JP2022052290A - 車両用反射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の周波数の電波に対応して、透過減衰量を減少できる車両用反射装置を提供する。【解決手段】自動二輪車に設けられ、電波Lmが入射される入射面4cを備え、電波Lmを反射させるリフレクタ4と、リフレクタ4を外側から覆うカバー5と、を備え、カバー5は、リフレクタ4の入射面4cと対向し電波Lmを透過させる透過領域5aを有し、カバー5における電波Lmの透過方向D1の厚さLは、下方から上方に向かうに従い漸次減少するように、透過領域5a内で異なる。【選択図】図5
Description
この発明は、車両用反射装置に関するものである。
従来から、自車両の周囲の移動物体等を検知し、自車両と移動物体等との位置関係を測定する装置として電波検知手段が多く用いられている。この種の電波検知手段は、超音波レーダ、ミリ波レーダ、レーザレーダ等を利用する。この電波検知手段から発信した電波を移動物体に放射し、その反射波を電波検知手段によって受信する。電波検知手段は、受信した反射波に基づき、その到達時間、方角から自車両と移動物体等との距離、相対速度、自車両を基準とする移動方向等を測定する。電波検知手段は、測定した移動物体等の位置情報に基づいて、先行車追従制御、車線変更制御等の車両の運転支援が行われる。
ここで、レーダ装置(電波検知手段)の前方に合成樹脂製のエンブレム(カバー)が装着される技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のエンブレムは、電波透過性部品である。エンブレムは、特定の周波数における電波の透過減衰量が最小となる厚さ(板厚)を有している。
ところで、電波検知手段では、周波数の異なる複数の電波が用いられることがある。しかしながら、従来技術では、特定の周波数でしか電波の透過減衰量を減少できないという点で問題がある。このため、従来技術にあっては、特定の周波数に限らず、複数の周波数の電波に対応して、透過減衰量を減少させるという点で更なる改善の余地がある。
そこで、本発明は、複数の周波数の電波に対応して、透過減衰量を減少できる車両用反射装置を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明に係る車両用反射装置(例えば、第1実施形態の車両用反射装置1)は、車体(例えば、第1実施形態の自動二輪車100)に設けられ、電波(例えば、第1実施形態の電波Lm)が入射される入射面(例えば、第1実施形態の入射面4c)を備え、前記電波を反射させるリフレクタ(例えば、第1実施形態のリフレクタ4)と、前記リフレクタを外側から覆うカバー(例えば、第1実施形態のカバー5)と、を備え、前記カバーは、前記入射面と対向し前記電波を透過させる透過領域(例えば、第1実施形態の透過領域5a)を有し、前記カバーにおける前記電波の透過方向(例えば、第1実施形態の透過方向D1)の厚さ(例えば、第1実施形態の厚さL)は、前記透過領域内で異なることを特徴とする。
このように構成することで、車両用反射装置は、カバーの厚さを透過領域内で異なるように設定できる。一般に、電波の透過減衰量は、カバーにおける透過領域内の厚さによって異なることが知られている。車両用反射装置は、カバーの厚さを透過領域内で異なるように設定できるため、複数の周波数の電波に対応させて、カバーにおける透過領域内の厚さを設定できる。したがって、車両用反射装置は、複数の周波数の電波に対応して、透過減衰量を減少できる。
上記構成において、前記厚さをLとし、前記カバーに対する前記電波の入射角をθiとし、前記カバーの比誘電率をεrとし、前記電波の自由空間波長をλoとし、自然数をNとしたとき、前記透過領域の少なくとも一部において、
L=N・λo/{2√(εr-sin2θi)}
を満足してもよい。
L=N・λo/{2√(εr-sin2θi)}
を満足してもよい。
一般に、電波は、カバーの厚さをLとし、カバーに対する電波の入射角をθiとし、カバーの比誘電率をεrとし、電波の自由空間波長をλoとし、自然数をNとしたとき、
L=N・λo/{2√(εr-sin2θi)}…(1)
を満たしていると、カバーを透過する場合に反射波が生じにくいことが知られている。このため、車両用反射装置は、透過領域に入射した電波と、リフレクタの入射面に対向する透過領域の表面で反射された電波と、が打ち消し合うことを抑制できる。これにより、車両用反射装置は、電波の透過減衰量を減少できる。
L=N・λo/{2√(εr-sin2θi)}…(1)
を満たしていると、カバーを透過する場合に反射波が生じにくいことが知られている。このため、車両用反射装置は、透過領域に入射した電波と、リフレクタの入射面に対向する透過領域の表面で反射された電波と、が打ち消し合うことを抑制できる。これにより、車両用反射装置は、電波の透過減衰量を減少できる。
上記構成において、前記透過領域には、前記入射面に沿う方向に複数の段部(例えば、第4実施形態の段部A1,A2,A3)が形成されてもよい。
このように構成することで、複数の段部が、リフレクタの入射面に沿う方向に並んで形成される。車両用反射装置は、周波数の異なる複数の電波に対応するように複数の段部の厚さをそれぞれ設定できる。これにより、車両用反射装置は、複数の周波数の電波に対応して、透過減衰量を減少できる。加えて、例えば、特定の周波数の電波の透過減衰量を特に減少させたい場合に、車両用反射装置は、特定の周波数の電波に対応する段部表面の面積を、他の段部よりも大きくできる。これにより、特定の周波数の電波の大部分は、特定の周波数の電波に対応する段部を透過できる。車両用反射装置は、特定の周波数の電波の大部分において、透過減衰量を良好に減衰できる。したがって、車両用反射装置は、複数の周波数の電波に対応して透過減衰量を減少できるとともに、特定の周波数の電波に特化して透過減衰量を減少できる。
上記構成において、前記入射面に対向する前記複数の段部(例えば、第6実施形態の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3b)の表面の面積は、それぞれ等しくなるように設けられていてもよい。
このように構成することで、車両用反射装置は、各段部に対応する周波数の電波に対して、透過減衰量を同様に減少できる。
上記構成において、前記透過領域における前記入射面に対向する表面の少なくとも一部は、前記透過方向に交差する任意の一方向に沿って前記入射面から漸次離間するテーパ面となっていてもよい。
このように構成することで、車両用反射装置は、カバーにおける透過領域の厚さを漸次変化させることができる。これにより、電波の透過減衰量が減少される最適な厚さの領域から僅かにずれて入射したとしても、車両用反射装置は、電波の透過減衰量を十分良好に減少できる。
上記構成において、前記リフレクタは、一面に開口部(例えば、第1実施形態の開口部4a)を有する三角錐状に形成されたコーナキューブリフレクタであり、前記開口部の開口面(例えば、第1実施形態の開口面4b)は、前記入射面となっていてもよい。
このように構成することで、車両用反射装置は、電波の入射方向に沿うように電波を反射できる。これにより、車両用反射装置は、自車両の周囲を移動する他車両から入射された電波を他車両に向けて確実に反射できる。
上記構成において、前記透過領域は、前記透過方向から見て、前記コーナキューブリフレクタの稜線と重なる3本の仮想直線(例えば、第6実施形態の仮想直線Lt)によって6個の領域(例えば、第6実施形態の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3b)に分割され、前記6個の領域のうち前記仮想直線に対して対称かつ隣接することなく配置された一対の前記領域において、前記厚さは、互いに等しくてもよい。
このように構成することで、厚さの等しい一対の領域のうち一方の領域を透過して入射した電波の一部は、他方の領域を透過するように反射される。これにより、車両用反射装置は、厚さの等しい一対の領域に、電波の一部を透過させることができる。したがって、車両用反射装置は、電波の透過減衰量をより一層減少できる。加えて、この構成によれば、車両用反射装置は、透過領域内に厚さの等しい一対の領域を3組設けることができる。このため、車両用反射装置は、周波数の異なる3種類の電波について、透過減衰量をより一層減少できる。
上記構成において、前記カバーのうち前記透過領域の表面のうち少なくとも一部には、前記電波の周波数に対応した層(例えば、第5実施形態の層6)が設けられていてもよい。
このように構成することで、透過領域内を透過する複数の電波のうち少なくとも一部の電波は、電波の周波数に対応した層を透過できる。これにより、車両用反射装置は、電波の周波数に対応した層を透過する電波について、透過減衰量をより一層減少できる。
本発明によれば、複数の周波数の電波に対応して、透過減衰量を減少できる。
(第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、前後上下左右等の方向は、以下に説明する自動二輪車100(請求項の「車体」に相当)における方向と同一とする。すなわち、上下方向は鉛直方向と一致し、左右方向は車幅方向と一致する。下方とは自動二輪車100が走行される路面方向をいう。また、以下の説明に用いる図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
次に、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、前後上下左右等の方向は、以下に説明する自動二輪車100(請求項の「車体」に相当)における方向と同一とする。すなわち、上下方向は鉛直方向と一致し、左右方向は車幅方向と一致する。下方とは自動二輪車100が走行される路面方向をいう。また、以下の説明に用いる図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
<自動二輪車>
まず、実施形態の車両用反射装置1が設けられた自動二輪車100について説明する。
図1は、自動二輪車100の左側面図である。
図1に示すように、自動二輪車100は、シート121に着座した乗員が足を載せるステップフロア122を有するスクータ型の鞍乗り型車両である。自動二輪車100は、車体フレーム101と、車体フレーム101に操向可能に支持される前輪102と、車体フレーム101に上下揺動可能に支持されるスイング式のパワーユニット103と、パワーユニット103に支持される後輪104と、車両の外郭を形成する車体カバー105と、を備える。
まず、実施形態の車両用反射装置1が設けられた自動二輪車100について説明する。
図1は、自動二輪車100の左側面図である。
図1に示すように、自動二輪車100は、シート121に着座した乗員が足を載せるステップフロア122を有するスクータ型の鞍乗り型車両である。自動二輪車100は、車体フレーム101と、車体フレーム101に操向可能に支持される前輪102と、車体フレーム101に上下揺動可能に支持されるスイング式のパワーユニット103と、パワーユニット103に支持される後輪104と、車両の外郭を形成する車体カバー105と、を備える。
パワーユニット103は、駆動輪である後輪104を駆動する。パワーユニット103は、内燃機関であるエンジン103aと、エンジン103aで生じた駆動力を後輪104に伝達する伝動装置103bと、を備える。
車体カバー105は、車体フレーム101における前方の上部を覆うアッパーカウル106と、アッパーカウル106と前輪102との間を覆うフロントボディカウル107と、フロントボディカウル107から後方に延び、車体フレーム101の車幅方向中央の上部及び車幅方向両側部を覆うセンタートンネル108と、センタートンネル108から後方に延び、シート121の下部から車体フレーム101を覆うリアボディカウル109と、センタートンネル108の下部に設けられ車体フレーム101を下方から覆うアンダーカウル110と、を備える。アンダーカウル110の上部が、ステップフロア122として構成されている。
図2は、自動二輪車100を斜め前方からみた一部分解斜視図である。
図2に示すように、フロントボディカウル107内には、前照灯装置2が設けられている。前照灯装置2は、前方が開口されたハウジング3を有している。このハウジング3に図示しない光源が収納されている。この光源は、フロントボディカウル107に設けられたレンズ107aを介して自動二輪車100の前方を照射する。
図2に示すように、フロントボディカウル107内には、前照灯装置2が設けられている。前照灯装置2は、前方が開口されたハウジング3を有している。このハウジング3に図示しない光源が収納されている。この光源は、フロントボディカウル107に設けられたレンズ107aを介して自動二輪車100の前方を照射する。
<車両用反射装置>
フロントボディカウル107の上部には、車両用反射装置1が設けられている。車両用反射装置1は、リフレクタ4と、カバー5と、を備えている。
図3は、リフレクタ4の斜視図である。
図3に示すように、リフレクタ4は、いわゆるコーナキューブリフレクタである。コーナキューブリフレクタは、一面に開口部4aを有する三角錐状に形成された反射器である。開口部4aは、三角形状に形成された開口である。以下、開口部4aの縁部で囲まれた平面領域を開口面4bという。開口面4bは、電波Lmが入射される入射面4cである。入射面4cは、前後方向に面している。リフレクタ4は、90度の頂角を形成する3つの内部全反射面S1,S2,S3を有している。リフレクタ4は、内部に入射した電波Lmをこれら3つの内部全反射面S1,S2,S3にて順次反射させた後に外部に出射させる。電波Lmは、自動二輪車100の前方を走行する他の車両から自動二輪車100に向かって発せられるものである。電波Lmは、例えば超音波レーダ、ミリ波レーダ、レーザレーダ等である。電波Lmは、リフレクタ4に入射すると、リフレクタ4により反射される。以下、リフレクタ4に入射される電波Lmを入射波Liといい、リフレクタ4によって反射される電波Lmを反射波Lhという。リフレクタ4に入射する入射波Liの進行方向と、リフレクタ4により反射される反射波Lhの進行方向とは、互いに平行となる。リフレクタ4は、入射面4cを前方に向けて、かつ入射面4cの三角形状の一辺が下向きとなるように(路面側を向くように)、前照灯装置2におけるハウジング3の上壁3a上に固定されている。
フロントボディカウル107の上部には、車両用反射装置1が設けられている。車両用反射装置1は、リフレクタ4と、カバー5と、を備えている。
図3は、リフレクタ4の斜視図である。
図3に示すように、リフレクタ4は、いわゆるコーナキューブリフレクタである。コーナキューブリフレクタは、一面に開口部4aを有する三角錐状に形成された反射器である。開口部4aは、三角形状に形成された開口である。以下、開口部4aの縁部で囲まれた平面領域を開口面4bという。開口面4bは、電波Lmが入射される入射面4cである。入射面4cは、前後方向に面している。リフレクタ4は、90度の頂角を形成する3つの内部全反射面S1,S2,S3を有している。リフレクタ4は、内部に入射した電波Lmをこれら3つの内部全反射面S1,S2,S3にて順次反射させた後に外部に出射させる。電波Lmは、自動二輪車100の前方を走行する他の車両から自動二輪車100に向かって発せられるものである。電波Lmは、例えば超音波レーダ、ミリ波レーダ、レーザレーダ等である。電波Lmは、リフレクタ4に入射すると、リフレクタ4により反射される。以下、リフレクタ4に入射される電波Lmを入射波Liといい、リフレクタ4によって反射される電波Lmを反射波Lhという。リフレクタ4に入射する入射波Liの進行方向と、リフレクタ4により反射される反射波Lhの進行方向とは、互いに平行となる。リフレクタ4は、入射面4cを前方に向けて、かつ入射面4cの三角形状の一辺が下向きとなるように(路面側を向くように)、前照灯装置2におけるハウジング3の上壁3a上に固定されている。
図2に示すように、カバー5は、前照灯装置2及びリフレクタ4を上方から覆う。カバー5は、リフレクタ4の入射面4cの前方に配置された形となっている。カバー5は、前照灯装置2を上方から覆うメータバイザ111と、メータバイザ111の上方に配置された風防用のスクリーンカバー112と、を有している。メータバイザ111と、スクリーンカバー112とは、重ね合わされている。メータバイザ111は、自動二輪車100の図示しない計器類に光が差し込んでしまうのを抑制し、運転者の計器類への視認性を向上させる。メータバイザ111と前照灯装置2との間には、これらメータバイザ111と前照灯装置2とに取り囲まれた空間Kが形成される。空間K内には、上述したリフレクタ4が設けられている。
<カバーの透過領域>
図4は、カバー5の透過領域5aを示す分解斜視図である。
図4に示すように、リフレクタ4に入射する電波Lmは、メータバイザ111及びスクリーンカバー112を透過する。図示の例において、電波Lmの透過方向D1は、前後方向に沿っている。以下、メータバイザ111及びスクリーンカバー112のうち電波Lmが透過する領域を、カバー5の透過領域5aという。透過領域5aは、入射面4cと前後方向に対向している。以下では、透過領域5aについて詳細に説明する。
図4は、カバー5の透過領域5aを示す分解斜視図である。
図4に示すように、リフレクタ4に入射する電波Lmは、メータバイザ111及びスクリーンカバー112を透過する。図示の例において、電波Lmの透過方向D1は、前後方向に沿っている。以下、メータバイザ111及びスクリーンカバー112のうち電波Lmが透過する領域を、カバー5の透過領域5aという。透過領域5aは、入射面4cと前後方向に対向している。以下では、透過領域5aについて詳細に説明する。
図5は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。図5は、リフレクタ4及び透過領域5aを左右方向から見て模式的に示している。
図5に示すように、透過領域5aにおける入射面4cに対向する第1面10は、下方から上方に向かうに従い入射面4cから漸次離間するテーパ面である。第1面10は、平面状に形成されている。第1面10とは反対側の透過領域5aの第2面11は、下方から上方に向かうに従い入射面4cへ漸次接近するテーパ面である。第2面11は、平面状に形成されている。このため、カバー5における透過方向D1の厚さLは、下方から上方に向かうに従い漸次減少するように、透過領域5a内で異なっている。
図5に示すように、透過領域5aにおける入射面4cに対向する第1面10は、下方から上方に向かうに従い入射面4cから漸次離間するテーパ面である。第1面10は、平面状に形成されている。第1面10とは反対側の透過領域5aの第2面11は、下方から上方に向かうに従い入射面4cへ漸次接近するテーパ面である。第2面11は、平面状に形成されている。このため、カバー5における透過方向D1の厚さLは、下方から上方に向かうに従い漸次減少するように、透過領域5a内で異なっている。
カバー5に対する電波Lmの入射角をθiとし、カバー5の比誘電率をεrとし、電波Lmの自由空間波長をλoとし、自然数をNとしたとき、透過領域5aの少なくとも一部において、厚さLは、
L=N・λo/{2√(εr-sin2θi)}…(1)
を満足するように設定されている。一般に、電波Lmは、(1)式を満たしていると、カバー5を透過する場合に反射波Lhが生じにくいことが知られている。
以下、分かり易くするために、カバー5の誘電率が真空の誘電率に等しく、電波Lmがカバー5に対して垂直に入射するとして説明する。カバー5の誘電率は真空の誘電率に等しいため、カバー5の比誘電率εrは1となる。電波Lmはカバー5に対して垂直に入射するため、電波Lmの入射角θiは0°となる。よって、(1)式は、
L=N・λo/2…(2)
となる。
L=N・λo/{2√(εr-sin2θi)}…(1)
を満足するように設定されている。一般に、電波Lmは、(1)式を満たしていると、カバー5を透過する場合に反射波Lhが生じにくいことが知られている。
以下、分かり易くするために、カバー5の誘電率が真空の誘電率に等しく、電波Lmがカバー5に対して垂直に入射するとして説明する。カバー5の誘電率は真空の誘電率に等しいため、カバー5の比誘電率εrは1となる。電波Lmはカバー5に対して垂直に入射するため、電波Lmの入射角θiは0°となる。よって、(1)式は、
L=N・λo/2…(2)
となる。
透過領域5aの厚さLは、例えば76GHzから77GHzの周波数帯の電波Lmの透過減衰量を減少できるように設定されている。
以下、透過領域5aのうち上下方向の中間部5bよりも上方の領域を上方透過領域5cといい、透過領域5aのうち中間部5bよりも下方の領域を下方透過領域5dという。
上方透過領域5cのうち上下方向の中間部の透過方向D1の厚さL1は、例えば1.95mmに設定されている。1.95mmは、周波数77GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.89mm)の約1/2の長さである。このため、上方透過領域5cのうち上下方向の中間部は、周波数77GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
下方透過領域5dのうち上下方向の中間部の透過方向D1の厚さL2は、例えば1.97mmに設定されている。1.97mmは、周波数76GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.94mm)の1/2の長さである。このため、下方透過領域5dのうち上下方向の中間部は、周波数76GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
ここで、カバー5における透過方向D1の厚さLは、下方から上方に向かうに従い漸次減少している。このため、例えば、周波数77GHzの電波Lmが透過領域5aのうち厚さL1の部分から僅かにズレて入射したとしても、透過領域5aは、周波数77GHzの電波Lmの透過減衰量を十分良好に減少できる。また、例えば、周波数76GHzの電波Lmが透過領域5aのうち厚さL2の部分から僅かにズレて入射したとしても、透過領域5aは、周波数76GHzの電波Lmの透過減衰量を十分良好に減少できる。
以下、透過領域5aのうち上下方向の中間部5bよりも上方の領域を上方透過領域5cといい、透過領域5aのうち中間部5bよりも下方の領域を下方透過領域5dという。
上方透過領域5cのうち上下方向の中間部の透過方向D1の厚さL1は、例えば1.95mmに設定されている。1.95mmは、周波数77GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.89mm)の約1/2の長さである。このため、上方透過領域5cのうち上下方向の中間部は、周波数77GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
下方透過領域5dのうち上下方向の中間部の透過方向D1の厚さL2は、例えば1.97mmに設定されている。1.97mmは、周波数76GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.94mm)の1/2の長さである。このため、下方透過領域5dのうち上下方向の中間部は、周波数76GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
ここで、カバー5における透過方向D1の厚さLは、下方から上方に向かうに従い漸次減少している。このため、例えば、周波数77GHzの電波Lmが透過領域5aのうち厚さL1の部分から僅かにズレて入射したとしても、透過領域5aは、周波数77GHzの電波Lmの透過減衰量を十分良好に減少できる。また、例えば、周波数76GHzの電波Lmが透過領域5aのうち厚さL2の部分から僅かにズレて入射したとしても、透過領域5aは、周波数76GHzの電波Lmの透過減衰量を十分良好に減少できる。
<車両用反射装置の作用>
次に、図3、図5、図6に基づいて、車両用反射装置1の作用について説明する。
図6は、車両用反射装置1の作用説明図である。なお、図6では、説明を分かりやすくするために車両用反射装置1の縮尺を適宜変更して示している。
図6に示すように、自動二輪車100が他車両Tcの後方を走行する場合を例に説明する。他車両Tcの電波検知手段30から発信される電波Lmは、路面Fに沿う方向(前後方向)に進行して、自動二輪車100のリフレクタ4に入射する。電波Lmは、リフレクタ4によって反射され、他車両Tcの電波検知手段30に受信される。
次に、図3、図5、図6に基づいて、車両用反射装置1の作用について説明する。
図6は、車両用反射装置1の作用説明図である。なお、図6では、説明を分かりやすくするために車両用反射装置1の縮尺を適宜変更して示している。
図6に示すように、自動二輪車100が他車両Tcの後方を走行する場合を例に説明する。他車両Tcの電波検知手段30から発信される電波Lmは、路面Fに沿う方向(前後方向)に進行して、自動二輪車100のリフレクタ4に入射する。電波Lmは、リフレクタ4によって反射され、他車両Tcの電波検知手段30に受信される。
図3及び図5に示すように、入射波Liは、透過領域5aを透過してリフレクタ4に入射する。入射波Liは、透過領域5aを透過後、各内部全反射面S1,S2,S3により反射波Lhとして反射される。その後、反射波Lhは、透過領域5aに向かう。
以下、入射波Liが最初に内部全反射面S3に入射する場合について、リフレクタ4の内部における電波Lmの経路の一例を詳細に説明する。入射波Liは、内部全反射面S3に入射すると、内部全反射面S1に向かって反射される。反射波Lhは、内部全反射面S1に入射すると、内部全反射面S2に向かって反射される。反射波Lhは、内部全反射面S2に入射すると、透過領域5aに向かって反射される。
以下、入射波Liが最初に内部全反射面S3に入射する場合について、リフレクタ4の内部における電波Lmの経路の一例を詳細に説明する。入射波Liは、内部全反射面S3に入射すると、内部全反射面S1に向かって反射される。反射波Lhは、内部全反射面S1に入射すると、内部全反射面S2に向かって反射される。反射波Lhは、内部全反射面S2に入射すると、透過領域5aに向かって反射される。
このように、上述の自動二輪車100において、カバー5の厚さLは、透過領域5a内で異なっている。これにより、車両用反射装置1は、厚さLを透過領域5a内で異なるように設定できる。一般に、電波Lmの透過減衰量は、カバー5における透過領域5a内の厚さLによって異なることが知られている。車両用反射装置1は、カバー5の厚さLを透過領域5a内で異なるように設定できるため、複数の周波数の電波Lmに対応させて、カバー5における透過領域5a内の厚さLを設定できる。したがって、車両用反射装置1は、複数の周波数の電波Lmに対応して、透過減衰量を減少できる。
カバー5に対する電波Lmの入射角をθiとし、カバー5の比誘電率をεrとし、電波Lmの自由空間波長をλoとし、自然数をNとしたとき、透過領域5aの少なくとも一部において、厚さLは、(1)式を満足している。これにより、車両用反射装置1は、透過領域5aに入射した電波Lmと、リフレクタ4の入射面4cに対向する透過領域5aの表面で反射された電波Lmと、が打ち消し合うことを抑制できる。これにより、車両用反射装置1は、電波Lmの透過減衰量を減少できる。
透過領域5aにおける入射面4cに対向する第1面10は、下方から上方に向かうに従い入射面4cから漸次離間するテーパ面となっている。これにより、車両用反射装置1は、カバーにおける透過領域5aの厚さLを漸次変化させることができる。これにより、電波Lmの透過減衰量が減少される最適な厚さLの領域から僅かにずれて入射したとしても、車両用反射装置1は、電波Lmの透過減衰量を十分良好に減少できる。
リフレクタ4は、一面に開口部4aを有する三角錐状に形成されたコーナキューブリフレクタである。開口部4aの開口面4bは、入射面4cである。これにより、車両用反射装置1は、入射波Liと反射波Lhとが平行となるように電波Lmを反射できる。これにより、車両用反射装置1は、自動二輪車100の前方を走行する他車両Tcから入射された電波Lmを他車両Tcに向けて確実に反射できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図7は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。
第1実施形態では、透過領域5aにおける第1面10及び第2面11は、平面状に形成されている。これに対して、第2実施形態では、第1面10及び第2面11は、透過領域5aのうち上下方向の中間部5bで屈曲する屈曲面状に形成されている点で、第1実施形態と異なる。第2実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図7に示すように、第1面10は、中間部5bで入射面4cから離間する方向に屈曲する。第2面11は、中間部5bで入射面4cに接近する方向に屈曲する。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図7は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。
第1実施形態では、透過領域5aにおける第1面10及び第2面11は、平面状に形成されている。これに対して、第2実施形態では、第1面10及び第2面11は、透過領域5aのうち上下方向の中間部5bで屈曲する屈曲面状に形成されている点で、第1実施形態と異なる。第2実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図7に示すように、第1面10は、中間部5bで入射面4cから離間する方向に屈曲する。第2面11は、中間部5bで入射面4cに接近する方向に屈曲する。
透過領域5aの厚さLは、例えば76GHzから81GHzの周波数帯の電波Lmの透過減衰量を減少できるように設定されている。
上方透過領域5cのうち上下方向の中間部の透過方向D1の厚さL1は、例えば1.85mmに設定されている。1.85mmは、周波数81GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.7mm)の1/2の長さである。このため、上方透過領域5cのうち上下方向の中間部は、周波数81GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
下方透過領域5dのうち上下方向の中間部の透過方向D1の厚さL2は、例えば1.97mmに設定されている。1.97mmは、周波数76GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.94mm)の1/2の長さである。このため、下方透過領域5dのうち上下方向の中間部は、周波数76GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
中間部5bの透過方向D1の厚さL3は、例えば1.95mmに設定されている。1.95mmは、周波数77GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.89mm)の約1/2の長さである。このため、中間部5bは、周波数77GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
上方透過領域5cのうち上下方向の中間部の透過方向D1の厚さL1は、例えば1.85mmに設定されている。1.85mmは、周波数81GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.7mm)の1/2の長さである。このため、上方透過領域5cのうち上下方向の中間部は、周波数81GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
下方透過領域5dのうち上下方向の中間部の透過方向D1の厚さL2は、例えば1.97mmに設定されている。1.97mmは、周波数76GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.94mm)の1/2の長さである。このため、下方透過領域5dのうち上下方向の中間部は、周波数76GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
中間部5bの透過方向D1の厚さL3は、例えば1.95mmに設定されている。1.95mmは、周波数77GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.89mm)の約1/2の長さである。このため、中間部5bは、周波数77GHzの電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
図8は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。
第1実施形態では、透過領域5aにおける第1面10及び第2面11は、下方から上方に向かうに従い入射面4cからそれぞれ漸次離間、漸次接近する平面状に形成されている。これに対して、第3実施形態では、第1面10及び第2面11は、透過領域5aのうち上下方向の中間部5bで入射面4cから最も離間する屈曲面状に形成されている点で、第1実施形態と異なる。第3実施形態において、上述した各実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図8に示すように、第1面10は、下方透過領域5dの下端から中間部5bに向かうに従い入射面4cから漸次離間する。第1面10は、中間部5bから上方透過領域5cの上端に向かうに従い入射面4cに漸次接近する。第2面11は、下方透過領域5dの下端から中間部5bに向かうに従い入射面4cから漸次離間する。第2面11は、中間部5bから上方透過領域5cの上端に向かうに従い入射面4cに漸次接近する。
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
図8は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。
第1実施形態では、透過領域5aにおける第1面10及び第2面11は、下方から上方に向かうに従い入射面4cからそれぞれ漸次離間、漸次接近する平面状に形成されている。これに対して、第3実施形態では、第1面10及び第2面11は、透過領域5aのうち上下方向の中間部5bで入射面4cから最も離間する屈曲面状に形成されている点で、第1実施形態と異なる。第3実施形態において、上述した各実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図8に示すように、第1面10は、下方透過領域5dの下端から中間部5bに向かうに従い入射面4cから漸次離間する。第1面10は、中間部5bから上方透過領域5cの上端に向かうに従い入射面4cに漸次接近する。第2面11は、下方透過領域5dの下端から中間部5bに向かうに従い入射面4cから漸次離間する。第2面11は、中間部5bから上方透過領域5cの上端に向かうに従い入射面4cに漸次接近する。
このように、本実施形態において、第1面10及び第2面11は、中間部5bで入射面4cから最も離間するように屈曲している。これにより、第1面10及び第2面11は、入射面4cのうち上下方向の中間部に面することができる。このため、車両用反射装置1は、透過領域5aを透過した電波Lmを入射面4cのうち上下方向の中間部に集めることができる。したがって、車両用反射装置1は、透過領域5aを透過した電波Lmを入射面4cに確実に入射させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
図9は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。
第1実施形態では、リフレクタ4は、コーナキューブリフレクタであり、透過領域5aには、平面部が全体にわたって形成されている。これに対して、第4実施形態では、リフレクタ4は、平板状のリフレクタであり、透過領域5aには、入射面4cに沿う上下方向に複数(本実施形態では、3個)の段部A1,A2,A3が形成されている点で、第1実施形態と異なる。第4実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図9に示すように、リフレクタ4の法線方向は、前後方向に沿っている。複数の段部A1,A2,A3は、この順に上方から下方に並んで設けられている。以下、便宜上、複数の段部A1,A2,A3を上から順に第1段部A1、第2段部A2、第3段部A3という。
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
図9は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。
第1実施形態では、リフレクタ4は、コーナキューブリフレクタであり、透過領域5aには、平面部が全体にわたって形成されている。これに対して、第4実施形態では、リフレクタ4は、平板状のリフレクタであり、透過領域5aには、入射面4cに沿う上下方向に複数(本実施形態では、3個)の段部A1,A2,A3が形成されている点で、第1実施形態と異なる。第4実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図9に示すように、リフレクタ4の法線方向は、前後方向に沿っている。複数の段部A1,A2,A3は、この順に上方から下方に並んで設けられている。以下、便宜上、複数の段部A1,A2,A3を上から順に第1段部A1、第2段部A2、第3段部A3という。
透過領域5aの厚さLは、例えば24GHz帯、77GHz帯及び79GHz帯の電波Lmの透過減衰量を減少できるように設定されている。
第1段部A1の透過方向D1の厚さLは、例えば6.21mmに設定されている。6.21mmは、24GHz帯の中心周波数24.125GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(12.43mm)の約1/2の長さである。このため、第1段部A1は、24GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
第2段部A2の透過方向D1の厚さLは、例えば5.88mmに設定されている。5.88mmは、77GHz帯の中心周波数76.5GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.92mm)の3/2の長さである。このため、第2段部A2は、77GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
第3段部A3の透過方向D1の厚さLは、例えば5.69mmに設定されている。3.79mmは、79GHz帯の中心周波数79GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.79mm)の約3/2の長さである。このため、第3段部A3は、79GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
第1段部A1の透過方向D1の厚さLは、例えば6.21mmに設定されている。6.21mmは、24GHz帯の中心周波数24.125GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(12.43mm)の約1/2の長さである。このため、第1段部A1は、24GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
第2段部A2の透過方向D1の厚さLは、例えば5.88mmに設定されている。5.88mmは、77GHz帯の中心周波数76.5GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.92mm)の3/2の長さである。このため、第2段部A2は、77GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
第3段部A3の透過方向D1の厚さLは、例えば5.69mmに設定されている。3.79mmは、79GHz帯の中心周波数79GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.79mm)の約3/2の長さである。このため、第3段部A3は、79GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
このように、本実施形態において、透過領域5aには、入射面4cに沿う上下方向に複数の段部A1,A2,A3が形成されている。これにより、複数の段部A1,A2,A3が、リフレクタ4の入射面4cに沿う方向に並んで形成される。車両用反射装置1は、周波数の異なる複数の電波Lmに対応するように複数の段部A1,A2,A3の厚さをそれぞれ設定できる。これにより、車両用反射装置1は、複数の周波数の電波Lmに対応して、透過減衰量を減少できる。加えて、例えば、24GHz帯の電波Lmの透過減衰量を特に減少させたい場合に、車両用反射装置1は、24GHz帯の電波Lmに対応する段部A1表面の面積を、他の段部A2,A3よりも大きくできる。これにより、24GHz帯の電波Lmの大部分は、24GHz帯の電波Lmに対応する段部A1を透過できる。車両用反射装置1は、24GHz帯の電波Lmの大部分において、透過減衰量を良好に減衰できる。したがって、車両用反射装置1は、複数の周波数の電波に対応して透過減衰量を減少できるとともに、特定の周波数(例えば24GHz帯に含まれる周波数)の電波Lmに特化して透過減衰量を減少できる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態を図面に基づいて説明する。
図10は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。
第5実施形態では、透過領域5aに複数の段部B1,B2が形成されている構成は、第4実施形態と同様であるが、透過領域5aの第2面11に電波Lmの周波数に対応した層6が設けられている点で第4実施形態と異なっている。第5実施形態において、上述した各実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
次に、本発明の第5実施形態を図面に基づいて説明する。
図10は、リフレクタ4と透過領域5aとの説明図である。
第5実施形態では、透過領域5aに複数の段部B1,B2が形成されている構成は、第4実施形態と同様であるが、透過領域5aの第2面11に電波Lmの周波数に対応した層6が設けられている点で第4実施形態と異なっている。第5実施形態において、上述した各実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図10に示すように、複数の段部B1,B2は、この順に上方から下方に並んで設けられている。以下、便宜上、複数の段部B1,B2を上から順に第1段部B1、第2段部B2という。
透過領域5aの厚さLは、例えば77GHz帯及び79GHz帯の電波Lmの透過減衰量を減少できるように設定されている。
第1段部B1の透過方向D1の厚さLは、77GHz帯に対応して、例えば5.88mmに設定されている。第2段部B2の透過方向D1の厚さLは、79GHz帯に対応して、例えば5.69mmに設定されている。
第1段部B1の透過方向D1の厚さLは、77GHz帯に対応して、例えば5.88mmに設定されている。第2段部B2の透過方向D1の厚さLは、79GHz帯に対応して、例えば5.69mmに設定されている。
図10に示すように、層6は、透過領域5aの第2面11に設けられている。層6は、例えばアルミを含有する塗料を第2面11に塗布することで形成される。層6は、対応する周波数の電波Lmの透過減衰量を減少する。層6は、例えばアルミ含有量が多いメタリックカラーの塗料を第2面11に塗布することで形成される。アルミ含有量が多いメタリックカラーの塗料により形成される層6に対応する周波数は、アルミを含有しない層6に対応する周波数と比較して低くなる。層6は、第1塗料層6aと、第2塗料層6bと、を有している。第1塗料層6aは、上方透過領域5cの第2面11に塗布されている。第1塗料層6aは、77GHz帯に対応している。第2塗料層6bは、下方透過領域5dの第2面11に塗布されている。第2塗料層6bは、79GHz帯に対応している。
以下、第1塗料層6a及び第2塗料層6bのいずれかを透過する電波Lmの透過量に関する試験結果について説明する。本試験は、カバー5の透過領域5aに設けられた層6が透過領域5aを透過する電波Lmに与える影響を調べるために行われた。
本試験において、第1塗料層6a及び第2塗料層6bの厚さは、入射面4cに沿う方向で一様となっている。第1塗料層6aと第2塗料層6bとは、厚さが等しい。第1塗料層6aは、白色である。第2塗料層6bは、銀色である。
図11は、第1塗料層6a及び第2塗料層6bのいずれかを透過する電波Lmの透過量の周波数応答を示すグラフである。図11では、縦軸を電波Lmの透過量とし、横軸を電波Lmの周波数としている。図11には、第1塗料層6aを透過する電波Lmの透過量の周波応答線G1(実線)と、第2塗料層6bを透過する電波Lmの透過量の周波数応答線G2(破線)と、が示されている。
図11に示すように、周波数応答線G1のピークP1は、約77GHzの周波数で発現している。周波数応答線G2のピークP2は、約82GHzの周波数で発現している。このことから、第1塗料層6aは77GHz帯に適し、第2塗料層6bは79GHz帯に適していることがわかる。
本試験において、第1塗料層6a及び第2塗料層6bの厚さは、入射面4cに沿う方向で一様となっている。第1塗料層6aと第2塗料層6bとは、厚さが等しい。第1塗料層6aは、白色である。第2塗料層6bは、銀色である。
図11は、第1塗料層6a及び第2塗料層6bのいずれかを透過する電波Lmの透過量の周波数応答を示すグラフである。図11では、縦軸を電波Lmの透過量とし、横軸を電波Lmの周波数としている。図11には、第1塗料層6aを透過する電波Lmの透過量の周波応答線G1(実線)と、第2塗料層6bを透過する電波Lmの透過量の周波数応答線G2(破線)と、が示されている。
図11に示すように、周波数応答線G1のピークP1は、約77GHzの周波数で発現している。周波数応答線G2のピークP2は、約82GHzの周波数で発現している。このことから、第1塗料層6aは77GHz帯に適し、第2塗料層6bは79GHz帯に適していることがわかる。
このように、本実施形態において、透過領域5aの第2面11には、電波Lmの周波数に対応した層6が設けられている。これにより、透過領域5a内を透過する複数の電波Lmのうち少なくとも一部の電波Lmは、電波Lmの周波数に対応した層6を透過できる。これにより、車両用反射装置1は、電波Lmの周波数に対応した層6を透過する電波Lmについて、透過減衰量をより一層減少できる。
本実施形態では、層6は、透過領域5aの第2面11に設けられているとしたが、層6は、透過領域5aの第1面10に設けられていてもよい。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態を図面に基づいて説明する。
図12は、透過領域5aの正面図である。図12は、透過領域5aを前方から見た場合を示している。なお、図12においては、便宜上、透過領域5aを実線で、リフレクタ4を破線で示している。
第1実施形態では、透過領域5aには、入射面4cに沿う平面部が透過領域5aの全体にわたって形成されている。これに対して、第6実施形態では、透過領域5aには、前後方向から見て、透過領域5aの中心周りに並んで複数(本実施形態では、6個)の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3b(請求項の「段部」及び「領域」に相当)が形成されている点で、第1実施形態と異なる。第6実施形態において、上述した各実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図3及び図12に示すように、透過領域5aは、透過方向D1から見て、リフレクタ4の稜線4dと重なる3本の仮想直線Ltによって6個の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bに分割されている。6個の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bは、前後方向から見て、透過領域5aの中心周りに並んで段部C1a、段部C2a、段部C3a、段部C1b、段部C2b、段部C3bの順に設けられている。以下、便宜上、6個の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bを、一対の第1段部C1a,C1b、一対の第2段部C2a,C2b、一対の第3段部C3a,C3bという。第1段部C1a,C1bは、それぞれ仮想直線Ltに対して対称かつ隣接することなく配置されている。一対の第1段部C1a,C1bにおいて、厚さLは、互いに等しい。第2段部C2a,C2b及び第3段部C3a,C3bについても同様である。複数の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bにおける第1面10の面積は、それぞれ等しくなるように設けられている。
次に、本発明の第6実施形態を図面に基づいて説明する。
図12は、透過領域5aの正面図である。図12は、透過領域5aを前方から見た場合を示している。なお、図12においては、便宜上、透過領域5aを実線で、リフレクタ4を破線で示している。
第1実施形態では、透過領域5aには、入射面4cに沿う平面部が透過領域5aの全体にわたって形成されている。これに対して、第6実施形態では、透過領域5aには、前後方向から見て、透過領域5aの中心周りに並んで複数(本実施形態では、6個)の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3b(請求項の「段部」及び「領域」に相当)が形成されている点で、第1実施形態と異なる。第6実施形態において、上述した各実施形態と同様の構成については、説明を省略又は簡略化する。
図3及び図12に示すように、透過領域5aは、透過方向D1から見て、リフレクタ4の稜線4dと重なる3本の仮想直線Ltによって6個の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bに分割されている。6個の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bは、前後方向から見て、透過領域5aの中心周りに並んで段部C1a、段部C2a、段部C3a、段部C1b、段部C2b、段部C3bの順に設けられている。以下、便宜上、6個の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bを、一対の第1段部C1a,C1b、一対の第2段部C2a,C2b、一対の第3段部C3a,C3bという。第1段部C1a,C1bは、それぞれ仮想直線Ltに対して対称かつ隣接することなく配置されている。一対の第1段部C1a,C1bにおいて、厚さLは、互いに等しい。第2段部C2a,C2b及び第3段部C3a,C3bについても同様である。複数の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bにおける第1面10の面積は、それぞれ等しくなるように設けられている。
透過領域5aの厚さLは、例えば24GHz帯、77GHz帯及び79GHz帯の電波Lmの透過減衰量を減少できるように設定されている。
第1段部C1a,C1bの透過方向D1の厚さLは、例えば2.00mmに設定されている。2.00mmは、24GHz帯の中心周波数24.125GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(12.43mm)に対して、十分に短い。このため、第1段部C1a,C1bは、24GHz帯の電波Lmの透過減衰量を確実に減少できる。
第2段部C2a,C2bの透過方向D1の厚さLは、例えば1.96mmに設定されている。1.96mmは、77GHz帯の中心周波数76.5GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.92mm)の1/2の長さである。このため、第2段部C2a,C2bは、77GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
第3段部C2a,C2bの透過方向D1の厚さLは、例えば1.90mmに設定されている。1.90mmは、79GHz帯の中心周波数79GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.79mm)の約1/2の長さである。このため、第3段部C2a,C2bは、79GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
第1段部C1a,C1bの透過方向D1の厚さLは、例えば2.00mmに設定されている。2.00mmは、24GHz帯の中心周波数24.125GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(12.43mm)に対して、十分に短い。このため、第1段部C1a,C1bは、24GHz帯の電波Lmの透過減衰量を確実に減少できる。
第2段部C2a,C2bの透過方向D1の厚さLは、例えば1.96mmに設定されている。1.96mmは、77GHz帯の中心周波数76.5GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.92mm)の1/2の長さである。このため、第2段部C2a,C2bは、77GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
第3段部C2a,C2bの透過方向D1の厚さLは、例えば1.90mmに設定されている。1.90mmは、79GHz帯の中心周波数79GHzの電波Lmにおける自由空間波長λo(3.79mm)の約1/2の長さである。このため、第3段部C2a,C2bは、79GHz帯の電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。
続いて、電波Lmの経路の一例について説明する。
図12に示すように、例えば入射波Liが段部C1aを透過してリフレクタ4に入射する場合、入射波Liは、段部C1aを透過後、内部全反射面S1,S2,S3のうち段部C1aに前後方向から見て重なる内部全反射面S3に入射して、反射波Lhとして反射される。その後、反射波Lhは、内部全反射面S1,S2により、内部全反射面S1、内部全反射面S2の順に反射される。内部全反射面S2で反射された反射波Lhの少なくとも一部は、段部C1bを透過する。
図12に示すように、例えば入射波Liが段部C1aを透過してリフレクタ4に入射する場合、入射波Liは、段部C1aを透過後、内部全反射面S1,S2,S3のうち段部C1aに前後方向から見て重なる内部全反射面S3に入射して、反射波Lhとして反射される。その後、反射波Lhは、内部全反射面S1,S2により、内部全反射面S1、内部全反射面S2の順に反射される。内部全反射面S2で反射された反射波Lhの少なくとも一部は、段部C1bを透過する。
このように、本実施形態において、複数の段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bの第1面10の面積は、それぞれ等しくなるように設けられている。これにより、車両用反射装置1は、各段部C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3bに対応する周波数の電波Lmに対して、透過減衰量を同様に減少できる。
本実施形態において、一対の第1段部C1a,C1bにおいて、厚さLは、互いに等しい。これにより、一方の段部C1aを透過して入射した電波Lmの一部は、他方の段部C1bを透過するように反射される。これにより、車両用反射装置1は、厚さLの等しい一対の第1段部C1a,C1bに、電波Lmの一部を透過させることができる。したがって、車両用反射装置1は、電波Lmの透過減衰量をより一層減少できる。一対の第2段部C2a,C2b及び一対の第3段部C3a,C3bについても同様である。この構成によれば、車両用反射装置1は、第1段部C1a,C1b、第2段部C2a,C2b及び第3段部C3a,C3bにそれぞれ対応する周波数の電波Lmについて、透過減衰量をより一層減少できる。したがって、車両用反射装置1は、周波数の異なる3種類の電波Lmについて、透過減衰量をより一層減少できる。
その他、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
1…車両用反射装置、4…リフレクタ、4a…開口部、4b…開口面、4c…入射面、4d…稜線、5…カバー、5a…透過領域、6…層、100…自動二輪車(車体)、A1,A2,A3…段部、B1,B2…段部、C1a,C1b,C2a,C2b,C3a,C3b…段部(領域)、D1…透過方向、L…厚さ、T…領域、Lm…電波、Lt…仮想直線
Claims (8)
- 車体に設けられ、電波が入射される入射面を備え、前記電波を反射させるリフレクタと、
前記リフレクタを外側から覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記入射面と対向し前記電波を透過させる透過領域を有し、
前記カバーにおける前記電波の透過方向の厚さは、前記透過領域内で異なる
ことを特徴とする車両用反射装置。 - 前記厚さをLとし、
前記カバーに対する前記電波の入射角をθiとし、
前記カバーの比誘電率をεrとし、
前記電波の自由空間波長をλoとし、
自然数をNとしたとき、
前記透過領域の少なくとも一部において、
L=N・λo/{2√(εr-sin2θi)}
を満足することを特徴とする請求項1に記載の車両用反射装置。 - 前記透過領域には、前記入射面に沿う方向に複数の段部が形成される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用反射装置。 - 前記入射面に対向する前記複数の段部の表面の面積は、それぞれ等しくなるように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用反射装置。
- 前記透過領域における前記入射面に対向する表面の少なくとも一部は、前記透過方向に交差する任意の一方向に沿って前記入射面から漸次離間するテーパ面となっている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用反射装置。 - 前記リフレクタは、一面に開口部を有する三角錐状に形成されたコーナキューブリフレクタであり、
前記開口部の開口面は、前記入射面となっている
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用反射装置。 - 前記透過領域は、前記透過方向から見て、前記コーナキューブリフレクタの稜線と重なる3本の仮想直線によって6個の領域に分割され、
前記6個の領域のうち前記仮想直線に対して対称かつ隣接することなく配置された一対の前記領域において、前記厚さは、互いに等しい
ことを特徴とする請求項6に記載の車両用反射装置。 - 前記カバーのうち前記透過領域の表面のうち少なくとも一部には、
前記電波の周波数に対応した層が設けられている
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両用反射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020158583A JP2022052290A (ja) | 2020-09-23 | 2020-09-23 | 車両用反射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020158583A JP2022052290A (ja) | 2020-09-23 | 2020-09-23 | 車両用反射装置 |
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JP2022052290A true JP2022052290A (ja) | 2022-04-04 |
Family
ID=80948659
Family Applications (1)
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JP2020158583A Pending JP2022052290A (ja) | 2020-09-23 | 2020-09-23 | 車両用反射装置 |
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JP (1) | JP2022052290A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024201923A1 (ja) * | 2023-03-30 | 2024-10-03 | 本田技研工業株式会社 | リフレクタ構造及び鞍乗型車両 |
-
2020
- 2020-09-23 JP JP2020158583A patent/JP2022052290A/ja active Pending
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