JP2022056080A - 固着具打込み機 - Google Patents

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達浩 南川
Tatsuhiro Namikawa
雅一 星野
Masakazu Hoshino
勇樹 野村
Yuki Nomura
知行 中村
Tomoyuki Nakamura
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Abstract

【課題】建物の壁面を構成するボード材に固着具を打込む際の作業の安定性を向上させることが可能な固着具打込み機を提供する。【解決手段】建物Tの壁面Wを構成する石膏ボードPにビスBを打込む固着具打込み機1であって、ビスBを打込む打込み工具10と、打込み工具10を移動可能に支持する支持部20と、を備え、支持部20は、上下方向に延在しており、支持部20を前記建物Tの天井Cと床Fに対して突っ張る突っ張り部としてのエアシリンダ30を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、被施工体に対して固着具を打込む固着具打込み機に係り、特に、建物の壁面を構成するボード材に固着具を打込む固着具打込み機に関する。
住宅等の内装材を施工する際には、建材に釘、ビス、ステープル等の固着具を打込む工具(打込み工具)が用いられている。例えば、特許文献1に記載の壁面ボードの貼付け装置では、ボード取付枠に壁面ボードを固定するためのビスを打ち出すビス打ち機が、一対設けられ、フレームの一端側の二つの隅部から互いに拡開する方向に延出している。
特開2019-011666号公報
壁面ボードにビス等の固着具を打込む場合、打込みの反動(反力)が大きい。また、連続ビス打ち機を用いて壁面ボードの高い所にビスを打込む場合、作業者は脚立等に昇る必要がある。特許文献1に記載の壁面ボードの貼付け装置では、ビスの打込み時の反力を取る(受ける)ものではなく、ビスの打込みが安定しない可能性が有った。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、建物の壁面を構成するボード材に固着具を打込む際の作業の安定性を向上させることが可能な固着具打込み機を提供することにある。
前記課題は、本発明の固着具打込み機によれば、建物の壁面を構成するボード材に固着具を打込む固着具打込み機であって、前記固着具を打込む打込み部と、前記打込み部を移動可能に支持する支持部と、を備え、前記支持部は、上下方向に延在しており、前記支持部を前記建物の天井と床に対して突っ張る突っ張り部を備えること、により解決される。
上記のように構成された固着具打込み機によれば、突っ張り部によって、上下方向に延在する支持部が、天井と床に突っ張るように設置されることで、固着具をボード材に対して打込む時の反力を取る(受ける)ことが可能となる。したがって、建物の壁面を構成するボード材に固着具を打込む際の作業の安定性を向上させることができる。
このとき、前記突っ張り部は、上下方向に伸長して前記支持部の上端部を前記建物の天井に押し付け、前記支持部の下端部を前記建物の床に押し付けるとよい。
上記の構成では、突っ張り部が上下方向に伸長して支持部の上端部及び下端部を、建物の天井及び床にそれぞれ押し付けることで、支持部を安定して天井及び床に突っ張ることができるため、固着具をボード材に打込む時の反力を適切に取ることが可能となる。
このとき、前記固着具を打込む方向に突出した距離保持治具を備え、前記距離保持治具の先端が前記ボード材の表面に当接することで、前記打込み部と前記ボード材の表面との間の距離が、所定の距離に保持されるとよい。
上記の構成では、距離保持治具によって、壁面を構成するボード材の表面と打込み部との間の距離を所定の距離に保持することができるため、打込み部を、固着具を打込むのに適切な配置とすることが可能となる。
このとき、前記支持部の上端部及び前記支持部の下端部に前記建物の床を転動する転動部材が設けられているとよい。
上記の構成では、転動部材により支持部の下端部を床の上で転がし、支持部の上端部を天井に当接させて転がすようにすることで、固着具打込み機を容易に移動させることが可能となる。
このとき、前記支持部は、上下方向に延在して前記打込み部を移動可能に支持するレール部材を備え、前記打込み部を前記レール部材に沿って昇降させる駆動部を備えているとよい。
上記の構成では、駆動部によって打込み部をレール部材に沿って上下方向に移動させつつ、固着具を所定の位置に打込むことが可能となる。
このとき、前記打込み部の先端は、前記レール部材に対して前記ボード材の表面と平行な面内で回転可能に支持されているとよい。
上記の構成では、打込み部の先端が、レール部材に対してボード材の表面と平行な面内で回転可能に支持されていることで、固着具をボード材の角部に対して打込むことが可能となる。
このとき、前記レール部材は、上下方向に伸縮可能であるとよい。
上記の構成では、高さが異なる壁面であっても、壁面の高さ(天井の高さ)に応じてレール部材を上下方向に伸縮させることで対応することが可能となる。
本発明の固着具打込み機によれば、突っ張り部によって、上下方向に延在する支持部が、天井と床に突っ張るように設置されることで、固着具をボード材に対して打込む時の反力を取る(受ける)ことが可能となるため、建物の壁面を構成するボード材に固着具を打込む際の作業の安定性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る固着具打込み機の全体構成を示した斜視図である。 固着具打込み機を石膏ボードの前に配置した状態を示す側面図である。 固着具打込み機の支持部を天井と床に対して突っ張った状態を示す側面図である。 打込み工具がレール部材に対して回転する態様を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る固着具打込み機を用いた固着具の打込み方法のフロー図である。 打込み工具の移動態様を示す模式的な側面図である。 打込み工具が石膏ボードにビスを打込む際の模式図である。 変形例に係る固着具打込み機の全体構成を示した斜視図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る固着具打込み機について、図1乃至図8を参照して、その構成を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明にはその等価物が含まれ得る。
図1に示す固着具打込み機1は、建物Tの壁に固着具(止め具)を打込むためのものである。なお、本実施形態において、止め具には、外周に雄ネジ部が形成されたもの(例えば、ビスBやボルト等)と、外周に雄ネジ部が形成されていないもの(例えば、釘やステープル等)と、が含まれる。以下、本実施形態に係る固着具打込み機1について、固着具としてビスBを打込むためのものである場合を例示する。
まず、建物Tの構造について簡単に説明する。建物Tには、床Fが設けられ、当該床Fの縁部から上方へ立ち上がるように内壁Wが設けられる。内壁Wは、石膏ボードP及び下地(不図示)を具備する。石膏ボードPは、枠状に形成された下地に対して建物Tの内側から当接される。石膏ボードPは、外縁部及び中央部に所定の間隔を空けてビスBが打込まれることで、下地に固定される。本実施形態に係る固着具打込み機1は、このようなボード材としての石膏ボードPにビスBを打込む作業に用いられる。
以下の説明中、固着具打込み機1について、図1に示すように各方向を定義する。X軸方向は、内壁Wの延在方向、つまり、複数の石膏ボードPの配列方向であり、作業者Hから見た左右方向(横方向)と一致する。Y軸方向は、内壁Wや石膏ボードPと直交する方向であり、作業者Hから見た前後方向と一致する。Z軸方向は、建物Tの上下方向(鉛直方向)であり、作業者Hから見た上下方向と一致する。
[1.固着具打込み機1の構成]
図1に示されるように、固着具打込み機1は、主な構成として、打込み工具10(打込み部)、支持部20、エアシリンダ30(突っ張り部)及び距離保持治具40を備える。図1は、本実施形態の固着具打込み機1の全体構成を示した斜視図であり、図2は、固着具打込み機1を石膏ボードPの前に配置した状態を示す側面図であり、図3は、固着具打込み機1の支持部20を天井Cと床Fに対して突っ張った状態を示す側面図であり、図4は、打込み工具10がレール部材21に対して回転する態様を示す模式図である。
(打込み工具10)
打込み工具10は、固着具としてのビスBを、ボード材としての石膏ボードPに打込む工具である。打込み工具10は、内部に複数のビスBを保持する。そして、打込み工具10は、その先端部である工具先端11が被施工体である石膏ボードPのボード表面Paに押し付けられた状態(すなわち当接した状態)で、作業者Hが不図示の操作部を操作したりすると(所定操作の一例)、打込み工具10に内蔵されたエアコンプレッサからの空気圧によりビスBを工具先端11から打ち出して、石膏ボードPにビスBを打込む。なお、工具先端11は安全装置として機能し、工具先端11が被施工体に押し付けられていない状態では、打込み工具10ではビスBの打込みは行われない。
(支持部20)
支持部20は、上下方向(Z軸方向)に延在している。支持部20は、打込み工具10を移動可能に支持する支柱としてのレール部材21を備えている。打込み工具10は、レール部材21に沿って支持部20の上端部22と下端部23との間で駆動部(不図示)によって昇降される。
支持部20は、上端部22に天井側フレーム22a(天井当接部)を備え、下端部23に床側フレーム23a(床当接部)備えている。支持部20を建物Tの天井Cと床Fに対して突っ張った時に、上端部22は天井Cに押し付けられ、下端部23は床Fに押し付けられる。天井側フレーム22a及び床側フレーム23aは枠状に形成されており、天井Cや床Fとの接触領域が広くなるように構成されている。
支持部20の上端部22及び下端部23、より詳細には、天井側フレーム22a及び床側フレーム23aには、転動部材としてのタイヤ22b及びタイヤ23bがそれぞれ設けられている。タイヤ22b及びタイヤ23bはサスペンションによって天井側フレーム22a及び床側フレーム23aに取り付けられている。
天井側フレーム22aのタイヤ22bは、天井Cに当接して転がり、床側フレーム23aのタイヤ23bは、床Fの上で転がる。このような構成によれば、タイヤ22b及びタイヤ23bにより、支持部20の上端部22及び下端部23を天井C及び床Fに当接させて転がすことで、固着具打込み機1を容易にスライドさせて移動させることが可能となる。
打込み工具10は、アタッチメント24及び回動機構25を介してレール部材21に支持されている。アタッチメント24が駆動部によってレール部材21に沿って支持部20の上端部22と下端部23との間で昇降することで、打込み工具10の高さ位置(Z軸方向の位置)を調整される。つまり、駆動部によって打込み工具10をレール部材21に沿って所定ピッチで上下方向に移動させつつ、ビスBを石膏ボードPの所定の位置に打込むことが可能となる。
回動機構25は、打込み工具10をアタッチメント24に対して回動可能に支持している(図4)。具体的には、打込み工具10の工具先端11が、石膏ボードPのボード表面Paと平行な面内で回転可能に支持されている。このような構成によれば、打込み工具10の工具先端11を回動させて石膏ボードPの角部(入隅部)に対向する位置に移動させてビスBを打込むことが可能となる。
(エアシリンダ30)
固着具打込み機1は、上下方向に延在している支持部20(詳細には、レール部材21)を建物Tの天井Cと床Fに対して突っ張る突っ張り部としてのエアシリンダ30を備えている。具体的には、図2及び図3に示されるように、支持部20の下端部23において、レール部材21は、エアシリンダ30を内蔵している。エアシリンダ30は、空圧で作動し、圧縮空気により直線運動を行う機械部品である。
図3に示されるように、突っ張り部としてのエアシリンダ30は、上下方向(Z軸方向)に伸長して、支持部20の上端部22にある天井側フレーム22aを天井Cに押し付け、支持部20の下端部23にある床側フレーム23aを建物Tの床Fに押し付ける。このとき、タイヤ22bは、天井側フレーム22aの内側(下方)に移動し、タイヤ23bは、床側フレーム23aの内側(上方)に移動する。
本実施形態の固着具打込み機1は、突っ張り部としてのエアシリンダ30によって、上下方向(Z軸方向)に延在する支持部20が、天井Cと床Fに突っ張るように設置されることで、打込み工具10からビスBを石膏ボードPに対して打込む時の反力(Y軸方向において石膏ボードPから離れる方向に生じる力)を取る(受ける)ことが可能となる。したがって、建物Tの壁面を構成する石膏ボードPにビスBを打込む際の作業の安定性を向上させることができる。
特に、固着具打込み機1では、エアシリンダ30が上下方向(Z軸方向)に伸長して、支持部20の上端部22の天井側フレーム22a及び下端部23の床側フレーム23aを、天井C及び床Fにそれぞれ押し付ける。このようにして、支持部20(詳細には打込み工具10を支持するレール部材21)を安定して天井C及び床Fに対して突っ張ることができるため、ビスBを石膏ボードPに打込む時の反力を適切に取る(受ける)ことが可能となる。
(距離保持治具40)
本実施形態の固着具打込み機1は、打込み工具10がビスBを打込む方向(Y軸方向)に突出した距離保持治具40を備えている。距離保持治具40は、幅方向(Y軸方向)に離間した1対の突出部であり、支持部20の上端部22及び下端部23において、天井側フレーム22a及び床側フレーム23aに取り付けられている。
図2及び図3に示されるように、ビスBを打込む方向(Y軸方向)において、距離保持治具40の治具先端41が石膏ボードPのボード表面Paに当接することで、打込み工具10とボード表面Paとの間の距離が、所定の距離に保持される。このような構成によれば、打込み部としての打込み工具10を、ビスBを打込むのに適切な配置とすることが可能となる。
[2.固着具打込み機1を用いた固着具の打込み方法]
次に、固着具打込み機1を用いて固着具を被施工体に打込む打込み方法について、図1乃至図7を参照して説明する。具体的には、固着具打込み機1を用いた石膏ボードPへのビスBの打込み方法について説明する。なお、以下の説明において、作業者Hが各工程を行う例を示すが、固着具打込み機1にプログラミング可能な制御部を設けて、自動で各工程を行うようにすることも可能である。
図5は、固着具打込み機1を用いた固着具の打込み方法のフロー図であり、図6は、打込み工具10の移動態様を示す模式的な側面図であり、図7は、打込み工具10が石膏ボードPにビスBを打込む際の模式図である。
まず、事前準備として、石膏ボードPを下地に仮止めする工程を行う(ステップS1)。作業者Hは、複数の石膏ボードPを、枠状に形成された下地(不図示)に対して建物Tの内側から当接させ、石膏ボードPの中央部付近、例えば、図1において黒色で示す位置にビスBを打込むことで、石膏ボードPの仮止めを行う。
次に、図1及び図2に示すように、固着具打込み機1を対象となる石膏ボードPの前に配置する工程(ステップS2)を行う。作業者Hは、下方のタイヤ23bを床Fの上で転がすようにして、対象となる石膏ボードPの前に固着具打込み機1を移動させる。そして、作業者Hは、ビスBを打込む方向(Y軸方向)において、距離保持治具40を、その治具先端41が石膏ボードPのボード表面Paに当接させ、打込み工具10とボード表面Paとの間の距離が、所定の距離となるようにする。
次に、図3に示すように、固着具打込み機1が備えるエアシリンダ30(突っ張り部)によって支持部20を建物Tの天井Cと床Fに対して突っ張る工程(ステップS3)を行う。作業者Hは、不図示のコントローラーを操作して、エアシリンダ30を上下方向(Z軸方向)に伸長させる。エアシリンダ30が作動すると、支持部20の上端部22にある天井側フレーム22aが天井Cに押し付けられ、支持部20の下端部23にある床側フレーム23aが建物Tの床Fに押し付けられる。
次に、図6に示すように、レール部材21に沿って打込み工具10を所定ピッチで移動させつつ石膏ボードPに対してビスBを打込む工程(ステップS4)を行う。作業者Hは、不図示のコントローラーを操作して駆動部を作動させ、打込み工具10をレール部材21に沿って上下方向(Z軸方向)に移動させつつ、ビスBを石膏ボードPの所定の位置に打込む。石膏ボードPは、その外縁部及び中央部に所定の間隔を空けてビスBが打込まれることで、下地に固定される。
打込み工具10からビスBを打つときには、空圧又は電動によって打込み工具10を石膏ボードPの方へと移動させることで、工具先端11を石膏ボードPのボード表面Paに押し付けた状態とし(図7の右図)、打込み工具10に内蔵されたエアコンプレッサからの空気圧によりビスBを工具先端11から打ち出す。このとき、上下方向(Z軸方向)に延在する支持部20(より詳細には、レール部材21)が、エアシリンダ30によって、天井Cと床Fに突っ張るように設置されているため、打込み工具10に生じる反力(Y軸方向において石膏ボードPから離れる方向に生じる力)を取る(受ける)ことが可能となっている。
なお、石膏ボードPの角部については、回動機構25により、打込み工具10の工具先端11が適切な配置となるように回動させて移動してビスBを打込む(図4)。1枚の石膏ボードPについて、上下方向(Z軸方向)を一列ビス打ちした後、エアシリンダ30の作動を一時的に解除して支持部20の突っ張りを解除し、横方向(Y軸方向)に所定距離だけ移動する。そして、再びエアシリンダ30を作動させて支持部20を突っ張ってから上下方向(Z軸方向)を一列ビス打ちすることを繰り返す。図1に示す例では、1枚の石膏ボードPについて、左右方向(X軸方向)に3列、ビスBを打込む例を示している。
次に、固着具打込み機1を次の石膏ボードPの前に配置する工程(ステップS5)を行う。この工程では、作業者Hは、不図示のコントローラーを操作して、エアシリンダ30の伸長を解除して天井側フレーム22a及び床側フレーム23aを天井C及び床Fから離間させる(図2)。そして、作業者Hは、下方のタイヤ23bを床Fの上で転がすようにして、次の対象となる石膏ボードPの前に固着具打込み機1を移動させる。
そして、上記のステップS2からステップS5を順次繰り返すことで、被施工体である全ての石膏ボードPに対してビスBを打込む。以上のように、本実施形態の固着具打込み機1では、支持部20を建物Tの天井Cと床Fに対して突っ張る突っ張り部としてエアシリンダ30を備えていることで、打込み工具10に生じる反力を取る(受ける)ことができるとともに、脚立を用いる必要がある高い位置や、作業者が腰をかがめる必要がある低い位置であっても、適切にビスBを石膏ボードPに打込むことが可能となる。
へのビスBの打込み方法
[3.変形例]
以上までに本発明の固着具打込み機に関して、その構成及び利用方法についての一実施形態を例に挙げて説明してきたが、上述の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。
以下、図8を参照して、変形例に係る固着具打込み機1Xの構成について説明をする。なお、上述の実施形態に係る固着具打込み機1と重複する部分は説明を省略し、固着具打込み機1と異なる部分を中心に説明を行う。図8は、変形例に係る固着具打込み機1Xの全体構成を示した斜視図である。
変形例に係る固着具打込み機1Xでは、レール部材21Xが、上下方向(Z軸方向)に伸縮可能であり、エアシリンダ30Xが、床側フレーム23Xaの下方から床Fに向けて突出するように構成されている。
このような構成によれば、高さが異なる壁面(石膏ボードP)であっても、壁面の高さ(つまり、天井Cの高さ)に応じてレール部材21Xを上下方向に伸縮させることで対応することが可能となる。また、タイヤ23bが床Fに当接した状態の床側フレーム23Xaから、エアシリンダ30Xが下方に向けて突出するようになっており、床Fよりも強度が劣る天井Cに突っ張りの負担が大きくなることが抑制される。
固着具打込み機1Xでは、電動ウインチ50X(駆動部)がワイヤ51X(牽引部)を作動させることで、打込み工具10Xをレール部材21Xに沿って上下方向に移動させる。プログラミング可能な制御部を設けて、打込み工具10X及び電動ウインチ50Xを制御して、打込み工具10Xが所定の高さ位置となったときに、ビスBを石膏ボードPに対して自動で打込むようにすることも可能である。
上記実施形態では、突っ張り部がエアシリンダ30である例を示したが、突っ張り部は空圧で作動するものに限定されるものではなく、電動でギアと長さが変わる機械式のアクチュエータなどであってもよい。
また、上記実施形態では、突っ張り部としてのエアシリンダ30が支持部20の下端部23に配置された例を示したが、突っ張り部を支持部20の上端部22に設けることや、上端部22と下端部23の両方に設けること、支持部の中央部付近に設けることも可能である。なお、通常は床Fの方が天井Cよりも強度が高いため、突っ張り部を支持部20の下端部23に配置することが好ましい。
T 建物
C 天井
F 床
W 内壁(壁面)
P 石膏ボード(ボード材)
Pa ボード表面
B ビス(固着具)
1,1X 固着具打込み機
10,10X 打込み工具(打込み部)
11,11X 工具先端
20,20X 支持部
21,21X レール部材
22,22X 上端部
22a,22Xa 天井側フレーム
22b,22Xb タイヤ(転動部材)
23,23X 下端部
23a,23Xa 床側フレーム
23b,23Xb タイヤ(転動部材)
24,24X アタッチメント
25 回動機構
30,30X エアシリンダ(突っ張り部)
40,40X 距離保持治具
41,41X 治具先端
50X 電動ウインチ(駆動部)
51X ワイヤ(牽引部)
H 作業者

Claims (7)

  1. 建物の壁面を構成するボード材に固着具を打込む固着具打込み機であって、
    前記固着具を打込む打込み部と、
    前記打込み部を移動可能に支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は、上下方向に延在しており、
    前記支持部を前記建物の天井と床に対して突っ張る突っ張り部を備えることを特徴とする固着具打込み機。
  2. 前記突っ張り部は、上下方向に伸長して前記支持部の上端部を前記建物の天井に押し付け、前記支持部の下端部を前記建物の床に押し付けることを特徴とする請求項1に記載の固着具打込み機。
  3. 前記固着具を打込む方向に突出した距離保持治具を備え、
    前記距離保持治具の先端が前記ボード材の表面に当接することで、前記打込み部と前記ボード材の表面との間の距離が、所定の距離に保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の固着具打込み機。
  4. 前記支持部の上端部及び前記支持部の下端部に前記建物の床を転動する転動部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の固着具打込み機。
  5. 前記支持部は、上下方向に延在して前記打込み部を移動可能に支持するレール部材を備え、
    前記打込み部を前記レール部材に沿って昇降させる駆動部を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の固着具打込み機。
  6. 前記打込み部の先端は、前記レール部材に対して前記ボード材の表面と平行な面内で回転可能に支持されていることを特徴とする請求項5に記載の固着具打込み機。
  7. 前記レール部材は、上下方向に伸縮可能であることを特徴とする請求項5又は6に記載の固着具打込み機。
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