JP6878165B2 - グループ設定判定装置、グループ設定判定方法及びプログラム - Google Patents

グループ設定判定装置、グループ設定判定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、室内機のグループ設定が適正か否かを判定するための技術に関する。
オフィスビル等の建物において、1台の室外機から複数の室内機を制御可能なマルチエアコンシステムが広く採用されている。このマルチエアコンシステムでは、室外機と制御対象となる室内機とが冷媒配管及び空調制御用の通信線にて接続され、ユーザは、リモコンを介して所望の室内機を個別に操作することができ、また、グループ化された複数の室内機に対して共通の動作を一斉に指示することができる。
後者の操作を可能にするためには、施工時において、ユーザ(例えば、施工業者)は、リモコンを操作して、対象となる複数の室内機を予めグループ化しておく必要がある。詳細には、ユーザは、リモコンを操作して、対象となる複数の室内機それぞれの制御用のアドレスを1つのグループアドレスと対応付ける設定(以下、グループ設定という。)を行って、当該リモコンに予め登録する必要がある。
グループ設定は、上記のように手動で行うため、設置する室内機の総数が非常に多いと、作業負荷が増大してしまうという問題がある。
これに対し、室内機のグループ化の操作を容易にする観点から、特許文献1に開示される空調機システムでは、室外機が、グループ設定処理の開始から終了までの間、室内機を順次個別指定し、個別指定された室内機は電源ランプを点滅させる。ユーザは、点滅状態の室内機をグループに従属させるか否かをリモコンで選択することで、グループ設定を行うことができる。
特開2012−137198号公報
しかしながら、上記の特許文献1の開示技術であっても、ユーザの操作が介在するため、設定ミスの発生は起こりえる。したがって、グループ設定が適正が否かを検証することが重要であるが、グループ設定の後、それが適正であったか否かを判定するための有意な技術の提案が未だなされていないのが実情である。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、室内機のグループ設定が適正か否かをユーザに提示するグループ設定判定装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るグループ設定判定装置は、
複数の室内機をグループ設定して共通の制御を行う空調リモコンから、通信により前記複数の室内機それぞれのアドレスを取得するアドレス取得手段と、
前記複数の室内機それぞれに対して予め定めた制御コマンドを送信するコマンド送信手段と、
前記複数の室内機からの前記制御コマンドに対する各応答コマンドの波形特徴量を検出し、検出した波形特徴量と応答元の室内機を対応付けた波形特徴量データをメモリに保存する波形特徴量検出手段と、
前記波形特徴量データに基づいて、前記グループ設定が適正か否かを判定し、判定結果をディスプレイに表示する判定手段と、を備える。
本発明によれば、ユーザは、室内機のグループ設定が適正か否かを容易に確認することが可能となる。
本発明の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す図 本実施形態に係るリモコンの構成を示すブロック図 本実施形態に係るグループ設定判定装置の構成を示すブロック図 本実施形態に係るグループ設定判定装置が備える制御部の機能構成を示すブロック図 本実施形態における制御コマンドの波形例を示す図 本実施形態において検出する波形特徴量について説明するための図 本実施形態における波形特徴量データの内容の一例を示す図 本実施形態に係るグループ設定判定装置が表示する判定結果の一例を示す図 本実施形態に係るグループ設定判定装置が実行するグループ設定判定処理の手順を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空調システム1の構成を示す図である。空調システム1は、例えば、オフィスビル等の建物の空調を行うシステムであり、図1に示すように、複数の室外機2(2a〜2c)と、複数の室内機3(3a〜3x)と、複数のリモコン4(4a〜4d)と、グループ設定判定装置5を備える。
室外機2a〜2cと、室内機3a〜3xと、リモコン4a〜4cと、グループ設定判定装置5は、通信線6にバス接続され、室内機3sとリモコン4dは、通信線7を介して互いに通信可能に接続される。
室外機2aと12台の室内機3a〜3lと、室外機2bと6台の室内機3m〜3rと、室外機2cと6台の室内機3s〜3xとは、それぞれ、冷媒を循環させるための別個の冷媒配管に接続される。
リモコン4は、対応する空調対象エリアの空気状態(温度、湿度など)が、ユーザが所望する状態になるように、対応する室内機3の運転を制御する装置である。本実施形態では、リモコン4aは、室内機3a〜3fに対応し、リモコン4bは、室内機3g〜3lに対応し、リモコン4cは、室内機3m〜3rに対応し、リモコン4dは、室内機3s〜3xに対応する。
リモコン4は、図2に示すように、操作受付部40と、ディスプレイ41と、通信部42と、データ記憶部43と、制御部44を備える。操作受付部40は、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の入力デバイスを備え、ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に係る信号を制御部44に送出する。
ディスプレイ41は、有機ELディスプレイ又は液晶ディスプレイ等であり、制御部44の制御の下、ユーザ操作用の画面、監視画面等、対応する空調対象エリアの空調に関する様々な情報の表示を行う。
通信部42は、空調制御用の通信線である通信線6を介して、対応する室外機2及び室内機3と通信するための第1通信インタフェースと、リモコン用の通信線である通信線7を介して対応する室内機3と通信するための第2通信インタフェースを備える。なお、通信部42は、第1通信インタフェースと第2通信インタフェースの両方を必ずしも備える必要はなく、接続環境に応じて、何れか一方を備える構成であってもよい。
データ記憶部43は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリで構成され、ユーザインタフェース用のプログラム、通信用のプログラム等の様々なプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータを記憶する。
制御部44は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等(何れも図示せず)を含んで構成され、当該リモコン4を統括制御する。
リモコン4は、対応する室内機3が設置される居室空間への出入口付近に設置される。リモコン4は、ユーザから空調に係る操作を受け付けると、当該操作に基づく制御コマンドを対応する室外機2及び室内機3に送信する。制御コマンドを受信した室外機2及び室内機3は、当該制御コマンドに基づいた運転を行う。即ち、室内機3は、受信した制御コマンドの内容に従って、運転の開始/停止の切り替え、冷房,暖房,除湿,送風等の運転モードの切り替え、設定温度,設定湿度、風量等の変更を行う。また、室外機2は、室内機3が上記の運転を行えるように、自機を構成する各部(圧縮器、凝縮器、膨張弁、蒸発器等)を動作させる。
リモコン4は、ユーザにより、特定の1台の室内機3を指定した操作が行われた場合、当該室内機3を示す機器アドレスが含まれた制御コマンドを送信する。この場合、当該機器アドレスの室内機3のみが、当該制御コマンドに基づいた運転を行い、室外機2は、当該室内機3が当該運転を行えるように、自機を構成する各部を動作させる。また、リモコン4は、ユーザにより、グループ指定での操作が行われた場合、グループアドレスが含まれた制御コマンドを送信する。この場合、当該リモコン4に対応する全ての室内機3が、当該制御コマンドに基づいた運転を行い、室外機2は、当該グループに対応する全ての室内機3が当該運転を行えるように、自機を構成する各部を動作させる。
なお、リモコン4dのように、通信線7を介して特定の室内機3(ここでは、室内機3s)と接続する場合、制御コマンドは、当該室内機3を介して対応する室外機2及び他の室内機3へ送信される。この際、当該室内機3は、リモコン4からの制御コマンドを、リモコン通信用のプロトコルから空調機間通信用のプロトコルに則ったフレームに変換した後、対応する室外機2及び他の室内機3へ送信する。
リモコン4は、上記のように複数の室内機3に対して、共通の制御(以下、グループ制御という。)を行うことができる。このグループ制御を行うためには、ユーザは、リモコン4毎に、当該リモコン4を介して、予めグループ設定を行う必要がある。以下、グループ設定について説明する。
先ず、ユーザは、グループ設定をしたい空調対象エリアのリモコン4の設置場所に行き、操作受付部40を操作して、グループ設定開始を入力する。すると、当該リモコン4の制御部44は、図示しないグループ設定画面をディスプレイ41に表示する。ユーザは、かかるグループ設定画面を介して、グループ化したい室内機3の機器アドレスを入力する。機器アドレスとは、各室内機3に割り振られた通信上のアドレスである。例えば、リモコン4aが表示するグループ設定画面を介してグループ設定する場合、ユーザは、室内機3a〜3fの機器アドレスを入力する。
ユーザにより、グループ設定画面を介した操作が完了すると、制御部44は、新たに割り振ったグループアドレスと、入力された複数の機器アドレスが含まれたグループ情報を生成し、データ記憶部43に保存する。また、制御部44は、グループ設定された各室内機3と、対応する室外機2に対して、グループ設定が行われたことを示す通知(以下、グループ設定通知)を発行する。グループ設定通知には、グループ情報が含まれる。
かかるグループ設定通知を受信した室内機3(例えば、室内機3a〜3f)は、当該グループ設定通知に含まれるグループアドレスを自機が備えるメモリに保存する。また、かかるグループ設定通知を受信した室外機2(例えば、室外機2a)は、当該グループ設定通知に含まれるグループ情報を自機が備えるメモリに保存する。これにより、以後、当該リモコン4(例えば、リモコン4a)は、ユーザの操作に応じて、グループ設定した複数の室内機3(例えば、室内機3a〜3f)に対して、グループ制御を行うことが可能となる。
なお、リモコン4dのように、通信線7を介して特定の室内機3(ここでは、室内機3s)と接続する場合、上記のグループ設定通知は、当該室内機3を介して対応する室外機2及び他の室内機3へ送信される。この際、当該室内機3は、リモコン4からのグループ設定通知を、リモコン通信用のプロトコルから空調機間通信用のプロトコルに則ったフレームに変換した後、対応する室外機2及び他の室内機3へ送信する。
グループ設定判定装置5は、各リモコン4にてユーザが行ったグループ設定が適正か否かを判定し、判定した結果をユーザに提示する装置である。グループ設定判定装置5は、図3に示すように、操作受付部50と、ディスプレイ51と、通信部52と、データ記憶部53と、波形取得部54と、制御部55を備える。操作受付部50は、キーボード、マウス、キーパッド、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の入力デバイスを備え、ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に係る信号を制御部55に送出する。
ディスプレイ51は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ又はプラズマディスプレイ等であり、制御部55の制御の下、グループ設定の適正判定に関する様々な情報を表示する。
通信部52は、空調制御用の通信線である通信線6を介して、各室内機3及び各リモコン4と通信するための通信インタフェースを備える。なお、通信部52は、通信線7に接続されるリモコン4(本実施形態では、リモコン4d)については、当該リモコン4と接続する室内機3(本実施形態では、室内機3s)を介して通信する。
データ記憶部53は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)若しくはフラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)等で構成される。データ記憶部53は、グループ設定の適正判定に係るプログラム(以下、グループ設定判定プログラムという。)と、グループ設定判定プログラムの実行時に使用されるデータを記憶する。
波形取得部54は、各室内機3から通信部52を介して受信した、空調制御に関する通信データ、詳細には、送信した制御コマンドに対する応答コマンドの波形データを取得する。波形取得部54は、例えば、デジタルオシロスコープで構成される。波形取得部54は、取得した波形データを制御部55に出力する。
制御部55は、CPU、ROM、RAM等(何れも図示せず)を含んで構成され、当該グループ設定判定装置5を統括制御する。制御部55は、機能的には、図4に示すように、グループ情報取得部550と、コマンド送信部551と、波形特徴量検出部552と、判定部553を備える。これらの機能部は、CPUがデータ記憶部53に記憶されているグループ設定判定プログラムを実行することで実現される。
グループ情報取得部550は、本発明に係るアドレス取得手段の一例である。グループ情報取得部550は、ユーザから対象となるリモコン4の指定を受け付け、指定されたリモコン4からグループ情報を取得する。詳細には、グループ情報取得部550は、ユーザが指定したリモコン4に対して、グループ情報を要求するデータ(以下、グループ情報要求データという。)を通信部52を介して送信する。かかるグループ情報要求データを受信したリモコン4は、データ記憶部43に保存しているグループ情報を読み出す。そして、当該リモコン4は、読み出したグループ情報が格納された応答データを生成し、グループ設定判定装置5に送信する。
グループ情報取得部550は、上記の応答データが通信部52によって受信されると、当該応答データからグループ情報を抽出して、データ記憶部53又はRAMに保存する。前述したように、グループ情報には、グループアドレスと、グループ化された複数の室内機3それぞれの機器アドレスが含まれる。
コマンド送信部551は、本発明に係るコマンド送信手段の一例である。コマンド送信部551は、取得したグループ情報に含まれる複数の機器アドレス宛てに、即ち、グループ設定された複数の室内機3に、予め定めた内容の制御コマンドを送信する。ここで送信する制御コマンドの内容は任意であるが、通常の稼働時間帯では、運転状態の取得等、運転状態が変更されない、即ち、空調が変化しない制御コマンドを送信するのが好ましい。
波形特徴量検出部552は、本発明に係る波形特徴量検出手段の一例である。波形特徴量検出部552は、波形取得部54により取得された波形データ、即ち、上記の制御コマンドに対する室内機3からの応答コマンドの波形データから波形特徴量を検出する。空調システム1では、通信線6上において、空調制御に関する制御コマンドがシリアル通信される。例えば、図5の(a)〜(c)のような方式により制御コマンドを符号化した通信信号が伝送される。本実施形態では、波形データ毎に検出される波形特徴量には、波高値[V]、サグ[V]、立ち上がり時間[μS]及びパルス幅[μS]が含まれる(図6参照)。この場合、波高値[V]、サグ[V]、立ち上がり時間[μS]及びパルス幅[μS]は、それぞれ、当該波形データにおける最小値であってもよいし、最大値であってもよいし、あるいは、平均値であってもよい。
波形特徴量検出部552は、検出した波形特徴量毎に、グループアドレスと、応答元の室内機3の機器アドレスを対応付けた波形特徴量データを生成し、メモリ(即ち、データ記憶部53又はRAM)に保存する。図7に波形特徴量データの内容の一例を示す。
判定部553は、本発明に係る判定手段の一例である。判定部553は、波形特徴量データに基づいて、当該グループ情報を取得したリモコン4におけるユーザのグループ設定が適正か否かを判定する。詳細には、判定部553は、グループ設定された複数の室内機3、即ち、当該グループに属する複数の室内機3から順に1つの室内機3を選択する。そして、判定部553は、選択した室内機3に対応する波形特徴量(以下、比較元の波形特徴量という。)と、当該グループに属する他の室内機3それぞれの波形特徴量(以下、比較先の波形特徴量という。)との類似度を算出する。具体的には、下記の式1のように、コサイン類似度を用いて算出する。
Figure 0006878165


上記の式1において、A及びBは、それぞれ比較元及び比較先の波形特徴量のベクトルであり、以下のように示される。
A={A1(波高値)、A2(サグ)、A3(立ち上がり時間)、A4(パルス幅)}
B={B1(波高値)、B2(サグ)、B3(立ち上がり時間)、B4(パルス幅)}
判定部553は、当該グループに属する室内機3毎に、予め定めた下限類似度(例えば、0.8)より低い類似度の発生割合を検出し、検出した発生割合が予め定めた上限割合(例えば、0.5)を超えているか否かを判定する。そして、何れかの室内機3で、下限類似度より低い類似度の発生割合が上限割合を超えている場合、判定部553は、当該室内機3は当該グループに適合しないと判定し、その結果、当該グループ設定は適切でないと判定する。一方、何れの室内機3においても、下限閾値より低い類似度の発生割合が上限割合を超えていない場合、判定部553は、当該グループ設定は適切であると判定する。
判定部553は、判定した結果をディスプレイ51に表示する。例えば、判定部553は、図8に示すように、室内機3毎に、算出した他の室内機3の波形特徴量との類似度と、当該グループに適合するか否かの判定結果を示す表をディスプレイ51に表示する。ここで、全ての室内機3の判定結果が“○”の場合のみ、当該グループ設定は適切であると判定されたことを意味し、判定結果が“×”の室内機3がある場合、当該グループ設定は適切でないと判定されたことを意味する。
図8の例では、機器アドレスが“15”の室内機3について、当該グループに適合しないと判定されたことを示している。
図9は、グループ設定判定装置5で実行されるグループ設定判定処理の手順を示すフローチャートである。このグループ設定判定処理は、ユーザの操作受付部50を介した操作により、グループ設定判定プログラムの起動が指示されることで開始される。
グループ情報取得部550は、ユーザからリモコン4の指定を受け付ける(ステップS101)。詳細には、グループ情報取得部550は、ディスプレイ51に、ユーザがリモコン4を指定するための画面(以下、リモコン指定画面という。)を表示する。かかるリモコン指定画面には、例えば、所望のリモコン4の機器アドレスを入力するためのアドレス入力フィールドが設けられている。あるいは、グループ設定判定装置5のデータ記憶部53に予め保存されている、各リモコン4の機器アドレスをリモコン指定画面にてリスト表示して、ユーザに所望のリモコン4の機器アドレスを選択させるようにしてもよい。
さらには、グループ情報取得部550は、各リモコン4に予め付された名称をリモコン指定画面にてリスト表示して、ユーザに所望のリモコン4を選択させるようにしてもよい。この場合、グループ設定判定装置5のデータ記憶部53には、各リモコン4の名称と機器アドレスを対応付けたテーブルが予め保存されているものとする。
ユーザによりリモコン4が指定されると、グループ情報取得部550は、通信により、指定されたリモコン4からグループ情報を取得する(ステップS102)。コマンド送信部551は、取得したグループ情報に基づき、グループ設定された複数の室内機3に、予め定めた内容の制御コマンドを送信する(ステップS103)。
波形取得部54は、当該グループの各室内機3から受信した応答コマンドの波形データを取得する(ステップS104)。波形特徴量検出部552は、波形取得部54により取得された各室内機3に対応する波形データから波形特徴量を検出する(ステップS105)。波形特徴量検出部552は、検出した波形特徴量毎に、グループアドレスと、応答元の室内機3の機器アドレスを対応付けた波形特徴量データを生成し、メモリ(即ち、データ記憶部53又はRAM)に保存する(ステップS106)。
判定部553は、当該グループの各室内機3に対応する波形特徴量データに基づいて、上述したようにして当該リモコン4におけるユーザのグループ設定が適正か否かを判定する(ステップS107)。そして、判定部553は、判定結果をディスプレイ51に表示する(ステップS108)。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る空調システム1では、グループ設定判定装置5は、リモコン4から、ユーザのグループ設定に基づくグループ情報を取得し、かかるグループ情報に基づいて、グループ設定された各室内機3と通信することで、各室内機3に対応する波形特徴量を検出する。そして、グループ設定判定装置5は、各室内機3に対応する波形特徴量に基づいて、グループ設定が適正か否かを判定し、判定結果をディスプレイ51に表示する。
このため、ユーザは、室内機のグループ設定が適正か否かを容易に確認することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施形態では、グループ設定判定処理が開始されると、ユーザからリモコン4の指定を受け付けていたが、かかる指定は必ずしも必要ではない。例えば、グループ設定判定装置5は、全てのリモコン4について、図9のグループ設定判定処理を連続して行ってもよい。
また、波形特徴量検出部552は、波形特徴量として、必ずしも、波高値、サグ、立ち上がり時間及びパルス幅のすべてを検出する必要はなく、これらの内の少なくとも1つを検出すればよい。また、類似度の算出手法についても設計事項であり、周知の様々な手法から適宜選択され得る。
また、上記の実施形態では、グループ設定判定装置5において、制御部55によってデータ記憶部53に記憶されているグループ設定判定プログラムが実行されることで、制御部55の各機能部(図4参照)が実現された。
しかし、グループ設定判定装置5の制御部55の機能部の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせ等である。
また、上記実施形態において、グループ設定判定装置5の制御部55によって実行されるグループ設定判定プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク(Magneto-Optical Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、HDD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、このように配布したグループ設定判定プログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記の実施形態におけるグループ設定判定装置5として機能させることも可能である。
また、グループ設定判定プログラムをインターネット上の他のサーバが有するディスク装置等に格納しておき、当該サーバからグループ設定判定装置5にグループ設定判定プログラムがダウンロードされるようにしてもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能である。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 空調システム、2a〜2c 室外機、3a〜3x 室内機、4a〜4d リモコン、5 グループ設定判定装置、6,7 通信線、40,50 操作受付部、41,51 ディスプレイ、42,52 通信部、43,53 データ記憶部、44,55 制御部、54 波形取得部、550 グループ情報取得部、551 コマンド送信部、552 波形特徴量検出部、553 判定部

Claims (7)

  1. 複数の室内機をグループ設定して共通の制御を行う空調リモコンから、通信により前記複数の室内機それぞれのアドレスを取得するアドレス取得手段と、
    前記複数の室内機それぞれに対して予め定めた制御コマンドを送信するコマンド送信手段と、
    前記複数の室内機からの前記制御コマンドに対する各応答コマンドの波形特徴量を検出し、検出した波形特徴量と応答元の室内機を対応付けた波形特徴量データをメモリに保存する波形特徴量検出手段と、
    前記波形特徴量データに基づいて、前記グループ設定が適正か否かを判定し、判定結果をディスプレイに表示する判定手段と、を備える、グループ設定判定装置。
  2. 前記波形特徴量には、波高値、サグ、立ち上がり時間及びパルス幅の内の少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載のグループ設定判定装置。
  3. 前記判定手段は、前記複数の室内機それぞれについて、当該室内機に対応する前記波形特徴量と、当該室内機を除く前記複数の室内機それぞれの前記波形特徴量との類似度を算出し、前記複数の室内機の内、予め定めた下限類似度より低い類似度の発生割合が、予め定めた上限割合を超えている室内機がある場合、前記グループ設定が適正でないと判定する、請求項1又は2に記載のグループ設定判定装置。
  4. 前記判定手段は、前記類似度としてコサイン類似度を算出する、請求項1から3の何れか1項に記載のグループ設定判定装置。
  5. 前記判定手段は、前記判定結果として、前記複数の室内機それぞれについて、前記グループ設定に適合するか否かを示す情報を前記ディスプレイに表示する、請求項1から4の何れか1項に記載のグループ設定判定装置。
  6. アドレス取得手段が、複数の室内機をグループ設定して共通の制御を行う空調リモコンから、通信により前記複数の室内機それぞれのアドレスを取得し、
    コマンド送信手段が、前記複数の室内機それぞれに対して予め定めた制御コマンドを送信し、
    波形特徴量検出手段が、前記複数の室内機からの前記制御コマンドに対する各応答コマンドの波形特徴量を検出し、検出した波形特徴量と応答元の室内機を対応付けた波形特徴量データをメモリに保存し、
    判定手段が、前記波形特徴量データに基づいて、前記グループ設定が適正か否かを判定し、判定結果をディスプレイに表示する、グループ設定判定方法。
  7. コンピュータを、
    複数の室内機をグループ設定して共通の制御を行う空調リモコンから、通信により前記複数の室内機それぞれのアドレスを取得するアドレス取得手段、
    前記複数の室内機それぞれに対して予め定めた制御コマンドを送信するコマンド送信手段、
    前記複数の室内機からの前記制御コマンドに対する各応答コマンドの波形特徴量を検出し、検出した波形特徴量と応答元の室内機を対応付けた波形特徴量データをメモリに保存する波形特徴量検出手段、
    前記波形特徴量データに基づいて、前記グループ設定が適正か否かを判定し、判定結果をディスプレイに表示する判定手段、として機能させるためのプログラム。
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