで、筐体3の長手方向他方側は、連結アーム部4及びプラグ部6が配置される側とは反対側である。
また、ダクトレール100側から視たときプラグ部6と連結アーム部4とが重なる場合、プラグ部6の直下に連結アーム部4を配置する必要があり、筐体3の高さ寸法H(上下方向の幅)を抑え難い。これに対し、本実施形態によれば、ダクトレール100側から視たときプラグ部6と連結アーム部4とが重ならないため、筐体3の高さ寸法H(上下方向の幅)を抑え易い。
[実施形態4]
続いて図17~図25を参照して実施形態4について説明する。但し、実施形態1~3と異なる事項を説明し、実施形態1~3と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態4は、照明器具300Aがアクセサリ160(図20参照)を備える点で、実施形態1~3と異なる。
まず、図17を参照して本実施形態の照明器具300Aを説明する。図17は、本実施形態の照明器具300Aを示す側面図である。図17に示すように、本実施形態の照明器具300Aはダウンライトであり、天井Cに取り付けられる。より具体的には、照明器具300Aは天井Cに埋め込まれる。
図17に示すように、照明器具300Aは、光源ユニット310と、固定枠320と、取付バネ330とを備える。以下、説明の便宜のために、光源ユニット310に対して固定枠320が配置される側を「下側」と規定し、固定枠320に対して光源ユニット310が配置される側を「上側」と規定して、上下方向を規定する。ここで、「上」及び「下」は、天井Cに照明器具300Aが取り付けられた状態であるときの「上」及び「下」に対応する。
光源ユニット310は、光を発生させる。光源ユニット310において発生した光は、固定枠320の下面から出射される。光源ユニット310は、固定枠320に回転自在に装着されている。光源ユニット310は、第3軸心X3を中心軸として回転自在である。より具体的には、光源ユニット310は、灯具本体311と、光漏洩規制部312とを有し、光漏洩規制部312が固定枠320に回転自在に装着されている。本実施形態において、第3軸心X3は、上下方向に延びる。
取付バネ330は、固定枠320に固定される。取付バネ330は、固定枠320を取付位置に取り付ける。本実施形態において、取付位置は、天井Cである。
続いて、図18を参照して本実施形態の照明器具300Aを説明する。図18は、本実施形態の照明器具300Aを示す正面図である。図18に示すように、灯具本体311は光漏洩規制部312に対して、第4軸心X4を中心軸として傾動自在である。より具体的には、灯具本体311は、光漏洩規制部312に対して後側に傾動自在である。
光漏洩規制部312は、灯具本体311が光漏洩規制部312に対して後側に傾動した際に灯具本体311と固定枠320との間から光が漏洩することを規制する。具体的には、光漏洩規制部312は、灯具本体311が光漏洩規制部312に対して後側に傾動した際に灯具本体311と固定枠320との間に隙間が生じないようにする。あるいは、光漏洩規制部312は、灯具本体311が光漏洩規制部312に対して後側に傾動した際に灯具本体311と固定枠320との間に生じる隙間をより小さくする。
続いて、図19及び図20を参照して本実施形態の照明器具300Aを更に説明する。図19は、本実施形態の照明器具300Aを示す底面図である。図20は、図19のB-B線に沿った照明器具300Aの断面図である。
図19に示すように、固定枠320は、下面に開口320aを有する。以下、固定枠320の開口320aを、「下面開口320a」と記載する場合がある。照明器具300Aにおいて発生する光は、固定枠320の下面開口320aから照明器具300Aの外部に出射される。
図20に示すように、灯具本体311は、灯具筐体311aと、光源151と、反射部材152とを有する。灯具筐体311aの内部に、光源151及び反射部材152が配置される。
光源151は、光を発生させる。光源151から発生した光は、灯具筐体311aから固定枠320に向けて出射された後、固定枠320を通過して、固定枠320の下面開口320aから照明器具300Aの外部に出射される。光源151は、発光素子として、例えばLED素子を有する。光源151は、例えばSMD、又はCOBである。本実施形態において、光源151は面状光源である。
反射部材152は、光源151の下方に配置される。反射部材152は、上端及び下端に開口を有する筒状である。詳しくは、反射部材152の直径は、光源151から離れるのにしたがって漸次大きくなる。例えば、反射部材152は、略円錐台状である。上下方向から視たとき、反射部材152の上端の開口は光源151と重なる。
光源151から発生した光は、反射部材152の上端の開口から反射部材152の内側に出射される。反射部材152の内側に出射された光の一部は、反射部材152の内面において反射される。
図20に示すように、照明器具300Aは、アクセサリ160を更に備える。アクセサリ160は、照明器具300Aから出射される光の特性を制御する。アクセサリ160は、反射部材152の内側に配置される。アクセサリ160は、照明器具300Aのオプション部品であり、灯具本体311に対して着脱自在である。本実施形態において、アクセサリ160は、第1アクセサリ160Aである。第1アクセサリ160Aは、フレアカットルーバー164A(図21参照)を有する。
続いて、図21及び図22を参照してアクセサリ160(第1アクセサリ160A)を説明する。図21は、アクセサリ160を示す斜視図である。詳しくは、図21は、斜め上方から視たアクセサリ160を示す。図22は、アクセサリ160を示す別の斜視図である。詳しくは、図22は、斜め下方から視たアクセサリ160を示す。
図21に示すように、アクセサリ160は、枠体161と、機能部164とを備える。枠体161は、機能部164を支持する。機能部164は、照明器具300Aから出射される光の特性を制御する。第1アクセサリ160Aにおいて、機能部164は、フレアカットルーバー164Aである。
図21に示すように、アクセサリ160は、磁石163を更に備える。本実施形態では、アクセサリ160は、4つの磁石163を備える。磁石163は、枠体161に設けられる。本実施形態において、磁石163は、枠体161の上面に配置される。磁石163は、灯具筐体311aにアクセサリ160を保持させる部品である。本実施形態において、アクセサリ160は、磁石163の磁力によって灯具筐体311aに保持される。
枠体161は環状であり、図20を参照して説明した光源151から発生した光Lが通過する光通過領域162を有する。光通過領域162は、枠体161の内側空間を示す。磁石163は、光通過領域162と重ならない位置に配置される。
図22に示すように、枠体161は、本体部170と、第1突出部171とを有する。本体部170は環状である。第1突出部171は、本体部170に接続する。具体的には、第1突出部171は、枠体161に対して光源151(図20)が配置される側とは反対側に設けられる。本実施形態では、第1突出部171は、本体部170の下側に設けられる。
第1突出部171は、本体部170から突出する。具体的には、第1突出部171は、光通過領域162を光Lが通過する方向に突出する。本実施形態において、第1突出部171は環状であり、第1突出部171の外周面の直径は、本体部170の外周面の直径よりも小さい。
本実施形態によれば、枠体161が第1突出部171を有することにより、作業者によるアクセサリ160の取り外しの作業が容易になる。具体的には、作業者は、図20を参照して説明した灯具筐体311aに装着されているアクセサリ160を取り外す際に、指で第1突出部171をつかむことができる。したがって、アクセサリ160の取り外しの作業が容易になる。
図22に示すように、枠体161は、第2突出部172を更に有する。本実施形態では、枠体161は、4つの第2突出部172を有する。第2突出部172は、光通過領域162を光Lが通過する方向に交差する方向に突出する。第2突出部172は、本体部170の下側に設けられる。つまり、第2突出部172は、枠体161に対して光源151(図20)が配置される側とは反対側に設けられる。本実施形態において、第2突出部172は、第1突出部171から突出する。
本実施形態によれば、枠体161が第2突出部172を有することにより、作業者によるアクセサリ160の回転位置の調整作業が容易になる。具体的には、作業者は、図20を参照して説明した灯具筐体311aに装着されているアクセサリ160の回転位置を調整する際に、第2突出部172に指をかけてアクセサリ160を回転させることができる。したがって、アクセサリ160の回転位置の調整作業が容易になる。なお、アクセサリ160の回転位置は、照明器具300Aから出射される光の配光特性がアクセサリ160の回転位置によって変化する場合に調整される。例えば、機能部164がスプレッドレンズ164B(図23)である場合にアクセサリ160の回転位置が調整される。
続いて、図23~図25を参照して、アクセサリ160について更に説明する。本実施形態において、枠体161と機能部164とは別部品であり、機能部164を枠体161から取り外すことができる。したがって、各種のアクセサリ160間で枠体161を共用することができる。その結果、各種のアクセサリ160のコストダウンを図ることができる。
ここで、図23~図25を参照して、第2アクセサリ160B~第4アクセサリ160Dを説明する。図23は、第2アクセサリ160Bを示す斜視図である。図24は、第3アクセサリ160Cを示す斜視図である。図25は、第4アクセサリ160Dを示す斜視図である。図23に示すように、第2アクセサリ160Bは、機能部164として、スプレッドレンズ164Bを備える。図24に示すように、第3アクセサリ160Cは、機能部164として、ハニカムルーバー164Cを備える。図25に示すように、第4アクセサリ160Dは、機能部164として、拡散レンズ164Dを備える。
本実施形態によれば、第1アクセサリ160A~第4アクセサリ160Dにおいて、枠体161を共用できる。したがって、第1アクセサリ160A~第4アクセサリ160Dのコストダウンを図ることができる。
以上、図17~図25を参照して実施形態4を説明した。本実施形態の照明器具300A及びアクセサリ160に対し、特開2015-228383号公報(以下、「特許文献4」と記載する)には、磁石によってアクセサリをレンズに保持させるランプアクセサリが開示されている。しかしながら、特許文献4のランプアクセサリでは、アクセサリ及びレンズの中央に磁石が配置される。その結果、磁石により光が遮られて光ムラが生じる可能性がある。これに対し、本実施形態によれば、磁石163が光通過領域162と重ならない位置に配置される。したがって、磁石163が光Lを遮らないため、光ムラの発生を抑制することができる。
なお、本実施形態において、照明器具300Aはダウンライトであったが、照明器具300Aはダウンライトに限定されない。照明器具300Aは、例えば、スポットライトであってもよい。
[実施形態5]
続いて図26~図30を参照して実施形態5について説明する。但し、実施形態1~4と異なる事項を説明し、実施形態1~4と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態5は、光源ユニット310に負荷がかかる点で、実施形態1~4と異なる。
図26は、本実施形態の照明器具300Bを示す斜視図である。図27は、本実施形態の照明器具300Bの一部を示す斜視図である。図26及び図27に示すように、本実施形態の照明器具300Bは、実施形態4で説明した照明器具300Aと略同じ構成を有する。照明器具300Bは、照明器具300Aと異なり、押圧部350を備える。
具体的には、図27に示すように、照明器具300Bは、保持部材340と、押圧部350とを更に備える。また、光漏洩規制部312は、支持部材313を有する。
支持部材313は、固定枠320によって回転自在に支持される。固定枠320は、支持部材313を回転自在に支持することにより、光源ユニット310を回転自在に支持する。保持部材340は、固定枠320に固定されて、固定枠320に支持部材313を保持させる。押圧部350は、支持部材313を押圧する。押圧部350が支持部材313を押圧することにより、支持部材313に負荷がかかる。この結果、光源ユニット310は容易には回転しない。
続いて、図28を参照して光源ユニット310を説明する。図28は、光源ユニット310を示す斜視図である。図28に示すように、支持部材313は、円環状の板部材である。支持部材313は、光源ユニット310の下部に配置される。
続いて、図29を参照して固定枠320を説明する。図29は、固定枠320を示す斜視図である。図29に示すように、固定枠320は、図28を参照して説明した支持部材313が載置される載置部322を有する。光源ユニット310が回転する際に、支持部材313は、載置部322に載置された状態で、載置部322上をスライドする。図27を参照して説明した保持部材340は、固定枠320に固定されると、載置部322に載置された支持部材313を覆う。この結果、固定枠320に支持部材313が保持される。
続いて、図30を参照して保持部材340を説明する。図30は、保持部材340の分解斜視図である。図30に示すように、保持部材340は、第1保持部材341と、第2保持部材343とを有する。また、押圧部350は、第1押圧部351と、第2押圧部352とを含む。
第1保持部材341は板状である。第1保持部材341は、第1保持部342と、第1押圧部351とを有する。本実施形態において、第1保持部材341は、3つの第1押圧部351を有する。
第1保持部342は、円環状である。第1押圧部351は、第1保持部342の内周側に設けられて、第1保持部342に接続している。本実施形態において、第1押圧部351は、第1保持部材341の一部である。具体的には、第1押圧部351は、切り起こしによって形成される。
第1保持部材341は、弾性部材である。第1押圧部351は、図28に示す支持部材313に常に負荷をかけるように変形加工されている。したがって、第1押圧部351は、図28に示す支持部材313を弾性力により押圧する。換言すると、第1押圧部351は、バネとして機能する。
第2保持部材343は、第2保持部344と、第2押圧部352とを有する。本実施形態において、第2保持部材343は、2つの第2押圧部352を有する。第2保持部材343の構成は、第1保持部材341と略同様であるため、その詳しい説明は割愛する。
続いて、図27を参照して本実施形態の照明器具300Bを更に説明する。図27に示すように、固定枠320は、回転規制部321を有する。また、光源ユニット310は、当接部314を有する。より具体的には、光漏洩規制部312が当接部314を有する。
当接部314は、光源ユニット310が回転することにより、回転規制部321に当接する。当接部314が回転規制部321に当接することにより、光源ユニット310の回転が規制される。
本実施形態において、押圧部350は、回転規制部321の近傍に配置される。この結果、回転規制部321の近傍において支持部材313が押圧部350によって押圧されるため、回転規制部321の近傍において支持部材313が浮き上がることを抑制できる。したがって、当接部314を回転規制部321に当接させて、光源ユニット310の回転を規制することができる。
以上、図26~図30を参照して実施形態5を説明した。本実施形態の照明器具300Bに対し、特開2009-176594号公報(以下、「特許文献5」と記載する)には、枠台と、回転部と、押え板と、灯具と、アームと、端子台とを備える照明器具が開示されている。枠台は、天井に埋め込まれる。回転部は、枠台の上部に水平方向に回転自在に設けられる。押え板は、回転部を回転自在に押さえ付ける。灯具は、回転部に設けられる。アームは、枠台又は押え板に支軸を介して起立可能に取り付けられている。端子台は、アームの先端に設けられている。しかしながら、特許文献5の照明器具では、端子台に接続されたケーブルの張力の変動によって灯具の回転位置が変動する可能性がある。例えば、作業者が灯具を回転させた後に、ケーブルの張力の変動によって灯具が回転して元の回転位置まで戻る可能性がある。また、照明器具を傾斜天井に設置した場合に、灯具が自然に回転して光の照射方向が変動する可能性がある。これに対し、本実施形態によれば、押圧部350が支持部材313を押圧するため、支持部材313は押圧部350からの負荷が常にかかった状態となる。その結果、ケーブルの張力が変動しても、光源ユニット310の回転位置は容易には変動しない。よって、作業者が光源ユニット310を回転させた後にケーブルの張力が変動しても、光源ユニット310がケーブルの張力の変動に応じて回転することを抑制できる。また、照明器具300Bを傾斜天井に設置した場合に、光源ユニット310が自然に回転して光の照射方向が変動することを抑制できる。
更に、本実施形態によれば、押圧部350は、保持部材340に切り起こしによって形成されている。したがって、部品点数を増やすことなく、光源ユニット310の回転を抑制することができる。
[実施形態6]
続いて図31~図35を参照して実施形態6について説明する。但し、実施形態1~5と異なる事項を説明し、実施形態1~5と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態6は、照明器具200Dがルーバー部24を備える点で実施形態1~5と異なる。
図31は、本実施形態の照明器具200Dを示す正面図である。図32は、ルーバー部24を示す斜視図である。図31に示すように、本実施形態の照明器具200Dはスポットライトである。照明器具200Dは、実施形態1で説明した照明器具200Aと略同様の構成を有する。照明器具200Dは、照明器具200Aと異なり、ルーバー部24を更に備える。ルーバー部24は、フレアカットルーバーである。
詳しくは、図31に示すように、灯具本体2は、反射部材22と、灯具筐体23とを有する。光源21及び反射部材22は、灯具筐体23の内部に配置される。ルーバー部24は、反射部材22の内側に配置される。なお、以下では、説明の便宜のために、光源21に対してルーバー部24が配置される側を「前側」と規定し、ルーバー部24に対して光源21が配置される側を「後側」と規定して、前後方向を規定する。
図31及び図32に示すように、ルーバー部24は、内ルーバー241と、外ルーバー242とを有する。内ルーバー241は円筒状であり、前後方向に延びる。外ルーバー242は、内ルーバー241の外側に配置される。外ルーバー242は円筒状であり、前後方向に延びる。
図33は、図31のC-C線に沿った灯具本体2の断面図である。図33に示すように、反射部材22は、光源21の前側に配置される。反射部材22は、前端及び後端に開口を有する筒状である。詳しくは、反射部材22の直径は、光源21から離れるのにしたがって漸次大きくなる。例えば、反射部材22は、略円錐台状である。前後方向から視たとき、反射部材22の後端の開口は光源21と重なる。
光源21から発生した光は、反射部材22の後端の開口から反射部材22の内側に出射される。反射部材22の内側に出射された光の一部は、反射部材22の内面において前側へ反射される。また、反射部材22の内側に出射された光の他の一部は、内ルーバー241又は外ルーバー242を通過する。なお、ルーバー部24は低反射部材である。したがって、ルーバー部24に当たった光の大部分は反射せずにルーバー部24に吸収される。例えば、ルーバー部24の表面に低反射層が設けられてもよい。具体的には、ルーバー部24の表面は黒色で塗装されていてもよい。但し、ルーバー部24は、ルーバー部24に入射した光を減衰して出射する構成であればよく、ルーバー部24の表面に低反射層を設ける構成に限定されない。
ルーバー部24が低反射部材であることにより、照射面に生じるフレア(リング状の明暗)の原因となる不要な光成分を減らすることができる。よって、照射面におけるフレアを低減できる。また、ルーバー部24が低反射部材であることにより、ルーバー部24から斜め前方へ出射する光を少なくできる。その結果、灯具本体2の斜め前方に位置する使用者の視界に入る光が少なくなり、グレアを低減できる。
続いて、図34及び図35を参照して本実施形態の照明器具200Dを更に説明する。図34は、本実施形態の照明器具200Dが備える灯具本体2の構成を示す図である。図35は、比較例1に係る灯具本体2の構成を示す図である。
図34に示すように、光源21は面状光源であり、光が発生する発光面21aを有する。そして、発光面21aの中心から前側へ延びる光軸LXに対して一方側の発光面21aの端部21bと、光軸LXに対して他方側の反射部材22の前側の端部22aとを結ぶ仮想線を基準線HLとしたとき、外ルーバー242の後側の端部242aは、基準線HLの外側に位置する。
以上説明したように、本実施形態によれば、外ルーバー242の後側の端部242aが基準線HLの外側に位置する。この結果、光源21から出射された光は、反射部材22の前側の端部22aに当たり難い。したがって、反射部材22の前側の端部22aが湾曲状であっても、光の照射面においてリング状の光のムラが発生し難い。なお、アルミニウムなどの金属材料をへら絞り加工して反射部材22を作製する場合に、反射部材22の前側の端部22aは湾曲状となり易い。
詳しくは、図35に示すように、外ルーバー242の後側の端部242aが基準線HLの内側に位置する場合、反射部材22の前側の端部22aに光が当たり易くなる。反射部材22の前側の端部22aが湾曲状である場合、反射部材22の前側の端部22aに当たった光は、反射部材22の前側の端部22aよりも後側に当たった光と比べて、より外側に拡散される。その結果、光の照射面においてリング状の光のムラが発生し易い。これに対し、本実施形態によれば、反射部材22の前側の端部22aに向かう光が外ルーバー242によって遮蔽されるため、光の照射面においてリング状の光のムラが発生し難い。
図34を参照してルーバー部24を更に説明する。図34に示すように本実施形態では、内ルーバー241の後側の端部241aは、基準線HLの内側に位置する。したがって、照明器具200Dから出射される光の光量の低減を抑制することができる。但し、内ルーバー241の後側の端部241aは、基準線HLの外側に位置してもよい。内ルーバー241の後側の端部241aが基準線HLの外側に位置することにより、反射部材22の前側の端部22aに光がより一層当たり難くなる。
以上、図31~図35を参照して実施形態6を説明した。本実施形態の照明器具200Dに対し、国際公開第2016/031957号には、外側ルーバーの後側の端部と、内側ルーバーの後側の端部とが基準線HLの内側に位置するシャープナーが開示されている。しかしながら、既に説明したように、外側ルーバーの後側の端部と、内側ルーバーの後側の端部とが基準線HLの内側に位置する場合、光の照射面において光のムラが発生する可能性がある。これに対し、本実施形態によれば、既に説明したように、光の照射面においてリング状の光のムラが発生し難い。
更に、本実施形態によれば、反射部材22の前側の端部22aが湾曲状であっても、光の照射面においてリング状の光のムラが発生し難い。したがって、反射部材22を高い精度で加工する必要がないため、反射部材22を容易に成形することができる。
なお、本実施形態では、外ルーバー242の後側の端部242aが基準線HLの外側に位置したが、内ルーバー241の後側の端部241aが基準線HLの外側に位置する場合、外ルーバー242の後側の端部242aは基準線HLの内側に位置してもよい。すなわち、外ルーバー242の後側の端部242aと、内ルーバー241の後側の端部241aとの少なくとも一方が、基準線HLの外側に位置すればよい。
また、本実施形態において、照明器具200Dはスポットライトであったが、照明器具200Dはスポットライトに限定されない。照明器具200Dは、例えばダウンライトであってもよい。
[実施形態7]
続いて図36及び図37を参照して実施形態7について説明する。但し、実施形態1~6と異なる事項を説明し、実施形態1~6と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態7は、ルーバー部24の構成が実施形態1~6と異なる。図36は、本実施形態の照明器具200Eが備える灯具本体2の構成を示す図である。図37は、比較例2に係る灯具本体2の構成を示す図である。
本実施形態では、図36に示すように、外ルーバー242の前側の端部242bが位置する仮想面を基準面HSとしたとき、内ルーバー241の前側の端部241bは、基準面HSよりも前側に位置する。換言すると、内ルーバー241の前側の端部241bは、外ルーバー242の前側の端部242bよりも光源21から遠い側に配置される。
以上説明したように、本実施形態によれば、内ルーバー241の前側の端部241bは、基準面HSよりも前側に位置する。この結果、内ルーバー241の内面に当たる光Lの反射回数を増やすことができるため、内ルーバー241を通過する光の減衰量を増加させることができる。したがって、光Lの照射面においてフレアが発生し難い。
詳しくは、図37に示すように、内ルーバー241の前側の端部241bが基準面HSよりも後側に位置する場合、内ルーバー241の内面に当たる光Lの反射回数が少なくなる。例えば、内ルーバー241の内面に当たった光Lは、反射回数1回で内ルーバー241を通過する可能性がある。したがって、光Lの減衰量が不十分となって、光Lの照射面においてフレアが発生する可能性がある。
なお、内ルーバー241は、低反射部材であってもよい。内ルーバー241が低反射部材であることにより、内ルーバー241を通過する光の減衰量を更に増加させることができる。したがって、光Lの照射面においてフレアが更に発生し難い。例えば、内ルーバー241の内面に低反射層が設けられてもよい。具体的には、内ルーバー241の内面は黒色で塗装されていてもよい。但し、内ルーバー241は、内ルーバー241に入射する光を減衰して出射する構成であればよく、内ルーバー241の内面に低反射層を設ける構成に限定されない。
以上、図36及び図37を参照して実施形態7を説明した。本実施形態の照明器具200Eに対し、国際公開第2016/163521号には、内側ルーバー部の前側の端部が基準面HSよりも後側に位置するシャープナーが開示されている。しかしながら、既に説明したように、内側ルーバー部の前側の端部が基準面HSよりも後側に位置する場合、光の照射面においてフレアが発生する可能性がある。これに対し、本実施形態によれば、既に説明したように、光Lの照射面においてフレアが発生し難い。
なお、本実施形態において、内ルーバー241の前側の端部241bは基準面HSよりも前側に位置したが、内ルーバー241の前側の端部241bは基準面HSに位置してもよい。
また、本実施形態において、照明器具200Eはスポットライトであったが、照明器具200Eはスポットライトに限定されない。照明器具200Eは、例えばダウンライトであってもよい。
[実施形態8]
続いて図38~図42を参照して実施形態8について説明する。但し、実施形態1~7と異なる事項を説明し、実施形態1~7と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態8は、照明器具300Cが線状部材181を備える点で実施形態1~7と異なる。
図38は、本実施形態の照明器具300Cを示す斜視図である。図39は、本実施形態の照明器具300Cの一部を示す斜視図である。なお、図39では、理解を容易にするために、線状部材181を省略している。
図38に示すように、本実施形態の照明器具300Cはダウンライトである。照明器具300Cは、実施形態4で説明した照明器具300Aと略同じ構成を有する。照明器具300Cは、照明器具300Aと異なり、線状部材181と、抜け防止部材182とを更に備える。また、図39に示すように、光源ユニット310は、挿通穴315を有する。より具体的には、光漏洩規制部312が挿通穴315を有する。
線状部材181は、挿通穴315に挿通される。線状部材181は、例えばワイヤである。抜け防止部材182は、線状部材181の一端に固定される。抜け防止部材182は、線状部材181が挿通穴315から抜けることを防止する。図39に示すように、挿通穴315は、第3方向D3に長い長穴である。本実施形態において、第3方向D3は上下方向である。
図40は、固定枠320を示す斜視図である。図41は、固定枠320を示す別の斜視図である。詳しくは、図40は、斜め上方から視た固定枠320を示す。図41は、斜め下方から視た固定枠320を示す。
図40に示すように、固定枠320は、枠台360と、反射部材370とを有する。以下、反射部材370を「第2反射部材370」と記載する場合がある。第2反射部材370は、枠台360の内側に配置される。
第2反射部材370は、枠台360に着脱自在である。図41に示すように、作業者は、第2反射部材370を枠台360から取り外す際に、固定枠320の下面開口320aから、第3方向D3に沿って第2反射部材370を取り外す。同様に、作業者は、第2反射部材370を枠台360に装着する際に、固定枠320の下面開口320aから、第3方向D3に沿って第2反射部材370を枠台360の内側に挿入する。したがって、図39を参照して説明した挿通穴315は、第2反射部材370を着脱する方向に沿って延びる。
図42は、第2反射部材370を示す斜視図である。図42に示すように、第2反射部材370の周面には、締結部材Bが固定される固定穴371が形成されている。線状部材181の他端は、締結部材Bによって第2反射部材370に固定される。締結部材Bは、例えば、ネジ又はビスである。
以上、図38~図42を参照して実施形態8を説明した。本実施形態によれば、挿通穴315が第2反射部材370を着脱する方向に延びる。その結果、枠台360に対して第2反射部材370を着脱する際に、線状部材181が挿通穴315のエッジに引っ掛かり難くなる。したがって、第2反射部材370をスムーズに着脱することができる。また、第2反射部材370を着脱する際に、線状部材181が撓み難くなる。よって、第2反射部材370を枠台360に装着する際に、枠台360や灯具本体2等と第2反射部材370との間に線状部材181が挟まり難くなる。
以上、図面(図1~図42)を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、照明器具の分野に有用である。
2 :灯具本体
3 :筐体
3b :側面(複数の面のうちの一の面)
5 :電源装置(電力生成部)
6 :プラグ部
7 :操作レバー
8 :回転止め部
9 :ベース部材
21 :光源
71 :操作部(第1操作部)
82 :回転規制突起(突起)
82a :傾斜面
83 :操作部(第2操作部)
100 :ダクトレール
200A :照明器具
P1 :第1回転位置
P2 :第2回転位置
RD1 :第1回転方向
RD2 :第2回転方向

Claims (7)

  1. 第1回転方向、及び前記第1回転方向とは反対の回転方向である第2回転方向への回転が自在である操作レバーと、
    ダクトレールに着脱自在であって、前記操作レバーが第1回転位置から第2回転位置まで回転することにより、第1姿勢から第2姿勢に姿勢が切り替わり、前記操作レバーが前記第2回転位置から前記第1回転位置まで回転することにより、前記第2姿勢から前記第1姿勢に姿勢が切り替わるプラグ部と、
    前記操作レバーの前記第1回転位置から前記第2回転位置への前記第1回転方向の回転を阻止する第1状態と、前記操作レバーの前記第1回転位置から前記第2回転位置への前記第1回転方向の回転を許容する第2状態との間で状態の遷移が自在である回転止め部と
    を備える、照明器具。
  2. 前記回転止め部は、前記操作レバーの前記第1回転位置から前記第2回転位置への前記第1回転方向の回転を阻止する突起を有し、
    前記突起は、前記回転止め部が前記第1状態の際に、前記操作レバーの回転軌跡と重なる位置に位置し、前記回転止め部が前記第2状態の際に、前記操作レバーの回転軌跡と重ならない位置に位置する、請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記突起は、傾斜面を有し、
    前記操作レバーは、前記第2回転位置から前記第1回転位置へ前記第2回転方向に回転する際に前記傾斜面上をスライドする、請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記突起は、前記操作レバーが前記第1回転位置から前記第2回転位置へ前記第1回転方向に回転する際に当接する当接面を有し、
    前記当接面は、前記傾斜面に対して前記第1回転位置側に配置されて、前記第1回転位置側に傾斜している、請求項3に記載の照明器具。
  5. 前記第1状態と前記第2状態との間で遷移自在に前記回転止め部を支持するベース部材を更に備え、
    前記ベース部材は、前記回転止め部が前記第2状態の際に、前記回転止め部を前記第2状態から前記第1状態へ復帰させる弾性力を発生する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の照明器具。
  6. 前記回転止め部と前記ベース部材とは単一の部材からなる、請求項5に記載の照明器具。
  7. 光を発生させる光源を有する灯具本体と、
    前記光源へ供給する電力を生成する電力生成部と、
    前記電力生成部を収容する筐体と
    を更に備え、
    前記操作レバーは、作業者によって操作される第1操作部を有し、
    前記回転止め部は、前記作業者によって操作される第2操作部を有し、
    前記筐体は、前記ダクトレールの長手方向に平行な複数の面を有し、
    前記第1操作部、及び前記第2操作部は、前記筐体の前記複数の面のうちの一の面に配置される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明器具。
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