JP2022054971A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の一態様によれば、加熱調理器において、角皿の有無を安定して正確に検出でき、適切な加熱方法を選択して食品を加熱できる。【解決手段】加熱調理器(1)であって、調理室(2)と、調理室(2)に食品を載置した金属製の角皿(3)が装着されたか否かを検出する角皿検出部(10)と、食品を加熱する加熱部(40)と、を備え、角皿検出部(10)は、第1レバー(11)と、第1レバー(11)と連携して角皿の有無を判定するスイッチ(13)と、を含み、角皿検出部(10)が、角皿(3)有りを判定した場合に、ヒータ部(42)によって食品を加熱する。【選択図】図3
Description
本発明は加熱調理器に関する。
特許文献1に、加熱調理器において、食品の上面をヒータで、食品の下面を高周波発熱体が張り付けられた加熱皿で加熱する方法が公開されている。
特許文献1記載の加熱調理器において、加熱皿を入れ忘れて加熱を行った場合、高周波を吸収する高周波発熱体がないため、高周波によって局所的な加熱が発生し、食品を載置した皿の溶融・変形を招く原因となる。そのため、局所的な加熱を防ぐ目的で、加熱皿の有無を検出している。
しかしながら、上述のような従来技術は加熱皿の有無の判別に光電センサを用いているため、受光部に付着した汚れなどにより、正確な加熱皿の検出ができない場合がある。
また、一般的な加熱皿には、高周波発熱体がない金属製の角皿が用いられることが多く、金属が調理室にあると、高周波加熱によって放電現象が発生することがある。そのため、角皿を用いる場合は、高周波加熱を行わないことが好ましいが、放電現象を発生させないために、角皿の有無を安定して正確に検出できる手段がなかった。例えば、光電センサを用いて角皿の有無を検出することが考えられるが、上述したように、調理室内の汚れに伴い、発光部、受光部が汚れてしまうと角皿を適切に検出することができない。従って、従来の加熱調理器において、角皿の有無を安定して検出することができず、加熱調理器の動作、すなわち高周波加熱による調理かそれ以外の加熱による調理かを適切に切替えることができないという問題が生じる。
そこで、本発明の一態様は、角皿の有無を安定して正確に検出し、加熱調理器の動作を適切に切り換えることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、調理室と、食品を載置する金属製の角皿と、前記調理室に装着された前記角皿を検出する角皿検出部と、前記食品を加熱する加熱部と、を備え、前記加熱部は、少なくとも、高周波加熱部と、高周波以外の加熱部とによって構成され、前記角皿検出部は、前記調理室内から前記調理室外に移動する前記角皿にて動作する第1レバーと、前記第1レバーと連携して前記角皿の有無を判定するスイッチと、を含み、前記制御部は、前記スイッチが、前記角皿有りと判定した場合に、前記第2調理モードによって食品を加熱する。
本発明の一態様によれば、加熱調理器において、角皿の有無を安定して正確に検出でき、適切な加熱方法を選択して食品を加熱できる。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(加熱調理器の構成)
図1は、本実施形態に係る加熱調理器1の構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る加熱調理器1の扉を外した状態での構成を示す斜視図である。加熱調理器1は、高周波加熱とヒータによるオーブン加熱を行える加熱調理器である。
図1は、本実施形態に係る加熱調理器1の構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る加熱調理器1の扉を外した状態での構成を示す斜視図である。加熱調理器1は、高周波加熱とヒータによるオーブン加熱を行える加熱調理器である。
図1および図2に示すように、加熱調理器1は、調理室2と、角皿3と、本体4と、扉5と、を備える。さらに、扉5は、スタートボタン6、表示部7を備える。
本体4は、加熱調理器1の筐体であり、内部に食料品を載置し調理する調理室2を備える。本体4の手前に、扉5が開閉自在に取り付けられている。扉5には、内部の調理室2の状況を確認できる覗き窓が取り付けられている。扉5には、各種調理メニューの操作ボタンに加え、調理を開始するスタートボタン6および表示部7が設けられている。
また、調理室2内には、食品を載置する金属製の角皿3を装着できるようになっており、食品を角皿3に載置した上で、扉5を閉め、スタートボタン6を押下することで調理を行う。表示部7は、調理の状態および注意事項などを表示する。
また、図3は、本実施形態に係る加熱調理器1の要部の構成を示すブロック図である。図3に示すように、加熱調理器1は、角皿検出部10と、空冷部20と、水受け部30と、加熱部40と、制御部50と、をさらに備える。制御部50は、加熱調理器1の各部の情報を取得し、各部を統括的に制御する機能をもつ。
(角皿検出部の構成)
図4は、本実施形態に係る角皿3が調理室2に装着されていない場合における、角皿検出部10を示す図である。図5は、本実施形態に係る角皿3が調理室2に装着されている場合における、角皿検出部10を示す図である。図6は、本実施形態に係る加熱調理器1の内部および内部の一部を拡大した図である。
図4は、本実施形態に係る角皿3が調理室2に装着されていない場合における、角皿検出部10を示す図である。図5は、本実施形態に係る角皿3が調理室2に装着されている場合における、角皿検出部10を示す図である。図6は、本実施形態に係る加熱調理器1の内部および内部の一部を拡大した図である。
図3~図5に示すように、角皿検出部10は、第1レバー11と、第2レバー12と、スイッチ13と、スプリング14と、を備える。図4および図5に示すように、第1レバー11および第2レバー12はカム駆動する構造になっており、第1レバー11が押し込まれることで、第2レバー12は可動する。また、第2レバー12には、スプリング14が固定されており、第1レバー11が無負荷状態では、自動的に、図4の状態のように、第1レバー11が調理室2内部に突出した状態になるようになっている。スイッチ13は、第2レバー12によって押下される構造になっている。第1レバー11が無負荷状態では、スイッチ13はOFFであり、第1レバー11が押し込まれることで、スイッチ13はONする。スイッチ13の状態は、制御部50が取得する。
図6に示すように調理室2には、側壁2aがあり、側壁2aにはスリット2bが形成されている。第1レバー11は、スリット2bを通じて、調理室2の外部から内部に向けて、側壁2aを突出している。調理室2に角皿3が装着されている場合(すなわち配置されている場合)、角皿3によって、第1レバー11は押し込まれ、第2レバー12を動作させて、スイッチ13をONにする。
第1レバー11でスイッチ13を直接的に操作せずに、第2レバー12を介してスイッチ13を間接的に操作することで、角皿検出部10にかかるスペース(横方向の幅)を削減している。すなわち、第1レバー11でスイッチ13を直接的に操作できるように、角皿検出部10を配置した場合、角皿検出部10の構造物にスペースが必要となり、側壁2aと、側壁2aと対向する本体の外壁との間隔が、第2レバー12を介してスイッチ13を間接的に操作した場合よりも大きくなる。したがって、第2レバー12を介してスイッチ13を間接的に操作することで、加熱調理器1を正面から見た場合での少スペース化を図っている。
また、角皿3を装着した場合に、正常に第1レバー11が動作するように、角皿3を装着する部位が決められており、側壁2aに突起3aが突出している。突起3aは図6に図示しない対向した側壁2aにも設けられており、両側面の突起3aに角皿を載置し、装着させる。
上記構成の角皿検出部10は、第1レバー11と、第2レバー12と、スイッチ13と、スプリング14と、を備えこれら部材の動きによって角皿の有無を検出している。つまり、レバーの動き等のように機械的な動きにより角皿の有無を検出している。このため、調理室2内が多少汚れていても、光電センサほどの影響を受けにくいため、角皿3の有無の検出も適切に行うことが可能となる。従って、上記構成の角皿検出部10によれば、調理室2内の汚れの影響を受けにくく、角皿3の有無を安定して正確に検出することができる。
なお、第1レバー11が直接スイッチ13を動作させ、スプリング14が第1レバー11に固定されている構成としてもよい。無負荷状態では、スプリング14によって、第1レバーは調理室2内に突出する。この場合、第2レバー12を省略することができる。この構成でも、調理室2内の汚れの影響を受けにくく、角皿3の有無を安定して正確に検出することができる。つまり、スイッチ13は、第1レバー11と連携して角皿3の有無を判定することができる。
図示しない対向した側壁2aにも、図示した側壁2aと同様に、スリット2bが設けられており、角皿検出部10が設けられていてもよい。すなわち、角皿1枚に対し、複数の角皿検出部10が設けられており、どれか一つでも角皿を検出した場合に角皿有りと判定してもよい。また、突起3aは複数段あり、角皿を装着する段が複数あって、それぞれの段に角皿検出部10が設けられていてもよい。
(蒸気漏れへの対応)
スリット2bが、側壁2aを通って、調理室2の内部と外部をつなげている。そのため、調理室2内部で発生した水蒸気を含めた高温気体が角皿検出部10に流入することが考えられる。高温気体によって、角皿検出部10の各部が破損する可能性を減少させるために、加熱調理器1は空冷部20を備える。
スリット2bが、側壁2aを通って、調理室2の内部と外部をつなげている。そのため、調理室2内部で発生した水蒸気を含めた高温気体が角皿検出部10に流入することが考えられる。高温気体によって、角皿検出部10の各部が破損する可能性を減少させるために、加熱調理器1は空冷部20を備える。
図7は、本実施形態に係る空冷部20を示す図である。図7において、空冷部20が見やすいように、本体4の外装は外されている。図7に示すように、空冷部20は、ファン21と、複数のダクト22と、を備える。
ファン21は、本体4の背面から外気を取込み、外気を内部に供給し、本体4の内部を冷却する機能をもつ。ファン21によって取り込まれた外気は、ダクト22を通って、角皿検出部10を冷却する。
ダクト22内部は、常に新鮮な空気が供給されており、調理室2に対し、正圧が保たれている。そのため、調理室2から高温気体が、ダクト22に流入してくることを妨げる。したがって、ダクト22内部にある、角皿検出部10は、高温気体に基本的には晒されない。
また、多少高温気体がダクト22内部に流入してきた場合であっても、正圧に保つために、常に新鮮な外気が供給されることから、高温空気は希釈される。そのため、高温気体によって角皿検出部10の各部を破損することを妨げる。
(結露水への対応)
高温気体内に混入している水蒸気が、ダクト22において冷却され、結露した場合を考える。図8は、本実施形態に係る水受け部30を示す図である。図8において、水受け部30が見やすいように、本体4の上部が外されている。図8に示すように、水受け部30は、樋31と、排水路32と、露受け33と、を備える。
高温気体内に混入している水蒸気が、ダクト22において冷却され、結露した場合を考える。図8は、本実施形態に係る水受け部30を示す図である。図8において、水受け部30が見やすいように、本体4の上部が外されている。図8に示すように、水受け部30は、樋31と、排水路32と、露受け33と、を備える。
樋31は、スイッチ13を固定しているブラケットから出ており、ダクト22内にて発生した結露水を排水路32に向かって排水する機能を持つ。
排水路32は、本体4の背面を通り、扉5に向かって本体4の側面を経由して、結露水の排水を行う経路である。結露水は、角皿検出部10を除いた加熱調理器1の各部からも排水路32に回収している。排水が正常に行えるように、排水路32は、傾斜している。
露受け33は、扉5の下部に位置し、本体4に着脱自在に取り付けられた部材である。排水路32は最終的に露受け33に結露水を排水する。露受け33は、定期的に外し、内部の排水を捨てることであふれるのを防止する。
(加熱部)
加熱部40は、高周波加熱部41と、ヒータ部42とを備える。高周波加熱部41は、マグネトロンを用いて食品を加熱する加熱部40である。ヒータ部42は、マグネトロンを用いず、ヒータによって加熱する加熱部40であり、いわゆるオーブン加熱を行う。
加熱部40は、高周波加熱部41と、ヒータ部42とを備える。高周波加熱部41は、マグネトロンを用いて食品を加熱する加熱部40である。ヒータ部42は、マグネトロンを用いず、ヒータによって加熱する加熱部40であり、いわゆるオーブン加熱を行う。
(動作例)
加熱調理器1による角皿3を用いた加熱動作を説明する。まず、角皿3に食品を載置し、調理室2に角皿3を装着する。角皿3を装着することで、第1レバー11は押し込まれ、第2レバー12はスイッチ13から離間しており、スイッチ13をONする。その結果、制御部50は、角皿3が装着されていることを認識する。その後、扉5を閉め、スタートボタン6を押下すると、ヒータ部42によって自動加熱を開始し、表示部7にヒータ部42による加熱であることを表示する。
加熱調理器1による角皿3を用いた加熱動作を説明する。まず、角皿3に食品を載置し、調理室2に角皿3を装着する。角皿3を装着することで、第1レバー11は押し込まれ、第2レバー12はスイッチ13から離間しており、スイッチ13をONする。その結果、制御部50は、角皿3が装着されていることを認識する。その後、扉5を閉め、スタートボタン6を押下すると、ヒータ部42によって自動加熱を開始し、表示部7にヒータ部42による加熱であることを表示する。
この時、自動でヒータ部42で自動加熱を開始し、高周波加熱部41で自動加熱を開始しないのは、調理室2に金属製の角皿3が装着されているため、金属の高周波加熱によって起こる放電現象を防ぐためである。
次に、加熱調理器1による角皿3を用いない加熱動作を説明する。まず、高周波加熱しても問題がない陶器製などの皿に食品を載置し、調理室2に食品を載置した皿をおく。この時、第1レバー11は、スプリング14によって加わる力によって、側壁2aから突出した状態であり、第2レバー12はスイッチ13に当接しており、スイッチ13をOFFにしている。その結果、制御部50は、角皿3が装着されていないことを認識する。その後、扉5を閉め、スタートボタン6を押下すると、高周波加熱部41によって、自動加熱を開始し、表示部7に高周波加熱部41による加熱であることを表示する。
この時、高周波加熱部41で自動加熱をしてよいのは、調理室2の内部に角皿3がないため、金属が混入していないと判断するためである。
角皿検出部10による角皿3の有無に基づき、表示部7は、角皿の有無を考慮した調理メニューを表示する。すなわち、ユーザは、調理メニューの中から角皿有りの調理メニューまたは角皿無しの調理メニューを区別する必要なく、調理を開始することができる。
(作用効果)
第1レバー11と、第2レバー12と、スイッチ13とから構成された角皿検出部10によって、角皿3を安定して正確に検出することができる。そのため、金属製の角皿3を検出した場合は、高周波加熱部による高周波加熱を行わず、高周波加熱ではない加熱手段であるヒータ部42によってオーブン加熱をする。対して、金属製の角皿3を検出しなかった場合は、高周波加熱部による高周波加熱によって食品を加熱しても、放電現象は発生しないため、高周波加熱部によって加熱を行う。したがって、この加熱部の加熱方法の選択を角皿検出部10の検出結果を用いて自動で判断でき、ユーザの加熱部を選択する入力作業を省略することができる。
第1レバー11と、第2レバー12と、スイッチ13とから構成された角皿検出部10によって、角皿3を安定して正確に検出することができる。そのため、金属製の角皿3を検出した場合は、高周波加熱部による高周波加熱を行わず、高周波加熱ではない加熱手段であるヒータ部42によってオーブン加熱をする。対して、金属製の角皿3を検出しなかった場合は、高周波加熱部による高周波加熱によって食品を加熱しても、放電現象は発生しないため、高周波加熱部によって加熱を行う。したがって、この加熱部の加熱方法の選択を角皿検出部10の検出結果を用いて自動で判断でき、ユーザの加熱部を選択する入力作業を省略することができる。
また、スイッチ13を直接的に第1レバー11で操作する場合と比較し、側壁2aから側壁2aに対向する本体の外壁までの間隔を少なくすることができる。したがって、角皿検出部10を複数のレバーでスイッチ13を操作することで、加熱調理器1全体を少スペース化できている。
さらに、スリット2bを通って、調理室2内部の高温気体がスイッチ13が設けられた空間に侵入する。当該空間は、空冷部20によって、新鮮な外気が供給される。そのため、空冷部20によって当該空間は調理室2に対し正圧になり、調理室2内の高温気体の流入を防止できる。
また、当該空間で、外気によって冷却された高温気体は、高温気体内に混入した水蒸気が結露し易い。結露した結露水は、水受け部30(樋31)によって、本体4外に排水される。そのため、角皿検出部10の破損を防止することができる。
角皿有無の検出結果に基づいて、高周波加熱部による加熱またはヒータ部による加熱を切り換えるが、使用する加熱部40を表示部7に表示する。その後、スタートボタン6を押下することで加熱を開始する。すなわち、角皿有無の検出結果を表示部7で確認した後、加熱部を選択する手順を省略することができ、加熱調理器の使用性の向上をはかることができる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係る加熱調理器は、加熱調理器であって、調理室と、食品を載置する金属製の角皿と、前記調理室に装着された前記角皿を検出する角皿検出部と、前記食品を加熱する加熱部と、を備え、前記加熱部は、少なくとも、高周波加熱部と、高周波以外の加熱部とによって構成され、前記角皿検出部は、前記角皿にて動作する、前記調理室内から前記調理室外に移動する第1レバーと、前記第1レバーと連携して前記角皿の有無を判定するスイッチと、を含み、前記制御部は、前記スイッチが、前記角皿有りと判定した場合に、前記第2調理モードによって食品を加熱する。
本発明の一態様に係る加熱調理器は、加熱調理器であって、調理室と、食品を載置する金属製の角皿と、前記調理室に装着された前記角皿を検出する角皿検出部と、前記食品を加熱する加熱部と、を備え、前記加熱部は、少なくとも、高周波加熱部と、高周波以外の加熱部とによって構成され、前記角皿検出部は、前記角皿にて動作する、前記調理室内から前記調理室外に移動する第1レバーと、前記第1レバーと連携して前記角皿の有無を判定するスイッチと、を含み、前記制御部は、前記スイッチが、前記角皿有りと判定した場合に、前記第2調理モードによって食品を加熱する。
上記の構成によれば、金属製の角皿が調理室に装着されているか否かを安定して正確に検出できる。そのため、金属製の角皿が装着されている場合において、放電現象を発生させうる高周波による加熱(第1調理モード)ではなく、高周波以外の加熱部で食品を加熱(第2調理モード)することができる。すなわち、角皿の有無を検出して、適切に加熱方法を切り換えることができる。
本発明の態様2に係る加熱調理器は、前記角皿検出部は、前記第1レバーにて動作させられることにより前記スイッチを動作させる、前記調理室外に設けられた第2レバーを含んでもよい。
上記の構成によれば、正面から見た角皿検出部のスペースを少スペース化することができる。
本発明の態様3に係る加熱調理器は、前記調理室外に空冷部を、更に備え、前記スイッチが設けられた空間は、前記空冷部による空気で満たされてもよい。
上記の構成によれば、スイッチが設けられた空間に、高温気体が流入することを防ぎ、また、高温気体が流入しても、破損に繋がらないように希釈することができる。
本発明の態様4に係る加熱調理器は、前記スイッチが設けられた空間に水受け部を、更に備え、前記スイッチが設けられた空間で発生した結露水を、前記水受け部にて排水してもよい。
上記の構成によれば、スイッチが設けられた空間で発生した結露水を排水することができ、スイッチの誤動作や破損を防ぐことができる。
本発明の態様5に係る加熱調理器は、前記第1調理モードであるか前記第2調理モードであるかを表示する表示部をさらに備え、前記制御部は、前記スイッチによる角皿有無の判定結果に応じて、前記第1調理モード、および前記第2調理モードのいずれの調理モードであるかを前記表示部に表示させてもよい。
上記の構成によれば、表示部に表示される調理モードは角皿の有無に応じた調理モードが表示される。つまり、表示部に表示される調理モードは、角皿有りの調理メニューか、角皿無しの調理メニューかを明確に区別されているので、ユーザは調理メニューの中から、角皿有りの調理メニュー、角皿無しの調理メニューを区別する必要がなくなる。これにより、ユーザの調理メニュー選択の手間を省くことができるので、加熱調理器の使用性の向上を図ることができる。
本発明の態様6に係る加熱調理器は、前記制御部は、前記スイッチが、前記角皿無しと判定した場合に、前記第1調理モードによって食品を加熱してもよい。
上記の構成によれば、角皿無しを判定した場合に、調理室に金属である角皿がないため、放電現象を発生させないことから、高周波による加熱(第1調理モード)を行う。すなわち、適切に加熱方法を選択することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 加熱調理器
2 調理室
3 角皿
4 本体
5 扉
6 スタートボタン
7 表示部
10 角皿検出部
11 第1レバー
12 第2レバー
13 スイッチ
20 空冷部
21 ファン
22 ダクト
30 水受け部
31 樋
32 排水路
33 露受け
40 加熱部
41 高周波加熱部
42 ヒータ部(高周波以外の加熱部)
50 制御部
2 調理室
3 角皿
4 本体
5 扉
6 スタートボタン
7 表示部
10 角皿検出部
11 第1レバー
12 第2レバー
13 スイッチ
20 空冷部
21 ファン
22 ダクト
30 水受け部
31 樋
32 排水路
33 露受け
40 加熱部
41 高周波加熱部
42 ヒータ部(高周波以外の加熱部)
50 制御部
Claims (6)
- 加熱調理器であって、
調理室と、
食品を載置する金属製の角皿と、
前記調理室に装着された前記角皿を検出する角皿検出部と、
前記食品を加熱する加熱部と、
前記加熱部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記加熱部は、少なくとも、高周波加熱である第1調理モードと、高周波以外の加熱である第2調理モードとによって加熱を行い、
前記角皿検出部は、
前記角皿にて動作する、前記調理室内から前記調理室外に移動する第1レバーと、
前記第1レバーと連携して前記角皿の有無を判定するスイッチと、を含み、
前記制御部は、
前記スイッチが、前記角皿有りと判定した場合に、前記第2調理モードによって食品を加熱する加熱調理器。 - 前記角皿検出部は、前記第1レバーにて動作させられることにより前記スイッチを動作させる、前記調理室外に設けられた第2レバーを含む請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記調理室外に空冷部を、更に備え、
前記スイッチが設けられた空間は、前記空冷部による空気で満たされることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。 - 前記スイッチが設けられた空間に水受け部を、更に備え、
前記スイッチが設けられた空間で発生した結露水を、前記水受け部にて排水する請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱調理器。 - 前記第1調理モードであるか前記第2調理モードであるかを表示する表示部を、さらに備え、
前記制御部は、
前記スイッチによる角皿有無の判定結果に応じて、前記第1調理モード、および前記第2調理モードのいずれの調理モードであるかを前記表示部に表示させる、請求項1~4のいずれか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制御部は、
前記スイッチが、前記角皿無しと判定した場合に、前記第1調理モードによって食品を加熱する請求項1から5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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---|---|---|---|
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