JP2022055835A - 駐車支援システム、駐車支援方法、及びプログラム - Google Patents

駐車支援システム、駐車支援方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】経路生成のための閾値と接触回避のための閾値とが異なる場合であっても、移動経路の生成を効率的に行えるようにする。【解決手段】駐車支援システム20は、車両から障害物までの距離を検出する測距部101と、測距部101の検出結果に基づき駐車領域を検出する駐車領域検出部102と、車両と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合に、車両と障害物との接触を回避するための処理を行う接触回避処理部103と、車両を駐車領域へ導く移動経路を、第1閾値より小さい第2閾値以上確保されるように生成する経路生成部105と、車両を移動経路に沿って走行させるように制御する走行制御部106とを備える。経路生成部105は、車両を駐車領域に近づける接近経路に沿った走行中に第1閾値未満となった場合において、予め定められた緩和条件が満たされる場合には、接近経路の移動経路としての適用を継続する。【選択図】図3

Description

本発明は、駐車支援システム、駐車支援方法、及びプログラムに関する。
近年、車両からその周辺に存在する障害物までの距離を検出する測距部の検出結果に基づき、車両を駐車領域まで自動的又は半自動的に走行させる駐車支援システムが利用されている。また、測距部の検出結果に基づき、障害物との接触を回避するための回避処理(例えば乗員への警告、緊急制動等)を行う接触回避システムが利用されている。
特開2018-163113号公報 特開2020-115302号公報
上記のような駐車支援システムにおいて、車両の移動経路は、車両と障害物との間隔が所定の閾値以上確保されるように生成される。また、上記のような接触回避システムにおいて、回避処理を行うか否かの判断は、車両と障害物との間隔と、所定の閾値との比較結果に基づき行われる。経路生成のための閾値と接触回避のための閾値とが異なる場合、駐車支援システムにおける移動経路の生成時において、接触回避システムにおける回避処理が干渉し、移動経路を効率的に生成できない場合がある。
そこで、本発明の課題の一つは、経路生成のための閾値と接触回避のための閾値とが異なる場合であっても、移動経路を効率的に生成可能な駐車支援システム、駐車支援方法、及びプログラムを提供することである。
本発明の一形態は、車両から障害物までの距離を検出する測距部と、測距部の検出結果に基づき駐車領域を検出する駐車領域検出部と、車両と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合に、車両と障害物との接触を回避するための処理を行う接触回避処理部と、車両を駐車領域へ導く移動経路を、車両と障害物との間隔が第1閾値より小さい第2閾値以上確保されるように生成する経路生成部と、移動経路に沿って走行するように車両を制御する走行制御部と、を備え、経路生成部は、車両を駐車領域に近づける接近経路に沿った走行中に車両と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合において、予め定められた緩和条件が満たされる場合には、接近経路の移動経路としての適用を継続する、駐車支援システムである。
上記構成によれば、車両と障害物との間隔が接触回避のための第1閾値未満となった場合であっても、緩和条件が満たされる場合には、第1閾値より小さい第2閾値に基づき生成された接近経路に沿った走行が継続される。これにより、移動経路の不要な修正(切り返し動作のための離反経路の生成等)を抑制でき、移動経路を効率的に生成できる。
また、上記駐車支援システムにおいて、緩和条件は、車両が駐車領域の間口へ侵入する間口侵入時であることであってもよい。
車両を駐車領域に侵入させる移動経路(接近経路)は、車両が可能な限り障害物の近くを通過するように生成されることが好ましく、当該接近経路において車両と障害物との間隔が最も小さくなるのは、通常、間口侵入時である。そのため、間口侵入時において、第1閾値に基づく接触回避行動を抑制することにより、移動経路を効率的に生成できる。
また、上記駐車支援システムにおいて、間口侵入時であるか否かの判定は、車両と障害物との間隔が第1閾値未満であることを検出したセンサが車両の旋回内側のコーナー部分に設置されたセンサであるか否かに基づき行われてもよい。
上記構成により、間口侵入時であるか否かを適切に判定できる。
また、本発明の他の形態は、車両から障害物までの距離を検出する工程と、距離の検出結果に基づき駐車領域を検出する工程と、車両と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合に、車両と障害物との接触を回避するための処理を行う工程と、車両を駐車領域へ導く移動経路を、車両と障害物との間隔が第1閾値より小さい第2閾値以上確保されるように生成する工程と、移動経路に沿って走行するように車両を制御する工程と、車両を駐車領域に近づける接近経路に沿った走行中に車両と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合において、予め定められた緩和条件が満たされる場合には、接近経路の移動経路としての適用を継続する工程と、を含む駐車支援方法である。
また、本発明の他の形態は、コンピュータに、車両から障害物までの距離を検出する処理と、距離の検出結果に基づき駐車領域を検出する処理と、車両と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合に、車両と障害物との接触を回避するための処理と、車両を駐車領域へ導く移動経路を、車両と障害物との間隔が第1閾値より小さい第2閾値以上確保されるように生成する処理と、移動経路に沿って走行するように車両を制御する処理と、車両を駐車領域に近づける接近経路に沿った走行中に車両と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合において、予め定められた緩和条件が満たされる場合には、接近経路の移動経路としての適用を継続する処理と、を実行させるプログラムである。
図1は、実施形態に係る駐車支援システムが搭載される車両の構成を示す平面図である。 図2は、実施形態に係る駐車支援システムの構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る駐車支援システムの機能構成を示すブロック図である。 図4は、駐車領域を検出する際の車両の動作の一例を示す図である。 図5は、車両が後退開始位置へ移動する際の動作の一例を示す図である。 図6は、後退経路を生成する際の状況の一例を示す図である。 図7は、間口侵入時における状況一例を示す図である。 図8は、車両が最終駐車位置に到達した状態の一例を示す図である。 図9は、後退経路に沿った走行中における車両と障害物としての車両との間隔の経時的変化の一例を示すグラフである。 図10は、実施形態に係る駐車支援システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、並びに当該構成によってもたらされる作用、結果、及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも一つを得ることが可能である。
図1は、実施形態に係る駐車支援システムが搭載される車両10の構成を示す平面図である。
車両10は、移動体の一例である。車両10は、例えば、内燃機関を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であってもよいし、電動機を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であってもよいし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であってもよい。車両10は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載することができる。車両10における車輪13の駆動に関わる装置の方式、個数、及び、レイアウト等は、種々に設定することができる。
図1に示すように、車両10は、車体12と、4個の車輪13と、1又は複数(本実施形態では4個)の撮像装置14a,14b,14c,14dと、1又は複数(本実施形態では12個)の超音波センサ16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16k,16lとを備える。撮像装置14a,14b,14c,14dを区別する必要がない場合、撮像装置14と記載する。超音波センサ16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16k,16lを区別する必要がない場合、超音波センサ16と記載する。
車体12は、乗員が乗車する車室を構成する。車体12は、車輪13、撮像装置14、超音波センサ16等を収容又は保持する。
4個の車輪13は、車体12の前後左右に設けられている。例えば、前側の2個の車輪13は、転舵輪として機能して、後側の2個の車輪13は、駆動輪として機能する。
撮像装置14は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像装置14は、所定のフレームレートで生成される複数のフレーム画像を含む動画、又は静止画のデータを撮像データとして出力する。撮像装置14のそれぞれは、広角レンズ又は魚眼レンズを有し、例えば、水平方向の140°~190°の範囲を撮影することができる。撮像装置14の光軸は、斜め下方に向けて設定されている。従って、撮像装置14は、周辺の路面を含む車両10の周辺を撮像した撮像データを出力する。
撮像装置14は、車体12の外周部に設けられている。例えば、撮像装置14aは、車体12の前端部の左右方向の中央部(例えば、フロントグリル)に設けられている。撮像装置14aは、車両10の前方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像装置14bは、車体12の後端部の左右方向の中央部(例えば、バックドアスイッチ周辺)に設けられている。撮像装置14bは、車両10の後方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像装置14cは、車体12の左端部の前後方向の中央部(例えば、左側のサイドミラー12a)に設けられている。撮像装置14cは、車両10の左方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像装置14dは、車体12の右端部の前後方向の中央部(例えば、右側のサイドミラー12b)に設けられている。撮像装置14dは、車両10の右方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。
超音波センサ16は、例えば、車両10の外周部に設けられ、超音波を検出波として送信し、車両10の周辺に存在する物体(障害物)により反射された反射波を受信するセンサである。超音波センサ16は、車両10から車両10の周辺に存在する障害物までの距離を示す距離情報を取得(生成)する。例えば、超音波センサ16は、検出波を送信してから反射波を受信するまでの時間(TOF:Time Of Flight)を、障害物の存否、距離、位置、動き等を特定するための距離情報として取得する。
超音波センサ16a,16b,16c,16dは、サイドソナーとも呼ばれ、車両10の左右の側部に設けられている。超音波センサ16e,16fは、コーナーソナーとも呼ばれ、超音波センサ16a,16b,16c,16dよりも車両10の後部(例えば、車両10のコーナー部分)に設けられ、超音波センサ16a,16b,16c,16dよりも後方(例えば、後方の外側)に向けられている。超音波センサ16g,16hは、コーナーソナーとも呼ばれ、超音波センサ16a,16b,16c,16dよりも車両10の前部(例えば、車両10のコーナー部分)に設けられ、超音波センサ16a,16b,16c,16dよりも前方(例えば、前方の外側)に向けられている。超音波センサ16i,16jは、リアソナーとも呼ばれ、車両10の後端部に設けられている。超音波センサ16k,16lは、フロントソナーとも呼ばれ、車両10の前端部に設けられている。
超音波センサ16aは、車両10の左側面の前側の位置に設けられている。超音波センサ16aは、左方向に向けられている。超音波センサ16aは、車両10の前側の左側方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16bは、車両10の左側面の後側の位置に設けられている。超音波センサ16bは、左方向に向けられている。超音波センサ16bは、車両10の後側の左側方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16cは、車両10の右側面の前側の位置に設けられている。超音波センサ16cは、右方向に向けられている。超音波センサ16cは、車両10の前側の右側方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16dは、車両10の右側面の後側の位置に設けられている。超音波センサ16dは、右方向に向けられている。超音波センサ16dは、車両10の後側の右側方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16eは、車両10の後端部の左側の位置に設けられている。超音波センサ16eは、左後方に向けられている。超音波センサ16eは、車両10の左後方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16fは、車両10の後端部の右側の位置に設けられている。超音波センサ16fは、右後方に向けられている。超音波センサ16fは、車両10の右後方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16gは、車両10の前端部の左側の位置に設けられている。超音波センサ16gは、左前方に向けられている。超音波センサ16gは、車両10の左前方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16hは、車両10の前端部の右側の位置に設けられている。超音波センサ16hは、右前方に向けられている。超音波センサ16hは、車両10の右前方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16i,16jは、車両10の後端部において超音波センサ16e,16fの間で互いに左右方向に間隔を空けて設けられている。超音波センサ16i,16jは、後方に向けられている。超音波センサ16i,16jは、車両10の後方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
超音波センサ16k,16lは、車両10の前端部において超音波センサ16g,16hの間で互いに左右方向に間隔を空けて設けられている。超音波センサ16k,16lは、前方に向けられている。超音波センサ16k,16lは、車両10の前方の検出領域に存在する障害物に関する距離情報を取得する。
図2は、実施形態に係る駐車支援システム20の構成を示すブロック図である。
駐車支援システム20は、車両10に搭載され、車両10を所定の駐車領域に駐車させる際の車両10の移動を自動運転(一部自動運転を含む)の実行により支援する。
図2に示すように、駐車支援システム20は、撮像装置14と、超音波センサ16と、制動システム22と、加速システム24と、操舵システム26と、変速システム28と、車速センサ30と、モニタ装置32と、駐車支援装置34と、車内ネットワーク36とを備える。
制動システム22は、車両10の減速を制御する。制動システム22は、制動部40と、制動制御部42と、制動部センサ44とを有する。
制動部40は、例えば、ブレーキ、ブレーキペダル等を含み、車両10を減速させるための装置である。
制動制御部42は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサを有するマイクロコンピュータ等のコンピュータである。制動制御部42は、駐車支援装置34からの指示に基づき制動部40を制御し、車両10の減速を制御する。
制動部センサ44は、例えば、位置センサであって、制動部40がブレーキペダルの場合、制動部40の位置を検出する。制動部センサ44は、検出した制動部40の位置を車内ネットワーク36に出力する。
加速システム24は、車両10の加速を制御する。加速システム24は、加速部46と、加速制御部48と、加速部センサ50とを有する。
加速部46は、例えば、アクセルペダル等を含み、車両10を加速させるための装置である。
加速制御部48は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するマイクロコンピュータ等のコンピュータである。加速制御部48は、駐車支援装置34からの指示に基づき加速部46を制御し、車両10の加速を制御する。
加速部センサ50は、例えば、位置センサであって、加速部46がアクセルペダルの場合、加速部46の位置を検出する。加速部センサ50は、検出した加速部46の位置を車内ネットワーク36に出力する。
操舵システム26は、車両10の進行方向を制御する。操舵システム26は、操舵部52と、操舵制御部54と、操舵部センサ56とを有する。
操舵部52は、例えば、ハンドル(ステアリングホイール)等を含み、車両10の転舵輪を転舵させて、車両10の進行方向を操舵する装置である。
操舵制御部54は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するマイクロコンピュータ等のコンピュータである。操舵制御部54は、駐車支援装置34からの指示に基づき操舵部52を制御し、車両10の進行方向を制御する。
操舵部センサ56は、第3検出部の一例であって、例えば、ホール素子等を含む角度センサであって、操舵部52の回転角である操舵角を検出する。操舵部センサ56は、検出した操舵部52の操舵角を車内ネットワーク36に出力する。
変速システム28は、車両10の変速比を制御する。変速システム28は、変速部58と、変速制御部60と、変速部センサ62とを有する。
変速部58は、例えば、シフトレバー等を含み、車両10の変速比を変更させる装置である。
変速制御部60は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するマイクロコンピュータ等のコンピュータである。変速制御部60は、駐車支援装置34からの指示に基づき変速部58を制御し、車両10の変速比を制御する。
変速部センサ62は、例えば、位置センサであって、変速部58がシフトレバーの場合、変速部58の位置を検出する。変速部センサ62は、検出した変速部58の位置を車内ネットワーク36に出力する。
車速センサ30は、例えば、車両10の車輪13の近傍に設けられたホール素子を有し、車輪13の回転量又は単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車速センサ30は、検出した回転量又は回転数を示す車輪速パルス数を、車速を算出するためのセンサ値として、車内ネットワーク36へ出力する。駐車支援装置34は、車速センサ30から取得したセンサ値に基づき車両10の速度(車速)、移動量等を算出することができる。
モニタ装置32は、車両10の車室内のダッシュボード等に設けられている。モニタ装置32は、表示部64と、音声出力部66と、操作入力部68とを有する。
表示部64は、駐車支援装置34が送信した画像データに基づき画像を表示する。表示部64は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディプレイ(OELD:Organic Electroluminescent Display)等の表示装置である。表示部64は、例えば、自動運転と手動運転との切り替えを指示する操作指示を受け付ける画像を表示する。また、表示部64は、接触回避処理の一部として、障害物が車両10に近接した状態であることを示す警告画像の表示、警告灯の点灯等を行う。
音声出力部66は、駐車支援装置34が送信した音声データに基づいて音声を出力する。音声出力部66は、例えば、スピーカである。音声出力部66は、例えば、自動運転と手動運転との切り替えを指示する操作指示に関する音声を出力する。また、音声出力部66は、接触回避処理の一部として、障害物が車両10に近接した状態であることを示す警告音の出力等を行う。
操作入力部68は、乗員の入力を受け付ける。操作入力部68は、例えば、タッチパネルである。操作入力部68は、表示部64の表示画面に設けられている。操作入力部68は、表示部64が表示する画像を透過可能に構成されている。これにより、操作入力部68は、表示部64の表示画面に表示される画像を乗員に視認させることができる。操作入力部68は、表示部64の表示画面に表示される画像に対応した位置を乗員が触れることによって入力した指示を受け付けて、駐車支援装置34へ送信する。なお、操作入力部68は、タッチパネルに限らず、押しボタン式等のハードスイッチであってもよい。
駐車支援装置34は、ECU(Electronic Control Unit)等のマイクロコンピュータを含むコンピュータであり、車両10の駐車支援を行なう。
駐車支援装置34は、CPU34aと、ROM(Read Only Memory)34bと、RAM(Random Access Memory)34cと、表示制御部34dと、音声制御部34eと、SSD(Solid State Drive)34fとを備える。CPU34a、ROM34b及びRAM34cは、同一パッケージ内に集積されていてもよい。
CPU34aは、ハードウェアプロセッサの一例であって、ROM34b等の不揮発性の記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して、当該プログラムにしたがって各種の演算処理及び制御を実行する。CPU34aは、例えば、車両10の自動運転による駐車支援を実行する。
ROM34bは、プログラム、プログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶する。RAM34cは、CPU34aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。表示制御部34dは、駐車支援装置34での演算処理のうち、主として、撮像装置14で得られた画像の画像処理、表示部64に表示させる表示用の画像のデータ変換等を実行する。音声制御部34eは、駐車支援装置34での演算処理のうち、主として、音声出力部66に出力させる音声の処理を実行する。SSD34fは、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であって、駐車支援装置34の電源がオフされた場合にあってもデータを維持する。
車内ネットワーク36は、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)等を含む。車内ネットワーク36は、加速システム24と、制動システム22と、操舵システム26と、変速システム28と、超音波センサ16と、車速センサ30と、モニタ装置32の操作入力部68と、駐車支援装置34とを互いに情報を送受信可能に接続する。
図3は、実施形態に係る駐車支援システム20の機能構成を示すブロック図である。
駐車支援システム20は、測距部101、駐車領域検出部102、接触回避処理部103、位置検出部104、経路生成部105、及び走行制御部106を備える。これらの機能部101~105は、図2に示すハードウェア構成、CPU34aを制御するプログラム等の協働により構成される。
測距部101は、車両10から車両10周辺に存在する障害物までの距離を検出する。本実施形態に係る測距部101は、超音波センサ16により取得されるTOF等の情報を、車両10から障害物までの距離を示す距離情報として取得する。なお、測距部101は、超音波センサ16以外の手段、例えばミリ波レーダ、LiDAR(Light Detection and Ranging)等を利用して構成されてもよい。また、測距部101は、撮像装置14により取得される画像情報を利用して距離情報を取得してもよい。
駐車領域検出部102は、測距部101による検出結果(距離情報)に基づき駐車領域を検出する。本実施形態に係る駐車領域検出部102は、駐車領域の間口に関する間口情報を含む駐車領域情報を生成する。間口情報は、駐車領域における間口の位置、広さ等を示す情報である。
接触回避処理部103は、測距部101による検出結果に基づき、車両10と障害物との間隔が予め定められた第1閾値未満となった場合に、車両10が障害物に接触することを回避するための接触回避処理を行う。接触回避処理部103は、車両10と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合に警告情報を出力し、例えば、車両10の乗員に対して警告(例えば音声、画像、発光等)を発したり、車両10を緊急停止させたりするための処理を行う。第1閾値の具体的な値は、特に限定されるべきものではないが、例えば300mm程度であり得る。第1閾値は、固定値であることに限定されず、所定の条件に応じて変動するものであってもよい。
位置検出部104は、車両10(自車両)の位置を検出する。位置検出部104は、例えば、制動システム22、加速システム24、操舵システム26、変速システム等から取得される車両10の走行状態を示す走行情報、測距部101により取得される距離情報、撮像装置14から取得される画像情報等に基づき、車両10の位置を示す位置情報を生成する。位置情報は、駐車領域検出部102により検出された駐車領域と車両10との位置関係等を示す情報を含む。
経路生成部105は、所定の情報(距離情報、駐車領域情報、警告情報、位置情報等)に基づき、車両10を駐車領域へ導く移動経路を生成する。経路生成部105は、車両10と障害物との間隔が第1閾値より小さい第2閾値以上確保されるように、移動経路を生成する。第2閾値の具体的な値は、特に限定されるべきものではないが、例えば200mm程度であり得る。第2閾値は、固定値であることに限定されず、所定の条件に応じて変動するものであってもよい。経路生成部105は、目標位置設定部111、接近経路生成部112、及び離反経路生成部113を備える。
目標位置設定部111は、車両10が向かうべき目標位置を設定する。目標位置は、駐車領域内の最終的な目標位置(最終目標位置)だけでなく、現在位置から最終目標位置までの間で設定され得る1以上の中間目標位置を含む。目標位置は、駐車動作の進行に伴い更新されてもよい。
接近経路生成部112は、車両10を駐車領域に近づける接近経路を生成する。接近経路は、車両10と障害物との間隔が第2閾値以上となるように生成される。駐車領域に車両10の後端部から侵入して駐車する後退駐車を行う際には、主に、車両10を後退させる「後退経路」が「接近経路」となる。駐車領域に車両10の前端部から侵入して駐車する前進駐車を行う際には、主に、車両10を前進させる「前進経路」が「接近経路」となる。
離反経路生成部113は、車両10を駐車領域から遠ざける離反経路を生成する。離反経路は、例えば、接触回避処理部103により警告情報が出力された場合(車両10と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合)や、車両10を接近経路の始点まで移動させる場合等に生成される。後退駐車を行う際には、主に、「前進経路」が「離反経路」となる。前進駐車を行う際には、主に、「後退経路」が「離反経路」となる。
経路生成部105は、状況に応じて接近経路と離反経路とを組み合わせることにより、現在位置から駐車領域までの移動経路を生成する。
走行制御部106は、車両10を経路生成部105により生成された移動経路に沿って走行させるように制御する。
本実施形態に係る経路生成部105は、接近経路に沿った走行中に車両10と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合(警告情報が出力された場合)において、予め定められた緩和条件が満たされる場合には、接近経路の移動経路としての適用を継続する。緩和条件は、例えば、車両10が駐車領域の間口へ進入する間口侵入時であることが好ましい。間口侵入時であるか否かの判定方法は、特に限定されるべきものではないが、例えば、車両10と障害物との間隔が第1閾値未満であることを検出したセンサが車両10の旋回内側のコーナー部分に設置されたセンサ(本実施形態では、コーナーセンサとも称される超音波センサ16e,16f,16g,16h)であるか否かに基づき行うことができる。
すなわち、本実施形態によれば、接近経路に沿った走行中(例えば後退駐車時における後退走行中)において、接触回避処理部103により警告情報が出力された場合(車両10と障害物との間隔が第1閾値未満となった場合)であっても、緩和条件が満たされる場合(間口侵入時である場合等)には、離反経路(切り返し動作のための前進経路等)は生成されず、接近経路に沿った走行(後退走行)が継続される。なお、緩和条件は上記に限定されるものではく、車両10の形状、駐車場の形態等に応じて適宜設定され得るものである。これにより、移動経路の不要な修正を抑制できる。
以下、図4~図9を参照し、実施形態に係る駐車支援システム20により実現される車両10の動作について説明する。ここでは、後退駐車を行う場合を例として説明する。
図4は、駐車領域Aを検出する際の車両10の動作の一例を示す図である。
駐車支援を行う際には、先ず、駐車領域Aの検出が行われる。ここで例示する駐車領域Aは、2台の車両70A,70Bと壁面71とで区画された領域である。駐車領域Aを検出する際には、車両10は、駐車領域Aの間口部分の近傍をゆっくり横切るように走行する。本例では、車両10は、位置P1から位置P2へ低速度で移動する。このとき、車両10に搭載された超音波センサ16(本例では車両10の左側面に設置された超音波センサ16g,16a,16b,16e)により、車両10から障害物としての車両70A,70Bまでの距離を示す距離情報を取得する。この距離情報に基づき、駐車領域Aの間口の広さを示す間口距離Dが検出される。このとき、撮像装置14(本例では車両10の左側面に設置された撮像装置14c)により取得された画像情報を利用してもよい。
図5は、車両10が後退開始位置P3へ移動する際の動作の一例を示す図である。
上記のように駐車領域A(間口距離D)を検出した後、車両10は、後退開始位置P3へ移動する。後退開始位置P3は、車両10が駐車領域Aへ向けて後退走行を開始する位置である。後退開始位置P3は、間口距離D、車両10の操舵特性(最小回転半径等)、車両10の周辺に存在する、車両70A,70B以外の障害物(道幅等)等に基づき設定される。このとき、目標位置設定部111が、車両10の両後輪間の中心が到達すべき開始目標位置Tsを設定し、離反経路生成部113が現在の位置P2から開始目標位置Tsに対応する後退開始位置P3までの前進経路R1(離反経路)を生成し、走行制御部106が当該前進経路R1に基づき車両10を走行させる。
図6は、後退経路R2を生成する際の状況の一例を示す図である。
上記のように、後退開始位置P3に到達した後、接近経路生成部112は、車両10を後退開始位置P3から駐車領域A内へ侵入させるための後退経路R2(接近経路)を生成する。接近経路生成部112は、車両10と旋回内側に存在する障害物としての車両70Aとの間隔が第2閾値C2(例えば200mm)以上確保されるように、後退経路R2を生成する。このとき目標位置設定部111により設定される目標位置は、駐車領域A内の最終目標位置Teであってもよいし、開始目標位置Tsと最終目標位置Teとの間の位置であってもよい。図6においては、車両10と車両70Aとの間隔が第2閾値C2となる中間目標位置Tmと、中間目標位置Tmに対応する最接近位置P4とが例示されている。
図7は、間口侵入時における状況一例を示す図である。
図7において、車両10が駐車領域Aの間口に侵入する間口侵入時における車両10の位置を示す中間位置Pmが示されている。このような間口侵入時において、車両10と、旋回内側に存在する障害物としての車両70Aとの間隔が、一時的に第1閾値C1(例えば300mm)未満となる場合がある。このとき、接触回避処理部103により警告情報が出力されるため、従来技術においては、後退経路R2に沿った走行が中止され、車両10と車両70Aとの接触を回避するための前進経路R3(離反経路)が新たに生成される場合があった。
しかし、本実施形態においては、上述したように、後退経路R2(接近経路)に沿った走行中に、車両10と車両70Aとの間隔が第1閾値C1未満となった場合であっても、間口侵入時である場合等(予め定められた緩和条件が満たされる場合)には、前進経路R3(離反経路)は生成されず、後退経路R2に沿った走行が継続される。なお、間口侵入時であるか否かの判定方法は、特に限定されるべきものではないが、例えば、車両10と車両70A(障害物)との間隔が第1閾値C1未満となったことを検知したセンサが車両10の旋回内側のコーナー部分に設置された超音波センサ16eであるか否か等に基づき行うことができる。
図8は、車両10が最終駐車位置P5に到達した状態の一例を示す図である。
上記のように、中間位置Pmにおいて後退経路R2に沿った走行が継続されることにより、車両10は、接触回避のための切り返し動作等を行うことなく、最終駐車位置P5に到達できる。
図9は、後退経路R2に沿った走行中における車両10と障害物としての車両70Aとの間隔の経時的変化の一例を示すグラフである。
図9には、中間位置Pm(間口侵入時)に対応する期間において車両10と車両70Aとの間隔が第2閾値C2以上且つ第1閾値C1未満となるが、その後当該間隔が第1閾値C1以上で安定することが示されている。このように、間口侵入時等の特定の状況においては、車両10と車両70Aとの間隔が一時的に第1閾値C1未満となるが、このような特定の状況における接触回避処理(切り返し動作等)の実行条件を上記のように緩和することにより、不要な接触回避処理を抑制でき、駐車時間の短縮、自動駐車の成功率の向上等を実現できる。
図10は、実施形態に係る駐車支援システム20における処理の一例を示すフローチャートである。
駐車領域Aの検出後、離反経路生成部113は、車両10を後退開始位置P3へ移動させるための前進経路R1を生成する(S101)。走行制御部106は、前進経路R1に沿って車両10を前進させる(S102)。
経路生成部105は、前進経路R1の走行が完了したか否かを判定する(S103)。前進経路R1の走行が完了していない場合(S103:No)、ステップS102に戻る。前進経路R1の走行が完了している場合(S103:Yes)、接近経路生成部112は、車両10を駐車領域Aへ侵入させるための後退経路R2を生成する(S104)。走行制御部106は、後退経路R2に沿って車両10を後退させる(S105)。
経路生成部105は、後退経路R2の走行が完了したか否かを判定する(S106)。後退経路R2の走行が完了した場合(S106:Yes)、経路生成部105は、車両10が最終駐車位置P5に到達したか否かを判定する(S107)。車両10が最終駐車位置P5に到達した場合(S107:Yes)、本ルーチンは終了する。車両10が最終駐車位置P5に到達していない場合(S107:No)、ステップS104に戻る。このとき、接近経路生成部112は、目標位置設定部111により設定された新たな目標位置に基づき新たな後退経路を生成する。
後退経路の走行が完了していない場合(S106:No)、経路生成部105は、接触回避処理部103により警告情報が出力されているか否かを判定する(S108)。警告情報が出力されていない場合(S108:No)、ステップS105に戻り、後退経路R2に沿った走行が継続される。
警告情報が出力されている場合(S108:Yes)、経路生成部105は、間口侵入時か否かを判定する(S109)。間口侵入時でない場合(S109:No)、ステップS101に戻り、離反経路生成部113は、障害物との接触回避を目的とする切り返し動作を行うための前進経路R3を生成する。間口侵入時である場合(S109:Yes)、ステップS105に戻り、後退経路R2に沿った走行が継続される。
上述したような各種処理を駐車支援装置34に実行させるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよい。また、プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、車両10と障害物との間隔が接触回避のための第1閾値C1未満となった場合であっても、緩和条件が満たされる場合には、第1閾値C1より小さい第2閾値C2に基づき生成された後退経路R2(接近経路)に沿った走行が継続される。これにより、移動経路の不要な修正(切り返し動作のための離反経路の生成等)を抑制でき、移動経路を効率的に生成できる。また、駐車時間の短縮、自動駐車の成功率の向上等を実現できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…車両、12…車体、13…車輪、14(14a~14d)…撮像装置、16(16a~16l)…超音波センサ、20…駐車支援システム、34…駐車支援装置、70A,70B…車両(障害物)、71…壁面(障害物)、101…測距部、102…駐車領域検出部、103…接触回避処理部、104…位置検出部、105…経路生成部、106…走行制御部、111…目標位置設定部、112…接近経路生成部、113…離反経路生成部、A…駐車領域、C1…第1閾値、C2…第2閾値、D…間口距離、P3…後退開始位置、P4…最接近位置、P5…最終駐車位置、Pm…中間位置、R1,R3…前進経路(離反経路)、R2…後退経路(接近経路)、Te…最終目標位置、Tm…中間目標位置、Ts…開始目標位置

Claims (5)

  1. 車両から障害物までの距離を検出する測距部と、
    前記測距部の検出結果に基づき駐車領域を検出する駐車領域検出部と、
    前記車両と前記障害物との間隔が第1閾値未満となった場合に、前記車両と前記障害物との接触を回避するための処理を行う接触回避処理部と、
    前記車両を前記駐車領域へ導く移動経路を、前記車両と前記障害物との間隔が前記第1閾値より小さい第2閾値以上確保されるように生成する経路生成部と、
    前記移動経路に沿って走行するように前記車両を制御する走行制御部と、
    を備え、
    前記経路生成部は、前記車両を前記駐車領域に近づける接近経路に沿った走行中に前記車両と前記障害物との間隔が前記第1閾値未満となった場合において、予め定められた緩和条件が満たされる場合には、前記接近経路の前記移動経路としての適用を継続する、
    駐車支援システム。
  2. 前記緩和条件は、前記車両が前記駐車領域の間口へ侵入する間口侵入時であることである、
    請求項1に記載の駐車支援システム。
  3. 前記間口侵入時であるか否かの判定は、前記車両と前記障害物との間隔が前記第1閾値未満であることを検出したセンサが前記車両の旋回内側のコーナー部分に設置されたセンサであるか否かに基づき行われる、
    請求項2に記載の駐車支援システム。
  4. 車両から障害物までの距離を検出する工程と、
    前記距離の検出結果に基づき駐車領域を検出する工程と、
    前記車両と前記障害物との間隔が第1閾値未満となった場合に、前記車両と前記障害物との接触を回避するための処理を行う工程と、
    前記車両を前記駐車領域へ導く移動経路を、前記車両と前記障害物との間隔が前記第1閾値より小さい第2閾値以上確保されるように生成する工程と、
    前記移動経路に沿って走行するように前記車両を制御する工程と、
    前記車両を前記駐車領域に近づける接近経路に沿った走行中に前記車両と前記障害物との間隔が前記第1閾値未満となった場合において、予め定められた緩和条件が満たされる場合には、前記接近経路の前記移動経路としての適用を継続する工程と、
    を含む駐車支援方法。
  5. コンピュータに、
    車両から障害物までの距離を検出する処理と、
    前記距離の検出結果に基づき駐車領域を検出する処理と、
    前記車両と前記障害物との間隔が第1閾値未満となった場合に、前記車両と前記障害物との接触を回避するための処理と、
    前記車両を前記駐車領域へ導く移動経路を、前記車両と前記障害物との間隔が前記第1閾値より小さい第2閾値以上確保されるように生成する処理と、
    前記移動経路に沿って走行するように前記車両を制御する処理と、
    前記車両を前記駐車領域に近づける接近経路に沿った走行中に前記車両と前記障害物との間隔が前記第1閾値未満となった場合において、予め定められた緩和条件が満たされる場合には、前記接近経路の前記移動経路としての適用を継続する処理と、
    を実行させるプログラム。
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