JP2022056052A - 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法 - Google Patents

空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022056052A
JP2022056052A JP2020163830A JP2020163830A JP2022056052A JP 2022056052 A JP2022056052 A JP 2022056052A JP 2020163830 A JP2020163830 A JP 2020163830A JP 2020163830 A JP2020163830 A JP 2020163830A JP 2022056052 A JP2022056052 A JP 2022056052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
refrigerant
air conditioning
indoor
conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020163830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7032674B1 (ja
Inventor
晃 御輿
Akira Mikoshi
友樹 村上
Yuki Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=80949101&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2022056052(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2020163830A priority Critical patent/JP7032674B1/ja
Priority to CN202180066447.7A priority patent/CN116235432A/zh
Priority to PCT/JP2021/035625 priority patent/WO2022071313A1/ja
Priority to EP21875614.6A priority patent/EP4224745A4/en
Priority to JP2022027126A priority patent/JP2022067106A/ja
Publication of JP7032674B1 publication Critical patent/JP7032674B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2022056052A publication Critical patent/JP2022056052A/ja
Priority to US18/127,240 priority patent/US20230235912A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/06Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the arrangements for the supply of heat-exchange fluid for the subsequent treatment of primary air in the room units
    • F24F3/065Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the arrangements for the supply of heat-exchange fluid for the subsequent treatment of primary air in the room units with a plurality of evaporators or condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/62Control or safety arrangements characterised by the type of control or by internal processing, e.g. using fuzzy logic, adaptive control or estimation of values
    • F24F11/63Electronic processing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/50Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication
    • F24F11/54Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication using one central controller connected to several sub-controllers
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C15/00Arrangements characterised by the use of multiplexing for the transmission of a plurality of signals over a common path
    • G08C15/02Arrangements characterised by the use of multiplexing for the transmission of a plurality of signals over a common path simultaneously, i.e. using frequency division
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C15/00Arrangements characterised by the use of multiplexing for the transmission of a plurality of signals over a common path
    • G08C15/06Arrangements characterised by the use of multiplexing for the transmission of a plurality of signals over a common path successively, i.e. using time division
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/12Arrangements for remote connection or disconnection of substations or of equipment thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuzzy Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】空調機器の停止による環境悪化を抑制しながら、空調機器の認識処理を実行する。【解決手段】同一の冷媒系統(A、B、C、D)に属する複数の空調機器(10a-d、20a-d、30a-d)が系統内の通信線(6a-d)を介して接続され、異なる冷媒系統(A、B、C、D)に属する複数の空調機器(10a-d)が系統外の通信線(5)を介して接続された空調システム(1)において、同一の冷媒系統(A、B、C、D)に属する複数の空調機器(10a-d、20a-d、30a-d)について、少なくとも系統内の通信線(6a)を介した伝送により、空調制御処理を実行しながら認識処理を実行可能である。【選択図】図5

Description

本発明は、空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法に関する。
従来より、室外機や室内機等の複数の空調機器が互いに冷媒が循環するように接続されて構成される冷媒系統を複数有する空調システムが用いられている。
このような複数の空調機器を備える空調システムでは、各空調機器の管理や制御を行うために、各空調機器に対して互いに区別可能なアドレスが割り振られている。そして、各空調機器が属する冷媒系統の情報をアドレスと対応付けて把握しておくことで、冷媒系統毎の管理や制御を実行可能にしている。
例えば、特許文献1(特開2003-90585号公報)には、このような空調システムにおいて、全ての空調機器の運転を停止させた後に任意の1台の室外機を起動させて、各種冷媒温度を検証することにより、各空調機器が属する冷媒系統を把握している。
ところが、上記引用文献1に記載の方法では、冷媒系統を把握するために全ての空調機器の運転が停止されているため、冷媒系統の把握が完了するまでの間、空調機器による空調を行うことができない。
第1観点に係る空調システムは、同一の冷媒系統に属する複数の空調機器が系統内の通信線を介して接続され、異なる冷媒系統に属する複数の空調機器が系統外の通信線を介して接続された空調システムにおいて、同一の冷媒系統に属する複数の空調機器について、少なくとも系統内の通信線を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行可能である。
なお、空調システムは、系統内の通信線と系統外の通信線の両方を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行可能であってもよい。
この空調システムでは、空調機器の認識処理を、空調機器の制御処理を実行しながら実行することが可能となる。
第2観点に係る空調システムは、第1観点に係る空調システムにおいて、制御処理と認識処理とが、時分割多重化の伝送により行われる。
この空調システムでは、空調機器の制御処理を実行することで対象空間の環境が悪化することを抑制しながら、空調機器の認識処理を実行することが可能となる。
第3観点に係る空調システムは、第1観点または第2観点に係る空調システムにおいて、制御処理と認識処理とが、周波数分割多重化の伝送により行われる。
この周波数分割多重化の伝送では、制御処理のための伝送に用いられる周波数と、認識処理のための伝送に用いられる周波数と、を異ならせる。例えば、制御処理に高周波数を用い、認識処理に低周波数を用いてもよい。
この空調システムでは、空調機器の制御処理を実行することで対象空間の環境が悪化することを十分に抑制しながら、空調機器の認識処理を実行することが可能となる。
第4観点に係る空調システムは、第1観点または第2観点に係る空調システムにおいて、認識処理では、互いに異なる冷媒系統に属する空調機器同士の系統外の通信線を介した伝送が遮断される状態で、空調機器の1つが、自身と同じ冷媒系統内に属する他の空調機器の存在を系統内の通信線を介した伝送により認識する処理が行われる。
この空調システムでは、互いに異なる冷媒系統に属する空調機器同士が誤って同一の冷媒系統に属すると認識されることを確実に抑制することが可能になる。
第5観点に係る空調システムは、第1観点から第4観点のいずれかに係る空調システムにおいて、少なくとも、認識処理の実行中に未認識の空調機器が確認された後から未認識の空調機器の認識処理が完了するまでの間は、未認識の空調機器が属する冷媒系統における制御処理は実行しない。
なお、未認識の空調機器は、自身以外の空調機器のいずれにおいても認識されていない空調機器とすることができる。
また、未認識の空調機器の確認は、例えば、新たな空調機器が追加で接続された場合や、既存の空調機器の制御基板等の部品が交換された場合等が含まれる。
この空調システムでは、未認識の空調機器が通信線を介して認識済みの空調機器に接続された場合において、未認識の空調機器が属する冷媒系統における認識処理を実行しながら、未認識の空調機器が属しない冷媒系統の空調機器については制御処理を実行することが可能となる。
第6観点に係る空調システムは、第1観点から第5観点のいずれかに係る空調システムにおいて、認識処理は、未認識の空調機器が開始要求を送信することにより開始される。
開始要求としては、特に限定されないが、例えば、空調システムにおいて通信線で接続された全ての空調機器を対象としてブロードキャストすることにより、未認識の空調機器から送信されてもよい。
この空調システムでは、未認識の空調機器が接続された場合に、未認識の空調機器の認識処理を容易に開始することが可能になる。
第7観点に係る空調システムは、第1観点から第6観点のいずれかに係る空調システムにおいて、認識処理は、未認識の空調機器が、自身と同じ冷媒系統に属する自身以外の空調機器のIDを保持することにより行われる。
この空調システムでは、未認識であった空調機器が、自身と同じ冷媒系統に属する自身以外の空調機器のIDを保持することで、自身の属する冷媒系統を把握することが可能になる。
第8観点に係る空調システムは、第1観点から第7観点のいずれかに係る空調システムにおいて、空調機器は、空調機器に固有の識別子に基づいたIDが割り振られている。
この空調システムでは、認識された空調機器を対象とした制御処理をより確実に行うことが可能になる。
第9観点に係る空調システムは、第1観点から第8観点のいずれかに係る空調システムにおいて、制御処理では、空調機器の能力制御と、空調機器の制御モードの選択制御と、の少なくともいずれかの制御処理が行われる。
能力制御としては、特に限定されるものではないが、例えば、空調機器が設定温度に基づいて制御される場合においては、設定温度に基づいた圧縮機の回転数の制御等が挙げられる。また、制御モードの選択制御としては、特に限定されるものではないが、例えば、冷房モードと暖房モード等の複数種類の制御モードの中から特定の制御モードを選択する制御等が挙げられる。
この空調システムでは、空調機器の能力制御または空調機器の制御モードの選択制御を実行しながら、認識処理を実行することが可能になる。
第10観点に係る空調機器は、同一の冷媒系統に属する複数の空調機器が系統内の通信線を介して接続され、異なる冷媒系統に属する複数の空調機器が系統外の通信線を介して接続された空調システムにおける空調機器であって、同一の冷媒系統に属する他の空調機器との間で、少なくとも系統内の通信線を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行可能である。
なお、空調機器は、系統内の通信線と系統外の通信線の両方を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行可能であってもよい。
なお、空調機器としては、自身が属する冷媒系統ではない他の冷媒系統で認識処理が実行される場合には自身が属する冷媒系統では制御処理が実行され、自身が属する冷媒系統で認識処理が実行される場合には自身が属する冷媒系統では制御処理は実行されないものであってよい。
この空調機器では、空調機器の制御処理を実行しながら認識処理を実行することが可能となる。
第11観点に係る空調機器の認識方法は、同一の冷媒系統に属する複数の空調機器が系統内の通信線を介して接続され、異なる冷媒系統に属する複数の空調機器が系統外の通信線を介して接続された空調システムにおける空調機器の認識方法であって、同一の冷媒系統に属する複数の空調機器について、少なくとも系統内の通信線を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行する。
なお、空調機器の認識方法では、系統内の通信線と系統外の通信線の両方を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行してもよい。
この空調機器の認識方法では、空調機器の認識処理を、空調機器の制御処理を実行しながら実行することが可能となる。
複数の空調機器の電気的接続関係を示す概略構成図である。 複数の空調機器の冷媒循環に関する接続関係を示す概略構成図である。 空調システムにおけるハードウェア構成図である。 空調システムにおける機能ブロック構成図である。 系統認識の処理のフローチャートである。 新規空調機器の接続前の電気的接続関係を示す説明図である。 新規空調機器から開始要求が発信される様子を示す説明図である。 複数の室外ユニット相互間で認識役となる室外ユニットを特定するための通信の様子を示す説明図である。 認識役である室外ユニットから系統認識用の信号が発信される様子を示す説明図である。 認識役の室外ユニットに接続された室内ユニットからの応答である参加要求の信号が発信される様子を示す説明図である。 認識役の室外ユニットが、参加要求を送信してきた室内ユニットに対して参加許可の信号を発信する様子を示す説明図である。 認識役を引き継いだ室外ユニットに接続された室内ユニットからの応答である参加要求の信号が発信される様子を示す説明図である。
以下では、空調システムとしての一例を示しつつ、当該空調システムにおいて空調機器の空調制御処理および系統の認識処理が行われる場合の処理の例を説明する。
(1)空調システム1の概要
図1に、複数の空調機器(室外ユニット、室内ユニット)の電気的接続関係を示す。図2に、複数の空調機器(室外ユニット、室内ユニット)の冷媒循環に関する接続関係を示す。図3に、空調システム1におけるハードウェア構成図を示す。図4に、空調システム1における機能ブロック構成図を示す。
空調システム1は、複数の冷媒系統A、B、C、Dを含んで構成されている。各冷媒系統A、B、C、Dには、それぞれ、複数の空調機器が含まれている。
冷媒系統Aは、室外ユニット10aと室内ユニット20aと室内ユニット30aとを含んでおり、これらの間で冷媒が循環する。冷媒系統Bは、室外ユニット10bと室内ユニット20bと室内ユニット30bとを含んでおり、これらの間で冷媒が循環する。冷媒系統Cは、室外ユニット10cと室内ユニット20cと室内ユニット30cとを含んでおり、これらの間で冷媒が循環する。冷媒系統Dは、室外ユニット10dと室内ユニット20dと室内ユニット30dとを含んでおり、これらの間で冷媒が循環する。
冷媒系統Aに属する室外ユニット10aと室内ユニット20aと室内ユニット30aとは、冷媒系統Aの系統内の通信線6aを介して通信可能となるようにバス型の配線形態で電気的に接続されている。冷媒系統Bに属する室外ユニット10bと室内ユニット20bと室内ユニット30bとは、冷媒系統Bの系統内の通信線6bを介して通信可能となるようにバス型の配線形態で電気的に接続されている。冷媒系統Cに属する室外ユニット10cと室内ユニット20cと室内ユニット30cとは、冷媒系統Cの系統内の通信線6cを介して通信可能となるようにバス型の配線形態で電気的に接続されている。冷媒系統Dに属する室外ユニット10dと室内ユニット20dと室内ユニット30dとは、冷媒系統Dの系統内の通信線6dを介して通信可能となるようにバス型の配線形態で電気的に接続されている。
各冷媒系統A、B、C、Dに属する空調機器は、系統外の通信線5を介して通信可能となるように電気的に接続されている。本実施形態では、冷媒系統Aに属する室外ユニット10aと、冷媒系統B属する室外ユニット10bと、冷媒系統Cに属する室外ユニット10cと、冷媒系統Dに属する室外ユニット10dと、が系統外の通信線5を介して、バス型の配線形態で接続されている。
なお、これらの各冷媒系統A、B、C、Dは、通信線9aを介して集中コントローラ9と接続されている。集中コントローラ9は、各冷媒系統A、B、C、Dに属する空調機器の管理や制御を行うことが可能である。
(2)冷媒回路の概要
各冷媒系統A、B、C、Dは、それぞれ系統内において、属している冷媒機器が接続されることで構成される冷媒回路2a、2b・・・を有している。各冷媒系統間は系統外の通信線5を介した通信は可能であるが、これらの冷媒系統毎の冷媒回路2a、2b・・・は、物理的に互いに独立しており、冷媒系統を超えて互いに冷媒が行き来することはない。なお、各系統に属する機器等は、系統名に対応する小文字の添え字が付されることとする。そして、冷媒系統A以外の冷媒系統B、C、Dに属する機器の説明については、冷媒系統Aに対応した機器の説明として把握できるため、説明を省略する。
冷媒系統Aは、室外ユニット10aと、室内ユニット20aと、室内ユニット30aと、液冷媒連絡配管4aと、ガス冷媒連絡配管3aと、冷媒系統Aにおける各種動作を制御する空調コントローラ8aと、を有している。
冷媒系統Aは、冷媒系統Aにおいて蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことで、室内ユニット20aが設けられた対象空間と、室内ユニット30aが設けられた対象空間の空気を調和させる。
(2-1)室外ユニット
室外ユニット10aは、液冷媒連絡配管4aおよびガス冷媒連絡配管3aを介して室内ユニット20aおよび室内ユニット30aと接続されており、冷媒系統Aの冷媒回路2aの一部を構成している。室外ユニット10aは、主として、圧縮機11aと、四路切換弁12aと、室外熱交換器13aと、室外膨張弁16aと、低圧レシーバ14aと、室外ファン15aと、室外コントローラ17a等を有している。
圧縮機11aは、冷媒系統Aの冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。本実施形態では、運転周波数の制御により容量可変となる圧縮機11aを用いている。
四路切換弁12aは、冷媒回路2aにおける接続状態を切り換えることで、圧縮機11aの吐出側と室外熱交換器13aを接続しつつ低圧レシーバ14aを介して圧縮機11aの吸入側とガス冷媒連絡配管3aを接続する状態(図2の実線参照)と、圧縮機11aの吐出側とガス冷媒連絡配管3aを接続しつつ低圧レシーバ14aを介して圧縮機11aの吸入側と室外熱交換器13aを接続する状態(図2の点線参照)と、を切り換えることができる。
室外熱交換器13aは、冷房運転時には冷媒系統Aの冷凍サイクルにおける高圧の冷媒の凝縮器または放熱器として機能し、暖房運転時には冷媒系統Aの冷凍サイクルにおける低圧の冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。
室外ファン15aは、室外ユニット10a内に室外の空気を室外熱交換器13aに供給し、室外熱交換器13aにおいて冷媒と熱交換させた後に、室外ユニット10aの外部に排出するための空気流れを生じさせる。室外ファン15aは、室外ファンモータによって回転駆動される。
室外膨張弁16aは、室外熱交換器13aの液側端部と液冷媒連絡配管4aとの間に設けられている。室外膨張弁16aは、例えば、制御により弁開度を調節可能な電子膨張弁である。
低圧レシーバ14aは、圧縮機11aの吸入側と四路切換弁12aの接続ポートの1つとの間に設けられており、冷媒回路2aにおける余剰冷媒を液冷媒として貯留することが可能な冷媒容器である。
室外コントローラ17aは、室外ユニット10aを構成する各部の動作を制御する。室外コントローラ17aは、図3に示すように、プロセッサ171aと、RAM172aと、ROM173aと、ネットワークインターフェース174a等を有している。プロセッサ171aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)のいずれか1つまたは複数により構成されている。RAM172aは、Random Access Memoryであり、一次記憶メモリやワーキングメモリとして機能する。ROM173aは、Read Only Memoryであり、各種制御や処理を行うためにプロセッサ171aに読み込まれて実行されるプログラムや、当該プログラム用のデータ等が格納されている。ネットワークインターフェース174aは、室外コントローラ17aと他の機器とを通信可能に接続するためのインターフェースである。具体的には、ネットワークインターフェース174aは、室外コントローラ17aと室内コントローラ25aおよび室内コントローラ35aとの系統内の通信線6aを介した通信を可能にする。また、ネットワークインターフェース174aは、室外コントローラ17aと他の冷媒系統B、C、Dに属する室外コントローラとの系統外の通信線5を介した通信を可能にする。また、ネットワークインターフェース174aは、室外コントローラ17aと上述した集中コントローラ9との通信線9aを介した通信を可能にする。なお、このネットワークインターフェース174aは、通信線5を介した通信について、ハイパスフィルタ(HPS)176aを有している。このため、室外コントローラ17aと系統外の機器との通信線5を介した通信は、所定の低周波の信号では行うことができず、所定の高周波の信号でのみ行われる。具体的には、例えば、冷媒系統Aの室外コントローラ17aと冷媒系統Bの室外コントローラ17bとは、それぞれのネットワークインターフェース174aとネットワークインターフェース174bとの間で、ハイパスフィルタ176aと系統外の通信線5とハイパスフィルタ176bとを介した高周波の信号による通信を行う。なお、室外コントローラ17aと同じ冷媒系統内の室内コントローラ25a、35aとは、高周波および低周波のいずれの信号においても通信可能であり、室外コントローラ17aと集中コントローラ9とも、高周波および低周波のいずれの信号においても通信可能である。
なお、室外ユニット10aには、図示しない各種センサが設けられており、室外コントローラ17aが検出値を把握可能なように接続されている。
(2-2)室内ユニット
室内ユニット20aおよび室内ユニット30aは、同一または異なる対象空間である室内の壁面や天井等に設置されている。室内ユニット20aと室内ユニット30aとは、液冷媒連絡配管4aおよびガス冷媒連絡配管3aを介して室外ユニット10aに対して並列に接続されており、冷媒系統Aの冷媒回路2aの一部を構成している。
室内ユニット20aは、室内熱交換器21aと、室内ファン22aと、室内膨張弁26aと、室内温度センサ23aと、リモコン24aと、室内コントローラ25aと、を有している。
室内熱交換器21aは、液側が、液冷媒連絡配管4aと接続され、ガス側端が、ガス冷媒連絡配管3aとを接続されている。室内熱交換器21aは、冷房運転時には冷凍サイクルにおける低圧の冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には冷凍サイクルにおける高圧の冷媒の凝縮器または放熱器として機能する熱交換器である。
室内ファン22aは、室内ユニット20a内に空調対象空間である室内の空気を吸入して、室内熱交換器21aにおいて冷媒と熱交換させた後に、室内ユニット20aの外部に排出するための空気流れを生じさせる。室内ファン22aは、室内ファンモータによって回転駆動される。
室内膨張弁26aは、室内熱交換器21aの液側端部と液冷媒連絡配管4aとの間に設けられている。室内膨張弁26aは、例えば、制御により弁開度を調節可能な電子膨張弁である。
室内温度センサ23aは、室内ユニット20aが対象とする空間の温度を検出し、室内コントローラ25aに伝えるものである。
リモコン24aは、ユーザ等により操作され、例えば、設定温度や、冷房運転または暖房運転等の運転モードの選択等を受け付け、室内コントローラ25aに伝えるものである。
室内コントローラ25aは、図3に示すように、プロセッサ251aと、RAM252aと、ROM253aと、ネットワークインターフェース254a等を有している。プロセッサ251aは、例えば、CPU、MPU、GPU、DSP、ASIC、PLD、FPGAのいずれか1つまたは複数により構成されている。RAM252aは、Random Access Memoryであり、一次記憶メモリやワーキングメモリとして機能する。ROM253aは、Read Only Memoryであり、各種制御や処理を行うためにプロセッサ251aに読み込まれて実行されるプログラムや、当該プログラム用のデータ等が格納されている。ネットワークインターフェース254aは、室内コントローラ25aと他の機器とを通信可能に接続するためのインターフェースである。具体的には、ネットワークインターフェース254aは、室内コントローラ25aと室内コントローラ35aとの系統内の通信線6aを介した通信を可能にする。また、ネットワークインターフェース254aは、室内コントローラ25aと室外コントローラ17aとの系統内の通信線6aを介した通信を可能にする。
また、室内ユニット30aは、室内熱交換器31aと、室内ファン32aと、室内膨張弁36aと、室内温度センサ33aと、リモコン34aと、室内コントローラ35aと、を有している。また、室内コントローラ35aは、図3に示すように、プロセッサ351aと、RAM352aと、ROM353aと、ネットワークインターフェース354a等を有している。これらの室内ユニット30aを構成する各機器は、上述の室内ユニット20aを構成する各機器に対応するものであるため、説明を省略する。
(2-3)空調コントローラ
冷媒系統Aでは、室外コントローラ17aと室内コントローラ25aと室内コントローラ35aとが系統内の通信線6aを介して通信可能に接続されることで、冷媒系統Aの空調コントローラ8aを構成している。
空調コントローラ8aは、冷媒系統Aにおいて設定温度を満たすようにするため、各機器に関する空調制御処理を行う。
(3)機能ブロック構成
例えば、冷媒系統Aについては、室外コントローラ17aと室内コントローラ25aと室内コントローラ35aは、図3に示すハードウェア構成を備えることにより、図4に示すような機能ブロック構成を備えたものとなっている。
室外コントローラ17aは、室外空調制御部177aと、室外通信部178aと、を有する。
室外空調制御部177aは、同一冷媒系統のリモコン24a、34aからの設定温度の情報や運転モードの情報に従って、または、集中コントローラ9からの指示に従って、冷媒系統Aに属する各機器を運転させる制御を行う。具体的には、室外空調制御部177aは、圧縮機11aの起動や停止、運転周波数の制御、四路切換弁12aの切り換え制御、室外ファン15aの風量制御、室外膨張弁16aの弁開度制御等の各種制御を行う。
室外通信部178aは、室外コントローラ17aと、集中コントローラ9との間での通信や、同一の冷媒系統における室内コントローラ25aや室内コントローラ35aとの間での通信や、他の冷媒系統B、C、Dに属する室外ユニット10b、10c、10dの有する室外コントローラ17b、17c、17dとの間での通信を行う。室外通信部178aは、自己ID記憶部1781aと、系統構成記憶部1782aと、室外認識処理部1783aと、を有している。自己ID記憶部1781aは、各空調機器に固有の識別番号であるIDを格納しており、具体的には、冷媒系統Aの室外ユニット10aのIDを格納している。なお、本実施形態では、各空調機器のIDは、各空調機器に固有の製造番号に対応させるまたは基づいて定められているものであり、互いに重複することはない。系統構成記憶部1782aは、自己(ここでは室外ユニット10a)が属している冷媒系統(ここでは冷媒系統A)に属する全ての空調機器のIDを互いに関連付けたデータを格納している。具体的には、系統構成記憶部1782aは、室外ユニット10aのIDと、室内ユニット20aのIDと、室内ユニット30aのIDと、が同一の冷媒系統に属する空調機器であることが分かるように互いに関連付けて格納している。室外認識処理部1783aは、詳細は後述するが、空調システム1において新たな空調機器が導入された場合や、室外コントローラや室内コントローラ等の基板が新しく修理・交換された場合等に、当該基板を備える空調機器が属する冷媒系統を空調システム1において認識するための各種処理を行う。なお、室外認識処理部1783aは、基準クロックに基づいて信号の送信を行い、受信側からの誤り検出に応じて送信中断処理や再送処理を行う。
室内コントローラ25aは、室内空調制御部257aと、室内通信部258aと、を有する。
室内空調制御部257aは、同一冷媒系統のリモコン24a、34aからの設定温度の情報や運転モードの情報に従って、または、集中コントローラ9からの指示に従って、冷媒系統Aに属する各機器を運転させる制御を行う。具体的には、室内空調制御部257aは、室内温度センサ23aの検出値の把握等と、室内膨張弁26aの弁開度制御、室内ファン22aの風量制御等の各種制御と、を行う。
室内通信部258aは、室内コントローラ25aと、室外コントローラ17aとの間での通信や、同一の冷媒系統における室内コントローラ35aとの間での通信を行う。室内通信部258aは、自己ID記憶部2581aと、室外機ID記憶部2582aと、室内認識処理部2583aと、を有している。自己ID記憶部2581aは、各空調機器に固有の識別番号であるIDを格納しており、具体的には、冷媒系統Aの室内ユニット20aのIDを格納している。室外機ID記憶部2582aは、自己(ここでは室内ユニット20a)が属している冷媒系統(ここでは冷媒系統A)に属する室外ユニット(ここでは室外ユニット10a)のIDを格納している。室内認識処理部2583aは、詳細は後述するが、空調システム1において新たな空調機器が導入された場合や、室外コントローラや室内コントローラ等の基板が新しく修理・交換された場合等に、当該基板を備える空調機器が属する冷媒系統を空調システム1において認識するための各種処理を行う。なお、室内認識処理部2583aは、基準クロックに基づいて信号の送信を行い、受信側からの誤り検出に応じて送信中断処理や再送処理を行う。
室内コントローラ35aは、室内空調制御部357aと、室内通信部358aと、を有する。室内通信部358aは、自己ID記憶部3581aと、室外機ID記憶部3582aと、室内認識処理部3583aと、を有している。これらの構成は、室内コントローラ25aについて説明したものと同様であるため、説明を省略する。
以上は、冷媒系統Aについて例に挙げて説明したが、他の冷媒系統である冷媒系統B、C、Dについても同様である。
(4)空調制御処理
上述の通り、空調システム1における各冷媒系統A、B、C、Dの冷凍サイクルは互いに独立しており、それぞれ空調制御処理を行うことが可能である。
なお、各冷媒系統A、B、C、Dの冷凍サイクルは互いに独立しているものの、例えば、集中コントローラ9から運転開始や運転停止等の指示を各冷媒系統A、B、C、Dの室外ユニット10a、10b、10c、10dが受けた場合には、冷媒系統A、B、C、Dのそれぞれにおいて、運転開始の制御や運転停止の制御が行われる。
なお、以下では、冷媒系統Aで行われる冷房運転モードと暖房運転モードを例に挙げて説明するが、他の冷媒系統B、C、Dについても同様である。
室外コントローラ17aと室内コントローラ25aと室内コントローラ35aとから構成される空調コントローラ8aは、リモコン24a、34aや集中コントローラ9等において受け付けた指示に基づいて、冷房運転モードか暖房運転モードを選択的に実行する。
冷房運転モードでは、圧縮機11aは、例えば、冷媒回路2aにおける冷媒の蒸発温度が目標蒸発温度になるように、運転周波数が容量制御される。圧縮機11aから吐出されたガス冷媒は、四路切換弁12aを介して、室外熱交換器13aにおいて凝縮する。室外熱交換器13aを流れた冷媒は、弁開度制御された室外膨張弁16aを通過する際に減圧される。室外膨張弁16aで減圧された冷媒は、液冷媒連絡配管4aを流れ、室内ユニット20aと室内ユニット30aとに分けて送られる。その後、冷媒は、それぞれ、弁開度制御された室内膨張弁26aにおいて減圧されて、室内熱交換器21aにおいて蒸発し、弁開度制御された室内膨張弁36aにおいて減圧されて室内熱交換器31aにおいて蒸発し、これらが合流した後に、ガス冷媒連絡配管3aに流れていく。ガス冷媒連絡配管3aを流れた冷媒は、四路切換弁12a、低圧レシーバ14aを経て、再び、圧縮機11aに吸入される。
暖房運転モードでは、圧縮機11aは、例えば、冷媒回路2aにおける冷媒の凝縮温度が、目標凝縮温度になるように、運転周波数が容量制御される。圧縮機11aから吐出されたガス冷媒は、四路切換弁12a、ガス冷媒連絡配管3aを流れた後、室内ユニット20aと室内ユニット30aとに分けて送られる。その後、冷媒は、それぞれ、室内熱交換器21aにおいて凝縮し、弁開度制御された室内膨張弁26aにおいて減圧され、室内熱交換器31aにおいて凝縮し、弁開度制御された室内膨張弁36aにおいて減圧され、これらが合流した後に、液冷媒連絡配管4aに流れていく。液冷媒連絡配管4aを介して室外ユニット10aに送られた冷媒は、室外膨張弁16aにおいて減圧され、室外熱交換器13aにおいて蒸発する。室外熱交換器13aで蒸発した冷媒は、四路切換弁12aおよび低圧レシーバ14aを経て、再び、圧縮機11aに吸入される。
(5)系統認識の処理
以下、空調システム1において行われる系統認識の処理の一例について、例に挙げて説明する。
図5に、系統認識の処理のフローチャートを示す。図6-12に、系統認識の処理の段階毎の様子を示す説明図を示す。図6-12において、室外ユニット10a、10b、10c、10d、室内ユニット20a、20b、20c、20d、30a、30b、30c、30dにおいて下線を付して記載している番号は、各空調機器のIDを表している。
以下では、図6、7に示すように、冷媒系統Dの室外ユニット10dに室内ユニット20dのみが接続されている空調システム1において、新たに室内ユニット30dが追加で設けられた場合を例に挙げて説明する。ここでの系統認識の処理としては、室内ユニット30dは、冷媒系統Dの冷媒回路において、室内ユニット20dに対して並列に追加接続され、系統内の通信線6dにより物理的に接続された状態から説明する。なお、空調システム1の各空調機器(室外ユニット10a、10b、10c、10d、室内ユニット20a、20b、20c、20d、30a、30b、30c)については、それぞれ空調制御処理が実行中であるものとする。
ステップS10では、空調システム1に対して新たに電気的に接続される室内ユニット30dは、空調システム1において電気的に接続されたか否かを判断する。具体的には、室内ユニット30dの室内コントローラ35dが有する室内通信部358dの室内認識処理部3583dが、系統内の通信線6dに接続されたか否かを判断する。ここで接続されたと判断した場合には、ステップS20に移行する。
ステップS20では、空調システム1に対して新たに電気的に接続された室内ユニット30dは、空調システム1において電気的に接続されている自身以外の全ての空調機器(室外ユニット10a、10b、10c、10d、室内ユニット20a、20b、20c、20d、30a、30b、30c)に対して、系統認識開始要求の信号を発信する。ここでの系統認識開始要求の信号の発信は、特に限定されないが、例えば、図7に示すように、ブロードキャストの方式により行われる。また、本実施形態では、室外ユニット10a、10b、10c、10dがハイパスフィルタ176a等を備えていることから、所定の低周波を用いた信号の送信が行われる。ここでは、室内ユニット30dの室内コントローラ35dが有する室内通信部358dの室内認識処理部3583dが、系統内の通信線6dに接続されたことをトリガーとして、系統認識開始要求の信号を発信する。そして、各室外ユニット10a、10b、10c、10dは、それぞれ、系統認識開始要求の信号を受信する。なお、この系統認識開始要求の信号が送られている段階では、各通信線5、6a、6b、6c、6dを介した通信において時分割多重化の通信方式を用いることにより、室内ユニット30dを除き、全ての冷媒系統A、B、C、Dの空調制御処理は継続中である。この空調制御処理としては、目標蒸発温度や目標凝縮温度を実現させようとする制御や設定温度を達成させようとする制御等の能力制御や、冷房運転モードや暖房運転モードのモード選択制御の処理等が含まれる(以下、同様)。
ステップS30では、図8に示すように、系統認識開始要求の信号を受信した全ての室外ユニット10a、10b、10c、10dの室外認識処理部1783a、1783b、1783c、1783dの間で、互いに所定の高周波の信号を送信することにより、所定のルールに基づいて認識役を担う1台の室外ユニットを決定する。ここでの決定のルールは、特に限定されないが、例えば、室外ユニット10a、10b、10c、10dが有する自己のIDの番号順等に認識役を担うようにしてもよい。なお、この認識役を決定するための通信が行われている段階においても、系統外の通信線5を介した通信において時分割多重化の通信方式が用いられており、室内ユニット30dを除き、全ての冷媒系統A、B、C、Dの空調制御処理は継続中である。
ステップS40では、ステップS30で認識役に決定された室外ユニットが、自身の属する冷媒系統に属している室内ユニットを確認する処理を行う。
例えば、認識役に決定されている室外ユニットが室外ユニット10aである場合には、図9に示すように、ひとまず、室外ユニット10aの室外認識処理部1783aは、冷媒系統Aの系統内の通信線6aを介して、室内ユニット20a、30aに対して、系統認識の事前信号として、所定の低周波の信号を送信する。なお、当該低周波の信号は、各室外ユニット10a、10b、10c、10dがハイパスフィルタ176a、176b、176c、176dを有していることから、系統外の通信線5には流れないように遮断される。その後、室外ユニット10aの室外認識処理部1783aは、さらに、自身の冷媒系統Aに属する空調機器に限らず、全ての空調機器に対して、通信線5、6a-dを介して所定の高周波の信号を送信する。ここで、室外認識処理部1783aは、この高周波の信号に、先に送信した事前信号を受信したか否かの問い合わせである系統認識の問い合わせを含ませる。この系統認識の問い合わせを含む高周波の信号には、自己ID記憶部1781aに格納されている室外ユニット10a自身のIDである識別番号「11」を示す情報がさらに含まれている。
そして、事前信号および系統認識の問い合わせの両方を受信した室内ユニット20a、30aの室内認識処理部2583a、3583aは、それぞれ、室外ユニット10aのIDである識別番号「11」を示す情報を、室外機ID記憶部2582a、3582aにおいて格納するか、すでに情報が格納されていた場合には上書きする。そして、事前信号および系統認識の問い合わせの両方を受信した室内ユニット20a、30aの室内認識処理部2583a、3583aは、図10に示すように、それぞれ、系統認識の問い合わせを受信した旨の応答である、参加要求の信号を所定の高周波の信号として送信する。ここで、室内ユニット20aの室内認識処理部2583aは、自己ID記憶部2581aに格納されている室内ユニット20a自身のIDである識別番号「1」を示す情報を、参加要求の信号に含ませる。また、室内ユニット30aの室内認識処理部3583aは、自己ID記憶部3581aに格納されている室内ユニット30a自身のIDである識別番号「7」を示す情報を、参加要求の信号に含ませる。
各室内ユニット20a、30aからの参加要求の信号を受信した室外ユニット10aの室外認識処理部1783aは、参加要求の信号に含まれている各室内ユニット20a、30aのIDを、自身の系統構成記憶部1782aに格納するか、すでに情報が格納されていた場合は上書きする。そして、参加要求の信号を受信した室外ユニット10aの室外認識処理部1783aは、図11に示すように、各室内ユニット20a、30aに対して、参加許可の信号を所定の高周波の信号として送信する。
以上により、冷媒系統Aに属する室外ユニット10a、室内ユニット20a、室内ユニット30aは、互いに同一の冷媒系統に属していることを認識することができ、冷媒系統Aについての系統認識の処理が終了する。
なお、この事前信号である低周波の信号、系統認識の問い合わせを含む高周波の信号、参加要求、参加許可の各信号がやり取りされている段階では、系統内の通信線6aを介した通信において時分割多重化の通信方式を用いることにより、すなわち、伝送路の使用タイミングを分けてタイムシェアしながら伝送を行うことで、冷媒系統Aの空調制御処理は継続される。また、他の冷媒系統B、C、Dについては、通信線5、6b―dを介した通信において時分割多重化の通信方式を用いることにより、室内ユニット30dを除き、同様に空調制御処理は継続される。
ステップS50では、ステップS40での系統認識の処理において、未認識の室内ユニットが存在していたか否かを判断する。ここで、未認識の室内ユニットの存在が確認されなかった場合には、ステップS70に移行する。例えば、上記冷媒系統Aについての系統認識の処理では、室内ユニット20a、30aは既設のものであり、室外ユニット10aにおいて未認識のものではないため、ステップS70に移行することになる。
ステップS60では、未認識の室内ユニットの存在が確認された冷媒系統について、室外空調制御部および室内空調制御部が空調制御処理を停止し、室外認識処理部および室内認識処理部が未認識の室内ユニットの系統認識の処理を行う。
ステップS70では、全ての冷媒系統の系統認識の処理が終了しているか否かを各室外ユニット10a、10b、10c、10dの室外認識処理部1783a、1783b、1783c、1783dが相互の通信により判断する。ここで,全ての冷媒系統において系統認識の処理が終了していると判断された場合には、系統認識の処理を終了する。全ての系統認識の処理が終了しているとはいえない場合には、ステップS80に移行する。
ステップS80では、認識役の室外ユニットを別の冷媒系統に属する室外ユニットに変更し、ステップS40に移行する。
以上の処理により、上記のように冷媒系統Aの室外ユニット10aによる系統認識に引き続いて、例えば、冷媒系統Bの室外ユニット10bを認識役とする冷媒系統Bの系統認識処理が実行されることになる。これを繰り返すことで、例えば、次は、冷媒系統Cの室外ユニット10cを認識役とする冷媒系統Cの系統認識処理が実行され、さらに、冷媒系統Dの室外ユニット10dを認識役とする冷媒系統Dの系統認識処理が実行されることになる。
なお、ステップS40において室外ユニット10dを認識役とする冷媒系統Dの系統認識処理が実行された場合において、室外ユニット10dの室外認識処理部1783dからの事前信号および系統認識の問い合わせの両方を受信した室内ユニット30dの室内認識処理部3583dは、図12に示すように、自己ID記憶部3581dに格納されている室内ユニット30d自身のIDである識別番号「8」を示す情報を、参加要求の信号に含ませて、室外ユニット10dに対して応答する。ここで、室内ユニット30dからの参加要求を受信した室外ユニット10dの室外認識処理部1783dは、自身の系統構成記憶部1782dには新たに接続された室内ユニット30d以外の既設の室内ユニット20dのIDのみが格納されていることを根拠として、自身の属する冷媒系統Dにおいて未認識の新たな室内ユニット30dが接続されたこと、または、修理や部品の交換により未認識となっている新たな室内ユニット30dが存在することを把握する。このようにステップS40の系統認識の処理において未認識の室内ユニットの存在が確認された場合には、ステップS50での「未認識の室内ユニットがあるか?」との判断結果が「Yes」となり、ステップS60に移行することになる。
なお、以上のステップS40、S50、S60の各処理においても、未認識の室内ユニット(ここでは、室内ユニット30d)を除いて、各通信線、5、6a、6b、6c、6dを介した通信において時分割多重化の通信方式を用いることにより、各冷媒系統の空調制御処理が継続される。
そして、上述のように室内ユニット30dが新たに接続されていることが確認された場合には、ステップS60の処理を行うこととなり、図12に示すように、冷媒系統A、B、Cの空調制御処理を続行させつつ、冷媒系統Dの空調制御処理については停止させる。具体的には、冷媒系統Dの室外ユニット10dの圧縮機11d、室外ファン15d、室内ユニット20dの室内ファン22aの駆動を停止させる。なお、室内ユニット30dについては、引き続き停止状態を維持する。そして、室内ユニット30dの室内認識処理部3583dは、自身が属する冷媒系統Dの室外ユニット10dのIDである識別番号「14」を、自己の室外機ID記憶部3582dに格納する。そして、室外ユニット10dの室外認識処理部1783dは、自己の系統構成記憶部1782dにおいて、既に格納されている室内ユニット20dのIDである識別番号「2」に加えて、室内ユニット30dのIDである識別番号「8」を新たに格納させる。以上により、冷媒系統Dに属する室外ユニット10d、室内ユニット20d、室内ユニット30dは、互いに同一の冷媒系統に属していることを認識することができ、冷媒系統Dについての系統認識の処理が終了する。
なお、新たに追加された室内ユニット30dの系統認識の処理を終えた後は、室外ユニット10dの室外認識処理部1783dは、各種初期設定等を行うための情報が含まれたイニシャル伝送を、各室内ユニット20d、30dに対して行い、公知の手法により初期設定を完了させた後、室内ユニット30dが含まれた冷媒系統Dについての空調制御処理を再開させる。
(6)実施形態の特徴
本実施形態の空調システム1によれば、未認識の空調機器(室内ユニット30d)が接続され、未認識の空調機器(室内ユニット30d)について系統認識の処理が行われる場合であっても、当該未認識の空調機器(室内ユニット30d)が属しない冷媒系統(冷媒系統B、C、D)の空調制御処理を継続させることが可能になる。
また、未認識の空調機器(室内ユニット30d)の属する冷媒系統(冷媒系統A)についても、未認識の空調機器(室内ユニット30d)の系統認識の処理が開始されるまでは、既設の空調機器(室外ユニット10d、室内ユニット20d)の運転を継続させることができる。
具体的には、通信線5、6a-dにおいて時分割多重化の通信方式を用いることで、空調制御処理のための信号が送信されるタイミングでは、系統認識の処理のための信号の送信を一時的に待機し、空調制御処理のための信号が送られていない状況となった場合に系統認識の処理のための信号を改めて送信する。これにより、空調制御処理を滞らせることなく、系統認識の処理を進めていくことが可能になっている。
以上により、未認識の空調機器について系統認識の処理を行う場合であっても、既設の空調機器による空調制御処理を継続することにより、空調対象空間の快適性の悪化を小さく抑制することが可能となっている。
また、本実施形態では、冷媒系統を跨いだ通信(所定の高周波を用いた信号に限られる)と、冷媒系統内の通信とが、区別されており、冷媒系統内だけを対象として信号を送信することが可能であるため、冷媒系統内に存在する空調機器の系統認識作業が容易になる。
(7)他の実施形態
上記実施形態では、時分割多重化の伝送により空調制御処理と系統認識の処理を同時に行わせる場合を例として挙げて説明した。
これに対して、空調制御処理を滞らせないための伝送方法としては、これに限定されるものではなく、衝突回避のための半二重通信、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)の勝ち残り方式、AMI符号化方式等の公知の通信方式を用いることができる。例えば、空調制御処理に用いられる信号の周波数と、系統認識の処理に用いられる信号の周波数とを異なる周波数帯とすることにより、周波数分割多重化の通信方式を用いるようにしてもよい。
(付記)
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1:空調システム
5:系統外の通信線
6a-d:系統内の通信線
10a-d:室外ユニット(空調機器)
20a-d:室内ユニット(空調機器)
30a-c:室内ユニット(空調機器)
30d:室内ユニット(未認識の空調機器)
A-D:冷媒系統
特開2003-90585号公報

Claims (11)

  1. 同一の冷媒系統(A、B、C、D)に属する複数の空調機器(10a、10b、10c、10d、20a、20b、20c、20d、30a、30b、30c、30d)が系統内の通信線(6a、6b、6c、6d)を介して接続され、異なる前記冷媒系統に属する複数の前記空調機器(10a、10b、10c、10d)が系統外の通信線(5)を介して接続された空調システム(1)において、
    同一の前記冷媒系統に属する複数の前記空調機器について、少なくとも前記系統内の通信線を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行可能である、
    空調システム。
  2. 前記制御処理と前記認識処理とが、時分割多重化の伝送により行われる、
    請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記制御処理と前記認識処理とが、周波数分割多重化の伝送により行われる、
    請求項1または2に記載の空調システム。
  4. 前記認識処理では、互いに異なる前記冷媒系統に属する前記空調機器同士の前記系統外の通信線を介した伝送が遮断される状態で、前記空調機器の1つが、自身と同じ前記冷媒系統内に属する他の前記空調機器の存在を前記系統内の通信線を介した伝送により認識する処理が行われる、
    請求項1または2に記載の空調システム。
  5. 少なくとも、前記認識処理の実行中に未認識の前記空調機器(30d)が確認された後から前記未認識の前記空調機器の認識処理が完了するまでの間は、前記未認識の前記空調機器が属する前記冷媒系統における前記制御処理は実行しない、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空調システム。
  6. 前記認識処理は、未認識の前記空調機器が開始要求を送信することにより開始される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の空調システム。
  7. 前記認識処理は、未認識の前記空調機器が、自身と同じ前記冷媒系統に属する自身以外の前記空調機器のIDを保持することにより行われる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の空調システム。
  8. 前記空調機器は、前記空調機器に固有の識別子に基づいたIDが割り振られている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の空調システム。
  9. 前記制御処理では、前記空調機器の能力制御と、前記空調機器の制御モードの選択制御と、の少なくともいずれかの制御処理が行われる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の空調システム。
  10. 同一の冷媒系統(A、B、C、D)に属する複数の空調機器(10a、10b、10c、10d、20a、20b、20c、20d、30a、30b、30c、30d)が系統内の通信線(6a、6b、6c、6d)を介して接続され、異なる前記冷媒系統に属する複数の前記空調機器(10a、10b、10c、10d)が系統外の通信線(5)を介して接続された空調システム(1)における空調機器であって、
    同一の前記冷媒系統に属する他の前記空調機器との間で、少なくとも前記系統内の通信線を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行可能である、
    空調機器。
  11. 同一の冷媒系統(A、B、C、D)に属する複数の空調機器(10a、10b、10c、10d、20a、20b、20c、20d、30a、30b、30c、30d)が系統内の通信線(6a、6b、6c、6d)を介して接続され、異なる前記冷媒系統に属する複数の前記空調機器(10a、10b、10c、10d)が系統外の通信線(5)を介して接続された空調システム(1)における前記空調機器の認識方法であって、
    同一の前記冷媒系統に属する複数の前記空調機器について、少なくとも前記系統内の通信線を介した伝送により、制御処理を実行しながら認識処理を実行する、
    空調機器の認識方法。
JP2020163830A 2020-09-29 2020-09-29 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法 Active JP7032674B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020163830A JP7032674B1 (ja) 2020-09-29 2020-09-29 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法
CN202180066447.7A CN116235432A (zh) 2020-09-29 2021-09-28 空调系统、空调设备以及空调设备的识别方法
PCT/JP2021/035625 WO2022071313A1 (ja) 2020-09-29 2021-09-28 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法
EP21875614.6A EP4224745A4 (en) 2020-09-29 2021-09-28 AIR CONDITIONING SYSTEM, AIR CONDITIONING APPLIANCE, AND AIR CONDITIONING APPLIANCE RECOGNITION METHOD
JP2022027126A JP2022067106A (ja) 2020-09-29 2022-02-24 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法
US18/127,240 US20230235912A1 (en) 2020-09-29 2023-03-28 Air-conditioning system, air conditioner, and method for recognizing air conditioner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020163830A JP7032674B1 (ja) 2020-09-29 2020-09-29 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022027126A Division JP2022067106A (ja) 2020-09-29 2022-02-24 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7032674B1 JP7032674B1 (ja) 2022-03-09
JP2022056052A true JP2022056052A (ja) 2022-04-08

Family

ID=80949101

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020163830A Active JP7032674B1 (ja) 2020-09-29 2020-09-29 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法
JP2022027126A Pending JP2022067106A (ja) 2020-09-29 2022-02-24 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022027126A Pending JP2022067106A (ja) 2020-09-29 2022-02-24 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20230235912A1 (ja)
EP (1) EP4224745A4 (ja)
JP (2) JP7032674B1 (ja)
CN (1) CN116235432A (ja)
WO (1) WO2022071313A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029642A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2007263404A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Daikin Ind Ltd 電気機器および電気機器における通信機能正常判定方法
JP2015092127A (ja) * 2013-09-30 2015-05-14 ダイキン工業株式会社 設備機器システムおよび伝送装置
JP2015227734A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 ダイキン工業株式会社 空調システム
JP2016219983A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 ダイキン工業株式会社 リンク確立方法及び伝送装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2667950B2 (ja) * 1993-09-20 1997-10-27 株式会社日立製作所 空気調和機及びそのアドレス設定方法
KR100275707B1 (ko) * 1998-11-26 2000-12-15 윤종용 홈네트웍 시스템 및 그 노드 아이디 할당방법
US6917988B1 (en) * 2000-08-31 2005-07-12 International Business Machines Corporation System and method for efficient management of fibre channel communication
JP4407089B2 (ja) 2001-09-20 2010-02-03 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の冷媒系統アドレス設定方法
JP2003302091A (ja) * 2002-04-09 2003-10-24 Daikin Ind Ltd 空調システムの管理方法及び空調管理システム
JP5056516B2 (ja) * 2008-03-18 2012-10-24 ダイキン工業株式会社 空気調和機用伝送装置
KR101679842B1 (ko) * 2009-02-09 2016-11-28 삼성전자주식회사 공기조화기의 통신방법
JP5905760B2 (ja) * 2012-03-28 2016-04-20 京セラ株式会社 制御装置、制御システム、及び制御方法
US9198056B2 (en) * 2012-10-22 2015-11-24 CenturyLink Itellectual Property LLC Optimized distribution of wireless broadband in a building
KR101442955B1 (ko) * 2013-02-01 2014-09-23 오텍캐리어 주식회사 쇼케이스 시스템 및 그의 통신 어드레스 설정 방법
JP6584942B2 (ja) * 2015-04-20 2019-10-02 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 制御方法及び制御装置
JP6739456B2 (ja) * 2015-06-30 2020-08-12 ケー4コネクト インコーポレイテッド クラウド及びホームメッセージキュー同期を含むホームオートメーションシステム、並びに関連方法
JP6878165B2 (ja) * 2017-06-16 2021-05-26 三菱電機株式会社 グループ設定判定装置、グループ設定判定方法及びプログラム
US10979962B2 (en) * 2018-10-02 2021-04-13 Carrier Corporation Wireless system configuration of master zone devices based on signal strength analysis

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029642A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2007263404A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Daikin Ind Ltd 電気機器および電気機器における通信機能正常判定方法
JP2015092127A (ja) * 2013-09-30 2015-05-14 ダイキン工業株式会社 設備機器システムおよび伝送装置
JP2015227734A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 ダイキン工業株式会社 空調システム
JP2016219983A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 ダイキン工業株式会社 リンク確立方法及び伝送装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN116235432A (zh) 2023-06-06
JP2022067106A (ja) 2022-05-02
EP4224745A4 (en) 2024-03-13
WO2022071313A1 (ja) 2022-04-07
JP7032674B1 (ja) 2022-03-09
EP4224745A1 (en) 2023-08-09
US20230235912A1 (en) 2023-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11268718B2 (en) Refrigeration apparatus
US8015834B2 (en) Rotation speed control device, air conditioner, and rotation speed control method
CN203869265U (zh) 空气调节机
JP2017207256A (ja) 空気調和装置及び空気調和装置の制御方法
JP7032674B1 (ja) 空調システム、空調機器、および空調機器の認識方法
WO2020203575A1 (ja) 機器ネットワークシステム
JP7057531B2 (ja) 空調システム
JP4407089B2 (ja) 空気調和機の冷媒系統アドレス設定方法
EP3889522A1 (en) Air conditioning device
JP7236824B2 (ja) 空調制御システム、集中制御装置、制御プログラムの更新方法及びプログラム
JP2009186123A (ja) 空気調和装置
JP6844644B2 (ja) 機器ネットワークシステム
JP5308040B2 (ja) マルチ型空気調和装置
JP2002286273A (ja) 空気調和装置
WO2018225129A1 (ja) 空気調和システム
JP2002333183A (ja) 冷凍装置および冷凍装置のデータ書き込み方法
JP7321337B2 (ja) 空調制御システム、制御プログラムの更新方法、プログラム及び空調機
JP3789799B2 (ja) 空気調和装置のアドレス切換方法及び空気調和装置
US20220099324A1 (en) Network system
WO2024053683A1 (ja) 空気調和システム
JP2001133020A (ja) 空気調和機のアドレス自動設定システム
KR20170094921A (ko) 공기 조화기의 자동배관탐색장치 및 방법
KR101861682B1 (ko) 공기조화장치 및 그 제어방법
JP2016188742A (ja) 空調システム
WO2020261553A1 (ja) リモートコントローラおよび空気調和システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7032674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157