JP2022051129A - 磁気ディスク装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2以上のアクチュエータを有する磁気ディスク装置において、タッチダウンの検出精度を向上させること。【解決手段】一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置のコントローラは、1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、を異なるタイミングで実行するように制御する。また、コントローラは、1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出をそれぞれ異なるタイミングで実行し、1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出をそれぞれ異なるタイミングで実行する、ように制御する。【選択図】図6

Description

本実施形態は、磁気ディスク装置および方法に関する。
磁気ディスク装置にて駆動される磁気ディスクの記録密度を高めるためには、磁気ディスク面からの磁気ヘッドの浮上量を小さくする必要がある。このような磁気ヘッドの浮上量を小さくするために、DFH(Dynamic Flying Height)技術が用いられることがある。このDFH技術にて浮上量を精度良く制御するには、磁気ヘッドが磁気ディスクと接触した状態を検出する必要がある。磁気ヘッドが磁気ディスクと接触した状態は、タッチダウンと称され得る。
また、2以上のアクチュエータ系によって2以上の磁気ヘッドのそれぞれを独立に移動させることができる磁気ディスク装置が知られている。
米国特許第6,819,513号明細書 米国特許第8,154,819号明細書 米国特許第10,049,691号明細書
一つの実施形態は、2以上のアクチュエータ系を有する磁気ディスク装置において、タッチダウンの検出精度を向上させることを目的とする。
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、1以上の第1磁気ヘッドおよび1以上の第2磁気ヘッドと、第1アクチュエータ系と、第2アクチュエータ系と、コントローラと、を備える。1以上の第1磁気ヘッドおよび1以上の第2磁気ヘッドは、磁気ディスクに対してデータの記録およびデータの再生を行う。第1アクチュエータ系は、1以上の第1磁気ヘッドを移動させる。第2アクチュエータ系は、1以上の第2磁気ヘッドを移動させる。コントローラは、1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、を異なるタイミングで実行するように制御する。また、コントローラは、1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出をそれぞれ異なるタイミングで実行し、1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出をそれぞれ異なるタイミングで実行する、ように制御する。
図1は、実施形態にかかる磁気ディスク装置の構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる2つのアクチュエータ系と磁気ディスクとの位置関係を説明するための図である。 図3は、磁気ディスクの記録面側から見た実施形態にかかる磁気ヘッドの構成を示す図である。 図4は、実施形態にかかる磁気ヘッドをサスペンションの延伸方向に沿って切断した断面図である。 図5は、第1SoCに具備される第1CPUと第2SoCに具備される第1CPUとの間の実施形態にかかる接続例を説明するための模式的な図である。 図6は、実施形態にかかる磁気ディスク装置においてタッチダウン測定に関する動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図7は、実施形態にかかる各アクチュエータ系にかかるタッチダウン測定の動作の詳細を説明するためのフローチャートである。 図8は、実施形態にかかる2つのアクチュエータ系と磁気ディスクとの位置関係の別の例を説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置および方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態にかかる磁気ディスク装置1の構成の一例を示す図である。磁気ディスク装置1は、ホスト2に接続可能である。磁気ディスク装置1とホスト2との間の通信路の規格は、特定の規格に限定されない。一例では、SAS(Serial Attached SCSI)が採用され得る。
ホスト2は、例えばプロセッサ、パーソナルコンピュータ、またはサーバなどが該当する。磁気ディスク装置1は、ホスト2からアクセスコマンド(リードコマンドおよびライトコマンド)を受け付けることができる。
磁気ディスク装置1は、スピンドルモータ(SPM)310の回転軸330を中心に回転する複数の磁気ディスク300を備える。ここでは一例として、磁気ディスク装置1は、6枚の磁気ディスク300-1,300-2,300-3,300-4,300-5,300-6を備える。6枚の磁気ディスク300-1,300-2,300-3,300-4,300-5,300-6は、SPM310によって一体的に回転せしめられる。
6枚の磁気ディスク300のおもて面および裏面には、データの記録が可能な記録面が形成されている。6枚の磁気ディスク300によって構成される合計12個の記録面のそれぞれにアクセスするために、磁気ディスク装置1は、12個の磁気ヘッドHD11~HD16,HD21~HD26を備えている。
磁気ヘッドHD11は、磁気ディスク300-4のおもて面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD12は、磁気ディスク300-4の裏面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD13は、磁気ディスク300-5のおもて面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD14は、磁気ディスク300-5の裏面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD15は、磁気ディスク300-6のおもて面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD16は、磁気ディスク300-6の裏面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD21は、磁気ディスク300-1のおもて面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD22は、磁気ディスク300-1の裏面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD23は、磁気ディスク300-2のおもて面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD24は、磁気ディスク300-2の裏面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD25は、磁気ディスク300-3のおもて面に対向するように設けられている。磁気ヘッドHD26は、磁気ディスク300-3の裏面に対向するように設けられている。
以降、12個の磁気ヘッドHD11~HD16,HD21~HD26を総称して、磁気ヘッドHDと表記することがある。各磁気ヘッドHDは、磁気ディスク300の自身に対向する表面に設けられた記録面に対し、アクセス、つまりデータの記録およびデータの再生、を実行することができる。
磁気ディスク装置1は、互いに独立に駆動され得る2個のアクチュエータ系110,210を備える。
第1アクチュエータ系110は、ボイスコイルモータ(VCM)111、4個のアクチュエータアーム120、および6個のサスペンション130を備える。第1アクチュエータ系110が備える6個のサスペンション130のそれぞれは、磁気ヘッドHD11~HD16のうちの何れか一つを支持する。第1アクチュエータ系110が備える6個のサスペンション130のそれぞれは、4個のアクチュエータアーム120のうちの何れかの先端に取り付けられている。
第2アクチュエータ系210は、ボイスコイルモータ(VCM)211、4個のアクチュエータアーム120、および6個のサスペンション130を備える。第2アクチュエータ系210が備える6個のサスペンション130のそれぞれは、磁気ヘッドHD21~HD26のうちの何れか一つを支持する。第2アクチュエータ系210が備える6個のサスペンション130のそれぞれは、4個のアクチュエータアーム120のうちの何れかの先端に取り付けられている。
2個のアクチュエータ系110,210は、回転軸320を中心に回転することができる。回転軸320は、回転軸330に並行かつ回転軸330から離間した位置に設けられている。VCM111は、第1アクチュエータ系110を、回転軸320を中心に所定の範囲内で回転させることができる。VCM211は、第2アクチュエータ系210を、回転軸320を中心に所定の範囲内で回転させることができる。よって、第1アクチュエータ系110は、磁気ヘッドHD11~HD16を、磁気ディスク300-4~300-6の記録面に対して径方向に相対移動させることができる。第2アクチュエータ系210は、磁気ヘッドHD21~HD26を、磁気ディスク300-1~300-3の記録面に対して径方向に相対移動させることができる。
図2は、実施形態にかかるアクチュエータ系110,210と磁気ディスク300との位置関係を説明するための図である。本図に示されるように、アクチュエータ系110,210は、磁気ディスク300の記録面に対し、軌跡Tに沿って磁気ヘッドHDを相対移動させることができる。なお、磁気ディスク装置1には、磁気ディスク300の外端近傍の軌跡T上に、各磁気ヘッドHDをパーキングするランプロード機構340が設けられている。
図1に説明を戻す。
磁気ディスク装置1は、さらに、第1SoC(System-on-a-chip)100、第2SoC200、ヘッドアンプ140,240、およびサーボコントローラ(SVC)150,250を備える。
ヘッドアンプ140は、磁気ヘッドHD11~HD16(より詳しくは磁気ヘッドHD11~HD16に設けられたリード素子402)が磁気ディスク300から読み取った信号を増幅して出力して第1SoC100に供給することができる。第1SoC100では、ヘッドアンプ140から供給された信号は、リードチャネル回路(不図示)によってデジタルデータに復調される。
また、ヘッドアンプ140は、デジタルデータに対応した信号が第1SoC100から供給される。ヘッドアンプ140は、第1SoC100から供給された信号を増幅して、磁気ヘッドHD11~HD16(より詳しくは磁気ヘッドHD11~HD16に設けられたライト素子401)に供給することができる。信号を受信したライト素子401は、当該信号を磁気ディスク300の記録面に記録する。
また、ヘッドアンプ140は、第1SoC100からの指示に応じて、磁気ヘッドHD11~HD16のタッチダウンの検出を実行することができる。
ヘッドアンプ240は、磁気ヘッドHD21~HD26(より詳しくは磁気ヘッドHD21~HD26に設けられたリード素子402)が磁気ディスク300から読み取った信号を増幅して出力して第2SoC200に供給することができる。第2SoC200では、ヘッドアンプ240から供給された信号は、リードチャネル回路(不図示)によってデジタルデータに復調される。
また、ヘッドアンプ240は、デジタルデータに対応した信号が第2SoC200から供給される。ヘッドアンプ240は、第2SoC200から供給された信号を増幅して、磁気ヘッドHD21~HD26(より詳しくは磁気ヘッドHD21~HD26に設けられたライト素子401)に供給することができる。信号を受信したライト素子401は、当該信号を磁気ディスク300の記録面に記録する。
また、ヘッドアンプ240は、第2SoC200からの指示に応じて、磁気ヘッドHD21~HD26のタッチダウンの検出を実行することができる。
SVC150は、第1SoC100からの指示に基づいて第1アクチュエータ系110を駆動する。具体的には、SVC150は、第1アクチュエータ系110を駆動することによって、磁気ヘッドHD11~HD16のうちの使用される磁気ヘッドHDを第1SoC100から指示された位置に位置決めする。
また、SVC150は、第1SoC100からの指示に基づいてSPM310を駆動する。SVC150は、SPM310の回転速度が予め決められた目標速度で一定となるように、SPM310を駆動する。
SVC250は、第2SoC200からの指示に基づいて第2アクチュエータ系210を駆動する。具体的には、SVC250は、第2アクチュエータ系210を駆動することによって、磁気ヘッドHD21~HD26のうちの使用される磁気ヘッドHDを第2SoC200から指示された位置に位置決めする。
第1SoC100は、ホスト2に接続されている。第1SoC100は、ホスト2からのアクセスコマンドを解釈して、解釈結果に基づく動作、例えば磁気ディスク300へのアクセス、の制御を実行する。
第1SoC100は、第1CPU(Central Processing Unit)101と、第2CPU102と、を備える。第1CPU101および第2CPU102は、ファームウェアプログラムに従って動作する。ファームウェアプログラムは、所定の不揮発性の記憶領域に格納されている。所定の不揮発性の記憶領域は、磁気ディスク300であってもよいし、不図示のROM(Read Only Memory)であってもよい。
第1CPU101は、第2SoC200に設けられた第1CPU201とともに、磁気ディスク装置1全体の動作を制御する。第1CPU101は、磁気ディスク装置1全体の動作の制御の一環として、第2CPU102に、様々な指示を送ることができる。第1CPU101から第2CPU102への様々な指示は、SPM310の回転制御の指示、第1アクチュエータ系110のロード/アンロードの指示、第1アクチュエータ系110にかかるタッチダウン測定の指示、などを含む。また、第1CPU101から第2CPU102への様々な指示は、磁気ヘッドHD11~HD16を介した磁気ディスク300へのアクセスの指示を含む。
第2CPU102は、第1CPU101から指示された動作を実行する。第2CPU102は、指示された動作を実現するために、ヘッドアンプ140、SVC150、またはその両方を制御する。
第2SoC200は、第1CPU201と、第2CPU202と、を備える。第1CPU201および第2CPU202は、ファームウェアプログラムに従って動作する。ファームウェアプログラムは、所定の不揮発性の記憶領域に格納されている。所定の不揮発性の記憶領域は、磁気ディスク300であってもよいし、不図示のROMであってもよい。
第1CPU201は、第1SoC100に設けられた第1CPU101とともに、磁気ディスク装置1全体の動作を制御する。第1CPU201は、磁気ディスク装置1全体の動作の制御の一環として、第2CPU202に、様々な指示を送ることができる。第1CPU201から第2CPU202への様々な指示は、第2アクチュエータ系210のロード/アンロードの指示、第2アクチュエータ系210を用いたタッチダウン測定の指示、などを含む。また、第1CPU201から第2CPU202への様々な指示は、磁気ヘッドHD21~HD26を介した磁気ディスク300へのアクセスの指示を含む。
第2CPU202は、第1CPU201から指示された動作を実行する。第2CPU202は、指示された動作を実現するために、ヘッドアンプ240、SVC250、またはその両方を制御する。
なお、第1SoC100および第2SoC200は、特許請求の範囲のコントローラの一例である。第1SoC100および第2SoC200のうちの1つは、特許請求の範囲の第1コントローラチップの一例である。第1SoC100および第2SoC200のうちの他の1つは、特許請求の範囲の第2コントローラチップの一例である。第1アクチュエータ系110,210のうちの第1コントローラチップによって制御されるアクチュエータ系は、特許請求の範囲の第1アクチュエータ系の一例である。第1アクチュエータ系110,210のうちの第2コントローラチップによって制御されるアクチュエータ系は、特許請求の範囲の第2アクチュエータ系の一例である。
以降では、第1SoC100は第1コントローラチップであり、第2SoC200は第2コントローラチップであり、第1アクチュエータ系110は第1アクチュエータ系であり、第2アクチュエータ系210は第2アクチュエータ系であることとして説明する。
続いて、実施形態にかかる磁気ヘッドHDの構成を説明する。図3は、磁気ディスク300の記録面側から見た実施形態にかかる磁気ヘッドHDの構成を示す図である。図4は、実施形態にかかる磁気ヘッドHDをサスペンション130の延伸方向に沿って切断した断面図である。
磁気ヘッドHDは、図3,4に示されるように、ライト素子401と、リード素子402と、HDI(Head-Disk Interface)センサ403と、ヒータ404と、を備える。
ライト素子401は、その磁極から発生する磁界により、磁気ディスク300の記録面にデータの記録を行う。リード素子402は、磁気ディスク300上の磁界の変化をデータとして読み取ることで、磁気ディスク300に記録されたデータの再生を行う。
HDIセンサ403は、抵抗素子(不図示)を備える。この抵抗素子により磁気ヘッドHDと磁気ディスク300との接触を検知することが可能である。より具体的には、磁気ヘッドHDが磁気ディスク300に接触すると、両者の接触の際の摩擦熱の影響で、HDIセンサ403が熱変化する。これにより、抵抗素子の抵抗値が変化する。抵抗素子の抵抗値の変化が、ヘッドアンプ140,240によって検出されることで、磁気ヘッドHDと磁気ディスク300との接触が検知される。
ヒータ404は、ヘッドアンプ140,240からの電力供給を受けて磁気ヘッドHDを加熱する。この加熱により、磁気ヘッドHDが熱変形するため、磁気ヘッドHDの磁気ディスク300からの浮上量Fが変化することになる。より具体的には、ヒータ404に供給される電力が多いほど磁気ヘッドHDが大きく熱膨張し、これによって浮上量Fが減少する。
タッチダウン測定の際には、第2CPU102,202によるヘッドアンプ140,240の制御の下で、ヒータ404に供給される電力が徐々に増加せしめられる。ヒータ404に供給される電力の増加に応じて磁気ヘッドHDが膨張し、これによって浮上量Fが減少する。そして、浮上量Fがゼロとなったとき、HDIセンサ403の抵抗素子の抵抗値の変化によって、ヘッドアンプ140,240によって磁気ヘッドHDと磁気ディスク300との接触が検知される。つまり、タッチダウンが検知される。第2CPU102,202は、タッチダウンが検知されたときにヒータ404に供給されていた電力を記録する。これによって、一つの磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定が終了する。
つまり、タッチダウン測定とは、タッチダウン(磁気ヘッドHDと磁気ディスク300とが接触する状態)を引き起こすのに必要となるヒータ404への供給電力を測定することである。タッチダウン測定の後、磁気ヘッドHDを用いて磁気ディスク300の記録面に対するアクセスが行われる際には、タッチダウン測定によって取得された電力値を基準(基準電力)として、ヒータ404への供給電力が制御される。タッチダウンを高い精度で検出できれば、基準電力の精度が向上するので、浮上量Fの制御の精度が向上する。
タッチダウン測定は、12個の磁気ヘッドHDのそれぞれについて実行される。
前述したように、タッチダウン測定は、磁気ヘッドHDと磁気ディスク300との接触を伴う。磁気ヘッドHDと磁気ディスク300との接触によって、磁気ディスク300の回転に対して外乱が加わる。
磁気ヘッドHDは、磁気ディスク300と磁気ヘッドHDとの相対的な速度によって発生する揚力によって浮上する。つまり、磁気ヘッドHDの浮上量Fは、磁気ディスク300の回転速度によって影響を受ける。よって、磁気ディスク300の回転に外乱が加わった状態で別の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定を行うと、当該別の磁気ヘッドHDの浮上量Fが磁気ディスク300の回転に加わった外乱によって変動するため、当該別の磁気ヘッドHDのタッチダウンの検出精度が劣化する。これによって、当該別の磁気ヘッドHDにかかる基準電力を精度よく測定することができない。
そこで、実施形態では、2つのアクチュエータ系110,210のうちの1つのアクチュエータ系において、6つの磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定が個別に順番に実行される。当該1つのアクチュエータ系において全ての磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定が完了すると、2つのアクチュエータ系110,210のうちの他のアクチュエータ系において、6つの磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定が個別に順番に実行される。
よって、2つの磁気ヘッドHDにかかるタッチダウンが同時に起こることが防止されるので、各磁気ヘッドHDのタッチダウンの検出精度が向上する。
アクチュエータ系110,210のそれぞれにかかるタッチダウン測定のタイミングの制御のために、第1CPU101と第1CPU201との間の通信が可能なように、第1CPU101と第1CPU201とが電気的に接続される。
図5は、第1CPU101と第1CPU201との間の実施形態にかかる接続例を説明するための模式的な図である。第1CPU101および第1CPU201のそれぞれは、2つのポートP1,P2を備えている。各ポートP1,P2は、ここでは一例として、1ビットの信号を送受信するための端子である。
第1CPU101が備えるポートP1(ポートP1oと表記する)は、第1CPU201が備えるポートP1(ポートP1iと表記する)に接続されている。第1CPU101は、ポートP1oを介して第1CPU201に1ビットの信号を送信することができる。第1CPU201が備えるポートP1iは、ラッチ回路(不図示)を備えており、第1CPU101のポートP1oから出力された1ビットの信号を取り込む(換言するとラッチする)ことができる。
第1CPU101が備えるポートP2(ポートP2iと表記する)は、第1CPU201が備えるポートP2(ポートP2o)に接続されている。第1CPU201は、ポートP2oを介して第1CPU101に1ビットの信号を送信することができる。第1CPU101が備えるポートP2iは、ラッチ回路(不図示)を備えており、第1CPU201のポートP2oから出力された1ビットの信号を取り込むことができる。
このように、第1CPU101から第1CPU201への信号は、第1CPU101,201のそれぞれが備えるポートP1を介して転送され、第1CPU201から第1CPU101への信号は、第1CPU101,201のそれぞれが備えるポートP2を介して転送される。
第1CPU101,201は、2つのポートP1,P2を用いて信号を送受信することによって、タッチダウン測定のタイミングの制御を行う。
図6は、実施形態にかかる磁気ディスク装置1においてタッチダウン測定に関する動作の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、第1SoC100において、第1CPU101は、SPM310の回転制御を第2CPU102に指示する(S101)。具体的には、第1CPU101は、第2CPU102にSPM310の回転制御を指示する。第2CPU102は、第1CPU101からの指示に応じて、SPM310の回転速度を目標速度まで加速させる速度制御を、SVC150を用いて実行する。
SPM310の回転速度が目標速度に到達すると、SPM310の回転制御が完了する(S102)。以降、第2CPU102は、SVC150を用いてSPM310の回転速度が目標速度で一定になるように制御する。
SPM310の回転速度が目標速度に到達すると、アクチュエータ系110,210のロード(より正確には、アクチュエータ系110,210に接続された12個の磁気ヘッドHDのロード)が可能になる。第1CPU101は、ポートP1を介した通信によって、第2アクチュエータ系210のロードが可能になったことを第1CPU201に通知する。
具体的には、第2SoC200では、第1CPU201は、スタート後、ポートP1iのラッチ回路の内容の監視を開始する。第1CPU201は、ポートP1iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだか否かの判定(S201)を、ポートP1iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込むまで繰り返し実行する(S201:No)。
第1SoC100は、ポートP1oの信号レベルをLレベルからHレベルにセットし(S103)、その後、ポートP1oの信号レベルをLレベルにクリアする(S104)。
第2SoC200では、S103の処理に応じてポートP1iのラッチ回路にHレベルの信号が取り込まれ、第1CPU201は、ポートP1iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだと判定する(S201:Yes)。これによって、第1CPU201は、第2アクチュエータ系210のロードが可能になったことを認識することができる。第1CPU201は、ポートP1iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだと判定すると(S201:Yes)、ポートP1iのラッチ回路の内容をLレベルにクリアする(S202)。
このように、SPM310の回転制御が完了した後、ポートP1を用いた初回の通信によって、第2アクチュエータ系210のロードが可能になったことが第1CPU101から第1CPU201に通知される。
第1SoC100では、第1CPU101は、第1アクチュエータ系110のロードを第2CPU102に指示する(S105)。第2CPU102は、第1CPU101からの指示に応じて、SVC150を用いてVCM111を制御することで、第1アクチュエータ系110のロードを実行する。これによって、磁気ヘッドHD11~HD16は、ランプロード機構340から磁気ディスク300-4,300-5,300-6の記録面上に移動せしめられる。
第1CPU101は、第1アクチュエータ系110のロードが完了すると(S106)、第2アクチュエータ系210のロードの完了を待つ。
第2SoC200では、第1CPU201は、第2アクチュエータ系210のロードを第2CPU202に指示する(S203)。第2CPU202は、第1CPU201からの指示に応じて、SVC250を用いてVCM211を制御することで、第2アクチュエータ系210のロードを実行する。これによって、磁気ヘッドHD21~HD26は、ランプロード機構340から磁気ディスク300-1,300-2,300-3の記録面上に移動せしめられる。
第2アクチュエータ系210のロードが完了すると(S204)、第1CPU201は、ポートP2を介した通信によって、第2アクチュエータ系210のロードが完了したことを第1CPU101に通知する。
具体的には、第1SoC100では、S106の処理の後、ポートP2iのラッチ回路の内容の監視を開始する。つまり、第1CPU101は、ポートP2iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだか否かの判定(S107)を、ポートP2iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込むまで繰り返し実行する(S107:No)。
第2SoC200では、S204の処理の後、第1CPU201は、ポートP2oの信号レベルをLレベルからHレベルにセットし(S205)、その後、ポートP2oの信号レベルをLレベルにクリアする(S206)。
第1SoC100では、S205の処理に応じてポートP2iのラッチ回路にHレベルの信号が取り込まれ、第1CPU101は、ポートP2iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだと判定する(S107:Yes)。これによって、第1CPU101は、第2アクチュエータ系210のロードが完了したことを認識することができる。第1CPU101は、ポートP2iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだと判定すると(S107:Yes)、ポートP2iのラッチ回路の内容をLレベルにクリアする(S108)。
このように、ポートP2を用いた初回の通信によって、第2アクチュエータ系210のロードが完了したことが第1CPU201から第1CPU101に通知される。
続いて、タッチダウン測定が実行される。この例では、まず、第1アクチュエータ系110にかかるタッチダウン測定が実行される。なお、第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定が第1アクチュエータ系110にかかるタッチダウン測定よりも先に実行される構成としてもよい。
第1CPU101は、第2CPU102に第1アクチュエータ系110にかかるタッチダウン測定を指示する(S109)。第2CPU102は、第1CPU101からの指示に応じて、ヘッドアンプ140を用いて6個の磁気ヘッドHD11~HD16を順次制御することによって、6個の磁気ヘッドHD11~HD16のタッチダウン測定をシリアルに実行する。
第1アクチュエータ系110にかかるタッチダウン測定が完了すると(S110)、第1CPU101は、タッチダウン測定の開始が可能であることを、ポートP1を介した通信によって第1CPU201に通知する。
具体的には、第2SoC200では、第1CPU201は、S206の処理の後、ポートP1iのラッチ回路の内容の監視を開始する。つまり、第1CPU201は、ポートP1iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだか否かの判定(S207)を、ポートP1iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込むまで繰り返し実行する(S207:No)。
第1SoC100では、第1CPU101は、ポートP1oの信号レベルをLレベルからHレベルにセットし(S111)、その後、ポートP1oの信号レベルをLレベルにクリアする(S112)。
第2SoC200では、S111の処理に応じてポートP1iのラッチ回路にHレベルの信号が取り込まれ、第1CPU201は、ポートP1iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだと判定する(S207:Yes)。これによって、第1CPU201は、タッチダウン測定の開始が可能になったことを認識することができる。第1CPU201は、ポートP1iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだと判定すると(S207:Yes)、ポートP1iのラッチ回路の内容をLレベルにクリアする(S208)。
このように、ポートP1を用いた2回目の通信によって、第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定が可能になったことが第1CPU101から第1CPU201に通知される。
第1CPU101は、第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定が可能になった旨を通知した後、第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定の完了を待つ。
第2SoC200では、第1CPU201は、第2CPU202に第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定を指示する(S209)。第2CPU202は、第1CPU201からの指示に応じて、ヘッドアンプ240を用いて6個の磁気ヘッドHD21~HD26を順次制御することによって、6個の磁気ヘッドHD21~HD26のタッチダウン測定をシリアルに実行する。
第2アクチュエータ系110に接続された全ての磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定が完了すると(S210)、第1CPU201は、ポートP2を介した通信によってタッチダウン測定が完了したことを、第1CPU101に通知する。
具体的には、第1SoC100では、第1CPU101は、S112の処理の後、ポートP2iのラッチ回路の内容の監視を開始する。つまり、第1CPU101は、ポートP2iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだか否かの判定(S113)を、ポートP2iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込むまで繰り返し実行する(S113:No)。
第2SoC200では、S210の処理の後、第1CPU201は、ポートP2oの信号レベルをLレベルからHレベルにセットし(S211)、その後、ポートP2oの信号レベルをLレベルにクリアする(S212)。
第1SoC100では、S211の処理に応じてポートP2iのラッチ回路にHレベルの信号が取り込まれ、第1CPU101は、ポートP2iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだと判定する(S113:Yes)。これによって、第1CPU101は、第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定が完了したことを認識することができる。第1CPU101は、ポートP2iのラッチ回路がHレベルの信号を取り込んだと判定すると(S113:Yes)、ポートP2iのラッチ回路の内容をLレベルにクリアする(S114)。
このように、ポートP2を用いた2回目の通信によって、第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定が完了した旨が第1CPU201から第1CPU101に通知される。
アクチュエータ系110,210にかかるタッチダウン測定が完了すると、アクチュエータ系110,210のアンロードが実行される。
第1SoC100では、第1CPU101は、第1アクチュエータ系110のアンロードを第2CPU102に指示する(S115)。第2CPU102は、第1CPU101からの指示に応じて、SVC150を用いてVCM111を制御することで、第1アクチュエータ系110のアンロードを実行する。これによって、磁気ヘッドHD11~HD16は、ランプロード機構340に退避せしめられる。第1アクチュエータ系110のアンロードが完了すると(S116)、タッチダウン測定に関する第1CPU101の動作が終了する。
第2SoC200では、第1CPU201は、第2アクチュエータ系210のアンロードを第2CPU202に指示する(S213)。第2CPU202は、第1CPU201からの指示に応じて、SVC250を用いてVCM211を制御することで、第2アクチュエータ系210のアンロードを実行する。これによって、磁気ヘッドHD21~HD26は、ランプロード機構340に退避せしめられる。第2アクチュエータ系210のアンロードが完了すると(S214)、タッチダウン測定に関する第2CPU202の動作が終了する。
図7は、実施形態にかかる各アクチュエータ系110,210にかかるタッチダウン測定の動作の詳細を説明するためのフローチャートである。
各アクチュエータ系110,210では、制御を行うCPU、制御に使用されるヘッドアンプ、および制御対象の磁気ヘッドHDが異なるだけで、同一の動作が実施される。ここでは代表として、第1アクチュエータ系110におけるタッチダウン測定の動作を説明する。
まず、第2CPU102は、ヘッドアンプ140を用いて、6個の磁気ヘッドHD11~HD16のうちの1つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定を実行する(S301)。1つ目の磁気ヘッドHDは設計者が任意に決定することができる。
S301では、第2CPU102は、ヘッドアンプ140を用いて、1つ目の磁気ヘッドHDのヒータ404への電力の供給を開始し、供給電力を徐々に増加させる。1つ目の磁気ヘッドHDのタッチダウンが起きたとき、ヘッドアンプ140は、HDIセンサ403からの信号に基づいて、タッチダウンを検知する。タッチダウンを検知した旨は、ヘッドアンプ140から第2CPU102に通知される。第2CPU102は、タッチダウンが検知されたタイミングでのヒータ404への供給電力を1つ目の磁気ヘッドHDにかかる基準電力として記録する。そして、第2CPU102は、ヒータ404への電力の供給を停止する。
1つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定、即ち1つ目の磁気ヘッドHDにかかる基準電力の取得、が完了すると(S302)、第2CPU102は、6個の磁気ヘッドHD11~HD16のうちの2つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定を実行する(S303)。2つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定は、1つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定と同様の手順で実行される。
2つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定、即ち1つ目の磁気ヘッドHDにかかる基準電力の取得、が完了すると(S304)、第2CPU102は、6個の磁気ヘッドHD11~HD16のうちの3つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定を実行する(S305)。3つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定は、1つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定と同様の手順で実行される。
3つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定が完了すると(S306)、以降、S307~S312において、1つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定と同様の手順で、4つ目、5つ目、および6つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定が順次、シリアルに実行される。
6つ目の磁気ヘッドHDにかかるタッチダウン測定が完了すると(S312)、第1アクチュエータ系110におけるタッチダウン測定が完了する。
以上では、HDIセンサ403からの信号を用いて各磁気ヘッドHDのタッチダウン測定が実行された。タッチダウン測定の方法はこれに限定されない。例えば、特開2008-186564号公報に開示されているように、磁気ディスク300から読み出されたデータのエラー率に基づいてタッチダウンを検出する方法が、実施形態に適用可能である。
また、第1CPU101と第1CPU201との間の通信方法は、ポートP1,P2を用いた方法だけに限定されない。第1CPU101と第1CPU201との間にメモリを配置し、当該メモリを介して第1CPU101と第1CPU201との間の情報の授受が行われてもよい。また、第1CPU101と第1CPU201とが双方向の信号の授受が可能な通信線で接続され、当該通信線を介して通信が行われてもよい。
また、以上では、アクチュエータ系110,210がともに同じ回転軸320を中心として回転可能に構成される場合について説明された。実施形態は、例えば図8に示されるように、アクチュエータ系110,210が異なる回転軸320-1,320-2を中心に回転可能に構成された磁気ディスク装置にも適用可能である。図8に示される例では、第1アクチュエータ系110の磁気ヘッドHDはランプロード機構340-1にアンロードされ、第2アクチュエータ系210の磁気ヘッドHDはランプロード機構340-2にアンロードされる。
また、磁気ディスク装置1に備えられる磁気ディスク300の数は6個に限定されない。
また、磁気ディスク装置1に備えられる磁気ヘッドHDの数は12個に限定されない。例えば、磁気ディスク装置1は、第1アクチュエータ系110によって移動せしめられる1個以上の磁気ヘッドHDと、第2アクチュエータ系210によって移動せしめられる1個以上の磁気ヘッドHDと、を備え得る。
また、磁気ディスク装置1に備えられるアクチュエータ系の数は2個に限定されない。磁気ディスク装置1が3個以上のアクチュエータ系を備える場合、3個以上のアクチュエータ系のうちの少なくとも2個が、実施形態にかかる第1アクチュエータ系と第2アクチュエータ系との対として機能させることができる。
以上述べたように、実施形態によれば、コントローラである第1SoC100および第2SoC200は、協働して、第1アクチュエータ系110にかかるタッチダウン測定、より詳細にはタッチダウンの検出、と、第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定、より詳細にはタッチダウンの検出、とを異なるタイミングで実行するように制御する。そして、コントローラである第1SoC100および第2SoC200は、第1アクチュエータ系110にかかるタッチダウン測定では、第1アクチュエータ系110によって移動せしめられる各磁気ヘッドHDのタッチダウン測定をそれぞれ異なるタイミングで実行するように制御する。また、コントローラである第1SoC100および第2SoC200は、第2アクチュエータ系210にかかるタッチダウン測定では、第2アクチュエータ系210によって移動せしめられる各磁気ヘッドHDのタッチダウン測定をそれぞれ異なるタイミングで実行するように制御する。
これによって、2つの磁気ヘッドHDにかかるタッチダウンが同時に起こることが防止されるので、各磁気ヘッドHDのタッチダウンの検出精度が向上する。
また、実施形態によれば、第1SoC100は、第1アクチュエータ系110によって移動せしめられる全ての磁気ヘッドHDのタッチダウン測定を実行する。そして、第1アクチュエータ系110によって移動せしめられる全ての磁気ヘッドHDのタッチダウンの測定が完了した後、第2SoC200は、第2アクチュエータ系210によって移動せしめられる全ての磁気ヘッドHDのタッチダウン測定を実行する。
これによって、2つの磁気ヘッドHDにかかるタッチダウンが同時に起こることが防止されるので、各磁気ヘッドHDのタッチダウンの検出精度が向上する。
なお、第1アクチュエータ系110によって移動せしめられる磁気ヘッドHDのタッチダウン測定と、第1アクチュエータ系210によって移動せしめられる磁気ヘッドHDのタッチダウン測定と、が磁気ヘッドHD単位で交互に実行されてもよい。その場合、第1CPU101および第2CPU201のそれぞれは、1つの磁気ヘッドHDのタッチダウン測定が完了する毎にタッチダウン測定のタイミングを制御するための通知を第1CPU101および第2CPU201の間で授受する必要が生じる。
実施形態では、第1アクチュエータ系110によって移動せしめられる全ての磁気ヘッドHDのタッチダウン測定が完了した後に、第2アクチュエータ系210によって移動せしめられる全ての磁気ヘッドHDのタッチダウン測定が実行される。よって、タッチダウン測定のタイミングを制御するための通知の授受の回数は2回で済む。図6に示された例では、S111の処理およびS211の処理によって、通知が授受されている。
また、実施形態によれば、コントローラである第1SoC100および第2SoC200は、アクチュエータ系110,210がともにロードされた状態でタッチダウン測定を実行するよう制御した。
アクチュエータ系がロードされると、磁気ディスク300の記録面に磁気ヘッドHDが対向することに起因してSPM310が受ける風損が大きくなる。これによって、SPM310の消費電力が増加する。従って、例えば、アクチュエータ系110,210のうちの一方においてタッチダウン測定が実行されているときに、アクチュエータ系110,210のうちの他方をアンロードしておけば、SPM310の消費電力を低減することができる。
一方、アクチュエータ系がロードされていることに起因するSPM310が受ける風損は、磁気ディスク300の回転に対する静的な外乱を与える。
実際の磁気ディスク装置1では、2つのアクチュエータ系110,210を並列に使用して磁気ディスク300に対するアクセスを行うユースケースが想定される。2つのアクチュエータ系110,210が並列に使用されることで、アクチュエータ系110,210が排他的に使用される場合に比べ、磁気ディスク300に対する単位時間当たりのアクセス量を向上させることができる。
上記ユースケースでは、アクチュエータ系110,210がともにロードされた状態で使用されるため、アクチュエータ系110,210のうちの一方のみがロードされている場合に比べて、磁気ディスク300の回転により大きな外乱が与えられる。つまり、アクチュエータ系110,210がともにロードされていることによる大きな外乱が磁気ディスク300の回転に与えられた状態で、各磁気ヘッドHDの浮上量Fの制御が実行される。
実施形態では、アクチュエータ系110,210がともにロードされた状態でタッチダウン測定が実行される。つまり、想定される外乱条件の範囲のうちのできるだけ不利な条件でタッチダウン測定が実行される。これによって、磁気ディスク装置1が、2つのアクチュエータ系110,210を並列に使用して磁気ディスク300に対するアクセスを行うことで外乱条件が悪化した場合でも、精度のよい浮上量Fの制御が可能となる。
なお、想定される外乱条件の範囲のうちのさらに不利な条件でタッチダウン測定を実行するために、コントローラである第1SoC100および第2SoC200は、アクチュエータ系110,210のうちの一方を用いてシーク制御を実行しながらアクチュエータ系110,210のうちの他方にかかるタッチダウン測定を実行するよう、制御してもよい。
また、以上の説明では、コントローラである第1SoC100および第2SoC200は、第1アクチュエータ系110によって移動せしめられる全ての磁気ヘッドHDのタッチダウン測定と、第2アクチュエータ系210によって移動せしめられる全ての磁気ヘッドHDのタッチダウン測定と、が完了した後、アクチュエータ系110,210のアンロードを実行した。コントローラはアクチュエータ系110をアンロードし、その後、210のアンロードを実行するように構成してもよい。その場合、第1SoC100は、アクチュエータ系110をアンロードし、アクチュエータ系110のアンロードが完了した後、S103、S104、S201、S202などと同様の手順で第2SoC200に通知を送る。第2SoC200は、当該通知を受信すると、アクチュエータ系210のアンロードを開始する。なお、アンロードの順番はこれに限定されない。
アンロードと同様に、コントローラはアクチュエータ系110をロードし、その後、アクチュエータ系210をロードするように構成してもよい。その場合、第1SoC100は、アクチュエータ系110をロードし、アクチュエータ系110のロードが完了した後、S103、S104、S201、S202などと同様の手順で第2SoC200に通知を送る。第2SoC200は、当該通知を受信すると、アクチュエータ系210のロードを開始する。なお、ロードの順番はこれに限定されない。
上記のようにアクチュエータ系110,210のロード/アンロードをアクチュエータ系間で異なるタイミングで実行することで、ロード/アンロードによって生じる外乱を抑制することが可能である。また、ロード/アンロードによって磁気ディスク装置1に生じる振動や衝撃を低減することが可能である。例えば磁気ディスク装置1の製造工場や、磁気ディスク装置1を使用したデータセンターでは、複数の磁気ディスク装置1がパレット内に収容された状態で複数の磁気ディスク装置1が動作せしめられる。そのような場合において、個々の磁気ディスク装置1において振動や衝撃が発生すると、他の磁気ディスク装置1の動作に影響がでる。アクチュエータ系110,210のロード/アンロードを異なるタイミングで実行することで、個々の磁気ディスク装置1において発生する振動や衝撃を低減することができるので、個々の磁気ディスク装置1が他の磁気ディスク装置1の動作に与える影響を低減することが可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 磁気ディスク装置、2 ホスト、110 第1アクチュエータ系、111,211 VCM、120 アクチュエータアーム、130 サスペンション、140,240 ヘッドアンプ、210 第2アクチュエータ系、300,300-1~300-6 磁気ディスク、310 SPM、320,330 回転軸、340,340-1,340-2 ランプロード機構、401 ライト素子、402 リード素子、403 HDIセンサ、404 ヒータ、HD,HD11-HD16,HD21-HD26 磁気ヘッド
P1,P2 ポート。

Claims (10)

  1. 磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクに対してデータの記録およびデータの再生を行う1以上の第1磁気ヘッドおよび1以上の第2磁気ヘッドと、
    前記1以上の第1磁気ヘッドを移動させる第1アクチュエータ系と、
    前記1以上の第2磁気ヘッドを移動させる第2アクチュエータ系と、
    前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、を異なるタイミングで実行するように制御し、前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出をそれぞれ異なるタイミングで実行し、前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出をそれぞれ異なるタイミングで実行する、ように制御する、コントローラと、
    を備える磁気ディスク装置。
  2. 前記コントローラは、前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出を実行し、前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出が完了した後、前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出を実行する、ように制御する、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記コントローラは、前記1以上の第1磁気ヘッドおよび前記第1アクチュエータ系の制御を実行する第1コントローラチップと、前記1以上の第2磁気ヘッドおよび前記第2アクチュエータ系の制御を実行する第2コントローラチップと、を備え、
    前記第1コントローラチップは、前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出の制御を実行し、前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出が完了した後、前記第2コントローラチップに通知を送信し、
    前記第2コントローラチップは、前記通知に応じて前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出の制御を開始する、
    請求項2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記第1コントローラチップは、ホストに接続可能である、
    請求項3に記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記コントローラは、
    前記第1アクチュエータ系および前記第2アクチュエータ系を制御して前記1以上の第1磁気ヘッドと、前記1以上の第2磁気ヘッドと、をともにロードし、
    前記1以上の第1磁気ヘッドと、前記1以上の第2磁気ヘッドと、がともにロードされた状態で、前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、を異なるタイミングで実行する、ように制御する、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
  6. 前記コントローラは、
    前記第1アクチュエータ系を制御して前記1以上の第1磁気ヘッドをロードし、その後、前記第2アクチュエータ系を制御して前記1以上の第2磁気ヘッドをロードする、
    請求項5に記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記コントローラは、
    前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、が完了した後、前記第1アクチュエータ系を制御して前記1以上の第1磁気ヘッドをアンロードし、その後、前記第2アクチュエータ系を制御して前記1以上の第2磁気ヘッドをアンロードする、
    請求項5または請求項6に記載の磁気ディスク装置。
  8. 磁気ディスクと、前記磁気ディスクに対してデータの記録およびデータの再生を行う1以上の第1磁気ヘッドおよび1以上の第2磁気ヘッドと、前記1以上の第1磁気ヘッドを移動させる第1アクチュエータ系と、前記1以上の第2磁気ヘッドを移動させる第2アクチュエータ系と、を備える磁気ディスク装置を制御する方法であって、前記方法は、
    前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出をそれぞれ異なるタイミングで実行することと、
    前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出をそれぞれ異なるタイミングで実行することと、
    を含み、
    前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、を異なるタイミングで実行すること、
    を含む。
  9. 前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出を実行することと、
    前記1以上の第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出が完了した後、前記1以上の第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出を実行することと、
    を含む請求項8に記載の方法。
  10. 磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクに対してデータの記録およびデータの再生を行う第1磁気ヘッドおよび第2磁気ヘッドと、
    前記第1磁気ヘッドを移動させる第1アクチュエータ系と、
    前記第2磁気ヘッドを移動させる第2アクチュエータ系と、
    前記第1磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、前記第2磁気ヘッドのタッチダウンの検出と、を異なるタイミングで実行するように制御する、コントローラと、
    を備える磁気ディスク装置。
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