JP2022046127A - 粉体収容容器および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器のなかの粉体の有無の誤検知を防止または抑止できる粉体収容容器を提供する。【解決手段】画像形成装置と着脱可能な粉体収容容器10であって、粉体収容容器10のなかの粉体の有無を検知する有無センサーが取り付けられるセンサー取り付け部15および16と、センサー取り付け部15および16の開口15aおよび16aに対して、粉体収集口11から供給される粉体の流れる方向に沿う方向の上流側が閉塞され、下流側が開放された飛散防止壁17を有する、粉体収容容器10。【選択図】図6

Description

本発明は、粉体収容容器および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置のなかには、感光体や中間転写体等の像担持体をクリーニングした際に発生する廃トナーを回収する粉体収容容器を備えたものがある。粉体収容容器には、粉体よって容器が満杯になったことを検知するための満杯検知センサーが取り付けられる。
満杯検知センサーは、光学式センサーであり、発光部と受光部を有する。満杯検知センサーの発光部からの光は、粉体収容容器内へ照射され、受光部は、粉体収容容器内の一部を透過した光を受光する。このため粉体収容容器の満杯検知センサーが取り付けられる部分は、光を透過する部材よりなる。
このような粉体収容容器においては、粉体収容容器の満杯検知センサーが取り付けられる部分が粉体によって汚染されると、満杯であると誤検出してしまうことになる。
従来の粉体収容容器は、廃トナー収納部と満杯被検知部とから構成されている。廃トナー収納部の上部には、搬送スクリューを備える。満杯被検知部は、上記同様に、光学式センサーの光が透過する部分を有している。廃トナー収納部と満杯被検知部の間には、遮蔽壁が設けられている。遮蔽壁の上部は開放されていて、廃トナー収納部が満杯になると、遮蔽壁の上から廃トナーが満杯被検知部へ流れ込んで、満杯であることが検知される(特許文献1)。
特開2013-178406号公報
しかしながら、従来の技術は、収集口から入った粉体の流れる方向の下流に満杯被検知部が位置している。このため、収集口から入って水平に飛散した粉体は、遮蔽壁の上部空間から満杯被検知部に流れ込んでしまうことがある。したがって、従来の技術では、遮蔽壁の上部空間から流れ込んだ粉体によって、満杯被検知部の光透過部材が汚染されて、満杯ではないにもかかわらず、満杯と誤検知されるという問題がある。また、従来の技術は、廃トナー収納部の上部に搬送スクリューを備えるため、搬送スクリューが余計に粉体を飛散させ、誤検出を助長してしまう。
そこで、本発明の目的は、容器のなかの粉体の有無の誤検知を防止または抑止できる粉体収容容器を提供することである。
また、本発明の目的は、容器のなかの粉体の有無の誤検知を防止または抑止できる粉体収容容器を備える画像形成装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)粉体が供給される粉体収集口と、
前記粉体を取り込むための開口を有し、前記粉体の有無を検知するための有無センサーが取り付けられるセンサー取り付け部と、
前記センサー取り付け部の開口に対して、前記粉体収集口から供給される前記粉体の流れる方向に沿う方向の上流側が閉塞され、前記粉体収集口から供給される前記粉体の流れる方向に沿う方向の下流側が開放された飛散防止壁と、
を有する、粉体収容容器。
(2)前記粉体収容容器の内部において、前記粉体収集口から供給された前記粉体を前記粉体収集口から遠ざかる方向へ搬送する搬送部材を有し、
前記粉体収集口から供給される前記粉体の流れる方向は、前記搬送部材による粉体搬送方向である、上記(1)に記載の粉体収容容器。
(3)前記粉体収集口は、前記搬送部材による粉体搬送方向と逆方向の端部に配置されている、上記(2)に記載の粉体収容容器。
(4)前記有無センサーは、満杯検知センサーおよびニアフル検知センサーであり、
前記センサー取り付け部は、前記満杯検知センサーが取り付けられる満杯検知センサー取り付け部、および前記ニアフル検知センサーが取り付けられるニアフル検知センサー取り付け部であり、
前記満杯検知センサー取り付け部は、前記ニアフル検知センサー取り付け部よりも前記粉体収集口に近い位置に配置されている、上記(1)~(3)のいずれか一つに記載の粉体収容容器。
(5)前記有無センサーは、満杯検知センサーおよびニアフル検知センサーであり、
前記センサー取り付け部は、前記満杯検知センサーが取り付けられる満杯検知センサー取り付け部、および前記ニアフル検知センサーが取り付けられるニアフル検知センサー取り付け部であり、
前記満杯検知センサー取り付け部は、鉛直方向において、前記ニアフル検知センサー取り付け部に対して、同位置または低い位置に配置されている、上記(1)~(4)のいずれか一つに記載の粉体収容容器。
(6)上記(1)~(5)のいずれか一つに記載の粉体収容容器と、
前記粉体収容容器のなかの粉体の有無を検知する有無センサーと、
を有する、画像形成装置。
本発明では、粉体収容容器に設けられているセンサー取り付け部の開口に対して、粉体収集口から供給される粉体の流れる方向に沿う方向の上流側が閉塞され、下流側が開放された飛散防止壁を設けた。このため、本発明では、粉体収集口から容器内に入ってきた粉体が飛散しても、直接、センサー取り付け部の内部へ入ることがなくなり、センサー取り付け部の汚染を防止または抑止できる。これにより、本発明は、容器のなかの粉体の有無の誤検知を防止または抑止できる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す概略図である。 粉体収容容器を説明するための一部破断斜視図である。 図2中のA-A線に沿う断面図である。 図2中のB方向に見た側面図である。 図2中のC-C断面図である。 図2中のD-D断面図である。 図6中の円E部分の拡大断面図である。 比較例における粉体収容容器内部を下から上方向に見た粉体収容容器のセンサー取り付け部の拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(画像形成装置)
図1は、実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す概略図である。
画像形成装置100は、制御部110、画像形成部120、定着部130、操作表示部140、画像読取部170、給紙搬送部180、および粉体収容容器10を備える。
制御部110は、一般的なコンピューター同様に各種のプログラムを適宜読み出して実行することにより、画像形成装置100の種々の機能を実現する。
画像形成部120は、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部121Y、マゼンダ(M)色の画像を形成する画像形成部121M、シアン(C)色の画像を形成する画像形成部121C、黒(K)色の画像を形成する画像形成部121Kを有する。
画像形成部121Yは、感光体ドラム125Y、感光体ドラム125Yの周囲に配置された帯電部126Y、現像部127Y、ドラムクリーナー128Y、および光書込部129Yを有している。画像形成部121M、121C、および121Kは、色の相違を除けば画像形成部121Yと同様の構成を有するため、それらの説明を省略する。また、以下の説明においては、特に区別が必要な場合を除き符号Y、M、C、Kを付さずに表記する。
定着部130は、ヒーターを備えた加熱ローラー、定着ローラー、張架ローラー、およびこれらのローラーに巻き回された定着ベルトなどを備え、用紙S上に転写された画像を定着させる。
操作表示部140は、たとえば液晶ディスプレイの表示面に、タッチセンサーを重畳して配置させたものであり、操作画面を表示したり、ユーザーによる各種操作の入力を受けたりする。
画像読取部170は、原稿の画像を読み取る。読み取られた画像は、操作表示部140からの指示に応じて、画像形成部120により画像形成される。
給紙搬送部180は、搬送モーター(図示せず)により駆動される複数の搬送ローラー対を備える。給紙トレイ181の内部には多数の用紙Sが収納される。給紙トレイ181に収容されている用紙Sは、最上部から1枚ずつ送出され、画像形成部120へ向けて搬送される。このとき、レジストローラー対185に給紙された用紙Sが突き当てられて傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。
画像形成装置100の筐体外側には、印刷後に出力された用紙Sを受ける排紙トレイ188が設けられている。
粉体収容容器10は、廃トナーを収容する。粉体収容容器10の詳細については後述する。
画像形成装置100の動作は、一般的な電子写真方式による画像形成動作であるので、詳細な説明は省略するが、概略以下の通りである。
画像形成装置100は、光書込部129にて画像情報信号を感光体ドラム125の表面に書き込み、感光体ドラム125の表面に画像情報信号に基づく潜像を形成する。潜像は、現像部127の現像剤により現像され、感光体ドラム125の表面に可視画像であるトナー像が形成される。
各色のトナー像は、中間転写ベルト122上に順次重ねられて、2次転写ローラー123により用紙S上に転写される。感光体ドラム125の表面に残ったトナーは、ドラムクリーナー128によってかき取られ、廃トナーとして、廃トナーダクト90を通じて粉体収容容器10に収容される。
画像が転写された用紙Sは、定着部130へ搬送されて、トナー像が用紙Sに定着され、排紙トレイ188に出力される。
(粉体収容容器)
以下、粉体収容容器10について説明する。
図2は、粉体収容容器10を説明するための一部破断斜視図である。図3は、図2中のA-A線に沿う断面図である。図4は、図2中のB方向に見た側面図である。図5は、図2中のC-C断面図である。図6は、図2中のD-D断面図であって、粉体収容容器10内部を下から上方向に見た断面図である。図7は、図6中の円E部分の拡大断面図である。
実施形態の説明において、図2に示した矢印X、Y、およびZは、直交座標系の方向を示し、XおよびYは水平方向であり、Zは鉛直方向である。また、実施形態の説明において、Zの正方向(矢の方向)は、上、または上方と称し、Zの負方向(矢の逆方向)は、下、または下方と称する。
粉体収容容器10の一端部(収集口側端部10a)には、粉体収集口11が設けられている。粉体収集口11は、廃トナーダクト90に接続されている。
なお、本実施形態では、収集口側端部10aと反対の端部を奥側端部10bと称する。
粉体収容容器10の内部には、粉体収集口11から略水平方向に粉体を搬送する搬送部材12が設けられている。搬送部材12は、粉体収容容器10の収集口側端部10aから奥側端部10bまで延びている。搬送部材12は、コイル形状またはスクリュー形状であり、モーター31によって長手方向の中心を軸として回転する。搬送部材12は、回転によって、粉体収容容器10の内部において粉体収集口11から遠ざかる方向へ粉体を搬送する。粉体搬送方向は、図2において、矢印X方向となる。つまり、本実施形態において、粉体収集口11は、搬送部材12による粉体搬送方向と逆方向の端部(収集口側端部10a)に配置されていることになる。
粉体収集口11から入った粉体は、搬送部材12によって粉体収集口11から遠ざかる方向へ搬送される。このとき、粉体収集口11から入った粉体の一部は、粉体収容容器10の内部において飛散する。飛散した粉体は、粉体収集口11からより広い空間へ拡散するため、奥側端部10bの方向(図2における矢印X方向)へ流れる。
本実施形態では、粉体収集口11を粉体搬送方向と逆方向の端部(収集口側端部10a)に配置したことで、粉体収集口11から入った多くの粉体を、粉体収容容器10の内部において、粉体収集口11から遠ざかる方向へ搬送できる。
また、本実施形態では、粉体収集口11を収集口側端部10aに配置したことで、容器に端から端まで粉体を蓄積させて粉体収容容器10の容量を有効利用できる。なお、粉体収集口11は、収集口側端部10aに配置されているが、粉体収容容器10のケース肉厚や形状などによる誤差などにより、少なくとも搬送部材12の粉体搬送方向と逆方向の端部に近い位置に配置されていればよい。粉体収集口11は、搬送部材12の上に配置されていればよい。
粉体収容容器10の一側面には、2つのセンサー取り付け部が設けられている。2つのセンサー取り付け部は、満杯検知センサー取り付け部15とニアフル検知センサー取り付け部16である。満杯検知センサー取り付け部15は、粉体収集口11に近い位置に設置されている。ニアフル検知センサー取り付け部16は、粉体収集口11から満杯検知センサー取り付け部15より遠い位置に設置されている。
満杯検知センサー取り付け部15およびニアフル検知センサー取り付け部16(以下、両者を区別しない場合は、センサー取り付け部15および16と称する)は、いずれも粉体収容容器10の一側面から突出している。センサー取り付け部15および16を設置している一側面は、搬送部材12による粉体搬送方向に沿う方向のいずれか一方の面である。センサー取り付け部15および16は、粉体収容容器10の内側から見るとくぼみになっている。センサー取り付け部15および16には、それぞれのくぼみの内部に粉体を取り入れるための開口15aおよび16aを有する。
センサー取り付け部15および16には、外部から粉体の有無を検知する有無センサーが取り付けられる。有無センサーとしては、粉体収集口11に近い位置に満杯検知センサー21、粉体収集口11から満杯検知センサー21より遠い位置にニアフル検知センサー22が取り付けられる。
満杯検知センサー21は、鉛直方向において、ニアフル検知センサー22に対して、同位置、または低い位置に設置されている。満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22は、画像形成装置100に固定されている。したがって、満杯検知センサー取り付け部15およびニアフル検知センサー取り付け部16のそれぞれは、粉体収容容器10が画像形成装置100にセットされたときに、満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22の位置に合うように設けられている。
粉体収容容器10に入った粉体は、搬送部材12によって搬送されるため、粉体収容容器10の奥側から蓄積される。したがって、本実施形態では、奥側に蓄積される粉体を先に検知するために、奥側、すなわち粉体収集口11から遠い位置にニアフル検知センサー22を設置する。そして、奥側から蓄積された粉体は、粉体収集口11の近くまでたまると、満杯検知センサー21によって検知される。
本実施形態では、2つのセンサー、すなわち、満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22を設けたことで、粉体収容容器10を有効利用できる。
たとえば、1つのセンサーで満杯のみを検知する場合は、連続印刷中に満杯を検知してしまうと、連続印刷が停止してしまうことになる。一方、1つのセンサーで満杯の少し前であるニアフルのみを検知する場合は、粉体収容容器10にまだ余裕があるにもかかわらず交換表示などが出て、有効活用できないことになる。
この点、本実施形態では、たとえば、ニアフル検知センサー22による検知後の連続印刷では、連続印刷中に、停止の可能性があることを表示したり、事前に交換することを促したりできる。また、連続印刷ではない場合には、粉体収容容器10のなかに粉体が満杯になって満杯検知センサー21により検知されるまで利用できる。
また、本実施形態では、満杯検知センサー21を、鉛直方向において、ニアフル検知センサー22と同位置か、または下方に設置した。上記のように、本実施形態では、先に、ニアフル検知センサー22が取り付けられる奥側において粉体が蓄積する。仮に、満杯検知センサー21を、鉛直方向において、ニアフル検知センサー22より上方に設置する場合、ニアフル状態である奥側に、さらに粉体が搬送されてしまう。そうなると、奥側においては、過剰に蓄積された粉体と搬送部材12が接触し、搬送部材12の動きを止めてしまう可能性がある。本実施形態では、満杯検知センサー21を、鉛直方向において、ニアフル検知センサー22と同位置か、または下方に設置することで、粉体の過剰な蓄積を防止できる。
満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22は、いずれも光学式センサーである。光学式センサーは、光照射部25と受光部26を有する。光学式センサーは、光照射部25からの光が受光部26に到達するか否かにより、信号の出力状態が変化する。たとえば、光学式センサーは、光照射部25からの光を受光部26が受光した場合に信号の出力を停止し、受光部26が光を受光しない場合に信号を出力する。光学式センサーは、この逆であってもよく、光照射部25からの光を受光部26が受光した場合に信号を出力し、受光部26が光を受光しない場合に信号の出力を停止する。制御部110は、満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22からの信号の有無により、満杯およびニアフルの状態を判断する。制御部110は、判断した状態を操作表示部140へ表示する。
センサー取り付け部15および16は、画像形成装置100に粉体収容容器10が取り付けられたときに、満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22の光照射部25と受光部26の間に入る。センサー取り付け部15および16は、いずれも光透過部材を有する。満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22の光照射部25からの光は、光透過部材を通して粉体収容容器10の内部を通り、再び、光透過部材を通して受光部26へ至る。したがって、光照射部25からの光は、センサー取り付け部15および16のそれぞれの内部に粉体があると遮られる。
センサー取り付け部15および16には、それぞれ飛散防止壁17が設けられている。飛散防止壁17は、センサー取り付け部15および16の前に、隙間17G(図6および7参照)を有して設けられている。飛散防止壁17は、粉体収容容器10のなかの上方から下方に延びている。飛散防止壁17は、センサー取り付け部15および16の開口15aおよび16aの少なくとも一部を覆うように設けられている。
飛散防止壁17は、粉体収容容器10の内壁と接続されている接続部分18を有する。接続部分18は飛散防止壁17の一部である。接続部分18は、センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aよりも、粉体収集口11に近い方に位置する。これにより、飛散防止壁17は、粉体収集口11から供給される粉体の流れる方向に沿う方向の上流側を閉塞する一方で、粉体収集口11から供給される粉体の流れる方向に沿う方向の下流側は開放されている。以下の説明では、粉体収集口11から供給される粉体の流れる方向に沿う方向の上流側は、単に、上流または上流側と称し、粉体収集口11から供給される粉体の流れる方向に沿う方向の下流側は、単に、下流または下流側と称する。
飛散防止壁17は、接続部分18によって、センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aの上流側を閉塞している。特に、接続部分18を含めて飛散防止壁17は、上方から下方に延びることによって、センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aの上流側を上方から確実に閉塞できる。一方、センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aの下流側は、飛散防止壁17がなく、開放されている。
飛散防止壁17の粉体搬送方向の長さ17Lは、センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aの上流側を閉塞できる長さとする。たとえば、飛散防止壁17の粉体搬送方向の長さ17Lは、センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aの粉体搬送方向の長さの1/10以上あることが好ましく、開口15aおよび16aの粉体搬送方向の長さの半分以上であることが、より好ましい。長さ17Lをそれぞれの開口15aおよび16aの長さの1/10以上することで、それぞれの開口15aおよび16aの上流側を確実に閉塞させることができる。また、長さ17Lをそれぞれの開口15aおよび16aの長さの半分以上することで、飛散した粉体が、飛散防止壁17を回り込んで、下流側からセンサー取り付け部15および16の内部へ入るのを、より少なくすることができる。
図6に示した満杯検知センサー取り付け部15では、開口15aの粉体搬送方向の長さ15Lに対して、飛散防止壁17の粉体搬送方向の長さ17Lを半分としている。また、図7に示したニアフル検知センサー取り付け部16では、開口16aの粉体搬送方向の長さ16Lと飛散防止壁17の粉体搬送方向の長さ17Lを同じにしている。
なお、飛散防止壁17の粉体搬送方向の長さ17Lをセンサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aの粉体搬送方向の長さより長くする場合は、蓄積する粉体が下流側からセンサー取り付け部15および16の内部(くぼみ)に入ることができる長さとする。
また、飛散防止壁17の下端は、鉛直方向において、センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aの下端と同じ、またはより下方に位置する。
センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aは、飛散防止壁17があることによって、上流側が閉塞し、下流側が開放されている。下流側は、搬送部材12による粉体搬送方向と逆方向であり、粉体収容容器10の奥側を向いた方向である。また、本実施形態では、鉛直方向の下方も開放されている。
粉体収容容器10に入った粉体は、既に説明したように、搬送部材12によって搬送されるため、粉体収容容器10の奥側から蓄積される。このため、粉体は、開放されている奥側および下方から、センサー取り付け部15および16の内部に入る。このため、隙間17Gの間隔は、粉体が粉体収容容器10のなかに蓄積されて行く過程で、粉体がこの隙間17Gからセンサー取り付け部15および16の内部に入ることができるように設定される。隙間17Gの間隔は、たとえば、0.5mm~30mm程度である。このような隙間17Gの間隔であれば、粉体は、蓄積されて行く過程で、センサー取り付け部15および16の内部に入る。隙間17Gの間隔は、このような範囲に限定されず、粉体収容容器10の大きさや粉体の大きさなどに応じて任意に決定される。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
既に説明したように、廃トナーダクト90からの粉体は、粉体収集口11から粉体収容容器10の内部へ供給される。このため、粉体収容容器10に供給された粉体は、粉体収集口11から奥側へと流れるように飛散する。
センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aは、飛散防止壁17によって、上流側が閉塞されている。このため、本実施形態では、粉体収集口11から供給された粉体が容器内部で飛散しても、センサー取り付け部15および16の内部に、粉体が直接入り込まない。
したがって、本実施形態では、粉体が蓄積される前に、粉体の飛散によってセンサー取り付け部15および16の内部が汚染されることを防止または抑止できる。このため、本実施形態では、飛散防止壁17がない場合(後述)と比較して、満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22による誤検知を防止または抑止できる。
(比較例)
ここで本実施形態の理解を容易にするために、飛散防止壁17を設けない比較例を説明する。
図8は、比較例における粉体収容容器内部を下から上方向に見たニアフル検知センサー取り付け部の拡大断面図である(図7と同じ断面位置である)。
図8に示すように、比較例においては、ニアフル検知センサー取り付け部16に飛散防止壁17がない。その他の構成は、実施形態と同様である。
比較例では、飛散防止壁17がないため、搬送部材12によって搬送される際に飛散した粉体が、直接、ニアフル検知センサー取り付け部16の内部に入り込んでしまう。このため、比較例では、ニアフル検知センサー取り付け部16の内部が粉体によって汚染されてしまう。そうなると、比較例では、粉体が蓄積していないにも関わらず、ニアフル検知センサーによって、ニアフルと検知されて、誤検知が発生する。これは、図示しないが、満杯検知センサー取り付け部15においても、飛散防止壁17がなければ、同様に誤検知が発生する。
一方、実施形態においては、既に説明したように、飛散防止壁17を設けたことによって、容器内部で飛散した粉体が、センサー取り付け部15および16の内部に直接入り込んでしまうことがなく、誤検知を防止、または比較例よりも少なく抑止できる。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、実施形態に限定されず、様々な組み合わせが可能である。
上述した実施形態では、飛散防止壁17は、下方が開放されていたが、下方は開放されていなくてもよい。たとえば、飛散防止壁17は、センサー取り付け部15および16のそれぞれの開口15aおよび16aに対して上流側に、粉体収容容器10の上方の天井から下方の底部に至るまで設けられてもよい。このような下方が開放されていない形態においても、粉体は、奥側から蓄積されて行くため、開放されている下流側(奥側)からセンサー取り付け部15および16の内部に入り、ニアフルまたは満杯が検知される。したがって、下方が開放されていない形態においても、上述した実施形態同様に、飛散防止壁17があることで、飛散した粉体が、センサー取り付け部15および16の内部入り込むことが防止または抑止される。したがって、センサー取り付け部15および16の汚染による誤検知を防止または抑止できる。
また、上述した実施形態では、満杯検知センサー21の位置は、ニアフル検知センサー22より粉体収集口11に近い方としたが、これに限定されない。たとえば、搬送部材12が設けられず、粉体が粉体収集口11から蓄積されて、自然に奥に流れるような形態では、ニアフル検知センサー22の位置を、満杯検知センサー21より粉体収集口11に近い方とすることが好ましい。
また、上述した実施形態では、有無センサーとして、満杯検知センサー21およびニアフル検知センサー22を使用する例を示したが、有無センサーは、1つでもよい。1つの有無センサーとしては、たとえば、ニアフル検知センサー22である。ニアフル検知センサー一つとすることで、連続印刷中に、粉体収容容器10内が満杯になってしまうことを防ぐことができる。ニアフル検知センサー22のみが使用される場合、粉体収容容器10のニアフル検知センサー取り付け部16の位置は、画像形成装置100に設置されたニアフル検知センサー22の位置に合わせて設けられることになる。
もちろん、有無センサーとして、満杯検知センサー21のみが設けられてもよい。その場合、粉体収容容器10は、満杯になるまで使用され得る。満杯検知センサー21のみが使用される場合、粉体収容容器10の満杯検知センサー取り付け部15の位置は、画像形成装置100に設置された満杯検知センサー21の位置に合わせて設けられることになる。
また、上述した実施形態では、粉体収容容器10に廃トナーが収容されるものとしたが、本発明の粉体収容容器10は、廃トナー以外の粉体が収容される容器として使用されてもよい。
そのほか、実施形態の説明のなかで使用した条件や数値などはあくまでも説明のためのものであり、本発明がこれら条件や数値に限定されるものではない。本発明は特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
10 粉体収容容器、
10a 収集口側端部、
10b 奥側端部、
11 粉体収集口、
12 搬送部材、
15 満杯検知センサー取り付け部、
15a 満杯検知センサー取り付け部の開口、
16 ニアフル検知センサー取り付け部、
16a ニアフル検知センサー取り付け部の開口、
17 飛散防止壁、
17G 隙間、
21 満杯検知センサー、
22 ニアフル検知センサー、
25 光照射部、
26 受光部、
31 モーター、
90 廃トナーダクト、
100 画像形成装置、
110 制御部、
120 画像形成部、
125 感光体ドラム、
128 ドラムクリーナー、
129 光書込部、
130 定着部、
140 操作表示部、
170 画像読取部、
180 給紙搬送部。

Claims (6)

  1. 粉体が供給される粉体収集口と、
    前記粉体を取り込むための開口を有し、前記粉体の有無を検知するための有無センサーが取り付けられるセンサー取り付け部と、
    前記センサー取り付け部の開口に対して、前記粉体収集口から供給される前記粉体の流れる方向に沿う方向の上流側が閉塞され、前記粉体収集口から供給される前記粉体の流れる方向に沿う方向の下流側が開放された飛散防止壁と、
    を有する、粉体収容容器。
  2. 前記粉体収容容器の内部において、前記粉体収集口から供給された前記粉体を前記粉体収集口から遠ざかる方向へ搬送する搬送部材を有し、
    前記粉体収集口から供給される前記粉体の流れる方向は、前記搬送部材による粉体搬送方向である、請求項1に記載の粉体収容容器。
  3. 前記粉体収集口は、前記搬送部材による粉体搬送方向と逆方向の端部に配置されている、請求項2に記載の粉体収容容器。
  4. 前記有無センサーは、満杯検知センサーおよびニアフル検知センサーであり、
    前記センサー取り付け部は、前記満杯検知センサーが取り付けられる満杯検知センサー取り付け部、および前記ニアフル検知センサーが取り付けられるニアフル検知センサー取り付け部であり、
    前記満杯検知センサー取り付け部は、前記ニアフル検知センサー取り付け部よりも前記粉体収集口に近い位置に配置されている、請求項1~3のいずれか一つに記載の粉体収容容器。
  5. 前記有無センサーは、満杯検知センサーおよびニアフル検知センサーであり、
    前記センサー取り付け部は、前記満杯検知センサーが取り付けられる満杯検知センサー取り付け部、および前記ニアフル検知センサーが取り付けられるニアフル検知センサー取り付け部であり、
    前記満杯検知センサー取り付け部は、鉛直方向において、前記ニアフル検知センサー取り付け部に対して、同位置または低い位置に配置されている、請求項1~4のいずれか一つに記載の粉体収容容器。
  6. 請求項1~5のいずれか一つに記載の粉体収容容器と、
    前記粉体収容容器のなかの粉体の有無を検知する有無センサーと、
    を有する、画像形成装置。
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