JP2022056217A - 画像処理装置、情報処理装置、記録方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、情報処理装置、記録方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022056217000001
【課題】 異なる発色性を有する複数の発色層を有する画像形成用部材に記録した画像から付加情報が読み出せるように付加情報が埋め込まれた画像を記録することを目的とする。
【解決手段】 それぞれが異なる発色特性を有し、付与されたエネルギーに応じて発色する複数の発色層を含む画像形成用部材10に記録データに従って印刷ヘッドを用いて記録を行う。画像データに対して多重化情報を埋め込んだ記録データを印刷ヘッドによって記録する際に、多重化情報を印刷ヘッドによって最も短い加熱時間で1画素のドットが発色する発色層を発色させることより記録する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、画像処理装置、情報処理装置、記録方法およびプログラム関する。
これまで、サーマル・プリントヘッドによる画像化は、感熱紙を用いたモノクロ印刷、インクリボンを用いたカラー印刷、等が市場で用いられて来た。特許文献1や特許文献2では、複数色の発色層を具備した用紙に熱を加えることでカラー画像を形成することが開示されている。複数色の発色層はそれぞれ、発色に必要な加熱温度と加熱時間が異なり、その差異を利用して特定の画像形成層を発色させる事によってカラー画像を形成している。
また、特許文献3や特許文献4に開示されている、電子透かし技術と称される、印刷物に記録される画像に、画像情報とは別の情報、例えば音声情報やテキスト文書情報等の付加情報を視覚的に判別しづらいように多重化する技術がある。付加情報の読出しは、多重化した印字物をスキャナ等で読取ることによって行われる。
特表2013-506582号公報 特開2008-030486号公報 特開2003-174556号公報 特開2004-104494号公報
特許文献1、特許文献2の記録の方法では、発色層によって発色に必要な加熱温度と加熱時間が異なることにより、同じ値のデータであっても発色層によって発色する領域の大きさが異なる。このような記録方法を用いて特許文献3、特許文献4のように画像に付加情報を埋め込もうとした場合、画像に埋め込まれた付加情報が読み取れない虞がある。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、異なる発色性を有する複数の発色層を有する画像形成用部材に記録した画像から付加情報が読み出せるように付加情報が埋め込まれた画像を記録することを目的とする。
本発明は、画像形成用部材にエネルギーを付与する印刷ヘッドを用いて、それぞれが異なる発色特性を有し、付与された熱に応じて発色する複数の発色層を含む画像形成用部材に画像形成を行う画像形成装置で記録を行うためのデータを生成する画像処理装置であって、多重化処理を行って、前記画像形成用部材に記録する画像を示す画像データに対して、読取装置によって前記画像とは別の情報として認識される所定の情報を埋め込んだ記録データを生成する生成手段を備え、前記生成手段は、前記画像形成用部材の前記複数の発色層のうち、少なくとも、前記印刷ヘッドによって最も短い加熱時間で1画素のドットが発色する発色層を発色させることで前記所定の情報が記録されるように前記記録データを生成することを特徴とする。
異なる発色性を有する複数の発色層を有する画像形成用部材に記録した画像から付加情報が読み出せるように付加情報が埋め込まれた画像を記録することができる。
本実施形態に係る画像形成用部材の構成を説明するための図である。 本実施形態に係る加熱温度および加熱時間の関係を説明するための図である。 本実施形態に係る印刷ヘッドと、画像形成用部材の構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係るシステムの全体構成を説明するための図である。 本実施形態における多重化情報を含む画像の形成方法を説明するための図である。 本実施形態に係るプリントサービスのシーケンス図である。 本実施形態に係る印刷ヘッドに印加される信号パターンの例を示す図である。 本実施形態に係る多重化のためのマスクパターンを示す図である。 本実施形態に係る多重化のために与えられるパターンを示す図である。 本実施形態に係る多重化デコードのためのハードウェアの構成図である。 本実施形態における画像形成用部材の発色領域を示す図である。 本実施形態における画像形成用部材の発色領域を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る一実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す構成等は一例であり、これに限定することを意図するものでは無い。
[画像形成用部材]
図1は、本実施形態に係る画像形成用部材の構成を説明するための概念図である。また、本実施形態では、画像形成用部材を加熱して画像を形成する。以下では熱源として抵抗を用いるが、他の熱源を用いてもよいし、他の方式、例えば赤外線を用いて加熱するようにしてもよい。
図1において、画像形成用部材10は、最も下の層から順に、光を反射する基材12、画像形成層18、スペーサー層17、画像形成層16、スペーサー層15、画像形成層14、保護膜層13が構成されている。画像形成層14、16、および18はそれぞれ、フルカラー印刷時には一般的にはイエロー、マゼンタ、およびシアンであるが、他の色の組み合わせであってもよい。つまり、図1の例では、3つの色に対応した画像形成層(発色層)が設けられているが、更に多くの画像形成層が設けられていてよい。
それぞれの画像形成層は、当初(画像形成前)は無色であるが、それぞれの画像形成層の活性化温度と呼ばれる特定の温度まで加熱されると対応する色へ変化する。本実施形態では、各画像形成層における発色のための発色特性はそれぞれ異なっているものとする。画像形成用部材10における画像形成層の色の順番(積層の順)は任意に選択可能である。一つの好適な色順は、上述したとおりである。もう一つの好適な順は、三つの画像形成層14、16、および18が、それぞれシアン、マゼンタ、およびイエローである順である。本実施形態では、上述のイエロー、マゼンタ、およびシアンの順番で構成されている例を用いて説明する。なお、図1では、各画像形成層の厚みが同じように積層されているが、これに限定するものではなく、色(色材)に応じて厚み異なっていてもよい。
また、図1に示すように、各画像形成層の間には、スペーサー層が設けられる。スペーサー層の厚みは、各画像形成層の発色特性や各層の熱の伝導特性や熱拡散率などに応じて規定されてよい。例えば、また、各スペーサー層は同じ材質であってもよいし、異なる材質であってもよい。スペーサー層の機能は、画像形成用部材10内での熱拡散の制御である。好適には、スペーサー層17は、スペーサー層15と同じ部材で構成される場合には、少なくとも四倍厚い事が望ましい。
基材12に配置されたすべての層は、画像形成以前は実質的に透明である。基材12が反射する色(例えば、白色)である場合、画像形成用部材10で形成されたカラー画像は、基材12によって提供される反射背景に対して、保護膜層13を通して視認される。基材12上に積層された各層が透明である事により、画像形成層のそれぞれに印刷された色の組み合わせが人間により視認できることとなる。
本実施形態における、画像形成用部材10中の3つの画像形成層14、16、および18は、基材12の同一の側に配置されているが、いくつかの画像形成層が、基材12の反対側に配置されていてもよい。
本実施形態において、画像形成層14、16、および18は、画像形成装置において調節可能な2つのパラメータ、つまり温度と時間の変化により、少なくとも部分的に独立して処理される。これらのパラメータは、画像形成用部材10に熱が加えられる際の、印刷ヘッドの温度と時間を制御することによって、所望の画像形成層に画像が形成される。つまり、画像形成用部材10に対して付与する温度と時間を制御することにより、所望の画像形成層に対して所望の濃度の色を発色させることができる。
本実施形態では、画像形成層14、16、および18のそれぞれは、印刷ヘッドが、画像形成用部材10の最上層、すなわち、図1に示す保護膜層13に接触しながら熱を加えることによって処理される。本実施形態に係る各画像形成層の発色特性について説明する。画像形成層14、16、および18の活性化温度をそれぞれTa3、Ta2、Ta1とする。この場合において、画像形成層14の活性化温度(Ta3)は、画像形成層16の活性化温度(Ta2)より大きく、また、第一の画像形成層18の活性化温度(Ta1)より大きい。各画像形成層の活性化(発色特性)の関係は、図2を用いて後述する。
印刷ヘッド(すなわち、保護膜層13)からより遠い距離に位置する画像形成層の加熱は、各スペーサー層を通じてそれらの層に伝導および拡散するため、加熱に必要な時間分遅れる事となる。したがって、印刷ヘッドから画像形成用部材10の表面(すなわち、保護膜層13)に対して付与される温度が、実質的に、より低い位置にある画像形成層(印刷ヘッドから遠い層)の活性化温度より高くても、各層による熱の拡散に起因した加熱の遅れによって、印刷ヘッドにより近い画像形成層に対する活性化温度まで加熱しつつ、それより下の画像形成層を活性化しないように制御することが可能となる。そのため、最も保護膜層13に近い画像形成層14のみを処理(発色)する際、印刷ヘッドは、短時間で、かつ、比較的高い温度(Ta3以上)まで加熱する。この場合、画像形成層16、18のいずれに対しても不十分な加熱が行われる事となり、これらの発色(活性化)は行われない。
基材12に近い画像形成層(この場合、画像形成層16若しくは18)のみを活性化させる場合には、基材12からより遠い画像形成層(例えば、画像形成層14)の活性化温度より低い温度で、十分に長い期間加熱することによって達成される。このようにして、より低い画像形成層(画像形成層16もしくは18)が活性化されている場合、より高い画像形成層(例えば、画像形成層14)は活性化されない。
上述したように、画像形成用部材10に対する加熱は、熱印刷ヘッドを用いて行われるのが好ましいが、他の方法が用いられてもよい。例えば、変調された光源(レーザーのような手段)等、既知のいずれの手段が使用されてよい。
[発色特性]
図2は、画像形成用部材10を構成する画像形成層14、16、および18を処理するのに必要な加熱温度および加熱時間の関係を説明するための図である。図2において、縦軸は印刷ヘッドに接触する画像形成用部材10の表面での加熱温度を示し、横軸は加熱時間を示す。ここでの加熱時間は、印刷ヘッドが供給する温度と同一であるものとして説明する。
領域21は、比較的高い加熱温度、かつ、比較的短い加熱時間を示している。本実施形態において、領域21は、画像形成層14のイエローに対応する。つまり、画像形成層14は、領域21に示されるエネルギーを供給された場合、発色(画像形成)が行われることとなる。領域22は、中間の加熱温度、かつ、中間の加熱時間を示している。領域22は、画像形成層16のマゼンタに対応する。つまり、画像形成層16は、領域22に示されるエネルギーを供給された場合、発色(画像形成)が行われることとなる。領域23は、比較的低い加熱温度、かつ、比較的長い加熱時間を示している。領域22は、画像形成層18のシアンに対応する。つまり、画像形成層18は、領域23に示されるエネルギーを供給された場合、発色(画像形成)が行われることとなる。画像形成層18の画像化(発色)に必要な時間は、実質的に画像形成層14を画像化するために必要な時間より長い。
画像形成層のために選択される活性化温度は、例えば、約90℃から約300℃の範囲内が用いられる。画像形成層18の活性化温度(Ta1)は、出荷および保管の間、画像形成用部材10の熱安定性にできるだけ一貫して低いことが好ましく、好適には約100℃またはそれ以上である。画像形成層14の活性化温度(Ta3)は、この層を通じて加熱することによって、画像形成層16、18の活性化に対し、一貫して高いことが好ましく、好適には約200℃またはそれ以上である。画像形成層16の活性化温度(Ta2)は、Ta1からTa3の間であって、好適には約140℃から約180℃の間である。
なお、各画像形成層は、対応する領域内のエネルギーを付与された場合でも、その領域内の位置に応じて、形成される色の濃度は異なる。例えば、画像形成層16に対して、領域22内のエネルギーを与えた場合に、同じ加熱時間であっても、Ta3に近い温度を与えた方が、Ta2に近い温度を与えるよりも高い濃度の画像が形成されることとなる。加熱時間が変動した場合でも同様である。
[印刷ヘッド]
本実施形態に係る印刷ヘッドは、画像の幅全体にわたって伸びる、抵抗の実質的な直線配列を含む。本実施形態において、印刷ヘッドは画像形成用部材10の搬送方向に直交する方向(画像形成用部材10の幅方向)に延伸し、その幅方向にそって抵抗が設けられているものとする。なお、印刷ヘッドの幅は、画像よりも短くてもよい。このような場合、印刷ヘッドは、画像の幅全体を処理するために、画像形成用部材10に対して相対的に移動するように構成されてもよく、または他の印刷ヘッドと併用されてもよい。
印刷ヘッドが有する抵抗に電流を供給することによって抵抗が熱源として動作し、画像形成用部材10は印刷ヘッドの抵抗からの熱を受けつつ搬送されることで、各画像形成層により画像化が行われる。印刷ヘッドによって画像形成用部材10に熱が加えられる間の時間は、典型的に画像のラインごとに約0.001から約100ミリ秒の範囲である。上限は、印刷時間との兼ね合いで設定されるが、下限は、電子回路(不図示)の制約によって定義される。画像を形成するドットの間隔は一般的に、画像形成用部材10の搬送方向および幅方向の両方向に、それぞれ1インチごとに100~600ラインの範囲であり、それぞれの方向に異なる間隔となっていてもよい。
図3は、本実施形態に係る画像形成時の印刷ヘッドと、画像形成用部材10の構成の例を示す図である。図3(a)において、画像形成時に、画像形成用部材10は、右方向へ搬送されるものとする。また、上述した画像形成用部材10の幅方向は、図3(a)の奥行き方向に対応する。印刷ヘッド30は、基盤31上にグレーズ32を備える。また、本実施形態において、グレーズ32は凸面グレーズ33を更に備える。抵抗34は、凸面グレーズ33の表面に配置され、搬送方向に搬送される画像形成用部材10に接触するように配置される。なお、凸面グレーズ33は他の形状であってもよいし、設けられていなくてもよい。その場合にも、抵抗34が画像形成用部材10に接触するように構成される。なお、保護膜層(不図示)が、抵抗34、グレーズ32、および凸面グレーズ33上に形成される事が好ましい。一般的に同一の材料からできているグレーズ32および凸面グレーズ33の組み合わせを、以下「印刷ヘッドのグレーズ」と称する。
グレーズ32の上に基盤31とヒートシンク35が設けられる。基盤31は、ヒートシンク35と接しており、ファン(不図示)などの冷却部によって冷却される。画像形成用部材10は、一般的に実際の加熱抵抗の搬送方向の長さより長い印刷ヘッドのグレーズと接触する事となる。典型的な抵抗は、画像形成用部材10の搬送方向に約120ミクロン程度の長さであるが、一般的な印刷ヘッドのグレーズとの画像形成用部材10の熱的接触領域は、200ミクロンまたはそれ以上となる。
図3(b)は、抵抗34の幅方向における配列の例を示す図である。抵抗34は、幅方向に複数配列されることで、画像形成用部材10の幅方向に対して一定の長さを有し、この配列にそって、1ラインの画像が形成される。以下に示す例では、画像形成用部材10を搬送方向に搬送しながら1ラインごとに画像が形成されるものとする。
[画像形成装置]
図4は、本実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す断面図である。画像形成装置40内には、印刷ヘッド30、格納部41、搬送ローラ42、プラテン43、排出口44、及び温度センサ45を含んで構成される。格納部41には複数枚の画像形成用部材10を格納する事が可能であり、カバー(不図示)を開閉する事で画像形成用部材10を補充する事が可能である。印刷時には、画像形成用部材10は搬送ローラ42によって印刷ヘッド30に送られ、プラテン43と印刷ヘッド30の間で画像形成された後、排出口44から排出されて印刷を完了する。また、印刷ヘッド30とプラテン43のニップ部の周辺には温度センサ45が設けられ、印刷ヘッド30により供給される温度を検知する。なお、温度センサ45にて検知する対象は、例えば、印刷ヘッド30が有する抵抗34(熱源)の温度でもよいし、画像形成用部材10の表面温度であってもよい。また、温度センサ45は、1か所のみの温度を検知する構成に限定するものではなく、複数個所の温度を検知するような構成であってもよい。更に、温度センサ45は、画像形成装置40の環境温度を検知するような構成であってもよい。
画像形成用部材10の搬送速度は、画像形成の速度や画像形成時の解像度などに応じて制御される。例えば、高解像度の画像の形成を行う場合には、低解像度の画像の形成を行う場合に比べて搬送速度を遅くするような構成であってよい。また、印刷速度を優先する場合には、搬送速度を上げ、解像度を低下させるようにしてもよい。
[システム構成]
図5は、本実施形態に係るシステムの全体構成の例を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係るシステムは、図4に示した画像形成装置40と、そのホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)50を含んで構成される。
PC50は、CPU(Central Processing Unit)501、RAM(Read Only Memory)502、HDD(Hard Disk Drive)503、通信I/F504、入力デバイスI/F505、および表示デバイスI/Fを含んで構成され、各部位は内部バスにより互いに通信可能に接続される。CPU501は、HDD503やRAM502に保持されているプログラムや各種データに従った処理を実行する。RAM502は、揮発性のストレージであり、プログラムやデータを一時的に保持する。また、HDD503は、不揮発性のストレージであり、プログラムやデータを保持する。
通信I/F504は外部装置との通信を司るインターフェースであり、ここでは画像形成装置40との間におけるデータの送受信を制御する。ここでのデータ送受信の接続方式としては、USB、IEEE1394、LAN(Local Area Network)等の有線接続や、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)等の無線接続を用いることができる。本実施形態では、PC50から、画像形成装置40で記録を行うための画像データが、通信I/F504を介して画像形成装置40に送信される。
入力デバイスI/F505は、キーボードやマウス等のHID(Human Interface Device)を制御するインターフェースであり、ユーザによる入力デバイスから入力を受け付ける。表示デバイスI/F506は、ディスプレイ(不図示)などの表示デバイスにおける表示を制御する。
画像形成装置40は、CPU401、RAM402、ROM403、通信I/F404、ヘッドコントローラ405、画像処理アクセラレータ406、および温度センサ45を含んで構成され、各部位は、内部バスにより互いに通信可能に接続される。CPU401は、ROM403やRAM402に保持されているプログラムや各種データに従い、後述する各実施形態の処理を実行する。RAM402は、揮発性のストレージであり、プログラムやデータを一時的に保持する。また、ROM403は不揮発性のストレージであり、後述する処理で使用されるテーブルデータやプログラムを保持する。
通信I/F404は、外部装置との通信を司るインターフェースであり、ここではPC50との間におけるデータの送受信を制御する。ヘッドコントローラ405は、図3に示したヘッド30に対して記録データに基づいて加熱動作を制御する。具体的には、ヘッドコントローラ405は、RAM402の所定のアドレスから制御パラメータと記録データを読み込む構成とすることができる。そして、CPU401が、制御パラメータと記録データをRAM402の所定のアドレスに書き込むと、ヘッドコントローラ405により処理が起動され、印刷ヘッド30の加熱動作が行われる。
画像処理アクセラレータ406は、ハードウェアによって構成され、CPU401よりも高速に画像処理を実行するものである。具体的には、画像処理アクセラレータ406は、RAM402の所定のアドレスから画像処理に必要なパラメータとデータを読み込む構成とすることができる。そして、CPU401が上記パラメータとデータをRAM402の所定のアドレスに書き込むと、画像処理アクセラレータ406が起動され、所定の画像処理が行われる。なお、画像処理アクセラレータ406は必ずしも必要な要素でなく、プリンタの仕様などに応じて、CPU401による処理のみで上記のテーブルパラメータの作成処理および画像処理を実行してもよい。また、温度センサ45は、図4にて示したように印刷ヘッド30の抵抗34の周辺温度を検知し、その温度情報をCPU401等に提供する。CPU401は、取得した温度情報に基づき、抵抗34の発熱制御を行うための制御パラメータを生成する。詳細な制御に関しては、後述する。
なお、本実施形態では、画像形成装置40とPC50とが異なる装置として説明したが、例えば、これらが一体となったシステムであってもよいし、画像形成装置40と撮像装置(不図示)とが一体となったシステムであってもよい。また、ホスト装置として、PCを例に挙げたが、これに限定するものではなく、例えば、スマートフォンやタブレット端末、撮像装置などの携帯端末を用いてもよい。
図6を用いて多重化情報を含む画像の形成方法について説明する。画像処理アクセラレータ406は、図6のように多重化処理部407と記録データ生成部408を有する。入力端子100から、記録を行う画像の情報である画像情報Aが、入力端子101から画像に埋め込む情報である多重化情報Bが多重化部処理407に入力される。多重化部処理407は多重化情報が付加された画像情報を出力する。出力された多重化情報が付加された画像情報は記録データ生成部408に入力され、記録データ生成部408は画素毎に加熱を行うか行わないかを示す記録データを生成する。生成された記録データに従って印刷ヘッド30が画像形成用部材10への加熱動作が行われることにより画像を記録し、記録物Cとして出力する。
多重化は、PC50のCPU501で行うようにしてもよいし、画像形成装置40のCPU401で行うようにしてもよい。その場合、情報が入力される端子が複数なくともよい。多重化部処理407について詳細は後述する。
[プリントサービス]
図7は、本実施形態に係るシステムにおけるプリントサービス実施時のシーケンスを示す。図6において、S601~605は、PC50における処理を示し、S611~S616は画像形成装置40の処理を示す。また、図6において、破線矢印はデータの送受信を示す。各工程は、各装置のCPUが記憶部に保持されたプログラム等を読み出して実行することにより実現される。ユーザが印刷を実施しようとする際に本シーケンスが開始される。
S611にて、画像形成装置40は、電源投入後、自らが印刷可能である事を確認し、印刷サービスを提供可能として待機状態となる。
一方、S601は、PC50は、印刷サービスDiscoveryを実施する。ここでの印刷サービスDiscoveryは、ユーザ操作に従った周辺機器の検索を行ってもよいし、定期的に印刷サービスを提供可能な状態の画像形成装置を検索するような構成であってもよい。もしくは、PC50と画像形成装置40とが接続された際にPC50が問い合わせを行うような構成であってもよい。
S612にて、画像形成装置40は、PC50から印刷サービスDiscoveryを受信すると、これに対する応答として、自らが印刷サービスを提供できる機器である事を通知する。
S602にて、PC50は、画像形成装置40から印刷サービスを提供できる旨の通知を受信した場合、画像形成装置に対して印刷可能情報を要求する。
S613にて、画像形成装置40は、PC50からの印刷可能情報の要求への応答として、自らが提供できる印刷サービスの情報を通知する。
画像形成装置40から印刷可能情報を受信すると、S603にて、PC50は、印刷可能情報を元に、印刷ジョブ作成用のユーザインタフェースを構築する。具体的には、画像形成装置40の印刷可能情報を元に、印刷画像の指定、印刷サイズ、印刷可能用紙サイズ等の適切な表示と適切な選択肢のユーザへの提供を、ディスプレイ(不図示)を介して行う。そして、キーボード等の入力デバイス(不図示)を介してユーザからの設定を受け付ける。
S604にて、PC50は、ユーザから受け付けた設定に基づき印刷ジョブを発行し、画像形成装置40へ送信する。
S614にて、画像形成装置40は、PC50からの印刷ジョブを受信する。
S615にて、画像形成装置40は、受信した印刷ジョブを解析し、印刷を実行する。
印刷が完了すると、S616にて、画像形成装置40は、印刷完了をPC50に通知する。そして、画像形成装置40側の処理は完了し、待機状態となる。
S605にて、PC50は、印刷完了通知を受信して、その旨をユーザに伝達する。そして、PC50側の処理を完了する。
なお、上記の説明では、種々の情報伝達はいずれもPC50側から画像形成装置40に対してリクエストを行い、そのリクエストに対し画像形成装置40が応答する、という通信例を述べた。しかし、上記のようないわゆるPull型の通信例に限定される物ではなく、画像形成装置40がネットワークに存在する1または複数のPC50に対して自発的に発信する、いわゆるPush型であっても構わない。
[加熱パルス]
図8は、画像形成装置の印刷ヘッドに印加される、各色に対応する信号パターン(加熱パルス)の例である。図8において、1画素中における、画像部材10において各発色させたい色と、その際の加熱パルスの構成例を示す。上から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)を示している。図8において、1画素に対する加熱パルスは、7つの区間(p0~p6)を含んで構成され、1つの区間の長さはΔt0とする。つまり、1画素を形成するために要する加熱パルスの時間は、Δt0×7区間(p0~p6)分となる。つまり、1画素分の発色には、7区間のパルスのサイクル数が用いられ、この中に含まれるパルス信号列により発色が制御される。
図8において、信号は、HighとLow(ONとOFF)による2値を示す。Highの際に抵抗34による加熱が行われ、Lowの際には加熱が行われない。そして、各色に対する加熱パルスに含まれるパルスのパルス幅およびパルス数を制御することで、発色を制御している。本実施形態では、PWM(Pulse width modulation)制御により、各パルスのパルス幅の調整を行う。図8に示すように、各区間の起点を、パルスの立ち上がりタイミング(ONタイミング)として説明する。
例えば、イエロー(Y)を発色させる場合、図2に示す領域21(比較的高い加熱温度、かつ、比較的短い加熱時間)を実現させるために、Δt1の時間加熱している。また、マゼンタ(M)を発色させる場合、図2に示す領域22(中間の加熱温度、かつ、中間の加熱時間)を実現させるために、Δt2の時間加熱を合計2回、インターバルを置いて実施している。ここでの1つ目のパルスと2つ目のパルスのインターバルの間隔は、(Δt0-Δt2)となる。同様に、シアン(C)を発色させる場合、図2に示す領域23(比較的低い加熱温度、かつ、比較的長い加熱時間)を実現させるために、Δt3の時間加熱を合計4回、インターバルを置いて実施している。ここでの1つ目のパルスと2つ目のパルスのインターバルの間隔は、(Δt0-Δt3)となる。このインターバルを設けることで、目的とする温度(活性化温度)以上に画像部材10の温度が上昇することを抑制する。言い換えると、ON時間とOFF時間を制御することで、目的とする温度を維持している。
図8においては、理解を容易とするために、
Δt1=Δt2×2=Δt3×4
の関係とし、いずれの色を発色させる場合でも印刷ヘッド30に印加される加熱パルスの総時間を同一とする。以下に示すt1~t3、Ta1~Ta3は、図2の記載に対応するものとする。
加熱時間は、
t2>Yの加熱時間Δt1>t1
t3>Mの加熱時間Δt2+Δt0>t2
Cの加熱時間Δt3+Δt0×3>t3
となっており、加熱時間の相対的な関係は、
Y<M<C
となっている。
[多重化処理部]
多重化処理部407では、画像に対して付加情報を埋め込むことで多重化された画像を生成する。図6、図9、図10を用いて情報を埋め込む方法を説明する。
図6に示す、入力端子100から入力される画像情報Aは、色成分を含む多階調の画像データである。画像データは、記録物Cとして出力された際に、ユーザが記録物Cを見たときに認識される画像を記録するためのデータである。入力端子101から入力される多重化情報Bは、テキスト文書データ、音声データ、動画データ、あるいは、テキスト文書情報、音声情報、画像、動画情報を圧縮したデータ、および他のバイナリ値に変換されたデータなどである。多重化情報Bは、記録物Cとして出力されてユーザが画像を見た際に、埋め込まれた多重化情報Bを視認しにくいように記録するデータである。
多重化処理部407は、画像情報Aに多重化情報Bを埋め込む処理を行う。本実施形態では、PC50から送信されたRGBデータである画像情報Aを、画像形成層で発色可能な色であるCMYデータに変換し、このCMYデータに多重化情報Bを埋め込む。多重化は、記録データになる前に行われればよく、例えばRBGデータの段階で多重化情報を埋め込んでもよい。
PCのような情報処理装置で情報を扱うというのはバイナリデータを扱うことである。バイナリデータとは「0」或いは「1」の情報であり、この「0」或いは「1」の情報が連続でつながることにより、特定の意味を持つようになる。例えば、「hello」という情報をバイナリデータで扱う場合、文字コードの中の一つである「シフトJIS」を例にとると、「h」はバイナリデータの「01101000」に対応している。同様に「e」は「01100101」、「l」は「01101100」、「o」は「01101111」というバイナリデータに対応している。つまり「hello」という文字はバイナリデータで「0110100001100101011011000110110001101111」と表現できる。逆に「0110100001100101011011000110110001101111」というバイナリデータを取得できれば「hello」という文字を取得することができる。この考えに基づけば、多重化を行って「0」と「1」を判定できるようにデータを埋め込むことで多重化情報Bを取得することが可能となる。
ここで、「0」、「1」を生成するためのマスクとして図9(a)(b)の二つのマスクパターンを示す。図9に示すマスクは8px×8pxで構成されたマスクであり、画像情報Aに対してマスクの内容を加算することで、画像内の8px×8pxの領域に対して周期性を持ったパターンを与えることができる。基本的にデジタル画像は1色8bitで表現され、0から255までのいずれかの値が割り当てられる。この範囲外の値は画像データとしては使えないため、画素値の計算結果が0未満の場合や、256以上の値になった場合には一般的に0もしくは255を割り振り有効範囲内に収めている。図9のマスクでは画素値に±10の変化を与えているが、マスク領域における画像データの値が全て255であった場合、その領域の画像データの値の範囲は245から265ではなく245から255となる。以上のように8px×8pxの領域に1ビットの情報を埋め込むことができる。複数の情報を埋め込む場合には、埋め込みたい情報のビット数分の8px×8pxの領域があれば情報を埋め込むことができる。上述の説明では1色8bitの場合を説明しているが、1色8bit以外で表現することも可能である。デジタル画像を扱う場合、何bitで表現しようが有効範囲は存在し、その範囲外となるような変化は与えられない。また、1ビットの情報を埋め込む領域は8px×8pxでなくともよい。また、縦横のピクセル数が同じでなくともよい。
マスクによって画像にどのようなパターンを与えるかを視覚的に示したのが図10である。図9のマスクにおける「10」の位置を黒、「0」の位置を灰色、「-10」の位置を白で表現しており、画像には図10のような斜め線が現れることとなる。
ここで、図9(a)のマスクと図9(b)のマスクを画像全体に対して交互に適応する疑似コードを下記に示す。
――――――――――――――――――――――――――――――
01: int i,j,k,l;
02: int width=640,height=480;
03: unsigned char *data=画像データ;
04: int **maskA=マスクデータ;
05: bool isMaskA=true;
06: for(j=0;j<height;j+=8){
07: for(i=0;i<width;i+=8){
08: for(k=0;k<8;k++){
09: for(l=0;l<8;l++){
10: if(isMaskA==true){
11: data[(i+k)+(j+l)*width]+=maskA[k][l];
12: }
13: }
14: }
15: }
16: }
――――――――――――――――――――――――――――――
このように、多重化による情報の埋め込みは上記の手法で実現可能である。
以上のようにして多重化情報が付加された画像情報を記録データ生成部408で画像処理し、記録データを生成する。記録データに従って印刷ヘッド30が画像形成用部材10に画像を記録し、記録物Cを出力する。ここで、図10のパターンをみると、2px(ピクセル)の斜め線によってパターンが描かれていることがわかる。したがって、このマスクを使って多重化情報が埋め込まれた記録物Cを生成するためには、画像形成装置40は2pxの線を正確に再現するほどの精度が必要となる。画像形成装置40の印字解像度が400dpi(px/inch)だとすると、印刷される斜め線の幅は2/400inchとなる。
当然、画像形成装置40はこの斜め線の幅を十分に再現できるような周波数応答特性を持っている必要がある。ここで、画像形成装置40の周波数応答特性とは、各画像形成層14、16、18に発色する画像の周波数応答特性である。
このように多重化情報Bが埋め込まれた画像データAに基づいて記録物Cを生成する処理を「多重化エンコード処理」ともいう。
[多重化デコード処理部]
図11は、記録物Cに記録された画像情報から多重化情報Bを抽出する多重化デコードのためのハードウェア(多重化デコード処理部)の構成例の説明図である。このハードウェアは、多重化エンコード処理された記録物Cをカメラなどの撮像装置によって撮像し、その撮影画像を解析することによって、その画像に埋め込まれている多重化情報Bを抽出する。
図11において、撮像センサ1002を保持するカメラ付きモバイル端末1001は、記録物Cの撮影機能をもつ。多重化情報の分離装置1003は、撮像センサ1002によって撮影された画像を解析することによって、後述するように、多重化情報Bを抽出する。CPU1004は、プログラムにしたがって情報処理を実行し、ROM1005には、CPU1004によって実行されるプログラムが記憶されている。RAM1006は、CPU1004によるプログラムの実行時に、各種情報を一時的に記憶するためのメモリとして機能する。ハードディスク等の2次記憶装置1007は、撮像センサ1002によって撮像された画像の画像ファイルおよび画像解析結果を含むデータベースなどを保存する。ディスプレイ1008は、CPU1004の処理結果などをユーザに提示する。キー入力装置1009は、タッチパネル機能を備えるディスプレイ1008を用いて、タッチパネルの操作によって処理の指示および文字の入力等を行うための装置である。無線LAN(Local Area Network)1010はインターネットに接続し、インターネットに接続されたサイトにアクセスして、ディスプレイ1008にサイトの画面などを表示させる。無線LAN1010は、データを送受信などにも用いられる。スピーカー1011は、抽出された多重化情報が音声データまたは音声付動画データの場合に、音声を出力する。また、インターネットの接続先に動画データがある場合には、その動画データの再生時に音声を出力する。
カメラ付きモバイル端末1001は、撮像センサ1002を内蔵する構成に限定されない。例えば、モバイル端末1001とは別の撮像装置によって撮像された撮影画像をモバイル端末1001の多重化情報の分離装置1003に送信する構成であってもよい。撮像センサ1002としては、デジタルカメラおよびビデオカメラなどを用いることができ、また、多重化情報の分離装置1003としては、パソコンおよびスマートフォンなどを用いることができ、記録物Cから多重化情報Bを抽出できる構成であればよい。以下においては、記録物Cから多重化情報Bを抽出する方法を「多重化デコード処理」ともいう。
[画像の印刷方法]
上記[多重化エンコード処理部]の段落で説明した通り、多重化を行うためには、画像形成装置103は図10に表されるような細線を正確に再現することのできる周波数応答特性を持つことが必要となる。
感熱紙を用いたサーマルプリントでは、図3で示すように、画像形成層14、16、18を発色させるために必要な加熱時間が異なるため、各画像形成層で周波数応答特性が異なる。
図12(a)(b)(c)は抵抗34が画像形成用部材10を加熱して画像形成層14、16、18を発色させる場合の発色領域の図である。図12(a)~(c)の上の図は画像形成装置40を横(-X側)から見た図であり、下の図は加熱された画像形成用部材10を上(+Z側)から見た図である。網線部分が各画像形成層を発色させるのに十分な温度が伝わっている領域を示している。画像形成層14、16、18を発色させる場合の発色領域がそれぞれ1101、1102、1103である。この発色領域は、抵抗44の形状によるが、一般的に円か楕円である。
図13(a)(b)(c)は高周波に加熱する、しないを切り替えた場合の発色領域の図である。図13は、画像形成用部材10がY方向に搬送されながら1つの抵抗34が3回加熱を行った場合の加熱状態を示している。図13(a)~(c)の上の図は画像形成装置40を横(-X側)から見た図であり、下の図は加熱された画像形成用部材10を上(+Z側)から見た図である。画像形成層14、16、18を高周波に発色させる場合の発色領域がそれぞれ1201、1202、1203である。図13(a)の画像形成層14を発色させたときの発色領域1201を見ると、図12(a)と同じようにそれぞれの加熱に対して発色する領域が分離しており、画像形成層14は高周波な加熱に対して画素毎に加熱領域が認識できるように発色をさせることができている。図13(b)に示す、画像形成層16を発色させたときの発色領域1202は、画像形成層14を発色させた発色領域1201よりも大きい。これは、画像形成層16を発色させるために必要な加熱時間が画像形成層14を発色させるために必要な加熱時間よりも長いため、画像形成層の広範囲が温められる。高周波に加熱を行うため、次に形成する画素が前に形成した画素と近く、次の画素を形成するために加熱される画像形成層の一部は、既に前の画素の形成の際に温められた状態となる。既に温められた状態なので、熱が伝わりやすく、画像形成層14よりも大きい範囲が発色する。そのため、画像形成層16は画像形成層14よりも、隣接して発色する領域との間の距離が小さい。図13(c)はさらに長い時間加熱するので、高周波で印刷する場合にはほぼずっと加熱することになり、発色領域1203は高周波な加熱に対して、画像形成層28の全領域が発色する。つまり、画素毎に発色する領域が分離していない。このように、画像形成層によって周波数応答性が異なる。
従来の画像形成装置、例えばインクジェットプリンタでは、各色を形成するインクの周波数応答特性はほぼ同じであり、インクの周波数応答特性も高かったため、全ての色のインクを用いて多重化情報を埋め込んでいた。一方で、感熱紙を用いたサーマルプリントでは、画像形成層によって周波数応答特性が異なるため、一部の色で周波数応答特性が多重化情報の埋め込みに十分でない場合、読取り可能なように多重化情報を埋め込むことができない。
上記の問題の解決法として、本実施形態では周波数応答性のよい、画像形成層の色を多く用いて多重化情報の記録を行う。このような画像形成層の色を多く使うことで、高周波なパターンの記録精度が向上し、多重化情報を読み取れるようになる。ここで、周波数応答性のよい画像形成層とは、短時間の加熱で発色する画像形成層し、高温の加熱で発色する画像形成層であって、画像形成用部材の表面から浅い画像形成層である。図1の画像形成用部材10の場合に最も短時間の加熱で発色し、最も高温の加熱で発色し、画像形成用部材の表面から最も浅い画像形成層は、イエローを発色する画像形成層14である。
以上の説明では、図12、図13において、イエローを発色する層とマゼンタを発色する層の発色領域が隣接画素と分離する分離発色層である例を示したが、多重化パターンが読み取れれば隣接画素と分離しない形態でもよい。図10に示すようなパターンを埋め込む場合、「0」と「1」を示すパターンにおいて、マスクが+10の画素、+0の画素、-10の画素は縦横それぞれ2画素ずつ離れている。これらの、+10の画素の線、+0の画素の線、-10の画素の線が、撮像した際に読み取れるように記録されればよい。そのため、+10の画素を発色させるエネルギーを与えたときに2画素隣の-10の画素のすべてを発色させてしまうような発色層には多重化情報を読み取り可能なように埋め込むことができない。図10のようなパターンを埋め込む場合には、1つの画素を発色させようとしたときに発色する領域が、対象画素の隣接画素までに収まっていれば、多重化情報を読み取り可能に記録できる。例えば、1画素に対応する領域に収まる最大のドットの直径を1とした時の各層の発色ドットの直径の大きさを、イエローが1.5、マゼンタが2、シアンが4とする。パターンを読み取り可能なように記録できる層はイエローの発色層とマゼンタの発色層である。また、イエローとマゼンタの発色層の中では発色のための加熱時間が短いイエローの発色層の方がよりパターンを読み取りやすく記録することができる。
以下、画像形成層14に多重化情報を埋め込む例について説明する。
最も短時間の加熱で発色する画像形成層14を用いて多重化情報の埋め込みを行うことができるよう、画像形成層が発色する色に合うよう画像データを分解する。本実施形態では、画像データをイエロー、マゼンタ、シアンに分解する。
CMY成分に分解した後、Y成分のデータを変化させて多重化を行う。Y成分のデータの変化のさせ方については、公知の方法を用いることができ、図9のようなマスクの値をそのまま加減算処理したり、ある基準値にマスクの値を掛け合わせてから加減算処理したりすることによって行うことができる。Y成分上に、「0」と「1」のパターンを埋め込むことができればよく、方法は限定されない。例えば、図9のようにマスクの値をそのまま加減算処理する場合は以下の式3のようになる。
式3:
適用後のY値=CMYのY値+マスクの値
例えば、1画素のY値が「60」であり、適用するマスクパターンの数値が「+10」である場合には、以下の式4のようにY値が処理される。
式4:
適用後のY値=60+(+10)
適用後のY値=70
本実施形態では最も短時間の加熱で発色する画像形成層14の色に変化を加えて多重化情報の埋め込みを行うが、多重化する画像データの元の色によっては、多重化情報埋め込みのための画像形成層14の色の変化がよく目についてしまう可能性がある。
そのような場合は、他の画像形成層の色も変化させることで調整し、色の変化を目立ちにくくする処理を行う。例えば、明度の低い色に対してイエローへの変化を与えた場合、イエローが加えられたことによる明度の上昇が人の目についてしまい、色の変化が目立ってしまう。そのような場合、マゼンタとシアンにもイエローの変化に合わせて画像の値に変化を加えることで、明度の上昇が彩度の変化になり、人の目に目立ちにくくすることができる。
また、画像形成層14を発色させて多重化情報を埋め込むよりも、発色する時間が2番目に短い層である画像形成層16を発色させて多重化情報を埋め込む方が、変化が目立たない場合も考えられる。その場合には、画像形成層16を発色させて多重化情報を埋め込むことも可能である。多重化情報を埋め込むことが可能な画像形成層は、画像を印刷するときに発色させた画素1つ1つが分かれるような画像形成層である。上述の画像形成層では、画像形成層14と16は多重化情報を埋め込むことが可能であり、画像形成層18が多重化情報を埋め込むことができない。発色した円がより離れている方が多重化デコード処理において多重化情報Bが抽出されやすいため、画像形成層16よりも画像形成層14を用いて多重化情報を埋め込む方が多重化デコード処理の観点ではより好ましい。
本実施形態では画像形成層14、16、18がイエロー、マゼンタ、シアンである場合を説明したが、これらの色の並びが入れ替えられた場合でも最も短時間の加熱で発色する画像形成層を主に用いて多重化情報の埋め込みを行う。例えば、画像形成層14、16、18がそれぞれマゼンタ、シアン、イエローを発色する層であった場合は、マゼンタを用いて多重化情報の埋め込みを行う。
また、画像形成層が発色する色はイエロー、マゼンタ、シアン以外、例えばレッド、グリーン、ブルーであってもよく、その場合であっても同様に、最も短時間の加熱で発色する画像形成層を用いて多重化情報の埋め込みを行う。
上記の実施形態では、最も短時間の加熱で発色する画像形成層のみが十分に高周波な発色をさせることができる場合を説明したが、十分に高周波な発色をさせることができる画像形成層は複数ある場合もある。複数の画像形成層が十分に高周波な発色をさせることができる場合は、それら複数の画像形成層を用いて多重化情報の埋め込みを行ってもよい。
以上より、最も短時間の加熱で発色する画像形成層の色を用いて多重化情報を埋め込むことで、一部の画像形成層の周波数応答特性が多重化情報の埋め込みに十分な精度がでない場合でも多重化情報の埋め込みを行うことができる。

Claims (18)

  1. 画像形成用部材にエネルギーを付与する印刷ヘッドを用いて、それぞれが異なる発色特性を有し、付与された熱に応じて発色する複数の発色層を含む画像形成用部材に画像形成を行う画像形成装置で記録を行うためのデータを生成する画像処理装置であって、
    多重化処理を行って、前記画像形成用部材に記録する画像を示す画像データに対して、読取装置によって前記画像とは別の情報として認識される所定の情報を埋め込んだ記録データを生成する生成手段を備え、
    前記生成手段は、前記画像形成用部材の前記複数の発色層のうち、少なくとも、前記印刷ヘッドによって最も短い加熱時間で1画素のドットが発色する発色層を発色させることで前記所定の情報が記録されるように前記記録データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記最も短時間で発色する発色層は、イエローを発色する発色層であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記最も短時間で発色する発色層は、複数の前記発色層のうち最も高温になるように加熱することによって発色する発色層であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記最も短時間で発色する発色層は、複数の前記発色層のうち最も前記印刷ヘッドに近い発色層であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記所定の情報を、複数の前記発色層を発色させることによって記録するように前記記録データを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 画像形成用部材にエネルギーを付与する印刷ヘッドを用いて、それぞれが異なる発色特性を有し、付与されたエネルギーに応じて発色する複数の発色層を含む画像形成用部材に画像形成を行う画像形成装置で記録を行うためのデータを生成する画像処理装置であって、
    多重化処理を行って、前記画像形成用部材に記録する画像を示す画像データに対して、読取装置によって前記画像とは別の情報として認識される所定の情報を埋め込んだ記録データを生成する生成手段を備え、
    前記生成手段は、前記画像処理装置によって、前記記録データに基づき、前記複数の発色層のうち、少なくとも、前記印刷ヘッドによって前記画像形成用部材に記録を行ったときに1画素に対応する発色領域と当該1画素に隣接する画素に対応する発色領域とが分離して形成される分離発色層を発色させて前記所定の情報が記録されるように前記記録データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記所定の情報を記録する前記分離発色層は、前記印刷ヘッドによってそれぞれの前記発色層を発色させるようなエネルギーが付与された場合に、最も短時間で発色する発色層を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記最も短時間で発色する発色層は、イエローを発色する発色層であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記生成手段は、前記所定の情報を、複数の前記分離発色層を発色させることによって記録するように前記記録データを生成することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記生成手段は、前記記録データを、前記所定の情報に基づいて前記画像データの値を変化させることによって生成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記生成手段は、前記所定の情報を記録する前記発色層とは異なる前記発色層についても、前記所定の情報に基づいて発色させるように前記記録データを生成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像データは記録された際にユーザに視認できるように記録されるデータであり、
    前記所定の情報は記録された際にユーザに視認されにくいように記録される情報であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記印刷ヘッドを有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. それぞれが異なる発色特性を有し、付与されたエネルギーに応じて発色する複数の発色層を含む画像形成用部材に記録するための記録データを生成し、
    前記記録データに基づいて印刷ヘッドが前記画像形成用部材にエネルギーを付与して画像を記録する記録方法であって、
    多重化処理を行って、前記画像形成用部材に記録する画像を示す画像データに対して、読取装置によって前記画像とは別の情報として認識される所定の情報を埋め込んだ記録データを生成し、
    前記記録データに基づいて前記印刷ヘッドが前記画像形成用部材にエネルギーを付与することにより、複数の前記発色層のうち、少なくとも、最も短時間で発色する発色層を発色させることで前記所定の情報を前記画像形成用部材に記録することを特徴とする記録方法。
  15. それぞれが異なる発色特性を有し、付与されたエネルギーに応じて発色する複数の発色層を含む画像形成用部材に記録するための記録データを生成し、
    前記記録データに基づいて印刷ヘッドが前記画像形成用部材にエネルギーを付与して画像を記録する記録方法であって、
    多重化処理を行って、前記画像形成用部材に記録する画像を示す画像データに対して、読取り装置によって前記画像とは別の情報として認識される所定の情報を埋め込んだ記録データを生成し、
    前記記録データに基づいて前記印刷ヘッドが前記画像形成用部材にエネルギーを付与することにより、複数の前記発色層のうち、少なくとも、画像の記録のために前記印刷ヘッドによって前記画像形成用部材にエネルギーを与えたときに1画素に対応する発色領域と当該1画素に隣接する画素に対応する発色領域とが分離して形成される分離発色層を発色させることにより前記所定の情報を前記画像形成用部材に記録することを特徴とする記録方法。
  16. 請求項14または15に記載の記録方法によって前記画像形成用部材に記録された画像を読み取る読取り方法であって、
    前記画像形成用部材に記録された画像を前記読取り装置によって撮像し、
    撮像した画像から、前記撮像した画像に埋め込まれた前記所定の情報を抽出し、
    抽出した前記所定の情報をユーザに通知する
    ことを特徴とする読取り方法。
  17. それぞれが異なる発色特性を有し、付与されたエネルギーに応じて発色する複数の発色層を含む画像形成用部材に記録するための記録データを生成する生成方法をコンピュータで実行させるためのプログラムであって、
    多重化処理を行って、前記画像形成用部材に記録する画像を示す画像データに対して、読取り装置によって前記画像とは別の情報として認識される所定の情報を埋め込んで記録データを生成し、
    前記記録データの生成において、前記画像処理装置によって、前記記録データに基づき、前記複数の発色層のうち、少なくとも、前記印刷ヘッドによって前記画像形成用部材に記録を行ったときに1画素に対応する発色領域と当該1画素に隣接する画素に対応する発色領域とが分離して形成される分離発色層を発色させて前記所定の情報が記録されるように前記記録データを生成することを特徴とするプログラム。
  18. それぞれが異なる発色特性を有し、付与されたエネルギーに応じて発色する複数の発色層を含む画像形成用部材に記録するための記録データを生成する生成方法をコンピュータで実行させるためのプログラムであって、
    多重化処理を行って、前記画像形成用部材に記録する画像を示す画像データに対して、読取り装置によって前記画像とは別の情報として認識される所定の情報を埋め込んで記録データを生成し、
    前記記録データの生成において、前記画像処理装置によって、前記記録データに基づき、前記複数の発色層のうち、少なくとも、少なくとも、画像の記録のために前記印刷ヘッドによって前記画像形成用部材にエネルギーを与えたときに1画素に対応する発色領域と当該1画素に隣接する画素に対応する発色領域とが分離して形成される分離発色層を発色させることにより前記所定の情報が記録されるように前記記録データを生成することを特徴とするプログラム。
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