JP2022056634A - 車両用フード構造 - Google Patents

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浩樹 小笠原
Hiroki Ogasawara
幸博 保坂
Yukihiro Hosaka
正志 兵藤
Masashi Hyodo
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Abstract

Figure 2022056634000001
【課題】従来構造と比較して、折れビードを、より折れ起点となりやすい構造とする。
【解決手段】フードインナパネル10の車幅方向両側部には、車両前後方向に延設され下方に突出する一対の縦突条部14,14が形成される。それぞれの縦突条部14,14には、当該縦突条部14,14の全幅に亘って車幅方向に延設され縦突条部14,14に対して上方に突出する、車両側面視でΠ字状のビード20,20が形成される。それぞれの突条部14,14に形成されたビード20,20は、車両前後方向位置が近接するように形成される。ビード20,20の上壁26には、その厚さ方向に貫通し車幅方向に延設される長孔30が穿孔される。
【選択図】図1

Description

本明細書では、車両用フード構造が開示される。
車両前方のエンジンコンパートメントには、その蓋部材としてフード構造が設けられる。このフード構造は、露出面(意匠面)を構成する外側部材であるフードアウタパネルと、内側部材であるフードインナパネルを含む。
フードインナパネルの車幅方向両端には、フード構造の捩れ剛性を高めるために、下方に突出され車両前後方向に延設される突条部が形成される。
車両の前面衝突(以下適宜前突と記載される)時に、フード構造を座屈させて衝突荷重を吸収させるために、例えば特許文献1では、突条部に折れビードが形成される。折れビードは、突条部を横切るようにして上方に突出する。車両の前突時には、この折れビードがフードインナパネルの折れ起点となって、フード構造が座屈する。
国際公開第2011/080835号
ところで、車両前方の歩行者保護のために、フードインナパネルの車幅方向中央部分は、貫通孔が複数設けられた、いわゆる網目構造となっている場合がある。このような場合に、網目構造は相対的な脆弱部となり、車両前突時に当該網目構造の任意の箇所が折れ起点となる等、設計上の折れ起点である折れビードとは異なる箇所が折れ起点となるおそれがある。
また、フードインナパネルが高剛性の部材で構成され、折れビードが相応の耐荷重を有するような場合に、折れビードとは異なる箇所が折れ起点となるおそれがある。
そこで本明細書では、折れビードが、従来構造と比較して、より折れ起点となり易い構造の、車両用のフード構造が開示される。
本明細書で開示される車両用フード構造は、フードアウタパネル及びフードインナパネルを備える。フードアウタパネルは露出面を備え、フードインナパネルは、フードアウタパネルの露出面と対向する裏面に取り付けられる。フードインナパネルの車幅方向両側部には、車両前後方向に延設され下方に突出する一対の突条部が形成される。それぞれの突条部には、当該突条部の全幅に亘って車幅方向に延設され突条部に対して上方に突出する、車両側面視でΠ字状のビードが形成される。それぞれの突条部に形成されたビードは、車両前後方向位置が近接するように形成される。ビードの上壁には、その厚さ方向に貫通し車幅方向に延設される長孔が穿孔される。
上記構成によれば、折れ起点となるビードの上壁に長孔が穿孔され、これにより上壁が脆弱部となる。このような構造を備える結果、車両の前突時に、ビードを折れ起点としてフード構造を座屈させることができる。
本明細書で開示される車両用フード構造によれば、従来構造と比較して、折れビードを、より折れ起点となり易い構造とすることが可能となる。
フードインナパネルの単体斜視図である。 図1の、ビード周りの拡大斜視図である。 図1のA-A端面断面図を、フードアウタパネルとともに例示する図である。 車両前突時のフード構造の座屈の様子を示すA-A端面断面図である。
図1には、本実施形態に係る車両用フード構造の一部である、フードインナパネル10の単体斜視図が例示される。また、図2には、ビード20周辺のフードインナパネル10の拡大斜視図が例示される。さらに図3には、フードインナパネル10及びフードアウタパネル40から構成される車両用フード構造の、図1におけるA-A端面断面図が例示される。
なお、図1~図4において、車両前後方向が記号FRで表される軸で示され、車両幅方向が記号RWで表される軸で示され、鉛直方向が記号UPで表される軸で示される。前後方向軸FRは車両前方を正方向とする。幅方向軸RWは右方向を正方向とする。また高さ軸UPは上方向を正方向とする。これら3軸は互いに直交する。
図3に参照されるように、本実施形態に係る車両用フード構造は、フードアウタパネル40及びフードインナパネル10を含んで構成される。この車両用フード構造は、例えば、車両前方のエンジンコンパートメントの蓋部材として設けられる。
フードアウタパネル40は、車両前方の意匠の一部を構成する露出面42を備える。さらに露出面42と対向する裏面44に、フードインナパネル10が取り付けられる。例えば図示しないクリップ等の締結手段により、フードインナパネル10がフードアウタパネル40に取り付けられる。なお、図3では図示が省略されているが、フードインナパネル10とフードアウタパネル40との間、または、フードインナパネル10の下面11に、インシュレータ等の防音部材が取り付けられていてもよい。
図1にフードインナパネル10の単体斜視図が例示される。この図では、図3における上面13、つまり、フードアウタパネル40と対向する面が主要面として示されている。
フードインナパネル10は、例えば鉄等の金属材料をプレス成型することで得られる。フードインナパネル10は、図示されるように表面に凹凸形状を備え、平板形状と比較して剛性や強度が高められている。
具体的には、フードインナパネル10の車幅方向両側部には、一対の縦突条部14,14が形成される。縦突条部14は、主面12に対して下方に突出され、さらに車両前後方向に延設される。縦突条部14,14は車両前後方向の荷重を主に受ける。例えば、図2に例示されるように、縦突条部14の稜線14A,14Bが、主な荷重の伝達経路となる。
また、図1を参照して、一対の縦突条部14,14の前方部分に連結されるように、フードインナパネル10には、横突条部16が形成される。横突条部16も、縦突条部14と同様に、主面12に対して下方に突出され、さらに車幅方向に延設される。一対の縦突条部14,14と横突条部16とによって、馬蹄形の突条部が形成される。
また、フードインナパネル10の車幅方向中央部分には、網目構造部18が形成される。網目構造部18には、車幅方向及び車両前後方向に間隔を空けて、複数の貫通孔19が穿孔される。また、網目構造部18は主面12に対して上方に突出される。
網目構造部18は、車両前方の歩行者を保護するために形成される。すなわち、車両前方の歩行者と車両が接触して、歩行者がフード構造に衝突した際に、歩行者の荷重を受けながら網目構造部18が変形して下方に沈み込むように変形させられる。このようにして、歩行者の衝突荷重が網目構造部18に吸収される。
網目構造部18は複数の貫通孔19を備えることから、周辺部分と比較して相対的な脆弱部となる。したがって、車両の前突時には、網目構造部18の任意の箇所が折れ起点となって、ビード20を折れ起点とする設計上の座屈態様とは異なる態様でフード構造が座屈するおそれがある。
そこで本実施形態に係る車両用フード構造は、フードインナパネル10の縦突条部14,14に、ビード20,20を設けるとともに、そのビード20の上壁26(図2参照)に長孔30を穿孔している。
例えばビード20,20は、車両前後方向位置が近接するように形成される。例えばビード20,20は、車両前後方向位置が一致する、言い換えると車幅方向に並ぶようにして縦突条部14,14に配置される。または、周辺部材の配置等を踏まえて、車両前後方向位置が僅かにずれるような配置となるように、ビード20,20が形成されてもよい。例えばこのずれ幅は、10cm未満であってよい。またビード20,20は、フードインナパネル10の、車両前後方向中央部分に形成されていてよい。
図2に例示されるように、縦突条部14の全幅に亘って、車幅方向にビード20が延設される。ビード20はいわゆる折れビードであって、車両の前突時に、フードインナパネル10を含むフード構造を座屈変形させるための折れ起点となるように形成される。
図2、図3に例示されるように、ビード20は、縦突条部14に対して上方に突出し、車両側面視でΠ字状となるように形成される。つまり、ビード20は、互いに対向する前側壁22及び後側壁24、ならびに、前側壁22及び後側壁24の上端同士を接続する上壁26を備える。
例えばビード20の突出高さは、縦突条部14の溝深さ未満となるように、ビード20が形成される。このようにすることで、縦突条部14の主な荷重伝達経路である稜線14A,14Bのうち、上方の稜線14Bは、ビード20に遮断されることなく車両前後方向に延設される。
一方、縦突条部14の全幅に亘ってビード20が延設されるという構造から、図2に例示されるように、縦突条部14の稜線14Aと、ビード20の稜線20Aとが接続される。稜線20Aは稜線14Aに対して角度がつけられており、稜線14Aと稜線20Aとの切り替わり点が座屈の起点となるような構造となる。
加えて、Π字形状のビード20の上壁26には、長孔30が穿孔される。長孔30は、上壁26の厚さ方向に貫通され、車幅方向に延設される。例えば長孔30の長手方向長さは、上壁26の全幅未満となるように、長孔30が形成される。
長孔30がビード20に穿孔されることで、当該長孔30が穿孔された上壁26が脆弱部となり、ビード20が座屈変形し易くなる。
なお、ビード20を座屈させ易くするために長孔30を穿孔するという観点では、上壁26に代えて、ビード20の前側壁22及び後側壁24に長孔30が穿孔されてもよい。しかしながら、プレス成型にてフードインナパネル10を形成する場合には、長孔30を穿孔させるビード20の壁部を、プレス方向に垂直な、言い換えるとパンチと向き合う上壁26とすることで、プレス成型と同時に長孔30が穿孔可能となる。
図4には、車両が前方の障害物50と衝突した(前突した)ときの、車両用フード構造の変形の様子が例示される。フードインナパネル10及びフードアウタパネル40がその前方から衝突荷重を受けると、主に車両前後方向の荷重を受ける縦突条部14(図2参照)からビード20に衝突荷重が伝達される。
この、縦突条部14及びビード20を含む衝突荷重伝達経路に、長孔30が穿孔された脆弱部を設けることで、衝突荷重の伝達中に、当該脆弱部が他の部位に先立って座屈する。具体的には、長孔30が穿孔された上壁26を起点にビード20が上方に座屈変形する。
座屈変形するビード20により、図4に例示されるように、フードアウタパネル40が上方に押し上げられる。この過程でフードアウタパネル40は、ビード20と対向する箇所が折れ起点となり座屈する。その結果、フード構造が、ビード20を折れ起点として、折り上げられるようにして、言い換えると山折りに、座屈変形させられる。
<その他の実施形態>
上述した実施形態では、例えば図1に例示されるように、網目構造部18が設けられたフードインナパネル10に、長孔30付きのビード20を設けていたが、この形態に限らない。ようするにビード20を折れ起点とする座屈が確実に行われればよいので、例えば網目構造部18が設けられていないフードインナパネル10に対しても、本実施形態に係る長孔30付きのビード20を形成可能である。
10 フードインナパネル、14 縦突条部、14A,14B 縦突条部の稜線、16 横突条部、18 網目構造部、20 ビード、20A ビードの稜線、22 ビードの前側壁、24 ビードの後側壁、26 ビードの上壁、30 長孔、40 フードアウタパネル、42 フードアウタパネルの露出面、44 フードアウタパネルの裏面。

Claims (1)

  1. 露出面を備えるフードアウタパネルと、前記フードアウタパネルの前記露出面と対向する裏面に取り付けられるフードインナパネルとを備える、車両用フード構造であって、
    前記フードインナパネルの車幅方向両側部には、車両前後方向に延設され下方に突出する一対の突条部が形成され、
    それぞれの前記突条部には、当該突条部の全幅に亘って車幅方向に延設され前記突条部に対して上方に突出する、車両側面視でΠ字状のビードが形成され、
    それぞれの前記突条部に形成された前記ビードは、車両前後方向位置が近接するように形成され、
    前記ビードの上壁には、その厚さ方向に貫通し車幅方向に延設される長孔が穿孔される、
    車両用フード構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115476934A (zh) * 2022-09-29 2022-12-16 重庆金康赛力斯新能源汽车设计院有限公司 用于车辆的前罩总成

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