JP2009186123A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室外ユニットのそれぞれで効率的にデフロスト運転を実行でき、デフロスト運転中におけるシステム全体の能力管理を容易にできるようにした空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置100は、少なくとも1台以上の室内ユニット50に2台以上の室外ユニット10が接続され、室外ユニット10のうち1台を親室外機10A、それ以外を子室外機(子室外機10B及び子室外機10C)に分類し、子室外機は、親室外機10Aに霜取許可伺信号を送信することでデフロスト運転開始の可否を打診し、霜取許可伺信号を受信した親室外機10Aは、室外ユニット10全体の霜取状況を判断して、霜取許可伺信号を送信した子室外機のデフロスト運転の開始を決定することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、少なくとも1つの室内ユニットに接続されている複数の室外ユニットのデフロスト運転を実行可能な空気調和装置に関し、特にデフロスト運転時におけるシステム全体の能力低下を抑制するようした空気調和装置に関するものである。
従来から、少なくとも1つの室内ユニットに複数の室外ユニットを接続した空気調和装置が存在する。また、空気調和装置で暖房運転を継続すると、熱源側熱交換器に霜が付着する。熱源側熱交換器に霜が付着してしまうと、熱交換効率が低下し、暖房能力も低下することになる。そこで、室外ユニットに搭載されている圧縮機からの吐出冷媒(ホットガス)を熱源側熱交換器に導くことで熱源側熱交換器に付着した霜を溶解するようにしたデフロスト運転が行われるようになっている。また、複数の室外ユニットが設けられている空気調和装置の性能低下を防止するために、各室外ユニットでのデフロスト運転を管理するようにした空気調和装置が提案されている。
そのようなものとして、「少なくとも一つの室内ユニットを備え、該室内ユニットに複数の室外ユニットが接続された空気調和装置であって、各室外ユニットは、該各室外ユニットが備えている室外熱交換器の除霜信号を各室外ユニット間で互いに送受信する除霜制御手段を備え、各除霜制御手段は、その室外熱交換器の除霜を実行する前に他の室外ユニットの除霜制御手段から除霜信号を受信すると除霜を保留するように構成されている空気調和装置」が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3785839号公報(第5頁、第1図)
特許文献1に記載の空気調和装置では、接続されている室外ユニットのそれぞれで個別にデフロスト運転の開始が判断されていた。つまり、各室外ユニット間で送受信される除霜信号の受信の有無によって、室外ユニットのそれぞれでデフロスト運転の開始を判断していたのである。したがって、接続される室外ユニットの台数が多くなればなるほど、除霜信号の送信に時間がかかり、誤って複数の室外ユニットでデフロスト運転が開始されてしまうことが考えられる。そうなると、空気調和装置のシステム全体の能力管理が困難になってしまうという課題が生じる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、室外ユニットのそれぞれで効率的にデフロスト運転を実行でき、デフロスト運転中におけるシステム全体の能力管理を容易にできるようにした空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、利用側熱交換器及び利用側流量制御装置が搭載された少なくとも1台以上の室内ユニットと、圧縮機、熱源側熱交換器、熱源側流量制御装置、二重管熱交換器及びバイパス用流量制御装置が搭載された2台以上の室外ユニットと、を備え、前記室内ユニットと前記室外ユニットとが接続されており、前記熱源側熱交換器と前記熱源側流量制御装置との間の冷媒の温度が予め設定されている所定値以下になると前記圧縮機から吐出される冷媒を前記熱源側熱交換器に供給するデフロスト運転を開始させる空気調和装置であって、前記室外ユニットのうち1台を親室外機、それ以外を子室外機とし、前記子室外機は、デフロスト運転の開始条件になると、前記親室外機に霜取許可伺信号を送信し、前記霜取許可伺信号を受信した前記親室外機は、前記室外ユニット全体のデフロスト運転状況を判断して、前記霜取許可伺信号を送信した前記子室外機のデフロスト運転の開始を決定し、その子室外機に対して霜取許可伺信号を送信することを特徴とする。
本発明に係る空気調和装置によれば、1台の室外ユニット(親室外機)で全室外ユニットのデフロスト運転を管理できるので、システム全体の能力を管理しつつ、各室外ユニットでのデフロスト運転を効率的に制御することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置100の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図1に基づいて、空気調和装置100の冷媒回路構成について説明する。この空気調和装置100は、冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、冷房運転及び暖房運転を実行するものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
空気調和装置100は、大きく分けて室外ユニット(熱源側ユニット)10と、室内ユニット(利用側ユニット)50とで構成されている。この図1では、2台の室内ユニット50(室内ユニット50a及び室内ユニット50b)が、室外ユニット10に並列に接続されている状態を例に示している。そして、室外ユニット10及び室内ユニット50は、冷媒配管である液配管1と冷媒配管であるガス配管2とで接続されて連絡している。なお、以下の説明において、室内ユニット50a及び室内ユニット50bをまとめて室内ユニット50と称する場合がある。
空気調和装置100には、低段側圧縮機11aと、高段側圧縮機11bと、四方弁12と、熱源側熱交換器14と、熱源側流量制御装置16と、二重管熱交換器17の高圧側(高圧側配管17a)と、気液分離器20と、利用側流量制御装置52(利用側流量制御装置52a及び利用側流量制御装置52b)、利用側熱交換器51(利用側熱交換器51a及び利用側熱交換器51b)が直列に接続されて搭載されている。なお、気液分離器20と二重管熱交換器17との高圧側の順序を逆としてもよい。また、以下の説明において、利用側熱交換器51a及び利用側熱交換器51bをまとめて利用側熱交換器51と、利用側流量制御装置52a及び利用側流量制御装置52bをまとめて利用側流量制御装置52と称する場合がある。
また、熱源側流量制御装置16と利用側流量制御装置52とを連結している液配管1を分岐させた第1バイパス管4を、四方弁12と低段側圧縮機11aとを連結している冷媒配管に接続させている。この第1バイパス管4によって、バイパス用流量制御装置18と、二重管熱交換器17の低圧側(低圧側配管17b)と、電磁弁22とを直列に接続している。さらに、二重管熱交換器17の低圧側と電磁弁22とを連結している第1バイパス管4を分岐させた第2バイパス管5を、低段側圧縮機11aと高段側圧縮機11bと連結している冷媒配管に接続させている。この第2バイパス管5によって、バイパス用流量制御装置18と、二重管熱交換器17の低圧側と、逆止弁23とを直列に接続している。
このうち低段側圧縮機11a、高段側圧縮機11b、四方弁12、熱源側熱交換器14、熱源側流量制御装置16、二重管熱交換器17、気液分離器20、バイパス用流量制御装置18、電磁弁22及び逆止弁23が室外ユニット10に搭載されており、利用側流量制御装置52a及び利用側熱交換器51aが室内ユニット50aに、利用側流量制御装置52b及び利用側熱交換器51bが室内ユニット50bに、それぞれ搭載されている。なお、逆止弁23は、低段側圧縮機11aと高段側圧縮機11bとを連結している冷媒配管へ向かう方向を正方向とするように設けられているものとする。
高段側圧縮機11bの吐出側配管には第1圧力検知手段31が、四方弁12と低段側圧縮機11aとを連結している冷媒配管には第2圧力検知手段32が、熱源側流量制御装置16と利用側流量制御装置52とを連結している冷媒配管(ここでは、熱源側流量制御装置16と二重管熱交換器17とを連結している冷媒配管)には第3圧力検知手段33がそれぞれ設けられている。また、高段側圧縮機11bの吐出側配管には第1温度検知手段35が、利用側流量制御装置52と利用側熱交換器51とを連結している冷媒配管には第2温度検知手段36(第2温度検知手段36a及び第2温度検知手段36b)が、熱源側熱交換器14の近傍には第3温度検知手段37が、熱源側熱交換器14と熱源側流量制御装置16とを連結している冷媒配管には第4温度検知手段38がそれぞれ設けられている。
上述した各構成部品の機能について説明する。低段側圧縮機11a及び高段側圧縮機11bは、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものであり、たとえば容量制御可能なインバータ圧縮機などで構成するとよい。2台の圧縮機を搭載することによって、システム全体の能力向上を図っている。なお、2台の圧縮機を搭載している場合を例に説明しているが、これに限定するものではなく、1台の圧縮機を搭載してもよく、3台以上の圧縮機を搭載してもよい。また、圧縮機にインジェクションポートを設け、圧縮室内に冷媒をインジェクション(注入)できるような構造としてもよい。
四方弁12は、流路切替装置として機能し、冷房運転時、暖房運転時及びデフロスト運転時で冷媒の流れを切り替えるものである。熱源側熱交換器14は、冷房運転時には凝縮器、暖房運転時には蒸発器として機能し、図示省略の送風手段から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、冷媒を蒸発ガス化又は凝縮液化するものである。熱源側流量制御装置16は、減圧弁や膨張弁として機能し、冷媒を減圧して膨張させるものである。この熱源側流量制御装置16は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。
二重管熱交換器17は、冷媒同士で熱交換を行なうものである。つまり、二重管熱交換器17は、高圧側配管17aと低圧側配管17bとが設けられており、高圧側配管17aを流れる冷媒と低圧側配管17bを流れる冷媒との間で熱交換するようになっている。バイパス用流量制御装置18は、第1バイパス管4に設けられており、減圧弁や膨張弁として機能し、冷媒を減圧して膨張させるものである。このバイパス用流量制御装置18は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。気液分離器20は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離するものであり、一方が液配管1を介して利用側流量制御装置52に接続され、他方が第1バイパス管4を介してバイパス用流量制御装置18に接続されている。
電磁弁22は、開閉制御されて冷媒を導通したりしなかったりするものである。逆止弁23は、正方向のみに冷媒の流通を許容するものである。利用側熱交換器51a及び利用側熱交換器51bは、冷房運転時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器として機能し、図示省略の送風手段から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、冷媒を蒸発ガス化又は凝縮液化するものである。利用側流量制御装置52a及び利用側流量制御装置52bは、減圧弁や膨張弁として機能し、冷媒を減圧して膨張させるものである。この利用側流量制御装置52は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。
第1圧力検知手段31は、高段側圧縮機11bから吐出される冷媒の圧力を検知するものである。第2圧力検知手段32は、低段側圧縮機11aに吸入される冷媒の圧力を検知するものである。第3圧力検知手段33は、熱源側流量制御装置16と利用側流量制御装置52との間を導通している冷媒の圧力を検知するものである。第1温度検知手段35は、高段側圧縮機11bから吐出される冷媒の温度を検知するものである。第2温度検知手段36は、利用側流量制御装置52と利用側熱交換器51との間を導通している冷媒の温度を検知するものである。第3温度検知手段37は、室外温度を検知するものである。第4温度検知手段38は、デフロスト運転開始条件及びデフロスト運転終了条件に用いるための冷媒の温度を検知するものである。
また、空気調和装置100には、システム全体を統括制御する制御手段40が搭載されている。この制御手段40は、上述した各検知手段からの情報(第1圧力検知手段31、第2圧力検知手段32及び第3圧力検知手段33で検知された圧力情報、第1温度検知手段35、第2温度検知手段36及び第4温度検知手段38で検出された冷媒温度情報、及び、第3温度検知手段37で検知された室外温度情報)に基づいて低段側圧縮機11a及び高段側圧縮機11bの駆動周波数や、熱源側流量制御装置16、バイパス用流量制御装置18及び利用側流量制御装置52の開度、及び、電磁弁22の開閉を制御するようになっている。なお、制御手段40については図4〜図6で詳細に説明する。
図2は、空気調和装置100の冷媒の流れを説明するための説明図である。図2に基づいて、空気調和装置100の動作について、空気調和装置100の冷媒回路を流れる冷媒の流れに対応させて説明する。最初に冷房運転時における空気調和装置100の動作について説明し、次に暖房運転時における空気調和装置100の動作について説明する。なお、図2では、冷房運転時における冷媒の流れを破線の矢印で、暖房運転時における冷媒の流れを実線の矢印でそれぞれ表している。また、図2では、図1で示した各検知手段を省略している。
[冷房運転]
空気調和装置100が冷房運転を開始すると、まず高段側圧縮機11bが駆動される。高段側圧縮機11bから吐出した高温・高圧のガス冷媒は、四方弁12を経由して熱源側熱交換器14に流入する。この熱源側熱交換器14では、ガス冷媒が空気に放熱しながら凝縮液化し、低温・高圧の液冷媒となる。この液冷媒は、熱源側熱交換器14から流出し、全開に制御される熱源側流量制御装置16を経由して被冷却側配管として機能する二重管熱交換器17の高圧側配管17aを導通する。高圧側配管17aを導通する冷媒は、低圧側配管17bを流れる冷媒(バイパス用流量制御装置18で減圧された低温・低圧の冷媒)と熱交換し、更に冷却されてから気液分離器20に流入する。
気液分離器20に流入した冷媒は、気液分離後、その一部が室内ユニット50側に流れ、利用側流量制御装置52に到達する。この利用側流量制御装置52では、冷媒が減圧されて低温・低圧の冷媒となる。この冷媒は、利用側熱交換器51に流入し、空気と熱交換することによって、蒸発ガス化する。つまり、冷媒が利用側熱交換器51で空気から吸熱することで冷房運転を行なうようになっている。この冷媒は、室内ユニット50から流出し、四方弁12を経由した後、低段側圧縮機11a及び高段側圧縮機11bに再度吸入されることになる。
一方、気液分離器20で分離された冷媒の一部は、第1バイパス管4に導かれ、バイパス用流量制御装置18で減圧されてから冷却側配管として機能する二重管熱交換器17の低圧側配管17bを導通する。低圧側配管17bを導通する冷媒は、高圧側配管17aを流れる冷媒と熱交換して蒸発する。つまり、低圧側配管17bを導通する冷媒は、高圧側配管17aを流れる冷媒を冷却する。それから、開状態である電磁弁22を経由して、低段側圧縮機11aに吸入される。なお、電磁弁22が開状態の場合は、冷媒回路の圧力状態により逆止弁23側には冷媒が流れないようになっている。以上のように、冷房運転が行なわれる。
[暖房運転]
空気調和装置100が暖房運転を開始すると、まず高段側圧縮機11bが駆動される。高段側圧縮機11bから吐出した高温・高圧のガス冷媒は、四方弁12を経由して室外ユニット10から流出し、ガス配管2を流れて室内ユニット50内の利用側熱交換器51に流入する。この利用側熱交換器51では、ガス冷媒は、空気に放熱しながら凝縮液化し、低温・高圧の液冷媒となる。つまり、冷媒に蓄えられていた熱を利用側の空気に与えることで暖房運転を行なうようになっているのである。利用側熱交換器51を流出した液冷媒は、利用側流量制御装置52で減圧され、気液二相冷媒となる。
そして、気液二相冷媒は、室内ユニット50から流出し、液配管1を流れて室外ユニット10の気液分離器20に流入する。気液分離器20に流入した冷媒は、気液分離後、その一部が気相の割合が多くなった状態で二重管熱交換器17の高圧側配管17aを導通し、二重管熱交換器17の低圧側配管17bを導通する冷房によって冷却される。二重管熱交換器17で冷却された冷媒は、熱源側流量制御装置16で減圧されて低圧・低温の冷媒となり、熱源側熱交換器14に流入する。熱源側熱交換器14に流入した冷媒は、空気と熱交換することによって、蒸発ガス化してガス冷媒となる。この冷媒は、四方弁12を経由した後、低段側圧縮機11a及び高段側圧縮機11bに再度吸入されることになる。
一方、気液分離器20で分離されて液相の多くなった冷媒の一部は、第1バイパス管4に導かれ、バイパス用流量制御装置18で減圧されてから二重管熱交換器17の低圧側配管17bを導通する。低圧側配管17bを導通する冷媒は、高圧側配管17aを流れる冷媒と熱交換して蒸発する。つまり、低圧側配管17bを導通する冷媒は、高圧側配管17aを流れる冷媒を冷却する。それから、閉状態である電磁弁22を通過せずに、逆止弁23を経由して低段側圧縮機11aと高段側圧縮機11bとの間に流入する。なお、バイパス用流量制御装置18を閉塞させて運転を実施してもよい。この場合は、電磁弁22を開状態にして逆止弁23を自励振動させないようにしておく。以上のように、暖房運転が行なわれる。
なお、熱源側流量制御装置16を制御することで、第3圧力検知手段33の検知値を制御できる。また、バイパス用流量制御装置18を制御することで、高段側圧縮機11bの吐出側のスーパーヒートを制御することができる。この吐出側のスーパーヒートは、第1温度検知手段35の検知値から第1圧力検知手段31の検知値から求められる飽和温度を引いた値である。さらに、利用側流量制御装置52を制御することで、利用側熱交換器51の出口部におけるサブクールを制御することができる。この利用側熱交換器51の出口部におけるサブクールは、第1圧力検知手段31の検知値から求められる飽和温度から第2温度検知手段36(第2温度検知手段36a及び第2温度検知手段36b)の検知値を引いた値である。
図3は、空気調和装置100の暖房運転時における制御の流れの一例を示すフローチャートである。図3に基づいて、空気調和装置100の暖房運転時における制御の流れの一例について説明する。制御手段40は、まず暖房運転を開始またはデフロスト運転(霜取運転)を終了する(ステップS101)。このとき、制御手段40は、利用側流量制御装置52を任意の開度に、バイパス用流量制御装置18を全閉に、熱源側流量制御装置16を全開に制御しておくようにする。
このように、バイパス用流量制御装置18を全閉としておくことで、短時間で圧縮機起動、停止を繰り返した場合に、バイパス用流量制御装置18から高段側圧縮機11bへの高温ガス冷媒の流入による高段側圧縮機11bの吐出温度上昇を防止することができる。また、高段側圧縮機11bの起動時は、利用側熱交換器51でガス冷媒が十分凝縮できずにバイパス用流量制御装置18にも高温ガスが流入することになる。さらに、熱源側流量制御装置16を全開としておくことで、高段側圧縮機11bの起動後の低圧低下による圧縮機容量増加不足を防止することができる。
次に、制御手段40は、高段側圧縮機11bが運転を開始したかどうか、または、デフロスト運転の終了後10分経過したかどうかを判断する(ステップS102)。この条件を満たした場合(ステップS102;YES)、バイパス用流量制御装置18を所定の開度まで開き、熱源側流量制御装置16を所定の開度まで絞る(ステップS103)。その後、制御手段40は、第3圧力検知手段33の制御目標値及び高段側圧縮機11bの吐出スーパーヒートの制御目標値を設定する(ステップS104)。なお、初期状態においては、任意の設定値とする。
それから、設定された第3圧力検知手段33の制御目標値に従って熱源側流量制御装置16の開度を、高段側圧縮機11bの吐出スーパーヒートの制御目標値に従ってバイパス用流量制御装置18の開度をそれぞれ制御する(ステップS105)。そして、制御目標値を設定してから1分経過したかどうかを判断する(ステップS106)。一分経過後であれば(ステップS106;YES)、制御目標値を再設定する(ステップS104)。一分経過していなければ(ステップS106;NO)、設定した制御目標値に従って熱源側流量制御装置16及びバイパス用流量制御装置18の開度を制御する(ステップS105)。
なお、第3圧力検知手段33の制御目標値及び高段側圧縮機11bの吐出スーパーヒートの制御目標値の設定を同時に実施しているが、別々のタイミングで実施してもよい。ステップS104で設定する第3圧力検知手段33の制御目標値は、たとえば1.3MPaで一定とするとよい。なお、この第3圧力検知手段33の制御目標値を大きくすることで、バイパス用流量制御装置18を通過する冷媒量の最大値を増やすことができる。また、ステップS104で設定する高段側圧縮機11bの吐出スーパーヒートの制御目標値は、たとえば低段側圧縮機11aと高段側圧縮機11bとの容量変化を示す圧縮機の駆動周波数により変更するとよい。
低段側圧縮機11a及び高段側圧縮機11bを同一の駆動周波数で制御してもよく、異なる駆動周波数で制御してもよい。たとえば、高段側圧縮機11bの駆動周波数が70Hz以上の場合では圧縮機吐出スーパーヒートの制御目標値を20とし、高段側圧縮機11bの駆動周波数が40Hz以上70Hz未満の場合では圧縮機吐出スーパーヒートの制御目標値を30とし、高段側圧縮機11bの駆動周波数が40Hz未満の場合では圧縮機吐出スーパーヒートの制御目標値を50とする。
このように圧縮機吐出スーパーヒートの制御目標値を設定しておけば、暖房能力が必要な場合、つまり高段側圧縮機11bの駆動周波数が高い場合は、圧縮機吐出スーパーヒートを低くでき(暖房能力は高いが効率は悪い)、それ以外の場合は、圧縮機吐出スーパーヒートを高くでき(暖房能力は低いが効率は良い)、システム全体の運転効率を向上させることができる。また、高段側圧縮機11bの駆動周波数は、流量制御装置(熱源側流量制御装置16、バイパス用流量制御装置18及び利用側流量制御装置52)の制御とは別に第1圧力検知手段31の目標値が一定(たとえば2.8MPa)になるように制御されるようにしておくとよい。
図4は、デフロスト運転開始の判断を説明するための説明図である。図5は、デフロスト運転開始を判断する際の処理の流れを示すフローチャートである。図4及び図5に基づいて、実施の形態に係る空気調和装置100の特徴事項であるデフロスト運転開始の判断について説明する。図4では、空気調和装置100は、3台の室外ユニット10と、1台または複数台の室内ユニット50とで構成されている場合を例に示している。なお、室内ユニット50が3台の室外ユニット10のそれぞれに対応している場合を例に示しているが、この室内ユニット50が1台でもよく、複数台でもよいことを示している。
3台の室外ユニット10は、親室外機10Aと子室外機(子室外機10B及び子室外機10C)に分類される。図4では、中央に位置している室外ユニット10を親室外機10Aとしている場合を例に示している。また、親室外機10Aには親室外機コントローラ40Aが、子室外機10Bには子室外機コントローラ40Bが、子室外機10Cには子室外機コントローラ40Cが設けられている。さらに、室内ユニット50には、室内機コントローラ45が設けられている。
空気調和装置100は、熱源側熱交換器14に付着した霜を除去するための運転、すなわちデフロスト運転を実行可能になっている。暖房運転を継続して実行すると、熱源側熱交換器14に霜が付着することになる。そこで、空気調和装置100では、第4温度検知手段38の検知温度が予め設定されている所定値以下になると、四方弁12によって冷媒の流れを切り換え、高段側圧縮機11bからの吐出冷媒(ホットガス)を熱源側熱交換器14に直接導くことでデフロスト運転を実行するようになっている。つまり、デフロスト運転中、暖房運転が行なわれないことになり、暖房能力が低下することになる。空気調和装置100には、暖房能力の低下を抑制してシステム全体の能力を管理しつつ、デフロスト運転を実行することが要求される。
そこで、空気調和装置100では、子室外機10B及び子室外機10Cが自身のデフロスト運転を開始するために、まず親室外機10Aに霜取許可伺信号(矢印C)を送信する。こうすることで、子室外機10B及び子室外機10Cがデフロスト運転を開始できるかどうかを親室外機10A(詳しくは親室外機コントローラ40A)に打診し、親室外機10Aが室外ユニット10全体の霜取状況を判断して、システム全体の能力低下に繋がらない程度の子室外機(子室外機10B又は子室外機10C、あるいは子室外機10B及び子室外機10C)を選択して霜取許可信号(矢印B)を送信する。
一方、デフロスト運転中の各室外ユニット10からは、冷媒配管(液配管1及びガス配管2)に接続された室内ユニット50及び親室外機10A(親室外機10Aがデフロスト運転中の場合には室内ユニット50のみに)に霜取中信号(矢印A)を送信する。こうすることにより、子室外機の接続台数が多くなっても、各信号の送受信によって親室外機10Aがローテーションで各子室外機のデフロスト運転開始を判断し、システム全体の霜取状況を的確に判断できるので、システム全体の能力管理が可能となる。
図5に基づいて更に詳しく説明する。図5では、親室外機10Aと子室外機10Bとの間における信号の送受信を中心に説明する。子室外機10Bの運転中、子室外機コントローラ40Bは、デフロスト運転開始条件を子室外機10Bが満足したかどうかを判断する(ステップS201)。子室外機コントローラ40Bが、子室外機10Bのデフロスト運転開始条件が満足していると判断すると(ステップS201;YES)、たとえば霜取条件を検知する第4温度検知手段38が−5℃を5分間連続で検知した場合に、霜取許可伺信号を親室外機10A(詳しくは親室外機コントローラ40A)に送信し、デフロスト運転開始を打診する(ステップS202)。
親室外機10Aでは、システム全体におけるデフロスト運転を開始したい室外ユニット10(特に子室外機)の台数と、デフロスト運転可能な室外ユニット10(特に子室外機)の台数とを比較して、霜取許可伺信号を送信してきている子室外機10Bにデフロスト運転を開始させてもよいかどうか判断する(ステップS301)。すなわち、親室外機10Aは、室外ユニット10の全台数のうち50%までの範囲でデフロスト運転可能な室外ユニット10の台数を決定する。親室外機10Aは、霜取許可伺信号を送信してきている子室外機10Bにデフロスト運転を開始させてもよいと判断した場合(ステップS301;YES)、その子室外機10Bに対して霜取許可信号を送信する(ステップS302)。
子室外機10B(詳しくは子室外機コントローラ40B)は、霜取許可信号を受信したかどうかを判断する(ステップS203)。子室外機10Bは、霜取許可信号を受信していないと判断した場合(ステップS203;NO)、デフロスト運転開始条件を満たしてから30分間が経過したかどうかを判断する(ステップS204)。子室外機10Bは、霜取許可信号を受信していると判断した場合(ステップS203;YES)、あるいはデフロスト運転開始条件を満たしてから30分間が経過していると判断した場合(ステップS204;YES)、デフロスト運転を開始する(ステップS205)。なお、デフロスト運転開始条件を満たしてから30分間が経過していないと判断した場合(ステップS204;NO)、親室外機10Aに霜取許可伺信号を再送信する(ステップS202)。
デフロスト運転を開始した後、子室外機10Bは、霜取開始信号を親室外機10Aに送信する(ステップS206)。そして、子室外機10Bは、デフロスト運転終了条件を満たしたかどうかを判断する(ステップS207)。子室外機10Bは、デフロスト運転終了条件を満たしたと判断した場合(ステップS207;YES)、親室外機10Aに霜取終了信号を送信する(ステップS208)。なお、霜取開始後の第4温度検知手段38が、たとえば15℃を越えた場合に霜取終了と判断するとよい。
一方、親室外機10Aでデフロスト運転を開始する場合には、親室外機10Aは、自身の運転中、デフロスト運転開始条件(たとえば、自身がデフロスト運転を開始してもシステム全体の能力低下に繋がらないこと)を満足したかどうかを判断する(ステップS401)。親室外機10Aは、デフロスト運転開始条件を満足していると判断した場合(ステップS401;YES)、システム全体におけるデフロスト運転を開始したい室外ユニット10の台数と、デフロスト運転可能な室外ユニット10の台数とを比較して、自身でデフロスト運転を開始してもよいかどうか判断する(ステップS301)。すなわち、親室外機10Aは、室外ユニット10の全台数のうち50%までの範囲でデフロスト運転可能な室外ユニット10の台数を決定する。
親室外機10Aが自身でデフロスト運転を開始してもよいと判断した場合(ステップS301;YES)、デフロスト運転を開始する(ステップS402)。そして、親室外機10Aは、デフロスト運転終了条件を満たしたかどうかを判断する(ステップS403)。親室外機10Aは、デフロスト運転終了条件を満たしたと判断した場合(ステップS403;YES)、デフロスト運転を終了する。なお、親室外機10Aは、霜取許可判定のために、各室外ユニット10の霜取条件を把握している(ステップS501)。
また、親室外機10Aは、霜取許可信号を送信(ステップS302)した後、デフロスト運転中またはデフロスト運転の開始を許可した子室外機の台数に応じて、デフロスト運転中の子室外機及びデフロスト運転の開始を許可した子室外機以外の子室外機へ、第1圧力検知手段31の制御目標値(Pdm)の変更(ステップS303)、圧縮機駆動周波数の最大値(Fmax)の変更(ステップS304)、圧縮機吐出スーパーヒートの制御目標値(TdSHm)の変更(ステップS305)、及び、第3圧力検知手段33の制御目標値(P3m)の変更(ステップS306)を送信する。なお、少なくとも1つ以上を変更するとよい。
これにより、複数の子室外機を利用し、運転中の子室外機の最大能力を増加させて、空気調和装置100のシステム合計での能力低下分を補うことができる。つまり、デフロスト運転を実行している子室外機10Bや親室外機10Aでは、暖房運転が実行されておらず、この不足分を、デフロスト運転を実行していない他の子室外機や親室外機で補うことができるようになっているのである。なお、デフロスト運転中またはデフロスト運転の開始を許可した室外ユニット10の台数に応じた目標値変更を図6に示すように設けておく。
図6は、デフロスト運転中またはデフロスト運転の開始を許可した室外ユニット10の台数に応じた目標値の一例を説明するための説明図である。図6に基づいて、目標値の一例について説明する。なお、図6では、Fが圧縮機の駆動周波数を、Fmaxが圧縮機の駆動周波数の最大値を、Pdmが第1圧力検知手段31の制御目標値を、TdSHmが圧縮機吐出スーパーヒートの制御目標値を、P3mが第3圧力検知手段33の制御目標値をそれぞれ示している。
図6に示すように、デフロスト運転を実行している室外ユニット10が0台の場合、Pdmが2.8、Fmaxが80、TdSHmが70Hz≦Fの場合は20、40Hz≦F<70Hzの場合は30、F<40の場合は50、P3mが1.3となるように制御される。デフロスト運転を実行している室外ユニット10が1台の場合、Pdmが3.0、Fmaxが100、TdSHmが70Hz≦Fの場合は15、40Hz≦F<70Hzの場合は30、F<40の場合は50、P3mが1.5となるように制御される。デフロスト運転を実行している室外ユニット10が2台の場合、Pdmが3.2、Fmaxが120、TdSHmが70Hz≦Fの場合は10、40Hz≦F<70Hzの場合は30、F<40の場合は50、P3mが1.7となるように制御される。
なお、図1で説明した制御手段40は、その室外ユニット10に設けられる親室外機コントローラ40A、子室外機コントローラ40B、あるいは、子室外機コントローラ40Cで構成されているものとする。また、室外ユニット10及び室内ユニット50の接続台数を特に限定するものではなく、室外ユニット10が少なくとも2台以上、室内ユニット50が少なくとも1台以上接続されていればよい。さらに、各信号を無線で送受信してもよく、有線で送受信してもよい。またさらに、空気調和装置100に使用する冷媒を特に限定するものではない。
なお、空気調和装置100は、冷凍装置やルームエアコン、パッケージエアコン、冷蔵庫や、加湿器、調湿装置、ヒートポンプ給湯機等に適用することが可能である。したがって、空気調和装置100の適用される目的・用途に応じて使用する冷媒や、室内ユニット50の台数、各温度検知手段及び各圧力検知手段の個数を決定するとよい。また、制御手段40は、空気調和装置100の全体を統括制御できるようなマイクロコンピュータ等で構成するとよい。
実施の形態に係る空気調和装置の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。 空気調和装置の冷媒の流れを説明するための説明図である。 空気調和装置の暖房運転時における制御の流れの一例を示すフローチャートである。 デフロスト運転開始の判断を説明するための説明図である。 デフロスト運転開始を判断する際の処理の流れを示すフローチャートである。 デフロスト運転中またはデフロスト運転の開始を許可した室外ユニットの台数に応じた目標値の一例を説明するための説明図である。
符号の説明
1 液配管、2 ガス配管、4 第1バイパス管、5 第2バイパス管、10 室外ユニット、10A 親室外機、10B 子室外機、10C 子室外機、11a 低段側圧縮機、11b 高段側圧縮機、12 四方弁、14 熱源側熱交換器、15 熱源側流量制御装置、16 熱源側流量制御装置、17 二重管熱交換器、17a 高圧側配管、17b 低圧側配管、18 バイパス用流量制御装置、20 気液分離器、22 電磁弁、23 逆止弁、31 第1圧力検知手段、32 第2圧力検知手段、33 第3圧力検知手段、35 第1温度検知手段、36 第2温度検知手段、36a 第2温度検知手段、36b 第2温度検知手段、37 第3温度検知手段、38 第4温度検知手段、40 制御手段、40A 親室外機コントローラ、40B 子室外機コントローラ、40C 子室外機コントローラ、45 室内機コントローラ、50 室内ユニット、50a 室内ユニット、50b 室内ユニット、51 利用側熱交換器、51a 利用側熱交換器、51b 利用側熱交換器、52 利用側流量制御装置、52a 利用側流量制御装置、52b 利用側流量制御装置、100 空気調和装置。

Claims (5)

  1. 利用側熱交換器及び利用側流量制御装置が搭載された少なくとも1台以上の室内ユニットと、圧縮機、熱源側熱交換器、熱源側流量制御装置、二重管熱交換器及びバイパス用流量制御装置が搭載された2台以上の室外ユニットと、を備え、前記室内ユニットと前記室外ユニットとが接続されており、前記熱源側熱交換器と前記熱源側流量制御装置との間の冷媒の温度が予め設定されている所定値以下になると前記圧縮機から吐出される冷媒を前記熱源側熱交換器に供給するデフロスト運転を開始させる空気調和装置であって、
    前記室外ユニットのうち1台を親室外機、それ以外を子室外機とし、
    前記子室外機は、
    デフロスト運転の開始条件になると、前記親室外機に霜取許可伺信号を送信し、
    前記霜取許可伺信号を受信した前記親室外機は、
    前記室外ユニット全体のデフロスト運転状況を判断して、前記霜取許可伺信号を送信した前記子室外機のデフロスト運転の開始を決定し、その子室外機に対して霜取許可伺信号を送信する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記親室外機は、
    デフロスト運転の開始条件となった前記室外ユニットの台数とデフロスト運転可能な前記室外ユニットの台数とを比較することでシステム全体の能力低下を判断し、その判断に基づいて自身のデフロスト運転開始の可否を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記親室外機は、
    デフロスト運転の開始条件となった前記子室外機の台数とデフロスト運転可能な前記室外ユニットの台数とを比較することでシステム全体の能力低下を判断し、その判断に基づいてデフロスト運転を開始させる前記子室外機の台数を決定し、その子室外機に対して霜取許可信号を送信してデフロスト運転を開始させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記親室外機は、
    前記室外ユニットの全台数のうち50%までの範囲でデフロスト運転可能な台数を決定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の空気調和装置。
  5. 前記親室外機は、
    前記霜取許可信号を送信した後、デフロスト運転中またはデフロスト運転の開始を許可した前記子室外機の台数に応じて、それ以外の子室外機に設定されている前記圧縮機の吐出冷媒の圧力の制御目標値、前記圧縮機の駆動周波数の最大値、前記圧縮機の吐出スーパーヒートの制御目標値、及び、前記熱源側流量制御装置と前記二重管熱交換器との間の冷媒の圧力の制御目標値の少なくとも1つを変更する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和装置。
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