JP2022054620A - 還元剤供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択還元型触媒および選択還元型触媒フィルタに還元剤を適切に供給する還元剤供給装置を提供する。【解決手段】排気管2を流通する排気ガスを還元処理する選択還元型触媒6bと、排気ガスを還元処理すると共に粒子状物質を捕捉する選択還元型触媒フィルタ6aとに還元剤を供給する還元剤供給装置7であって、選択還元型触媒6bより高い供給圧力で選択還元型触媒フィルタ6aに還元剤を供給する還元剤供給部8を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、還元剤供給装置に関する。
従来から、例えば商用車などの車両において、排気管に配置された選択還元型触媒(SCR触媒、SCR:Selective Catalytic Reduction)に還元剤を供給する還元剤供給装置が実用化されている。還元剤供給装置からSCR触媒に供給された還元剤が、SCR触媒において排気ガスに含まれるNO(窒素酸化物)を還元して窒素などに浄化することにより、排気ガスに含まれるNOを低減することができる。また、複数のSCR触媒を排気管に配置する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、複数の触媒を備えた選択的触媒還元システムが開示されている。このシステムは、複数のSCR触媒を排気管に配置することにより、単一のSCR触媒を配置した場合と比較して、NOの還元効率を高めることができる。
特表2009-517210号公報
しかしながら、特許文献1のシステムは、複数のSCR触媒に同じ供給圧力で還元剤を供給するため、特性の異なるSCR触媒、例えば単体のSCR触媒と選択還元型触媒フィルタとを配置した場合に、それぞれのSCR触媒に対して適切に還元剤を供給することが困難であった。
本開示は、選択還元型触媒および選択還元型触媒フィルタに還元剤を適切に供給する還元剤供給装置を提供することを目的とする。
本開示に係る還元剤供給装置は、排気管を流通する排気ガスを還元処理する選択還元型触媒と、排気ガスを還元処理すると共に粒子状物質を捕捉する選択還元型触媒フィルタとに還元剤を供給する還元剤供給装置であって、選択還元型触媒より高い供給圧力で選択還元型触媒フィルタに還元剤を供給する還元剤供給部を備えるものである。
本開示によれば、選択還元型触媒および選択還元型触媒フィルタに還元剤を適切に供給することが可能となる。
本開示の実施の形態1に係る還元剤供給装置を備えた車両の構成を示す図である。 実施の形態2に係る還元剤供給装置の要部の構成を示す図である。 実施の形態3に係る還元剤供給装置の要部の構成を示す図である。
以下、本開示に係る実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1に、本開示の実施の形態1に係る還元剤供給装置を備えた車両の構成を示す。車両は、内燃機関1と、排気管2と、内燃機関制御部3と、浄化装置4とを有する。なお、車両としては、例えば、トラックなどの商用車が挙げられる。
内燃機関1は、車両を駆動するためのもので、例えば、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程の4つの行程を繰り返す、いわゆる4ストローク機関から構成されている。内燃機関1としては、例えば、ディーゼルエンジンなどが挙げられる。
排気管2は、内燃機関1の排気口から外部に延びるように配置され、内燃機関1から排出される排気ガスを外部に排出する流路である。
内燃機関制御部3は、内燃機関1を制御するもので、内燃機関1および浄化装置4の供給制御部12にそれぞれ接続されている。内燃機関制御部3は、例えば、吸気の流量、排気ガスの流量、燃料の供給およびエンジン回転数などを制御する。
浄化装置4は、排気ガスを浄化するもので、ディーゼル酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)5と、SDPF(SCR-Catalyzed Diesel Particulate Filter)6aと、選択還元型触媒(SCR触媒)6bと、還元剤供給装置7とを有する。
DOC5は、排気管2内に配置され、排気ガスに含まれる炭化水素および一酸化炭素などの未燃焼成分を酸化して浄化する。例えば、DOC5は、白金などの貴金属を触媒として担持したものから構成することができる。また、DOC5は、未燃焼成分の酸化により生じた熱で排気ガスを昇温する機能も有する。
SCR触媒6bは、排気管2内においてSDPF6aの下流側に配置され、還元剤の供給により排気ガスに含まれるNOを還元処理して浄化する。例えば、SCR触媒6bは、鉄イオン交換アルミノシリケートおよび銅イオン交換アルミノシリケートなどのゼオライト触媒などから構成することができる。これにより、SCR触媒6bは、アンモニアが還元剤として排気管2内に供給されると、そのアンモニアをストレージする。そして、SCR触媒6bは、排気ガスに含まれるNOをアンモニアと反応させて窒素および水に還元して浄化する。
SDPF6aは、排気管2内においてDOC5とSCR触媒6bとの間に配置され、還元剤の供給により排気ガスに含まれるNOを還元処理すると共に排気ガスに含まれる粒子状物質を捕捉する。また、SDPF6aは、予め設定された粒子状物質の最大捕捉量に基づいて燃焼され、捕捉された粒子状物質が除去される。SDPF6aは、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕捉するDPF(Diesel Particulate Filter)に、SCR触媒をコートしたものから構成することができる。
なお、SDPF6aは、本発明の選択還元型触媒フィルタを構成するものである。ここで、選択還元型触媒フィルタは、還元剤の供給により排気ガスに含まれるNOを還元処理すると共に排気ガスに含まれる粒子状物質を捕捉するように構成されていればよく、SDPFに限られるものではない。
還元剤供給装置7は、還元剤供給部8と、温度センサ11aおよび11bと、供給制御部12とを有する。
還元剤供給部8は、SDPF6aおよびSCR触媒6bに還元剤を供給するもので、還元剤タンク13と、供給管14と、遮断弁15と、減圧弁16aおよび16bと、低圧用調整弁17と、供給管18と、高圧用調整弁19とを有する。ここで、還元剤は、SCR触媒6bにおいて排気ガスに含まれるNOを還元処理するためのもので、例えば、アンモニアおよびその前駆体である尿素などが挙げられる。
還元剤タンク13は、還元剤を収容するもので、例えば、液化させたアンモニアを収容することができる。
供給管14は、還元剤タンク13から排気管2に延びるように配置されて、先端部に低圧用供給口14aが形成されている。これにより、還元剤タンク13に収容されたアンモニアが、供給管14を通って導かれ、低圧用供給口14aから排気管2内に供給されることになる。ここで、低圧用供給口14aは、排気管2内に供給されたアンモニアがSCR触媒6bに供給されるように排気管2においてSCR触媒6bの上流側に配置されている。
なお、供給管14は、本発明の第1の供給管を構成するものである。
遮断弁15は、供給管14において還元剤タンク13の下流側に配置されている。遮断弁15は、供給管14を閉じた閉状態と供給管14を開いた開状態とを切り換えるように形成され、還元剤タンク13から供給管14へのアンモニアの流入を制御する。
減圧弁16aは、供給管14において還元剤タンク13と低圧用供給口14aとの間に配置、具体的には減圧弁16bと低圧用調整弁17との間に配置され、供給管14内の圧力において還元剤タンク13側の一次圧力に対して低圧用供給口14a側の二次圧力を減圧する。ここで、一次圧力は、アンモニアが気化状態を保つと共にSCR触媒6bより高い供給圧力で供給管18からSDPF6aにアンモニアを供給するように設定されている。また、二次圧力は、供給管18より低い圧力、具体的にはSDPF6aとSCR触媒6bとの間の排気圧に対応する圧力でアンモニアを供給するように設定されている。
なお、減圧弁16aは、本発明の減圧部を構成するものである。
減圧弁16bは、供給管14において遮断弁15と減圧弁16aとの間に配置され、供給管14内の圧力において還元剤タンク13側の一次圧力に対して減圧弁16a側の二次圧力を減圧する。ここで、一次圧力は、アンモニアが液化状態を保つような圧力に設定されている。また、二次圧力は、アンモニアが気化状態を保つと共にSDPF6aの入口圧力より高い供給圧力で供給管18からSDPF6aにアンモニアを供給するように設定されている。
低圧用調整弁17は、供給管14において減圧弁16aの下流側に配置され、供給管14を流通するアンモニアの流量を調整する。これにより、低圧用調整弁17は、低圧用供給口14aから排気管2内に供給されるアンモニアの供給量を調整することができる。
供給管18は、供給管14において減圧弁16aと減圧弁16bとの間に接続されると共に供給管14との接続部分から排気管2に延びるように配置されて、先端部に高圧用供給口18aが形成されている。これにより、還元剤タンク13に収容されたアンモニアが、供給管14の高圧部分から供給管18を通って導かれ、高圧用供給口18aから排気管2内に供給されることになる。ここで、高圧用供給口18aは、低圧用供給口14aより高い供給圧力で還元剤をSDPF6aに供給するように排気管2においてSDPF6aの上流側に配置されている。
なお、供給管18は、本発明の第2の供給管を構成するものである。
高圧用調整弁19は、供給管18において高圧用供給口18aの近傍に配置され、供給管18を流通するアンモニアの流量を調整する。これにより、高圧用調整弁19は、高圧用供給口18aから排気管2内に供給されるアンモニアの供給量を調整することができる。
温度センサ11aは、排気管2においてSDPF6aの上流側近傍に配置され、SDPF6aに流入する排気ガスの温度を検出する。温度センサ11bは、排気管2においてSCR触媒6bの上流側近傍に配置され、SCR触媒6bに流入する排気ガスの温度を検出する。温度センサ11aおよび温度センサ11bは、それぞれ、電気的に供給制御部12に接続されている。
供給制御部12は、遮断弁15、低圧用調整弁17および高圧用調整弁19にそれぞれ接続されている。供給制御部12は、温度センサ11aで検出される温度および内燃機関1の駆動情報に基づいて、SDPF6aにおけるアンモニアのストレージ容量と排気ガスに含まれるNO量とに応じたアンモニアを供給するように還元剤供給部8を制御する。また、供給制御部12は、予め設定されたSDPF6aにおける粒子状物質の最大捕捉量に基づいて、SDPF6aに捕捉された粒子状物質を燃焼して除去する再生処理を実施する。さらに、供給制御部12は、温度センサ11bで検出される温度および内燃機関1の駆動情報に基づいて、SCR触媒6bにおけるアンモニアのストレージ容量と排気ガスに含まれるNO量とに応じたアンモニアを供給するように還元剤供給部8を制御する。
なお、ストレージ容量は、SDPF6aおよびSCR触媒6bにストレージ可能なアンモニア量を示し、例えば、SDPF6aおよびSCR触媒6bの最大ストレージ容量に設定してもよく、SDPF6aおよびSCR触媒6bの最大ストレージ容量から現在のストレージ量を差し引いたストレージ空き容量に設定することもできる。
また、内燃機関1の駆動は、車両の走行中だけでなく、アイドリング状態など内燃機関1の全ての駆動状態を含むものである。
なお、内燃機関制御部3および供給制御部12の機能は、コンピュータプログラムにより実現させることもできる。例えば、コンピュータの読取装置が、内燃機関制御部3および供給制御部12の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置に記憶させる。そして、CPUが、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、内燃機関制御部3および供給制御部12の機能を実現することができる。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
まず、図1に示すように、内燃機関制御部3が内燃機関1を制御して車両が走行されると、内燃機関1で生じた排気ガスが排気管2を流通して外部に排出される。このとき、DOC5が、排気ガスに含まれる未燃焼成分を酸化して浄化する。
また、SDPF6aが、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕捉する。さらに、供給制御部12が、遮断弁15を開状態とし、温度センサ11aで検出される温度および内燃機関1の駆動情報に基づいて、SDPF6aにおけるアンモニアのストレージ容量と排気ガスに含まれるNO量とに応じたアンモニアを順次供給するように高圧用調整弁19を制御する。これにより、供給管18の高圧用供給口18aから排気管2内に供給されたアンモニアがSDPF6aにストレージされ、SDPF6aが、排気ガスに含まれるNOをアンモニアと反応させて窒素および水に還元して浄化する。
また、供給制御部12は、温度センサ11bで検出される温度および内燃機関1の駆動情報に基づいて、SCR触媒6bにおけるアンモニアのストレージ容量と排気ガスに含まれるNO量とに応じたアンモニアを順次供給するように低圧用調整弁17を制御する。これにより、供給管14の低圧用供給口14aから排気管2内に供給されたアンモニアがSCR触媒6bにストレージされ、SCR触媒6bが、排気ガスに含まれるNOをアンモニアと反応させて窒素および水に還元して浄化する。
このとき、減圧弁16aは、供給管14から供給されるアンモニアの供給圧力を、SCR触媒6bの上流側の排気圧に応じた圧力に減圧するように設けられている。これにより、SCR触媒6bに供給するアンモニアの供給量を高精度に制御することができ、SCR触媒6bにアンモニアを適切に供給することができる。
このように、排気管2を流通する排気ガスは、DOC5、SDPF6aおよびSCR触媒6bにより順次浄化処理される。
このようにして、排気ガスが順次浄化処理されると、SDPF6aには、捕捉された粒子状物質が堆積し、この堆積に伴って排気管2においてSDPF6aの上流側の排気圧が上昇することになる。このとき、還元剤供給部8が、SDPF6aに対する供給圧力をSCR触媒6bと同じ供給圧力に設定すると、排気圧に対する適切な供給圧力から外れて、例えば排気圧より供給圧力が小さくなるおそれがある。
そこで、本発明では、供給管18が、SCR触媒6bより高い供給圧力でSDPF6aにアンモニアを供給するように、供給管14において還元剤タンク13と減圧弁16aとの間に接続されている。このため、排気管2においてSDPF6aの上流側の排気圧が上昇した場合でも、適切な供給圧力でアンモニアを供給することができる。
これにより、SDPF6aに供給するアンモニアの供給量を高精度に制御することができ、SDPF6aにアンモニアを適切に供給することができる。また、排気ガスが、高圧用供給口18aから供給管18内に流入するのを抑制することができ、アンモニア水の生成による供給管18および供給管14の腐食を防ぐことができる。
このとき、供給管14において減圧弁16bの下流側の圧力は、SDPF6aに最大捕捉量の粒子状物質が捕捉されたときの排気圧に応じた供給圧力でSDPF6aにアンモニアが供給されるように設定することが好ましい。例えば、減圧弁16bの下流側の圧力は、SDPF6aに最大捕捉量の粒子状物質が捕捉されたときの排気圧より大きな供給圧力でSDPF6aにアンモニアが供給されるように設定することができる。
これにより、SDPF6aにおける粒子状物質の捕捉量によらずに、全ての期間でSDPF6aに供給するアンモニアの供給量を高精度に制御することができる。
また、供給管14において減圧弁16bの下流側の圧力は、アンモニアが気化するように設定されているため、高圧用供給口18aおよび低圧用供給口14aからアンモニアを気体の状態で供給することができ、アンモニアをSDPF6aおよびSCR触媒6bに確実にストレージさせることができる。
また、供給管18は、供給管14において還元剤タンク13と減圧弁16aとの間の高圧部分に接続されることにより、高い供給圧力でアンモニアを供給するように形成されている。このため、例えば、供給管18を供給管14に接続せずに専用の還元剤タンクに接続して高い供給圧力でアンモニアを供給するものと比較して、供給管18の構成を簡易化することができ、低いコストで形成することができる。
このようにして、SDPF6aが、排気ガスを還元処理しつつ粒子状物質を捕捉すると、その粒子状物質の捕捉量が供給制御部12において算出される。供給制御部12は、例えば、排気管2においてSDPF6aの上流側の排気圧に基づいて粒子状物質の捕捉量を算出し、その捕捉量に基づいてSDPF6aに捕捉された粒子状物質が最大捕捉量に達したか否かを判定する。そして、供給制御部12は、SDPF6aに捕捉された粒子状物質が最大捕捉量に達したと判定した場合には、内燃機関制御部3を介して内燃機関1を制御し、DOC5の反応熱で排気ガスを高温に加熱させる。これにより、SDPF6aに捕捉された粒子状物質を燃焼して除去することができる。
粒子状物質の除去により、排気管2においてSDPF6aの上流側の排気圧は、SCR触媒6bの上流側よりも高い圧力を維持しつつ低下する。このため、還元剤供給部8は、SDPF6aを燃焼した後も、上記と同様に、SDPF6aおよびSCR触媒6bに対するアンモニアの供給量を高精度に制御することができ、SDPF6aにアンモニアを適切に供給することができる。
本実施の形態によれば、還元剤供給部8は、SCR触媒6bより高い供給圧力でSDPF6aにアンモニアを供給するため、排気管2においてSDPF6aの上流側の排気圧が上昇した場合でも、アンモニアの供給量を高精度に制御することができ、SDPF6aおよびSCR触媒6bにアンモニアを適切に供給することができる。
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2について説明する。ここでは、上記の実施の形態1との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1において、還元剤供給部8は、排気ガスが供給管18内に流入する際に供給管18を閉鎖するように設けられた逆止弁を配置することができる。
例えば、図2に示すように、実施の形態1の供給管18に逆止弁21を配置することができる。
逆止弁21は、供給管18において高圧用供給口18aの近傍に配置され、排気ガスGが供給管18内に流入する際、例えば供給管18からのアンモニアAの供給が停止された際に、開口部を閉鎖する閉鎖状態S1となるように付勢されている。
これにより、排気ガスGが供給管18内に流入するのを抑制することができ、アンモニア水が生成されて供給管14および18が腐食するのを防ぐことができる。
また、逆止弁21は、供給管18からのアンモニアの供給に応じて開口部を開放する開放状態S2となるように設けられている。
これにより、供給管18からSDPF6aにアンモニアを適切に供給することができる。
なお、逆止弁21は、例えば、リード弁およびワンウェイバルブなどから構成することができる。
本実施の形態によれば、逆止弁21が、排気ガスGが供給管18内に流入する際に供給管18を閉鎖するように設けられているため、供給管18からSDPF6aにアンモニアを適切に供給しつつ排気ガスGが供給管18内に流入するのを抑制することができ、供給管14および18の腐食を防ぐことができる。
(実施の形態3)
以下、本開示の実施の形態3について説明する。ここでは、上記の実施の形態1および2との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1および2との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1および2において、供給制御部12は、SDPF6aにおける粒子状物質の捕捉に応じて排気圧が上昇するほど、SDPF6aに対するアンモニアの供給圧力を高めるように還元剤供給部8を制御することができる。
例えば、図3に示すように、実施の形態1の減圧弁16bに換えて減圧弁31を配置することができる。
減圧弁31は、供給管14内の圧力において還元剤タンク13側の一次圧力に対して下流側の二次圧力を減圧する。ここで、減圧弁31は、減圧の度合を変更可能に構成されている。
供給制御部12は、排気管2においてSDPF6aの上流側の排気圧を図示しない圧力センサから取得し、SDPF6aにおける粒子状物質の捕捉に応じて排気圧が上昇するほど、SDPF6aに対するアンモニアの供給圧力を高めるように減圧弁31を制御する。
このような構成により、供給制御部12は、排気管2においてSDPF6aの上流側の排気圧がSDPF6aとSCR触媒6bとの間の排気圧とほぼ同じ場合には、SDPF6aに粒子状物質の捕捉量が少ないと判定する。このとき、供給制御部12は、例えばSCR触媒6bに対する供給圧力とほぼ同じ低い供給圧力でSDPF6aにアンモニアを供給するように減圧弁31を制御する。
続いて、供給制御部12は、SDPF6aにおける粒子状物質の捕捉に応じて排気圧が上昇すると、排気圧が上昇するほどSDPF6aに対するアンモニアの供給圧力を高めるように減圧弁31を制御する。
これにより、SDPF6aに対するアンモニアの供給量をより高精度に制御することができ、SDPF6aにアンモニアをさらに適切に供給することができる。
本実施の形態によれば、供給制御部12が、SDPF6aにおける粒子状物質の捕捉に応じて排気圧が上昇するほど、SDPF6aに対するアンモニアの供給圧力を高めるように減圧弁31を制御する。これにより、アンモニアの供給圧力と排気管2の排気圧との差圧が安定し、SDPF6aに対するアンモニアの供給量をより高精度に制御することができ、SDPF6aにアンモニアをさらに適切に供給することができる。
なお、上記の実施の形態1~3では、還元剤供給部8は、供給管18を供給管14の高圧部分に接続することにより、供給管14より高い供給圧力でアンモニアを供給するように構成されたが、SCR触媒6bより高い供給圧力でSDPF6aにアンモニアを供給できればよく、これに限られるものではない。例えば、供給管18を専用の還元剤タンクに接続し、供給管14より高い供給圧力で供給管18からアンモニアを供給するように構成することができる。
また、上記の実施の形態1~3では、SDPF6aは、排気管2においてSCR触媒6bより上流側に配置されたが、SCR触媒6bの下流側に配置することもできる。
また、上記の実施の形態1~3では、還元剤供給部8は、還元剤タンク13に収容されたアンモニアを供給するように構成されたが、SDPF6aおよびSCR触媒6bにおいてNOを還元処理するための還元剤を供給できればよく、アンモニアに限られるものではない。例えば、還元剤供給部8は、還元剤タンク13に尿素水を収容して、その収容された尿素水を供給することができる。
また、上記の実施の形態1~3では、SCR触媒6bは、排気管2に独立して配置されたが、他の浄化装置と共に配置することもできる。また、複数のSCR触媒を配置することもできる。
また、上記の実施の形態1~3では、浄化装置4は、排気管2にDOC5、SDPF6aおよびSCR触媒6bが配置されたが、排気ガスを浄化できればよく、これに限られるものではない。例えば、浄化装置4は、排気管2においてDOC5の下流側にディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)を配置することができる。
また、上記の実施の形態1~3では、温度センサ11aは、排気管2においてSDPF6aの上流側近傍に配置されたが、SDPF6aの温度を検出できればよく、これに限られるものではない。
また、上記の実施の形態1~3では、温度センサ11bは、排気管2においてSCR触媒6bの上流側近傍に配置されたが、SCR触媒6bの温度を検出できればよく、これに限られるものではない。
また、上記の実施の形態1~3では、還元剤供給装置7は、車両に配置されたが、排気ガスが流通する排気管2内に還元剤を供給できればよく、これに限られるものではない。例えば、還元剤供給装置7は、船舶、産業機械または定置式内燃機関を設置した工場などに配置することができる。
その他、上記の実施の形態は、何れも本発明の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上記の実施の形態で説明した各部の形状や個数などについての開示はあくまで例示であり、適宜変更して実施することができる。
本開示に係る還元剤供給装置は、選択還元型触媒および選択還元型触媒フィルタに還元剤を供給する装置に利用できる。
1 内燃機関
2 排気管
3 内燃機関制御部
4 浄化装置
5 ディーゼル酸化触媒
6a SDPF
6b 選択還元型触媒
7 還元剤供給装置
8 還元剤供給部
9 置換流体供給部
10 開度調節弁
11a,11b 温度センサ
12 供給制御部
13 還元剤タンク
14,18 供給管
14a 低圧用供給口
15 遮断弁
16a,16b,31 減圧弁
17 低圧用調整弁
18a 高圧用供給口
19 高圧用調整弁
21 逆止弁
A アンモニア
G 排気ガス
S1 閉鎖状態
S2 開放状態

Claims (5)

  1. 排気管を流通する排気ガスを還元処理する選択還元型触媒と、前記排気ガスを還元処理すると共に粒子状物質を捕捉する選択還元型触媒フィルタとに還元剤を供給する還元剤供給装置であって、
    前記選択還元型触媒より高い供給圧力で前記選択還元型触媒フィルタに前記還元剤を供給する還元剤供給部を備える還元剤供給装置。
  2. 前記選択還元型触媒フィルタは、予め設定された粒子状物質の最大捕捉量に基づいて前記粒子状物質を燃焼して除去するように構成され、
    前記還元剤供給部は、前記選択還元型触媒フィルタに前記最大捕捉量の粒子状物質が捕捉されたときの排気圧に応じた供給圧力で前記選択還元型触媒フィルタに前記還元剤を供給する請求項1に記載の還元剤供給装置。
  3. 前記還元剤供給部は、
    前記還元剤を収容する還元剤タンクから前記排気管に延びるように配置されて、前記選択還元型触媒に前記還元剤を供給する第1の供給管と、
    前記第1の供給管に配置され、前記第1の供給管内の圧力において前記還元剤タンク側に対して前記排気管側を減圧する減圧部と、
    前記第1の供給管において前記還元剤タンクと前記減圧部との間に接続されると共に前記第1の供給管との接続部分から前記排気管に延びるように配置されて、前記選択還元型触媒フィルタに前記還元剤を供給する第2の供給管とを有する請求項1または2に記載の還元剤供給装置。
  4. 前記還元剤供給部は、前記選択還元型触媒フィルタに前記還元剤を供給する供給管に配置され、前記排気ガスが前記供給管内に流入する際に前記供給管を閉鎖するように設けられた逆止弁を有する請求項1~3のいずれか一項に記載の還元剤供給装置。
  5. 前記選択還元型触媒フィルタにおける粒子状物質の捕捉に応じて排気圧が上昇するほど、前記選択還元型触媒フィルタに対する前記還元剤の供給圧力を高めるように前記還元剤供給部を制御する供給制御部をさらに有する請求項1~4のいずれか一項に記載の還元剤供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023210070A1 (ja) * 2022-04-25 2023-11-02 三菱重工業株式会社 排ガス処理装置、燃焼設備及び排ガス処理方法

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